JP7341656B2 - 画像処理装置、制御方法、プログラム、及び、記憶媒体 - Google Patents

画像処理装置、制御方法、プログラム、及び、記憶媒体 Download PDF

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Description

本発明は、画像処理装置、制御方法、プログラム、及び、記憶媒体に関する。
近年、広いダイナミックレンジ(HDR:High Dynamic Range)の画像や映像を取り扱う機会が増えてきている。HDRの規格としてPQ(Perceptual Quantizer)方式、HLG(Hybrid Log‐Gamma)方式といったガンマカーブが規定されている。HDRの規格には、例えば、米国CTA(Consumer Technology Association)が策定したHDR10がある。HDR10は、最大輝度10000cd/mまでサポートする。また、HDR10を拡張した規格であるHDR10+では、コンテンツの最大輝度、シーンの最大輝度がメタデータとして規定されている。
映像制作の場においては、撮影映像の輝度レベルが撮影者の意図に沿うものかを判断するため、映像の輝度分布を確認するニーズがある。輝度分布を確認するためのアシスト機能として、入力信号を輝度に応じた色に変換して表示する機能(以下、フォルスカラー機能とも記載される)がある。表示装置(画像処理装置)には、フォルスカラー機能を備えたものがある。色の変換は、「色の着色」でもあるため、入力信号を輝度に応じた色に変換し、輝度分布を確認するためのアシスト機能は、「色変換機能」または「着色機能」とも呼ばれる。
特許文献1の画像処理装置は、選択した階調特性に応じて、フォルスカラー機能で採用する画像データの輝度と色変換後の色との対応関係を決定する。
特開2018-146949号公報
特許文献1の画像処理装置は、選択した階調特性に応じて、輝度と色との対応関係を決定する。しかし、画像データは、必ずしも選択された階調特性に含まれる輝度の全ての範囲を含むものではない。例えば、選択した階調特性で表現可能な輝度の上限が10000cd/mであっても、コンテンツに含まれる輝度は、1000cd/mまでの場合がある。このような場合にも、階調特性に対応する対応関係を一律に適用すると、画像データに含まれない輝度範囲に対して、複数の色が対応することになる。このため、画像データに含まれる輝度範囲に対応させることが可能な色の数は少なくなる。着色に用いられる色が少なくなると、画像データの輝度の違いは、認識しづらくなる場合がある。
そこで、本発明は上記のような点を鑑み、画像データに含まれる輝度を、より高精度に識別可能とする技術を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様は、
複数のフレームを含む画像データを取得する画像取得手段と
輝度範囲を複数の輝度範囲に分割するように所定数の複数の閾値を設定する設定手段と、
前記複数の輝度範囲と前記複数の輝度範囲ごとに異なる変換色との対応関係に基づいて、前記画像データの色を前記変換色に変換することにより、フォルスカラー画像データを生成する変換手段と、を有し、
前記設定手段は、
前記複数のフレームの輝度の最大値である最大輝度を前記所定数の複数の閾値のうち一つの閾値として設定し、
前記所定数の複数の閾値を設定するための基準として予め定められた複数の輝度から
、前記最大輝度より低い輝度を、前記複数の閾値として設定し、
前記所定数の複数の閾値のうち輝度が設定されていない閾値がある場合、前記最大輝度より低い輝度範囲である前記複数の輝度範囲のうち最も広い輝度範囲をさらに分割するように閾値を設定する
ことを特徴とする画像処理装置である。

本発明の第2の態様は、
複数のフレームを含む画像データを取得する画像取得ステップと
輝度範囲を複数の輝度範囲に分割するように所定数の複数の閾値を設定する設定ステップと、
前記複数の輝度範囲と前記複数の輝度範囲ごとに異なる変換色との対応関係に基づいて、前記画像データの色を前記変換色に変換することにより、フォルスカラー画像データを生成する変換ステップと、を有し、
前記設定ステップでは、
前記複数のフレームの輝度の最大値である最大輝度を前記所定数の複数の閾値のうち一つの閾値として設定し、
前記所定数の複数の閾値を設定するための基準として予め定められた複数の輝度から、前記最大輝度より低い輝度を、前記複数の閾値として設定し、
前記所定数の複数の閾値のうち輝度が設定されていない閾値がある場合、前記最大輝度より低い輝度範囲である前記複数の輝度範囲のうち最も広い輝度範囲をさらに分割するように閾値を設定する
ことを特徴とする制御方法である。
本発明の第3の態様は、コンピュータを上述した画像処理装置の各手段として機能させるためのプログラムである
本発明によれば、画像データに含まれる輝度を、より高精度に識別可能とすることができる。
実施形態1、2に係る画像処理装置の構成を例示するブロック図。 実施形態1に係る色変換閾値設定処理フローの一例。 実施形態1に係る絶対輝度と変換色の対応関係の一例。 実施形態2に係る色変換閾値設定処理フローの一例。 実施形態2に係る絶対輝度と変換色の対応関係の一例。 実施形態3に係る画像処理装置の構成を例示するブロック図。 フレームごとの最大輝度をプロットした図。 実施形態3に係る色変換閾値設定処理フローの一例。 実施形態3に係る絶対輝度と変換色の対応関係の一例。 デフォルトの色変換閾値の設定を例示する図。 図10の色変換閾値に応じた絶対輝度と変換色との対応関係を例示する図。
以下、図面を用いて本発明の実施の形態について説明する。なお、本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲によって確定され、以下に例示する実施形態によって限定されるものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせすべてが本発明に必須とは限らない。本明細書および図面に記載の内容は例示であって、本発明を制限するものと見なすべきではない。本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施形態の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。即ち、各実施形態及びその変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
<実施形態1>
実施形態1では、画像処理装置は、入力されたコンテンツの画像データ(以下、入力画
像データとも記載される)の輝度情報に基づいて、フォルスカラー表示のための色変換閾値を設定する。
輝度情報は、例えば、入力画像データの最大輝度(以下、MaxCLLとも記載される)を含む。また、輝度情報は、入力画像データに含まれる複数の画像(フレーム)のそれぞれの輝度を含んでも良い。フレームの輝度は、例えば、フレームごとの最大輝度または、フレームごとの平均輝度である。
MaxCLLは、例えば、複数のフレームのそれぞれの輝度のうち最大の輝度とすることができる。複数のフレームのそれぞれの輝度のうち最大の輝度は、フレームごとの最大輝度のうちの最大の輝度であってもよく、フレームごとの平均輝度のうちの最大の輝度であってもよい。
入力画像データは、例えば、HDR10フォーマットで生成された映像信号であってもよい。この場合、輝度情報は、入力画像データに付与されたメタデータから取得することができる。メタデータには、コンテンツの最大輝度が含まれる。
色変換閾値は、フォルスカラー表示において、複数の変換色のそれぞれに対応する輝度範囲の境界を示す輝度である。画像処理装置は、色変換閾値を、入力画像データの最大輝度以下の輝度に設定する。これにより、入力画像データの最大輝度を超える輝度範囲に対して、複数の色が対応することが回避される。また、入力画像データに含まれる輝度に応じて、変換色と対応付けられる輝度範囲を適切に設定することができる。
図1は、本実施形態における画像処理装置100の構成を例示するブロック図である。画像処理装置100は、画像入力部101、画像処理部102、色変換処理部103、表示部104、CPU105、UI(ユーザインターフェース)部106、色変換パラメータ生成部107、色変換閾値設定部108を備える。
(画像入力部)
画像入力部101は、入力画像データを取得し、取得した入力画像データを画像処理部102へ出力する。画像入力部101は、例えば、画像処理装置100の外部から入力画像データを取得することができる。
画像入力部101は、画像データをデジタル伝送するためのHDMI(登録商標)(High Definition Multimedia Interface)入力端子を備える。画像入力部101は、画像処理装置100の外部から、HDMI入力端子を介して入力画像データを取得するものと想定する。画像入力部101は、外部から取得した入力画像データを、画像処理装置100の内部で処理可能なデータフォーマットを有する画像データに変換する。画像入力部101は、変換後の画像データを画像処理部102へ出力する。また、画像入力部101は、入力画像データに付与されたメタデータを、色変換閾値設定部108へ出力する。
なお、画像入力部101による入力画像データの取得方法は、特に限定されない。例えば、画像処理装置100が画像データを格納する記憶部を有する場合、画像入力部101は、記憶部に格納された画像データを、入力画像データとして取得してもよい。
(画像処理部)
画像処理部102は、画像処理装置100に対するユーザ操作に応じて、画像入力部101から出力された入力画像データの階調特性を決定する。
ユーザ操作は、例えば、階調特性を指定する操作である。階調特性は、例えば、画像データの階調値を変換する階調変換処理における、変換前の階調値と変換後の階調値との対応関係に関連した特性である。本実施形態では、入力画像データの階調特性は、PQであるものとして説明する。
PQは、入力画像データの画素値に絶対輝度が対応付けられた階調特性であり、HDRに対応する階調特性である。また、PQでは0~10000cd/mの絶対輝度が定義されている。
画像処理部102は、決定した階調特性に応じて画像入力部101から出力された入力画像データの階調値を変換する(階調変換処理)。例えば、画像処理部102は、階調変換処理において、決定された階調特性に対応する所定のLUT(Look Up Table)を用いて、入力画像データの階調値を変換する。階調変換処理における所定のLUTは、例えば、1DLUT(1次元のLUT)である。
画像処理部102は、所定のLUTの代わりに所定の関数を使用してもよい。画像処理部102は、所定の関数を使用して、処理画像データを生成することができる。画像処理部102は、生成した処理画像データを、色変換処理部103へ出力する。
(色変換処理部)
色変換処理部103は、色変換パラメータ生成部107によって生成された色変換パラメータを用いて、画像処理部102から出力された処理画像データの色変換を行い(以下、色変換処理とも記載される)、表示画像データを生成する。
色変換処理部103は、画像処理部102から出力された処理画像データ(コンテンツ)を、コンテンツの輝度が含まれる輝度範囲に対応する変換色に変換する。色変換処理部103は、「変換手段」に相当する。コンテンツの輝度は、例えば、コンテンツに含まれるフレームの各画素の輝度であり、各画素が含まれる輝度範囲に応じて、当該画素は対応する変換色に変換される。
色変換処理部103は、生成した表示画像データを表示部104へ出力する。色変換パラメータは、例えば、色変換閾値によって区切られた輝度範囲と変換色(色変換処理における変換後の色)とを対応付けるためのテーブルである。すなわち、処理画像データにおいて、PQによって定義された絶対輝度は、色変換パラメータによって変換色と対応付けられる。
色変換処理部103は、色変換パラメータを参照することにより、処理画像データを、絶対輝度(が含まれる輝度範囲)に基づいて対応する変換色に変換することができる。なお、色変換処理部103は、処理画像データではなく入力画像データに色変換処理を施すことにより、表示画像データを生成してもよい。
(表示部)
表示部104は、色変換処理部103から出力された表示画像データに基づいて、画面に画像を表示する。表示部104は、「表示制御手段」に相当する。表示部104が画像を表示するための画面は、「表示手段」に相当する。表示部104は、例えば、自発光型の表示パネル、発光部と変調パネルの組み合わせ、等である。
自発光型の表示パネルは、表示画像データに基づいて発光することにより、画面に画像を表示する。また、発光部は変調パネルに光を照射し、変調パネルは発光部から発せられた光を、表示画像データに基づいて変調(透過、反射、等)することにより、画面に画像
を表示する。なお、発光部の発光(発光輝度、発光色、等)は、表示画像データに基づいて制御されてもよい。
透過型の液晶表示装置では、発光部は「バックライトユニット」などと呼ばれ、変調パネルは「液晶パネル」などと呼ばれる。バックライトユニットは、液晶パネルの背面に光を照射する。液晶パネルは、バックライトユニットから発せられた光を透過することにより、画面に画像を表示する。
(CPU)
CPU105は、画像処理装置100の動作を制御する。例えば、画像処理装置100は、プログラムを格納する記憶部(不揮発性メモリ)を有しており、CPU105はプログラムを記憶部から読みだして実行することにより画像処理装置100の動作を制御する。
(UI部)
UI部106は、例えば、特性設定操作、色変換設定操作、色変換閾値設定開始操作、等のユーザ操作を受け付ける。特性設定操作は、階調特性を指定するユーザ操作である。色変換設定操作は、色変換処理を実行するか否かを決定するためのユーザ操作である。以下、色変換処理を実行するか否かの設定(色変換設定)は、フォルスカラー設定とも記載される。また、色変換閾値設定開始操作は、色変換閾値設定部108へ色変換閾値設定処理の開始を通知するユーザ操作である。
(色変換パラメータ生成部)
色変換パラメータ生成部107は、ユーザからの色変換設定操作に応じて、フォルスカラー設定の状態をオンとオフの間で切り替える。フォルスカラー設定がオンの場合には、色変換処理が実行され、オフの場合には、色変換処理は実行されない。ユーザは、フォルスカラー設定の状態を選択することにより、色変換処理を実行するか否かを選択することができる。ユーザの色変換設定操作に応じて、色変換処理部103および色変換パラメータ生成部107は、フォルスカラー設定の状態を選択することができる。
色変換パラメータ生成部107は、色変換閾値設定部108から色変換閾値を取得する。色変換パラメータ生成部107は、取得した色変換閾値および入力画像データの輝度に基づいて色変換パラメータを生成する。色変換パラメータは、色変換閾値によって区切られる輝度範囲を、変換色に変換するためのパラメータである。色変換パラメータは、例えば、輝度範囲と変換色との対応関係を示すテーブルとして定義される。後述の図11に示すように、複数の色変換閾値によって区切られた各輝度範囲は、色変換パラメータによって、それぞれの変換色と対応付けられる。
ここで、図10および図11により、入力画像データにメタデータが含まれない場合のデフォルトの色変換閾値について説明する。図10は、デフォルトの色変換閾値の設定を例示する図である。図10において、色変換閾値1から色変換閾値6は、それぞれ入力信号の絶対輝度に対応する変換色が変更される境界の輝度が設定される。
図11は、図10の色変換閾値で区切られた各輝度範囲内の絶対輝度と変換色との対応関係を例示する図である。図11の例では、入力画像データの絶対輝度が0から100cd/mの輝度範囲の入力信号は、モノクロに変換される。また、入力画像データの絶対輝度が100cd/m以上の範囲は、図10に示す色変換閾値によって複数の輝度範囲に区切られる。各輝度範囲内の絶対輝度を有する入力信号は、それぞれの輝度範囲に対応する変換色に変換される。色変換閾値によって複数の輝度範囲に区切り、入力信号を輝度範囲ごとに異なる変換色に変換することで、ユーザは、入力信号の輝度分布を確認しやす
くなる。
具体的には、図10の色変換閾値1は、図11における赤色と橙色の境界の輝度を示す。同様に、色変換閾値2から色変換閾値6は、それぞれ、図11における橙色と黄色との境界、黄色と緑色との境界、緑色と水色との境界、水色と青色との境界、青色とモノクロとの境界における輝度を示す。また、図10の例では、色変換閾値1から色変換閾値6に設定される輝度は、降順の値を取る。
色変換パラメータ生成部107は、図11に示される絶対輝度と変換色との対応関係に基づいて、入力画像データの各画素の色を変換するための色変換パラメータを生成する。図10および図11の例では、色変換パラメータ生成部107は、入力画像データの絶対輝度を次のように変換する色変換パラメータを生成する。絶対輝度が10000~4000cd/mの画素を赤色、4000未満~2000cd/mの画素を橙色、2000未満~1000cd/mの画素を黄色、1000未満~400cd/mの画素を緑色に変換する。また、絶対輝度が400未満~200cd/mの画素を水色、200未満~100cd/mの画素を青色、100cd/m未満の画素をモノクロに変換する。
色変換パラメータ生成部107は、色変換閾値設定部108によって色変換閾値が変更された場合、変更後の色変換閾値に基づいて色変換パラメータを生成する。例えば、図10の例で、色変換閾値1が5000cd/mに変更されると、色変換パラメータ生成部107は、10000~5000cd/mの画素を赤色、5000未満~4000cd/mの画素を橙色に変換する色変換パラメータを生成する。
なお、フォルスカラー表示の設定がオフ状態である場合、色変換パラメータの生成は省略される。また、色変換処理部103は、画像処理部102から出力された処理画像データに対する色変換処理を省略する。そして、画像処理部102から出力された処理画像データは、表示画像データとして、表示部104に出力される。
(色変換閾値設定部)
色変換閾値設定部108は、入力画像データから輝度に関する輝度情報を取得する。色変換閾値設定部108は、「取得手段」に相当する。輝度情報は、例えば、入力画像データの最大輝度を含み、色変換閾値を設定するために用いられる。
色変換閾値設定部108は、入力画像データ(コンテンツ)を輝度に応じた複数の変換色で表示する場合に、変換色に対応する輝度範囲の境界を示す色変換閾値を、輝度情報に基づいて設定する。色変換閾値設定部108は、例えば、コンテンツの最大輝度MaxCLLに基づいて色変換閾値を設定することができる。色変換閾値設定部108は、色変換閾値を、コンテンツの最大輝度MaxCLL以下に設定するようにしてよい。色変換閾値設定部108は、「設定手段」に相当する。
色変換閾値設定部108は、UI部106から色変換閾値設定開始通知を受けた場合、または画像入力部101が出力したメタデータに含まれるMaxCLLが変化した場合に、MaxCLLに基づいてフォルスカラー表示の色変換閾値を設定する。
設定後の色変換閾値に基づいて、色変換パラメータ生成部107により、色変換パラメータが生成される。色変換閾値設定部108は、設定後の色変換閾値の設定を、画像処理装置100が有する記憶部に保持することができる。本実施形態は、図10で説明したように、色変換閾値を6つ設定し、入力画像データの輝度を6つの輝度範囲に分割する例により説明される。色変換閾値の数は6つに限られず、それぞれの輝度範囲に異なる色が対応づけられれば、6より少なくても多くてもよい。
(実施形態1に係る色変換閾値設定処理)
次に、図2のフローチャートを用いて、本実施形態におけるフォルスカラー表示の色変換閾値設定処理について説明する。図2において、入力画像データ(以下、コンテンツとも記載される)の最大輝度MaxCLLは、2000cd/mであるものとして説明する。また、色変換閾値の数は、6個であるものとして説明する。
まず、ステップS101において、色変換閾値設定部108は、メタデータにMaxCLLが含まれているかを判定する。メタデータにMaxCLLが含まれていない場合(S101:No)、色変換閾値設定部108は色変換閾値の設定を行わず、処理は終了する。メタデータにMaxCLLが含まれている場合(S101:Yes)、ステップS102に処理が進められる。
ステップS102において、色変換閾値設定部108は、色変換閾値1をMaxCLLである2000cd/mに設定し、ステップS103へ処理が進められる。
ステップS103において、色変換閾値設定部108は、色変換閾値2以降の色変換閾値として、基準輝度のうちMaxCLL未満(最大輝度未満)の輝度を、高い輝度から順に設定する。基準輝度は、色変換閾値を設定するための基準として予め定められた複数の輝度である。基準輝度は、例えば、4000、2000、1000、400、200、100cd/mの6つの輝度である。図2の例において、MaxCLLは2000cd/mであるため、MaxCLL未満の輝度は、1000、400、200、100cd/mの4つである。色変換閾値設定部108は、4つの輝度1000、400、200、100cd/mを、色変換閾値2から色変換閾値5に設定する。
なお、例示した基準輝度において、4000cd/mは、例えばHDRの映画スタジオにおいて基準となる最大輝度である。2000cd/mは、例えばハイエンドモデルの液晶テレビの最大輝度である。1000cd/mは、例えばDisplayHDR1000の規格で定められたディスプレイの最大輝度である。400cd/mは、例えば一般的なテレビの最大輝度である。200cd/mは、例えば一般的なPCモニターの最大輝度である。100cd/mは、例えばSDR(Standard Dynamic Range)とHDRとの境界である。これらの輝度は、ユーザにとって基準となる輝度である。
ステップS103の処理によって、色変換閾値2は1000cd/m、色変換閾値3は400cd/m、色変換閾値4は200cd/m、色変換閾値5は100cd/mに設定される。処理はステップS104へ進められる。
ステップS104において、色変換閾値設定部108は、6つの色変換閾値のうち値が設定されていない閾値(以下、未設定の色変換閾値とも記載される)があるかを判定する。未設定の色変換閾値がない場合(S104:No)、ステップS106へ処理が進められる。未設定の色変換閾値がある場合(S104:Yes)、ステップS105へ処理が進められる。
図2で説明する例では、ステップS103までの処理により、6つの色変換閾値のうち5つの色変換閾値1から色変換閾値5までが設定されている。ステップS104の処理において、色変換閾値6は未設定の状態である。未設定の色変換閾値6があるため、ステップS105へ処理が進められる。
ステップS105において、色変換閾値設定部108は、未設定の色変換閾値の1つを
、MaxCLL以下の輝度範囲のうち、最も広い輝度範囲を分割する輝度に設定する。色変換閾値設定部108は、例えば、未設定の色変換閾値を、最も広い輝度範囲を均等に分割したり、所定の割合で分割したりする輝度に設定することができる。
図2で説明する例では、色変換閾値1から色変換閾値5には、2000、1000、400、200、100cd/mが設定されている。MaxCLL(2000cd/m)以下の輝度範囲のうち、最も広いのは、色変換閾値1と色変換閾値2との間の輝度範囲(1000~2000cd/m)である。色変換閾値設定部108は、未設定の色変換閾値6に対し、色変換閾値1と色変換閾値2との間の輝度範囲1000~2000cd/mを均等分割する1500cd/mを設定する。
再びステップS104へ処理が戻される。図2で説明する例では、色変換閾値6以外に未設定の色変換閾値はないため、ステップS106に処理が進められる。一方、ステップS104に処理が戻された後、未設定の色変換閾値が存在した場合、再びステップS105へ処理が進められる。色変換閾値設定部108は、この時点における、MaxCLL以下の輝度範囲のうち最も広い輝度範囲を求める。色変換閾値設定部108は、未設定の色変換閾値を、求めた最も広い輝度範囲を均等に分割したり、所定の割合で分割したりする輝度に設定する。
色変換閾値設定部108は、未設定の色変換閾値が複数ある場合には、ステップS104およびS105の処理を繰り返し、未設定の色変換閾値を1つずつ設定することができるが、これに限られない。色変換閾値設定部108は、ステップS105において、複数の未設定の色変換閾値に対し、例えば、最も広い輝度範囲を、未設定の色変換閾値の数に応じて分割または均等分割する輝度に設定してもよい。
ステップS106において、色変換閾値設定部108は、設定された色変換閾値1から色変換閾値6を降順に並び替える。図2で説明する例では、色変換閾値1から色変換閾値6は、2000、1500、1000、400、200、100cd/mに設定され、色変換閾値設定処理は終了する。
色変換閾値設定処理において色変換閾値が設定されると、色変換パラメータ生成部107は、各輝度範囲に含まれる絶対輝度と変換色との対応関係を、色変換パラメータとして生成する。図2で説明した例における絶対輝度と変換色との対応関係は、図3に示される。
ここで、図2示す色変換閾値設定処理において、MaxCLLが4000cd/mである場合の例について説明する。ステップS102において、色変換閾値1は4000cd/mに設定される。ステップS103において、色変換閾値設定部108は、色変換閾値2以降の色変換閾値を、MaxCLL未満の輝度である2000、1000、400、200、100cd/mに設定する。すなわち、色変換閾値2は2000cd/m、色変換閾値3は1000cd/m、色変換閾値4は400cd/m、色変換閾値5は200cd/m、色変換閾値6は100cd/mに設定される。
ステップS104において、未設定の色変換閾値がないと判定され、ステップS106へ処理が進められる。色変換閾値1から色変換閾値6は、それぞれ4000、2000、1000、400、200、100cd/mとなる。
また、図2に示す色変換閾値設定処理において、MaxCLLが6000cd/mである場合の例について説明する。ステップS102において、色変換閾値1は6000cd/mに設定される。ステップS103において、色変換閾値設定部108は、色変換
閾値2以降の色変換閾値を、MaxCLL未満の輝度である4000、2000、1000、400、200cd/mに設定する。すなわち、色変換閾値2は4000cd/m、色変換閾値3は2000cd/m、色変換閾値4は1000cd/m、色変換閾値5は400cd/m、色変換閾値6は200cd/mに設定される。
ステップS104において、未設定の色変換閾値がないと判定され、ステップS106へ処理が進められる。色変換閾値1から色変換閾値6は、それぞれ6000、4000、2000、1000、400、200cd/mとなる。
上述の実施形態1によれば、画像処理装置100は、フォルスカラー表示の色変換閾値を、コンテンツの最大輝度、およびコンテンツの最大輝度以下の範囲内にある基準輝度に応じて設定する。画像処理装置100は、設定した色変換閾値を用いて、コンテンツに含まれる輝度に応じた色変換をすることができる。また、画像処理装置100によって色変換された表示画像データにより、ユーザは、輝度分布をより高精度に識別することが可能となる。また、画像処理装置100によって、フォルスカラー表示のための色変換閾値が設定されるため、ユーザが色変換閾値を設定する手間が軽減される。
また、実施形態1において、基準輝度は、4000、2000、1000、400、200、100cd/mであるものと想定して説明したが、異なる輝度を含む基準輝度を用いてもよい。例えば、コンテンツの各画素の輝度が600cd/mを超えるかを確認したい場合、基準輝度は、4000、2000、1000、600、200、100cd/mとすることができる。
また、実施形態1において、基準輝度に含まれる輝度の数を6つ、色変換閾値の数を6つとしたが、基準輝度に含まれる輝度の数および色変換閾値の数は、特に限定されない。例えば、基準輝度に含まれる輝度の数を3つ、色変換閾値の数を5つとしてもよい。
また、実施形態1の図2に示すフローチャートの例では、画像処理装置100は、メタデータにMaxCLLが含まれるか否かにより、色変換閾値設定処理を実行するかを判定するが、これに限られない。画像処理装置100は、メタデータにMaxCLLが含まれるかを判定せず、ユーザが設定したコンテンツの最大輝度に応じて、色変換閾値を設定するようにしてもよい。
<実施形態2>
実施形態2では、画像処理装置は、入力画像データ(コンテンツ)の最大輝度、およびコンテンツに含まれる複数のシーンの最大輝度に基づいて、フォルスカラー表示のための色変換閾値を設定する。輝度情報は、複数のシーンのそれぞれの最大輝度を含む。例えば、HDR10+では、シーンの最大輝度(以下、Scene-MaxCLLとも記載される)は、メタデータに含まれる。シーンの最大輝度は、シーンごとに異なる値に設定されている。
実施形態2では、メタデータに含まれるMaxCLLおよびScene-MaxCLLの両方と連動して、フォルスカラー表示の色変換閾値を設定する例を説明する。画像処理装置100は、コンテンツに付与されたメタデータに含まれるMaxCLL、Scene-MaxCLLが変化した際に、変化後の現在の最大輝度に基づいて色変換閾値を設定する。このため、ユーザは、コンテンツの各シーンでの輝度分布を、より高精度に識別することが可能となる。
実施形態2において、コンテンツにメタデータが含まれない場合、画像処理装置は、実施形態1と同様に、図10に示す色変換閾値および図11に示す絶対輝度と変換色との対
応関係を、デフォルトの設定として参照する。
実施形態2では、実施形態1と同様に、画像処理装置は色6つの変換閾値を設定し、さらにもう1つの色変換閾値7を生成し設定する。色変換閾値7が設定されると、色変換閾値1に設定された最大輝度MaxCLLから、色変換閾値7に設定された輝度までの範囲に対応する変換色は、桃色に上書きされる。
(実施形態2に係る色変換閾値設定処理)
次に、図4のフローチャートを用いて、本実施形態におけるフォルスカラー表示の色変換閾値設定処理について説明する。なお、実施形態1と同様の処理に関しては同一の符号を付与し、説明を省略する。図4において、コンテンツの最大輝度MaxCLLは2000cd/m、シーンの最大輝度Scene-MaxCLLは1000cd/mであるものとして説明する。また、色変換閾値の数の初期値は6つであるものとして説明する。
ステップS200において、色変換閾値設定部108は、実施形態1と同様にMaxCLLに基づいて色変換閾値を設定する。ステップS200の処理は、図2におけるステップS101からステップS106までの処理と同じであるため説明を省略する。ステップS200の処理により、色変換閾値1から色変換閾値6は、それぞれ2000cd/m、1500cd/m、1000cd/m、400cd/m、200cd/m、100cd/mに設定される。この場合の絶対輝度と変換色との対応関係は、図3に示される対応関係と同様になる。ステップS201に処理が進められる。
ステップS201において、色変換閾値設定部108は、メタデータにScene-MaxCLLが含まれているかを判定する。メタデータにScene-MaxCLLが含まれていない場合(S201:No)、色変換閾値設定部108は、ステップS200における設定は変更されず、処理は終了する。メタデータにMaxCLLが含まれている場合(S201:Yes)、ステップS202に処理が進められる。
ステップS202において、色変換閾値設定部108は、新たに色変換閾値7を生成する。色変換閾値設定部108は、色変換閾値7をScene-MaxCLL(現在のシーンの最大輝度値)である1000cd/mに設定する。ステップS202の処理により、色変換閾値1から色変換閾値7は、それぞれ2000、1500、1000、400、200、100、1000cd/mに設定される。色変換閾値設定部108は、設定された色変換閾値1から色変換閾値7を並べ替える。並べ替えた後の色変換閾値は、色変換閾値1(2000)、色変換閾値2(1500)、色変換閾値3、7(1000)、色変換閾値4(400)、色変換閾値5(200)、色変換閾値6(100)となる。
ステップS203において、色変換パラメータ生成部107は、色変換閾値1(2000cd/m)と色変換閾値7(1000cd/m)との間の輝度範囲を、桃色と対応付ける。図4で説明する例における絶対輝度と変換色との対応関係は、図5に示される。
なお、図5の例では、色変換閾値2(1500cd/m)および色変換閾値3(1000cd/m)は未使用の状態となる。そこで、色変換閾値設定部108は、色変換閾値2および色変換閾値3を未設定とし、図2のフローチャートにおけるステップS104およびS104と同様の処理により、Scene-MaxCLL未満の値に設定するようにしてもよい。例えば、色変換閾値設定部108は、色変換閾値2を、最大輝度範囲である色変換閾値7(1000cd/m)から色変換閾値4(400cd/m)を均等分割した700cd/mに設定することができる。また例えば、色変換閾値設定部108は、最大輝度範囲を2つの閾値で均等分割し、色変換閾値2および色変換閾値3を、それぞれ800cd/mおよび600cd/mに設定してもよい。
上述の実施形態2によれば、画像処理装置100は、まずフォルスカラー表示の色変換閾値を実施形態1と同様にコンテンツの最大輝度に基づいて設定する。画像処理装置100は、さらに色変換閾値を、シーンの最大輝度に合わせて設定する。これにより、ユーザは、コンテンツの各シーンの輝度分布をより高精度に識別することが可能となる。
また、実施形態2の図4に示すフローチャートの例では、画像処理装置100は、メタデータにMaxCLLおよびScene-MaxCLLが含まれるか否かを判定する。画像処理装置100は、判定結果に応じて、色変換閾値設定処理を実行するかを判定するが、これに限られない。画像処理装置100は、メタデータにMaxCLLおよびScene-MaxCLLが含まれるかを判定せず、ユーザが設定したコンテンツの最大輝度およびシーンの最大輝度に応じて、色変換閾値を設定するようにしてもよい。
<実施形態3>
実施形態3では、画像処理装置は、メタデータまたはユーザによって設定された輝度を用いるのではなく、入力画像データを解析して取得した輝度情報に基づいてフォルスカラー表示のための色変換閾値を設定する。
図6は本実施形態における画像処理装置300の構成を例示するブロック図である。なお、実施形態1と同様の処理を行うものに関しては同一の符号を付与し、説明を省略する。
画像処理装置300は画像入力部101、入力画像解析部301、画像処理部102、色変換処理部103、表示部104、CPU105、UI部106、色変換パラメータ生成部107、解析結果保持部302、色変換閾値設定部108を備える。
(入力画像解析部)
入力画像解析部301は、画像入力部101が出力した入力画像データを解析し、輝度情報を取得する。入力画像解析部301は、例えば、入力画像データを1フレーム毎に解析し、各フレーム中の最大輝度(以下、FLL(Frame Light Level)とも記載される)を取得する。入力画像解析部301は、取得したFLLを解析情報として解析結果保持部302に出力する。入力画像解析部301は、解析後の入力画像データを画像処理部102へ出力する。
図7(A)は、実施形態3において入力画像データに含まれる各フレームのFLLをプロットした例を示す。具体的には、図7(A)は、コンテンツの開始直後から入力画像解析部301が取得した1000個のFLLを、時系列にプロットした例である。
FLLは、コンテンツの開始後、1000cd/m付近をほぼ横ばいに分布している。次に、FLLは4000cd/m付近に上昇し、4000cd/mをピークとしてほぼ横ばいに分布している。その後、FLLは2500cd/m付近に下降し、2500cd/mから徐々に下降していく。その後さらに、FLLは400cd/m付近に下降し、400cd/m付近をほぼ横ばいに分布している。図7(A)の例において、入力画像解析部301は、1000フレーム分のFLLの中の最大値(以下、MaxFLLとも記載される)が4000cd/mであると解析することができる。
(解析結果保持部)
解析結果保持部302は、入力画像解析部301が入力画像データの解析により取得した各フレームのFLLを、解析情報として保持する。例えば、入力画像解析部301が1000フレーム分の入力画像データを解析した場合、1000個のFLLが解析結果保持
部302に保持される。
(色変換閾値設定部)
色変換閾値設定部108は、UI部106から色変換閾値設定開始通知を受けると、入力画像データに含まれるフレームの輝度を解析した解析情報に基づいて、色変換閾値を設定する。
具体的には、色変換閾値設定部108は、解析結果保持部302に格納された各フレームのFLLを取得する。色変換閾値設定部108は、取得したFLLに基づいて、フォルスカラー表示の色変換閾値を設定する。
(実施形態3に係る色変換閾値設定処理)
次に、図8のフローチャートを用いて、本実施形態における色変換閾値設定処理について説明する。実施形態3では、実施形態1と同様に色変換閾値の数は6つとし、入力画像データの輝度を7つの輝度範囲に分割するものとする。
まず、ステップS301において、色変換閾値設定部108は、解析結果保持部302が保持しているFLLを取得する。ステップS302へ処理が進められる。
ステップS302において、色変換閾値設定部108は、色変換閾値1を、ステップS301で取得したFLLの最大値MaxFLLに設定する。図7(A)の例では、MaxFLLは4000cd/mである。ステップS303へ処理が進められる。
ステップS303において、色変換閾値設定部108は、コンテンツを複数のシーンに分割する。色変換閾値設定部108は、例えば、各フレームの最大輝度FLLの変化量に基づいて、コンテンツをシーンに分割することができる。ここで、図7(B)を用いて、コンテンツを複数のシーンに分割する方法について説明する。
図7(B)は、図7(A)と同様に1000個のFLLをプロットしたものである。色変換閾値設定部108は、ステップS301において取得したFLLを解析し、連続するフレーム間のFLLの差分が、所定の閾値よりも大きくなるフレーム間をシーンの区切りとする。
色変換閾値設定部108は、まず、解析対象フレームのFLLと、解析対象フレームの直前のフレームのFLLとを比較し、フレーム間のFLLの差分を算出する。色変換閾値設定部108は、算出した差分が所定の閾値より大きいか否かを判定する。本実施形態では、所定の閾値を100cd/mとする。図7(B)の例では、250、500、750番目のフレームで、直前のフレームとの差分が所定の閾値100cd/mを超える。このため、色変換閾値設定部108は、コンテンツを250、500、750番目のフレームの直前で区切り、4つのシーンに分割することができる。4つのシーンの最大輝度(以下、Scene-MaxFLLとも記載される)は1000cd/m、4000cd/m、2500cd/m、400cd/mである。
ステップS304において、色変換閾値設定部108は、色変換閾値2以降の色変換閾値を、MaxFLLを除く各シーンのScene-MaxFLLに設定する。ステップS304の処理により、色変換閾値2は400cd/m、色変換閾値3は2500cd/m、色変換閾値4は1000cd/mに設定される。なお、色変換閾値は、後の処理で降順に並び替えられるため、色変換閾値2以降の色変換閾値を、各Scene-MaxFLLに設定する際の順序は入れ替わってもよい。ステップS305へ処理が進められる。
ステップS305において、色変換閾値設定部108は、未設定の色変換閾値があるかを判定する。未設定の色変換閾値がない場合(S305:No)、ステップS309へ処理が進められる。未設定の色変換閾値がある場合(S305:Yes)、ステップS306へ処理が進められる。図8で説明する例では、6つの色変換閾値のうち色変換閾値5および色変換閾値6が未設定であるため、ステップS306へ処理が進められる。
ステップS306において、色変換閾値設定部108は、未設定の色変換閾値を、基準輝度のうち低いものから順に選択して設定する。基準輝度は実施形態1、2と同じ6つの輝度とする。色変換閾値1から色変換閾値4は、4000、400、2500、1000cd/mに設定されているため、未設定の色変換閾値は、これらの色変換閾値より低い200、100cd/mに設定される。ステップS306の処理により、色変換閾値5は100cd/m、色変換閾値6は200cd/mに設定される。ステップS307に処理が進められる。
ステップS307において、色変換閾値設定部108は、未設定の色変換閾値があるかを判定する。未設定の色変換閾値がない場合(S307:No)、ステップS309へ処理が進められる。未設定の色変換閾値がある場合(S307:Yes)、ステップS308へ処理が進められる。未設定の色変換閾値がある場合は、例えば、ステップS306において、色変換閾値1から色変換閾値4のいずれかが200cd/mに設定されているような場合が想定される。この場合、200cd/mよりも低い基準輝度は、100cd/mのみであり、色変換閾値5が100cd/mに設定される。そして、色変換閾値6が未設定の色変換閾値として存在するため、ステップS308へ処理が進められる。
ステップS308において、色変換閾値設定部108は、未設定の色変換閾値の1つをMaxFLL以下の輝度範囲のうち、最も広い輝度範囲を均等分割する輝度に設定する。なお、色変換閾値設定部108は、未設定の色変換閾値が複数ある場合には、最も広い輝度範囲を、未設定の色変換閾値の数で均等分割した輝度に、各色変換閾値を設定してもよい。再びステップS307へ処理が進められる。ステップS306までの処理で6つの色変換閾値すべてが設定されているため、ステップS309へ処理が進められる。
ステップS309において、色変換閾値設定部108は、色変換閾値1から色変換閾値6に設定された閾値(輝度)を降順に並び替える。図8に示す色変換閾値設定処理によって、色変換閾値1から色変換閾値6は4000、2500、1000、400、200、100cd/mに設定される。図8で説明した例における絶対輝度と変換色との対応関係は、図9に示される。
上述の実施形態3によれば、画像処理装置100は、まずコンテンツの輝度を解析し、解析によって得られた、複数の1フレーム中の最大輝度FLLから、シーンの区切りを推定する。画像処理装置100は、推定した区切りによって、コンテンツを複数のシーンに分割する。画像処理装置100は、フォルスカラー表示の色変換閾値を、解析によって得られた全てのFLLの最大値MaxFLL、および各シーンに含まれるフレームのFLLの最大値に応じて設定する。これにより、ユーザは、実際に確認しているコンテンツの輝度分布に応じた色変換で、輝度分布を確認することができる。
また、実施形態3では、複数の1フレーム中の最大輝度FLLをもとに、色変換閾値を設定したが、コンテンツ内の所定の1フレーム中の輝度分布から色変換閾値を設定してもよい。所定の1フレームは、例えば、コンテンツの最初のフレームとすることができる。また、所定の1フレームは、入力画像解析部301によって分割された各シーンの最初のフレームとしてもよい。この場合、色変換閾値設定部108は、シーンごとに色変換閾値
を設定する。
ここで、1フレーム中の輝度分布から色変換閾値を設定する例について説明する。色変換閾値の数は6つ、基準輝度に含まれる輝度の数は6つであるものとする。1フレーム中の最大輝度が6000cd/mであり、フレーム内の輝度分布が以下のようなフレームについて説明する。各輝度範囲の面積は、例えば、フレーム内の画素数に対する当該輝度範囲内の輝度を有する画素数の割合として算出することができる。
0~100cd/mの面積 0%
100~200cd/mの面積 5%
200~400cd/mの面積 20%
400~1000cd/mの面積 25%
1000~6000cd/mの面積 50%
色変換閾値設定部108は、色変換閾値1を1フレーム中の最大輝度である6000cd/mに設定する。また、色変換閾値設定部108は、色変換閾値2から色変換閾値5の4つの閾値を、基準輝度である1000cd/m、400cd/m、200cd/m、100cd/mに設定する。さらに、色変換閾値設定部108は、未設定の色変換閾値6を、最も面積比率が大きい1000~6000cd/mの輝度範囲を均等分割した3500cd/mに設定することができる。このように、色変換閾値設定部108は、コンテンツに含まれるフレームの輝度範囲ごとの面積に応じて、色変換閾値を設定することができる。すなわち、色変換閾値設定部108は、未設定の(値が設定されていない)色変換閾値を、コンテンツの最大輝度以下の輝度範囲のうち、輝度範囲の輝度を有する画素数が最も大きい輝度範囲を分割する輝度に設定する。
本発明は、フォルスカラー表示機能を有する液晶ディスプレイ等の各種ディスプレイに適用されるが、フォルスカラー表示機能を提供する画像処理ソフトウェア等にも適用可能である。
また、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。さらに、上述した各実施形態は本発明の一実施形態を示すものにすぎず、各実施形態を適宜組み合わせることも可能である。
<その他の実施形態>
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100 画像処理装置
103 色変換処理部
105 CPU
107 色変換パラメータ生成部
108 色変換閾値設定部

Claims (11)

  1. 複数のフレームを含む画像データを取得する画像取得手段と
    輝度範囲を複数の輝度範囲に分割するように所定数の複数の閾値を設定する設定手段と、
    前記複数の輝度範囲と前記複数の輝度範囲ごとに異なる変換色との対応関係に基づいて、前記画像データの色を前記変換色に変換することにより、フォルスカラー画像データを生成する変換手段と、を有し、
    前記設定手段は、
    前記複数のフレームの輝度の最大値である最大輝度を前記所定数の複数の閾値のうち一つの閾値として設定し、
    前記所定数の複数の閾値を設定するための基準として予め定められた複数の輝度から、前記最大輝度より低い輝度を、前記複数の閾値として設定し、
    前記所定数の複数の閾値のうち輝度が設定されていない閾値がある場合、前記最大輝度より低い輝度範囲である前記複数の輝度範囲のうち最も広い輝度範囲をさらに分割するように閾値を設定する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記最大輝度より高い輝度範囲は前記複数の輝度範囲のうち1つの範囲に対応する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記最大輝度より低い輝度範囲は前記複数の輝度範囲のうち2つ以上の範囲を含む
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記最大輝度は、MaxCLLである
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. 前記設定手段は、前記画像データのメタデータから取得した前記最大輝度を前記閾値として設定する
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  6. 前記画像データは、複数のシーンを含み、
    前記設定手段は、シーンに含まれている複数のフレームの輝度の最大値を前記閾値として設定する
    ことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の画像処理装置。
  7. 前記最大値は、Scene-MaxCLLである
    ことを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  8. 前記画像データは、HDR10フォーマットで生成された画像データである
    ことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の画像処理装置。
  9. 前記フォルスカラー画像データを、表示手段に表示させる制御手段をさらに有する
    ことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の画像処理装置。
  10. 複数のフレームを含む画像データを取得する画像取得ステップと
    輝度範囲を複数の輝度範囲に分割するように所定数の複数の閾値を設定する設定ステップと、
    前記複数の輝度範囲と前記複数の輝度範囲ごとに異なる変換色との対応関係に基づいて、前記画像データの色を前記変換色に変換することにより、フォルスカラー画像データを生成する変換ステップと、を有し、
    前記設定ステップでは、
    前記複数のフレームの輝度の最大値である最大輝度を前記所定数の複数の閾値のうち一つの閾値として設定し、
    前記所定数の複数の閾値を設定するための基準として予め定められた複数の輝度から、前記最大輝度より低い輝度を、前記複数の閾値として設定し、
    前記所定数の複数の閾値のうち輝度が設定されていない閾値がある場合、前記最大輝度より低い輝度範囲である前記複数の輝度範囲のうち最も広い輝度範囲をさらに分割するように閾値を設定する
    ことを特徴とする制御方法。
  11. コンピュータを請求項1~のいずれか1項に記載の画像処理装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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