JP7317644B2 - クリーニングユニットの組み立て方法、クリーニングユニット、カートリッジ、画像形成装置 - Google Patents

クリーニングユニットの組み立て方法、クリーニングユニット、カートリッジ、画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、感光ドラムに形成された静電潜像をクリーニングするクリーニングユニットおよびクリーニングユニットを備えたプロセスカートリッジに関するものである。また、本発明は、感光ドラムに形成された静電潜像をクリーニングするクリーニングユニットの組み立て方法に関するものである。
電子写真画像形成方式(電子写真プロセス)を用いたプリンタ等の画像形成装置では、記録材に画像が形成される際に、まず、感光ドラムが帯電ローラ8によって一様に帯電される。次に、帯電した感光ドラムが露光装置によって選択的に露光されることによって、感光ドラム上に静電潜像が形成される。また、感光ドラム上に形成された静電潜像は、現像装置によって現像剤としてのトナーを用いてトナー像として現像される。そして、感光ドラム上に形成されたトナー像は、記録用紙やプラスチックシート等の記録材に転写され、記録材に転写されたトナー像は、定着ユニットによって加熱・加圧されることで記録材に定着する。このようにして、記録材に画像が形成される。また、トナー像が記録材に転写された後に感光ドラム上に残留したトナーは、クリーニングブレードによって除去される。
このような画像形成装置では、一般的に、感光ドラムや帯電ローラや現像装置などのプロセス手段はメンテナンスを必要とする。近年、これらのプロセス手段のメンテナンスを容易に行うために、感光ドラムと帯電ローラとクリーニングブレードと現像装置とが一体としてカートリッジ化されている。一般的に、このようなプロセス手段を有するカートリッジはプロセスカートリッジと呼ばれる。このプロセスカートリッジは、画像形成装置の装置本体に対して着脱可能となっており、プロセスカートリッジを交換することで、プロセス手段を交換し、プロセス手段のメンテナンスを行うことができる。
ここで、従来、複数の感光ドラムを略水平に並べて配置したインライン方式の画像形成装置であって、感光ドラム上のトナー像を中間転写ベルトを介して記録材に転写する画像形成装置が知られている。また、このような画像形成装置において、複数の感光ドラムと現像装置と露光装置とが、中間転写ベルトの下方に配置されたものがある。感光ドラムと現像装置と露光装置とが中間転写ベルトの下方に配置される場合、画像形成装置の内部において、感光ドラムと現像装置と露光装置とが、中間転写ベルトに対して定着ユニットの反対側に配置されることになる。そのため、感光ドラムと現像装置と露光装置とを、定着ユニットから離れた位置に配置することができる。これにより、感光ドラムと現像装置と露光装置が、定着ユニットからの熱の影響を受けることを抑制することができる。
前述したクリーニングブレードは、弾性体を有するブレードを感光ドラムの表面に所定の圧で当接させて、感光ドラムから残留したトナーを除去する。一般的に、クリーニングブレードは、支持部である板金の先端にブレードが成形によって取り付けられた構造になっている。そして、支持部である板金を枠体にビス等で取り付け、固定することによって、感光ドラムの表面に所定の圧で当接させている。
近年、プリンタ等の画像形成装置は、普及にともなって小型化、高速化される傾向にある。しかしながら、枠体やクリーニングブレードは、製造上のバラツキを有する。そのため、前述のように、クリーニングブレードの支持部である板金をビスだけで枠体に取り付ける構成では、バラツキを加味してもクリーニング性能を満足できる様に、予め必要な圧より大きい圧が発生するように構成しなければならない。その結果、感光ドラムの駆動トルクが増加し、装置本体のモータのスペックや個数の増加を招いてしまう可能性がある。
このような課題に顧みて、特許文献1では、クリーニングブレードの先端位置を治具等で決定した後に、枠体の凹部に熱可塑性樹脂を射出成形し、クリーニングブレードの被固定部となる支持部材を挟み込んで固定する。このような構成にすることにより、枠体やクリーニングブレードの製造上のバラツキの影響を低減し、ブレード部材の位置精度を向上させている。
特開2013-218167号公報
しかしながら、特許文献1に記載の構成のように、支持部材である板金を成形樹脂で挟み込んで固定する構成では、使用環境温度の変化により、樹脂と支持部材である板金の線膨張が異なる。そのため、高温環境下では板金と樹脂の間にガタが生じ、低温環境下では樹脂の収縮により内部応力が上昇することで先端位置の変動(ずれ)を招いてしまう。さらに、樹脂で板金を挟み込む構成のため、物流時の衝撃等でクリーニングブレードの位置が変動する(ずれる)可能性がある。
そこで、本発明は、感光ドラム上に残留したトナーを回収するクリーニングブレードを有するクリーニングユニットに関して、使用環境や物流時の衝撃によるブレード先端位置の変動を抑えることが可能な構成、又は組み立て方法を提供することを目的とする。

上記目的を達成するため、本発明におけるクリーニングユニットの組み立て方法は、 枠体と、
前記枠体に支持される感光ドラムと、
前記感光ドラムの表面に当接し、前記感光ドラムの表面をクリーニングするブレードと、
前記ブレードを支持する支持部材と、
前記支持部材を前記枠体に固定する固定部材と、
を有するクリーニングユニットの組み立て方法であって、
前記支持部材および前記固定部材を第1の治具にセットし、前記枠体を第2の治具にセットする第1のステップと、
前記枠体と前記ブレードが所定の相対位置関係となるように、前記第1の治具または前記第2の治具を調整する第2のステップと、
前記枠体と前記ブレードが前記所定の相対位置関係に調整された状態で、前記枠体と前記支持部材の間に熱可塑性の樹脂を注入して樹脂成形部を形成する第3のステップと、
を有することを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明におけるクリーニングユニットの組み立て方法は、
挿入可能な挿入部を備える枠体と、
前記枠体に支持される感光ドラムと、
前記感光ドラムの表面に当接し、前記感光ドラムの表面をクリーニングするブレードと、
前記ブレードを支持する支持部材と、
前記支持部材を前記枠体に固定するための固定部材と、
前記枠体の前記挿入部に挿入された状態で、前記固定部材と結合することによって、該
固定部材と共に前記枠体に前記支持部材を固定するための被固定部材と、
を有するクリーニングユニットの組み立て方法であって、
前記枠体の前記挿入部に前記被固定部材を挿入する第1のステップと、
前記支持部材を第1の治具にセットし、前記被固定部材が挿入された前記枠体を第2の治具にセットする第2のステップと、
前記被固定部材が挿入された前記枠体と前記ブレードが所定の相対位置関係となるように、前記第1の治具または前記第2の治具を調整する第3のステップと、
前記枠体と前記ブレードが前記所定の相対位置関係に調整された状態で、前記枠体と前記被固定部材の間に熱可塑性の樹脂を注入して樹脂成形部を形成する第4のステップと、
前記樹脂成型部が形成された後、前記被固定部材と前記固定部材を結合させる第5のステップと、
を有することを特徴とする。
さらに、上記目的を達成するため、本発明のおけるクリーニングユニットの組み立て方法は、
挿入可能な挿入部を備える枠体と、
前記枠体に支持される感光ドラムと、
前記感光ドラムの表面に当接し、前記感光ドラムの表面をクリーニングするブレードと、
前記ブレードを支持する支持部材と、
前記支持部材を前記枠体に固定するための固定部材と、
前記枠体の前記挿入部に挿入された状態で、前記固定部材と結合することによって、該固定部材と共に前記枠体に前記支持部材を固定する被固定部材と、
を有するクリーニングユニットの組み立て方法であって、
前記支持部材は、前記感光ドラムの長手方向に沿う方向における一端では上記の組み立て方法で前記枠体に固定され、
前記長手方向に沿う方向における他端では上記の組み立て方法であって、前記長手方向に沿う方向における一端とは別の組み立て方法で前記枠体に固定される、ことを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明におけるクリーニングユニットは、
枠体と、
前記枠体に支持される感光ドラムと、
前記感光ドラムの表面に当接し、前記感光ドラムの表面をクリーニングするブレードと、
前記ブレードを支持する支持部材と、
前記支持部材を前記枠体に固定する固定部材と、
前記枠体と前記支持部材の間に熱可塑性の樹脂を注入して形成される樹脂成形部と、
を備え、
前記支持部材は、前記固定部材と前記樹脂成形部によって前記枠体に固定されることを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明におけるクリーニングユニットは、
挿入可能な挿入部を備える枠体と、
前記枠体に支持される感光ドラムと、
前記感光ドラムの表面に当接し、前記感光ドラムの表面をクリーニングするブレードと、
前記ブレードを支持する支持部材と、
前記支持部材を前記枠体に固定するための固定部材と、
前記枠体の前記挿入部に挿入された状態で、前記固定部材と結合することによって、該
固定部材と共に前記枠体に前記支持部材を固定するための被固定部材と、
前記枠体と前記被固定部材との間に熱可塑性の樹脂を注入して形成される樹脂成形部と、
を備え、
前記支持部材は、前記固定部材、前記被固定部材、及び前記樹脂成形部によって前記枠体に固定されることを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明におけるカートリッジは、
画像形成装置の装置本体に着脱可能なカートリッジであって、
前記感光ドラムに現像剤を供給する現像装置と、
上記のクリーニングユニットと、
を備えることを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明における画像形成装置は、
記録材に画像を形成する画像形成装置であって、
上記のカートリッジを備えることを特徴とする。
本発明によれば、感光ドラム上に残留したトナーを回収するクリーニングブレードを有するクリーニングユニットに関して、使用環境や物流時の衝撃によるブレード先端位置の変動を抑えることができる。

本実施例に係るクリーニングブレードの支持構成を示した斜視図 本実施例に係る画像形成装置の概略断面図 本実施例に係るプロセスカートリッジの概略断面図 本実施例に係るプロセスカートリッジの前方からの全体斜視図 本実施例に係るプロセスカートリッジの後方からの全体斜視図 本実施例に係るクリーニングブレードの斜視図 製品後ろ側のクリーニングブレード10の取り付け部付近の斜視図 製品前側のクリーニングブレード10の取り付け部付近の斜視図 本実施例に係る座面部材70の斜視図 クリーニングブレード10の長手方向両端における支持構成 本実施例に係るクリーニングブレード10が支持されている状態の断面図 製品後ろ側のクリーニングブレード10の組み立て過程を示す断面図 製品前側のクリーニングブレード10の組み立て過程を示す断面図
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を、実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状それらの相対配置などは、特定の記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。また、以下の説明で一度説明した部材についての機能、材質、形状などは、特に改めて記載しない限りは初めの説明と同様のものである。
<画像形成装置100の全体構成>
本実施例に係る電子写真画像形成装置100(以下、画像形成装置100)の全体構成について図2を用いて説明する。図2は、本実施例に係る画像形成装置100の概略図である。本実施例において、プロセスカートリッジ1、及び、トナーカートリッジ13は画像形成装置100の装置本体に対して着脱可能となっている。
本実施例では、第1~4の画像形成部の構成と動作は、形成する画像の色が異なることを除いて実質的に同じである。したがって、以下において、特に区別を必要としない場合は、添え字であるY~Kを省略して総括的に説明する。
第1~第4のプロセスカートリッジ1は水平方向に並んで配置されている。各プロセスカートリッジ1は、クリーニングユニット4と現像ユニット6から形成される。クリーニングユニット4は像担持体としての感光ドラム7と、感光ドラム7の表面を均一に帯電する帯電手段としての帯電ローラ8、及び、クリーニング手段としてのクリーニングブレード10を有する。現像ユニット6は、現像ローラ11と現像剤T(以下、トナー)を収容し、感光ドラム7上に静電潜像を現像する現像手段を有する。クリーニングユニット4と現像ユニット6は、互いに揺動可能に支持されている。なお、第1のプロセスカートリッジ1Yは現像ユニット6内にイエロー(Y)のトナーを収容している。同様に、第2のプロセスカートリッジ1Mはマゼンタ(M)、第3のプロセスカートリッジ1Cはシアン(C)、第4のプロセスカートリッジ1Kはブラック(K)のトナーを収容している。
プロセスカートリッジ1は、画像形成装置100に設けられた装着ガイド(不図示)、位置決め部材(不図示)などの装着手段を介して、画像形成装置100に着脱可能になっている。また、プロセスカートリッジ1の下方には静電潜像を形成するための露光手段であるスキャナユニット12が配置されている。さらに、画像形成装置においてプロセスカートリッジ1より後方(プロセスカートリッジ1の着脱方向下流側)に廃トナー搬送ユニット23が配置されている。
第1~第4のトナーカートリッジ13は、各プロセスカートリッジ1に収容されるトナーの色と対応した順序で、プロセスカートリッジ1の下方にそれぞれ水平方向に並んで配置されている。すなわち、第1のトナーカートリッジ13Yはイエロー(Y)のトナーが収容されている。同様に、第2のトナーカートリッジ13Mはマゼンタ(M)、第3のトナーカートリッジ13Cはシアン(C)、第4のトナーカートリッジ13Kはブラック(K)のトナーが収納されている。そして、各トナーカートリッジ13は、同色のトナーを収容したプロセスカートリッジ1にトナーを補給する。
トナーカートリッジ13の補給動作は、画像形成装置100の装置本体に設けられた残量検知部(不図示)が、プロセスカートリッジ1内のトナー残量不足を検知した際に行われる。トナーカートリッジ13は、画像形成装置100に設けられた装着ガイド(不図示)、位置決め部材(不図示)などの装着手段を介して、画像形成装置100に着脱可能になっている。なお、プロセスカートリッジ1の詳細説明は後述する。
トナーカートリッジ13の下方には、第1~第4のトナー搬送装置14が各トナーカー
トリッジ13に対応して配置される。各トナー搬送装置14は各トナーカートリッジ13から受け取ったトナーを上方に搬送し、各現像ユニット6にトナーを供給する。
プロセスカートリッジ1の上方には、中間転写体としての中間転写ユニット19が設けられている。中間転写ユニット19は、一次転写部S1側を下方にして略水平に配置されている。各感光ドラム7に対向する中間転写ベルト18は、回転可能な無端状のベルトであり、複数の張架ローラに張架されている。中間転写ベルト18の内面には、一次転写部材として一次転写ローラ20が中間転写ベルト18を介して各感光ドラム7と一次転写部S1を形成する位置にそれぞれ配置されている。また、二次転写部材である二次転写ローラ21は、中間転写ベルト18に接触し、中間転写ベルト18を介して対向側のローラと二次転写部S2を形成している。さらに、左右方向(二次転写部S2と中間転写ベルトが張架される方向)において、二次転写部S2と反対側に中間転写ベルトクリーニングユニット4が配置される。
中間転写ユニット19のさらに上方には、定着ユニット25が配置されている。定着ユニットは加熱ユニット26と、加熱ユニットに圧接する加圧ローラ27とで構成される。また、装置本体の上面は、排出トレイ32が配設されており、排出トレイ32と中間転写ユニットの間に廃トナー回収容器24が配設されている。さらに、装置本体の最下部には記録材3を収容するための給紙トレイ2が配設されている。
次に、画像形成装置100における画像形成動作について、図2、及び図3を用いて説明する。画像形成時には、感光ドラム7は図3の矢印A方向に所定の速度で回転駆動される。中間転写ベルト18は、矢印Bの方向(感光ドラム7の回転に順方向)に回転駆動される。
まず、感光ドラム7の表面が帯電ローラ8によって一様に帯電される。次に、露光手段としてのスキャナユニット12から照射されたレーザー光によって感光ドラム7の表面が走査露光されることで、感光ドラム7上に画像情報に基づいた静電潜像が形成される。感光ドラム7上に形成された静電潜像は、現像ユニット6によってトナー像(現像剤像)として現像される。このとき、現像ユニット6は画像形成装置100本体に設けられた現像加圧ユニット(不図示)によって加圧されている。そして、感光ドラム7上に形成されたトナー像は、一次転写ローラ20によって中間転写ベルト18上に一次転写される。例えば、フルカラー画像の形成時には、第1~4の一次転写部である画像形成部S1Y~S1Kにおいて上述したプロセスが順次に行われることで、中間転写ベルト18上に各色のトナー像が順次に重ね合わされる。
一方、給紙トレイ2に収容されている記録材3は、所定の制御タイミングで給送され、中間転写ベルト18の移動と同期して二次転写部S2へと搬送される。そして、記録材3を介して中間転写ベルト18に当接している二次転写ローラ21によって、中間転写ベルト18上の4色トナー像は一括して記録材3上に二次転写される。その後、トナー像が転写された記録材3は定着ユニット25に搬送される。定着ユニット25において記録材3が加熱・加圧されることで記録材3にトナー像が定着する。その後、定着済の記録材3が排出トレイ32に搬送されることで画像形成動作が完了する。
また、一次転写工程後に感光ドラム7上に残留した一次転写残トナー(廃トナー)は、クリーニング手段としてのクリーニングブレード10によって除去され、感光ドラム7の表面がクリーニングされる。二次転写工程後に中間転写ベルト18上に残留した二次転写残トナー(廃トナー)は、中間転写ベルトクリーニングユニット22によって除去される。クリーニングブレード10、及び、中間転写ベルトクリーニングユニット22によって除去された廃トナーは、装置本体に設けられる廃トナー搬送ユニット23によって搬送され、廃トナー回収容器24に蓄積される。なお、画像形成装置100は、所望の単独またはいくつか(全てではない)の画像形成部のみを用いて、単色またはマルチカラーの画像
を形成することもできるようになっている。
<プロセスカートリッジ>
次に、本実施例に係る画像形成装置100に装着されるプロセスカートリッジ1の全体構成について図3、図4、図5を用いて説明する。図3は、本実施例に係るプロセスカートリッジ1の断面図である。図4は、前方(プロセスカートリッジ着脱方向における上流側)から見たときのプロセスカートリッジ1の斜視図である。図5は、後方(プロセスカートリッジ着脱方向における下流側)から見たときのプロセスカートリッジ1の斜視図である。プロセスカートリッジ1は、クリーニングユニット4と現像ユニット6から形成される。クリーニングユニット4と現像ユニット6は回転支持ピン30を中心として、揺動可能に結合される。
クリーニングユニット4は、クリーニングユニット4内の各種部材を支持するクリーニング枠体5を有する。また、クリーニングユニット4内には、感光ドラム7、帯電ローラ8、クリーニングブレード10の他に、感光ドラム7の回転軸線方向に平行な方向に延びる廃トナースクリュー15を有する。クリーニング枠体5には、感光ドラム7を回転可能に支持し、感光ドラム7から廃トナースクリュー15に駆動を伝達するためのクリーニングギア列31を備えるクリーニング軸受33が、クリーニングユニット4の長手両端に配設されている。
クリーニングユニット4に設けられる帯電ローラ8は、感光ドラム7に向かって、両端に配置された帯電ローラ加圧ばね36で矢印C方向に付勢されている。帯電ローラ8は感光ドラム7に対して従動するように設けられ、感光ドラム7が画像形成時に矢印A方向に回転駆動されると、矢印Dの方向(感光ドラム7の回転に順方向)に回転する。
クリーニングユニット4に設けられるクリーニングブレード10は、一次転写後に感光ドラム7の表面に残った転写残トナー(廃トナー)を除去し、感光ドラム7の表面をクリーニングするためのブレードである弾性ブレード部材10aと、弾性ブレード部材10aを支持するための金属製の支持部材10bとから構成される。そして、感光ドラム7の回転軸線と平行な方向である長手方向に延びた形状をしている。クリーニングブレード10によって感光ドラム7の表面から除去された廃トナーは、クリーニングブレード10とクリーニング枠体5により形成される廃トナー収容室9に収容される。廃トナー収容室9に収容された廃トナーは、廃トナー収容室9内に設置される廃トナー搬送スクリュー15によって画像形成装置100の後方(プロセスカートリッジ1の着脱方向下流側)に向かって搬送される。搬送された廃トナーは、廃トナー排出部35から排出され、画像形成装置100の廃トナー搬送ユニット23へと受け渡される。
現像ユニット6は、現像ユニット6内の各種部材を支持する現像枠体16を有する。現像枠体16は、現像ローラ11と供給ローラ17とが内部に設けられる現像室16aと、トナーが収容され、撹拌部材29が内部に設けられるトナー収納室16bとに分けられる。
現像室16aには、現像ローラ11、供給ローラ17、現像ブレード28が設けられている。現像ローラ11は、現像剤であるトナーを担持しており、画像形成時は矢印E方向に回転し、感光ドラム7と接触することで感光ドラム7にトナーを搬送する。また、現像ローラ11は、その長手方向(回転軸線方向)の両端部において現像軸受ユニット34によって回転可能に現像枠体16に支持されている。供給ローラ17は現像ローラ11と接触しつつ回転可能に現像軸受ユニット34によって回転可能に現像枠体16に支持されており、画像形成時は矢印F方向に回転する。さらに、現像ローラ11上に形成されるトナー層の厚みを規制する、層厚規制部材としての現像ブレード28が、現像ローラ11の表面に当接するように配置されている。
トナー収納室16bには、収納されたトナーTを撹拌するとともに、現像室連通口16cを介して供給ローラ17へトナーを搬送するための撹拌部材29が設けられている。撹
拌部材29は、現像ローラ11の回転軸線方向に平行な回転軸29aと、可撓性を有するシートである搬送部材としての撹拌シート29bとを有する。撹拌シート29bの一端が回転軸29aに取り付けられ、撹拌シート29bの他端が自由端となっており、回転軸29aが回転して撹拌シート29bが矢印G方向に回転することで、撹拌シート29bによってトナーが撹拌される。
現像ユニット6は、現像室16aとトナー収納室16bとを連通する現像室連通口16cを有する。本実施例では、現像ユニット6が通常使用される姿勢(使用時の姿勢)において、現像室16aは、トナー収納室16bの上方に位置している。撹拌部材29によって汲み上げられたトナー収納室16b内のトナーは、現像室連通口16cを通って現像室16aに供給される。
さらに、現像ユニット6には、着脱方向下流側の一端にトナー受入口40が設けられる。トナー受入口40の上部には、受入口シール部材45と、前後方向に移動可能なトナー受入口シャッタ41が配置されている。トナー受入口40は、プロセスカートリッジ1が画像形成装置100に装着されていない場合は受入口シャッタ41によって閉じられている。受入口シャッタ41は、プロセスカートリッジ1の着脱動作に連動し、画像形成装置100に付勢されて開く構成となっている。
トナー受入口40に連通して受入搬送路42が設けられ、内部には受入搬送スクリュー43が配置されている。さらに、現像ユニット6の長手方向中央付近にはトナー収納室16bへトナーを供給するための収納室連通口44が設けられ、受入搬送路42とトナー収納室16bを連通している。受入搬送スクリューは現像ローラ11や供給ローラ17の回転軸線方向と平行に延びており、トナー受入口40から受け入れたトナーを、収納室連通口44を介してトナー収納室16bに搬送する。
以下、本発明に関する詳細構成について説明する。
<クリーニングブレードの支持構成>
まず、クリーニングブレード10とその周辺の部品の構成について図1、図6、図7、図8、図9、図10を用いて説明する。図6は、本実施例に係るクリーニングブレード10の斜視図である。図7は、本実施例に係る製品後ろ側のクリーニング枠体5のクリーニングブレード10の取り付け部付近の斜視図である。図7(a)は、クリーニングブレード10の取り付け側から見た斜視図であり、図7(b)はクリーニングブレード10の取り付け側とは反対側から見た斜視図である。図8は、本実施例に係る製品前側のクリーニング枠体5のクリーニングブレード10の取り付け部付近の斜視図である。図8(a)は、クリーニングブレード10の取り付け側から見た斜視図であり、図8(b)はクリーニングブレード10の取り付け側とは反対側から見た斜視図である。図9は、本実施例に係る座面部材70の斜視図である。図9(a)は、製品取り付け状態で、左上後方側から見た斜視図で、図9(b)は左下前方側から見た斜視図、図9(c)は、右上前方側から見た斜視図で、図9(d)は、右下後方側から見た斜視図である。図10は、本実施例に係るクリーニングブレード10の長手左右における支持構成を示した斜視図である。図10(a)は、クリーニングブレード10の感光ドラム1側から見て左側(製品後ろ側)の斜視図であり、図10(b)はクリーニングブレード10の感光ドラム1側から見て右側(製品前側)の斜視図である。図1は、図10からクリーニングブレード10を透明にした状態の斜視図である。図11は、図1のクリーニングブレード10が支持されている状態を内側から見た、長手方向のビス中心を通る断面図(A-A断面及びB-B断面)である。なお、上記の図の説明において、クリーニングブレード10の感光ドラム1の長手方向に沿う方向における一端を製品前側、他端を製品後ろ側としているが、本発明はこれに限られず、製品前側と製品後ろ側の構成が逆になってもよい。
図6に示すように、クリーニングブレード10の支持部材10bは、断面がL字状で、感光ドラム7の回転軸線と平行な方向を長手方向とした場合に、その長手方向と同方向で
ある製品前後方向に延びた電気亜鉛めっき鋼板の板金である。支持部材10bは、弾性ブレード部材10aを支持する板状部に、長手方向両端の端面に1対の切欠き部101、102と、長手方向の両端に2つのビス穴103、104と、長手基準穴105を有している。1対の切欠き部101、102は、支持部材10bの長辺側の面の端面に形成された、コの字型の切欠きである。2つのビス穴103、104は、支持部材10bの板状部におけるL字形状の長辺側の面の両端に設けられた貫通孔であり、支持部材10bの一方の面からその反対側の面である他方の面まで支持部材10bの厚み方向に貫通している。製品後ろ側のビス穴103は、円形の穴(貫通孔)であり、製品前側のビス穴104は、長手方向に延びた楕円形状の穴(貫通孔)である。長手基準穴105は、支持部材10bの長辺側の面内に設けられた穴であり、製品後ろ側のビス穴103の内隣りに開けられた、前述の長手方向とは直交する短手方向に延びた穴である。以後、この短手方向をY方向(弾性ブレード部材側をプラス方向)、支持部材10bの長辺側の面に垂直な方向をX方向(弾性ブレード部材から見てドラム側をプラス方向)とする。前述のブレード部である弾性ブレード部材10aは、支持部材10bの長辺側の先端に成形され、Y方向に延びたウレタンゴム製の弾性部材である。
図7、図8に示すように、クリーニング枠体5は、角ボス501f、501rと、樹脂メイン流路穴502r、座面部材挿入穴502f、樹脂規制面503f、503r、樹脂バッファ溝504f、504r、ブレード横シール流路505f、505r、ブレード下シール連通流路506f、506r、ブレード横シール貼り付け面507f、507r、ブレード下シールメイン流路508、ブレード下シール端部溝509f、509r、下壁510を有している。
角ボス501f、501rは、クリーニング枠体5の長手方向の両端部に設けられた略長方形の断面のX方向に延びたボスである。この角ボス501f、501rのY方向の幅は、クリーニングブレード10の切欠き部101、102の幅に対して、嵌め合いの関係にある。下壁510は、角ボス501f、501rの下方(Y方向マイナス側)に設けられ、X方向に延びた、長手方向全域に設けられた壁である。
樹脂メイン流路穴502rは、長手方向の製品後ろ側で角ボス501rの長手内側に隣接して設けられ、製品前後方向に延びた略長方形のX方向に開いた穴である(図7参照)。図8における座面部材挿入穴502fは、長手方向の製品前側で角ボス501fの長手内側に隣接して設けられ、上述の長手方向と同方向の製品前後方向に延び略長方形のX方向に開いた穴であり、後述の座面部材70を挿入可能な挿入部に相当する。座面部材挿入穴502fは、嵌め合い穴502fa、樹脂形成穴502fb、樹脂規制面502fcの3形状を有している(図8(b)参照)。
嵌め合い穴502faは、座面部材挿入穴502fのX方向プラス側に形成された製品前後方向に延びた略長方形の穴である。樹脂形成穴502fbは、嵌め合い穴502faのX方向マイナス側に位置し、製品前後方向に延びた嵌め合い穴502faより大きい略長方形の穴である。樹脂規制面502fcは、嵌め合い穴502faと樹脂形成穴502fbの間に形成され、嵌め合い穴502faと樹脂形成穴502fbを形成する各面に垂直な面である。
樹脂規制面503f、503rは、樹脂メイン流路穴502rと座面部材挿入穴502fのX方向プラス側(クリーニングブレード10の取り付け側)にそれぞれ隣接して設けられた、X方向と垂直な面である。
樹脂バッファ溝504f、504rは、樹脂メイン流路穴502rと座面部材挿入穴502fの下面(Y方向マイナス側)に設けられ、下壁510と連通した溝である。
ブレード横シール貼り付け面507f、507rは、長手端部の長手前後の角ボス501f、501rの上方(Y方向ブラス側)に設けられ、クリーニングブレード10の断面に沿った形状の面である。
ブレード横シール流路505f、505rは、樹脂規制面503f、503rの上側(Y方向ブラス側)の一部が切り欠かれた溝である。そのうえ、、長手方向端部のブレード横シール貼り付け面507f、507rと樹脂メイン流路穴502r及び座面部材挿入穴502fの上面(Y方向ブラス側)を連通した溝でもある。
ブレード下シールメイン流路508は、下壁510と平行で、下壁510よりY方向ブラス側に位置し、長手方向に延びた壁である。このブレード下シールメイン流路508と下壁510は斜面により滑らかに繋がっている。ブレード下シール端部溝509f、509rは、樹脂バッファ溝504r、504fの長手方向前後の外側に隣接し、長手方向前後の1対のリブと、下壁510、樹脂メイン流路穴502r及び座面部材挿入穴502fを形成している下壁で囲まれた溝である。
ブレード下シール連通流路506r、506fは、樹脂規制面503f、503rの下側(Y方向マイナス側)の一部が切り欠かれた溝である。そのうえ、長手端部のブレード下シール端部溝509f、509rと樹脂メイン流路穴502r、座面部材挿入穴502fの下面(Y方向マイナス側)を連通した溝でもある。
図9に示すように、座面部材70は、略直方体の外形をした部材である。座面部材70は、座面部701、ビス穴702、1対の短手嵌め合い面703、1対の長手嵌め合い面704、樹脂規制部705、樹脂ゲート部706、2つの短手樹脂経路707a、707b、2つの長手樹脂経路708a、708bを有している。
座面部701は、X方向に垂直な面で、製品前後方向、すなわち前述の長手方向に延びた略長方形の面であり、前述のクリーニングブレード10の支持部材10bの他方の面に当接する当接部である。ビス穴702は、座面部701の中央に設けられた、M3のセルフタップのねじ部が挿入される下穴であり、クリーニングブレード10をクリーニング枠体5に固定する際に、固定部材であるビス802fのねじ部と係合する係合穴である。そのため、座面部材70の座面部701が支持部材10bの一方の面に当接した状態で、ビス穴702にビス802fが挿通されると、座面部材70は被固定部材として支持部材10bに対して固定される。
1対の短手嵌め合い面703は、座面部701の長辺から、座面部701と垂直に伸びた1対の面である。1対の長手嵌め合い面704は、座面部701の短辺から、座面部701と垂直かつ短手嵌め合い面703と隣接した1対の面である。この1対の短手嵌め合い面703と長手嵌め合い面704のそれぞれの間隔は、前述したクリーニング枠体5の座面部材挿入穴502fの嵌め合い穴502faの隙間とそれぞれ嵌め合い関係になっている。樹脂規制部705は、1対の長手嵌め合い面704と1対の短手嵌め合い面703の各面から外形外側に垂直に伸びた面である。樹脂ゲート部706は、座面部材70の座面部701の対向側の中央部に設けられた座面部701と平行な面である。2つの短手樹脂経路707a、707bは、樹脂ゲート部706から1対の短手嵌め合い面703に向けて設けられた、樹脂が流れる経路であり、経路の両側は1対の壁で覆われている。2つの長手樹脂経路708a、708bは、樹脂ゲート部706から1対の長手嵌め合い面704に向けて設けられた、樹脂が流れる経路であり、経路の両側は1対の壁で覆われている。これら4つの樹脂流路は、樹脂ゲート部か706から各嵌め合い面に向けて斜面で繋がっている。
続いて、クリーニングブレード10の支持構成と周辺部品の構成について説明する。図10、図1に示すように、クリーニングブレード10は、支持部材10bの長手方向両端が、クリーニング枠体5に対して、異なる構成で支持されている。
まず、製品後ろ側の支持構成について説明する。図10(a)、図1(a)に示すように、クリーニングブレード10は、クリーニング枠体5に対し、熱可塑性の樹脂が注入さ
れることで形成される樹脂成形部801r、ビス802rを介し支持されている。また、クリーニングブレード10の周辺には、ブレード横シール部材803r、ブレード下シール部材804を備えている。
クリーニングブレード10は、支持部材10bの切り欠き部101が、クリーニング枠体5の角ボス501rに挿通されることで、クリーニングブレード10のY方向が位置決めされている。すなわち、前述の角ボス501rが、Y方向(短手方向)におけるクリーニングブレード10の支持部材10bの位置を規制する規制部として機能しており、支持部材10bの切り欠き部101が角ボス501rによって規制される被規制部として機能している。また、図1(a)に示すように、X方向の位置は、クリーニング枠体5の樹脂メイン流路穴502rから樹脂規制面503r内にかけて形成された樹脂形成部801rと支持部材10bのL字の長辺側の面が接触することで、位置が決まっている。
クリーニングブレード10の支持部材10bに形成されたビス穴103に挿通されるビス802rについて説明する。ビス802rは、M3のセルフタッピングであり、クリーニングブレード10の支持部材10bをクリーニング枠体5に対して固定する固定部材として機能する。ビス802rは、支持部材10bに形成されたビス穴103の開口から挿通された際に、ビスの頭部分が押し当て部として、前述の支持部材10bの一方の面に押し当てられ、ビスのねじ部が挿通部としてビス穴103に挿通される。クリーニングブレード10のビス穴103に、ビス802rが挿通されると、ビス802rの挿通部であるねじ部は、樹脂メイン流路穴502r内に樹脂を注入することで形成された樹脂成形部801rに覆われる。このようにして、クリーニングブレード10は、クリーニング枠体5に固定されている。
ブレード横シール部材803r(第1シール部材)は、モルトプレンであり、クリーニング枠体5のブレード横シール貼り付け面507rに両面テープ(不図示)で貼り付けられている。クリーニングブレード10が組み付けられた状態では、クリーニング枠体5と弾性ブレード部材10aの長手方向両端部の間に設けられる形になるので、ブレード横シール部材803rの貼り付け面507rと対向する面が、弾性ブレード部材10aの端部と接触する。そのため、クリーニングブレード10により除去したトナーが端部から漏れることが規制される。また、樹脂成形部801rは、クリーニング枠体5のブレード横シール流路505rを通って、ブレード横シール部材803rと接触可能に構成されている。
ブレード下シール部材804(第2シール部材)は、Y方向においてクリーニングブレード10の感光ドラム7との当接部分とは反対側に位置する支持部材10bのL字の短辺の下面と、クリーニング枠体5の下壁510とブレード下シールメイン流路508の間に長手方向全体にわたって設けられたホットメルトである。このブレード下シール部材804により、クリーニングブレード10の支持部材10bの下面とクリーニング枠体5の隙間から、除去したトナーが漏れるのが規制される。また、クリーニング枠体5のブレード下シール端部溝509rは、ブレード下シール部材804であるホットメルトで満たされている。そのため、クリーニング10の支持部材10bの下面とクリーニング枠体5の下壁510の隙間の端部から、クリーニングブレード10により除去したトナーが漏れるのを防止している。さらに、ブレード下シール部材804は、クリーニング枠体5の樹脂バッファ溝504rとブレード下シール連通流路506r内の樹脂成形部801rと接触している。
続いて、製品前側の支持構成について説明する。図10(b)、図1(b)に示すように、クリーニングブレード10は、クリーニング枠体5に対し、前述の被固定部材である座面部材70、熱可塑性の樹脂が注入されることで形成される樹脂成形部801f、ビス802fを介して支持されている。また、クリーニングブレード10の周辺には、ブレー
ド横シール部材803f、ブレード下シール部材804を備えている。ブレード横シール部材803f、ブレード下シール部材804の構成に関しては、前述した製品後ろ側の構成と同様の構成であるため、詳細の説明は割愛する。
クリーニングブレード10は、支持部材10bの切り欠き部102が、クリーニング枠体5の角ボス501fに挿通されることで、クリーニングブレード10のY方向が位置決めされている。すなわち、製品後ろ側と同様に角ボス501fが、Y方向(短手方向)におけるクリーニングブレード10の支持部材10bの位置を規制する規制部として機能している。そして、支持部材10bの切り欠き部102が角ボス501fによって規制される被規制部として機能している。図1(b)に示すように、クリーニングブレード10のX方向は、支持部材10bのL字の長辺側の面がクリーニング枠体5の座面部材挿入穴502fに挿入された座面部材70の座面部701に面同士が接触することで、位置が決まっている。
ここで、クリーニングブレード10の支持部材10bに形成されたビス穴104に挿通されるビス802fについて説明する。ビス802fは、ビス802rと同様のM3のセルフタッピングであり、こちらも支持部材10bをクリーニング枠体5に対して固定する固定部材として機能する。ビス802fは、支持部材10bに形成されたビス穴104の開口から挿通された際に、ビスの頭部分が押し当て部として、支持部材10bの一方の面に押し当てられ、ビスのねじ部が挿通部としてビス穴104に挿通される。クリーニングブレード10は、ビス穴104にビス802fが挿通されると、ビス802fのねじ部は、座面部材70のビス穴702に螺合することで、締結されている。そのため、製品後ろ側とは異なり、ビス802fの先端部分は、ビス穴104に挿通した際に、支持部材10bの挿入側開口とは反対側のビス穴104の開口から突出する突出部となる。また、被固定部材である座面部材70のビス穴702は、ビス802fのねじ部が挿通可能であり、先端部分(係合部)が係合可能な係合穴として機能することになる。
図1(b)に示すように、座面部材70は、短手嵌め合い面703と長手嵌め合い面704がクリーニング枠体5の座面部材挿入穴502fの嵌め合い穴502faに挿入される。そして、座面部材挿入穴502fの樹脂形成穴502fbの内壁との間に樹脂を注入することで形成された樹脂成形部801fにより、クリーニング枠体5に接合されている。また、座面部材70の樹脂規制部705と、クリーニング枠体5の座面部材挿入穴502fの樹脂規制面502fcの間に設けられた樹脂成形部801fが、座面部材挿入穴502fからクリーニングブレード10により除去されたトナーが漏れるのを防止する。
<クリーニングブレードの組み付け方法>
続いて、クリーニングブレード10の組み付け方法について、図12、図13を用いて説明する。図12は、本実施例に係る製品後ろ側のクリーニングブレード10の組み立て過程を示す断面図である。図13は、本実施例に係る製品前側のクリーニングブレード10の組み立て過程を示す断面図である。
まず、製品後ろ側のクリーニングブレード10の組み立て過程について説明する。図12(a)は、クリーニング枠体5、クリーニングブレード10、ビス802rが組み立て装置にセットされた時の断面図である。図12(b)は、図12(a)の状態から、クリーニング枠体5に金型901rを挿入し、クリーニングブレード10の位置を調整している時の断面図である。図12(c)は、図12(b)の状態から、クリーニングブレード10の位置を調整した後に、熱可塑性の樹脂を注入し、樹脂成形部801rの形成が完了した時の断面図である。図12(d)は、図12(c)の状態から、金型902rが退避し、クリーニングブレード10の組み付けが完了した後の断面図である。
まず、図12(a)に示すように、第1の治具としてのブレード昇降ユニット901rに、ビス802rとクリーニングブレード10を、支持部材10bの樹脂成形部801r
が当接する面が上向きになるようにセットする。クリーニングブレード10の長手方向の位置決めは、支持部材10bの長手基準穴105に、ブレード昇降ユニット901rの不図示の円ボスが挿入されることで、組み付け装置に位置決めされている。その後、クリーニング枠体5を、ブレード昇降ユニット901rとは別に組み立て装置内に設けられた不図示の第2の治具に相当する保持部材にクランプし、セットする。以上が製品後ろ側における、クリーニングユニット4の組み立て方法の第1のステップである。
クリーニング枠体5、クリーニングブレード10、ビス802fのセットが完了した後に、図12(b)に示すように、金型902rをクリーニング枠体5の樹脂メイン流路穴502r内に挿入させる。この時、金型902rの先端は、クリーニングブレード10の支持部材10bに当接する位置まで、金型902rを挿入させる。その後、金型902rとブレード昇降ユニット901rでクリーニングブレード10を挟み込んだ状態で、弾性ブレード部材10aの先端位置を不図示のカメラで測定し、先端位置が所定の侵入量になるように、ブレード昇降ユニット901rにより、クリーニングブレード10の位置をX方向(矢印の方向)に調整する。この侵入量は、仮想ドラムの曲線に対し、弾性ブレード部材10aの先端のX方向の重なり量としている。調整時は、クリーニングブレード10の支持部材10bの切り欠き部101が、クリーニング枠体5の角ボス501rに挿通された状態で、位置を調整するため、X方向のみを調整する。また、不図示のカメラでクリーニングブレード10の先端位置のY方向の位置も測定し、その測定値を加味し、X方向に演算して、X方向の調整量を決定している。このようにして、クリーニング枠体5とクリーニングブレード10の支持部材10bの位置関係が、弾性ブレード部材10aの感光ドラム7に対する位置が所定の侵入量となるような所定の相対位置関係となるように、ブレード昇降ユニット901rと、それとは別の前述の保持部材を使って調整する。以上が、本実施例の製品後ろ側における、クリーニングユニット4の組み立て方法の第2のステップである。
クリーニング枠体5と支持部材10bの位置関係が調整されクリーニングブレード10の位置の調整が完了した後は、図12(c)に示すように、熱可塑性の樹脂を支持部材10bに当接するように注入し、樹脂成形部801rを形成する。また、前述したように、樹脂成形部801rは、クリーニング枠体5のブレード横シール流路505rを通って、予めクリーニング枠体5のブレード横シール貼り付け面507rに貼り付けてあるブレード横シール部材803rと接触している(図1(a)参照)。さらに、前述したように、樹脂成形部801rは、固定部材であるビス802rのねじ部(挿通部)の周りを覆うように形成される。そのため、クリーニングブレード10は、ビス802rと樹脂成形部801rを介して、クリーニング枠体5に締結されている(図11(a)参照)。また、樹脂成形部801rは、クリーニング枠体5の樹脂バッファ溝504rを通過し、支持部材10bのL字の短辺の下側に流れ出るようにしている(図1(a)参照)。なお、樹脂成形部801rは、支持部材10bとブレード横シール部材803rへの接触が完了した後に、バッファ溝504rへ流れるように、樹脂の流路は設定されている。樹脂成形部801r自体の量のバラツキや、調整量による樹脂成形部801rのバラツキは、このバッファ溝504rへ流れ出す量で吸収している。また、バッファ溝504r内に樹脂が注入され樹脂成形部801rが到達していることを、不図示のセンサで検知することで、樹脂成形部801rが想定通りに形成されていることを検知している。上述の説明のうち、樹脂成形部801rを形成するところまでが、本実施例の製品後ろ側における、クリーニングユニット4の組み立て方法の第3のステップとなる。
熱可塑性の樹脂の注入が完了し、樹脂成形部801rが形成された後は、図12(d)に示すように、金型902rとブレード昇降ユニット901rをクリーニング枠体5から退避させて、クリーニングブレード10の組み付けが完了となる。
続いて、製品前側のクリーニングブレード10の組み付け過程について図13を用いて説明する。図13(a)は、クリーニング枠体5、クリーニングブレード10、座面部材70が組み立て装置にセットされた時の断面図である。図13(b)は、図13(a)の状態から、座面部材70に金型901fを当接させ、クリーニングブレード10の位置を調整している時の断面図である。図13(c)は、図13(b)の状態から、クリーニングブレード10の位置を調整した後に、熱可塑性の樹脂を注入し、樹脂成形部801fの形成が完了した時の断面図である。図13(d)は、図13(c)の状態から、金型902fとブレード昇降ユニットfが退避し、ビス802fがクリーニングブレード10のビス穴104を通って、座面部材70のビス穴702に締めこまれた後の断面図である。
まず、図13(a)に示すように、第1のステップとして、クリーニング枠体5に対する挿入部となる座面部材挿入穴502fに座面部材70を挿入する。それとは別に、第1の治具としてのブレード昇降ユニット901fに、クリーニングブレード10を、支持部材10bに対して座面部材70の当接部701が当接する面が上向きになるようにセットする。その後、クリーニング枠体5の座面部材挿入穴502fに座面部材70を挿入した状態で、クリーニング枠体5を、ブレード昇降ユニット901fとは別に組み立て装置内に設けられた不図示の第2の治具に相当する保持部材にクランプし、セットする。上記の説明のうち、クリーニング枠体5の座面部材挿入穴502fに座面部材70が挿入された後の工程が、本実施例の製品前側における、クリーニングユニット4の組み立て方法の第2のステップとなる。
クリーニングブレード10、クリーニング枠体5、座面部材70のセットが完了した後に、図13(b)に示すように、金型902fを座面部材70に当接させる。その後、座面部材70の当接部701と、クリーニングブレード10の支持部材10bが当接を維持するように、ブレード昇降ユニット901fと金型902fで挟み込んだ状態で、クリーニングブレード10の位置を調整する。このように、座面部材70がセットされたクリーニング枠体5とクリーニングブレード10の支持部材10bの位置関係が、弾性ブレード部材10aが感光ドラム7に対して所定の侵入量で侵入する所定の相対位置関係となるように、ブレード昇降ユニット901fと、それとは別の前述の保持部材を使って調整する。なお、調整方法は、前述した製品後ろ側と同様である。以上が、本実施例の製品前側における、クリーニングユニット4の組み立て方法の第3のステップである。
クリーニング枠体5と支持部材10bの位置関係が調整され、クリーニングブレード10の位置の調整が完了した後の工程について説明する。図13(c)に示すように、熱可塑性の樹脂を、クリーニング枠体5の座面部材挿入穴502fと座面部材70の間に注入し、樹脂成形部801fを形成する。熱可塑性の樹脂は、座面部材70の樹脂ゲート部706から注入され、2つの短手樹脂経路707a、707bと、2つの長手樹脂経路708a、708bを通過する。そして、クリーニング枠体5の樹脂規制面502fcと座面部材70の樹脂規制部705の間に充填されることで、樹脂成形部801fが形成されていく。樹脂成形部801fは、クリーニング枠体5の樹脂規制面502fcと座面部材70の樹脂規制部705の間に形成された後は、本体後ろ側と同様に、クリーニング枠体5のブレード横シール流路505fを通って、予めクリーニング枠体5のブレード横シール貼り付け面507fに貼り付けてあるブレード横シール部材803fと接触する(図1(b)参照)。また、樹脂成形部801fは、本体後ろ側と同様に、クリーニング枠体5の樹脂バッファ溝504fを通過し、支持部材10bのL字の短辺の下側に流れ出るようにしている(図1(b)参照)。このバッファ溝504fに流れる樹脂の構成や流れる順番、樹脂成形部801fの検知構成は、本体後ろ側と同様であるため、説明は割愛する。上述の説明のうち、樹脂成形部801fを形成するところまでが、本実施例の製品前側における、クリーニングユニット4の組み立て方法の第4のステップとなる。その後、図13(d)に示すように、樹脂成形部801fが座面部材挿入穴502fと座面部材70の間
に形成されることで、座面部材70の位置が固定される。座面部材70のビス穴702にビス802fが挿通されることで、ビス穴702がビス802fのねじ部と係合し、座面部材70とビス802fは結合される。以上が、本実施例の製品前側における、クリーニングユニット4の組み立て方法の第5のステップとなる。
ブレード下シール部材804は、クリーニング枠体5に対するクリーニングブレード10の組み付けが完了した後に長手方向全域に塗布される。そして、クリーニング枠体5の樹脂バッファ溝504rとブレード下シール連通流路506rから流れ出た樹脂成形部801f、801rと接触する。
本実施系において、製品後ろ側と前側で異なるクリーニングブレード10の支持構成を採用している理由について説明する。製品後ろ側のように、樹脂成形部801rで座面と、固定部材としてのビス802rのねじ部(挿通部)が挿通される被挿通部を形成する構成(以後、樹脂座面構成と呼ぶ)は、部品を追加することなく、シンプルな構成である。しかしながら、クリーニングブレード10のビス穴103とビス802rのねじ部の隙間に樹脂が入り込んでしまう(図11(a)参照)。すると、クリーニング枠体5とクリーニングブレード10の支持部材10bの線膨張率が異なるため、プリンタの使用環境の違いにより、クリーニングブレード10やクリーニング枠体5が変形してしまう可能性がある。その結果、本実施系のように、長手方向の両端でクリーニングブレード10を支持する構成において、同じ樹脂座面構成を両端に採用すると、クリーニングブレード10の先端位置が変化してしまう可能性がある。この課題を抑制するため、本実施系では、製品前側の構成のように、座面部材70をクリーニングブレード10の支持部材10bに突き当て、座面部材70にビス802fを締めこむ構成にする。このようにクリーニングブレード10の支持構成を、製品の前側と後ろ側で異ならせることで、クリーニングブレード10のビス穴104内に注入樹脂801fが入り込むことを防止している(図11(b)参照)。
以上説明したように、本発明によれば、クリーニング枠体5に対し、クリーニングブレード10の先端位置を精度よく調整したうえで、クリーニング枠体5と支持部材10bとの間に熱可塑性の樹脂を注入して樹脂成形部801rを形成する。そして、樹脂成形部801rによってクリーニングブレード10の座面を成形する。このようにすることで、クリーニング枠体5やクリーニングブレード10の製造上のバラツキの影響を低減し、クリーニング枠体5に対しクリーニングブレード10を精度よく組み付けることができる。さらに、クリーニングブレード10は、特許文献1のように、クリーニング枠体5に対し樹脂で直接固定する構成ではなく、固定部材であるビス802rを介して、クリーニング枠体5に固定する。そのため、使用環境や物流時の衝撃によるブレード先端位置の変動を抑えることができる。
また、固定部材であるビス802rを予めクリーニングブレード10の支持部材10bのビス穴103(貫通孔)に挿通した状態で、熱可塑性の樹脂を、ビス802rのねじ部の周りを覆うように注入して樹脂成形部801rを形成する。このように樹脂成形部801rを形成することで、樹脂を注入する工程で、座面部の形成とクリーニングブレード10を支持することができるため、組み付け時間を短縮することができる。さらに、クリーニング枠体5の樹脂メイン流路穴502r内で座面形成とビス802rのねじ部を形成できるため、省スペース化を実現できる。
また、クリーニングブレード10の短手方向の位置は、クリーニング枠体5に設けられた規制部としての角ボス501rと、クリーニングブレード10の支持部材10bに設けられた被規制部としての切り欠き部101の嵌め合い関係で位置が固定されている。そのため、物流時の衝撃により、クリーニングブレード10の位置が短手方向に動くのを抑制できる。
また、樹脂成形部801rは、クリーニング枠体5のブレード横シール流路505rを通って、第1のシール部材であるブレード横シール部材803rと接触可能に構成されている。そのため、クリーニング枠体5と、ブレード横シール部材803rと、クリーニングブレード10の支持部材10bの長手方向の隙間から、クリーニングブレード10により除去したトナーが漏れるのを防止できる。さらに、第2のシール部材であるブレード下シール部材804が、クリーニング枠体5の樹脂バッファ溝504rとブレード下シール連通流路506r内の樹脂成形部801rと接触可能に構成されている。そのため、クリーニング枠体5と、ブレード下シール部材804と、クリーニングブレード10の支持部材10bの長手方向の隙間から、クリーニングブレード10により除去したトナーが漏れるのを防止できる。
また、クリーニング枠体5に対し、固定部材であるビス803fに固定される座面部材70をクリーニングブレード10に突き当てた状態でクリーニングブレード10の位置を精度よく調整する。そのあと、熱可塑性の樹脂を注入して樹脂成形部801fを形成して、座面部材70とクリーニング枠体5を結合する。このように支持部材10bとクリーニング枠体5の間に座面部材を設けたうえで樹脂成形部801fを形成する。このようにすることで、クリーニング枠体5やクリーニングブレード10の製造上のバラツキの影響をさらに低減し、クリーニング枠体5に対しクリーニングブレード10を精度よく組み付けることができる。さらに、クリーニングブレード10は、特許文献1のように、クリーニング枠体5に対し樹脂で直接固定する構成ではなく、座面部材70にビス802fを介して固定されるため、使用環境や物流時の衝撃によるブレード先端位置の変動を抑えることができる。
5…クリーニング枠体、7…感光ドラム、10…クリーニングブレード、802r、802f…固定部材、801r、801f…樹脂成形部

Claims (18)

  1. 枠体と、
    前記枠体に支持される感光ドラムと、
    前記感光ドラムの表面に当接し、前記感光ドラムの表面をクリーニングするブレードと、
    前記ブレードを支持する支持部材と、
    前記支持部材を前記枠体に固定する固定部材と、
    を有するクリーニングユニットの組み立て方法であって、
    前記支持部材および前記固定部材を第1の治具にセットし、前記枠体を第2の治具にセットする第1のステップと、
    前記枠体と前記ブレードが所定の相対位置関係となるように、前記第1の治具または前記第2の治具を調整する第2のステップと、
    前記枠体と前記ブレードが前記所定の相対位置関係に調整された状態で、前記枠体と前記支持部材の間に熱可塑性の樹脂を注入して樹脂成形部を形成する第3のステップと、
    を有することを特徴とするクリーニングユニットの組み立て方法。
  2. 前記支持部材は、板状であり、前記支持部材の厚み方向に貫通する貫通孔を有し、
    前記固定部材は、前記貫通孔に挿通される挿通部を有し、
    前記第1のステップにおいて、前記支持部材は、前記挿通部が前記貫通孔に挿通された状態で、前記第1の治具にセットされる、ことを特徴とする請求項1に記載のクリーニングユニットの組み立て方法。
  3. 前記挿通部は、前記貫通孔に挿通された状態で、挿入側開口とは反対側の前記貫通孔の開口から突出する突出部を有し、
    前記第3のステップにおいて、前記突出部は、前記樹脂成形部によって覆われている、ことを特徴とする請求項2に記載のクリーニングユニットの組み立て方法。
  4. 挿入可能な挿入部を備える枠体と、
    前記枠体に支持される感光ドラムと、
    前記感光ドラムの表面に当接し、前記感光ドラムの表面をクリーニングするブレードと、
    前記ブレードを支持する支持部材と、
    前記支持部材を前記枠体に固定するための固定部材と、
    前記枠体の前記挿入部に挿入された状態で、前記固定部材と結合することによって、該固定部材と共に前記枠体に前記支持部材を固定するための被固定部材と、
    を有するクリーニングユニットの組み立て方法であって、
    前記枠体の前記挿入部に前記被固定部材を挿入する第1のステップと、
    前記支持部材を第1の治具にセットし、前記被固定部材が挿入された前記枠体を第2の治具にセットする第2のステップと、
    前記被固定部材が挿入された前記枠体と前記ブレードが所定の相対位置関係となるように、前記第1の治具または前記第2の治具を調整する第3のステップと、
    前記枠体と前記ブレードが前記所定の相対位置関係に調整された状態で、前記枠体と前記被固定部材の間に熱可塑性の樹脂を注入して樹脂成形部を形成する第4のステップと、
    前記樹脂成形部が形成された後、前記被固定部材と前記固定部材を結合させる第5のステップと、
    を有することを特徴とするクリーニングユニットの組み立て方法。
  5. 前記支持部材は、板状であり、前記支持部材の厚み方向に貫通する貫通孔を有し、
    前記固定部材は、前記貫通孔に挿通される挿通部を有し、
    前記被固定部材は、前記挿通部が挿通可能な係合穴を有することを特徴とする請求項4に記載のクリーニングユニットの組み立て方法。
  6. 前記挿通部は、前記係合穴と係合可能な係合部を備え、
    前記第5のステップにおいて、前記係合部と前記係合穴が係合することにより、前記被固定部材と前記固定部材が結合されることを特徴とする請求項5に記載のクリーニングユニットの組み立て方法。
  7. 挿入可能な挿入部を備える枠体と、
    前記枠体に支持される感光ドラムと、
    前記感光ドラムの表面に当接し、前記感光ドラムの表面をクリーニングするブレードと、
    前記ブレードを支持する支持部材と、
    前記支持部材を前記枠体に固定するための固定部材と、
    前記枠体の前記挿入部に挿入された状態で、前記固定部材と結合することによって、該固定部材と共に前記枠体に前記支持部材を固定する被固定部材と、
    を有するクリーニングユニットの組み立て方法であって、
    前記支持部材は、前記感光ドラムの長手方向に沿う方向における一端では請求項1に記載の組み立て方法で前記枠体に固定され、
    前記長手方向に沿う方向における他端では請求項4に記載の組み立て方法で前記枠体に固定される、ことを特徴とするクリーニングユニットの組み立て方法。
  8. 枠体と、
    前記枠体に支持される感光ドラムと、
    前記感光ドラムの表面に当接し、前記感光ドラムの表面をクリーニングするブレードと、
    前記ブレードを支持する支持部材と、
    前記支持部材を前記枠体に固定する固定部材と、
    前記枠体と前記支持部材の間に熱可塑性の樹脂を注入して形成される樹脂成形部と、
    を備え、
    前記支持部材は、前記固定部材と前記樹脂成形部によって前記枠体に固定されることを特徴とするクリーニングユニット。
  9. 前記支持部材は、板状であり、前記支持部材の厚み方向に貫通する貫通孔を有し、
    前記固定部材は、前記貫通孔に挿通される挿通部を有し、
    前記樹脂成形部は、前記貫通孔と前記挿通部の間に熱可塑性の樹脂が注入されて形成されることを特徴とする請求項8に記載のクリーニングユニット。
  10. 前記挿通部は、前記貫通孔に挿通された状態で、挿入側開口とは反対側の前記貫通孔の開口から突出する突出部を有し、
    前記突出部が、前記樹脂成形部によって覆われていることを特徴とする請求項9に記載のクリーニングユニット。
  11. 挿入可能な挿入部を備える枠体と、
    前記枠体に支持される感光ドラムと、
    前記感光ドラムの表面に当接し、前記感光ドラムの表面をクリーニングするブレードと、
    前記ブレードを支持する支持部材と、
    前記支持部材を前記枠体に固定するための固定部材と、
    前記枠体の前記挿入部に挿入された状態で、前記固定部材と結合することによって、該
    固定部材と共に前記枠体に前記支持部材を固定するための被固定部材と、
    前記枠体と前記被固定部材との間に熱可塑性の樹脂を注入して形成される樹脂成形部と、
    を備え、
    前記支持部材は、前記固定部材、前記被固定部材、及び前記樹脂成形部によって前記枠体に固定されることを特徴とするクリーニングユニット。
  12. 前記支持部材は、板状であり、前記支持部材の厚み方向に貫通する貫通孔を有し、
    前記固定部材は、前記貫通孔に挿通される挿通部を有し、
    前記被固定部材は、前記挿通部が挿通可能な係合穴を有することを特徴とする請求項11に記載のクリーニングユニット。
  13. 前記挿通部は、前記係合穴と係合可能な係合部を備え、
    前記係合部と前記係合穴が係合することにより、前記被固定部材と前記固定部材が結合されることを特徴とする請求項12に記載のクリーニングユニット。
  14. 前記ブレード及び前記支持部材は、前記感光ドラムの長手方向に延びた形状をしており、
    前記枠体は、前記長手方向と直交する方向である短手方向における前記支持部材の位置を規制する規制部を有し、
    前記支持部材は、前記規制部により規制される被規制部を有することを特徴とする請求項8~13のいずれか1項に記載のクリーニングユニット。
  15. 前記ブレードの長手方向両端部と前記枠体との間に、前記ブレードの長手方向両端部における現像剤の漏れを規制する第1シール部材が設けられており、
    前記樹脂成形部は、前記第1シール部材と接触可能であることを特徴とする請求項14に記載のクリーニングユニット。
  16. 前記支持部材と前記枠体との間であって、かつ、前記短手方向において前記ブレードと前記感光ドラムとの当接部分とは反対側に位置し、前記支持部材及び前記枠体と長手方向全体で接触することで、前記支持部材の長手方向全体における現像剤の漏れを規制する第2シール部材が設けられており、
    前記樹脂成形部は、前記第2シール部材とも接触可能であることを特徴とする請求項15に記載のクリーニングユニット。
  17. 画像形成装置の装置本体に着脱可能なカートリッジであって、
    前記感光ドラムに現像剤を供給する現像装置と、
    請求項8~16のいずれか1項に記載のクリーニングユニットと、
    を備えることを特徴とするカートリッジ。
  18. 記録材に画像を形成する画像形成装置であって、
    請求項17に記載のカートリッジを備えることを特徴とする画像形成装置。
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