JP7343634B1 - 保持装置、及び、物品供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の投入口から投入された複数枚のコインを処理して、物品を供給するための機構を有するコインの保持装置等を提供する。【解決手段】投入されたコインを保持可能な保持装置であって、前記コインが投入される第1開口と、コインが投入される第2開口と、第1開口から投入されたコインが通過可能な第1通路部と、第2開口から投入されたコインが通過可能な第2通路部と、第1通路部を通過したコインを保持可能な第1保持部と、第2通路部を通過したコインを保持可能な第2保持部と、を備え、第1通路部、及び、第2通路部は、互いに対向して設けられ、第1保持部、及び、第2保持部は、互いに対向して設けられている。【選択図】図1

Description

本発明は、保持装置、及び、物品供給装置に関する。
代価の支払いに応じて、物品を供給する物品供給装置がある。特許文献1は、代価の支払いをコインの投入により行うことができる物品供給装置を開示する。
特開2008-27226号公報
物品供給装置においては、複数の投入口から投入された複数枚のコインを処理して、物品を供給するための機構が求められている。
そこで、複数の投入口から投入された複数枚のコインを処理して、物品を供給するための機構を有する、コインの保持装置、及び保持装置を搭載した物品供給装置を提供する。
本発明の一態様は、投入されたコインを保持可能な保持装置であって、前記コインが投入される第1開口と、前記コインが投入される第2開口と、前記第1開口から投入された前記コインが通過可能な第1通路部と、前記第2開口から投入された前記コインが通過可能な第2通路部と、前記第1通路部を通過した前記コインを保持可能な第1保持部と、前記第2通路部を通過した前記コインを保持可能な第2保持部と、を備え、前記第1通路部、及び、前記第2通路部は、互いに対向して設けられ、前記第1保持部、及び、前記第2保持部は、互いに対向して設けられている。
本発明の一態様は、物品を供給可能な物品供給装置であって、前記物品供給装置に投入されたコインを保持可能な、請求項1から18のいずれか1項に記載の保持装置と、前記物品を収容している収容部と、前記収容部に収容された前記物品を供給すべく操作される第4操作部とを備え、前記第1保持部及び前記第2保持部は、前記第4操作部に対する操作に応じて、互いの下側が離間する方向に動作可能に構成されている。
複数の投入口から投入された複数枚のコインを処理して、物品を供給するための機構を有する、コインの保持装置、及び保持装置を搭載した物品供給装置を提供することができる。
実施形態に係る物品供給装置100の外観の一例を示す図。 実施形態に係る保持装置102のハードウェア構成の一例を示す図。 実施形態に係る保持機構300の外観の一例を示す図。 実施形態に係る保持部の構造の一例を説明するための図。 実施形態に係る保持部の外観構造の一例を説明するための図。 実施形態に係る判別部310の外観構成の一例を示す図。 実施形態に係る保持機構300における判別部310の装着部311の構成の一例を示す図。 実施形態に係る判別部310の外観構成の一例を示す図。 実施形態に係る判別部310の内部構造の一例を示す図。 実施形態に係るハンドル103に対する操作に応じた動力を伝達する伝達機構を説明するための図。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明に必須のものとは限らない。実施形態で説明されている複数の特徴うち二つ以上の特徴が任意に組み合わされてもよい。また、同一若しくは同様の構成には同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
次に図1を参照して、物品供給装置100の外観構成について説明する。図1は、実施形態に対応する物品供給装置100の正面の外観の一例を示す図である。図1において、物品供給装置100の本体部は、前壁、後壁、及び側壁から構成され、物品収容部101は、物品供給装置100より供給される物品が収容されている収容器(或いは、バケツ、ケース等)である。物品収容部101は、透明なプラスチック製で、内部に収容されている物品を外部から視認可能に構成されてもよい。物品は、例えば、玩具、電子機器、人形などがカプセルに封入されて、物品収容部101に収容されている。或いは、カプセルに封入されていない状態で収容されていてもよい。
物品収容部101は、保持装置102の上側に設置されており、保持装置102内には、物品を物品収容部101から取り出して取出口105まで搬送し供給するための物品搬送機構が配置されている。保持装置102の前面部には、ハンドル103、投入口104、取出口105、返却口106、返却ボタン107が配置されている。物品収容部101及び保持装置102の少なくともいずれかには液晶表示パネル等で構成されたディスプレイ108が配置されていてもよい。
ハンドル103は、代価の支払いに応じて矢印方向に回転可能に構成された操作部材であって、ユーザがハンドル103を回転させることにより、物品が取出口105に供給される。ハンドル103は、例えば所定枚数のコインによる代価の支払いが確認できない状態ではロック機構により回転が抑制されており、代価の支払いが確認されるとロック機構が解除されて回転可能となる。
コインの投入口104は、代価をコインで支払う場合に、コインを投入するのに用いられ、コインの大きさや枚数に応じて、複数種類の投入口があってもよい。コインは、所定の厚みを有する略円盤状の物品として構成され、貨幣、硬貨の他、金銭的価値を代替するコイン、トークン及びメダル等が含まれる。投入口104は、第1投入口104Aと第2投入口104Bとを有する。第1投入口104Aと第2投入口104Bとには、それぞれ投入可能なコインの枚数が予め定められており、本実施形態では、両方の投入口に投入されたコインの合計枚数が予め定められた所定枚数に達した場合にハンドル103を回転させることが可能となる。
複数枚のコインを投入する場合、投入するコインの枚数が多い方の投入口の開口の幅或いは長さをより大きくしてもよい。これにより、投入口毎に投入するコインの枚数が異なる場合に、より投入枚数の多い投入口を視覚的に識別可能にすることができる。図1では、第2投入口104Bの方が、第1投入口104Aよりも幅が大きくなっており、より多くの枚数のコインを投入すべき投入口であることが示されている。幅を大きくする代わりに、長さを大きくしてもよい。
また、投入口104は、内部の機構を制御することによりコインの投入を受け付ける状態と、受け付けない状態とを切り替えることができる。例えば、代価に相当する額のコインが投入済みの場合や、コインを投入する順番でない場合には、投入口のシャッターを閉じてコインの投入を受け付けないようにしてもよい。具体的には、第1投入口104Aにおいてコインの投入を受け付ける際には、第2投入口104Bのシャッターを閉じてコインの投入を受け付けないようにする。そして、第1投入口104Aから所定枚数が投入された後、第1投入口104Bをシャッターで閉じ、第2投入口104Bのシャッターを開けて投入可能とする。第2投入口104Bから残りの枚数のコインが投入された場合に、再度第2投入口104Bのシャッターを閉じて、余剰のコイン投入を受け付けないようにすることができる。
投入口104には、曲面からなる凹部が形成され、凹部の底(最深部)付近に投入口が設けられている。これにより小さい子供であっても、曲面をスライドさせて辿ることで、投入口104からコインを投入することが容易に行えるようになる。
取出口105は、ハンドル103を回して供給された物品を取り出す部分であり、透明、或いは、半透明の蓋で覆われており、蓋を開けて物品を取り出すことができる。コイン返却口106は、返却ボタン107の操作に応じて投入したコインが返却され、装置から返却されたコインを取り出し可能に構成されている。ここで、物品の代価に相当する枚数のコインが投入されていた場合には、返却ボタン107の操作を受け付けないようにしてもよい。一方、物品の代価の一部に相当する枚数のコインが投入されていた場合でも、返却ボタン107の操作を受け付けるようにして、操作を受け付けた場合には、投入されたコインの全てを返却してもよい。また、物品の代価を超過する枚数のコインが投入されていた場合には、返却ボタン107の操作を受け付けるようにして、操作を受け付けた場合には、投入コインの一部または全部を返却してもよい。このとき、返却する投入コインの一部を超過分とすることができる。
また、コイン判別の結果として適正なコインが投入されなかったと判別された場合、判別対象のコインが返却口106から返却される。例えば、硬貨以外の特定のコインを使用するべきところ、硬貨が投入された場合には適正なコインではないとして返却する。また、贋貨等が投入された場合も、適正なコインではないとして返却する。
次に、図2を参照して、実施形態に対応する物品供給装置100の保持装置102の少なくとも一部のハードウェア構成の一例を説明する。図2において、保持装置102には、制御部201が配置され、制御部201には後述する各ブロックが接続される。制御部201は、各ブロックの動作を制御すると共に、ブロックから提供されたデータ(又は情報)に基づいて、或いは、当該データの処理結果に基づいて、当該ブロック又は他のブロックの動作を制御する。また、保持装置102には外部電源210から動作用の電源が供給される。
判別部202は、保持装置102に供給されたコインを判別し、コインの投入口104A、104Bとそれぞれ対応付けられた物品供給装置100内部の経路を介して、判別済みコインを排出する。また、判別部202はコインを検知すると、検知通知を制御部201に送信する。当該検知通知は、コインが適正なコインであると判定された場合に送信してもよい。判別部202がコインの真贋検知を行う場合、偽物のコインが検出された場合には、当該コインはそのまま返却口106に排出される。判別部202は、コインの真贋検知を行う場合には、検知結果を制御部201に通知する。
判別部202からの検知通知を制御部201が取得すると、制御部201は検知通知を受信した回数、或いは、真贋検知において真が検知された回数をカウントすることにより、コインの投入枚数をカウントする。ここで、判別部202が保持装置102から取り外されている場合、検知通知を制御部201が取得することができないので、制御部201は投入枚数をカウントできない。制御部201は、検知通知の受信回数に基づきカウントしたコイン枚数が所定枚数に達すると、ロック機構203におけるロックの解除を行う。ロック解除に応じてハンドル103が回動されると、制御部201は、カウントしたコインの枚数を0枚にリセットする。
なお、本実施形態では1種類のコインを使用する場合を想定して説明するが、2種類のコインを使用可能とする場合も実施形態の範囲に含まれる。その場合、例えば第1投入口104Aから第1コインが投入され、第2投入口104Bから第2コインが投入されるようにしてもよい。
ロック機構203は、ハンドル103の回転を抑制する(ロックする)機構であって、ハンドルのロック状態と非ロック状態との2つの状態を有する。ロック機構203は、通常状態において、ハンドル103の回転をロックするように動作し、制御部201において所定の種類のコインが所定枚数投入されたことが検知されると、ロックを解除してハンドル103を回動可能とするように構成される。
シャッター駆動部204は、第1投入口104Aと第2投入口104Bとにそれぞれ設けられ、制御部201からの命令に応じて各投入口の開閉を制御する。具体的に、コインの投入開始時は、制御部201は、第1投入口104Aのシャッターが開き、第2投入口104Bのシャッターが閉じるように制御する。第1投入口104Aにコインが投入され、投入枚数が第1所定枚数、例えば4枚になった場合に、制御部201は第1投入口104Aのシャッターを閉じ、第2投入口104Bのシャッターを開く。その後、第2投入口104Bからコインが第2所定枚数、例えば5枚投入されると、第2投入口104Bのシャッターも閉じて、これ以上のコイン投入が行われないように制御する。上記の例では、合計9枚のコインが投入された場合にハンドルのロックを解除する場合を示したが、投入すべきコインの枚数はこれに限定されるものではない。
表示制御部205は、制御部201の制御に従い、所定の情報をディスプレイ108に表示するための表示制御を行う。表示制御部205は、ユーザに対して、ハンドル103を回転させるための条件として、第1投入口104Aから第1所定枚数のコインを投入した後、第2投入口104Bから第2所定枚数のコインを投入することが必要である旨をディスプレイ108に表示する。そして、2つある投入口のうち第1投入口104Aからコインの投入を開始することを促す表示を行う。第1投入口104Aからコインが投入されると、制御部201から通知された投入枚数のカウント値をディスプレイ108に表示させる。制御部201から第1所定枚数が投入された旨の通知を受けると、表示制御部205は第2投入口104Bからコインの投入を更に行うように促す旨をディスプレイ108に表示する。その後、制御部201から第2投入口104Bから第2所定枚数のコインが投入された旨の通知を受けると、表示制御部205はハンドル103を回転させることが可能となった旨をディスプレイ108に表示する。ユーザがハンドル103を回転させると、取出口105から供給物品を取得するように促す旨を更にディスプレイ108に表示する。
本実施形態では、コインにより代価の支払いがなされる構成で説明しているが、実施の形態はこれに限られるものではなく、電子マネー等のキャッシュレス決済(電子決済)により代価の支払いがなされる構成であってもよい。この構成の場合、各物品供給装置100には、各物品供給装置を識別可能なユニークな識別情報が表示され、当該識別情報をユーザ端末により取得することにより、電子決済が可能となり、電子決済の完了を条件として、物品の供給を可能とする(ハンドル103の回転操作を可能とする)ことができる。電子決済部206は、電子決済を実行するための処理部であり、電子決済が完了すると、完了を制御部201に通知する。電子決済部206による電子決済が可能であるのは、第1保持部303及び第2保持部304内に保持されたコインが所定枚数に達していない場合のみである。保持枚数が所定枚数に達した場合には、制御部201は電子決済部206による電子決済を無効としてコインによる決済のみを許可する。
次に、図3を参照して、本実施形態に対応する、投入されたコインを保持する保持装置102内の構造を説明する。図3(A)は、保持装置102内の保持機構300を側面のうちの一方の面(第1の面)からみた場合の構成の一例を示す図であり、図3(B)は、保持機構300を側面のうちの反対側の面(第2の面)からみた場合の構成の一例を示す図である。以下、図3(A)及び図3(B)を参照しつつ、保持機構300の構成について説明する。
図3に示す保持機構300には、図2の制御部201に対応する構成は含まれない。制御部201は保持機構300とは別個に保持装置102内に提供されるが、保持機構300の判別部310等と接続され、これらの動作を制御する。
保持機構300は、本体部301の上側の投入口104から投入されたコインが、判別部310に搬送される通路部を形成する第1傾斜部302が配置される。第1傾斜部302は、第1投入口104Aから投入されたコインが搬送される第1通路部と、第2投入口104Bから投入されたコインが搬送される第2通路部とを含むように構成される。第1通路部と第2通路部とは、複数の種別、或いは、同種のコインを搬送可能な大きさ及び長さの通路部として構成され、各投入口104から判別部310に向かって下っていくように傾斜が付けられている。また、本体部301は、本体部301に対して着脱可能な判別部310を固定するための固定レバー306を有し、固定レバー306を用いて本体部301に判別部310が固定される。また、固定レバー306を操作することで、本体部301から判別部310を取り外すこともできる。
判別部310は、図2の判別部202に対応しており、投入されたコインが、所定の種別のコインであるかどうかを判別し、所定の種別のコインであれば、本体部301の下側に設けられた第1保持部303又は第2保持部304にコインを排出する。ここで判別部310の縦方向の長さは、第1傾斜部302の下端と、第1保持部303又は第2保持部304の上端との間の最短距離よりも短い。
本実施形態において、第1保持部303と第2保持部304とは、互いに対向するように配置されている。第1保持部303は、第1投入口104Aから投入されたコインを保持する。第1保持部303は、本体部301において一方端部が上側(判別部310寄り)に、他方端部が下側になるよう、傾斜して設けられている。これにより、投入コインが他方端部側から順に保持されるようになる。また、第1保持部303はコインが転動可能な第1軌道部を含み、該第1軌道部は第1所定枚数のコインを保持可能な長さを有する。第1保持部303において保持可能なコインの枚数は、第1調整部材303aの位置を移動させることにより設定することができる。第1保持部303は、第1調整部材303aの位置を決める凹部303bを複数有しており、凹部303bの何れかの位置に第1調整部材303aを配置することにより、保持可能な枚数を設定することができる。
第2保持部304は、第2投入口104Bから投入されたコインを保持する。第2保持部304は、本体部301において一方端部が上側(判別部310寄り)に、他方端部が下側になるよう、傾斜して設けられている。これにより、投入コインが他方端部側から順に保持されるようになる。また、第2保持部304は、コインが転動可能な第2軌道部を含み、該第2軌道部は第2所定枚数のコインを保持可能な長さを有する。第2保持部304において保持可能なコインの枚数は、第2調整部材304aの位置を移動させることにより設定することができる。第2保持部304は、第2調整部材304aの位置を決める凹部304bを複数有しており、凹部304bの何れかの位置に第2調整部材304aを配置することにより、保持可能な枚数を設定することができる。
本実施形態において、第1保持部303において保持可能なコインの最大枚数と、第2保持部304において保持可能なコインの最大枚数とでは、第2保持部304における最大枚数の方が多い。第1保持部303において第1調整部材303aが配置可能な凹部は、第1保持部303の他方端部から所定の距離dをおいて配置されている。その一方、第2保持部304において第2調整部材303bが配置可能な凹部は、第2保持部304の他方端部の近傍に配置されており、第1保持部303のように距離dを置いてはいない。なお、本実施形態では最大枚数を第1保持部303と第2保持部304とで異ならせたが、実施形態によっては同一、或いは、第1保持部303の方を多くしてもよい。
図2の制御部201は、判別部310から受信したコインの検知通知の数、あるいは、真贋検知で真と判定されたコインの検知数に基づき、所定枚数のコインが投入されたと判定すると、ハンドル103と接続している回動部307のロックを解除しハンドル103を回動可能とする。回動部307が回動すると、それに伴って第1保持部303及び第2保持部304は、保持していたコインを保持可能な状態から非保持状態に移行する。第1保持部303は、上側部材303cと下側部材303dとで構成されており、同様に第2保持部304は、上側部材304cと下側部材304dとで構成されている。
上側部材303c、304cは、調整部材303a、304aの位置を変更することで、第1保持部303、第2保持部304に保持するコインの枚数を調整可能に設定することができる第1設定部、第2設定部としてそれぞれ機能する。ハンドル103の回動に応じてコインの非保持状態に移行する場合、下側部材303d及び304dの下側端部が離間する方向にハの字型に開くように構成されている。この動作により、各保持部に保持されていたコインは下方に配置されている不図示のコイン収容部に排出される。各保持部はコインを排出し、非保持状態になった後は、また新たなコインを保持することが可能となる。
コイン収容部は、第1保持部303及び第2保持部304の下側、換言すると保持機構300の下側に配置され、第1保持部303に保持されたコインと、第2保持部304に保持されたコインを併せて収容する。なお、第1保持部303と第2保持部304に保持されるコインの種別が異なる場合には、それぞれの保持部に対応した第1収容部と第2収容部とを個別に用意してもよい。その場合、第1収容部と第2収容部とは、各種別のコインを個別に収容可能であれば、一体的に構成されていてもよいし、別体として構成されていてもよい。
第1保持部303及び第2保持部304は、それぞれ判別部310において判別されたコインを保持するための傾斜部を有している。当該傾斜部には、判別部310のコインの排出口から、第1保持部303及び第2保持部304の先端に向かって下っていくように傾斜が付けられている。当該傾斜の向きは第1傾斜部302の傾斜の向きとは異なっている。第1傾斜部302の傾斜は、上側から判別部310の位置する下側に向かっており、第1保持部303及び第2保持部304の傾斜は、下側から判別部310の位置する上側に向かっている。第1保持部303及び第2保持部304の傾斜部の先端には、第1保持部303及び第2保持部304内に保持されるコインを保持状態におくための、第1調整部材303a、第2調整部材304aとそれぞれ一体化された規制部材が配置されており、当該規制部材がストッパーの役割を果たすことで、コインが各保持部内で保持状態におかれる。コインが各保持部に保持された状態において、物品供給装置100の外側から返却ボタン107の操作を受け付けた場合、第1保持部303及び第2保持部304のそれぞれの上側部材303c及び304cの上側端部が離間する方向に逆ハの字型に開くように構成されている。この動作により、各保持部にコインを保持していた規制部材による規制状態が解除されるので、コインは傾斜に沿って保持機構300の前方に転動し返却口106から排出される。
判別部310は、投入されたコインが所定の種別のコインでないと判別した場合、投入コインを第1保持部303や第2保持部304には排出せずに排出路305等に排出する。排出路305は返却口106と接続されており、排出路305に排出されたコインは、返却口106から回収できる。また、返却ボタン107が操作された場合も、第1保持部303、第2保持部304で保持されていたコインは、返却ボタン107の操作に応じて保持状態が解除されて返却口106に排出される。
図4は、第1保持部303の構造を説明するための図である。図4では、第1保持部303を、第1調整部材303a、上側部材303c、下側部材303dに分解した例を示している。図4(A)に示す第1調整部材303aは、筒状部材401の内部に、挿入部材402が挿入されて一体的に構成されており、挿入部材402は不図示のバネにより筒状部材401の内側に向かって付勢されている。この付勢力は、第1調整部材303aを上側部材303cの凹部303bに取り付けるために作用する。筒状部材401は、第1保持部材303の側面において外側(第1方向)に突出するように配置される。挿入部材402には、筒状部材401とは反対側(第2方向)に対して突出する突起部402aを有しており、当該突起部402aは、第1保持部303がコインを保持する保持状態におかれる場合において、コインの転動を規制するための規制部材(ストッパー)の役割を果たす。
図4(B)に示す上側部材303cは、凹部303bを複数個(図4では、5個)有しており、当該凹部303bに筒状部材401の底面部(図4に記載の筒状部材401において、挿入部材402側に面した面)が収容される。凹部303bは、筒状部材401の底面部に対応した外形を有する。上側部材303cは更に開口404を有しており、当該開口404を介して第1調整部材303aが上側部材303cに取り付けられる。開口404は、上側部材303cに形成された5つの凹部303bを貫通するように形成されており、これにより、第1調整部材303aを5つの凹部303bのうち、任意の位置に移動させて固定することができる。
上側部材303cは、側面に、突起405と回動軸406とを有しており、突起405に対して、返却ボタン107の操作に応じて下向き矢印で示す方向に力が印加されると、回動軸406を回動中心として時計方向の矢印に示すように上側部材303cの上側が開くように動作する。ここで、返却ボタン107が押圧されることにより印加された力は、保持機構300に設けられた不図示の動力伝達機構を介して、突起405を下向きに押圧する力に変換される。
図4(C)に示す下側部材303dは、軸部407と、軸部407とL字型に接続された突起部408と、第1保持部303においてコインを保持するための底面部409を有する。下側部材303dの軸部407は、保持機構300の不図示の機構により、底面部409が、コインが下側に落下しないように支持可能な姿勢で維持されている。これに対し、コインが所定枚数保持されたことを条件として、回動部307のロックが解除され、ハンドル103が回動されると、回動部307と連結された不図示の動力伝達機構により突起部408に対して矢印で示す下側方向に力が印加され、これにより軸部407を回動軸として、下側部材303dが反時計方向の矢印で示す方向に回動し、底面部409によるコインの支持状態が解除され、底面部409で支持されていたコインが下側に落下する。
図4では、第1保持部303の構成を示したが、第2保持部304も同様に構成することができる。但し、第1保持部303の凹部303bは5つあったのに対し、第2保持部304は凹部304bが6つである点が異なる。また、他の実施形態においては、凹部303bの数を凹部304bの数よりも多くしてもよい。
図5は、上側部材303cと下側部材303dとの回動の様子を説明するための図である。図5(A)は、上側部材303cと下側部材303dとを、図4で示すそれぞれの部材の左側の側面方向から見た様子を示す。図5(A)では、いずれの部材も回動しておらず、この状態においては、コイン501を保持可能となっている。図5(B)は、返却ボタン107が操作された場合の上側部材303cの動きを示す図である。図5(A)の状態で、返却ボタン107の操作に応じて下向き矢印で示す方向の力が突起405に印加されると、回動軸406を回動中心として時計方向の矢印に示すように上側部材303cが回動することで、上側部材303cが上方向に開き図5(B)の状態に移行する。図5(B)の状態では、コイン501の転動を規制していた突起部402aの存在がなくなるため、コイン501は下側部材303dが有する傾斜に従って転動する。このとき、突起部402aの先端部は、回動角度を小さくするように下側が切り欠かれている。
次に図5(C)は、回動部307のロックが解除され、ハンドル103が回動された場合の下側部材303dの動きを示す図である。図5(A)の状態で、ハンドル103の操作に応じて下向き矢印で示す方向の力が突起部408に印加されると、軸部407を回動軸として反時計方向の矢印に示すように下側部材303dが回動することで、下側部材303dが下方向に開き図5(C)の状態に移行する。図5(C)の状態では、コイン501を支持していた下側部材303dの底面部409の存在がなくなるため、コイン501は下方に落下する。このとき、底面部409の先端部は、突起部402aとは異なり、先端が切り欠かれていない。
図5では、第1保持部303についてしか示していないが、第2保持部304についても同様の構成となっている。そして、第1保持部303と第2保持部304とには、同時に力がかかるので、上側部材303cと上側部材304cとは、それらの上側が互いに離間する方向に同時に動作する。また、下側部材303dと下側部材304dとにも、それらの下側が互いに離間する方向に同時に動作する。
次に、図6を参照して、第1保持部303と第2保持部304との構成について別の観点から説明する。図6(A)は、第1保持部303と第2保持部304とを上側から見た場合の構成の一例を示している。図6(A)は、第1保持部303と第2保持部304とが保持機構300に実際に取り付けられた状態における、両者の位置関係を示している。第1保持部303と第2保持部304には、それぞれ回動軸が取り付けられているが、回動軸を除いた上側部材の先端部分の位置を、図6(A)では第1保持部303について点線で示し、第2保持部304について一点鎖線で示している。図6(A)からは、第2保持部304の方が第1保持部303よりも、一方の端部においてコインの排出方向(物品供給装置100の前面側)に向かって突出していることが分かる。これは第1保持部303の上側部材303cと第2保持部304の上側部材304cとがずれた状態で配置されているためである。
また、図6(B)は、第1保持部303と第2保持部304とを下側から見た場合の構成の一例を示している。図6(B)は、第1保持部303と第2保持部304とが保持機構300に実際に取り付けられた状態における、両者の位置関係を示している。図6(B)において参照番号601で示す部分は、第2保持部304の下側部材304dの一方の端部、具体的にはコインの排出方向側(物品供給装置100の前面側)の端部に設けられた切り欠きである。当該切り欠き601は第2保持部304側にのみ設けられ、第1保持部303側には設けられていない。また、第1保持部303と第2保持部304とにおいて、一方の端部と反対側の他方の端部には当該切り欠きは設けられていない。
図6(C)は、第1保持部303と第2保持部304とを斜め上側からみた場合の構成の一例を示している。図6(C)も、第1保持部303と第2保持部304とが保持機構300に実際に取り付けられた状態における、両者の位置関係を示している。図6(C)において、点線は第1保持部303に設けられた凹部303bの中心位置を示しており、一点鎖線は第2保持部304に設けられた凹部304bの中心位置を示している。図6(C)に示されるように、凹部303bと凹部304bとは、互いの位置がずれて配置されていることが分かる。このとき、第2保持部304の凹部304bの方が、第1保持部303の凹部303bよりもコインの排出方向側(物品供給装置100の前面側)にずれている。このように、本実施形態では、第1保持部303と第2保持部304とでコインの保持位置が異なっている。
以上のように、第1保持部303と第2保持部304とでは、第2保持部304の方が第1保持部303よりもコインの排出方向(物品供給装置100の前面側)に端部が突出しており、かつ、下側部材303dの当該端部側に切り欠きが設けられている。更には、第1調整部材303aや第2調整部材304aの位置決めをする凹部303b、304bの位置も、凹部304bの方が、コインの排出方向側(物品供給装置100の前面側)にずれている。当該構成によれば、第1保持部303と第2保持部304とからコインが排出される際に、コインが第1保持部303と第2保持部304とから交互に排出されることとなり、コイン同士が衝突して物品供給装置100の外に飛び出す事態を未然に防ぐことができる。
他の実施形態として、上記の第1保持部303と第2保持部304との関係を逆転させ、第1保持部303の方が第2保持部304よりもコインの排出方向に端部が突出し、かつ、下側部材304dの当該端部側に切り欠きが設けられるようにしてもよい。更に、凹部303b、304bの位置も、凹部303bの方が、コインの排出方向側(物品供給装置100の前面側)にずれるようにしてもよい。
図7は、判別部310が取り外された状態の保持機構300の構成の一例を示す。保持機構300は、第1開口701と第2開口702とを有しており、第1開口701は第1投入口104Aと連通し、第2開口702は第2投入口104Bと連通している。第1開口701及び第2開口702のサイズは、第1投入口104、第2投入口104Bのサイズに対応し、大きさが異なっている。図7では、第2開口702の幅が第1開口701の幅よりも大きくなっている。これらの開口から投入されたコインは第1傾斜部302に設けられた第1通路部302Aと、第2通路部302Bとをそれぞれ通って、判別部310に供給される。第1通路部302Aと第2通路部302Bとは互いに対向して設けられている。図7では判別部310以外の構成を説明することとし、判別部310については図8を参照して後述する。
本体部301には、判別部310を装着可能な装着部311が設けられている。装着部311は、判別部310の外形に対応する凹部を有する。装着部311の下方には、排出路305につながる開口305aが設けられており、第1投入口104Aから投入されたコインが適正なコインと判別部310において判別されなかった場合、当該開口を介してコインは排出路305に排出され、排出路305を通って開口305bから返却口106に排出される。
装着部311の下方には、第2投入口104Bから投入されたコインが適正なコインと判別部310において判別されなかった場合に排出される開口703が更に設けられており、当該開口703を介してコインは不図示の排出路に排出され、排出路を通って開口704から返却口106に排出される。返却口106に通じている開口は、その他に開口705と開口706とがある。開口705は、第1保持部303において保持されていたコインの保持状態が解除されて非保持状態になった場合に排出される開口である。開口706は、第2保持部304において保持されていたコインの保持状態が解除されて非保持状態になった場合に排出される開口である。
装着部311の下方には、第1投入口104A、第2投入口104Bから投入されたコインが適正なコインと判別部310において判別された場合に排出される開口707、708が更に設けられている。開口707に排出されたコインは第1保持部303に保持され、開口708に排出されたコインは第2保持部304に保持される。
次に、図8を参照して判別部310について説明する。図8は、判別部310の外観構成の一例を示す。図8(A)は、判別部310の上面側の構造を示す図であり、図8(B)は、判別部310の底面側の構造を示す図である。ここに示すように判別部310は、第1投入口104Aから投入され、第1通路部302Aを経由して判別部310に供給されたコインを取り込む第1開口部310aと、第2投入口104Bから投入され、第2通路部302Bを経由して判別部310に供給されたコインを取り込む第2開口部310bとが形成されている。
判別部310はコインを取り込むとコインの投入を検知し、その旨を制御部201に通知する。制御部201は当該通知を受信した場合には、コインのカウント値を更新する。また、判別部310は投入コインに対し真贋判別を行い、適正なコインと判別された場合には、第1保持部303又は第2保持部304につながる通路を通過して底面に形成されている第3開口部310c又は第4開口部310dより、第1保持部303につながる開口707又は第2保持部304につながる開口708に排出されるように構成されている。
このように保持機構300においては、第1投入口104Aから投入されたコインが第1通路部302Aから判別部310を経由して第1保持部303へ連通する第1通路部と、第2投入口104Bから投入されたコインが第2通路部302Bから判別部310を経由して第2保持部304へ連通する第2通路部とが形成されている。
判別部310において、適正なコインと判別されなかった場合、第1投入口104Aから投入されたコインは、第5開口部310eから開口305aに排出されるように構成されている。同様に、第2投入口104Bから投入されたコインは、第6開口部310fから開口703に排出されるように構成されている。判別部310は、判別の結果、投入コインが不適正なコインであった場合はその旨を制御部201に通知する。制御部201は、当該通知を受信した場合には、コインのカウント値を更新しない。第5開口部310e及び第6開口部310fは、適正なコインは通過不可能であって、これら以外の他のコイン等が通過可能である。なお、電子決済部206により電子決済が完了済みの場合、制御部201は、適正なコインが投入された場合であっても、当該投入コインを第5開口部310e、第6開口部310fを通過させるよう判別部310を制御することができる。
このように保持機構300においては、第1投入口104Aから投入されたコインが第1通路部302Aから判別部310を経由して、開口305aから返却口106へ連通する第3通路部と、第2投入口104Bから投入されたコインが第2通路部302Bから判別部310を経由して、開口703から返却口106へ連通する第4通路部とが形成されている。
次に図9を参照して、判別部310の内部構造を説明する。図9(A)及び(B)は、判別部310のうち第1投入口104Aから投入されたコインを判別する部分の構造の一例を示している。図9(C)及び(D)は、判別部310のうち第2投入口104Bから投入されたコインを判別する部分の構造の一例を示している。
判別部310は、投入されたコインが適正なコインであるか否かを判別する判別機構920を有する。判別機構920の構造は機械的に構成されてもよいし、電気的に構成されてもよい。或いは、機械的及び電気的構成の組合せとして構成されてもよい。判別機構920の具体的な構成の説明は、本願発明の対象ではないため本明細書においては省略する。判別機構920としては、適正なコインであるかどうかが判別可能な公知の機構を利用することができる。
判別部310は、判別機構920における判別結果に応じて、コインを第1保持部303に排出する経路(第1通路部)と、返却口106に排出する経路(第3通路部)とを切り替える揺動部901を備える。揺動部901は、判別機構920における判別結果に応じて、図9(A)に示すように、コインが第1保持部303に向かうように排出される位置に配置されたり、図9(B)に示すように、コインが返却口106に向かうように排出される位置に配置されたりする。揺動部901は開口906、907を介して不図示の制御機構(制御部201または判別機構920により制御される)と接続されており、開口906、907の形状に沿って揺動することができる。
また、判別部310内には、コインの経路を設定するためのリブ902、903、904及び905が形成されており、揺動部901の位置とリブ902から905とに基づいて、判別部310内のコインの経路が決定される。図9において点線又は実線で示している円921は、コインの軌道を示している。まず、図9(A)では、適正なコインと判別され、判別機構920から排出されたコインは、揺動部901と当接して進行方向が変更され、リブ904と905との間を進行する。この経路においてコインは図8の第3開口部310cから図7の開口707に排出され、第1保持部303に保持される。次に、図9(B)では、不適正なコインと判別され、判別機構920から排出されたコインは、揺動部901により進行方向が変更されず、リブ904の右側を進行する。この経路においてコインは図8の第5開口部310eから開口305aに排出され、返却口106から排出される。
また、判別部310は、判別機構920における判別結果に応じて、コインを第2保持部304に排出する経路(第2通路部)と、返却口106に排出する経路(第4通路部)とを切り替える揺動部911を更に備える。ここで、揺動部911は揺動部901とは独立に制御される。これは、第1投入口104Aと第2投入口104Bとから同時にコインが投入されることは無いためである。
揺動部911は、判別機構920における判別結果に応じて、図9(C)に示すように、コインが第2保持部304に向かうように排出される位置に配置されたり、図9(D)に示すように、コインが返却口106に向かうように排出される位置に配置されたりする。揺動部911は開口916、917を介して不図示の制御機構(制御部201または判別機構920により制御される)と接続されており、開口916、917の形状に沿って揺動することができる。
なお、揺動部911の揺動範囲は、揺動部901の揺動範囲より広くなっている。これは、リブ903の長さがリブ913よりも長く、揺動部901の付近まで延在するように構成されており、当該リブ903により揺動部901の揺動範囲が制限されるためである。リブ913が短いのは、複数枚のコインが同時通過する場合に、リブ913によりコインの進行が妨げられて目詰まりを起こさないようにするためである。また、別の実施形態として、リブ903の方を短くして揺動部901の揺動範囲を揺動部911の揺動範囲より広く、或いは、同等にしてもよい。
また、判別部310内には、コインの経路を設定するためのリブ912、913、914及び915が形成されており、揺動部911の位置とリブ912から915とに基づいて、判別部310内のコインの経路が決定される。まず、図9(C)では、適正なコインと判別され、判別機構920から排出されたコインは、揺動部911と当接して進行方向が変更され、リブ914と915との間を進行する。この経路においてコインは図8の第4開口部310dから図7の開口708に排出され、第2保持部304に保持される。次に、図9(D)では、不適正なコインと判別され、判別機構920から排出されたコインは、揺動部911により進行方向が変更されず、リブ914の左側を進行する。この経路においてコインは図8の第6開口部310fから開口703に排出され、返却口106に向かう。
次に、図10を参照して、ハンドル103に対する操作に応じた動力を伝達する伝達機構について説明する。図10は、当該動力の伝達機構を説明するための概略図である。図10において、ハンドル103の回動中心軸にギア連動機構の一部を構成する主軸体1001の一端が取り付けられている。この主軸体1001は他端に平歯車1002を固定している。平歯車1002の上方には平歯車1002と噛み合う小歯車1003が回動可能に軸支されている。さらに、小歯車1003の上方には、小歯車1003と噛み合う平歯車1004が、回動可能に軸支されている。平歯車1004には互いに中心軸が同じとなる歯車部1004Aが一体的に形成されている。
物品収容部101の底壁を構成する中間壁の上には、回転台1005が回転可能に設けられており、回転台1005の底面には、歯型1006が形成され、歯型1006に対して歯車部1004Aが噛み合っている。従って、ハンドル103を手動で矢印T1方向に回動させると、主軸体1001を介して回動力が平歯車1002に伝えられ、これに噛合している小歯車1003および歯車1004を介して矢印T2方向の回動力が回転台1005に伝達される。そして、ハンドル103の操作を続けることにより回転台1005が所定角度回転して、回転台1005の切欠1007の一つが物品収容部101の中間壁の取出孔1008と一致すると、物品収容部101の中に収納された収容物Aの一つが、回転台1005の切欠1007を通って取出口105に送られ、取出口105から払い出される。また、平歯車1002の斜め下方には、この平歯車1002と噛み合う平歯車1009が回動自在に軸支されている。この平歯車1009の下方には、この平歯車1009と噛み合う小歯車1010が一端に取り付けられた中間軸1011が、回動可能に軸支されている。また、中間軸1011の略中央部には、傘歯車612が取り付けられている。
ユーザがハンドル103を回動させると、主軸体1001が回動して平歯車1002を回動させる。これにより、一方では、小歯車1003および平歯車1004および歯車部1004Aを介して回転台1005を回転させる。また、他方では、平歯車1002の回動により、平歯車1009および小歯車1010を介して中間軸1011を回動させて、傘歯車1012を回動させる。このため、傘歯車1012の回動を阻止すると、ハンドル103の回動および回転台1005の回転も阻止されることになる。
傘歯車1012には、傘歯車1013が噛合している。従って、ハンドル103の回動に伴い、傘歯車1012が回動しようとすると、傘歯車1013も回動しようとするが、歯車1013は回動部307と一体化されている。従って、回動部307は回動がロックされている場合には、傘歯車1013は回動することができず、結果としてハンドル103の回動が阻止される。このように、回動部307のロック状態においては傘歯車1012および傘歯車1013も回動を阻止され、ハンドル103が回動できないので、回転台1005が回転せず、収容物Aを取り出すことができない。
なお、図10においては、ハンドル103に直接に接続されている主軸体1001と、回動部307と連携する傘歯車1012が取り付けられている中間軸1011が別体となっているが、傘歯車1012を主軸体1001に設けるようにしてもよい。
発明は上記の実施形態に制限されるものではなく、発明の要旨の範囲内で、種々の変形・変更が可能である。

Claims (18)

  1. 投入されたコインを保持可能な保持装置であって、
    前記コインが投入される第1開口と、
    前記コインが投入される第2開口と、
    前記第1開口から投入された前記コインが通過可能な第1通路部と、
    前記第1通路部に対向して設けられ、前記第2開口から投入された前記コインが通過可能な第2通路部と、
    前記第1通路部を通過した前記コインを保持可能な第1保持部と、
    前記第1保持部に対向して設けられ、前記第2通路部を通過した前記コインを保持可能な第2保持部と、
    前記第1保持部に沿って設けられ、前記第1保持部にて保持可能な前記コインの枚数を調整可能に設定する第1設定部と、
    前記第2保持部に沿って前記第1設定部に対向して設けられ、前記第2保持部にて保持可能な前記コインの枚数を調整可能に設定する第2設定部であって、その一方端部が前記第1設定部の一方端部よりも前記保持装置の前面側に突出して設けられている第2設定部と、を備え、
    前記第1保持部及び前記第2保持部は、各々における前記コインの保持を開始する位置が前記保持装置の前面に対して互いにずれることにより、各々における前記コインの保持位置が互いにずれており
    前記第1保持部及び前記第2保持部に保持された前記コインを返却するための第1操作部をさらに備え、
    前記第1設定部及び前記第2設定部は、前記第1操作部の操作に応じて互いの上側が離間する方向に動作し、前記第1保持部及び前記第2保持部の各々における前記コインの保持位置の前記保持装置の前面に対する互いのずれに応じて、当該コインが前記第1保持部及び前記第2保持部から交互に排出されるように構成されている、保持装置。
  2. 前記第1設定部は、前記第1設定部に沿って位置を調整可能な第1調整部材を含み、前記第1調整部材は第1方向に突出した第1突出部と、前記第1突出部と一体に構成され、前記第1方向とは反対方向の第2方向に突出した第2突出部とを含み、
    前記第1突出部は、第2操作部として前記第1設定部における位置を変更可能に構成され、前記第2突出部は、第1保持部に保持されたコインの進行を規制可能に構成され、
    前記第2設定部は、前記第2設定部に沿って位置を調整可能な第2調整部材を含み、前記第2調整部材は前記第2方向に突出した第3突出部と、前記第3突出部と一体に構成され、前記第1方向に突出した第4突出部とを含み、
    前記第3突出部は、第3操作部として前記第2設定部における位置を変更可能に構成され、前記第4突出部は、前記第2保持部に保持されたコインの進行を規制可能に構成されている、
    請求項に記載の保持装置。
  3. 前記第1保持部、及び、前記第2保持部は、前記第1保持部に保持された前記コインの保持位置と、前記第2保持部に保持された前記コインの保持位置とが、異なるように前記保持装置内で配置されている、請求項1又は2に記載の保持装置。
  4. 前記第1保持部、及び、前記第2保持部は、前記第1保持部において保持可能な前記コインの最大枚数と、前記第2保持部において保持可能な前記コインの最大枚数とが異なるように構成されている、請求項1からのいずれか1項に記載の保持装置。
  5. 前記第1保持部は、前記第1保持部において保持可能なコインの最大枚数を保持する場合に、前記第1開口から最初に投入されたコインを、前記第1保持部の一方端部から所定距離だけ離れた位置にて保持し、
    前記第2保持部は、前記第2保持部において保持可能なコインの最大枚数を保持する場合に、前記第2開口から最初に投入されたコインを、前記第2保持部の一方端部の近傍位置にて保持するように構成されている、請求項に記載の保持装置。
  6. 前記第1保持部において保持可能なコインの最大枚数は4であり、前記第2保持部において保持可能なコインの最大枚数は5である、請求項又はに記載の保持装置。
  7. 前記第1通路部及び前記第2通路部の下方であって、且つ、前記第1保持部及び前記第2保持部の上方に着脱可能に設けられた、前記第1開口及び前記第2開口から投入された前記コインを判別する判別部をさらに備え、
    前記判別部は、前記第1開口から投入された前記コインが当接する第1揺動部と、前記第2開口から投入された前記コインが当接する第2揺動部とを含む、請求項1からのいずれか1項に記載の保持装置。
  8. 前記判別部は、前記第1揺動部の揺動範囲と、前記第2揺動部の揺動範囲とが異なるように構成されている、請求項に記載の保持装置。
  9. 前記第1揺動部及び前記第2揺動部は、前記第1開口及び前記第2開口から投入された前記コインの進行方向を変更可能に構成されている、請求項又はに記載の保持装置。
  10. 前記判別部は、当該判別部が前記保持装置に装着されている場合に、前記第1開口及び前記第2開口から投入された前記コインを、前記第1保持部及び前記第2保持部までそれぞれ進行可能に構成されている、請求項からのいずれか1項に記載の保持装置。
  11. 前記第1保持部及び前記第2保持部のいずれかの一方端部の下方端部には、切り欠きが形成されている、請求項1から10のいずれか1項に記載の保持装置。
  12. 前記第1開口及び前記第2開口は、それぞれ開口サイズが異なって構成されている請求項1から11のいずれか1項に記載の保持装置。
  13. 前記第1開口の開口サイズは、前記第2開口の開口サイズよりも小さい、請求項12に記載の保持装置。
  14. 前記第1保持部及び前記第2保持部は、前記コインを所定の枚数保持したことを条件として、互いの下側が離間する方向に動作可能に構成されている、請求項1から13のいずれか1項に記載の保持装置。
  15. 物品を供給可能な物品供給装置であって、
    前記物品供給装置に投入されたコインを保持可能な、請求項に記載の保持装置と、
    前記物品を収容している収容部と、
    前記収容部に収容された前記物品を供給すべく操作される第4操作部と
    を備え、
    前記第1保持部及び前記第2保持部は、前記第4操作部に対する操作に応じて、互いの下側が離間する方向に動作可能に構成されている、物品供給装置。
  16. 前記第1操作部及び前記第4操作部は、前記物品供給装置の外部から操作可能に配置され、
    前記第2操作部及び前記第3操作部は、前記物品供給装置の外部から操作不可能に配置されている、請求項15に記載の物品供給装置。
  17. 前記コインを投入可能な第1投入口と第2投入口とをさらに備え、
    前記第1投入口と、前記保持装置の前記第1開口とが連通し、前記第2投入口と前記保持装置の前記第2開口とが連通する、請求項15又は16に記載の物品供給装置。
  18. 前記第1投入口及び前記第2投入口は、前記物品供給装置の前面の曲面部に形成されている、請求項17に記載の物品供給装置。
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