JP7338684B2 - 海底光分岐装置、海底光ケーブルシステム、切替方法、及びプログラム - Google Patents

海底光分岐装置、海底光ケーブルシステム、切替方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本開示は、海底光分岐装置、海底光ケーブルシステム、切替方法、及びプログラムに関する。
海底光ケーブルシステムでは、陸上の端局に設けられた光伝送装置同士が、海底光ケーブルを介して波長多重光信号の伝送を行う。また、第1端局と第2端局とを接続する海底光ケーブルシステムでは、海底光ケーブルの途中に海底光分岐装置を設置し、その海底光分岐装置に海底光ケーブルを介して第3端局を接続するように構成することもできる。これにより、第1端局又は第2端局が第3端局と光通信を行うことができる。
特許文献1には、光伝送路を介して複数の光伝送装置を接続した伝送システムの光伝送装置に設けられ、光伝送路に設定されるパスの経路切替を光信号領域で行う光スイッチ装置が記載されている。特許文献1に記載の光スイッチ装置は、6m個(mは自然数)の入力ポートと、6m個の出力ポートと、任意の入力ポートから入力される光信号を2乃至4分岐して、互いに異なる前記出力ポートから出力せしめる光分岐手段とを具備する。
特開2002-135817号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、海底光分岐装置の敷設後に、第1端局と第3端局との間の、波長多重光信号の光ファイバ伝送路の接続を切り替えることができず、より柔軟なシステムを構築することができない。
本開示の目的は、上述のような課題を解決する海底光分岐装置、海底光ケーブルシステム、切替方法、及びプログラムを提供することにある。上記課題は、第1端局と第2端局との間に第3端局へ分岐させるための海底光分岐装置を備えた海底光ケーブルシステムにおいて、海底光分岐装置の敷設後に、第3端局との間の光ファイバ伝送路の接続を切り替えることを可能にする、というものである。
本開示の第1の態様に係る海底光分岐装置は、Nを2以上の整数とし、第1端局に接続するN個の第1光ファイバ伝送路と、第2端局に接続するN個の第2光ファイバ伝送路と、第3端局に接続する第3光ファイバ伝送路と、に接続し、波長多重光信号の伝送経路を切り替える第1切替部と、前記第1端局と前記第1切替部との間の前記N個の第1光ファイバ伝送路上に挿入された、挿入位置の前後間での接続関係を切り替える第2切替部と、前記第2端局と前記第1切替部との間の前記N個の第2光ファイバ伝送路上に挿入された、挿入位置の前後間での接続関係を切り替える第3切替部と、前記第1切替部、前記第2切替部、及び前記第3切替部における切り替えを制御する制御部と、を備えた、ものである。
本開示の第2の態様に係る海底光ケーブルシステムは、第1端局と、第2端局と、第3端局と、海底光分岐装置と、前記第1端局に前記海底光分岐装置を接続するN個の第1光ファイバ伝送路と、前記第2端局に前記海底光分岐装置を接続するN個の第2光ファイバ伝送路と、前記第3端局に前記海底光分岐装置を接続する第3光ファイバ伝送路と、を備え、前記海底光分岐装置は、Nを2以上の整数とし、第1端局に接続するN個の第1光ファイバ伝送路と、第2端局に接続するN個の第2光ファイバ伝送路と、第3端局に接続する第3光ファイバ伝送路と、に接続し、波長多重光信号の伝送経路を切り替える第1切替部と、前記第1端局と前記第1切替部との間の前記N個の第1光ファイバ伝送路上に挿入された、挿入位置の前後間での接続関係を切り替える第2切替部と、前記第2端局と前記第1切替部との間の前記N個の第2光ファイバ伝送路上に挿入された、挿入位置の前後間での接続関係を切り替える第3切替部と、前記第1切替部、前記第2切替部、及び前記第3切替部における切り替えを制御する制御部と、を備えた、ものである。
本開示の第3の態様に係る切替方法は、Nを2以上の整数とし、第1端局に海底光分岐装置を接続するN個の第1光ファイバ伝送路と、第2端局に前記海底光分岐装置を接続するN個の第2光ファイバ伝送路と、第3端局に前記海底光分岐装置を接続する第3光ファイバ伝送路と、に接続された、前記海底光分岐装置内の第1切替部を制御し、波長多重光信号の伝送経路を切り替える第1制御ステップと、前記第1端局と前記第1切替部との間の前記N個の第1光ファイバ伝送路上に挿入された、前記海底光分岐装置内の第2切替部を制御し、挿入位置の前後間での接続関係を切り替える第2制御ステップと、前記第2端局と前記第1切替部との間の前記N個の第2光ファイバ伝送路上に挿入された、前記海底光分岐装置内の第3切替部を制御し、挿入位置の前後間での接続関係を切り替える第3制御ステップと、を備えた、ものである。
本開示の第4の態様に係るプログラムは、海底光分岐装置に備えられた制御コンピュータに、Nを2以上の整数とし、第1端局に海底光分岐装置を接続するN個の第1光ファイバ伝送路と、第2端局に前記海底光分岐装置を接続するN個の第2光ファイバ伝送路と、第3端局に前記海底光分岐装置を接続する第3光ファイバ伝送路と、に接続された、前記海底光分岐装置内の第1切替部を制御し、波長多重光信号の伝送経路を切り替える第1制御ステップと、前記第1端局と前記第1切替部との間の前記N個の第1光ファイバ伝送路上に挿入された、前記海底光分岐装置内の第2切替部を制御し、挿入位置の前後間での接続関係を切り替える第2制御ステップと、前記第2端局と前記第1切替部との間の前記N個の第2光ファイバ伝送路上に挿入された、前記海底光分岐装置内の第3切替部を制御し、挿入位置の前後間での接続関係を切り替える第3制御ステップと、を実行させるためのプログラムである。
本開示により、上記課題を解決する海底光分岐装置、海底光ケーブルシステム、切替方法、及びプログラムを提供することができる。即ち、本開示によれば、第1端局と第2端局との間に第3端局へ分岐させるための海底光分岐装置を備えた海底光ケーブルシステムにおいて、海底光分岐装置の敷設後に、第3端局との間の光ファイバ伝送路の接続を切り替えることが可能になる。
実施形態1に係る海底光分岐装置の一構成例を示すブロック図である。 図1の海底光分岐装置を備えた海底光ケーブルシステムの一構成例を示す概略図である。 比較例に係る海底光分岐装置を備えた海底光ケーブルシステムを示す図である。 図3の海底光ケーブルシステムの海底光分岐装置における光伝送経路の切り替え動作を説明するための図である。 実施形態2に係る海底光分岐装置の一構成例を示す図である。 図5の海底光分岐装置のN×N光スイッチにおける光伝送経路の切り替え動作を説明するための図である。 図5の海底光分岐装置におけるN×N光スイッチがONの場合の光伝送経路の一例を示す図である。 実施形態2に係る海底光分岐装置の他の構成例において、2×2光スイッチがOFFで1×2光スイッチがONの場合の光伝送経路を示す図である。 実施形態2に係る海底光分岐装置の他の構成例において、2×2光スイッチ及び1×2光スイッチが共にONの場合の光伝送経路を示す図である。 実施形態2に係る海底光分岐装置の他の構成例を示す図である。 図10の海底光分岐装置の4×4光スイッチにおける光伝送経路の切り替え動作を説明するための図である。 実施形態3に係る海底光分岐装置を備えた海底光ケーブルシステムの一構成例を示す概略図である。 海底光分岐装置の一部のハードウェア構成の一例を示す図である。
以下、図面を参照して、実施形態について説明する。なお、実施形態において、同一又は同等の要素には、同一の符号を付し、重複する説明を省略する場合がある。また、以下に説明する図面には一方向性の矢印を描いている図面があるが、この矢印はある信号(データ)の流れの方向を端的に示したもので、双方向性を排除するものではない。
<実施の形態1>
実施形態1に係る海底光分岐装置及びそれを備えた海底光ケーブルシステムについて、図1及び図2を参照しながら説明する。図1は、実施形態1に係る海底光分岐装置の一構成例を示すブロック図で、図2は、この海底光分岐装置を備えた海底光ケーブルシステムの一構成例を示す概略図である。
図1に示すように、本実施形態に係る海底光分岐装置1は、制御部1a、第1切替部1b、第2切替部1c、及び第3切替部1dを備え、端局間での光通信を他の端局(分岐端局)側に分岐させるために用いることができる。つまり、海底光分岐装置1は、光を分岐端局側に分配するために用いることができる。海底光分岐装置1の各構成要素については後述する。
また、図2に示すように本実施形態に係る海底光分岐装置1は、第1端局21にN本の光ファイバ伝送路(以下、第1光ファイバ伝送路)を介し接続され、第2端局22にN本の光ファイバ伝送路(以下、第2光ファイバ伝送路)を介し接続されることができる。ここで、Nは2以上の整数とする。さらに、海底光分岐装置1は、第3端局23に光ファイバ伝送路(以下、第3光ファイバ伝送路)を介して接続されることができる。
海底光分岐装置1、第1端局21、第2端局22、第3端局23、及びそれらの間を結ぶ光ファイバ伝送路は、本実施形態における海底光ケーブルシステム(以下、本システム)を構成する。なお、各端局は陸上に設置することができ、また、各端局と海底光分岐装置1との間における光ファイバ伝送路は、1本の光ケーブルに収容されて海底に敷設されることができる。例えば、第1端局21と海底光分岐装置1との間の第1光ファイバ伝送路は、1本の光ケーブルに収容されて海底に敷設されることができる。第2端局22に接続された第2光ファイバ伝送路、第3端局23に接続された第3光ファイバ伝送路についても同様である。但し、上記N個の第1光ファイバ伝送路は複数本の光ケーブルに分けて収容されることができ、上記N個の第2光ファイバ伝送路も複数本の光ケーブルに分けて収容されることができる。
本システムは、端局間での光通信を行う光ネットワークシステムであり、その光通信にはWDM(Wavelength Division Multiplexing)伝送方式が採用される。つまり、本システムは、一芯双方向通信を行うWDM伝送ネットワークが含まれる波長多重光伝送システムである。例えば、各端局において、合分波器等を備えた光伝送装置を設置しておくことで、光ファイバ伝送路を介した端局間での波長多重通信を行うことができる。
海底光分岐装置1の各構成要素について説明する。
制御部1aは、第1切替部1b、第2切替部1c、及び第3切替部1dにおける切り替えを制御する。制御部1aは、このような切替制御を含め、海底光分岐装置1の全体を制御する部位とすることができる。また、制御部1aは、切替制御を、例えば光ファイバ伝送路から取得した制御信号に従って実行することができる。光ファイバ伝送路から波長多重信号のうちの特定の波長の光信号を抽出して電気信号に変換することで、このような制御信号を得ることができる。
制御部1aは、例えば、CPU(Central Processing Unit)、作業用メモリ、及び海底光分岐装置1の全体を制御するためのプログラムを記憶した不揮発性の記憶装置などによって実現することができる。つまり、制御部1aは、上記プログラムが実行可能に組み込まれた制御コンピュータを有することができる。また、制御部1aは、例えば集積回路(Integrated Circuit)によって実現することもできる。
第1切替部1bは、第1端局21に接続するN個の第1光ファイバ伝送路と、第2端局22に接続するN個の第2光ファイバ伝送路と、第3端局23に接続する第3光ファイバ伝送路と、に接続し、波長多重光信号の伝送経路を切り替える。このように、第1切替部1bは、制御部1aからの制御に従い、伝送経路の接続状態を切り替えることが可能に構成されている。
第2切替部1cは、第1端局21と第1切替部1bとの間のN個の第1光ファイバ伝送路上に挿入された、挿入位置の前後間での接続関係(入出力関係)を切り替える。第2切替部1cは、このような接続関係の切り替えにより伝送経路を切り替える。
第3切替部1dは、第2端局22と第1切替部1bとの間のN個の第2光ファイバ伝送路上に挿入された、挿入位置の前後間での接続関係(入出力関係)を切り替える。第3切替部1dは、このような接続関係の切り替えにより伝送経路を切り替える。第2切替部1c及び第3切替部1dはいずれも、例えばN×N光スイッチで構成することができる。なお、第1切替部1b、第2切替部1c、及び第3切替部1dはそれぞれ、主切替部、第1副切替部、及び第2副切替部と称することもできる。
以上、本実施形態によれば、海底光分岐装置1の敷設後に、第1端局21と第3端局23との間の光ファイバ伝送路の接続を切り替えることが可能になるといった効果を奏する。同様に、本実施形態によれば、海底光分岐装置1の敷設後に、第2端局22と第3端局23との間の光ファイバ伝送路の接続を切り替えることが可能になるといった効果を奏する。これらの効果のうち、後者、前者の効果は、それぞれ、海底光分岐装置1において第2切替部1c、第3切替部1dを備えないことでも奏することができる。
また、図示しないが、第1切替部1bに相当する部分(本体部)と、第2切替部1cに相当する部分と、第3切替部1dに相当する部分とは、いずれも別個の筐体で構成することもでき、その場合、各部分に制御部を設けておくことができる。また、第2切替部1cに相当する部分は、第1端局21と本体部との間に挿入される中継装置などの他の海底機器に備えておくこともできる。同様に、第3切替部1dに相当する部分は、本体部と第2端局22との間に挿入される中継装置などの他の海底機器に備えておくこともできる。このような構成により、海底光分岐装置を構成する本体部等の各部の筐体を小型化でき、特に光ケーブルの敷設時や回収時の巻き取り作業を容易にすることができる。
ここで、海底光分岐装置1における切替方法について、補足する。海底光分岐装置1は、その切替処理を説明したように、次のような第1~第3制御ステップを備えた切替方法を実行することができる。第1制御ステップは、N個の第1光ファイバ伝送路とN個の第2光ファイバ伝送路と第3光ファイバ伝送路とに接続された、海底光分岐装置1内の第1切替部1bを制御し、波長多重光信号の伝送経路を切り替える。第2制御ステップは、第1端局21と第1切替部1bとの間のN個の第1光ファイバ伝送路上に挿入された、海底光分岐装置1内の第2切替部1cを制御し、挿入位置の前後間での接続関係を切り替える。第3制御ステップは、第2端局22と第1切替部1bとの間のN個の第2光ファイバ伝送路上に挿入された、海底光分岐装置1内の第3切替部1dを制御し、挿入位置の前後間での接続関係を切り替える。その他の例については上述した通りであり、また後述する実施形態で説明する例も適用することができる。
ここで、海底光分岐装置1に組み込み可能なプログラムについて、補足する。上述した制御部1aに組み込まれたプログラムは、上記第1~第3制御ステップを海底光分岐装置1に備えられた制御コンピュータに実行させるためのものとなる。その他の例については上述した通りであり、また後述する実施形態で説明する例も適用することができる。
<実施形態2>
実施形態2について、図3~図11を併せて参照しながら、実施形態1との相違点を中心に説明するが、実施形態1で説明した様々な例が適用できる。まず、図3及び図4を参照しながら比較例について説明する。図3は、比較例に係る海底光分岐装置を備えた海底光ケーブルシステムを示す図で、図4は、図3の海底光ケーブルシステムの海底光分岐装置における光伝送経路の切り替えを説明するための図である。
図3に示すように、比較例に係る海底光分岐装置101は、第1端局(トランク局)121と第3端局(ブランチ局)123との間で信号を伝送することによって、光海底ケーブルで複数の端局装置との通信を可能にしている。具体的には、図4に示すように海底光分岐装置101内に設けられた光スイッチを切り替える。これにより、光伝送経路を第1端局(トランク局)121と第2端局(トランク局)122との間で接続している状態から、第1端局(トランク局)121と第3端局(ブランチ局)123との間で接続している状態に切り替えることが可能になっている。
なお、第1端局121と第2端局122とを結ぶファイバペアは1つのトランク回線とすることができ、海底光分岐装置101と第3端局123とを結ぶファイバペアはブランチ回線とすることができる。つまり、このシステムは、2つのトランク回線と1つのブランチ回線とを含むことができ、この点は、後述する本実施形態に係るシステムでも同様である。なお、トランク回線、ブランチ回線の区別は、一般的に電源供給系統や回線長によりなされるが、これに限ったものではない。
比較例に係る海底光分岐装置101は、海底光分岐装置101の敷設後にトランクの異なる光ファイバ伝送路(ここではファイバペア)間の経路変更ができない構成となっている。なお、ファイバペアについては後述する。比較例に係る海底光分岐装置101では、海底光分岐装置101の敷設時点で各ファイバペアの接続先は決まっており、運用中にトランクの異なるファイバペアの接続先を変更することができない。例えば、敷設後に第2の上り信号FP2U用の光ファイバは第1の上り信号FP1U用の光ファイバのようにブランチ側へAdd/Dropすることができない。
しかしながら、昨今、敷設後にもトランクの異なるファイバペア間の入れ替えを行い、より柔軟なシステム構成を構築するニーズが高まっており、これを実現することが求められる。そのため、本実施形態に係る海底光分岐装置では、実施形態1に係る海底光分岐装置1で示したように、入出力ポートがN個ずつ存在する光スイッチを用い、その運用中に光ファイバ伝送路の入れ替えを行うことを可能にしている。このような入れ替えは、例えば外部から制御信号(切替コマンドを示す信号)を送信することで実施することができる。以下、本実施形態の詳細について説明する。
まず、図5~図7を併せて参照しながら本実施形態に係る海底光分岐装置の構成例について説明する。図5は、本実施形態に係る海底光分岐装置の一構成例を示す図である。図6は、図5の海底光分岐装置のN×N光スイッチにおける光伝送経路の切り替え動作を説明するための図である。図7は、図5の海底光分岐装置におけるN×N光スイッチがONの場合の光伝送経路の一例を示す図である。
図5に示すように、本実施形態では、ファイバペアを採用している。即ち、N個の第1光ファイバ伝送路、N個の第2光ファイバ伝送路、及び第3光ファイバ伝送路におけるそれぞれの光ファイバ伝送路は、ファイバペアを有する。このファイバペアは、第1端局21側から情報を光伝送するための光ファイバ(以下、上りファイバと称す)と第1端局21側へ情報を光伝送するための光ファイバ(以下、下りファイバと称す)とでなる。このように、ファイバペアは、上り用の光ファイバと下り用の光ファイバとの一対で構成されることができる。以下では便宜上、第1端局21側から第2端局22へ、或いは第3端局23を介して第2端局22へ情報をアップロードすることを想定して、その方向を上り方向として定義して説明を行う。
図5に示す例では、N個の第1光ファイバ伝送路及びN個の第2光ファイバ伝送路はいずれも、N本の上りファイバとN本の下りファイバとを有するとともに、第3光ファイバ伝送路はM個有する。このM個の第3光ファイバ伝送路は、M本の上りファイバとM本の下りファイバとを有する。ここで、MはN以下の正の整数とし、また、図5におけるLは、L=N-Mを満たすものとする。図5において、第Lの上り信号FPLU用の光ファイバ(第Lの上りファイバ)と第Lの下り信号FPLD用の光ファイバ(第Lの下りファイバ)とでなるファイバペアが、第1光ファイバ伝送路及び第2光ファイバ伝送路として用いられる。
図5に示すように、本実施形態に係る海底光分岐装置10は、図2の第2切替部1cの例に相当するN×N光スイッチ15u,15dと、第3切替部1dの例に相当するN×N光スイッチ16u,16dと、を備える。図5では、1個の光ファイバ伝送路をファイバペアで構成した例を挙げるため、N個の光ファイバ伝送路のための光スイッチは、これらのように、2つのN×N光スイッチで構成することができる。Nは2以上の任意の整数とすることができる。つまり、N×N光スイッチは、入出力ポートが2以上の任意の数(N個)ずつ存在する光スイッチである。
なお、図5で図示したように、第2切替部1cは、上りファイバ用のN×N光スイッチ15u、下りファイバ用のN×N光スイッチ15dとで領域を分けるなどして配置させることができる。同様に、第3切替部1dは、上りファイバ用のN×N光スイッチ16u、下りファイバ用のN×N光スイッチ16dとで領域を分けるなどして配置させることができる。
さらに、海底光分岐装置10も図2の第1切替部1bに相当する第1切替部(ここでも第1切替部1bとして説明する)を有する。第1切替部1bは、N個の第1光ファイバ伝送路のそれぞれをN個の第2光ファイバ伝送路のそれぞれに接続する機能(以下、機能F)を有することができる。さらに、第1切替部1bは、第2切替部1cに接続されたM個の第1光ファイバ伝送路のいずれか1つを、第3光ファイバ伝送路に接続するように切り替える機能を有することができる。
これらの機能のために、第1切替部1bは、1つの入力経路及び2つの出力経路を有する第1光スイッチをM個有することができる。そして、M個の第1光スイッチのそれぞれは、M個の第1光ファイバ伝送路のそれぞれに接続される。即ち、海底光分岐装置10は、第1切替部1bの一部の例に相当する1×2光スイッチ11u,12u,13u,14u,11d,12d,13d,14dを備えることができる。1×2光スイッチ11u,12u,13u,14uは上りファイバ用の光スイッチである。
ここで、入力と出力とは、便宜上、第1端局21側を情報送信の起点として説明するように区別しているに過ぎず、以下でも適宜、情報送信の起点に基づき説明を行う。なお、第1切替部1bに設ける光スイッチは、例えば、2つの入力経路及び2つの出力経路を有する光スイッチなど、他の構成の光スイッチであってもよく、また第1切替部1b中に異なる構成の光スイッチを混在させてもよい。また、第1切替部1bは、光スイッチを例示したものとは異なるような配置の多段構成とすることもできる。
また、第1切替部1bは、第3切替部1dに接続されたM個の第2光ファイバ伝送路のいずれか1つを、第3光ファイバ伝送路に接続するように切り替える機能を有することができる。
この機能及び上述した機能Fのために、第1切替部1bは、1つの入力経路及び2つの出力経路を有する第2光スイッチをM個有することができる。そして、M個の第2光スイッチのそれぞれは、M個の第2光ファイバ伝送路のそれぞれに接続される。即ち、海底光分岐装置10は、第1切替部1bの一部の例に相当する1×2光スイッチ11d,12d,13d,14dを備えることができる。1×2光スイッチ11d,12d,13d,14dは下りファイバ用の光スイッチである。
上述した各1×2光スイッチ11u等の接続関係は、図示するようなものである。例えば、1×2光スイッチ11uの入力ポートは、第Lの上り信号FPLU用の光ファイバ(第Lの上りファイバ)に対応するN×N光スイッチ15uのL番目の出力ポートに接続される。1×2光スイッチ11uの出力ポートの一方は1×2光スイッチ12uの入力ポートに接続され、他方は第3光ファイバ伝送路のうちの1本の光ファイバと接続される。1×2光スイッチ12uの出力ポートの一方はN×N光スイッチ16uのL番目の入力ポートに接続され、他方は第3光ファイバ伝送路のうちの1本の光ファイバと接続される。
また、1×2光スイッチ13uの入力ポートは、第Nの上り信号FPNU用の光ファイバ(第Nの上りファイバ)に対応するN×N光スイッチ15uのN番目の出力ポートに接続される。1×2光スイッチ13uの出力ポートの一方は1×2光スイッチ14uの入力ポートに接続され、他方は第3光ファイバ伝送路のうちの1本の光ファイバと接続される。1×2光スイッチ14uの出力ポートの一方はN×N光スイッチ16uのN番目の入力ポートに接続され、他方は第3光ファイバ伝送路のうちの1本の光ファイバと接続される。なお、第Lから第Nの上りファイバまでに対応する1×2光スイッチの接続関係は同様であり、また、下りについても同様である。なお、図6では、N×N光スイッチ15u、15dについて、区別無くN×N光スイッチ15とし、N×N光スイッチ16u、16dについて、区別無くN×N光スイッチ16とする。
以上のような構成により、N×N光スイッチ15やN×N光スイッチ16では、図6の左側のようにOFFの場合には各input(入力ポート)から入力された光はそれぞれ対応するoutput(出力ポート)へと直進する。一方で、図6の右側のようにN×N光スイッチ15,16がONの場合、各inputから入力された光を任意の(制御信号で指定された)outputへと出力させることが可能である。これにより、図7に示すように、第3端局23側と接続される第1端局21及び第2端局22側のファイバペアを自由に組み替えることが可能となる。
以上に説明したように、N×N光スイッチ15,16のそれぞれにおいて、その内部で光伝送経路の変更が可能となる。よって、海底光分岐装置10では、その敷設後、つまり稼働中(運用中)であっても、第1端局21又は第2端局22の異なるファイバペア間の経路変更を実現することが可能となる。例えば、端局の装置間をつないでいる光海底ケーブルのブランチ局(第3端局23)側と接続されるトランク局(第1端局21又は第2端局22)側のファイバペアを自由に組み替えることが可能となる。また、N×N光スイッチを用いて光伝送経路を構成することによって、海底光分岐装置10に搭載する光スイッチの数を抑えることも可能になる。
また、海底光分岐装置10は、図示した構成でなる光スイッチ駆動回路の他に、それを制御するための、制御部1aに相当する制御部(図示せず)を備える。この制御部による切り替えの制御は、波長多重光信号から抽出可能な制御信号に基づき実行されることができる。特に、この波長多重光信号は、N個の第1光ファイバ伝送路、N個の第2光ファイバ伝送路、及び第3光ファイバ伝送路におけるそれぞれの光ファイバ伝送路のうち、少なくとも2つ以上の光ファイバ伝送路で光伝送された信号であることが好ましい。
海底光分岐装置10は、光ファイバ伝送路を介して受信した光信号から制御信号を抽出する抽出部(図示せず)を備えておけば制御信号の抽出が可能となる。抽出部は、光ファイバ毎に設けられてもよいし、ブランチ局からの入力側にも設けられてよい。抽出部が複数設けられる場合、制御部は各抽出部に対応するよう複数設けられてもよい。抽出部は、光ファイバ伝送路を介して入力する光信号(主信号+制御信号)から制御信号を抽出する。抽出部は、例えば、光カプラ(分岐カプラ)と制御信号を抽出する光フィルタの組み合わせにより構成されてもよい。光フィルタは、制御信号が主信号とは異なる波長を用いる場合は、当該波長を選択的に透過するフィルタとすることができ、制御信号が主信号に低周波成分を重畳したものであれば、ローパスフィルタとすることができる。上記制御信号は、光ファイバ伝送路のうち、少なくとも2つ以上の光ファイバ伝送路で光伝送された波長多重光信号から抽出可能な信号であることが、冗長性をもたせる意味で好ましいと言える。
但し、制御部は、その他の経路(データ通信経路とは異なる経路)から電気信号又は光信号として受信した制御信号に基づき、各切替部11b~11d切り替えの制御を行うように構成することもできる。なお、制御部は、海底光分岐装置10の外部給電の変化に応じて第1切替部1bによる切り替えを制御するように構成することもできる。この場合、海底光分岐装置10は、各端局からの外部給電の有無を検知する検知部を備えておく。そして、制御部は、例えばトランク局間での外部給電が途切れたと検知された場合、トランク回線をブランチ回線に落とすように第1切替部1bを制御することができる。
特に、海底光分岐装置10は、第1切替部1bによる切り替え状態を維持したまま、第2切替部1c及び第3切替部1dを連動して切り替える機能を有することが好ましい。このような制御も制御部によって行うことができる。この機能により、海底光分岐装置10の敷設後であっても、第1端局21と第3端局23とを接続した状態、並びに第2端局22と第3端局とを接続した状態を維持しながら、各ファイバペア間において伝送させる情報を任意に変更することができる。ここで、連動して切り替える場合、第2切替部1c及び第3切替部1dを第1切替部1bに対して対称的な光伝送経路となるように切り替えを行うことで、情報の混入が無くなる。
次に具体例として、N=2の場合について、図8及び図9を併せて参照しながら説明する。図8は、実施形態2に係る海底光分岐装置の他の構成例において、2×2光スイッチがOFFで1×2光スイッチがONの場合の光伝送経路を示す図である。図9は、この構成例において、2×2光スイッチ及び1×2光スイッチが共にONの場合の光伝送経路を示す図である。
図8に示す海底光分岐装置は、光スイッチ駆動回路として、1×2光スイッチ31uの第1端局21側にN×N光スイッチ35uが接続され、1×2光スイッチ32uの第2端局22側にN×N光スイッチ36uが接続されている。また、1×2光スイッチ31uと1×2光スイッチ32uとが接続されている。図8に示すように、1×2光スイッチ31u,32uがONの場合で且つ2×2光スイッチ35u,36uがOFFの場合、FP1U側の信号は2×2光スイッチ35u,36u内を直進し第2端局22側へと出力される。この場合、FP2U側の信号は、2×2光スイッチ35u,36u内を直進後、1×2光スイッチ31u,32uを通して第3端局23側へと出力される。
一方で、図9に示すように、1×2光スイッチ31u,32uがONの場合で且つ2×2光スイッチ35u,36uがONの場合、FP2U側の信号が第2端局22側へと出力される。また、FP1U側の信号が1×2光スイッチ31u,32uを通して第3端局23側へと出力される。ここではファイバペアのうちの上りだけについて説明したが、下りについても同様である。このように、2×2光スイッチ35u,36uを使用した場合には、第1端局21と第2端局22とを結ぶファイバペアと第1端局21及び第2端局22と第3端局23とを結ぶファイバペアとを、つまり2つの異なるファイバペアを入れ替えることが可能である。
次に、N=4の場合について、図10及び図11を併せて参照しながら説明する。図10は、実施形態2に係る海底光分岐装置の他の構成例を示す図である。図11は、図10の海底光分岐装置の4×4光スイッチにおける光伝送経路の切り替え動作を説明するための図である。
図10に示す海底光分岐装置は、光スイッチ駆動回路として、1×2光スイッチ41u,43uの第1端局21側にN×N光スイッチ45uが接続され、1×2光スイッチ42u,44uの第2端局22側にN×N光スイッチ46uが接続されている。また、1×2光スイッチ41uと1×2光スイッチ42uとが接続され、1×2光スイッチ43uと1×2光スイッチ44uとが接続されている。
1×2光スイッチ41u~44uがONの場合で且つ図11の左側に示すように4×4光スイッチ45u,46uがOFFの場合、FP1U,FP2U側の信号は2×2光スイッチ45u,46u内を直進し第2端局22側へと出力される。この場合、FP3U,FP4U側の信号は、2×2光スイッチ45u,46u内を直進後、それぞれ1×2光スイッチ41u,42u、1×2光スイッチ43u,44uを通して、いずれも第3端局23側へと出力される。
一方で、1×2光スイッチ41u~44uがONの場合で且つ図11の右側に示すように4×4光スイッチ45u,46uがONの場合、FP3U,FP4U側の信号が第2端局22側へと出力される。また、FP1U,FP2U側の信号が、それぞれ1×2光スイッチ41u,42u、1×2光スイッチ43u,44uを通して、いずれも第3端局23側へと出力される。ここではファイバペアのうちの上りだけについて説明したが、下りについても同様である。
このように、4×4光スイッチ45u,46uを使用した場合には、第1端局21と第2端局22とを結ぶファイバペアと第1端局21及び第2端局22と第3端局23とを結ぶファイバペアとを、つまり4つの異なるファイバペアを入れ替えることが可能である。そのため、2×2光スイッチを利用して光伝送経路を作成する場合と比較すると、海底光分岐装置10に搭載する光スイッチの数を抑えることが可能である。よって、図5及び図7に示すN×N光スイッチの入出力ポートの数が増えるにつれて、より多くのトランク側の異なるファイバペアについて入れ替えることが可能であり、搭載する光スイッチの数についても更に抑えることが可能となる。
<実施形態3>
実施形態3について、図12を併せて参照しながら、実施形態2との相違点を中心に説明する。但し、実施形態3は、適宜、実施形態1,2で説明した様々な例が適用できる。図12は、実施形態3に係る海底光分岐装置を備えた海底光ケーブルシステムの一構成例を示す図である。なお、図12では、各端局21~23の図示を省略している。
図12にその一部を示す海底光ケーブルシステム(以下、本システム)は、図5にその一部を示すシステムにおいて、海底光分岐装置10と第3端局23との間に、つまり分岐側(例えばブランチ回線側)に、合分波装置24を挿入したものである。なお、図12では上り側のみ説明するが、下り側も同様に構成することができる。
合分波装置24は、再構成が可能な信号の挿入及び分岐(Add/drop)を行う装置である海底ROADM(Reconfigurable Optical Add/Drop Multiplexer)装置とすることができる。例えば、合分波装置24は、WSS(Wavelength Selective Switch)25を有することができ、また、図示しないが光フィルタを有することもできる。WSS25(及び光フィルタ)は、波長選択を行う選択部の例である。
WSS25は、第1端局21と第3端局23との接続における上り信号用に接続しておくことができる。N×N光スイッチ15u,16uを切り替えることで、異なるファイバペア間の経路変更を行い、WSS25を通過する経路と通過しない経路の変更を行うことが可能である。
ここで例示したように、第3端局23へと繋がる第3光ファイバ伝送路に接続する海底装置は、後段に出力する波長を選択する機能を有する合分波装置24とすることができるが、単なる中継器(中継装置)とすることもできる。特に、接続先の切り替えには、後段に出力する波長を選択する必要が生じるが、合分波装置24を備えておくことでそれに対応し、特定のファイバペアによって波長単位での光合分波させることが可能となる。なお、光ケーブルの長さによっては、図12の構成において、さらに合分波装置24と海底光分岐装置との間や合分波装置24と第3端局23を挿入することもできる。また、実施形態1,2についても同様であるが、海底光分岐装置と第1端局21との間や海底光分岐装置と第2端局22との間にも同様に中継器を挿入することもできる。
<他の実施形態>
上述した各実施形態では、海底光分岐装置や海底光ケーブルシステムの各部の機能について説明したが、海底光分岐装置や海底光ケーブルシステムとしてこれらの機能が実現できればよい。また、上述した各実施形態では、海底光ケーブルシステムの構成について例示したが、例示したものに限ったものではない。また、各実施形態において説明した様々な例は、適宜組み合わせることができる。
また、各実施形態に係る海底光分岐装置は、次のようなハードウェア構成を有することができる。図13は、各実施形態に係る海底光分岐装置の一部のハードウェア構成の一例を示す図である。
図13に示す海底光分岐装置50は、プロセッサ51、メモリ52、及びインタフェース53を有する。インタフェース53は、図示しない光スイッチ等の各切替部とのインタフェースとすることができる。各実施形態で説明した各部の機能は、プロセッサ51がメモリ52に記憶されたプログラムを読み込んで、インタフェース53と協働しながら実行することにより実現される。このプログラムは、各実施形態で説明したプログラムとすることができる。
上述の例において、上記プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)を含む。さらに、この例は、CD-ROM(Read Only Memory)、CD-R、CD-R/Wを含む。さらに、この例は、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(Random Access Memory))を含む。また、上記プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
なお、本開示は上述した様々な実施形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。また、本開示は、それぞれの実施形態を適宜組み合わせて実施されてもよい。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
<付記>
(付記1)
Nを2以上の整数とし、第1端局に接続するN個の第1光ファイバ伝送路と、第2端局に接続するN個の第2光ファイバ伝送路と、第3端局に接続する第3光ファイバ伝送路と、に接続し、波長多重光信号の伝送経路を切り替える第1切替部と、
前記第1端局と前記第1切替部との間の前記N個の第1光ファイバ伝送路上に挿入された、挿入位置の前後間での接続関係を切り替える第2切替部と、
前記第2端局と前記第1切替部との間の前記N個の第2光ファイバ伝送路上に挿入された、挿入位置の前後間での接続関係を切り替える第3切替部と、
前記第1切替部、前記第2切替部、及び前記第3切替部における切り替えを制御する制御部と、
を備えた、海底光分岐装置。
(付記2)
前記第1切替部による切り替え状態を維持したまま、前記第2切替部及び前記第3切替部を連動して切り替える機能を有する、
付記1に記載の海底光分岐装置。
(付記3)
前記第1切替部は、前記N個の第1光ファイバ伝送路のそれぞれを前記N個の第2光ファイバ伝送路のそれぞれに接続する機能と、MをN以下の正の整数とし、前記第2切替部に接続されたM個の第1光ファイバ伝送路のいずれか1つを、前記第3光ファイバ伝送路に接続するように切り替える機能と、を有する、
付記1又は2に記載の海底光分岐装置。
(付記4)
前記第1切替部は、1つの入力経路及び2つの出力経路を有する第1光スイッチをM個有し、
M個の前記第1光スイッチのそれぞれは、前記M個の第1光ファイバ伝送路のそれぞれに接続される、
付記3に記載の海底光分岐装置。
(付記5)
前記第1切替部は、前記第3切替部に接続されたM個の第2光ファイバ伝送路のいずれか1つを、前記第3光ファイバ伝送路に接続するように切り替える機能を有する、
付記3又は4に記載の海底光分岐装置。
(付記6)
前記第1切替部は、1つの入力経路及び2つの出力経路を有する第2光スイッチをM個有し、
M個の前記第2光スイッチのそれぞれは、前記M個の第2光ファイバ伝送路のそれぞれに接続される、
付記5に記載の海底光分岐装置。
(付記7)
前記N個の第1光ファイバ伝送路、前記N個の第2光ファイバ伝送路、及び前記第3光ファイバ伝送路におけるそれぞれの光ファイバ伝送路は、前記第1端局側から情報を光伝送するための光ファイバと前記第1端局側へ情報を光伝送するための光ファイバとでなるファイバペアを有する、
付記1~6のいずれか1項に記載の海底光分岐装置。
(付記8)
前記制御部による切り替えの制御は、前記N個の第1光ファイバ伝送路、前記N個の第2光ファイバ伝送路、及び前記第3光ファイバ伝送路におけるそれぞれの光ファイバ伝送路のうち、少なくとも2つ以上の光ファイバ伝送路で光伝送された波長多重光信号から抽出可能な制御信号に基づき実行される、
付記1~7のいずれか1項に記載の海底光分岐装置。
(付記9)
前記第3光ファイバ伝送路には、前記海底光分岐装置と前記第3端局との間に海底設置用の装置である海底装置が接続されている、
付記1~8のいずれか1項に記載の海底光分岐装置。
(付記10)
前記海底装置は、後段に出力する波長を選択する機能を有する合分波装置である、
付記9に記載の海底光分岐装置。
(付記11)
前記第3光ファイバ伝送路には、前記海底装置として、後段に出力する波長を選択する機能を有する合分波装置と、前記合分波装置の前記第3端局側に配された中継装置と、が接続されている、
付記9に記載の海底光分岐装置。
(付記12)
第1端局と、
第2端局と、
第3端局と、
海底光分岐装置と、
前記第1端局に前記海底光分岐装置を接続するN個の第1光ファイバ伝送路と、
前記第2端局に前記海底光分岐装置を接続するN個の第2光ファイバ伝送路と、
前記第3端局に前記海底光分岐装置を接続する第3光ファイバ伝送路と、
を備え、
前記海底光分岐装置は、
Nを2以上の整数とし、第1端局に接続するN個の第1光ファイバ伝送路と、第2端局に接続するN個の第2光ファイバ伝送路と、第3端局に接続する第3光ファイバ伝送路と、に接続し、波長多重光信号の伝送経路を切り替える第1切替部と、
前記第1端局と前記第1切替部との間の前記N個の第1光ファイバ伝送路上に挿入された、挿入位置の前後間での接続関係を切り替える第2切替部と、
前記第2端局と前記第1切替部との間の前記N個の第2光ファイバ伝送路上に挿入された、挿入位置の前後間での接続関係を切り替える第3切替部と、
前記第1切替部、前記第2切替部、及び前記第3切替部における切り替えを制御する制御部と、
を備えた、
海底光ケーブルシステム。
(付記13)
前記海底光分岐装置は、前記第1切替部による切り替え状態を維持したまま、前記第2切替部及び前記第3切替部を連動して切り替える機能を有する、
付記12に記載の海底光ケーブルシステム。
(付記14)
Nを2以上の整数とし、第1端局に海底光分岐装置を接続するN個の第1光ファイバ伝送路と、第2端局に前記海底光分岐装置を接続するN個の第2光ファイバ伝送路と、第3端局に前記海底光分岐装置を接続する第3光ファイバ伝送路と、に接続された、前記海底光分岐装置内の第1切替部を制御し、波長多重光信号の伝送経路を切り替える第1制御ステップと、
前記第1端局と前記第1切替部との間の前記N個の第1光ファイバ伝送路上に挿入された、前記海底光分岐装置内の第2切替部を制御し、挿入位置の前後間での接続関係を切り替える第2制御ステップと、
前記第2端局と前記第1切替部との間の前記N個の第2光ファイバ伝送路上に挿入された、前記海底光分岐装置内の第3切替部を制御し、挿入位置の前後間での接続関係を切り替える第3制御ステップと、
を備えた、
切替方法。
(付記15)
前記第1切替部による切り替え状態を維持したまま、前記第2切替部及び前記第3切替部を連動して切り替える制御を行う制御ステップを備えた、
付記14に記載の切替方法。
(付記16)
海底光分岐装置に備えられた制御コンピュータに、
Nを2以上の整数とし、第1端局に海底光分岐装置を接続するN個の第1光ファイバ伝送路と、第2端局に前記海底光分岐装置を接続するN個の第2光ファイバ伝送路と、第3端局に前記海底光分岐装置を接続する第3光ファイバ伝送路と、に接続された、前記海底光分岐装置内の第1切替部を制御し、波長多重光信号の伝送経路を切り替える第1制御ステップと、
前記第1端局と前記第1切替部との間の前記N個の第1光ファイバ伝送路上に挿入された、前記海底光分岐装置内の第2切替部を制御し、挿入位置の前後間での接続関係を切り替える第2制御ステップと、
前記第2端局と前記第1切替部との間の前記N個の第2光ファイバ伝送路上に挿入された、前記海底光分岐装置内の第3切替部を制御し、挿入位置の前後間での接続関係を切り替える第3制御ステップと、
を実行させるためのプログラム。
(付記17)
前記制御コンピュータに、前記第1切替部による切り替え状態を維持したまま、前記第2切替部及び前記第3切替部を連動して切り替える制御を行う制御ステップを実行させるためのプログラムを含む、
付記16に記載のプログラム。
以上、実施の形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記によって限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
この出願は、2019年6月19日に出願された日本出願特願2019-113509を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
1、10、50 海底光分岐装置
1a 制御部
1b 第1切替部
1c 第2切替部
1d 第3切替部
11、12、13、14、11u、12u、13u、14u、11d、12d、13d、14d、31u、32u、41u、42u、43u、44u 第1切替部の1×2光スイッチ
15u、15d、15 第2切替部のN×N光スイッチ
16u、16d、16 第3切替部のN×N光スイッチ
21 第1端局
22 第2端局
23 第3端局
24 合分波装置
25 WSS
35u 第2切替部の2×2光スイッチ
36u 第3切替部の2×2光スイッチ
45u 第2切替部の4×4光スイッチ
46u 第3切替部の4×4光スイッチ
51 プロセッサ
52 メモリ
53 インタフェース

Claims (10)

  1. Nを2以上の整数とし、第1端局に接続するN個の第1光ファイバ伝送路と、第2端局に接続するN個の第2光ファイバ伝送路と、第3端局に接続する第3光ファイバ伝送路と、に接続し、波長多重光信号の伝送経路を切り替える第1切替手段と、
    前記第1端局と前記第1切替手段との間の前記N個の第1光ファイバ伝送路上に挿入された、挿入位置の前後間での接続関係を切り替える第2切替手段と、
    前記第2端局と前記第1切替手段との間の前記N個の第2光ファイバ伝送路上に挿入された、挿入位置の前後間での接続関係を切り替える第3切替手段と、
    前記第1切替手段、前記第2切替手段、及び前記第3切替手段における切り替えを制御する制御手段と、
    を備え、
    前記N個の第1光ファイバ伝送路、前記N個の第2光ファイバ伝送路、及び前記第3光ファイバ伝送路におけるそれぞれの光ファイバ伝送路は、前記第1端局側から情報を光伝送するための光ファイバと前記第1端局側へ情報を光伝送するための光ファイバとでなるファイバペアを有する光ファイバ伝送路であり
    前記制御手段は、前記第1端局側から情報を光伝送し前記第1端局側へ情報を光伝送するためのファイバペアが、前記第2端局側へ情報を光伝送し前記第2端局側から情報を光伝送するためのファイバペアと前記第3端局側へ情報を光伝送し前記第3端局側から情報を光伝送するためのファイバペアとのうちのいずれか一方になるように、前記第1切替手段、前記第2切替手段、及び前記第3切替手段における切り替えを制御する、
    海底光分岐装置。
  2. 前記第1切替手段による切り替え状態を維持したまま、前記第2切替手段及び前記第3切替手段を連動して切り替える機能を有する、
    請求項1に記載の海底光分岐装置。
  3. 前記第1切替手段は、前記N個の第1光ファイバ伝送路のそれぞれを前記N個の第2光ファイバ伝送路のそれぞれに接続する機能と、MをN以下の正の整数とし、前記第2切替手段に接続されたM個の第1光ファイバ伝送路のいずれか1つを、前記第3光ファイバ伝送路に接続するように切り替える機能と、を有する、
    請求項1又は2に記載の海底光分岐装置。
  4. 前記第1切替手段は、1つの入力経路及び2つの出力経路を有する第1光スイッチをM個有し、
    M個の前記第1光スイッチのそれぞれは、前記M個の第1光ファイバ伝送路のそれぞれに接続される、
    請求項3に記載の海底光分岐装置。
  5. 前記第1切替手段は、前記第3切替手段に接続されたM個の第2光ファイバ伝送路のいずれか1つを、前記第3光ファイバ伝送路に接続するように切り替える機能を有する、
    請求項3又は4に記載の海底光分岐装置。
  6. 前記第1切替手段は、1つの入力経路及び2つの出力経路を有する第2光スイッチをM個有し、
    M個の前記第2光スイッチのそれぞれは、前記M個の第2光ファイバ伝送路のそれぞれに接続される、
    請求項5に記載の海底光分岐装置。
  7. 第1端局と、
    第2端局と、
    第3端局と、
    海底光分岐装置と、
    前記第1端局に前記海底光分岐装置を接続するN個の第1光ファイバ伝送路と、
    前記第2端局に前記海底光分岐装置を接続するN個の第2光ファイバ伝送路と、
    前記第3端局に前記海底光分岐装置を接続する第3光ファイバ伝送路と、
    を備え、
    前記海底光分岐装置は、
    Nを2以上の整数とし、第1端局に接続するN個の第1光ファイバ伝送路と、第2端局に接続するN個の第2光ファイバ伝送路と、第3端局に接続する第3光ファイバ伝送路と、に接続し、波長多重光信号の伝送経路を切り替える第1切替手段と、
    前記第1端局と前記第1切替手段との間の前記N個の第1光ファイバ伝送路上に挿入された、挿入位置の前後間での接続関係を切り替える第2切替手段と、
    前記第2端局と前記第1切替手段との間の前記N個の第2光ファイバ伝送路上に挿入された、挿入位置の前後間での接続関係を切り替える第3切替手段と、
    前記第1切替手段、前記第2切替手段、及び前記第3切替手段における切り替えを制御する制御手段と、
    を備え、
    前記N個の第1光ファイバ伝送路、前記N個の第2光ファイバ伝送路、及び前記第3光ファイバ伝送路におけるそれぞれの光ファイバ伝送路は、前記第1端局側から情報を光伝送するための光ファイバと前記第1端局側へ情報を光伝送するための光ファイバとでなるファイバペアを有する光ファイバ伝送路であり
    前記制御手段は、前記第1端局側から情報を光伝送し前記第1端局側へ情報を光伝送するためのファイバペアが、前記第2端局側へ情報を光伝送し前記第2端局側から情報を光伝送するためのファイバペアと前記第3端局側へ情報を光伝送し前記第3端局側から情報を光伝送するためのファイバペアとのうちのいずれか一方になるように、前記第1切替手段、前記第2切替手段、及び前記第3切替手段における切り替えを制御する、
    海底光ケーブルシステム。
  8. 前記海底光分岐装置は、前記第1切替手段による切り替え状態を維持したまま、前記第2切替手段及び前記第3切替手段を連動して切り替える機能を有する、
    請求項7に記載の海底光ケーブルシステム。
  9. Nを2以上の整数とし、第1端局に海底光分岐装置を接続するN個の第1光ファイバ伝送路と、第2端局に前記海底光分岐装置を接続するN個の第2光ファイバ伝送路と、第3端局に前記海底光分岐装置を接続する第3光ファイバ伝送路と、に接続された、前記海底光分岐装置内の第1切替手段を制御し、波長多重光信号の伝送経路を切り替える第1制御ステップと、
    前記第1端局と前記第1切替手段との間の前記N個の第1光ファイバ伝送路上に挿入された、前記海底光分岐装置内の第2切替手段を制御し、挿入位置の前後間での接続関係を切り替える第2制御ステップと、
    前記第2端局と前記第1切替手段との間の前記N個の第2光ファイバ伝送路上に挿入された、前記海底光分岐装置内の第3切替手段を制御し、挿入位置の前後間での接続関係を切り替える第3制御ステップと、
    を備え、
    前記N個の第1光ファイバ伝送路、前記N個の第2光ファイバ伝送路、及び前記第3光ファイバ伝送路におけるそれぞれの光ファイバ伝送路は、前記第1端局側から情報を光伝送するための光ファイバと前記第1端局側へ情報を光伝送するための光ファイバとでなるファイバペアを有する光ファイバ伝送路であり
    前記第1制御ステップ、前記第2制御ステップ、及び前記第3制御ステップでは、前記第1端局側から情報を光伝送し前記第1端局側へ情報を光伝送するためのファイバペアが、前記第2端局側へ情報を光伝送し前記第2端局側から情報を光伝送するためのファイバペアと前記第3端局側へ情報を光伝送し前記第3端局側から情報を光伝送するためのファイバペアとのうちのいずれか一方になるように、それぞれ前記第1切替手段、前記第2切替手段、及び前記第3切替手段における切り替えを制御する、
    切替方法。
  10. 海底光分岐装置に備えられた制御コンピュータに、
    Nを2以上の整数とし、第1端局に海底光分岐装置を接続するN個の第1光ファイバ伝送路と、第2端局に前記海底光分岐装置を接続するN個の第2光ファイバ伝送路と、第3端局に前記海底光分岐装置を接続する第3光ファイバ伝送路と、に接続された、前記海底光分岐装置内の第1切替手段を制御し、波長多重光信号の伝送経路を切り替える第1制御ステップと、
    前記第1端局と前記第1切替手段との間の前記N個の第1光ファイバ伝送路上に挿入された、前記海底光分岐装置内の第2切替手段を制御し、挿入位置の前後間での接続関係を切り替える第2制御ステップと、
    前記第2端局と前記第1切替手段との間の前記N個の第2光ファイバ伝送路上に挿入された、前記海底光分岐装置内の第3切替手段を制御し、挿入位置の前後間での接続関係を切り替える第3制御ステップと、
    を実行させるためのプログラムであって、
    前記N個の第1光ファイバ伝送路、前記N個の第2光ファイバ伝送路、及び前記第3光ファイバ伝送路におけるそれぞれの光ファイバ伝送路は、前記第1端局側から情報を光伝送するための光ファイバと前記第1端局側へ情報を光伝送するための光ファイバとでなるファイバペアを有する光ファイバ伝送路であり
    前記第1制御ステップ、前記第2制御ステップ、及び前記第3制御ステップでは、前記第1端局側から情報を光伝送し前記第1端局側へ情報を光伝送するためのファイバペアが、前記第2端局側へ情報を光伝送し前記第2端局側から情報を光伝送するためのファイバペアと前記第3端局側へ情報を光伝送し前記第3端局側から情報を光伝送するためのファイバペアとのうちのいずれか一方になるように、それぞれ前記第1切替手段、前記第2切替手段、及び前記第3切替手段における切り替えを制御する、
    プログラム。
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