以下の技術は、CDMA(code division multiple access)、FDMA(frequency division multiple access)、TDMA(time division multiple access)、OFDMA(orthogonal frequency division multiple access)、SC-FDMA(single carrier frequency division multiple access)などのような様々な無線接続システムに用いられてよい。CDMAは、UTRA(Universal Terrestrial Radio Access)やCDMA2000のような無線技術(radiotechnology)によって具現されてよい。TDMAは、GSM(Global System for Mobile communications)/GPRS(General Packet Radio Service)/EDGE(Enhanced Data Rates for GSM Evolution)のような無線技術によって具現されてよい。OFDMAは、IEEE 802.11(Wi-Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802-20、E-UTRA(Evolved UTRA)などのような無線技術によって具現されてよい。UTRAは、UMTS(Universal Mobile Telecommunications System)の一部である。3GPP(3rd Generation Partnership Project)LTE(long term evolution)は、E-UTRAを使用するE-UMTS(Evolved UMTS)の一部であり、LTE-A(Advanced)は、3GPP LTEの進化したバージョンである。3GPP NR(New Radio or New Radio Access Technology)は、3GPP LTE/LTE-Aの進化したバージョンである。
より多い通信機器がより大きい通信容量を要求することにより、既存のRAT(Radio Access Technology)に比べて向上したモバイルブロードバンド通信に対する必要性が台頭している。また、多数の機器及び物を連結していつどこででも様々なサービスを提供するマッシブ(massive)MTC(Machine Type Communications)も次世代通信において考慮される主要課題の一つである。また、信頼度(reliability)及び遅延(latency)に敏感なサービス/端末を考慮した通信システムデザインが議論されている。このようにeMBB(enhanced Mobile BroadBand Communication)、マッシブMTC、URLLC(Ultra-Reliable and Low Latency Communication)などを考慮した次世代RATの導入が議論されており、本発明では、便宜上、当該技術をNR(New Radio又はNew RAT)と呼ぶ。
説明を明確にするために、3GPP NRを中心に記述するが、本発明の技術的思想がこれに制限されるものではない。
無線通信システムにおいて、端末は基地局から下りリンク(Downlink,DL)で情報を受信し、端末は基地局に上りリンク(Uplink,UL)で情報を送信する。基地局と端末が送受信する情報はデータ及び様々な制御情報を含み、それらが送受信する情報の種類/用途に応じて様々な物理チャネルが存在する。
図1は、3GPP NRシステムに用いられる物理チャネル及びそれらを用いた一般の信号送信方法を説明するための図である。
電源の消えている状態で再び電源が入る或いはセルに新しく進入した端末は、段階S101において基地局と同期を取るなどの初期セル探索(Initial cell search)作業を行う。そのために、端末は基地局からSSB(Synchronization Signal Block)を受信する。SSBは、PSS(Primary Synchronization Signal)、SSS(Secondary Synchronization Signal)及びPBCH(Physical Broadcast Channel)を含む。端末は、PSS/SSSに基づいて基地局と同期を取り、セルID(cell identity)などの情報を取得する。また、端末は、PBCHに基づいてセル内放送情報を取得できる。一方、端末は、初期セル探索段階で下りリンク参照信号(Downlink Reference Signal,DL RS)を受信し、下りリンクチャネル状態を確認することができる。
初期セル探索を終えた端末は、段階S102で物理下りリンク制御チャネル(Physical Downlink Control Channel,PDCCH)及び物理下りリンク制御チャネル情報に基づく物理下りリンク共有チャネル(Physical Downlink Control Channel,PDSCH)を受信し、より具体的なシステム情報を取得することができる。
その後、端末は基地局に接続を完了するために段階S103~段階S106のような任意接続過程(Random Access Procedure)を行うことができる。そのために、端末は、物理任意接続チャネル(Physical Random Access Channel,PRACH)でプリアンブル(preamble)を送信し(S103)、物理下りリンク制御チャネル及びそれに対応する物理下りリンク共有チャネルでプリアンブルに対する応答メッセージを受信することができる(S104)。競合ベース任意接続(Contention based random access)では、追加の物理任意接続チャネルの送信(S105)、及び物理下りリンク制御チャネル及びそれに対応する物理下りリンク共有チャネルの受信(S106)のような衝突解決手続(Contention Resolution Procedure)を行うことができる。
上述したような手続を行った端末は、その後、一般の上りリンク/下りリンク信号送信手続として、物理下りリンク制御チャネル/物理下りリンク共有チャネルの受信(S107)及び物理上りリンク共有チャネル(Physical Uplink Shared Channel,PUSCH)/物理上りリンク制御チャネル(Physical Uplink Control Channel,PUCCH)の送信(S108)を行うことができる。端末が基地局に送信する制御情報を総称して上りリンク制御情報(Uplink Control Information,UCI)と呼ぶ。UCIは、HARQACK/NACK(Hybrid Automatic Repeat and reQuest Acknowledgement/Negative-ACK)、SR(Scheduling Request)、CSI(Channel State Information)などを含む。CSIは、CQI(Channel Quality Indicator)、PMI(Precoding Matrix Indicator)、RI(Rank Indication)などを含む。UCIは一般にPUCCHで送信されるが、制御情報とトラフィックデータが同時に送信されるべき場合にはPUSCHで送信されてもよい。また、ネットワークの要請/指示に応じて、UCIをPUSCHで非周期的に送信してもよい。
図2には無線フレーム(radio frame)の構造を例示する。NRにおいて上りリンク及び下りリンク送信はフレームで構成される。各無線フレームは10msの長さを有し、2個の5msハーフフレーム(Half-Frame,HF)に分割される。各ハーフフレームは5個の1msサブフレーム(Subframe,SF)に分割される。サブフレームは、1個以上のスロットに分割され、サブフレーム内のスロット個数は、SCS(Subcarrier Spacing)に依存する。各スロットはCP(cyclic prefix)によって12個又は14個のOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)シンボルを含む。一般(normal)CPが用いられる場合に、各スロットは14個のOFDMシンボルを含む。拡張(extended)CPが用いられる場合に、各スロットは12個のOFDMシンボルを含む。
表1は、一般CPが用いられる場合に、SCSによってスロット別シンボルの個数、フレーム別スロットの個数、及びサブフレーム別スロットの個数が変わることを例示する。
* Nslotsymb:スロット内のシンボル数
* Nframe,uslot:フレーム内のスロット数
* Nsubframe,uslot:サブフレーム内のスロット数
表2は、拡張CPが用いられる場合に、SCSによってスロット別シンボルの個数、フレーム別スロットの個数、及びサブフレーム別スロットの個数が変わることを例示する。
フレームの構造は例示に過ぎず、フレームにおいてサブフレームの数、スロットの数、シンボルの数は様々に変更されてよい。
NRシステムでは一つの端末に併合される複数のセルの間にOFDMヌメロロジー(numerology)(例えば、SCS)が異なるように設定されてよい。これにより、同一の個数のシンボルで構成された時間リソース(例えば、SF、スロット又はTTI)(便宜上、TU(Time Unit)と総称する。)の(絶対時間)区間が、併合されたセル間に異なるように設定されてよい。ここで、シンボルは、OFDMシンボル(或いは、CP-OFDMシンボル)、SC-FDMAシンボル(或いは、Discrete Fourier Transform-spread-OFDM,DFT-s-OFDMシンボル)を含むことができる。
図3には、スロットのリソースグリッド(resource grid)を例示する。スロットは、時間ドメインにおいて複数のシンボルを含む。例えば、一般CPでは1個のスロットが14個のシンボルを含むが、拡張CPでは1個のスロットが12個のシンボルを含む。搬送波は、周波数ドメインにおいて複数の副搬送波を含む。RB(Resource Block)は、周波数ドメインにおいて複数(例えば、12)の連続した副搬送波と定義される。BWP(Bandwidth Part)は、周波数ドメインにおいて複数の連続したPRB(Physical RB)と定義され、1つのヌメロロジー(numerology)(例えば、SCS、CP長など)に対応してよい。搬送波は、最大でN個(例えば、5個)のBWPを含むことができる。データ通信は、活性化されたBWPで行われ、1つの端末に対しては1つのBWPのみが活性化されてよい。リソースグリッドにおいて、各要素は、リソース要素(Resource Element,RE)と呼ばれ、1つの複素シンボルがマップされてよい。
図4には、自己完備(self-contained)スロットの構造を例示する。NRシステムにおいて、フレームは、1つのスロット内にDL制御チャネル、DL又はULデータ、UL制御チャネルなどを全て含み得る自己完備構造を特徴とする。例えば、スロット内の先頭N個のシンボルは、DL制御チャネルを送信するために用いられ(以下、DL制御領域)、スロット内の末尾M個のシンボルは、UL制御チャネルを送信するために用いられてよい(以下、UL制御領域)。NとMはそれぞれ、0以上の整数である。DL制御領域とUL制御領域との間にあるリソース領域(以下、データ領域)は、DLデータ送信のために用いられるか、ULデータ送信のために用いられてよい。制御領域とデータ領域との間にはDL-to-UL或いはUL-to-DLスイッチングのための時間ギャップが存在してよい。例えば、次の構成を考慮できる。各区間は時間順に並べられている。
1.DLのみ構成
2.ULのみ構成
3.混合された(Mixed)UL-DL構成
- DL領域+GP(Guard Period)+UL制御領域
- DL制御領域+GP+UL領域
* DL領域:(i)DLデータ領域、(ii)DL制御領域+DLデータ領域
* UL領域:(i)ULデータ領域、(ii)ULデータ領域+UL制御領域
図5には、自己完備スロット内に物理チャネルがマップされる例を示す。DL制御領域ではPDCCHが送信されてよく、DLデータ領域ではPDSCHが送信されてよい。UL制御領域ではPUCCHが送信されてよく、ULデータ領域ではPUSCHが送信されてよい。GPは、基地局と端末が送信モードから受信モードに切り替わる過程又は受信モードから送信モードに切り替わる過程で時間ギャップを提供する。サブフレーム内でDLからULに切り替わる時点の一部シンボルがGPとして設定されてよい。
以下、それぞれの物理チャネルについてより詳細に説明する。
PDCCHは、DCI(Downlink Control Information)を運搬する。例えば、PDCCH(すなわち、DCI)は、DL-SCH(downlink shared channel)の送信フォーマット及びリソース割り当て情報、UL-SCH(uplink shared channel)に関するリソース割り当て情報、PCH(paging channel)に関するページング情報、DL-SCH上のシステム情報、PDSCH上で送信されるランダム接続応答のような上位層制御メッセージに関するリソース割り当て情報、送信電力制御命令、CS(Configured Scheduling)の活性化/解除などを運ぶ。DCIは、CRC(cyclic redundancy check)を含み、CRCは、PDCCHの所有者又は使用用途によって様々な識別子(例えば、Radio Network Temporary Identifier,RNTI)でマスク/スクランブルされる。例えば、PDCCHが特定の端末のためのものであれば、CRCは端末識別子(例えば、Cell-RNTI,C-RNTI)でマスクされる。PDCCHがページングに関するものであれば、CRCはP-RNTI(Paging-RNTI)でマスクされる。PDCCHがシステム情報(例えば、SystemInformation Block,SIB)に関するものであれば、CRCはSI-RNTI(System Information RNTI)でマスクされる。PDCCHがランダム接続応答に関するものであれば、CRCはRA-RNTI(Random Access-RNTI)でマスクされる。
PDCCHは、AL(Aggregation Level)によって1、2、4、8、16個のCCE(Control Channel Element)で構成される。CCEは、無線チャネル状態によって所定符号率のPDCCHを提供するために用いられる論理的割り当て単位である。CCEは、6個のREG(Resource Element Group)で構成される。REGは、1個のOFDMシンボルと1個の(P)RBと定義される。PDCCHは、CORESET(Control Resource Set)で送信される。CORESETは、与えられたヌメロロジー(例えば、SCS、CP長など)を有するREGセットと定義される。1つの端末のための複数のCORESETは、時間/周波数ドメインにおいて重なってよい。CORESETは、システム情報(例えば、Master Information Block,MIB)又は端末特定(UE-specific)上位層(例えば、RRC(Radio Resource Control) layer)シグナリングによって設定されてよい。具体的に、CORESETを構成するRB個数及びOFDMシンボル個数(最大で3個)が上位層シグナリングによって設定されてよい。
PDCCHの受信/検出のために、端末はPDCCH候補をモニターする。PDCCH候補は、PDCCH検出のために端末がモニターしなければならないCCEを表す。各PDCCH候補は、ALによって1、2、4、8、16個のCCEと定義される。モニタリングは、PDCCH候補を(ブラインド)デコードすることを含む。端末がモニターするPDCCH候補のセットを、PDCCH検索空間(Search Space,SS)と定義する。検索空間は、共通検索空間(Common Search Space,CSS)又は端末特定検索空間(UE-specific search space,USS)を含む。端末は、MIB又は上位層シグナリングによって設定された1つ以上の検索空間においてPDCCH候補をモニターし、DCIを取得することができる。それぞれのCORESETは1つ以上の検索空間と関連付けられ、各検索空間は1つのCORESTと関連付けられる。検索空間は次のパラメータに基づいて定義されてよい。
- controlResourceSetId:検索空間と関連付けられたCORESETを示す。
- monitoringSlotPeriodicityAndOffset:PDCCHモニタリング周期(スロット単位)及びPDCCHモニタリング区間オフセット(スロット単位)を示す。
- monitoringSymbolsWithinSlot:スロット内のPDCCHモニタリングシンボルを示す(例えば、CORESETの最先頭のシンボルを示す)。
- nrofCandidates:AL={1,2,4,8,16}別のPDCCH候補の数(0,1,2,3,4,5,6,8のいずれか一つの値)を示す。
* PDCCH候補をモニターしなければならない機会(occasion)(例えば、時間/周波数リソース)を、PDCCH(モニタリング)機会と定義する。スロット内に1つ以上のPDCCH(モニタリング)機会が構成されてよい。
表3は、検索空間タイプ別特徴を例示する。
表4は、PDCCHで送信されるDCIフォーマットを例示する。
DCIフォーマット0_0は、TBベース(又は、TBレベル)PUSCHをスケジュールするために用いられ、DCIフォーマット0_1は、TBベース(又は、TBレベル)PUSCH又はCBG(Code Block Group)ベース(又は、CBGレベル)PUSCHをスケジュールするために用いられてよい。DCIフォーマット1_0は、TBベース(又は、TBレベル)PDSCHをスケジュールするために用いられ、DCIフォーマット1_1は、TBベース(又は、TBレベル)PDSCH又はCBGベース(又は、CBGレベル)PDSCHをスケジュールするために用いられてよい(DLグラントDCI)。DCIフォーマット0_0/0_1は、ULグラントDCI又はULスケジューリング情報と呼ばれ、DCIフォーマット1_0/1_1は、DLグラントDCI又はULスケジューリング情報と呼ばれてよい。DCIフォーマット2_0は、動的スロットフォーマット情報(例えば、dynamic SFI)を端末に伝達するために用いられ、DCIフォーマット2_1は、下りリンク先取(pre-Emption)情報を端末に伝達するために用いられる。DCIフォーマット2_0及び/又はDCIフォーマット2_1は、一つのグループとして定義された端末に伝達されるPDCCHであるグループ共通PDCCH(Group common PDCCH)で当該グループ内端末に伝達されてよい。
DCIフォーマット0_0とDCIフォーマット1_0は、フォールバック(fallback)DCIフォーマットと呼ばれ、DCIフォーマット0_1とDCIフォーマット1_1はノン-フォールバックDCIフォーマットと呼ばれてよい。フォールバックDCIフォーマットは、端末設定に関係なくDCIサイズ/フィールド構成が同一に維持される。一方、ノン-フォールバックDCIフォーマットは、端末設定によってDCIサイズ/フィールド構成が変わる。
PDSCHは下りリンクデータ(例えば、DL-SCH transport block,DL-SCH TB)を運搬し、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)、16QAM(Quadrature AmplitudeModulation)、64QAM、256QAMなどの変調方法が適用される。TBをエンコードしてコードワード(codeword)を生成する。PDSCHは、最大で2個のコードワードを運ぶことができる。コードワード別にスクランブリング(scrambling)及び変調マッピング(modulation mapping)が行われ、各コードワードから生成された変調シンボルは、1つ以上のレイヤにマップされてよい。各レイヤはDMRS(Demodulation Reference Signal)と共にリソースにマップされてOFDMシンボル信号として生成され、該当のアンテナポートから送信される。
PUCCHは、UCI(Uplink Control Information)を運ぶ。UCIは次を含む。
- SR(Scheduling Request):UL-SCHリソースを要請するために用いられる情報である。
- HARQ(Hybrid Automatic Repeat reQuest)-ACK(Acknowledgement):PDSCH上の下りリンクデータパケット(例えば、コードワード)に対する応答である。下りリンクデータパケットが成功的に受信されたか否かを示す。単一のコードワードに対する応答としてHARQ-ACK 1ビットが送信され、2つのコードワードに対する応答としてHARQ-ACK 2ビットが送信されてよい。HARQ-ACK応答は、ポジティブACK(簡単に、ACK)、ネガティブACK(NACK)、DTX又はNACK/DTXを含む。ここで、HARQ-ACKは、HARQ ACK/NACK、ACK/NACKと同じ意味で使われてよい。
- CSI(Channel State Information):下りリンクチャネルに関するフィードバック情報である。MIMO(Multiple Input Multiple Output)関連フィードバック情報は、RI(Rank Indicator)及びPMI(Precoding Matrix Indicator)を含む。
表5は、PUCCHフォーマットを例示する。PUCCHの送信長によってショート(Short)PUCCH(フォーマット0、2)及びロング(Long)PUCCH(フォーマット1、3、4)に区別されてよい。
PUCCHフォーマット0は、最大で2ビットサイズのUCIを運搬し、シーケンスベースでマップされて送信される。具体的に、端末は、複数個のシーケンスのうち一つのシーケンスを、PUCCHフォーマット0であるPUCCHで送信することによって特定UCIを基地局に送信する。端末は、肯定(positive)SRを送信する場合に限って、対応するSR設定のためのPUCCHリソース内でPUCCHフォーマット0であるPUCCHを送信する。
PUCCHフォーマット1は、最大で2ビットサイズのUCIを運搬し、変調シンボルは、時間領域(周波数ホッピングの有無によって異なるように設定される。)において直交カバーコード(OCC)によって拡散される。DMRSは、変調シンボルが送信されないシンボルで送信される(すなわち、TDM(Time Division Multiplexing)されて送信される)。
PUCCHフォーマット2は、2ビットよりも大きいビットサイズのUCIを運搬し、変調シンボルはDMRSとFDM(Frequency Division Multiplexing)されて送信される。DM-RSは、1/3の密度で与えられたリソースブロック内のシンボルインデックス#1、#4、#7及び#10に位置する。PN(Pseudo Noise)シーケンスがDM_RSシーケンスのために用いられる。2シンボルPUCCHフォーマット2のために周波数ホッピングは活性化されてよい。
PUCCHフォーマット3は、同一物理リソースブロックにおいて端末多重化がされず、2ビットよりも大きいビットサイズのUCIを運搬する。言い換えると、PUCCHフォーマット3のPUCCHリソースは直交カバーコードを含まない。変調シンボルはDMRSとTDM(TimeDivision Multiplexing)されて送信される。
PUCCHフォーマット4は、同一物理リソースブロックにおいて最大4個の端末まで多重化が支援され、2ビットよりも大きいビットサイズのUCIを運搬する。言い換えると、PUCCHフォーマット3のPUCCHリソースは、直交カバーコードを含む。変調シンボルは、DMRSとTDM(Time Division Multiplexing)されて送信される。
PUSCHは、上りリンクデータ(例えば、UL-SCH transport block,UL-SCH TB)及び/又は上りリンク制御情報(UCI)を運搬し、CP-OFDM(Cyclic Prefix-Orthogonal Frequency Division Multiplexing)波形(waveform)又はDFT-s-OFDM(Discrete Fourier Transform-spread- Orthogonal Frequency Division Multiplexing)波形に基づいて送信される。PUSCHがDFT-s-OFDM波形に基づいて送信される場合に、端末は変換プリコーディング(transform precoding)を適用してPUSCHを送信する。一例として、変換プリコーディングが不可能な場合(例えば、transform precoding is disabled)に、端末はCP-OFDM波形に基づいてPUSCHを送信し、変換プリコーディングが可能な場合(例えば、transform precoding is enabled)に、端末はCP-OFDM波形又はDFT-s-OFDM波形に基づいてPUSCHを送信できる。PUSCH送信は、DCI内のULグラントによって動的にスケジュールされるか、上位層(例えば、RRC)シグナリング(及び/又はL1(Layer 1)シグナリング(例えば、PDCCH))に基づいて半静的(semi-static)にスケジュール(configured grant)されてよい。PUSCH送信は、コードブックベース又は非コードブックベースで行われてよい。
図6にはACK/NACK送信過程を例示する。図6参照すると、端末は、スロット#nにおいてPDCCHを検出できる。ここで、PDCCHは下りリンクスケジューリング情報(例えば、DCIフォーマット1_0、1_1)を含み、PDCCHは、DL assignment-to-PDSCH offset(K0)とPDSCH-HARQ-ACK reporting offset(K1)を示す。例えば、DCIフォーマット1_0、1_1は次の情報を含むことができる。
- Frequency domain resource assignment:PDSCHに割り当てられたRBセットを示す。
- Time domain resource assignment:K0、スロット内のPDSCHの開始位置(例えば、OFDMシンボルインデックス)及び長さ(例えば、OFDMシンボル個数)を示す。
- PDSCH-to-HARQ_feedback timing indicator:K1を示す。
- HARQ process number(4ビット):データ(例えば、PDSCH、TB)に対するHARQプロセスID(Identity)を示す。
その後、端末は、スロット#nのスケジューリング情報に基づいてスロット#(n+K0)にPDSCHを受信した後、スロット#(n+K1)にPUCCHでUCIを送信できる。ここで、UCIは、PDSCHに対するHARQ-ACK応答を含む。PDSCHが最大で1個のTBを送信するように構成された場合に、HARQ-ACK応答は1ビットで構成されてよい。PDSCHが最大で2個のTBを送信するように構成された場合に、HARQ-ACK応答は、空間(spatial)バンドリングが構成されていると2ビットで構成され、空間バンドリングが構成されていないと1ビットで構成されてよい。複数のPDSCHに対するHARQ-ACK送信時点がスロット#(n+K1)と指定された場合に、スロット#(n+K1)に送信されるUCIは、複数のPDSCHに対するHARQ-ACK応答を含む。
表6は、PDSCH-to-HARQ_feedback timing indicator(K1)を例示する。PDSCH-to-HARQ_feedback timing indicatorは、1~3ビットで構成されてよい。
* dl-DataToUL-ACKは、上位層(例えば、RRC)信号によって設定される値である。dl-DataToUL-ACKが0以上の値に設定された場合に、PDSCH-to-HARQタイミングを指示するのに適用可能(applicable)である。一方、DataToUL-ACKは適用不可(inapplicable)値(例えば、負数又は非数字値)に設定されてもよい。この場合、dl-DataToUL-ACKは、PDSCH-to-HARQタイミングを指示するのに適用不可能である。
基地局/端末にはDL送信のために複数の並列DL HARQプロセスが存在する。複数の並列HARQプロセスは、前のDL送信を受信することに成功したか否かに対するHARQフィードバックを待つ間にDL送信が連続して行われるようにする。各HARQプロセスは、MAC(Medium Access Control)層のHARQバッファーと関連付けられる。各DL HARQプロセスは、バッファー内のMAC PDU(Physical Data Block)の送信回数、バッファー内のMAC PDUに対するHARQフィードバック、現在リダンダンシーバージョン(redundancy version)などに関する状態変数を管理する。各HARQプロセスはHARQプロセスIDによって区別される。
図7にはPUSCH送信過程を例示する。図7を参照すると、端末は、スロット#nにPDCCHを検出できる。ここで、PDCCHは上りリンクスケジューリング情報(例えば、DCIフォーマット0_0、0_1)を含む。DCIフォーマット0_0、0_1は、次の情報を含むことができる。
- Frequency domain resource assignment:PUSCHに割り当てられたRBセットを示す。
- Time domain resource assignment:スロットオフセットK2、スロット内のPUSCHの開始位置(例えば、シンボルインデックス)及び長さ(例えば、OFDMシンボル個数)を示す。開始シンボルと長さは、SLIV(Start and Length Indicator Value)で指示されるか、それぞれ指示されてよい。
その後、端末はスロット#nのスケジューリング情報によってスロット#(n+K2)にPUSCHを送信できる。ここで、PUSCHはUL-SCH TBを含む。
図8には、UCIをPUSCHに多重化する例を示す。スロット内に複数のPUCCHリソースとPUSCHリソースとが重なり、PUCCH-PUSCH同時送信が設定されていない場合に、UCIは、図示のようにPUSCHで送信されてよい(UCIピギーバック又はPUSCHピギーバック)。図8には、HARQ-ACKとCSIがPUSCHリソースに乗せられる場合を例示する。
図9には、非免許帯域を支援する無線通信システムを例示する。便宜上、免許帯域(以下、L-バンド)で動作するセルをLCellと定義し、LCellのキャリアを(DL/UL)LCC(Licensed Component Carrier)と定義する。また、非免許帯域(以下、U-バンド)で動作するセルをUCellと定義し、UCellのキャリアを(DL/UL)UCC(Unlicensed Component Carrier)と定義する。セルのキャリアは、セルの動作周波数(例えば、中心周波数)を意味できる。セル/キャリア(例えば、Component Carrier,CC)はセルと総称されてよい。
キャリア併合(Carrier Aggregation,CA)が支援される場合に、一つの端末は、併合された複数のセル/キャリアで基地局と信号を送受信することができる。一つの端末に複数のCCが構成された場合に、一つのCCはPCC(Primary CC)として設定され、残りのCCはSCC(Secondary CC)として設定されてよい。特定の制御情報/チャネル(例えば、CSS PDCCH、PUCCH)は、PCCでのみ送受信されるように設定されてよい。データは、PCC/SCCで送受信されてよい。図9(a)は、端末と基地局がLCC及びUCCで信号を送受信する場合を例示する(NSA(non-stand alone)モード)。この場合、LCCはPCCとして設定され、UCCはSCCとして設定されてよい。端末に複数のLCCが構成された場合に、一つの特定LCCはPCCとして設定され、残りのLCCはSCCとして設定されてよい。図9(a)は、3GPP LTEシステムのLAAに該当する。図9(b)は、端末と基地局がLCC無しに1つ以上のUCCで信号を送受信する場合を例示する(SA(stand alone)モード)。この場合。UCCのいずれか一つはPCCとして設定され、残りのUCCはSCCとして設定されてよい。これにより、NR UCellではPUCCH、PUSCH、PRACH送信などが支援されてよい。3GPP NRシステムの非免許帯域ではNSAモードとSAモードの両方が支援されてよい。
図10には、非免許帯域でリソースを占有する方法を例示する。非免許帯域に対する地域別規制(regulation)によれば、非免許帯域内の通信ノードは、信号送信前に他の通信ノードのチャネル使用の有無を判断しなければならない。具体的に、通信ノードは、信号送信に先立ってCS(Carrier Sensing)を行うことにより、他の通信ノードが信号送信を行うか否かを確認することができる。他の通信ノードが信号送信を行わないと判断された場合を、CCA(Clear Channel Assessment)が確認されたと定義する。既に定義された或いは上位層(例えば、RRC)シグナリングによって設定されたCCA臨界値がある場合に、通信ノードは、CCA臨界値よりも高いエネルギーがチャネルから検出されると、チャネル状態をビジー(busy)と判断し、そうでないと、チャネル状態をアイドル(idle)と判断できる。参考として、Wi-Fi標準(802.11ac)において、CCA臨界値は非Wi-Fi信号に対して-62dBm、Wi-Fi信号に対して-82dBmと規定されている。チャネル状態がアイドルと判断されると、通信ノードはUCellで信号送信を開始することができる。上述した一連の過程を、LBT(Listen-Before-Talk)又はCAP(Channel Access Procedure)と呼ぶことができる。LBTとCAPは互いに言い換え可能である。
ヨーロッパではFBE(Frame Based Equipment)とLBE(Load Based Equipment)と命名される2つのLBT動作を例示している。FBEは、通信ノードがチャネル接続に成功した際に送信を持続できる時間を意味するチャネル占有時間(channeloccupancy time)(例えば、1~10ms)と該チャネル占有時間の少なくとも5%に該当するアイドル期間(idle period)が1つの固定(fixed)フレームを構成し、CCAはアイドル期間の末尾部分においてCCAスロット(少なくとも20μs)の間にチャネルを観測する動作として定義される。通信ノードは、固定フレーム単位で周期的にCCAを行い、チャネルが非占有(unoccupied)状態である場合には、チャネル占有時間の間にデータを送信し、チャネルが占有(occupied)状態である場合には送信を保留し、次の周期のCCAスロットまで待つ。
一方、LBEでは、通信ノードはまずq∈{4,5,…,32}の値を設定した後に1個のCCAスロットに対するCCAを行い、最初のCCAスロットでチャネルが非占有状態であれば、最大で(13/32)q ms長の時間を確保してデータを送信することができる。最初のCCAスロットでチャネルが占有状態であれば、通信ノードはランダムにN∈{1,2,…,q}の値を選んでカウンターの初期値として保存し、その後、CCAスロット単位でチャネル状態をセンシングしながら、CCAスロット単位でチャネルが非占有状態であれば、カウンターに保存された値を1ずつ減らしていく。カウンター値が0になると、通信ノードは最大で(13/32)q ms長の時間を確保してデータを送信することができる。
具体的に、非免許帯域における上りリンク送信のために複数のCAPタイプ(すなわち、LBTタイプ)が定義されてよい。例えば、上りリンク送信のためにType 1又はType 2 CAPが定義されてよい。端末は、上りリンク信号の送信のために基地局が設定/指示したCAP(例えば、Type 1又はType 2)を行うことができる。
(1)Type 1上りリンクCAP方法
図11は、上りリンク信号送信のための端末のType 1 CAP動作フローチャートである。
端末は、非免許帯域での信号送信のためにCAPを開始することができる(S1510)。端末は、ステップ1によって、競合ウィンドウ(CW)内でバックオフカウンターNを任意に選択することができる。このとき、N値は初期値Ninitに設定される(S1520)。Ninitは、0~CWpの値から任意の値が選択される。続いて、ステップ4によって、バックオフカウンター値(N)が0であれば(S1530;Y)、端末はCAP過程を終了する(S1532)。その後、端末はTxバースト送信を行うことができる(S1534)。一方、バックオフカウンター値が0でなければ(S1530;N)、端末はステップ2によって、バックオフカウンター値を1だけ減らす(S1540)。その後、端末は、UCell(s)のチャネルがアイドル状態であるか否か確認し(S1550)、チャネルがアイドル状態であれば(S1550;Y)、バックオフカウンター値が0であるか確認する(S1530)。逆に、S1550段階でチャネルがアイドル状態でなければ、すなわち、チャネルがビジー状態であれば(S1550;N)、端末はステップ5によって、スロット時間(例えば、9us)よりも長い遅延期間(defer duration Td;25usec以上)の間に当該チャネルがアイドル状態であるか確認する(S1560)。遅延期間の間にチャネルがアイドル状態であれば(S1570;Y)、端末は(再び)CAP過程を再開することができる。ここで、遅延期間は、16usec区間及びその直後のmp個の連続するスロット時間(例えば、9us)で構成されてよい。一方、遅延期間間チャネルがビジー状態であれば(S1570;N)、端末はS1560段階を再び行い、新しい遅延期間の間にチャネルがアイドル状態であるか再び確認する。
表7は、チャネル接続優先順位クラス(p)に従って、CAPに適用されるmp、最小CW(CWmin,p)、最大CW(CWmax,p)、最大チャネル占有時間(Maximum Channel Occupancy Time,MCOT)(Tulmcot,p)及び許容されたCWサイズ(allowed CW sizes)が変わることを例示する。
Type 1 CAPに適用されるCWサイズ(CWS)は、様々な方法に基づいて決定されてよい。一例として、CWSは、一定時間区間(例えば、参照TU)内のUL-SCHのHARQプロセスIDであるHARQ_ID_refと関連した少なくとも一つのHARQプロセッサのためのNDI(New Data Indicator)値がトグルされるか否かに基づいて調整されてよい。端末が搬送波上でチャネル接続優先順位クラスpと関連付けられたType 1 CAPを用いて信号送信を行う場合に、端末は、HARQ_ID_refと関連した少なくとも一つのHARQプロセスのためのNDI値がトグルされると、全ての優先順位クラスp∈{1,2,3,4}においてCWp=CWmin,pと設定し、そうでないと、全ての優先順位クラスp∈{1,2,3,4}においてCWpを、次に高い許容された値(next higher allowed value)に増加させる。
参照サブフレームnref(又は、参照スロットnref)は次のように決定される。
端末がサブフレーム(又は、スロット)ngでULグラントを受信し、サブフレーム(又は、スロット)n0、n1、...nw内でサブフレーム(又は、スロット)n0から始まり、ギャップのないUL-SCHを含む送信を行う場合に、参照サブフレーム(又は、スロット)nrefは、サブフレーム(又は、スロット)n0である。
(2)Type 2上りリンクCAP方法
少なくともセンシング区間Tshort_ul=25usの間にチャネルがアイドルであるとセンシングされると、端末はセンシングの終了した直後(immediately after)から非免許帯域で上りリンク送信(例えば、PUSCH)ができる。Tshort_ulは、Tsl(=9us)+Tf(=16us)で構成されてよい。
実施例:U-バンドでのHARQ-ACKフィードバック
U-バンドでのスタンドアロン動作を支援するために、DLデータ(例えば、PDSCH)受信に対して、端末のU-バンドPUCCH/PUSCH送信に基づくHARQ-ACKフィードバック動作が必須であり得る(以下、便宜上、HARQ-ACKをA/Nと総称する)。PUCCH/PUSCHは、PUCCH又はPUSCHを表す。一例として、基地局は、LBT(CCA)動作を行って確保したCOT(Channel Occupancy Time)区間で端末にDLデータ送信をスケジュールし、同一のCOT区間で当該端末から当該DLデータ受信に対するHARQ-ACKフィードバックが送信されるように指示する過程が考慮されてよい(以下、便宜上、LBT又はCCAをLBTと総称する。)。他の例として、DLデータ信号のデコーディング及び対応するHARQ-ACK信号のエンコーディングに伴う端末プロセシング時間によって、特定COT区間でスケジュール/送信されたDLデータ受信に対するHARQ-ACKフィードバックを、当該COT後の別のCOT区間で送信するように指示する過程も考慮されてよい。
以下、本明細書では、U-バンドでのHARQ-ACKフィードバック(以下、A/N)構成/送信方法について提案する。ここで、A/N構成/送信方法は、LBT動作、COT構成などを考慮して行われてよい。本明細書で提案された事項は、PUCCH/PUSCHを用いたHARQ-ACKフィードバック送信方法に限定されず、PUCCH/PUSCHを用いた他のUCI(例えば、CSI、SR)送信方法にも類似に適用されてよい。また、本明細書において提案された事項は、LBTベースのU-バンド動作に限定されず、LBTを伴わないL-バンド(又は、U-バンド)動作にも類似に適用されてよい。また、以下の説明において、複数のCC(インデックス)は一つ(以上)のCC/(サービング)セル内に構成された複数のBWP(インデックス)に代替されるか、複数のBWPで構成された複数のCC/(サービング)セル(すなわち、CC(インデックス)とBWP(インデックス)との組合せ)に代替されてよい。
まず、次のように用語を定義する。
- UCI:端末がUL送信する制御情報を意味する。UCIは、種々のタイプの制御情報(すなわち、UCIタイプ)を含む。例えば、UCIは、HARQ-ACK、SR、CSIを含む。
- HARQ-ACK:PDSCH上のDLデータ(例えば、送信ブロック(TB)、コードワード(CW))が成功的に受信されたか否かを示す。単一DLデータに対する応答としてHARQ-ACK 1ビットが送信され、2つのDLデータに対する応答としてHARQ-ACK 2ビットが送信されてよい。HARQ-ACK応答/結果は、ポジティブACK(ACK)、ネガティブACK(NACK)、DTX又はNACK/DTXを含む。ここで、HARQ-ACKは、ACK/NACK、A/N、ANと同じ意味で使われてよい。
- HARQプロセス番号/ID:HARQプロセスの番号又は識別子を示す。HARQプロセスは、バッファー内のMAC PDUの送信回数、バッファー内のMAC PDUに対するHARQフィードバック、現在リダンダンシーバージョンなどに関する状態変数を管理する。
- PUCCH:UCI送信のための物理層ULチャネルを意味する。便宜上、A/N、SR、CSI送信のために、基地局が設定した及び/又は送信を指示したPUCCHリソースをそれぞれA/N PUCCHリソース、SR PUCCHリソース、CSI PUCCHリソースと命名する。
- PUSCH:ULデータ送信のための物理層ULチャネルを意味する。
- スロット:データスケジューリングのための基本時間単位(時間単位(time unit,TU)又は時間インタバル(time interval))を意味する。スロットは複数のシンボルを含む。ここで、シンボルは、OFDMベースシンボル(例えば、CP-OFDMシンボル、DFT-s-OFDMシンボル)を含む。本明細書においてシンボル、OFDMベースシンボル、OFDMシンボル、CP-OFDMシンボル及びDFT-s-OFDMシンボルは、互いに代替可能である。
下記に説明する各提案方案は、他の提案方案と相互に背馳しない限り、共に適用されてよい。
(1)基本動作方式
本明細書において提案するA/Nフィードバック構成/送信方法のための基本動作方式について説明すると、次の通りである。本明細書において、A/NトリガリングDCIは少なくともDLグラントDCIを含み、(DLグラントDCIに加えて)ULグラントDCI及び/又はPDSCH/PUSCH送信をスケジュールしない特定DCIをさらに含んでよい。
1)タイミングベースのA/Nフィードバック方式(以下、t-A/N方式)(図12)
A.事前にRRCシグナリングによって複数の候補HARQタイミングを設定した後、基地局は(DLグラント)DCIを用いて複数の候補HARQタイミングのうち一つを端末に指示できる。この場合、端末は、全候補HARQタイミングセットに対応する複数スロット(或いは、スロット集合;便宜上、バンドリングウィンドウという。)での(複数)PDSCH受信に対するA/Nフィードバックを、指示されたHARQタイミングで送信するように動作することができる。ここで、HARQタイミングは、PDSCH-to-A/Nタイミング/間隔を意味する。HARQタイミングはスロット単位で表現されてよい。
例えば、A/N送信がスロット#mと指示された場合に、A/N情報は、スロット#(m-i)でのPDSCH受信に対する応答情報を含むことができる。ここで、スロット#(m-i)は、候補HARQタイミングに対応するスロットに該当する。図12(a)は、候補HARQタイミングがi={2,3,4,5}と設定された場合を例示する。この場合、A/N送信時点が#(n+5)(=m)と指示されると、端末はスロット#n~#(n+3)(=m-i)のPDSCH受信に対するA/N情報を生成/送信できる(すなわち、4個のスロットの全てに対してA/Nフィードバック)。ここで、スロット#n+1/#n+3のPDSCH受信に対するA/N応答はNACKとして処理されてよい。
便宜上、このA/Nフィードバック構成/送信方式を“タイプ-1A/Nコードブック”と称する。
B.HARQタイミング指示に加えて、(DLグラント)DCIを用いてc-DAI(counter Downlink Assignment Index)及び/又はt-DAI(total-DAI)が共にシグナルされてよい。c-DAIは、(DLグラント)DCIに対応するPDSCHが何番目にスケジュールされているかを知らせることができる。t-DAIは、現在(スロット)までスケジュールされたPDSCHの総個数(又は、PDSCHが存在するスロットの総個数)を知らせることができる。これにより、端末は、c-DAI初期値から(受信された)最後のt-DAI値までのc-DAI値に対応するPDSCHに対するA/Nを、指示されたHARQタイミングで送信するように動作することができる。端末に構成されたサービングセルの個数が1つである場合に、c-DAIとt-DAIは同じ意味を有してよい。したがって、t-DAIは、サービングセルの個数が複数である場合に限って(DLグラント)DCIに含まれてよい。端末に複数のサービングセルが構成された場合に、c-DAIはセルドメインにおいてまず計数された後、時間ドメインにおいて計数されたPDSCHのスケジューリング順序(又は、PDSCHが存在する(サービングセル、スロット)の順序)を知らせることができる。類似に、t-DAIは、現在(スロット)までスケジュールされたPDSCHの総個数(又は、PDSCHが存在する(サービングセル、スロット)の総個数)を知らせることができる。ここで、c-DAI/t-DAIはPDCCHを基準に定義されてよい。この場合、前の説明においてPDSCHはPDCCHに代替され、PDCCHが存在するスロットは、該PDCCHと関連したPDCCH(或いは、DCI)が存在するPDCCHモニタリング機会に代替されてよい。
c-DAI/t-DAIはそれぞれ2ビット値で指示されてよい。4よりも大きい数は、モジュロ演算によって次のように指示されてよい。
- DAIビットが00(例えば、DAI値=1)である場合:4n+1を指示(すなわち、1,5,9,...)
- DAIビットが01(例えば、DAI値=2)である場合:4n+2を指示(すなわち、2,6,10,...)
- DAIビットが10(例えば、DAI値=3)である場合:4n+3を指示(すなわち、3,7,11,...)
- DAIビットが11(例えば、DAI値=4)である場合:4n+4を指示(すなわち、4,8,12,...)
* nは、0以上の整数を表す。
図12(b)は、図12(a)と同じ状況において(DLグラント)DCIによってDAIがシグナルされる場合を例示する。図12(b)を参照すると、スロット#nで、DAI=00を有するDCIによってスケジュールされたPDSCHが受信され、スロット#(n+2)で、DAI=10を有するDCIによってスケジュールされたPDSCHが受信されてよい。この場合、端末は、連続したDAI値(すなわち、DAI=00/01/11)(以下、DAIシーケンス)に該当する3個のPDSCH受信に対してのみA/N情報を生成/送信することができる。ここで、DAI=01に対応するPDSCH受信に対するA/N応答はNACKとして処理されてよい。
2)プーリング(pooling)ベースのA/Nフィードバック方式(以下、p-A/N方式)(図13)
A.DLグラントDCIを用いて、対応するPDSCHに対するA/Nフィードバック送信を延期(pending/deferring)させる動作を指示することができる。その後、DCIを用いて、(i)全DLHARQプロセスID、或いは(ii)特定の一部DL HARQプロセスIDに対応するPDSCHに対するA/Nフィードバックの送信を指示することができる(pooling)。A/Nフィードバックは、特定信号(例えば、RRC又はDCIシグナリング)に基づいて設定/指示されたタイミングで送信されてよい。A/Nプーリングは、DLグラント(例えば、DCIフォーマット1_0/1_1)、ULグラント(例えば、DCIフォーマット0_0/0_1)又は他のDCI(例えば、端末(グループ)共通DCI)で指示されてよい。便宜上、A/Nプーリングを指示するDCIをプーリングDCIと称する。プーリング対象となるHARQプロセスIDは、あらかじめ設定/定義されているか、プーリングDCIによって指示されてよい。A/Nプーリングは、全体/グループ/個別のHARQプロセスID単位で指示されてよい。
例えば、図13を参照すると、端末は、基地局から3個のPDSCHを受信することができ、それぞれのPDSCHに割り当てられたHARQプロセスID(HpID)は0、3及び2であってよい。また、それぞれのDLグラントDCIによって3個のPDSCHに対してA/Nペンディング(AN=pe)が指示されてよい。この場合、端末は、HpID=0/3/2に対応するPDSCH受信に対するA/N送信を延期する。その後、基地局からプーリングDCI(AN=pooling)を受信すると、端末は全HpID或いは一部HpIDに対応するPDSCH受信に対するA/Nを一度で送信することができる。
B.t-A/N方式にc-/t-DAIシグナリングが設定された場合(例えば、DLグラントDCIによってDAIがシグナルされる場合)に、A/Nプーリングは、(プーリングDCIによって指示された)HARQプロセスIDに対応するPDSCHに対するA/N送信をプールすること、或いは(プーリングDCIによって指示された)t-DAI値に対応するPDSCHに対するA/N送信をプールすることと定義されてよい。後者の場合、端末は、c-DAI初期値~t-DAI値に対応するPDSCH受信に対するA/N情報を一度で送信することができる。
(2)提案方法1
提案方法1では、A/NトリガリングDCIを用いて、1)実際のA/N送信タイミングを指示するタイミング-Aと、2)A/Nフィードバック対象となる(DL PDSCH)スロットグループに対応する基準(reference)A/Nタイミングを指示するタイミング-D、がシグナルされてよい。
これに基づき、端末は、タイミング-Aと指示された時点で、タイミング-Dに対応するスロットグループ(そこでのPDSCH受信)に対するA/Nフィードバックを送信するように動作することができる。この場合、A/Nペイロードは、当該スロットグループに属するスロットインデックス順にマッピング(例えば、オーダリング(ordering))されてよい。
一例として、A/NトリガリングDCI(或いは、A/NトリガリングDCIがDLグラントDCIである場合には、対応するPDSCH)がスロット#nで送信/検出され、当該DCIによってタイミング-A=K及びタイミング-D=Lが指示されてよい。この場合、端末は、スロット#(n+K-L)に対応するスロットグループ(すなわち、そこでのPDSCH受信)に対するA/Nフィードバックを、スロット#(n+K)で送信するように動作できる。ここで、スロットグループは、複数(例えば、M個)の候補タイミング値D_m(m=0,1,...,M-1)で構成されたタイミングセットと規定されてよい。例えば、スロット#nに対応するスロットグループは、スロット#(n-D_m)又はスロット#(n+D_m)(m=0,1,...,M-1)に該当するM個のスロットと構成/定義されてよい。この場合、スロット#(n+K-L)に対応するスロットグループは、スロット#(n+K-L-Dm)又はスロット#(n+K-L+D_m)(m=0,1,...,M-1)と構成/定義されてよい。
一方、スロットグループを規定するタイミングセットは、タイミング-Aで指示可能な候補タイミング-A値の集合(例えば、K_m;m=0,1,...,M-1)と同一に設定されるか、独立して(異なるように)設定されてよい。例えば、スロット#nに対応するバンドリングウィンドウはスロット#(n-K_m)と構成され、スロット#nに対応するスロットグループもK_m(m=0,1,...,M-1)と構成されたタイミングセットによって規定されてよい。一例として、A/NトリガリングDCI(或いは、A/NトリガリングDCIがDLグラントDCIである場合に、対応するPDSCH)がスロット#nで送信/検出され、当該DCIによってタイミング-A=Kとタイミング-D=Lが指示されてよい。この場合、端末は、スロット#(n+K-L)に対応するスロットグループ(そこでのPDSCH受信)に対するA/Nフィードバックを、スロット#(n+K)で送信するように動作できる。ここで、スロット#(n+K-L)に対応するスロットグループは、スロット#(n+K-(K_m+L))(m=0,1,...,M-1)と構成されてよい。
一方、A/NトリガリングDCIがDLグラントDCIと同一である(すなわち、タイミング-Aとタイミング-DがいずれもDLグラントDCIによってシグナルされる)場合に、端末は、タイミング-Aとして指示された時点で、1)タイミング-Aに対応するバンドリングウィンドウ(そこでのPDSCH受信)に対するA/Nフィードバックと、2)タイミング-Dに対応するスロットグループ(そこでのPDSCH受信)に対するA/Nフィードバックを結合して(同時に、例えば、1つのPUCCH/PUSCHで)送信するように動作できる。
一例として、DLグラントDCI或いは対応するPDSCHがスロット#nで送信/検出され、当該DCIによってタイミング-A=Kとタイミング-D=Lが指示された場合に、端末は、1)スロット#(n+K)に対応するバンドリングウィンドウ(そこでのPDSCH受信)に対するA/Nフィードバックと、2)スロット#(n+K-L)に対応するスロットグループ(そこでのPDSCH受信)に対するA/Nフィードバックを結合して、スロット#(n+K)で送信するように動作できる。ここで、スロット#(n+K-L)に対応するスロットグループは、(i)スロット#(n+K-L-Dm)又はスロット#(n+K-L+D_m)(m=0,1,...,M-1)と構成/定義されるか、(ii)スロット#(n+K-(K_m+L))(m=0,1,...,M-1)と構成/定義されてよい。
さらに、(例えば、A/NトリガリングDCIがDLグラントDCIと同一である場合に)DCIを用いて、タイミング-D及び/又はそれに対応するスロットグループ(それに対するA/Nフィードバック要請)がないことを指示することができる。例えば、タイミング-D=特定値(例えば、0)と設定された場合に、対応するスロットグループ(それに対するA/Nフィードバック要請)がないことを指示できる。
さらに、(例えば、A/NトリガリングDCIがDLグラントDCIと同一である場合に)DCIを用いて、タイミング-Aに対応するバンドリングウィンドウ(或いは、タイミング-Dに対応するスロットグループ)に属するスロットのうち特定の一部(例えば、最初或いは最後のスロット)に対してのみA/Nフィードバックを送信するように(例えば、タイミング-D指示フィールドで)指示することができる。
さらに他の方法として、タイミング-A/タイミング-D及びそれに対応するスロットグループ(例えば、バンドリングウィンドウ)に対するA/Nフィードバック送信トリガリングを、端末(グループ)共通DCIを用いてシグナルする構造も考慮できる。
一方、制限されたDCIフィールドサイズ/ビット数のため、タイミング-Dで指示可能な基準A/Nタイミング(それに対応するA/Nフィードバック対象スロットグループ)には限界があり得る。これを考慮して、タイミング-D指示フィールドの特定状態(state)を用いて、(特定スロットグループではなく)全体或いは(あらかじめ指定された)特定の一部HARQプロセスIDに対応するPDSCH受信に対するA/Nフィードバックを送信するように指示してもよい。
一方、タイミング-D値別にA/N送信PUCCH/PUSCHリソース(セット)が異なるように設定されてよい。例えば、それぞれのタイミング-D値に対応するスロットグループ別に、A/N送信PUCCH/PUSCHリソース(セット)が異なるように設定されてよい。また、それぞれのA/N送信PUCCH/PUSCHリソース(セット)別に対応する(例えば、当該PUCCH/PUSCHリソース(セット)へのA/Nフィードバック対象スロットグループに対応する)タイミング-D値が異なるように設定されてよい。例えば、PUCCH/PUSCHリソース(セット)別に対応するスロットグループが異なるように設定され、それによってタイミング-D値も異なるように設定されてよい。
(3)提案方法2
提案方法2では、一つのスロットグループサイズ(例えば、単一スロットグループ内のスロット数N或いは単一スロットグループ内のスケジューリング可能な最大PDSCH数N)があらかじめ設定された状態で、1)DLグラントDCIによって、当該DCI或いは対応するPDSCHが送信されたスロットの属したスロットグループIDを指示するcurrent-ID(c-ID)がシグナルされ、2)A/NトリガリングDCIによって、A/Nフィードバック対象となる(DL PDSCH)スロットグループIDを指示するfeedback-ID(f-ID)がシグナルされてよい。
これに基づき、端末は、A/N送信タイミングとして指示された時点(例えば、スロット)で、feedback-IDに対応するスロットグループ(そこでのPDSCH受信)に対するA/Nフィードバックを送信できる。ここで、feedback-IDに対応するスロットグループは、前にfeedback-IDと同じ値のcurrent-IDがシグナル/受信されたスロット、すなわち、DLグラントDCIによってfeedback-IDと同じ値のcurrent-IDがシグナル/受信されたスロットを含む。
このとき、A/Nペイロードは、(DLグラントDCIによってcounter-DAIがシグナルされるように設定された状態で)feedback-IDに対応するスロットグループに対して、DLグラントDCIによって受信された(例えば、1からNまでの)counter-DAI値の順にマッピング(ordering)されてよい。
一例として、図14を参照すると、A/NトリガリングDCI(或いは、A/NトリガリングDCIがDLグラントDCIである場合に、対応するPDSCH)がスロット#nで送信/検出され、当該DCIによってタイミング-A(T-A)=K及びfeedback-ID(f-ID)=Xが指示されてよい。この場合、端末は、スロットグループID=Xに対応する(すなわち、DLグラントDCIによってcurrent-ID(c-ID)=Xと受信された)スロットグループでのPDSCH受信に対するA/Nフィードバックを、スロット#(n+K)で送信できる。
一方、counter-DAIは、図12(b)のように、一つのスロットグループ(ID)内において(初期値(例えば、1)から始まって)連続する値を有するように決定/シグナルされてよい。すなわち、異なるスロットグループ間にcounter-DAI値は独立して決定/シグナルされてよい。また、スロットグループは、(DCIによって指示される)同じスロットグループID値に対応する1からNまでのcounter-DAI値で構成されたDAIシーケンス形態として規定されてよい。この場合、スロットグループは、受信/検出されたcounter-DAIに基づいて不連続スロットで構成されてよい。本明細書において、スロットグループIDとDAIシーケンスIDは互いに代替/互換されてよい。
一方、A/NトリガリングDCIがDLグラントDCIと同一である(すなわち、current-IDとfeedback-IDが両方ともDLグラントDCIによってシグナルされる)場合に、端末は、タイミング-Aで指示された時点に、1)タイミング-Aに対応するバンドリングウィンドウ或いはcurrent-IDに対応するスロットグループ(そこでのPDSCH受信)に対するA/Nフィードバックと、2)feedback-IDに対応するスロットグループ(そこでのPDSCH受信)に対するA/Nフィードバックを結合して(例えば、concatenate)(同時、例えば、一つのPUCCH/PUSCHで)送信するように動作できる。
一方、本明細書において、A/NトリガリングDCI(例えば、DLグラントDCI、ULグラントDCI)によってfeedback-IDがシグナル/指示されるとは、当該DCIでは、A/Nフィードバック送信/要請対象となる総(PDSCH)スロットグループ(ID)数を指示するtotal-IDがシグナルされ、total-IDとcurrent-IDから決定される特定スロットグループIDをfeedback-IDとして適用することを意味できる。一例として、最大で2個の(PDSCH)スロットグループID(例えば、ID=0又はID=1)が設定/構成された状態で、current-IDがXと指示され、total-IDが1と指示された場合に、feedback-IDは、(current-IDと同じ値である)Xと決定/適用されてよい。他の例として、最大で2個の(PDSCH)スロットグループID(例えば、ID=0又はID=1)が設定/構成された状態で、current-IDがXと指示され、total-IDが2と指示された場合に、feedback-IDは、(current-IDと異なる値である)Yと決定/適用されてよい。この場合、XとYは互いに異なる値として決定されてよい(例えば、X=0であればY=1、又はX=1であればY=0)。このようなfeedback-ID決定方法を、便宜上、“Method 1”と称する。
一例として、DLグラントDCI或いは対応するPDSCHがスロット#nで送信/検出され、当該DCIによってタイミング-A=K、current-ID=X、及びfeedback-ID=Y(又は、total-ID=2)が指示されてよい。この場合、端末は、1)スロット#(n+K)に対応するバンドリングウィンドウ或いはID=Xに対応するスロットグループ(そこでのPDSCH受信)に対するA/Nフィードバックと、2)ID=Yに対応するスロットグループ(そこでのPDSCH受信)に対するA/Nフィードバックを結合して、スロット#(n+K)で送信できる。
一方、本明細書において、A/NトリガリングDCI(例えば、DLグラントDCI、ULグラントDCI)によってシグナル/指示されるfeedback-ID(それに対応する(PDSCH)スロットグループ)に対するtotal-DAI及び/又はNFI(New Feedback Indicator)は、Method 1によって決定されるfeedback-IDに対するtotal-DAI及び/又はNFIを意味するか、(total-IDとして指示された値に関係なく)current-IDと異なる値を有するother-ID(それに対応するスロットグループ)に対するtotal-DAI及び/又はNFIを意味できる。後者の例として、最大で2個の(PDSCH)スロットグループID(例えば、ID=0又はID=1)が設定/構成された状態で、current-ID=Xと指示された場合に、“feedback-IDに対するtotal-DAI及び/又はNFI”は、other-ID=Yに対応するスロットグループに対するtotal-DAI及び/又はNFIを意味できる。この場合、XとYは、互いに異なる値として決定されてよい(例えば、X=0であればY=1、又はX=1であればY=0)。このようなother-ID決定及びtotal-DAI/NFI適用方法を、便宜上、“Method 2”と称する。
ここで、NFIは1ビット情報であって、前(例えば、最後)の時点に送信したA/Nフィードバック(以下、以前A/Nフィードバックという。)が、(a)基地局で正確に検出/受信されたか、(b)基地局で検出/受信に失敗したかがシグナルされてよい。(a)において、端末は、以前A/N送信後にスケジュールされたPDSCHに対応するA/Nを除く残りの部分をNACK又はDTX(フィードバック構成/送信を省略)として処理して、アップデートされたA/Nフィードバックを構成/送信することができる。(b)において、端末は、以前A/N送信後にスケジュールされたPDSCHに対応するA/Nを除く残りの部分をそのまま維持して、A/Nフィードバックを構成/送信できる。(a)では、以前DCIによって指示されたNFI値からトグルされたNFI値が、現在DCIによって指示される。(b)では、以前DCIによって受信されたNFI値からトグルされていないNFI値が、現在DCIによって指示されてよい。
一例として、DLグラントDCI或いは対応するPDSCHがスロット#nで送信/検出され、当該DCIによってtiming-A=K、current-ID=X及びfeedback-ID=Y(又は、total-ID値が2)とそれぞれ指示された場合に、端末は、1)スロット#(n+K)に対応するバンドリングウィンドウ或いはID=Xに対応するスロットグループ(そこでのPDSCH受信)に対するA/Nフィードバックと、2)ID=Yに対応するスロットグループ(そこでのPDSCH受信)に対するA/Nフィードバックを結合して、スロット#(n+K)で送信するように動作できる。
さらに、(例えば、A/NトリガリングDCIがDLグラントDCIと同一である場合に)DCIを用いて、feedback-ID(又は、other-ID)及び/又はそれに対応するスロットグループ(それに対するA/Nフィードバック要請)がないことを(例えば、feedback-ID(又は、total-ID)指示フィールドによって)指示できる。一例として、feedback-IDがcurrent-IDと同じ値(又は、total-ID値が1)として指示された場合に、端末は、current-IDに対応する(一つの)スロットグループに対してのみA/Nフィードバックを構成/送信するように動作できる。
また、さらに、(例えば、A/NトリガリングDCIがDLグラントDCIと同一である場合に)DCIを用いて、タイミング-Aに対応するバンドリングウィンドウ又はcurrent-IDに対応するスロットグループ(或いは、feedback-ID(又は、other-ID)に対応するスロットグループ)に属するスロットのうち特定の一部(例えば、最初或いは最後のスロット)に対してのみA/Nフィードバックを送信するように(例えば、feedback-ID(又は、total-ID)指示フィールドによって)指示できる。
他の方法として、current-IDを端末(グループ)共通DCI #1でシグナルし、及び/又はfeedback-ID及びそれに対応するスロットグループに対するA/Nフィードバック送信トリガリングを端末(グループ)共通DCI #2でシグナルする構造も考慮できる。この場合、端末(グループ)共通DCI #1と#2は別個のDCIであってもよく、同一の単一DCIで構成されてもよい。
さらに他の方法として、A/NトリガリングDCIによってtotal-DAIがシグナルされ、端末は、feedback-IDに対応するスロットグループ(或いは、タイミング-Aに対応するバンドリングウィンドウ又はcurrent-IDに対応するスロットグループ)に対して(1から)total-DAI値までのcounter-DAI値に対してのみA/Nフィードバックを構成/送信するように動作できる。すなわち、1からtotal-DAI値までのcounter-DAI値に対応するスロット(それによってスケジュールされたPDSCH)に対してのみA/Nフィードバックを構成/送信できる。または、DCIによって、feedback-ID(又は、other-ID)に対応するスロットグループとcurrent-IDに対応するスロットグループ(或いは、タイミング-Aに対応するバンドリングウィンドウ)に対してtotal-DAIがそれぞれシグナルされてよい。この場合、端末は、各スロットグループに対するtotal-DAIに基づいてA/Nフィードバックを構成/送信するように動作できる。
一例として、DLグラントDCIによって指示されるA/Nフィードバック構成関連情報は、少なくとも(i)current-ID、(ii)current-IDに対応するスロットグループ(それによってスケジュールされたPDSCH)に対するcounter/total-DAI、及び(iii)feedback-ID(又は、total-ID)を含むことができる。また、feedback-ID(又は、other-ID)に対応するスロットグループ(それによってスケジュールされたPDSCH)に対するtotal-DAIがDLグラントDCI(すなわち、A/Nフィードバック構成関連情報)にさらに含まれてよい。
一方、ULグラントDCIによっては、(i)current-ID、(ii)current-IDに対応するスロットグループ(それによってスケジュールされたPDSCH)に対するtotal-DAI、(iii)feedback-ID(又は、total-ID)、(iv)feedback-ID(又は、other-ID)に対応するスロットグループに対するtotal-DAIが指示されてよい。ここで、current-IDとfeedback-IDは、2個のfeedback-ID #1と#2として定義/一般化されてよい。これにより、端末は、feedback-ID#1と#2に対応するスロットグループに対するA/Nフィードバックを、(PUCCH又は)PUSCHで(例えば、UCIピギーバック形態で)送信するように動作できる。
他の方法として、current-ID(及び/又はfeedback-ID(又は、total-ID))は、ULグラントDCIに含まれなくてもよい。すなわち、current-ID(及び/又はfeedback-ID(又は、total-ID))は、ULグラントDCIを用いたシグナリングが省略されてもよい。この場合、端末は、DLグラントDCIによって受信したcurrent-ID(及び/又はfeedback-ID(又は、total-ID))情報に基づいて(PUSCH上の)A/Nフィードバックを構成/送信するように動作できる。さらに、ULグラントDCIを用いて、A/Nフィードバック送信要請(例えば、A/Nフィードバック対象となるスロットグループ)がないことを特定フィールドで指示できる。ここで、特定フィールドは、例えば、feedback-ID(又は、total-ID)及び/又はcurrent-ID(及び/又はfeedback-ID(又は、other-ID)及び/又はcurrent-IDに対応するtotal-DAI)指示フィールドを含むことができる。
さらに他の方法として、A/NトリガリングDCI(例えば、DLグラントDCI、ULグラントDCI)によってcurrent-IDとstarting-IDが指示されてよい。この場合、端末は、starting-IDからcurrent-IDまでの(複数の)連続したスロットグループIDに対応するスロットグループ集合A(そこでのPDSCH受信)に対するA/Nフィードバックを構成/送信するように動作できる。starting-IDがcurrent-IDと同じ値として指示された場合に、端末は、current-IDに対応する(一つの)スロットグループに対してのみA/Nフィードバックを構成/送信するように動作できる。ここで、current-IDはending-IDとして定義/一般化されてよい。
一例として、DLグラントDCIによって指示されるA/Nフィードバック構成関連情報は、少なくとも(i)current-ID、(ii)current-IDに対応するスロットグループ(それによってスケジュールされたPDSCH)に対するcounter/total-DAI、(iii)starting-IDを含むことができる。また、(current-IDに対応するスロットグループを除く)スロットグループ集合Aに属する(複数)スロットグループのそれぞれに共通に適用される(単一の)total-DAIがDLグラントDCI(すなわち、A/Nフィードバック構成関連情報)にさらに含まれてよい。
他の例として、ULグラントDCIによっては、(i)current-ID、(ii)current-IDに対応するスロットグループ(それによってスケジュールされたPDSCH)に対するtotal-DAI、(iii)starting-ID、(iv)(current-IDに対応するスロットグループを除く)スロットグループ集合Aに属する(複数)スロットグループのそれぞれに共通に適用される(単一の)total-DAIが指示されてよい。これにより、端末は、starting-IDからcurrent-IDまでに対応するスロットグループ集合に対するA/Nフィードバックを(PUCCH又は)PUSCHで(例えば、UCIピギーバック形態で)送信するように動作できる。
さらに他の例として、current-ID(及び/又はstarting-ID)はULグラントDCIに含まれなくてもよい。すなわち、current-ID(及び/又はstarting-ID)は、ULグラントDCIによるシグナリングが省略されてよい。この場合、端末は、DLグラントDCIによって受信したcurrent-ID(及び/又はstarting-ID)情報に基づいて(PUSCH上の)A/Nフィードバックを構成/送信するように動作できる。さらに、ULグラントDCIを用いて、A/Nフィードバック送信要請(例えば、A/Nフィードバック対象となるスロットグループ)がないことを特定フィールドで指示してよい。ここで、特定フィールドは、例えば、starting-ID及び/又はcurrent-ID(及び/又は、対応するtotal-DAI)指示フィールドを含むことができる。
一方、上述した方法或いはその他の方法を適用した時に同時に送信される(単一)A/Nフィードバック構成対象となるスロットグループ個数が(例えば、current-IDを含めて2個に、又はcurrent-IDを含めて3個以上に)動的に変更されてよい。この場合、A/NトリガリングDCI(例えば、DLグラントDCI)及び/又はULグラントDCIによって、A/Nフィードバック構成対象となる(current-IDに対応するスロットグループを除く)複数のスロットグループのそれぞれに共通に適用される(単一の)total-DAIが指示されてよい。
一方、制限されたDCIフィールドサイズ/ビット数のため、current-ID/feedback-ID(又は、total-ID)で指示可能なスロットグループID(それに対応するA/Nフィードバック対象スロットグループ)に限界があり得る。これを考慮して、current-ID/feedback-ID(又は、total-ID)指示フィールドの特定状態(state)を用いて、(特定スロットグループではなく)全体或いは(あらかじめ指定された)特定の一部HARQプロセスIDに対応するPDSCH受信に対するA/Nフィードバックを送信するように指示できる。
一方、各スロットグループID値別に(当該IDに対応するスロットグループに対する)A/N送信PUCCH/PUSCHリソース(セット)が異なるように設定されるか、各A/N送信PUCCH/PUSCHリソース(セット)別に対応する(例えば、該当PUCCH/PUSCHリソース(セット)へのA/Nフィードバック対象となる)スロットグループID値が異なるように設定されてよい。一例として、スロットグループID=Xに対するA/Nフィードバックに対して、端末は、スロットグループID=Xとして設定されたPUCCH/PUSCHリソース(セット)を選択/使用して送信するように動作できる。
さらに、一つの端末に複数のキャリアが併合/設定された状況で(すなわち、CA状況)、スロットグループIDは、Opt 1-1)同一時点(例えば、スロットタイミング)又は時間区間において全ての複数キャリアに対して共通に同一のスロットグループIDが指示/規定されるか、Opt 1-2)周波数(キャリア)-ファースト(first)時間(スロットグループ)-セカンド(second)の順に各キャリア別にスロットグループIDが個別に指示/規定されてよい。
さらに、CA状況においてスロットグループIDが指示/規定された状態で、counter-DAIは、1)(Opt 1-1が適用された状態で)一つのスロットグループ(ID)内で周波数(キャリア)-ファースト時間(スロット)-セカンドの順にPDSCHスケジューリングカウンター値が決定/指示されるか、2)(Opt 1-2が適用された状態で)各キャリア別に一つのスロットグループ(ID)内でPDSCHスケジューリングカウンター値が独立して決定/指示されてよい。
(4)提案方法3
提案方法の説明に先立ち、A/Nフィードバック構成/送信及び関連基本動作方式について説明すると、次の通りである。t-A/N方式とp-A/N方式は、図12及び図13を参照して説明したのと実質的に同一であり、A/Nフィードバック構成/送信方式(或いは、A/Nコードブック方式)を分類するために、次に再び記載した。
1)タイミングベースのA/Nフィードバック方式(t-A/N方式)
A.RRCシグナリングによって複数の候補HARQタイミングをあらかじめ設定した後、基地局は、(DLグラント)DCIを用いて複数の候補HARQタイミングのうち一つを端末に指示できる。この場合、端末は、全体候補HARQタイミングセットに対応する複数スロット(或いは、スロット集合;バンドリングウィンドウ)での(複数)PDSCH受信に対するA/Nフィードバックを、指示されたHARQタイミングで送信するように動作できる。ここで、HARQタイミングは、PDSCH-to-A/Nタイミング/間隔を意味する。HARQタイミングはスロット単位で表現されてよい。以下、上述した方式をType-1 A/Nコードブックと称する。
B.HARQタイミング指示に加えて、(DLグラント)DCIによってc-DAI(counter Downlink Assignment Index)及び/又はt-DAI(total-DAI)が共にシグナルされてよい。c-DAIは、(DLグラント)DCIに対応するPDSCHが何番目にスケジュールされたかを知らせることができる。t-DAIは、現在(スロット)までスケジュールされたPDSCHの総個数(又は、PDSCHが存在するスロットの総個数)を知らせることができる。これにより、端末は、c-DAI初期値から(受信された)最後のt-DAI値までのc-DAI値に対応するPDSCHに対するA/Nを、指示されたHARQタイミングで送信するように動作できる。以下、上述した方式をType-2 A/Nコードブックと称する。
C.PDSCH(スロット)グループIDベースのA/Nフィードバック方式(以下、Type-2a A/Nコードブック)
i.DLグラントDCIによってcurrent-IDがシグナルされ、A/NトリガリングDCIによってfeedback-IDがシグナルされてよい。ここで、current-IDは、DLグラントDCI或いは対応するPDSCHが送信されたスロットの属したスロットグループIDを指示するために用いられる。また、feedback-IDは、A/Nフィードバック対象となる(DL PDSCH)スロットグループIDを指示するために用いられる。ここで、DCIによってtotal-IDがシグナルされ、Method 1に基づいてtotal-IDからfeedback-IDが類推されてよい。
ii.端末は、A/N送信タイミングとして指示された時点で、feedback-IDに対応するスロットグループ(そこでのPDSCH受信)に対するA/Nフィードバックを送信することができる。
iii.A/NトリガリングDCIがDLグラントDCIと同一である(すなわち、current-IDとfeedback-ID(又は、total-ID)がいずれもDLグラントDCIによってシグナルされた)場合に、端末は、タイミング-Aとして指示された時点で、1)タイミング-Aに対応するバンドリングウィンドウ或いはcurrent-IDに対応するスロットグループ(そこでのPDSCH受信)に対するA/Nフィードバックと、2)feedback-IDに対応するスロットグループ(そこでのPDSCH受信)に対するA/Nフィードバックを結合して(同時に、例えば、一つのPUCCH/PUSCHで)送信するように動作できる。
2)プーリングベースのA/Nフィードバック方式(p-A/N方式)
A.DLグラントDCIを用いて、対応するPDSCHに対するA/Nフィードバック送信を延期(pending/deferring)させる動作を指示できる。その後、DCIを用いて、(i)全DLHARQプロセスID、或いは(ii)特定の一部DL HARQプロセスIDに対応するPDSCHに対するA/Nフィードバックの送信を指示できる(pooling)。A/Nフィードバックは、特定信号(例えば、RRC又はDCIシグナリング)に基づいて設定/指示されたタイミングで送信されてよい。以下、上述した方式をType-3 A/Nコードブックと称する。
B.t-A/N方式にc-/t-DAIシグナリングが設定された場合(例えば、DLグラントDCIによってDAIがシグナルされる場合)に、A/Nプーリングは、(プーリングDCIによって指示された)HARQプロセスIDに対応するPDSCHに対するA/N送信をプールすること、或いは(プーリングDCIによって指示された)t-DAI値に対応するPDSCHに対するA/N送信をプールすることと定義されてよい。後者の場合、端末は、c-DAI初期値~t-DAI値に対応するPDSCH受信に対するA/N情報を一度で送信できる。
3)t-A/N方式とp-A/N方式とのダイナミックスイッチング動作方法
A.一例として、DLグラントDCIを用いて、t-A/N方式とp-A/N方式間スイッチングを指示することができる。すなわち、DLグラントDCIを用いて、t-A/N方式とp-A/N方式のうちいずれの方式を適用してA/Nフィードバックを構成/送信するかを指示できる。さらに、同一DLグラントDCIによって、p-A/N方式のためのA/NペンディングもA/Nプーリングも指示されてよい。例えば、DLグラントDCIがp-A/N方式を指示する場合に、DLグラントDCIは、A/Nフィードバック送信をペンドするか、それともプーリングを指示するかをさらに指示できる。
B.他の例として、DLグラントDCIを用いて、t-A/N方式とp-A/N方式の適用のためのA/Nペンディング動作間スイッチングを指示することができる。すなわち、DLグラントDCIによって、t-A/N方式を適用するか、それともp-A/N方式のためにA/Nフィードバック送信をペンドするかを指示できる。このとき、p-A/N方式のためのA/Nプーリング動作は、ULグラントDCI或いは(端末(グループ))共通DCIによって指示されてよい。
C.さらに他の例として、PDSCHスケジューリングを含むDLグラントDCIを用いて、t-A/N方式とp-A/NのためのA/Nペンディング間スイッチングを指示できる。すなわち、DLグラントDCIを用いて、t-A/Nを適用するか、それともp-A/N方式のためにA/N送信をペンドするかを指示できる。このとき、p-A/N方式のためのA/Nプーリングは、PDSCHスケジューリングを含まないDLグラントDCIによって指示されてよい。
4)NFI(New Feedback Indicator)情報シグナリング
A.LBT失敗による端末のA/Nフィードバック送信ドロップ及び/又は基地局でのA/N2フィードバック検出失敗などによる、端末と基地局間A/Nコードブック(ペイロード)構成上の不一致の防止(及びA/N PUCCH(これを含むPUSCHなどのUL送信)に伴われるLBT動作のためのCWS(Contention Window Size)アップデート)を目的に、A/Nフィードバック送信をトリガーする(例えば、DLグラント又はULグラント)DCIによって1ビットNFIがシグナルされてよい。NFIは、トグリング形態で次の情報を指示できる。
i.以前(最後)の時点に送信したA/Nフィードバック(以下、以前(previous)A/Nフィードバックという。)が、(a)基地局で正しく検出/受信されたか、(b)基地局で検出/受信に失敗したかがシグナルされてよい。(a)の場合、端末は、以前A/N送信後にスケジュールされたPDSCHに対応するA/Nを除く残りの部分をNACK又はDTX(フィードバック構成/送信省略)として処理し、アップデートされたA/Nフィードバックを構成/送信することができる。(b)の場合、端末は、以前A/N送信以後にスケジュールされたPDSCHに対応するA/Nを除く残りの部分をそのまま維持してA/Nフィードバックを構成/送信することができる。
ii.(a)の場合には、以前のDCIによって受信されたNFI値からトグルされたNFI値が現在のDCIによって指示される。(b)の場合には、以前のDCIによって受信されたNFI値から非トグルされたNFI値が現在のDCIによって指示されてよい。端末は、トグルされたNFIを受信した場合に、A/N PUCCH(及び/又はPUSCH)送信のためのCWSを最小値にリセットするが、非トグルされたNFIを受信した場合には、CWS値を(一定単位で)増加させるように動作できる。
以下、Type-2a及びType-1 A/Nコードブックの設定時にDL/ULグラントDCI構成方法及びシグナリング情報について提案する。一方、本明細書では、DCIフォーマット内のフィールド構成及び各フィールドサイズなどが構成可能な(configurable)(すなわち、変更可能な)DCI(フォーマット)を、非(non)フォールバックDCIと称し、DCIフィールド構成及びそれぞれのサイズなどが構成不可能な(すなわち、固定された)DCI(フォーマット)を、フォールバックDCIと称する。本明細書において、特にフォールバックDCIと明示しないDCIは、非フォールバックDCIを意味できる。
(a)Type-2a A/Nコードブック設定時のDCI構成及びシグナリング情報
1)DLグラントDCIによってシグナルされる情報
A.基本的に次の情報を含むことができる(便宜上、基本情報)。
i.current-ID情報
ii.current-IDに対応する(PDSCH)スロットグループに関連したcounter-DAI及びtotal-DAI情報
iii.feedback-ID情報
1.又は、DCIによってはtotal-IDがシグナルされ、feedback-ID情報はMethod 1に基づいて決定されてよい。
iv.current-IDに対応するA/Nフィードバックに対するNFI情報(すなわち、NFI for current-ID)
v.feedback-IDに対応するA/Nフィードバックに対するNFI情報(すなわち、NFI forfeedback-ID)
1.Method 2に基づいて(total-IDで指示された値に関係なく)current-IDと異なる値を有するother-IDに対応するA/Nフィードバックに対するNFI情報に代替可能(すなわち、NFI for other-ID)
B.さらに、次の情報を含むことができる。
i.feedback-IDに対応する(PDSCH)スロットグループに関連したtotal-DAI情報
1.Method 2に基づいて(total-IDで指示された値に関係なく)current-IDと異なる値を有するother-IDに対応するA/Nフィードバックに対するtotal-DAI情報に代替可能(すなわち、total-DAI for other-ID)
C.さらに、次の情報を含むことができる。
i.Type-3コードブックに基づくA/Nフィードバック構成/送信の有無(例えば、Type-2aとType-3のうちどのA/Nコードブックとして構成/送信するかを指示するCTI(Codebook Type Indicator)シグナリング)
ii.Notes
1.(特定時点に)DCIによってType-3が指示されると、当該DCIによってType-3コードブックベースA/Nフィードバックに対するNFI情報(すなわち、NFI for Type-3)がさらにシグナルされてよい。
2.CTI情報は専用の1ビットを用いて明示的に(explicit)シグナルされるか、次のような方法で暗黙的に(implicit)シグナルされてよい。
3.その第一の方法は、current-IDに対応する一つの(PDSCH)スロットグループに対してのみA/Nフィードバック送信がDCIによって指示された場合に、NFI for feedback-ID(又は、NFI for other-ID)ビット/フィールドでCTI情報がシグナルされてよい。CTIによってType-3が指示された場合に、counter-DAI、total-DAIビット/フィールド、及び/又はNFI for current-IDビット/フィールドにより、A/Nフィードバック対象となるHARQプロセスIDグループ及び/又は(CA状況で)CC/セルグループが指示される及び/又はNFI for Type-3情報がシグナルされてよい。
4.第二の方法は、current-IDに対応する一つの(PDSCH)スロットグループに対してのみA/Nフィードバック送信がDCIによって指示された場合に、total-DAI for feedback-ID(又は、total-DAI for other-ID)ビット/フィールドでCTI情報がシグナルされてよい。CTIをによってType-3が指示された場合に、counter-DAI、total-DAI(for current-ID)ビット/フィールド、NFI for current-ID、及び/又はNFI for feedback-ID(又は、NFI for other-ID)ビット/フィールドにより、A/Nフィードバック対象となるHARQプロセスIDグループ及び/又は(CA状況で)CC/セルグループが指示される及び/又はNFI for Type-3情報がシグナルされてよい。
5.一方、Type-2aコードブックベースA/Nと関連した(複数(PDSCH)スロットグループのそれぞれに対する)NFIのトグル有無に対する端末と基地局間の不一致(それによるA/Nエラーの発生)を防ぎ、A/Nフィードバック信頼度を保障するために、Type-3コードブックベースA/Nフィードバックの送信時に、複数の(PDSCH)スロットグループのそれぞれに対して最後に(例えば、Type-2aコードブックベースA/Nフィードバックを指示するDCIによって)受信されたNFIビットを共に、同一の一つのPUCCH/PUSCHリソースで送信するように動作できる
D.フォールバックDCIベースのDLスケジューリング関連
i.基本的に、フォールバックDCIフォーマットには上述の基本情報のうちcurrent-ID情報及び/又は(当該IDに対応する(PDSCH)スロットグループに関連した)counter-DAI情報のみが含まれる/シグナルされてよい(便宜上、Case 1)
ii.さらに他の方法として、フォールバックDCIフォーマットにはtotal-DAI for current-IDを除く前記全ての基本情報が含まれる/シグナルされてよい。
iii.さらに他の方法として、フォールバックDCIフォーマットは、スロットグループID/インデックス、total-DAI及びNFIがいずれも含まれない/シグナルされない形態であってよい(便宜上、Case 2)。その代わりに、フォールバックDCIからスケジュールされたPDSCHは、特定(例えば、lowest)ID/インデックスを有するスロットグループに属するものと設定/定義されてよい。
iv.この場合、フォールバックDCIに含まれない/シグナルされない情報に対して、端末は、非フォールバックDL DCIによって最後に検出/受信された情報(例えば、feedback-ID(又は、total-ID)、current-ID、NFI、total-DAI、CTI)に基づいてA/Nコードブック(ペイロード)を構成/送信できる。ここで、最後に検出/受信された情報に関連した非フォールバックDL DCIは、フォールバックDL DCIによって指示されたHARQ-ACK(PUCCH)送信時点(スロット)を、HARQ-ACK(PUCCH)送信時点として指示したDCIに限定されてよい。
1.仮に、フォールバックDCIと同じHARQ-ACK(PUCCH)送信時点を指示する非フォールバックDCIが存在しない場合、Case 1にしたがって、端末はcurrent-IDに対応するスロットグループ或いは(Case 2の場合)lowest IDに対応するスロットグループに対してのみA/Nフィードバックを構成/送信し、NFI for current-ID又はlowest IDに対しては(以前A/Nフィードバックに比べて或いは以前(すなわち、最後)に受信されたNFIビットと比較して)トグルされた形態(又は、非トグルされた形態)として仮定/適用して動作できる。また、端末は、CTIがType-2aコードブックとして指示されることを仮定/適用して動作できる。
2.また、Case 2のように、DLフォールバックDCIにはNFI情報が含まれない/シグナルされないことを考慮して(このため、端末と基地局間にNFIトグルの有無に対する不一致によってA/Nエラーが発生可能な状況)、DLフォールバックDCI(これによってスケジュールされたPDSCH)に対応する特定(例えば、lowest)ID/インデックスを有するスロットグループに対しては、最後に(例えば、DLノン-フォールバックDCIによって)受信されたNFIビットをA/Nフィードバックと共に、同一の一つのPUCCH/PUSCHリソースで送信するように動作できる。
3.また、さらに、(A/Nフィードバック信頼度のために)特定(例えば、lowest)ID/インデックスを有するスロットグループ以外の他のスロットグループに対しても、すなわち、A/Nフィードバック送信が指示されたスロットグループのそれぞれに対しても、最後に(例えば、DLノン-フォールバックDCIによって)受信されたNFIビットをA/Nフィードバックと共に、同一の一つのPUCCH/PUSCHリソースで送信するように動作できる。
v.一方、端末のDL DCI検出失敗などによる端末と基地局間A/Nフィードバック不一致を事前に防止するために、(Case 1の場合)同一のHARQ-ACK(PUCCH)送信時点(例えば、スロット)を指示する複数のフォールバックDL DCIはいずれも同一のcurrent-IDを指示するように規定されてよい。これにより、端末は、同一のHARQ-ACK(PUCCH)送信時点を指示する複数のフォールバックDL DCIはいずれも同一のcurrent-IDを指示すると仮定した状態で動作し、そうでないDCIが検出される場合は、当該DCIを無視できる(discard)。例えば、端末は、当該DCIによって指示される動作を行わなくてよい。
E.CBグループ(CBG)単位DL送信動作関連
i.CBG単位DL送信が設定されたCC/セルの場合、total-DAI for feedback-ID(又は、total-DAI for other-ID)情報が、TB単位送信に対応するA/Nサブ-コードブックとCBG単位送信に対応するA/Nサブ-コードブックに対してそれぞれ個別にシグナルされてよい。
2)ULグラントDCIによってシグナルされる情報
A.基本的に、次の情報を含むことができる(便宜上、基本情報)。
i.1番目の(PDSCH)スロットグループID(以下、first-ID)に対するtotal-DAI情報
ii.2番目の(PDSCH)スロットグループID(以下、second-ID)に対するtotal-DAI情報
iii.Notes
1.一例として、最大2個までの(PDSCH)スロットグループ(インデックス=0、1)が定義/設定される場合、first-IDとsecond-IDはそれぞれスロットグループインデックス0と1に対応してよい。
2.他の例として、first-IDとsecond-IDがそれぞれcurrent-IDとfeedback-ID(又は、other-ID)に設定/代替されてよい。この場合、DCIによってcurrent-ID情報とfeedback-ID(又は、total-ID)情報がさらにシグナルされてよい。
A.feedback-IDの場合、DCIによってはtotal-IDがシグナルされ、feedback-ID情報はMethod 1に基づいて決定されてよい。
B.other-IDは、Method 2に基づいてcurrent-IDと異なる値を有するスロットグループIDと決定されてよい。
3.さらに他の例として、全スロットグループID/インデックス集合(例えば、ID/インデックス=0、1)に対するビットマップ情報がDCIによってシグナルされてよい。該当のグループIDビットマップにより、各スロットグループID別に当該IDに対応するスロットグループがA/Nフィードバック要請/送信対象であるか否かが指示されてよい。
4.一方、ULグラントDCIがスロットグループID/インデックス関連情報/シグナリングを含まなくてよい。この場合、端末は、DLグラントDCIによって最後に検出/受信されたスロットグループID/インデックス情報に基づいてA/Nコードブック(ペイロード)を構成/送信するように動作できる。ここで、スロットグループID/インデックスに関連したDLグラントDCIは、ULグラントDCIによってスケジュールされたPUSCH送信時点(スロット)を、PDSCHに対するHARQ-ACK送信時点として指示したDCIに限定されてよい。
iv.さらに他の方法として、ULグラントDCIは、特定一つの(PDSCH)スロットグループ(ID/インデックス)に対する単一total-DAI情報のみを含む形態で設定されてよい。本明細書において(PDSCH)スロットグループは、PDSCHグループ、スロットグループ、PDSCHスロットグループと同じ意味で使われる。図14には、total-DAIに基づくA/Nコードブック方式を例示する。図14は、基本的に図12(b)と同一であり、ULグラントDCIによってスケジュールされたPUSCH送信時点がA/N送信時点と重なり、A/N情報がPUSCHにピギーバックされるという点が異なる。ここで、ULグラントDCIは、特定一つの(PDSCH)スロットグループ(ID/インデックス)に対する単一total-DAI(UL t-DAI)情報のみを含むことができる。便宜上、UL t-DAI=3がシグナリングされたと仮定する。図14を参照すると、端末は、スロット#nで、c-DAI=00を有するDLグラントDCIによってスケジュールされたPDSCHを受信し、スロット#(n+2)で、c-DAI=10を有するDLグラントDCIによってスケジュールされたPDSCHを受信することができる。このとき、(PDSCH)スロットグループにUL t-DAI=3が適用される場合に、端末は、連続したDAI値(すなわち、DAI=00/01/10)(以下、DAIシーケンス)に該当する3個のPDSCH受信に対してのみA/N情報を生成/送信できる。ここで、DAI=01に対応するPDSCH受信に対するA/N応答はNACKとして処理される。また、(PDSCH)スロットグループにUL t-DAI=3が適用されない場合に、端末は、候補HARQタイミングに対応する全てのスロットでのPDSCH受信に対してA/N情報を生成/送信するか、或いはDLグラントDCI内のtotal-DAI(DL t-DAI)に基づいてA/N情報を生成/送信することができる。同図は、DLグラントDCI内にc-DAIのみが含まれ、t-DAI(DL t-DAI)は含まれない場合を例示する。
1.この場合、特定(PDSCH)スロットグループ(ID/インデックス)は、ULグラントDCIに対応するPUSCH送信時点(例えば、PUSCHタイミング)をPDSCHに対するA/Nフィードバック送信時点として(例えば、当該A/Nタイミングを有効な又は数字的な値の形態で)指示したDLグラントDCI(或いは、当該DLグラントDCIに対応するPDSCH)のうち、当該ULグラントDCI受信時点(或いは、当該PUSCHタイミング)から最も近い時点に受信されたDLグラントDCIによってスケジュールされたPDSCH(或いは、最も近い時点に受信されたPDSCH)の属する(PDSCH)スロットグループ(ID/インデックス)と決定されてよい(以下、方法1)。
2.又は、特定(PDSCH)スロットグループは、特定(例えば、lowest)ID/インデックスを有する(PDSCH)スロットグループと(事前)設定/定義されてよい(以下、方法2)。ID/インデックスは0以上の整数と定義される場合に、lowest ID/インデックスは0であってよい。
3.又は、特定(PDSCH)スロットグループのID/インデックス(これを指示するフィールド)が、ULグラントDCIによってシグナルされる/含まれてよい。さらに、特定(PDSCH)スロットグループ以外の他の(other)(PDSCH)スロットグループに対するA/Nフィードバック送信可否(これを指示するフィールド)がULグラントDCIによってシグナルされる/含まれてよい。
4.一方、他の(other)(PDSCH)スロットグループに対してはDLグラントDCIによって最後に検出/受信した情報(例えば、total-DAI,NFI)に基づいて対応するA/Nコードブック(ペイロード)を構成/送信するように動作できること(図15参照)。
5.さらに他の方法として、ULグラントDCIによってシグナルされる単一total-DAI情報が、複数(例えば、2個)のスロットグループに共通に適用されてよい(以下、方法3)。
A.一例として、ULグラントDCIによって指示されるtotal-DAI(例えば、UL DAI;UL t-DAI)情報は、複数(PDSCH)スロットグループのそれぞれに対して、DLグラントDCIによって指示された最後のcounter-DAI又はtotal-DAI(例えば、DL DAI;DL t-DAI)値のうち最大値(例えば、当該最大値にmodulo-4演算を適用した値)と指示されてよい。
B.これにより、端末は、各(PDSCH)スロットグループ別に受信されたDL DAI値を基準にUL DAI値を個別に解析し、対応するA/Nコードブック(ペイロード)を構成/送信するように動作できる。
C.例えば、(PDSCH)スロットグループ0及び1のDL DAIがそれぞれ2及び7である状況で、(modulo-4演算が適用された)UL DAIは、(最大値である7に対応する)3と指示されてよい。この場合、各(PDSCH)スロットグループに対して受信したDL DAIに基づいて、端末は(PDSCH)スロットグループ0及び1のUL t-DAI値をそれぞれ3及び7と解析してA/Nコードブック(ペイロード)を構成/送信するように動作できる。
D.他の例として、(PDSCH)スロットグループ0及び1のDL DAIがそれぞれ3及び5である状況で、(modulo-4演算が適用された)UL DAIは、(最大値である5に対応する)1と指示されてよく、これを受信した端末は、スロットグループ0及び1のUL t-DAI値をそれぞれ5及び5と解析してA/Nコードブック(ペイロード)を構成/送信するように動作できる。
6.一方、提案方法は、端末観点で、Case 1)複数(例えば、2個)の(PDSCH)スロットグループの全てに対して基地局からPDSCHスケジューリング及び/又はA/Nフィードバックが指示された場合(これによって、端末は複数(例えば、2個)の(PDSCH)スロットグループに対するA/Nコードブックを全てフィードバック)、Case 2)単一(PDSCH)スロットグループ(例えば、current(PDSCH)スロットグループ)に対してのみ基地局からPDSCHスケジューリング及び/又はA/Nフィードバックが指示された場合(これによって、端末は単一(PDSCH)スロットグループに対するA/Nコードブックのみをフィードバック)、又はCase 3)複数(例えば、2個)の(PDSCH)スロットグループの全てに対して基地局からPDSCHスケジューリング(例えば、DLグラントDCI)及び/又はA/Nフィードバックが指示されていない場合、に適用されてよい(この場合、PUSCHにA/N情報をピギーバックするか否かは、ULグラントDCI内のtotal-DAI(UL DAI)値に基づいて決定されてよい;UL DAIは、基地局の立場で要請されたA/Nフィードバックの有無/量と関連する。したがって、端末の立場で受信したPDSCHスケジューリングがなく、UL-DAIも0であれば、端末は、基地局が自身に対して実際にPDSCHをスケジュールしなかったと考え、A/Nフィードバックを行わなくてよい。一方、端末の立場で、受信したPDSCHスケジューリングはないが、UL-DAIが0でなければ、端末は、基地局によってスケジュールされたPDSCH(また、PDSCHをスケジュールするDCI)を逃したと判断し、UL DAIに対応するA/Nフィードバックを送信できる;例えば、端末は、UL DAIが0である場合に、PUSCHにA/N情報をピギーバックしなく、UL DAIが0でない場合に、PUSCHにA/N情報をピギーバックできる)。A/Nフィードバックは、PDSCHスケジューリングを伴うDCIによって指示されるか、PDSCHスケジューリングを伴わずにA/Nフィードバック指示のみのために定義されたDCIによって指示されてよい(例えば、A/NトリガリングDCI)。
A.一例として、Case 1/3の場合には方法2(又は、方法3)が適用され、Case 2の場合には方法1(又は方法2)が適用されてよい。Case 3に方法2が適用される場合に、UL DAIは、lowest ID/インデックスを有する(PDSCH)スロットグループにのみ適用され、これによって、端末はlowest ID/インデックスを有する(PDSCH)スロットグループに対するA/NフィードバックをPUSCHで送信することができる。
図16及び図17は、本発明に係るA/N送信過程を例示する。同図は、Case 1/3に方法2が適用され、Case 2の場合には方法1が適用される場合を例示する。図中、(PDSCH)グループは(PDSCH)スロットグループに対応する。同図を参照すると、端末は基地局から少なくとも一つのPDSCHを受信でき(S1602)、各PDSCHは、複数(例えば、2)のPDSCHグループのうち一方に属することができる。PDSCHの属するPDSCHグループは、当該PDSCHをスケジュールするDCI内のcurrent PDSCHグループID/インデックスに基づいて決定されてよい。また、端末は基地局からPUSCHをスケジュールするためのDCIを受信できる(S1604)。ここで、DCIは、複数のPDSCHグループのうち一方のみに関連したシングルDAIを含むことができる。このとき、PUSCH送信時点がA/N送信時点と重なる場合、端末は、次のうち少なくとも一つを含む制御情報をPUSCHで送信できる(S1606):第1PDSCHグループに対する第1A/Nコードブック及び第2PDSCHグループに対する第2A/Nコードブック。ここで、Case 2に該当する場合(例えば、単一(PDSCH)スロットグループ(例えば、current(PDSCH)スロットグループ)に対してのみ基地局からPDSCHスケジューリング及び/又はA/Nフィードバックが指示された場合)に、制御情報が第1及び第2A/Nコードブックのいずれか一方のPDSCHグループ(すなわち、current PDSCHグループ)と関連したA/Nコードブックのみを含むことに基づいて(例えば、単一PDSCHグループに対してのみA/Nフィードバックが指示された場合)、DAIは、制御情報に含まれたA/Nコードブックを生成(例えば、A/Nコードブックのサイズを決定)するために用いられる。すなわち、制御情報に含まれたA/NコードブックがどのPDSCHグループに対応するかによって、DAIの適用されるPDSCHグループが変わってよい。ここで、単一PDSCHグループは、最後にスケジュールされたPDSCHグループを意味できる(方法1参照)。この場合、どのPDSCHグループが最後にスケジュールされたPDSCHグループかによって、DAIの適用されるPDSCHグループが変わる。一方、Case 1に該当する場合(例えば、複数(例えば、2個)の(PDSCH)スロットグループの全てに対して基地局からPDSCHスケジューリング及び/又はA/Nフィードバックが指示された場合)に、制御情報が第1及び第2A/Nコードブックの両方を含むことに基づいて(例えば、複数のPDSCHグループの全てに対してA/Nフィードバックが指示される場合)、DAIは、複数のPDSCHグループのうち最も小さいインデックス(例えば、0)のPDSCHグループに対するA/Nコードブックを生成(例えば、A/Nコードブックのサイズを決定)するために用いられてよい。すなわち、current PDSCHグループ(例えば、のグループ#B)に関係なく、DAIは、最も小さいインデックス(例えば、0)のPDSCHグループにのみ適用される。残りのPDSCHグループに対しては、DLグラントDCIによって最後に検出/受信した情報(例えば、total-DAI、NFI)に基づいて、対応するA/Nコードブック(ペイロード)が構成されてよい。また、Case 3に該当する場合(例えば、いかなるPDSCHグループに対してもPDSCHスケジューリング(例えば、DLグラントDCI)が検出されない場合)に、(ULグラントDCIを除いて)いかなるPDSCHグループに対してもA/Nフィードバックが指示されないと、制御情報は、複数のPDSCHグループのうち最も小さいインデックス(例えば、0)のPDSCHグループに対するA/Nコードブックのみを含み、DAIは、当該A/Nコードブックを生成(例えば、A/Nコードブックのサイズを決定)するために用いられてよい。残りのPDSCHグループに対しては、図14に基づいてA/Nコードブック(ペイロード)が構成されてよい。ここで、制御情報は非免許帯域(例えば、共有スペクトル)で送信されてよい。
7.一方、前記DL(ノン-フォールバック)DCIの場合にも、特定一つの(例えば、前記current-IDに対応する)スロットグループに対する単一total-DAI(及び/又はNFI)情報のみを含む形態で設定されてよく、これによってDL/UL DCIを構成する情報/シグナリングを設定するとき、1)DL/UL DCI両方とも複数(例えば、2個)のスロットグループのそれぞれに対する個別のtotal-DAI(及び/又は、NFI)情報を含む形態で設定される、又は2)DL/UL DCI両方とも特定一つのスロットグループに対するtotal-DAI(及び/又は、NFI)情報のみを含む形態で設定されてよい。
B.さらに、次の情報を含むことができる。
i.first-IDに対応するA/Nフィードバックに対するNFI情報
ii.second-IDに対応するA/Nフィードバックに対するNFI情報
iii.Notes
1.この場合、基地局から追加DL(PDSCH)スケジューリング/送信無しにも端末に(PUSCHを用いる)A/Nフィードバック送信が指示されてよい。
2.或いは、ULグラントDCIがA/Nフィードバックに対するNFI情報を含まなくてもよい。この場合、端末は(各(PDSCH)スロットグループに対して)DLグラントDCIによって最後に検出/受信したNFI情報に基づいてA/Nコードブック(ペイロード)を構成/送信するように動作できる。ここで、NFI情報に関連したDLグラントDCIは、ULグラントDCIによってスケジュールされたPUSCH送信時点(スロット)を、PDSCHに対するHARQ-ACK送信時点として指示したDCIに限定されてよい。
3.他の方法として、ULグラントDCI内に(スロットグループ別)NFI情報/シグナリング(そのためのフィールド)を含む/構成するか否かを端末に(例えば、上位層信号(例えば、RRCシグナリング)によって)設定できる。
iv.さらに他の方法として、ULグラントDCIは、特定一つの(PDSCH)スロットグループ(ID/インデックス)に対する単一NFI情報のみを含む形態で設定されてよい。
1.この場合、特定(PDSCH)スロットグループ(ID/インデックス)は、ULグラントDCIに対応するPUSCH送信時点(例えば、PUSCHタイミング)をPDSCHに対するA/Nフィードバック送信時点として(例えば、当該A/Nタイミングを有効な(valid)又は数字的な(numerical)値の形態で)指示したDLグラントDCI(或いは、当該DLグラントDCIに対応するPDSCH)のうち、当該ULグラントDCI受信時点(或いは、当該PUSCHタイミング)から最も近い時点に受信されたDLグラントDCIによってスケジュールされたPDSCH(或いは、最も近い時点に受信されたPDSCH)の属するスロットグループ(ID/インデックス)として決定されてよい(以下、方法1)
2.又は、特定(PDSCH)スロットグループは、特定(例えば、lowest)ID/インデックスを有するスロットグループとして(事前)設定/定義されてよい(以下、方法2)
3.又は、特定(PDSCH)スロットグループのID/インデックス(又は、これを指示するフィールド)がULグラントDCIによってシグナルされる/含まれてよい。さらに、特定(PDSCH)スロットグループ以外の他の(other)(PDSCH)スロットグループに対するA/Nフィードバック送信の有無(又は、これを指示するフィールド)がULグラントDCIによってシグナルされる/含まれてよい。
4.一方、他の(PDSCH)スロットグループに対しては、DL DCIによって最後に検出/受信された情報(例えば、total-DAI、NFI)に基づいて、対応するA/Nコードブック(ペイロード)を構成/送信できる。
5.さらに他の方法として、ULグラントDCIによってシグナルされる単一NFI情報が複数(例えば、2個)の(PDSCH)スロットグループに共通適用されてよい(以下、方法3)。
6.一方、前記方法は、端末の観点で、Case 1)複数(例えば、2個)の(PDSCH)スロットグループの全てに対して基地局からPDSCHスケジューリング及び/又はA/Nフィードバックが指示された場合、Case 2)特定の単一(PDSCH)スロットグループに対してのみ基地局からPDSCHスケジューリング及び/又はA/Nフィードバックが指示された場合、又はCase 3)複数(例えば、2個)の(PDSCH)スロットグループの全てに対して基地局からPDSCHスケジューリング及び/又はA/Nフィードバックが指示されていない場合に適用されてよい
A.一例として、Case 1/3の場合には方法2(又は、方法3)が適用され、Case 2の場合には方法1(又は、方法2)が適用されてよい。
7.さらに、ULグラントDCI内に(単一)NFI情報/シグナリング(そのためのフィールド)を含む/構成するか否かを端末に(例えば、上位層信号(例えば、RRCシグナリング)によって)設定できる。
C.さらに、次の情報を含むことができる。
i.Type-3コードブックに基づくA/Nフィードバック構成/送信の有無(例えば、Type-2aとType-3のうちどのA/Nコードブックとして構成/送信するかを指示)
ii.Notes
1.(特定時点に)DCIによってType-3が指示されると、当該DCIによってType-3コードブックベースA/Nフィードバックに対するNFI情報がさらにシグナルされてよい。
D.フォールバックDCIベースのULスケジューリング関連
i.基本的に、フォールバックDCIフォーマットは基本情報が全て含まれない/シグナルされない(省略された)形態であってよい。
ii.他の方法として、フォールバックDCIフォーマットは全ての基本情報(例えば、first-ID及びsecond-IDのそれぞれに対するtotal-DAI及び/又はグループIDビットマップ情報)が含まれる/シグナルされる形態であってよい。
iii.又は、フォールバックDCIフォーマットは、{first-IDに対するtotal-DAI、second-IDに対するtotal-DAI、first-IDに対するNFI、second-IDに対するNFI}が含まれる/シグナルされる形態であってよい。
iv.又は、フォールバックDCIフォーマットは、{first-IDに対するNFI、second-IDに対するNFI}(及び/又はグループIDビットマップ情報)が含まれる/シグナルされる形態であってよい。
v.この場合、ULグラントDCIに含まれない/シグナルされない情報に対して、端末は、DLグラントDCIによって最後に検出/受信された情報(例えば、スロットグループID/インデックス、total-DAI、NFI、CTI)に基づいてA/Nコードブック(ペイロード)を構成/送信するように動作できる。ここで、最後に検出/受信された情報に関連したDLグラントDCIは、ULグラントDCIによってスケジュールされたPUSCH送信時点(スロット)を、PDSCHに対するHARQ-ACK送信時点として指示するDCIに限定される。
vi.一方、ダイナミックグラントDCI送信を伴うスケジューリングでない、構成された(Configured Grant,CG)形態でDCI無しで送信されるCG-PUSCHを用いてA/Nをピギーバックして送信する場合に、端末は、DLグラントDCIによって最後に検出/受信された情報(例えば、スロットグループID/インデックス、total-DAI、NFI、CTI)に基づいてA/Nコードブック(ペイロード)を構成/送信するように動作できる。ここで、最後に検出/受信された情報に関連したDLグラントDCIは、CG-PUSCH送信時点(スロット)を、PDSCHに対するHARQ-ACK送信時点として指示するDCIに限定される。
E.CBグループ(CBG)単位DL送信動作関連
i.CBG単位DL送信が設定されたCC/セルの場合、total-DAI(例えば、total-DAI for first-ID及びtotal-DAI for second-ID)情報がTB単位送信に対応するA/NサブコードブックとCBG単位送信に対応するA/Nサブコードブックに対してそれぞれ個別にシグナルされてよい。
一方、端末がType-2aコードブックに基づいてPUCCH/PUSCH上にA/Nフィードバックを構成/送信する場合、基地局は端末に“PUSCHにピギーバックされて送信されるA/Nフィードバックがないこと”を指示/認知するようにする方法が必要なことがある。そのために、次のようなDCIシグナリング及び動作を考慮できる。
1)方法1
A.ULグラントDCI内のtotal-DAIビットが‘11’として(又は、total-DAI値が4として)指示され、PUSCH送信時点に対応するバンドリングウィンドウ区間(又は、以前(例えば、最後)のA/Nフィードバック送信時点(或いは、当該送信タイミングとして指示された時点)以後からPUSCH送信時点までの区間)において検出されたDLグラントDCIがなく、ULグラントDCIによって指示されたNFIビットが(以前A/Nフィードバックに比べて或いは以前(例えば、最後)に受信されたNFIビットと比較して)トグルされた場合、端末はPUSCH上にいずれのA/Nもピギーバックしないように動作できる。この方式は、ULグラントDCIによってNFI情報をシグナルする構造に適用されてよい。ここで、DCI情報チェック及びそれによる端末動作は、各(PDSCH)スロットグループ(ID)別に独立/個別に行われてよい。
B.他の方式として、(ULグラントDCIによる別個のNFI情報シグナリングがない状態で)検出/受信されたULグラントDCIに対して、前記DCIチェック/端末動作を適用する/行うものの、NFIビットは(以前A/Nフィードバックに比べて或いは以前(最後)に受信されたNFIビットと比較して)非トグルされた(又は、トグルされた)と仮定されてよい。この方式は、別個のNFI情報シグナリングがない(例えば、フォールバック)ULグラントDCI(フォーマット)である場合に対して適用されてよい。
2)方法2
A.ULグラントDCI内のtotal-DAIフィールドでシグナルされる状態(state)のうちの一つを、(PUSCHにピギーバックされる)“A/Nフィードバックがないこと”を指示するものと定義できる。端末は、DCIによって当該状態が指示された場合、PUSCH上に何らA/Nもピギーバックしないように動作できる。この方法は、ULグラントDCIによるNFI情報シグナリングがない構造に適用されてよい。ここで、DCI情報チェック及びそれによる端末動作は、各(PDSCH)スロットグループ(ID)別に独立/個別に行われてよい。
3)方法3
A.ULグラントDCI内のfirst-ID及びsecond-ID(又は、current-ID及びfeedback-ID(又は、total-ID))ビット/フィールドで一つの(PDSCH)スロットグループ(例えば、first-ID)のみが指示されてよい。この場合、特定total-DAIフィールド(例えば、second-IDに対するtotal-DAIフィールド)により、1)指示されたスロットグループ(例えば、first-ID)の一つに対してのみA/Nフィードバックを(PUSCHにピギーバックして)構成/送信するように指示するか、2)指示されたスロットグループ(例えば、first-ID)に対しても(すなわち、全てのスロットグループ(first-ID及びsecond-ID)に対して)PUSCHにピギーバックされるA/Nフィードバックがないことを指示できる。この方法は、(ULグラントDCIによるNFI情報シグナリングがなく)ULグラントDCIによって(PDSCH)スロットグループID情報をシグナルする構造に適用されてよい。例えば、スロットグループID情報はfirst-ID及びsecond-ID(又は、current-ID及びfeedback-ID(又は、total-ID))情報)を含む。
一方、Type-2aコードブックに基づいてPUCCH/PUSCH上にA/Nフィードバックを構成/送信するように動作する(及びULグラントDCIによる別個のNFI情報シグナリングはない)状況を仮定できる。このとき、PUSCH送信時点に対応するバンドリングウィンドウ区間(又は、以前(最近)A/Nフィードバック送信時点(或いは、当該送信タイミングとして指示された時点)以後からPUSCH送信時点までの区間)において、特定(PDSCH)スロットグループ(ID)に属したPDSCHをスケジュールする又は当該(PDSCH)スロットグループに対するA/Nフィードバックを指示する(DLグラント)DCIが検出/受信されなくてよい。この場合、端末は、当該(PDSCH)スロットグループ(ID)に対応するNFIビットが(以前A/Nフィードバックに対比して或いは以前(最近)に受信されたNFIビットと比較して)トグルされたと(又は非トグルされたと)仮定した/見なした状態で、ULグラントDCIによって指示されたtotal-DAI値に基づいてPUSCH上に、当該(PDSCH)スロットグループ(ID)に対応するA/Nペイロードを構成する又は構成しなくてよい。例えば、total-DAI値が4である場合に、端末は、当該(PDSCH)スロットグループ(ID)に対応するA/Nペイロードを構成しなくてよい(すなわち、0ビットA/N)。一歩、total-DAI値が4でない場合に、端末は、当該(PDSCH)スロットグループ(ID)に対応するA/Nペイロード(すなわち、1ビット以上のA/N)を構成できる。
さらに他の方案の説明に先立ち、Type-2aコードブックに基づいてPUCCH/PUSCH上にA/Nフィードバックを構成/送信するように動作する(及びULグラントDCIによる別個のNFI情報シグナリングはない)状況で、PUSCH送信時点に対応するバンドリングウィンドウ区間において、特定(PDSCH)スロットグループ(ID)に属したPDSCHをスケジュールする(DLグラント)DCIが検出/受信されていない、当該(PDSCH)スロットグループに対するA/Nフィードバックを指示する(DLグラント)DCIが検出/受信されていない、又は当該(PDSCH)スロットグループに対するNFI情報を指示する(DLグラント)DCIが検出/受信されていない場合を、便宜上、“no PDSCH case”と称する。
“no PDSCH case”である場合に、端末は、当該(PDSCH)スロットグループ(ID)に対応するNFIビット値が(以前(最近)に受信されたNFI値と比較して)トグルされていないと(又は、トグルされたと)仮定した/見なした状態で、当該NFI値とULグラントDCIによって指示されたtotal-DAI値に基づいて、PUSCH上に、当該(PDSCH)スロットグループ(ID)に対応するA/Nペイロードを構成する又は構成しないように動作できる。例えば、total-DAI値Nが4である場合(例えば、N=4)、端末は、A/Nペイロードを構成しなくてよい(すなわち、0ビットA/N)。一方、total-DAI値Nが4でない場合(例えば、N<4)に、端末はA/Nペイロード(すなわち、1ビット以上のA/N)を構成してPUSCH上にピギーバックできる。このとき、端末は、非トグルされたNFI仮定(又は、トグルされたNFI仮定)に基づいて、{N+4M}個(Mは、0以上の整数)のPDSCH(又は、N個のPDSCH)に対するA/Nペイロードを構成できる。
一例として、ULグラントDCIによって各(PDSCH)スロットグループ別にT-DAIが指示されるように設定された状況で、特定(PDSCH)スロットグループに対して“no PDSCH case”である場合に、当該(PDSCH)スロットグループに対して前記提案動作が適用されてよい。他の例として、ULグラントDCIによって一つのT-DAIのみが指示されるように設定された状況で、全ての(PDSCH)スロットグループに対して“no PDSCH case”である場合に、特定(例えば、最も低いグループID/インデックスを有する)(PDSCH)スロットグループに対して前記提案動作が適用されてよい。
他の方法として、“no PDSCH case”である場合に、端末は、当該(PDSCH)スロットグループ(ID)に対応するNFIビット値は、以前(最近)に受信されたNFI値と同一に維持されると仮定するが(例えば、以前(最近)に受信されたNFI値からトグルされない)、当該NFI値に対する考慮無しで、ULグラントDCIによって指示されたtotal-DAI値のみに基づいて、PUSCH上に、当該(PDSCH)スロットグループ(ID)に対応するA/Nペイロードを構成する又は構成しないように動作できる。例えば、total-DAI値Nが4である場合(例えば、N=4)に、端末はA/Nペイロードを構成しなくてよい(すなわち、0ビットA/N)。一方、total-DAI値Nが4でない場合(例えば、N<4)に、端末はA/Nペイロード(すなわち、1ビット以上のA/N)を構成してPUSCH上にピギーバックできる。この時、端末は、(1からNまでのcounter-DAI値に対応する)N個のPDSCHに対するA/Nペイロードを構成できる。
一例として、ULグラントDCIによって各(PDSCH)スロットグループ別にT-DAIが指示されるように設定された状況で、特定(PDSCH)スロットグループに対して“no PDSCH case”である場合に、当該(PDSCH)スロットグループに対して前記提案動作が適用されてよい。他の例として、ULグラントDCIによって一つのT-DAIのみが指示されるように設定された状況で、全ての(PDSCH)スロットグループに対して“no PDSCH case”である場合に、特定(例えば、最も低いグループID/インデックスを有する)(PDSCH)スロットグループに対して前記提案動作が適用されてよい。
さらに他の方法として、“no PDSCH case”である場合に、端末は、当該(PDSCH)スロットグループ(ID)に対応するNFIビット値は、以前(最近)に受信されたNFI値と同一に維持されると仮定するが(例えば、以前(最近)に受信されたNFI値からトグルされない)、ULグラントDCIによって指示されたtotal-DAI値に対応するPDSCHはいかなる(PDSCH)スロットグループ(ID)にも属しないと見なした状態で、当該PDSCHに対してのみA/Nペイロードを構成する又は構成しないように動作できる。例えば、total-DAI値Nが4である場合(例えば、N=4)、端末はA/Nペイロードを構成しなくてよい(すなわち、0ビットA/N)。一方、total-DAI値Nが4でない場合(例えば、N<4)、端末はA/Nペイロード(すなわち、1ビット以上のA/N)を構成してPUSCH上にピギーバックできる。この時、端末は(1からNまでのcounter-DAI値に対応する)N個のPDSCHに対するA/Nペイロードを構成してPUSCH上にピギーバックできる。
一例として、ULグラントDCIによって各(PDSCH)スロットグループ別にT-DAIが指示されるように設定された状況で、特定PDSCHグループに対して”no PDSCH case”である場合に、当該(PDSCH)スロットグループに設定されたT-DAIに対応するPDSCHはいかなるPDSCHグループにも属しないと見なした状態で前記提案動作が適用されてよい。他の例として、ULグラントDCIによって一つのT-DAIのみが指示されるように設定された状況で、全てのPDSCHグループに対して“no PDSCH case”である場合に、当該T-DAIに対応するPDSCHはいかなる(PDSCH)スロットグループにも属しないと見なした状態で前記提案動作が適用されてよい。
一方、単一ULグラントDCIによって、複数スロットにわたって送信される複数のPUSCHリソースをスケジュール/指示する(マルチスロットスケジューリングの)場合、当該DCIによってりシグナルされるtotal-DAI、NFI、及び/又はCTI情報を適用する動作が必要であり得る。当該情報の場合、DCIによってスケジュールされた複数のスロット又はPUSCHリソースのうち、1)(a)最初スロット内PUSCHリソース(すなわち、first-スロットPUSCH)、(b)最初PUSCHリソース(すなわち、first PUSCH)、(c)特定シンボル数(又は、non-DMRSシンボル数)及び/又は特定RB数(又は、RE数或いはnon-DMRS RE数)以上で構成された最初PUSCHリソース、(d)PUSCH送信が指示された最初スロットの直後のスロット内に割り当てられたPUSCHリソース、或いは(e)スロット区間(duration)と同じシンボル区間を有する最初PUSCHリソース(すなわち、first full-PUSCH)にのみ(例えば、前記複数のリソースのうち特定の一つのリソース又は特定リソース組合せにのみ)適用されるか、2)(a)LBT(それによるCCA)に最初に成功したfirst-スロットPUSCH、(b)first PUSCH、或いは(c)first full-PUSCHにのみ適用されるか、3)(a)A/Nフィードバックがピギーバックされた形態で送信されるfirst-スロットPUSCH、(b)first PUSCH、或いは(c)first full-PUSCHにのみ適用されてよい。上記以外のスロット又はPUSCHリソースに対しては、a)DLグラントDCIによって最後に検出/受信された情報(例えば、スロットグループID/インデックス、total-DAI、NFI、CTI、及び/又は下記フォールバックA/N有無の指示情報、pended A/N有無の指示情報)に基づいてA/Nコードブック(ペイロード)を構成/送信する、及び/又はb)前記情報に対して特定(例えば、デフォルト)値を仮定/適用できる。
a)の場合、最後に検出/受信された情報に関連したDLグラントDCIは、PUSCH送信時点(スロット)を、PDSCHに対するHARQ-ACK送信時点として指示したDCIに限定されてよい。一方、b)の場合、少なくとも一つに対して次のように仮定/適用できる。
1)total-DAIに対してはtotal-DAIビットを‘11’と(又は、total-DAI値を4と)仮定/適用し、
2)NFIに対しては(以前A/Nフィードバックに比べて或いは以前(例えば、最後)に受信されたNFIビットと比較して)トグルされた(又は、非トグルされた)と仮定/適用し、
3)CTIではType-2a(又は、下記の場合、Type-1/2)コードブックが指示されることを仮定/適用し、
4)下記において“Type-1コードブックベースA/Nフィードバックの有無を示す情報”に対しては、該当のフィールド/シグナリングがないと仮定/適用し、
5)下記において“Pended A/Nの有無を指示する情報”に対しては、当該pended A/Nフィードバックがないと仮定/適用できる。
(b)Type-1/2 A/Nコードブック設定時のDCI構成及びシグナリング情報
1)DLグラントDCIによってシグナルされる情報
A.基本的に次の情報を含むことができる(便宜上、基本情報)。
i.フォールバックA/Nの有無を指示する情報(Type-1コードブックの場合)
ii.Notes
1.前記情報は、一つのバンドリングウィンドウ区間でPCell(そこでのPDSCH送信)をスケジュールするフォールバックDCI一つのみが送信されたか否かを指示できる。前記情報は1ビットのみで構成/シグナルされてよい。
iii.Counter-DAI及びtotal-DAI指示情報(Type-2コードブックの場合)
B.さらに、次の情報を含むことができる。
i.Type-3コードブックに基づくA/Nフィードバック構成/送信の有無(例えば、Type-1又はType-2とType-3のうちどのA/Nコードブックとして構成/送信するかを指示するCTIシグナリング)
ii.Notes
1.(特定時点に)DCIによってType-3が指示されると、当該DCIによってType-3コードブックベースA/Nフィードバックに対するNFI情報がさらにシグナルされてよい。
C.さらに、次の情報を含むことができる。
i.Pended A/Nの有無を指示する情報
ii.Notes
1.前記情報は、Type-1又はType-2とコードブックに基づいて構成されたA/Nペイロードに(以前時点に)ペンディングが指示されたA/N(すなわち、pended A/N)をさらに含め、最終A/Nフィードバックを構成するか否かを指示できる。
D.フォールバックDCIベースのDLスケジューリング関連
i.Type-1コードブックの場合
1.基本的に、(少なくともPCell/PSCellに対応する)当該DCIフォーマットには前記基本情報が含まれる/シグナルされる形態であってよい。
2.さらに、(PCell/PSCellを除く)SCellに対応するフォールバックDCIフォーマットには前記基本情報が含まれない/シグナルされない形態であってよい。
ii.Type-2コードブックの場合
1.基本的に、フォールバックDCIフォーマットには前記基本情報のうちcounter-DAIのみが含まれる/シグナルされる形態であってよい。
E.CBグループ(CBG)単位DL送信動作関連
i.CBG単位DL送信が設定されたCC/セルの場合又はCBG単位DL送信が設定されたCC/セルを含むCAである場合に、pended A/Nペイロードは、全てのセル/CCに設定された最大(送信可能)CBG数、すなわちセル/CC別に設定された(送信可能)CBG数のうち最大値に基づいて決定されてよい。TB単位送信が設定されたCC/セルの場合又はTB単位送信が設定されたCC/セルのみが併合された場合に、pended A/Nペイロードは全セル/CCに設定された最大(送信可能)TB数、すなわちセル/CC別に設定された(送信可能)TB数のうち最大値に基づいて決定されてよい。
2)ULグラントDCIによってシグナルされる情報
A.基本的に次の情報を含むことができる(便宜上、基本情報)。
i.Type-1コードブックベースA/Nフィードバックの有無を指示する情報(Type-1コードブックの場合)
ii.Notes
1.前記情報は、type-1コードブックに基づいて構成されたA/NペイロードをPUSCHにピギーバックして送信するか(そうでないと、0ビット(すなわち、ピギーバック省略)或いはフォールバックA/Nのみをピギーバックするか)を指示できる。
iii.Total-DAI指示情報(Type-2コードブックの場合)
B.さらに、次の情報を含むことができる。
i.Type-3コードブックに基づくA/Nフィードバック構成/送信の有無(例えば、Type-1又はType-2ととType-3のうちどのA/Nコードブックとして構成/送信するかを指示)
ii.Notes
1.(特定時点に)DCIによってType-3が指示されると、当該DCIによってType-3コードブックベースA/Nフィードバックに対するNFI情報がさらにシグナルされてよい。
C.さらに、次の情報を含むことができる。
i.Pended A/N有無を指示する情報
ii.Notes
1.前記情報は、Type-1又はType-2コードブックに基づいて構成されたA/Nペイロードに、(以前時点に)ペンディングが指示されたA/N(すなわち、pended A/N)をさらに含み、最終A/Nフィードバックを構成するか否かを指示できる。
D.フォールバックDCIベースのULスケジューリング関連
i.基本的に、フォールバックDCIフォーマットには前記基本情報が含まれない/シグナルされない形態であってよい。
ii.ULグラントDCIに含まれない/シグナルされない情報に対して、端末はDLグラントDCIによって最後に検出/受信された情報(例えば、(Type-1コードブックの場合)フォールバックA/N有無の指示情報、(Type-2コードブック場合)counter-DAI/total-DAI情報、CTI、pended A/N有無の指示情報)に基づいてA/Nコードブック(ペイロード)を構成/送信するように動作できる。ここで、最後に検出/受信された情報に関連したDLグラントDCIは、ULグラントDCIによってスケジュールされたPUSCH送信時点(スロット)を、PDSCHに対するHARQ-ACK送信時点として指示したDCIに限定されてよい。
iii.一方、ダイナミックグラントDCI送信を伴うスケジューリングでない、CG(Configured Grant)形態でDCI無しに送信されるCG-PUSCHを用いてA/Nをピギーバックして送信できる。この場合、端末は、DLグラントDCIによって最後に検出/受信された情報(例えば、(Type-1コードブックの場合)フォールバックA/N有無の指示情報、(Type-2コードブックの場合)counter-DAI/total-DAI情報、CTI、pended A/N有無の指示情報)に基づいてA/Nコードブック(ペイロード)を構成/送信できる。最後に検出/受信された情報に関連したDLグラントDCIは、CG-PUSCH送信時点(スロット)を、PDSCHに対するHARQ-ACK送信時点として指示したDCIに限定されてよい。
E.CBグループ(CBG)単位DL送信動作関連
i.先のDLグラントDCIにおけると同様に、pended A/Nペイロードが全セル/CCに設定された最大(送信可能)CBG数或いはTB数に基づいて決定されてよい。
一方、(Type-2a又はType-1又はType-2 A/Nコードブック設定及びそれによる)DL/ULグラントDCI情報構成及びシグナリング動作は、CA状況でPUCCH送信を行うように設定されたPUCCHセル/CC(例えば、PCell又はPSCell)がU-バンド上で動作するセル/CCである場合に限定されてよい。この場合、CAされた全セル/CCに対応するDL/ULグラントDCIは、本明細書の提案方法によって構成されてよい。一方、PUCCHセル/CCがL-バンド上で動作するセル/CCである場合、(既存Type-1又はType-2 A/Nコードブックを設定した状態で)既存と同じDL/ULグラントDCI情報構成及びシグナリング動作が適用されてよい。この場合、併合された全セル/CCに対応するDL/ULグラントDCIは、既存と同一に構成されてよい。
他の方案として、Type-2a又はType-1又はType-2 A/Nコードブック設定及びそれによるDL/ULグラントDCI情報の構成/シグナリングは、マルチキャリア、すなわち、端末にCAによって設定された複数セル/CC集合に、U-バンド上で動作するセル/CCが含まれた場合に限定されてよい。この場合、併合された全セル/CCに対応するDL/ULグラントDCIを上述の提案方法のように構成できる。一方、マルチキャリアにL-バンド上で動作するセル/CCのみが含まれた場合に、既存Type-1又はType-2 A/Nコードブック設定及びそれによる既存DL/ULグラントDCI情報の構成/シグナリングが適用されてよい。この場合、併合された全てのセル/CCに対応するDL/ULグラントDCIは、既存と同一に構成されてよい。
(5)提案方法4
(a)特定PDSCHに対するA/Nフィードバックアップデート
特定PDSCH或いはHARQプロセスIDに対して、(端末が支援可能な最小プロセシング時間に比べて)不足した(PDSCHデコーディング及びA/N準備(preparation)動作にかかる)プロセシング時間が基地局からスケジュール/指示されることがある。この場合、端末は、(当該PDSCHに対応する)DCIにより指示された(最初)A/N(PUCCH)送信時点では、当該PDSCH(又は、HARQプロセスID)に対してNACKをフィードバック(或いはDTX)するように動作できる。
その後、(前記PDSCH(又は、HARQプロセスID)に対する基地局からの別個の再送信スケジューリングはなかった状態で)前記PDSCHを含むスロットグループIDに対する(Type-2aコードブックベースの)A/Nフィードバック送信又は前記HARQプロセスIDを含むHARQプロセスグループに対する(Type-3コードブックベースの)A/Nフィードバック送信が、基地局から(再び)指示されてよい。この場合、端末は、当該PDSCH(又は、HARQプロセスID)の実際/最終デコーディング結果を反映して当該PDSCH(又は、HARQプロセスID)に対するA/Nフィードバックをアップデートできる。一例として、デコーディング結果がACKである場合、基地局から(再び)指示されたA/N(PUCCH)送信時点では当該PDSCH(又は、HARQプロセスID)に対してACKをフィードバックできる。
一方、上の動作は、PDSCH(又は、HARQプロセスID)に対応するNFIのトグリングの有無に関係なく適用されるか、当該NFIが非トグルである場合とトグルである場合のいずれか一つの場合にのみ適用されてよい。この場合、他の場合には、上記のようなフィードバックアップデートを省略(例えば、以前フィードバックを維持)できる。
さらに、HARQプロセスIDに対して、不足したプロセシング時間が基地局からスケジュール/指示された場合に、それに対応するHARQ-ACK送信時点で端末が送信するHARQ-ACKフィードバックのアップデート(以下、updated feedback)は、当該HARQプロセスIDに対して指示されたNDI値によって変わってよい。一例として、NDI値が(以前値と比較して)非トグルされた状態で、端末が当該HARQプロセスIDに対して以前にACKをフィードバックしたか/したし、実際/最終PDSCHデコーディング結果がACKであった場合に、端末は、HARQ-ACKフィードバック(例えば、updated feedback)をACKとしてアップデート/報告できる。他の例として、NDI値が(以前値と比較して)非トグルされた状態で、端末が当該HARQプロセスIDに対して以前にNACKをフィードバックしたか/したし、実際/最終PDSCHデコーディング結果がNACKであった場合に、端末はHARQ-ACKフィードバック(例えば、updated feedback)をNACKとして報告できる。さらに他の例として、NDIが(以前値と比較して)トグルされた状態で指示され、新しいTB又はPDSCHがスケジュール/送信された場合に、端末は、当該TB又はPDSCHに対するプロセシング時間の不足により、HARQ-ACKフィードバック(例えば、updated feedback)を、有効(valid)でない値(例えば、NACK)として報告してよい。
(b)CBG再送信が設定されたCC関連A/Nフィードバック
Type-3コードブックベースのA/Nフィードバック送信が基地局から指示された場合に、PUCCH(又は、PUSCH)上のA/Nペイロード構成方法が必要であり得る。具体的には、端末に設定されたCCインデックス集合、各CC別に設定されたHARQプロセスID/インデックス集合、各CC別に設定された(最大)TBインデックス集合又はCBGインデックス集合に対して、いかなる順序に従って各{CC、HARQ ID、TB又はCBG}の組合せに対応するA/Nビットをマップするかが決定される必要がある。
これを勘案して、“TB/CBGインデックスfirst=>HARQプロセスインデックスsecond=>CCインデックスthird”の方式でA/Nビットをマップする方法を考慮できる。例えば、“1)一番目に低い(lowest)CCインデックス/一番目に低いHARQプロセスインデックスに対して、一番目に低いTB/CBGインデックスから順次に(一番目に高い(highest)TB/CBGインデックスまで)対応するA/Nをマップし、2)一番目に低いCCインデックス/二番目に低いHARQプロセスインデックスに対して、一番目に低いTB/CBGインデックスから順次に対応するA/Nをマップし、…3)一番目に低いCCインデックス/一番目に高いHARQプロセスインデックスに対して、一番目に低いTB/CBGインデックスから順次に対応するA/Nをマップし、4)二番目に低いCCインデックス/一番目に低いHARQプロセスインデックスに対して、一番目に低いTB/CBGインデックスから順次に対応するA/Nをマップし、…”このような順序でA/Nをマップすることができる。
一方、Type-3コードブックベースのA/Nフィードバック送信が基地局から指示された場合に、PUCCH(又は、PUSCH)で送信されるA/Nペイロードサイズは、端末に設定された(configured)CC個数、各CC別に設定されたHARQプロセス個数、各CC別に設定された最大TB個数又は最大CBG個数に比例して増加してよい。これらのうち、特にCBG個数は、他のパラメータに比べて急激にA/Nペイロードサイズを増加させる要因になり得るため、それによって多くのPUCCHリソースオーバーヘッドが誘発されることがある。
上のようにUL(PUCCH)リソースオーバーヘッドが増加する問題を考慮し、Type-3コードブックベースのA/Nフィードバック送信が指示された場合に、CBG単位(再)送信が設定されたCCに対しては、各HARQプロセスID別にTBレベル(level)A/Nを生成/マッピング/送信するように動作できる。これに制限されるものではないが、CBG単位(再)送信が設定されたCCに対して、TBレベルA/Nは同一の一つのHARQプロセスIDに対応するCB間に又はCBG間にA/Nをバンドルすることによって生成されてよい。一例として、TBレベルA/Nは、複数CBのそれぞれに対するCBレベルA/N間又は複数CBGのそれぞれに対するCBGレベルA/N間にlogical AND演算を適用することによって生成されてよい。これにより、A/NペイロードサイズとPUCCHリソースオーバーヘッドが減少し得る。一方、Type-3コードブックベースのA/Nフィードバック送信でない場合(例えば、Type-1/2コードブック)、CBG単位(再)送信が設定されたCCに対しては、当該PDSCH(又は、HARQプロセスID)に対してCBGレベルA/Nを生成/マッピング/送信するように動作できる。
又は、Type-3コードブックベースのA/Nフィードバック送信が指示された場合、CBG単位(再)送信が設定されたCCに対して、TBレベルA/Nを生成/送信するか或いはCBGレベルA/Nを生成/送信するかを、上位層信号(例えば、RRCシグナリング)によって設定することができる。
(c)A/Nフィードバック不一致(misalignment)に対するハンドリング
Type-1(又は、Type-2、Type-2a)コードブックベースのA/Nフィードバック送信が設定された状況において、端末が特定時点(例えば、スロット#n)でHARQプロセスID=Xに対してACKをフィードバック/送信することができる。その後、他の特定時点(例えば、スロット#(n+K))でのtype-3コードブックベースのA/Nフィードバック送信が、基地局から端末に指示されてよい。一方、特定DCIがHARQプロセスID=Xに対応するPDSCHをスケジュールしながら、それに対するA/N送信タイミングを、type-3コードブックベースA/N送信が指示された時点(例えば、スロット#(n+K))と同じ時点として指示できる。仮に、端末が当該DCIの検出に失敗すると、type-3コードブック上でHARQプロセスID=Xに対して端末と基地局間にA/Nフィードバック不一致(例えば、DTX-to-ACKエラー)が発生することがある。これにより、非効率的な(RLCレベル)再送信が余計にもたらされることがある。
上の問題を解決するために、特定時点(例えば、スロットY)がtype-3コードブックベースA/N送信時点として指示された場合に、端末は、PDSCH送信をスケジュールしながら、スロットYをA/N送信タイミングとして指示する(及び/又は新しいTBの最初送信をスケジュール(或いは、トグルされたNDI値を指示)する)DCI(受信)を期待せず、このようなDCIはないと仮定した状態で動作できる。これにより、前記のようなDCIを受信した場合に、端末は当該DCIを無視できる(discard)。例えば、端末は、当該DCIによって指示される動作を行わなくてよい。
言い換えると、任意のコードブックサイズ(例えば、type-1/2/2a/3コードブック)に基づいて、特定HARQプロセスID=Xに対応するPDSCHに対して、端末がACKを報告(送信)した時点がスロットYであり、以後(HARQプロセスID=Xに対する最初HARQ-ACKフィードバック時点として)特定コードブックタイプ(例えば、type-3コードブック)に基づくHARQ-ACKフィードバック送信タイミングとして指示された時点がスロットZであってよい。この場合、スロットY(或いは、スロットY以後の特定(例えば、次のスロット)時点)からスロットZ(或いは、スロットZ内に指示されたPUCCH開始シンボルから端末の最小PDSCHプロセシングタイムだけの以前時点)までの区間では、HARQプロセスID=Xに対応するPDSCHをスケジュールする(及び/又は新しいTBの最初送信をスケジュール(或いは、トグルされたNDI値を指示)する)DCI(受信)を期待しなく、またそのようなDCIはないと仮定した状態で動作できる(例えば、上記のようなDCIを受信した場合、端末は当該DCIを無視(discard)できる)。
さらに、Type-3コードブックが設定された場合に、任意のコードブックタイプ(例えば、Type-1/2/2a/3コードブック)に基づいて、端末は特定HARQプロセスID=Xに対応するPDSCH #1に対するACKを最初A/Nフィードバック時点にのみ一度報告(送信)するように(その後にHARQプロセスID=Xに対するA/N状態をDTX或いはNACKにリセットするように)動作できる。これにより、最初A/Nフィードバック時点以後から次のA/Nフィードバック時点までHARQプロセスID=Xに対する追加PDSCHスケジューリングがない場合に、対応するA/NをDTX/NACKと報告できる。一方、最初A/Nフィードバック時点以後から次のA/Nフィードバック時点までHARQプロセスID=Xに対する追加PDSCH #2のスケジューリングがあった場合に、1)PDSCH #2が(トグルされたNDIを有するDCIによってスケジュールされた)新しいデータ(TB)に対する送信であれば、PDSCH #2に対するデコーディング結果に該当するACK又はNACKを報告するか、2)PDSCH #2が(非トグルされたNDIを有するDCIによってスケジュールされた)以前データ送信(例えば、PDSCH #1で送信されたTB)に対する再送信であれば、(以前A/N状態に該当する)ACKを報告できる(すなわち、例外として、以前A/N状態をリセットせずに維持)。一方、A/N状態を(DTX/NACKに)リセットするか否か/基準は、端末がA/Nフィードバック(例えば、ACK)を実際に送信したか否かによって決定されてよい。一例として、端末がLBTに失敗してA/N(PUCCH/PUSCH)送信を省略(drop)ある場合に、端末は、当該A/N状態をリセットHAせずに(例えば、ACKとして)維持できる。
さらに他の方案として、Type-3コードブックに基づいて端末が特定HARQプロセスID=Xに対するA/Nをフィードバック/送信するとき、HARQプロセスID=Xに対して(任意の(例えば、Type-1/2/2a/3)コードブックに基づいて)以前A/Nフィードバック時点に報告(送信)したA/N状態(例えば、ACK)を(DTX或いはNACKに)リセットできる。これにより、以前A/Nフィードバック時点以後からType-3コードブックベースフィードバック時点まで、HARQプロセスID=Xに対する追加PDSCHスケジューリングがない場合に、対応するA/NをDTX/NACKと報告できる。仮に、以前A/Nフィードバック時点以後からType-3コードブックベースフィードバック時点まで、HARQプロセスID=Xに対する追加PDSCHスケジューリングがあった場合に、1)当該PDSCHが(トグルされたNDIを有するDCIによってスケジュールされた)新しいデータに対する送信であれば、当該PDSCHに対するデコーディング結果に該当するACK又はNACKを報告するか、2)当該PDSCHが(非トグルされたNDIを有するDCIによってスケジュールされた)以前データ送信に対する再送信であれば、(以前A/N状態に該当する)ACKを報告することができる(すなわち、例外として、以前A/N状態をリセットせずに維持)。一方、A/N状態を(DTX/NACKに)リセットするか否か/基準は、端末がA/Nフィードバック(例えば、ACK)を実際に送信したか否かによって決定されてよい。一例として、端末がLBTに失敗してA/N(PUCCH/PUSCH)送信を省略(例えば、ドロップ)した場合に、当該A/N状態をリセットせずに(例えば、ACKと)維持できる。
一方、上記において端末が期待しないで無視する対象となるDCIから、PDSCH送信をスケジュールしながら同時にtype-3コードブックベースA/N送信を指示するDCIは除外されてよい。すなわち、端末は、当該DCIを無視せずに対応する動作を行うことができる。例えば、端末は、当該DCIによってスケジュールされたPDSCHに対するA/Nまで含めてtype-3コードブックベースA/Nフィードバックを構成/送信できる。
他の方案として、各HARQプロセスID別にDLグラントDCIによって(最後に)受信されたNDIビットと対応するPDSCHに対するA/Nビットを共にフィードバックする方法を考慮できる。さらに他の方案として、各HARQプロセスID別に、DLグラントDCIによって(最後に)受信されたNDIビットと対応するPDSCHに対するA/Nビット(例えば、NACKをビット‘0’に、ACKをビット‘1’にマッピング)を、互いにXOR(exclusive OR)演算して算出されたビットをフィードバックする方法を考慮できる。
一方、前記方案の適用を勘案する場合、CBG単位の(再)送信/フィードバックが設定されたCC、及び/又はTB別A/N間に( 論理的(logical)AND演算による)空間バンドリング(spatial bundling)が設定されたCCに対して、次のようなA/Nフィードバック方法を考慮できる。
1)CBG単位送信が設定されたCCの場合
A.Base
i.当該CCに設定された(TB当たり)最大CBG数をNと仮定
B.Opt 1
ii.各HARQプロセスIDに対して(各TB別に)NDIビットとN個CBGに対応するN個A/Nビットのそれぞれを互いにXOR演算して算出されたN個ビットをフィードバック
C.Opt 2
i.各HARQプロセスIDに対して、(各TB別に)まずN個CBGに対応するA/N間に(論理的AND演算による)バンドリングを適用して単一A/Nビットを生成し、当該A/NビットとNDIビットを互いにXOR演算して算出された単一ビットをフィードバック
D.Opt 3
i.各HARQプロセスIDに対して、(各TB別に)N個CBGに対応するA/N間に(論理的AND演算による)バンドリングを適用して単一A/Nビットを生成し、当該A/Nビットと(これに対応するTBに対する)NDIビットを共にフィードバック(例えば、各HARQプロセスID(当該HARQプロセスIDの各TB)別に1ビットA/Nと1ビットNDIをフィードバック)
E.Opt 4
i.CBG単位送信が(いかなるCCにも)設定されていない場合には、(全てのCCに対して)各HARQプロセスIDの各TB別に(1ビット)A/N情報と(1ビット)NDI情報を共にフィードバック。CBG単位送信が(少なくとも一つのCCに)設定された場合には(全てのCCに対して)各HARQプロセスID別に(当該CCに設定された最大TB/CBG数によって)各TB/CBGに対するA/Nビットのみをフィードバック
F.Note
i.Opt 1/2/3においてTBの全体デコーディング結果がACKであれば、(実際に当該TBを構成するCBG数がNよりも小さい場合にも)N個CBGの全てにACKビットをマッピング
2)空間バンドリングが設定されたCCの場合
A.Base
i.当該CCに設定された最大TB数が2個以上であると仮定
B.Opt 1
i.HARQプロセスID別に複数TBに対応するA/N間に空間バンドリングを適用して単一A/Nビットを生成し、当該A/Nビットと(複数TBのうち)特定一つのTBに対応するNDIビットを互いにXOR演算して算出された単一ビットをフィードバック
C.Opt 2
i.HARQプロセスID別に複数TBに対応するA/N間に空間バンドリングを適用して生成された単一A/Nビットと、(複数TBのうち)特定一つのTBに対応するNDIビットを共にフィードバック(例えば、各HARQプロセスID別に1ビットA/Nと1ビットNDIをフィードバック)
D.Opt 3
i.HARQプロセスID別に複数TBに対応するA/N間に空間バンドリングを適用して生成された単一A/Nビットと、当該複数(例えば、Lケ)TBのそれぞれに対応する複数NDIビットを共にフィードバック(例えば、HARQプロセスID別に1ビットA/NとLビットNDIをフィードバック)
E.Opt 4
i.Type-3コードブックベースA/Nフィードバックの場合に例外として、設定された空間バンドリングを適用しなくてよい。これにより、各HARQプロセスIDの各TB別にA/NビットとNDIビットを互いにXOR演算して算出された単一ビットをフィードバック
F.Opt 5
i.Type-3コードブックベースA/Nフィードバックの場合に例外として、設定された空間バンドリングを適用しなくてよい。これにより、各HARQプロセスIDの各TB別にA/NビットとNDIビットを共にフィードバック(例えば、各HARQプロセスIDの各TB別に1ビットA/Nと1ビットNDIをフィードバック)
G.Opt 6
i.空間バンドリングが設定されていない場合には、(全てのCCに対して)各HARQプロセスIDの各TB別に(1ビット)A/N情報と(1ビット)NDI情報を共にフィードバックするか、それとも各HARQプロセスIDの各TB別に(1ビット)A/N情報のみをフィードバックかかが基地局から設定され、端末は当該設定によってフィードバックする。また、空間バンドリングが設定された場合には、(全てのCCに対して)各HARQプロセスID別に(当該CCに設定された最大TB数によって)単一TB或いは複数TBに対する単一(bundled)A/Nビットのみをフィードバック
H.Note
i.Opt 1/2において、(フィードバックされるNDIビットに対応する)特定一つのTBとしては、最も低い/高いインデックスを有するTBが適用されてよい
一方、各HARQプロセスIDに対して(各TB別に)NDIビットとA/Nビットを共にフィードバックする方式を適用する場合に、対応するUCIペイロードサイズ及びDCIによるPRI指示に基づいてPUCCHリソースを決定するとき、PUCCHに設定された全ての周波数/時間リソースを使用しても、大きいUCIペイロードサイズによって(当該PUCCHに設定された)最大UCIコーディングレートを超える場合が発生し得る。この場合、前記提案したフィードバックにおいて(全体或いは特定の一部)NDIビットの送信を省略(例えば、ドロップ)してもよい。
さらに、Type-1/2/2aコードブックベースのA/Nフィードバック動作が設定された状況で、DCIによって動的にType-3コードブックベースのA/Nフィードバックを送信するように指示されてよい。この場合、当該DCI内の(Type-1/2/2aコードブックのために設定された)counter-DAIフィールド及び/又はtotal-DAIフィールド及び/又はcurrent-ID(及びfeedback-ID又はtotal-ID)フィールド及び/又はNFIフィールドを用いて、端末にとって(事前に定義/設定された複数のCCグループ及び/又は複数のHARQ(プロセスID)グループのうち)どのCC/HARQグループに対するA/Nフィードバックを送信するかを指示する方法を考慮できる。
及び/又は、Type-1/2/2aコードブックベースのA/Nフィードバック動作が設定された状況で、DCIによって動的にType-3コードブックベースのA/Nフィードバックを送信するように指示される場合に、当該DCIによって(例えば、別個のフィールド又は(Type-1/2/2aコードブックのために設定された)counter-DAIフィールド、total-DAIフィールド、current-ID(及びfeedback-ID又はtotal-ID)フィールド及び/又はNFIフィールドを用いて)、全体(或いは前記の通りに指示された特定)CC/HARQグループに対して各HARQプロセスID別にA/Nフィードバックのみを送信するのか、A/Nフィードバックと対応するNDIを共に送信するのかを指示できる。
一方、(同一のCC又はBWPに対して)Type-3コードブックベースのA/Nフィードバックを指示するDCIによって指示可能な候補A/Nタイミング集合の場合に、Type-1/2/2aコードブックベースのA/Nフィードバックを指示するDCIによって指示可能な候補A/Nタイミング集合と同一に設定されるか、互いに独立に(例えば、互いに異なるA/Nタイミング値で構成された集合と)設定されてよい。
(d)A/Nペンディング(pending)が指示されたPDSCH処理
まず、端末にType-1 A/Nコードブック方式が設定された状態で特定DLグラントDCIによって(例えば、PDSCHに対するA/Nタイミングが無効な(invalid)又は非数字的な値(non-numerical value)で指示される形態で)A/Nペンディングが指示されたPDSCHの場合、当該PDSCHに対するA/Nフィードバック(以下、pended A/N)は、1)特定DCIによって別個のA/Nプーリングを指示することによって、(端末にとって)当該pended A/NをType-3 A/Nコードブック形態で送信する形態であるか、2)別個のA/Nプーリング無しでさらに他の(例えば、PDSCHに対するA/Nタイミングが有効な(valid)又は数字的な(numerical)値の形態で指示される)DLグラントDCIで指示されたA/Nタイミングに送信されるType-1 A/Nコードブックに当該pended A/Nを追加する動作を考慮できる。一方、前記のようにType-1 A/Nコードブックにpended A/Nを追加する形態でA/Nペイロードを構成して送信する動作を考慮する場合に、1)追加される総pended A/N情報/ビット個数、及び2)A/Nペイロード上の当該pended A/N情報/ビットのマッピング順序が、端末と基地局間に一致するように構成/マップすることが必須である。仮に、A/Nペイロード上のpended A/N個数/マッピングに対して端末と基地局間に不一致が発生した場合には、UCIデコーディング性能が低下するだけでなく、深刻なACK/NACKエラー(例えば、NACK-to-ACK)が発生し、不要なPDSCH再送信オーバーヘッド及び大きいレイテンシーを招くことがある。
上の問題を考慮して、Type-1 A/Nコードブックに追加可能な(最大)pended A/N情報/ビット個数(例えば、Pビット)を、(基地局が)端末にRRCシグナリングによって設定できる。端末は、実際pended A/Nの有無に関係なく常にType-1 A/Nコードブックに当該Pビットを追加し、最終A/Nペイロードを構成することができる。さらに他の方法として、DCI(例えば、DLグラント)内の特定(例えば、1ビット)フィールドを用いて、(基地局が)端末にpended A/N有無(或いは、前記Pビット追加の有無)を指示できる。当該フィールドで指示された情報によって、端末はType-1 A/Nコードブックにpended A/Nビット(或いは、当該Pビット)を追加する又は追加しない形態で最終A/Nペイロードを構成できる。さらに他の方法として、前記追加されるpended A/Nビット個数Pに対して(0を含めて異なる値を有する)複数の候補が(RRCによって)端末に設定されてよく、DCI(例えば、DLグラント)内の特定フィールドで当該候補のうち一つの値が指示されてよい。端末は、指示された値に相応するビット個数をType-1 A/Nコードブックに追加して最終A/Nペイロードを構成することができる。
一方、最終A/Nペイロード上には、Type-1 A/Nコードブックから優先して、MSB(Most Significant Bit)で始まる低いビットインデックス部分にマップされ(例えば、一番目のA/Nサブコードブック形態で構成)、その後、pended A/N情報が(高いビットインデックス部分に)マップされる形態で構成されてよい(例えば、2番目のA/Nサブコードブック形態で構成)。さらに、A/Nペイロード上のpended A/N情報/ビット間のマッピング順序を一致させるために、A/Nペンディング動作を指示するDCI(例えば、DLグラント)内の特定フィールドを用いて、(基地局が)端末に指示されたA/Nペンディングに対応するPDCCH/PDSCHが(A/Nペンディングが指示された全PDCCH/PDSCHのうち)何番目にスケジュール/送信されたものか示すために、その順序値(例えば、counter-DAI)を知らせることができる。端末は、(Type-1 A/Nコードブックに)当該順序値の順序によって構成/マップされたpended A/Nビット(ペイロード)を追加する形態で最終A/Nペイロードを構成することができる。この場合、DCI(例えば、DLグラント)内に前記順序値を指示するフィールドは、counter-DAIシグナリングに用いられるフィールドとして適用されるか、(A/Nフィードバック送信に用いられる)PUCCHリソースを割り当てるフィールド(例えば、PUCCH Resource Indicator,PRI)と決定/考慮されてよい。
一方、特定時点のDCI(例えば、DLグラント)により、対応するPDSCHに対してA/Nペンディング動作が指示された状態で、当該PDSCHに対する(pended)A/Nフィードバックを以後の特定時点の他のDCIにより、(Type-1コードブックベースA/Nフィードバック時点として)指示されたA/Nタイミングで送信できる。この場合、(pended A/Nが送信される)当該A/Nタイミングに対する決定が必要であり得る。そのための方案として、各DCIにより、当該DCIで指示されたA/Nタイミングに(以前時点にA/Nペンディングが指示されたPDSCHに対する)pended A/Nを(追加して)送信するか否かを直接指示できる。ここで、DCIは、例えばType-1コードブックベースA/NフィードバックをトリガーするDCIを含むことができる。さらに他の方案として、A/Nペンディングが指示された(DCI又はPDSCH送信)時点以後に送信された(例えば、PDSCHに対するA/Nタイミングが有効な(valid)又は数字的な(numerical)値で指示される)DCIによって指示されたA/Nタイミングのうち最も早い時点(或いは、指示されたA/Nタイミングのうち、A/Nペンディングが指示されたPDSCH送信時点から端末の最小PDSCHプロセシングタイム以後の最も早い時点、或いはA/Nペンディングが指示されたPDSCH送信時点から端末の最小PDSCHプロセシングタイム以後の最初A/Nタイミングとして指示された時点)で、当該pended A/Nを(追加して)送信できる。さらに他の方案として、A/Nペンディングが指示されたPDSCH送信時点(これと同じスロット)或いは以後に送信された(例えば、A/Nタイミングを有効な又は数字的な値で指示しながらType-1コードブックベースA/Nフィードバックをトリガーする)最初DCIから指示されたA/Nタイミングで、当該pended A/Nを(追加して)送信できる。さらに他の方案として、A/Nペンディングが指示されたPDSCH送信時点(これと同じスロット)或いは以後に送信された最初PDSCHをスケジュールする(例えば、A/Nタイミングを有効な又は数字的な値で指示しながらType-1コードブックベースA/Nフィードバックをトリガーする)DCIから指示されたA/Nタイミングで、当該pended A/Nを(追加して)送信できる。
さらに、A/Nペイロードに対する端末と基地局間の不一致を防止するために、上記のような(Type-1 A/Nコードブックに追加されて同一UL時点で送信される)方式で、pended A/N送信が可能な時点を設定/指定する方法を考慮できる。具体的に、スロット#nで送信されたDCI(例えば、DLグラント)によって、又はスロット#nで送信されたPDSCHに対してA/Nペンディング動作が指示された場合に、スロット#(n+T)時点/その後の時点(及び/又は、スロット#(n+T+F)時点/その前の時点)で送信される(Type-1 A/Nコードブックを運ぶ)PUCCH(PUSCH)によってのみ当該pended A/N送信が可能なように設定/指定されてよい。また、さらに、pended A/Nに対応するPDSCH受信スロットがDCI(例えば、DLグラント)によって指示されたA/N送信タイミングに対応するバンドリングウィンドウに含まれたスロットXと一致する場合に、端末は、スロットXに対応するA/Nビットにpended A/N情報/ビットをマップする形態で当該バンドリングウィンドウに対するType-1 A/Nコードブックを構成できる。
一方、Pcellをスケジュールしながらcounter-DAI=1を含むDLフォールバックDCI(これに対応するA/Nを便宜上、“フォールバックA/N”と定義。)が特定A/Nタイミングを指示し、当該A/Nタイミングを指示する他のDLグラントDCIはない状態で、前記方式(又は、その他の方式)によって当該A/Nタイミングが(以前時点にA/Nペンディングが指示されたPDSCHに対する)pended A/Nを(追加して)送信する時点として決定されてよい。この場合、端末は、Opt 1)前記A/NタイミングでフォールバックA/Nと当該pended A/Nを共にフィードバック/送信する、Opt 2)前記A/Nタイミングでは(既存と同一に)フォールバックA/Nのみをフィードバック/送信するように動作する(したがって、この場合、フォールバックA/N送信に指示されたA/Nタイミングでは例外としてpended A/Nを追加/フィードバックしないように動作)、又はOpt 3)前記A/Nタイミングで全体Type-1コードブックに当該pended A/Nを追加してフィードバック/送信できる(したがって、この場合、フォールバックA/N送信は、pended A/Nフィードバック/送信時点として決定されないA/Nタイミングでのみ行うように動作)。
また、端末にType-2 A/Nコードブック方式が設定された状態で、特定DLグラントDCIによって(例えば、PDSCHに対するA/Nタイミングが無効な又は非数字的な値で指示される形態で)A/Nペンディングが指示されたPDSCHの場合、当該PDSCHに対する(pended)A/Nフィードバックは、1)特定DCIによって別個のA/Nプーリングを指示することによって(端末にとって)当該pended A/NをType-3 A/Nコードブック形態で送信するようにするか、2)別個のA/Nプーリング無しでさらに他の(例えば、PDSCHに対するA/Nタイミングが有効な又は数字的な値の形態で指示される)DLグラントDCIで指示されたA/Nタイミングで送信されるType-2 A/Nコードブックに当該pended A/Nを追加する動作を考慮できる。一方、この場合にも、上記ようにType-2 A/Nコードブックにpended A/Nを追加する形態でA/Nペイロードを構成して送信する動作を考慮する場合に、1)追加される総pended A/N情報/ビット個数、及び2)A/Nペイロード上のpended A/N情報/ビットマッピング順序が、端末と基地局間に一致するように構成/マップすることが(UCIデコーディング性能及びPDSCH再送信オーバーヘッド/レイテンシーの側面で)必須であり得る。
これを考慮して、A/Nペイロード上の総pended A/N情報/ビット個数、及びpendedA/N情報/ビット間マッピング順序を(端末と基地局間に)一致させるために、(基地局が)A/Nペンディング動作を指示するDCI(例えば、DLグラント)内の特定フィールドを用いて、当該DCIによって指示されたA/Nペンディングに対応するPDCCH/PDSCHが(A/Nペンディングが指示された全PDCCH/PDSCHのうち)何番目にスケジュール/送信されているかを示すために、順序値(例えば、counter-DAI)及び/又は現在時点まで端末にA/Nペンディングが指示されたPDCCH/PDSCHの個数が合計していくつであるかの総和値(例えば、total-DAI)に関する情報を知らせることができる。これにより、端末は、(Type-2 A/Nコードブックに)当該総和値に基づいて及び/又は当該順序値の順序によって構成/マップされたpended A/Nビット(ペイロード)を追加する形態で最終A/Nペイロードを構成できる。一方、最終A/Nペイロード上にはType-2 A/Nコードブックから優先して、MSBで始まる低いビットインデックス部分にマップされ(例えば、1番目のサブコードブック形態で構成)、その後にpended A/N情報が(高いビットインデックス部分に)マップされる形態で構成されてよい(例えば、2番目のサブコードブック形態で構成)。
一方、特定時点のDCI(例えば、DLグラント)により、対応するPDSCHに対してA/Nペンディング動作が指示された状態で、当該PDSCHに対する(pended)A/Nフィードバックを以後の特定時点の他のDCIから(Type-2コードブックベースA/Nフィードバック時点として)指示されたA/Nタイミングで送信できる。この場合、(pended A/Nが送信される)当該A/Nタイミングに対する決定が必要であり得る。そのための方案として、各DCIにより、当該DCIから指示されたA/Nタイミングに(以前時点にA/Nペンディングが指示されたPDSCHに対する)pended A/Nを(追加して)送信するか否かを直接指示できる。ここで、DCIは、例えば、Type-2コードブックベースA/NフィードバックをトリガーするDCIを含むことができる。さらに他の方案として、A/Nペンディングが指示された(DCI又はPDSCH送信)時点の後に送信された(例えば、PDSCHに対するA/Nタイミングが有効な(valid)又は数字的な(numerical)値で指示される)DCIから指示されたA/Nタイミングのうち最も早い時点(或いは、当該指示されたA/Nタイミングのうち、A/Nペンディングが指示されたPDSCH送信時点から端末の最小PDSCHプロセシングタイム以後の最も早い時点、或いは前記A/Nペンディングが指示されたPDSCH送信時点から端末の最小PDSCHプロセシングタイム以後の最初A/Nタイミングと指示された時点)で、当該pended A/Nを(追加して)送信できる。さらに他の方案として、A/Nペンディングが指示されたPDSCH送信時点(これと同じスロット)或いは以後に送信された(例えば、A/Nタイミングを有効な又は数字的な値で指示しながらType-2コードブックベースA/Nフィードバックをトリガーする)最初DCIから指示されたA/Nタイミングで、当該pended A/Nを(追加して)送信できる。さらに他の方案として、A/Nペンディングが指示されたPDSCH送信時点(これと同じスロット)或いは以後に送信された最初PDSCHをスケジュールする(例えば、A/Nタイミングを有効な又は数字的な値で指示しながらType-2コードブックベースA/Nフィードバックをトリガーする)DCIから指示されたA/Nタイミングで、当該pended A/Nを(追加して)送信できる。
前記方式を総合して(或いは、前記方式に加えて)A/Nペンディングが指示されたPDSCHに対するA/NフィードバックをType-1/2A/Nコードブックに追加して送信する動作を支援するために次のような方法を考慮できる。
1)A/Nペンディングが指示されたPDSCHに対するA/Nペイロードサイズ
A.Opt 1
i.各CC或いはBWP別に(単一A/Nフィードバックに構成可能な)A/Nペンディングが指示可能な最大PDSCH数NpをRRCで設定
B.Opt 2
i.各CC或いはBWP別に(単一A/Nフィードバックに構成可能な)A/Nペンディングが指示可能な最大PDSCH数Npを事前に定義
1.一例として、CC/BWPに設定された有効な又は数字的な値のA/Nタイミングのうち最小値をTmと定義する場合に、Np=Tm-a(a=1(又は0、2))と決定されてよい
A.又は、Np=bx(Tm-a)と決定されてよい。bは、単一スロット内の複数PDSCHの受信が可能か否かに対する端末能力によって、1よりも大きい整数であってよい。
2)A/Nペンディングが指示されたPDSCHに対するA/Nオーダーリング方式
A.Opt 1
i.各CC別に個別/独立に(当該CC内で)A/Nペンディングが指示されたPDSCHに対してのみcounter-DAIをシグナリング/適用
1.この場合、pended A/Nペイロードは、各CC別に1からNpまでのcounter-DAI値に対応するA/Nをマッピングして構成されてよい
2.この場合、各CC別に1つのcounter-DAI値に対応するA/Nビット数は、当該CCに設定された最大TB又はCBG数と同一に決定されてよい
B.Opt 2
i.全体CCにわたって(CC first- time second方式で)A/Nペンディングが指示されたPDSCHに対してのみcounter-DAI(及びtotal-DAI)をシグナリング/適用
1.この場合、counter-DAI値は、A/Nペンディングが指示されたPDSCHから始まって(以後に送信される)当該PDSCHに対するA/Nフィードバックを要請するDCIまで連続した値を有するようにシグナリング/適用されてよい
A.例えば、A/Nペンディングが指示されたPDSCHに対応する最後のcounter-DAI値がXである場合に、その後に当該PDSCHに対するA/Nフィードバックを要請する(最初)DCIに対応するcounter-DAI値は(X+1)とシグナリング/適用されてよい
2.この場合、全体A/Nペイロードは、A/Nペンディングが指示されたPDSCHに対応するcounter-DAI値から始めて、最後に受信されたcounter-DAI(又は、total-DAI)値に対応するA/Nを順次にマッピングして構成
3)A/Nペンディングが指示されたPDSCHに対するA/Nフィードバック時点
A.Opt 1
i.DCI(例えば、DLグラント)によって当該DCIから指示されたA/Nタイミングで(以前時点に)A/Nペンディングが指示されたPDSCHに対する(pended)A/Nフィードバックを(Type-1/2A/Nコードブックに)追加して送信するか(例えば、request)否か(例えば、no request)を指示
1.“request”と指示された場合には、Type-1/2A/Nコードブックに(pended)A/Nフィードバックを追加して送信するが、“no request”と指示された場合には(pended)A/Nフィードバック追加無しでType-1/2A/Nコードブックのみを送信
2.この場合、毎(pended)A/Nフィードバック時点でのA/N状態はフィードバック送信後に常にリセットされてよい。例えば、特定A/Nフィードバック時点でのA/N状態は、以前(最近)時点にフィードバックされたA/N状態をリセットし、以後にさらにA/Nペンディングが指示されたPDSCHの有無によってアップデートして決定するように動作)
B.Opt 2
i.DCI(例えば、DLグラント)によってA/Nペンディングが指示されたPDSCHに対応する(pended)A/Nフィードバックに対するNFI情報を指示し、当該DCIによって指示されたA/Nタイミングで当該NFI情報を反映して(pended)A/Nフィードバックを(Type-1/2コードブックに追加して)送信。一例として、NFI情報に基づいて、以前(最近)にフィードバックされたA/N状態をリセットし(以後にさらにA/Nペンディングが指示されたPDSCHの有無によって)アップデートするかそれとも以前(最近)フィードバックされたA/N状態をそのまま維持するかを決定
1この場合、pended A/Nフィードバックは全ての時点のType-1/2コードブックに常に追加/送信されるか、NFIが非トグルされた(又は、以前A/N状態維持を指示した)場合には常に追加/送信されてよい。一方、NFIがトグルされた(又は、以前A/N状態リセットを指示した)場合には、(以前フィードバック時点以後に)さらにA/Nペンディングが指示されたPDSCHが存在すると追加/送信し、存在しないと追加/送信しなくてよい。
2.NFIは、DCI内の別個のビット/フィールドでシグナルされるか、全体PUCCHリソース集合を非トグルされたNFI(又は、以前A/N状態維持)に対応するリソースグループと、トグルされたNFI(又は、以前A/N状態リセット)に対応するリソースグループとに分けた状態で、DCIによって指示されるPUCCHリソースによって、対応するNFI値が決定されてよい。
また、端末にType-2a A/Nコードブック方式が設定された状態で特定DLグラントDCIによって(特定(PDSCH)スロットグループID=Xと指定されると同時に)A/Nペンディングが指示されたPDSCHの場合、当該PDSCHに対する(pended)A/Nフィードバックは、1)特定DCIによって別個のA/Nプーリングを指示することによって(端末にとって)pended A/NをType-3 A/Nコードブック形態で送信するか、2)別個のA/Nプーリング無しでさらに他の特定(例えば、スロットグループID=Xに対するA/Nフィードバックを要請する)DLグラントDCIで指示されたA/Nタイミングで送信されるType-2a A/Nコードブックにpended A/Nを含むことができる。一方、後者の場合、pended A/Nフィードバックが送信されるA/Nタイミングに対する決定が必要であり得る。そのための方案として、A/Nペンディングが指示された(DCI又はPDSCH送信)時点以後に送信された特定(例えば、(Type-2aコードブックベースA/Nフィードバックをトリガーしながら)スロットグループID=Xに対するA/Nフィードバックを要請する)(例えば、PDSCHに対するA/Nタイミングが有効な(valid)又は数字的な(numerical)値で指示される)DCIで指示されたA/Nタイミングのうち最も早い時点でpended A/Nを(追加して)送信できる。
一方、A/Nペンディングが指示されたPDSCHに対するA/Nフィードバック送信時点は、当該PDSCH受信時点以後に検出/受信されたDCIによって指示されたA/Nタイミングと決定されてよい。このとき、A/Nタイミング時点又はDCI受信時点以前の特定時点で特定A/N情報(例えば、SPS PDSCH受信に対応するA/N情報)を運ぶPUCCH或いはPUSCH送信が設定/指示/実行される可能性がある。この場合、HARQ動作において端末具現上の信号処理複雑度を誘発するOOO(out-of-order)、例えば、特定HARQプロセスIDのPDSCH#1受信時点以後に受信された他の(或いは同一の)HARQプロセスIDのPDSCH#2に対するA/NフィードバックがPDSCH#1に対するA/Nフィードバック時点以前に送信される状況が演出される可能性がある。
したがって、OOO動作状況を避けるために、A/Nペンディングが指示されたPDSCHに対するA/Nフィードバック送信時点は、当該PDSCH受信時点から(端末の最小PDSCHプロセシングタイム以後)最も早いA/N PUCCH(又は、PUSCH)送信(当該送信が設定/指示/実行された)時点と決定されてよい。この場合、A/N PUCCHがSPS PDSCHに対応するA/Nフィードバック専用PUCCHリソースである場合には、A/Nペンディングを指示したDCIに含まれたPRIによって指示されたPUCCHリソースを用いて、A/Nペンディングが指示されたPDSCHに対するA/NとSPS PDSCHに対するA/Nを共にフィードバック/送信できる。
一方、端末にType-1 A/Nコードブック方式が設定された状態でA/N PUCCHがSPS PDSCHに対応するA/N専用PUCCHリソースである場合に、1)A/Nペンディングが指示されたPDSCHに対するA/NとSPS PDSCHに対するA/Nを共に同一の一つのPUCCH(又は、PUSCH)上に構成/送信するか、2)SPS PDSCHに対するA/Nのみを送信できる。この場合、A/Nペンディングが指示されたPDSCHに対するA/N送信は、(SPS PDSCHに対応するA/Nタイミングを含めて以後の全てのA/Nタイミングに対して)省略されてよい。また、端末にType-2 A/Nコードブック方式が設定された状態でA/N PUCCHがSPS PDSCHに対応するA/N専用PUCCHリソースである場合に、1)counter-DAI初期値から(A/Nペンディングが指示されていないPDSCHまで含めて)A/Nペンディングを指示したDCIに含まれたtotal-DAI(又は、counter-DAI)値までのPDSCHに対応するA/NとSPS PDSCHに対するA/Nを共に同一の一つのPUCCH(又は、PUSCH)上に構成/送信するか、2)(A/Nペンディングが指示されていないPDSCHを除いて)A/Nペンディングが指示されたPDSCHに対するA/NとSPS PDSCHに対するA/Nを共に同一の一つのPUCCH(又は、PUSCH)上に構成/送信できる。また、端末にType-2a A/Nコードブック方式が設定された状態でA/N PUCCHがSPS PDSCHに対応するA/N専用PUCCHリソースであるか、A/N PUCCH(又は、PUSCH)がA/Nペンディングが指示されたPDSCHに対応する(PDSCH)スロットグループID=Xとは異なる、グループID=Yに対するA/Nフィードバックが指示されたPUCCH(又は、PUSCH)である場合に、1)グループID=Xに対してcounter-DAI初期値から(A/Nペンディングが指示されていないPDSCHまで含めて)A/Nペンディングを指示したDCIに含まれたtotal-DAI(又は、counter-DAI)値までのPDSCHに対応するA/NとSPS PDSCHに対するA/N又はグループID=Yに対するA/Nを共に同一の一つのPUCCH(又は、PUSCH)上に構成/送信するか、2)グループID=Xに対して(A/Nペンディングが指示されていないPDSCHを除いて)A/Nペンディングが指示されたPDSCHに対するA/NとSPS PDSCHに対するA/N又はグループID=Yに対するA/Nを共に同一の一つのPUCCH(又は、PUSCH)上に構成/送信するか、3)グループID=Yに対するA/Nフィードバックを指示するDCIによっては常にグループID=Xに対するA/Nフィードバックが共に指示されるように規定できる。
さらに、Type-1或いはType-2 A/Nコードブック方式が設定された場合には、特定DCIにより、Type-3 A/Nコードブック方式に基づくA/Nフィードバック送信を動的にトリガーする動作が適用/許容されてよい。一方、Type-2a A/Nコードブック方式が設定された場合には、DCIベースの動的Type-3 A/Nコードブックトリガリングが適用/許容されないように規定/定義されてよい。また、さらに、Type-1或いはType-2 A/Nコードブック方式が設定された場合には、DCI(例えば、DLグラント)を用いた前記のような(PDSCHに対して無効な又は非数字的なA/Nタイミング値を指示する形態の)A/Nペンディング指示動作が適用/許容されなくてよい。一方、Type-2a方式が設定された場合には、DCIによる(無効な又は非数字的なA/Nタイミング値を指示する形態の)A/Nペンディング指示動作が適用/許容されるように規定/定義されてよい。
(e)SPS PDSCHに対するA/Nフィードバック送信動作
一方、Type-2a(又は、Type-1又はType-2)A/Nコードブック方式が設定/指示された状況で、対応するDCI(例えば、DLグラント)無しに送信されるSPS PDSCH及びそれに対するA/Nフィードバックを考慮できる。Type-2a(又は、Type-1又はType-2)A/Nコードブック方式に関してより詳細な事項は、提案方法3を参照できる。この場合、SPS PDSCHに対する別個のスロットグループID指定がないことにより、SPS PDSCHに対応するA/Nフィードバックに対応する(例えば、端末のLBT失敗及び/又は基地局のA/N検出失敗による)再送信要請が不可能なことから、1)SPS PDSCHに対するA/Nフィードバック送信時点、及び2)Type-2a A/Nコードブック上でのA/Nフィードバック構成/マッピングに対する規則が必要であり得る。
まず、SPS PDSCHに対するA/Nフィードバック送信時点の場合、例えば、SPS PDSCH周期がL個スロットに設定され、SPS PDSCHに対応するA/Nタイミング(ディレイ)がK個スロットと指示されることを仮定できる。この場合、スロット#nで送信されたSPS PDSCHに対するA/Nフィードバックは、スロット#(n+K)~スロット#(n+K+L-1)の区間内に指示された全A/Nタイミングをで(反復して)送信されてよい。他の方法として、スロット#nで送信されたSPS PDSCHに対するType-2a(又は、Type-1又はType-2)コードブックベースのA/Nフィードバックは、スロット#(n+K)でのみ送信され、さらに、スロット#(n+K)~スロット#(n+K+L-1)の区間内にType-3コードブックベースのA/Nタイミングとして指示された時点で(追加)送信されてよい。さらに他の方法として、Type-2a A/Nコードブック方式で動作する場合には、SPS活性化DCI(例えば、SPS活性化PDCCH)を用いて、後に送信されるSPS PDSCHの属する特定(スロット)グループIDを指定できる。これにより、(基地局からの要請による)当該(スロット)グループIDに対するA/Nフィードバック構成/送信時に当該SPS PDSCHに対するA/Nまで含めて構成/送信できる。
一方、Type-2a A/Nコードブック上でSPS PDSCHに対するA/N構成/マッピングにおいて、DCI(例えば、DLグラント)によってスロットグループIDが指定されたPDSCHに対するA/Nと分離された形態で構成/マップされてよい。一例として、Type-2aコードブックのA/Nペイロード上にスロットグループIDが指定されたPDSCHに対するA/Nから、MSBで始まる低いビットインデックス部分にマップされ(例えば、1番目のサブコードブック形態で構成)、その後、SPS PDSCHに対するA/Nが(高いビットインデックス部分に)マップされてよい(例えば、2番目のサブコードブック形態で構成)。また、Type-3 A/Nコードブック上でSPS PDSCHに対するA/N構成/マッピングにおいて、DCI(例えば、DLグラント)によってHARQプロセスIDが指定されたPDSCHに対するA/Nと分離された形態で構成/マップされてよい。一例として、Type-3コードブックのA/Nペイロード上に、DCIでHARQプロセスIDが指定されたPDSCHに対するA/Nから、MSBで始まる低いビットインデックス部分にマップされ(例えば、1番目のサブコードブック形態で構成)、その後、SPS PDSCHに対するA/Nが(高いビットインデックス部分に)マップされてよい(例えば、2番目のサブコードブック形態で構成)。
一方、Type-3A/Nコードブックの場合、各HARQプロセスIDに対応するA/Nがマップされる形態でA/Nペイロードが構成されてよい。また、SPS PDSCHに対する解除(release)を指示するPDCCHは、DCI内のHARQプロセスIDフィールドを用いて、当該PDCCHがSPS解除用途であることを指示できる。これを勘案して、各HARQプロセスID別にA/NをマップしてA/Nペイロードを構成した状態でSPS解除PDCCHに対する(1ビット)A/N情報をA/Nペイロードの特定位置に追加する形態で全体Type-3A/Nコードブックが構成されてよい。特定位置は、1)全体A/Nペイロードの最後のA/Nビットの次/以後、2)A/Nペイロード内でSPS解除PDCCHが送信されたCCに対応する最後のA/Nビットの次/以後、3)A/Nペイロード内でSPS解除PDCCHに対応するSPS PDSCHが送信されたCCに対応する最後のA/Nビットの次/以後、又は4)SPS解除PDCCHに対応するSPS PDSCH送信用途に占有(reserve)された特定HARQプロセスIDに対応するA/Nビットと決定されてよい。
一方、さらに、SPS活性化を指示するDCIによって、SPS PDSCH受信に対応するA/Nタイミングが適用不可(inapplicable)(又は、無効な又は非数字的な)値で指示された場合に(表6参照)、当該DCIに対応する最初PDSCH受信に対しては特定の適用可能(又は、有効な又は数字的な)値をA/Nタイミングとして適用して、対応するA/Nフィードバックを送信し、以後のSPS PDSCHに対しては、対応するA/Nフィードバックをペンディングな方法を考慮できる。この場合、最初PDSCH受信に対応するA/Nフィードバック送信のためのPUCCHリソースは、1)SPS活性化DCIによって直接指示される、2)RRCによって設定された複数の候補PUCCHリソースインデックス(PRI)のうち特定(例えば、最小又は最大インデックスに対応する)リソースと決定される、或いは3)特定リソースとして事前に定義される又はRRCによって設定されてよい。また、最初PDSCH受信に対するA/N送信タイミングに適用される特定の適用可能値は、1)特定値として事前に定義される又はRRCによって設定される、2)RRCによって設定された複数の候補(適用可能な)K1値のうち特定(例えば、最小又は最大)値として決定される、或いは3)SPS活性化DCIによって直接指示されてよい。
一方、SPS活性化を指示するDCIによって、適用不可値がA/Nタイミングとして指示される(例えば、A/Nペンディング指示)動作は、端末にType-2a(及び/又はType-3)A/Nコードブック或いはType-2(及び/又はType-3)A/Nコードブックが設定された場合にのみ許容されてよく、端末にType-1(及び/又はType-3)A/Nコードブックが設定された場合には当該動作が許容されなくてよい。その理由は、A/Nペンディングが指示された複数のSPS PDSCHに対する一括的な(基地局からの)A/Nフィードバック要請は、端末にType-2a A/Nコードブックが設定された場合に、Type-2a及び/又はType-3コードブックベースA/N送信を指示する任意のDCIによって要請可能であり、端末にType-2 A/Nコードブックが設定された場合に、Type-2及び/又はType-3コードブックベースA/N送信を指示する任意のDCIによって要請可能であるのに対し、端末にType-1A/Nコードブックが設定された場合には、Type-3コードブックベースA/N送信を指示するDCIのみによって(少ない要請機会で制限的に)要請可能なためである。
また、さらに、Type-3コードブックベースのA/Nフィードバック送信を指示するDCI及び/又はSPS活性化を指示するDCI及び/又はSPS解除を指示するDCI及び/又は特定セル(例えば、Scell)に対して端末のPDCCHモニタリング或いはデコーディング動作がディセーブル(disabled)されるように設定された特定(例えば、ドミナント(dormant))BWPへのスイッチングを指示するDCIなど(便宜上、このようなDCIを“特殊(special)DCI”と称する)に対しては、当該DCI受信に対応するA/Nタイミングが適用不可値で指示されないように(又は、適用可能値でのみ指示されるように)規定されてよい。これにより、端末は特殊DCIによって適用不可値がA/Nタイミングとして指示された場合に、当該特殊DCIを無視(discard)するように動作できる。ここで、特殊DCIを無視することは、特殊DCI内の情報を無視する/捨てることを含み、これにより、特殊DCIによって指示された動作を行わなくてよい。その理由は、特殊DCI受信に対するA/Nフィードバックがペンドされる場合に、当該特殊DCIによって指示された動作(例えば、SPS PDSCH送信/受信動作に対するSPS解除又はドミナントBWPへの送受信動作切替のためのBWPスイッチング)の適用/実行されるか否か及び時点に対して、端末と基地局間に曖昧さ(ambiguity)又は不一致(misalignment)が発生することがあるためである。
図18には、本発明に係るA/N過程を例示する。図18を参照すると、端末は、A/Nタイミング指示子(表6参照)を含むDCI(例えば、DLグラントDCI;DCIフォーマット1_X)を受信することができる(S1802)。ここで、DCIはPDSCHスケジューリングを伴うかPDSCHスケジューリング無しで、A/Nフィードバックを要請できる。一方、A/Nタイミング指示子が適用可能値を指示する場合に(S1804;No)、端末は、A/Nタイミング指示子によって指示される値に基づいて決定されたスロットでA/N送信を行うことができる(S1806)。A/Nタイミング指示子が適用不可値を指示し(S1804;Yes)、受信されたDCIが特殊DCIである場合に(S1808;Yes)、端末は、特殊DCIによって指示された動作を無視できる(S1810)。一方、A/Nタイミング指示子が適用不可値を指示し(S1804;Yes)、受信されたDCIが非特殊(non-special)DCIである場合に(S1808;No)、端末は、DCIと関連したA/N送信をペンドできる(S1812)。ここで、特殊DCIは、例えば、Type-3コードブックベースのA/Nフィードバック送信を指示するDCI、SPS活性化を指示するDCIなどを含む。
さらに他の方法として、DCI内のA/Nタイミングフィールドによって指示される状態のうち、適用不可値がマップされた状態を、特殊DCIに対しては特定適用可能値に代替/変更して解析/適用する方式も可能である。この場合、特定適用可能値は、1)特定値として事前に定義される又はRRCによって設定される、又は2)RRCによって設定された複数の候補(適用可能)K1値のうち特定(例えば、最小又は最大)値を基準に(例えば、当該値に特定オフセットを足した値と)決定されてよい(例えば、最小K1-a(例えば、a=1)又は最大K1+b(例えば、b=1)と決定)。
図19には、本発明に係るA/N過程を例示する。図19を参照すると、端末は、A/Nタイミング指示子(表6参照)を含むDCI(例えば、DLグラントDCI;DCIフォーマット1_X)を受信することができる(S1902)。ここで、DCIはPDSCHスケジューリングを伴うかPDSCHスケジューリング無しで、A/Nフィードバックを要請できる。一方、A/Nタイミング指示子が適用可能値を指示する場合に(S1904;No)、端末は、A/Nタイミング指示子によって指示される値に基づいて決定されたスロットでA/N送信を行うことができる(S1906)。A/Nタイミング指示子が適用不可値を指示し(S1904;Yes)、受信されたDCIが特殊DCIである場合に(S1908;Yes)、端末は、提案方法による特定適用可能値に基づいて決定されたスロットで、特殊DCIと関連したA/N送信を行うことができる(S1910)。一方、A/Nタイミング指示子が適用不可値を指示し(S1904;Yes)、受信されたDCIが非特殊DCIである場合に(S1908;No)、端末は、DCIと関連したA/N送信をペンドできる(S1912)。
(f)Type-3A/Nコードブックを指示するDCIのための最小プロセシングタイム決定
Type-3コードブックベースのA/Nフィードバック送信を指示するDLグラントDCIとして、Case 1)PDSCHスケジューリングを含むDCI、又はCase 2)PDSCHスケジューリングを含まないDCI、の2つの方法を考慮できる。Case 2の場合、当該DCIによって割り当てられたPDSCH周波数リソースが無効(invalid)(例えば、エンプティ(empty))であれば、端末は、PDSCHスケジューリング無しでType-3A/Nコードブックが指示された場合と認識して動作できる。一方、Case 2の場合、当該DCIによって指示されたHARQ-ACKタイミング(例えば、K1)値がどの時点を基準に適用されるかを定義する必要があり、具体的には、Opt 1)当該DCIが受信されたスロットからK1個スロット以後の時点を、A/N送信時点と決定する、又はOpt 2)当該DCIによって(実際に送信されないが)PDSCH受信時点として指示されたスロットからK1個スロット以後の時点をA/N送信時点と決定できる。
一方、現在NRシステムでは、端末のPDSCH受信と関連して最小プロセシングタイム(例えば、N1)を規定している。具体的に、PDSCH(最後のシンボル)受信時点から対応のA/N PUCCH(最初のシンボル)送信時点までの区間としてN1個シンボル以上が確保される場合に、端末は、当該PDSCH受信に対して(最終デコーディング結果を反映した)有効な(valid)A/N情報をフィードバックするように動作できる。一方、当該区間がN1個シンボル未満である場合に、端末は有効なA/N情報をフィードバックしなくてよい。N1は、PDSCH及びA/N PUCCH送信に適用されるSCS、そしてPDSCHに設定されたDMRSシンボルパターンによって異なる値を有してよい。表8は、SCS値及びDMRSパターンによる最小PDSCHプロセシング時間(N1)を示す。
また、NRシステムは、端末のPUSCH送信と関連して最小プロセシングタイム(例えば、N2)を規定している。具体的に、ULグラントPDCCH(最後のシンボル)受信時点から対応のPUSCH(最初のシンボル)送信時点までの区間としてN2個シンボル以上が確保される場合に、端末は、ULグラントPDCCHによってスケジュールされたTBを運ぶPUSCHを送信できる。一方、当該区間がN2個のシンボル未満である場合に、端末は、ULグラントPDCCHを無視(discard)し、対応するPUSCH送信を省略(drop)できる。N2は、ULグラントPDCCH及びPUSCH送信に適用されるSCSによって異なる値を有してよい。表9は、SCS値による最小PUSCHプロセシング時間(N2)をシス。
また、NRシステムでは、SPS PDSCH解除を指示するPDCCH受信と関連して最小プロセシングタイム(例えば、N)を規定している。具体的に、PDCCH(最後のシンボル)受信時点から対応のA/N PUCCH(最初のシンボル)送信時点までの区間としてN個シンボル以上が確保される場合に、端末は、当該PDCCH受信に対して有効なA/N(例えば、ACK)情報をフィードバックできる。一方、当該区間がN個シンボル未満である場合に、端末は、有効なA/N情報をフィードバックしなくてよい。Nは、PDCCH及びA/N PUCCH送信に適用されるSCSによって異なる値を有してよい。表10は、SCS値によるSPS PDSCH解除PDCCHプロセシング時間(N)を示す。
一方、Case 2のように、DLグラントPDCCHがPDSCHスケジューリング無しで(Type-3コードブックベースの)A/Nフィードバック送信のみを指示する場合に、PDCCH(最後のシンボル)受信時点から対応のA/N PUCCH(最初のシンボル)送信時点までの区間に適用される最小プロセシングタイム及びこれに対応するシンボル数(例えば、Nx)を規定することが必要であり得る。具体的に、PDCCH(最後のシンボル)受信時点から対応のA/N PUCCH(最初のシンボル)送信時点までの区間としてNx個シンボル以上が確保される場合に、端末は、当該PDCCHに対応する有効な(Type-3コードブックベースの)A/N情報をフィードバックできる。一方、当該区間がNx個シンボル未満である場合に、端末は、1)有効なA/N情報をフィードバックしない、或いは2)当該PDCCH自体を無視(discard)できる。
一方、Nx値の場合、表8に提示された値のうち、追加(additional)DMRSシンボル(グループ)が設定されていない場合に適用されるN1値(或いは、N1に特定シンボル数aを足した(N1+a)値、ここで、aは正数又は負数に設定可能)をNx値として適用できる。実際にスケジュールされたPDSCHはないためそれに要求されるプロセシング過程を省略できる状況であり、SCS別に最も小さいN1値を適用することが可能なわけである。又は、逆に、表8に提示された値のうち、追加DMRSシンボル(グループ)が設定された場合に適用されるN1値(或いは、N1に特定シンボル数aを足した(N1+a)値、ここで、aは正数又は負数に設定可能)をNx値として適用できる。PDCCHの場合、PDCCHを構成する全てのシンボルのそれぞれにDMRSが含まれた形態であるため、それに対応するチャネル推定時間を考慮したとき、各SCS別に最も大きいN1値を適用することに無理がないわけである。
さらに他の方法として、表9に提示されたN2値(或いは、N2に特定シンボル数aを足した(N2+a)値、ここで、aは正数又は負数に設定可能)をNx値として適用できる。Case 2がPUSCHスケジューリング/送信ケースと類似に、DL controlを受信し、対応するULチャネルを送信する形態であり、各SCS別に定義されたN2値を適用することに無理がないわけである。さらに他の方法として、表10に提示されたN値(或いは、Nに特定シンボル数aを足した(N+a)値、ここで、aは正数又は負数に設定可能)をNx値として適用できる。Case 2が(PDCCHで指示される情報はSPS PDSCH解除とは異なるが)PDCCHを受信し、対応するA/N PUCCHを送信する形態であり、各SCS別に定義されたN値を適用することが可能なわけである。
(g)CBGベース(CBG-based)送信設定を考慮したType-2a A/Nコードブック関連DL/UL(グラント)DCIシグナリング
端末に設定された特定セルにCBGベースPDSCH送信が設定された場合に、Type-2 A/Nコードブック構成のために下記のようなDL DCIシグナリング方法を考慮できる。
1)DL DCI(以下、DCI-X)によってother-IDに対応する(PDSCH)スロットグループに対するtotal-DAI(T-DAI)及びNFI情報が指示されるように設定された場合。すなわち、current-IDに対応するPDSCHグループ(すなわち、currentグループ)とother-IDに対応するPDSCHグループ(すなわち、otherグループ)のそれぞれに対するT-DAI及びNFI情報が全て指示されるように設定された場合
A.方法0a:(DCI-Xによって)otherグループに対して、TBベースPDSCHに対する(これに対応するTBベースA/Nサブコードブック構成のための)T-DAI情報とCBGベースPDSCHに対する(これに対応するCBGベースA/Nサブコードブック構成のための)T-DAI情報を全て指示
B.方法1a:(DCI-Xによって)otherグループに対して、一つのT-DAI情報のみを指示(この場合、T-DAIは、TBベースPDSCHとCBGベースPDSCHのいずれか一方のPDSCHタイプ(以下、PDSCH type-X)に対するT-DAI情報のみを指示)
i.本方法において、PDSCH type-XはTBベースPDSCH(又は、CBGベースPDSCH)と固定されてよい
ii.一方、(方法1a/2a/3a/4aに共通に)PDSCH type-Xでない他のPDSCH type-1(例えば、PDSCH type-XがTBベースPDSCHである場合に、PDSCH type-1はCBGベースPDSCHとなり、PDSCH type-XがCBGベースPDSCHである場合に、PDSCH type-1はTBベースPDSCHとなる。)に対しては、以前の(当該他のグループのPDSCH type-1をスケジュールする他のDCIによって)最後に受信されたT-DAI情報を適用して、対応するA/Nフィードバック(サブコードブック)を構成
C.方法2a:(DCI-Xによって)他のグループに対して一つのT-DAI情報のみを指示(この場合、T-DAIは、TBベースPDSCHとCBGベースPDSCHのいずれか一方のPDSCHタイプ(以下、PDSCH type-X)に対するT-DAI情報のみを指示)
i.DCI-Xと同じA/N送信スロットを指示しながら当該他のグループをスケジュールした他のDCI-1がある場合に、PDSCH type-Xは、DCI-1から最後にスケジュールされたPDSCHタイプと決定される(又は、DCI-1から最後にスケジュールされたセルにCBGベースPDSCH送信が設定された場合に、PDSCH type-XはCBGベースPDSCHと決定され、そうでない場合(例えば、TBベースPDSCH送信が設定される。)に、PDSCH type-XはTBベースPDSCHと決定される)
ii.DCI-Xと同じA/N送信スロットを指示しながら当該他のグループをスケジュールした他のDCI-1がない場合に、PDSCH type-Xは、TBベースPDSCHと決定される(又は、CBGベースPDSCHと決定、或いはPDSCH type-XがTBベースPDSCHなのかそれともCBGベースPDSCHなのかをRRCシグナリングによって設定されてよい)
D.方法3a:(DCI-Xによって)他のグループに対して一つのT-DAI情報のみを指示(この場合、T-DAIは、TBベースPDSCHとCBGベースPDSCHのいずれか一方のPDSCHタイプ(以下、PDSCH type-X)に対するT-DAI情報のみを指示)
i.DCI-Xと同じA/N送信スロットを指示しながら当該他のグループをスケジュールした他のDCI-1があり、DCI-1がTBベースPDSCHとCBGベースPDSCHの両方をスケジュールした場合に、PDSCH type-XはTBベースPDSCHと決定される(又は、CBGベースPDSCHと決定、或いはPDSCH type-XがTBベースPDSCHなのかそれともCBGベースPDSCHなのかをRRCシグナリングによって設定されてよい)
ii.DCI-Xと同じA/N送信スロットを指示しながら当該他のグループをスケジュールした他のDCI-1があり、DCI-1がTBベースPDSCHとCBGベースPDSCHのいずれか一方のPDSCHタイプ-1のみをスケジュールした場合に、PDSCH type-XはPDSCH type-1と決定されてよい
iii.DCI-Xと同じA/N送信スロットを指示しながら当該他のグループをスケジュールした他のDCI-1がない場合に、PDSCH type-XはTBベースPDSCHと決定される(又は、CBGベースPDSCHと決定、或いはPDSCH type-XがTBベースPDSCHなのかそれともCBGベースPDSCHなのかをRRCシグナリングによって設定されてよい)
E.方法4a:(DCI-Xによって)他のグループに対して一つのT-DAI情報のみを指示(この場合、T-DAIは、TBベースPDSCHとCBGベースPDSCHのいずれか一方のPDSCHタイプ(以下、PDSCH type-X)に対するT-DAI情報のみを指示)
i.PDSCH type-XがTBベースPDSCHなのかそれともCBGベースPDSCHなのかが、同一のDL DCI(すなわち、DCI-X)によって(例えば、別個の1ビットで)指示される又はRRCシグナリングによって設定されてよい
ii.一方、PDSCH type-Xでない他のPDSCH type-1に対しては、以前の(当該他のグループのPDSCH type-1をスケジュールするDCIによって)最後に受信されたT-DAI情報を適用して、対応するA/Nフィードバック(サブコードブック)を構成するか、方法4aの場合、PDSCH type-1に対してはA/Nフィードバック(サブコードブック)を構成/送信しなくてよい
2)DCI-Xによって他のグループに対するT-DAI及びNFI情報が指示されないように(すなわち、currentグループに対するT-DAI及びNFI情報のみが指示されるように)設定された場合
A.方法5a:前記他のグループに対しては、各PDSCHタイプ(TBベース又はCBGベース)に対して以前に(当該他のグループの当該PDSCH typeをスケジュールするDCIによって)最後に受信されたT-DAI情報を適用して、各PDSCH typeに対応するA/Nフィードバック(サブコードブック)を構成するように動作
さらに、DL DCI(以下、DCI-X)によるT-DAI情報シグナリング観点で、下記の2方式のいずれか一方がRRCシグナリングによって端末に設定されてよい。
1)方式Xa:(DCI-Xによって)他のグループに対してTBベースPDSCHに対するT-DAI情報とCBGベースPDSCHに対するT-DAI情報を全て指示(方法0aと同一)
2)方式Ya:(DCI-Xによって)他のグループに対して一つのT-DAI情報のみを指示(この場合、T-DAIは、TBベースPDSCHとCBGベースPDSCHのうち一方に対するT-DAI情報のみを指示)
次に、端末に設定された特定セルにCBGベースPDSCH送信が設定された場合に、Type-2 A/Nコードブック構成のために、下記のようなUL DCIシグナリング方法を考慮できる。
1)UL DCI(以下、DCI-Y)によって2つのPDSCHグループのそれぞれに対するT-DAI情報が全て指示されるように設定された場合。すなわち、DCIによってfirst-IDに対応するPDSCHグループ(例えば、一番目のグループ(インデックス0))に対するT-DAI情報とsecond-IDに対応するPDSCHグループ(例えば、二番目のグループ(インデックス1))に対するT-DAI情報が全て指示されるように設定された場合
A.方法0b:(DCI-Yによって)次のようにそれぞれのPDSCHグループ別にTBベースPDSCHに対する(それに対応するTBベースA/Nサブコードブック構成のための)T-DAI情報とCBGベースPDSCHに対する(それに対応するCBGベースA/Nサブコードブック構成のための)T-DAI情報を全て指示
i.一番目のグループに属したTBベースPDSCHに対するT-DAI情報
ii.一番目のグループに属したCBGベースPDSCHに対するT-DAI情報
iii.二番目のグループに属したTBベースPDSCHに対するT-DAI情報
iv.二番目のグループに属したCBGベースPDSCHに対するT-DAI情報
B.方法1b:(DCI-Yによって)各PDSCHグループ別に一つのT-DAI情報のみを指示(この場合、T-DAIは、TBベースPDSCHとCBGベースPDSCHのいずれか一方のPDSCHタイプ(以下、PDSCH type-X)に対するT-DAI情報のみを指示)
i.本方法において、(各PDSCHグループ別に指示される前記T-DAIに対応する)PDSCH type-YをTBベースPDSCH(又は、CBGベースPDSCH)と固定できる
ii.一方、(方法1b/2b/3b/4bに共通に)各PDSCHグループに対してPDSCH type-Xでない他のPDSCH type-1(例えば、PDSCH type-XがTBベースPDSCHである場合に、PDSCH type-1はCBGベースPDSCHになり、PDSCH type-XがCBGベースPDSCHである場合に、PDSCH type-1はTBベースPDSCHになる。)に対しては、以前の(当該PDSCHグループの当該PDSCH type-1に対するT-DAI情報を指示するDL DCIによって)最後に受信されたT-DAI情報を適用して、対応するA/Nフィードバック(サブコードブック)を構成
C.方法2b:(DCI-Yによって)各PDSCHグループ別に一つのT-DAI情報のみを指示(この場合、T-DAIは、TBベースPDSCHとCBGベースPDSCHのいずれか一方のPDSCHタイプ(以下、PDSCH type-X)に対するT-DAI情報のみを指示)
i.各PDSCHグループに対してDCI-Yによって指示されたPUSCH送信スロットをA/N PUCCH送信スロットと指示しながら当該PDSCHグループをスケジュールしたDL DCIがある場合に、(当該PDSCHグループに対して指示されるT-DAIに対応する)PDSCH type-Xは、当該DL DCIから最後にスケジュールされたPDSCHタイプと決定される(又は、当該DL DCIから最後にスケジュールされたセルにCBGベースPDSCH送信が設定された場合にはCBGベースPDSCHと、そうでない場合にはTBベースPDSCHとそれぞれ決定される)
ii.各PDSCHグループに対してDCI-Yによって指示されたPUSCH送信スロットをA/N PUCCH送信スロットと指示しながら当該PDSCHグループをスケジュールしたDL DCIがない場合に、(当該PDSCHグループに対して指示されるT-DAIに対応する)PDSCH type-XはTBベースPDSCHと決定される(又は、CBGベースPDSCHと決定される、或いはPDSCH type-XがTBベースPDSCHなのかそれともCBGベースPDSCHなのかがRRCシグナリングによって設定される)
D.方法3b:(DCI-Yによって)各PDSCHグループ別に一つのT-DAI情報のみを指示(この場合、T-DAIは、TBベースPDSCHとCBGベースPDSCHのいずれか一方のPDSCHタイプ(以下、PDSCH type-X)に対するT-DAI情報のみを指示)
i.各PDSCHグループに対してDCI-Yによって指示されたPUSCH送信スロットをA/N PUCCH送信スロットと指示しながら当該PDSCHグループをスケジュールしたDL DCIがあり、当該DL DCIがTBベースPDSCHとCBGベースPDSCHの両方をスケジュールした場合に、(当該PDSCHグループに対して指示されるT-DAIに対応する)PDSCH type-XはTBベースPDSCHと決定される(又は、CBGベースPDSCHと決定される、或いはPDSCH type-XがTBベースPDSCHなのかそれともCBGベースPDSCHなのかがRRCシグナリングによって設定される)
ii.各PDSCHグループに対してDCI-Yによって指示されたPUSCH送信スロットをA/N PUCCH送信スロットと指示しながら当該PDSCHグループをスケジュールしたDL DCIがあり、当該DL DCIがTBベースPDSCHとCBGベースPDSCHのいずれか一方のPDSCHタイプ-1のみをスケジュールした場合に、(当該PDSCHグループに対して指示されるT-DAIに対応する)PDSCH type-XはPDSCH type-1と決定される
iii.各PDSCHグループに対してDCI-Yによって指示されたPUSCH送信スロットをA/N PUCCH送信スロットと指示しながら当該PDSCHグループをスケジュールしたDL DCIがない場合に、(当該PDSCHグループに対して指示されるT-DAIに対応する)PDSCH type-XはTBベースPDSCHと決定される(又は、CBGベースPDSCHと決定される、或いはPDSCH type-XがTBベースPDSCHなのかそれともCBGベースPDSCHなのかがRRCシグナリングによって設定される)
E.方法4b:(DCI-Yによって)各PDSCHグループ別に一つのT-DAI情報のみを指示(この場合、T-DAIは、TBベースPDSCHとCBGベースPDSCHのいずれか一方のPDSCHタイプ(以下、PDSCH type-X)に対するT-DAI情報のみを指示)
i.(各PDSCHグループ別に指示されるT-DAIに対応する)PDSCH type-XがTBベースPDSCHなのかそれともCBGベースPDSCHなのかが同一のUL DCI(すなわち、DCI-Y)によって(例えば、別個の1ビットで)指示される又はRRCシグナリングによって設定される
ii.一方、各PDSCHグループに対してPDSCH type-Xでない他のPDSCH type-1に対しては、以前の(当該PDSCHグループのPDSCH type-1に対するT-DAI情報を指示するDL DCIによって)最後に受信されたT-DAI情報を適用して、対応するA/Nフィードバック(サブコードブック)を構成するか、方法4bの場合、PDSCH type-1に対してはA/Nフィードバック(サブコードブック)を構成/送信しなくてよい
2)DCI-Yによって2つのPDSCHグループ(例えば、一番目のグループ(インデックス0)、二番目のグループ(インデックス1))のうち一方のPDSCHグループXに対してのみT-DAI情報が指示されるように設定された場合
A.方法5b:(DCI-Yによって)PDSCHグループXに対してTBベースPDSCHに対する(それに対応するTBベースA/Nサブコードブック構成のための)T-DAI情報とCBGベースPDSCHに対する(それに対応するCBGベースA/Nサブコードブック構成のための)T-DAI情報を全て指示
i.PDSCHグループXは、1)DCI-Yによって指示されたPUSCH送信スロットをA/N PUCCH送信スロットと指示したDL DCIが2つのPDSCHグループの両方をスケジュールした場合には一番目のグループ(すなわち、最も小さいインデックスのPDSCHグループ)と、2)DCI-Yによって指示されたPUSCH送信スロットをA/N PUCCH送信スロットと指示したDL DCIが特定PDSCHグループのみをスケジュールした場合には当該特定グループと、3)DCI-Yによって指示されたPUSCH送信スロットをA/N PUCCH送信スロットと指示したDL DCIがない場合には一番目のグループと、決定されてよい
ii.PDSCHグループXでない他のPDSCHグループYに対しては、各PDSCHタイプ(TBベース又はCBGベース)に対して以前(当該PDSCHグループYの当該PDSCHタイプに対するT-DAI情報を指示するDL DCIによって)最後に受信されたT-DAI情報を適用して、各PDSCHタイプに対応するA/Nフィードバック(サブコードブック)を構成
B.方法6b:(DCI-Yによって)PDSCHグループXに対して一つのT-DAI情報のみを指示(この場合、T-DAIは、TBベースPDSCHとCBGベースPDSCHのいずれか一方のPDSCHタイプ(以下、PDSCH type-X)に対するT-DAI情報のみを指示)
i.PDSCHグループXは方法5bの方式で決定されてよい。PDSCHグループXに対して指示されるT-DAIに対応するPDSCHタイプ(TBベース又はCBGベース)は方法1b/2b/3b/4bのうち少なくとも一つの方法を適用して決定されてよい
ii.PDSCHグループXでない他のPDSCHグループYに対しては、方法5bの方式で各PDSCHタイプ別T-DAI情報を適用して、対応するA/Nフィードバック(サブコードブック)を構成できる
さらに、UL DCI(以下、DCI-Y)によるT-DAI情報シグナリング観点で、下記2方式のいずれか一方がRRCシグナリングによって端末に設定されてよい。
1)方式Xb:(DCI-Yによって)それぞれのPDSCHグループ別にTBベースPDSCHに対するT-DAI情報とCBGベースPDSCHに対するT-DAI情報を全て指示(方法0bと同一)
2)方式Yb:(DCI-Yによって)それぞれのPDSCHグループ別に一つのT-DAI情報のみを指示(この場合、T-DAIは、TBベースPDSCHとCBGベースPDSCHのうち一方に対するT-DAI情報のみを指示)
図20には、本発明に適用される通信システム1を例示する。
図20を参照すると、本発明に適用される通信システム1は、無線機器、基地局及びネットワークを含む。ここで、無線機器は、無線接続技術(例えば、5G NR(New RAT)、LTE(Long Term Evolution))を用いて通信を行う機器を意味し、通信/無線/5G機器と呼ぶことができる。これに制限されるものではないが、無線機器は、ロボット100a、車両100b-1,100b-2、XR(eXtended Reality)機器100c、携帯機器(Hand-held device)100d、家電100e、IoT(Internet of Thing)機器100f、AI機器/サーバー400を含むことができる。例えば、車両は、無線通信機能を備えている車両、自律走行車両、車両間通信が可能な車両などを含むことができる。ここで、車両は、UAV(Unmanned Aerial Vehicle)(例えば、ドローン)を含むことができる。XR機器は、AR(Augmented Reality)/VR(Virtual Reality)/MR(Mixed Reality)機器を含み、HMD(Head-Mounted Device)、車両に設けられたHUD(Head-Up Display)、テレビ、スマートフォン、コンピュータ、ウェアラブルデバイス、家電機器、デジタルサイネージ(signage)、車両、ロボットなどの形態として具現されてよい。携帯機器は、スマートフォン、スマートパッド、ウェアラブル機器(例えば、スマートウォッチ、スマートグラス)、コンピュータ(例えば、ノートパソコンなど)などを含むことができる。家電は、TV、冷蔵庫、洗濯機などを含むことができる。IoT機器は、センサー、スマートメーターなどを含むことができる。例えば、基地局、ネットワークは無線機器として具現されてもよく、特定無線機器200aは、他の無線機器に基地局/ネットワークノードとして動作してもよい。
図20には、本発明に適用される通信システム1を例示する。
図20を参照すると、本発明に適用される通信システム1は、無線機器、基地局及びネットワークを含む。ここで、無線機器は、無線接続技術(例えば、5G NR(New RAT)、LTE(Long Term Evolution))を用いて通信を行う機器を意味し、通信/無線/5G機器と呼ぶことができる。これに制限されるものではないが、無線機器は、ロボット100a、車両100b-1,100b-2、XR(eXtended Reality)機器100c、携帯機器(Hand-held device)100d、家電100e、IoT(Internet of Thing)機器100f、AI機器/サーバー400を含むことができる。例えば、車両は、無線通信機能を備えている車両、自律走行車両、車両間通信が可能な車両などを含むことができる。ここで、車両は、UAV(Unmanned Aerial Vehicle)(例えば、ドローン)を含むことができる。XR機器は、AR(Augmented Reality)/VR(Virtual Reality)/MR(Mixed Reality)機器を含み、HMD(Head-Mounted Device)、車両に設けられたHUD(Head-Up Display)、テレビ、スマートフォン、コンピュータ、ウェアラブルデバイス、家電機器、デジタルサイネージ(signage)、車両、ロボットなどの形態として具現されてよい。携帯機器は、スマートフォン、スマートパッド、ウェアラブル機器(例えば、スマートウォッチ、スマートグラス)、コンピュータ(例えば、ノートパソコンなど)などを含むことができる。家電は、TV、冷蔵庫、洗濯機などを含むことができる。IoT機器は、センサー、スマートメーターなどを含むことができる。例えば、基地局、ネットワークは無線機器として具現されてもよく、特定無線機器200aは、他の無線機器に基地局/ネットワークノードとして動作してもよい。
無線機器100a~100fは、基地局200を介してネットワーク300に連結されてよい。無線機器100a~100fにはAI(Artificial Intelligence)技術が適用されてよく、無線機器100a~100fはネットワーク300を介してAIサーバー400に連結されてよい。ネットワーク300は、3Gネットワーク、4G(例えば、LTE)ネットワーク又は5G(例えば、NR)ネットワークなどを用いて構成されてよい。無線機器100a~100fは、基地局200/ネットワーク300を介して互いに通信することもできるが、基地局/ネットワークを介さずに直接通信(例えば、サイドリンク通信(sidelink communication))することもできる。例えば、車両100b-1,100b-2は、直接通信(例えば、V2V(Vehicle to Vehicle)/V2X(Vehicle to everything)communication)ができる。また、IoT機器(例えば、センサー)は、他のIoT機器(例えば、センサー)又は他の無線機器100a~100fと直接通信ができる。
無線機器100a~100f/基地局200、基地局200/基地局200間には、無線通信/連結150a,150b,150cがなされてよい。ここで、無線通信/連結は、上りリンク/下りリンク通信150aとサイドリンク通信150b(又は、D2D通信)、基地局間通信150c(例えば、リレー(relay)、IAB(Integrated Access Backhaul)のような様々な無線接続技術(例えば、5G NR)によってなされてよい。無線通信/連結150a,150b,150cを介して無線機器と基地局/無線機器、基地局と基地局は互いに無線信号を送信/受信することができる。例えば、無線通信/連結150a,150b,150cは、様々な物理チャネルを通じて信号を送信/受信することができる。そのために、本発明の様々な提案に基づき、無線信号の送信/受信のための様々な構成情報設定過程、様々な信号処理過程(例えば、チャネルエンコーディング/デコーディング、変調/復調、リソースマッピング/デマッピングなど)、リソース割り当て過程などのうち少なくとも一部が行われてよい。
図21には、本発明に適用可能な無線機器を例示する。
図21を参照すると、第1無線機器100と第2無線機器200は様々な無線接続技術(例えば、LTE、NR)を用いて無線信号を送受信することができる。ここで、{第1無線機器100、第2無線機器200}は、図20の{無線機器100x、基地局200}及び/又は{無線機器100x、無線機器100x}に対応してよい。
第1無線機器100は、1つ以上のプロセッサ102及び1つ以上のメモリ104を含み、さらに、1つ以上の送受信機106及び/又は1つ以上のアンテナ108を含むことができる。プロセッサ102は、メモリ104及び/又は送受信機106を制御し、本文書に開示された説明、機能、手続、提案、方法及び/又は動作順序図を具現するように構成されてよい。例えば、プロセッサ102は、メモリ104内の情報を処理して第1情報/信号を生成した後、第1情報/信号を含む無線信号を送受信機106から送信してよい。また、プロセッサ102は、第2情報/信号を含む無線信号を送受信機106から受信した後、第2情報/信号の信号処理から得た情報をメモリ104に保存することができる。メモリ104は、プロセッサ102と連結されてよく、プロセッサ102の動作に関連した様々な情報を保存することができる。例えば、メモリ104は、プロセッサ102によって制御されるプロセスの一部又は全部を行うか、本文書に開示された説明、機能、手続、提案、方法及び/又は動作順序図を実行するための命令を含むソフトウェアコードを保存することができる。ここで、プロセッサ102とメモリ104は、無線通信技術(例えば、LTE、NR)を具現するように設計された通信モデム/回路/チップの一部であってよい。送受信機106は、プロセッサ102と連結されてよく、1つ以上のアンテナ108を介して無線信号を送信及び/又は受信することができる。送受信機106は、送信機及び/又は受信機を含むことができる。送受信機106は、RF(Radio Frequency)ユニットに言い換えてもよい。本発明において、無線機器は、通信モデム/回路/チップを意味してもよい。
第2無線機器200は、1つ以上のプロセッサ202、1つ以上のメモリ204を含み、さらに、1つ以上の送受信機206及び/又は1つ以上のアンテナ208をさらに含むことができる。プロセッサ202は、メモリ204及び/又は送受信機206を制御し、本文書に開示された説明、機能、手続、提案、方法及び/又は動作順序図を具現するように構成されてよい。例えば、プロセッサ202は、メモリ204内の情報を処理して第3情報/信号を生成した後、送受信機206から第3情報/信号を含む無線信号を送信してよい。また、プロセッサ202は、第4情報/信号を含む無線信号を送受信機206から受信した後、第4情報/信号の信号処理から得た情報をメモリ204に保存することができる。メモリ204は、プロセッサ202と連結されてよく、プロセッサ202の動作と関連した様々な情報を保存することができる。例えば、メモリ204は、プロセッサ202によって制御されるプロセスの一部又は全部を行うか、本文書に開示された説明、機能、手続、提案、方法及び/又は動作順序図を実行するための命令を含むソフトウェアコードを保存することができる。ここで、プロセッサ202とメモリ204は、無線通信技術(例えば、LTE、NR)を具現するように設計された通信モデム/回路/チップの一部であってよい。送受信機206は、プロセッサ202と連結されてよく、1つ以上のアンテナ208を介して無線信号を送信及び/又は受信することができる。送受信機206は、送信機及び/又は受信機を含むことができる。送受信機206は、RFユニットに言い換えてもよい。本発明において、無線機器は、通信モデム/回路/チップを意味してもよい。
以下、無線機器100,200のハードウェア要素についてより具体的に説明する。これに制限されるものではないが、一つ以上のプロトコル層が一つ以上のプロセッサ102,202によって具現されてよい。例えば、一つ以上のプロセッサ102,202は、一つ以上の層(例えば、PHY、MAC、RLC、PDCP、RRC、SDAPのような機能的な層)を具現することができる。一つ以上のプロセッサ102,202は、本文書に開示された説明、機能、手続、提案、方法及び/又は動作順序図によって、一つ以上のPDU(Protocol Data Unit)及び/又は一つ以上のSDU(Service Data Unit)を生成することができる。1つ以上のプロセッサ102,202は、本文書に開示された説明、機能、手続、提案、方法及び/又は動作順序図によって、メッセージ、制御情報、データ又は情報を生成できる。1つ以上のプロセッサ102,202は、本文書に開示された機能、手続、提案及び/又は方法によって、PDU、SDU、メッセージ、制御情報、データ又は情報を含む信号(例えば、ベースバンド信号)を生成し、それを1つ以上の送受信機106,206に提供できる。1つ以上のプロセッサ102,202は、1つ以上の送受信機106,206から信号(例えば、ベースバンド信号)を受信することができ、本文書に開示された説明、機能、手続、提案、方法及び/又は動作順序図によって、PDU、SDU、メッセージ、制御情報、データ又は情報を取得することができる。
1つ以上のプロセッサ102,202は、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ又はマイクロコンピュータと呼ぶことができる。1つ以上のプロセッサ102,202は、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、又はそれらの組合せによって具現されてよい。一例として、1つ以上のASIC(Application Specific Integrated Circuit)、1つ以上のDSP(Digital Signal Processor)、1つ以上のDSPD(Digital Signal Processing Device)、1つ以上のPLD(Programmable Logic Device)又は1つ以上のFPGA(Field Programmable Gate Arrays)が1つ以上のプロセッサ102,202に含まれてよい。本文書に開示された説明、機能、手続、提案、方法及び/又は動作順序図は、ファームウェア又はソフトウェアを用いて具現されてよく、ファームウェア又はソフトウェアは、モジュール、手続、機能などを含むように具現されてよい。本文書に開示された説明、機能、手続、提案、方法及び/又は動作順序図を実行するように設定されたファームウェア又はソフトウェアは、1つ以上のプロセッサ102,202に含まれるか、1つ以上のメモリ104,204に保存され、1つ以上のプロセッサ102,202によって駆動されてよい。本文書に開示された説明、機能、手続、提案、方法及び/又は動作順序図は、コード、命令語及び/又は命令語の集合の形態でファームウェア又はソフトウェアによって具現されてよい。
1つ以上のメモリ104,204は1つ以上のプロセッサ102,202と連結されてよく、様々な形態のデータ、信号、メッセージ、情報、プログラム、コード、指示及び/又は命令を保存することができる。1つ以上のメモリ104,204は、ROM、RAM、EPROM、フラッシュメモリ、ハードドライブ、レジスター、キャッシュメモリ、コンピュータ可読記憶媒体及び/又はそれらの組合せによって構成されてよい。1つ以上のメモリ104,204は、1つ以上のプロセッサ102,202の内部及び/又は外部に位置してよい。また、1つ以上のメモリ104,204は、有線又は無線連結のような様々な技術によって1つ以上のプロセッサ102,202と連結されてよい。
1つ以上の送受信機106,206は、1つ以上の他の装置に、本文書の方法及び/又は動作順序図などで言及されるユーザデータ、制御情報、無線信号/チャネルなどを送信できる。1つ以上の送受信機106,206は、1つ以上の他の装置から、本文書に開示された説明、機能、手続、提案、方法及び/又は動作順序図などで言及されるユーザデータ、制御情報、無線信号/チャネルなどを受信することができる。例えば、1つ以上の送受信機106,206は1つ以上のプロセッサ102,202と連結されてよく、無線信号を送受信できる。例えば、1つ以上のプロセッサ102,202は、1つ以上の送受信機106,206が1つ以上の他の装置にユーザデータ、制御情報又は無線信号を送信するように制御できる。また、1つ以上のプロセッサ102,202は、1つ以上の送受信機106,206が1つ以上の他の装置からユーザデータ、制御情報又は無線信号を受信するように制御できる。また、1つ以上の送受信機106,206は1つ以上のアンテナ108,208と連結されてよく、1つ以上の送受信機106,206は1つ以上のアンテナ108,208を介して、本文書に開示された説明、機能、手続、提案、方法及び/又は動作順序図などで言及されるユーザデータ、制御情報、無線信号/チャネルなどを送受信するように設定されてよい。本文書において、1つ以上のアンテナは複数の物理アンテナであるか、複数の論理アンテナ(例えば、アンテナポート)であってよい。1つ以上の送受信機106,206は、受信されたユーザデータ、制御情報、無線信号/チャネルなどを1つ以上のプロセッサ102,202を用いて処理するために、受信された無線信号/チャネルなどをRFバンド信号からベースバンド信号に変換(Convert)してよい。1つ以上の送受信機106,206は、1つ以上のプロセッサ102,202を用いて処理されたユーザデータ、制御情報、無線信号/チャネルなどを、ベースバンド信号からRFバンド信号に変換してよい。そのために、1つ以上の送受信機106,206は(アナログ)オシレーター及び/又はフィルターを含むことができる。
図22には、本発明に適用される無線機器の他の例を示す。無線機器は、使用の例/サービスによって様々な形態として具現されてよい(図20参照)。
図22を参照すると、無線機器100,200は、図21の無線機器100,200に対応し、様々な要素(element)、成分(component)、ユニット/部(unit)、及び/又はモジュール(module)で構成されてよい。例えば、無線機器100,200は、通信部110、制御部120、メモリ部130及び追加要素140を含むことができる。通信部は、通信回路112及び送受信機114を含むことができる。例えば、通信回路112は、図21の一つ以上のプロセッサ102,202及び/又は一つ以上のメモリ104,204を含むことができる。例えば、送受信機114は、図21の一つ以上の送受信機106,206及び/又は一つ以上のアンテナ108,208を含むことができる。制御部120は、通信部110、メモリ部130及び追加要素140と電気的に連結されて無線機器の諸般動作を制御する。例えば、制御部120は、メモリ部130に保存されたプログラム/コード/命令/情報に基づいて無線機器の電気的/機械的動作を制御することができる。また、制御部120は、メモリ部130に保存された情報を通信部110を介して外部(例えば、他の通信機器)に無線/有線インターフェースを通じて送信するか、或いは通信部110を介して外部(例えば、他の通信機器)に無線/有線インターフェースを通じて受信された情報をメモリ部130に保存することができる。
追加要素140は、無線機器の種類によって様々に構成されてよい。例えば、追加要素140は、パワーユニット/バッテリー、入出力部(I/O unit)、駆動部及びコンピューティング部のうち少なくとも一つを含むことができる。これに制限されるものではないが、無線機器は、ロボット(図20,100a)、車両(図20,100b-1,100b-2)、XR機器(図20,100c)、携帯機器(図20,100d)、家電(図20,100e)、IoT機器(図20,100f)、デジタル放送用端末、ホログラム装置、公共安全装置、MTC装置、医療装置、フィンテック装置(又は、金融装置)、保安装置、気候/環境装置、AIサーバー/機器(図20,400)、基地局(図20,200)、ネットワークノードなどの形態で具現されてよい。無線機器は、使用の例/サービスによって移動可能である或いは固定した場所で用いられてよい。
図22で、無線機器100,200内の様々な要素、成分、ユニット/部、及び/又はモジュールは、全体が有線インターフェースを通じて相互連結されるか、少なくとも一部が通信部110を介して無線で連結されてよい。例えば、無線機器100,200内で制御部120と通信部110は有線で連結され、制御部120と第1ユニット(例えば、130,140)は通信部110を介して無線で連結されてよい。また、無線機器100,200内の各要素、成分、ユニット/部、及び/又はモジュールは、一つ以上の要素をさらに含むことができる。例えば、制御部120は、一つ以上のプロセッサ集合で構成されてよい。例えば、制御部120は、通信制御プロセッサ、アプリケーションプロセッサ(Application processor)、ECU(Electronic Control Unit)、グラフィック処理プロセッサ、メモリ制御プロセッサなどの集合で構成されてよい。他の例として、メモリ部130は、RAM(Random Access Memory)、DRAM(Dynamic RAM)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ(flash memory)、揮発性メモリ(volatile memory)、不揮発性メモリ(non-volatile memory)及び/又はこれらの組合せによって構成されてよい。
図23には、本発明に適用される車両又は自律走行車両を例示する。車両又は自律走行車両は、移動型ロボット、車両、電車、有/無人飛行体(Aerial Vehicle,AV)、船舶などとして具現されてよい。
図23を参照すると、車両又は自律走行車両100は、アンテナ部108、通信部110、制御部120、駆動部140a、電源供給部140b、センサー部140c及び自律走行部140dを含むことができる。アンテナ部108は、通信部110の一部として構成されてよい。ブロック110/130/140a~140dはそれぞれ、図22のブロック110/130/140に対応する。
通信部110は、他の車両、基地局(例えば、基地局、路側基地局(Road Side unit)など)、サーバーなどの外部機器と信号(例えば、データ、制御信号など)を送受信できる。制御部120は、車両又は自律走行車両100の要素を制御して様々な動作を行うことができる。制御部120は、ECU(Electronic Control Unit)を含むことができる。駆動部140aは、車両又は自律走行車両100を地上で走行させることができる。駆動部140aは、エンジン、モーター、パワートレイン、ホイール、ブレーキ、操向装置などを含むことができる。電源供給部140bは、車両又は自律走行車両100に電源を供給し、有/無線充電回路、バッテリーなどを含むことができる。センサー部140cは、車両状態、周辺環境情報、ユーザ情報などを得ることができる。センサー部140cは、IMU(inertial measurement unit)センサー、衝突センサー、ホイールセンサー(wheel sensor)、速度センサー、傾斜センサー、重量感知センサー、ヘディングセンサー(heading sensor)、ポジションモジュール(position module)、車両前進/後進センサー、バッテリーセンサー、燃料センサー、タイヤセンサー、ステアリングセンサー、温度センサー、湿度センサー、超音波センサー、照度センサー、ペダルポジションセンサーなどを含むことができる。自律走行部140dは、走行中の車線を維持する技術、アダプティブクルーズコントロールのように速度を自動で調節する技術、決められた経路に沿って自動で走行する技術、目的地が設定されると自動で経路を設定して走行する技術などを具現することができる。
一例として、通信部110は、外部サーバーから地図データ、交通情報データなどを受信することができる。自律走行部140dは、取得されたデータに基づいて自律走行経路とドライビングプランを生成することができる。制御部120は、ドライビングプランに基づき、車両又は自律走行車両100が自律走行経路に沿って移動するように駆動部140aを制御することができる(例えば、速度/方向調節)。自律走行途中に通信部110は、外部サーバーから最新交通情報データを非/周期的に取得し、周辺車両から周辺交通情報データを取得することができる。また、自律走行途中にセンサー部140cは、車両状態、周辺環境情報を取得できる。自律走行部140dは、新しく取得されたデータ/情報に基づいて自律走行経路とドライビングプランを更新することができる。通信部110は、車両位置、自律走行経路、ドライビングプランなどに関する情報を外部サーバーに伝達できる。外部サーバーは、車両又は自律走行車両から収集された情報に基づき、AI技術などを用いて交通情報データをあらかじめ予測でき、予測された交通情報データを車両又は自律走行車両に提供することができる。
以上で説明された実施例は、本発明の構成要素及び特徴が所定の形態で結合したものである。各構成要素又は特徴は、特に明示的言及がない限り、選択的なものとして考慮されるべきである。各構成要素又は特徴は、他の構成要素又は特徴と結合しない形態で実施されてもよい。また、一部の構成要素及び/又は特徴を結合させて本発明の実施例を構成することも可能である。本発明の実施例において説明される動作の順序は変更されてよい。ある実施例の一部の構成又は特徴は他の実施例に含まれてもよく、或いは他の実施例の対応する構成又は特徴に取り替えられてもよい。特許請求の範囲において明示的な引用関係を有しない請求項を結合させて実施例を構成するか、或いは出願後の補正によって新しい請求項として含めることができることは明らかである。
本発明は、本発明の特徴から逸脱しない範囲において他の特定の形態で具体化できることは当業者に自明である。したがって、前記の詳細な説明は、いかなる面においても制限的に解釈されてはならず、例示的なものとして考慮されるべきである。本発明の範囲は、添付する請求項の合理的解釈によって決定されなければならず、本発明の等価的範囲内における変更はいずれも本発明の範囲に含まれる。