JP7344813B2 - リニアモータ及びリニアモータを搭載した圧縮機、並びにこの圧縮機を備えた冷蔵庫及び車両用エアサスペンション - Google Patents
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Description
〔固定子1の構成〕
固定子1は、電機子3と、電機子3の前側及び後側それぞれに配置された端部部材4と、巻線5と、を備える。電機子3は、軟磁性体のコア300を有し、コア300には上下に磁極歯301(電機子磁極)があり、それぞれ巻線5が巻回されている。ブリッジ部310は、軟磁性体または非磁性体からなり、複数のコア300はブリッジ部310で繋いで構成されている。電機子3は、2つ以上を前後方向に並べることができる。また、端部部材4は、最も前側の電機子3の前側及び/又は最も後側の電機子3の後側に設けることができる。
〔コア300の構成〕
コア300は、可動子2を上下方向から挟んで対向配置された磁極歯301と、これら2つの磁極歯301をつなぐアーム部302とを有する。磁極歯301及びアーム部302は、例えば、電磁鋼板を前後方向(可動子2の移動方向)に積層して構成できる。磁極歯301には巻線5を巻回している。
〔ブリッジ部310の構成〕
ブリッジ部310は、軟磁性体又は非磁性体で形成することができる。ブリッジ部310を軟磁性体で構成した場合は、隣接するコア300を流れる磁束を通過させる磁気回路とすることができる。ブリッジ部310は、例えば、打ち抜いた電磁鋼板を前後方向(可動子2の移動方向)に積層して構成できる。このため、2つのコア300の間にブリッジ部310を配した電機子3は、永久磁石磁極210の前後方向間隔等の設計に応じて、隣り合う2つのコア300及び永久磁石磁極210を含む磁路を形成できる。この磁路を通る磁束を縦磁束と呼称する。また、貫通ボルト6により端部部材4の間を締め付けることで、ブリッジ部310が前後に隣接するコア300とともに固定される。
〔端部部材4の構成〕
端部部材4は、軟磁性体又は非磁性体で形成することができる。端部部材4は、前後方向に延在する貫通ボルト6等の固定部材により、コア300及びブリッジ部310とともに固定されている。また、端部部材4には図示しない軸受等の支持部材が配置され、可動子2を支持している。
〔可動子2の構成〕
可動子2は、前後方向を長手方向としている。可動子2は、前後方向に複数の永久磁石を固定する非磁性体または軟磁性体からなる磁極フレーム200と、磁極フレーム200に設けられた永久磁石磁極210を有している。本実施例の可動子2は、永久磁石磁極210を3個固定した態様である。複数の永久磁石磁極210は、界磁子により構成される可動子2と磁極歯301により構成される固定子1とが相対変位する方向に沿って配列される。永久磁石磁極210は、3個以上でも以下でも良い。永久磁石磁極210はそれぞれ上下方向に磁化され、隣り合う永久磁石磁極210の上面は、N極とS極とが、交互になるように配されている。
〔磁極フレーム200の構成〕
磁極フレーム200は、永久磁石磁極210を嵌装する空隙201を複数備えたはしご状に形成している。永久磁石磁極210は空隙201に嵌入されることで、左右方向及び前後方向に抜けることなく、磁極フレーム200に固定される。磁極フレーム200は、永久磁石磁極を囲む、空隙201の縁部を有し、永久磁石磁極210を支持する。
〔永久磁石磁極210の構成〕
永久磁石磁極210は、ネオジム磁石等の希土類磁石で構成してもよいし、フェライト磁石等、他の素材による永久磁石を用いてもよい。
〔スリット320の構成〕
図4は、実施例1に係るリニアモータ100のコア300の前後方向に対して垂直な断面図である。
〔比較例1におけるリニアモータ100’の構成〕
図5は、本発明の実施例1と比較した比較例1であるスリットなしリニアモータの前後方向に対して垂直な断面を示す斜視図である。スリットなしリニアモータ100’の構成は、磁極歯301にスリット320が設けられていない点を除き、実施例1と同様である。
〔比較例2におけるリニアモータ100”の構成〕
図6は、本発明の実施例1と比較した比較例2である特許文献1に記載のリニアモータ(従来スリットリニアモータと呼称)の前後方向に対して垂直な断面を示す斜視図である。
〔リニアモータの推力と渦電流損の比較〕
図7は、実施例1、比較例1及び比較例2において、巻線5に交流電流を通電し、可動子2を前後方向に動かした時の可動子2に発生する推力の比較結果を示す図である。図8は、実施例1、比較例1及び比較例2において、巻線5に交流電流を通電し、可動子2を前後方向に動かした時のコア300及びブリッジ部310に発生する渦電流損の比較結果を示す図である。いずれも比較例1を基準とした比で示している。
〔ブリッジ内の磁束の流れ〕
図22は、比較例のブリッジの上下方向に垂直な断面の模式図である。ブリッジ部310は、複数の電磁鋼板3101が前後方向に積層されている。各電磁鋼板3101は、母材3102と、その両表面にコーティングした絶縁被膜3103で構成されている。母材3102は磁性体であるが、絶縁被膜3103は非磁性体である。比較例では、ブリッジ内の磁束は前後方向に発生するため、前後方向に積層された多数の非磁性層を貫通することとなる。その結果、ブリッジ内の磁気抵抗が大きくなり、発生する磁束量が低下し、推力の低下を引き起こしている。
〔ブリッジ内の渦電流特性〕
図24は、比較例のブリッジの模式図である。比較例では、ブリッジ内の磁束は前後方向に積層された電磁鋼板の平面に対して垂直に貫通するため、磁束が交番する時に電磁鋼板の平面内に渦電流のループが発生する。電磁鋼板の平面内の電気抵抗は小さいため、電磁鋼板に大きな渦電流損を生じる。
る。
〔その他の態様〕
各実施例では、電機子3を固定して界磁子(可動子2)が移動するムービングマグネット型を例示したが、界磁子を固定して電機子3を移動するムービングコイル型でもよい。
Claims (9)
- 界磁子と、前記界磁子の移動方向に電磁鋼板が積層されて構成された複数の電機子磁極を有し、前記界磁子の移動方向に対して平行方向及び直交方向に磁気回路を形成し、前記複数の電機子磁極が前記界磁子の進行方向に並んで備えられたリニアモータにおいて、
前記電機子磁極には、前記界磁子との対向面の位置から反対向面側に延び、前記電機子磁極の外周表面の位置よりも対向面側の範囲内において形成されると共に、前記電磁鋼板を貫通した複数の第1スリットを設け、
前記複数の第1スリットは、前記界磁子の移動方向と直交し前記電機子磁極の幅方向となる左右方向に並んで設けられ、前記界磁子との対向面の位置から反対向面側に延びた長さが異なるように設けたことを特徴とするリニアモータ。 - 請求項1に記載のリニアモータにおいて、
前記複数の第1スリットは、前記電機子磁極の左右方向の外側に位置するスリットを、前記電機子磁極の左右方向の内側に位置するスリットよりも長くしたことを特徴とするリニアモータ。 - 請求項1又は2に記載のリニアモータにおいて、
前記電機子磁極には、前記電機子磁極の外周表面の位置から前記界磁子との対向面に向かって延びた複数の第2スリットを設けたことを特徴とするリニアモータ。 - 請求項3に記載のリニアモータにおいて、
前記複数の第2スリットは、前記電機子磁極の左右方向の外側に位置するスリットを、前記電機子磁極の左右方向の内側に位置するスリットよりも短くしたことを特徴とするリニアモータ。 - 請求項3に記載のリニアモータにおいて、
前記複数の第1スリットと前記複数の第2スリットとは、前記電機子磁極の左右方向において互い違いに配置されたことを特徴とするリニアモータ。 - 界磁子と、前記界磁子の移動方向に電磁鋼板が積層されて構成された複数の電機子磁極を有し、前記界磁子の移動方向に対して平行方向及び直交方向に磁気回路を形成し、前記複数の電機子磁極が前記界磁子の進行方向に並んで備えられたリニアモータにおいて、
前記電機子磁極には、前記界磁子との対向面の位置から反対向面側に延び、前記電機子磁極の外周表面の位置よりも対向面側の範囲内において形成されると共に、前記電磁鋼板を貫通した複数の第1スリットを設け、
前記複数の電機子磁極間には、前記界磁子の進行方向と直交方向に積層された電磁鋼板からなるブリッジ部が備えられ、
前記ブリッジ部は、前記複数の電機子磁極における前記界磁子の反対向面側の端部位置を超えるように伸長させたことを特徴とするリニアモータ。 - シリンダと、前記シリンダの内側で往復動するピストンとを備えると共に、前記ピストンを駆動する駆動モータを備えた圧縮機において、
前記駆動モータとして前記請求項1乃至6の何れか1項に記載のリニアモータを備えたことを特徴とする圧縮機。 - 冷蔵室、冷凍室を備え、圧縮機の駆動により冷凍サイクルが動作することで冷却される冷蔵庫において、
前記圧縮機として、請求項7に記載の圧縮機を備えたことを特徴とする冷蔵庫。 - 車体と車輪との間に備えられた空気ばねと、前記空気ばねに圧縮空気を給排する空気圧縮機とを備えた車両に搭載される車両用エアサスペンションにおいて、
前記空気圧縮機として、請求項7に記載の圧縮機を備えたこと特徴とする車両用エアサスペンション。
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