JP7327213B2 - 熱交換器 - Google Patents

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Description

本発明は、熱交換器に関する。
従来、複数の流路を有する扁平伝熱管の両端が左右のヘッダにそれぞれ挿入、接続され、一方のヘッダから扁平伝熱管に冷媒の分流を行う構造を有する熱交換器が知られている。このような熱交換器を用いた空気調和機において、冷媒と外部の空気の熱交換を行う際、風上側の流路内の冷媒には多くの熱負荷がかかるため、同じ扁平伝熱管の流路でも風上側に位置する流路に風下側に位置する流路より多くの冷媒を流通させる技術が提案されている(例えば、特許文献1および2を参照)。
特開2006-266521号公報 特開2018-100800号公報
上述した技術では、ヘッダ内を風上側の空間と風下側の空間に分け、風上側の空間から風下側の空間へ冷媒を流入させる。図10は、特許文献1のヘッダ60の断面図であり、(a)は冷媒の流量が少ない場合、(b)が多い場合を示している。ヘッダ60内には、扁平伝熱管63が接続される側と対向する側から延出する壁61が設けられ、壁61によりヘッダ60の内部が風上側空間62aと風下側空間62bとに仕切られている。冷媒の流量が少ない場合は、図10(a)に示すように、配管50から風上側空間62aに流入した冷媒のうち液相冷媒の多くは、壁61に到達することなく(風下側空間62bには流入せず)、扁平伝熱管63の風上側流路63aに流入する。一方、冷媒の流量が大きい場合は、図10(b)に示すように、液相冷媒は慣性力によって壁61の方向に押しやられ、壁61に衝突した後、壁61に沿って風下側空間62bに多く流入し、扁平伝熱管63の風下側流路63bに流入する。かかる場合、熱負荷の小さい風下側の扁平伝熱管の流路に流入する熱交換量の大きい液相冷媒の量が多くなり、熱負荷の大きい扁平伝熱管の風上側の流路に流入する熱交換量の小さい気相冷媒の量が多くなってしまい、目標とする熱交換器の熱交換能力が得られないことがあった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、冷媒の流量によらず目標とする熱交換能力が得られる熱交換器を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る熱交換器は、幅広な面が対向するように積層された複数の扁平伝熱管と、前記複数の扁平伝熱管の端部が接続され、前記複数の扁平伝熱管に冷媒を分流する管状のヘッダと、を備え、前記ヘッダは、管状の本体部を前記複数の扁平伝熱管の積層方向に並ぶ上部側の空間と下部側の冷媒流入部とに区画する第1の仕切り部材と、前記上部側の空間を、前記複数の扁平伝熱管が接続された側の冷媒の循環復路と、前記複数の扁平伝熱管が接続された側と対向する側の冷媒の循環往路とに区画する第3の仕切り部材と、前記循環復路前記複数の扁平伝熱管の幅方向の一方の風上側空間と他方の風下側空間に区画する第2の仕切り部材と、を有し、前記第3の仕切り部材の上部には、前記風上側空間に冷媒を流入する風上側流入口と、前記風下側空間に冷媒を流入する風下側流入口とが設けられ、前記風上側流入口の開口面積は、前記風下側流入口の開口面積より大きい。前記第3の仕切り部材の下部には、前記風上側空間および前記風下側空間から冷媒を循環する風上側循環口および風下側循環口が設けられている。
本発明によれば、冷媒の流量によらず目標とする熱交換能力が得ることができる。
図1は、本発明の実施の形態1に係る熱交換器が適用される空気調和機の構成を説明する図である。 図2は、本発明の実施の形態1に係る熱交換器を説明する図であって、(a)は熱交換器の平面図、(b)は熱交換器の正面図である。 図3は、本発明の実施の形態1に係る熱交換器のヘッダの斜視図である。 図4は、図3のヘッダの水平断面図である。 図5は、図3のヘッダの鉛直断面図である。 図6は、本発明の実施の形態2に係る熱交換器のヘッダの斜視図である。 図7は、本発明の実施の形態2に係る熱交換器のヘッダの水平断面図である。 図8は、本発明の実施の形態3に係る熱交換器のヘッダの斜視図である。 図9は、本発明の実施の形態3に係る熱交換器のヘッダの水平断面図である。 図10は、従来技術のヘッダの(a)は冷媒の流量が少ない場合の断面図、(b)は流量が多い場合の断面図である。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、「実施の形態」という)について、添付図面を参照して説明する。なお、実施の形態の説明の全体を通して同じ構成には同じ番号を付している。
[実施の形態1]
(空気調和機)
図1は、本発明の実施の形態1に係る熱交換器4および熱交換器5が適用される空気調和機1の構成を説明する図である。図1に示すように、空気調和機1は、室内機2と、室外機3とを備える。室内機2は、室内用の熱交換器4が設けられ、室外機3には、室外用の熱交換器5のほかに、圧縮機6、膨張弁7、四方弁8が設けられている。
暖房運転時には、室外機3の圧縮機6から吐出された高温高圧のガス冷媒が四方弁8を介して凝縮器として機能する熱交換器4に流入する。暖房運転時には、図1において黒矢印で示す方向に冷媒が流れている。熱交換器4では、外部の空気と熱交換した冷媒が液化する。液化した高圧の冷媒は、膨張弁7を通過して減圧され、低温低圧の気液二相冷媒として蒸発器として機能する熱交換器5に流入する。熱交換器5では、外部の空気と熱交換した冷媒はガス化する。ガス化した低圧の冷媒は、四方弁8を介して圧縮機6に吸入される。
冷房運転時には、室外機3の圧縮機6から吐出された高温高圧のガス冷媒が四方弁8を介して凝縮器として機能する熱交換器5に流入する。冷房運転時には、図1において白矢印で示す方向に冷媒が流れている。熱交換器5では、外部の空気と熱交換した冷媒が液化する。液化した高圧の冷媒は、膨張弁7を通過して減圧され、低温低圧の気液二相冷媒として蒸発器として機能する熱交換器4に流入する。熱交換器4では、外部の空気と熱交換した冷媒はガス化する。ガス化した低圧の冷媒は、四方弁8を介して圧縮機6に吸入される。
(熱交換器)
本発明の実施の形態1に係る熱交換器は、熱交換器4および熱交換器5のいずれにも適用可能であるが、暖房運転時に蒸発器として機能する熱交換器5に適用するものとして説明する。図2は、本発明の実施の形態1に係る熱交換器5を説明する図であって、(a)は熱交換器4の平面図、(b)は熱交換器5の正面図である。
熱交換器5は、冷媒が流通する複数の扁平伝熱管11と、複数の扁平伝熱管11の端部が接続され、扁平伝熱管11に冷媒を分流する管状のヘッダ12と、複数の扁平伝熱管11の他端が接続され、扁平伝熱管11から流出した冷媒を合流する管状のヘッダ13と、扁平伝熱管11に接合される複数の平板形状のフィン14と、を備える。扁平伝熱管11は、図2(a)において矢印で示す、外部の空気が流通する方向と直交する方向に延び、断面は扁平形状をなしている。扁平伝熱管11の内部には、扁平伝熱管が伸びる方向と同じ方向に延びる複数の流路を有している。本実施例では、外部の空気が流通する方向を扁平伝熱管11の幅方向、扁平伝熱管11が延びる方向である外部の空気が流通する方向と直交する方向を扁平伝熱管11の長さ方向とする。図2(b)に示すように、扁平伝熱管11は、側面のうちの扁平面(幅広の面)が対向するように上下方向に積層され、左右の端部がヘッダ12およびヘッダ13と接続されている。また、ヘッダ12およびヘッダ13の間には、扁平伝熱管11と直交するように複数のフィン14が配置されている。膨張弁7を通過して減圧された低温低圧の気液二相冷媒は、配管15によりヘッダ12に供給され、各扁平伝熱管11に分流される。扁平伝熱管11を流通する際に、フィン14を介して空気と熱交換した気液二相冷媒はガス化してヘッダ13に流出し、ヘッダ13で合流した冷媒は、配管16、四方弁8を介して圧縮機に吸入される。
(ヘッダ)
次に、本発明の実施の形態1に係るヘッダ12について、図3~図5を参照して説明する。なお、本明細書では、ヘッダ12の扁平伝熱管11側を内側、ヘッダ12の扁平伝熱管11と対向する側を外側という。また、熱交換器5は、扁平伝熱管11の長さ方向および幅方向、すなわち、扁平伝熱管11の扁平面と平行な方向が水平方向となるように配置される。更に、熱交換器5は、扁平伝熱管11の積層方向、すなわち、扁平伝熱管11の扁平面と直交する方向が鉛直方向となるように配置される。なお、熱交換器5の近傍には、図示しない送風ファンが設けられており、送風ファンは熱交換器5に外部の空気を送る。図3では、フィン14の図示を省略している。
ヘッダ12は、図3および図4に示すように、扁平伝熱管11の積層方向(鉛直方向)において、管状の本体部20を上部側と下部側に区画する第1の仕切り部材21と、第1の仕切り部材21により区画された本体部20の上部側を扁平伝熱管11の幅方向(水平方向)の一方の空間と他方の空間に区画する第2の仕切り部材22と、を有する。なお、熱交換器5は、他方の空間が外部の空気の上流側(風上側)、一方の空間が外部の空気の下流側(風下側)となるように配置される。第1の仕切り部材21は、本体部20の水平方向の全体にわたり設けられ、第2の仕切り部材22は、本体部20の第1の仕切り部材21の上部側の鉛直方向の全体にわたり設けられている。図3および図4に示すように、ヘッダ12は円筒形状のものを使用しているが、円筒形状に限定されるものではなく、内部が空洞の角柱形状等であってもよい。
本体部20が第1の仕切り部材21により区画された下部側の空間は、配管15を介し膨張弁7から低温低圧の気液二相冷媒が流入する冷媒流入部23である。また、本体部20が第1の仕切り部材21により区画された上部側の空間において、第2の仕切り部材22により区画された外部の空気の風上側の一方の空間は風上側空間24であり、風下側の他方の空間は風下側空間25である。
第1の仕切り部材21の風上側、すなわち風上側空間24の底面となる第1の仕切り部材21には、風上側流入口26が設けられ、第1の仕切り部材21の風下側、すなわち風下側流路の底面となる第1の仕切り部材21には、風下側流入口27が設けられている。風上側空間24には、風上側流入口26を介して冷媒流入部23から冷媒が流入し、風下側空間25には、風下側流入口27を介して冷媒流入部23から冷媒が流入する。
本実施の形態1では、風上側流入口26の開口面積は、風下側流入口27の開口面積より大きくなるように形成されている。冷媒流入部23に流入した冷媒は、風上側流入口26および風下側流入口27を介して風上側空間24および風下側空間25に流入するが、その流入量は、風上側流入口26と風下側流入口27の開口面積に略比例する。したがって、風上側流入口26と風下側流入口27の開口面積を調整することにより、容易に風上側空間24と風下側空間25のそれぞれに流入する冷媒量を制御することができる。また、本実施の形態1では、配管15から冷媒流入部23に流入した冷媒の流量によらず、風上側流入口26と風下側流入口27のそれぞれから流出する冷媒の流量の比率を適切に保つことができる。
[実施の形態2]
実施の形態2に係る熱交換器で使用するヘッダは、ヘッダに流入する冷媒の少なくとも一部が循環する循環管路を有している。また、実施の形態1と同様に、熱交換器5は、扁平伝熱管11の長さ方向および幅方向、すなわち、扁平伝熱管11の扁平面と平行な方向が水平方向となるように配置される。更に、熱交換器5は、扁平伝熱管11の積層方向、すなわち、扁平伝熱管11の扁平面と直交する方向が鉛直方向となるように配置される。なお、熱交換器5の近傍には、図示しない送風ファンが設けられており、送風ファンは熱交換器5に外部の空気を送る。図6は、本発明の実施の形態2に係る熱交換器のヘッダ12Aの斜視図である。図7は、本発明の実施の形態2に係る熱交換器のヘッダ12Aの(a)は中間部の水平断面図、(b)は上部の水平断面図、(c)は下部の水平断面図である。なお、図6において、ヘッダ12Aに接続される扁平伝熱管11の図示を省略している。
ヘッダ12Aは、第1の仕切り部材21、第2の仕切り部材22Aに加え、第1の仕切り部材21により区画された本体部20の上部側を扁平伝熱管11の長さ方向に区画する第3の仕切り部材30を、さらに有する。ヘッダ12Aは、本体部20が第1の仕切り部材21により区画された下部側の空間は、配管15を介し膨張弁7から低温低圧の気液二相冷媒が流入する冷媒流入部23である。また、本体部20が第1の仕切り部材21により区画された上部側の空間において、第3の仕切り部材30が内側(扁平伝熱管11側)の空間と外側(扁平伝熱管11が接続する側と対向する側)の空間とを区画する。ここで、外側の空間は循環往路31である。また、内側の空間は第2の仕切り部材22Aにより扁平伝熱管11の幅方向の一方の空間と他方の空間に区画される。第2の仕切り部材22Aにより区画された一方の空間は風上側空間24Aであり、他方の空間は風下側空間25Aである。風上側空間24Aおよび風下側空間25Aは後述する循環復路となる。
第1の仕切り部材21の外側、すなわち循環往路31の底面となる第1の仕切り部材21には、流入口32が設けられている。循環往路31には、流入口32を介して冷媒流入部23から冷媒が流入する。
第3の仕切り部材30の上部の風上側には、風上側流入口26Aが設けられ、第3の仕切り部材30の上部の風下側には、風下側流入口27Aが設けられている。また、第3の仕切り部材30の下部の風上側には、風上側循環口33が設けられ、第3の仕切り部材30の下部の風下側には、風下側循環口34が設けられている。風上側流入口26Aの開口面積の和は、風下側流入口27Aの開口面積の和より大きく、風上側循環口33の開口面積の和は、風下側循環口34の開口面積の和より大きく形成されている。風上側流入口26Aの開口面積を風下側流入口27Aの開口面積より大きくすることにより、風上側空間24Aに流入する冷媒量を大きくすることができる。
冷媒流入部23から流入口32を介して循環往路31に流入した冷媒は、循環往路31内を上昇し、風上側流入口26Aから風上側空間24Aに流入するとともに、風下側流入口27Aから風下側空間25Aに流入する。風上側空間24Aおよび風下側空間25Aに分流された冷媒は、下降しながら複数の扁平伝熱管11に流出し、一部が風上側循環口33および風下側循環口34から循環往路31内に循環する。
ヘッダ12Aでは、循環往路31の水平方向の断面積は、風上側空間24Aおよび風下側空間25Aの水平方向の断面積の和よりも小さくなるよう第3の仕切り部材30を配置している。これにより、循環往路31中を流れる冷媒の流速は循環復路(風上側空間24Aおよび風下側空間25A)より大きくなるため、冷媒が上昇しやすくなる。また、循環往路31の水平方向の断面積は、後述する風上側循環口33および風下側循環口34の開口面積の和よりも大きく形成されている。これにより、冷媒の逆流(風上側空間24Aおよび風下側空間25Aが往路となり、循環往路31が復路となる)を防止することができ、循環流の形成が容易となる。
実施の形態2においても、風上側流入口26Aの開口面積の和は、風下側流入口27Aの開口面積の和より大きくなるように形成されている。冷媒流入部23から循環往路31に流入した冷媒は、風上側流入口26Aおよび風下側流入口27Aを介して風上側空間24Aおよび風下側空間25Aに流入するが、その流入量は、風上側流入口26Aと風下側流入口27Aの開口面積に略比例する。したがって、風上側流入口26Aと風下側流入口27Aの開口面積の和を調整することにより、容易に風上側空間24Aと風下側空間25Aのそれぞれに流入する冷媒量を制御することができる。また、実施の形態2においても、実施の形態1と同様に、配管15から冷媒流入部23に流入した冷媒の流量によらず、風上側流入口26Aと風下側流入口27Aのそれぞれから流出する冷媒の流量の比率を適切に保つことができる。
さらに、実施の形態2では、ヘッダ12Aの外側に循環往路31を設け、風上側空間24Aおよび風下側空間25Aとともに冷媒を循環させる構成とするため、ヘッダ12に接続されている扁平伝熱管11の配置位置(積層方向位置)による冷媒の流量の偏りを防止することができる。
なお、実施の形態2では、風上側流入口26A、風下側流入口27A、風上側循環口33および風下側循環口34は、複数の孔部により構成されているが、これに限定するものではなく、風上側流入口26A、風下側流入口27A、風上側循環口33および風下側循環口34は、循環往路31の上部または下部に形成された隙間(スリット)、すなわち本体部20または第1の仕切り部材21と、第3の仕切り部材30との間に設けられた隙間(スリット)であってもよい。
[実施の形態3]
実施の形態3に係る熱交換器で使用するヘッダは、実施の形態2と同様に、ヘッダに流入する冷媒の少なくとも一部が循環する循環管路を有している。また、実施の形態1、2と同様に、熱交換器5は、扁平伝熱管11の長さ方向および幅方向、すなわち、扁平伝熱管11の扁平面と平行な方向が水平方向となるように配置される。更に、熱交換器5は、扁平伝熱管11の積層方向、すなわち、扁平伝熱管11の扁平面と直交する方向が鉛直方向となるように配置される。なお、熱交換器5の近傍には、図示しない送風ファンが設けられており、送風ファンは熱交換器5に外部の空気を送る。図8は、本発明の実施の形態3に係る熱交換器のヘッダ12Bの斜視図である。図9は、本発明の実施の形態3に係る熱交換器のヘッダ12Bの(a)は中間部の水平断面図、(b)は上部の水平断面図、(c)は下部の水平断面図である。なお、図8において、ヘッダ12Bに接続される扁平伝熱管11の図示を省略している。
ヘッダ12Bは、本体部20が第1の仕切り部材21により区画された下部側の空間は、配管15を介し膨張弁7から低温低圧の気液二相冷媒が流入する冷媒流入部23である。また、本体部20が第1の仕切り部材21により区画された上部側の空間において、第2の仕切り部材22が外部の空気の風上側の空間と風下側の空間とを区画する。また、風上側の空間において、第3の仕切り部材30Bにより内側(扁平伝熱管11側)の空間と外側(扁平伝熱管11が接続する側と対向する側)の空間とを区画する。ここで、外側の空間は循環往路31Bである。また、内側の空間は風上側空間24Bであり、風下側の空間は風下側空間25Bである。風上側空間24Bおよび風下側空間25Bは後述する循環復路となる。
第1の仕切り部材21の外側かつ上流側、すなわち循環往路31Bの底面となる第1の仕切り部材21には、流入口32が設けられている。循環往路31Bには、流入口32を介して冷媒流入部23から冷媒が流入する。
第3の仕切り部材30Bの上部には、風上側流入口26Bが設けられ、第2の仕切り部材22の上部の外側には、風下側流入口27Bが設けられている。また、第3の仕切り部材30Bの下部には、風上側循環口33Bが設けられ、第2の仕切り部材22の下部の外側には、風下側循環口34Bが設けられている。風上側流入口26Bの開口面積の和は、風下側流入口27Bの開口面積の和と略等しく、風上側循環口33Bの開口面積の和は、風下側循環口34Bの開口面積の和より大きく形成されている。
冷媒流入部23から流入口32を介して循環往路31Bに流入した冷媒は、循環往路31B内を上昇し、風上側流入口26Bから風上側空間24Bに流入するとともに、風下側流入口27Bから風下側空間25Bに流入する。風上側空間24Bおよび風下側空間25Bに分流された冷媒は、下降しながら複数の扁平伝熱管11に流出し、一部が風上側循環口33Bおよび風下側循環口34Bから循環往路31B内に循環する。
ヘッダ12Bにおいても、循環往路31Bの水平方向の断面積は、風上側空間24Bおよび風下側空間25Bの水平方向の断面積の和よりも小さくなるよう第2の仕切り部材22および第3の仕切り部材30Bを配置している。これにより、循環往路31B中で冷媒が上昇しやすくなる。また、循環往路31Bの水平方向の断面積は、風上側循環口33Bおよび風下側循環口34Bの開口面積の和よりも大きく形成されている。これにより、冷媒の逆流(風上側空間24Bおよび風下側空間25Bが往路となり、循環往路31Bが復路となる)を防止することができ、循環流の形成が容易となる。
実施の形態3では、風上側流入口26Bと風上側空間24B内の扁平伝熱管11との距離は、風下側流入口27Bと風下側空間25B内の扁平伝熱管11との距離より短くなる。これにより風上側空間24B内では、風下側空間25B内よりも冷媒の圧力損失が小さくなる。圧力損失が小さい程、冷媒の密度の低下が抑えられるため、風上側空間24内の扁平伝熱管11の流路への液相冷媒の供給量が増加し、分流性を向上することができる。
さらに、実施の形態3では、実施の形態2と同様にヘッダ12B内の外側に循環往路31Bを設け、風上側空間24Bおよび風下側空間25Bとともに冷媒を循環させる構成とするため、ヘッダ12Bに接続されている扁平伝熱管11の配置の高低差による冷媒の流量の偏りを防止することができる。
なお、実施の形態3では、実施の形態2と同様に、風上側流入口26B、風下側流入口27B、風上側循環口33Bおよび風下側循環口34Bは、複数の孔部により構成されているが、これに限定するものではなく、風上側流入口26B、風下側流入口27B、風上側循環口33Bおよび風下側循環口34Bは、循環往路31Bの上部または下部に形成された隙間(スリット)、すなわち本体部20または第1の仕切り部材21と、第3の仕切り部材30Bまたは第2の仕切り部材22との間に設けられた隙間(スリット)であってもよい。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、ここでは記載していない様々な実施の形態等を含み得るものである。
1 空気調和機
2 室内機
3 室外機
4、5 熱交換器
6 圧縮機
7 膨張弁
8 四方弁
11 扁平伝熱管
12、13 ヘッダ
14 フィン
15、16 配管
20 本体部
21 第1の仕切り部材
22 第2の仕切り部材
23 冷媒流入部
24、24A、24B 風上側空間
25、25A、25B 風下側空間
26、26A、26B 風上側流入口
27、27A、27B 風下側流入口
30 第3の仕切り部材
31、31B 循環往路
32 流入口
33、33B 風上側循環口
34、34B 風下側循環口

Claims (5)

  1. 幅広な面が対向するように積層された複数の扁平伝熱管と、
    前記複数の扁平伝熱管の端部が接続され、前記複数の扁平伝熱管に冷媒を分流する管状のヘッダと、を備え、
    前記ヘッダは、
    管状の本体部を前記複数の扁平伝熱管の積層方向に並ぶ上部側の空間と下部側の冷媒流入部とに区画する第1の仕切り部材と、
    前記上部側の空間を、前記複数の扁平伝熱管が接続された側の冷媒の循環復路と、前記複数の扁平伝熱管が接続された側と対向する側の冷媒の循環往路とに区画する第3の仕切り部材と、
    前記循環復路前記複数の扁平伝熱管の幅方向の一方の風上側空間と他方の風下側空間に区画する第2の仕切り部材と、を有し、
    前記第3の仕切り部材の上部には、
    前記風上側空間に冷媒を流入する風上側流入口と、
    前記風下側空間に冷媒を流入する風下側流入口とが設けられ、
    前記風上側流入口の開口面積は、前記風下側流入口の開口面積より大きく、
    前記第3の仕切り部材の下部には、前記風上側空間および前記風下側空間から冷媒を循環する風上側循環口および風下側循環口が設けられている熱交換器。
  2. 前記循環往路の水平方向の断面積は、前記風上側循環口および前記風下側循環口の開口面積の和より大きい請求項1に記載の熱交換器。
  3. 前記風上側循環口の開口面積の和は、前記風下側循環口の開口面積の和より大きく形成されている
    請求項1または請求項2に記載の熱交換器。
  4. 幅広な面が対向するように積層された複数の扁平伝熱管と、
    前記複数の扁平伝熱管の端部が接続され、前記複数の扁平伝熱管に冷媒を分流する管状のヘッダと、を備え、
    前記ヘッダは、
    管状の本体部を前記複数の扁平伝熱管の積層方向に並ぶ上部側の空間と下部側の冷媒流入部とに区画する第1の仕切り部材と、
    前記上部側の空間を、前記複数の扁平伝熱管が接続された側の冷媒の循環復路と、前記複数の扁平伝熱管が接続された側と対向する側の冷媒の循環往路とに区画する第3の仕切り部材と、
    前記循環復路を、前記複数の扁平伝熱管の幅方向の一方の風上側空間と他方の風下側空間とに区画する第2の仕切り部材と、を有し、
    前記第3の仕切り部材の上部には、
    前記風上側空間に冷媒を流入する風上側流入口と、
    前記風下側空間に冷媒を流入する風下側流入口とが設けられ、
    前記風上側流入口の開口面積は、前記風下側流入口の開口面積より大きく、
    前記風上側空間内の扁平伝熱管と前記風上側流入口との距離は、前記風下側空間内の扁平伝熱管と前記風下側流入口との距離より短い熱交換器。
  5. 幅広な面が対向するように積層された複数の扁平伝熱管と、
    前記複数の扁平伝熱管の端部が接続され、前記複数の扁平伝熱管に冷媒を分流する管状のヘッダと、を備え、
    前記ヘッダは、
    管状の本体部を前記複数の扁平伝熱管の積層方向に並ぶ上部側の空間と下部側の冷媒流入部とに区画する第1の仕切り部材と、
    前記上部側の空間を、前記複数の扁平伝熱管が接続された側の冷媒の循環復路と、前記複数の扁平伝熱管が接続された側と対向する側の冷媒の循環往路とに区画する第3の仕切り部材と、
    前記循環復路を、前記複数の扁平伝熱管の幅方向の一方の風上側空間と他方の風下側空間とに区画する第2の仕切り部材と、を有し、
    前記第3の仕切り部材の上部には、
    前記風上側空間に冷媒を流入する風上側流入口と、
    前記風下側空間に冷媒を流入する風下側流入口とが設けられ、
    前記風上側流入口の開口面積は、前記風下側流入口の開口面積より大きく、
    前記循環往路の前記複数の扁平伝熱管の長さ方向の断面積は、前記風上側空間および前記風下側空間の前記複数の扁平伝熱管の長さ方向の断面積の和より小さい熱交換器。
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