JP7324790B2 - 塗料組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、塗料組成物、詳細には、溶剤系のウレア樹脂形成用塗料組成物に関する。
ポリウレタン樹脂組成物は、耐摩耗性、屈曲性、可撓性、柔軟性、加工性、接着性、耐薬品性等の諸物性に優れ、且つ各種加工法への適性にも優れるため、電子機器部材、衣料、家具・家電、日用雑貨、建築・土木、及び自動車部材へのコーティング材、インキ、接着剤、塗料等の樹脂成分として、又はフィルム、シート等の各種成形体として広く使用されている。
上記コーティング材及び塗料の分野においては、得られる塗膜(コーティング)の強度そして耐久性をより向上させることが求められている。しかしながら、従来のポリウレタン樹脂から得られる塗膜は、柔軟性には優れるが、強度(抗張力)を求められる分野においては要求品質を満足することが困難であった。
ウレア結合(ポリアミン化合物とポリイソシアネート化合物とが反応して形成される)は、ウレタン結合と比較して反応性が高いため硬化時間を短くでき、その結合力が強いため耐久性に優れるという性質を有している。そのため、コーティング材及び塗料の分野においてもウレア結合を有する樹脂の応用が期待される。
しかしながら、ポリアミン化合物とポリイソシアネート化合物との反応は、反応速度(硬化速度)が極めて速いため、従来の混合装置によって行うことは困難である。このため、この反応は、衝突混合ガン等の特殊設備を用いて行われており、工業的に利用することは極めて難しい状態にある。
上記反応速度を制御するために、様々な検討がされている。
例えば、特許文献1(特開2002-80555号公報)には、有機ポリイソシアネートを含有するA液と、平均分子量200~10000のポリオキシアルキレンポリアミン及びアルキル基置換芳香族ポリアミンを含有するB液を反応させてなる2液硬化型樹脂について記載されている。
また、脂肪族ポリアミン化合物を用いる場合に比べて、芳香族ポリアミン化合物を用いるとある程度反応時間が長くなる、すなわち可使時間(ポットライフともいう)を長くできることに着目した検討もなされている。例えば、特許文献2(特開2009-242600号公報)には、末端イソシアネートプレポリマー、芳香族アミン、親水性シリカ及び硬化促進剤を含む、ウレアウレタン樹脂組成物について記載されている。
特開2002-80555号公報 特開2009-242600号公報
しかしながら、ウレア結合の形成反応の速度の制御には更に検討が必要であり、且つ、得られる塗膜が要求される伸び率や機械的強度等の諸物性に応えらないという課題も生じつつある。例えば、特許文献2にあるような芳香族アミン化合物を用いた場合には、得られる塗膜の耐候性が良好でなく、外装用途等には使用できないという課題があった。
本発明は、より低い速度で硬化できる塗料組成物であって、良好な耐候性を有する塗膜の形成が可能な塗料組成物を提供することを目的とする。
本開示は、以下の[1]~[7]を提供するものである。
[1]
主剤(I)及び硬化剤(II)を含む塗料組成物であって、
前記主剤(I)は、ポリアミン化合物(A)を含み、
前記硬化剤(II)は、ポリイソシアネート化合物(B)を含み、
前記主剤(I)及び前記硬化剤(II)の少なくとも一方がカルボニル化合物(C)を含み、
前記ポリアミン化合物(A)は、脂肪族ポリアミン化合物及び脂環族ポリアミン化合物から選ばれる少なくとも1種であり、且つ、1級アミノ基及び2級アミノ基の少なくとも一方を有するポリアミン化合物(A1)を含む、
塗料組成物。
[2]
前記ポリアミン化合物(A1)は、脂肪族ポリアミン化合物である、[1]に記載の塗料組成物。
[3]
前記ポリイソシアネート化合物(B)は、脂肪族イソシアネート化合物及び脂環族イソシアネート化合物から選ばれる少なくとも1種である、[1]又は[2]に記載の塗料組成物。
[4]
前記カルボニル化合物(C)は、エステル化合物、ケトン化合物及びアミド化合物から選ばれる少なくとも1種である、[1]~[3]のいずれか1つに記載の塗料組成物。
[5]
前記カルボニル化合物(C)は、環状エステル化合物、環状ケトン化合物、環状アミド化合物、2以上のカルボニル基を有する鎖状エステル化合物、2以上のカルボニル基を有する鎖状ケトン化合物及び2以上のカルボニル基を有する鎖状アミド化合物から選ばれる少なくとも1種である、[1]~[4]のいずれか1つに記載の塗料組成物。
[6]
前記カルボニル化合物(C)は、α水素を2以上有する化合物である、[1]~[5]のいずれか1つに記載の塗料組成物。
[7]
前記カルボニル化合物(C)の含有量は、前記ポリアミン化合物(A)の固形分及び前記ポリイソシアネート化合物(B)の固形分との合計量100質量部に対し、1~900質量部である、[1]~[6]のいずれか1つに記載の塗料組成物。
本発明によると、より低い速度で硬化できる塗料組成物であって、良好な耐候性を有する塗膜の形成が可能な塗料組成物が提供される。
本開示の塗料組成物は、主剤(I)と硬化剤(II)とを含む二液硬化型の塗料組成物である。本開示の塗料組成物において、
主剤(I)は、ポリアミン化合物(A)を含み、
硬化剤(II)は、ポリイソシアネート化合物(B)を含み、
主剤(I)及び硬化剤(II)の少なくとも一方がカルボニル化合物(C)を含み、
ポリアミン化合物(A)は、脂肪族ポリアミン化合物及び脂環族ポリアミン化合物から選ばれる少なくとも1種であり、且つ、1級アミノ基及び2級アミノ基の少なくとも一方を有するポリアミン化合物(A1)を含む。
本開示の塗料組成物は、カルボニル化合物(C)を含むことにより、ポリアミン化合物(A)とポリイソシアネート化合物(B)との反応速度を抑制できる。また、ポリアミン化合物(A)として脂肪族ポリアミン化合物及び脂環族ポリアミン化合物から選ばれる少なくとも1種を用いることにより、本開示の塗料組成物は耐候性の良好な塗膜を形成できる。一方、通常、脂肪族ポリアミン化合物や脂環族ポリアミン化合物を用いる場合には、ポリアミン化合物とイソシアネート化合物との反応が速くなり、反応制御が困難になる傾向にある。しかしながら、本開示の塗料組成物では、カルボニル化合物(C)を含むことにより、脂肪族ポリアミン化合物や脂環族ポリアミン化合物を用いた場合であっても、反応速度の制御が可能となる。
これは、特定の理論に限定して解釈すべきではないが、以下のように推定される。ポリアミン化合物とイソシアネート化合物との反応(ウレア基を形成する反応)の反応速度の支配因子は、アミノ基の求核性にあると考えられる。これは、電子供与基を有する脂肪族アミンを用いる場合には、電子吸引基を持つ芳香族アミンを用いる場合よりも、ウレア基の形成反応が著しく速く進行することからも裏付けられる。したがって、アミノ基の求核性をいかにコントロールするかが重要となる。本開示の塗料組成物では、求核性の高いポリアミン化合物(A1)のアミノ基が、カルボニル化合物(C)に対しても何らかの相互作用をし、その結果、ポリアミン化合物(A)とポリイソシアネート化合物(B)との反応が生じにくくなると考えられる。
[ポリアミン化合物(A)]
ポリアミン化合物(A)は、2以上のアミノ基を有する化合物である。ポリアミン化合物(A)は、脂肪族ポリアミン化合物及び脂環族ポリアミン化合物から選ばれる少なくとも1種であるポリアミン化合物(A1)を含む。
一実施態様において、2以上のアミノ基は、ポリアミン化合物(A)の分子末端に存在する。
(ポリアミン化合物(A1))
ポリアミン化合物(A1)は、アミノ基として、1級アミノ基(R-NH)及び2級アミノ基(R-NH-R)から選ばれる基の少なくとも一方を有する。ここで、Rは、それぞれ独立して1価の有機基である。
ポリアミン化合物(A1)は、アミノ基として、1級アミノ基及び/又は2級アミノ基を2以上有することが好ましい。例えば、ポリアミン化合物(A1)のアミノ基は、1級アミノ基が2以上であってもよく、2級アミノ基が2以上であってもよく、1級アミノ基及び2級アミノ基であり、その合計が2以上であってもよい。
脂肪族ポリアミン化合物は、分子構造中に環構造を有しないポリアミン化合物である。
脂肪族ポリアミン化合物としては、例えば、アルキレンポリアミン化合物、ポリアルキレンポリアミン化合物、その他の脂肪族ポリアミン化合物等が挙げられる。
アルキレンポリアミン化合物としては、例えば、HN-R-NH、RHN-R-NHR(式中、Rは、1個以上の炭素数1~10の炭化水素基で置換されていてもよい炭素数1~12の2価の炭化水素基、Rは1価の炭化水素基)が挙げられる。
より具体的には、アルキレンポリアミン化合物として、メチレンジアミン、エチレンジアミン、1,2-ジアミノプロパン、1,3-ジアミノプロパン、1,4-ジアミノブタン、1,5-ジアミノペンタン、1,6-ジアミノヘキサン、1,7-ジアミノヘプタン、1,8-ジアミノオクタン、1,9-ジアミノノナン、1,10-ジアミノデカン等が挙げられる。
ポリアルキレンポリアミン化合物は、メチレン鎖、エチレン鎖、プロピレン鎖、ブチレン鎖等のアルキレン鎖を介して1級、2級又は3級アミノ基が連なっている分子構造を持つものである。
ポリアルキレンポリアミン化合物として、例えば、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、テトラエチレンペンタミン、ペンタエチレンヘキサミン、ヘキサメチレンテトラミン等が挙げられる。
その他の脂肪族ポリアミン化合物としては、例えば、テトラキス(2-アミノエチルアミノメチル)メタン、1,3-ビス(2’-アミノエチルアミノ)プロパン、トリエチレン-ビス(トリメチレン)ヘキサミン、ビス(3-アミノエチル)アミン、ビスヘキサメチレントリアミン、以下の式(11)で表されるアスパラギン酸エステルアミン等が挙げられる。
Figure 0007324790000001
[上記式中、R61は、環構造を有しない2価の有機基であり、分枝鎖状であってもよく、直鎖状であってもよい。上記2価の有機基は、好ましくは脂肪族基であり、より好ましくは炭素数2~12のアルキレン基であり、更に好ましくは、炭素数4~8のアルキレン基である。
62は、同一又は異なって、環構造を有しない、炭素原子1~20個を有する有機基であり、好ましくは、同一又は異なって、炭素数1~12の分枝鎖状又は直鎖状のアルキル基であり、より好ましくは、同一又は異なって、炭素数1~8の分枝鎖状又は直鎖状のアルキル基である。]
上記アスパラギン酸エステルアミンは、市販品を用いてもよい。市販品としては、例えば、以下の式で表されるデスモフェンNH1220(住化コベストロウレタン社製)等が挙げられる。
Figure 0007324790000002
一実施態様において、その他の脂肪族ポリアミン化合物として、ポリオキシプロピレンジアミン、トリメチロールプロパンポリ(オキシプロピレン)トリアミン、グリセリルポリ(オキシプロピレン)トリアミン等のアルキレンオキサイド基を有するポリアミン化合物が挙げられる。
一実施態様において、その他の脂肪族ポリアミン化合物としては、例えば、以下の式(12)又は(13)で表される化合物が挙げられる。
Figure 0007324790000003
[上記式(12)及び(13)において、各符号は以下のとおりである。
、R5’及びR43は、それぞれ独立して、水素原子又は1価の炭化水素基(例えば、メチル基、エチル基等)である。一実施態様において、R及びR5’は、水素原子である。
31は、2価の炭化水素基であり、好ましくは、炭素数1~5のアルキレン基であり、1以上の炭素数1~10の炭化水素基で置換されていてもよい。R31は、より好ましくは、炭素数1~3のアルキレン基であり、1以上の炭素数1~10の炭化水素基で置換されていてもよい。R31は、例えば、-CH(CH)CH-、-CHCH(CH)-である。
n3は、1~70であり、好ましくは1~40である。
32は、2価の炭化水素基であり、好ましくは、炭素数1~5のアルキレン基であり、1以上の炭素数1~10の炭化水素基で置換されていてもよい。R32は、より好ましくは、炭素数1~3のアルキレン基であり、1以上の炭素数1~10の炭化水素基で置換されていてもよい。R32は、例えば、-CH(CH)CH-、-CHCH(CH)-である。
411は、それぞれ独立して、炭素数1~5のアルキレン基であり、1以上の炭素数1~10の炭化水素基で置換されていてもよい。R411は、より好ましくは、炭素数1~3のアルキレン基であり、1以上の炭素数1~10の炭化水素基で置換されていてもよい。R411は、例えば、-CH(CH)CH-、-CHCH(CH)-である。
421は、炭素数1~5のアルキレン基であり、1以上の炭素数1~10の炭化水素基で置換されていてもよい。R421は、より好ましくは、炭素数1~3のアルキレン基、例えばメチレン基である。
412は、それぞれ独立して、炭素数1~5のアルキレン基であり、1以上の炭素数1~10の炭化水素基で置換されていてもよい。R412は、より好ましくは、炭素数1~3のアルキレン基であり、1以上の炭素数1~10の炭化水素基で置換されていてもよい。R412は、例えば、-CH(CH)CH-、-CHCH(CH)-である。
422は、炭素数1~5のアルキレン基であり、1以上の炭素数1~10の炭化水素基で置換されていてもよい。R422は、より好ましくは、炭素数1~3のアルキレン基、例えばメチレン基である。
413は、それぞれ独立して、炭素数1~5のアルキレン基であり、1以上の炭素数1~10の炭化水素基で置換されていてもよい。R413は、より好ましくは、炭素数1~3のアルキレン基であり、1以上の炭素数1~10の炭化水素基で置換されていてもよい。R413は、例えば、-CH(CH)CH-、-CHCH(CH)-である。
423は、炭素数0~5のアルキレン基であり、1以上の炭素数1~10の炭化水素基で置換されていてもよい。R423は、より好ましくは、炭素数1~3のアルキレン基、例えばメチレン基である。一実施態様において、R423は炭素数0のアルキレン基、即ち、単結合である。
n41は、1~33、n42は、1~33、n43は、1~33である。n41とn42とn43の合計は、3~99、好ましくは5~85である。]
脂環族ポリアミン化合物は、分子構造中に脂環構造を有するポリアミン化合物である。
上記脂環構造としては、例えば3~18員環、具体的には4~12員環を含む構造を挙げることができる。脂環族ポリアミン化合物は、単環式化合物であってもよく、多環式化合物であってもよい。なお、多環式化合物の場合、上記「環構造」は、構成する原子数の最も多い環を示す。脂環構造は、置換基を有する構造であってもよいし、置換基を有しない構造であってもよい。
一実施態様において、脂環族ポリアミン化合物の炭素数は、3~80であってもよく、6~24であってもよい。
一実施態様において、脂環族ポリアミン化合物の分子量は、例えば40~1,000であり、具体的には100~300である。
脂環族ポリアミン化合物としては、例えば、1,4-シクロヘキサンジアミン、4,4’-メチレンビスシクロヘキシルアミン、4,4’-イソプロピリデンビスシクロヘキシルアミン、2,5(2,6)-ビス(アミノメチル)ビシクロ[2.2.1]ヘプタン(例えば、ノルボルナジアミン)、ビス(アミノメチル)シクロヘキサン、ジアミノジシクロヘキシルメタン(例えば、4,4’-ジアミノジシクロヘキシルメタン等)、イソホロンジアミン、メンセンジアミン(MDA)、1,4-ビス-(8-アミノプロピル)-ピペラジン、ピペラジン-1,4-ジアザシクロヘプタン、1-(2’-アミノエチルピペラジン)、1-[2’-(2’’-アミノエチルアミノ)エチル]ピペラジン、1,11-ジアザシクロエイコサン、1,15-ジアザシクロオクタコサン等が挙げられる。
一実施態様において、脂環族ポリアミン化合物としては、以下の式(14)で表されるアスパラギン酸エステルアミンを挙げることができる。
Figure 0007324790000004
[上記式中、R61’は、2価の有機基であり、分枝鎖状であってもよく、直鎖状であってもよく、脂環構造を有していてもよい。上記2価の有機基は、好ましくは脂肪族基であり、より好ましくは炭素数3~80のアルキレン基及び/又はシクロアルキレン基であり、更に好ましくは、炭素数6~24のアルキレン基及び/又はシクロアルキレン基である。
62’は、同一又は異なって、炭素原子1~20個を有する有機基であり、好ましくは、同一又は異なって、炭素数1~12の分枝鎖状又は直鎖状のアルキル基であり、より好ましくは、同一又は異なって、炭素数1~8の分枝鎖状又は直鎖状のアルキル基であり、脂環構造を有していてもよい。
但し、R61’及びR62’のうち、少なくとも1つが環構造を有し、好ましくはR61’が環構造を有する。]
前記アルキレン基及び/又はシクロアルキレン基は、アルキレン基、シクロアルキレン基、又はアルキレン基とシクロアルキレン基とを組み合わせた基を表す。
上記アスパラギン酸エステルアミンは、市販品を用いてもよい。市販品としては、例えば、
デスモフェンNH1420:
Figure 0007324790000005
デスモフェンNH1520:
Figure 0007324790000006
(いずれも、住化コベストロウレタン社製)等が挙げられる。
一実施態様において、ポリアミン化合物(A1)は、脂肪族ポリアミン化合物である。
一実施態様において、ポリアミン化合物(A1)は、脂環族ポリアミン化合物である。
一実施態様において、本開示の塗料組成物は、ポリアミン化合物(A1)として、脂肪族ポリアミン化合物と脂環族ポリアミン化合物とを含む。これらの化合物を含むことにより、得られる塗料組成物の反応速度をより抑制することができる。また、得られる塗膜の耐久性をより向上させることができる。
一実施態様において、脂環族ポリアミン化合物の含有量は、ポリアミン化合物(A)の合計100質量部に対して、0~99質量部であり、好ましくは20~90質量部であり、より好ましくは20~80質量部である。
一実施態様において、脂環族ポリアミン化合物の含有量は、ポリアミン化合物(A)の合計100質量部に対して、40~90質量部である。
ポリアミン化合物(A1)の重量平均分子量は、例えば、150~10,000であり、具体的には200~10,000、220~4,000である。ポリアミン化合物(A1)の重量平均分子量が上記範囲内にあることにより、得られる塗料組成物の反応速度をより抑制することができる。また、得られる塗膜の耐久性をより向上させることができる。なお、本開示において重量平均分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィ(GPC)によるポリスチレン換算した値である。
一実施態様において、ポリアミン化合物(A1)の重量平均分子量は、例えば、1,000~10,000であり、より具体的には1,500~4,000である。このような重量平均分子量を有することは、反応速度の抑制の観点から有利である。
一実施態様において、ポリアミン化合物(A)は、ポリアミン化合物(A)100質量部に対して、ポリアミン化合物(A1)を20~80質量部有する。
一実施態様において、ポリアミン化合物(A)は、ポリアミン化合物(A1)のみを有する。
(その他のポリアミン化合物)
ポリアミン化合物(A)は、本発明の効果を損なわない範囲で、更に、芳香族ポリアミン化合物を含んでもよい。ここで、芳香族ポリアミン化合物は、分子構造中に芳香環を有するポリアミン化合物である。芳香族ポリアミン化合物を含むと、ウレア基の形成反応の制御がより容易になる。
芳香族ポリアミン化合物としては、例えば、ビス(アミノアルキル)ベンゼン、ビス(アミノアルキル)ナフタレン、ベンゼン環に結合した2個以上の1級アミノ基を有する芳香族ポリアミン化合物、及びその他の芳香族系ポリアミン化合物等が挙げられる。
芳香族ポリアミン化合物としては、特に限定されるものではないが、例えば、ビス(シアノエチル)ジエチレントリアミン、o-キシリレンジアミン、m-キシリレンジアミン(MXDA)、p-キシリレンジアミン、フェニレンジアミン、ナフチレンジアミン、ジアミノジフェニルメタン、ジアミノジエチルフェニルメタン、2,2-ビス(4-アミノフェニル)プロパン、4,4’-ジアミノジフェニルエーテル、4,4’-ジアミノベンゾフェノン、4,4’-ジアミノジフェニルスルホン、2,2’-ジメチル-4,4’-ジアミノジフェニルメタン、3,3’-ジクロロ-4,4’-ジアミノジフェニルメタン、2,4’-ジアミノビフェニル、2,3’-ジメチル-4,4’-ジアミノビフェニル、3,3’-ジメトキシ-4,4’-ジアミノビフェニル、ビス(アミノメチル)ナフタレン、ビス(アミノエチル)ナフタレン、ポリテトラメチレンオキシド-ジ-p-アミノベンゾエート等が挙げられる。
芳香族ポリアミン化合物は、ポリアミン化合物(A)の合計100質量部に対して、0.5~70質量部含まれていてもよく、1~70質量部含まれていてもよく、1~50質量部含まれていてもよく、1~30質量部含まれていてもよい。芳香族ポリアミン化合物が上記の範囲内で含まれることにより、ウレア樹脂の形成反応の制御がより容易になるという利点がある。
[その他のアミン化合物]
本開示の塗料組成物(具体的には、主剤(I))は、本発明の効果を損なわない範囲で、アミノ基を1つ有するアミン化合物を含んでいてもよい。
アミン化合物としては、特に限定されないが、例えば、ジプロピルアミン、ジブチルアミン、ジイソブチルアミン、N-メチルヘキシルアミン、ジ-N-オクチルアミン、テトラ(アミノメチル)メタン、アスパラギン酸等を挙げることができる。
[ポリイソシアネート化合物(B)]
ポリイソシアネート化合物(B)は、イソシアネート基を2以上有する化合物であり、本発明の範囲を逸脱しない限り特に限定されない。
ポリイソシアネート化合物(B)は、例えば、脂肪族イソシアネート、脂環族イソシアネート及び芳香族イソシアネートから選ばれる少なくとも1種である。
ポリイソシアネート化合物(B)としては、フリーのイソシアネート基を有するトリメチレンジイソシアネート、テトラメチレンジイソシアネート、ペンタメチレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)、トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート等の脂環族イソシアネート;1,3-シクロペンタンジイソシアネート、1,4-シクロヘキサンジイソシアネート、1,2-シクロヘキサンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート(IPDI)、ノルボルナンジイソシアネートメチル等の脂環族イソシアネート;キシリレンジイソシアネート(XDI)、2,4-トリレンジイソシアネート(TDI)、2,6-トリレンジイソシアネート、4,4’-ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)、メタキシリレンジイソシアネート(MXDI)等の芳香族イソシアネート;これらのビューレット体、イソシアヌレート体、ウレトジオン体等の多量体を例として挙げることができる。
ポリイソシアネート化合物(B)は、好ましくは、脂肪族イソシアネート、及び脂環族イソシアネートから選ばれる少なくとも1種であり、より好ましくは、脂肪族イソシアネートである。上記ポリイソシアネート化合物は、芳香族イソシアネート化合物と比べて反応性が低いため、ウレア基形成の反応速度を抑制できる。
好ましい脂肪族イソシアネートは、ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)であり、好ましい脂環族イソシアネートは、イソホロンジイソシアネート(IPDI)である。
本発明の範囲を逸脱しない範囲で、所望によりイソシアネート基を変性してもよく、更に、ポリイソシアネート化合物(B)に含まれるイソシアネート基によって架橋反応が生じてもよい。多量体であるポリイソシアネート化合物は、3官能以上であることから、複数のイソシアネート基のうち少なくとも1つを変性してもよく、また、少なくとも2つのイソシアネート基により架橋反応が生じてもよい。
これらのポリイソシアネート化合物(B)は単独で用いてもよく、2種又はそれ以上を併用してもよい。
ポリイソシアネート化合物(B)の含有量は、ポリアミン化合物(A)の有するアミノ基と、ポリイソシアネート化合物(B)の有するイソシアネート基との当量比(例えば、2級アミンの場合、NCO/NH)が0.5~2.0の範囲内にあるのが好ましく、0.8~1.2の範囲内にあるのがより好ましい。なお、上記当量比の計算に用いるアミノ基は、分子末端に存在するアミノ基を示す。当量比が上記の範囲内にあることにより、形成される塗膜の耐水性等が良好になるという利点がある。
[カルボニル化合物(C)]
カルボニル化合物(C)は、カルボニル基を有する化合物である。カルボニル化合物(C)を用いることにより、主剤と硬化剤との混合後すぐにゲル化することを抑制でき、塗料組成物の反応速度を抑制することができる。
カルボニル化合物(C)は、好ましくは、エステル化合物、ケトン化合物及びアミド化合物から選ばれる少なくとも1種である。
前記エステル化合物としては、例えば、酢酸ブチル、酢酸イソブチル、酢酸tert-ブチル、コハク酸ジメチル、コハク酸ジエチル、グルタル酸ジメチル、アジピン酸ジメチル、メトキシプロピルアセテート(PMA)、プロピレングリコールモノメチルエーテルプロピオネート(例えば、メトテート)、3-エトキシプロピオン酸エチル(EEP)、ブチルセロソルブアセテート、3-メトキシ-3-メチル-1-ブチルアセテート(例えば、ソルフィットAC)、ブチルカルビトールアセテート、アセト酢酸メチル、アセト酢酸エチル、マロン酸ジエチル、マロン酸ジメチル、γ-ブチロラクトン、ε-カプロラクトン、γ-デカラクトン等が挙げられる。前記エステル化合物は、単独で用いてもよく、2種以上の混合物として用いてもよい。
前記ケトン化合物としては、アセトン、メチルエチルケトン、ジエチルケトン、メチルイソブチルケトン、tert-ブチルメチルケトン、イソプロピルケトン、イソプロピルメチルケトン、ジイソプロピルケトン、2-ヘプタノン、アセチルアセトン、2,3-ブタンジオン、シクロヘキサノン、2-メチルシクロヘキサノン、2,6-ジメチルシクロヘキサノン、3,3-ジメチルシクロヘキサノン、フェンコン、シクロブタノン、シクロペンタノン、イソホロン等が挙げられる。前記ケトン化合物は、単独で用いてもよく、2種以上の混合物として用いてもよい。
前記アミド化合物としては、2-ピロリドン、N-メチルピロリドン(NMP)、N-エチルマレイミド等が挙げられる。前記アミド化合物は、単独で用いてもよく、2種以上の混合物として用いてもよい。
一実施態様において、前記カルボニル化合物(C)は、環状エステル化合物、環状ケトン化合物、環状アミド化合物、2以上のカルボニル基を有する鎖状エステル化合物、2以上のカルボニル基を有する鎖状ケトン化合物及び2以上のカルボニル基を有する鎖状アミド化合物から選ばれる少なくとも1種であることが好ましい。
環状エステル化合物は、環構造を有する化合物であり、好ましくは環構造内にエステル結合を含む。
環状エステル化合物は、例えば、炭素原子を4~15、具体的には4~10有する化合物を挙げることができる。
前記環状エステル化合物としては、例えば、γ-ブチロラクトン、ε-カプロラクトン、γ-デカラクトン等が挙げられる。
環状ケトン化合物は、環構造を有する化合物であり、好ましくはカルボニル基を構成する炭素原子が、環構造を構成する原子に含まれる。
環状ケトン化合物は、例えば、炭素数4~15、具体的には4~10有する化合物を挙げることができる。
前記環状ケトン化合物としては、例えば、シクロブタノン、シクロペンタノン、シクロヘキサノン、2-メチルシクロヘキサノン、2,6-ジメチルシクロヘキサノン、3,3-ジメチルシクロヘキサノン、フェンコン、イソホロン等が挙げられる。
環状アミド化合物は、環構造を有する化合物であり、好ましくはアミド基に含まれる炭素原子及び窒素原子が環構造を構成する原子に含まれる。
環状アミド化合物は、例えば、炭素数4~15、具体的には4~10有する化合物を挙げることができる。
前記環状アミド化合物としては例えば、N-メチルピロリドン(NMP)、N-エチルマレイミド等が挙げられる。
カルボニル化合物(C)が環構造を有する化合物である場合、環構造は単環であってもよく、多環であってもよい。環構造は、例えば、4~12員環、具体的には、5~9員環であってもよい。なお、環状ケトン化合物が多環式化合物の場合、上記「環構造」は、構成する原子数の最も多い環を示す。
上記環構造は置換基を有していてもよい。置換基としては、炭素数1~12のアルキル基を挙げることができ、好ましくは、炭素数1~8のアルキル基を挙げることができる。
2以上のカルボニル基を有する鎖状エステル化合物は、好ましくは炭素数5~40、より好ましくは炭素数5~16を有する。鎖状構造は、直鎖であってもよいし、分岐構造を有していてもよい。2以上のカルボニル基を有する鎖状エステル化合物において、カルボニル基は、カルボニル基及びエステル基であってもよいし、2以上のエステル基であってもよい。該化合物において、カルボニル基は、好ましくは2~4個含まれ、より好ましくは2個含まれる。
前記2以上のカルボニル基を有する鎖状エステル化合物としては、例えば、アセト酢酸メチル、アセト酢酸エチル等のオキソ酸エステル;マロン酸ジエチル、マロン酸ジメチル、コハク酸ジメチル、グルタル酸ジメチル、アジピン酸ジメチル等の二塩基酸エステル等が挙げられる。
2以上のカルボニル基を有する鎖状ケトン化合物は、好ましくは炭素数4~40、より好ましくは炭素数4~16を有する。該化合物において、カルボニル基は、好ましくは2~4個含まれ、より好ましくは2個含まれる。鎖状構造は、直鎖であってもよいし、分岐構造を有していてもよい。
前記2以上のカルボニル基を有する鎖状ケトン化合物としては、例えば、アセチルアセトン、2,3-ブタンジオン等が挙げられる。
2以上のカルボニル基を有する鎖状アミド化合物は、好ましくは炭素数4~40、より好ましくは炭素数4~16を有する。該化合物において、カルボニル基は、好ましくは2~4個含まれ、より好ましくは2個含まれる。鎖状構造は、直鎖であってもよいし、分岐構造を有していてもよい。
一実施態様において、前記カルボニル化合物(C)は、α水素を2以上有する化合物である。α水素が上記のような数含まれることにより、より電子供与を受けやすくなり、ウレア基形成の反応速度の抑制により寄与し得ると考えられる。なお、本開示においてα水素とは、カルボニル基と隣接した1番目の炭素原子(α炭素という)に結合した水素原子を意味する。
一実施態様において、カルボニル化合物(C)は、環状エステル化合物、環状ケトン化合物、環状アミド化合物、2以上のカルボニル基を有する鎖状エステル化合物、2以上のカルボニル基を有する鎖状ケトン化合物、又は2以上のカルボニル基を有する鎖状アミド化合物であり、且つ、α水素を2以上有する化合物であることが好ましい。
このような化合物としては、例えば、γ-ブチロラクトン、ε-カプロラクトン、γ-デカラクトン、シクロブタノン、シクロペンタノン、シクロヘキサノン、2-メチルシクロヘキサノン、2,6-ジメチルシクロヘキサノン、3,3-ジメチルシクロヘキサノン、イソホロン等の環状ケトン化合物、2-ピロリドン、N-メチルピロリドン(NMP)等の環状アミド化合物;アセト酢酸メチル、アセト酢酸エチル等のオキソ酸エステル;マロン酸ジエチル、マロン酸ジメチル、コハク酸ジメチル、コハク酸ジエチル等の二塩基酸エステル;アセチルアセトン、2,3-ブタンジオン等のジケトン化合物等が挙げられる。
一実施態様において、カルボニル化合物(C)は、環状ケトン化合物、又は環状アミド化合物であり、且つ、α水素を2以上有する化合物である。
一実施態様において、前記カルボニル化合物(C)は、α水素を3以上有する化合物であることが好ましく、4以上有する化合物であることがより好ましい。このような化合物を用いることで、得られる塗料組成物の反応速度をより抑制することができる。
このような化合物としては、例えば、シクロブタノン、シクロペンタノン、シクロヘキサノン、2-メチルシクロヘキサノン、3,3-ジメチルシクロヘキサノン、イソホロン等の環状ケトン化合物;、アセト酢酸メチル、アセト酢酸エチル等のオキソ酸エステル;コハク酸ジメチル、グルタル酸ジメチル、アジピン酸ジメチル等の二塩基酸エステル;アセチルアセトン、2,3-ブタンジオン等のジケトン化合物等が挙げられる。
カルボニル化合物(C)としては、好ましくは、シクロブタノン、シクロペンタノン、シクロヘキサノン、2-メチルシクロヘキサノン、2,6-ジメチルシクロヘキサノン、3,3-ジメチルシクロヘキサノン、イソホロン等の環状ケトン化合物;アセト酢酸メチル、アセト酢酸エチル等のオキソ酸エステル;コハク酸ジメチル、グルタル酸ジメチル、アジピン酸ジメチル等の二塩基酸エステル;モノケトン化合物;アセチルアセトン、2,3-ブタンジオン等のジケトン化合物を挙げることができ、より好ましくは、シクロヘキサノン、シクロペンタノン、アセチルアセトンを挙げることができる。
一実施態様において、カルボニル化合物(C)の含有量は、ポリアミン化合物(A)の固形分及びポリイソシアネート化合物(B)の固形分との合計量100質量部に対し、1~900質量部であり、1~250質量部であるのが好ましく、5~120質量部であるのがより好ましく、20~120質量部であるのが更に好ましく、20~110質量部であるのが特に好ましい。上記範囲内にあることにより、塗料組成物の反応速度をより抑制することができ、かつ得られる塗膜を所望の膜厚とすることができる。
一実施態様において、カルボニル化合物(C)の含有量は、ポリアミン化合物(A)の固形分及びポリイソシアネート化合物(B)の固形分との合計量100質量部に対し、45~120質量部であってもよく、80~110質量部であってもよい。
[その他の成分]
本開示の塗料組成物は、上記成分に加えて、必要に応じて他の成分を含んでもよい。
他の成分として例えば、顔料、樹脂粒子、樹脂成分、分散剤、硬化触媒、粘性剤、造膜助剤、そして塗料組成物において通常用いられる添加剤(例えば、紫外線吸収剤、光安定剤、酸化防止剤、消泡剤、表面調整剤、ピンホール防止剤、防錆剤等)等が挙げられる。
一実施態様として、本開示の塗料組成物は、樹脂成分としてポリオール化合物を含む。ポリオール化合物は、1分子当たり2個以上の水酸基を含有する化合物であれば特に限定されない。ポリオール化合物としては、例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、1,6-へキサンジオール、ネオペンチルグリコール、トリエチレングリコール、グリセリン、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリエポキシポリオール、ポリカーボネートポリオール、ポリエステルポリオール、ポリエーテルポリオール、ポリエステルアミドポリオール、アクリルポリオール、ポリウレタンポリオール、又はそれらの混合物が挙げられる。
ポリオール化合物としては、ひまし油ポリオール(例えば、伊藤製油社製 URICシリーズ)、アクリルポリオール(例えば、DIC社製 アクリディックシリーズ)、ポリエステルポリオール(例えば、DIC社製 ポリライトシリーズ)、ポリカーボネートジオール(例えば、旭化成社製 デュラノールシリーズ)を用いてもよい。
ポリオール化合物は、1種を単独で用いてもよく、2種又はそれ以上を併用してもよい。
上記他の成分は、主剤(I)及び/又は硬化剤(II)に、本開示の塗料組成物が有する諸物性を損なわない範囲の量で添加することができる。
一実施態様において、主剤(I)のみがカルボニル化合物(C)を含む。
一実施態様において、硬化剤(II)のみがカルボニル化合物(C)を含む。
一実施態様において、主剤(I)及び硬化剤(II)がカルボニル化合物(C)を含む。
[塗料組成物の製造方法]
本開示の塗料組成物は、主剤(I)及び硬化剤(II)を有する二液硬化型である。
主剤(I)及び硬化剤(II)は、それぞれに含まれる成分をそれぞれ当業者に知られた方法によって混合することによって調製することができる。例えば、ニーダー又はロール等を用いた混練混合手段、又は、サンドグラインドミル又はディスパー等を用いた分散混合手段等の当業者において通常用いられる方法を用いることができる。
主剤(I)及び硬化剤(II)は、使用前に混合して、通常の塗装方法により塗装してもよい。例えば、浸漬、刷毛、ローラー、ロールコーター、エアスプレー、エアレススプレー、カーテンフローコーター、ローラーカーテンコーター、ダイコーター等の一般に用いられている塗装方法等を挙げることができる。
また、2液混合ガンで、主剤(I)及び性硬化剤(II)をそれぞれガンまで送液し、ガン先で両者を混合する方法で塗装してもよい。
塗布方法は、これらは被塗物に応じて適宜選択することができる。
本開示の塗料組成物を被塗物に塗装して硬化させることによって、被塗物上に塗膜、フィルム又はシートを形成することができる。
例えば、スプレー装置から塗料組成物を吐出することにより、被塗物に塗装し塗膜を形成し得る。剥離処理されたフィルム又はシート上に、塗料組成物を流延し、乾燥硬化してフィルム又はシートを形成してもよい。
被塗物として、例えば、金属基材、プラスチック基材及びこれらの複合基材、そして、木、ガラス、布、コンクリート、窯業系材料等が挙げられる。
金属基材として、例えば、鉄、鋼、銅、アルミニウム、スズ、亜鉛等の金属及びこれらの金属を含む合金等が挙げられる。金属基材は、亜鉛、銅、クロム等のメッキが施されていてもよく、また、クロム酸、リン酸亜鉛又はジルコニウム塩等の表面処理剤を用いた表面処理が施されていてもよい。更に、その上にプライマー塗装が施されていてもよい。
プラスチック基材として、例えば、ポリプロピレン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリスチレン樹脂、ABS樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリアミド樹脂等が挙げられる。これらのプラスチック基材は、プライマー塗装が施されていてもよい。
以下の実施例により本発明を更に具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されない。実施例中「部」及び「%」は、ことわりのない限り質量基準による。
(実施例1)
<主剤の製造>
ポリアミン化合物(A1-1)としてJEFFAMINE D-2000 83.4質量部を主剤とした。なお、用いた各成分の詳細は、後述する(以下において同様)。
<硬化剤の製造>
ポリイソシアネート化合物(B1)としてコロネートHX 16.6質量部、カルボニル化合物(C1)として酢酸ブチル 42.9質量部をディスパーにより混合し、均一になるまでかくはんし、硬化剤を得た。
<塗料組成物の製造>
上記主剤83.4質量部及び上記硬化剤59.5質量部を、ディスパーにより混合し均一になるまでかくはんし、塗料組成物を得た。
(実施例2~22、比較例1~3)
各成分の種類及び量を、表1~3に記載の種類及び量とした以外は実施例1と同様にして、塗料組成物を調製した。組成、諸特数値を表1~3に示す。なお、表中の含有量及び比率において、その他のポリアミンを含む例については、(A)を(A)及び(a)と読み替えるものとする。
[ポリアミン化合物(A)]
(ポリアミン化合物(A1))
(A1-1)JEFFAMINE D-2000、HUNTSMAN社製、脂肪族1級ポリアミン化合物(ポリオキシプロピレンジアミン);固形分濃度:100質量%、重量平均分子量:2,000、アミン当量:1,000
(A1-2)JEFFAMINE D-230、HUNTSMAN社製、脂肪族1級ポリアミン化合物(ポリオキシプロピレンジアミン);固形分濃度:100質量%、重量平均分子量:230、アミン当量:115
(A1-3)JEFFAMINE T-403、HUNTSMAN社製、脂肪族1級ポリアミン化合物(ポリオキシプロピレントリアミン);固形分濃度:100質量%、重量平均分子量:440、アミン当量:147
(A1-4)デスモフェンNH1220、住化コベストロウレタン社製、脂肪族2級ポリアミン(アスパラギン酸エステルアミン);固形分濃度:100質量%、重量平均分子量:461、アミン当量:234
(A2-1)ダイトクラールI-2237、大都産業社製、脂環族1級ポリアミン化合物;固形分濃度:100質量%、重量平均分子量:170、アミン当量:105
(A2-2)デスモフェンNH1420、住化コベストロウレタン社製、脂環族2級ポリアミン(アスパラギン酸エステルアミン);固形分濃度:100質量%、重量平均分子量:555、アミン当量:276
(その他のポリアミン化合物)
(a1-1)イハラキュアミンMT、クミアイ化学工業社製、芳香族1級ポリアミン化合物(3,3’-ジクロロ―4,4’-ジアミノジフェニルメタン);固形分濃度:100質量%、重量平均分子量:267、アミン当量:134
(a1-2):エラスマー650P、クミアイ化学工業社製、芳香族1級ポリアミン化合物(ポリテトラメチレンオキシド-ジ-p-アミノベンゾエート);固形分濃度:100質量%、重量平均分子量:888、アミン当量:444
[ポリイソシアネート化合物(B)]
(B1)コロネートHX、東ソー社製、脂肪族イソシアネート化合物(HDI(ヘキサメチレンジイソシアネート)のイソシアヌレート体);固形分濃度:100質量%、NCO含有量:21質量%
(B2)デスモジュールN3400、住化コベストロウレタン社製、脂肪族イソシアネート化合物(HDI(ヘキサメチレンジイソシアネート)のウレトジオン体);固形分濃度:100質量%、NCO含有量:21.8質量%
(B3)ミリオネートMT、東ソー社製、芳香族イソシアネート化合物(MDI(ジフェニルメタンジイソシアネート));固形分濃度:100質量%、NCO含有量:33.6質量%
[カルボニル化合物(C)]
(C1):酢酸ブチル、ダイセル化学工業社製、鎖状エステル化合物;カルボニル基数:1、α水素数:3
(C2):DBE(二塩基酸エステル(コハク酸ジメチル20質量%、グルタル酸ジメチル60質量%及びアジピン酸ジメチル17.5質量%を含む))、昭永化学工業社製、鎖状エステル化合物;カルボニル基数:2、α水素数:4
(C3):メチルイソブチルケトン、三菱ケミカル社製、鎖状ケトン化合物;カルボニル基数:1、α水素数:5
(C4):シクロヘキサノン、三菱ケミカル社製、環状ケトン化合物;カルボニル基数:1、α水素数:4
(C5):2,6-ジメチルシクロヘキサノン、東京化成工業社製、環状ケトン化合物;カルボニル基数:1、α水素数:2
(C6):N-メチルピロリドン、三菱ケミカル社製、環状アミド化合物;カルボニル基数:1、α水素数:2
[その他の成分]
溶剤(c1):T-SOL 100、エクソン化学社製、芳香族化合物
溶剤(c2):イソブタノール、三菱ケミカル社製、アルコール化合物
[評価項目]
(ゲル化時間)
主剤及び硬化剤を混合し、ディスパーで1分間かくはんし、かくはん終了後静置した。かくはん終了と同時にストップウォッチで時間の計測を開始し、主剤及び硬化剤の混合物(塗料組成物)の流動性が完全に消失するまでに要した時間を測定し、ゲル化時間とした。なお、表中の「60<」は、60分を経過しても混合物の流動性が消失しなかった場合を示す。塗料温度は23℃とした。
○:ゲル化時間が3分以上である。
△:ゲル化時間が3分未満である。
×:かくはん終了時点でゲル化する。
<試験板の製造>
塗料組成物を厚さ2mm、100×200mmサイズのポリプロピレン板に、15milのアプリケータを用いて塗装し、100℃で1時間乾燥させ、試験板を得た。
(耐候性評価) 試験板を、JIS B 7753に規定するサンシャインカーボンアーク灯式促進耐候性試験機であるサンシャインウェザーメーターS80(スガ試験機社製)を使用し、500時間の促進耐候性試験を行った。運転条件は、以下のとおりである
放射照度:255W/m
ブラックパネル温度:63℃
水噴射時間:120分中18分
促進耐候性試験後の各試験板の塗膜の外観について、目視で観察し、耐候性評価を行った。評価基準は以下のとおりである。3点以上を合格とした。
5点:異常無し。
4点:わずかに光沢低下が認められる。
3点:光沢低下が認められる。
2点:光沢低下及び黄変が認められる。
1点:著しい光沢低下及び黄変が認められる。
Figure 0007324790000007
Figure 0007324790000008
Figure 0007324790000009
実施例では、ゲル化時間が長く、より低い速度で硬化しうる塗料組成物であって、耐候性が良好な塗膜が得られた。
比較例1は、カルボニル化合物(C)を加えておらず、主剤と硬化剤とを混合したところ、混合後すぐにゲル化した。
比較例2、3では、カルボニル化合物(C)は加えずに、芳香族ポリアミン化合物を用いてゲル化時間の調製を試みた。比較例2では、主剤と硬化剤とを混合したところ、混合後すぐにゲル化し、比較例3では、芳香族ポリアミン化合物を更に多く加えたがゲル化時間は十分な長さとならなかった。
本発明の塗料組成物を用いると、主剤と硬化剤との反応速度を制御でき、更に、耐候性の良好な塗膜を形成できる。

Claims (6)

  1. 主剤(I)及び硬化剤(II)を含む塗料組成物であって、
    前記主剤(I)は、ポリアミン化合物(A)を含み、
    前記硬化剤(II)は、ポリイソシアネート化合物(B)を含み、
    前記主剤(I)及び前記硬化剤(II)の少なくとも一方がカルボニル化合物(C)を含み、
    前記ポリアミン化合物(A)は、脂肪族ポリアミン化合物及び脂環族ポリアミン化合物から選ばれる少なくとも1種であり、且つ、1級アミノ基及び2級アミノ基の少なくとも一方を有するポリアミン化合物(A1)を含み、
    前記カルボニル化合物(C)は、環状エステル化合物、環状ケトン化合物、2以上のカルボニル基を有する鎖状エステル化合物、2以上のカルボニル基を有する鎖状ケトン化合物及び2以上のカルボニル基を有する鎖状アミド化合物から選ばれる少なくとも1種を含み、
    前記カルボニル化合物(C)が、2以上のカルボニル基を有する鎖状エステル化合物を含む場合において、該2以上のカルボニル基を有する鎖状エステル化合物は、オキソ酸エステル及び二塩基酸エステルから選ばれる少なくとも1種を必須成分として含む、
    塗料組成物。
  2. 前記ポリアミン化合物(A1)は、脂肪族ポリアミン化合物である、請求項1に記載の塗料組成物。
  3. 前記ポリイソシアネート化合物(B)は、脂肪族イソシアネート化合物及び脂環族イソシアネート化合物から選ばれる少なくとも1種である、請求項1又は2に記載の塗料組成物。
  4. 前記カルボニル化合物(C)は、エステル化合物、ケトン化合物及びアミド化合物から選ばれる少なくとも1種である、請求項1~3のいずれか1項に記載の塗料組成物。
  5. 前記カルボニル化合物(C)は、α水素を2以上有する化合物である、請求項1~4のいずれか1項に記載の塗料組成物。
  6. 前記カルボニル化合物(C)の含有量は、前記ポリアミン化合物(A)の固形分及び前記ポリイソシアネート化合物(B)の固形分との合計量100質量部に対し、1~900質量部である、請求項1~5のいずれか1項に記載の塗料組成物。
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