JP7346144B2 - パワートレーンユニット及びマウント位置の設計方法 - Google Patents

パワートレーンユニット及びマウント位置の設計方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7346144B2
JP7346144B2 JP2019142461A JP2019142461A JP7346144B2 JP 7346144 B2 JP7346144 B2 JP 7346144B2 JP 2019142461 A JP2019142461 A JP 2019142461A JP 2019142461 A JP2019142461 A JP 2019142461A JP 7346144 B2 JP7346144 B2 JP 7346144B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
center
motor
mount
gear box
gravity
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019142461A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021027645A (ja
Inventor
新太郎 市川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hino Motors Ltd
Original Assignee
Hino Motors Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hino Motors Ltd filed Critical Hino Motors Ltd
Priority to JP2019142461A priority Critical patent/JP7346144B2/ja
Publication of JP2021027645A publication Critical patent/JP2021027645A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7346144B2 publication Critical patent/JP7346144B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/72Electric energy management in electromobility

Landscapes

  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
  • Arrangement Of Transmissions (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)

Description

本発明は、パワートレーンユニット及びマウント位置の設計方法に関する。
パワートレーンユニットにおける支持構造(マウント)は、振動の低減や組立て易さ等を考慮して配置が決定されている(例えば特許文献1参照)。
特開2004-314945号公報
ここで、パワートレーンユニットにおける駆動トルクについては従来1系統が多数であったが、近年、複数系統の駆動トルク入力があるパワートレーンユニットが増えてきている。複数系統の駆動トルク入力があるパワートレーンユニットについては、駆動振動の低減等を実現するマウントの適切な配置について十分に確立されていない。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、複数系統の駆動トルク入力があるパワートレーンユニットにおいて、適切な位置にマウントを配置することを目的とする。
本発明の一態様に係るパワートレーンユニットは、駆動トルクの入力に係る、第1のモータ及び第2のモータと、第1のモータ及び第2のモータからの駆動トルクを1つの出力軸に伝達するギヤボックスと、第1のモータ及び第2のモータを支持するモータマウントと、ギヤボックスを支持するギヤボックスマウントと、を備え、モータマウント及びギヤボックスマウントは、第1のモータ及びギヤボックスがかみ合う第1かみ合い点と、第2のモータ及びギヤボックスがかみ合う第2かみ合い点と、出力軸及びギヤボックスがかみ合う第3かみ合い点と、を結ぶ三角形の重心であるかみ合い中心に基づいて配置されている。
本発明の一態様に係るパワートレーンユニットでは、モータマウント及びギヤボックスマウントが、第1のモータ及びギヤボックスがかみ合う第1かみ合い点と、第2のモータ及びギヤボックスがかみ合う第2かみ合い点と、出力軸及びギヤボックスがかみ合う第3かみ合い点と、を結ぶ三角形の重心であるかみ合い中心に基づいて配置されている。本発明の一態様に係るパワートレーンユニットのように、複数系統の駆動トルク入力があるパワートレーンユニットについては、従来、駆動振動の低減等を実現するマウントの適切な配置について十分に確立されていない。ここで、各かみ合い点を結ぶ三角形の重心であるかみ合い中心は、各かみ合い点が合成された一点であるので、該かみ合い中心が考慮された位置にマウントが配置されることによって、複数系統の駆動トルク入力があるパワートレーンユニットにおいて、駆動により生じる反力が各マウントに同じように加わることになり、駆動振動を適切に低減することができる。以上のように、本発明の一態様に係るパワートレーンユニットによれば、複数系統の駆動トルク入力があるパワートレーンユニットにおいて、適切な位置にマウントを配置することができる。
上記のパワートレーンユニットにおいて、モータマウント及びギヤボックスマウントは、第1のモータの質量中心と、第2のモータの質量中心と、ギヤボックスの質量中心と、を結ぶ三角形の重心であるユニット重心に基づいて配置されていてもよい。各構成の質量中心を結ぶ三角形の重心であるユニット重心がさらに考慮された位置にマウントが配置されることによって、各構成の重みが各マウントに同じように加わることになる。すなわち、ユニット重心が考慮されることによって、より適切な位置にマウントを配置することができる。
上記のパワートレーンユニットにおいて、モータマウント及びギヤボックスマウントは、かみ合い中心及びユニット重心から導出されるパワートレーン中心に基づいて配置されていてもよい。かみ合い中心及びユニット重心の双方から導出されたパワートレーン中心に基づきマウントが配置されることにより、かみ合い中心及びユニット重心の双方の情報を確実に反映させて、より適切な位置にマウントを配置することができる。
上記のパワートレーンユニットにおいて、パワートレーン中心は、かみ合い中心及びユニット重心を結ぶ線分の中点であってもよい。これによって、かみ合い中心及びユニット重心の双方の情報を確実に反映させて、より適切な位置にマウントを配置することができる。
上記のパワートレーンユニットにおいて、モータマウント及びギヤボックスマウントは、パワートレーン中心からの距離が互いに同じになる位置に配置されていてもよい。これにより、駆動により生じる反力及び各構成の重みが各マウントに均等に加わることになる。すなわち、パワートレーン中心から各マウントの距離を互いに同じにすることによって、より適切な位置にマウントを配置することができる。
本発明の一態様に係るマウント位置の設計方法は、第1のモータ及び第2のモータを支持するモータマウント、並びに、第1のモータ及び第2のモータからの駆動トルクを1つの出力軸に伝達するギヤボックスを支持するギヤボックスマウントの配置を決定する、マウント位置の設計方法であって、第1のモータ及びギヤボックスがかみ合う第1かみ合い点と、第2のモータ及びギヤボックスがかみ合う第2かみ合い点と、出力軸及びギヤボックスがかみ合う第3かみ合い点と、を結ぶ三角形の重心であるかみ合い中心に基づいて、モータマウント及びギヤボックスマウントの配置を決定する。
上記の設計方法において、第1のモータの質量中心と、第2のモータの質量中心と、ギヤボックスの質量中心と、を結ぶ三角形の重心であるユニット重心をさらに考慮して、モータマウント及びギヤボックスマウントの配置を決定してもよい。
上記の設計方法において、かみ合い中心及びユニット重心から導出されるパワートレーン中心をさらに考慮して、モータマウント及びギヤボックスマウントの配置を決定してもよい。
本発明によれば、複数系統の駆動トルク入力があるパワートレーンユニットにおいて、適切な位置にマウントを配置することができる。
実施形態に係るパワートレーンユニットを模式的に示す正面図である。 実施形態に係るパワートレーンユニットを模式的に示す平面図である。 実施形態に係るパワートレーンユニットを模式的に示す側面図である。 かみ合い中心を示す正面図である。 かみ合い中心を示す平面図である。 かみ合い中心を示す側面図である。 かみ合い中心の導出を説明する図である。 かみ合い中心の導出を説明する図である。 かみ合い点及びかみ合い中心の一例を示す表である。 ユニット重心の導出を説明する正面図である。 ユニット重心の導出を説明する平面図である。 ユニット重心を示す側面図である。 モータ及びギヤボックスの位置並びにユニット重心の一例を示す表である。 パワートレーン中心の導出を説明する正面図である。 パワートレーン中心の導出を説明する平面図である。 パワートレーン中心の導出を説明する側面図である。 マウント配置の決定方法を説明する正面図である。 実施形態に係るパワートレーンユニットにおけるマウント位置の決定手順(設計方法)を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態に係るパワートレーンユニットについて、図面を用いて詳細に説明する。図1~図3に示されるパワートレーンユニット1は、車両(不図示)に設けられており、モータ10,20(第1のモータ及び第2のモータ)において発生した動力を車輪等に伝えるための装置である。パワートレーンユニット1においては、複数のモータ10,20が設けられていることにより複数系統の駆動トルクが入力される。また、パワートレーンユニット1においては、駆動トルクが1つの出力軸60に出力される。このように、パワートレーンユニット1は、入力2軸・出力1軸である。
パワートレーンユニット1は、モータ10,20と、ギヤボックス30と、モータマウント40と、ギヤボックスマウント50と、出力軸60と、を備えて構成されている。
モータ10は、駆動トルクを発生させる(駆動トルクの入力に係る)第1のモータである。モータ20は、駆動トルクを発生させる(駆動トルクの入力に係る)第2のモータである。モータ10,20は、互いに隣り合って設けられている。以下では、モータ10,20の回転軸方向をZ方向、モータ10,20が隣り合う方向をX方向、Z方向及びX方向に交差する方向(すなわち鉛直方向)をY方向として説明する場合がある。なお、例えば図1に示されるように、正面視すると、Y方向においてモータ10,20、及び出力軸60の順に並んでいる。以下では、Y方向において、モータ10,20から見て出力軸60側を下、出力軸60からみてモータ10,20側を上として説明する場合がある。
ギヤボックス30は、モータ10及びモータ20からの駆動トルクを1つの出力軸60に伝達する構成である。図7(a)に示されるように、ギヤボックス30は、駆動トルクの入力に係るモータ10及びモータ20、並びに、駆動トルクの出力に係る出力軸60とかみ合う、アイドラシャフト軸35を有している。アイドラシャフト軸35は、図7(a)に示されるように、モータ10におけるかみ合い点10x(第1かみ合い点)においてモータ10とかみ合い、モータ20におけるかみ合い点20x(第2かみ合い点)においてモータ20とかみ合い、出力軸60におけるかみ合い点60x(第3かみ合い点)において出力軸60とかみ合っている。図7(a)に示されるように、アイドラシャフト軸35の軸中心35xは、モータ10,20の回転軸中心よりも下方に配置されており、出力軸60の軸中心よりも上方に配置されている。このため、かみ合い点10x,20xは、アイドラシャフト軸35の軸中心35xよりも上方に位置しており、かみ合い点60xは、アイドラシャフト軸35の軸中心35xよりも下方に位置している。
モータマウント40は、図1~図3に示されるように、モータ10及びモータ20を支持する支持構造である。モータマウント40は、モータ10,20を載置するフレームを支持することによりモータ10,20を支持する。モータマウント40は、X方向の両側から、モータ10,20を載置するフレームを支持すべく、モータマウント41及びモータマウント42を有している。モータマウント41は、モータ10側においてフレームを支持している。モータマウント42は、モータ20側においてフレームを支持している。
ギヤボックスマウント50は、図1~図3に示されるように、ギヤボックス30を支持する支持構造である。ギヤボックスマウント50は、ギヤボックス30を載置するフレームを支持することによりギヤボックス30を支持する。ギヤボックスマウント50は、X方向の両側から、ギヤボックス30を載置するフレームを支持すべく、ギヤボックスマウント51及びギヤボックスマウント52を有している。ギヤボックスマウント51は、モータ10側(モータマウント41の下方)においてギヤボックス30を載置するフレームを支持している。ギヤボックスマウント52は、モータ20側(モータマウント42の下方)においてギヤボックス30を載置するフレームを支持している。
モータマウント40及びギヤボックスマウント50は、図7(b)に示されるように、モータ10及びギヤボックス30がかみ合うかみ合い点10xと、モータ20及びギヤボックス30がかみあうかみ合い点20xと、出力軸60及びギヤボックス30がかみ合うかみ合い点60xと、を結ぶ三角形の重心であるかみ合い中心80に基づいて(かみ合い中心80を考慮した位置に)配置されている(詳細は後述)。さらには、モータマウント40及びギヤボックスマウント50は、図10に示されるように、モータ10の質量中心10yと、モータ20の質量中心20yと、ギヤボックス30の質量中心30yと、を結ぶ三角形の重心であるユニット重心90に基づいて(ユニット重心90をさらに考慮した位置に)配置されている(詳細は後述)。具体的には、モータマウント40及びギヤボックスマウント50は、図14に示されるように、かみ合い中心80及びユニット重心90から導出されるパワートレーン中心100に基づいて(パワートレーン中心100を考慮した位置に)配置されている(詳細は後述)。パワートレーン中心100は、例えばかみ合い中心80及びユニット重心90を結ぶ線分の中点である。そして、モータマウント40及びギヤボックスマウント50は、図17に示されるように、例えばパワートレーン中心100からの距離Rが互いに同じになる位置に配置されている。すなわち、本実施形態では、モータマウント41,42及びギヤボックスマウント51,52は、パワートレーン中心100からの距離Rが互いに同じになる位置に配置されている。
次に、モータマウント40及びギヤボックスマウント50の位置の決定手順(設計方法)について、説明する。図18は、マウント位置の決定手順(設計方法)を示すフローチャートである。図18に示されるように、マウント位置を決定するに際しては、最初に、かみ合い中心80が導出される(ステップS1)。つづいて、ユニット重心90が導出される(ステップS2)。つづいて、パワートレーン中心100が導出される(ステップS3)。そして最後に、マウント位置が導出される(ステップS4)。なお、以上の工程によりマウント位置が決定された後においては、決定した位置にマウント(モータマウント40及びギヤボックスマウント50)が配置される。
次に、図14~図17を参照して、マウント位置の決定に係る各工程(上述したステップS1~S4)の詳細を説明する。
かみ合い中心80を導出する工程(ステップS1)について、図4~図9を参照して説明する。図4~図8には、かみ合い中心80の位置が模式的に示されている。図7(a)に示されるように、かみ合い中心80は、各かみ合い点10x,20x,60xが合成された一点である。図7(b)は、かみ合い中心80の導出を説明する図である。図7(b)に示されるように、モータ10及びギヤボックス30がかみ合うかみ合い点10xと、モータ20及びギヤボックス30がかみあうかみ合い点20xと、出力軸60及びギヤボックス30がかみ合うかみ合い点60xと、を結ぶ三角形の重心が、かみ合い中心80として導出される。
例えば、アイドラシャフト軸35の軸中心35xと、モータ10,20及びギヤボックス30の合わせ面との交点を座標中心110(図8参照)として、図9(a)に示されるように各かみ合い点10x,20x,60xの座標が決まるとする。この場合には、上述したように、かみ合い中心80は、各かみ合い点10x,20x,60xを結ぶ三角形の重心として導出されるため、図9(b)に示されるように、その座標が一意に定まる。
ユニット重心90を導出する工程(ステップS2)について、図10~図13を参照して説明する。図10~図12には、ユニット重心90の位置が模式的に示されている。図10に示されるように、ユニット重心90は、モータ10の質量中心10yと、モータ20の質量中心20yと、ギヤボックス30の質量中心30yと、を結ぶ三角形の重心である。
例えば、アイドラシャフト軸35の軸中心35xと、モータ10,20及びギヤボックス30の合わせ面との交点を座標中心110(図8参照)として、図13(a)及び図13(b)に示されるように、各質量中心10y,20y,30yの座標が決まるとする。この場合には、上述したように、ユニット重心90は、各質量中心10y,20y,30yを結ぶ三角形の重心として導出されるため、図13(c)に示されるように、その座標が一意に定まる。
パワートレーン中心100を導出する工程(ステップS3)について、図14~図16を参照して説明する。図14~図16には、パワートレーン中心100の位置が模式的に示されている。図14に示されるように、パワートレーン中心100は、かみ合い中心80及びユニット重心90を結ぶ線分の中点である。なお、パワートレーン中心100は、必ずしもかみ合い中心80及びユニット重心90を結ぶ線分の中点でなくてもよく、かみ合い中心80及びユニット重心90の双方を考慮して決定される点であればよい。
マウント位置を導出する工程(ステップS4)について、図17を参照して説明する。図17においては、パワートレーン中心100を中心とした半径Rの円が仮想的に示されている。モータマウント40及びギヤボックスマウント50の位置は、パワートレーン中心100からの距離が互いに同じになる位置(図17の例では、半径Rの円周上の位置)とされる。以上のように、かみ合い中心80を導出する工程、ユニット重心90を導出する工程、パワートレーン中心100を導出する工程、及びマウント位置を導出する工程を経て、マウントの位置が決定される。
次に、本実施形態の作用効果について説明する。
本実施形態に係るパワートレーンユニット1は、駆動トルクの入力に係る、モータ10及びモータ20と、モータ10及びモータ20からの駆動トルクを1つの出力軸60に伝達するギヤボックス30と、モータ10及びモータ20を支持するモータマウント40と、ギヤボックス30を支持するギヤボックスマウント50と、を備え、モータマウント40及びギヤボックスマウント50は、モータ10及びギヤボックス30がかみ合うかみ合い点10xと、モータ20及びギヤボックス30がかみ合うかみ合い点20xと、出力軸60及びギヤボックス30がかみ合うかみ合い点60xと、を結ぶ三角形の重心であるかみ合い中心80に基づいて配置されている。
本実施形態に係るパワートレーンユニット1のように、複数系統の駆動トルク入力があるパワートレーンユニットについては、従来、駆動振動の低減等を実現するマウントの適切な配置について十分に確立されていなかった。ここで、各かみ合い点10x,20x,60xを結ぶ三角形の重心であるかみ合い中心80は、各かみ合い点10x,20x,60xが合成された一点であるので、該かみ合い中心80が考慮された位置にモータマウント40及びギヤボックスマウント50が配置されることによって、複数系統の駆動トルク入力があるパワートレーンユニット1において、駆動により生じる反力が各マウントに同じように加わることになり、駆動振動を適切に低減することができる。具体的には、パワートレーンユニット1におけるピッチ回転・ロー回転に対して効率的に振動減衰が図られる。以上のように、本実施形態に係るパワートレーンユニット1によれば、複数系統の駆動トルク入力があるパワートレーンユニットにおいて、適切な位置にマウントを配置することができる。
上記のパワートレーンユニット1において、モータマウント40及びギヤボックスマウント50は、モータ10の質量中心10yと、モータ20の質量中心20yと、ギヤボックス30の質量中心30yと、を結ぶ三角形の重心であるユニット重心90に基づいて配置されていてもよい。各構成の質量中心10y,20y,30yを結ぶ三角形の重心であるユニット重心90がさらに考慮された位置にマウントが配置されることによって、各構成の重みが各マウントに同じように加わることになる。すなわち、ユニット重心90が考慮されることによって、より適切な位置にマウントを配置することができる。
上記のパワートレーンユニット1において、モータマウント40及びギヤボックスマウント50は、かみ合い中心80及びユニット重心90から導出されるパワートレーン中心100に基づいて配置されていてもよい。かみ合い中心80及びユニット重心90の双方から導出されたパワートレーン中心100に基づきマウントが配置されることにより、かみ合い中心80及びユニット重心90の双方の情報を確実に反映させて、より適切な位置にマウントを配置することができる。
上記のパワートレーンユニット1において、パワートレーン中心100は、かみ合い中心80及びユニット重心90を結ぶ線分の中点であってもよい。これによって、かみ合い中心80及びユニット重心90の双方の情報を確実に反映させて、より適切な位置にマウントを配置することができる。
上記のパワートレーンユニット1において、モータマウント40及びギヤボックスマウント50は、パワートレーン中心100からの距離が互いに同じになる位置に配置されていてもよい。これにより、駆動により生じる反力及び各構成の重みが各マウントに均等に加わることになる。すなわち、パワートレーン中心100から各マウントの距離を互いに同じにすることによって、より適切な位置にマウントを配置することができる。
本実施形態に係るマウント位置の設計方法は、モータ10及びモータ20を支持するモータマウント40、並びに、モータ10及びモータ20からの駆動トルクを1つの出力軸60に伝達するギヤボックス30を支持するギヤボックスマウント50の配置を決定する、マウント位置の設計方法であって、モータ10及びギヤボックス30がかみ合うかみ合い点10xと、モータ20及びギヤボックス30がかみ合うかみ合い点20xと、出力軸60及びギヤボックス30がかみ合うかみ合い点60xと、を結ぶ三角形の重心であるかみ合い中心80に基づいて、モータマウント40及びギヤボックスマウント50の配置を決定する。
上記の設計方法において、モータ10の質量中心10yと、モータ20の質量中心20yと、ギヤボックス30の質量中心30yと、を結ぶ三角形の重心であるユニット重心90をさらに考慮して、モータマウント40及びギヤボックスマウント50の配置を決定してもよい。
上記の設計方法において、かみ合い中心80及びユニット重心90から導出されるパワートレーン中心100をさらに考慮して、モータマウント40及びギヤボックスマウントの配置を決定してもよい。
1…パワートレーンユニット、10,20…モータ、10x,20x,60x…かみ合い点、10y,20y,30y…質量中心、30…ギヤボックス、41,42…モータマウント、51,52…ギヤボックスマウント、60…出力軸、80…かみ合い中心、90…ユニット重心、100…パワートレーン中心。

Claims (2)

  1. 駆動トルクの入力に係る、第1のモータ及び第2のモータと、
    前記第1のモータ及び前記第2のモータからの駆動トルクを1つの出力軸に伝達するギヤボックスと、
    前記第1のモータ及び前記第2のモータを支持するモータマウントと、
    前記ギヤボックスを支持するギヤボックスマウントと、を備え、
    前記モータマウント及び前記ギヤボックスマウントは、
    前記第1のモータ及び前記ギヤボックスがかみ合う第1かみ合い点と、前記第2のモータ及び前記ギヤボックスがかみ合う第2かみ合い点と、前記出力軸及び前記ギヤボックスがかみ合う第3かみ合い点と、を結ぶ三角形の重心であるかみ合い中心に基づいて配置され
    前記第1のモータの質量中心と、前記第2のモータの質量中心と、前記ギヤボックスの質量中心と、を結ぶ三角形の重心であるユニット重心に基づいて配置され、
    前記かみ合い中心及び前記ユニット重心を結ぶ線分の中点であるパワートレーン中心からの距離が互いに同じになる位置に配置されている、パワートレーンユニット。
  2. 駆動トルクの入力に係る第1のモータ及び第2のモータを支持するモータマウント、並びに、前記第1のモータ及び前記第2のモータからの駆動トルクを1つの出力軸に伝達するギヤボックスを支持するギヤボックスマウントの配置を決定する、マウント位置の設計方法であって、
    前記モータマウント及び前記ギヤボックスマウントの配置を、
    前記第1のモータ及び前記ギヤボックスがかみ合う第1かみ合い点と、前記第2のモータ及び前記ギヤボックスがかみ合う第2かみ合い点と、前記出力軸及び前記ギヤボックスがかみ合う第3かみ合い点と、を結ぶ三角形の重心であるかみ合い中心と、
    前記第1のモータの質量中心と、前記第2のモータの質量中心と、前記ギヤボックスの質量中心と、を結ぶ三角形の重心であるユニット重心と、
    を結ぶ線分の中点であるパワートレーン中心からの距離が互いに同じになる位置に決定する、マウント位置の設計方法。
JP2019142461A 2019-08-01 2019-08-01 パワートレーンユニット及びマウント位置の設計方法 Active JP7346144B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019142461A JP7346144B2 (ja) 2019-08-01 2019-08-01 パワートレーンユニット及びマウント位置の設計方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019142461A JP7346144B2 (ja) 2019-08-01 2019-08-01 パワートレーンユニット及びマウント位置の設計方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021027645A JP2021027645A (ja) 2021-02-22
JP7346144B2 true JP7346144B2 (ja) 2023-09-19

Family

ID=74663272

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019142461A Active JP7346144B2 (ja) 2019-08-01 2019-08-01 パワートレーンユニット及びマウント位置の設計方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7346144B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010206869A (ja) 2009-02-27 2010-09-16 Aisin Aw Co Ltd 車両用駆動装置
JP2014007891A (ja) 2012-06-26 2014-01-16 Asmo Co Ltd モータアクチュエータ
JP2014019373A (ja) 2012-07-20 2014-02-03 Toyota Motor Corp トランスアクスルの取付装置
DE102014207887A1 (de) 2014-04-28 2015-10-29 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Elektrische Antriebseinheit für ein Fahrzeug
WO2019058766A1 (ja) 2017-09-25 2019-03-28 日本精工株式会社 減速機

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04143123A (ja) * 1990-10-02 1992-05-18 Honda Motor Co Ltd 車両の電動駆動装置
JP3429649B2 (ja) * 1997-10-14 2003-07-22 日産ディーゼル工業株式会社 ギヤボックスの支持装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010206869A (ja) 2009-02-27 2010-09-16 Aisin Aw Co Ltd 車両用駆動装置
JP2014007891A (ja) 2012-06-26 2014-01-16 Asmo Co Ltd モータアクチュエータ
JP2014019373A (ja) 2012-07-20 2014-02-03 Toyota Motor Corp トランスアクスルの取付装置
DE102014207887A1 (de) 2014-04-28 2015-10-29 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Elektrische Antriebseinheit für ein Fahrzeug
JP2017519943A (ja) 2014-04-28 2017-07-20 バイエリシエ・モトーレンウエルケ・アクチエンゲゼルシヤフト 乗り物のための電気駆動ユニット
WO2019058766A1 (ja) 2017-09-25 2019-03-28 日本精工株式会社 減速機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021027645A (ja) 2021-02-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Kahraman Effect of axial vibrations on the dynamics of a helical gear pair
August et al. Torsional vibrations and dynamic loads in a basic planetary gear system
CN111497595B (zh) 串联混合动力车辆中的驱动装置的搭载结构
US20060070788A1 (en) V-drive motor arrangement
CN103429932B (zh) 车辆的啮合齿轮
JP7346144B2 (ja) パワートレーンユニット及びマウント位置の設計方法
US10436306B2 (en) Methods and systems for noise mitigation in multiple motor gearbox drive units
US20220274481A1 (en) Multispeed transaxle with sprung powertrain mounting and methods therefor
CN115618688A (zh) 高速薄壁齿轮传动***切片耦合动力学建模方法
JP2016109290A (ja) モータカップリング装置
JP2019055765A (ja) 電動車両
US8733198B2 (en) Helical gear and power transmission apparatus
WO2015136626A1 (ja) ドライブトレインの試験システム
EP1627158A2 (en) Torque dividing gear drive system and method of driving an output gear
CN102874106B (zh) 车辆底盘及工程车辆
CN1880798A (zh) 齿轮传动马达以及齿轮传动马达用轴部件
CN114818429A (zh) 一种电驱动***动力学特性分析方法
CN1283158A (zh) 直升机减速箱支架的有源噪音控制装置
Xu et al. Influence of different modified gears on the vibration and noise of electric vehicle reducer
JP7178292B2 (ja) 車両
KR102340757B1 (ko) 스크류 압축기
CN114829176A (zh) 逆变器外壳上的安装件
Steyer et al. Balancing competing design imperatives to achieve overall driveline NVH performance objectives
CN218489468U (zh) 传动***及车辆
JP4539286B2 (ja) パワートレーン構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220606

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230320

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230328

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230524

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230905

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230906

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7346144

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150