JP7330080B2 - ポンプユニット - Google Patents

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本発明は、ポンプ空間に対して偏心する位置で配置されたインナロータを有する内接型ポンプを複数備えたポンプユニットに関する。
上記構成のポンプユニットとして特許文献1には、単一のシャフトに対して2組の内接型ポンプ(文献では内接ギヤポンプ機構)を備え、これらをシリンダブロックの内部に配置した構成が示されている。
この特許文献1では、シリンダブロックの内部で、2組の内接型ポンプ機構に隣接する位置に側壁と、セパレータと、シリンダトップとを配置しており、2組の内接型ポンプに作動油を個別に供給するための吸入側の油路と、作動油を個別に送り出すための吐出側の流路とが、側壁とシリンダトップとに形成されている。
特開2000-9058号公報
例えば、必要とする作動油の流量が異なる2つの油圧回路、あるいは、必要とする圧力が異なる2つ油圧回路に作動油を供給することを考えると、特許文献1に記載されるように単一のシャフトで2つのポンプ(内接型ポンプ)を駆動し、夫々のポンプから2つの油圧回路に対して個別に作動油を供給するポンプユニットは、駆動系を単純化する点において有効と考えられる。
しかしながら、特許文献1のように単一のシャフトで2つの内接型ポンプを駆動するポンプユニットでは、内接型ポンプの作動時には吐出ポートから作動油が送り出される際に、作動油の圧力がインナロータの外歯と、アウタロータの内歯との境界の空間に作用し、シャフトに対して曲げ方向に力を作用させることも想像される。
また、このように曲げ方向に力が作用する状態が継続した場合にはシャフトを曲げ方向に変形させることや、インナロータの外歯とアウタロータの内歯との摩耗の増大を招くことも考えられ改善の余地がある。
このような理由から、単一のシャフトで複数の内接型ポンプを駆動するに際しシャフトに作用する力を軽減するポンプユニットが求められる。
本発明に係るポンプユニットの特徴構成は、駆動軸芯に沿う方向で隣合う位置関係で複数のポンプ空間が形成されたポンプハウジングと、複数の前記ポンプ空間を貫通するように、前記駆動軸芯と同軸芯で配置された駆動シャフトと、複数の前記ポンプ空間の夫々に収容され、前記駆動シャフトと一体的に回転するインナロータと、複数の前記ポンプ空間の夫々に前記駆動軸芯に対して偏心する位置関係で収容されたアウタロータとで成る内接型ポンプとを備え、複数の前記ポンプ空間の夫々における前記駆動軸芯に沿う方向の両側の壁部のうちの一方に前記ポンプ空間流体を吸入する吸入ポートと、流体を吐出する吐出ポートとが形成され、他方には前記吸入ポート及び前記吐出ポートが形成されておらず、前記駆動軸芯に沿う方向視で、複数の前記ポンプ空間の夫々に形成された前記各吐出ポートが互いに異なる位置に配置され前記ポンプハウジングに前記ポンプ空間として第1ポンプ空間と第2ポンプ空間とが形成され、夫々の前記ポンプ空間に前記内接型ポンプが収容され、前記ポンプハウジングは、前記第1ポンプ空間における前記第2ポンプ空間とは反対側の壁部を形成する第1ハウジングと、前記第2ポンプ空間における前記第1ポンプ空間とは反対側の壁部を形成する第2ハウジングと、前記第1ポンプ空間と前記第2ポンプ空間との間に配置され、前記第1ポンプ空間における前記第2ポンプ空間側の壁部および前記第2ポンプ空間における前記第1ポンプ空間側の壁部を形成する中間ハウジングとを有し、前記駆動シャフトは、前記第1ハウジングに形成された凹部に支持されたボールベアリングで回転自在に支持されており、前記中間ハウジングに前記第1ポンプ空間を形成する凹部が形成され、且つ、前記第1ハウジングには前記第1ポンプ空間を形成する凹部が形成されず、前記第2ハウジングに前記第2ポンプ空間を形成する凹部が形成され、且つ、前記中間ハウジングには前記第2ポンプ空間を形成する凹部が形成されず、前記第1ポンプ空間の前記吐出ポートおよび前記吸入ポートが前記第1ハウジングに形成され、前記第2ポンプ空間の前記吐出ポートおよび前記吸入ポートが前記第2ハウジングに形成され、前記中間ハウジングには前記吸入ポート及び前記吐出ポートが形成されておらず、前記第1ポンプ空間の流体を吐出する前記吐出ポートと前記第2ポンプ空間の流体を吐出する前記吐出ポートとが、前記駆動軸芯に沿う方向視で前記駆動軸芯を挟んで向かい合う位置に配置されている点にある。
この特徴構成によると、駆動軸芯に沿う方向視において複数の吐出ポートが異なる位置に配置されるため、例えば、駆動軸芯に沿う方向視において複数の吐出ポートが互いに重複する位置に配置されたものと比較して、複数の吐出ポートから流体が送り出される際に駆動シャフトに作用する力の作用方向を異ならせ、駆動シャフトに対して特定の方向に曲げ方向に力を作用させることがない。
その結果、単一のシャフトで複数の内接型ポンプを駆動するに際しシャフトに作用する力を軽減するポンプユニットが構成された。
上記構成に加えた構成として、前記インナロータが外周に複数の外歯を備えており、前記アウタロータが複数の前記外歯に咬み合う複数の内歯を備えても良い。
これによると、インナロータの外歯と、アウタロータの内歯との間に流体を吸入し、これらの回転に伴い流体を送り出すことが可能であり、この構成の内接型ポンプを複数備えたポンプユニットにおいても駆動シャフトに対して曲げ方向に作用する力の軽減が可能となる。
上記構成に加えた構成として、複数の前記吐出ポートが、夫々の前記吐出ポートから前記駆動シャフトに作用する力を相殺する位置関係で配置されても良い。
これによると、複数の吐出ポートから流体が吐出される際に、複数の吐出ポートから駆動シャフトに対して曲げ方向に作用する力を相殺でき、複数の力を釣り合う状態にして駆動シャフトの姿勢を維持できる。
上記構成に加えた構成として、前記駆動シャフトは、前記第2ポンプ空間側に突出する部分に軸受が設けられていない点にある。
これによると、駆動シャフトが、ポンプ空間に対し一方側に突出する部分だけを軸受で回転自在に支持した構成のポンプユニットに適用できる。
上記構成に加えた構成として、前記ポンプハウジングに前記ポンプ空間として第1ポンプ空間と第2ポンプ空間とが形成され、夫々の前記ポンプ空間に前記内接型ポンプが収容され、前記ポンプハウジングは、前記第1ポンプ空間における前記第2ポンプ空間とは反対側の壁部を形成する第1ハウジングと、前記第2ポンプ空間における前記第1ポンプ空間とは反対側の壁部を形成する第2ハウジングと、前記第1ポンプ空間と前記第2ポンプ空間との間に配置され、前記第1ポンプ空間における前記第2ポンプ空間側の壁部および前記第2ポンプ空間における前記第1ポンプ空間側の壁部を形成する中間ハウジングとを有し、前記第1ポンプ空間の前記吐出ポートおよび前記吸入ポートが前記第1ハウジングに形成され、前記第2ポンプ空間の前記吐出ポートおよび前記吸入ポートが前記第2ハウジングに形成され、前記中間ハウジングには前記吸入ポート及び前記吐出ポートが形成されておらず、前記第1ポンプ空間の前記吐出ポートと前記第2ポンプ空間の前記吐出ポートとが、前記駆動軸芯に沿う方向視で前記駆動軸芯を挟んで向かい合う位置に配置されても良い。
これによると、駆動シャフトのうち、軸受で支持される位置から延出する部位に2つの内接型ポンプが配置されることから、駆動シャフトのうち、軸受から延出する部位に2つの内接型ポンプの吐出ポートから曲げ方向に力が作用することになるが、駆動シャフトに対して力が作用する方向が互いに逆向きになるため、これらの力を相殺して駆動シャフトの姿勢を維持できる。
上記構成に加えた構成として、前記ポンプハウジングと前記駆動軸芯の延伸方向に隣接する位置にポンプケースが配置され、前記ポンプケースが前記駆動シャフトで駆動されるアキシャルプランジャ型の可変容量ポンプを収容しても良い。
これによると、駆動シャフトの駆動力を2つの内接型ポンプと、アキシャルプランジャ型の可変容量ポンプとに伝えることが可能となる。
ポンプユニットの縦断側面図である。 図1のII-II線断面図である。 図1のIII-III線断面図である。 図1のIV-IV線断面図である。 図1のV-V線断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
〔基本構成〕
図1に示すように、ポンプハウジングHに対し、駆動軸芯Xと同軸芯で回転自在に駆動シャフト1を支持すると共に、ポンプハウジングHに対し、駆動シャフト1で駆動される第1ポンプP1(内接型ポンプの一例)と、第2ポンプP2(内接型ポンプの一例)とを収容してポンプユニットPが構成されている。
図1に示すように、ポンプハウジングHには、駆動軸芯Xの延伸方向に隣接する位置にポンプケースCが連結しており、このポンプケースCに対し、駆動シャフト1で駆動されるアキシャルプランジャ型の可変容量ポンプPXを収容することにより、可変容量ポンプ装置VPが構成されている。
図面には詳しく示していないが、可変容量ポンプ装置VPは、複数のプランジャと、プランジャによる作動油の吐出量を調整する斜板とを有し、斜板の角度調整により複数のプランジャから吐出される作動油の流量を制御できるように構成されている。
ポンプユニットPと、可変容量ポンプ装置VPとは、農用のトラクタ等の作業車等の車両に備えられるものであり、駆動シャフト1を車両のエンジン(図示せず)で駆動することにより、第1ポンプP1と第2ポンプP2との一方からの作動油を車両のミッション、デファレンシャルギヤ等に潤滑油として供給するように構成されている。あるいは、他方からの作動油を可変容量ポンプPXに対し潤滑油として供給するようにしても良い。
尚、第1ポンプP1と第2ポンプP2とから作動油を、個別に油圧シリンダ等の油圧アクチュエータに供給することや、機器の潤滑油として個別に供給するように油圧回路を構成することが可能である。更に、駆動シャフト1を電動モータで駆動するように構成することも可能である。
〔ポンプユニット〕
図1~図5に示すように、ポンプハウジングHは、第1ハウジング3と、中間ハウジング4と、第2ハウジング5とを、この順序で駆動シャフト1の駆動軸芯Xに沿う方向に配置し、ピン6で位置決めされた状態で複数の締結ボルト7により一体化されている。
駆動シャフト1は、前述した可変容量ポンプ装置VPから、第1ハウジング3を貫通し、端部が第2ハウジング5に亘る領域に配置されている。また、駆動シャフト1は第1ハウジング3においてボールベアリング型の主軸受8で回転自在に支承されている。更に、駆動シャフト1はポンプケースCにおいてボールベアリング型の一対の外部軸受9で回転自在に支承されている。
第1ポンプP1は、図1~図3に示すように中間ハウジング4に形成されたポンプ空間に回転自在に収容された第1アウタロータ11と、駆動シャフト1で駆動される第1インナロータ12とを備えると共に、第1ハウジング3の壁部(ポンプ空間の壁部)に形成された第1吸入ポート13と、第1吐出ポート14を備えている。
第1ハウジング3は、第1吸入ポート13に連通する第1吸入油路13aを有し、第1吐出ポート14に連通する第1吐出油路14aを有している。
図2に示すように、第1アウタロータ11は、複数の内歯部を有する環状に構成されている。また、第1インナロータ12は、複数の外歯部を有する歯車状に構成されている。
特に、第1インナロータ12は、駆動軸芯Xを中心に駆動シャフト1と一体的に回転するものであり、第1アウタロータ11は駆動軸芯Xに対して偏心する位置の第1軸芯Y1を中心に回転自在に支持されている。
図1及び図4に示すように第2ポンプP2は、第2ハウジング5が形成されたポンプ空間に回転自在に収容された第2アウタロータ21と、駆動シャフト1で駆動される第2インナロータ22とを備えると共に、第2ハウジング5の壁部(ポンプ空間の壁部)に形成された第2吸入ポート23と、第2吐出ポート24を備えている。
また、第2ハウジング5は、図5に示すように第2吸入ポート23に連通する第2吸入油路23aを有し、第2吐出ポート24に連通する第2吐出油路24aを有している。
図1、図4、図5に示すように、第2アウタロータ21は、複数の内歯部を有する環状に構成されている。また、第2インナロータ22は、複数の外歯部を有する歯車状に構成されている。特に、第2インナロータ22は、駆動軸芯Xを中心に駆動シャフト1と一体的に回転するものであるが、第2アウタロータ21は駆動軸芯Xに対して偏心する位置の第2軸芯Y2を中心に回転自在に支持されている。
〔ポンプポートの配置〕
ポンプユニットPが作動する際には、第1ポンプP1の第1吐出ポート14の作動油の圧力が上昇し、第2ポンプP2の第2吐出ポート24の作動油の圧力が上昇することから、駆動シャフト1に対して第1吐出ポート14と第2吐出ポート24とから曲げ方向に圧力が作用し駆動シャフト1の変形を招くことや駆動シャフト1の駆動軸芯Xの軸芯精度を低下させることも考えられた。
このような不都合を解消するため、図1、図2、図4に示すように、駆動軸芯Xに沿う方向視で第1吐出ポート14と第2吐出ポート24とが駆動軸芯Xを挟んで対向する位置(互いに異なる位置の具体例)に配置することにより、第1吐出ポート14と第2吐出ポート24とから駆動シャフト1に作用する圧力を相殺させている。つまり、第1吐出ポート14と第2吐出ポート24とが、駆動軸芯Xに沿う方向視において駆動軸芯Xを挟んで対向する位置関係で配置されている。
この構成の具体例として、図1、図3に示すように第1ポンプP1の第1吐出ポート14が第1ハウジング3において駆動軸芯Xの上側(一方側)に配置され、図1、図5に示すように第2ポンプP2の第2吐出ポート24が第2ハウジング5において駆動軸芯Xの下側(他方側)に配置されている。
〔実施形態の作用効果〕
図1に示すように、ポンプユニットPが単一の主軸受8で駆動シャフト1が支持されるため、ポンプユニットPの作動時には駆動シャフト1の先端側(図1で主軸受8より左側)に主軸受8を基準として力のモーメントが作用し、駆動シャフト1に曲げ方向に大きい力が作用する。
これに対して、第1ポンプP1の第1吐出ポート14と、第2ポンプP2の第2吐出ポート24とから作用する圧力を相殺するように、第1吐出ポート14と第2吐出ポート24とを配置することにより、駆動シャフト1が単一の主軸受8で支持される構成でありながら、駆動シャフト1に曲げ方向に作用する力を相殺し、駆動シャフト1の変形や、駆動シャフト1の駆動軸芯Xの軸芯精度を低下に伴う第1ポンプP1と第2ポンプP2との効率の低下、主軸受8の破損等の不具合の抑制を実現する。
なお、本実施形態では、第1ポンプP1の第1吐出ポート14と、第2ポンプP2の第2吐出ポート24とから作用する圧力を相殺するように第1吐出ポート14と第2吐出ポート24とを配置するとともに、主軸受8を省略し、駆動シャフト1をポンプケースCに配置した外部軸受9で支持する構成としてもよい。
また、本実施形態では、ポンプユニットPと同一の駆動シャフト1で駆動されるアキシャルプランジャ型の可変容量ポンプPXを備えた構成について説明したが、これに限らず、可変容量ポンプPXを備えない構成であってもよい。
また、本実施形態では、可変容量ポンプPXを収容するポンプケースCに外部軸受9を2個配置した構成について説明したが、これに限らず、一方または両方の外部軸受9を省略してもよい。
〔別実施形態〕
本発明は、上記した実施形態以外に以下のように構成しても良い(実施形態と同じ機能を有するものには、実施形態と共通の番号、符号を付している)。
(a)3つ以上の内接型ポンプを単一の駆動シャフト1で駆動するポンプユニットPにおいて、夫々の内接型ポンプの吐出ポートを駆動軸芯Xに沿う方向視において、異なる位置に配置しても良い。
この構成の一例として、例えば、3つの内接型ポンプを単一の駆動シャフト1で駆動するポンプユニットPを想定すると、駆動軸芯Xに沿う方向視において、駆動軸芯Xを中心に円周を均等に3分割した(120度となる間隔で)吐出ポートを配置することが考えられる。
(b)特に、前述した別実施形態(a)のようにポンプユニットPを構成する場合、各々の内接型ポンプから作動油が供給される油圧回路の作動油の圧力を反映した合力が釣り合う位置に吐出ポートを配置するも考えられる。具体的には、3つの内接型ポンプを用いるのであっても、駆動軸芯Xに沿う方向視において、駆動軸芯Xを中心に円周を不均一に3分割した(120度と異なる間隔で)吐出ポートを配置することも考えられる。
この別実施形態(b)の構成では、吐出ポートを配置したものでは、3つの吐出ポートから駆動シャフト1に作用する力の大きさが異なるものであるが、駆動シャフト1に作用する力をバランスさせて違いに相殺することが可能となる。
(c)特開2013-245682号公報に示されるようにピニオン(インナロータ)とリングギヤ(アウタロータ)とを偏心する位置関係で配置し、ピニオンとリングギヤとが離間する部位での流体の流れを制限する分離部材を設けた構成のものでも良い。このように内接型ポンプとしては実施形態に示した構成に限るものではない。
本発明は、ポンプ空間に対して偏心する位置で配置されたインナロータを有する内接型ポンプを複数備えたポンプユニットに利用できる。
1 駆動シャフト
8 主軸受(軸受)
11 第1アウタロータ(アウタロータ)
12 第1インナロータ(インナロータ)
13 第1吸入ポート(吸入ポート)
14 第1吐出ポート(吐出ポート)
21 第2アウタロータ(アウタロータ)
22 第2インナロータ(インナロータ)
23 第2吸入ポート(吸入ポート)
24 第2吐出ポート(吐出ポート)
C ポンプケース
H ポンプハウジング
P1 第1ポンプ(内接型ポンプ)
P2 第2ポンプ(内接型ポンプ)
PX 可変容量ポンプ
X 駆動軸芯

Claims (5)

  1. 駆動軸芯に沿う方向で隣合う位置関係で複数のポンプ空間が形成されたポンプハウジングと、
    複数の前記ポンプ空間を貫通するように、前記駆動軸芯と同軸芯で配置された駆動シャフトと、
    複数の前記ポンプ空間の夫々に収容され、前記駆動シャフトと一体的に回転するインナロータと、複数の前記ポンプ空間の夫々に前記駆動軸芯に対して偏心する位置関係で収容されたアウタロータとで成る内接型ポンプとを備え、
    複数の前記ポンプ空間の夫々における前記駆動軸芯に沿う方向の両側の壁部のうちの一方に前記ポンプ空間流体を吸入する吸入ポートと、流体を吐出する吐出ポートとが形成され、他方には前記吸入ポート及び前記吐出ポートが形成されておらず、
    前記駆動軸芯に沿う方向視で、複数の前記ポンプ空間の夫々に形成された前記各吐出ポートが互いに異なる位置に配置され
    前記ポンプハウジングに前記ポンプ空間として第1ポンプ空間と第2ポンプ空間とが形成され、夫々の前記ポンプ空間に前記内接型ポンプが収容され、
    前記ポンプハウジングは、前記第1ポンプ空間における前記第2ポンプ空間とは反対側の壁部を形成する第1ハウジングと、前記第2ポンプ空間における前記第1ポンプ空間とは反対側の壁部を形成する第2ハウジングと、前記第1ポンプ空間と前記第2ポンプ空間との間に配置され、前記第1ポンプ空間における前記第2ポンプ空間側の壁部および前記第2ポンプ空間における前記第1ポンプ空間側の壁部を形成する中間ハウジングとを有し、
    前記駆動シャフトは、前記第1ハウジングに形成された凹部に支持されたボールベアリングで回転自在に支持されており、
    前記中間ハウジングに前記第1ポンプ空間を形成する凹部が形成され、且つ、前記第1ハウジングには前記第1ポンプ空間を形成する凹部が形成されず、
    前記第2ハウジングに前記第2ポンプ空間を形成する凹部が形成され、且つ、前記中間ハウジングには前記第2ポンプ空間を形成する凹部が形成されず、
    前記第1ポンプ空間の前記吐出ポートおよび前記吸入ポートが前記第1ハウジングに形成され、前記第2ポンプ空間の前記吐出ポートおよび前記吸入ポートが前記第2ハウジングに形成され、前記中間ハウジングには前記吸入ポート及び前記吐出ポートが形成されておらず、
    前記第1ポンプ空間の流体を吐出する前記吐出ポートと前記第2ポンプ空間の流体を吐出する前記吐出ポートとが、前記駆動軸芯に沿う方向視で前記駆動軸芯を挟んで向かい合う位置に配置されているポンプユニット。
  2. 前記インナロータが外周に複数の外歯を備えており、前記アウタロータが複数の前記外歯に咬み合う複数の内歯を備えている請求項1に記載のポンプユニット。
  3. 複数の前記吐出ポートが、夫々の前記吐出ポートから前記駆動シャフトに作用する力を相殺する位置関係で配置されている請求項1又は2に記載のポンプユニット。
  4. 前記駆動シャフトは、前記第2ポンプ空間側に突出する部分に軸受が設けられていない請求項1~3の何れか一項に記載のポンプユニット。
  5. 前記ポンプハウジングと前記駆動軸芯の延伸方向に隣接する位置にポンプケースが配置され、前記ポンプケースが前記駆動シャフトで駆動されるアキシャルプランジャ型の可変容量ポンプを収容している請求項1~の何れか一項に記載のポンプユニット。
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