JP7328791B2 - 電動トラックの空調制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は電動トラックの空調制御装置に係り、特にラジエータ及びコンデンサの冷却性能を向上させる技術に関する。
近年、環境負荷低減の観点から、トラック等の商用車の分野においても内燃機関を備えず、電動モータのみによって駆動する電動トラックの開発が行われている(特許文献1)。
このような電動車両では、空調回路を用いたバッテリ冷却など様々な冷却モードに対応することを目的として、キャブ室内の空気を空調するための空調回路において、コンデンサを2つ設ける場合がある。
特開2016-113063号公報
しかしながら、内燃機関を備えない電気自動車においては、エンジン騒音がなくなりパワートレインにおける静寂性が向上した結果、車内外に対する騒音問題の要因として、コンデンサを冷却するために駆動するファンによるノイズの影響が相対的に顕著化する。
加えて、様々な冷却モードに対応することを目的としてコンデンサを2つ設けた場合、空調コンデンサのファン駆動による車内外への騒音は増大する虞がある。
以上から、本願の解決すべき課題は、2つのコンデンサを備える電気トラックにおいて、空調コンデンサ(第1コンデンサ、第2コンデンサ)のファン(第1ファン、第2ファン)の駆動による車内外への騒音影響の低減を図ることができる、電動トラックの空調制御装置を提供することとする。
上記の目的を達成するため、本発明の電動トラックの空調制御装置は、バッテリから電力が供給される走行用モータにより駆動される電動トラックのキャブ室内の空調を制御する電動トラックの空調制御装置において、前記電動トラックに設けられた空調回路と、前記空調回路に設けられ、前記空調回路の作動流体と外気とで熱交換する第1コンデンサ及び第2コンデンサと、前記第1コンデンサに外気を供給可能に構成され、前記電動トラックのフレーム間で且つ上方に前記キャブ室が配設された第1領域に設けられる第1ファンと、前記第2コンデンサに外気を供給可能に構成され、前記第1領域よりも車両外側となる第2領域に設けられる第2ファンと、前記第1ファンおよび前記第2ファンの回転数を複数の駆動モードにて制御する回転数制御部と、を含み、前記複数の駆動モードは、前記第1ファンの回転数が前記第2ファンの回転数よりも大きくなるように前記第1ファンおよび前記第2ファンを制御する第1駆動モードと、前記第2ファンの回転数が前記第1ファンの回転数よりも大きくなるように前記第1ファンおよび前記第2ファンを制御する第2駆動モードと、を含むことを特徴とする。
これにより、第1駆動モードによって第1ファンの回転数が第2ファンの回転数よりも大きくなるように第1ファンおよび第2ファンを制御することで、第2コンデンサの冷却のために駆動する第2ファンの駆動音による車両の外部への騒音影響を低減することや、第2駆動モードによって第2ファンの回転数が第1ファンの回転数よりも大きくなるように第1ファンおよび第2ファンを制御することで、第1コンデンサの冷却のために駆動する第1ファンの駆動音によるキャブ、すなわち車内への騒音影響を低減することが可能とされる。
本実施例に係る電動車両の全体構成を概略的に示す上面図である。 本発明の一実施形態に係る車両用温度管理装置を示す回路図である。
以下、本発明の実施例について、図面を参照しつつその構成について詳細に説明する。
先ず、図1を参照しつつ、本実施例に係る車両1の全体構成を説明する。ここで、図1は、本実施例に係る電動車両の全体構成を概略的に示す上面図である。
図1に示すように、本実施例に係る車両1は、ラダーフレーム10、キャブ20、荷箱30、車輪機構40、駆動装置50、バッテリパック60、インバータ80及び車両用温度管理装置100を備える電動トラックである。なお、図1では、車両1の上面からキャブ20及び荷箱30を透過するように見た場合の上面図として表している。
ラダーフレーム10は、左サイドレール(フレーム)11L、右サイドレール(フレーム)11R、及び複数のクロスメンバ12を有する。左サイドレール11L及び右サイドレール11Rは、車両1の車長方向Aに延在し、互いに車幅方向Bに対して平行に配置される。複数のクロスメンバ12は、左サイドレール11Lと右サイドレール11Rとを連結している。すなわち、ラダーフレーム10は、いわゆる梯子型フレームを構成している。そして、ラダーフレーム10は、キャブ20、荷箱30、駆動装置50、バッテリパック60、及び車両1に搭載されるその他の重量物を支持する。以下において、左サイドレール11L及び右サイドレール11Rを総称して、単にサイドレール11とも称する。
キャブ20は、運転手が着座する図示しない運転席を含む構造体であり、ラダーフレーム10の前部上方に設けられている。一方、荷箱30は、車両1によって搬送される荷物等が積載される構造体であり、ラダーフレーム10の後部上方に設けられている。
車両前方に位置する車輪機構40は、本実施例において、車両前方に位置する左右の前輪41、2つの前輪41の車軸としてのフロントアクスル42から構成される。また、車両後方に位置する車輪機構40は、車両後方に位置し且つ左右に各2つ配置された後輪43、これらの後輪43の車軸としてのリアアクスル44から構成される。そして、本実施例に係る車両1においては、後輪43が駆動輪として機能するように駆動力が伝達され、車両1が走行することになる。なお、車輪機構40は、図示しないサスペンション機構を介してラダーフレーム10に懸架され、車両1の重量を支持する。
駆動装置50は、モータユニット51及びギアユニット52を有する。モータユニット51は、走行用モータ53及び走行用モータ53を収容するモータハウジング54から構成される。ギアユニット52は、複数のギアからなる減速機構55、減速機構55から入力される動力を左右の後輪43に対して振り分ける差動機構56、並びに減速機構55及び差動機構56を収容するギアハウジング57から構成される。
また、駆動装置50は、減速機構55及び差動機構56を介して、走行用モータ53の駆動トルクを車両の走行に適した回転速度に減速してリアアクスル44に駆動力を伝達する。これにより駆動装置50は、リアアクスル44を介して後輪43を回転させて車両1を走行させることができる。ここで、駆動装置50は、本実施例においては、左サイドレール11L及び右サイドレール11Rに対して車幅方向Bの内側(すなわち、サイドレール間のスペース)に配置され、図示しない支持部材によりラダーフレーム10に支持されている。
バッテリパック60は、車両1を走行させるためのエネルギー源として走行用モータ53に電力を供給するバッテリ61と、バッテリ61を収容するバッテリハウジング62を有している。バッテリパック60は、車両1に必要とされる電力を蓄えるために比較的大型で大容量の二次電池である。ここで、バッテリパック60は、本実施例において、車幅方向Bに対して左サイドレール11Lと右サイドレール11Rとの間、且つ駆動装置50の車両前方に配置される。例えば、バッテリパック60は、図示しない連結部材によりラダーフレーム10に固定又は懸架される。
なお、本実施例においては、駆動装置50及びバッテリパック60から電動駆動ユニット群70が構成されている。ここで、電動駆動ユニット群70は、バッテリ61、走行用モータ53、減速機構55、及び差動機構56を含むことになり、車両1の電動駆動に必要となる主要構成を備えている。
インバータ80は、バッテリパック60から供給される直流電力を交流電力に変換して走行用モータ53へ供給する駆動電力供給部として機能する。そして、車両1に対するアクセル操作に応じて、交流電力の供給量が制御され、走行用モータ53の回転速度が制御されることになる。なお、図1において、インバータ80はギアユニット52の車両後方に設けられているが、バッテリパック60と駆動装置50との間に設けられてもよい。
図2は、本発明の一実施形態に係る車両用温度管理装置100を示す回路図である。車両用温度管理装置100は、電気自動車等の車両に搭載される複数の対象機器の温度を管理するための装置であり、第1冷媒循環回路130と、第2冷媒循環回路(空調回路)170とを含む。この車両用温度管理装置100は、第1冷媒循環回路130及び第2冷媒循環回路170各々に沿って冷媒を循環させることで、上記複数の対象機器の温度を調整する。以下、第1冷媒循環回路130及び第2冷媒循環回路170について、詳しく説明する。
(第1冷媒循環回路)
まず、第1冷媒循環回路130について説明する。第1冷媒循環回路130は、例えば走行用モータ53に電力を供給するインバータ80を含む第1温度調整対象機器群と熱交換を行う第1冷媒を循環させるための冷媒循環回路である。ここで、第1温度調整対象機器群とは、例えば、上記3つの作動温度帯のうちの中間の作動温度帯で効率よく作動する対象機器のことである。本実施形態における第1温度調整対象機器群には、例えば、インバータ80の他に、HVAC(空調)20aに設けられるヒータコア300が含まれる。また、第1冷媒は、不凍液である。
ここで、HVAC20aとは、ヒータコア300及び後述するエバポレータ700が内部に設けられ、ヒータコア300によってキャブ20内の空気(内気)を加熱し、エバポレータ700によって内気を冷却することで、内気の温度を調整する空調装置である。
図2に示すように、本実施形態における第1冷媒循環回路130は、ポンプ131と、インバータ熱交換流路132と、バルブ133と、ポンプ流路134と、ラジエータ熱交換流路135と、ウォータヒータ139とを含む。
ポンプ131は、流路内に充填された第1冷媒を矢印方向へ循環させる装置である。本実施形態におけるポンプ131では、図示しない制御装置により、第1冷媒の吐出量(送出量)が制御される。
インバータ熱交換流路132は、ポンプ131とバルブ133とを接続し、ポンプ131から送出された第1冷媒をバルブ133へ流すための冷媒流路である。インバータ熱交換流路132は、インバータ80、ウォータヒータ139及びヒータコア300を経由するように配置される。インバータ熱交換流路132は、スチールパイプ等の金属により構成される。
ポンプ131から送出された第1冷媒は、インバータ熱交換流路132に沿ってインバータ80を経由する。インバータ80を経由する第1冷媒は、インバータ80と熱交換する。第1冷媒がインバータ80と熱交換することで、第1冷媒は、インバータ80を冷却する。すなわち、第1冷媒は、インバータ80の熱により加熱される。
インバータ80と熱交換した第1冷媒は、ウォータヒータ139を通過する。このウォータヒータ139は、作動することで通過する第1冷媒を加熱することができる。ウォータヒータ139通過した第1冷媒は、ヒータコア300を通過する。これにより、例えば内気の温度が所望する温度より低い時には第1冷媒を加熱してヒータコア300を加熱し、HVAC20aから送風される空気を温めることができる。ヒータコア300と熱交換した第1冷媒は、バルブ133へ流れる。
バルブ133は、インバータ熱交換流路132に接続される第1ポート133aと、ラジエータ熱交換流路135に接続される第2ポート133bと、ポンプ流路134に接続される第3ポート133cとからなる三方向電磁弁である。バルブ133は、鉄等の金属やゴム等の樹脂により構成される。本実施形態におけるバルブ133は、図示しない制御装置により、各ポートの開閉を実行する。
ポンプ流路134は、バルブ133の第3ポート133cとポンプ131とを接続し、上記バルブ133の第3ポート133cから吐出された第1冷媒をポンプ131へ流すための冷媒流路である。ポンプ流路134は、スチールパイプ等の金属により構成される。ポンプ流路134を通過した第1冷媒は、ポンプ131へ流れ、再び第1冷媒循環回路130を循環する。なお、ポンプ流路134は、ラジエータ熱交換流路135と、ポンプ131手前の一部区間を共有している。
ラジエータ熱交換流路135は、バルブ133の第2ポート133bとポンプ131とを接続し、上記バルブ133の第2ポート133bから吐出された第1冷媒をポンプ131へ流すための冷媒流路である。ラジエータ熱交換流路135は、スチールパイプ等の金属により構成される。例えば、ラジエータ熱交換流路135には、第1冷媒の熱を外気に放出するラジエータ136が設けられている。ラジエータ136の内部を通過する第1冷媒は、ラジエータ136により熱が放出される。ラジエータ136により熱が放出された第1冷媒は、ポンプ131へ流れ、再び第1冷媒循環回路130を循環する。
(第2冷媒循環回路)
次に、本発明に係る第2冷媒循環回路170について説明する。第2冷媒循環回路170は、フロンガスである第2冷媒(作動流体)を循環させることでキャブ20内の温度を低下させる所謂冷凍サイクル回路である。この第2冷媒循環回路170には、コンプレッサ201、第1コンデンサ203、第2コンデンサ205、膨張弁208及びエバポレータ700が備えられている。
コンプレッサ201は、バッテリ61から供給される電力によって稼動する圧縮機である。このコンプレッサ201は、稼動することで第2冷媒を圧縮しつつ第2冷媒循環回路170に循環させることが可能である。
第1コンデンサ203は、第2冷媒と外気とで熱交換することが可能な熱交換器である。第2コンデンサ205は、第1コンデンサ203と同様に第2冷媒と外気とで熱交換することが可能な熱交換器であり、第2冷媒循環回路170における第1コンデンサ203より上流側に位置する。
膨張弁208は、第1コンデンサ203及び第2コンデンサ205によって冷却された第2冷媒を膨張させてさらに冷却することが可能である。エバポレータ700は、内気と第2冷媒とで熱交換することが可能な熱交換器である。
したがって、第2冷媒循環回路170は、コンプレッサ201を稼動することで圧縮して加熱した第2冷媒を第2コンデンサ205及び第1コンデンサ203によって外気と熱交換させることで冷却し、膨張弁208によって第2冷媒を膨張させることでさらに冷却することができる。
エバポレータ700によって第2冷媒を加熱した後、再びコンプレッサ201に戻り上記循環を繰り返すことで、第2冷媒循環回路170は、内気及び第2冷媒を冷却することができる。
ここで、図1によると、第1コンデンサ203及びラジエータ136の車長方向A後方には、第1コンデンサ203及びラジエータ136に外気を導入する第1ファン211が配設されている。これら第1コンデンサ203、ラジエータ136及び第1ファン211は、キャブ20の下方であって車幅方向Bに対して左サイドレール11Lと右サイドレール11Rとの間の第1領域に位置し、例えば車幅方向B側方や車高方向上方、下方などの周囲を防音カバー202によって覆われている。
また、キャブ20の下方であって第2コンデンサ205の車長方向A後方には、第2コンデンサ205に外気を導入する第2ファン213が配設されている。これら第2コンデンサ205及び第2ファン213は、キャブ20の下方であって車幅方向Bに対して左サイドレール11Lの左方の第2領域に位置している。
またさらに、第1ファン211及び第2ファン213には、第1モータ211a及び第2モータ213aがそれぞれ設けられている。第1モータ211aは、後述するECU800の制御により回転数を無段変速することが可能である。また、第2モータ213aは、後述するECU800の制御により回転数を複数段(例えば2段)で変速することが可能である。
ECU(回転数制御部)800は、走行用モータ53の運転制御をはじめとして総合的な制御を行うための制御装置であり、入出力装置、記憶装置(ROM、RAM、不揮発性RAM等)、中央処理装置(CPU)等を含んで構成されている。
このECU800は、第1ファン211の第1モータ211a及び第2ファン213の第2モータ213aが電気的に接続されている。これにより、ECU800は、第1ファン211及び第2ファン213を、回転数を制御しつつ駆動することができる。
具体的には、ECU800は、第1ファン211の第1モータ211aを最大回転数で駆動し、第2ファン213の第2モータ213aを最大回転数の例えば6割の回転数で駆動する第1駆動モードや、第1ファン211の第1モータ211aを最大回転数の例えば3割の回転数で駆動し、第2ファン213の第2モータ213aを最大回転数で駆動する第2駆動モード等の複数の駆動モードを含んでおり、例えば車両の走行状態に応じて、各駆動モードを自動的に切り替えることができる。
ここで、上記の通り、第1ファン211は、第1領域、すなわちキャブ20の下方であって車幅方向Bに対して左サイドレール11Lと右サイドレール11Rとの間に位置している。また、第2ファン213は、第2領域、すなわちキャブ20の下方であって車幅方向Bに対して左サイドレール11Lの左方に位置している。
これにより、第1ファン211が最大回転数等の高回転数で駆動すると、キャブ20内に第1ファン211の駆動音や振動が伝わり、第2ファン213が最大回転数等の高回転数で駆動すると、車両1の外部に第2ファン213の駆動音が伝わる。
したがって、例えば住宅街等の車両1の外部が比較的静かな環境下においては、複数の駆動モードのうち第1駆動モードで第1ファン211の第1モータ211a及び第2ファン213の第2モータ213aを駆動することで、第2ファン213が高回転数で駆動することによる車両1の外部への騒音を低減することができる。
また、例えば車両1が時速60km程度の速度で走行しており所謂ロードノイズが発生している場合や、幹線道路のように他車両の走行が比較的多い場合のように、第2ファン213の駆動音が目立たない環境下においては、複数の駆動モードのうち第2駆動モードで第1ファン211の第1モータ211a及び第2ファン213の第2モータ213aを駆動することで、第1ファン211が高回転数で駆動することによるキャブ20内に伝達する第1ファン211の駆動音や振動を低減することができる。
これにより、第1コンデンサ203及び第2コンデンサ205のトータルの熱交換性能は下がるが、車両要求熱交換性能を低下させることなく、第1ファン211及び第2ファン213の駆動音によるキャブ20内及び車両1の外部への騒音影響を低減することができる。
以上説明したように、本発明に係る電動トラックの空調制御装置では、バッテリ61から電力が供給される走行用モータ53により駆動される車両1のキャブ20内の空気と、第2冷媒循環回路170の第2冷媒との間で熱交換することによりキャブ20内の空調を制御する電動トラックの空調制御装置において、第2冷媒循環回路170に設けられ、第2冷媒と外気とで熱交換する第1コンデンサ203及び第2コンデンサ205と、第1コンデンサ203に外気を供給可能に構成され、車両1のフレーム間の領域において上方にキャブ20が設けられる領域を第1領域とした場合、第1領域に設けられる第1ファン211と、第2コンデンサ205に外気を供給可能に構成され、第1領域よりも車両外側の領域である第2領域に設けられる第2ファン213と、第1ファン211および第2ファン213の回転数としての回転数を複数の駆動モードにて制御するECU800と、を含み、複数の駆動モードは、第1ファン211の回転数が第2ファン213の回転数よりも大きくなるように第1ファン211および第2ファン213を制御する第1駆動モードと、第2ファン213の回転数が第1ファン211の回転数よりも大きくなるように第1ファン211および第2ファン213を制御する第2駆動モードと、を含む。
従って、第1駆動モードによって第1ファン211の回転数が第2ファン213の回転数よりも大きくなるように第1ファン211および第2ファン213を制御することで、第2コンデンサ205の冷却のために駆動する第2ファン213の駆動音による車両1の外部への騒音影響を低減することができる。
また、第2駆動モードによって第2ファン213の回転数が第1ファン211の回転数よりも大きくなるように第1ファン211および第2ファン213を制御することで、第1コンデンサ203の冷却のために駆動する第1ファン211の駆動音によるキャブ20、すなわち車内への騒音影響を低減することができる。
またさらに、第1駆動モードにおいては第1ファン211の回転数を大きくすることで、第2ファン213の回転数が第1ファン211の回転数と比較して小さいことによる第2コンデンサ205の冷却性能の低下を補うことができる。
そして、第2駆動モードにおいては第2ファン213の回転数を大きくすることで、第1ファン211の回転数が第2ファン213の回転数と比較して小さいことによる第1コンデンサ203の冷却性能の低下を補うことができる。
以上で本発明に係る電動トラックの空調制御装置の説明を終えるが、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
例えば、本実施形態では、ECU800の含む第1駆動モード及び第2駆動モードにより、第1ファン211および第2ファン213の回転数を制御するように説明したが、各ファンの駆動に用いる第1モータ211a及び2モータ213aの消費電力や、各ファンに供給する外気の量や風速等に基づくような、第1ファン211および第2ファン213の駆動音と関連性のある回転出力を指標にしてもよい。
1 車両(電動トラック)
11L 左サイドレール(フレーム)
11R 右サイドレール(フレーム)
20 キャブ
20a HVAC(空調)
53 走行用モータ
61 バッテリ
170 第2冷媒循環回路(空調回路)
203 第1コンデンサ
205 第2コンデンサ
211 第1ファン
213 第2ファン
800 ECU(回転数制御部)

Claims (2)

  1. バッテリから電力が供給される走行用モータにより駆動される電動トラックのキャブ室内の空調を制御する電動トラックの空調制御装置において、
    前記電動トラックに設けられた空調回路と、
    前記空調回路に設けられ、前記空調回路の作動流体と外気とで熱交換する第1コンデンサ及び第2コンデンサと、
    前記第1コンデンサに外気を供給可能に構成され、前記電動トラックのフレーム間で且つ上方に前記キャブ室が配設された第1領域に設けられる第1ファンと、
    前記第2コンデンサに外気を供給可能に構成され、前記第1領域よりも車両外側となる第2領域に設けられる第2ファンと、
    前記第1ファンおよび前記第2ファンの回転数を複数の駆動モードにて制御する回転数制御部と、を含み、
    前記複数の駆動モードは、前記第1ファンの回転数が前記第2ファンの回転数よりも大きくなるように前記第1ファンおよび前記第2ファンを制御する第1駆動モードと、前記第2ファンの回転数が前記第1ファンの回転数よりも大きくなるように前記第1ファンおよび前記第2ファンを制御する第2駆動モードと、を含むことを特徴とする、電動トラックの空調制御装置。
  2. 前記電動トラックが所定車速以上では、前記第2駆動モードで前記第1ファンおよび前記第2ファンを制御することを特徴とする、請求項1に記載の電動トラックの空調制御装置。
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