JP7340913B2 - Test pretreatment container - Google Patents
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Description
本発明の実施形態は、検査前処理容器に関する。 Embodiments of the present invention relate to test pretreatment containers.
インフルエンザ等のウイルスの存在やウイルスの型を検査したり、特定の細菌の有無を検査したりするための検査キットが、病院等に広く普及している。このような検査キットでは、検査装置に試料をセットする前に、試料の調整を、検査前処理容器で行う必要がある。すなわち、検査前処理容器に、患者から採取した試料と、この試料の処理を行う試薬を含む処理液を混合した上で、この混合液を検査装置にセットする必要がある。 Test kits for testing the presence of viruses such as influenza, the type of the virus, and the presence of specific bacteria are widely used in hospitals and the like. In such a test kit, it is necessary to prepare the sample in a test pretreatment container before setting the sample in the test device. That is, it is necessary to mix a sample collected from a patient and a processing liquid containing a reagent for processing the sample in a test pretreatment container, and then set this mixed liquid in the testing device.
この検査前処理容器は、患者から採取した試料及びこの試料の処理液が収容される容器本体と、この容器本体に螺合により締結される蓋部とから構成されている。すなわち、採取した試料を、処理液が充填されている容器本体に懸濁し、試料と処理液の混合液を生成する。 This test pretreatment container is comprised of a container body in which a sample collected from a patient and a processing solution for the sample are stored, and a lid portion that is screwed onto the container body. That is, the collected sample is suspended in a container body filled with a processing liquid to generate a mixed solution of the sample and the processing liquid.
蓋部には、容器本体に収容された液体を滴下するためのノズルが形成されており、操作者は、このノズルから滴下された調整済みの混合液である液体を、検査装置にセットする。すなわち、操作者は、検査装置に設けられている滴下口の上で、ノズルを保持し、容器本体を指などで摘まんで内圧を高め、ノズルから混合液を滴下口に滴下する。試料や混合液の粘性が高い場合には、混合液をノズルから滴下する際に、粘性による抵抗が発生するため、操作者は、より大きな力で検査容器を摘まむ必要がある。このような場合には、容器本体の内圧が高まり、容器本体と蓋部との間の締結部分に大きな力がかかってしまう。もし、粘性による抵抗力や容器本体の内圧が締結部分の締結力を上回り、蓋部が脱落すると、ウイルス等の感染性の試料を含む混合液が飛散してしまう。 A nozzle for dropping the liquid contained in the container body is formed in the lid, and the operator sets the adjusted liquid mixture dropped from the nozzle into the inspection device. That is, the operator holds the nozzle above the drip opening provided in the inspection device, increases the internal pressure by pinching the container body with fingers or the like, and drips the liquid mixture from the nozzle into the drip opening. When the viscosity of the sample or liquid mixture is high, resistance due to viscosity occurs when the liquid mixture is dripped from the nozzle, so the operator needs to grip the test container with greater force. In such a case, the internal pressure of the container body increases, and a large force is applied to the fastening portion between the container body and the lid. If the resistance force due to viscosity or the internal pressure of the container body exceeds the fastening force of the fastening part and the lid falls off, the liquid mixture containing infectious samples such as viruses will scatter.
このような事情から、操作者は、蓋部を容器本体に螺合する際に、大きな力で蓋部を旋回させて容器本体に締め付けようとする。しかし、従来の検査前処理容器では、操作者は、具体的にどこまで蓋部を旋回させて螺合すれば良いのか、認識することが難しかった。このため、蓋部を旋回方向に旋回させる際に過剰な力をかけてしまい、螺合部分のネジ山やネジ溝を破壊してしまうこともあった。 Under these circumstances, when screwing the lid onto the container body, the operator tries to tighten the lid onto the container body by turning the lid with great force. However, with conventional test pretreatment containers, it is difficult for the operator to know exactly how far the lid should be turned and screwed together. For this reason, when turning the lid in the turning direction, excessive force is applied, which may destroy the threads and thread grooves of the threaded portion.
操作者による過剰な力で蓋部を容器本体に螺合されるのを抑制した検査前処理容器を提供する。 To provide a test pretreatment container in which a lid part is prevented from being screwed into a container body by excessive force by an operator.
本実施形態に係る検査前処理容器は、患者から採取した試料と、前記試料の処理液とが収容される容器本体と、前記容器本体に螺合により締結される蓋部と、前記螺合による旋回の際に前記容器本体に向かい合う位置の前記蓋部に形成された第1障害部と、前記容器本体に前記蓋部が螺合により締結される際に、前記螺合による旋回の終点となる前の位置で、前記蓋部に形成された前記第1障害部と接触して、前記螺合による前記蓋部の旋回の障害となる、第2障害部であって、前記第1障害部が前記第2障害部を乗り越えた状態が前記螺合による旋回の終点となる、第2障害部と、を備える。 The test pretreatment container according to the present embodiment includes a container body in which a sample collected from a patient and a treatment liquid for the sample are stored, a lid portion that is screwed to the container body, and a lid that is screwed to the container body, and A first obstacle formed on the lid at a position facing the container main body during turning, and when the lid is fastened to the container main body by screwing, the end point of the turning due to the screwing is formed. a second obstacle that comes into contact with the first obstacle formed on the lid in a previous position and becomes an obstacle to turning of the lid due to the screw engagement; A second obstacle part is provided, and a state where the second obstacle part is overcome is the end point of the turning due to the screw engagement.
以下、図面を参照しながら、実施形態に係る検査前処理容器を説明する。なお、以下の説明において、略同一の機能及び構成を有する構成要素については、同一符号を付し、重複説明は必要な場合にのみ行うこととする。 Hereinafter, a test pretreatment container according to an embodiment will be described with reference to the drawings. In the following description, components having substantially the same functions and configurations will be denoted by the same reference numerals, and repeated description will be given only when necessary.
なお、以下に説明する実施形態において、操作者が、螺合により蓋部を容器本体に締結する際の動作は、蓋部の旋回を主体として説明するが、これは説明の便宜上のものである。実際には、螺合により蓋部を容器本体に締結する際に、操作者が、容器本体を旋回する場合もあり、また、蓋部と容器本体の双方を旋回させる場合がある。 In addition, in the embodiment described below, the operation when the operator fastens the lid part to the container body by screwing is mainly explained by turning the lid part, but this is for convenience of explanation. . In reality, when fastening the lid to the container main body by screwing, the operator may sometimes turn the container main body, or may turn both the lid and the container main body.
〔第1実施形態〕
図1は、第1実施形態に係る検査前処理容器における蓋部10を上方から見た斜視図を示しており、図2は、第1実施形態に係る検査前処理容器における蓋部10を下方から見た斜視図を示している。図3は、図1及び図2に示した蓋部10の上下方向に沿った断面図であり、図1におけるIII-III線断面図である。図4は、第1実施形態に係る検査前処理容器における容器本体20を上方から見た斜視図を示している。本実施形態においては、蓋部10が容器本体20に螺合可能に構成されている。
[First embodiment]
FIG. 1 shows a perspective view of the
図1乃至図3に示すように、蓋部10は、外周構成部12と、この外周構成部12に設けられたノズル14とを備えて構成されている。本実施形態においては、これら外周構成部12とノズル14は、例えば低密度ポリエチレン等の弾性のある合成樹脂で形成されている。なお、本実施形態においては、ノズル14は外周構成部12に一体に構成されているが、これらは別体で形成された後に結合されたものであってもよい。また、操作者が、事後的に、外周構成部12にノズル14を取り付けるように構成してもよい。
As shown in FIGS. 1 to 3, the
外周構成部12は、概略的には、円筒状の形状をなしており、その側面内側にはネジ溝12aが形成されている。形成されるネジ溝は、1本でも複数本でも良い。また、外周構成部12の側面外側にはグリップ支柱12bが形成されている。形成されるグリップ支柱は、1本でも複数本でも良いが、本実施形態においては、6個のグリップ支柱12bが形成されている。
The outer
このグリップ支柱12bは、操作者が蓋部10を容器本体20に螺合する際に、操作者の指の引っかかりとなり、螺合操作時のスリップを防止し、グリップ性を高めるために設けられている。このため、グリップ支柱12bは、外周構成部12の側面から、その外周方向に凸形状となるように、側面の上方から下方に延びて形成されている。グリップ支柱12bの凸形状は、操作者の指のスリップを防止して、グリップ性が高まるような形状であれば任意の形状で良いが、本実施形態においては、2つの傾斜面12b1と、頂面12b2とを備える断面視において山形の形状で構成されている。
The
蓋部10の外周構成部12における底面12hを見ると、グリップ支柱12bが形成されている部分の肉厚が厚くなる。すなわち、外周構成部12におけるグリップ支柱12bが形成されていない部分の肉厚は均一で薄いが、グリップ支柱12bが形成されている部分の肉厚はこれより厚くなる。このため、本実施形態においては、蓋部10の底面12hの外周は、およそ六角形の形状をなしている。
Looking at the
本実施形態においては、この肉厚の部分12cに、第1障害部である突起部16が形成されている。この突起部16は、蓋部10の下方(螺合時における容器本体20の方向D1)に、外周構成部12の底面12hから突出するように形成された突起物である。図1及び図2の例では、この突起部16は、2個形成されている。すなわち、2個の突起部16が180度反対の位置に形成されている。無論、突起部16の数は任意であり、また、必ずしも、外周構成部12の底面おける肉厚の部分12cに形成されている必要はない。但し、肉厚の部分12cに突起部16を形成することにより、突起部16の加工が容易となったり、突起部16の大きさを大きくしたりすることができる。
In this embodiment, a
ノズル14は、概略的には、中心部分に空洞が形成された細長の円筒状の形状をなしている。ノズル14の円筒の外径及び内径は、蓋部10の外周構成部12の外径及び内径よりもそれぞれ小さく、且つ、ノズル14の円筒の長さは、蓋部10の外周構成部12の長さ(高さ)よりも長い。また、ノズル14は、外周構成部12の上面12dに、外周構成部12と同心状に設けられている。
The
ノズル14の円筒状の内径をなす空洞は、外周構成部12の円筒状の内径をなす空洞と連通しており、容器本体20からの液体が円滑に、円筒状の外周構成部12の空洞から、円筒状のノズル14の空洞に流れるように構成されている。
The cavity having a cylindrical inner diameter of the
特に図3から分かるように、外周構成部12の上側部分には、空洞12eが形成される。本実施形態においては、この空洞12eに、試料の処理を行う試薬などの処理液を含有するフィルタが配置される。図3においては、このフィルタは省略して示している。また外周構成部12の下側部分には、空洞12fが形成される。本実施形態においては、この空洞12fに、容器本体20の上端部分が螺合される。
In particular, as can be seen from FIG. 3, a
ノズル14の下側部分には、細長い直線状の空洞14aが形成されている。すなわち、空洞12eに配置されたフィルタを通過した、容器本体20からの液体は、連通路を形成する空洞14aを通り、ノズル14の先端から吐出される。このとき、検査前処理容器は、操作者により、これらの図とは上下が反転して使用され、ノズル14の先端が下方となり、検査装置の滴下口に液体を滴下する。
An elongated
このとき滴下される液体の量を適正にするために、本実施形態においては、ノズル14の空洞14bが、先端に向かうに従って、その径が次第に大きくなるような逆釣鐘形に形成されている。特に、本実施形態においては、空洞14bの形状を、逆釣鐘形の形状に近似させることにより、その滴下量を大きくなるようにしている。この逆釣鐘形の形状は、滴下する液体のしずくの形状に例えることも可能である。本実施形態においては、このような空洞14bの形状により、滴下量を、例えば、30μlから40μlとなるように設計している。
In order to make the amount of liquid dropped at this time appropriate, in this embodiment, the cavity 14b of the
図4に示すように、容器本体20には、蓋部10の空洞12fの内側に螺合する内周構成部22と、液体が収容される液体収容部24とを備えている。また、これら内周構成部22と、液体収容部24との間の外周側面には、フランジ部26が形成されている。本実施形態においては、これら内周構成部22と液体収容部24は、例えば低密度ポリエチレン等の弾性のある合成樹脂で形成されており、フランジ部26は、例えばプラスチック等のある程度の剛性のある材料で形成されている。
As shown in FIG. 4, the
内周構成部22は、蓋部10における空洞12fに螺合により挿入され、容器本体20と蓋部10とが締結される。このため、内周構成部22には、蓋部10の外周構成部12に形成されたネジ溝12aに螺合するネジ山22aが形成されている。本実施形態においては、ネジ溝12aとネジ山22aは、操作者が、容器本体20の外周構成部12に、蓋部10の外周構成部12を被せて、45度旋回させることにより、容器本体20に蓋部10が螺合されて締結されるように構成されている。なお、ネジ溝とネジ山の構造は、逆であっても良い。すなわち、12aがネジ山となり、22aがネジ溝となっても良い。
The inner
内周構成部22には、注入口22bが形成されている。すなわち、内周構成部22の円筒状の側壁22cにより、注入口22bが形成されている。この内周構成部22の側壁22cは、蓋部10が容器本体20に螺合されると、図3の外周構成部12における凹部12gに嵌め合わさる。このため、蓋部10における空洞12fの下部外周を構成する面12j、換言すれば、凹部12gの内周側壁を構成する面12jと、内周構成部22における側壁22cの内側の面22dとが、密着して、蓋部10の空洞12fが、容器本体20の注入口22bに密閉状態で繋がることとなる。
An
液体収容部24は、内周構成部22と同じ径かそれよりも僅かに細い有底筒状の構造をなしており、注入口22bから注入された試料や、この試料の処理液、試料と処理液の混合液が収容される。すなわち、操作者は、液体収容部24に試料と処理液を収容した後に、蓋部10を容器本体20に螺合し、弾性のある液体収容部24を指で摘まんで、試料を扱くことにより、懸濁させる。
The
フランジ部26は、内周構成部22と液体収容部24との間における容器本体20の側壁から、外周方向へ突出する鍔部により構成されている。本実施形態においては、フランジ部26の鍔は、例えば、平面視において六角形の形状をなしている。そして、フランジ部は、蓋部10を容器本体20に螺号して締結した際に、蓋部10における外周構成部12の底面12hと向かい合う。このとき、このフランジ部26の六角形の形状は、蓋部10の底面の六角形の形状と合致する。
The
フランジ部26における、蓋部10の外周構成部12の底面12hに対向する上面26aには、第2障害部である突起部28が形成されている。この突起部28は、上面26aにおいて、螺合時に蓋部10の方向に突出するように形成された突起物である。この突起部28は、容器本体20に蓋部10が螺合により締結される際に、螺合による蓋部10の旋回の終点となるべき位置の前で、蓋部10の底面12hに形成された突起部16と接触して、螺合による蓋部10の旋回の障害となる。そして、操作者によるさらなる螺合による旋回で、突起部16が突起部28を乗り越えた状態が、螺合による蓋部10の旋回の終点となる。換言すれば、突起部16と突起部28は、蓋部10の螺合による旋回の終点となる位置の直前で互いに接触し障害となる位置関係で配置されている。このため、操作者は、突起部16が突起部28を乗り越える際に指に感じる抵抗や、突起部16が突起部28を乗り越えることにより生じる音、蓋部10と容器本体20を側方から見ることにより僅かに見える突起部16と突起部28との位置関係とにより、螺合による旋回の終点に蓋部10が到達したことを知ることができる。
A
図5(a)乃至図5(c)は、この蓋部10と容器本体20との螺合の様子を詳しく説明する図である。まず、図5(a)は、螺合による蓋部10の旋回を開始した初期の状態を示している。すなわち、操作者が、蓋部10の外周構成部12を、容器本体20の内周構成部22に嵌め合わせて、蓋部10の旋回方向Rに旋回を始めようとしている状態を示している。
5(a) to 5(c) are diagrams illustrating in detail how the
図5(b)は、操作者が、図5(a)から旋回方向Rに蓋部10の旋回を進めたことにより、蓋部10の突起部16と、容器本体20の突起部28とが接触して、蓋部10を旋回させることに対する障害となっている状態を示している。つまり、蓋部10の旋回が螺合による旋回の終点直前に至っている状態を示している。
FIG. 5(b) shows that the
図5(c)は、蓋部10の突起部16が、障害となっていた容器本体20の突起部28を乗り越えて、蓋部10の旋回が螺合の終点に到達した状態を示している。このとこから分かるように、蓋部10の突起部16と容器本体20の突起部28とが衝突する位置は、螺合による蓋部10の旋回の終点より前の位置であるが、蓋部10の突起部16が容器本体20の突起部28を乗り越えた時点で、それが螺合による蓋部10の旋回の終点となる位置である。この目的の範囲内であれば、蓋部10の突起部16と容器本体20の突起部28との相対的位置関係は任意であり、また、突起部16や突起部28の大きさや形状等により、任意に調整することが可能である。
FIG. 5(c) shows a state in which the
図6(a)乃至図6(c)は、蓋部10の突起部16と、容器本体20の突起部28との相対的な位置関係を、模式化して説明する図であり、蓋部10と容器本体20を上方から見た平面図を表している。図7は、突起部28部分を拡大して示す平面図である。
6(a) to 6(c) are diagrams schematically explaining the relative positional relationship between the
まず、図6(a)は、蓋部10の外周構成部12における底面12hと、この底面12hに設けられた2つの突起部16の位置を説明している。この図6(a)に示すように、本実施形態においては、中心角が180度離れて、互いに対向する位置に、突起部16がそれぞれ設けられている。
First, FIG. 6(a) illustrates the
図6(b)は、容器本体20における六角形のフランジ部26と、このフランジ部26の上面26aに形成された突起部28の位置を説明している。この図6(b)に示すように、突起部28は、フランジ部26の蓋部10と向かい合う上面26aに、1つ設けられている。この突起部28は、蓋部10が螺合により旋回する旋回方向Rと直交する方向L1に細長に延びる突起物により構成されている。換言すれば、突起部28は、円形状の容器本体20の側壁22cの中心から外周方向に延びるように、線状の突起物として形成されている。
FIG. 6(b) illustrates the positions of the
さらに、特に図7からも分かるように、突起部28は、蓋部10が螺合により旋回する旋回方向Rと直交する断面に対して面対称な形状で構成されている。すなわち、突起部28は、突起部28の最も高い部分を繋げた稜線28aが、旋回方向Rと直交する方向L1に延びている。この稜線28aの両側に、平滑な傾斜面28bと傾斜面28cとが形成されている。方向L1に沿って断面をとると、傾斜面28bと傾斜面28cは、面対称になっている。蓋部10を旋回方向Rに旋回させて螺合すると、やがて、蓋部10の突起部16が突起部28の傾斜面28bと接触する。ここで、操作者が力を入れて蓋部10をさらに旋回方向Rに旋回させると、蓋部10の突起部16は、突起部28の傾斜面28bを滑って登り、稜線28aをも乗り越えて、傾斜面28cを滑って降りる。そして、蓋部10の突起部16が傾斜面28cを滑り降り終えた位置が、蓋部10の螺合の終点である。図6(c)は、このときの蓋部10の突起部16の位置と、容器本体20の突起部28の位置とを示している。本実施形態においては、蓋部10には突起部16が2つあるが、どちらの突起部16が容器本体20の突起部28と接触して、これを乗り越えても、その乗り越えた位置が蓋部10の螺合の終点となるように、ネジ溝12aとネジ山22aが形成されている。
Furthermore, as can be seen particularly from FIG. 7, the
このように、旋回方向Rと直交する方向L1に沿った断面に対して、傾斜面28bと傾斜面28cとが面対称となるように構成することにより、一旦、容器本体20に螺合した蓋部10を取り外そうとする場合に、締結時と同程度の力で、締結時の旋回方向Rとは逆方向に、蓋部10を旋回させることにより、蓋部10を取り外して開栓することができる。このため、調整した試料と処理液との混合液を、さらに別の試験に使用することも容易になる。
In this way, by configuring the
このため、本実施形態においては、蓋部10の突起部16は、蓋部10の旋回方向に直交する断面に対して面対称に形成されている。これにより、蓋部10を螺合して容器本体20に締結させる際の力と、蓋部10を逆方向に旋回させて容器本体20から取り外す際の力を、同等にすることができる。
Therefore, in this embodiment, the
以上のように、本実施形態に係る蓋部10と容器本体20とを備える検査前処理容器は、蓋部10を容器本体20に螺合により締結する際に、蓋部10の突起部16が容器本体20の突起部28と接触し、蓋部10の突起部16が容器本体20の突起部28を乗り越えた地点が螺合による旋回の終点となるようにしたので、操作者が旋回の終点を容易に把握することができ、旋回し過ぎてネジ溝12aやネジ山22aを破壊してしまうのを抑制することができる。すなわち、蓋部10の突起部16と容器本体20の突起部28とが接触し、突起部16が突起部28を乗り越えることにより、聴覚や触覚、視覚などで、螺合による旋回の終点に到達したことを把握することができる。これにより、蓋部10を容器本体20に螺合する際に、過剰に蓋部10を旋回させるのを抑制するだけでなく、蓋部10の旋回が足りずに、蓋部10が容器本体20から脱落してしまうのを抑制することもできる。
As described above, in the test pretreatment container including the
〔第2実施形態〕
第2実施形態に係る検査前処理容器は、上述した第1実施形態における検査前処理容器の蓋部10に形成された第1障害部を、突起部16ではなく、バネ構造部により構成するようにしたものである。以下、上述した第1実施形態と異なる部分を説明する。
[Second embodiment]
In the test pretreatment container according to the second embodiment, the first obstacle formed on the
図8は、第2実施形態に係る検査前処理容器の蓋部10を上方から見た斜視図を示している。この図8に示すように、第2実施形態に係る検査前処理容器の蓋部10には、突起部16の代わりに、バネ構造体30が、第1障害部として設けられている。本実施形態においては、このバネ構造体30は、螺合時において、容器本体20のフランジ部26の方向D1に向けて反発力を有するバネ32を備えている。
FIG. 8 shows a perspective view of the
このバネ32の先端部分には、フランジ部26の突起部28と接触する接触部34が設けられている。すなわち、蓋部10を螺合により容器本体20に締結する際に、螺合による旋回の終点となる前の位置で、バネ構造体30の接触部34が、容器本体20におけるフランジ部26の突起部28と接触して、蓋部10の旋回方向Rへの旋回の障害となる。このとき、バネ構造体30のバネ32は、フランジ部26の方向D1に反発力を保持しているので、接触部34は、フランジ部26の上面26aに押しつけられている。この状態で、操作者が、旋回方向Rにさらに力を入れて蓋部10を旋回させると、バネ32の反発力に押し勝って、接触部34が、図7に示した、突起部28の傾斜面28bを滑って登り、稜線28aを越えて、傾斜面28cを滑り降りる。接触部34が傾斜面28cを滑り降り終えた位置が、蓋部10の螺合による旋回の終点である。
A
以上のように、本実施形態に係る蓋部10と容器本体20とを備える検査前処理容器によっても、蓋部10を容器本体20に螺合により締結する際に、蓋部10の第1障害部であるバネ構造体30が容器本体20の突起部28と接触し、蓋部10のバネ構造体30が容器本体20の突起部28を乗り越えた地点が螺合による旋回の終点となるようにしたので、操作者が旋回の終点を容易に把握することができ、旋回し過ぎてネジ溝12aやネジ山22aを破壊してしまうのを抑制することができる。すなわち、蓋部10のバネ構造体30における接触部34と容器本体20の突起部28とが接触し、接触部34が突起部28を乗り越えることにより、聴覚や触覚、視覚などで、螺合による旋回の終点に到達したことを把握することができる。これにより、蓋部10を容器本体20に螺合する際に、過剰に蓋部10を旋回させるのを抑制するだけでなく、蓋部10の旋回が足りずに、蓋部10が容器本体20から脱落してしまうのを抑制することもできる。
As described above, even with the test pretreatment container including the
また、本実施形態に係る第1障害部であるバネ構造体30によれば、接触部34をフランジ部26の上面26aに押しつける力を、バネ32の反発力を調整することで容易に変更することができる。このため、操作者が蓋部10を旋回方向Rに旋回させて、バネ構造体30が容器本体20の突起部28を乗り越えて、旋回の終点に至る際の力を、容易に調整することができる。
Further, according to the
〔第3実施形態〕
第3実施形態に係る検査前処理容器は、上述した第1実施形態を変形して、容器本体20のフランジ部26に形成された第2障害部を、突起部28ではなく、凹部により構成するようにしたものである。以下、上述した第1実施形態と異なる部分を説明する。
[Third embodiment]
The test pretreatment container according to the third embodiment is a modification of the first embodiment described above, in which the second obstruction portion formed on the
図9は、第3実施形態に係る検査前処理容器の容器本体20を上方から見た斜視図を示しており、上述した第1実施形態における図4に対応している。この図9に示すように、第3実施形態に係る検査前処理容器の容器本体20におけるフランジ部26には、突起部28の代わりに、凹部40が、第2障害部として設けられている。すなわち、蓋部10に形成された突起部16が、この凹部40に落ち込むことにより、螺合時の蓋部10の旋回の障害となり、上述した第1実施形態の突起部28と同様の作用を奏する。
FIG. 9 shows a perspective view of the
図10は、この凹部40の部分的な拡大斜視図である。この図10に示すように、凹部40は、フランジ部26の上面26aに開口42aを形成しており、深さ42bの位置で底部42cが形成されている。すなわち、凹部40は、有底の窪みとして、フランジ部26に設けられている。なお、凹部40は必ずしも有底である必要はなく、フランジ部26を貫通するように形成しても良い。
FIG. 10 is a partially enlarged perspective view of this
開口42aの大きさや深さ42bは、蓋部10の突起部16の大きさや形状により、相対的に定まる。本実施形態においては、蓋部10を容器本体20に螺合する際に、蓋部10の突起部16が、一旦、凹部40に落ちるが、また、せり上がることができる程度の開口42aの大きさと深さ42bとなっている。
The size and
すなわち、すなわち、蓋部10を螺合により容器本体20に締結する際に、螺合による旋回の終点となる前の位置で、蓋部10の突起部16が、フランジ部26の凹部40に落ち込み、蓋部10の旋回方向Rへの旋回の障害となる。この状態で、操作者が、旋回方向Rにさらに力を入れて蓋部10を旋回させると、蓋部10の突起部16が、フランジ部26の凹部40をせり上がる。蓋部10における突起部16が、凹部40をせり上がり終えた位置が、蓋部10の螺合による旋回の終点である。
That is, when the
以上のように、本実施形態に係る蓋部10と容器本体20とを備える検査前処理容器によっても、蓋部10を容器本体20に螺合により締結する際に、蓋部10の第1障害部である突起部16が容器本体20の凹部40と接触し、蓋部10の突起部16が容器本体20の凹部40を乗り越えた地点が螺合による旋回の終点となるようにしたので、操作者が旋回の終点を容易に把握することができ、旋回し過ぎてネジ溝12aとネジ山22aを破壊してしまうのを抑制することができる。すなわち、蓋部10の突起部16と容器本体20の凹部40とが接触し、突起部16が凹部40を乗り越えることにより、聴覚や触覚、視覚などで、螺合による旋回の終点に到達したことを把握することができる。これにより、蓋部10を容器本体20に螺合する際に、過剰に蓋部10を旋回させるのを抑制するだけでなく、蓋部10の旋回が足りずに、蓋部10が容器本体20から脱落してしまうのを抑制することもできる。
As described above, even with the test pretreatment container including the
なお、本実施形態に係る容器本体20は、上述した第1実施形態の蓋部10だけでなく、第2実施形態の蓋部10に対しても適用できる。この場合、上述した蓋部10に設けられている第1障害部が、バネ構造体30となり、バネ構造体30の接触部34が凹部40に落ち込んで、螺合時における蓋部10の旋回方向Rへの旋回の障害となる。そして、バネ構造体30の接触部34が凹部40を乗り越えた地点が、螺合による蓋部10の旋回の終点となる。
Note that the
〔第4実施形態〕
第4実施形態に係る検査前処理容器は、上述した第1実施形態における検査前処理容器の蓋部10に形成された第1障害部を、フランジ部26方向に突出する突起部16ではなく、蓋部10の内側側面から半径方向内側に突出する突起部により構成し、容器本体20に形成された第2障害部を、蓋部10の底面12h方向に突出する突起部28ではなく、容器本体20の外側側面に形成された、容器本体20の外周方向に向けて反発力を有するバネを備えるバネ構造体により構成するようにしたものである。以下、上述した第1実施形態と異なる部分を説明する。
[Fourth embodiment]
In the test pretreatment container according to the fourth embodiment, the first obstacle formed on the
図11は、第4実施形態に係る検査前処理容器の蓋部10と容器本体20の螺合部分の斜視図を示しており、図12は、蓋部10と容器本体20とが螺合された状態を模式的に示す図である。つまり、図12は、蓋部10と容器本体20を上から見た模式的な平面図であり、蓋部10を容器本体20に螺合する際に、蓋部10の旋回が終点まで到達した状態を示している。
FIG. 11 shows a perspective view of the screwed part between the
これら図11及び図12に示すように、第4実施形態に係る検査前処理容器の蓋部10には、突起部16の代わりに、突起部50が第1障害部として設けられており、容器本体20には、突起部28の代わりに、バネ構造体60が第2障害部として設けられている。本実施形態においては、突起部50は、蓋部10における外周構成部12の内壁から、外周構成部12の中心方向D2に向けて突出する突起物で構成されている。また、本実施形態においては、突起部50の底面50aは、外周構成部12の底面12hと平滑な平面を構成するように配置されている。つまり、突起部50の底面50aと外周構成部12の底面12hとの間には段差がなくフラットな状態になっている。
As shown in FIGS. 11 and 12, the
バネ構造体60は、螺合時において、容器本体20の外周方向D3に向けて反発力を有するバネ62を備えている。バネ62の先端部分には接触部64が設けられている。この接触部64が、螺合時に蓋部10の突起部50と側方から接触する。すなわち、蓋部10を螺合により容器本体20に締結する際に、螺合による旋回の終点となる前の位置で、蓋部10の突起部50が、バネ構造体60の接触部64と接触して、蓋部10の旋回方向Rへの旋回の障害となる。このとき、バネ構造体60のバネ62は、容器本体20の外周方向D3に向けて反発力を保持しているので、接触部64は、蓋部10における外周構成部12の内周面12iに押しつけられている。この状態で、操作者が、旋回方向Rにさらに力を入れて蓋部10を旋回させると、バネ62の反発力に押し勝って、突起部50が、図12に示すように、接触部64を乗り越える。蓋部10の突起部50が接触部64を乗り越えた位置が、蓋部10の螺合による旋回の終点である。つまり、図12は、蓋部10を容器本体20に螺合して、蓋部10が旋回の終点に到達した状態を表している。
The
以上のように、本実施形態に係る蓋部10と容器本体20とを備える検査前処理容器によっても、蓋部10を容器本体20に螺合により締結する際に、蓋部10の第1障害部である突起部50が容器本体20のバネ構造体60と側方から接触し、蓋部10の突起部50が容器本体20のバネ構造体60の接触部64を乗り越えた地点が螺合による旋回の終点となるようにしたので、操作者が旋回の終点を容易に把握することができ、旋回し過ぎてネジ溝12aやネジ山22aを破壊してしまうのを抑制することができる。すなわち、蓋部10の突起部50と容器本体20のバネ構造体60の接触部64とが側方から接触し、蓋部10の突起部50がバネ構造体60の接触部64を乗り越えることにより、聴覚や触覚、視覚などで、螺合による旋回の終点に到達したことを把握することができる。これにより、蓋部10を容器本体20に螺合する際に、過剰に蓋部10を旋回させるのを抑制するだけでなく、蓋部10の旋回が足りずに、蓋部10が容器本体20から脱落してしまうのを抑制することもできる。
As described above, even with the test pretreatment container including the
また、本実施形態に係る第2障害部であるバネ構造体60によれば、接触部64が蓋部10における外周構成部12の内周面12iに押しつけられる力を、バネ62の反発力を調整することで容易に変更することができる。このため、操作者が蓋部10を旋回方向Rに旋回させて、蓋部10の突起部50が容器本体20のバネ構造体60を乗り越えて、旋回の終点に至る際の力を、容易に調整することができる。
Further, according to the
〔第5実施形態〕
第5実施形態に係る検査前処理容器は、上述した第4実施形態における検査前処理容器の蓋部10に形成された第2障害部を、バネ62を備えるバネ構造体60ではなく、容器本体20の外側側面に形成された、容器本体20の内側方向に陥没可能であり、且つ、容器本体20の外側方向に復元可能である中折れ式バネを備えるバネ構造体で構成するようにしたものである。以下、上述した第4実施形態と異なる部分を説明する。
[Fifth embodiment]
In the test pretreatment container according to the fifth embodiment, the second obstacle formed on the
図13は、第5実施形態に係る検査前処理容器の蓋部10と容器本体20の螺合部分の斜視図を示しており、上述した第4実施形態の図11に対応している。図14は、蓋部10と容器本体20とが螺合された状態を模式的に示す図であり、上述した第4実施形態の図12に対応している。
FIG. 13 shows a perspective view of the screwed together portion of the
これら図13及び図14に示すように、第5実施形態に係る検査前処理容器における容器本体20のバネ構造体60の代わりに、本実施形態においては、バネ構造体70が第2障害部として設けられている。バネ構造体70は、中折れ式バネ72と、この中折れ式バネ72に設けられた接触部74とを備えて構成されている。中折れ式バネ72は、容器本体20の内周構成部22の側面に設けられており、容器本体20の中心方向D2に力を受けた場合は、容器本体20の内側方向に陥没するが、この力が無くなった場合は、外周方向D3に自力で復元する復元力を有している。この中折れ式バネ72は、例えば、適度な剛性を有するゴムなどにより構成することができる。
As shown in FIGS. 13 and 14, in this embodiment, instead of the
接触部74は、中折れ式バネ72の中央部分に設けられている。この接触部74は、蓋部10が容器本体20に螺合される際に、蓋部10の突起部50と側方から接触する。すなわち、蓋部10を螺合により容器本体20に締結する際に、螺合による旋回の終点となる前の位置で、蓋部10の突起部50が、バネ構造体70における中折れ式バネ72の接触部74と側方から接触して、蓋部10の旋回方向Rへの旋回の障害となる。この状態で、操作者が、旋回方向Rにさらに力を入れて蓋部10を旋回させると、中折れ式バネ72が中心方向D2に陥没し、突起部50が、図14に示すように、接触部74を乗り越える。蓋部10の突起部50が接触部74を乗り越えた位置が、蓋部10の螺合による旋回の終点であり、中折れ式バネ72は外周方向D3に向けて自力で復元している。つまり、図14は、蓋部10を容器本体20に螺合して、蓋部10が旋回の終点に到達した状態を表している。
The
また、本実施形態においては、蓋部10の外周構成部12の内周面12iに突起部50を2個設け、容器本体20の内周構成部22における外周面にバネ構造体70を2個設けている。このため、突起部50とバネ構造体70とがそれぞれ1つずつ設けられている場合と比べて、突起部50がバネ構造体70を乗り越える際の抵抗を大きくすることができ、操作者に、螺合による蓋部10の旋回の終点を、より認識させやすくすることができる。但し、突起部50やバネ構造体70の数は、任意であり、種々に変更可能である。
Further, in this embodiment, two
以上のように、本実施形態に係る蓋部10と容器本体20とを備える検査前処理容器によっても、蓋部10を容器本体20に螺合により締結する際に、蓋部10の第1障害部である突起部50が容器本体20のバネ構造体70と側方から接触し、蓋部10の突起部50が容器本体20のバネ構造体70の接触部74を乗り越えた地点が螺合による旋回の終点となるようにしたので、操作者が旋回の終点を容易に把握することができ、旋回し過ぎてネジ溝12aやネジ山22aを破壊してしまうのを抑制することができる。すなわち、蓋部10の突起部50と容器本体20のバネ構造体70の接触部74とが側方から接触し、蓋部10の突起部50がバネ構造体70の接触部74を乗り越えることにより、聴覚や触覚、視覚で、螺合による旋回の終点に到達したことを把握することができる。これにより、蓋部10を容器本体20に螺合する際に、過剰に蓋部10を旋回させるのを抑制するだけでなく、蓋部10の旋回が足りずに、蓋部10が容器本体20から脱落してしまうのを抑制することもできる。
As described above, even with the test pretreatment container including the
また、本実施形態に係る第2障害部であるバネ構造体70によれば、バネ構造体70の接触部74が、蓋部10の突起部50に対向する力を、中折れ式バネ72の形状保持力を調整することで容易に変更することができる。このため、操作者が蓋部10を旋回方向Rに旋回させて、蓋部10の突起部50が容器本体20のバネ構造体70を乗り越えて、旋回の終点に至る際の力を、容易に調整することができる。
Further, according to the
〔第6実施形態〕
上述した各実施形態における蓋部10はノズル14が形成されていたが、第6実施形態においては、このノズル14を省く変形を蓋部に加えたものである。以下、上述した第1実施形態と異なる部分を説明するが、本実施形態は他の実施形態と組み合わせて実現することも可能である。
[Sixth embodiment]
Although the
図15は、第6実施形態に係る検査前処理容器における蓋部80と容器本体20との螺合部分の斜視図を示している。この図15に示すように、本実施形態においては、第1実施形態の容器本体20に、容器本体20の注入口22bを封止する蓋部80を螺合により締結する。このため、本実施形態に係る蓋部80には、ノズル14は設けられておらず、全体として注入口22bに対するキャップ状の形状をなしている。
FIG. 15 shows a perspective view of the screwed portion between the
蓋部80の側壁は外周構成部80aを構成しており、容器本体20の内周構成部22を覆うように同心円状の筒状をなしている。外周構成部80aの内側側面には、内周構成部22のネジ山22aとかみ合うネジ溝80bが形成されている。このため、蓋部80を蓋部10と同様に、容器本体20の内周構成部22に螺合することができるように構成されている。これらネジ山22aとネジ溝80bの数は任意である。
The side wall of the
蓋部80における、容器本体20に螺合する方向と反対の面には、円盤状の天井部80cが設けられている。この天井部80cと外周構成部80aとにより、キャップ状の蓋部80が設けられており、このため、蓋部80が容器本体20に螺合されると、蓋部80が全体として、注入口22bを覆うキャップを形成する。
A disk-shaped
蓋部80における、容器本体20に螺合する方向の外周構成部80aの底面80dには、第1障害部として、突起部82が形成されている。この突起部82は、螺合する際に容器本体20のフランジ部26の方向D1に突出する突起物である。本実施形態においては、突起部82は、蓋部80の外周構成部80aと一体に形成されている。また、本実施形態においては、この突起部82を含めて、蓋部80は、低密度ポリエチレンなどの合成樹脂により形成されている。
A
上述した第1実施形態と同様に、この突起部82は、容器本体20に蓋部80が螺合により締結される際に、螺合による蓋部80の旋回の終点となるべき位置の前で、フランジ部26の突起部28と接触して、螺合による蓋部80の旋回の障害となる。そして、操作者が、さらに蓋部80を旋回すると、突起部82が突起部28を乗り越え、この乗り越えた状態が、螺合による蓋部80の旋回の終点となる。換言すれば、突起部82と突起部28は、蓋部80の螺合による旋回の終点となる位置の直前で互いに接触し障害となる位置関係で形成されている。このため、操作者は、突起部82が突起部28を乗り越える際に指に感じる抵抗や、突起部82が突起部28を乗り越えることにより生じる音、蓋部80と容器本体20を側方から見ることにより僅かに見える突起部82と突起部28との位置関係とにより、螺合による旋回の終点に蓋部80が到達したことを知ることができる。
Similar to the first embodiment described above, when the
また、この蓋部80は、螺合により容器本体20に締結した後に、これを逆方向に旋回させて再び、容器本体20を開封することができるように構成されている。このため、蓋部80の突起部82は、蓋部80の旋回方向に直交する断面に対して面対称に形成されている。これにより、蓋部80を旋回させて注入口22bを封止する際の力と、蓋部80を逆方向に旋回させて注入口22bを開封する際の力を、同等にすることができる。つまり、どちらの方向からも、蓋部80の突起部82に、容器本体20の突起部28を乗り越えさせるために必要な操作者の力を、揃えることができる。
Further, the
以上のように、本実施形態に係る蓋部80と容器本体20とを備える検査前処理容器によっても、蓋部80を容器本体20に螺合により締結する際に、蓋部80の突起部82が容器本体20の突起部28と接触し、蓋部80の突起部82が容器本体20の突起部28を乗り越えた地点が螺合による旋回の終点となるようにしたので、操作者が旋回の終点を容易に把握することができ、旋回し過ぎてネジ溝80bとネジ山22aを破壊してしまうのを抑制することができる。すなわち、蓋部80の突起部82と容器本体20の突起部28とが接触し、突起部82が突起部28を乗り越えることにより、聴覚や触覚、視覚などで、螺合による旋回の終点に到達したことを把握することができる。これにより、蓋部80を容器本体20に螺合する際に、過剰に蓋部80を旋回させるのを抑制するだけでなく、蓋部80の旋回が足りずに、蓋部80が容器本体20から脱落してしまうのを抑制することもできる。
As described above, even with the test pretreatment container including the
〔第7実施形態〕
上述した各実施形態においては、蓋部10や蓋部80に設けられた第1障害部は、1個又は2個であり、容器本体20に設けられた第2障害部も、1個又は2個であったが、これら第1障害部や第2障害部の数は任意である。このため、第7実施形態では、蓋部10に第1障害部である突起部16を3個設け、容器本体20に第2障害部である突起部28を3個設けた形態を一例として説明する。
[Seventh embodiment]
In each of the embodiments described above, the number of the first obstruction parts provided on the
図16(a)乃至図16(c)は、蓋部10の突起部16と、容器本体20の突起部28との相対的な位置関係を模式化して説明する図であり、上述した第1実施形態の図6に対応する図である。これら図16(a)乃至図16(c)から分かるように、本実施形態においては、蓋部10に3個の突起部16が第1障害部として設けられており、容器本体20にも3個の突起部28が第2障害部として設けられている。
16(a) to 16(c) are diagrams schematically illustrating the relative positional relationship between the protruding
図16(a)は、蓋部10の外周構成部12における底面12hと、この底面12hに設けられた3つの突起部16の位置を説明している。この図16(a)に示すように、本実施形態においては、隣接する3つの突起部16の中心角がそれぞれ120度となるように、突起部16が設けられている。
FIG. 16(a) illustrates the
図16(b)は、容器本体20における六角形のフランジ部26と、このフランジ部26の上面26aに形成された突起部28の位置を説明している。この図16(b)に示すように、突起部28は、フランジ部26の蓋部10と向かい合う上面26aに、3個設けられている。すなわち、隣接する3つの突起部28の中心角がそれぞれ120度となるように、突起部28が設けられている。突起部16及び突起部28を構成する突起物の形状は、上述した第1実施形態と同様である。
FIG. 16(b) illustrates the position of the
フランジ部26の突起部28は、蓋部10を容器本体20に螺合により締結する際に、蓋部10の突起部16が突起部28を乗り越えた位置が、蓋部10の螺合による旋回の終点となるように配置されている。すなわち、3つの突起部28を、蓋部10の3つの突起部16がそれぞれ乗り越えた位置が、螺合による蓋部10の旋回方向Rへの旋回の終点である。このため、突起部28は、六角形のフランジ部26における角部から僅かにずれた位置に配置されている。
The
図16(c)は、蓋部10を螺合により容器本体20に締結した状態の突起部16と突起部28の相対的位置関係を示している。この図16(c)からも分かるように、蓋部10の旋回方向Rにおいて、蓋部10の3つの突起部16が、それぞれ、容器本体20の3つの突起部28をそれぞれ乗り越えて、旋回の終点に到達している。このとき、容器本体20の六角形のフランジ部26の形状と、蓋部10の底面12hの外周の六角形の形状とは、およそ合致する。
FIG. 16(c) shows the relative positional relationship between the
本実施形態においては、第1障害部である突起部16が3個であり、第2障害部である突起部28が3個である場合を例示したが、これら第1障害部と第2障害部の数は任意である。また、第1障害部と第2障害部との数は、必ずしも同数である必要はない。本実施形態においては、容器本体20のフランジ部26が六角形であることから、第2障害部の数を、6個とすることも考えられる。この場合、六角形のフランジ部26のそれぞれの角部から僅かにずれた位置に、第2障害部が配置されることとなる。
In this embodiment, the case is illustrated in which there are three
なお、本実施形態は第1実施形態の変形例として第1障害部と第2障害部の数が任意であることを説明したが、他の実施形態である第2実施形態乃至第6実施形態についても、第1障害部と第2障害部の数が任意であることは当然である。また、第2実施形態乃至第6実施形態においても、第1障害部と第2障害部の数が必ずしも同数である必要がないことも同様である。さらに、いずれの実施形態においても、第2障害部が突起物である突起部で構成されていても良いし、窪んだ凹部で構成されていても良い。 Note that this embodiment has been described as a modification of the first embodiment in which the number of the first obstacle part and the second obstacle part is arbitrary, but the second embodiment to the sixth embodiment which are other embodiments It goes without saying that the number of first and second obstacle sections is also arbitrary. Further, in the second embodiment to the sixth embodiment, the number of first obstacle sections and the number of second obstacle sections does not necessarily have to be the same. Furthermore, in any of the embodiments, the second obstacle portion may be formed of a protrusion, or may be formed of a recessed portion.
以上、いくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例としてのみ提示したものであり、発明の範囲を限定することを意図したものではない。本明細書で説明した新規な装置および方法は、その他の様々な形態で実施することができる。また、本明細書で説明した装置および方法の形態に対し、発明の要旨を逸脱しない範囲内で、種々の省略、置換、変更を行うことができる。添付の特許請求の範囲およびこれに均等な範囲は、発明の範囲や要旨に含まれるこのような形態や変形例を含むように意図されている。 Although several embodiments have been described above, these embodiments are presented only as examples and are not intended to limit the scope of the invention. The novel apparatus and methods described herein can be implemented in a variety of other forms. Furthermore, various omissions, substitutions, and changes can be made to the apparatus and method described in this specification without departing from the spirit of the invention. The appended claims and their equivalents are intended to cover such forms and modifications as fall within the scope and spirit of the invention.
10:蓋部、12:外周構成部、12a:ネジ溝、12b:グリップ支柱、12b1:傾斜面、12b2:頂面、12c:部分、12d:上面、12e:空洞、12f:空洞、12g:凹部、12h:底面、12i:内周面、14:ノズル、14a:空洞、14b:空洞、16:突起部、20:容器本体、22:内周構成部、22a:ネジ山、22b:注入口、22c:側壁、24:液体収容部、26:フランジ部、26a:上面、28:突起部、28a:稜線、28b:傾斜面、28c:傾斜面、30:バネ構造体、32:バネ、34:接触部、40:凹部、42a:開口、42b:深さ、42c:底部、50:突起部、50a:底面、60:バネ構造体、62:バネ、64:接触部、70:バネ構造体、72:中折れ式バネ、74:接触部、80:蓋部、80a:外周構成部、80b:ネジ溝、80c:天井部、80d:底面、82:突起部、D1:方向、D2:中心方向、D3:外周方向、L1:方向、R:旋回方向 10: Lid, 12: Outer periphery component, 12a: Thread groove, 12b: Grip strut, 12b1: Inclined surface, 12b2: Top surface, 12c: Part, 12d: Top surface, 12e: Cavity, 12f: Cavity, 12g: Recessed portion , 12h: bottom surface, 12i: inner peripheral surface, 14: nozzle, 14a: cavity, 14b: cavity, 16: protrusion, 20: container body, 22: inner peripheral component, 22a: thread, 22b: injection port, 22c: side wall, 24: liquid storage section, 26: flange section, 26a: upper surface, 28: protrusion, 28a: ridgeline, 28b: inclined surface, 28c: inclined surface, 30: spring structure, 32: spring, 34: contact portion, 40: recess, 42a: opening, 42b: depth, 42c: bottom, 50: protrusion, 50a: bottom surface, 60: spring structure, 62: spring, 64: contact portion, 70: spring structure, 72: Center folding spring, 74: Contact portion, 80: Lid portion, 80a: Outer peripheral component, 80b: Thread groove, 80c: Ceiling portion, 80d: Bottom surface, 82: Protrusion portion, D1: Direction, D2: Center direction , D3: outer circumferential direction, L1: direction, R: turning direction
Claims (11)
前記容器本体に螺合により締結される蓋部と、
前記螺合による旋回の際に前記容器本体に向かい合う位置の前記蓋部に形成された第1障害部と、
前記容器本体に前記蓋部が螺合により締結される際に、前記螺合による旋回の終点となる前の位置で、前記蓋部に形成された前記第1障害部と接触して、前記螺合による前記蓋部の旋回の障害となる、第2障害部であって、前記第1障害部が前記第2障害部を乗り越えた状態が前記螺合による旋回の終点となる、第2障害部と、
を備え、
前記容器本体は、前記蓋部が前記容器本体に螺合により締結された際に前記蓋部の底面に向かい合うフランジ部を備え、
前記第1障害部は、前記蓋部の底面に形成されて、前記フランジ部の方向に向けて反発力を有するバネを備えるバネ構造体で構成されており、
前記第2障害部は、前記フランジ部に形成された突起物で構成されている、
検査前処理容器。 a container body in which a sample collected from a patient and a processing solution for the sample are accommodated;
a lid that is screwed onto the container body;
a first obstacle formed on the lid at a position facing the container body when turning due to the screw engagement;
When the lid is fastened to the container body by screwing, it comes into contact with the first obstacle formed on the lid at a position before the end point of the turn due to the screwing, and the screw is tightened. a second obstacle that becomes an obstacle to the turning of the lid part due to the screw engagement, and a state in which the first obstacle gets over the second obstacle is the end point of the turn due to the screw engagement; and,
Equipped with
The container body includes a flange portion that faces the bottom surface of the lid portion when the lid portion is screwed to the container body,
The first obstacle part is formed on the bottom surface of the lid part and is formed of a spring structure including a spring having a repulsive force in the direction of the flange part,
The second obstacle portion is formed of a protrusion formed on the flange portion.
Test pretreatment container.
前記容器本体に螺合により締結される蓋部と、
前記螺合による旋回の際に前記容器本体に向かい合う位置の前記蓋部に形成された第1障害部と、
前記容器本体に前記蓋部が螺合により締結される際に、前記螺合による旋回の終点となる前の位置で、前記蓋部に形成された前記第1障害部と接触して、前記螺合による前記蓋部の旋回の障害となる、第2障害部であって、前記第1障害部が前記第2障害部を乗り越えた状態が前記螺合による旋回の終点となる、第2障害部と、
を備え、
前記容器本体は、前記蓋部が前記容器本体に螺合により締結された際に前記蓋部の底面に向かい合うフランジ部を備え、
前記第1障害部は、前記蓋部の底面に形成された突起物で構成されており、
前記第2障害部は、前記フランジ部に形成された凹部で構成されている、
検査前処理容器。 a container body in which a sample collected from a patient and a processing solution for the sample are accommodated;
a lid that is screwed onto the container body;
a first obstacle formed on the lid at a position facing the container body when turning due to the screw engagement;
When the lid is fastened to the container body by screwing, it comes into contact with the first obstacle formed on the lid at a position before the end point of the turn due to the screwing, and the screw is tightened. a second obstacle that becomes an obstacle to the turning of the lid part due to the screw engagement, and a state in which the first obstacle gets over the second obstacle is the end point of the turn due to the screw engagement; and,
Equipped with
The container body includes a flange portion that faces the bottom surface of the lid portion when the lid portion is screwed to the container body,
The first obstacle is formed of a protrusion formed on the bottom surface of the lid,
The second obstacle portion is configured with a recess formed in the flange portion.
Test pretreatment container.
前記容器本体に螺合により締結される蓋部と、
前記螺合による旋回の際に前記容器本体に向かい合う位置の前記蓋部に形成された第1障害部と、
前記容器本体に前記蓋部が螺合により締結される際に、前記螺合による旋回の終点となる前の位置で、前記蓋部に形成された前記第1障害部と接触して、前記螺合による前記蓋部の旋回の障害となる、第2障害部であって、前記第1障害部が前記第2障害部を乗り越えた状態が前記螺合による旋回の終点となる、第2障害部と、
を備え、
前記第1障害部は、前記蓋部の内側側面に形成された突起物で構成されており、
前記第2障害部は、前記容器本体の外側側面に形成されたバネ構造体であって、前記容器本体の外周方向に向けて反発力を有するバネを備えるバネ構造体で構成されている、
検査前処理容器。 a container body in which a sample collected from a patient and a processing solution for the sample are accommodated;
a lid that is screwed onto the container body;
a first obstacle formed on the lid at a position facing the container body when turning due to the screw engagement;
When the lid is fastened to the container body by screwing, it comes into contact with the first obstacle formed on the lid at a position before the end point of the turn due to the screwing, and the screw is tightened. a second obstacle that becomes an obstacle to the turning of the lid part due to the screw engagement, and a state in which the first obstacle gets over the second obstacle is the end point of the turn due to the screw engagement; and,
Equipped with
The first obstacle is formed of a protrusion formed on the inner side surface of the lid,
The second obstacle is a spring structure formed on the outer side surface of the container main body, and includes a spring having a repulsive force toward the outer circumference of the container main body.
Test pretreatment container.
前記容器本体に螺合により締結される蓋部と、
前記螺合による旋回の際に前記容器本体に向かい合う位置の前記蓋部に形成された第1障害部と、
前記容器本体に前記蓋部が螺合により締結される際に、前記螺合による旋回の終点となる前の位置で、前記蓋部に形成された前記第1障害部と接触して、前記螺合による前記蓋部の旋回の障害となる、第2障害部であって、前記第1障害部が前記第2障害部を乗り越えた状態が前記螺合による旋回の終点となる、第2障害部と、
を備え、
前記第1障害部は、前記蓋部の内側側面に形成された突起物で構成されており、
前記第2障害部は、前記容器本体の外側側面に形成されたバネ構造体であって、前記容器本体の内側方向に陥没可能であり、且つ、前記容器本体の外側方向に復元可能である、中折れ式バネを備えるバネ構造体で構成されている、
検査前処理容器。 a container body in which a sample collected from a patient and a processing solution for the sample are accommodated;
a lid that is screwed onto the container body;
a first obstacle formed on the lid at a position facing the container body when turning due to the screw engagement;
When the lid is fastened to the container body by screwing, it comes into contact with the first obstacle formed on the lid at a position before the end point of the turn due to the screwing, and the screw is tightened. a second obstacle that becomes an obstacle to the turning of the lid part due to the screw engagement, and a state in which the first obstacle gets over the second obstacle is the end point of the turn due to the screw engagement; and,
Equipped with
The first obstacle is formed of a protrusion formed on the inner side surface of the lid,
The second obstacle is a spring structure formed on an outer side surface of the container body, and is capable of collapsing toward the inside of the container body and restoring toward the outside of the container body. Consisting of a spring structure with a folding spring,
Test pretreatment container.
請求項6に記載の検査前処理容器。 A hexagonal corner of the lid portion forms a grip support that improves grip performance, and the first obstacle portion is provided on the bottom surface of this corner.
The test pretreatment container according to claim 6 .
前記容器本体に螺合により締結される蓋部と、
前記螺合による旋回の際に前記容器本体に向かい合う位置の前記蓋部に形成された第1障害部と、
前記容器本体に前記蓋部が螺合により締結される際に、前記螺合による旋回の終点となる前の位置で、前記蓋部に形成された前記第1障害部と接触して、前記螺合による前記蓋部の旋回の障害となる、第2障害部であって、前記第1障害部が前記第2障害部を乗り越えた状態が前記螺合による旋回の終点となる、第2障害部と、
を備え、
前記容器本体は、
前記試料と前記処理液が収容される液体収容部であって、操作者が前記液体収容部を指で摘まんで、前記試料を扱くことが可能な弾性のある合成樹脂で形成された液体収容部と、
前記蓋部が前記容器本体に螺合により締結された際に前記蓋部の底面に向かい合うフランジ部と、
を備え、
前記第2障害部は、前記フランジ部において、前記蓋部へ向けて突出するように形成されており、
前記蓋部は、前記容器本体に収容された液体を吐出するための空洞が形成されたノズルを備える、検査前処理容器。 a container body in which a sample collected from a patient and a processing solution for the sample are accommodated;
a lid that is screwed onto the container body;
a first obstacle formed on the lid at a position facing the container body when turning due to the screw engagement;
When the lid is fastened to the container body by screwing, it comes into contact with the first obstacle formed on the lid at a position before the end point of the turn due to the screwing, and the screw is tightened. a second obstacle that becomes an obstacle to the turning of the lid part due to the screw engagement, and a state in which the first obstacle gets over the second obstacle is the end point of the turn due to the screw engagement; and,
Equipped with
The container body is
A liquid storage part that stores the sample and the processing liquid, and is made of an elastic synthetic resin that allows an operator to handle the sample by pinching the liquid storage part with his or her fingers. Department and
a flange portion facing the bottom surface of the lid portion when the lid portion is screwed to the container body;
Equipped with
The second obstacle portion is formed in the flange portion so as to protrude toward the lid portion,
The test pretreatment container includes a nozzle in which the lid portion is formed with a cavity for discharging the liquid contained in the container body.
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