JP7333938B2 - 水中無線電力伝送システム - Google Patents

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Description

本発明は、高周波を送電する送受電装置およびそれを用いる無線電力伝送システムに関するものである。具体的には、淡水中や海水中などを自由に移動し、配管や橋梁、海底資源探索や断層調査などに用いられる潜水機等へ無線で電力を供給、情報を送受信するための構造および電子機器システムに関する。
淡水中や海水中における潜水機への無線電力伝送システムは、伝送コイルを用いた磁界結合を利用して送受電する。
例えば、特許文献1では、水中において電力を伝送するための伝送コイルであって、交流電流が流れる環状の電線と非導電性樹脂又は非磁性樹脂を有し、前記電線の周囲を密閉する第1のカバーとを有し、前記電線は前記交流電流が流れることで発生する磁界を介して前記電力を伝送する伝送コイルが開示されている。
このような従来の無線電力伝送システムでは、高い電力伝送効率を実現するために、金属導体の損失低減から径の大きな金属コイルを数メートルの直径からなる環状に多数回巻いた構造となっている。
また、特許文献2では、高周波インバータと送電共振回路と圧電体を用いた送電超音波振動子などからなる超音波非接触給電システムが開示されている。水中での電力伝送が可能であるが、特に、機械的共振周波数と電力周波数を共に制御する必要があり、システムは複雑である。
特開2018-170480号公報 特開2017-220990号公報
従来のアンテナやコイルを用いた無線電力伝送システムでは、電磁波や磁界を発生させるために使用するアンテナおよび伝送コイルの総重量が非常に大きいため、潜水機の総重量が大幅に増加する。また、漏洩する磁界を閉じ込めるための遮蔽金属や伝送効率を改善するために使用するフェライトはさらに潜水機の総重量を増加させる。結果、潜水機の浮力制御が困難になるという課題を有している。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、伝送効率を劣化させることなく、軽量化された送受電装置およびそれを用いる無線電力伝送システムを実現するものである。
本発明にかかる第一の水中無線電力伝送システムは、
淡水中または海水中において無線による電力電送を行うためのシステムであって、
送電側に設けられる送電装置と、受電側に設けられる受電装置とを備え、
前記送電装置は、2以上の導体平板を有する送電器を備え、前記受電装置は、2枚以上の導体平板を有する受電器を備え、
前記送電器の導体平板と前記受電器の該導体平板とが相互に対向して配置されるものであることを特徴とする。
上記構成および構造により、送受電器の総重量を低減でき、重量の大きな伝送コイルを用いることなく高効率に電力を無線で給電することができる。
また、本発明にかかる第二の水中無線電力伝送システムは、
前記第一の水中無線電力伝送システムであって、
前記送電器および前記受電器の各導体平板は、それぞれ送電装置または受電装置の各表面に設けられるものであり、前記送電器の前記導体平板および前記受電器の導体平板が、相互に対向して配置される状態において、該導体平板の周囲を絶縁体によって包囲されるものであることを特徴とする。
上記構成および構造により、少なくとも2つ配置した送電器間の導通や電磁界結合を低減できるので、結果、総重量を低減でき、重量の大きな伝送コイルを用いることなく高効率に電力を無線で給電することができる。
また、本発明にかかる第三の水中無線電力伝送システムは、
前記第二の水中無線電力伝送システムであって、
前記送電器の導体平板と前記受電器の導体平板とは、相互に同数設けられるものであり、相互に対向して形成される各組ごとに、該導体平板の周囲を絶縁体によって包囲されるものであることを特徴とする。
また、本発明にかかる第四の水中無線電力伝送システムは、
前記第二または第三の水中無線電力伝送システムであって、
前記絶縁体は、前記送電装置または前記受電装置のいずれか一方の表面において前記導体平板の周囲に立設されるものであり、該送電器の導体平板と該受電器の導体平板とが対向するとき、前記絶縁体が双方の導体平板を包囲するものであることを特徴とする。
また、本発明にかかる第五の水中無線電力伝送システムは、
前記第一~第四のいずれかの水中無線電力伝送システムであって、
前記導体平板は、正方形または円形に形成された平面を有するものであり、対向して配置される導体平板の表面形状を同じものとしていることを特徴とする。
また、本発明にかかる第六の水中無線電力伝送システムは、
前記第一~第五のいずれかの水中無線電力伝送システムであって、
前記送電器の2以上の導体平板が相互に形成する間隙と、前記受電器の2以上の導体平板が相互に形成する間隙とは、ともに同寸法であり、この間隙寸法は、対向する両者に形成される間隔よりも大きくなるように設けられていることを特徴とする。
また、本発明にかかる第七の水中無線電力伝送システムは、
前記第一~第六のいずれかの水中無線電力伝送システムであって、
前記送電側は、給電ステーションであり、前記受電側は、潜水機であり、前記送電器は、前記給電ステーションの上面に配置され、前記受電器は、前記潜水機の底面に配置されるものであることを特徴とする。
また、本発明にかかる第八の水中無線電力伝送システムは、
前記第一~第六のいずれかの水中無線電力伝送システムであって、
前記送電側は、適宜間隔の壁面を有する給電ステーションであり、前記受電側は、潜水機であり、前記送電器は、前記給電ステーションの壁面内側に少なくとも1つずつ分かれて配置され、前記受電器は、前記潜水機の左右両側の側面に少なくとも1つずつ分かれて配置されるものであることを特徴とする。
また、本発明にかかる第九の水中無線電力伝送システムは、
前記第一~第八のいずれかの水中無線電力伝送システムであって、
前記送電器および前記受電器は、信号の無線伝送に供されるものであり、前記送電装置および前記受電装置の情報を相互に伝送するものであることを特徴とする。
本発明によれば、水中において、潜水機の総重量を大幅に増加させることなく、簡素な無線電力伝送システムにより、送電装置から必要な電力を高効率に受電装置へ供給できるようになる。
本発明にかかる無線電力伝送システム1が配置される環境の一例を示す模式図である。 本発明にかかる無線電力伝送システム1の構成例を示すブロック図である。 本発明にかかる給電ステーション3において、同一平面に設置された送電器101を側面から見た断面図である。 発明にかかる給電ステーション3において、同一平面に設置された送電器101を真上から見た図である。 本発明にかかる潜水機2において、同一平面に設置された受電器201を側面から見た断面図である。 本発明にかかる潜水機2において、同一平面に設置された受電器201を真上から見た図である。 本発明にかかる無線電力伝送システム1における送電器101と受電器201の配置関係を示した図である。 本発明の実施例1にかかる送電器の構成図である。 本発明の実施例1にかかる受電器の構成図である。 本発明の実施例1にかかる送電器と受電器の配置関係を示した図である。 本発明の実施例1にかかる海水を模擬した食塩水の導電率特性図である。 本発明の実施例1にかかる送受電器間の電力伝送効率特性図である。 本発明の実施例2にかかる送電器の構成図である。 本発明の実施例2にかかる受電器の構成図である。 本発明の実施例2にかかる送電器と受電器の配置関係を示した図である。 本発明の実施例2にかかる送受電器間の電力伝送効率特性図である。 本発明の実施例1および2にかかる送受電器間の配置を変えた場合の構成図である。 本発明の実施例1におよび2にかかる淡水を模擬した水道水の誘電正接特性図である。
本発明の実施形態について、以下、図を参照しながら説明する。ただし、説明に使用する図面及び以下の説明は、本開示を十分に理解するために提供されるものであり、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することは意図されていない。
本発明にかかる無線電力伝送システムについて、図1を用いて説明する。図1は、本発明にかかる無線電力伝送システム1が配置される環境の一例を示す模式図である。潜水機2は送電装置100を備えた給電ステーション3に着底している。前記潜水機2はいずれも受電装置200を搭載している。前記給電ステーション3は設置後の安定性から例えば、陸上よりケーブル5を介して電力と情報を伝送し、海底6に設置する。淡水の場合は水底となる。前記潜水機3は、前記給電ステーション3で十分にバッテリを充電したら、潜水機5のように探索活動などに従事する。
なお、海底まで潜水する必要が無い場合は、電力を送電する母船7よりケーブル8を介して水中給電ステーション9を浮かべてもよい。その場合、潜水機10は前記受電装置200を搭載しており、前記給電ステーション9上に着底することで無線電力伝送が行われる。
図2は、無線電力伝送システムの構成例を示すブロック図である。無線電力伝送システム1は、送電装置100、受電装置200、および金属平板からなる送電器101、受電器201を備える。受電装置200は、送電装置100に搭載した前記送電器101から送電される高周波電力を受電器201で受電する。
前記送電器101は少なくとも2枚以上の金属平板を配置した構造を取る。ここでは2枚の金属平板102、103を同一平面状に配置した場合を例に説明する。図3は同一平面に設置された前記送電器101を側面から見た断面図である。前記金属平板102、103は同一平面上に配置され、例えば、送電装置100を保護する外壁と水中が接する表面に設置される。各金属平板を囲うように絶縁体104、105、106が配置される。図4は同一平面に設置された前記送電器101を真上から見た図である。前記金属平板102、103をそれぞれ囲うように前記絶縁体壁104、105、106のほか、絶縁体壁107、108が配置されている。
前記受電器201は少なくとも2枚以上の金属平板を配置した構造を取る。ここでは2枚の金属平板202、203を同一平面状に配置した場合を例に説明する。図5は同一平面に設置された前記受電器201を側面から見た断面図である。前記金属平板202、203は同一平面上に配置され、例えば、受電装置200を搭載する潜水機2の底面に設置される。図6は同一平面に設置された前記受電器201を真上から見た図である。
前記受電装置200を搭載する潜水機2が前記送電装置100を備えた給電ステーション3に着底したときの無線電力伝送システム1における前記送電器101と前記受電器201の配置関係を図7に示す。ここでは潜水機2が給電ステーション3に着底した場合で説明する。図7は図5、図6に示したX-X’面における断面図である。潜水機2の底面に設置された前記受電器201が送電装置100を保護する外壁と水中が接する表面に設置された前記送電器101がお互いに対向配置となるように潜水機2は給電ステーション3に着底する。このとき、前記絶縁体壁104、105、106、107、108は潜水機2と給電ステーション3の接触時に生じる衝撃を緩和する役割を果たす。
前記絶縁体壁104、105、106、107、108、および潜水機2と給電ステーション3によって囲まれた、金属平板102と金属平板202が対応配置された領域11と、金属平板103と金属平板203が対応配置された領域12は海水で満たされることになる。湖や河川では前記領域11と前記領域12は淡水に満たされることになる。
前記領域11と前記領域12が海水で満たされた場合、海水は1kHzから20kHz付近までは1.0以上のQ値を示し、20kHzから100MHzの間で高い導電率を示すため、送電周波数を1kHzから100MHzの間に設定することで高効率に電力を送電することができる。結果、潜水機は少なくとも金属平板2枚を備えるだけで電界結合に加えて海水の導電率に基づいて海水を伝送線路として取り扱うことにより電力を受電できるため、潜水機の総重量を大幅に増加させることなく、海水中において送電器からの必要な電力の高効率給電が実現できる。
前記領域11と前記領域12が淡水で満たされた場合、淡水は20MHzから200MHzの間で低い誘電正接を示すため、送電周波数を20MHzから200MHzの間に設定することで高効率に電力を送電することができる。結果、潜水機は少なくとも金属平板2枚を備えるだけで電界結合より電力を受電できるため、潜水機の総重量を大幅に増加させることなく、淡水中において送電器からの必要な電力の高効率給電が実現できる。
なお、金属平板102、103、202、203は腐食を防ぐために表面を絶縁体でコーティングしても同等の電力伝送効率を実現できる。
本システムは電力伝送のみに限らず、情報も同時に伝送可能である。1例として図2を用いて説明する。まず電力の流れを説明する。給電ステーション3側については以下となる。給電ステーション3では、高周波電力を発生するRF電源110が整合回路111を介してバラン112に接続されている。RF電源110、整合回路111はともにシングルエンド端子なので、バラン112のシングルエンド端子に接続される。バラン112の差動出力端子はダイプレクサ113を介して送電器101に接続され、電力が送電される。送電器101は差動入力なので、ダイプレクサ113も差動端子を有している。この際、図示していないが送電電力の反射量はモニタリングされており、反射量が小さくなるように整合回路111は自動で調整される。なお、RF電源110は整合回路111を介してダイプレクサ113に接続されたのち、ダイプレクサ113の出力とバラン112を接続してもよい。あるいは、バラン機能を有するダイプレクサ113を用い、バラン112を省略してもよい。あるいはダイプレクサ210を差動入力、差動出力で設計し、整合回路111にバラン機能を付加してもバラン112を省略できる。
続いて、潜水機2側について説明する。前記送電器101から送電された高周波電力は受電器201で受電される。受電器201はダイプレクサ210の入力端子と接続され、ダイプレクサ210の出力端子の一端はバラン211に接続される。バラン211は整合回路212を介して整流回路213に接続され、高周波電力を直流電力に変換する。整流回路213の他端はバッテリ214に接続されており、直流電力が投入されバッテリ214を充電する。この際、図示していないが受電電力の透過量はモニタリングされており、透過量が大きくなるように整合回路212は自動で調整される。なお、受電器201はバラン211と接続したあと、ダイプレクサ210に接続してもよい。あるいは、バラン機能を有するダイプレクサを用い、バラン211を省略してもよい。あるいはダイプレクサ210を差動入力、差動出力で設計し、整合回路212、整流回路213を差動回路で設計することでバラン211は省略できる。
次に情報の流れを説明する。潜水機2側において、前記バッテリ214はDC/DC215にも接続されており、バッテリ214の電力はDC/DC2015を介して通信モジュール216に供給される。通信モジュール216は、例えばカメラモジュール220を有しており、カメラモジュール220は信号処理回路219を介してラインドライバ221に接続され、カメラモジュール220で撮影された動画データや画像データが伝送される。さらにラインドライバ221から前記通信トランス217を介して前記ダイプレクサ210の他端へ入力される。前記ダイプレクサ210は受電器201に接続されているので、受電器201から前記送電器101へデータ伝送される。すなわち、電力伝送と情報通信の周波数をそれぞれ異なる周波数に設定することで、電力も情報も同時に伝送できる。
給電ステーション3側では、前記送電器101に接続されているダイプレクサ113の他端は通信トランス114と接続される。通信トランス114は電力伝送回路の基準電位と情報通信回路の基準電位を切り離す目的で使用しているが、電力伝送の基準電位と情報通信回路の基準電位をアースできるならば必ずしも接続しなくてもよい。通信トランス114の他端は可変ゲインアンプ115と接続され、可変ゲインアンプ115の他端は信号処理回路116に接続される。この経路を通って受信したデータがユーザの手元に届く。
前記信号処理回路116の他端は、ラインドライバ117に接続されており、例えば、データの受信開始となる信号やデータの受信完了といった情報を伝送する。伝送された情報はラインドライバ117の出力に接続された通信トランス114を介してダイプレクサ113に入力され、さらに前記送電器101へと伝わる。そして、送電器101から前記受電器201へ情報伝送される。前記潜水機2に搭載された受電器201で受信した情報は高周波電力と同様に前記ダイプレクサ210へ入力される。入力された情報は、先に記したデータ伝送と同じようにダイプレクサ210を介して前記通信トランス217へ入力される。通信トランス217の他端は可変ゲインアンプ218に接続されており、前記可変ゲインアンプ218の出力は信号処理回路219へと入力される。このようにしてデータの受信開始となる信号やデータの受信完了といった情報は前記潜水機2へ伝わり、適宜、通信が行わる。
例えば、図3、図4に示す送電器101の金属平板102、103を図8に示す金属平板14、15で表現して銅で構成し、金属平板14と金属平板15において、各金属平板の少なくとも一辺にL型の導体線路17、18を接続する。前記L型の導体線路17、18の一端を開放端とし、その開放端には、電力を供給する配線を接続するため例えばBNCコネクタをはんだで固定するビアホール19、20をそれぞれ設ける。前記絶縁体壁104、105、106、107をニトリルゴムからなる絶縁体壁21、22、23、24で、給電ステーション3および潜水機2をそれぞれ比誘電率3.9からなる誘電体基板16で模擬する。ここで前記L型の導体線路17、18側に設置する前記絶縁体108は実験の都合上、模擬していないが、例えば、同様にニトリルゴムで模擬しても特性に影響はない。
そして、図5、図6に示す受電器201の金属平板202、203を図9に示す金属平板25、26で表現して銅で構成し、金属平板25と金属平板26において、各金属平板の少なくとも一辺にL型の導体線路28、29を接続する。前記L型の導体線路28、29の一端を開放端とし、その開放端には、電力を取り出す配線を接続するため例えばBNCコネクタをはんだで固定するビアホール30、31をそれぞれ設ける。給電ステーション4を比誘電率3.9からなる誘電体基板27で模擬した図10に示す無線電力伝送システム13を考える。図10は図8、図9に示したY-Y’面における断面図である。図10に示す無線電力伝送システム13で実験を行う上で、絶縁体壁24を底面として垂直に立てらせる。そして、上面側となる前記L型の導体線路17、18側から海水を模擬した食塩水を注ぐため、前記絶縁体108は設けていない。
前記誘電体基板16、27は長辺を20.5cm、短辺を17.5cm、厚み1.6mmとし、前記金属平板14、15、25、26のサイズは、例えば、長辺を17cm、短辺を4cm、厚み70μmとする。前記金属平板14と15、および前記金属平板25と26の間隔は2cmとする。前記絶縁体壁22、23、24の幅を1cm厚みを2cmとし、前記絶縁体壁22、24の長さを20.5cm、前記絶縁体壁23の長さを18.6cmとし、前記誘電体基板16の外周に沿って配置する。前記L型配線17、18および28、29の幅は2mmとし、開放端側から長さ11.5mmで直角に曲がり、20mm伸びたところで前記金属平板14、15、25、26とそれぞれ接続される。前記L型配線17、18および28、29の開放端側に設けたビアホール19、20および30、31の直径は0.8mmとする。
前記絶縁体壁21、22、23、24および前記誘電体基板16、27によって囲まれた、金属平板14と金属平板25が対向配置された領域32と、金属平板15と金属平板26が対向配置された領域33を、海水を模擬した濃度3.5%の食塩水で満たす。
海水を模擬した濃度3.5%の食塩水のQ値と導電率の測定結果を図11に示す。1kHzから20kHz付近までは1.0以上のQ値を示し、20kHz付近から導電率が向上し、100kHzから100MHzまでが導電率4S/m以上を示す。ここでは導電率が高い周波数帯における電力伝送効率を図12に示す。図12は、例えば、前記誘電体基板16と前記誘電体基板27を5mm離して構成した前記無線電力伝送システム13において、ベクトルネットワークアナライザの一端子とバランのシングルエンド端子を接続し、バランの差動出力端子の一端を接続したBNCコネクタをはんだでビアホール19に固定し、バランの差動出力端子の他端を接続したBNCコネクタをはんだでビアホール20に固定して差動により電力を送電し、ベクトルネットワークアナライザの他端子とバランのシングルエンド端子を接続し、バランの差動出力端子の一端を接続したBNCコネクタをはんだでビアホール30に固定し、バランの差動出力端子の他端を接続したBNCコネクタをはんだでビアホール31に固定して差動により送電された電力を受電し、その送電電力と受電電力の比から得られる電力伝送効率を周波数軸でグラフ化したものである。
図11より海水が高い導電率を示すことで高周波帯では誘電体としてだけでなく導体としても振る舞うことが読み取れる。この海水からなる導体を絶縁体壁で囲うことで導波路が構成される。つまり、前記絶縁体壁21、22、23、24および前記誘電体基板16、27によって囲まれた、金属平板14と金属平板25が対応配置された領域32と、金属平板15と金属平板26が対応配置された領域33が導波路として振う。ここで、前記金属平板14と前記金属平板15にお互いに逆相となる高周波電力を投入すると、電気的に切り離された領域32と領域33からなる導波路を介して伝送されて、前記金属平板25および前記金属平板26で電力を取り出すことができる。例え、前記金属平板14、15、25、26を絶縁体でコーティングしても海水が導体として振る舞うため、前記金属平板14、15、25、26と海水が電極として振る舞うコンデンサを形成され、コンデンサ部分は電界結合によって、海水部分は電界結合と海水の導電率に従った導波路を介して電力が伝送されることになる。結果、送受電器の総重量を低減でき、重量の大きな伝送コイルを用いることなく高効率に電力を無線で給電することができる。
なお、ここでは実験の容易さから電力の入力線路としてビアホール19、20およびL型の導体線路17、18、および電力の出力線路としてビアホール30、31およびL型の導体線路28、29を設けているが、必ずしもこれに沿うものではなく、例えば、金属平板14、15および金属平板25、26上にビアホールを設けて電力の入力線路および出力線路を設けてもよい。これにより引き回し線路による損失を低減できる。あるいは、金属平板14、15および金属平板25、26に対して誘電体基板16、17を介して対向配置した金属平板をそれぞれ設けることで容量結合により電力を入力、および出力させることができる。これによりビアホールを設ける必要がなく、製作が容易になる。
また、実験の容易さから金属平板14、15および金属平板25、26を同一平面上に構成したが、必ずしもこれに沿うものではなく、例えば、図1に示すように潜水機10が母船7より海中へケーブル8を介して設けた給電ステーション9に着底する場合、図17に示すように潜水機の側面に金属平板54、55を設け、給電ステーション9の側壁上に設けた金属平板56、57と対向配置させてもよい。ここでは絶縁体壁を図示していないが、同様に絶縁体壁で前記金属平板54と前記金属平板56、前記金属平板55と前記金属平板57をそれぞれ囲うことで同等の電力伝送効率を実現できる。
実験では前記領域32、33に海水を模擬した食塩水を充填したが、淡水を充填しても同等の効果を得ることができる。淡水の場合は、海水に比べて導電率が非常に低いため、絶縁体として振る舞う。その場合、前記金属平板14と25、15と26がそれぞれ電界結合するため、結果として高効率電力伝送が実現できる。例えば、水道水の誘電正接を図18に示す。このように水道水に近い淡水ならば、20MHzから200MHzまでの範囲で誘電正接が小さくなるので、特に高効率電力伝送が実現できる。この際、淡水が高周波帯では絶縁体として振る舞うことから、前記金属平板14に投入された電力によって生じる電気力線が前記金属平板15へ、また前記金属平板15に投入された電力によって生じる電気力線が前記金属平板14へ向かい、効率の低下を招く恐れがある。しかし、前記金属平板14と前記金属平板15の間隔を、金属平板14と金属平板25、および金属平板15と金属平板26の距離よりも広くすることで、電気力線は最も近い距離にある導体へ向かうので、前記金属平板14および前記金属平板15に発生した電気力線はそれぞれ前記金属平板25および前記金属平板26へ向かうようになるので、高効率電力伝送を達成できる。結果、送受電器の総重量を低減でき、重量の大きな伝送コイルを用いることなく高効率に電力を無線で給電することができる。
例えば、図3、図4に示す送電器101の金属平板102、103を図13に示す金属平板34、35で表現して銅で構成し、金属平板34と金属平板35において、各金属平板にL型の導体線路37、38を接続する。前記L型の導体線路37、38の一端を開放端とし、その開放端には、電力を供給する配線を接続するため例えばBNCコネクタをはんだで固定するビアホール39、40をそれぞれ設ける。前記絶縁体壁104、106、107をニトリルゴムからなる絶縁体壁41、42、43で、給電ステーション3および潜水機2をそれぞれ比誘電率3.9からなる誘電体基板36、46で模擬する。ここで前記L型の導体線路17、18側に設置する前記絶縁体108は実験の都合上、模擬していないが、例えば、同様にニトリルゴムで模擬しても特性に影響はない。
そして、図5、図6に示す受電器201の金属平板202、203を図14に示す金属平板44、45で表現して銅で構成し、金属平板25と金属平板26において、各金属平板にL型の導体線路48、49を接続する。前記L型の導体線路48、49の一端を開放端とし、その開放端には、電力を取り出す配線を接続するため例えばBNCコネクタをはんだで固定するビアホール49、50をそれぞれ設ける。給電ステーション4を比誘電率3.9からなる誘電体基板51で模擬した図15に示す無線電力伝送システム52を考える。図15は図13、図14に示したZ-Z’面における断面図である。図15に示す無線電力伝送システム52で実験を行う上で、絶縁体壁43を底面として垂直に立てらせる。そして、上面側となる前記L型配線47、48側から海水を模擬した食塩水を注ぐため、前記絶縁体108は設けていない。
前記誘電体基板36、46は長辺を30.5cm、短辺を17.0cm、厚み1.6mmとし、前記金属平板34、35、44、45のサイズは、例えば、半径を5cm、厚み70μmとした円状の電極で表現する。前記金属平板34と35、および前記金属平板44と45の間隔は5mmとする。前記絶縁体壁41、42、43の幅を1cm厚みを2cmとし、前記絶縁体壁41、42の長さを17.0cm、前記絶縁体壁43の長さを30.5cmとし、前記誘電体基板36の外周に沿って配置する。前記L型配線37、38および47、48の幅は1.3mmとし、開放端側から長さ80mmで直角に曲がり、30mm伸びたところで前記金属平板34、35、44、45とそれぞれ接続される。前記L型配線37、38および47、48の開放端側に設けたビアホール39、40および49、50の直径は0.8mmとする。
前記絶縁体壁41、42、43および前記誘電体基板36、46によって囲まれた、金属平板34と金属平板35、および金属平板44と金属平板45が対向配置された領域53を、海水を模擬した濃度3.5%の食塩水で満たす。
海水を模擬した濃度3.5%の食塩水の導電率の測定結果をは図11に示したとおりである。100kHzから100MHzまでが導電率4S/m以上を示す。この周波数帯における電力伝送効率を図16に示す。図16は、例えば、前記誘電体基板36と前記誘電体基板46を5mm離して構成した前記無線電力伝送システム52において、ベクトルネットワークアナライザの一端子とバランのシングルエンド端子を接続し、バランの差動出力端子の一端を接続したBNCコネクタをはんだでビアホール39に固定し、バランの差動出力端子の他端を接続したBNCコネクタをはんだでビアホール40に固定して差動により電力を送電し、ベクトルネットワークアナライザの他端子とバランのシングルエンド端子を接続し、バランの差動出力端子の一端を接続したBNCコネクタをはんだでビアホール49に固定し、バランの差動出力端子の他端を接続したBNCコネクタをはんだでビアホール50に固定して差動により送電された電力を受電し、その送電電力と受電電力の比から得られる電力伝送効率を周波数軸でグラフ化したものである。
図11より海水が高い導電率を示すことで高周波帯では誘電体としてだけでなく導体としても振る舞うことが読み取れる。この海水からなる導体を絶縁体壁で囲うことで導波路が構成される。つまり、前記絶縁体壁41、42、43および前記誘電体基板36、46によって囲まれた、金属平板34と金属平板35、および金属平板44と金属平板45が対向配置された領域53は導波路として振う。ここで、前記金属平板34と前記金属平板35にお互いに逆相となる高周波電力を投入すると、前記領域53からなる導波路を介して伝送されて、前記金属平板44および前記金属平板45で電力を取り出すことができる。この際、海水は高周波帯で導体として振る舞うため、前記金属平板34に投入された電力は領域53からなる導波路を介して前記金属平板35へ、また前記金属平板35に投入された電力は領域53からなる導波路を介して前記金属平板34へ流れ込むため、効率の低下を招く恐れがある。しかし、前記金属平板34と前記金属平板35の最も近い距離よりも、金属平板34と金属平板44、および金属平板35と金属平板45の距離の方を短くすることで、海水の電気抵抗は金属平板34と金属平板44、および金属平板35と金属平板45の距離の方が小さくなるので、高効率電力伝送を達成できる。例え、前記金属平板34、35、44、45を絶縁体でコーティングしても海水が導体として振る舞うため、前記金属平板34、35、44、45と海水が電極として振る舞うコンデンサを形成され、コンデンサ部分は電界結合によって、海水部分は電界結合と海水の導電率に従った導波路を介して電力が伝送されることになる。結果、送受電器の総重量を低減でき、重量の大きな伝送コイルを用いることなく高効率に電力を無線で給電することができる。
なお、前記絶縁体壁41、42、43は前記誘電体基板36、46を囲うように配置したが、これは実験の都合上、前記領域53に海水を充てんするために設けた配置であり、必ずしもこれに沿うものではない。
また、実験の容易さから電力の入力線路としてビアホール39、40およびL型の導体線路37、38、および電力の出力線路としてビアホール49、50およびL型の導体線路47、48を設けているが、必ずしもこれに沿うものではなく、例えば、金属平板34、35および金属平板44、45上にビアホールを設けて電力の入力線路および出力線路を設けてもよい。これにより引き回し線路による損失を低減できる。あるいは、金属平板34、35および金属平板44、45に対して誘電体基板36、46を介して対向配置した金属平板をそれぞれ設けることで容量結合により電力を入力、および出力させることができる。これによりビアホールを設ける必要がなく、製作が容易になる。
実験では前記領域53に海水を模擬した食塩水を充填したが、淡水を充填しても同等の効果を得ることができる。淡水の場合は、海水に比べて導電率が非常に低いため、絶縁体として振る舞う。その場合、前記金属平板34と35、44と45がそれぞれ電界結合するため、結果として高効率電力伝送が実現できる。例えば、水道水の誘電正接を図18に示す。このように水道水に近い淡水ならば、20MHzから200MHzまでの範囲で誘電正接が小さくなるので、特に高効率電力伝送が実現できる。この際、淡水が高周波帯では絶縁体として振る舞うことから、前記金属平板34に投入された電力によって生じる電気力線が前記金属平板35へ、また前記金属平板35に投入された電力によって生じる電気力線が前記金属平板34へ向かい、効率の低下を招く恐れがある。しかし、前記金属平板34と前記金属平板35の間隔を、金属平板34と金属平板44、および金属平板35と金属平板45の距離よりも広くすることで、電気力線は最も近い距離にある導体へ向かうので、前記金属平板34および前記金属平板35に発生した電気力線はそれぞれ前記金属平板44および前記金属平板45へ向かうようになるので、高効率電力伝送を達成できる。結果、送受電器の総重量を低減でき、重量の大きな伝送コイルを用いることなく高効率に電力を無線で給電することができる。
1、13、52 無線電力伝送システム
2、5、10 潜水機
3、9 給電ステーション
4、8 ケーブル
6 海底
7 母船
11、12、32、33、53 領域
14、15、25、26、34、35、44、45、
102、103、202、203 金属平板
16、27、36、46 誘電体基板
17、18、28、29、37、38、47,48 L型の導体線路
19、20、30、31、39、40、49、50 ビアホール
21、22、23、24、41、42、43、
104、105、106、107、108 絶縁体壁
100 送電装置
101 送電器
110 RF電源
111、212 整合回路
112、210 バラン
113、210 ダイプレクサ
114、217 通信トランス
115、218 可変ゲインアンプ
116、219 信号処理回路
117、221 ラインドライバ
200 受電装置
201 受電器
213 整流回路
214 バッテリ
215 DC/DC
216 通信モジュール
220 カメラモジュール

Claims (9)

  1. 淡水中または海水中において無線による電力電送を行うためのシステムであって、
    送電側に設けられる送電装置と、受電側に設けられる受電装置とを備え、
    前記送電装置は、2以上の導体平板を有する送電器を備え、前記受電装置は、2枚以上の導体平板を有する受電器を備え、
    前記送電器の導体平板と前記受電器の導体平板とが相互に対向して配置され
    前記送電器の導体平板および前記受電器の導体平板は、それぞれ送電装置または受電装置の各表面に設けられており、
    さらに、前記送電器の導体平板および前記受電器の導体平板が、相互に対向して配置される状態において、該導体平板の周囲を絶縁体によって包囲されるものであることを特徴とする水中無線電力伝送システム。
  2. 前記送電器の導体平板と前記受電器の導体平板とは、相互に同数設けられるものであり、相互に対向して形成される各組ごとに、該導体平板の周囲を絶縁体によって包囲されるものであることを特徴とする請求項1に記載の水中無線電力伝送システム
  3. 前記絶縁体は、前記送電装置または前記受電装置のいずれか一方の表面において前記導体平板の周囲に立設されるものであり、該送電器の導体平板と該受電器の導体平板とが対向するとき、前記絶縁体が双方の導体平板を包囲するものであることを特徴とする請求項1または2に記載の水中無線電力伝送システム
  4. 前記導体平板は、正方形または円形に形成された平面を有するものであり、対向して配置される導体平板の表面形状を同じものとしていることを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載の水中無線電力伝送システム
  5. 前記送電器の2以上の導体平板が相互に形成する間隙と、前記受電器の2以上の導体平板が相互に形成する間隙とは、ともに同寸法であり、この間隙寸法は、対向する両者に形成される間隔よりも大きくなるように設けられていることを特徴とする請求項1~4のいずれかに記載の水中無線電力伝送システム
  6. 淡水中または海水中において無線による電力電送を行うためのシステムであって、
    送電側に設けられる送電装置と、受電側に設けられる受電装置とを備え、
    前記送電装置は、2以上の導体平板を有する送電器を備え、前記受電装置は、2枚以上の導体平板を有する受電器を備え、
    前記送電器の導体平板と前記受電器の該導体平板とが相互に対向して配置されるものであり、
    前記送電器の2以上の導体平板が相互に形成する間隙と、前記受電器の2以上の導体平板が相互に形成する間隙とは、ともに同寸法であり、この間隙寸法は、対向する両者に形成される間隔よりも大きくなるように設けられていることを特徴とする水中無線電力伝送システム。
  7. 前記送電側は、給電ステーションであり、前記受電側は、潜水機であり、前記送電器は、前記給電ステーションの上面に配置され、前記受電器は、前記潜水機の底面に配置されるものであることを特徴とする請求項1~6のいずれかに記載の水中無線電力伝送システム。
  8. 前記送電側は、適宜間隔の壁面を有する給電ステーションであり、前記受電側は、潜水機であり、前記送電器は、前記給電ステーションの壁面内側に少なくとも1つずつ分かれて配置され、前記受電器は、前記潜水機の左右両側の側面に少なくとも1つずつ分かれて配置されるものであることを特徴とする請求項1~6のいずれかに記載の水中無線電力伝送システム。
  9. 前記送電器および前記受電器は、信号の無線伝送に供されるものであり、前記送電装置および前記受電装置の情報を相互に伝送するものであることを特徴とする請求項1~8のいずれかに記載の水中無線電力伝送システム。
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