JP7338864B2 - 廃棄情報記録装置、廃棄情報記録方法、プログラム、および記録媒体 - Google Patents

廃棄情報記録装置、廃棄情報記録方法、プログラム、および記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、廃棄情報記録装置、廃棄情報記録方法、プログラム、および記録媒体に関する。
ゴミの廃棄は、従来、決められたゴミ置き場へ、決められた回収日の時間前に置いておけば、収集業者が、それをゴミ収集車により回収する形態(以下、「回収型」という)となっている。一方、近年、資源の有効活用等の観点から、回収型ではなく、新たに、「持参型」が提唱されている。持参型とは、スタッフが在中する場所(以下、「ゴミステーション」という)に、各個人がゴミを持参する形態である。このような持参型とし、ゴミステーションをコミュニケーションの場とするとこで、前記スタッフが、持参者に対して分別を指導して環境への理解を深めたり、ゴミステーションを含む場を、その土地の人々の交流の場とすることも可能になると考えられている。このようなゴミステーションをより活性化するために、例えば、いつ誰が何をどれだけ廃棄したかを知ることができれば、持参者の貢献に応じた還元を行うことも可能になる。
一方、ゴミの回収に関しては、例えば、古紙の回収システムが報告されている(特許公報1)。このシステムでは、古紙の重量を測定し、古紙回収に協力した利用者のポイントカードを読み取り、重量に応じたポイントを付与し、前記ポイントをスーパーマーケット等でキャッシュバックできる。
しかし、このシステムでは、廃棄の対象は一種類に限定されている。前記ゴミステーションは、環境への配慮から、例えば、燃えるゴミ、プラスチックゴミ、ペットボトル、ビン、空き缶、金属等、20種類以上の細かな分類ごとにゴミ箱を設けることも試みられている。前記システムでは、例えば、種類ごとに多数のゴミ箱が配置されたゴミステーションにおいて、ゴミ箱ごとで、利用者のポイントカードの読み取り、重量測定等を行う必要があるため、各ゴミ箱に、ポイントカードのリーダおよび重量測定器の設置が必要であり、また、利用者にも労力がかかる。
特開2008-146428号公報
そこで、本発明は、例えば、ゴミの分別用に複数のゴミ箱を設置したゴミステーションにおいて、自動的に利用者の廃棄状況を管理できる新たな装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明の廃棄情報記録装置は、
入場情報取得部、増加情報取得部、滞在者判定部、廃棄確率推定部、廃棄量算出部、および記憶部を含み、
前記入場情報取得部は、
ゴミ箱配置エリアの出入口における利用者の入場情報を取得し、
前記入場情報は、前記利用者の識別情報、および前記利用者の出入口からの入場日時を含み、
前記増加情報取得部は、
前記ゴミ配置エリアにおける複数のゴミ箱のそれぞれについて、ゴミの増加情報を取得し、
前記増加情報は、ゴミ箱の識別情報、ゴミ箱内のゴミの増加量、およびゴミ箱内のゴミの量が増加した増加日時を含み、
前記滞在者判定部は、
前記ゴミ箱の増加情報を取得すると、所定時間を遡った時点から前記増加日時までに入場した利用者を、前記入場情報から前記ゴミ箱配置エリアの滞在者と判定し、
前記滞在者の入場日時から、前記ゴミ箱の増加日時までの経過時間を算出し、
前記廃棄確率推定部は、
ゴミの量が増加した前記ゴミ箱と前記出入口との間の距離に基づく前記出入口から前記ゴミ箱までの移動時間を設定し、
前記移動時間がピークとなる確率密度関数を生成し、
前記確率密度関数から、前記各滞在者の経過時間における確率質量を算出し、
前記各滞在者の確率質量比を、各滞在者がゴミを廃棄したであろう廃棄確率と推測し、
前記廃棄量算出部は、
前記ゴミ箱内のゴミの増加量を、前記廃棄確率に基づいて分割した分割量を算出し、前記分割量を、前記各滞在者の廃棄量とし、
前記記憶部は、
前記滞在者の識別情報と、前記ゴミ箱の識別情報と、前記廃棄量と、前記増加日時とを紐付けて記憶する、ことを特徴とする。
本発明の廃棄情報記録方法は、
入場情報取得工程、増加情報取得工程、滞在者判定工程、廃棄確率推定工程、廃棄量算出工程、および記憶工程を含み
前記入場情報取得工程は、
ゴミ廃棄場のゴミ箱配置エリアの出入口における利用者の入場情報を取得し、
前記入場情報は、前記利用者の識別情報、および前記利用者の出入口からの入場日時を含み、
前記増加情報取得工程は、
前記ゴミ箱配置エリアにおける複数のゴミ箱のそれぞれについて、ゴミの増加情報を取得し、
前記増加情報は、ゴミ箱の識別情報、ゴミ箱内のゴミの増加量、およびゴミ箱内のゴミの量が増加した増加日時を含み、
前記滞在者判定工程は、
前記ゴミ箱の増加情報を取得すると、所定時間を遡った時点から前記増加日時までに入場した利用者を、前記入場情報から前記ゴミ箱配置エリアの滞在者と判定し、
前記滞在者の入場日時から、前記ゴミ箱の増加日時までの経過時間を算出し、
前記廃棄確率推定工程は、
ゴミの量が増加した前記ゴミ箱と前記出入口との間の距離に基づく前記出入口から前記ゴミ箱までの移動時間を設定し、
前記移動時間がピークとなる確率密度関数を生成し、
前記確率密度関数から、前記各滞在者の経過時間における確率質量を算出し、
前記各滞在者の確率質量比を、各滞在者がゴミを廃棄したであろう廃棄確率と推測し、
前記廃棄量算出工程は、
前記ゴミ箱内のゴミの増加量を、前記廃棄確率に基づいて分割した分割量を算出し、前記分割量を、前記各滞在者の廃棄量とし、
前記記憶工程は、
前記滞在者の識別情報と、前記ゴミ箱の識別情報と、前記廃棄量と、前記増加日時とを紐付けて、記憶部に記憶する、ことを特徴とする。
本発明のプログラムは、前記本発明の廃棄情報記録方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明の記録媒体は、前記本発明のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
本発明によれば、例えば、ゴミの分別用に複数のゴミ箱を設置したゴミ廃棄場において、自動的に利用者の廃棄状況を管理できる。具体的には、本発明は、各利用者が、いつ、何を、どの程度の量を廃棄したかの推定情報を記憶できるため、前記推定情報を蓄積することにより、例えば、利用頻度に応じた還元を図るサービス等が可能になる。
図1は、実施形態1の廃棄情報記録装置の一例を示すブロック図である。 図2は、実施形態1の廃棄情報記録装置のハードウエア構成の一例を示すブロック図である。 図3は、実施形態1において、廃棄情報記録方法の手順の一例を示すフローチャートである。 図4は、実施形態1において、記憶部に記憶されるゴミ集積所情報の一例の表である。 図5は、実施形態1において、確率密度関数の一例を示すグラフである。 図6は、実施形態1において、算出結果の一例を示す表である。
本発明の実施形態について説明する。本発明は、以下の実施形態には限定されない。以下の各図において、同一部分には、同一符号を付している。各実施形態の説明は、特に言及がない限り、互いの説明を援用できる。各実施形態の構成は、特に言及がない限り、組合せ可能である。
[実施形態1]
本発明を説明するにあたって、まず、本発明を利用するゴミ廃棄場の一例を説明する。ゴミ廃棄場は、ゴミの種類ごとに複数のゴミ箱が設置されたエリア(ゴミ箱配置エリア)を有し、そのエリアの出入口に、ゴミを廃棄するためにエリアに入場する利用者の識別情報を検知する検知部が設置されている。そして、ゴミ箱は、それぞれ、ゴミが廃棄されることによって増加するゴミ箱内のゴミの量を測定する測定部を備える。「利用者」とは、ゴミを廃棄するゴミ箱配置エリアの利用者である。
前記ゴミ箱は、特に制限されず、例えば、いわゆる箱型には限定されず、ゴミを収容できる形態であればよい。前記ゴミの量の単位は、特に制限されず、例えば、重量、体積、個数等、ゴミの種類に応じて適宜設定できる。前記測定部の種類も、特に制限されず、例えば、前記ゴミの量の単位に応じて、適宜選択できる。前記ゴミの量が重量の場合、前記測定部は、例えば、重量測定部であり、前記ゴミの量が体積および個数等の場合は、例えば、撮像部と画像解析部とを備える装置であり、画像解析によって、体積を測定することもできる。前記重量測定部は、特に制限されず、例えば、計量器等である。前記測定部が前記重量測定部の場合、例えば、重量が増加した時点での全体の重さを測定してもよいし、重量が増加した時点での増加した重さ(増加重量)を測定してもよい。前者の場合は、例えば、重量が増加した時点において、それ以前の重さと、増加した時点の重さとの差分を算出してもよい。以下の例においては、ゴミの量の変化として、重量変化を測定した例をあげるが、本発明は、これには制限されない。
前記検知部は、特に制限されず、前記ゴミ箱配置エリアの管理者が、所望の識別情報の種類に応じて選択できる。例えば、ポイントカード、会員カード等のように、利用者ごとにIDが付与されるIDカードを利用する場合は、前記IDカードにおける識別情報の付与形式に従って、前記検知部としてカードリーダを設置することができる。具体例として、前記識別情報が、例えば、QRコード(登録商標)等によってIDカードに付与されている場合は、QRコードリーダ等が利用できる。前記カードリーダに前記IDカードをかざすことで、識別情報を取得できる。前記IDカードは、例えば、カードそのものの形態には制限されず、例えば、スマートフォン、タブレット等の端末形態であってもよい。また、利用者の顔、指紋等の身体的特徴を識別情報とする場合は、前記検知部としてカメラを設置することができる。前記カメラが入場する利用者の画像を取得し、取得された画像データを画像解析機により解析することで、前記利用者の識別情報を得ることもできる。
本発明において「出入口」とは、利用者が前記ゴミ箱配置エリアに入ったといえるか否かの基準となる位置を意味するものであるため、例えば、ゲート、扉等が配置されてもよいし、配置されていなくてもよい。本発明において「出入口」とは、例えば、前記検知部が設置された場所ということもできる。
つぎに、本発明の実施形態について、具体的に説明する。図1は、本実施形態の廃棄情報記録装置10の一例の構成を示すブロック図である。図1(A)に示すように、廃棄情報記録装置10は、入場情報取得部11、増加情報取得部12、滞在者判定部13、廃棄確率推定部14、廃棄量算出部15、および記憶部16を有する。また、廃棄情報記録装置10は、例えば、さらに、出力部を有してもよい。廃棄情報記録装置10は、例えば、廃棄情報記録システムともいう。廃棄情報記録装置10は、例えば、前記各部を含む1つの装置でもよいし、前記各部が、通信回線網を介して接続可能な装置でもよい。
前記通信回線網は、特に制限されず、公知の通信回線網を使用でき、有線でも無線でもよい。前記通信回線網は、例えば、例えば、インターネット回線、電話回線、LAN(Local Area Network)、WiFi(Wireless Fidelity)等があげられる。廃棄情報記録装置10は、各部の処理がクラウド上で行われてもよい。
廃棄情報記録装置10は、例えば、前述のようなゴミ廃棄場に対して利用できる。具体的には、廃棄情報記録装置10は、前記ゴミ廃棄場に設置された前記検知部で検知された前記利用者の識別情報と、前記各ゴミ箱に設置された測定部で測定された前記ゴミ箱内のゴミの増加量の情報とを取得することで、廃棄情報の記録の処理を開始できる。このため、廃棄情報記録装置10は、例えば、図1(B)に示すように、通信回線網20を介して、外部機器と接続可能である。すなわち、廃棄情報記録装置10は、ゴミ箱配置エリアの出入口に設置された、利用者のQRコード(識別情報)を検知するQRコードリーダ(検知部)30、および前記測定器を備える各ゴミ箱40と、通信回線網20を介して接続可能である。
出入口から利用者が入場すると、QRコードリーダ30により、利用者の識別情報と、入場日時とが取得され、通信回線網20を介して、廃棄情報記録装置10に出力され、廃棄情報記録装置10の入場情報取得部11が、その情報を取得する。また、前記出入口から利用者が退場する際も、利用者の識別情報と、退場日時とが取得され、通信回線網20を介して、廃棄情報記録装置10に出力され、廃棄情報記録装置10の入場情報取得部11が、その情報を取得してもよい。なお、本実施形態においては、利用者の識別情報をQRコード、前記検知部をQRコードリーダ30とした例を示すが、本発明は、これらの形態には何ら制限されない。
また、ゴミ箱40にゴミが廃棄されると、前記測定器によってゴミの増加量と増加日時とが取得され、通知回線網20を介して、ゴミ箱40の識別番号とともに、廃棄情報記録装置10に出力され、廃棄情報記録装置10の増加情報取得部12が、その情報を取得する。
つぎに、図2に、廃棄情報記録装置10のハードウエア構成のブロック図を例示する。廃棄情報記録装置10は、例えば、CPU(中央処理装置)101、メモリ102、バス103、入力装置104、ディスプレイ105、通信デバイス106、記憶装置107等を有する。廃棄情報記録装置10の各部は、それぞれのインターフェース(I/F)により、バス103を介して、相互に接続されている。
CPU101は、廃棄情報記録装置10の全体の制御を担うプロセッサであり、CPUには限定されず、他のプロセッサでもよい。廃棄情報記録装置10において、CPU101により、例えば、本発明のプログラムやその他のプログラムが実行され、また、各種情報の読み込みや書き込みが行われる。
廃棄情報記録装置10は、例えば、バス103に接続された通信デバイス106により、通信回線網に接続でき、前記通信回線網を介して、外部機器とも接続できる。前記外部機器は、特に制限されず、例えば、前述した、QRコードリーダ30等の検知器、ゴミ箱40の測定器等があげられ、この他にも、例えば、端末、PC(パーソナルコンピュータ)、サーバー等があげられる。前記端末は、例えば、タブレット、スマートフォン、携帯電話等である。廃棄情報記録装置10と前記外部機器との接続方式は、特に制限されず、例えば、有線による接続でもよいし、無線による接続でもよい。前記有線による接続は、例えば、コードによる接続でもよいし、通信回線網を利用するためのケーブル等による接続でもよい。前記無線による接続は、例えば、通信回線網を利用した接続でもよいし、無線通信を利用した接続でもよい。前記通信回線網は、特に制限されず、例えば、公知の通信回線網を使用でき、前述と同様である。
メモリ102は、例えば、メインメモリを含み、前記メインメモリは、主記憶装置ともいう。CPU101が処理を行う際には、例えば、後述する補助記憶装置に記憶されている、本発明のプログラム等の種々の動作プログラム108を、メモリ102が読み込み、CPU101は、メモリ102からデータを受け取って、プログラム108を実行する。前記メインメモリは、例えば、RAM(ランダムアクセスメモリ)である。メモリ102は、例えば、さらに、ROM(読み出し専用メモリ)を含む。
記憶装置107は、例えば、前記メインメモリ(主記憶装置)に対して、いわゆる補助記憶装置ともいう。記憶装置107は、例えば、記憶媒体と、前記記憶媒体に読み書きするドライブとを含む。前記記憶媒体は、特に制限されず、例えば、内蔵型でも外付け型でもよく、HD(ハードディスク)、CD-ROM、CD-R、CD-RW、MO、DVD、フラッシュメモリー、メモリーカード等があげられ、前記ドライブは、特に制限されない。記憶装置107は、例えば、記憶媒体とドライブとが一体化されたハードディスクドライブ(HDD)も例示できる。記憶装置107には、例えば、前述のように、プログラム108が格納され、前述のように、CPU101を実行させる際、メモリ102が、記憶装置107から動作プログラム108を読み込む。また、記憶装置107は、例えば、記憶部16を含む。
廃棄情報記録装置10は、例えば、さらに、入力装置104、ディスプレイ105を有してもよい。入力装置104は、例えば、スキャナー、タッチパネル、キーボード等である。ディスプレイ105は、例えば、LEDディスプレイ、液晶ディスプレイ等があげられる。
廃棄情報記録装置10の各部について、さらに詳細に説明する。
記憶部16は、例えば、予め、利用者情報と、ゴミ箱情報とが記憶されている。前記利用者情報は、例えば、利用者を識別する識別情報(利用者識別情報)を含み、後述するように、外部から情報が入力されると、前記利用者識別情報に紐付けて、それらの情報も記憶される。前記ゴミ箱情報は、例えば、前記ゴミ廃棄場に設置された複数のゴミ箱を識別する識別情報(ゴミ箱識別情報)と、廃棄対象となるゴミの種類と、位置情報とを含み、後述するように、外部から情報が入力されると、前記ゴミ箱識別情報に紐付けて、それらの情報も記憶される。また、廃棄情報記録装置10の処理によって算出された情報も、適宜、前記利用者識別情報および前記ゴミ箱識別情報に紐付けて、記憶される。
前記利用者情報は、例えば、さらに、個人情報を含んでもよく、具体例として、氏名、住所、電話番号、メールアドレス、年齢、性別等があげられる。
前記ゴミ箱情報において、前記位置情報は、前記ゴミ箱配置エリアにおける位置を意味する情報であればよく、例えば、前記出入口からの距離、座標、GPS情報等でもよい。
入場情報取得部11は、前記ゴミ箱配置エリアの出入口における利用者の入場情報を取得する。入場情報取得部11は、例えば、さらに、出入口から利用者が退場する退場情報を取得してもよく、入退場情報取得部11と呼ぶこともできる。前記入場情報は、前記利用者の識別情報、および前記利用者の出入口からの入場日時を含み、前記退場情報は、前記利用者の識別情報、および前記利用者の出入口からの退場日時を含む。前記入場情報および前記退場情報は、例えば、前述のように、QRコードリーダ30から通信回線網20を介して入力される。取得された情報は、例えば、前記利用者識別情報に紐付けされて、記憶部16に記憶される。
増加情報取得部12は、前記ゴミ箱配置エリアにおける複数のゴミ箱のそれぞれについて、ゴミの増加情報を取得する。前記増加情報は、ゴミ箱の識別情報、ゴミ箱内のゴミの増加量、およびゴミ箱内のゴミの量が増加した増加日時を含む。前記増加情報は、例えば、複数のゴミ箱のいずれかについて、ゴミの廃棄によるゴミの量の増加が発生した場合、前述のように、該当するゴミ箱40から通信回線網20を介して入力される。取得された情報は、例えば、前記ゴミ箱識別情報に紐付けされて、記憶部16に記憶される。
滞在者判定部13は、前記ゴミ箱の増加情報を取得すると、所定時間を遡った時点から前記増加日時までに入場した利用者を、前記入場情報から前記ゴミ箱配置エリアの滞在者と判定し、前記滞在者の入場日時から、前記ゴミ箱の増加日時までの経過時間を算出し、前記所定時間は、特に制限されず、例えば、出入口から入場して、ゴミの廃棄が完了するまで滞在するであろう時間を、任意に設定できる。前記所定時間は、例えば、ゴミ廃棄場ごとで複数のゴミ箱を配置しているエリアの大きさ等が異なるため、ゴミ廃棄場ごとに設定してもよい。また、前述のように、入場者の退場情報も取得している場合は、前記増加日時までに入場し且つ前記増加日時までに退場していない利用者を、前記滞在者と判定してもよい。
廃棄確率推定部14は、ゴミの量が増加した前記ゴミ箱と前記出入口との間の距離に基づく前記出入口から前記ゴミ箱までの移動時間を設定し、前記移動時間がピークとなる確率密度関数を生成し、前記確率密度関数から、前記各滞在者の経過時間における確率質量を算出し、前記各滞在者の確率質量比を、各滞在者がゴミを廃棄したであろう廃棄確率と推測する。
前記ゴミ箱と前記出入口との間の距離は、例えば、予め設定してもよいし、廃棄確率推定部14において算出してもよい。前述のように、記憶部16に、前記位置情報として出入口からの距離を記憶している場合は、この情報を呼び出して使用することができる。また。記憶部16に、前記位置情報として、座標、GPS情報等を記憶している場合は、この情報を呼び出して、距離を換算してもよい。
前記出入口から前記ゴミ箱までの移動時間は、例えば、予め設定してもよいし、廃棄確率推定部14において算出してもよい。前記ゴミ箱配置エリア内の移動は、通常、徒歩であるため、例えば、一般的な歩行速度(例えば、80m/分)と、前記ゴミ箱と前記出入口との間の距離から、移動時間を設定できる。
前記確率密度関数の種類は、特に制限されず、例えば、前記移動時間がピークとなるガウス型であり、具体例としては、例えば、レイリー分布があげられる。
廃棄量算出部15は、前記ゴミ箱内のゴミの増加量を、前記廃棄確率に基づいて分割した分割量を算出し、前記分割量を、前記各滞在者の廃棄量とする。そして、記憶部16は、前記滞在者の識別情報と、前記ゴミ箱の識別情報と、前記廃棄量と、前記増加日時とを紐付けて記憶する。
本発明においては、このように、確率密度関数から算出された前記各滞在者の確率質量比を、各滞在者がゴミを廃棄したであろう廃棄確率と推測し、その廃棄確率に基づいて、前記ゴミ箱内のゴミの増加量を、各滞在者に按分する。このため、滞在者が1人でない場合は、実際にゴミを廃棄した人を特定したことにはならない。しかし、本発明は、一回のゴミの廃棄に関して、実際にゴミを廃棄した人を正確に特定することを目的とするものではない。本発明によれば、例えば、このようにして求めた情報を蓄積することによって、複数の分類が行われるゴミ廃棄場において、ある程度の期間内、複数の利用者全体における各利用者の客観的な利用頻度を、簡便に推測することができる。例えば、出入口からゴミ箱までの移動時間のみを単純に使用すると、ゴミ箱内のゴミの量が増加した増加日時から前記移動時間を遡った日時に最も近い入場日時を示す利用者が、ゴミの廃棄者と特定される。しかしながら、この特定では、必ず誰か一人が選択されるため、近い入場日時の利用者が存在する場合、100%正解、100%誤りのいずれかになり、結果を蓄積すると、全体的な信頼性は低くなるおそれがある。一方、本発明によれば、滞在者が一人でない限り、確率質量比に基づいて、実際には一人が廃棄したかもしれないゴミの増加量を、滞在者で按分するため、前述のような、100%誤りというような誤判断を防止することができる。そして、ゴミの廃棄の都度、同様の按分が行われるため、例えば、ある廃棄に関しては、実際に廃棄していないにもかかわらず、按分された廃棄量が振り分けられる可能性があるものの、実際に廃棄した場合でも、一部が他の滞在者に按分されて振り分けられる可能性もある。このため、このように按分した廃棄量の情報を蓄積していくと、実際の利用頻度が多い程、廃棄量の合計も相対的に大きくなるため、全体として信頼性の高い利用情報を得ることができるといえる。そして、このような利用者の利用情報を得ることによって、例えば、利用に応じた、クーポン券、サービス券等の還元を行い、さらに、利用者の自発的な持ち込みを促し、資源の循環の促進を図ることが可能になる。
本発明の廃棄情報記録方法は、例えば、前述のように、記憶部を使用し、入場情報取得工程、増加情報取得工程、滞在者判定工程、廃棄確率推定工程、廃棄量算出工程、および記憶工程を含む。なお、特に示さない限り、本発明の廃棄情報記録装置の記載を援用できる。
前記入場情報取得工程は、ゴミ箱配置エリアの出入口における利用者の入場情報を取得する工程であり、例えば、廃棄情報記録装置10の入場情報取得部11により実行できる。
前記増加情報取得工程は、前記ゴミ箱配置エリアにおける複数のゴミ箱のそれぞれについて、ゴミの増加情報を取得する工程であり、例えば、廃棄情報記録装置10の増加情報取得部12により実行できる。
前記滞在者判定工程は、前記ゴミ箱の増加情報を取得すると、所定時間を遡った時点から前記増加日時までに入場した利用者を、前記入場情報から前記ゴミ箱配置エリアの滞在者と判定し、前記滞在者の入場日時から、前記ゴミ箱の増加日時までの経過時間を算出する工程であり、例えば、廃棄情報記録装置10の滞在者判定部13により実行できる。
前記廃棄確率推定工程は、ゴミの量が増加した前記ゴミ箱と前記出入口との間の距離に基づく前記出入口から前記ゴミ箱までの移動時間を設定し、前記移動時間がピークとなる確率密度関数を生成し、前記確率密度関数から、前記各滞在者の経過時間における確率質量を算出し、前記各滞在者の確率質量比を、各滞在者がゴミを廃棄したであろう廃棄確率と推測する工程であり、例えば、廃棄情報記録装置10の廃棄確率推定部14により実行できる。
前記廃棄量算出工程は、前記ゴミ箱内のゴミの増加量を、前記廃棄確率に基づいて分割した分割量を算出し、前記分割量を、前記各滞在者の廃棄量とする工程であり、例えば、廃棄情報記録装置10の廃棄量算出部15により実行できる。
前記記憶工程は、前記滞在者の識別情報と、前記ゴミ箱の識別情報と、前記廃棄量と、前記増加日時とを紐付けて、記憶部に記憶する工程であり、例えば、廃棄情報記録装置10の記憶部16により実行できる。
つぎに、本実施形態の廃棄情報記録方法について、図3のフローチャートを用いて説明する。本実施形態の廃棄情報記録方法は、例えば、図1および図2に示す廃棄情報記録装置10を用いて実施できる。本実施形態の廃棄情報記録方法は、廃棄情報記録装置10の使用には限定されない。
まず、廃棄情報記録装置10の記憶部16に、予め、前記利用者情報、および前記ゴミ箱情報を記憶させておく。前記ゴミ箱情報は、例えば、図4(A)に示すように、前記ゴミ箱識別情報と、ゴミの種類と、位置情報とが紐づけて記憶される。
そして、前記ゴミ箱配置エリアの前記検知部から、利用者の入場情報を経時的に取得する(S101)。これにより、例えば、図4(B)に示すように、ユーザの入場情報は、ユーザ識別情報と入場日時とが紐付けて記憶される。
一方、前記ゴミ箱配置エリアの各ゴミ箱から、ゴミの廃棄によって重量が増加すると、前記増加情報を取得する(S102)。これにより、例えば、図4(C)に示すように、各ゴミ箱の増加情報は、増加日時と、ゴミ箱識別情報と、増加重量とが紐付けて記憶される。
以降のフローは、図4(C)の太枠で囲んだ最新の増加情報を例にあげて、説明する。ゴミ箱(ID002、プラスチック)について、10:10:01に100gの重量増加の情報が取得されたことから、このプラスチックゴミの廃棄の滞在者を選択する。すなわち、まず、増加日時から所定時間を遡る間に、入場日時を示す利用者を滞在者として選択する(S103)。所定時間を30分とした場合、増加時間が10:10:01であるため、09:40:01以降に入場日時を示す利用者が、滞在者となる。図4(B)の場合、太枠で囲んだユーザID A、B、Cが滞在者として選択される。これらの滞在者について、入場日時から増加日時までの経過時間を算出する(S104)。滞在者A、B、Cは、それぞれ、10秒、5秒、1秒である。
つぎに、出入口から重量増加のゴミ箱までの移動時間を算出する(S105)。ゴミ箱ID002は、記憶部16に図4(A)に示す位置情報が記憶されていることから、出入口からゴミ箱(ID002、プラスチック)までの距離が算出される。本例においては、仮に5mとする。そして、人の一般的な歩行速度は、平均80m/分との報告があることから、出入口からゴミ箱までの移動時間は、3.75秒と算出される。
つぎに、移動時間がピークとなる確率密度関数を生成する。前記確率密度関数をレイリー分布とした場合、例えば、図5(A)に示すような関数が生成される。図5(A)において、x軸は、移動時間であり、y軸は、確率密度であり、実線が、移動時間3.75秒をピークとする関数である。なお、本例においては、距離が異なるゴミ箱についての例として、距離2m(移動時間1.5秒)、10m(移動時間7.5秒)、15m(移動時間11.2秒)に対応する関数も、図5(A)にあわせて示す。また、レイリー分布の式を以下に示す。式において、σは、ピークに設定する移動時間である。
Figure 0007338864000001
そして、前記確率密度関数から、各滞在者の経過時間における確率質量を算出する(S107)。前記確率質量は、例えば、経過時間を基準として任意の幅(積分区間)の面積を、定積分により求めることができる。任意の幅(積分区間)は、特に制限されず、例えば、0.5秒間、1秒間、1.5秒間であり、また、前記経過時間は、例えば、前記幅の始点に設定してもよいし、終点に設定してもよいし、中間点に設定してもよい。本例においては、図5(B)に示すように、滞在者の経過時間を始点として、積分区間1秒に設定し、定積分により、色付けした領域の面積(確率質量)を算出する。この結果を、図6に示す。図6に示すように、滞在者A、B、Cのそれぞれについて、確率質量が算出されると、これらの確率質量比を、各滞在者のそれぞれが廃棄したであろう可能性を示す廃棄確率とする(S108)。前記廃棄確率は、例えば、全滞在者の確率質量の総和に対する、各滞在者の確率質量の相対値として表してもよい。図6において、廃棄確率は、総和を1とした相対値を示す。
つぎに、増加重量を、各滞在者に対して、廃棄確率で分割し(S109)、分割した重量を、それぞれ各滞在者の廃棄量として、記憶部16で記憶する(S110)。ゴミ箱(ID002、プラスチック)の増加重量は、100gであることから、滞在者A、B、Cの廃棄量は、前記廃棄確率から、図6に示すように、それぞれ、6g、54g、40gとなる。これらの結果は、利用者識別情報、ゴミ箱識別情報等と紐付けて記憶される。
(変形例1)
前記出入口からゴミ箱までの距離を移動する移動時間について、一般的な歩行速度を利用する例をあげたが、これには制限されない。前記歩行速度は、例えば、利用者ごと、利用者の属性ごと等で、設定でき、これらの歩行速度は、例えば、利用者情報として紐付けて記憶部16に記憶してもよい。具体例として、高齢者、子供連れ等の属性に対して、例えば、平均の歩行速度よりも遅い速度に設定することができる。また、特定のゴミ廃棄場を利用する町が平均年齢の高い町である場合、その町を住所とする属性に対して、例えば、平均の歩行速度より遅い速度に設定することができる。また、前述のように、入場と退場の両方の日時情報を取得できることから、蓄積した情報に基づいて、利用者ごとの歩行速度を設定することもできる。
(変形例2)
前記確率質量から、そのまま滞在者間の比を求め、それを廃棄確率とする例をあげたが、本発明は、これには制限されず、例えば、前記確率質量に重み付けを行った上で、廃棄確率を算出することもできる。前記ゴミ箱配置エリアの利用履歴を蓄積することによって、例えば、相対的に、利用頻度の高い人または低い人、特定の種類のゴミの廃棄が多い人または低い人等の情報が得られる。このため、例えば、利用頻度の高い人に、大きな重み付け、利用頻度の低い人に、小さな重み付け、特定の種類のゴミの廃棄が多い人には、特定の種類のゴミの場合は大きな重み付けを行う等が可能である。
[実施形態2]
本実施形態のプログラムは、前記本発明の廃棄情報記録方法を、コンピュータ上で実行可能なプログラムである。または、本実施形態のプログラムは、例えば、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。前記記録媒体としては、特に限定されず、例えば、前述のような記憶媒体等があげられる。
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は、上記実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
本発明によれば、例えば、ゴミの分別用に複数のゴミ箱を設置したゴミ廃棄場において、自動的に利用者の廃棄状況を管理できる。具体的には、本発明は、各利用者が、いつ、何を、どの程度の量を廃棄したかの推定情報を記憶できるため、前記推定情報を蓄積することにより、例えば、利用頻度に応じた還元を図るサービス等が可能になる。
10 廃棄情報記録装置
11 入場情報取得部
12 増加情報取得部
13 滞在者判定部
14 廃棄確率推定部
15 廃棄量算出部
16 記憶部

Claims (10)

  1. 入場情報取得部、増加情報取得部、滞在者判定部、廃棄確率推定部、廃棄量算出部、および記憶部を含み、
    前記入場情報取得部は、
    ゴミ箱配置エリアの出入口における利用者の入場情報を取得し、
    前記入場情報は、前記利用者の識別情報、および前記利用者の出入口からの入場日時を含み、
    前記増加情報取得部は、
    前記ゴミ箱配置エリアにおける複数のゴミ箱のそれぞれについて、ゴミの増加情報を取得し、
    前記増加情報は、ゴミ箱の識別情報、ゴミ箱内のゴミの増加量、およびゴミ箱内のゴミの量が増加した増加日時を含み、
    前記滞在者判定部は、
    前記ゴミ箱の増加情報を取得すると、所定時間を遡った時点から前記増加日時までに入場した利用者を、前記入場情報から前記ゴミ箱配置エリアの滞在者と判定し、
    前記滞在者の入場日時から、前記ゴミ箱の増加日時までの経過時間を算出し、
    前記廃棄確率推定部は、
    ゴミの量が増加した前記ゴミ箱と前記出入口との間の距離に基づく前記出入口から前記ゴミ箱までの移動時間を設定し、
    前記移動時間がピークとなる確率密度関数を生成し、
    前記確率密度関数から、前記各滞在者の経過時間における確率質量を算出し、
    前記各滞在者の確率質量比を、各滞在者がゴミを廃棄したであろう廃棄確率と推測し、
    前記廃棄量算出部は、
    前記ゴミ箱のゴミの増加量を、前記廃棄確率に基づいて分割した分割量を算出し、前記分割量を、前記各滞在者の廃棄量とし、
    前記記憶部は、
    前記滞在者の識別情報と、前記ゴミ箱の識別情報と、前記廃棄量と、前記増加日時とを紐付けて記憶する、ことを特徴とする廃棄情報記録装置。
  2. 前記記憶部は、予め利用者情報、およびゴミ箱情報を記憶し、
    前記ゴミ箱情報は、
    ゴミ箱ごとに、識別情報と、位置情報と、廃棄されるゴミの種類情報と、を含み、
    前記利用者情報は、
    利用者の識別情報を含む、請求項1に記載の廃棄情報記録装置。
  3. 前記入場情報取得部は、さらに、退場情報を取得し、
    前記退場情報は、前記利用者の識別情報、および入場した前記利用者の出入口からの退場日時を含み、
    前記滞在者判定部は、前記増加日時までに入場し且つ前記増加日時までに退場していない利用者を、前記入場情報から前記ゴミ箱配置エリアの滞在者と判定する、請求項1または2に記載の廃棄情報記録装置。
  4. 前記廃棄確率推定部は、前記ゴミ箱と前記出入口との間の距離、および所定の歩行速度とから、前記出入口から前記ゴミ箱までの移動時間を設定する、請求項1から3のいずれか一項に記載の廃棄情報記録装置。
  5. 入場情報取得工程、増加情報取得工程、滞在者判定工程、廃棄確率推定工程、廃棄量算出工程、および記憶工程を含み、
    前記入場情報取得工程は、
    ゴミ箱配置エリアの出入口における利用者の入場情報を取得し、
    前記入場情報は、前記利用者の識別情報、および前記利用者の出入口からの入場日時を含み、
    前記増加情報取得工程は、
    前記ゴミ箱配置エリアにおける複数のゴミ箱のそれぞれについて、ゴミの増加情報を取得し、
    前記増加情報は、ゴミ箱の識別情報、ゴミ箱内のゴミの増加量、およびゴミ箱内のゴミの量が増加した増加日時を含み、
    前記滞在者判定工程は、
    前記ゴミ箱の増加情報を取得すると、所定時間を遡った時点から前記増加日時までに入場した利用者を、前記入場情報から前記ゴミ箱配置エリアの滞在者と判定し、
    前記滞在者の入場日時から、前記ゴミ箱の増加日時までの経過時間を算出し、
    前記廃棄確率推定工程は、
    ゴミの量が増加した前記ゴミ箱と前記出入口との間の距離に基づく前記出入口から前記ゴミ箱までの移動時間を設定し、
    前記移動時間がピークとなる確率密度関数を生成し、
    前記確率密度関数から、前記各滞在者の経過時間における確率質量を算出し、
    前記各滞在者の確率質量比を、各滞在者がゴミを廃棄したであろう廃棄確率と推測し、
    前記廃棄量算出工程は、
    前記ゴミ箱内のゴミの増加量を、前記廃棄確率に基づいて分割した分割量を算出し、前記分割量を、前記各滞在者の廃棄量とし、
    前記記憶工程は、
    前記滞在者の識別情報と、前記ゴミ箱の識別情報と、前記廃棄量と、前記増加日時とを紐付けて、記憶部に記憶し、
    前記各工程が、コンピュータにより実行される、ことを特徴とする廃棄情報記録方法。
  6. 前記記憶部は、予め利用者情報、およびゴミ箱情報を記憶し、
    前記ゴミ箱情報は、
    ゴミ箱ごとに、識別情報と、位置情報と、廃棄されるゴミの種類情報と、を含み、
    前記利用者情報は、
    利用者の識別情報を含む、請求項5に記載の廃棄情報記録方法。
  7. 前記入場情報取得工程は、さらに、退場情報を取得し、
    前記退場情報は、前記利用者の識別情報、および入場した前記利用者の出入口からの退場日時を含み、
    前記滞在者判定工程は、前記増加日時までに入場し且つ前記増加日時までに退場していない利用者を、前記入場情報から前記ゴミ箱配置エリアの滞在者と判定する、請求項5または6に記載の廃棄情報記録方法。
  8. 前記廃棄確率推定工程は、前記ゴミ箱と前記出入口との間の距離、および所定の歩行速度とから、前記出入口から前記ゴミ箱までの移動時間を設定する、請求項5から7のいずれか一項に記載の廃棄情報記録方法。
  9. 請求項5から8のいずれか一項に記載の廃棄情報記録方法の各工程をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  10. 請求項9記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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