JP7323486B2 - 吸気制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関の吸気制御装置に関する。
従来、吸気通路を有するボディと、ボディにより支持されたシャフトと、吸気通路内でシャフトに固定され、シャフトの回転により吸気通路の通路断面積を増減する弁体と、シャフトに固定されたギアレバーと、このギアレバーとボディとの間で作用してギアレバーに閉方向の回転力を与える閉方向スプリングとを備えた吸気制御装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1の吸気制御装置では、ギアレバーに駆動力が付与されていないときに弁体を全開位置と全閉位置との間に位置づけるデフォルト機構を構成するために、シャフトに固定されたデフォルトレバーに開方向の回転力を与える開方向スプリングを備える。閉方向プリング及び開方向スプリングはいずれもコイルスプリングで構成される。
特開2018-105149号公報
しかしながら、上記特許文献1の吸気制御装置においては、開方向スプリングを吸気制御装置に組み込む際には、開方向スプリングを、デフォルトレバーとギアレバーとの間で予め付勢力を与えた状態で組み付けるようにしている。このため、開方向スプリングの組付けが困難で、複雑な冶工具と行程を必要とする。
本発明の目的は、かかる従来技術の課題に鑑み、コイルスプリングの組付けが容易な吸気制御装置を提供することにある。
本発明の吸気制御装置は、
第1吸気通路を内部に備える第1ボディと、
前記第1ボディに回動可能に支持される第1シャフトと、
前記第1吸気通路内に配置されるとともに前記第1シャフトに取り付けられ、前記第1シャフトが回転することにより前記第1吸気通路の通路断面積を増減する第1弁体と、
前記第1シャフトに相互回転不能に支持されて前記第1シャフトに回転力を与える回転レバーと、
前記回転レバーと前記第1ボディとの間で作用して前記回転レバーに前記第1シャフトの回転軸線の周りの回転力を与える第1付勢部材とを備え、
前記第1付勢部材は円筒形状に素線を巻き回して形成されるコイルスプリングである吸気制御装置において、
前記第1付勢部材は、前記第1シャフトの回転軸線と平行な第1方向において前記回転レバーよりも前記第1弁体側に配置され、かつ前記円筒形状の中心線が前記第1シャフトの回転軸線に重なるように配置され、
前記第1付勢部材には、前記円筒形状の径方向外側に延在して前記第1ボディに係止される第1係止部と、該径方向外側に延在して前記回転レバーと当接する第2係止部とが設けられ、
前記第1ボディは、
前記第1係止部に当接する第1当接部及び前記第2係止部に当接する第2当接部のうちの少なくとも1つの当接部と、
前記少なくとも1つの当接部を前記回転軸線の周りに回転させたときの軌跡の範囲内に配置されて前記第1ボディから前記回転レバー側へ高さが漸増するスロープとを備え
前記第2係止部は、前記回転レバー及び前記第1ボディの双方に当接可能となっており、
前記スロープは、前記第2当接部を前記第1シャフトの回転軸線の周りに回転させたときの軌跡の範囲内に配置された第2スロープであり、
前記第2スロープは前記第2係止部が前記第1ボディに回転力を与える回転方向とは逆方向に進むに従って前記高さが漸増していることを特徴とする
この本発明の構成において、第1付勢部材を、その第1、第2係止部が当該少なくとも1つの当接部に当接するようにして第1ボディに組み付ける際に、第1付勢部材の一端側を第1ボディの組付け位置に押し当てて第1シャフトの回転軸線の周りに回転させることにより、第1、第2係止部を当該少なくとも1つの当接部に当接させて組付けを行う方法が考えられる。
この方法によれば、上記軌跡の範囲内に存在するボス又は当該少なくとも1つの当接部自体が、上記の軌跡上において、第1、第2係止部が該回転軸線の周りに回転して該当接部に当接するまでの間に立ちはだかって、この当接を妨害する障害物となる場合がある。
この点、本発明によれば、第1、第2係止部が該回転軸線の周りに回転してゆく際に、第1、第2係止部は上記のスロープにより該障害物を乗り越えることができる。すなわち、これにより、支障なく上記の組付け方法を使用して第1付勢部材を容易に第1ボディに組み付けることができる。
また、第1付勢部材の一端側を第1ボディの組付け位置に押し当てて第1シャフトの回転軸線の周りに回転させることにより第2係止部を第2当接部に当接させて組付けを行う際に、第2係止部を、第2スロープにより第2当接部を乗り越えて、第2当接部の第1ボディに回転力を与える側に当接させることができる。したがって、第2係止部を第2当接部に当接させてデフォルト機構を設ける場合の第1ボディに対する第1シャフト、回転レバー及び第1付勢部材の仮組みを容易に行うことができる。
本発明において、
前記スロープとして、さらに、前記第1当接部を前記第1シャフトの回転軸線の周りに回転させたときの軌跡の範囲内に配置された第1スロープを備え
前記第1スロープは、前記第1係止部が前記第1ボディに回転力を与える回転方向に進むに従って前記高さが漸増しているものであってもよい。
これによれば、第1付勢部材の一端側を第1ボディの組付け位置に押し当てて第1シャフトの回転軸線の周りに回転させることにより第1係止部を第1当接部に当接させて組付けを行う際に、第1係止部が第1当接部以外のボスに誤って係合してしまうのを防止することができる。
この場合、
前記回転レバーと前記第1ボディとの間で作用して前記回転レバーに前記第1シャフトの回転軸線周りの回転力を与える第2付勢部材を備え、
前記第2付勢部材は、円筒形状に素線を巻き回して形成されるコイルスプリングであり、
前記第1付勢部材又は前記第2付勢部材のいずれか一方は、前記回転レバーを前記第1弁体が前記通路断面積を減少させる方向に付勢するリターンスプリングであり、他方は、前記回転レバーを前記第1弁体が前記通路断面積を増加させる方向に付勢するデフォルトスプリングであり、
前記吸気制御装置は、さらに、
第2吸気通路を内部に備える第2ボディと、
前記第2ボディに回動可能に支持される第2シャフトと、
前記第2吸気通路内に配置されて前記第2シャフトに取り付けられ、前記第2シャフトが回転することにより前記第2吸気通路の通路断面積を増減する第2弁体とを備え、
前記第1ボディと前記第2ボディとは、前記第1シャフトの回転軸線及び前記第2シャフトの回転軸線が略同一直線上に配置されるように相互に固定され、
前記吸気制御装置は、さらに、
前記第2シャフトの前記第2弁体よりも前記第1シャフト側に配置されて前記第2シャフトと相互回転不能に前記第2シャフトに保持される同調レバーと、
前記回転レバーと前記同調レバーとを連結して前記第1シャフト及び前記第2シャフトの前記回転軸線周りの動作を同調させる連結機構とを備え、
前記第2付勢部材は、前記第1方向において前記同調レバーよりも前記第2弁体側に配置され、
前記第2付勢部材は、その前記円筒形状の径方向外側に延在して前記第2ボディに係止される第3係止部と、該径方向外側に延在して前記同調レバー及び前記第2ボディの双方に当接可能な第4係止部とを備え、
前記第2ボディは、前記第4係止部と当接する第4当接部と、該第4当接部の前記回転軸線周りに前記第2ボディから前記同調レバー側へ高さが漸増する第4スロープとを備え、
前記第4スロープは、前記第4当接部を前記回転軸線の周りに回転させたときの軌跡の範囲内に配置され、前記第4係止部が前記第2ボディに回転力を与える回転方向とは逆方向に前記高さが漸増しているものであってもよい。
これによれば、第2ボディに対する第2シャフト、同調レバー及び第2付勢部材の仮組みも、第1ボディに対する第1シャフト、回転レバー及び第1付勢部材の仮組みの場合と同様に容易に行うことができる。
図1Aは、本発明の一実施形態に係る吸気制御装置の断面図であり、図1Bは、第2ボディと接続している第1ボディ側の部分を第2ボディを取り外して示す斜視図である。 第1、第2ボディの接続部分を示す断面図である。 第1、第2ボディの接続部分を、第1、第2ボディを取り外した状態で示す斜視図である。 図4Aは、回動レバーに関連する第1ボディ側の構成を示す斜視図であり、図4Bは、同調レバーに関連する第2ボディ側の構成を示す斜視図である。 図5Aは、第1、第2シャフトの回転軸線Aに垂直な方向から見た場合の減速ギアと同調レバーとの位置関係を示す図であり、図5Bは、回動レバー、第1シャフト、第1ガイドカラー等により形成される小組立体を示す斜視図である。 回転軸線Aに平行に第1シャフト側から見た場合の減速ギアと同調レバーとの位置関係を示す。 ギアケースの第1ボディ側のリターンスプリングが配置される部分を示す斜視図である。 図8A及び図8Bは、第1、第2弁体が全閉状態からデフォルト開度に移行するときの様子を示す模式図であり、図8Cは、第1、第2弁体がデフォルト開度を超えた中間開度に移行したときの様子を模式的に示す模式図である。 図9A~図9Dは、リターンスプリングの第1係止部を第1ボディの第1当接部に組み付けるときの様子を模式的に示す模式図である。 図10A~図10Cは、リターンスプリングの第2係止部を第1ボディの第2当接部に組み付けるときの様子を模式的に示す模式図である。 本発明の別の実施形態に係る吸気制御装置における第2ボディと接続している第1ボディ側の部分を、第2ボディを取り外して、D1方向に沿ってみた様子を示す正面図である。 図11のD1方向及びD2方向に平行な面で切断した断面図である。
以下、図面を用いて本発明の実施形態を説明する。図1Aは、本発明の一実施形態に係る吸気制御装置示す。図1Aに示すように、この吸気制御装置1は、第1吸気通路2と第3吸気通路2aを内部に備える第1ボディ3と、第2吸気通路4と第4吸気通路4aを内部に備える第2ボディ5と、第1、第2ボディ3、5によってそれぞれ回動可能に支持される第1、第2シャフト6、7と、第1吸気通路2内に配置される第1弁体8と、第2吸気通路4内に配置される第2弁体9と、第3吸気通路2a内に配置される第3弁体8aと、第4吸気通路4a内に配置される第4弁体9aとを備える。
第1、第2弁体8、9は、それぞれ、第1、第2シャフト6、7に取り付けられ、第1、第2シャフト6、7が回転することにより第1、第2吸気通路2、4の通路断面積を増減する。第1、第2ボディ3、5は、第1、第2シャフト6、7の回転軸線が略同一直線(回転軸線A)上に配置されるように相互に固定される。
図1Bは、第2ボディ5と接続している第1ボディ3側の部分を、第2ボディ5を取り外して示している。図1Bでは、第1、第2シャフト6、7に動力を伝達するためのギア機構等が収納されたギアケース10の第1ボディ3側の部分が示されている。
図1Bに示すように、第1ボディ3の第1シャフト6には、相互回転不能に支持されて第1シャフト6に回転力を与える回動レバー11が設けられる。また、吸気制御装置1は、回動レバー11と第1ボディ3との間で作用して回動レバー11に第1シャフト6の回転軸線周りの回転力を与える第1、第2付勢部材を備える。
第1、第2付勢部材は、いずれも円筒形状に素線を巻き回して形成されるコイルスプリングである。第1、第2付勢部材のいずれか一方は、回動レバー11を第1弁体8が第1吸気通路2の通路断面積を減少させる方向に付勢するリターンスプリングであり、他方は、回動レバー11を第1弁体8が第1吸気通路2の通路断面積を増加させる方向に付勢するデフォルトスプリングである。本実施形態では、第1付勢部材がリターンスプリング12であり、第2付勢部材がデフォルトスプリング13である。
リターンスプリング12は、第1、第2シャフト6、7の回転軸線Aと平行なD1方向において回動レバー11よりも第1弁体8側に配置される。デフォルトスプリング13は、D1方向において回動レバー11よりも第1弁体8から遠い側に配置される。リターンスプリング12及びデフォルトスプリング13は、いずれもその円筒形状の中心線が第1、第2シャフト6、7の回転軸線Aに重なるように配置される。
回動レバー11は、減速ギア14によって駆動されるレバーギアであり、ギア部15を備える。減速ギア14は、第1、第2シャフト6、7の回転軸線Aと平行な回転軸線を中心として回動可能に第1ボディ3に支持され、かつ該平行な回転軸線上に相互に回動不能に配置された大径ギア16及び小径ギア17により構成される。小径ギア17は、大径ギア16よりも第1ボディ3側に配置されて回動レバー11のギア部15と噛み合っている。
大径ギア16は、モータ18の回転軸に設けられたピニオンギア19に噛み合っている。したがって、モータ18により、ピニオンギア19及び減速ギア14を介して回動レバー11が回動され、第1、第2弁体8、9の開度が調整される。
図2は、第1、第2ボディ3、5の接続部分における第1、第2ボディ3、5の内部を、第1、第2シャフト6、7の回転軸線A及び減速ギア14の回転軸線の双方に直交する第1基準線20に平行なD2方向(図1B参照)に沿って見た様子を示す。図2に示すように、D2方向に見ると、リターンスプリング12は、第1ボディ3に設けられて第1シャフト6を支持する略円筒形状の第1軸支持部21の外周面に少なくとも一部が重なるように配置される。
また、D2方向に見ると、デフォルトスプリング13は、第2ボディ5に設けられて第2シャフト7を支持する略円筒形状の第2軸支持部22の外周面に少なくとも一部が重なるように配置される。
図3は、第1、第2ボディ3、5の接続部分を、第1、第2ボディ3、5を取り外した状態で示す。図3に示すように、第2シャフト7の第2弁体9よりも第1シャフト6側には、第2シャフト7と相互回転不能に第2シャフト7に保持される同調レバー23が配置される。第1シャフト6及び第2シャフト7のこれらの回転軸線A周りの動作は、回動レバー11と同調レバー23とを連結する連結機構24により同調される。
リターンスプリング12は、第1軸支持部21(図2参照)の円筒形状の中心から径方向外側に延在して第1ボディ3に係止される第1係止部25と、該径方向外側に延在して回動レバー11及び第1ボディ3の双方に当接可能な第2係止部26とを備える。
デフォルトスプリング13は、第2軸支持部22(図2参照)の円筒形状の中心から径方向外側に延在して第2ボディ5に係止される第3係止部27と、該径方向外側に延在して同調レバー23と第2ボディ5との双方に当接可能な第4係止部28とを備える。
図4Aは、回動レバー11に関連する第1ボディ3側の構成を示す。図4Aに示すように、第1ボディ3は、リターンスプリング12の第1係止部25と当接する第1当接部25aと、第2係止部26と当接する第2当接部29を備える。第2当接部29は、第1、第2弁体8、9の開度が、後述するデフォルト角α以下である場合に、リターンスプリング12が回動レバー11に閉方向のトルクを付与するのを阻止する。回動レバー11は、径方向に延びた第1全閉腕部30及び第1スプリング腕部31とを備える。
第1全閉腕部30は、ギアケース10のケース内壁面32から突出した第1全閉調整スクリュー33に当接して回動レバー11の全閉位置を定める機能を有する。この全閉位置は、第1、第2弁体8、9が全閉状態にあるときの回動レバー11の位置である。第1スプリング腕部31は、リターンスプリング12の第2係止部26に当接してリターンスプリング12の閉方向への付勢力を回動レバー11に伝達する機能を有する。
また、回動レバー11は、回動レバー11と同調レバー23を連結する連結機構24(図3参照)の回動レバー11側の構成部分として、第1連結腕部34を備える。第1連結腕部34は、D1方向において同調レバー23側(図3参照)に立設されたスプリングボス35と、スプリングボス35と対向するように立設されたスクリューボス36と、スクリューボス36に緩み止めスプリング37を介して螺合された同調スクリュー38と、同調スクリュー38の先端面に先端面が対向するようにスプリングボス35により抑えスプリング39を介して支持されたスプリングガイドシャフト40とを備える。回動レバー11と第1軸支持部21(図2参照)との間には、リターンスプリング12をガイドする第1ガイドカラー41が設けられる。
なお、第1ボディ3に回動レバー11、第1シャフト6、第1ガイドカラー41等を組み付ける際には、これらを小組立体として、組み付けを行うことができる。
この小組立体は、第1シャフト6及び回動レバー11を含むシャフト組立体の第1シャフト6が第1ガイドカラー41の内側に挿入されるようにして第1ガイドカラー41を回動レバー11に近接させてあり、また第1シャフト6の外周に設けられた溝にはOリング6aが嵌合されて、Oリング6aの外径が第1ガイドカラー41の内径よりも大きい状態として配置されており、Oリング6aで第1ガイドカラー41を保持するように構成される。
そして、この小組立体における第1ガイドカラー41の回動レバー11と反対側にリターンスプリング12を配置し、第1シャフト6を第1ボディ3の所定位置に挿入することにより、小組立体を第1ボディ3に組み付けることができる。
この組み付けは、小組立体において第1ガイドカラー41がOリング6aにより回動レバー11から離れていかないように保持されているので、第1ガイドカラー41を抑えながら行う必要なく、実行される。組み付け後は、Oリング6aは、第1シャフト6と第1ボディ3との間の気密を保持する機能を果たす。第2ボディ5側の第2シャフト7、同調レバー23、第2ガイドカラー50等についても、同様に、図5Bに示すような小組立体として第2ボディ5に組み付けることができる。
図4Bは、同調レバー23に関連する第2ボディ5側の構成を示す。図4Bに示すように、第2ボディ5は、デフォルトスプリング13の第3係止部27と当接する第3当接部42と、第4係止部28と当接する第4当接部43と、同調レバー23の全閉位置を規定する第2全閉調整スクリュー44と、第4当接部43に隣接し、後述する機能を有する第4スロープ45とを備える。
第4当接部43は、第1、第2弁体8、9の開度が、後述するデフォルト角α以上である場合に、デフォルトスプリング13が同調レバー23に開方向のトルクを付与するのを阻止する。D1方向(第2シャフト7の延在方向)に見て、第4当接部43は、後述するように、回動レバー11の可動回転範囲内に配置される(図8C参照)。
同調レバー23は、デフォルトスプリング13からその第4係止部28を介して開方向の付勢力を受ける第2スプリング腕部46と、第2全閉調整スクリュー44に当接することにより全閉位置に同調レバー23を位置付ける第2全閉腕部47とを備える。
また、同調レバー23は、連結機構24の同調レバー23側を構成する第2連結腕部48を備える。第2連結腕部48は、第1連結腕部34の同調スクリュー38とスプリングガイドシャフト40との間に挟持される被挟持板部49を備える。同調レバー23とデフォルトスプリング13との間には、デフォルトスプリング13が支障なく動作するように案内する樹脂製の第2ガイドカラー50が設けられる。
図5Aは、D1方向に垂直な方向から見た場合の減速ギア14と同調レバー23との位置関係を示す。図5Aに示すように、D1方向に垂直な方向から見ると、減速ギア14と同調レバー23とが重複している。このため、同調レバー23の可動範囲は減速ギア14により制限される。
図6は、D1方向に見た場合の減速ギア14と同調レバー23との位置関係を示す。上記のように同調レバー23の可動範囲が減速ギア14により制限されるので、同調レバー23の回動範囲は、図6に示すように、減速ギア14に接触しない範囲となるように設定する必要がある。
すなわち、減速ギア14から回動レバー11が回転力を受けていないとき、同調レバー23は、デフォルトスプリング13によって、その第4係止部28が第4当接部43に当接するデフォルト位置、すなわち全閉位置からデフォルト角αだけ回動した位置に位置付けられる。なお、全閉位置は、同調レバー23が減速ギア14に干渉しないように設定される。
また、同調レバー23は、減速ギア14から回動レバー11を介して回転力を受けることにより、デフォルト位置から全閉位置までの範囲(デフォルト角αの範囲)と、デフォルト位置から開方向の減速ギア14と干渉しない位置である可動角βの範囲内で回動される。
したがって、デフォルト角α及び可動角βを含む同調レバー23の可動回転範囲(α+β)は、同調レバー23が減速ギア14と干渉しない範囲となるように設定される。なお、本実施形態では、図6に示すように、可動回転範囲(α+β)は、90°程度になるように設定される。
図7は、ギアケース10の第1ボディ3側のリターンスプリング12が配置される部分を示す。図7に示すように、第1ボディ3は、回動レバー11の第1全閉腕部30(図4A参照)の開方向側に当接して第1、第2弁体8、9の全開位置を規定する全開ストッパーボス51を備える。また、第1ボディ3は、第1、第2当接部25a、29のうちの少なくとも1つの当接部を第1、第2シャフト6、7の回転軸線Aの周りに回転させたときの軌跡の範囲内に配置されて第1ボディ3から回動レバー11側へ高さが漸増するスロープを備える。このスロープは、該軌跡に沿って高さが漸増して第1、第2当接部25a、29以外の該軌跡上に存在する他のボスの上端面に至るものであり、又は該軌跡に沿って高さが漸増して該第2当接部29の上端面に至るものである。
具体的には、該スロープとして、D1方向に見たときに第1当接部25aを回転軸線A周りに回転させたときの軌跡の範囲内に配置された第1スロープ52を備える。第1スロープ52は、リターンスプリング12の第1係止部25が第1当接部25aを介して第1ボディ3に回転力を与える回転方向に進むに従って、高さが全開ストッパーボス51の高さに至るまで漸増し、全開ストッパーボス51の上端面に至っている。
また、前記スロープとして、D1方向に見たときに第2当接部29を回転軸線A周りに回転させたときの軌跡の範囲内に配置されている第2スロープ53を備える。第2スロープ53は、リターンスプリング12の第2係止部26が第2当接部29を介して第1ボディ3に回転力を与える回転方向とは逆方向に進むに従って高さが第2当接部29の高さに至るまで漸増し、第2当接部29の上端面に至っている。
同様のスロープとして、第2ボディ5は、図4Bで示した第4スロープ45を備える。第4スロープ45は、第4当接部43の回転軸線Aの周りに第2ボディ5から同調レバー23側へ高さが漸増する。すなわち、第4スロープ45は、D1方向に見て第4当接部43を回転軸線A周りに回転させたときの軌跡範囲内に配置され、デフォルトスプリング13の第4係止部28が第4当接部43を介して第2ボディ5に回転力を与える回転方向とは逆方向に高さが第4当接部43の高さに至るまで漸増し、第4当接部43の上端面に至っている。
この構成において、回動レバー11及び同調レバー23は、連結機構24により連結されているので、一体として回動する。その際に、第1、第2弁体8、9の開度がデフォルト角αより小さい場合には、デフォルトスプリング13により、その第4係止部28を介して回動レバー11及び同調レバー23に開方向の付勢力(トルク)が付与される。
第1、第2弁体8、9の開度がデフォルト角αより大きい場合には、リターンスプリング12により第2係止部26を介して回動レバー11及び同調レバー23に閉方向の付勢力(トルク)が付与される。第1、第2弁体8、9の開度がデフォルト角αである場合には、第4係止部28及び第2係止部26は、それぞれ第4当接部43及び第2当接部29に当接しているので、回動レバー11及び同調レバー23に何らトルクを付与しない。
したがって、デフォルトスプリング13及びリターンスプリング12が回動レバー11に付与する各トルクと、モータ18が減速ギア14を介して回動レバー11に付与するトルクとがバランスしたときの回動レバー11及び同調レバー23の位置により、第1、第2弁体8、9の開度が決まる。
図8A及び図8Bは、第1、第2弁体8、9が全閉状態からデフォルト開度の状態に移行するときの様子を模式的に示す。図8Aでは、第1、第2弁体8、9が全閉状態にあるときの回動レバー11、同調レバー23の位置や、デフォルトスプリング13等の様子が示されている。この全閉状態は、モータ18により回動レバー11及び同調レバー23が第1、第2全閉調整スクリュー33、44にそれぞれ当接するまで、デフォルトスプリング13の開方向への付勢力に抗して矢印Y1方向に回動されることにより生じる。
この全閉状態において、何らかの原因でモータ18が停止した場合には、デフォルトスプリング13が第4係止部28を介して付与するトルクによって同調レバー23及び回動レバー11が開方向(矢印Y2方向)に回転する。この回転は、図8Bのように、デフォルトスプリング13の第4係止部28が第4当接部43に当接し、開度がデフォルト角αに達すると停止する。このとき、リターンスプリング12は、その第2係止部26が第2当接部29に当接しており、回動レバー11にトルクを付与していないので、デフォルト角αが維持される。すなわち、第1、第2弁体8、9は、図8Bで示されるデフォルト開度の状態となり、その状態が維持される。
デフォルト開度の状態では、第1、第2弁体8、9の開度がデフォルト角αに維持されるので、吸気制御装置1が搭載された車両のエンジンが停止しない程度の吸気が吸気制御装置1により確保される。これにより、車両が公道上で退避するための最低限のエンジンの駆動が確保される。
図8Cは、第1、第2弁体8、9がデフォルト開度を超えた中間開度の状態にあるときの様子を模式的に示す。中間開度においては、図8Cのように、リターンスプリング12の第2係止部26が回動レバー11の第1スプリング腕部31に押されて第2当接部29から離れているので、リターンスプリング12による閉方向への付勢力が回動レバー11に付与される。この付勢力に抗して、モータ18からのトルクにより回動レバー11を開方向(矢印Y2方向)へ回動させることによって所望の中間開度が実現される。
この状態において、何らかの原因でモータ18が停止した場合には、リターンスプリング12による閉方向への付勢力によって同調レバー23及び回動レバー11が閉方向(矢印Y1方向)に回動する。この回動は、図8Bのように、リターンスプリング12の第2係止部26が第2当接部29に当接し、かつ同調レバー23の第2スプリング腕部46がデフォルトスプリング13の第4係止部28に当接するまで行われる。
この当接が達成された状態では、第1、第2弁体8、9はデフォルト角αに位置付けられる。そして、この状態では、リターンスプリング12及びデフォルトスプリング13から回動レバー11及び同調レバー23へのトルクの付与がなされない。これにより、第1、第2弁体8、9は、図8Bで示されるデフォルト開度の状態となり、その状態が維持される。
図9A~図9Dは、リターンスプリング12の第1係止部25を第1ボディ3の第1当接部25aに組み付けるときの様子を模式的に示す。この組付けにあたっては、図中の矢印Rで示される回転方向(上から見て時計回りの方向)をR方向とすれば、まず、リターンスプリング12を、その第2係止部26が回動レバー11の第1スプリング腕部31のR方向側に位置するように回動レバー11に配置する。そして、リターンスプリング12の第1係止部25が第1ボディ3の第1当接部25aに係止するように組付けてゆくが、この時、第1係止部25は第1当接部25aと全開ストッパーボス51との間に正確に位置付けられる必要はなく、図9Aのように、リターンスプリング12の第1係止部25が、R方向について、第1スロープ52の手前側に位置するように、回動レバー11及びリターンスプリング12を、第1ボディ3に位置付けてもよい。以降、第1係止部25が、第1スロープ52の手前側に位置するように位置付けられた場合を説明する。
次に、回動レバー11をR方向に沿って回転させ、リターンスプリング12を捩じってゆく。その後、リターンスプリング12の第1係止部25が第1スロープ52に到達すると、図9Bのように、第1係止部25は、第1スロープ52を登ってゆき、図9Cのように、全開ストッパーボス51を乗り越える。さらに、回動レバー11を回転させると、図9Dのように、第1係止部25が第1当接部25aに当接する。これにより、リターンスプリング12の第1係止部25を、誤って全開ストッパーボス51に組み付けることなく、第1当接部25aに組み付けることができる。
図10A~図10Cは、リターンスプリング12の第2係止部26を第1ボディ3の第2当接部29に組み付けるときの様子を模式的に示す。すなわち、まず、図10Aのように、リターンスプリング12の第1係止部25が第1当接部25aに組み付けられ、R方向について、リターンスプリング12の第2係止部26が第2スロープ53の手前側に位置し、第2係止部26の手前に回動レバー11の第1スプリング腕部31が位置する状態で、リターンスプリング12及び回動レバー11を第1ボディ3に位置付ける。
次に、回動レバー11をR方向に沿って回転させ、リターンスプリング12を捩じってゆく。その後、リターンスプリング12の第2係止部26が第2スロープ53に到達すると、図10Bのように、第2係止部26は、第2スロープ53を登ってゆき、図10Cのように、第2当接部29を乗り越えて、第2当接部29のR方向側に当接する。
これにより、作業者が回動レバー11を第1ボディ3から一旦遠ざけて第2係止部26が第2当接部29を超えるように動作させる必要がなく、第2係止部26を第2当接部29に組み付けることができる。したがって、回動レバー11が第1ボディ3から不用意に遠ざかってしまうことにより第1係止部25が第1当接部25aから外れてしまうのを防止しつつ、第2係止部26を第2当接部29に組み付けることができる。
なお、デフォルトスプリング13の第4係止部28を第2ボディ5の第4当接部43に組み付ける操作も、図10A~図10Cと同様にして行うことができる。すなわち、デフォルトスプリング13をリターンスプリング12、第4係止部28を第2係止部26、第3係止部27を第1係止部25、第4スロープ45を第2スロープ53、第2スプリング腕部46を第1スプリング腕部31、同調レバー23を回動レバー11に対応付けることにより、同様にして組付けを行うことができる。
以上のように、本実施形態によれば、D1方向において、リターンスプリング12を回動レバー11よりも第1弁体8側に配置し、デフォルトスプリング13を回動レバー11よりも第1弁体8から遠い側に配置するとともに、リターンスプリング12及びデフォルトスプリング13を、これらの円筒形状の中心線が回転軸線Aに重なるように配置したので、配置の自由度が向上し、D1方向における吸気制御装置1の小型化を容易に達成することができる。
また、第2方向に見て、リターンスプリング12を、第1シャフト6を支持する略円筒形状の第1軸支持部21の外周面に重なるように配置し、デフォルトスプリング13を、第2シャフト7を支持する略円筒形状の第2軸支持部22の外周面に重なるように配置したので、第1、第2ボディ3、5間にデフォルト機構を配置する場合に、D1方向においてコンパクトにリターンスプリング12及びデフォルトスプリング13を配置することができる。
また、第1ボディ3にリターンスプリング12の第2係止部26と当接する第2当接部を設け、第2ボディ5にデフォルトスプリング13の第4係止部28と当接する第4当接部43を設けたので、D1方向に見て、第4当接部43を回動レバー11の可動回転範囲内に配置することができる。これにより、D1方向について吸気制御装置1をよりコンパクトに構成することができる。
また、D2方向に見て、デフォルトスプリング13の一部が大径ギア16と重なるので、吸気制御装置1をD1方向についてよりコンパクトに構成することができる。
また、第1当接部25aを回転軸線A周りに回転させたときの軌跡の範囲内に全開ストッパーボス51に隣接させて配置した第1スロープ52を備えるので、リターンスプリング12の第1係止部25を、誤って全開ストッパーボス51に組み付けることなく、第1当接部25aに組み付けることができる。
また、第2当接部29を回転軸線A周りに回転させたときの軌跡の範囲内に第2当接部29に隣接させて第2スロープ53を配置したので、リターンスプリング12の組み付けに際し、作業者が回動レバー11を第1ボディ3から一旦遠ざけて第2係止部26が、第2当接部29を超えるように動作させる必要がなく、容易に、第2係止部26を第2当接部29に当接させることができる。
また、第4当接部43に隣接する第4スロープ45を備えるので、デフォルトスプリング13の第4係止部28を容易に第4当接部43当接させて、デフォルトスプリング13の組み付けを行うことができる。
図11は、本発明の別の実施形態に係る吸気制御装置1bにおける第2ボディ5bと接続している第1ボディ3b側の部分を、第2ボディ5bを取り外してD1方向に見た様子を示す。図12は、図11をD1方向及びD2方向に平行な面で切断して見た様子を示す。図11では、ギアケース10b内の第1ボディ3b側の部分が示されている。本実施形態の吸気制御装置1bは、図1Aの吸気制御装置1とは、第1、第2弁体8、9をデフォルト角に位置付けるためのデフォルト機構が異なる。
なお、吸気制御装置1bについてのここで言及する以外の構成及び動作は、図1Aの吸気制御装置1の場合と同様である。吸気制御装置1bにおいては、第1シャフト6bについての回動が可能な範囲である可動回転範囲が90度以下に設定されている。
図11及び図12に示すように、本実施形態においては、デフォルトスプリング13bの円筒形状の外径r1は、回動レバー11bのギア部15bの基準ピッチ円の径r2と小径ギア17bの基準ピッチ円の径r3との和と、大径ギア16bの歯先円の径r4との差より小さい(r1<r2+r3-r4)。
デフォルトスプリング13bは、第1シャフト6bの端部に螺合されたガイドナット54によりガイドされ、保持される。デフォルトスプリング13bの少なくとも一部は、D2方向に見ると大径ギア16bと重なるように配置される。
デフォルトスプリング13bは、その円筒形状の中心から径方向外側に延在して回動レバー11bの第1連結腕部34bに係止される第3係止部27bと、該径方向外側に延在して回動レバー11bの第1スプリング腕部31b及び第1ボディ3bの第4当接部43bの双方に当接可能な第4係止部28bとを備える。
デフォルトスプリング13bは、回動レバー11bが後述のデフォルト位置に位置するとき、第3、第4係止部27b、28bの双方が回動レバー11bに当接することによって、回動レバー11bにトルクを付与しない状態となる。第4係止部28bは、図12に示すように、D2の方向に見た場合に大径ギア16bと重なるように配置される。
回動レバー11bにリターンスプリング12b及びデフォルトスプリング13bからの付勢力のみが作用しうるとき(回動レバー11bにモータ18からのトルクが付与されないとき)の回動レバー11bの第1ボディ3bに対する位置をデフォルト位置とする。そして、デフォルト位置から、第1スプリング腕部31bが全閉調整スクリュー33bに当接する全閉位置まで回動レバー11bを回転させたときの第1シャフト6bの回転軸線Aを中心とした回転角度をデフォルト角γとすると、デフォルト角γは45度以下である。
第1シャフト6bの回転軸線Aと平行なD1方向から見た場合、回転軸線Aから第3係止部27bの大径ギア16b側とを結ぶ第1線分55を、回転軸線Aを中心に大径ギア16b側にデフォルト角γだけ回転させた軌跡として表現される扇形の範囲の外に大径ギア16bが配置される。これにより、第3係止部27bと大径ギア16bとの干渉が回避される。
本実施形態の吸気制御装置1bによれば、リターンスプリング12bは、第1ボディ3bの第1軸支持部21bの外周面に重なるように配置し、デフォルトスプリング13bをD2方向に見で大径ギア16bと重なるように配置し、デフォルト角γを45度以下とし、かつデフォルトスプリング13を、デフォルト角γの範囲において大径ギア16bと干渉しないように配置したので、吸気制御装置1bをD1方向についてコンパクトに構成することができる。
以上本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、上述においては、D1方向から見て、第4当接部43が回動レバー11の可動回転範囲内に配置されているが、この代わりに、第2当接部29、又は第2当接部29及び第4当接部43の双方が、回動レバー11、同調レバー23、及び連結機構24のいずれかの可動回転範囲内に配置されるようにしてもよい。
1、1b…吸気制御装置、2…第1吸気通路、2a…第3吸気通路、3、3b…第1ボディ、4…第2吸気通路、4a…第4吸気通路、5、5b…第2ボディ、6、6b…第1シャフト、6a…Oリング、7…第2シャフト、8…第1弁体、8a…第3弁体、9…第2弁体、9a…第4弁体、10、10b…ギアケース、11、11b…回動レバー、12、12b…リターンスプリング、13、13b…デフォルトスプリング、14…減速ギア、15、15b…ギア部、16、16b…大径ギア、17、17b…小径ギア、18…モータ、19…ピニオンギア、20…第1基準線、21、21b…第1軸支持部、22…第2軸支持部、23…同調レバー、24…連結機構、25…第1係止部、25a…第1当接部、26…第2係止部、27、27b…第3係止部、28、28b…第4係止部、29…第2当接部、30…第1全閉腕部、31、31b…第1スプリング腕部、32…ケース内壁面、33…第1全閉調整スクリュー、33b…全閉調整スクリュー、34、34b…第1連結腕部、35…スプリングボス、36…スクリューボス、37…緩み止めスプリング、38…同調スクリュー、39…抑えスプリング、40…スプリングガイドシャフト、41…第1ガイドカラー、42…第3当接部、43、43b…第4当接部、44…第2全閉調整スクリュー、45…第4スロープ、46…第2スプリング腕部、47…第2全閉腕部、48…第2連結腕部、49…被挟持板部、50…第2ガイドカラー、51…全開ストッパーボス、52…第1スロープ、53…第2スロープ、54…ガイドナット、55…第1線分、A…回転軸線、α、γ…デフォルト角。

Claims (3)

  1. 第1吸気通路を内部に備える第1ボディと、
    前記第1ボディに回動可能に支持される第1シャフトと、
    前記第1吸気通路内に配置されるとともに前記第1シャフトに取り付けられ、前記第1シャフトが回転することにより前記第1吸気通路の通路断面積を増減する第1弁体と、
    前記第1シャフトに相互回転不能に支持されて前記第1シャフトに回転力を与える回転レバーと、
    前記回転レバーと前記第1ボディとの間で作用して前記回転レバーに前記第1シャフトの回転軸線の周りの回転力を与える第1付勢部材とを備え、
    前記第1付勢部材は円筒形状に素線を巻き回して形成されるコイルスプリングである吸気制御装置において、
    前記第1付勢部材は、前記第1シャフトの回転軸線と平行な第1方向において前記回転レバーよりも前記第1弁体側に配置され、かつ前記円筒形状の中心線が前記第1シャフトの回転軸線に重なるように配置され、
    前記第1付勢部材には、前記円筒形状の径方向外側に延在して前記第1ボディに係止される第1係止部と、該径方向外側に延在して前記回転レバーと当接する第2係止部とが設けられ、
    前記第1ボディは、
    前記第1係止部に当接する第1当接部及び前記第2係止部に当接する第2当接部のうちの少なくとも1つの当接部と、
    前記少なくとも1つの当接部を前記回転軸線の周りに回転させたときの軌跡の範囲内に配置されて前記第1ボディから前記回転レバー側へ高さが漸増するスロープとを備え
    前記第2係止部は、前記回転レバー及び前記第1ボディの双方に当接可能となっており、
    前記スロープは、前記第2当接部を前記第1シャフトの回転軸線の周りに回転させたときの軌跡の範囲内に配置された第2スロープであり、
    前記第2スロープは前記第2係止部が前記第1ボディに回転力を与える回転方向とは逆方向に進むに従って前記高さが漸増していることを特徴とする吸気制御装置。
  2. 前記スロープとして、さらに、前記第1当接部を前記第1シャフトの回転軸線の周りに回転させたときの軌跡の範囲内に配置された第1スロープを備え、前記第1スロープは、前記第1係止部が前記第1ボディに回転力を与える回転方向に進むに従って前記高さが漸増していることを特徴とする請求項1に記載の吸気制御装置。
  3. 前記回転レバーと前記第1ボディとの間で作用して前記回転レバーに前記第1シャフトの回転軸線周りの回転力を与える第2付勢部材を備え、
    前記第2付勢部材は、円筒形状に素線を巻き回して形成されるコイルスプリングであり、
    前記第1付勢部材又は前記第2付勢部材のいずれか一方は、前記回転レバーを前記第1弁体が前記通路断面積を減少させる方向に付勢するリターンスプリングであり、他方は、前記回転レバーを前記第1弁体が前記通路断面積を増加させる方向に付勢するデフォルトスプリングであり、
    前記吸気制御装置は、さらに、
    第2吸気通路を内部に備える第2ボディと、
    前記第2ボディに回動可能に支持される第2シャフトと、
    前記第2吸気通路内に配置されて前記第2シャフトに取り付けられ、前記第2シャフトが回転することにより前記第2吸気通路の通路断面積を増減する第2弁体とを備え、
    前記第1ボディと前記第2ボディとは、前記第1シャフトの回転軸線及び前記第2シャフトの回転軸線が略同一直線上に配置されるように相互に固定され、
    前記吸気制御装置は、さらに、
    前記第2シャフトの前記第2弁体よりも前記第1シャフト側に配置されて前記第2シャフトと相互回転不能に前記第2シャフトに保持される同調レバーと、
    前記回転レバーと前記同調レバーとを連結して前記第1シャフト及び前記第2シャフトの前記回転軸線周りの動作を同調させる連結機構とを備え、
    前記第2付勢部材は、前記第1方向において前記同調レバーよりも前記第2弁体側に配置され、
    前記第2付勢部材は、その前記円筒形状の径方向外側に延在して前記第2ボディに係止される第3係止部と、該径方向外側に延在して前記同調レバー及び前記第2ボディの双方に当接可能な第4係止部とを備え、
    前記第2ボディは、前記第4係止部と当接する第4当接部と、該第4当接部の前記回転軸線周りに前記第2ボディから前記同調レバー側へ高さが漸増する第4スロープとを備え、
    前記第4スロープは、前記第4当接部を前記回転軸線の周りに回転させたときの軌跡の範囲内に配置され、前記第4係止部が前記第2ボディに回転力を与える回転方向とは逆方向に前記高さが漸増していることを特徴とする請求項に記載の吸気制御装置。
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