JP7318251B2 - 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム - Google Patents
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Description
例えば、特許文献1には、人物の肌を明るく見せる処理(美白処理)の効果を容易に設定可能とする技術が開示されている。
顔の領域を含む顔画像を取得する画像取得手段と、
前記画像取得手段が取得した顔画像に対して美肌処理を施す美肌処理手段と、
前記顔画像に対して美肌処理を行う前の画像における、美肌処理低減領域を含む領域である第1領域を特定する第1特定手段と、
前記顔画像に対して前記美肌処理を行った後の画像における、美肌処理低減領域を含む領域である第2領域を特定する第2特定手段と、
前記第1特定手段により特定された前記第1領域に対応する画像と、前記第2特定手段により特定された前記第2領域に対応する画像とをブレンドしてブレンド画像を作成するブレンド手段と、
前記ブレンド手段により作成されたブレンド画像に対して前記美肌処理の効果を軽減する軽減処理を施す軽減処理手段と、
を有し、
前記軽減処理手段は、前記ブレンド画像と、前記軽減処理を施こした前記ブレンド画像とをブレンドすることを特徴とする。
撮像装置1は、例えば、デジタルカメラとして構成される。
フォーカスレンズは、イメージセンサの受光面に被写体像を結像させるレンズである。ズームレンズは、焦点距離を一定の範囲で自在に変化させるレンズである。
光学レンズ部にはまた、必要に応じて、焦点、露出、ホワイトバランス等の設定パラメータを調整する周辺回路が設けられる。
光電変換素子は、例えばCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)型の光電変換素子等から構成される。光電変換素子には、光学レンズ部から被写体像が入射される。そこで、光電変換素子は、被写体像を光電変換(撮像)して画像信号を一定時間蓄積し、蓄積した画像信号をアナログ信号としてAFEに順次供給する。
AFEは、このアナログの画像信号に対して、A/D(Analog/Digital)変換処理等の各種信号処理を実行する。各種信号処理によって、ディジタル信号が生成され、撮像部16の出力信号として出力される。
このような撮像部16の出力信号を撮像画像のデータとしてCPU11や図示しない画像処理部等に適宜供給される。
出力部18は、ディスプレイやスピーカ等で構成され、画像や音声を出力する。
記憶部19は、ハードディスク或いはDRAM(Dynamic Random Access Memory)等で構成され、各種画像のデータを記憶する。
通信部20は、インターネットを含むネットワークを介して他の装置(図示せず)との間で行う通信を制御する。
本実施形態の美肌画像が生成される場合、図2に示すように、元画像及び全体美肌画像それぞれから唇を含む領域が切り出され、これらが唇の領域に処理を施すためのマスク画像を用いて第1のαブレンドにより合成される。本実施形態において、第1のαブレンドでは、後述するように、画像の輝度成分及び色成分(彩度)それぞれに異なる係数を設定してαブレンドを実行する。これにより、唇の部分の美肌処理が軽減された第1ブレンド画像が生成される。そして、第1ブレンド画像における唇の色をより適切な色とするように色補正の処理を施して画像(以下、「色補正画像」という。)が作成される。さらに、色補正画像に平滑化処理を施して太い皺を抑制したり、エッジ強調処理を施して細いエッジを強調したりすることにより、部分補正画像が作成される。部分補正画像は、唇以外の領域にも色補正や平滑化或いはエッジ強調が施されているため、これらの補正処理の効果が唇のみに表れるように、唇以外をマスクするマスク画像を用いて、部分補正画像と第1ブレンド画像とが第2のαブレンドにより合成される。これにより、唇の部分の色と唇周辺の肌の色とがバランス良く色補正された第2ブレンド画像が作成される。なお、マスク画像の画素値は、αブレンドによる画像合成の際に参照されるα値となる。
その後、作成した第2ブレンド画像が全体美肌画像の元の位置(唇の部分)に貼り付けられて、美肌画像が生成される。
図3は、第1のαブレンドの具体的手法の一例を示す模式図である。
本実施形態においては、元画像及び全体美肌画像それぞれから切り出された唇を含む領域が、唇の領域に処理を施すためのマスク画像を用いて第1のαブレンドにより合成される。
このとき、元画像及び全体美肌画像それぞれから切り出された唇を含む領域の画像のチャネル毎に、異なる係数を用いてαブレンドが行われる。
そして、第1係数で調整されたα値(第1調整値)によって算出されたY値と、第2係数で調整されたα値(第2調整値)によって算出されたU値及びV値とをYUV色空間の各成分とする画像(第1ブレンド画像)が作成される。
図4は、マスク画像の作成に用いられる器官マップの作成例を示す模式図である。
器官マップは、被写体の顔を構成する器官(ここでは、唇)の領域を表すマップである。
本実施形態においては、元画像から被写体であるユーザの顔を検出すると共に、検出した顔において顔を構成する各器官を検出する。この顔や各器官の検出を実現する技術は、特に限定されず、既存の顔検出技術及び既存の器官検出技術を用いることができる。
そして、図4(A)に示すように、検出された各器官の中から、美肌処理を軽減する対象の器官(ここでは、唇)を特定し、唇の器官点P1を検出する。器官点P1は、上唇及び下唇のそれぞれについて複数検出される。なお、図中では、複数の器官点P1をそれぞれ白色の丸で示すが、図示の都合上、その内の1つの器官点P1に対してのみ符号を付す。
なお、図4(A)においては、唇の色を計測するために設定される計測領域R1,R2を併せて示している。計測領域R1,R2は、後述するHUEマップの作成で用いられる。
図4(B)に示す器官マップでは、基準点P2を含んだ中央の領域を白色(即ち、α値「1」)、他の領域を黒色(即ち、α値「0」)と設定している。
しかしながら、このようにα値が設定された器官マップを、そのまま画像補正に利用すると、画像補正を行う領域と補正を一切行わない領域との境界が明確となり、画像補正が不自然となってしまう。そこで、この境界をぼかすために、唇に対応する領域の形状を、基準点P2を中心として各方向に等比率で縮小して同心状の領域を設定する。このとき、縮小比率を異ならせた同心状の領域を段階的に設定し、器官マップの中央の領域から外部の領域に近づくにつれてα値が段階的に低くなり、画像補正の度合いが抑えられるように、器官マップを修正する。
これにより、図4(C)に示すように、検出された唇に対応する領域の形状を維持すると共に、器官マップの内部から外部に近づくにつれてα値が段階的に低くなり、画像補正の度合いが抑えられるように設定された器官マップを作成することができる。なお、本実施形態においては、唇に対応する領域の形状を基準点P2を中心として各方向に等比率で縮小して同心状の領域を設定し、器官マップの中央の領域から外部の領域に近づくにつれてα値を段階的に低くしたが、それに限らず、器官検出で得られた段階の器官マップを基準点P2を中心に拡大することで同心状の領域を設定してもよい。
図5は、マスク画像の作成例を示す模式図である。
本実施形態においては、美肌処理により薄くなってしまった唇部分の色を再現する補正処理を施すために、唇に相当する領域に対応したマスク画像を作成する。
マスク画像は、図5に示すように、黒い部分ほど色補正画像の合成の割合が低く、白い部分ほど色補正画像の合成の割合が高いことを示している。本実施形態においては、唇の中心部分は色補正が強く施されており、唇の外縁に近い部分は、肌との影響を少なくするために色補正が弱く施されるように構成される。
HUEマップは、切り出し画像において唇の色に相当する箇所を特定したマップである。HUEマップは、まず、YUV色空間の切り出し画像をHSV(色相:Hue,彩度:Saturation・Chroma,明度:Value・Lightness・Brightness)色空間に変換する。その後、ノイズを除去するために、εフィルタでぼかした上で、HSV変換後の画像を解析(HSV解析処理)する。そして、HSV解析処理の処理結果から算出した値をHUEマップのマップ値として、HUEマップを作成する。
唇色レベルの設定では、まず、図4に示す器官検出で検出した複数の器官点P1を基に計測領域として上下の唇の中央付近に計測領域R1,R2(図4(A)参照)を設定し、各計測領域におけるHSVそれぞれのヒストグラムを作成する。
なお、ヒストグラムの作成に係る唇における計測領域は、唇の色が取得可能な領域であれば、領域の数、種々の形状、位置、サイズであってもよい。
即ち、HUEマップのマップ値は、以下の式(1)により算出される。
HUEマップのマップ値(Map)=Lh×Ls×Lv・・・(1)
なお、「Lh」はHの唇色レベルを示し、「Ls」はSの唇色レベルを示し、「Lv」はVの唇色レベルを示す。
色補正画像は、本実施形態においては、第1ブレンド画像のV値を補正することにより作成される。
本実施形態においては、例えば、リップ等で元々の唇の色が濃い場合に、美肌処理による補正が効き過ぎないように色補正する。
V補正のLUTでは、図7に示すように、唇の色が濃い部分にV補正がかかるように構成される。
部分補正画像は、第1ブレンド画像から作成された色補正画像に平滑化処理及びエッジ強調処理を施すことにより作成される。
図8は、部分補正画像の作成例を示す模式図である。
本実施形態においては、YUV色空間で表された第2ブレンド画像のチャネルのうち、V値(赤色系の色相及び彩度成分)に補正を施すことで色補正画像が作成され、さらに、Y値(輝度成分)に平滑化処理及びエッジ強調処理を施すことにより部分補正画像が作成される。
これにより、唇の太い皺が抑制されると共に、解像感が高められた部分補正画像を作成することができる。
第2ブレンド画像は、第1ブレンド画像と、部分補正画像とを、マスク画像に基づいて、αブレンドして画像合成して作成される。作成された第2ブレンド画像を全体美肌画像の元の位置(唇の部分)に貼り付けて、美肌画像を生成する。即ち、唇の領域のみに色補正が施され、それ以外の肌の部分は美肌処理が施された部分補正画像が、同一の美肌処理の施された全体美肌画像に貼り付けられて美肌画像が生成される。
美肌画像生成処理とは、撮影された人の顔を含む元画像に対して、美肌処理を施すと共に、肌に色が近似しており美肌処理の影響を受けて色が薄くなった唇を適正な色に補正して美肌画像を生成する一連の処理をいう。
マスク画像記憶部72には、唇以外をマスクするマスク画像のデータが記憶される。
具体的には、画像処理部53は、元画像に対して、例えば、主に、彩度低減、明度アップ、青色方向への色相回転の3点の要素の補正を行う美肌処理を実行する。その結果、全体美肌画像が作成される。また、画像処理部53は、図2に示すように、元画像及び全体美肌画像から唇を含む領域を切り出す。
また、画像処理部53は、元画像及び全体美肌画像から唇を含む領域を切り出した2つの切り出し画像を、マスク画像作成処理部54によって作成されたマスク画像に基づいて、第1のαブレンドを施すことにより画像合成する。その結果、第1ブレンド画像が作成される。
また、画像処理部53は、第1ブレンド画像と、部分補正画像作成処理部55によって作成された部分補正画像とを、マスク画像作成処理部54によって作成されたマスク画像に基づいて、第2のαブレンドを施すことにより画像合成する。その結果、第2ブレンド画像が作成される。また、画像処理部53は、全体美肌画像の元の位置(唇の部分)に第2ブレンド画像を貼り付ける。その結果、美肌画像が生成される。
そして、マスク画像作成処理部54は、HSV解析処理を実行する。HSV解析処理では、上下の唇の中央付近に設定した計測領域R1,R2(図4(A)参照)のHSVの各チャネルでヒストグラムを作成する(図6(a)参照)。そして、作成したヒストグラムから算出する唇色レベルの重み付けを作成する(図6(b)参照)。その後、作成した唇色レベルの重み付けに基づいて、上述した式(1)を用いて、各画素におけるHUEマップのマップ値を算出する。算出した各画素のマップ値からHUEマップを作成する。
具体的には、部分補正画像作成処理部55は、LUT(図7参照)に基づいて、第1ブレンド画像のV値に補正(色補正)を行う。その結果、第1ブレンド画像に対して色補正がされた色補正画像が作成される。
具体的には、部分補正画像作成処理部55は、YUV色空間で表された色補正画像のチャネルのうち、Y値(輝度成分)に平滑化処理及びエッジ強調処理を施す。その結果、部分補正画像が作成される。
美肌画像生成処理は、ユーザによる入力部17への美肌画像生成処理開始の操作により開始される。
美肌画像生成処理開始の操作は、撮影指示操作であって、この撮影指示操作に応じて撮像部16により撮像された画像に、現像処理が行われた撮像画像のデータに対して、引き続き美肌画像生成処理を行ってもよく、また、画像記憶部71に記憶されている撮像画像のデータを選択し、その選択された撮像画像のデータに対する美肌画像生成処理開始の操作であってもよい。
顔が検出されなかった場合には、ステップS12においてNOと判定されて、美肌画像生成処理は終了する。
顔が検出された場合には、ステップS12においてYESと判定されて、処理はステップS13に進む。
その後、美肌画像生成処理が終了する。
ステップS53において、部分補正画像作成処理部55は、色補正画像に対して、平滑化処理及びエッジ強調処理を施す。
そこで、本実施形態の撮像装置1においては、美肌処理を施す前の元画像から唇領域を抽出し、唇の部分の色と唇周辺の肌の色とをバランス良く補正しながら、美肌画像を作成することができる。
画像取得部51(画像取得手段)は、顔の領域を含む顔画像を取得する。
画像処理部53(美肌処理手段)は、画像取得部51が取得した顔画像に対して美肌処理を施す。
画像処理部53(第1特定手段)は、顔画像に対して美肌処理を行う前の画像における、美肌処理低減領域を含む領域である第1領域を特定する。
画像処理部53(第2特定手段)は、顔画像に対して美肌処理を行った後の画像における、美肌処理低減領域を含む領域である第2領域を特定する。
画像処理部53(第1ブレンド手段)は、特定された第1領域に対応する画像と、第2特定手段により特定された第2領域に対応する画像とをブレンドして第1ブレンド画像を作成する。
画像処理部53(軽減処理手段)は、作成された第1ブレンド画像に対して美肌処理の効果を軽減する処理を施す。
これにより、撮像装置1においては、美肌処理を行った上で、より自然な画像を出力する画像処理装置を提供することができる。
マスク画像作成処理部54(マップ情報作成手段)は、画像処理部53により特定された第1領域の画像に基づいて画像処理の強度度合いを示すαマップを作成する。
画像処理部53は、αマップに基づいて、第1領域に対応する画像と、第2領域に対応する画像とをブレンドして第1ブレンド画像を作成する。
これにより、撮像装置1においては、美肌処理の効果を軽減する処理を適切な領域に施すことができる。
これにより、撮像装置1においては、美肌処理を行う前後の画像をブレンドした第1ブレンド画像を基に、美肌処理の効果を低減する処理を施して、第1ブレンド画像とブレンドすることができるため、より自然な画像を出力することができる。
これにより、撮像装置1においては、色の補正またはエッジの補正によって、美肌処理が軽減された画像を出力することができる。
画像取得部51(画像取得手段)は、顔の領域を含む顔画像を取得する。
画像処理部53(美肌処理手段)は、画像取得部51が取得した顔画像に対して美肌処理を施す。
画像処理部53(第1特定手段)は、顔画像に対して美肌処理を行う前の画像における、美肌処理低減領域を含む領域である第1領域を特定する。
画像処理部53(軽減処理手段)は、第1特定手段により特定された第1領域に対して後に施される美肌処理の効果を低減する処理を行う。
画像処理部53は、美肌処理の効果を低減された第1領域と美肌処理が施された画像とに基づいて美肌処理の効果を低減された顔画像を取得する。
これにより、美肌処理を行った上で、より自然な画像を出力する画像処理装置を提供することができる。
画像処理部53は、色補正処理又はエッジ補正処理が施された第1領域に対応する画像と、美肌処理手段により美肌処理が施された画像とに基づいて美肌処理の効果を低減された顔画像を取得する。
これにより、撮像装置1においては、色の補正またはエッジの補正によって、美肌処理が軽減された画像を出力することができる。
これにより、撮像装置1においては、明るさと彩度とについて、それぞれ適切な調整を行ってαブレンドすることができるため、より適切な画像を出力することができる。
これにより、撮像装置1においては、対象とする器官の領域をより適切に特定して、美肌処理が施された顔画像に対して美肌処理を軽減させた画像を作成することができる。
また、上述の実施形態において、部分補正画像を作成する場合、色補正画像に対し、平滑化処理及びエッジ強調処理を施すものとしたが、これに限られない。例えば、元画像の顔の領域が暗い場合等には、色補正画像に対してエッジ強調処理を施すことなく、平滑化処理のみを行って、部分補正画像を作成することとしてもよい。
また、上述の実施形態において、元画像及び全体美肌画像から切り出し画像を切り出して各種処理を行うこととしたが、これに限られない。即ち、唇を含む領域に処理を行うことができれば、画像を切り出さない状態で処理することも可能であり、例えば、切り出し画像に相当するアドレスを指定して、元画像あるいは全体美肌画像の一部の領域に処理を行うこととしてもよい。
例えば、本発明は、美肌処理機能を有する電子機器一般に適用することができる。具体的には、例えば、本発明は、ノート型のパーソナルコンピュータ、プリンタ、テレビジョン受像機、ビデオカメラ、携帯型ナビゲーション装置、携帯電話機、スマートフォン、ポータブルゲーム機等に適用可能である。
換言すると、図9の機能的構成は例示に過ぎず、特に限定されない。即ち、上述した一連の処理を全体として実行できる機能が撮像装置1に備えられていれば足り、この機能を実現するためにどのような機能ブロックを用いるのかは特に図9の例に限定されない。
また、1つの機能ブロックは、ハードウェア単体で構成してもよいし、ソフトウェア単体で構成してもよいし、それらの組み合わせで構成してもよい。
本実施形態における機能的構成は、演算処理を実行するプロセッサによって実現され、本実施形態に用いることが可能なプロセッサには、シングルプロセッサ、マルチプロセッサ及びマルチコアプロセッサ等の各種処理装置単体によって構成されるものの他、これら各種処理装置と、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field‐Programmable Gate Array)等の処理回路とが組み合わせられたものを含む。
コンピュータは、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータであってもよい。また、コンピュータは、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能なコンピュータ、例えば汎用のパーソナルコンピュータであってもよい。
[付記1]
顔の領域を含む顔画像を取得する画像取得手段と、
前記画像取得手段が取得した顔画像に対して美肌処理を施す美肌処理手段と、
前記顔画像に対して美肌処理を行う前の画像における、美肌処理低減領域を含む領域である第1領域を特定する第1特定手段と、
前記顔画像に対して前記美肌処理を行った後の画像における、美肌処理低減領域を含む領域である第2領域を特定する第2特定手段と、
前記第1特定手段により特定された前記第1領域に対応する画像と、前記第2特定手段により特定された前記第2領域に対応する画像とをブレンドして第1ブレンド画像を作成する第1ブレンド手段と、
前記第1ブレンド手段により作成された第1ブレンド画像を用いて前記美肌処理の効果を軽減する処理を施す軽減処理手段と、
を有することを特徴とする画像処理装置。
[付記2]
前記第1特定手段により特定された第1領域の画像に基づいて画像処理の強度度合いを示すαマップを作成するマップ情報作成手段を有し、
前記第1ブレンド手段は、前記αマップに基づいて、前記第1領域に対応する画像と、前記第2領域に対応する画像とをブレンドして第1ブレンド画像を作成することを特徴とする付記1に記載の画像処理装置。
[付記3]
前記軽減処理手段は、前記第1ブレンド画像と、前記美肌処理の効果を低減する処理を施こした第1ブレンド画像とをブレンドすることを特徴とする付記1又は2に記載の画像処理装置。
[付記4]
前記美肌処理の効果を軽減する処理は色補正処理又はエッジ補正処理を含むことを特徴とする付記1乃至3の何れか1つに記載の画像処理装置。
[付記5]
顔の領域を含む顔画像を取得する画像取得手段と、
前記画像取得手段が取得した顔画像に対して美肌処理を施す美肌処理手段と、
前記顔画像に対して美肌処理を行う前の画像における、美肌処理低減領域を含む領域である第1領域を特定する第1特定手段と、
前記第1特定手段により特定された第1領域に対して後に施される美肌処理の効果を低減する処理を行う軽減処理手段と、を有し、
前記軽減処理手段は、前記美肌処理の効果を低減された第1領域と前記美肌処理手段により美肌処理が施された画像とに基づいて美肌処理の効果を低減された顔画像を取得することを特徴とする画像処理装置。
[付記6]
前記美肌処理の効果を軽減する処理は色補正処理又はエッジ補正処理を含み、
前記軽減処理手段は、前記色補正処理又はエッジ補正処理が施された前記第1領域に対応する画像と、前記美肌処理手段により美肌処理が施された画像とに基づいて美肌処理の効果を低減された顔画像を取得することを特徴とする付記5に記載の画像処理装置。
[付記7]
前記第1ブレンド手段は、明るさについての第1調整値と、彩度についての第2調整値とを設定し、画像における明るさのパラメータについては前記第1調整値を用いてブレンドし、画像における彩度のパラメータについては前記第2調整値を用いてブレンドすることを特徴とする付記1乃至4の何れか1つに記載の画像処理装置。
[付記8]
前記マップ情報作成手段は、前記顔画像から器官を検出することにより、前記器官の領域に対応する前記αマップを作成することを特徴とする付記2に記載の画像処理装置。
[付記9]
画像処理装置が実行する画像処理方法であって、
顔の領域を含む顔画像を取得する画像取得ステップと、
前記画像取得ステップにおいて取得された顔画像に対して美肌処理を施す美肌処理ステップと、
前記顔画像に対して美肌処理を行う前の画像における、美肌処理低減領域を含む領域である第1領域を特定する第1特定ステップと、
前記顔画像に対して前記美肌処理を行った後の画像における、美肌処理低減領域を含む領域である第2領域を特定する第2特定ステップと、
前記第1特定ステップにおいて特定された前記第1領域に対応する画像と、前記第2特定ステップにおいて特定された前記第2領域に対応する画像とをブレンドして第1ブレンド画像を作成する第1ブレンドステップと、
前記第1ブレンドステップにおいて作成された第1ブレンド画像を用いて前記美肌処理の効果を軽減する処理を施す軽減処理ステップと、
を含むことを特徴とする画像処理方法。
[付記10]
画像処理装置が実行する画像処理方法であって、
顔の領域を含む顔画像を取得する画像取得ステップと、
前記画像取得ステップにおいて取得された顔画像に対して美肌処理を施す美肌処理ステップと、
前記顔画像に対して美肌処理を行う前の画像における、美肌処理低減領域を含む領域である第1領域を特定する第1特定ステップと、
前記第1特定ステップにおいて特定された第1領域に対して後に施される美肌処理の効果を低減する処理を行う軽減処理ステップと、を含み、
前記軽減処理ステップでは、前記美肌処理の効果を低減された第1領域と前記美肌処理ステップにおいて美肌処理が施された画像とに基づいて美肌処理の効果を低減された顔画像を取得することを特徴とする画像処理方法。
[付記11]
コンピュータに、
顔の領域を含む顔画像を取得する画像取得機能と、
前記画像取得機能が取得した顔画像に対して美肌処理を施す美肌処理機能と、
前記顔画像に対して美肌処理を行う前の画像における、美肌処理低減領域を含む領域である第1領域を特定する第1特定機能と、
前記顔画像に対して前記美肌処理を行った後の画像における、美肌処理低減領域を含む領域である第2領域を特定する第2特定機能と、
前記第1特定機能により特定された前記第1領域に対応する画像と、前記第2特定機能により特定された前記第2領域に対応する画像とをブレンドして第1ブレンド画像を作成する第1ブレンド機能と、
前記第1ブレンド機能により作成された第1ブレンド画像を用いて前記美肌処理の効果を軽減する処理を施す軽減処理機能と、
を実現させることを特徴とするプログラム。
[付記12]
コンピュータに、
顔の領域を含む顔画像を取得する画像取得機能と、
前記画像取得機能が取得した顔画像に対して美肌処理を施す美肌処理機能と、
前記顔画像に対して美肌処理を行う前の画像における、美肌処理低減領域を含む領域である第1領域を特定する第1特定機能と、
前記第1特定機能により特定された第1領域に対して後に施される美肌処理の効果を低減する処理を行う軽減処理機能と、を実行させ、
前記軽減処理機能は、前記美肌処理の効果を低減された第1領域と前記美肌処理機能により美肌処理が施された画像とに基づいて美肌処理の効果を低減された顔画像を取得することを特徴とするプログラム。
Claims (7)
- 顔の領域を含む顔画像を取得する画像取得手段と、
前記画像取得手段が取得した顔画像に対して美肌処理を施す美肌処理手段と、
前記顔画像に対して美肌処理を行う前の画像における、美肌処理低減領域を含む領域である第1領域を特定する第1特定手段と、
前記顔画像に対して前記美肌処理を行った後の画像における、美肌処理低減領域を含む領域である第2領域を特定する第2特定手段と、
前記第1特定手段により特定された前記第1領域に対応する画像と、前記第2特定手段により特定された前記第2領域に対応する画像とをブレンドしてブレンド画像を作成するブレンド手段と、
前記ブレンド手段により作成されたブレンド画像に対して前記美肌処理の効果を軽減する軽減処理を施す軽減処理手段と、
を有し、
前記軽減処理手段は、前記ブレンド画像と、前記軽減処理を施こした前記ブレンド画像とをブレンドすることを特徴とする画像処理装置。 - 前記第1特定手段により特定された第1領域の画像に基づいて画像処理の強度度合いを示すαマップを作成するマップ情報作成手段を有し、
前記ブレンド手段は、前記αマップに基づいて、前記第1領域に対応する画像と、前記第2領域に対応する画像とをブレンドして前記ブレンド画像を作成することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記美肌処理の効果を軽減する処理は色補正処理又はエッジ補正処理を含むことを特徴とする請求項1又は2項に記載の画像処理装置。
- 前記ブレンド手段は、明るさについての第1調整値と、彩度についての第2調整値とを設定し、画像における明るさのパラメータについては前記第1調整値を用いてブレンドし、画像における彩度のパラメータについては前記第2調整値を用いてブレンドすることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の画像処理装置。
- 前記マップ情報作成手段は、前記顔画像から器官を検出することにより、前記器官の領域に対応する前記αマップを作成することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
- 画像処理装置が実行する画像処理方法であって、
顔の領域を含む顔画像を取得する画像取得ステップと、
前記画像取得ステップにおいて取得された顔画像に対して美肌処理を施す美肌処理ステップと、
前記顔画像に対して美肌処理を行う前の画像における、美肌処理低減領域を含む領域である第1領域を特定する第1特定ステップと、
前記顔画像に対して前記美肌処理を行った後の画像における、美肌処理低減領域を含む領域である第2領域を特定する第2特定ステップと、
前記第1特定ステップにおいて特定された前記第1領域に対応する画像と、前記第2特定ステップにおいて特定された前記第2領域に対応する画像とをブレンドしてブレンド画像を作成するブレンドステップと、
前記ブレンドステップにおいて作成されたブレンド画像を用いて前記美肌処理の効果を軽減する軽減処理を施す軽減処理ステップと、
を含み、
前記軽減処理ステップは、前記ブレンド画像と、前記軽減処理を施こした前記ブレンド画像とをブレンドすることを特徴とする画像処理方法。 - コンピュータに、
顔の領域を含む顔画像を取得する画像取得機能と、
前記画像取得機能が取得した顔画像に対して美肌処理を施す美肌処理機能と、
前記顔画像に対して美肌処理を行う前の画像における、美肌処理低減領域を含む領域である第1領域を特定する第1特定機能と、
前記顔画像に対して前記美肌処理を行った後の画像における、美肌処理低減領域を含む領域である第2領域を特定する第2特定機能と、
前記第1特定機能により特定された前記第1領域に対応する画像と、前記第2特定機能により特定された前記第2領域に対応する画像とをブレンドしてブレンド画像を作成するブレンド機能と、
前記ブレンド機能により作成されたブレンド画像を用いて前記美肌処理の効果を軽減する軽減処理を施す軽減処理機能と、
を実現させ、
前記軽減処理機能は、前記ブレンド画像と、前記軽減処理を施こした前記ブレンド画像とをブレンドすることを特徴とするプログラム。
Priority Applications (1)
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