JP7348785B2 - 天井構造及び天井構造の施工方法 - Google Patents

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Description

本発明は、建物の天井部に天井面材を取り付けた天井構造、及び天井構造の施工方法に関する。
従来、建物の天井部に天井面材を取り付けた天井構造において、その天井面材の垂れ、脱落を防止する天井構造、工法等が知られている。
例えば、特許文献1には図9に示すように、吊り部材80を介して建物躯体の上部構造82に吊り下げ支持される天井下地84に、天井面を形成する天井材86を取り付けてなる吊り天井構造において、天井材86の天井面にシート状及び/又は格子状の脱落防止部材88を接着剤で一体に貼設し、脱落防止部材88を、支持部材90を介して建物躯体に繋げた構成であり、これにより地震時などに、天井材(天井パネル)の脱落等を防止するというものである。
特許文献2には、天井材の撓みを防止するため、隣接する天井材同士の接合部にわたり介在され、かつ両天井材の厚さ方向を拘束して嵌着される規制部を有する天井材の自重変形防止金物、ならびに天井材取付金具により、天井材を組み付ける天井構造の記載がある。
また、特許文献3に記載の天井構造は、天井材に貫通させる貫通爪部、該貫通爪部の一端に接続して一体形成される天井材貫通取付部材、当該部材を介して天井材と一体の天井裏側取付部材、天井材支持部材に一体に取り付けられる吊元部材、及び一端を天井裏側取付部材に、他端を吊元部材にそれぞれ接続して設けられる吊り材等を備え、これにより天井材支持部材に取り付けた天井材の脱落を防止するというものである。
特開2015-203230号公報 実開平5-89638号公報 特開2014-114594号公報
さて、前記特許文献1の吊り天井構造は、天井材の天井面にシート状、格子状の脱落防止部材を接着剤で一体に貼設する等、作業負担が大きくまた支持部材を介して繋げる等部品点数が増えるという問題がある。特許文献2及び特許文献3等の、天井材の撓み防止及び脱落防止構造は、構造が複雑で施工にも手間取るという問題がある。
本発明は前記問題点を解決するためになされたものであり、天井面材を簡易且つ効果的に支持してその垂れ等を防止し、また施工性にも優れた天井構造及び天井構造の施工方法を提供することを課題とする。
以上の技術的課題を解決するため、本発明は図1等に示すように、建物の天井部2に、天井面材4が帯状に配置される天井構造であって、前記天井部2に互いに平行に架設された複数の横材6と、前記横材6の下部に取り付けられ、前記天井面材4の縁部を支持可能な溝状保持部36が設けられた保持材8と、隣り合う前記保持材8の溝状保持部36間に架設される棒状の支持部材20と、を有し、前記天井面材4を、隣り合う前記保持材8の前記溝状保持部36間に配置し、当該天井面材4を、前記溝状保持部36間に架設した前記支持部材20により支持させた構成である。
また、本発明は図1等に示すように、建物の天井部2に、天井面材4が帯状に配置される天井構造であって、前記天井部2に互いに平行に架設された複数の横材6と、前記横材6の下部に取り付けられ、前記天井面材4の縁部を支持可能な溝状保持部36が設けられた保持材8と、隣り合う前記保持材8の溝状保持部36間に架設される棒状の支持部材20と、を有し、前記天井面材4を、断面波形状に形成した波状シート材22の上部側に、平坦な平状シート材21を固着した形状に形成し、当該天井面材4を、隣り合う前記保持材8の前記溝状保持部36間に配置し、前記支持部材20を、前記天井面材4の前記波状シート材22の波形の下部に形成された断面逆凹状の支持凹部46の下部に配置し、前記天井面材4を、前記溝状保持部36間に架設した前記支持部材20により支持させた構成である。
本発明に係る天井構造は、前記支持部材20を断面V字状に形成し、当該支持部材20を断面逆V字状の状態で前記支持凹部46に下方から押し込み、前記天井面材4を支持させた構成である。
本発明に係る天井構造は、前記支持部材20の材質として、可撓性のある材料を用いた構成である。
本発明は、建物の天井部2に、天井面材4が帯状に配置される天井構造であって、前記天井部2に互いに平行に架設された複数の横材6と、前記横材6の下部に取り付けられ、前記天井面材4の縁部を支持可能な溝状保持部36が設けられた保持材8と、隣り合う前記保持材8の溝状保持部36間に架設される棒状の支持部材20と、を有し、前記天井面材4を、断面波形状に形成した波状シート材22の上部側に、平坦な平状シート材21を固着した形状に形成し、当該天井面材4を、隣り合う前記保持材8の前記溝状保持部36間に配置し、前記支持部材20を、前記波状シート材22の波形の上部が前記平状シート材21によって閉塞された貫通孔状の支持孔部44に差し込んだ状態で配置し、前記天井面材4を、前記溝状保持部36間に架設した前記支持部材20により支持させた構成である。
本発明に係る天井構造は、前記支持部材20を断面V字状に形成し、当該支持部材20を断面凹状に形成された前記支持孔部44に差し込み、前記天井面材4を支持させた構成である。
本発明は、ロール状に巻かれた天井面材4を繰り出し、建物の天井部2に、前記天井面材4を帯状に配置する天井構造の施工方法であって、前記天井部2に互いに平行に架設された複数の横材6と、前記横材6の下部に取り付けられ、前記天井面材4の縁部を支持可能な溝状保持部36が設けられた保持材8と、隣り合う前記保持材8の溝状保持部36間に架設される棒状の支持部材20と、隣り合う前記横材6からそれぞれ垂下された吊り部材56に回転可能に支持され、前記天井面材4がロール状に巻かれたロール材52と、を有し、前記天井面材4を、断面波形状に形成した波状シート材22の上部側に、平坦な平状シート材21を固着した形状に形成し、かつ当該天井面材4の前記波状シート材22の波形の下部に断面逆凹状の支持凹部46を形成し、前記ロール材52から繰り出した前記天井面材4の左右の縁部を、それぞれ前記溝状保持部36に嵌め入れ、前記天井面材4を前記溝状保持部36に沿って奥方向に移動させ、前記天井面材4を、隣り合う前記保持材8の前記溝状保持部36間に配置する場合において、前記天井面材4を前記溝状保持部36に嵌め入れる際に、前記支持部材20を、前記天井面材4の前記支持凹部46に嵌め込んだ状態で前記溝状保持部36間に配置するか、または、前記天井面材4を前記天井部2に配置した後、前記支持部材20を前記天井面材4の前記支持凹部46に下方から押し込んで配置し、当該天井面材4を、前記溝状保持部36間に架設した前記支持部材20により支持する施工方法である。
本発明は、ロール状に巻かれた天井面材4を繰り出し、建物の天井部2に、前記天井面材4を帯状に配置する天井構造の施工方法であって、前記天井部2に互いに平行に架設された複数の横材6と、前記横材6の下部に取り付けられ、前記天井面材4の縁部を支持可能な溝状保持部36が設けられた保持材8と、隣り合う前記保持材8の溝状保持部36間に架設される棒状の支持部材20と、隣り合う前記横材6からそれぞれ垂下された吊り部材56に回転可能に支持され、前記天井面材4がロール状に巻かれたロール材52と、を有し、前記天井面材4を、断面波形状に形成した波状シート材22の上部側に、平坦な平状シート材21を固着した形状に形成し、かつ当該天井面材4の前記波状シート材22の波形の上部に前記平状シート材21によって閉塞された貫通孔状の支持孔部44を形成し、前記ロール材52から繰り出した前記天井面材4の左右の縁部を、それぞれ前記溝状保持部36に嵌め入れ、前記天井面材4を前記溝状保持部36に沿って奥方向に移動させ、前記天井面材4を、隣り合う前記保持材8の前記溝状保持部36間に配置する場合において、前記天井面材4を前記溝状保持部36に嵌め入れる際に、前記支持部材20を、前記天井面材4の前記支持孔部44に差し込んだ状態で前記溝状保持部36間に配置し、当該天井面材4を、前記溝状保持部36間に架設した前記支持部材20により支持する施工方法である。
本発明に係る天井構造によれば、天井面材を、隣り合う保持材の溝状保持部間に配置し、当該天井面材を、溝状保持部間に架設した支持部材により支持させた構成を採用したから、天井面材に対する支持部材の配置が簡易且つ効果的に行え、また天井面材と支持部材とが一体化して天井面材を安定して支持し、天井面材の垂れ及び脱落を防止し、また施工性にも優れるという効果を奏する。
本発明に係る天井構造によれば、天井面材を、断面波形状に形成した波状シート材の上部側に、平坦な平状シート材を固着した形状に形成し、当該天井面材を、隣り合う保持材の溝状保持部間に配置し、支持部材を、天井面材の波状シート材の波形の下部に形成された断面逆凹状の支持凹部の下部に配置し、天井面材を支持部材により支持させた構成を採用したから、天井面材に対する支持部材の配置が簡易且つ効果的に行え、また天井面材と支持部材とが一体化して天井面材を安定して支持し、天井面材の垂れ及び脱落を防止し、また施工性にも優れるという効果を奏する。
本発明に係る天井構造によれば、支持部材を断面V字状に形成し、支持部材を断面逆V字状の状態で支持凹部に下方から押し込み、天井面材を支持させたから、支持部材と支持凹部との断面形状を合せたことから、支持部材の天井面材への配置、及び支持が効果的に行え、施工も容易であるという効果がある。
本発明に係る天井構造によれば、支持部材の材質として、可撓性のある材料を用いたから、支持部材の架設、天井面材に対する配置が容易に行えるという効果がある。
本発明に係る天井構造によれば、天井面材を、断面波形状に形成した波状シート材の上部側に、平坦な平状シート材を固着した形状に形成し、天井面材を、隣り合う保持材の溝状保持部間に配置し、支持部材を、波状シート材の波形の上部が平状シート材によって閉塞された貫通孔状の支持孔部に差し込んだ状態で配置し、天井面材を支持部材により支持させた構成を採用したから、天井面材に対する支持部材の配置が簡易且つ効果的に行え、また天井面材と支持部材とが一体化して天井面材を安定して支持し、天井面材の垂れ及び脱落を防止し、また施工性にも優れるという効果を奏する。
本発明に係る天井構造によれば、支持部材を断面V字状に形成し、支持部材を断面凹状に形成された支持孔部に差し込み、天井面材を支持させた構成としたから、支持部材と支持孔部との断面形状を合せたことから、支持部材の天井面材への配置、及び支持が効果的に行え、施工も容易であるという効果がある。
本発明に係る天井構造の施工方法によれば、天井面材を溝状保持部に嵌め入れる際に、支持部材を、天井面材の支持凹部に嵌め込んだ状態で溝状保持部間に配置するか、または、天井面材を天井部に配置した後、支持部材を天井面材の支持凹部に下方から押し込んで配置し、支持部材により天井面材を支持する施工方法を採用したから、天井面材に対する支持部材の配置が簡易且つ効果的に行え、また天井面材と支持部材とが一体化して天井面材を安定して支持し、天井面材の垂れ及び脱落を防止し、また施工性にも優れるという効果を奏する。
本発明に係る天井構造の施工方法によれば、天井面材を溝状保持部に嵌め入れる際に、支持部材を、天井面材の支持孔部に差し込んだ状態で溝状保持部間に配置し、支持部材により天井面材を支持する施工方法を採用したから、天井面材に対する支持部材の配置が簡易且つ効果的に行え、また天井面材と支持部材とが一体化して天井面材を安定して支持し、天井面材の垂れ及び脱落を防止し、また施工性にも優れるという効果を奏する。
実施の形態に係る天井構造を示す図であり、(a)は側面から見た図、(b)は正面から見た図である。 実施の形態に係り、野縁材への保持材の取付け構造を示す図である。 実施の形態に係る支持部材を示す図である。 実施の形態に係る天井構造の側面(一部)を示す図である。 ロール材から天井面材を繰り出し、天井部に配設する施工構造を示す図である。 ロール材から天井面材を繰り出し、線材を用いて天井部に配設する施工構造を示す図である。 支持部材をビスで固定した天井構造の側面(一部)を示す図である。 実施の形態に係る天井構造の平面を示す図である。 従来例に係る吊り天井構造を示す図である。
以下、本発明に係る実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1(a)(b)は、実施の形態に係り、建物の天井部2における天井構造を示すものである。
この天井構造では、主に天井部2に配置される天井面材4、横材6としての野縁材6、及び天井面材4を保持する保持材8等を有している。また、天井下地として例えば吊ボルト10、ハンガー12、野縁受材14、及びクリップ16等を用い、これら下地材に野縁材6が支持されている。ここでは、野縁材6として幅の広い野縁材6(W)及び幅の狭い野縁材6(S)を用いている。また、天井面材4の上部には断熱、防音用のグラスウール18が配置されている。
さらに、天井部2には、棒状の支持部材20が配置され、天井面材4を支持している。この支持部材20は、前記保持材8により左右の端部が保持され、また天井面材4を支える状態で配置されている。支持部材20により、天井面材4の中央部等の垂れ(撓み)を防止し、また天井面材4の落下等を防止する。
天井面材4は、シート材として紙(不燃紙)を断面波形状(凸部と凹部の繰り返し形状)に形成し、この一方の面を平坦なシート状の紙(不燃紙)で被ったものを用いる。
このように、天井面材4は、上部に配置される平坦なシート状の平状シート材21と、この下部に配置される断面波形状(逆V字状の山部とU字状の谷部が交互に連続する形状)の波状シート材22からなる。そして、波状シート材22の上部(山部の頂部)と、この部位に配置した平状シート材21とを、接着材等で固着した形態である。この天井面材4は、通常表面が波形状の面を下側にして天井部2に配設される。
図2に示すように、野縁材6は、平坦な底板部24、及びこれから上方に屈曲形成された左右の側板部26,26からなる断面コの字形状で、上部が開口した形状の長尺材である。また、野縁材6の各側板部26,26の上部には、それぞれ内側に向けて逆U字状に屈曲形成された係合部28,28が形成されている。野縁材6は、軽量鋼板を屈曲成型したものである。
保持材8は、頂部30、左右の側部31,31及び左右のフランジ部32,32からなる断面ハット状である。保持材8は、断面が一定形状の長尺材である。保持材8は、止着具34としてネジ等を用いて野縁材6の下部に取り付けられる。
保持材8は、野縁材6の下部に取り付けて使用され、天井面材4及び支持部材20を天井部2に保持し架設するために用いられる。保持材8としては、鋼、アルミニウム等の金属材、或いは塩化ビニル等の合成樹脂材が用いられる。
保持材8は、止着具34を用い、その頂部30を野縁材6の底板部24に取り付けて使用される。この野縁材6と保持材8により、断面ハット状の保持材8のフランジ部32と野縁材6の底板部24との間に、溝状の空間部としての溝状保持部36が形成される。
保持材8は、溝状保持部36により天井面材4の縁部5を挟んで保持し、フランジ部32で天井面材4を支持する。保持材8は、他に、係着可能な上部材と下部材からなる形態等であってもよく、要は溝状保持部36が確保できる形状であれば利用可能である。
図3は、棒状の支持部材20を示したものである。ここでは支持部材20として、断面V字状(又は逆V字状)のL形アングル材(断面直角)を用いている。支持部材20を断面V字状(逆V字状)としたのは、支持部材20を配置する天井面材4の部位の断面形状に合せたものである。
ここでは、支持部材20として塩化ビニル等の合成樹脂材を用いている。このため、支持部材20は可撓性を有しており、作業者が相応の力を加えることにより湾曲可能である。
支持部材20として他の形状のもの、例えば断面丸形、断面矩形状或いは断面T,H形等のものでも採用可能である。支持部材20の材料は、他にアルミニウム等の軽量金属のものでもよい。支持部材20を天井面材4に配置する際、この配置のタイミング或いは配置構造により、支持部材20に可撓性が必要な場合、或いは不必要な場合がある。
支持部材20に可撓性を持たせるのは、支持部材20を天井面材4に配置する場合に、作業の効率化を図るためである。また、支持部材20に可撓性を要しない場合、支持部材20の材料は前記材料(合成樹脂、軽金属)に加えて、鋼材等の金属材を用いることも可能であり、また撓まない太さの材料を用いることができる。
ここで、天井面材4を支持する支持部材20の支持形態等について説明する。
図4は、天井面材4に対する支持部材20の配置形態を示したものである。支持部材20は、隣り合う保持材8間に、保持材8とは直交する向きに配置し架設する。支持部材20は、その各端部を保持材8の溝状保持部36に嵌めて保持させ、併せて天井面材4を支持する状態で配置する。
天井面材4は、紙等の比較的軽量の材料を用いた可撓性のある面材である。このため、天井面材4の各縁部を左右の保持材8で保持させた場合、その中央部等は両保持材8の間隔等に応じて垂れ下がる。また、地震等による揺れの際、天井面材4の左右の端部が、これらを保持する保持材8から外れて天井面材4が脱落することも予想される。支持部材20を取り付けることにより、天井面材4を支持して天井面材4の垂れを防止し、併せて天井面材4の脱落を防止する。
天井面材4の左右の端部は、それぞれ隣り合う左右の各保持材8の溝状保持部36に保持されており、支持部材20についても、その両端部はそれぞれ溝状保持部36に嵌め込み保持させる。このため、支持部材20の長さは天井面材4の横幅の長さと等しいか、略同等とする。
なお、天井面材4の板厚(略山谷間)としては、例えば10mm~15mm等である。また、天井面材4は、例えば横幅910mmの帯状の長尺材である。
支持部材20の配置間隔は、例えば天井面材4の幅が800~1000mmの場合、200~2000mm、400~800mm等とし、この間隔は天井面材4の垂れ(撓み)程度等を考慮して設定する。
天井面材4は、波状シート材22とその上部の平状シート材21からなるため、波状シート材22の波形の上部が平状シート材21によって閉塞されている。このため、天井面材4には、波状シート材22と上部の平状シート材21により、貫通孔状の空間部である支持孔部44が形成され、また波状シート材22の波形の下部には断面逆凹状の空間部である支持凹部46が形成されている。
これら支持孔部44及び支持凹部46の各空間部は、それぞれ長尺帯状の天井面材4の幅方向に形成されている。
このように、天井面材4の支持孔部44は、断面U字状(又はV字状)等の断面凹状で上部が閉塞され、周囲が囲まれた貫通孔状に形成されており、また天井面材4の支持凹部46は、断面逆V字状等の断面逆凹状であり下部は解放された形状である。
天井面材4を支持部材20で支持する場合、天井面材4の支持孔部44に、これと合った(近い形状)断面形状の支持部材20を差し込む形態とすることで、両者は比較的密着し、支持部材20により安定的且つ効果的に天井面材4を支持することができる。このとき、支持部材20の断面形状は、支持孔部44の断面形状より少し小さいものを使用する。
また、断面逆V字状(断面V字状のものを逆さに使用)の支持部材20を、断面逆凹状の支持凹部46の空間部に下から押し込む方法があり、この場合も、両者の断面形状を合せた(近い形状)ことから両者は比較的密着し、支持部材20により安定的且つ効果的に天井面材4を支持することができる。
このとき、支持部材20の断面形状は、支持凹部46と同等か、少し小さくしたものを使用する。また、支持孔部44及び支持凹部46は、何れも軟質の材料により形成されていることから、それらの形状は弾性変形可能であり、支持部材20の配置等も容易に行える。
次に、支持部材20を、天井面材4の該当箇所に配置する方法について説明する。
支持部材20の配置では、天井面材4を天井部2に配設する際に配置する方法がある。天井面材4は、通常ロール状に巻き付けた状態(後述するロール材52)で保存され、これから繰り出して天井部2に配置される。天井面材4は、天井部2の野縁材6、保持材8間に配置され、これら野縁材6等に沿う状態で長尺の帯状に配設する。
この場合、天井面材4をロール材52から繰り出し、これを左右の保持材8の溝状保持部36に保持させる際、これと同時に、支持部材20を逆V字状の状態で天井面材4の支持凹部46に嵌めこれを配置する。このように、天井面材4を保持材8の溝状保持部36へ配設するのと同時に、支持部材20の各端部をそれぞれ溝状保持部36に嵌め、天井面材4の下部側に配置する。
また、天井部2に天井面材4を配設した後、天井面材4の垂れの程度等により、必要な箇所に支持部材20を配置する方法等がある。
この場合、例えば支持部材20の中間部を下方に湾曲させ、この状態で支持部材20の各端部をそれぞれ左右の保持材8の溝状保持部36に軽く嵌め入れる。そして、支持部材20の弾性力により真っ直ぐな状態に戻すと、支持部材20の各端部が溝状保持部36の奥深くまで嵌まり、保持材8間に架設固定される。
この際、支持部材20を逆V字状の状態で、天井面材4の支持凹部46の下部に沿って配置する。また、断面逆凹状(逆V字状等)の支持凹部46に対して、支持部材20が形状的に合致することから、支持部材20は支持凹部46に密着した状態で良好に配置される。このように、天井面材4の支持凹部46の下部に、支持部材20を下から押し込む状態で配置する。これにより、支持部材20が天井面材4の下部を支え保持する形態となり、天井面材4の垂れ等を防止する。
他の方法として、例えば、支持部材20を保持材8に対して直角方向に配置するところ、支持部材20を前記直角方向から少し傾斜させ、支持部材20が直角となる位置まで移動させて配置することもできる。この場合、支持部材20の一方の端部を溝状保持部36に配置し、これを軸に支持部材20を回動させ、さらに支持部材20の他方の端部を溝状保持部36に係合させ、支持部材20が保持材8に対して直角となる位置で、同端部を溝状保持部36に固定する。この場合、天井面材4は軟質であるため両者の間を広げることも可能であり、支持部材20の前記移動が可能となる。このとき、支持部材20は可撓性を有する必要はない。
さらに、予め天井面材4の支持孔部44に、支持部材20を所定間隔(一定間隔等)で差し込んでおき、この状態の天井面材4をロール材52として巻いておくことが可能である。この場合、ロール材52から天井面材4を繰り出しながら天井部2に敷設するのみで、自動的に支持部材20が配置される。
また、予め天井面材4の支持凹部46に、支持部材20を、所定間隔(一定間隔等)をおいて接着等により取り付けておき、この状態の天井面材4をロール材52として巻いておくことも可能である。この場合も、ロール材52から天井面材4を繰り出しながら天井部2に敷設するのみで、自動的に支持部材20が配置される。
いずれにしても、天井面材4を、隣り合う保持材8の溝状保持部36間に配置し、当該天井面材4をこれと同様に溝状保持部36間に架設した支持部材20により支持させることから、天井面材4と支持部材20とが一体化し、支持部材20による天井面材4の支持が強固となり、また支持部材20による天井面材4の支持が安定して行われる。
支持部材20の配置形態としては、各支持孔部44に所定間隔(或いは一定間隔)をおいて配置する方法、各支持凹部46に所定間隔(或いは一定間隔)を置いて配置する方法、さらには支持部材20を、支持孔部44と支持凹部46との両方に混在させ、例えば交互に配置する方法等がある。
支持部材20の配置に関して、支持孔部44に支持部材20を差し込む形態では、この支持部材20が外部から目視できないため、天井面材4を敷設した天井部2の美観が損なわれることがない。
なお、天井面材4は軟質の紙材等を用いていることから、前記支持孔部44或いは支持凹部46の形状は比較的自在に変えられる。このため、支持部材20の形状についても、特に特定されず、断面円形状、断面四角状、断面H状等、種々の形状のもの、或いは大小の太さのものの採用が可能である。要は、支持部材20が支持孔部44に差し込み可能であり、また支持凹部46に嵌め込むことが出来れば、その支持機能は発揮される。
また、可撓性を有する支持部材20の場合、天井面材4の垂れさがりを補強する必要上、天井面材4よりも硬い(垂れが小さい)材料を使用する。
ここで、図1、図5等に基づき、天井構造、施工構造及び天井構造の施工方法について説明する。建物の天井部2の天井下地は、吊ボルト10、ハンガー12、野縁受材14、及びクリップ16等を用い、これら下地材に野縁材6等を支持させる。ハンガー12は、U字状の屈曲部位に野縁受材14を保持する。野縁受材14は、鋼板からなり上片部と側片部及び下片部を有する断面コの字状の長尺材である。クリップ16は鋼材からなり、上部には掛止片、下部には係合片を有する。
そして、所定間隔をおいて配置された野縁受材14の下部に、各野縁受材14と交差(直交)する方向に一定間隔をおいて野縁材6を配置する。
野縁材6は、各係合部28,28にクリップ16の係合片を係合させ、クリップ16の掛止片を野縁受材14の上片部の位置で折り曲げて掛止固定し、野縁受材14の下部に野縁材6を取り付ける。野縁材6同士は互いに平行に配置し、隣り合う野縁材6同士の間隔は略天井面材4の横幅と同程度とする。
ここで、建物の天井部2への天井面材4の配設について説明する。野縁材6は、天井部2の一辺側の壁際部50から、向いの他辺側の壁際部に向けて配置し、全体に渡って各野縁材6を平行に並設する。なお、ここで天井部2の前記一辺側の壁際部50に対して、その前方(前部)とは前記他辺側の壁際部の方向を指すものとする。
そして、野縁材6の下部に、当該野縁材6の長尺方向に沿って保持材8を取り付ける。保持材8は、野縁材6の底板部24に沿う状態で取り付ける。この場合、保持材8はその頂部30を、止着具34を用いて底板部24に螺設する。野縁材6の底板部24に取り付けた保持材8により、当該底板部24と保持材8のフランジ部32間に、長手方向に延びる溝状保持部36が形成される。この溝状保持部36は、側部が開口した断面コの字状であり、ここに嵌め込まれた天井面材4の縁部5、及び支持部材20の端部の支持が可能である。
さらに、壁際部50の近くには、隣り合う野縁材6を利用してロール材52及び補助ローラ54を取り付ける。ロール材52は、巻取具62に天井面材4をロール状に巻きつけたものである。天井面材4は、紙等の軟質の材料を用いていることから可撓性を有し、これをロール状に巻きつけて保存し、また利用することができる。天井面材4を天井部2に配置、敷設する場合、通常表面が波形状の面を下側にして配置する。
ロール材52は、吊り部材56を用いて配置する。この吊り部材56は、取付け具58、吊り棒60、及び軸部材62等からなる。取付け具58は、その係合片部を野縁材6に係止させる。吊り棒60は棒材であり、また軸部材62は断面円形のパイプ材等であり、吊り棒60の下部に取り付けられる。
ロール材52は、野縁材6の少し下方に配置する。ロール材52は、吊り部材56を用いて野縁材6に吊り下げて利用し、繰り出した天井面材4を他辺側の壁際部に向けて配設する。通常、隣り合う野縁材6,6間(保持材8同士の間隔)は、天井面材4の幅と略同程度としており、天井面材4はそのまま保持材8,8間に配置可能である。ロール材52は、他辺の壁際部に向けた天井面材4の配設が終了した後は、これを取り外し、ここに残りの天井面材4を配設する。
補助ローラ54は、回転材64の周囲に、シート材を波形状に形成した波板66が巻かれた歯車状に形成され、回転材64は軸材に対して回転自在である。補助ローラ54は、配置部材68を用いて隣り合う野縁材6間の下部に取り付けられ、ロール材52の配置場所の少し前方に配置する。
ロール材52は、壁際部50近傍で、天井面材4の繰り出しに適した位置に配置する。そして、吊り棒60の下部を挿通させた軸部材62の下部と、吊り棒56の下端部との間にコイルバネ70を介在させる。このコイルバネ70により、天井面材4の繰り出しに伴なってコイルバネ70が伸長し、ロール材52が上昇して、天井面材4の繰り出し位置が一定するため、同繰り出しが容易に行える。
そして、ロール材52の中心の筒部72を、軸部材62に嵌め軸部材62でロール材52を保持できる状態にし、ロール材52を回転自在に取り付ける。また、保持材8の溝状保持部36の下部に、天井面材4を溝状保持部36に案内するガイド片74を取り付ける。
次に、天井面材4の施工方法について説明する。なお、天井面材4の天井部2への施工に関し、天井面材4の繰り出し及び搬送配設等は主に作業員により行われる。
支持部材20を天井面材4の支持孔部44に取り付ける場合、支持部材20を支持孔部44に差し込む必要があるため、天井面材4を天井部2に配設する前に取り付ける。
このため、天井面材4をロール材52から繰り出した後、この天井面材4を保持材8の溝状保持部36に保持させる迄の間、作業に適したタイミングで支持部材20を天井面材4の支持孔部44に差し込み、これを取り付ける。
天井面材4は、ロール材52から繰り出し、前方に配置した補助ローラ54の上部を通過させる。この際、ガイド片74により、天井面材4が自然に溝状保持部36にガイド案内される。また、補助ローラ54の先(前部)には、野縁材6の下部に配置された保持材8により、天井面材4はそのまま保持材8同士間に配置可能であり、溝状保持部36に嵌め入れることができる。
ここで、天井面材4をロール材52から繰り出し、これを保持材8の溝状保持部36に配置するまでの間は、天井面材4の幅方向の端部は解放されている。したがって、この間であれば、自在に支持部材20を天井面材4の支持孔部44或いは支持凹部46に取り付け、配置することができる。
例えば、ロール材52から繰り出した天井面材4が補助ローラ54を通過する前に、支持部材20を天井面材4の支持孔部44に差し込んで取り付ける。この後、天井面材4を搬送し、天井面材4の左右の縁部5を、それぞれ野縁材6と保持材8間の溝状保持部36に嵌め込み、先へ移動させる。
また、天井面材4が補助ローラ54を通過した後、天井面材4の支持凹部46に支持部材20を下から押し込み、そのまま保持材8の溝状保持部36に嵌め込むこともできる。
前記支持部材20は、その両端部がそれぞれ左右の保持材8の溝状保持部36間に架設された状態で、天井面材4と共に先に搬送される。そして、天井面材4をロール材52から繰り出し(巻き戻し)ながら、保持材8の長尺方向(前方)に向けて押し込み、天井面部4を溝状保持部36に沿って奥方向に搬送する。そして、天井面材4を天井部2の他の壁際部にかけて配設する。
これにより、天井面材4は、両縁部5がそれぞれ保持材8の溝状保持部36に嵌められて支持され、併せて天井面材4の所定間隔毎に配置された支持部材20により天井面材4が支持される。
天井面材4を野縁材6に沿って搬送する場合、図6に示すように、糸或いは紐等の線材を用いるのも有効な手段である。この場合、例えば天井面材4の先端部75に引っ掛け孔部(ここでは2箇所)を設け、これら孔部間を繋いだ線材の中間部から線材76を延設し、この線材76の他端部を搬送先の壁際部まで延ばした状態に配置する。
そして、搬送先から前記線材76を引くことで、天井面材4(先端部75)を簡単に搬送することができる。
前記線材76を引く場合、同図に示すように、例えば天井面材4の搬送先の野縁受材14等に滑車78を取り付け、この滑車78により線材76の向きを下方に変え、これを床面等から引いて天井面材4を搬送するのも有効である。
天井面材4に支持部材20等を取り付けた場合であっても、前記線材により天井面材4を引くことで、天井面材4の搬送が容易に行える。
また、搬送冶具等を用いて、天井面材4の搬送を補助することもできる。この搬送冶具は、平坦な矩形状の板材の上面部に波状シート材を固着した形状であり、板材の下部には操作ハンドルが取り付けられている。天井面材4を野縁材6に沿って搬送する際等には、天井面材4の下方から搬送冶具を押し当て、天井面材4の波形状に搬送冶具の波状シート材を噛み合わせ、搬送冶具を搬送方向に移動操作し、天井面材4を引いて搬送する。これにより、簡易に天井面材4を搬送できる。
また、地震等の揺れ及び天井面材4に加わる不測の重量等により、支持部材20が撓み或いは、ずれる等して保持材8から外れ落下することが予測される。この場合、天井面材4についても保持材8等から外れ落下するおそれがある。このため、支持部材20の端部(両端部又は一端部)を野縁材6に固定する手段を設け、落下等を防止することが有効である。
図7は、ビス79(例えばドリルビス等)などの止着具を用い、支持部材20の端部を野縁材6に固定した状態を示したものである。支持部材20の端部は、野縁材6の下部に配置されている。このため、支持部材20(逆V字状に配置)の下部から野縁材6の底板部24にかけてビス79を螺設し、支持部材20を野縁材6に固定する。他の形態の支持部材20(V字状に配置)についても、同様に、その下部から野縁材6の底板部24にかけてビス79を螺設する。なお、これら支持部材20の端部の該当箇所に、予めビス79用の孔部を設けておいてもよい。
前記固定手段により、支持部材20の外れ及び落下が防止でき、併せて天井面材4の落下が防止できる。
図8は、天井構造として、天井面材4及び支持部材20等を天井部2に配設、配置した状態の平面図を示したものである。この天井構造は、野縁受材14、野縁材6及び保持材8等を有している。また、天井下地として吊ボルト10、ハンガー12、野縁受材14等が用いられ、野縁材6は野縁受材14に支持され、野縁材6の下部には保持材8が取り付けられている。天井面材4及び支持部材20は、左右の野縁材6(保持材8)同士の間(溝状保持部36間)に配設、架設されている。
ここでは、野縁材6として幅の広い野縁材6(W)及び幅の狭い野縁材6(S)を用いている。野縁材6(W)(S)を支持する野縁受材14は、一定間隔(ここでは1820mm)を隔てて互いに平行に配置されている。
野縁受材14の下部には、これと交差(直交)する方向に野縁材6(W)(S)が配置されている。野縁材6(W)同士の間には、野縁材6(S)が2本配置されており、各野縁材6(W)(S)同士の間隔は一定幅に保たれている。
天井面材4及び支持部材20は、隣接する幅の広い野縁材6(W)同士間に配設、配置されている。支持部材20は、天井面材4の支持孔部44又は支持凹部46に取り付けられている。各支持部材20同士の間隔は、ここでは一定(例えば1820mm)である。
従って、前記実施の形態に係る天井構造及びその施工方法によれば、天井面材を保持材の溝状保持部間に配置し、これと同様に溝状保持部間に架設した支持部材により天井面材を支持させたことから、支持部材が天井面材と一体化し、支持部材による天井面材の支持が強固且つ効果的に行え、また支持部材による天井面材の支持が安定して行われ、天井面材の垂れ及び脱落を防止し、併せて施工性にも優れ、また天井面材及び支持部材等の配置構造が簡易なことから経済性にも優れる。
2 天井部
4 天井面材
6 横材(野縁材)
8 保持材
20 支持部材
21 平状シート材
22 波状シート材
36 溝状保持部
44 支持孔部
46 支持凹部
52 ロール材
56 吊り部材

Claims (3)

  1. 建物の天井部に、天井面材が帯状に配置される天井構造であって、
    前記天井部に互いに平行に架設された複数の横材と、
    前記横材の下部に取り付けられ、前記天井面材の縁部を支持可能な溝状保持部が設けられた保持材と、
    隣り合う前記保持材の溝状保持部間に架設される棒状の支持部材と、を有し、
    前記天井面材を、断面波形状に形成した波状シート材の上部側に、平坦な平状シート材を固着した形状に形成し、当該天井面材を、隣り合う前記保持材の前記溝状保持部間に配置し、
    前記支持部材を断面V字状に形成し、当該支持部材を断面逆V字状の状態で、前記天井面材の前記波状シート材の波形の下部に形成された断面逆凹状の支持凹部に下方から押し込み、
    前記支持部材を、前記天井面材の前記支持凹部の下部に配置し、前記天井面材を、前記溝状保持部間に架設した前記支持部材により支持させたことを特徴とする天井構造。
  2. 前記支持部材の材質として、可撓性のある材料を用いたことを特徴とする請求項に記載の天井構造。
  3. ロール状に巻かれた天井面材を繰り出し、建物の天井部に、前記天井面材を帯状に配置する天井構造の施工方法であって、
    前記天井部に互いに平行に架設された複数の横材と、
    前記横材の下部に取り付けられ、前記天井面材の縁部を支持可能な溝状保持部が設けられた保持材と、
    隣り合う前記保持材の溝状保持部間に架設される棒状の支持部材と、
    隣り合う前記横材からそれぞれ垂下された吊り部材に回転可能に支持され、前記天井面材がロール状に巻かれたロール材と、を有し、
    前記天井面材を、断面波形状に形成した波状シート材の上部側に、平坦な平状シート材を固着した形状に形成し、かつ当該天井面材の前記波状シート材の波形の下部に断面逆凹状の支持凹部を形成し、
    前記ロール材から繰り出した前記天井面材の左右の縁部を、それぞれ前記溝状保持部に嵌め入れ、前記天井面材を前記溝状保持部に沿って奥方向に移動させ、前記天井面材を、隣り合う前記保持材の前記溝状保持部間に配置する場合において、
    前記天井面材を前記溝状保持部に嵌め入れ、前記天井面材を前記天井部に配置した後、断面V字状に形成した前記支持部材を断面逆V字状の状態で前記天井面材の前記支持凹部に下方から押し込んで配置し、当該天井面材を、前記溝状保持部間に架設した前記支持部材により支持することを特徴とする天井構造の施工方法。


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