JP7321297B2 - ショーケース - Google Patents

ショーケース Download PDF

Info

Publication number
JP7321297B2
JP7321297B2 JP2021575101A JP2021575101A JP7321297B2 JP 7321297 B2 JP7321297 B2 JP 7321297B2 JP 2021575101 A JP2021575101 A JP 2021575101A JP 2021575101 A JP2021575101 A JP 2021575101A JP 7321297 B2 JP7321297 B2 JP 7321297B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
condenser
machine room
showcase
refrigerant
evaporator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2021575101A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2021156903A5 (ja
JPWO2021156903A1 (ja
Inventor
猛 杉本
誠善 大林
賢一 実川
恵子 保坂
充 川島
千尋 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Mitsubishi Electric Applied Refrigeration Systems Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Mitsubishi Electric Applied Refrigeration Systems Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp, Mitsubishi Electric Applied Refrigeration Systems Co Ltd filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Publication of JPWO2021156903A1 publication Critical patent/JPWO2021156903A1/ja
Publication of JPWO2021156903A5 publication Critical patent/JPWO2021156903A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7321297B2 publication Critical patent/JP7321297B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B1/00Compression machines, plants or systems with non-reversible cycle
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B49/00Arrangement or mounting of control or safety devices
    • F25B49/02Arrangement or mounting of control or safety devices for compression type machines, plants or systems
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D11/00Self-contained movable devices, e.g. domestic refrigerators
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D19/00Arrangement or mounting of refrigeration units with respect to devices or objects to be refrigerated, e.g. infrared detectors
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D29/00Arrangement or mounting of control or safety devices

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)

Description

本開示は、スーパーマーケットまたはコンビニエンスストアなどの店舗に設置されるショーケースに関するものである。
スーパーマーケットまたはコンビニエンスストアなどの店舗には、冷蔵用あるいは冷凍用のショーケースが設置されている。従来、1台の熱源機と、複数の室内機とを備え、熱源機に冷媒配管を介してそれぞれ室内機が接続された冷凍システムがある(例えば、特許文献1参照)。特許文献1では、熱源機が冷凍装置として機能し、室内機がショーケースとして機能する。
ここで、平成27年4月に施工されたフロン排出抑制法では、ショーケースと接続される冷凍装置で用いられる冷媒の地球温暖化係数を2025年までに1500以下にしなければならない旨が規定されている。上記の冷凍システムで用いられる冷媒としてハイドロフルオロカーボン系の混合冷媒、例えばR404Aが用いられたものがあるが、R404Aの地球温暖化係数は3920であり、フロン排出抑制法で規定された数値よりも高くなっている。また、上記の冷凍システムで用いられる冷媒としてR410Aが用いられたものがあるが、R410Aの地球温暖化係数は2090であり、フロン排出抑制法で規定された数値よりも高くなっている。そのため、地球温暖化係数の総量値の低減を早急に実現する必要がある。
特開平4-297733号公報
特許文献1の冷凍システムで用いられる冷媒として、R404Aの代わりに可燃性冷媒であるプロパンを用いた場合、プロパンの地球温暖化係数は3.3であるため、フロン排出抑制法で規定された数値に適合する。しかしながら、特許文献1では、ショーケースとして機能する複数の室内機が熱源機に接続されているため、プロパンの充填量が数十kgになる。プロパンは可燃性冷媒であるため、プロパンの充填量が多くなるにつれて冷媒漏れが発生した場合に冷媒濃度が燃焼下限界を超える可能性が高くなる。また、従来では漏電ブレーカなどの開閉の際に火花が発生しうるスイッチ手段が搭載されたショーケースがあるが、そのショーケースにおいてスイッチ手段が配置されている位置の冷媒濃度が高くなると、スイッチ手段の構成部品が着火源となり得る恐れがあった。
本開示は、以上のような課題を解決するためになされたもので、フロン排出抑制法で規定された数値に適合させつつ、冷媒漏れに対する安全性を向上させることができるショーケースを提供することを目的としている。
本開示に係るショーケースは、圧縮機、凝縮器、絞り装置、および、蒸発器が配管で接続され、地球温暖化係数が1500以下の冷媒が循環する冷媒回路と、前記蒸発器で生成された冷気を利用して冷却が行われる貯蔵室、および、内部に風路が形成された機械室が内部に設けられた筐体と、開閉の際に火花が発生しうるスイッチ手段と、前記圧縮機を制御する制御装置と、を備え、前記凝縮器は、前記機械室内の前記風路上に配置されており、前記機械室は、前記風路を通過する空気の取込口が形成された第一面と、前記風路を通過した空気の排出口が形成された第二面と、を有し、前記スイッチ手段は、前記機械室内の、前記凝縮器の最も前記第二面側の端部よりも前記第一面側に配置されており、前記制御装置は、前記凝縮器の風下に配置されているものである。
本開示に係るショーケースによれば、冷媒回路に地球温暖化係数が1500以下の冷媒が用いられているため、フロン排出抑制法で規定された数値に適合させることができる。また、開閉の際に火花が発生しうるスイッチ手段が搭載されており、かつ、そのスイッチ手段が、冷媒濃度が高くなりにくく燃焼下限界を超えづらい位置である、機械室内の、凝縮器の最も第二面側の端部よりも第一面側に配置されている。そのため、冷媒漏れが発生した際にスイッチ手段が着火源となることが抑制され、冷媒漏れに対する安全性を向上させることができる。
実施の形態1に係るショーケースの内部構造を示す模式図である。 実施の形態1に係るショーケースのドレン水蒸発装置を示す模式図である。 実施の形態1に係るショーケースの凝縮器を示す模式図である。 実施の形態1に係るショーケースの凝縮器と凝縮器用送風機との位置的関係および漏電ブレーカの配置を示す模式図である。 実施の形態1に係るショーケースの運転パターンを示す図である。 実施の形態1に係るショーケースから冷媒が漏れた場合における漏電ブレーカの濃度測定位置を示す模式図である。 実施の形態1に係るショーケースから冷媒が漏れた場合における濃度測定点をショーケースの正面側から見た模式図である。 実施の形態1に係るショーケースから冷媒が漏れた場合における濃度測定点をショーケースの上面側から見た模式図である。 実施の形態2に係るショーケースの内部構造を示す模式図である。
以下、本開示の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する実施の形態によって本開示が限定されるものではない。また、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係るショーケース1の内部構造を示す模式図である。図2は、実施の形態1に係るショーケース1のドレン水蒸発装置22を示す模式図である。図3は、実施の形態1に係るショーケース1の凝縮器3を示す模式図である。
以下、実施の形態1に係るショーケース1の構成について説明する。以下の説明において、理解を容易にするために方向を表す用語、例えば「上」、「下」、「右」、「左」、「前」、「背」、などを適宜用いるが、これは説明のためのものであって、これらの用語は実施の形態を限定するものではない。また、実施の形態1では、ショーケース1を正面視した状態において、「上」、「下」、「右」、「左」、「前」、「背」などを使用する。
実施の形態1に係るショーケース1は、冷凍装置内蔵型である。また、ショーケース1は、図1に示すように縦型のオープンショーケースであり、正面が開口した断熱壁8と、断熱壁8の内側に間隔を空けて設けられた内層仕切板9とを備えており、断熱壁8と内層仕切板9とで筐体7を構成している。断熱壁8の左右両側には、側板(図示せず)が設けられている。また、断熱壁8と内層仕切板9との間には内層ダクト10が形成されており、内層仕切板9の内側には、庫内である貯蔵室11が形成されている。
貯蔵室11内には、商品陳列用の棚12が複数段、例えば4段設けられている。ここで、最上段である1段目が棚12a、2段目が棚12b、3段目が棚12c、4段目が棚12dである。棚12a、12b、12cの前側下面および貯蔵室11の天井面には、照明用の蛍光灯などである発光部13がそれぞれ設けられている。貯蔵室11の底面の下方には、底部仕切板19が設けられており、貯蔵室11の底面と底部仕切板19との間には、内層ダクト10に連通した底部ダクト14が形成されている。つまり、底部仕切板19は、底部ダクト14の底面を構成している。
底部ダクト14内には、庫内送風機15が設けられている。また、貯蔵室11よりも背面側に位置する内層ダクト10内の下部には、蒸発器5が縦向きに設けられている。蒸発器5は、空気と冷媒との間で熱交換を行い、冷媒を蒸発ガス化するものである。この蒸発器5で冷媒に吸熱された空気、つまり蒸発器5で生成された冷気が内層ダクト10から貯蔵室11内に吹き出すことにより、貯蔵室11の冷却が行われる。
貯蔵室11の前面に形成された前面開口部16の上縁部には、吹出口17が形成されており、前面開口部16の下縁部には、吸込口18が形成されている。また、底部仕切板19の下方には、機械室20が形成されている。なお、図1の細矢印は空気の流れ方向を示している。
底部仕切板19上には、蒸発器5から生じる除霜水などのドレン水を受けるドレンパン21が設けられている。このドレンパン21には、機械室20内に配置され、ドレン水を蒸発させるドレン水蒸発装置22に向けて落下させるための排水口21aが形成されている。
ドレン水蒸発装置22は、図2に示すように、排水口21aから落下したドレン水を溜める蒸発皿23と、ドレン水を蒸発させる複数の蒸発板24と、複数の蒸発板24を一体的に支持する複数の支持部材27とを備えている。図2の細矢印は空気の流れ方向を示しており、複数の蒸発板24は空気の流れ方向と平行になるように配置されている。また、複数の蒸発板24は、蒸発皿23上に配置されている。蒸発板24は、例えばPET(ポリエチレンテレフタレート)とガラス繊維とが一体となった不織布、あるいは多孔質の樹脂成形体などで構成されている。
図1に示すように、各棚12には加熱ヒーター28が組み込まれている。また、機械室20には、冷凍装置を構成する、圧縮機2、凝縮器3、絞り装置4、および、凝縮器用送風機6(後述する図4参照)が設けられている。さらに、機械室20には、制御装置40と高圧圧力開閉器30と、漏電ブレーカ32(後述する図4参照)とが設けられている。
圧縮機2は、低温低圧の冷媒を吸入し、吸入した冷媒を圧縮し、高温高圧の冷媒を吐出する。圧縮機2は、例えば、運転周波数を変化させることにより、単位時間あたりの送出量である容量が制御されるインバーター圧縮機などである。
凝縮器3は、空気と冷媒との間で熱交換を行い、冷媒を凝縮液化するものである。凝縮器3は、図3に示すように、一定間隔を空けて配置された複数のフィン3aと、複数のフィン3aと直交する複数の伝熱管3bとを備えている。そして、伝熱管3bの一端側にはU字状のヘアピン部3cが形成され、伝熱管3bの他端側には隣接する伝熱管3b同士を接続するUベント管3dが設けられている。ここで、Uベント管3dは、ろう付けなどにより伝熱管3bに接続されている。なお、図3では、凝縮器3の中央部のフィン3aの記載を省略している。また、図3の細矢印は冷媒の流れ方向を示している。
絞り装置4は、冷媒を減圧して膨張させるものである。絞り装置4は、例えば絞りの開度を調整することができる電子式膨張弁である。
制御装置40は、例えば、専用のハードウェア、または記憶部に格納されるプログラムを実行するCPU(Central Processing Unit、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、プロセッサともいう)で構成されている。そして、制御装置40は、温度センサなどのセンサ類(図示せず)からの入力値を基に所定の演算処理を実行し、圧縮機2および凝縮器用送風機6などの各構成機器を制御する。
高圧圧力開閉器30は、圧縮機2の吐出側に接続され、圧縮機2から吐出された圧力、つまり高圧圧力が設定値以上になると、保護動作として圧縮機2を停止させる。
ショーケース1は、図1に示すように、圧縮機2、凝縮器3、絞り装置4、および、蒸発器5が順次配管で接続され、冷媒が循環する冷媒回路50を備えている。冷媒回路50内の冷媒の流れに関して、圧縮機2から吐出された冷媒は、凝縮器3にて凝縮器用送風機6で送風された外気へ放熱して冷やされ、絞り装置4で減圧される。減圧された冷媒は、蒸発器5で蒸発し、圧縮機2に吸入された後、再び圧縮機2から吐出される。そして、圧縮機2から吐出された圧力、つまり高圧圧力が設定値以上になると、高圧圧力開閉器30の保護動作によって圧縮機2が停止する。
また、図1に示すように、断熱壁8の前側上部に設けられた庇25の外側には、ユーザー操作用の操作パネル26が設けられている。操作パネル26からは、例えばショーケース1の運転パターンが入力される。なお、運転パターンの詳細については後述する。
図4は、実施の形態1に係るショーケース1の凝縮器3と凝縮器用送風機6との位置的関係および漏電ブレーカ32の配置を示す模式図である。なお、図4は、機械室20内を平面視した図である。
凝縮器用送風機6は、凝縮器3を冷却するために送風するものであり、図4に示すように空気をショーケース1の左側面(以下、第一面20bと称する)側から機械室20内に取り込み、右側面(以下、第二面20cと称する)側から外部に排出する。つまり、凝縮器用送風機6によって機械室20内に風路20aが形成される。そして、凝縮器3は、機械室20内の風路20a上に配置されている。また、機械室20の第一面20bには取込口20dが形成されており、第二面20cには排出口20eが形成されている。
機械室20内には、第一仕切り板33aと第二仕切り板33bとで構成される仕切り板33が設けられている。凝縮器3の正面(以下、第三面20fと称する)側には、第一仕切り板33aが設けられており、凝縮器3の背面(以下、第四面20gと称する)側には第二仕切り板33bが設けられている。詳しくは、第一仕切り板33aは、ショーケース1の第三面20fから凝縮器3の正面にかけて設けられている。また、第二仕切り板33bは、ショーケース1の第四面20gから凝縮器3の背面にかけて設けられている。このように、仕切り板33を設けることで、機械室20内に取り込まれた空気が確実に凝縮器3を通過するようにしている。
また、圧縮機2には吐出管34が接続されており、吐出管34は凝縮器3にも接続されている。つまり、圧縮機2から吐出された冷媒は、吐出管34を通って凝縮器3に流入する。そして、機械室20は、第一仕切り板33a、凝縮器3、および、第二仕切り板33bによって、吐出管34のある空間と吐出管34のない空間とに仕切られており、吐出管34のない空間では漏れた冷媒が届きづらく冷媒濃度が高くなりづらくなっている。

機械室20内には、漏電を検知して電気の流れを遮断する漏電ブレーカ32が設けられている。この漏電ブレーカ32は、開閉の際に火花が発生しうるスイッチ手段である。図4には三つの漏電ブレーカ32が示されており、機械室20内の第三面20f側かつ第二面20c側に配置されているのは従来の漏電ブレーカ32aであり、機械室20内の第三面20f側かつ第一面20b側に配置されているのは実施の形態1に係る漏電ブレーカ32bであり、機械室20内の第四面20g側かつ第一面20b側に配置されているのは実施の形態1に係る漏電ブレーカ32cである。なお、漏電ブレーカ32bは、第一仕切り板33aよりも第二面20c側に配置されていてもよいし(図4の破線の四角Y1参照)、漏電ブレーカ32cは、第二仕切り板33bよりも第二面20c側に配置されていてもよい(図4の破線の四角Y2参照)。つまり、漏電ブレーカ32b、32cの最も第二面20c側の端部は、どちらも凝縮器3の最も第二面20c側の端部(図4の破線Y参照)よりも第一面20b側となるように配置されていればよい。また、漏電ブレーカ32aは、ショーケース1の正面下部に設けられている図示省略の正面下パネルを外せば操作できる位置に配置されている。また、図4および後述する図6には漏電ブレーカ32aが示されているが、漏電ブレーカ32aは上述の通り従来のものであり、実施の形態1に係るショーケース1では不要なものである。
圧縮機2および制御装置40は、凝縮器3よりも右側面側に配置されている。また、制御装置40に含まれる部品(図示せず)は、着火源とならない構造になっている。また、漏電ブレーカ32に関して、主接点の大電流遮断を行った場合に接点開放で発生するアークは、多段の障壁板で引き延ばされて消弧されるが、このときに漏電ブレーカ32の構成部品が破損しないように構造上隙間が設けられている。そのため、漏電ブレーカ32を着火源とならないような構造にするのが難しい。また、漏電ブレーカ32を鋼板製の容器で覆って着火源とならない構造とすることも可能であるが、大きいスペースが必要となるため機械室20内に収まらない恐れもあり、また、コストが増大してしまう。そのため、別の方法で冷媒漏れに対する安全性を向上させる必要がある。
また、ショーケース1の電源仕様は、単相100Vである。そのため、ショーケース1の設置場所での電気工事がほとんど不要であり、ショーケース1の電源プラグをコンセントに差し込むだけで使用できるため、催事、スポット、改装利用などの使用に便利である。
次に、実施の形態1に係るショーケース1の作動流体である冷媒について説明する。
実施の形態1に係るショーケース1では、冷媒回路50を循環する冷媒として、地球温暖化係数が1500以下のHC冷媒である、例えばプロパンおよびイソブタンなどの可燃性冷媒が用いられる。プロパンの地球温暖化係数は3.3であり、イソブタンの地球温暖化係数は4である。なお、当該技術分野において、地球温暖化係数はGWPとも略称される。
実施の形態1に係るショーケース1は、冷凍装置内蔵型であり、冷凍装置と蒸発器5とが一体となっているため、小型化が可能となる。したがって、冷媒の充填量を低減でき、例えば、プロパンの場合は液密度が低いので充填量を500g程度に低減することができる。ここで、IEC(国際電気標準会議)では、家庭用および商業用の冷凍機器における可燃性冷媒の充填上限量が規制緩和され、150gから500gに拡大された。したがって、プロパンなどの地球温暖化係数が1500以下の可燃性冷媒を用いた場合であっても、冷媒の漏れに対する安全性の基準を満たしたショーケース1を得ることができる。
次に、実施の形態1に係るショーケース1の動作について説明する。
図1に示すように、庫内送風機15が駆動すると、底部ダクト14内の空気は背面側の内層ダクト10に向けて吹き出され、蒸発器5で熱交換した後、吹き上げられる。吹き上げられた空気は、その後、前面開口部16の上縁部に形成された吹出口17から、前面開口部16の下縁部に形成された吸込口18に向けて吹き出される。
これにより、貯蔵室11の前面に形成された前面開口部16には、冷気エアーカーテンが形成される。そのため、冷気エアーカーテンによって前面開口部16からの外気の侵入が阻止あるいは抑制されるとともに、冷気エアーカーテンを形成する空気の一部が貯蔵室11内を循環することで、貯蔵室11内が冷却される。なお、ショーケース1が設置されている店舗の閉店時には、ショーケース1にナイトカバー31が掛けられ、ナイトカバー31によって前面開口部16は塞がれる。
また、吹出口17から吹き出された空気は、冷気エアーカーテンを形成し、あるいは、貯蔵室11内を冷却し、その後、吸込口18から底部ダクト14に帰還し、庫内送風機15に再び吸い込まれる。
ショーケース1の運転中、蒸発器5からの除霜水などのドレン水がドレンパン21に落下し、その後、排水口21aからドレン水蒸発装置22の蒸発板24に落下し、蒸発皿23に溜まる。蒸発皿23に溜まったドレン水は、毛細管現象により、蒸発板24によって吸い上げられ、蒸発板24に含まれる。なお、蒸発板24にドレン水を含ませる構成として、さらに蒸発皿23に溜まったドレン水をポンプなどで吸い上げて、蒸発板24の上方から散水してもよい。
そして、凝縮器用送風機6からの空気が、凝縮器3を通過して温められた後、ドレン水蒸発装置22に向かって流れる。ドレン水蒸発装置22に向かって流れた温かい空気は、ドレン水蒸発装置22の蒸発板24に当たり、これによって蒸発板24に含まれたドレン水が蒸発する。
蒸発器5に付着している水は、ショーケース1が運転中、庫内温度が約10℃以下であると蒸発器5に着霜する。そして、蒸発器5への着霜が進むと、蒸発器5の熱交換量が低下し、蒸発性能が低下するため、蒸発器5への着霜の具合を検知する。蒸発器5への着霜の具合の検知方法としては、例えば、圧縮機2の運転時間などである。その場合、圧縮機2が所定時間運転したら、蒸発器5の除霜を開始する。そして、蒸発器5には図示しないヒーターが設けられ、そのヒーターに所定時間通電することにより除霜が行われる。除霜が行われると、上述のようにドレン水がドレンパン21に落下し、その後、排水口21aからドレン水蒸発装置22の蒸発板24に落下し、蒸発皿23に溜まる。なお、蒸発皿23には、ドレン水のドレン量を検知するフロートスイッチ(図示せず)が設けられていてもよい。
図5は、実施の形態1に係るショーケース1の運転パターンを示す図である。
1段目の棚12a、2段目の棚12b、3段目の棚12c、および、4段目の棚12dは、それぞれホット(加熱)およびコールド(冷却)の両方に対応可能である。制御装置40は、複数の運転パターンを有する。図5に示すように、運転パターンには、「オールホット」、「2段ホット」、「1段ホット」、および、「オールコールド」の4パターンがある。
「オールホット」では、図5に示すように、全ての棚12がホットであり、1段目の棚12a、2段目の棚12b、3段目の棚12c、および、4段目の棚12dの全てが、各加熱ヒーター28がONすることによって加熱される。
「2段ホット」、「1段ホット」では、図5に示すように、ホットに対応する棚12が、それに対応する加熱ヒーター28がONすることによって加熱され、コールドに対応する棚12が、蒸発器5で生成された冷気によって冷却される。
「オールコールド」では、図5に示すように、全ての棚12がコールドであり、1段目の棚12a、2段目の棚12b、3段目の棚12c、および、4段目の棚12dの全てが、蒸発器5で生成された冷気によって冷却される。
その他、運転パターンには「停止」もある。「停止」は、圧縮機2の運転を停止させる場合に指示される運転パターンである。
なお、実施の形態1では、棚12の数が4段である場合について説明したが、それに限定されず、3段あるいは5段など、他の段数でもよい。また、運転パターンの数も棚12の数により決定される。また、庫内送風機15は、「オールホット」以外は駆動しており、「オールホット」では停止している。
図6は、実施の形態1に係るショーケース1から冷媒が漏れた場合における漏電ブレーカ32aの濃度測定位置を示す模式図である。なお、図6は、機械室20内を平面視した図である。
次に、実施の形態1に係る吐出管34からの冷媒漏れ試験について説明する。
図6に示すように、圧縮機2の吐出管34の漏れ箇所Zから許容充填量である500gの冷媒を、漏れ速度を4分全量漏れ速度7.5kg/hとして漏らす。ここで、空気と混合した可燃性ガスが着火によって燃焼を起こす最低濃度を、燃焼下限界(LFL)と称する。プロパンの場合、燃焼下限界は2.1vol%である。
吐出管34からの冷媒漏れ試験では、漏電ブレーカ32a周辺の冷媒濃度が、プロパンの燃焼下限界である2.1vol%以上となることが分かった。漏電ブレーカ32aを、プロパンの燃焼下限界以上である4vol%雰囲気において開閉動作させた場合、ショーケース1の負荷電流が5A程度では燃焼が見られなかった。しかし、ショーケース1の負荷電流が5Aを超えると燃焼が見られ、漏電ブレーカ32a外も燃焼した。一方、漏電ブレーカ32b、32cの周辺の冷媒濃度が、プロパンの燃焼下限界である2.1vol%未満であることが分かった。そのため、凝縮器3の風下側である漏電ブレーカ32aの位置よりも、凝縮器3の風上側である漏電ブレーカ32b、32cの位置の方がより安全性を向上させることができる。なお、漏電ブレーカ32b、32cの位置を、凝縮器3の風上側としなくても、凝縮器3の最も第二面20c側の端部よりも第一面20b側とすれば、同様に安全性を向上させることができる。また、凝縮器3のUベント管3dはろう付けなどにより伝熱管3bに接続されており、Uベント管3dと伝熱管3bとの接続部から冷媒漏れの恐れがある。そのため、漏電ブレーカ32b、32cを凝縮器3の接続部がないヘアピン部3c側に配置することで、より安全性を向上させることができる。
ここで、機械室20内において、第一仕切り板33a、凝縮器3、および、第二仕切り板33bを境にして、吐出管34が配置されている側の空間に漏電ブレーカ32aは位置しており、吐出管34が配置されていない側の空間に漏電ブレーカ32b、32cは位置している。つまり、漏電ブレーカ32aの位置は、吐出管34の漏れ箇所Zに近く、漏れた冷媒が溜まって冷媒濃度が高くなりやすい。一方、漏電ブレーカ32b、32cの位置は、第一仕切り板33a、凝縮器3、および、第二仕切り板33bによって、吐出管34のある空間と仕切られており、漏れた冷媒が届きづらく冷媒濃度が高くなりづらい。
上記の通り、内層仕切板9の、蒸発器5の前方に位置する部分には、蒸発器5で冷却された空気を内層ダクト10から貯蔵室11内に吹き出すことができるように複数の穴(図示せず)が形成されている。そのため、蒸発器5から冷媒が漏れた場合、漏れた冷媒は、図1の矢印EEおよび矢印FFに示すように、内層仕切板9に形成された複数の穴から貯蔵室11内に漏れ、さらにそこからショーケース1外に漏れる場合がある。
また、蒸発器5から漏れた冷媒が、ドレンパン21の排水口21aから機械室20内に漏れる可能性がある。ショーケース1内の部品である、発光部13、庫内送風機15、および、加熱ヒーター28は、着火源とならない構造とすることが可能である。しかしながら、ショーケース1外に漏れた冷媒に関しては、ショーケース1外の、例えばコンセントなどが着火源となる可能性がある。そこで、冷媒漏れが発生した場合でも、ショーケース1外の冷媒濃度を低くすることが重要である。
次に、ショーケース1の冷媒回路50を循環する冷媒としてプロパンを用いた場合における冷媒漏れ試験を実施した。
図7は、実施の形態1に係るショーケース1から冷媒が漏れた場合における濃度測定点をショーケース1の正面側から見た模式図である。図8は、実施の形態1に係るショーケース1から冷媒が漏れた場合における濃度測定点をショーケース1の上面側から見た模式図である。
図7のA、B、C、D、Eは、IEC60335-2-89:2019に示された冷媒の濃度測定点を示している。図7のAFVは、ショーケース1の正面を示している。図8のAPBは、ショーケース1の上面を示している。図8のRは、試験室の壁を示している。図8のXは、ショーケース1の製造業者が指定する壁Rからの距離、および、壁から50mmのうち、いずれか大きい値を示している。図7のFLは、試験室の床を示している。図8のZは、蒸発器5の冷媒漏れ箇所を示している。
ショーケース1から冷媒が漏れた場合、冷媒回路50からの冷媒漏れの模擬方法などは、JISC9335-2-24またはJISC9335-2-89に示される。JISC9335-2-24またはJISC9335-2-89の方法で冷媒漏れ試験を実施し、IEC60335-2-89:2019に示された漏れ濃度が高い濃度測定点E、C、Dについて冷媒の濃度測定を実施した。なお、運転パターンが、「オールコールド」、「オールホット」、「2段ホット」、「1段ホット」のそれぞれの場合で冷媒の濃度測定を実施した。
また、凝縮器用送風機6には、ブラシ構造を持たず内部に接点構造を持たないDC(Direct Current)ブラシレスモータを搭載するブラシレス送風機を用い、「全速」、「中速」、「停止」のそれぞれの場合で冷媒の濃度測定を実施した。同様に、庫内送風機15にもDCブラシレス送風機を用い、「全速」、「中速」、「停止」のそれぞれの場合で冷媒の濃度測定を実施した。ここで、凝縮器用送風機6および庫内送風機15の回転速度は、全速>中速である。
なお、ブラシ構造を持つブラシモータを搭載する送風機は、コイルが回転する過程でそのブラシ部にて電気的に開閉が生じるため、火花が飛ぶ可能性があり、可燃性冷媒を用いる場合は注意を要する。一方、DCブラシレスモータを搭載するDCブラシレス送風機は、コイルが回転せず、かつブラシ部を持たないため、電気的に開閉が生じず、可燃性冷媒を用いても安全である。
冷媒量は、IEC60335-2-89:2019で改定された可燃性冷媒の許容充填量である500gとし、漏れ速度は4分全量漏れ速度7.5kg/hとしている。また、空気と混合した可燃性ガスが着火によって燃焼を起こす最低濃度を燃焼下限界としている。プロパンの場合、燃焼下限界は2.1vol%である。
運転パターンが「オールホット」の時、貯蔵室11内を冷却しないので通常は凝縮器用送風機6を停止させているが、凝縮器用送風機6を停止させると、プロパンの燃焼下限界を超える可能性がある。また、蒸発器5から冷媒が漏れた場合、運転パターンが「停止」の時に凝縮器用送風機6を停止させると、濃度測定点E、C、Dでの冷媒濃度がプロパンの燃焼下限界を超える可能性がある。
凝縮器3から冷媒が漏れた場合も、運転パターンが「オールホット」の時に凝縮器用送風機6を停止させると、濃度測定点E、C、Dでの冷媒濃度がプロパンの燃焼下限界を超える可能性がある。したがって、運転パターンが「オールホット」または「停止」の時、通常は凝縮器用送風機6を停止させる場合であっても、凝縮器用送風機6を駆動させる必要がある。そして、運転パターンが「オールホット」または「停止」の時、凝縮器用送風機6が駆動している場合は、濃度測定点E、C、Dでの冷媒濃度がプロパンの燃焼下限界である2.1vol%を下回る。
なお、冷媒が漏れる経路としては、蒸発器5の前方に形成された内層仕切板9の複数の穴(図示せず)からであり、その穴を介して蒸発器5から漏れた冷媒が、図1の矢印EEおよび矢印FFに示すように、貯蔵室11内からショーケース1外に漏れる場合がある。この場合、凝縮器用送風機6が駆動していると、漏れた冷媒が撹拌され、濃度測定点E、C、Dでの冷媒濃度が低くなる。ドレンパン21の排水口21aから機械室20内に漏れる可能性がある冷媒についても、凝縮器用送風機6が駆動していると撹拌される。また、機械室20内の圧縮機2あるいは凝縮器3から冷媒が漏れた場合も、凝縮器用送風機6により漏れた冷媒が撹拌される。そして、機械室20を構成する筐体7の隙間から冷媒がショーケース1外に徐々に漏れ出していく。なお、この試験と同時に測定した漏電ブレーカ32b、32cの位置では、冷媒濃度がプロパンの燃焼下限界である2.1vol%を超えないことが分かった。
以上、実施の形態1に係るショーケース1は、圧縮機2、凝縮器3、絞り装置4、および、蒸発器5が配管で接続され、地球温暖化係数が1500以下の冷媒が循環する冷媒回路50と、蒸発器5で生成された冷気を利用して冷却が行われる貯蔵室11、および、内部に風路20aが形成された機械室20が内部に設けられた筐体7と、開閉の際に火花が発生しうるスイッチ手段と、を備えている。また、凝縮器3は、機械室20内の風路20a上に配置されており、機械室20は、風路20aを通過する空気の取込口20dが形成された第一面20bと、風路20aを通過した空気の排出口20eが形成された第二面20cと、を有している。そして、スイッチ手段は、機械室20内の、凝縮器3の最も第二面20c側の端部よりも第一面20b側に配置されているものである。
実施の形態1に係るショーケース1によれば、冷媒回路50に地球温暖化係数が1500以下の冷媒が用いられているため、フロン排出抑制法で規定された数値に適合させることができる。また、開閉の際に火花が発生しうるスイッチ手段が搭載されており、かつ、そのスイッチ手段が、冷媒濃度が高くなりにくく燃焼下限界を超えづらい位置である、機械室20内の、凝縮器3の最も第二面20c側の端部よりも第一面20b側に配置されている。そのため、冷媒漏れが発生した際にスイッチ手段が着火源となることが抑制され、冷媒漏れに対する安全性を向上させることができる。さらに、スイッチ手段が凝縮器3の風路上に配置されていない場合は、スイッチ手段自体が圧力損失となることを抑制することができるとともに、スイッチ手段に埃などが付着することを抑制することができる。
また、実施の形態1に係るショーケース1において、機械室20内に設けられ、圧縮機2および凝縮器3に接続され、圧縮機2から吐出された冷媒を凝縮器3に流入させる吐出管34と、機械室20内を、吐出管34のある空間と吐出管34のない空間とに仕切る仕切り板33と、を備え、スイッチ手段は、吐出管34のない空間に配置されている。
実施の形態1に係るショーケース1によれば、スイッチ手段は、機械室20内のより冷媒濃度が高くなりにくく燃焼下限界を超えづらい空間である、吐出管34のない空間に配置されている。そのため、冷媒漏れが発生した際にスイッチ手段が着火源となることがさらに抑制され、冷媒漏れに対する安全性をさらに向上させることができる。
また、実施の形態1に係るショーケース1において、凝縮器3は、一定間隔を空けて配置された複数のフィン3aと、複数のフィン3aと直交する複数の伝熱管3bとを備え、伝熱管3bの一端側はU字状のヘアピン部3cが形成され、伝熱管3bの他端側は隣接する伝熱管3b同士を接続するUベント管3dが設けられており、スイッチ手段は、凝縮器3のヘアピン部3c側に配置されている。
実施の形態1に係るショーケース1によれば、スイッチ手段が凝縮器3の接続部がないヘアピン部側に配置されているため、より安全性を向上させることができる。
また、実施の形態1に係るショーケース1において、電源仕様は、単相100Vである。実施の形態1に係るショーケース1によれば、電源仕様が単相100Vであるため、設置場所での電気工事がほとんど不要であり、ショーケース1の電源プラグをコンセントに差し込むだけで使用できるため、催事、スポット、改装利用などの使用に便利である。
また、実施の形態1に係るショーケース1において、負荷電流は5A以下である。実施の形態1に係るショーケース1によれば、負荷電流が5A以下であるため、より安全性を向上させることができる。
また、実施の形態1に係るショーケース1は、機械室20内に設けられ、風路20aを形成する凝縮器用送風機6と、貯蔵室11内に設けられた複数の棚12と、各棚12に設けられた加熱ヒーター28と、加熱ヒーター28の全てをONさせる「オールホット」、および、圧縮機2を停止させる「停止」の運転パターンを有する制御装置40と、を備えている。そして、制御装置40は、「オールホット」、または、「停止」の時、凝縮器用送風機6を駆動させるものである。
実施の形態1に係るショーケース1によれば、「オールホット」、または、「停止」の時でも、凝縮器用送風機6を駆動させることで、冷媒漏れが発生した場合であっても、機械室20内およびショーケース1外に漏れた冷媒を撹拌することができる。そのため、機械室20内およびショーケース1外の冷媒濃度が高くなりにくくなり、冷媒漏れに対する安全性を向上させることができる。
なお、実施の形態1では、吐出管34からの冷媒漏れについて記載したが、圧縮機2に接続され、圧縮機2に冷媒を流入させる吸入管(図示せず)でも同様に冷媒漏れが発生する可能性があり、上記の吐出管34の記載は吸入管に置き換えることができる。
実施の形態2.
以下、本実施の形態2について説明するが、実施の形態1と重複するものについては説明を省略し、実施の形態1と同じ部分または相当する部分には同じ符号を付す。
実施の形態1では、凝縮器3および凝縮器用送風機6は、図1および図4に示すように冷媒の漏れ方向である矢印EEおよび矢印FFに対して90°となる方向に配置されている。つまり、凝縮器3および凝縮器用送風機6は、空気をショーケース1側面側から機械室20内に取り込むように配置されている。このように凝縮器3および凝縮器用送風機6を配置するのは、ショーケース1の正面からドレン水蒸発装置22をメンテナンス可能とするためである。
図9は、実施の形態2に係るショーケース1の内部構造を示す模式図である。なお、図9の細矢印および機械室20内の太矢印は空気の流れ方向を示している。
一方、実施の形態2では、凝縮器3および凝縮器用送風機6は、図9に示すように冷媒の漏れ方向である矢印EEおよび矢印FFと同じ方向に配置されている。つまり、凝縮器3および凝縮器用送風機6は、空気をショーケース1の正面側から機械室20内に取り込むように配置されている。このように凝縮器3および凝縮器用送風機6を配置することで、漏れた冷媒を吸引撹拌しやすくなるため、凝縮器用送風機6の回転数を低減できる可能性がある。また、冷媒の漏れ箇所は機械室20内および蒸発器5なので、機械室20および蒸発器5よりも上方に設けられている庇25の上部に上カバー35を設け、その内部に開閉の際に火花が発生しうるスイッチ手段である漏電ブレーカ32dを設けてもよい。
以上、実施の形態2に係るショーケース1は、圧縮機2、凝縮器3、絞り装置4、および、蒸発器5が配管で接続され、地球温暖化係数が1500以下の冷媒が循環する冷媒回路50と、蒸発器5で生成された冷気を利用して冷却が行われる貯蔵室11、および、貯蔵室11の下方に位置し、内部に風路20aが形成された機械室20が内部に設けられた筐体7と、開閉の際に火花が発生しうるスイッチ手段と、を備えている。そして、蒸発器5は、筐体7の貯蔵室11よりも背面側に形成され、貯蔵室11に冷気を吹き出す内層ダクト内に配置されており、スイッチ手段は、機械室20および蒸発器5よりも上方に配置されているものである。
実施の形態2に係るショーケース1によれば、冷媒回路50に地球温暖化係数が1500以下の冷媒が用いられているため、フロン排出抑制法で規定された数値に適合させることができる。また、開閉の際に火花が発生しうるスイッチ手段が搭載されており、かつ、そのスイッチ手段が、冷媒濃度が高くなりにくく燃焼下限界を超えづらい位置である、貯蔵室11および蒸発器5よりも上方に配置されているため、冷媒漏れに対する安全性を向上させることができる。
なお、実施の形態1および2では、ショーケース1が多段オープンショーケースである例を示したが、平形片面タイプ、平形両面タイプ、および、リーチインタイプなどについても同様のことが言える。
1 ショーケース、2 圧縮機、3 凝縮器、3a フィン、3b 伝熱管、3c ヘアピン部、3d Uベント管、4 絞り装置、5 蒸発器、6 凝縮器用送風機、7 筐体、8 断熱壁、9 内層仕切板、10 内層ダクト、11 貯蔵室、12 棚、12a 棚、12b 棚、12c 棚、12d 棚、13 発光部、14 底部ダクト、15 庫内送風機、16 前面開口部、17 吹出口、18 吸込口、19 底部仕切板、20 機械室、20a 風路、20b 第一面、20c 第二面、20d 吸込口、20e 排出口、20f 第三面、20g 第四面、21 ドレンパン、21a 排水口、22 ドレン水蒸発装置、23 蒸発皿、24 蒸発板、25 庇、26 操作パネル、27 支持部材、28 加熱ヒーター、30 高圧圧力開閉器、31 ナイトカバー、32a 漏電ブレーカ、32b 漏電ブレーカ、32c 漏電ブレーカ、32d 漏電ブレーカ、33 仕切り板、33a 第一仕切り板、33b 第二仕切り板、34 吐出管、35 上カバー、40 制御装置、50 冷媒回路。

Claims (11)

  1. 圧縮機、凝縮器、絞り装置、および、蒸発器が配管で接続され、地球温暖化係数が1500以下の冷媒が循環する冷媒回路と、
    前記蒸発器で生成された冷気を利用して冷却が行われる貯蔵室、および、内部に風路が形成された機械室が内部に設けられた筐体と、
    開閉の際に火花が発生しうるスイッチ手段と、
    前記圧縮機を制御する制御装置と、を備え、
    前記凝縮器は、前記機械室内の前記風路上に配置されており、
    前記機械室は、前記風路を通過する空気の取込口が形成された第一面と、前記風路を通過した空気の排出口が形成された第二面と、を有し、
    前記スイッチ手段は、
    前記機械室内の、前記凝縮器の最も前記第二面側の端部よりも前記第一面側に配置されており、
    前記制御装置は、前記凝縮器の風下に配置されている
    ショーケース。
  2. 圧縮機、凝縮器、絞り装置、および、蒸発器が配管で接続され、地球温暖化係数が1500以下の冷媒が循環する冷媒回路と、
    前記蒸発器で生成された冷気を利用して冷却が行われる貯蔵室、および、内部に風路が形成された機械室が内部に設けられた筐体と、
    開閉の際に火花が発生しうるスイッチ手段と、を備え、
    前記凝縮器は、前記機械室内の前記風路上に配置されており、
    前記機械室は、前記風路を通過する空気の取込口が形成された第一面と、前記風路を通過した空気の排出口が形成された第二面と、を有し、
    前記スイッチ手段は、
    前記機械室内の、前記凝縮器の最も前記第二面側の端部よりも前記第一面側に配置されており、
    前記凝縮器は、一定間隔を空けて配置された複数のフィンと、複数の前記フィンと直交する複数の伝熱管とを備え、伝熱管の一端側はU字状のヘアピン部が形成され、伝熱管の他端側は隣接する伝熱管同士を接続するUベント管が設けられており、
    前記スイッチ手段は、前記凝縮器の前記ヘアピン部側に配置されている
    ョーケース。
  3. 前記圧縮機を制御する制御装置を備え、
    前記制御装置は、前記凝縮器の風下に配置されている
    請求項に記載のショーケース。
  4. 前記機械室を正面視して、
    前記第一面は前記機械室の一方の側面であり、前記第二面は前記機械室の他方の側面である
    請求項1~3のいずれか一項に記載のショーケース。
  5. 前記機械室内に設けられ、前記圧縮機および前記凝縮器に接続され、前記圧縮機から吐出された冷媒を前記凝縮器に流入させる吐出管と、
    前記機械室内を、前記吐出管のある空間と前記吐出管のない空間とに仕切る仕切り板と、を備え、
    前記スイッチ手段は、前記吐出管のない空間に配置されている
    請求項1~のいずれか一項に記載のショーケース。
  6. 前記機械室内に設けられ、前記風路を形成する凝縮器用送風機と、
    前記貯蔵室内に設けられた複数の棚と、
    各前記棚に設けられた加熱ヒーターと、を備え、
    前記制御装置は、
    前記加熱ヒーターの全てをONさせる「オールホット」、および、前記圧縮機を停止させる「停止」の運転パターンを有するものであり、
    「オールホット」、または、「停止」の時、前記凝縮器用送風機を駆動させる
    請求項または請求項に従属する請求項4または5に記載のショーケース。
  7. 圧縮機、凝縮器、絞り装置、および、蒸発器が配管で接続され、地球温暖化係数が1500以下の冷媒が循環する冷媒回路と、
    前記蒸発器で生成された冷気を利用して冷却が行われる貯蔵室、および、前記貯蔵室の下方に位置し、内部に風路が形成された機械室が内部に設けられた筐体と、
    開閉の際に火花が発生しうるスイッチ手段と、
    前記機械室内に設けられ、前記風路を形成する凝縮器用送風機と、
    前記貯蔵室内に設けられた複数の棚と、
    各前記棚に設けられた加熱ヒーターと、
    前記加熱ヒーターの全てをONさせる「オールホット」、および、前記圧縮機を停止させる「停止」の運転パターンを有する制御装置と、を備え、
    前記蒸発器は、前記筐体の前記貯蔵室よりも背面側に形成され、前記貯蔵室に冷気を吹き出す内層ダクト内に配置されており、
    前記スイッチ手段は、前記機械室および前記蒸発器よりも上方に配置されており、
    前記制御装置は、「オールホット」、または、「停止」の時、前記凝縮器用送風機を駆動させる
    ショーケース。
  8. 前記スイッチ手段は、
    前記内層ダクト外に配置されている
    請求項7に記載のショーケース。
  9. 前記スイッチ手段は、
    前記内層ダクトの上部に設けられた上カバー内に配置されている
    請求項8に記載のショーケース。
  10. 電源仕様は、単相100Vである
    請求項1~9のいずれか一項に記載のショーケース。
  11. 負荷電流は5A以下である
    請求項1~10のいずれか一項に記載のショーケース。
JP2021575101A 2020-02-03 2020-02-03 ショーケース Active JP7321297B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2020/003880 WO2021156903A1 (ja) 2020-02-03 2020-02-03 ショーケース

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JPWO2021156903A1 JPWO2021156903A1 (ja) 2021-08-12
JPWO2021156903A5 JPWO2021156903A5 (ja) 2022-05-23
JP7321297B2 true JP7321297B2 (ja) 2023-08-04

Family

ID=77199860

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021575101A Active JP7321297B2 (ja) 2020-02-03 2020-02-03 ショーケース

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP7321297B2 (ja)
WO (1) WO2021156903A1 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002115941A (ja) 2000-10-12 2002-04-19 Matsushita Refrig Co Ltd 冷却機器
JP2004251581A (ja) 2003-02-21 2004-09-09 Sanden Corp ショーケース
JP2013063197A (ja) 2011-09-20 2013-04-11 Mitsubishi Electric Corp 冷温蔵ショーケース
JP2016148477A (ja) 2015-02-12 2016-08-18 福島工業株式会社 冷蔵庫等のカバー構造

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6089589U (ja) * 1983-11-28 1985-06-19 株式会社東芝 シヨ−ケ−ス
JP2505758Y2 (ja) * 1985-08-09 1996-07-31 三洋電機株式会社 冷蔵シヨ−ケ−ス
JPS62175574A (ja) * 1986-01-27 1987-08-01 株式会社東芝 シヨ−ケ−ス
JPH0784975B2 (ja) * 1990-05-31 1995-09-13 三洋電機株式会社 低温庫
DE102015109611A1 (de) * 2015-06-16 2016-12-22 Aht Cooling Systems Gmbh Kühlregal
GB201719885D0 (en) * 2017-11-29 2018-01-10 Jtl Systems Ltd A condenser device for a refrigeration system and method of controlling thereof

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002115941A (ja) 2000-10-12 2002-04-19 Matsushita Refrig Co Ltd 冷却機器
JP2004251581A (ja) 2003-02-21 2004-09-09 Sanden Corp ショーケース
JP2013063197A (ja) 2011-09-20 2013-04-11 Mitsubishi Electric Corp 冷温蔵ショーケース
JP2016148477A (ja) 2015-02-12 2016-08-18 福島工業株式会社 冷蔵庫等のカバー構造

Also Published As

Publication number Publication date
WO2021156903A1 (ja) 2021-08-12
JPWO2021156903A1 (ja) 2021-08-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5818849B2 (ja) 空気調和装置および冷媒漏洩検知方法
JP6598878B2 (ja) 冷凍サイクル装置
JP5677233B2 (ja) 室外機及びその室外機を備えた冷凍サイクル装置
JP2015055455A (ja) 室外機及び空気調和機
JP2009150620A (ja) 2元ヒートポンプ式空気調和装置
AU2014319714A1 (en) Refrigeration cycle apparatus
WO2000070281A1 (fr) Refrigerateur et element chauffant degivreur
JP6157789B1 (ja) 冷凍サイクル装置及び冷媒漏洩検知方法
JP7321297B2 (ja) ショーケース
JP4547798B2 (ja) 冷蔵庫
JP7258174B2 (ja) ショーケース
JP6987250B2 (ja) ショーケースおよびクーリングユニット
JP2023515538A (ja) ヒートポンプ及びその動作方法
JP4476522B2 (ja) 除霜ヒ−タ付き蒸発器及び該蒸発器使用の冷蔵庫
JP6685472B2 (ja) 冷凍装置
JP2003288638A (ja) 冷却加温収納庫とその収納庫を用いた自動販売機
JP7154441B2 (ja) ショーケース
JP2003207253A (ja) 冷蔵庫
JP2021179280A (ja) 冷凍装置および冷凍装置を備えたショーケース
JP7456457B2 (ja) ショーケース
KR100676308B1 (ko) 히트펌프의 제상 보호회로
KR20190092989A (ko) 공조시스템
JP7071613B2 (ja) 冷凍装置
KR100852999B1 (ko) 제상을 위한 셔터가 구비된 천정형 유닛 쿨러
JP2023033827A (ja) 冷凍装置および冷凍装置を備えたショーケース

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220308

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220308

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230117

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230314

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230627

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230725

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7321297

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150