JP7348785B2 - 天井構造及び天井構造の施工方法 - Google Patents
天井構造及び天井構造の施工方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7348785B2 JP7348785B2 JP2019168773A JP2019168773A JP7348785B2 JP 7348785 B2 JP7348785 B2 JP 7348785B2 JP 2019168773 A JP2019168773 A JP 2019168773A JP 2019168773 A JP2019168773 A JP 2019168773A JP 7348785 B2 JP7348785 B2 JP 7348785B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ceiling
- ceiling surface
- surface material
- support member
- groove
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Building Environments (AREA)
Description
図1(a)(b)は、実施の形態に係り、建物の天井部2における天井構造を示すものである。
このように、天井面材4は、上部に配置される平坦なシート状の平状シート材21と、この下部に配置される断面波形状(逆V字状の山部とU字状の谷部が交互に連続する形状)の波状シート材22からなる。そして、波状シート材22の上部(山部の頂部)と、この部位に配置した平状シート材21とを、接着材等で固着した形態である。この天井面材4は、通常表面が波形状の面を下側にして天井部2に配設される。
保持材8は、野縁材6の下部に取り付けて使用され、天井面材4及び支持部材20を天井部2に保持し架設するために用いられる。保持材8としては、鋼、アルミニウム等の金属材、或いは塩化ビニル等の合成樹脂材が用いられる。
保持材8は、溝状保持部36により天井面材4の縁部5を挟んで保持し、フランジ部32で天井面材4を支持する。保持材8は、他に、係着可能な上部材と下部材からなる形態等であってもよく、要は溝状保持部36が確保できる形状であれば利用可能である。
ここでは、支持部材20として塩化ビニル等の合成樹脂材を用いている。このため、支持部材20は可撓性を有しており、作業者が相応の力を加えることにより湾曲可能である。
図4は、天井面材4に対する支持部材20の配置形態を示したものである。支持部材20は、隣り合う保持材8間に、保持材8とは直交する向きに配置し架設する。支持部材20は、その各端部を保持材8の溝状保持部36に嵌めて保持させ、併せて天井面材4を支持する状態で配置する。
なお、天井面材4の板厚(略山谷間)としては、例えば10mm~15mm等である。また、天井面材4は、例えば横幅910mmの帯状の長尺材である。
支持部材20の配置間隔は、例えば天井面材4の幅が800~1000mmの場合、200~2000mm、400~800mm等とし、この間隔は天井面材4の垂れ(撓み)程度等を考慮して設定する。
このように、天井面材4の支持孔部44は、断面U字状(又はV字状)等の断面凹状で上部が閉塞され、周囲が囲まれた貫通孔状に形成されており、また天井面材4の支持凹部46は、断面逆V字状等の断面逆凹状であり下部は解放された形状である。
このとき、支持部材20の断面形状は、支持凹部46と同等か、少し小さくしたものを使用する。また、支持孔部44及び支持凹部46は、何れも軟質の材料により形成されていることから、それらの形状は弾性変形可能であり、支持部材20の配置等も容易に行える。
支持部材20の配置では、天井面材4を天井部2に配設する際に配置する方法がある。天井面材4は、通常ロール状に巻き付けた状態(後述するロール材52)で保存され、これから繰り出して天井部2に配置される。天井面材4は、天井部2の野縁材6、保持材8間に配置され、これら野縁材6等に沿う状態で長尺の帯状に配設する。
この場合、例えば支持部材20の中間部を下方に湾曲させ、この状態で支持部材20の各端部をそれぞれ左右の保持材8の溝状保持部36に軽く嵌め入れる。そして、支持部材20の弾性力により真っ直ぐな状態に戻すと、支持部材20の各端部が溝状保持部36の奥深くまで嵌まり、保持材8間に架設固定される。
また、予め天井面材4の支持凹部46に、支持部材20を、所定間隔(一定間隔等)をおいて接着等により取り付けておき、この状態の天井面材4をロール材52として巻いておくことも可能である。この場合も、ロール材52から天井面材4を繰り出しながら天井部2に敷設するのみで、自動的に支持部材20が配置される。
支持部材20の配置に関して、支持孔部44に支持部材20を差し込む形態では、この支持部材20が外部から目視できないため、天井面材4を敷設した天井部2の美観が損なわれることがない。
また、可撓性を有する支持部材20の場合、天井面材4の垂れさがりを補強する必要上、天井面材4よりも硬い(垂れが小さい)材料を使用する。
野縁材6は、各係合部28,28にクリップ16の係合片を係合させ、クリップ16の掛止片を野縁受材14の上片部の位置で折り曲げて掛止固定し、野縁受材14の下部に野縁材6を取り付ける。野縁材6同士は互いに平行に配置し、隣り合う野縁材6同士の間隔は略天井面材4の横幅と同程度とする。
支持部材20を天井面材4の支持孔部44に取り付ける場合、支持部材20を支持孔部44に差し込む必要があるため、天井面材4を天井部2に配設する前に取り付ける。
このため、天井面材4をロール材52から繰り出した後、この天井面材4を保持材8の溝状保持部36に保持させる迄の間、作業に適したタイミングで支持部材20を天井面材4の支持孔部44に差し込み、これを取り付ける。
また、天井面材4が補助ローラ54を通過した後、天井面材4の支持凹部46に支持部材20を下から押し込み、そのまま保持材8の溝状保持部36に嵌め込むこともできる。
これにより、天井面材4は、両縁部5がそれぞれ保持材8の溝状保持部36に嵌められて支持され、併せて天井面材4の所定間隔毎に配置された支持部材20により天井面材4が支持される。
そして、搬送先から前記線材76を引くことで、天井面材4(先端部75)を簡単に搬送することができる。
天井面材4に支持部材20等を取り付けた場合であっても、前記線材により天井面材4を引くことで、天井面材4の搬送が容易に行える。
図7は、ビス79(例えばドリルビス等)などの止着具を用い、支持部材20の端部を野縁材6に固定した状態を示したものである。支持部材20の端部は、野縁材6の下部に配置されている。このため、支持部材20(逆V字状に配置)の下部から野縁材6の底板部24にかけてビス79を螺設し、支持部材20を野縁材6に固定する。他の形態の支持部材20(V字状に配置)についても、同様に、その下部から野縁材6の底板部24にかけてビス79を螺設する。なお、これら支持部材20の端部の該当箇所に、予めビス79用の孔部を設けておいてもよい。
前記固定手段により、支持部材20の外れ及び落下が防止でき、併せて天井面材4の落下が防止できる。
野縁受材14の下部には、これと交差(直交)する方向に野縁材6(W)(S)が配置されている。野縁材6(W)同士の間には、野縁材6(S)が2本配置されており、各野縁材6(W)(S)同士の間隔は一定幅に保たれている。
4 天井面材
6 横材(野縁材)
8 保持材
20 支持部材
21 平状シート材
22 波状シート材
36 溝状保持部
44 支持孔部
46 支持凹部
52 ロール材
56 吊り部材
Claims (3)
- 建物の天井部に、天井面材が帯状に配置される天井構造であって、
前記天井部に互いに平行に架設された複数の横材と、
前記横材の下部に取り付けられ、前記天井面材の縁部を支持可能な溝状保持部が設けられた保持材と、
隣り合う前記保持材の溝状保持部間に架設される棒状の支持部材と、を有し、
前記天井面材を、断面波形状に形成した波状シート材の上部側に、平坦な平状シート材を固着した形状に形成し、当該天井面材を、隣り合う前記保持材の前記溝状保持部間に配置し、
前記支持部材を断面V字状に形成し、当該支持部材を断面逆V字状の状態で、前記天井面材の前記波状シート材の波形の下部に形成された断面逆凹状の支持凹部に下方から押し込み、
前記支持部材を、前記天井面材の前記支持凹部の下部に配置し、前記天井面材を、前記溝状保持部間に架設した前記支持部材により支持させたことを特徴とする天井構造。 - 前記支持部材の材質として、可撓性のある材料を用いたことを特徴とする請求項1に記載の天井構造。
- ロール状に巻かれた天井面材を繰り出し、建物の天井部に、前記天井面材を帯状に配置する天井構造の施工方法であって、
前記天井部に互いに平行に架設された複数の横材と、
前記横材の下部に取り付けられ、前記天井面材の縁部を支持可能な溝状保持部が設けられた保持材と、
隣り合う前記保持材の溝状保持部間に架設される棒状の支持部材と、
隣り合う前記横材からそれぞれ垂下された吊り部材に回転可能に支持され、前記天井面材がロール状に巻かれたロール材と、を有し、
前記天井面材を、断面波形状に形成した波状シート材の上部側に、平坦な平状シート材を固着した形状に形成し、かつ当該天井面材の前記波状シート材の波形の下部に断面逆凹状の支持凹部を形成し、
前記ロール材から繰り出した前記天井面材の左右の縁部を、それぞれ前記溝状保持部に嵌め入れ、前記天井面材を前記溝状保持部に沿って奥方向に移動させ、前記天井面材を、隣り合う前記保持材の前記溝状保持部間に配置する場合において、
前記天井面材を前記溝状保持部に嵌め入れ、前記天井面材を前記天井部に配置した後、断面V字状に形成した前記支持部材を断面逆V字状の状態で前記天井面材の前記支持凹部に下方から押し込んで配置し、当該天井面材を、前記溝状保持部間に架設した前記支持部材により支持することを特徴とする天井構造の施工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019168773A JP7348785B2 (ja) | 2019-09-17 | 2019-09-17 | 天井構造及び天井構造の施工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019168773A JP7348785B2 (ja) | 2019-09-17 | 2019-09-17 | 天井構造及び天井構造の施工方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021046690A JP2021046690A (ja) | 2021-03-25 |
JP7348785B2 true JP7348785B2 (ja) | 2023-09-21 |
Family
ID=74877931
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019168773A Active JP7348785B2 (ja) | 2019-09-17 | 2019-09-17 | 天井構造及び天井構造の施工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7348785B2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20010005964A1 (en) | 1995-11-22 | 2001-07-05 | Colson Wendell B. | Cladding system and panel for use in such system |
JP2016069897A (ja) | 2014-09-30 | 2016-05-09 | 大和ハウス工業株式会社 | シート取付け構造および方法、並びに仮固定具 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07180265A (ja) * | 1993-12-24 | 1995-07-18 | Misawa Homes Co Ltd | 天井構造とその施工方法 |
-
2019
- 2019-09-17 JP JP2019168773A patent/JP7348785B2/ja active Active
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20010005964A1 (en) | 1995-11-22 | 2001-07-05 | Colson Wendell B. | Cladding system and panel for use in such system |
JP2016069897A (ja) | 2014-09-30 | 2016-05-09 | 大和ハウス工業株式会社 | シート取付け構造および方法、並びに仮固定具 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2021046690A (ja) | 2021-03-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA2507828C (en) | Accessible ceiling grid system | |
US10309107B2 (en) | Cold rolled channel without clip | |
US8336843B2 (en) | Secure locking attachment device useful with suspended ceiling systems | |
US7954293B2 (en) | Panels and systems of such panels for instance for suspended ceilings | |
US20020062617A1 (en) | Building member connector allowing bi-directional relative movement | |
US20060005495A1 (en) | Concealed accessible suspended ceiling system | |
US3903670A (en) | Apparatus and method for hanging siding members on supporting surfaces | |
US20130205702A1 (en) | Ceiling Tile Suspension System | |
EP0205442A1 (en) | Supporting assemblies | |
JP7348785B2 (ja) | 天井構造及び天井構造の施工方法 | |
US5249405A (en) | Drywall support | |
US20080000181A1 (en) | Support Structures for Insulation and Other Materials | |
EP0869231B1 (en) | An anchoring system for panels, particularly panels for ventilated-wall façades | |
KR200459341Y1 (ko) | 천장의 경량틀 조립체 | |
US20180319620A1 (en) | String Dispensing Assembly For Use In Connection With Ceiling Installation | |
JP3180376U (ja) | 野縁と野縁受交差部の緊結吊り金物 | |
JP7246226B2 (ja) | 天井面材の施工構造及び施工方法 | |
WO2011020166A1 (en) | Panel mounting system | |
CN210658906U (zh) | 一种吊件 | |
US20200378115A1 (en) | Multi-directional beam for a drywall ceiling soffit related application | |
RU2771308C2 (ru) | Подвесная система | |
JP7329315B2 (ja) | 天井材の施工方法 | |
US1955247A (en) | Means for mounting lathing material | |
JP3025461U (ja) | ラス取付用のクリップ | |
EP3635191B1 (en) | A construction system for wall cladding |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20191101 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220824 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20230518 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230630 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230821 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230901 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230908 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7348785 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |