JP7333695B2 - 共役ジエン系重合体のクラム及びベール成形体 - Google Patents
共役ジエン系重合体のクラム及びベール成形体 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7333695B2 JP7333695B2 JP2019016639A JP2019016639A JP7333695B2 JP 7333695 B2 JP7333695 B2 JP 7333695B2 JP 2019016639 A JP2019016639 A JP 2019016639A JP 2019016639 A JP2019016639 A JP 2019016639A JP 7333695 B2 JP7333695 B2 JP 7333695B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- conjugated diene
- bale
- diene polymer
- crumbs
- crumb
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L47/00—Compositions of homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, at least one having two or more carbon-to-carbon double bonds; Compositions of derivatives of such polymers
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C43/00—Compression moulding, i.e. applying external pressure to flow the moulding material; Apparatus therefor
- B29C43/02—Compression moulding, i.e. applying external pressure to flow the moulding material; Apparatus therefor of articles of definite length, i.e. discrete articles
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08J—WORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
- C08J3/00—Processes of treating or compounding macromolecular substances
- C08J3/12—Powdering or granulating
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
- Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Absorbent Articles And Supports Therefor (AREA)
Description
[1]
比表面積が0.7m2/g~3.2m2/gである共役ジエン重合体のクラム。
[2]
共役ジエン重合体が、分子量100万以上の成分を30~90質量%含む[1]に記載のクラム。
[3]
共役ジエン重合体100質量部に対してプロセスオイル1~20質量部を含む[1]又は[2]に記載のクラム。
[4]
比表面積が0.005m2/g~0.05m2/gである共役ジエン重合体のベール。
[5]
比表面積が0.7m2/g~3.2m2/gである共役ジエン重合体のクラムを作製し、前記クラムを圧縮成形することによりベールを得るベールの製造方法。
[6]
前記共役ジエン重合体のクラムをふるい分ける工程を更に有する[5]に記載のベールの製造方法。
本実施形態に用いる共役ジエン重合体の原料となるモノマーは、重合可能な共役ジエン化合物であれば特に限定されず、例えば1,3-ブタジエン、イソプレン、2,3-ジメチル-1,3-ブタジエン、1,3-ペンタジエン、3-メチル-1,3-ペンタジエン、1,3-ヘプタジエン、1,3-ヘキサジエン等が挙げられる。これらの中でも、工業的入手の容易さの観点から、1,3-ブタジエン、イソプレンが好ましく、タイヤのトレッドに耐摩耗性、弾性、強度を付与する目的では1,3-ブタジエンが好ましい。これらは1種のみならず2種以上を併用してもよい。共役ジエン化合物中に、アレン類、アセチレン類等が不純物として含有されていると、重合体末端の変性反応を阻害するおそれがある。そのため、これらの不純物の含有量濃度(質量)の合計は、200ppm以下であることが好ましく、100ppm以下であることがより好ましく、50ppm以下であることが更に好ましい。
共役ジエンや芳香族ビニルを重合する際の開始剤はアニオン重合開始剤であれば特に制限されないが、安定性や取扱い性の観点から、例えば、アルミニウム、マグネシウム、リチウム、ナトリウム、カリウム等の金属のアルキル化合物が好ましく、中でも重合効率の観点から有機リチウムが特に好ましい。重合開始剤として用いる有機リチウムとしては、特に制限されないが、例えば、低分子化合物や可溶化したオリゴマーの有機リチウムが挙げられ、また、有機基とリチウムの結合様式においては、特に制限されないが、例えば、炭素-リチウム結合からなる化合物、窒素-リチウム結合からなる化合物、錫-リチウム結合からなる化合物等が挙げられる。
なお、R1、R2は、置換されていてもよい。
なお、R1~R6は、置換されていてもよい。
重合反応槽から押出された重合溶液から溶液100mlをサンプリングし、そこに1mlのエタノールを加えて混合し、ポリマー分子鎖の活性末端を失活させてポリマー溶液を得た。次に真空乾燥機を用いてポリマー溶液から溶剤を除去し、測定に用いる固形試料を作成した。固形試料にクロロホルムを加えてクロロホルム溶液とし、当該クロロホルム溶液を用いてスチレンのフェニル基によるUV254nmの吸収により結合スチレン量(質量%)を測定した(島津製作所製:UV-2450)。
上記(1)と同様の操作を行って得られた固形試料を10mLの二硫化炭素に溶解して、溶液セルを作製した。溶液セルを用いて、赤外分光光度計(日本分光社製の商品名「FT-IR230」)を使用して、600~1000cm-1の範囲における赤外線スペクトルを測定した。その結果得られた吸光度より、ハンプトンの方法の計算式(R.R.Hampton,Analytical Chemistry 21,923(1949)に記載の方法)に従い、ブタジエン部分のミクロ構造、すなわち、ビニル結合量(モル%)を求めた。
ポリスチレン系ゲルを充填剤としたカラムを用いたGPCを使用して試料及び標準ポリスチレンのクロマトグラムを測定した。標準ポリスチレンの測定結果から検量線を作成し、これにより分子量及び分子量分布を計算した。溶離液にはテトラヒドロフラン(THF)を使用した。試料10mgを20mlのTHFに溶解し、これを200μlカラムに注入して測定した。測定はオーブン温度40℃、THFの流量1.0ml/分の条件で、東ソー;HLC8020(検出器;RI)を用いて行った。
比表面積はBET法により求めた。即ち、試料を25℃で8時間、真空脱揮した後、クリプトンガスによる吸着離脱等温線を測定することにより比表面積を求めた。
成形直後のベール容積(V0)m3と1日経過後のベール容積(V1)m3から、次式(1)でベール膨張率を求めた。
ベールを金属容器へ収納する際の収納性の観点から、ベール膨張率は5%未満であることが好ましい。
ベール落下試験によりベール成形体から剥がれ落ちた共役ジエン重合体のクラムの量を求めた。具体的には、は、ベールを高さ100cmから垂直にコンクリート床面に落下させた時にベールから剥がれ落ちた共役ジエン重合体のクラムの量を測定した。この共役ジエン重合体のクラムの量が少ないほど、実際の製造工程の成形工程以降で、ベールから剥がれ落ちる重合体のクラムの量も少ないので好ましく、この量がベール全量の0.2質量%未満であると好ましい。
4枚パドルの撹拌翼を具備する10L反応器(反応器の径(D)に対する反応器の長さ(L)の比率としてL/D=4)を2つ直列に配置し、1基目を重合反応器、2基目を変性反応器とした。予め水分等の不純物を除去した1,3-ブタジエンを22.0g/分、スチレンを7.1g/分、n-ヘキサンを144g/分の条件で混合し、更に不純物不活性化処理用として、重合反応器に入る直前でn-ブチルリチウム(処理用n-ブチルリチウム)0.10mmol/分をスタティックミキサーで混合した後、重合反応器の底部に連続的に供給した。更に、極性物質として2,2-ビス(2-オキソラニル)プロパンを0.040g/分の速度で、重合開始剤としてn-ブチルリチウムを0.180mmol/分の速度で、重合反応器の底部へ供給し、反応器出口の内温を90℃となるように重合反応を継続させた。1基目の重合反応器から押出された重合溶液を、そのまま2基目の変性反応器に供給した。
共役ジエン重合体Aを分析した結果、結合スチレン量24質量%、結合ブタジエン量76質量%、ブタジエン中のビニル結合量65モル%であり、重量平均分子量(Mw)は105万、分子量100万以上の組成は45質量%であった。
変性剤をテトラグリシジル-1,3-ビスアミノメチルシクロヘキサンの代わりに2,2-ジメトキシ-1-(3-トリメトキシシリルプロピル)-1-アザ-2-シラシクロペンタンした他は油展共役ジエン重合体Aの溶液の製造例1と同様に行い、共役ジエン重合体Bの溶液を得た。反応器出口から押し出される溶液にTDAEオイル(VIVATEC500)を所望量添加して油展共役ジエン重合体Bの溶液を得た。
共役ジエン重合体Bを分析した結果、結合スチレン量24質量%、結合ブタジエン量76質量%、ブタジエン中のビニル結合量65モル%であり、重量平均分子量(Mw)は130万、分子量100万以上の組成は70質量%であった。
スクリュー径が50mm、L/D=10の二軸押出機において、共役ジエン重合体の溶液を供給口から毎時5kgの速さで連続的に供給した。二軸押出機のジャケットに180℃の熱媒オイルを供給しながら共役ジエン重合体の溶液を加熱した。ベント口は配管を通して真空ポンプに接続され、装置内部を100torrに保った。共役ジエン重合体(ポリマー)溶液は押出機内で脱溶剤された。脱溶剤されて得られた共役ジエン重合体は二軸押出機吐出口に接続されたタンクに粒子状(クラム)として吐出された。
10Lの容器に80℃の温水5Lを入れ、パドル型の攪拌翼で攪拌しながら共役ジエン重合体の溶液を毎分100gの速さで30分間滴下し、滴下終了後も30分間、攪拌を継続することで脱溶剤を行った。温水中に生成した共役ジエン重合体のクラムを、乾燥することで共役ジエン重合体のクラムを得た。
「JISZ8815:1994ふるい分け試験通則」に従って行った。脱溶剤後のクラムを直径200mm、目開きが0.5mm、3.4mm、4.0mm、6.7mm、8.0mm、9.5mmの金網でふるい分けし、各金網に残った共役ジエン重合体クラムを分別した。ここで、例えば、目開き4.0mmの金網に残ったクラムは、目開き6.7mmの金網を通過したが、4.0mmの金網を通過しなかったものであり、これを4.0mmクラムと呼ぶ。他の目開きサイズの金網に残ったクラムも、同様に0.5mmクラム、3.4mmクラム、6.7mmクラム、8.0mmクラム、9.5mmクラムと呼ぶ。これらのふるい分けによって分別されたクラムを任意の配合比で均一に混合し、ベール成形用クラムを調製した。
寸法が長辺420mm、短辺210mm、深さ400mmの直方型容器に、上記方法で調製されたクラムを60℃に加温した後に充填し、シリンダーで3.5MPaの圧力を10秒間かけて圧縮した。
油展共役ジエン重合体Aの溶液を用いてクラムの製造例1に従って脱溶剤を行い、クラムを得た。TDAEオイルの添加量は共役ジエン重合体100質量部に対して20質量部であった。上記、クラム粒径制御方法に従って、ベール成形に用いるクラムを配合、調製した。配合組成は、0.5mmクラムが10質量%、3.4mmクラムが20質量%、4.0mmクラムが20質量%、6.7mmクラムが20質量%、8.0mmクラムが20質量%、9.5mmクラムが10質量%とした。ベール成形用クラムの比表面積は1.72m2/gであった。調製したベール成形用クラムを用いて上記ベールの製造方法に従って、直方体の重さ6kgのベールを得た。得られたベールの寸法は長辺420mm×短辺210mm×高さ88mmであった。ベール中央部付近を切り出して比表面積を測定した結果、0.020m2/gであった。ベール表面は平滑で、落下試験で剥がれ落ちる共役ジエン重合体のクラムは0.60gで、ベール全量に対して0.010質量%であった。1日経過後にベール各辺を測り膨張率を求めた結果、3.3%であった。
TDAEオイルの添加量を共役ジエン重合体100質量部に対して10質量部とした他は、実施例1と同様に行い、直方体の重さ6kgのベールを得た。ベール成形用クラムの比表面積は1.77m2/gであった。成形されたベールの寸法は長辺420mm×短辺210mm×高さ90mmであった。ベール中央部付近を切り出して比表面積を測定した結果、0.037m2/gであった。ベール表面は平滑で、落下試験で剥がれ落ちる共役ジエン重合体のクラムは0.96gで、ベール全量に対して0.016質量%であった。1日経過後にベール各辺を測り膨張率を求めた結果、1%未満であった。
脱溶剤をクラムの製造例2に従って行った他は、実施例1と同様に行い、直方体の重さ6kgのベールを得た。ベール成形用クラムの比表面積は1.84m2/g、成形されたベールの寸法は長辺420mm×短辺210mm×高さ88mmであった。ベール中央部付近を切り出して比表面積を測定した結果、0.019m2/gであった。ベール表面は平滑で、落下試験で剥がれ落ちる共役ジエン重合体のクラムは0.582gで、ベール全量に対して0.0097質量%であった。1日経過後にベール各辺を測り体積を求めた結果、膨張率は3.5%であった。
TDAEオイルの添加量を共役ジエン重合体100質量部に対して10質量部とした他は、実施例3と同様に行い、直方体の重さ6kgのベールを得た。ベール成形用クラムの比表面積は1.70m2/g、成形されたベールの寸法は長辺420mm×短辺210mm×高さ90mmであった。ベール中央部付近を切り出して比表面積を測定した結果、0.041m2/gであった。ベール表面は平滑で、落下試験で剥がれ落ちる共役ジエン重合体のクラムは1.02gで、ベール全量に対して0.017質量%であった。1日経過後にベール各辺を測り体積を求めた結果、膨張率は1%未満であった。
油展共役ジエン重合体Aの溶液の替りに油展共役ジエン重合体Bの溶液を用い、TDAEオイルの添加量を共役ジエン重合体100質量部に対して15質量部とした他は、実施例1と同様に行い、直方体の重さ6kgのベールを得た。ベール成形用クラムの比表面積は1.76m2/g、成形されたベールの寸法は長辺420mm×短辺210mm×高さ90mmであった。ベール中央部付近を切り出して比表面積を測定した結果、0.025m2/gであった。ベール表面は平滑で、落下試験で剥がれ落ちる共役ジエン重合体のクラムは無かった。1日経過後にベール各辺を測り体積を求めた結果、膨張率は1%未満であった。
脱溶剤をクラムの製造例2に従って行い、ベール成形用クラムの配合組成を、0.5mmクラムが15質量%、3.4mmクラムが25質量%、4.0mmクラムが10質量%、6.7mmクラムが10質量%、8.0mmクラムが20質量%、9.5mmクラムが20質量%となるようにした他は実施例5と同様に実施し、直方体の重さ6kgのベールを得た。ベール成形用クラムの比表面積は2.90m2/g、成形されたベールの寸法は長辺420mm×短辺210mm×高さ90mmであった。ベール中央部付近を切り出して比表面積を測定した結果、0.042m2/gであった。ベール表面は平滑で、落下試験で剥がれ落ちる共役ジエン重合体のクラムは0.72gで、ベール全量に対して0.012質量%であった。1日経過後にベール各辺を測り体積を求めた結果、膨張率は1%未満であった。
油展共役ジエン重合体Aの溶液を用い、脱溶剤法をクラムの製造例1に従って行った他は実施例6と同様に行ない、直方体の重さ6kgのベールを得た。ベール成形用クラムの比表面積は2.73m2/g、成形されたベールの寸法は長辺420mm×短辺210mm×高さ90mmであった。ベール中央部付近を切り出して比表面積を測定した結果、0.045m2/gであった。ベール表面は平滑で、落下試験で剥がれ落ちる共役ジエン重合体のクラムは0.72gで、ベール全量に対して0.012質量%であった。1日経過後にベール各辺を測り体積を求めた結果、膨張率は1%未満であった。
油展共役ジエン重合体Aの溶液を用いてクラムの製造例1に従って脱溶剤を行い、クラムを得た。TDAEオイルの添加量は共役ジエン重合体100質量部に対して5質量部であった。その他は実施例1と同様に行ない、直方体の重さ6kgのベールを得た。ベール成形用クラムの比表面積は1.75m2/g、成形されたベールの寸法は長辺420mm×短辺210mm×高さ90mmであった。ベール中央部付近を切り出して比表面積を測定した結果、0.018m2/gであった。ベール表面は平滑で、落下試験で剥がれ落ちる共役ジエン重合体のクラムは0.78gで、ベール全量に対して0.013質量%であった。1日経過後にベール各辺を測り体積を求めた結果、膨張率は1%未満であった。
油展共役ジエン重合体Aの溶液を用いてクラムの製造例2に従って脱溶剤を行い、クラムを得た。TDAEオイルの添加量は共役ジエン重合体100質量部に対して5質量部であった。その他は実施例1と同様に行ない、直方体の重さ6kgのベールを得た。ベール成形用クラムの比表面積は1.82m2/g、成形されたベールの寸法は長辺420mm×短辺210mm×高さ90mmであった。ベール中央部付近を切り出して比表面積を測定した結果、0.025m2/gであった。ベール表面は平滑で、落下試験で剥がれ落ちる共役ジエン重合体のクラムは0.60gで、ベール全量に対して0.010質量%であった。1日経過後にベール各辺を測り体積を求めた結果、膨張率は1%未満であった。
油展共役ジエン重合体Aの溶液をクラムの製造例1に従って脱溶剤を行い、クラムを得た。TDAEオイルの添加量は共役ジエン重合体100質量部に対して10質量部であった。上記クラムをふるい分けした結果、0.5mmクラムが19質量%、3.4mmクラムが37質量%、4.0mmクラムが22質量%、6.7mmクラムが12質量%、8.0mmクラムが6質量%、9.5mmクラムが4質量%であった。上記クラムの組成を調整することなく、そのままベール成形を行い、直方体の重さ6kgのベールを得た。ベール成形用クラムの比表面積は3.46m2/g、成形されたベールの寸法は長辺420mm×短辺210mm×高さ92mmであった。ベール中央部付近を切り出して比表面積を測定した結果、0.056m2/gであった。ベール表面は平滑で、落下試験で剥がれ落ちる共役ジエン重合体のクラムは1.32gで、ベール全量に対して0.022質量%であった。1日経過後にベール各辺を測り体積を求めた結果、膨張率は1%未満であった。
TDAEオイルの添加量を共役ジエン重合体100質量部に対して10質量部とした他は、比較例1と同様に行い、クラムを得た。上記クラムをふるい分けした結果、0.5mmクラムが28質量%、3.4mmクラムが35質量%、4.0mmクラムが13質量%、6.7mmクラムが9質量%、8.0mmクラムが9質量%、9.5mmクラムが6質量%であった。上記クラムの組成を調整することなく、そのままベール成形を行い、直方体の重さ6kgのベールを得た。ベール成形用クラムの比表面積は4.40m2/g、成形されたベールの寸法は長辺420mm×短辺210mm×高さ92mmであった。ベール中央部付近を切り出して比表面積を測定した結果、0.071m2/gであった。ベール表面は平滑で、落下試験で剥がれ落ちる共役ジエン重合体のクラムは1.86gで、ベール全量に対して0.031質量%であった。1日経過後にベール各辺を測り体積を求めた結果、膨張率は1%未満であった。
脱溶剤法をクラムの製造例2とした他は、比較例2と同様に行い、クラムを得た。上記クラムをふるい分けした結果、0.5mmクラムが27質量%、3.4mmクラムが33質量%、4.0mmクラムが15質量%、6.7mmクラムが15質量%、8mmクラムが5質量%、9.5mmクラムが5質量%であった。上記クラムの組成を調整することなく、そのままベール成形を行い、直方体の重さ6kgのベールを得た。ベール成形用クラムの比表面積は4.25m2/g、成形されたベールの寸法は長辺420mm×短辺210mm×高さ92mmであった。ベール中央部付近を切り出して比表面積を測定した結果、0.068m2/gであった。ベール表面は平滑で、落下試験で剥がれ落ちる共役ジエン重合体のクラムは1.74gで、ベール全量に対して0.029質量%であった。1日経過後にベール各辺を測り体積を求めた結果、膨張率は1%未満であった。
油展共役ジエン重合体Aの溶液の替りに油展共役ジエン重合体Bの溶液を用い、TDAEオイルの添加量を共役ジエン重合体100質量部に対して15質量部とした他は、比較例1と同様に行い、クラムを得た。上記クラムをふるい分けした結果、0.5mmクラムが23質量%、3.4mmクラムが32質量%、4.0mmクラムが18質量%、6.7mmクラムが13質量%、8mmクラムが8質量%、9.5mmクラムが6質量%であった。上記クラムの組成を調整することなく、そのままベール成形を行い、直方体の重さ6kgのベールを得た。ベール成形用クラムの比表面積は3.81m2/g、成形されたベールの寸法は長辺420mm×短辺210mm×高さ92mmであった。ベール中央部付近を切り出して比表面積を測定した結果、0.063m2/gであった。ベール表面は平滑で、落下試験で剥がれ落ちる共役ジエン重合体のクラムは1.26gで、ベール全量に対して0.021質量%であった。1日経過後にベール各辺を測り体積を求めた結果、膨張率は1%未満であった。
脱溶剤法をクラムの製造例2に従った他は、比較例4と同様に行い、クラムを得た。上記クラムをふるい分けした結果、0.5mmクラムが22質量%、3.4mmクラムが35質量%、4.0mmクラムが16質量%、6.7mmクラムが12質量%、8.0mmクラムが9質量%、9.5mmクラムが6質量%であった。上記クラムの組成を調整することなく、そのままベール成形を行い、直方体の重さ6kgのベールを得た。ベール成形用クラムの比表面積は3.71m2/g、成形されたベールの寸法は長辺420mm×短辺210mm×高さ92mmであった。ベール中央部付近を切り出して比表面積を測定した結果、0.061m2/gであった。ベール表面は平滑で、落下試験で剥がれ落ちる共役ジエン重合体のクラムは1.50gで、ベール全量に対して0.025質量%であった。1日経過後にベール各辺を測り体積を求めた結果、膨張率は1%未満であった。
油展共役ジエン重合体Aの溶液をクラムの製造例1に従って脱溶剤を行い、クラムを得た。TDAEオイルの添加量は共役ジエン重合体100質量部に対して15質量部であった。上記、クラム粒径制御方法に従って、ベール成形に用いるクラムを配合、調製した。配合組成は、9.5mmクラムが100質量%であった。ベール成形用クラムの比表面積は0.50m2/gであった。上記ベールの製造方法に従って、直方体の重さ6kgのベールを得た。成形されたベールの寸法は長辺420mm×短辺210mm×高さ87mmであった。ベール中央部付近を切り出して比表面積を測定した結果、0.004m2/gであった。ベール表面は平滑で、落下試験で剥がれ落ちる共役ジエン重合体のクラムは無かった。1日経過後にベール各辺を測り体積を求めた結果、膨張率は6.7%であった。
油展共役ジエン重合体Aの溶液をクラムの製造例1に従って脱溶剤を行い、クラムを得た。TDAEオイルの添加量は共役ジエン重合体100質量部に対して5質量部であった。上記クラムをふるい分けし、クラム粒径分布の組成が比較例1と同じとなるように調整してベール成形を行い、直方体の重さ6kgのベールを得た。成形されたベールの寸法は長辺420mm×短辺210mm×高さ87mmであった。ベール中央部付近を切り出して比表面積を測定した結果、0.065m2/gであった。ベール表面は平滑で、落下試験で剥がれ落ちる共役ジエン重合体のクラムは2.70gで、ベール全量に対して0.045質量%であった。1日経過後にベール各辺を測り体積を求めた結果、膨張率は1%未満であった。
Claims (5)
- 比表面積が0.7m2/g~3.2m2/gである共役ジエン重合体のクラムであり、前記共役ジエン重合体が、共役ジエン重合体の単独重合体であるか、あるいは、共役ジエン単量体と芳香族ビニル化合物とのランダム共重合体であり、前記クラムの粒径が0.1~20mmである、ベール成形用クラム。
- 共役ジエン重合体が、GPCを使用して測定した分子量100万以上の成分を30~90質量%含む請求項1に記載のクラム。
- 共役ジエン重合体100質量部に対してプロセスオイル1~20質量部を含む請求項1又は2に記載のクラム。
- 比表面積が0.7m2/g~3.2m2/gである共役ジエン重合体のクラムを作製し、前記共役ジエン重合体が、共役ジエン重合体の単独重合体であるか、あるいは、共役ジエン単量体と芳香族ビニル化合物とのランダム共重合体であり、前記クラムの粒径が0.1~20mmであり、前記クラムを圧縮成形することによりベールを得るベールの製造方法。
- 前記共役ジエン重合体のクラムをふるい分ける工程を更に有する請求項4に記載のベールの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
SG10201900971WA SG10201900971WA (en) | 2018-02-02 | 2019-02-01 | Crumb and molded bale of conjugated diene polymer |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018017596 | 2018-02-02 | ||
JP2018017596 | 2018-02-02 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019131810A JP2019131810A (ja) | 2019-08-08 |
JP7333695B2 true JP7333695B2 (ja) | 2023-08-25 |
Family
ID=67547198
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019016639A Active JP7333695B2 (ja) | 2018-02-02 | 2019-02-01 | 共役ジエン系重合体のクラム及びベール成形体 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7333695B2 (ja) |
KR (1) | KR102336847B1 (ja) |
SG (1) | SG10201900971WA (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TW202116900A (zh) * | 2019-09-10 | 2021-05-01 | 日商Jsr股份有限公司 | 聚合物組成物、交聯聚合物及輪胎 |
WO2022034865A1 (ja) | 2020-08-11 | 2022-02-17 | 旭化成株式会社 | 包装成形体、架橋用ゴム組成物、包装成形体の製造方法、架橋用ゴム組成物の製造方法、及びタイヤ用トレッド |
US20230331894A1 (en) | 2020-09-28 | 2023-10-19 | Asahi Kasei Kabushiki Kaisha | Molded Bale |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002542963A (ja) | 1999-04-21 | 2002-12-17 | クレイトン・ポリマーズ・リサーチ・ベー・ベー | 機械的乾燥による多孔質ジエンポリマーペレットの生産 |
WO2012056939A1 (ja) | 2010-10-28 | 2012-05-03 | 日本エラストマー株式会社 | 水添ブロック共重合体クラム及びその製造方法 |
JP2017210525A (ja) | 2016-05-24 | 2017-11-30 | 旭化成株式会社 | 共役ジエン重合体の製造方法及びゴムベールの製造方法 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3886059B2 (ja) * | 1996-04-09 | 2007-02-28 | 日本ゼオン株式会社 | ブロック共重合体、その製造方法及びゴム組成物 |
JP2008093954A (ja) | 2006-10-11 | 2008-04-24 | Nippon Zeon Co Ltd | ゴムベールの成形装置、およびゴムベールの製造方法 |
JP2012086424A (ja) | 2010-10-19 | 2012-05-10 | Sumitomo Chemical Co Ltd | ゴムベールの製造方法 |
TWI557145B (zh) | 2014-01-17 | 2016-11-11 | Asahi Kasei Chemicals Corp | Polymer and bituminous compositions |
JP6311016B2 (ja) * | 2014-05-20 | 2018-04-11 | 旭化成株式会社 | ブロック共重合体のクラム及び粘接着剤組成物 |
TWI638847B (zh) * | 2015-02-09 | 2018-10-21 | 旭化成股份有限公司 | Block copolymer composition, molding material, resin composition, and molded body |
-
2019
- 2019-01-31 KR KR1020190012607A patent/KR102336847B1/ko active IP Right Grant
- 2019-02-01 SG SG10201900971WA patent/SG10201900971WA/en unknown
- 2019-02-01 JP JP2019016639A patent/JP7333695B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002542963A (ja) | 1999-04-21 | 2002-12-17 | クレイトン・ポリマーズ・リサーチ・ベー・ベー | 機械的乾燥による多孔質ジエンポリマーペレットの生産 |
WO2012056939A1 (ja) | 2010-10-28 | 2012-05-03 | 日本エラストマー株式会社 | 水添ブロック共重合体クラム及びその製造方法 |
JP2017210525A (ja) | 2016-05-24 | 2017-11-30 | 旭化成株式会社 | 共役ジエン重合体の製造方法及びゴムベールの製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2019131810A (ja) | 2019-08-08 |
KR102336847B1 (ko) | 2021-12-09 |
KR20190094110A (ko) | 2019-08-12 |
SG10201900971WA (en) | 2019-09-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP7333695B2 (ja) | 共役ジエン系重合体のクラム及びベール成形体 | |
EP2484701B1 (en) | Production method for modified conjugated diene polymer, modified conjugated diene polymer, and modified conjugated diene polymer composition | |
KR101281324B1 (ko) | 분지상 공액 디엔계 중합체의 제조 방법 | |
JP7343589B2 (ja) | 共役ジエン系重合体、分岐化剤、共役ジエン系重合体の製造方法、油展共役ジエン系重合体、ゴム組成物、及びタイヤ | |
CN115298225A (zh) | 氢化共轭二烯系聚合物、氢化共轭二烯系聚合物组合物和橡胶组合物以及氢化共轭二烯系聚合物的制造方法 | |
JP6297041B2 (ja) | 重合体の製造方法 | |
JP5850699B2 (ja) | ベーストレッド用ゴム組成物 | |
JP6713827B2 (ja) | 共役ジエン重合体組成物の製造方法 | |
JP6754616B2 (ja) | 共役ジエン重合体組成物の製造方法 | |
KR102051399B1 (ko) | 유기포스핀 관능기를 갖는 폴리디엔 및 디엔 공중합체 | |
JP2017210525A (ja) | 共役ジエン重合体の製造方法及びゴムベールの製造方法 | |
JP6850161B2 (ja) | 共役ジエン系重合体のベール成形体 | |
JP6181415B2 (ja) | 変性共役ジエン系重合体の組成物 | |
JP6587872B2 (ja) | 共役ジエン重合体の製造方法 | |
RU2654009C1 (ru) | Способ получения полимера сопряженного диена | |
JP6554366B2 (ja) | 共役ジエン重合体の製造方法 | |
JP7370163B2 (ja) | 共役ジエン系重合体の製造方法、共役ジエン系重合体組成物の製造方法、タイヤの製造方法、及びビニル化剤 | |
CN113845707B (zh) | 橡胶组合物的压块成型体、压块成型体的制造方法、交联用橡胶组合物以及轮胎用胎面 | |
WO2024034673A1 (ja) | 共役ジエン系重合体、成形体、共役ジエン系重合体の製造方法、ゴム組成物、及びタイヤ | |
JP7539250B2 (ja) | 変性共役ジエン系重合体及びその製造方法、ゴム組成物、並びにタイヤ。 | |
JP6956027B2 (ja) | 共役ジエン系重合体の製造方法 | |
JP6422403B2 (ja) | 共役ジエン重合体の製造方法 | |
JP6764739B2 (ja) | 共役ジエン重合体の製造方法 | |
JP6659224B2 (ja) | 共役ジエン重合体の製造方法 | |
JP2022008084A (ja) | ゴム組成物のベール成形体、ゴム組成物のベール成形体の製造方法、架橋用ゴム組成物、及びタイヤ用トレッド |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220125 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20221021 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20221027 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20221223 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230209 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230727 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230815 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7333695 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |