JP7328104B2 - 研削装置 - Google Patents

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Description

本発明は、研削装置に関する。
特許文献1、2に開示のように、砥石を用いてウェーハを研削する研削装置は、チャックテーブルに保持された研削加工後のウェーハの上面を搬送パッドを用いて吸引保持して、搬送パッドを上昇させることによりウェーハをチャックテーブルから離間させてから、スピンナテーブルに搬送して洗浄して、カセットに収納している。ウェーハを搬送する搬送手段は、ウェーハを保持する搬送パッドが吊持されたアームと、アームを上下方向に移動させる上下手段とを備えている。上下手段は搬送パッドの下面がウェーハの上面に接触するようにアームの高さ位置を調整している。
ウェーハを保持する保持面を有するポーラス板を備えたチャックテーブルにおいては、その保持面の内部にウェーハの研削時に生じた研削屑が進入して保持面の吸引力が低下することがある。そのため、砥石を用いて保持面を研削するいわゆるセルフグラインドを定期的に実施して新たな保持面を露出させることにより、保持面の吸引力を復活させている。
ウェーハの研削加工はウェーハの厚みを測定しながら、予め設定した厚みになるまで実施される。ウェーハの厚みの測定においては、ハイトゲージを用いて保持面の高さと保持面に保持されたウェーハの上面の高さとをそれぞれ測定して、測定された値の差をウェーハの厚みとして算出している。
特開2008-073785号公報 特開2015-039755号公報
上記のようにチャックテーブルの保持面のセルフグラインドをした後は保持面の高さが下がるため、上下手段を用いて予定されていた高さ位置に搬送パッドを下降させても搬送パッドの下面をウェーハの上面に接触させることができない場合がある。
また、ハイトゲージが故障した場合、研削装置に認識されたウェーハの厚みとチャックテーブルに保持され研削加工されたウェーハの実際の厚みとが異なってしまうおそれがある。
したがって、研削装置の搬送手段においては、セルフグラインド後に搬送パッドを用いてウェーハを吸引保持すること、また、予め設定した厚みとは異なる厚みで研削された事を検知するために研削されたウェーハの厚みを知ることという解決すべき課題がある。
本発明は、保持面にウェーハを保持するチャックテーブルと、砥石を用いて該保持面に保持されたウェーハを研削する研削手段と、該チャックテーブルに保持されているウェーハの上面を吸引保持して該保持面からウェーハを搬出させる搬出手段と、を備える研削装置であって、該搬出手段は、該ウェーハの上面を吸引保持する吸引面を下面に有するパッドと、該パッドを上下自在に吊持するアームと、該アームを該吸引面に垂直な方向に移動させる上下手段と、該アームと該パッドとが近づいたことを検知する接近検知部と、該上下手段は、該アームの高さを認識する高さ認識部を備え、該上下手段を用いて該アームを下降させて該パッドの下面が該保持面に接触してからさらに該アームを下降させ、該アームと該パッドとが所定距離近づいたことを該接近検知部が検知したときの該アームの高さを該チャックテーブルに保持されたウェーハを吸引保持するときの該アームの高さとして設定する高さ設定部を備える研削装置である。
上記の研削装置は、該砥石を用いて研削されたウェーハが予め設定された厚みか否かを判断する判断手段を備え、該判断手段は、該上下手段を用いてアームを下降させて該吸引面を該保持面に接触させて、さらに該アームを下降させて該アームと該パッドとが所定距離近づいたことを該接近検知部が検知したときに該高さ認識部によって認識された該アームの高さを記憶する保持面高さ記憶部と、該上下手段を用いて該アームを下降させて該吸引面を該保持面の保持されたウェーハの上面に接触させて、さらに該アームを下降させて該アームと該パッドとが所定距離近づいたことを該接近検知部が検知したときに該高さ認識部によって認識された該アームの高さをウェーハの上面高さとして、該ウェーハ上面高さから該保持面高さ記憶部に記憶されている該保持面高さを差し引き、ウェーハの厚みとして算出する厚み算出部と、該厚み算出部によって算出された厚みが、予め設定された厚み許容範囲に入っているか否かを判断する判断部と、を備えていることが望ましい。
上記の研削装置の該上下手段は、該アームを、最上位位置から該高さ設定部に設定された高さ位置より所定距離上の高さ位置まで高速で下降させ、該高さ設定部に設定された高さ位置より所定距離上の高さ位置から該高さ設定部に設定された高さ位置まで低速で下降させることが望ましい。
保持面にウェーハが載置されていない状態で保持面にパッドの下面を押し下げていった際にアームとパッドとが上下方向に所定距離近づいたことを接近検知部が検知したときにアームの高さ位置として予め設定した高さまで、ウェーハが保持面に載置されている状態でアームを下降させることによって、ウェーハの上面にパッドの下面を確実に接触させることができ、ウェーハをパッドに吸引保持することができる。
研削加工後のウェーハの上面の高さを測定するとともに、測定されたウェーハの上面の高さから、保持面高さ記憶部に記憶されている保持面の高さを差し引いてウェーハの厚みとして算出することができる。これにより、例えば厚み測定手段の保持面ハイトゲージや上面ハイトゲージ等が故障した際に、予め設定した厚みとは異なる厚みにウェーハが研削されたことを知ることができる。
加えて、アームを下降させる際に、アームの最上位位置から、例えばウェーハの上面から僅かに上にパッドの下面が位置付けられるときのアームの高さ位置まで、アームを高速で下降させるため、この間のアームの上下移動に要する時間を短縮でき、ウェーハの研削加工にかかる時間的コストを削減できる。
そして、ウェーハの上面から僅かに上にパッドの下面が位置付けられるときのアームの高さ位置から、高さ設定部に設定された高さ位置まで、アームを比較的低速で下降させるため、ウェーハがパッドの下面と保持面とに挟まれて上下方向から押圧されるときに、ウェーハが破損するのを防止できる。
研削装置の全体を表す斜視図である。 搬出手段とチャックテーブルとを側方から見た断面図である。 搬出手段を用いてチャックテーブルの保持面の高さを記憶する様子を側方から見た断面図である。 搬出手段を用いてウェーハの厚みの測定、及びウェーハの搬出を行う様子を側方から見た断面図である。
1 研削装置の構成
図1に示す研削装置1は、砥石340を用いてウェーハWを研削する研削装置である。以下、研削装置の構成について説明する。
図1に示すように、研削装置1は、Y軸方向に延設されたベース10と、ベース10の+Y方向側に立設されたコラム11とを備えている。
ベース10の上における+Y方向側の領域はウェーハWの搬入出が行われる搬入出領域Aとなっており、ベース10の上における-Y方向側の領域はウェーハWの研削加工が行われる研削領域Bとなっている。
ベース10の上には、チャックテーブル2が配設されている。チャックテーブル2は円板状の吸引部20と吸引部20を支持する環状の枠体21とを備えている。吸引部20の上面はウェーハWが保持される保持面20aとなっている。保持面20aと枠体21の上面21aとは面一となっている。
保持面20aには図示しない吸引手段等が接続されている。保持面20aにウェーハWが載置されている状態で、図示しない吸引手段等を用いて吸引力を発揮させることにより、生み出された吸引力が保持面20aに伝達されて、保持面20aにウェーハWが吸引保持されることとなる。
チャックテーブル2は、図示しない回転手段等により、チャックテーブル2の中心を通るZ軸方向の回転軸25を軸にして回転可能である。
ベース10の内部には、チャックテーブル2をY軸方向に水平移動させる水平移動手段が配設されている。
また、チャックテーブル2の周囲にはカバー27及びカバー27に伸縮自在に連結された蛇腹28が配設されている。例えば、水平移動手段等によってチャックテーブル2がY軸方向に移動すると、カバー27がチャックテーブル2と共にY軸方向に移動して蛇腹28が伸縮することとなる。
ベース10の上には、例えば厚み測定手段100が配設されている。厚み測定手段100は、保持面ハイトゲージ101を備えている。例えば保持面ハイトゲージ101のプローブを枠体21の上面21aの上に接触させることにより、枠体21の上面21aに面一な吸引部20の保持面20aの高さを測定することができる。
厚み測定手段100は、上面ハイトゲージ102を備えている。例えば保持面20aにウェーハWが保持されている状態で、上面ハイトゲージ102のプローブをウェーハWの上面Waに接触させることにより、ウェーハWの上面Waの高さを測定することができる。
保持面ハイトゲージ101により測定された保持面20aの高さと、上面ハイトゲージ102により測定されたウェーハWの上面Waの高さとを図示しない厚み算出手段により差し引くことによってウェーハWの厚みを算出することができる。
コラム11の-Y方向側の側面には、研削手段3を昇降可能に支持する研削送り手段4が配設されている。研削手段3は、Z軸方向の回転軸35を有するスピンドル30と、スピンドル30を回転可能に支持するハウジング31と、回転軸35を軸にしてスピンドル30を回転駆動するスピンドルモータ32と、スピンドル30の下端に接続された円環状のマウント33と、マウント33の下面に着脱可能に装着された研削ホイール34とを備えている。
研削ホイール34は、ホイール基台341と、ホイール基台341の下面に環状に配列された略直方体形状の複数の砥石340とを備えており、砥石340の下面はウェーハWを研削する研削面340aとなっている。
研削送り手段4は、Z軸方向の回転軸45を有するボールネジ40と、ボールネジ40に対して平行に配設された一対のガイドレール41と、回転軸45を軸にしてボールネジ40を回転させるZ軸モータ42と、内部のナットがボールネジ40に螺合して側部がガイドレール41に摺接する昇降板43と、昇降板43に連結され研削手段3を支持するホルダ44とを備えている。
Z軸モータ42によってボールネジ40が駆動されて、ボールネジ40が回転軸45を軸にして回転すると、これに伴って、昇降板43がガイドレール41に案内されてZ軸方向に昇降移動するとともに、ホルダ44に保持されている研削手段3がZ軸方向に移動することとなる。
ベース10の-Y方向側には、カセット載置部12が設けられている。
カセット載置部12には、カセット70が載置されている。カセット70には、研削加工前のウェーハWが収容されている。また、カセット70には、研削加工後のウェーハWを収容することができる。
カセット70の+Y方向側には、ロボット71が配設されている。ロボット71は、ロボットハンド710とロボットハンド710を旋回可能に支持する軸部711とを備えている。ロボットハンド710を用いてカセット70に収容されているウェーハWをカセット70から取り出して、軸部711を軸にしてロボットハンド710を旋回させることにより、ウェーハWを搬送することができる。
ロボットハンド710の可動域における+X方向側には、研削加工前のウェーハWが仮置きされる仮置き領域13が配設されており、同ロボットハンド710の可動域における-X方向側には、研削加工後のウェーハWを洗浄する洗浄領域14が設けられている。
仮置き領域13には、位置合わせ手段72が配設されている。カセット70から搬出されて仮置き領域13に載置されたウェーハWは、位置合わせ手段72によって所定の位置に位置合わせされることとなる。
洗浄領域14には、スピンナ洗浄手段73が配設されている。スピンナ洗浄手段73は、ウェーハWを保持して回転するスピンナテーブル730と、スピンナテーブル730に保持されたウェーハWに向けて洗浄水を噴出する洗浄水供給ノズル731とを備えている。
スピンナテーブル730に研削加工後のウェーハWが載置されている状態で、洗浄水供給ノズル731から洗浄水を供給することによりウェーハWを洗浄することができる。
仮置き領域13に隣接する位置には、位置合わせ手段72によって位置合わせされたウェーハWをチャックテーブル2に搬入する搬入手段74が配設されている。搬入手段74はウェーハWを吸引保持する搬入パッド740と、搬入パッド740に端部が連結された搬入アーム741と、搬入パッド740に連結されていない側の端部に連結され搬入アーム741を旋回可能に支持する軸部742とを備えている。
軸部742は、図示しない回転手段等により駆動されてZ軸方向の回転軸745を軸にして回転可能となっている。軸部742が回転することによって、搬入アーム741及び搬入パッド740が、搬入出領域Aと研削領域Bとの間を旋回移動することとなる。
搬入パッド740にウェーハWが吸引保持されている状態で、軸部742が回転すると、搬入アーム741及び搬入アーム741に連結されている搬入パッド740が回転軸745を軸に旋回して、ウェーハWをチャックテーブル2の保持面20aに搬入することができる。
搬入手段74の-X方向側の近傍には、搬出手段5が配設されている。
搬出手段5は、円板状のパッド50及びパッド50を上下自在に吊持するアーム51を備えている。アーム51の端部51aには、Z軸方向の回転軸55を有する筒状の軸部510が連結されている。例えば、軸部510には、回転軸55を軸にして軸部510を回転させる図示しない回転手段等が接続されている。
アーム51の軸部510に連結されていない側の端部51bには、環状部材52が連結されている。環状部材52には、例えば3つの貫通孔520が円周上に等間隔に貫通形成されている。図1においては1つの貫通孔520のみが図示されており、他の2つの貫通孔520は省略されている。
図2に示すように、パッド50は、多数の細孔を有する吸引部500と吸引部500を支持する枠体501とを備えている。吸引部500の下面は、ウェーハWの上面Waを吸引保持する吸引面500bとなっている。パッド50の下面50bは、吸引部500の吸引面500bと、吸引面500bに面一な枠体501の下面501bとを有している。
搬出手段5は、環状部材52の貫通孔520の数に対応する数(例えば3つであり、図2においては2つが示されている)の吊持部56を備えている。吊持部56は、パッド50と環状部材52とを連結する機能を有している。
吊持部56は、貫通孔520の直径よりも僅かに小さな直径を有する軸部560と、軸部560の上端に形成されたツバ部561とを備えている。
軸部560は、それぞれの貫通孔520に貫通して遊嵌しており、軸部560の下端はパッド50の枠体501の上面501aに連結されている。吊持部56は、例えばストリッパボルト等であり、例えばパッド50の枠体501の上面501aに形成されている図示しないネジ穴に、軸部560の下部に形成されている図示しないネジ切りが螺合して、吊持部56がパッド50に締結されているものとする。
ツバ部61は、貫通孔520よりも大径に形成されており、吊持部56の下降範囲を制限している。
吊持部56の軸部560の周りにはバネ562が巻きつけられている。バネ562の上端562aは環状部材52の下面52bに接触しており、バネ562の下端562bはパッド50の枠体501の上面501aに接触している。
図示しない回転手段等により軸部510が回転軸55を軸にして回転すると、アーム51、アーム51に連結されている環状部材52、及び環状部材52に吊持部56を介して連結されているパッド50が、回転軸55を軸にして一体的に旋回することとなる。
搬出手段5は配管57を備えている。配管57は、例えばパッド50の枠体501を貫通するように配設され、その下端が吸引部500に接続されている。配管57は、分岐点aにおいてエア流路581と吸引路591とに分岐している。
吸引部500は、配管57及びエア流路581を通じてエア供給源58に接続されている。エア流路581には、エア供給源58と吸引部500との連通状態を切り替えるエアバルブ580が配設されている。
また、吸引部500は、配管57及び吸引路591を通じて吸引源59に接続されている。吸引路591には、吸引源59と吸引部500との連通状態を切り替える吸引バルブ590が配設されている。
例えば、吸引部500の吸引面500bにウェーハWの上面Waが接触している状態で、吸引バルブ590を開くとともに吸引源59を作動させて吸引力を発揮させることにより、生み出された吸引力が吸引路591及び配管57を通じて吸引部500の吸引面500bに伝達されて、吸引部500の吸引面500bにウェーハWを吸引保持されることとなる。
また、例えば、ウェーハWの研削加工によって生じた研削屑等がパッド50の吸引部500の吸引面500bに付着したり、加工屑等が吸引部500の多数の細孔の内部に入り込んだりすると、吸引部500が詰まってしまい、吸引部500に作用する吸引力が損なわれていく。そこで、例えばウェーハWの研削加工後等には、パッド50の吸引面500bにウェーハWが吸引保持されていない状態で、エアバルブ580を開くとともにエア供給源58を作動させて、エア流路581及び配管57を通じて吸引部500にエアを供給し、吸引面500bからエアを噴出して、吸引部500の内部及び吸引面500bの洗浄を行うこととなる。
搬出手段5は、上下手段6を備えている。上下手段6は、Z軸方向の回転軸65を有するボールネジ60と、ボールネジ60に螺合され軸部510に連結されているナット部66と、ボールネジ60に対して平行に配設された一対のガイドレール61と、ボールネジ60の上端に配設され回転軸65を軸にしてボールネジ60を回転させるモータ62とを備えている。モータ62を用いて、回転軸65を軸にしてボールネジ60を回転させることにより、軸部510及びアーム51を吸引面500bに垂直な方向(Z軸方向)に昇降移動させることができる。
例えば、ウェーハWが保持面20aに載置されているチャックテーブル2が搬出手段5の下方に位置付けられている状態で、上下手段6を用いてアーム51を-Z方向に下降させることにより、アーム51に吊持されているパッド50を下降させて、その下面50bをウェーハWの上面Waに接触させることができる。
また、パッド50の下面50bがウェーハW等に接触している状態で、さらに、上下手段6を用いてアーム51を-Z方向に下降させると、パッド50の吸引部500の吸引面500bによってウェーハW等が-Z方向に押され、その押力の反作用の力として、パッド50の吸引面500bがウェーハW等から+Z方向の押力を受ける。これにより、パッド50と吊持部56とが一体的に+Z方向に上昇して、ツバ部561が環状部材52の上面52aの上方に浮き上がった状態になるとともに、バネ562がパッド50とアーム51との間で収縮することとなる。
上下手段6は、アーム51を、高さ設定部9において設定された高さ位置から所定距離上の高さ位置まで低速で移動させて、該設定された高さから所定距離上の高さ位置から最上位位置まで高速で移動させる機能を有している。
高さ設定部9において設定された高さ位置から所定距離上の高さ位置は、例えば、保持面20aに保持されたウェーハWの上面Waから僅かに上にパッド50の下面50bが位置付けられているときのアーム51の高さ位置等とする。
上下手段6は高さ認識部63を備えている。高さ認識部63は、例えばエンコーダ等であり、モータ62の上に取り付けられている。
高さ認識部63は、上記のエンコーダのかわりに、例えばガイドレール61に配設された図示しないスケール及び読み取り部を備えるものであってもよい。
搬出手段5は、投受光センサ53を備えている。投受光センサ53は、アーム51またはパッド50に配設される。投受光センサ53は、例えばアーム51に連結されている環状部材52の下面52bに配設されている。投受光センサ53は、光を投光する投光部530と、投光部530に対向配置され投光部530から投光された光を受光する受光部531とを備えている。
搬出手段5は、遮光性を有する板状のドグ54を備えている。ドグ54は、例えばパッド50の枠体501の上面501aに、投受光センサ53に向かい合うように配設されている。
搬出手段5における投受光センサ53とドグ54との位置関係は、図示の例に限定されない。例えば、投受光センサ53がパッド50の枠体501の上面501aに配設されており、ドグ54がアーム51に有する環状部材52の下面52bに、投受光センサ53に向かい合うように配設されていてもよい。
例えば、保持面20a等にパッド50の下面50bが接触している状態で、上下手段6に駆動されてアーム51が-Z方向へと下降すると、アーム51に吊持されているパッド50が保持面20a等から+Z方向への押力を受けて+Z方向へと上昇していき、パッド50の枠体501の上面501aに立設されているドグ54が、アーム51に対して+Z方向へと上昇する。
これにより、ドグ54の上端54aが投受光センサ53の投光部530と受光部531とを結ぶ直線状の光軸Lの高さ位置まで上昇すると、ドグ54により光軸Lが遮られる。
投受光センサ53の光軸Lがドグ54によって遮られて、受光部531が投光部530からの光を受光しなくなると、投受光センサ53から高さ認識部63に電気信号が送信されて、そのときのアーム51の高さが高さ認識部63において認識されることとなる。
このように、投受光センサ53及びドグ54は、パッド50とアーム51とが上下方向であるZ軸方向に近づいたことを検知する接近検知部を構成している。
研削装置1は、高さ設定部9を備えている。高さ設定部9は、例えば、保持面20aにウェーハW等が保持されていない状態で、上記のように上下手段6を用いてアーム51を-Z方向に下降させることにより、ドグ54が光軸Lを遮ったときのアーム51の高さを、チャックテーブル2に保持されたウェーハWをパッド50に吸引保持するときのアーム51の高さとして設定することができる。
研削装置1は、砥石340を用いて研削されたウェーハWが予め設定された厚みか否かを判断する判断手段8を備えている。判断手段8は、例えばCPU、メモリ等を有している。
判断手段8は、保持面高さ記憶部80を備えている。保持面高さ記憶部80は、上下手段6を用いてアーム51を下降させることにより吸引面500bを保持面20aに接触させてから、さらにアーム51を下降させることにより、ドグ54が光軸Lを遮ったときに高さ認識部63によって認識されたアーム51の高さを記憶することができる。
判断手段8は、厚み算出部81を備えている。
例えば、上下手段6を用いてアーム51を下降させることにより、パッド50の吸引面500bが保持面20aに保持されたウェーハWの上面Waに接触する。パッド50の吸引面500bがウェーハWの上面Waに接触してから、さらにアーム51を下降させることにより、光軸Lをドグ54が遮ると、そのときのアーム51の高さが、ウェーハWの上面Waの高さとして高さ認識部63によって認識される。厚み算出部81は、ウェーハWの上面Waの高さから保持面高さ記憶部80に記憶されている保持面20aの高さを差し引き、ウェーハWの厚みとして算出することができる。
判断手段8は、判断部82を備えている。判断部82は、厚み算出部81によって算出された厚みが予め設定された厚み許容範囲に入っているか否かを判断することができる。
2 研削装置の動作
以下、上記の研削装置1を用いてウェーハWを研削加工する際の研削装置1の動作について説明する。
まず、図1に示すように、予め、チャックテーブル2にウェーハWが吸引保持されていない状態で、図示しない水平移動手段等を用いてチャックテーブル2を-Y方向に移動させて搬出手段5の下方に位置付ける。そして、上下手段6を用いてアーム51を-Z方向に下降させることにより、図3に示すように、パッド50の吸引面500bをチャックテーブル2の保持面20aに接触させる。
吸引面500bと保持面20aとが接触している状態で、さらにアーム51を-Z方向に下降させていく。これにより、吸引面500bが保持面20aから+Z方向の押力を受けて、パッド50、吊持部56、及びパッド50の枠体501の上面501aに配設されているドグ54がアーム51に対して+Z方向に上昇していく。
ドグ54がアーム51に対して上昇していき、図3に示すようにドグ54の上端54aの高さ位置が投受光センサ53の光軸Lの高さ位置に一致すると、ドグ54によって光軸Lが遮られる。ドグ54に光軸Lが遮られて投光部350から投光された光が受光部351に受光されなくなると、そのときのアーム51の高さが、高さ認識部63において認識される。このようにして、パッド50とアーム51とがZ軸方向に所定距離近づいたことが、投受光センサ53とドグ54とからなる接近検知部によって検知される。
高さ認識部63に認識されたアーム51の高さは、高さ設定部9において、チャックテーブル2の保持面20aに保持されたウェーハWをパッド50に吸引保持するときのアーム51の高さとして予め設定される。
このように、パッド50の吸引面500bを保持面20aに接触させさらにアームを下降させてからアーム51の高さを設定することにより、セルフグラインドにより保持面20aの高さが低くなった場合においても、ウェーハWを確実に保持することが可能となる。
また、高さ認識部63において認識されたアーム51の高さは保持面高さ記憶部80において、保持面20aの高さとして記憶される。
保持面高さ記憶部80に記憶された保持面20aの高さは、厚み算出部81に例えば電気信号として送信される。
上記のように保持面20aの高さを記憶した後、図1に示したロボット71を用いてカセット70に収容されているウェーハWを一枚取り出して、仮置き領域13に載置する。仮置き領域13に載置されたウェーハWは、位置合わせ手段72によって所定の位置に位置合わせされる。
次に、仮置き領域13において位置合わせがなされたウェーハWを搬入手段74の搬入パッド740を用いて保持して、軸部742を軸に搬入アーム741及び搬入パッド740を旋回させることにより、搬入パッド740に保持されているウェーハWを仮置き領域13からチャックテーブル2の保持面20aに移動する。
保持面20aにウェーハWが載置されている状態で、保持面20aに接続されている図示しない吸引手段を用いて吸引力を発揮させる。これにより、生み出された吸引力が保持面20aに伝達されて、ウェーハWが保持面20aに吸引保持される。
保持面20aにウェーハWが吸引保持されている状態で、図示しない水平移動手段を用いてチャックテーブル2を+Y方向に移動させて、チャックテーブル2及びチャックテーブル2の保持面20aに吸引保持されているウェーハWを研削手段3の下方に位置付ける。
チャックテーブル2及びチャックテーブル2の保持面20aに吸引保持されているウェーハWが研削手段3の下方に位置付けられている状態で、図示しない回転手段等を用いて回転軸25を軸にしてチャックテーブル2を回転させる。これにより、保持面20aに吸引保持されているウェーハWが回転軸25を軸にして回転する。
さらに、スピンドルモータ32を用いて、回転軸35を軸にスピンドル30を回転させる。これにより、回転軸35を軸にして砥石340が回転する。
保持面20aに吸引保持されているウェーハWが回転軸25を軸にして回転しており、回転軸35を軸にして砥石340が回転している状態で、研削送り手段4を用いて、砥石340を-Z方向に下降させる。
研削送り手段4に駆動されて砥石340が-Z方向に移動していくと、砥石340の研削面340aが保持面20aに保持されているウェーハWの上面Waに当接する。砥石340の研削面340aがウェーハWの上面Waに当接している状態で、研削送り手段4を用いて、さらに砥石340を-Z方向に下降させることによってウェーハWの上面Waが研削される。
ウェーハWの研削加工中には、厚み測定手段100においてウェーハWの厚みを測定する。具体的には、保持面ハイトゲージ101を枠体21の上面21aに、上面ハイトゲージ102をウェーハWの上面Waにそれぞれ接触させて、両者の高さの差をウェーハWの厚みとして算出する。
研削加工により、ウェーハWの厚みが所定の厚みになったら、研削送り手段4を用いて砥石340を+Z方向に上昇させて、砥石340をウェーハWの上面Waから離間させるとともに、図示しない回転手段等を制御してチャックテーブル2の回転を停止させる。
次いで、図示しない水平移動手段等を用いてチャックテーブル2及びチャックテーブル2の保持面20aに保持されているウェーハWを-Y方向に移動させて、保持面20aに保持されているウェーハWを搬出手段5のパッド50の可動域に位置付ける。
そして、図4に示すように、上下手段6を用いてアーム51を予め高さ設定部9に設定された高さ位置まで-Z方向に下降させる。
アーム51を予め高さ設定部9に設定された高さ位置まで下降させる際には、まず、アーム51の最上位位置から、高さ設定部9に設定された高さ位置より所定の距離上の高さ位置、すなわち、例えばパッド50の吸引面500bがウェーハWの上面Waから僅かに上に位置付けられるときのアーム51の高さ位置まで、アーム51を高速で-Z方向に移動させる。
そして、パッド50の吸引面500bがウェーハWの上面Waから僅かに上に位置付けられるときのアーム51の高さ位置から、高さ設定部9に設定された高さ位置まで、アーム51を比較的低速で-Z方向に移動させる。そうすると、やがて、パッド50の吸引面500bがウェーハWの上面Waに接触する。
上記のようにパッド50の吸引面500bがウェーハWの上面Waに接触してからもなお、アーム51を下降させていくと、吸引面500bがウェーハWの上面Waから+Z方向の押力を受けて、パッド50、吊持部56、及びパッド50の枠体501の上面501aに配設されているドグ54がアーム51に対して+Z方向に上昇していく。
ドグ54がアーム51に対して所定の高さ上昇すると、ドグ54により投受光センサ53の光軸Lが遮られる。光軸Lが遮られて、投光部350から投光された光が受光部351に受光されなくなると、高さ認識部63においてそのときのアーム51の高さが認識される。そして、このときのアーム51の高さも、図示しない記憶部に記憶させておくことが望ましい。このようにして、パッド50とアーム51とがZ軸方向に所定距離近づいたことが、投受光センサ53とドグ54とからなる接近検知部によって検知される。
高さ認識部63において認識されたアーム51の高さは、ウェーハWの上面Waの高さとして厚み算出部81に送信される。そして、厚み算出部81により、ウェーハWの上面Waの高さとして受信したアーム51の高さから、ウェーハWの研削加工前に予め受信した保持面20aの高さとしてのアーム51の高さを差し引いて、ウェーハWの厚みが算出される。
さらに、厚み算出部81において算出されたウェーハWの厚みが予め設定された厚みの許容範囲に入っているか否かが判断部82において判断される。
判断部82において、厚み算出部81により算出された厚みが予め設定された厚みの許容範囲に入っていると判断された場合にはウェーハWを搬出する。
ウェーハWの搬出の際には、まず、チャックテーブル2に接続されている図示しない吸引手段を停止させて、保持面20aに作用している吸引力を除去する。
そして、上下手段6を用いてアーム51を予め設定された高さ位置まで下降させる。ここで、予め設定された高さ位置は、上記のように、保持面20aにウェーハWが載置されていない状態で保持面20aにアーム51を押し下げていった際にドグ54に光軸Lが遮られるときのアーム51の高さ位置であるため、保持面20aにウェーハWが載置されている状態で、該予め設定された高さ位置までアーム51を下降させていくと、パッド50の下面50bがウェーハWの上面Waに確実に接触する。
アーム51が予め設定された高さ位置に位置付けられて、パッド50の下面50bがウェーハWの上面Waに接触している状態で、吸引バルブ590を開いて吸引源59を作動させることによって、生み出された吸引力が吸引路591及び配管57を通じてパッド50の吸引部500に伝達され、パッド50の吸引面500bにウェーハWの上面Waが吸引保持される。
そして、パッド50にウェーハWが吸引保持されている状態でアーム51を上昇及び旋回させて、ウェーハWをチャックテーブル2の保持面20aから、図1に示した洗浄領域14に移動する。そして、洗浄領域14においてスピンナ洗浄手段73を用いてウェーハWの上面Waを洗浄する。その後、ロボット71を用いてウェーハWをカセット70へと収容する。
研削装置1によるウェーハWの研削加工においては、保持面20aにウェーハWが載置されていない状態で保持面20aにパッド50の下面50bを押し下げていった際にドグ54に光軸Lが遮られるときのアーム51の高さ位置を、ウェーハWをパッド50に吸引保持するときのアーム51の高さ位置としている。そのため、ウェーハWを搬出する際に、保持面20aにウェーハWが載置されている状態で該予め設定された高さ位置までアーム51を下降させると、ウェーハWの上面Waにパッド50の下面50bを確実に接触させることができる。
従って、例えば保持面20aのセルフグラインド等がなされて、保持面20aの高さ位置が所定の位置よりも低い位置であったとしても、パッド50の吸引面500bにウェーハWの上面Waを吸引保持できる。
また、搬出手段5によれば、研削加工後のウェーハWの上面Waの高さを測定するとともに、測定されたウェーハWの上面Waの高さから、保持面高さ記憶部80に記憶されている保持面20aの高さを差し引いてウェーハWの厚みとして算出することができる。
これにより、例えば厚み測定手段100の保持面ハイトゲージ101や上面ハイトゲージ102等が故障した際に、予め設定した厚みとは異なる厚みにウェーハが研削されたことを知ることができる。
さらには、上下手段6を用いて高さ設定部9に設定された高さ位置までアーム51を下降させる際に、アーム51の最上位位置から、例えばパッド50の下面50bがウェーハWの上面Waから僅かに上に位置付けられるときのアーム51の高さ位置まで、アーム51を高速で-Z方向に移動させるため、この間のアーム51の上下移動に要する時間を短縮することができ、ウェーハWの研削加工にかかる時間的コストを削減できる。
そして、パッド50の吸引面500bがウェーハWの上面Waから僅かに上に位置付けられるときのアーム51の高さ位置から、高さ設定部9に設定された高さ位置まで、アーム51を比較的低速で-Z方向に移動させるため、ウェーハWがパッド50の下面50bに接触する際、及びウェーハWがパッド50の下面50bに接触してからパッド50の下面50bと保持面20aとに挟まれて上下方向から押圧される際に、ウェーハWが破損するのを防止できる。
なお、本実施形態では、接近検知部として投受光センサ53とドグ54とで構成されるものを挙げたが、接近検知部は、この構成には限られない。
1:研削装置 10:ベース 11:コラム
100:厚み算出手段 101:保持面ハイトゲージ 102:上面ハイトゲージ
12:カセット載置部 13:仮置き領域 14:洗浄領域
2:チャックテーブル 20:吸引部 20a:保持面 21:枠体 21:枠体上面
25:回転軸 27:カバー 28:蛇腹
3:研削手段 30:スピンドル 31:ハウジング 32:スピンドルモータ
33:マウント 34:研削ホイール 340:砥石 340a:研削面
341:ホイール基台 35:回転軸
4:研削送り手段 40:ボールネジ 41:ガイドレール 42:Z軸モータ
43:昇降板 44:ホルダ 45:回転軸
5:搬出手段 50:パッド 50b:パッドの下面
500:吸引部 500b:吸引面 501:枠体 501a:枠体の上面
501b:枠体の下面 51:アーム 51a:アームの一端 51b:アームの他端
510:軸部 52:環状部材 52a:環状部材の上面 52b:環状部材の下面
520:貫通孔 521:開口
53:投受光センサ 530:投光部 531:受光部
54:ドグ 54a:ドグの上端 55:回転軸
56:吊持部 560:軸部 561:ツバ部 562:バネ 562a:バネの上端
562b:バネの下端 57:配管 a:分岐点
58:エア供給源 580:エアバルブ 581:エア流路
59:吸引源 590:吸引バルブ 591:吸引路
6:上下手段 60:ボールネジ 61:ガイドレール 62:モータ
63:高さ認識部 65:回転軸 66:ナット
70:カセット 71:ロボット 710:ロボットハンド 711:軸部
72:位置合わせ手段 73:スピンナ洗浄手段 730:スピンナテーブル
731:洗浄水供給ノズル 74:搬入手段 740:搬入パッド
741:搬入アーム 742:軸部 745:回転軸
8:判断手段 80:保持面高さ記憶部 81:厚み算出部 82:判断部
9:高さ設定部
W:ウェーハ Wa:ウェーハの上面 A:搬入出領域 B:加工領域 L:光軸

Claims (3)

  1. 保持面にウェーハを保持するチャックテーブルと、砥石を用いて該保持面に保持されたウェーハを研削する研削手段と、該チャックテーブルに保持されているウェーハの上面を吸引保持して該保持面からウェーハを搬出させる搬出手段と、を備える研削装置であって、
    該搬出手段は、該ウェーハの上面を吸引保持する吸引面を下面に有するパッドと、該パッドを上下自在に吊持するアームと、該アームを該吸引面に垂直な上下方向に移動させる上下手段と、該アームと該パッドとが該上下方向に近づいたことを検知する接近検知部と、を備え、
    該上下手段は、該アームの高さを認識する高さ認識部を備え、
    該上下手段を用いて該アームを下降させることによって該パッドの下面が該保持面に接触してからさらに該アームを下降させ、該アームと該パッドとが該上下方向に所定距離近づいたことを該接近検知部が検知したときの該アームの高さを該チャックテーブルに保持されたウェーハを吸引保持するときの該アームの高さとして設定する高さ設定部を備える研削装置。
  2. 該砥石を用いて研削されたウェーハが予め設定された厚みか否かを判断する判断手段を備え、
    該判断手段は、
    該上下手段を用いてアームを下降させて該吸引面を該保持面に接触させ、さらに該アームを下降させて該アームと該パッドとが該上下方向に所定距離近づいたことを該接近検知部が検知したときに該高さ認識部によって認識された該アームの高さを記憶する保持面高さ記憶部と、
    該上下手段を用いて該アームを下降させて該吸引面を該保持面に保持されたウェーハの上面に接触させ、さらに該アームを下降させて該アームと該パッドとが該上下方向に所定距離近づいたことを該接近検知部が検知したときに該高さ認識部によって認識された該アームの高さをウェーハの上面高さとして、該ウェーハ上面高さから該保持面高さ記憶部に記憶されている該保持面高さを差し引き、ウェーハの厚みとして算出する厚み算出部と、
    該厚み算出部によって算出された厚みが、予め設定された厚み許容範囲に入っているか否かを判断する判断部と、を備える請求項1記載の研削装置。
  3. 該上下手段は、該アームを、最上位位置から該高さ設定部に設定された高さ位置より所定距離上の高さ位置まで高速で下降させ、該高さ設定部に設定された高さ位置より所定距離上の高さ位置から該高さ設定部に設定された高さ位置まで低速で下降させる
    請求項1又は2記載の研削装置。
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