JP7333521B2 - 面接指導システム、および、面接指導プログラム - Google Patents

面接指導システム、および、面接指導プログラム Download PDF

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Description

本発明は、産業医による面接指導を予約する面接指導システム、および、面接指導プログラムに関する。
産業医による、長時間労働者に対する面接指導、または、健康診断およびストレスチェック結果に基づく健康相談は、改正労働安全衛生法で実施が定められている。産業医が面接指導や健康相談の必要があると判断した従業員に対しては、人事労務担当者が労働者の状況を鑑み、関係法令に基づき面接指導の指示、または、受診勧奨を行う必要がある。企業から従業員に対して面接指導を指示する場合は、必ず当該従業員に対して産業医による面接指導が行われ、また、企業から従業員に対して受診勧奨をする場合は、従業員から面接指導の希望があった場合のみ、当該従業員に対して産業医による面接指導が行われる。産業医による面接指導や健康相談の日時を調整するシステムは、産業医が面接指導や健康相談の実施可能な日時をシステムに登録した後、従業員が候補日時の中から都合の良い日時を選択して予約するようになっている。
なお、病院における予約システムでは、予約者(受診者)の希望日時に基づいて日程調整するシステムがある(特許文献1参照)。また、傷病種別、および、診察間隔傷病種別などのデータを使用して、複数の予約者(受診者)の希望日時の重複を調整するシステムがある(特許文献2、特許文献3参照)。
特許第3662185号公報 特許第5176653号公報 特開2019-185459号公報
企業などで行われる産業医による面接指導では、健康診断の結果だけでなく、残業時間などの就業情報、ストレスチェック結果などに基づいて面接指導対象者を従業員の中から選択する必要がある。
従来の産業医による面接指導の予約システムでは、予約を先に行った従業員の都合の良い日時で予約が確定するようになっている。したがって、例えば産業医や企業側が、ある面接指導対象者が他の面接指導対象者よりも緊急性が高いと考えた場合でも、従業員間の日程変更の調整は困難である。
例えば、残業時間に着目した場合でも、残業時間が80~100時間の従業員Aに対し、残業時間が100時間を大きく超えている従業員Bは健康問題を発生している可能性が高く、従業員Aよりも従業員Bを優先して面接指導することが求められる。しかしながら、従来のシステムでは、従業員間の面接指導の優先順位に基づいた、産業医の判断による優先予約を行うことは困難である。
本発明は、産業医の面接指導可能な産業医予定枠の中で面接指導対象者の面接指導の予約を優先順位の高い順に行うことを可能とした面接指導システム、および、面接指導プログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決する面接指導システムは、従業員ごとに割り振られた従業員コードに関連付けて前記従業員ごとの就業情報に関する複数の項目データを管理する就業情報テーブルと、前記従業員コードに関連付けて前記従業員ごとの健康診断に関する複数の項目データを管理する健康診断結果テーブルと、前記従業員コードに関連付けて前記従業員ごとのストレスチェックに関する複数の項目データを管理するストレスチェック結果テーブルと、産業医ごとに割り振られた産業医コードに関連付けられた前記産業医の面接指導予定枠に関する複数の項目を管理する産業医予定枠テーブルと、前記従業員コードに関連付けて前記従業員の面接指導履歴に関する複数の項目を管理する面接指導履歴テーブルと、前記従業員の中から選ばれた面接指導対象者の面接指導日時に関する複数の項目を管理する面接指導予約テーブルと、面接指導優先順位を算出するための算出基準を記憶する優先順位算出基準記憶部と、前記産業医の面接指導予定枠を前記産業医予定枠テーブルに登録する予定登録部と、前記就業情報テーブルの項目データと、前記健康診断結果テーブルの項目データと、前記ストレスチェック結果テーブルの項目データと、前記面接指導履歴テーブルの項目データとから、複数の前記面接指導対象者間の前記面接指導優先順位を算出する優先順位算出部と、前記面接指導優先順位の高い前記面接指導対象者から順に、前記産業医の面接指導予定枠の中から前記面接指導対象者の面接指導日時を前記面接指導予約テーブルに登録する予約部とを備える。
上記構成によれば、複数の面接指導対象者間の面接指導優先順位を算出し、面接指導優先順位の高い方から順に面接指導日時を設定するようにしている。したがって、優先順位の高い面接指導対象者から面接指導日時を決めていくことができる。
上記面接指導システムにおいて、前記面接指導対象者の面接指導可能日時に関する複数の項目を管理する面接指導可能日時テーブルをさらに備え、前記予約部は、前記面接指導優先順位の高い前記面接指導対象者から順に、前記産業医の面接指導予定枠の中から前記面接指導対象者の面接指導可能日時を複数抽出して前記面接指導可能日時テーブルに登録するとともに、前記面接指導予約テーブルに仮登録し、1つの面接指導可能日時が選択されたとき、当該日時を前記面接指導予約テーブルに前記面接指導日時として登録するようにしてもよい。
上記構成によれば、面接指導対象者の面接指導可能日時は、産業医の面接指導予定枠の中から複数選ばれる。したがって、面接指導対象者は、産業医による面接指導の日程調整を容易に行うことができる。
上記面接指導システムにおいて、前記予約部は、前記面接指導履歴テーブルにおいて、前記面接指導対象者の前記従業員コードに関連付けられた前記面接指導履歴を参照し、前回の面接指導の産業医と同じ前記産業医の前記面接指導予定枠の中から前記面接指導対象者の面接指導日時を前記面接指導予約テーブルに登録する構成としてもよい。上記構成によれば、面接指導対象者は、同じ産業医から面接指導を受けることができる。
上記面接指導システムにおいて、さらに、前記面接指導後、前記産業医により作成された面接指導報告書を管理する面接指導報告書記憶部を備えるようにしてもよい。上記構成によれば、産業医は、面接指導対象者の過去の面接指導報告書を閲覧することができる。
上記面接指導システムにおいて、さらに、前記面接指導対象者を、前記就業情報テーブルの項目データと、前記健康診断結果テーブルの項目データと、前記ストレスチェック結果テーブルの項目データと、前記面接指導履歴テーブルの項目データとに基づき抽出する抽出部と、前記抽出部が抽出した前記面接指導対象者が登録されるリスト記憶部とを備えるようにしてもよい。上記構成によれば、就業情報、健康診断結果、ストレスチェック結果などに応じて、従業員の中から面接指導対象者を抽出することができる。
上記課題を解決する面接指導プログラムは、上記面接指導システムを構成するコンピュータが上記機能を有するようにインストールされ、上記処理を実行させる。
以上のようにされた面接指導プログラムは、ネットワーク、半導体メモリ、光ディスクなどの可搬性記録媒体などを通じて、サーバなどのコンピュータシステムにインストールされる。
本発明によれば、産業医の面接指導可能な産業医予定枠の中で面接指導対象者の面接指導の予約を優先順位の高い順に行うことができる。
面接指導システムの概略構成を示すブロック図。 (a)は、就業情報テーブルを示す図、(b)は、健康診断結果テーブルを示す図、(c)は、ストレスチェック結果テーブルを示す図。 (a)は、産業医予定枠テーブルを示す図、(b)は、面接指導履歴テーブルを示す図、(c)は、面接指導可能日時テーブルを示す図、(d)は、面接指導予約テーブルを示す図。 優先順位算出項目判定基準定義の一例を示す図。 面接指導予約日時入力画面を示す図。 従業員予約画面を示す図。 ログイン画面を示す図。 優先順位算出処理を示すフローチャート。 面接留保期間点数算出処理を示すフローチャート。 残業時間点数算出処理を示すフローチャート。 対象継続回数点数算出処理を示すフローチャート。 ストレスチェック結果点数算出処理を示すフローチャート。 健康診断結果点数算出処理を示すフローチャート。 指導区分点数算出処理を示すフローチャート。 就業区分点数算出処理を示すフローチャート。 面接指導報告書を示す図。 オンライン面接の状態を示す図。
以下、本発明が適用された面接指導システムについて、図1~図17を参照して説明する。
〔全体構成〕
図1に示すように、本発明が適用された面接指導システムは、従業員の中で面接指導が必要な従業員である面接指導対象者に対する面接指導日時を予約する予約システムであって、面接指導対象者の面接指導日時の予約を面接指導対象者間の優先順位に従って行う予約システムである。具体的に、面接指導システムは、管理サーバ10と、複数の産業医利用端末1と、従業員利用端末2とを備え、これらの装置がネットワーク3を介して接続されている。
産業医利用端末1および従業員利用端末2は、処理部と出力部と入力部とを備えた、例えばデスクトップ型またはノート型のコンピュータ端末である。また、タブレットやスマートフォンなどの携帯型情報処理端末である。出力部は、各種情報を出力するための手段であり、ディスプレイ、プリンタなどにより構成される。また、入力部は、各種情報を入力するための手段であり、キーボードやポインティングデバイス、通信インターフェースなどにより構成される。処理部は、CPU、ROM、RAMなどであり、入力部らの入力に従い、アプリケーションプログラムを実行する。
産業医利用端末1および従業員利用端末2は、ネットワーク3を介して、管理サーバ10に保存された共有設定されているファイルなどを閲覧することができ、または、当該ファイルをダウンロードすることができる。また、産業医利用端末1および従業員利用端末2は、管理サーバ10で動作するアプリケーションプログラムを介して特定データベースのテーブルにデータを書き込むことができる。
ネットワーク3を介して接続された管理サーバ10は、通常のサーバであり、CPU、ROM、RAM、ハードディスクなどのハードウェアにより構成されたコンピュータシステムである。また、管理サーバ10は、企業の従業員に関するデータや面接指導予約に関する各種データを管理するためのコンピュータシステムである。管理サーバ10は、データベース20と、記憶部30と、処理部40とを備え、アプリケーションプログラムをインストールすることによって実現可能である。
データベース20は、就業情報テーブル21と、健康診断結果テーブル22と、ストレスチェック結果テーブル23と、産業医予定枠テーブル24と、面接指導履歴テーブル25と、面接指導可能日時テーブル26と、面接指導予約テーブル27とを備えている。
図2(a)に示すように、就業情報テーブル21は、各従業員の勤怠に関する項目データが格納される勤怠レコード21aが記録される。この勤怠レコード21aは、従業員ごとに一意に割り振られた従業員コードに関連付けられている。そして、勤怠の履歴である項目データとして、日次の出退勤データ、残業時間月次データ、深夜勤務時間(例えば午後10時から午前5時まで)月次データ、有給休暇取得日数月次/年次データ、遅刻回数月次/年次データ、欠勤日数月次/年次データなどが記録される。
図2(b)に示すように、健康診断結果テーブル22は、各従業員の健康診断結果に関する項目データが格納される健康診断結果レコード22aが記録されている。この健康診断結果レコード22aは、従業員コードに関連付けられている。そして、健康診断の項目ごとの結果が項目データとして記録される。具体的に、健康診断結果テーブル22には、健康診断結果として、体重、身長、腹囲、BMI、血圧(収縮期血圧と拡張期血圧)、尿酸、尿蛋白、LDLコレステロール、空腹時血糖、γ-GTP、GOT(AST)、GPT(ALT)といった検査値データに加え、腹囲判定結果、尿酸判定結果、高血圧判定結果、脂質異常判定結果、肝機能障害判定結果といった検査値データをもとにした判定結果が健康診断項目のデータとして記録される。
図2(c)に示すように、ストレスチェック結果テーブル23は、各従業員のストレスチェックに関する項目データが格納されるストレスチェック結果レコード23aが記録される。このストレスチェック結果レコード23aは、従業員コードに関連付けられており、ストレスチェックの項目ごとの結果が項目データとして記録される。具体的に、ストレスチェック結果レコード23aには、総合判定、仕事の負荷判定、仕事の資源判定(作業レベル、部署、事業所)、職場環境判定、仕事の質的負担、身体的負担、職場での対人関係、職場環境、抑うつ感、仕事満足度といった項目別のチェック項目データが記録される。また、これらの結果に基づいて、心身のストレス反応、仕事のストレス要因といった合計点を計算し、高ストレス者か否か、メンタル不調者か否か、メンタル休職者か否かの判定結果として総合評価(5段階・2段階)が記録される。また、ストレス値が算出され、ストレス値項目として記録される。
図3(a)に示すように、産業医予定枠テーブル24は、各産業医の面接指導予定枠が記録される産業医予定枠レコードが記録されている。この産業医予定枠レコードは、産業医ごとに一意に割り振られた産業医コードに関連付けられており、面談指導が可能な予定枠の日時が項目データとして記録される。これは、スケジュール帳プログラムに多く見られるスケジュール登録の内部テーブル形式と同等のものであり、それらが採用しているレコード形式でもあってもよい。具体的に、産業医予定枠レコードには、産業医コードに関連付けられて、面接指導が可能な日にちと、開始時間と、終了時間といった項目データが記録される。
図3(b)に示すように、面接指導履歴テーブル25は、各従業員の面接指導結果に関する項目のデータが格納される面接指導履歴レコードが記録される。この面接指導履歴レコードは、従業員コードに関連付けられており、面接指導結果に関する項目がデータとして記録されている。具体的に、面接指導レコードには、過去の面接指導履歴である面接指導実施日、面接指導を行った産業医、面接指導事由、指導区分、就業区分、面接指導報告書記憶部33に保存されている面接指導報告書へのリンク情報といった項目がデータとして記録される。面接指導事由は、面接を行うことになった理由を長時間労働、高ストレス、健康診断結果などの中から何れかが選択される。指導区分は、面接指導対象者への指導内容で、措置不要、要保健指導、要経過観察、要再面接、現病治療継続、医療機関紹介などの中から何れかが選択される。就業区分は、就業に関する指示を本人、および、企業側に指示するもので、通常勤務、就業制限・配慮、および、要休業などの中から何れかが選択される。なお、就業制限・配慮には、労働時間の短縮以外にも、就業場所の変更、作業の転換といった措置が含まれるため、就業制限・配慮が指示された従業員でも長時間労働者となることがある。
図3(c)に示すように、面接指導可能日時テーブル26は、各従業員の面接指導可能日時に関する項目データが格納される面接指導可能日時レコードが記録される。この面接指導可能日時は、従業員コードに関連付けられており、面接指導の候補日時が項目データとして記録される。具体的に、当該従業員が企業の健康管理担当者から面接指導対象者として指定された日付、面接予約が完了しているか否かのフラグ(TRUEの場合は予約済み、FALSEの場合は未予約)、面接指導の優先順位算出部42により算出された面接指導優先順位に基づいた面接指導可能日時といった項目がデータとして記録される。なお、図3(c)は、面接指導対象者となった従業員の2019年3月の面接指導可能日時を示している。
図3(d)に示すように、面接指導予約テーブル27は、各従業員の面接指導予約日時が格納される面接指導予約レコードが記録される。この面接指導予約レコードは、従業員コードに関連付けられており、従業員の面接指導予約が記録されている。具体的に、面接指導予約レコードには、従業員コード、面接予約日、産業医コードといった項目がデータとして記録される。
記憶部30は、優先順位算出項目判定基準定義が記憶される優先順位算出基準記憶部31と、面接指導対象者を記録するリスト記憶部32と、従業員ごとの面接の結果である報告書を格納する面接指導報告書記憶部33と、面接指導対象者に提示する従業員面接指導可能日時の数を定義する予約可能日時候補数記憶部34とを備えている。
優先順位算出基準記憶部31には、面接の優先順位を算出するための各要素項目判定基準を定義する優先順位算出項目判定基準定義が記憶されている。優先順位算出項目判定基準定義は、面接指導対象者の中での面接指導の優先順位を算出するための要素と、その要素の判定条件と点数が記録されている。この判定基準定義は、企業の健康管理担当者が各種医療情報に基づいて任意に定義できる。企業の健康管理担当者は、過去の優先順位決定結果の妥当性を検討し、適切な優先順位決定結果が得られるように随時定義内容を見直すことが好ましい。図4は優先順位算出項目判定基準定義の一例であり、JSON形式で定義データを保存しているが、XML形式、YAML形式などの他形式でもよい。一例として、面接保留期間は、長くなるほど重みが高くなり、残業時間も、長くなるほど重みが高くなるように設定されている。また、面接指導も、継続回数が多いほど重みが高く、ストレスチェック結果や健康診断結果も結果が悪いほど重みが高くなるように設定されている。
リスト記憶部32は、面接指導対象者のリストを記憶している。面接指導対象者リストは、各従業員の残業時間、健康診断結果、ストレスチェック結果などをもとに、企業の健康管理担当者が面接指導が必要と判断した従業員(面接指導対象者)の従業員コードが記録されている。
面接指導報告書記憶部33は、産業医による従業員の面接指導実施後、面接指導結果としての報告書が記録されている。この報告書は面接指導実施ごとに作成され、システム構築時に定めたフォルダに保存される。例えば面接指導報告書は厚生労働省労働基準局安全衛生部「長時間労働者、高ストレス者の面接指導に関する報告書・意見書作成マニュアル」(平成27年11月)に示されている書式を使うことができる。図16に当該書式例を示す。面接指導は、直接面会して行うことも、インターネットを介したオンライン面接で行うこともできる。図17は、オンライン面接を示す。面接指導を行うとき、産業医は、面接指導報告書の各項目を記載するにあたり、残業時間、深夜勤務時間、欠勤日数、有給休暇取得日数といった図2(a)の就業情報テーブルの情報、血圧判定結果、糖尿病判定結果、高血圧判定結果、脂質異常症判定結果、肝機能障害判定結果といった図2(b)の健康診断結果テーブルの情報、及び、ストレス値、仕事の負担判定、職場環境判定といった図2(c)のストレスチェック結果テーブルの情報を、産業医利用端末1の画面に表示して参照する。産業医は、面接中、又は面接終了後、面接指導結果として面接指導報告書を作成し、面接指導レコードとして面接履歴テーブルに保存する。これは図16の面接指導報告書と同等のユーザーインタフェースを持つアプリケーションを用意し、面接指導報告書の項目すべてを面接指導レコードの項目として登録してもよいし、基本事項、すなわち面接日時、面接実施した産業医、面接指導対象者、面接指導事由、指導区分、就業区分のみを記入させるユーザーインタフェースを持つアプリケーション用いて面接指導レコードの項目として登録し、問診の本文については、PDFなどの電子文書ファイル、Microsoft(登録商標)Wordなどの文書作成ファイル、JSON形式などのデータ記述言語ファイル、画像ファイルなどで構成し、添付するようにしてもよい。
処理部40は、産業医の面接指導予約日時を登録する予定登録部41と、面接指導対象者の面接指導優先順位を算出する優先順位算出部42と、面接指導対象者が産業医による面接指導の予約日時を確定させる予約部43と、面接指導対象者のリストを抽出する抽出部44とを備えている。
予定登録部41は、産業医が面接指導予定枠入力画面51a(図5参照)を産業医利用端末1の画面に表示する。面接指導予定枠入力画面51aは、面接指導予定枠を入力するための日時選択機能を備えている。産業医は、産業医利用端末1を通じて日時を入力部を操作することによって入力することができる。なお、面接指導予定枠入力画面51a中、太枠で囲まれた枠51cが産業医によって選択された予定枠である。産業医が面接指導予定枠を指定して確定ボタン51bをクリックすると、面接指導予定枠入力画面51aに入力された面接指導予定枠を、産業医の産業医コードと関連付けて、産業医予定枠テーブル24に記録する。面接指導予定枠入力画面51aは、日にちごとに、面接指導可能な時間帯を指定することができる。面接指導対象者の面接指導可能日時は、このように産業医によって指定された産業医予定枠の中で選ばれることになる。
優先順位算出部42は、就業情報テーブル21の項目データ、健康診断結果テーブル22の項目データ、ストレスチェック結果テーブル23の項目データ、面接指導履歴テーブル25の項目データなどの項目データに基づいて複数の面接指導対象者間の面接指導優先順位を算出する。
予約部43は、所定期間内、例えば直近の数日や直近の1か月間に、産業医予定枠テーブル24から抽出した産業医の面接指導予定枠を取得する。その後、面接指導優先順位の高い面接指導対象者から順に、取得した産業医の面接指導予定枠の中から面接指導対象者の面接指導可能日時を抽出し、面接指導可能日時テーブル26に登録する。すなわち、予約部43は、面接指導履歴テーブル25から面接指導対象者の従業員コードに関連付いた産業医を抽出し、当該産業医の面接指導予定枠の中から面接指導対象者の面接指導可能日時を抽出する。
具体的に、面接指導対象者の面接指導可能日時が複数の場合、予約部43は、面接指導可能日時テーブル26に面接指導対象者の複数の面接指導可能日時を登録し(TRUE)、さらに、面接指導予約テーブル27を「仮登録」の状態にする。面接指導可能日時が複数の場合、予約部43は、面接指導対象者の従業員利用端末2の画面に従業員予約画面52aを表示し(図6参照)、従業員利用端末2で1つの面接指導対象者の面接指導可能日時が選択されたとき、面接指導予約テーブル27の「仮登録」を「登録」の状態に変更する。そして、残りの日時の「仮登録」を解除する。また、この際、予約部43は、面接指導可能日時テーブル26において、選択されなかった残りの面接指導対象者の面接指導可能日時の登録を解除する(FALSE)。これにより、選択された面接指導対象者の面接指導日時以外は、他の面接指導対象者に対して面接指導対象者の面接指導可能日時として提示できる状態となる。面接指導対象者の面接指導可能日時を面接指導対象者に複数提示する場合、提示する日数は、設定によって任意に変更することができる。
また、予約部43は、面接指導対象者の面接指導可能日時が1つの場合、その日時を予約確定日とし、面接指導日時として、面接指導予約テーブル27に登録する。面接指導可能日時が1つであるため、面接指導対象者には面接指導可能日時を選択する余地が無いからである。
抽出部44は、各従業員の残業時間、健康診断結果、ストレスチェック結果などに基づいて、従業員の中から面接指導対象者を抽出する。例えば、面接指導対象者抽出基準定義が記憶部30に設けられており、抽出部44は、面接指導対象者抽出基準定義に従って面接指導対象者を抽出する。面接指導対象者抽出基準定義は、企業の健康管理担当者が各種医療情報に基づいて任意に定義でき、例えば健康診断結果テーブル22の項目データ、ストレスチェック結果テーブル23の項目データなどの中に正常判定以外の項目があったときに、抽出部44は、その従業員をリスト記憶部32に記憶されている面接指導対象者のリストに登録する。
次に、以上のように構成された面接指導システムの作用について説明する。
図7は、面接指導システムにログインするためのログイン画面53aで、産業医コードまたは従業員コードと、これら利用者のパスワードを入力してログインする。セキュリティを高めるために、パスワード、乱数表、生体認証などの認証手段のうち2つの認証手段を利用した二要素認証を使用してもよい。また、アカウント入力後、他の装置から送られた認証コードを入力するなどの二段階認証を使用してもよい。
ログインしたユーザが産業医の場合と、従業員の場合と、さらに企業の健康管理担当者の場合とでは、ログイン後の操作メニューが異なる。産業医利用端末1でログインしたときには、図5に示す面接指導予定枠入力画面51aが産業医利用端末1の画面に表示され、面接指導対象者が従業員利用端末2でログインしたときには、図6に示す従業員予約画面52aが従業員利用端末2の画面に表示される。
次に、面接指導優先順位算出手順について図8を参照して詳細に説明する。
ステップS1において、優先順位算出部42は、リスト記憶部32に記憶されている面接指導対象者リストのデータを取得する。そして、面接指導対象者リストに含まれる各面接指導対象者に対する面接指導優先順位算出処理を開始する。すなわち、優先順位算出部42は、ステップS2~9の処理を面接指導対象者リストに含まれる面接指導対象者分、繰り返す。
ステップS2において、優先順位算出部42は、面接留保期間点数を算出するために、従業員コードをパラメータとして図9の処理手順を呼び出し、各面接指導対象者の面接留保期間点数を取得する。
ステップS3において、優先順位算出部42は、残業時間点数を算出するために、従業員コードをパラメータとして図10の処理手順を呼び出し、残業時間点数を取得する。
ステップS4において、対象継続回数点数を算出するために、従業員コードをパラメータとして図11の処理手順を呼び出し、対象継続回数点数を取得する。
ステップS5において、優先順位算出部42は、ストレスチェック結果点数を算出するために従業員コードをパラメータとして図12の処理手順を呼び出し、ストレスチェック結果点数を取得する。
ステップS6において、優先順位算出部42は、健康診断結果点数を算出するために従業員コードをパラメータとして図13の処理手順を呼び出し、健康診断結果点数を取得する。
ステップS7において、優先順位算出部42は、指導区分点数を算出するために従業員コードをパラメータとして図14の処理手順を呼び出し、指導区分点数を取得する。
ステップS8において、優先順位算出部42は、就業区分点数を算出するために従業員コードをパラメータとして図15の処理手順を呼び出し、就業区分点数を取得する。
ステップS9において、優先順位算出部42は、ステップS2からS8までで得られた各点数をもとに、優先順位算出項目判定基準定義(図4参照)に従って、面接指導対象者の優先順位点数を算出する。優先順位点数は、ステップS2からステップS8までで得られた各点数の単純合計であっても、各点数の積(乗算結果)であってもよい。当該面接指導対象者の優先順位点数の算出後、これまでの繰り返しで算出された他の面接指導対象者との優先順位点数の比較を行い、従業員コードを降順に並べる。
ステップS10~ステップS15は、ステップS9で並べた従業員コード順に繰り返し処理が行われる。すなわち、ステップS10~ステップS15では、面接指導優先順位の高い順に面接指導対象者に対する面接指導予約の処理を行う。
ステップS10において、予約部43は、面接指導履歴テーブル25から当該従業員の前月、および前々月の面接指導履歴レコードを検索する。または、直近2回の面接指導履歴レコードを検索する。
ステップS11において、予約部43は、ステップS10で面接指導履歴レコードが検索された場合、面接を行った産業医(産業医コード)を取得する。
ステップS12において、予約部43は、ステップS11で得られた産業医コードを用いて、図3(a)の産業医予定枠テーブル24から当該産業医の面接指導予定枠を取得する。そして、予約部43は、一例として、産業医の面接指導予定枠の中から、予約可能な空き日のうち、直近の3日間の最も早い時間を取得し、面接指導可能日時テーブル26に面接指導対象者の面接指導可能日時を登録する。そして、予約部43は、面接指導予約テーブル27を参照して、当該日時が他の面接指導対象者により予約されていないことを確認し、予約がされている場合、次に早い日時を選択する。また、面接指導可能日時テーブル26を参照して、当該日時が他の面接指導対象者に仮予約されていないことを確認し、3つの日時が仮予約できるまで、これを繰り返す。予約部43は、仮予約可能な日時が決まったら、予約可能日時候補数記憶部34を参照して定義されている予約可能日時候補数が1の場合はステップS13に移り、2以上の場合はステップS14に移る。予約可能日時候補数が1の場合は、直近の3日間のうちで面接指導対象者の面接指導可能日時を1つしか選択できなかった場合である。
ステップS13において、予約部43は、従業員コード、従業員名、産業医名、産業医コード、ステップS12で決定した面接指導対象者の面接指導可能日時の項目データを面接指導予約テーブル27に登録する。
ステップS14において、予約部43は、従業員コード、従業員名、前記ステップS12で決定した3つの予約可能日時といった項目データを面接指導可能日時テーブル26に登録する。また、ステップS15において、予約部43は、従業員コード、従業員名、産業医名、産業医コード、前記ステップS12で決定した3つの予約可能日時といった項目データを面接指導予約テーブル27に仮登録する。
この後、予約部43は、従業員コードをパラメータとして従業員予約画面52a(図6参照)を従業員利用端末2の画面に表示する際、面接指導可能日時テーブル26から当該面接指導対象者の面接指導可能日時を検索し、検索結果を従業員予約画面52aに表示する。従業員予約画面52aでは、ラジオボタン52bで複数の面接指導可能日時を選択することができ、1つの面接指導可能日時を選択し、確定ボタン52cをクリックすると、予約部43は、面接指導予約テーブル27の「仮登録」の状態にある面接指導日時を「登録」の状態に変更するとともに、残りの日時の「仮登録」を解除する。また、予約部43は、面接指導可能日時テーブル26の3つの面接指導可能日時のうち選択された日時以外の登録を解除し、他の面接指導対象者に対して面接指導可能日時を提示できる状態にする。
産業医は、面接指導報告書記憶部33に面接指導報告書を保存しているので、面接指導対象者の過去の報告書を、面接指導時の前や最中に閲覧することができる。
図9は、ステップS2に示した面接留保期間点数の算出処理の詳細を示す。
ステップS21において、優先順位算出部42は、優先順位算出項目判定基準定義(図4参照)の面接留保期間情報を読み出す。
ステップS22において、優先順位算出部42は、面接指導可能日時テーブル26からパラメータとして受け取った従業員コードに合致し、かつ、予約済みフラグがFALSEであるレコードを検索する。合致するレコードが無かった場合には、面接留保期間を1週未満とする。レコードが検索された場合、対象者の面接指導実施時日からの経過日数を計算し、これを面接留保期間とする。そして、ステップS22で算出された当該面接指導対象者の面接留保期間に応じて、ステップS23~ステップS26の何れかが実行される。
面接指導対象者の面接留保期間が8週以上の場合、ステップS23において、優先順位算出部42は、面接留保期間情報の8週以上の場合の点数を取得する。
面接指導対象者の面接留保期間が4週以上8週未満の場合、ステップS24において、優先順位算出部42は、面接留保期間が4週以上8週未満の点数を取得する。
面接指導対象者の面接留保期間が2週以上4週未満の場合、ステップS25において、優先順位算出部42は、面接留保期間が2週以上4週未満の場合の点数を取得する。
面接指導対象者の面接留保期間情報が2週未満の場合、ステップS26において、優先順位算出部42は、面接留保期間情報が2週未満の場合の点数を取得する。
そして、優先順位算出部42は、ステップS27において、点数を呼び出し側に返却する。
図10は、ステップS3に示した残業時間点数の算出処理の詳細を示す。
ステップS31において、優先順位算出部42は、優先順位算出項目判定基準定義(図4参照)の残業時間情報を読み出す。
ステップS32において、優先順位算出部42は、パラメータとして受け取った従業員コードをもとに、就業情報テーブル21から当該面接指導対象者の前月の月次残業時間データを取得する。そして、ステップS32で取得した当該面接指導対象者の月次残業時間に応じて、ステップS33~ステップS35の何れかの処理が実行される。
面接指導対象者の月次残業時間が100時間以上の場合、ステップS33において、優先順位算出部42は、残業時間情報から100時間以上の場合の点数を取得する。
面接指導対象者の月次残業時間が80時間以上100時間未満の場合、ステップS34において、優先順位算出部42は、残業時間情報から80時間以上100時間未満の場合の点数を取得する。
残業時間情報から80時間未満の場合、ステップS35において、優先順位算出部42は、残業時間情報から80時間未満の場合の点数を取得する。
そして、優先順位算出部42は、ステップS36において、点数を呼び出し側に返却する。
図11は、ステップS4に示した対象継続回数点数の算出処理の詳細を示す。
ステップS41において、優先順位算出部42は、優先順位算出項目判定基準定義(図4参照)の対象継続回数情報を読み出す。
ステップS42において、優先順位算出部42は、パラメータとして受け取った従業員コードをもとに、面接指導履歴テーブル25から当該面接指導対象者の前月、および、前々月の面接指導履歴レコードを検索する。そして、ステップS42で取得した前月、および、前々月の面接指導履歴の有無によって、ステップS43~ステップS45の何れかの処理が実行される。
面接指導対象者が前月、前々月も面接指導対象の場合、ステップS43において、優先順位算出部42は、対象継続回数情報から2回以上の場合の点数を取得する。
面接指導対象者が前月のみ面接指導対象の場合、ステップS44において、優先順位算出部42は、対象継続回数情報から1回の場合の点数を取得する。
対象継続回数情報が「なし」の場合、ステップS45において、優先順位算出部42は、対象継続回数情報が「なし」の場合の点数を取得する。
そして、優先順位算出部42は、ステップS46において、点数を呼び出し側に返却する。
図12は、ステップS5に示したストレスチェック結果点数の算出処理の詳細を示す。
ステップS51において、優先順位算出部42は、優先順位算出項目判定基準定義(図4参照)のストレスチェック結果情報を読み出す。
ステップS52において、優先順位算出部42は、パラメータとして受け取った従業員コードをもとに、ストレスチェック結果テーブル23から当該面接指導対象者のストレスチェック結果判定結果データを取得する。そして、ステップS52で取得した当該面接指導対象者のストレスチェック結果データに応じて、ステップS53~ステップS56の何れかの処理が実行される。
面接指導対象者のストレスチェック結果にD判定が含まれている場合、ステップS53において、優先順位算出部42は、ストレスチェック結果情報のD判定ありの場合の点数を取得する。
面接指導対象者のストレスチェック結果にC判定が2項目以上含まれている場合、ステップS54において、優先順位算出部42は、ストレスチェック結果情報のC判定が2項目以上の場合の点数を取得する。
面接指導対象者のストレスチェック結果にC判定が1項目のみ含まれている場合、ステップS55において、優先順位算出部42は、ストレスチェック結果情報のC判定が1項目の場合の点数を取得する。
面接指導対象者のストレスチェック結果情報のC判定が「なし」の場合、ステップS56において、優先順位算出部42は、ストレスチェック結果情報のC判定が「なし」の場合の点数を取得する。
そして、優先順位算出部42は、ステップS57において、点数を呼び出し側に返却する。
図13は、ステップS6に示した健康診断結果点数の算出処理の詳細を示す。
ステップS61において、優先順位算出部42は、優先順位算出項目判定基準定義(図4参照)の健康診断結果情報を読み出す。
ステップS62において、優先順位算出部42は、パラメータとして受け取った従業員コードをもとに、健康診断結果テーブル22から当該面接指導対象者の健康診断結果データを取得する。そして、ステップS62で算出された当該面接指導対象者の健康診断結果データに応じて、ステップS63~ステップS66の何れかの処理が実行される。
面接指導対象者の健康診断結果にD判定が2項目以上ある場合、ステップS63において、優先順位算出部42は、健康診断情報のD判定が2項目以上の場合の点数を取得する。
面接指導対象者の健康診断結果にD判定が1項目の場合、ステップS64において、優先順位算出部42は、健康診断情報のD判定が1項目の場合の点数を取得する。
面接指導対象者の健康診断結果にC判定が1項目以上ある場合、ステップS65において、優先順位算出部42は、健康診断情報のC判定が1項目以上ある場合の点数を取得する。
健康診断情報のCおよびD判定が「なし」の場合、ステップS66において、優先順位算出部42は、健康診断情報のCおよびD判定が「なし」の場合の点数を取得する。
そして、優先順位算出部42は、ステップS67において、点数を呼び出し側に返却する。
図14は、ステップS7に示した指導区分点数の算出処理の詳細を示す。
ステップS71において、優先順位算出部42は、優先順位算出項目判定基準定義(図4参照)の指導区分情報を読み出す。
ステップS72において、優先順位算出部42は、パラメータとして受け取った従業員コードをもとに、面接指導履歴テーブル25から当該面接指導対象者の前回の面接指導データを取得する。そして、ステップS72で取得した当該面接指導対象者の指導区分情報に応じて、ステップS73~ステップS76の何れかの処理が実行される。
面接指導対象者の前回の指導区分が要再面接の場合、ステップS73において、優先順位算出部42は、指導区分情報から要再面接の場合の点数を取得する。
面接指導対象者の前回指導区分が要経過観察の場合、ステップS74において、優先順位算出部42は、指導区分情報から要経過観察の場合の点数を取得する。
面接指導対象者の前回の指導区分が要保健指導の場合、ステップS75において、優先順位算出部42は、指導区分情報から要保健指導の場合の点数を取得する。
面接指導対象者の前回の指導区分が存在しなかったり、措置不要の場合、ステップS76において、優先順位算出部42は、指導区分情報から措置不要の場合の点数を取得する。
そして、優先順位算出部42は、ステップS77において、点数を呼び出し側に返却する。
図15は、ステップS8に示した就業区分点数の算出処理の詳細を示す。
ステップS81において、優先順位算出部42は、優先順位算出項目判定基準定義(図4参照)の就業区分情報を読み出す。
ステップS82において、優先順位算出部42は、パラメータとして受け取った従業員コードをもとに、面接指導履歴テーブル25から当該面接指導対象者の前回の面接指導データを取得する。そして、ステップS82で取得した当該面接指導対象者の就業区分情報に応じて、ステップS83~ステップS85の何れかの処理が実行される。
面接指導対象者の前回の就業区分が要休業の場合、ステップS83において、優先順位算出部42は、就業区分情報から要休業の場合の点数を取得する。
面接指導対象者の前回の就業区分が就業制限・配慮の場合、ステップS84において、優先順位算出部42は、就業区分情報から就業制限・配慮の場合の点数を取得する。なお、就業区分が就業制限か配慮の場合かを区別し、異なる点数してもよい。このような場合、面接指導対象者の前回の就業区分が就業制限の場合、優先順位算出部42は、就業区分情報から就業制限の場合の点数を取得する。また、面接指導対象者の前回の就業区分が配慮の場合、就業区分情報から配慮の場合の点数を取得する。
面接指導対象者の前回の就業区分が存在しなかったり、通常勤務の場合、ステップS85において、優先順位算出部42は、就業区分情報から措置不要の場合の点数を取得する。
そして、優先順位算出部42は、ステップS86において、点数を呼び出し側に返却する。
上記面接指導システムによれば、以下に列挙する効果を得ることができる。
(1)複数の面接指導対象者間の面接指導優先順位を算出し、面接指導優先順位の高い方から順に面接指導日時を設定するようにしている。したがって、優先順位の高い面接指導対象者から面接指導日時を決めていくことができる。
(2)面接指導対象者の面接指導可能日時は、産業医の面接指導予定枠の中から複数選択されるので、面接指導対象者も、複数の面接指導可能日時の中から面接指導日時を決めることができる。したがって、面接指導対象者は、産業医による面接指導の日程調整を容易に行うことができる。
(3)面接指導対象者の面接指導可能日時は、産業医の面接指導予定枠の中から早い方から順に複数選ばれる。したがって、面接指導対象者の面接指導日時を早い時期に設定することができる。
(4)予約部43は、面接指導履歴テーブル25から面接指導対象者の従業員コードに関連付いた産業医を抽出し、当該産業医の産業医の面接指導予定枠の中から面接指導対象者の面接指導可能日時を抽出する。したがって、面接指導対象者は、同じ産業医から面接指導を受けることができる。
(5)面接指導報告書を保存しているので、産業医は、面接指導対象者の過去の報告書を閲覧することができる。
(6)就業情報、健康診断結果、ストレスチェック結果などに応じて、従業員の中から面接指導対象者を抽出することができる。
なお、上記面接指導システムは、以下のように適宜変更して実施することもできる。
・全従業員から面接指導対象者を抽出する処理は、抽出部44によって自動的に行わなくてもよい。すなわち、面接指導対象者を抽出する処理は、産業医や企業の健康管理担当者が就業情報、康診断結果、ストレスチェック結果、面接指導履歴などを参照して手動で行い、産業医利用端末1や健康管理担当者利用端末で作成した面接指導対象者のリストファイルをリスト記憶部32にアップロードするようにしてもよい。
・管理サーバ10から面接指導報告書記憶部33の構成を省略してもよい。この場合、別途電子カルテなどを使用して産業医は過去の面接指導内容を確認すればよい。
・面接指導対象者を担当する産業医は、前回の面接指導を行った産業医と同じでなくてもよい。また、産業医の専門性をデータベース20に構築されたテーブルで管理し、面接指導対象者の症状に最適な専門性を有した産業医を選択し、当該産業医の面接指導予定枠の中から面接指導日を決めるようにしてもよい。
・面接指導対象者の面接指導可能日時は、産業医の面接指導予定枠の中から複数選ぶのではなく、1つとしてもよい。この場合、データベース20からは面接指導可能日時テーブル26を省略してもよい。
・面接指導対象者の面接指導可能日時は、産業医の面接指導予定枠の中から複数選ぶとき、早い日時の方から順に選ばなくてもよい。例えば、早い方から複数の日付を選び、各日付の中で産業医が面接指導可能な時間に自由に設定できるようにしてもよい。
1…産業医利用端末
2…従業員利用端末
3…ネットワーク
10…管理サーバ
21…就業情報テーブル
22…健康診断結果テーブル
23…ストレスチェック結果テーブル
24…産業医予定枠テーブル
25…面接指導履歴テーブル
26…面接指導可能日時テーブル
27…面接指導予約テーブル
31…優先順位算出基準記憶部
32…リスト記憶部
33…面接指導報告書記憶部
34…予約可能日時候補数記憶部
41…予定登録部
42…優先順位算出部
43…予約部
44…抽出部
51a…面接指導予定枠入力画面
51b…確定ボタン
51c…枠
52a…従業員予約画面
52c…確定ボタン
53a…ログイン画面

Claims (6)

  1. 従業員ごとに割り振られた従業員コードに関連付けて前記従業員ごとの就業情報に関する複数の項目データを管理する就業情報テーブルと、
    前記従業員コードに関連付けて前記従業員ごとの健康診断に関する複数の項目データを管理する健康診断結果テーブルと、
    前記従業員コードに関連付けて前記従業員ごとのストレスチェックに関する複数の項目データを管理するストレスチェック結果テーブルと、
    産業医ごとに割り振られた産業医コードに関連付けられた前記産業医の面接指導予定枠に関する複数の項目を管理する産業医予定枠テーブルと、
    前記従業員コードに関連付けて前記従業員の面接指導履歴に関する複数の項目を管理する面接指導履歴テーブルと、
    前記従業員の中から選ばれた面接指導対象者の面接指導日時に関する複数の項目を管理する面接指導予約テーブルと、
    面接指導優先順位を算出するための算出基準を記憶する優先順位算出基準記憶部と、
    前記産業医の面接指導予定枠を前記産業医予定枠テーブルに登録する予定登録部と、
    前記就業情報テーブルの項目データと、前記健康診断結果テーブルの項目データと、前記ストレスチェック結果テーブルの項目データと、前記面接指導履歴テーブルの項目データとから、複数の前記面接指導対象者間の前記面接指導優先順位を算出する優先順位算出部と、
    前記面接指導優先順位の高い前記面接指導対象者から順に、前記産業医の面接指導予定枠の中から前記面接指導対象者の面接指導日時を前記面接指導予約テーブルに登録する予約部と
    を備える面接指導システム。
  2. 前記面接指導対象者の面接指導可能日時に関する複数の項目を管理する面接指導可能日時テーブルをさらに備え、
    前記予約部は、前記面接指導優先順位の高い前記面接指導対象者から順に、前記産業医の面接指導予定枠の中から前記面接指導対象者の面接指導可能日時を複数抽出して前記面接指導可能日時テーブルに登録するとともに、前記面接指導予約テーブルに仮登録し、1つの面接指導可能日時が選択されたとき、当該日時を前記面接指導予約テーブルに前記面接指導日時として登録する
    請求項1に記載の面接指導システム。
  3. 前記予約部は、前記面接指導履歴テーブルにおいて、前記面接指導対象者の前記従業員コードに関連付けられた前記面接指導履歴を参照し、前回の面接指導の産業医と同じ前記産業医の前記面接指導予定枠の中から前記面接指導対象者の面接指導日時を前記面接指導予約テーブルに登録する
    請求項1または2に記載の面接指導システム。
  4. さらに、面接指導後、前記産業医により作成された面接指導報告書を管理する面接指導報告書記憶部を備える
    請求項1ないし3のうち何れか1項に記載の面接指導システム。
  5. さらに、前記面接指導対象者を、前記就業情報テーブルの項目データと、前記健康診断結果テーブルの項目データと、前記ストレスチェック結果テーブルの項目データと、前記面接指導履歴テーブルの項目データとに基づき抽出する抽出部と、
    前記抽出部が抽出した前記面接指導対象者が登録されるリスト記憶部とを備える
    請求項1ないし4のうち何れか1項に記載の面接指導システム。
  6. コンピュータに、
    就業情報テーブルにおいて、従業員ごとに割り振られた従業員コードに関連付けて前記従業員ごとの就業情報に関する複数の項目データを管理するステップと、
    健康診断結果テーブルにおいて、前記従業員コードに関連付けて前記従業員ごとの健康診断に関する複数の項目データを管理するステップと、
    ストレスチェック結果テーブルにおいて、前記従業員コードに関連付けて前記従業員ごとのストレスチェックに関する複数の項目データを管理するステップと、
    産業医予定枠テーブルにおいて、産業医ごとに割り振られた産業医コードに関連付けられた前記産業医の面接指導予定枠に関する複数の項目を管理するステップと、
    面接指導履歴テーブルにおいて、前記従業員コードに関連付けて前記従業員の面接指導履歴に関する複数の項目を管理するステップと、
    面接指導予約テーブルにおいて、前記従業員の中から選ばれた面接指導対象者の面接指導日時に関する複数の項目を管理するステップと、
    優先順位算出基準記憶部において、面接指導優先順位を算出するための算出基準を記憶するステップと、
    予定登録部が前記産業医の面接指導予定枠を前記産業医予定枠テーブルに登録するステップと、
    優先順位算出部が前記就業情報テーブルの項目データと、前記健康診断結果テーブルの項目データと、前記ストレスチェック結果テーブルの項目データと、前記面接指導履歴テーブルの項目データとから、複数の前記面接指導対象者間の前記面接指導優先順位を算出するステップと、
    予約部が前記面接指導優先順位の高い前記面接指導対象者から順に、前記産業医の面接指導予定枠の中から前記面接指導対象者の面接指導日時を前記面接指導予約テーブルに登録するステップと
    を実行させる面接指導プログラム。
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