JP7315129B1 - 熱間プレス部材および熱間プレス用鋼板 - Google Patents

熱間プレス部材および熱間プレス用鋼板 Download PDF

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Abstract

優れたスポット溶接性とカット部耐食性を兼ね備えた熱間プレス部材を提供する。鋼板と、前記鋼板の少なくとも一方の面に配された被覆層と、前記被覆層上に配された、厚さ1.0μm以下の酸化物層と、を備える熱間プレス部材であって、前記被覆層が、質量%で、Zn:5.0~55.0%、Si:1.1~8.0%、Mg:2.0~6.0%、Sr:0.01~2.0%、およびFe:55.0%以下を含有し、残部がAl及び不可避的不純物よりなる成分組成を有する、熱間プレス部材。

Description

本発明は、熱間プレス部材に関し、特に、塗装後カット部耐食性およびスポット溶接性に優れた熱間プレス部材に関する。また、本発明は、熱間プレス用鋼板に関する。
自動車の軽量化及び衝突安全性の向上を目的とし、自動車用鋼板の高強度化が進んでいる。近年では、引張強度1500MPa級の冷延鋼板が開発され、適用が検討されつつある。しかし、鋼板の高強度化に伴い、プレスにおける成形不良やスプリングバックなどが寸法精度の課題となる。
そこで、冷間ではなく熱間で形成を行う、熱間プレス技術の適用が増加している。熱間プレスとは、鋼板をオーステナイト温度域まで加熱した後に、高温のままでプレス成形し、同時に金型との接触により急冷する成形方法である。熱間プレスでは、加熱により成形性が向上した状態でプレス成形が行われ、その後の急冷によって高強度化されるため、強度に優れる熱間プレス部材を、高い寸法精度で製造することができる。
そこで、熱間プレス部材の製造に適した熱間プレス用鋼板として、Al系めっき層、Zn系めっき層、およびAl-Zn系めっき層などの被膜を表面に備える鋼板が提案されている(特許文献1~6)。
特開2003-049256号公報 特開2003-073774号公報 特開2005-113233号公報 国際公開第2017/195269号 国際公開第2018/179397号 国際公開第2019/180852号
上記熱間プレス用鋼板を熱間プレスして得られる熱間プレス部材は、自動車用部材、なかでも強度が要求される骨格用構造部材(内板骨格)を中心に用いられているが、近年では、ドアを開けたときに見えるピラーまわりの部材などの、いわゆる準外板部材としても用いられるようになっている。そのため、熱間プレス部材には、塗装に適していることや、塗装後のカット部耐食性に優れることが求められている。
加えて、熱間プレス部材は、通常、スポット溶接して使用されるため、スポット溶接性に優れることも求められる。
しかし、特許文献1~6で提案されているような従来の技術では、以下に説明するように、上記のすべての要求を満たすことができなかった。
例えば、特許文献1で提案された技術においては、スケール防止および耐食性向上のため、溶融Alめっき鋼板を熱間プレス用鋼板として用いている。しかし、Alめっき鋼板を熱間プレスすると、母材鋼板からAlめっき層の表層部までFeが拡散してFeAl系合金層が形成される。一般的に、熱間プレス部材には、電着塗装を施す前に塗装性確保のために化成処理皮膜が形成されるが、FeAl系合金層は化成処理液と反応しないため、化成処理皮膜を形成することができない。また、FeAl系合金層は犠牲防食性を有さないため、カット部耐食性などの耐食性が不十分である。
一方、特許文献2で提案された技術においては、塗膜密着性および耐食性確保のため、Zn系めっき鋼板を熱間プレス用鋼板として用いている。しかし、Zn系めっき鋼板を熱間プレスすると、めっき層の表面に厚い酸化物層が形成されるため、スポット溶接性が不十分となる。加えて、Znは融点が低いため、Znを主体とするめっき層を備える鋼板を熱間プレスすると液体金属脆化(LME)割れが生じ、十分な耐疲労特性を得ることができない。
特許文献3では、Zn系めっき鋼板の表面に、Mnを含有する酸化物層を形成することにより、スポット溶接性を向上させることが提案されている。しかし、特許文献3においても、Znを主体とするめっき層が用いられているため、LME割れに起因して耐疲労特性が不十分となる。
そこで、化成処理性に問題のあるAlめっき鋼板や、LME割れの問題があるZn系めっき鋼板に代えて、Al-Zn系めっき鋼板を用いることが提案されている。
例えば、特許文献4ではAl-Zn系めっき鋼板を用いて熱間プレス部材を製造することにより、母材鋼板とめっき層との間の界面に特定組成の界面層を形成することが提案されている。特許文献4によれば、熱間プレス部材に前記界面層を設けることにより、LME割れを防止して耐疲労特性を向上させることができるとされている。しかし、この熱間プレス部材も、依然としてスポット溶接性とカット部耐食性が十分ではなかった。
また、特許文献5、6では、耐食性を向上させるためにAl-Zn系めっき層にMgを添加することが提案されている。しかし、本発明者らの検討によれば、特許文献5、6の技術においても依然としてスポット溶接性およびカット部耐食性が十分とはいえず、さらなる改善が望まれる。
このように、Al-Zn系めっき鋼板を用いる技術においても、依然として高い水準でスポット溶接性とカット部耐食性とを兼ね備えた熱間プレス部材は実現出来ていないのが実状であった。
本発明は、上記の実状に鑑みてなされたものであり、Alめっき鋼板のような化成処理性の問題や、Zn系めっき鋼板のようなLME割れの問題がない、Al-Zn系の被覆層を備える熱間プレス部材において、高い水準でカット部耐食性およびスポット溶接性を両立させることを目的とする。
本発明は上記課題を解決するために検討を行った結果、下記の知見を得た。
(1)Al-Zn-Mg系めっき層に特定の量のSiを添加することにより、加熱時の合金化を抑制し、その結果、熱間プレス部材のスポット溶接性およびカット部耐食性を向上させることができる。
(2)Al-Zn-Mg系めっき層が微量のSrを含む場合、Srが優先的に酸化されて表面バリアを形成するため、結果的に酸化物層の形成が抑制され、スポット溶接性が向上する。
(3)したがって、SiとSrを特定の量で含むAl-Zn-Mg系めっき鋼板を用いて得られる熱間プレス部材は、優れたスポット溶接性とカット部耐食性を兼ね備えている。
本発明は上記知見に基づいて完成されたものであり、その要旨は以下の通りである。
1.鋼板と、
前記鋼板の少なくとも一方の面に配された被覆層と、
前記被覆層上に配された、厚さ1.0μm以下の酸化物層と、
を備える熱間プレス部材であって、
前記被覆層が、質量%で、
Zn:5.0~55.0%、
Si:1.1~8.0%、
Mg:2.0~6.0%、
Sr:0.01~2.0%、および
Fe:55.0%以下を含有し、
残部がAl及び不可避的不純物よりなる成分組成を有する、熱間プレス部材。
2.前記被覆層が、質量%で、
Zn:20.0~50.0%、
Si:1.3~4.0%、
Mg:3.0~5.0%、
Sr:0.05~1.0%、および
Fe:50.0%以下を含有し、
残部がAl及び不可避的不純物よりなる成分組成を有する、上記1に記載の熱間プレス部材。
3.前記被覆層が、質量%で、
Zn:20.0~50.0%、
Si:1.3~4.0%、
Mg:3.0~4.4%、
Sr:0.05~1.0%、および
Fe:50.0%以下を含有し、
残部がAl及び不可避的不純物よりなる成分組成を有する、上記1に記載の熱間プレス部材。
4.前記酸化物層の厚さが0.5μm以下である、上記1~3のいずれか1つに記載の熱間プレス部材。
5.鋼板と、前記鋼板の少なくとも一方の面に配されためっき層とを備える熱間プレス用鋼板であって、
前記めっき層が、質量%で、
Zn:10.0~75.0%、
Si:1.1~8.0%、
Mg:2.2~7.0%、および
Sr:0.01~2.0%を含有し、
残部がAl及び不可避的不純物よりなる成分組成を有する、熱間プレス用鋼板。
本発明によれば、高い水準でカット部耐食性およびスポット溶接性を兼ね備えた熱間プレス部材を提供することができる。
以下、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の説明は、本発明の好適な一実施態様を示すものであり、以下の説明によって何ら限定されるものではない。また、含有量の単位である「%」は、特に断らない限り「質量%」を表す。
(1)熱間プレス部材
本発明の一実施形態における熱間プレス部材は、鋼板と、前記鋼板の少なくとも一方の面に配された被覆層と、前記被覆層上に配された、厚さ1.0μm以下の酸化物層とを備える。以下、各部について説明する。
[鋼板]
本発明では、後述するように被覆層の成分組成と酸化物層の厚さを制御することによって上記課題を解決している。したがって、上記鋼板としては、特に限定されることなく任意の鋼板を用いることができる。
なお、本発明の熱間プレス部材は、後述するように熱間プレス用鋼板を熱間プレスすることにより製造される。したがって、前記鋼板は、熱間プレスにより成形された鋼板ということもできる。前記鋼板は、冷延鋼板および熱延鋼板のいずれであってもよい。
自動車用部材等として使用する観点からは、熱間プレス部材の強度が高いことが好ましい。特に、1470MPa級を超えるような熱間プレス部材を得るためには、下記の成分組成を有する鋼材を用いることが好ましい。
C :0.20~0.35%、
Si:0.1~0.5%、
Mn:1.0~3.0%、
P :0.02%以下、
S :0.01%以下、
Al:0.1%以下、および
N :0.01%以下を含有し、
残部Feおよび不可避的不純物からなる成分組成。
以下、上記好ましい成分組成における各元素の作用効果と好適な含有量について説明する。
C:0.20~0.35%
Cは、マルテンサイトなどの組織を形成させることで強度を向上させる作用を有する元素である。1470MPa級を超える強度を得るという観点からは、C含有量を0.20%以上とすることが好ましい。一方、C含有量が0.35%を超えると、スポット溶接部の靱性が劣化する。したがって、C含有量は0.35%以下とすることが好ましい。
Si:0.1~0.5%
Siは、鋼を強化して良好な材質を得るのに有効な元素である。前記効果を得るために、Si含有量を0.1%以上とすることが好ましい。一方、Si含有量が0.5%を超えるとフェライトが安定化されるため、焼き入れ性が低下する。そのため、Si含有量は0.5%以下とすることが好ましい。
Mn:1.0~3.0%
Mnは、鋼の高強度化に有効な元素である。優れた機械特性や強度を確保するという観点からは、Mn含有量を1.0%以上とすることが好ましい。一方、Mn含有量が3.0%を超えると焼鈍時に鋼板表面に濃化するMn量が増加し、その結果、めっき密着性が低下する。そのため、Mn含有量は3.0%以下とすることが好ましい。
P:0.02%以下
P含有量が0.02%より高いと、鋳造時のオーステナイト粒界へのP偏析に伴う粒界脆化により、局部延性が劣化する。そしてその結果、鋼板の強度と延性のバランスが低下する。そのため、鋼板の強度と延性のバランスを向上させるという観点からは、P含有量を0.02%以下とすることが好ましい。一方、前記観点からは、P含有量が低ければ低いほどよいため、P含有量の下限は特に限定されず、0%であってよいが、精錬コストの観点からは、P含有量を0.0005%以上とすることが好ましい。
S:0.01%以下
Sは、MnSなどの介在物となって、耐衝撃性の劣化や溶接部のメタルフローに沿った割れの原因となる。そのため、S含有量は極力低減することが望ましく、具体的には0.01%以下とすることが好ましい。また、良好な伸びフランジ性を確保するという観点からは、0.005%以下とすることがより好ましい。一方、前記観点からは、S含有量が低ければ低いほどよいため、S含有量の下限は特に限定されず、0%であってよいが、精錬コストの観点からは、S含有量を0.0002%以上とすることが好ましい。
Al:0.1%以下
Alは、脱酸剤として作用する元素である。しかし、Al含有量が0.1%を超えると、焼入れ性が低下する。そのため、Al含有量は0.1%以下とすることが好ましい。一方、Al含有量の下限は特に限定されないが、脱酸剤としての効果を高めるという観点からは、Al含有量は0.01%以上とすることが好ましい。
N:0.01%以下
N含有量が0.01%を超えると、熱間プレス前の加熱時にAlNが生成し、焼入れ性が低下する。そのため、N含有量は0.01%以下とすることが好ましい。一方、N含有量の下限は特に限定されないが、精錬コストの観点からは、N含有量を0.001%以上とすることが好ましい。
また、上記成分組成は、さらに任意に、
Nb:0.05%以下、
Ti:0.05%以下、
B :0.0002~0.0050%、
Cr:0.1~0.3%、および
Sb:0.003~0.03%
からなる群より選択される少なくとも1つを含有することができる。
Nb:0.05%以下
Nbは、鋼の強化に有効な成分であるが、過剰に含まれると形状凍結性が低下する。したがって、Nbを含有させる場合、Nb含有量は0.05%以下とすることが好ましい。一方、Nb含有量の下限は特に限定されず、0%であってよいが、強度向上効果の観点からは、Nb含有量を0.005%以上とすることが好ましい。
Ti:0.05%以下
Tiは、Nbと同様に鋼の強化に有効な成分であるが、過剰に含まれると形状凍結性が低下する。そのため、Tiを添加する場合、Ti含有量を0.05%以下とすることが好ましい。一方、Ti含有量の下限は特に限定されず、0%であってよいが、強度向上効果の観点からは、Ti含有量を0.005%以上とすることが好ましい。
B:0.0002~0.0050%
Bは、オーステナイト粒界からのフェライトの生成および成長を抑制する作用を有する。Bを添加する場合、前記効果を得るために、B含有量を0.0002%以上とすることが好ましい。一方、Bの過剰な添加は成形性を低下させる。そのため、Bを添加する場合、B含有量を0.0050%以下とすることが好ましい。
Cr:0.1~0.3%
Crは、鋼の強化および焼き入れ性を向上させるために有用な元素である。Crを添加する場合、前記効果を得るためにCr含有量を0.1%以上とすることが好ましい。一方、Crは高価な元素であるため、過剰なCrの添加は大幅なコストアップを招く。そのため、Crを添加する場合、Cr含有量を0.3%以下とすることがより好ましい。
Sb:0.003~0.03%
Sbは、熱間プレスの際に、鋼板表層の脱炭を抑止する作用を有する元素である。Sbを添加する場合、前記効果を得るためにSb含有量を0.003%以上とすることが好ましい。一方、Sb含有量が0.03%を超えると圧延荷重が増加するため、生産性が低下する。そのため、Sbを添加する場合、Sb含有量を0.03%以下とすることが好ましい。
[被覆層]
本発明の熱間プレス部材は、上記鋼板の少なくとも一方の面に被覆層を備えている。前記被覆層は、鋼板の一方の面のみに設けられていてもよいが、両面に設けられていることが好ましい。
前記被覆層は、Zn、Si、Mg、Sr、およびFeを特定の量で含有し、残部がAl及び不可避的不純物よりなる成分組成を有する。以下、各成分について説明する。
Zn:5.0~55.0%
被覆層のZn含有量が5.0%未満であると所望のカット部耐食性を得ることができない。そのため、Zn含有量は5.0%以上、好ましくは10.0%以上とする。Zn含有量が20.0%以上である場合、固溶状態のZnに加えて金属Znが被覆層中に存在するため、カット部耐食性がさらに向上する。そのため、Zn含有量は20.0%以上とすることがより好ましい。一方、Zn含有量が55.0%を超えるとZn酸化物の生成量が増加する結果、所望のスポット溶接性を得ることができなくなる。そのため、Zn含有量は55.0%以下、好ましくは50.0%以下とする。
Si:1.1~8.0%
Siは、めっき工程および熱間プレス前の加熱工程において、めっき層の合金化を抑制する作用を有する元素である。合金化が過度に進行すると所望のスポット溶接性を得ることができない。そのため、最終的に得られる被覆層におけるSi含有量は、1.1%以上、好ましくは1.3%以上とする。一方、Si含有量が過剰であると、Si系酸化物の生成量が増加する結果、化成処理性が損なわれることに加え、耐食性も劣位となる。そのため、Si含有量は8.0%以下、好ましくは4.0%以下とする。
Mg:2.0~6.0%
被覆層のMg含有量が2.0%未満であると、所望のカット部耐食性を得ることができない。そのため、Mg含有量は2.0%以上とする。Mg含有量が3.0%以上である場合、被覆層中にMgとZnの化合物であるMgZnが存在するため、耐食性がさらに向上する。そのため、Mg含有量は3.0%以上とすることが好ましい。一方、Mg含有量が過剰であると、Mg酸化物の生成量が増加する結果、溶接性が劣化する。そのため、Mg含有量は6.0%以下、好ましくは5.0%以下、より好ましくは4.4%以下とする。
Sr:0.01~2.0%
Srは、酸化物層の形成を抑制することにより溶接性を改善する効果を有する元素である。すなわち、Srが優先的に酸化されて表面バリアを形成するため、結果的に酸化物層の形成が抑制される。しかし、Sr含有量が0.01%未満であると、所望の効果を得ることができない。そのため、Sr含有量を0.01%以上とする。Sr含有量が0.05%以上であれば、耐食性向上に寄与するZnやMgをより多く含有した場合でも酸化物層の形成が抑制される。そのため、Sr含有量は0.05%以上とすることが好ましい。一方、Sr含有量が過剰であると、Sr酸化物自体の生成が過剰となる結果、スポット溶接性が劣化する。そのため、Sr含有量は2.0%以下、好ましくは1.0%以下とする。
Fe:55.0%以下
熱間プレス前の加熱により鋼板からめっき層へFeが拡散するため、熱間プレス部材の被覆層にはFeが不可避的に含有される。しかし、Fe含有量が増加すると被覆層におけるZnの固溶限が減少するため、Znが被覆層の表層に濃化する。そしてその結果、Zn酸化物の形成が過剰となり、溶接性が劣化する。そのため、Fe含有量は55.0%以下、好ましくは50.0%以下とする。一方、Fe含有量の下限は特に限定されないが、一般的な条件で製造する場合、Fe含有量は20.0%以上であってよい。
被覆層の成分組成は、SEM(走査電子顕微鏡)-EDX(エネルギー分散型X線分析)により測定することができる。
なお、上記被覆層に含まれる各元素の存在形態は特に限定されず、例えば、金属や化合物など、任意の形態で存在していてよい。例えば、ZnおよびMgは、FeAl系合金中へ固溶していてもよく、また、単体金属や化合物として存在していてもよい。これらのZnおよびMgの存在により、高い耐食性を得ることができる。
上記被覆層の付着量は特に限定されないが、耐食性の観点からは、鋼板片面あたり60g/m以上が好ましく、また、製造コストの観点からは、鋼板片面あたり400g/m以下が好ましい。被覆層の付着量は、酸溶液を用いて熱間プレス部材の表面から被覆層を溶解、除去し、除去前の熱間プレス部材の重量から除去後の重量を差し引くことにより求めることができる。前記酸溶液には、母材鋼板の溶解を抑制するインヒビターを添加する。
[酸化物層]
熱間プレス用鋼板に熱間プレスを施すと、地鉄中のFeがめっき層へ拡散して上記被覆層が形成されると同時に、めっき層中の成分が加熱雰囲気中に存在する酸素と結合して該被覆層の表面に酸化物層が形成される。
厚さ:1.0μm以下
前記酸化物層は絶縁性であるため、スポット溶接性を低下させる。しかし、酸化物層の厚みが薄い場合、スポット溶接時の電極の加圧力により該酸化物層を破壊し、溶接性を担保することが出来る。したがって、本発明ではスポット溶接性を確保するために酸化物層の厚さを1.0μm以下、好ましくは0.5μm以下とする。一方、酸化物層の厚さの下限は特に限定されず、0μmであってもよい。言い換えると、本発明の熱間プレス部材は、厚さ0~1.0μmの酸化物層を備える。前記酸化物層の厚さは、0.1μm以上であってもよい。
前記酸化物層の厚さは、熱間プレス部材の断面をSEM観察することにより測定することができる。
(2)熱間プレス用鋼板
本発明の一実施形態における熱間プレス用鋼板は、鋼板と、前記鋼板の少なくとも一方の面に配されためっき層とを備える。
[鋼板]
前記鋼板としては、特に限定されることなく任意の鋼板を用いることができる。前記鋼板は、冷延鋼板および熱延鋼板のいずれであってもよい。前記鋼板の組成についても特に限定されないが、上記熱間プレス部材の説明において挙げた成分組成を有する鋼板を用いることが好ましい。
[めっき層]
本発明の熱間プレス用鋼板は、上記鋼板の少なくとも一方の面にめっき層を備えている。前記めっき層は、鋼板の一方の面のみに設けられていてもよいが、両面に設けられていることが好ましい。
熱間プレス後の被覆層の組成が上述した条件を満たすためには、熱間プレス用鋼板のめっき層が、下記の成分組成を有している必要がある。
Zn:10.0~75.0%、
Si:1.1~8.0%、
Mg:2.2~7.0%、および
Sr:0.01~2.0%を含有し、
残部がAl及び不可避的不純物よりなる成分組成。
前記めっき層は、
Zn:25.0~70.0%、
Si:1.3~4.0%、
Mg:3.0~6.5%、および
Sr:0.05~1.0%を含有し、
残部がAl及び不可避的不純物よりなる成分組成を有することが好ましい。
前記めっき層は、
Zn:25.0~70.0%、
Si:1.3~4.0%、
Mg:3.0~3.9%、および
Sr:0.05~1.0%を含有し、
残部がAl及び不可避的不純物よりなる成分組成を有することがより好ましい。
めっき層の成分組成は、SEM(走査電子顕微鏡)-EDX(エネルギー分散型X線分析)により測定することができる。
前記めっき層は特に限定されることなく任意の方法で形成することができるが、溶融めっき法で形成することが好ましい。言い換えると、前記めっき層は溶融めっき層であることが好ましい。
前記めっき層の付着量は特に限定されないが、耐食性の観点からは、鋼板片面あたり30g/m以上とすることが好ましく、また、製造コストの観点からは、鋼板片面あたり200g/m以下とすることが好ましい。めっき層の付着量は、酸溶液を用いて熱間プレス用鋼板の表面からめっき層を溶解、除去し、除去前の熱間プレス用鋼板の重量から除去後の重量を差し引くことにより求めることができる。前記酸溶液には、母材鋼板の溶解を抑制するインヒビターを添加する。
(3)熱間プレス部材の製造方法
次に、本発明の熱間プレス部材の好適な製造方法について説明する。
本発明の熱間プレス部材は、上記条件を満たす熱間プレス用鋼板を熱間プレスすることにより製造することができる。
熱間プレスを行う方法は特に限定されず、常法に従って行うことができる。典型的には、熱間プレス用鋼板を所定の加熱温度まで加熱し(加熱工程)、次いで、前記加熱工程で加熱された前記熱間プレス用鋼板を熱間プレスする(熱間プレス工程)。以下、好ましい熱間プレス条件について説明する。
[加熱]
前記加熱工程では、熱間プレス用鋼板をAc変態点以上980℃以下の加熱温度に加熱する。加熱温度をAc変態点以上とすることにより、鋼板の組織をオーステナイト化することができる。オーステナイトは、その後の熱間プレス時の急冷によりマルテンサイト相などの硬質相となり、その結果、熱間プレス部材を高強度化することができる。加熱温度がAc変態点より低いと、加熱された鋼板におけるオーステナイト分率が低下するため、熱間プレス後にマルテンサイトの体積率が不十分となり、十分な引張強度を確保することができない。一方、加熱温度が980℃より高いと、厚い酸化物層が形成されるため、本発明の条件を満たす熱間プレス部材が得られない。また、加熱温度が980℃より高いと、結晶粒径が過度に粗大となるため、曲げ圧潰性が低下する。
なお、Ac変態点は、下記(1)式により求めることができる。
Ac変態点(℃)=881-206C+53Si-15Mn-20Ni-1Cr-27Cu+41Mo…(1)
ただし、(1)式中の元素記号は各元素の含有量(質量%)を表す。含有されていない元素の含有量は0として計算する。例えば、Ni、Cu、およびMoが含まれていない場合には、下記(2)式を用いればよい。
Ac変態点(℃)=881-206C+53Si-15Mn-1Cr…(2)
ただし、(2)式中の元素記号は各元素の含有量(質量%)を表す。含有されていない元素の含有量は0として計算する。
上記加熱工程では、前記加熱温度まで加熱した後、当該加熱温度に保持してもよい。前記加熱温度に保持する保持時間はとくに限定されないが、前記保持時間が5分より長いと、めっき層の合金化が過剰に進んで被覆層のFe含有量が過剰となることに加え、酸化物層の厚さも過剰となり、本発明の条件を満たす熱間プレス部材が得られない。そのため、前記保持時間は5分以下であることが好ましい。一方、前記保持は任意の工程であるため、保持時間は0秒であってもよい。しかし、母材鋼板を均質にオーステナイト化させるという観点からは、保持時間を10秒以上とすることが好ましい。
加熱工程において熱間プレス用鋼板を加熱する方法は特に限定されず、任意の方法を用いることができる。前記加熱は、例えば、加熱炉による加熱、通電加熱、誘導加熱、高周波加熱、火炎加熱などにより行うことができる。前記加熱炉としては、電気炉やガス炉など、任意の加熱炉を用いることができる。
[熱間プレス]
上記加熱の後、熱間プレス用鋼板を熱間プレスして熱間プレス部材とする。前記熱間プレスにおいては、加工と同時または直後に金型や水などの冷媒を用いて冷却が行われる。本発明においては、熱間プレス条件は特に限定されない。例えば、一般的な熱間プレス温度範囲である600~800℃でプレスを行うことが出来る。
本発明の効果を確認するために、熱間プレス用鋼板と、該熱間プレス用鋼板を用いた熱間プレス部材を作製し、その特性を評価した。
・熱間プレス用鋼板
以下の手順で鋼板の表面にめっき層を形成して熱間プレス用鋼板とした。具体的には、板厚1.4mmの鋼板の両面に、連続式溶融めっき設備によってめっき層を形成した。前記鋼板としては、C:0.24%、Si:0.25%、Mn:1.3%、P:0.01%、S:0.002%、Al:0.03%、N:0.005%、Cr:0.16%、Ti:0.03%、B:0.002%、およびSb:0.008%を含有し、残部Feおよび不可避的不純物からなる成分組成を有する冷延鋼板を使用した。前記冷延鋼板のAc変態点は825℃である。また、めっき浴の温度は600℃、めっき層の付着量は、鋼板の片面当たり100g/m、すなわち両面の合計で200g/mとした。
(めっき層の成分組成)
得られためっき層の成分組成を、SEM(走査電子顕微鏡)-EDX(エネルギー分散型X線分析)によるエリア分析により測定した。前記SEM-EDX分析においては、日本電子製のSEM(JSM-7200F)およびThermo Fisher製のEDX検出器(UltraDry)を用い、加速電圧15.0kVで分析を行った。得られた結果を表1、2に示す。
・熱間プレス部材
次に、得られた熱間プレス用鋼板のそれぞれに熱間プレスを施して、熱間プレス部材とした。具体的には、まず、上記熱間プレス用鋼板を70mm×150mmサイズに切断し、電気炉で加熱した。前記加熱における加熱温度および該加熱温度での保持時間は表3、4に記載したとおりとした。次いで、加熱された熱間プレス用鋼板を電気炉から取り出し、平板金型を用いて熱間プレスした。成形開始温度は700℃とした。
次いで、得られた熱間プレス部材のそれぞれについて、以下の手順で被覆層の成分組成および酸化物層の厚さを測定した。測定結果を表3、4に示す。
(被覆層の成分組成)
SEM-EDXによるエリア分析を行うことで、被覆層の成分組成を測定した。前記SEM-EDX分析においては、日本電子製のSEM(JSM-7200F)およびThermo Fisher製のEDX検出器(UltraDry)を用い、加速電圧15.0kVで分析を行った。
(酸化物層の厚さ)
熱間プレス部材の上面の平坦部から断面観察用の試験片を採取し、断面観察を行うことにより酸化物層の厚さを測定した。具体的には、SEMを用いて熱間プレス部材表面の断面を倍率500倍で観察し、任意の20か所の酸化物層の厚さを測定し、その平均値を酸化物層の厚さとした。
次に、得られた熱間プレス部材のそれぞれについて、以下の手順でスポット溶接性およびカット部耐食性を評価した。測定結果を表3、4に示す。
(スポット溶接性)
得られた熱間プレス部材から採取した試験片を2枚重ね合わせた状態で抵抗スポット溶接を行った。前記抵抗スポット溶接には、先端曲面部の直径6mm、曲面部曲率半径(先端R)40mmのDR型電極(クロム銅)を備えた、交流スポット溶接機を使用した。試験片の形状は30×50mmの短冊状、加圧力は3.5kNとした。電流値を4kAから、ちりが発生する電流値まで変化させて抵抗スポット溶接を行い、ナゲット径が4t1/2mm(t=板厚)となる電流値からちりが発生した電流値までの範囲を適正電流範囲とした。適正電流範囲が広いほどスポット溶接性が優れていることを意味する。ここでは、前記適正電流範囲が1.0kA以上であれば、優れたスポット溶接性を有していると判断した。
(カット部耐食性)
熱間プレス部材から採取した試験片にリン酸系化成処理および電着塗装を施して、耐食性評価用試験片を作製した
。前記耐食性評価用試験片の中央に、長さ80mmずつ合計160mmのクロスカット傷(角度60°)を設けた後、腐食試験(SAE-J2334)に供した。30サイクル後の赤錆の発生状況に基づいて、下記の基準でカット部耐食性を評価した。
評点4:カット部における赤錆発生なし
評点3:赤錆発生しているカット傷部の長さが4mm未満
評点2:赤錆発生しているカット傷部の長さが4mm以上8mm未満
評点1:赤錆発生しているカット傷部の長さが8mm以上
なお、ここでは評点3以上であれば、十分なカット部耐食性を有していると判断した。
表3、4に示した結果から分かるように、本発明の条件を満たす熱間プレス部材は、優れたスポット溶接性とカット部耐食性を兼ね備えていた。
Figure 0007315129000001
Figure 0007315129000002
Figure 0007315129000003
Figure 0007315129000004

Claims (5)

  1. 鋼板と、
    前記鋼板の少なくとも一方の面に配された被覆層と、
    前記被覆層上に配された、厚さ1.0μm以下の酸化物層と、
    を備える熱間プレス部材であって、
    前記被覆層が、質量%で、
    Zn:5.0~55.0%、
    Si:1.1~8.0%、
    Mg:2.0~6.0%、
    Sr:0.01~2.0%、および
    Fe:55.0%以下を含有し、
    残部がAl及び不可避的不純物よりなる成分組成を有する、熱間プレス部材。
  2. 前記被覆層が、質量%で、
    Zn:20.0~50.0%、
    Si:1.3~4.0%、
    Mg:3.0~5.0%、
    Sr:0.05~1.0%、および
    Fe:50.0%以下を含有し、
    残部がAl及び不可避的不純物よりなる成分組成を有する、請求項1に記載の熱間プレス部材。
  3. 前記被覆層が、質量%で、
    Zn:20.0~50.0%、
    Si:1.3~4.0%、
    Mg:3.0~4.4%、
    Sr:0.05~1.0%、および
    Fe:50.0%以下を含有し、
    残部がAl及び不可避的不純物よりなる成分組成を有する、請求項1に記載の熱間プレス部材。
  4. 前記酸化物層の厚さが0.5μm以下である、請求項1~3のいずれか一項に記載の熱間プレス部材。
  5. 鋼板と、前記鋼板の少なくとも一方の面に配されためっき層とを備える熱間プレス用鋼板であって、
    前記めっき層が、質量%で、
    Zn:10.0~75.0%、
    Si:1.1~8.0%、
    Mg:2.2~7.0%、および
    Sr:0.01~2.0%を含有し、
    残部がAl及び不可避的不純物よりなる成分組成を有する、熱間プレス用鋼板。
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