JP7316241B2 - 土質測定装置及び土質測定方法 - Google Patents

土質測定装置及び土質測定方法 Download PDF

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Description

本発明は、土質測定装置及び土質測定方法に関する。
地面と接触する電極により地面の土の電気抵抗を測定することによって、土の土質を測定する技術が提案されている。例えば、特許文献1には、複数の垂直方向に延在する棒状の電極の下端を転圧機による締固めが行われた盛土に圧接して土の電気抵抗を測定することにより、測定された土の電気抵抗と土の乾燥密度との相関に基づいて当該土の締固め度を取得する技術が開示されている。
特許第3416908号公報
ところで、盛上の品質管理は、転圧から多少時間が経過した後に行われることが多々あり、その間に表面が乾燥する可能性は十分にある。表面が乾燥した状態の盛土の上で、上記のような技術を用いて測定すると、土の電気抵抗と土の乾燥密度との相関から外れた極めて大きな電気抵抗が出力され、正しく土の乾燥密度を取得できないという問題点がある。
そこで本発明は、土の乾燥の影響を低減させつつ地面の土の電気抵抗を測定することができる土質測定装置及び土質測定方法を提供することを目的とする。
本発明は、地面と接触する電極部と、電極部により地面の土の電気抵抗を測定する測定部とを備え、電極部は、先端部が地面の下方に到達する突起部を有する土質測定装置である。
表面が乾燥した状態の土の上で正しい電気抵抗が測定されない原因は、土の表面が乾燥することで電極との間に微細な隙間が生じて電流が流れ難くなっているためである可能性がある。そこで、この構成によれば、地面と接触する電極部と、電極部により地面の土の電気抵抗を測定する測定部とを備えた土質測定装置において、電極部は、先端部が地面の下方に到達する突起部を有する。これにより、地面の下方の含水している土と電極部とを確実に接触させ、土の乾燥の影響を低減させつつ地面の土の電気抵抗を測定することができる。
この場合、電極部は、先端部が地面の下方に到達する深さがそれぞれ異なる複数の突起部を有することが好適である。
この構成によれば、電極部は先端部が地面の下方に到達する深さがそれぞれ異なる複数の突起部を有するため、単純な構成により、地面の下方の含水している土の深さが異なる状況に対する対応範囲が拡がる。
また、電極部は、先端部が地面の下方に到達する深さを変更自在である突起部を有することが好適である。
この構成によれば、電極部は先端部が地面の下方に到達する深さを変更自在である突起部を有するため、地面の下方の含水している土の深さが異なる状況に対する対応範囲がさらに拡がる。
また、電極部は、地面と接触しつつ地面を移動し、地面に沿った方向において、突起部は、電極部が地面を移動する方向の幅が、電極部が地面を移動する方向に垂直な方向の幅以上であることが好適である。
この構成によれば、電極部は地面と接触しつつ地面を移動し、地面に沿った方向において、電極部が地面を移動する方向の幅が電極部が地面を移動する方向に垂直な方向の幅以上であるため、電極部は地面と接触しつつ地面を移動する場合に、突起部の先端部が地面の下方により到達し易い。
また、電極部は、突起部の基部に地面の凹凸に追従する柔軟面部を有することが好適である。
この構成によれば、電極部は突起部の基部に地面の凹凸に追従する柔軟面部を有するため、土の表面が乾燥することで電極部と地面との間に生じている可能性がある微細な隙間を埋め、電極部と地面とを確実に接触させることにより、土の乾燥の影響を低減させることができる。
一方、本発明は、地面と接触する電極部により地面の土の電気抵抗を測定する土質測定方法であって、電極部の突起部の先端部を地面の下方に到達させつつ、地面の土の電気抵抗を測定する土質測定方法である。
この場合、先端部が地面の下方に到達する深さがそれぞれ異なる複数の突起部を有する電極部の突起部の先端部を地面の下方に到達させつつ、地面の土の電気抵抗を測定することが好適である。
また、先端部が地面の下方に到達する深さを変更自在である突起部の先端部を地面の下方に到達させつつ、地面の土の電気抵抗を測定することが好適である。
また、電極部を地面と接触させつつ地面を移動させ、地面に沿った方向において電極部が地面を移動する方向の幅が電極部が地面を移動する方向に垂直な方向の幅以上である突起部を有する電極部の突起部の先端部を地面の下方に到達させつつ、地面の土の電気抵抗を測定することが好適である。
本発明の土質測定装置及び土質測定方法によれば、土の乾燥の影響を低減させつつ地面の土の電気抵抗を測定することができる。
(A)は第1実施形態の土質測定装置の構成を示す平面図であり、(B)は第1実施形態の土質測定装置の構成を示す側面図である。 第1実施形態の土質測定装置の電極部を示す斜視図である。 第2実施形態の土質測定装置の電極部を示す斜視図である。 第3実施形態の土質測定装置の電極部を示す斜視図である。 (A)は第4実施形態の土質測定装置の構成を示す平面図であり、(B)は第4実施形態の土質測定装置の構成を示す側面図である。 第4実施形態の土質測定装置の電極部を示す斜視図である。 第5実施形態の土質測定装置の電極部を示す斜視図である。 第6実施形態の土質測定装置の電極部を示す斜視図である。
以下、図面を参照しつつ本発明に係る土質測定装置及び土質測定方法の実施形態について詳細に説明する。本発明の第1実施形態の土質測定装置及び土質測定方法は、例えば、ロードローラ等の締固め機械により締固められた後の地面の土の電気抵抗を測定し、電気抵抗と相関がある土の乾燥密度等を導出することによって、締固め機械による締固めの効果を確認するためのものである。図1(A)に示されるように、本発明の第1実施形態の土質測定装置1Aは、左側の左フレーム部2と、右側の右フレーム部3と、左フレーム部2と右フレーム部3とを連結する中央フレーム部4Aとを備える。
左フレーム部2及び右側の右フレーム部3の全長は、例えば、500~1000mm程度である。左フレーム部2及び右側の右フレーム部3の全幅は、例えば、100~400mm程度である。中央フレーム部4Aの全長は、例えば、200~500mm程度である。中央フレーム部4Aの全幅は、例えば、100~400mm程度である。後述するように、本実施形態の土質測定装置1Aは、地面を自走可能である。つまり、本実施形態の土質測定装置1Aは、例えば、模型自動車のような形態を有する。
土質測定装置1Aは、左フレーム部2及び右側の右フレーム部3のそれぞれの左右の両端に地面と接触する合計4つの電極部5Aと、中央フレーム部4Aに電極部5Aにより地面の土の電気抵抗を測定する測定部11とを備える。図1(B)に示されるように、電極部5Aは、前輪6と、後輪7と、前輪6と後輪7とをその内周面8iにより囲繞しつつ一帯をなし、前輪6と後輪7との間でその外周面8oにより地面Sと接触する履帯状電極8とを有する。履帯状電極8が前輪6及び後輪7の周囲で回転することにより、電極部5Aは、前輪6と後輪7との間で履帯状電極8の外周面8oにより地面Sと接触しつつ地面Sを方向Xへと移動する。
履帯状電極8は、金属の電極が埋め込まれたゴム等の合成樹脂製の切れ目のない帯状体や、その全体が電極である金属製の切れ目のない帯状体である。電極部5Aは、履帯状電極8の外周面8oが地面Sと接触する範囲における履帯状電極8の内周面8iを支持する補助輪9をさらに有する。前輪6、後輪7及び補助輪9は懸架装置により懸架され、履帯状電極8の外周面8oが地面Sと接触する範囲において地面Sの不陸や剛性に関わらず地面Sと常に密着するようにされている。
電極部5Aは、履帯状電極8を前輪6及び後輪7の周囲で回転させることにより、履帯状電極8に地面Sを移動させる駆動部10を有する。駆動部10は、例えば、前輪6及び後輪7のいずれかを電動機又は内燃機関等により回転駆動させることにより、履帯状電極8を前輪6及び後輪7の周囲で回転させる。これにより、本実施形態の土質測定装置1Aは、地面Sを方向Xに自走可能である。また、左フレーム部2及び右フレーム部3から方向Xに垂直な方向Yへの履帯状電極8のそれぞれの突出長を変更することにより、電極部5Aの履帯状電極8のそれぞれの電極部5Aが地面Sを移動する方向Xに垂直な方向Yの間隔は任意に変更自在である。
各作業現場の土により、測定誤差を小さくできる履帯状電極8と地面Sとの接触面積や接触時間は異なると考えられる。そこで、駆動部10は、履帯状電極8を移動させる速度の調節が可能であり、各作業現場に適切な速度に設定可能である。可能な限り、履帯状電極8の速度は速い方が測定に必要な時間が短くなるため、好ましい。なお、土質測定装置1Aをロードローラ等の自走式の締固め機械や、電動立ち乗り二輪車や、人力等の何らかの手法で牽引することにより、履帯状電極8を移動させてもよい。また、土質測定装置1Aをロードローラ等の自走式の締固め機械と一体化することにより、履帯状電極8を移動させてもよい。
以上のような合計4つの電極部5Aは、地面Sに沿った方向において、土質測定装置1Aの電極部5Aが地面を移動する方向Xに垂直な方向Yに並列に配置され、例えば、ウェンナー法により土の電気抵抗が測定される。図1(A)に示されるように、中央フレーム部4Aに配置された測定部11は、4つの電極部5Aにより地面Sの土の電気抵抗を測定する。なお、測定部11が地面Sの土の電気抵抗を測定するとは、必ずしも、土の電気抵抗の数値を算出することのみを意味せず、例えば、電極部5Aにより検出された電流値及び電圧値等に関する情報を出力することも含まれる。
以下、本実施形態の電極部5Aの詳細について説明する。図2に示されるように、電極部5Aは、履帯状電極8の外周面8oにおいて、先端部22が地面Sの下方に到達する複数の突起部21Aを有する。先端部22が地面Sの下方に到達するとは、例えば、電極部5Aが接している範囲の地面Sにおける最も高度が高い地点の高度よりも低い高度の土に突起部21Aの先端部22が接触することを意味する。突起部21Aは、先端部22が尖った板状、円錐状又は角錐状の形状を有する。本実施形態では、複数の突起部21Aのそれぞれは、同一の形状を有する。
電極部5Aの地面Sに沿った方向、つまり、履帯状電極8の外周面8oにおいて、電極部5Aが地面Sを移動する方向Xに複数の突起部21Aが配列され、電極部5Aが地面Sを移動する方向Xに垂直な方向Yに複数の突起部21Aが配列されている。本実施形態では、電極部5Aが地面Sを移動する方向Xに垂直な方向Yに3個の突起部21Aが配列されている。地面Sに沿った方向において、突起部21Aは、電極部5Aが地面Sを移動する方向Xの幅Wが、電極部5Aが地面Sを移動する方向Xに垂直な方向Yの幅w以上である。突起部21Aの基部23、つまり、履帯状電極8の外周面8oからの突出長は、例えば、5mm~200mmである。
電極部5Aは、突起部21Aの基部23に地面Sの凹凸に追従する柔軟面部24を有する。柔軟面部24は、履帯状電極8の外周面8oの全面を層状に被覆している。柔軟面部24は、例えば、導電性スポンジ及び導電性ゲルのいずれかにより構成されている。
土質測定装置1は、中央フレーム部4Aに、履帯状電極8の位置を取得する測位部12を備える。測定部11は、測位部12により取得された履帯状電極8の位置と関連付けた地面Sの土の電気抵抗を測定する。中央フレーム部4A等の土質測定装置1の位置が履帯状電極8の位置とみなされてもよい。測位部12は、例えば、GNSS(GlobalNavigation Satellite System)測量により履帯状電極8の位置を測位する。GNSS測量では、3個以上の衛星から信号を受信することにより、履帯状電極8の位置(例えば履帯状電極8の緯度及び経度)を測位する。GNSS測量に替えて、光学測量機能による自動追尾TS(Total Station)により履帯状電極8の位置が測位されてもよい。
土質測定装置1Aは、中央フレーム部4Aに、駆動部10及び測定部11への指令信号を受信する受信部である通信部13を備える。これにより、駆動部10及び測定部11の動作は通信部13により受信された指令信号による遠隔操作によって制御される。通信部13は、測定部11により測定された地面Sの土の電気抵抗に関する情報を送信する。なお、土質測定装置1Aに搭載された記録装置に測定部11による測定結果が記録されてもよい。
また、土質測定装置1Aは、中央フレーム部4Aに、駆動部10及び測定部11の動作を制御する制御部14を備える。また、制御部14により、例えば、ロードローラ等の自走式の締固め機械の後方を土質測定装置1Aが追随して移動するように制御されてもよい。また、制御部14により作業現場の任意の経路を土質測定装置1Aが移動するように制御されてもよい。
本実施形態の土質測定装置1Aを用いた土質測定方法では、例えば、土質測定装置1Aが地面Sの上で移動させられつつ、作業現場の任意の場所の土の電気抵抗が測定される。地面Sと接触する電極部5Aにより地面Sの土の電気抵抗を測定する本実施形態の土質測定方法では、電極部5Aの突起部21Aの先端部22が地面Sの下方に到達させられつつ、地面Sの土の電気抵抗が測定される。電極部5Aが地面Sと接触させられつつ地面Sを移動させられ、地面Sに沿った方向において先端部22が地面Sの下方に到達した状態で電極部5Aが地面Sを移動する方向Xの幅Wが電極部5Aが地面Sを移動する方向Xに垂直な方向Yの幅w以上である突起部21Aを有する電極部5Aの突起部21Aの先端部22が地面Sの下方に到達させられつつ、地面Sの土の電気抵抗が測定される。
土の電気抵抗と土の乾燥密度とは相関関係があることが知られているため、土の電気抵抗に基づいて土の乾燥密度を導出することができる。導出された土の乾燥密度により、締固め機械による締固めの効果を確認することができる。測定部11は、測定された土の電気抵抗に基づいて土の乾燥密度を導出し、通信部13は導出された土の乾燥密度を送信してもよい。また、測定部11は、電極部5により検出された電流値及び電圧値等に関する情報や土の電気抵抗に関する情報を出力し、通信部13は当該情報を送信し、土の乾燥密度の導出は土質測定装置1Aの外部の携帯通信端末で行われてもよい。
表面が乾燥した状態の土の上で正しい電気抵抗が測定されない原因は、土の表面が乾燥することで電極との間に微細な隙間が生じて電流が流れ難くなっているためである可能性がある。そこで、本実施形態によれば、地面Sと接触する電極部5Aと、電極部5Aにより地面Sの土の電気抵抗を測定する測定部11とを備えた土質測定装置1Aにおいて、電極部5Aは、先端部22が地面Sの下方に到達する突起部21Aを有する。これにより、地面Sの下方の含水している土と電極部5Aとを確実に接触させ、土の乾燥の影響を低減させつつ地面の土の電気抵抗を測定することができる。
また、本実施形態によれば、電極部5Aは地面Sと接触しつつ地面Sを移動し、地面Sに沿った方向において突起部21Aは電極部5Aが地面Sを移動する方向Xの幅Wが電極部5Aが地面Sを移動する方向Xに垂直な方向Yの幅w以上であるため、電極部5Aは地面Sと接触しつつ地面Sを移動する場合に、突起部21Aの先端部22が地面Sの下方により到達し易い。
また、本実施形態によれば、電極部5Aは突起部21Aの基部23に地面Sの凹凸に追従する柔軟面部24を有するため、土の表面が乾燥することで電極部5Aと地面Sとの間に生じている可能性がある微細な隙間を埋め、電極部5Aと地面Sとを確実に接触させることにより、土の乾燥の影響を低減させることができる。
以下、本発明の第2実施形態について説明する。図3に示されるように、本実施形態の土質測定装置1Bでは、電極部5Bは、先端部22が地面Sの下方に到達する深さがそれぞれ異なる複数の突起部21Bを有する。本実施形態では、電極部5Aが地面Sを移動する方向Xに垂直な方向Yに3個の突起部21Bが配列され、3個の突起部21Bのそれぞれの履帯状電極8の外周面8oからの突出長が異なっている。本実施形態の土質測定装置1Bを用いた土質測定方法では、先端部22が地面Sの下方に到達する深さがそれぞれ異なる複数の突起部21Bを有する電極部5Bの突起部21Bの先端部22が地面Sの下方に到達させられつつ、地面Sの土の電気抵抗が測定される。
本実施形態によれば、電極部5Bは先端部22が地面Sの下方に到達する深さがそれぞれ異なる複数の突起部21Bを有するため、単純な構成により、地面Sの下方の含水している土の深さが異なる状況に対する対応範囲が拡がる。
以下、本発明の第3実施形態について説明する。図4に示されるように、本実施形態の土質測定装置1Cでは、電極部5Cは、先端部22が地面の下方に到達する深さを変更自在である突起部21Cを有する。例えば、突起部21Cは、電動機又は油圧による動力により、複数の突起部21Cのそれぞれの履帯状電極8の外周面8oからの突出長を変更自在である。本実施形態の土質測定装置1Cを用いた土質測定方法では、先端部22が地面Sの下方に到達する深さを変更自在である突起部21Cの先端部22が地面Sの下方に到達させられつつ、地面Sの土の電気抵抗が測定される。
本実施形態によれば、電極部5Cは突起部21Cの先端部22が地面Sの下方に到達する深さを変更自在である突起部21Cを有するため、地面Sの下方の含水している土の深さが異なる状況に対する対応範囲がさらに拡がる。
以下、本発明の第4実施形態について説明する。図5(A)及び図5(B)に示されるように、本実施形態の土質測定装置1Dは、中央フレーム部4Bに、土質測定装置1Dが地面Sを移動するための駆動輪16を駆動する駆動部15を有する。電極部5Dは、補助輪17を有し、中央フレーム部4Bに牽引される牽引体18を有する。電極部5Dは、牽引体18の後部に4つの車輪状電極19を有する。車輪状電極19の外周面19oは、地面Sと接触する。
車輪状電極19の直径は、例えば、100mm~200mmである。車輪状電極19の電極部5Dが地面Sを移動する方向Xに垂直な方向Yの幅は、例えば、10mm~30mmである。車輪状電極19の電極部5Dが地面Sを移動する方向Xの接地長は、例えば、20mm~30mmである。電極部5Dの車輪状電極19のそれぞれの電極部5Dが地面Sを移動する方向Xに垂直な方向Yの間隔は任意に変更自在であり、例えば、200mm、300mm、750mmに変更自在である。
図6に示されるように、本実施形態の土質測定装置1Dの電極部5Dは、車輪状電極19の外周面19oに、上記第1実施形態と同様の突起部21Aを有する。突起部21Aは、例えば、スプロケットの歯のように図6よりも互いに狭い間隔で隣接しつつ外周面19oから突出していてもよい。その他は、上記第1実施形態と同様である。本実施形態のように、車輪状電極19を備えた土質測定装置1Dにおいても、上記第1実施形態と同様の効果を奏する。
また、図7に示されるように、本発明の第5実施形態の土質測定装置1Eの電極部5Eは、上記第4実施形態と同様の車輪状電極19の外周面19oに、上記第2実施形態と同様の突起部21Bを有する。その他は、上記第4実施形態と同様である。本実施形態のように、車輪状電極19を備えた土質測定装置1Eにおいても、上記第2実施形態と同様の効果を奏する。
また、図8に示されるように、本発明の第6実施形態の土質測定装置1Fの電極部5Fは、上記第4実施形態と同様の車輪状電極19の外周面19oに、上記第3実施形態と同様の突起部21Cを有する。その他は、上記第4実施形態と同様である。本実施形態のように、車輪状電極19を備えた土質測定装置1Fにおいても、上記第3実施形態と同様の効果を奏する。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されることなく様々な形態で実施される。例えば、上記実施形態の土質測定装置及び土質測定方法により電気抵抗を測定される土には、一般の土のみならず、CSG(Cemented Sandand Gravel)工法における建設現場で得られた砂礫等にセメントが添加及び混合された物及びRCD(RollerCompacted Dam-Concrete)工法におけるセメントの量を少なくした超硬練りのコンクリートが敷均されて振動ローラ等で締め固められた物も含まれる。
また、例えば、上記実施形態では、測定された地面Sの土の電気抵抗に基づいて土の乾燥密度が導出され、導出された土の乾燥密度により、締固め機械による締固めの効果を確認する態様について説明したが、例えば、締固め機械による締固めの効果の確認は、他の手法と本実施形態の手法とを併用して行われてもよい。また、本実施形態による土の電気抵抗の測定は、土の乾燥密度の導出だけではなく、乾燥密度以外の他の要素に関する土の土質測定のために行われてもよい。また、突起部21A,21B,21Cの形状及び配置は、適宜変更可能である。
(実験例)
以下、本発明の実験例について説明する。含水比が10.2%であり、砂:粘度=9:1の組成を有する混合土であって、含水比が10.2%であり、電気抵抗が105.626Ω・mである試料が用意された。当該試料の表層付近の含水比が3.8%であり、深部の含水比が8.1%となるまで乾燥させた後に、図5(A)、図5(B)及び図6に示される土質測定装置1Dにより、当該試料の電気抵抗が測定された。車輪状電極19の直径は150mmであり、突起部21Aの車輪状電極19の外周面19oからの突出長は150mmである。
測定の結果、当該試料の電気抵抗は119.894Ω・mと測定され、実際の電気抵抗と合致した結果が得られた。一方、突起部21Aを車輪状電極19の外周面19oから取り除いた土質測定装置1Dにより当該試料の測定が行われたところ、検出された電気抵抗が高過ぎ、正しい値を測定することができなかった。
1A,1B,1C,1D,1E,1F…土質測定装置、2…左フレーム部、3…右フレーム部、4A,4B…中央フレーム部、5A,5B,5C,5D,5E,5F…電極部、6…前輪、7…後輪、8…履帯状電極、8i…内周面、8o…外周面、9…補助輪、10…駆動部、11…測定部、12…測位部、13…通信部、14…制御部、15…駆動部、16…駆動輪、17…補助輪、18…牽引体、19…車輪状電極、19o…外周面、21A,21B,21C…突起部、22…先端部、23…基部、24…柔軟面部、S…地面、X,Y…方向、W,w…幅。

Claims (7)

  1. 地面と接触する電極部と、
    前記電極部により前記地面の土の電気抵抗を測定する測定部と、
    を備え、
    前記電極部は、先端部が前記地面の下方に到達する突起部を有し、
    前記電極部は、前記地面と接触しつつ前記地面を移動し、
    前記地面に沿った方向において、前記突起部は、前記電極部が前記地面を移動する方向の幅が、前記電極部が前記地面を移動する方向に垂直な方向の幅以上である、土質測定装置。
  2. 前記電極部は、前記先端部が前記地面の下方に到達する深さがそれぞれ異なる複数の前記突起部を有する、請求項1に記載の土質測定装置。
  3. 前記電極部は、前記先端部が前記地面の下方に到達する深さを変更自在である前記突起部を有する、請求項1又は2に記載の土質測定装置。
  4. 前記電極部は、前記突起部の基部に地面の凹凸に追従する柔軟面部を有する、請求項1~のいずれか1項に記載の土質測定装置。
  5. 地面と接触する電極部により前記地面の土の電気抵抗を測定する土質測定方法であって、
    前記電極部の突起部の先端部を前記地面の下方に到達させつつ、前記地面の土の電気抵抗を測定し、
    前記電極部を前記地面と接触させつつ前記地面を移動させ、
    前記地面に沿った方向において前記先端部が前記地面の下方に到達した状態で前記電極部が前記地面を移動する方向の幅が前記電極部が地面を移動する方向に垂直な方向の幅以上である前記突起部を有する前記電極部の前記突起部の前記先端部を前記地面の下方に到達させつつ、前記地面の土の電気抵抗を測定する、土質測定方法。
  6. 前記先端部が前記地面の下方に到達する深さがそれぞれ異なる複数の前記突起部を有する前記電極部の前記突起部の前記先端部を前記地面の下方に到達させつつ、前記地面の土の電気抵抗を測定する、請求項に記載の土質測定方法。
  7. 前記先端部が前記地面の下方に到達する深さを変更自在である前記突起部の前記先端部を前記地面の下方に到達させつつ、前記地面の土の電気抵抗を測定する、請求項5又は6に記載の土質測定方法。
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