JP7315093B2 - 基地局、通信方法及び通信プログラム - Google Patents

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Description

実施形態は、基地局、通信方法及び通信プログラムに関する。
無線LANの基地局と端末とは、CSMA/CA(Carrier sense multiple access with collision avoidance)を用いてチャネルにアクセスし、無線信号を送信する。CSMA/CAでは、基地局及び端末は、アクセスパラメータによって規定された時間を待ちつつ、キャリアセンスにより、他の端末等によってチャネルが使用中でないことを確認した上で、無線信号を送信する。
基地局には、無線信号の送信の際に主として使用されるプライマリチャネルと、当該プライマリチャネルに併用して使用可能なセカンダリチャネルと、が設定されている。キャリアセンスによってプライマリチャネル及びセカンダリチャネルがいずれも使用中でないことを確認できた場合、基地局は、プライマリチャネル及びセカンダリチャネルの双方を併用して無線信号を送信できる。
IEEE Std 802.11-2016,"10.22.2.5 EDCA channel access in a VHT or TVHT BSS", 7 December 2016
しかしながら、複数の基地局間において同一のチャネルがプライマリチャネルとして設定されている場合、プライマリチャネルの送信権が獲得できなかった基地局は、セカンダリチャネルが使用中であるか否かに関わらず、無線信号を送信しない。このように、複数の基地局間において同一のチャネルがプライマリチャネルとして設定されている場合、使用可能なセカンダリチャネルがあっても、使用されない可能性がある。すなわち、複数の基地局間でチャネルを効率的に使用することにおいて、検討の余地がある。
本発明は、上記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、複数の基地局間でチャネルを効率的に使用できる無線通信環境を提供することにある。
一態様の第2基地局としての基地局は、第1基地局としての他の基地局と共通の第1チャネルを使用可能な無線信号処理部を備える。上記無線信号処理部は、上記第1基地局がプライマリチャネルである第1チャネルの送信権を獲得した場合、第1協調処理を実行するように構成される。上記第1協調処理は、上記第2基地局が上記第2基地局のセカンダリチャネルである第2チャネルの送信権を獲得することに基づいて、上記第2チャネルによる送信を決定することを含む。
実施形態によれば、複数の基地局間でチャネルを効率的に使用できる無線通信環境を提供することができる。
図1は、実施形態に係る通信システムの構成を示すブロック図である。 図2は、実施形態に係る基地局のハードウェア構成を示すブロック図である。 図3は、実施形態に係る端末のハードウェア構成を示すブロック図である。 図4は、実施形態に係る基地局に記憶される協調基地局管理テーブルを示す概念図である。 図5は、実施形態に係る基地局間において実行されるネゴシエーション処理を示すフローチャートである。 図6は、実施形態に係る基地局間において実行されるネゴシエーション処理によって生成された協調基地局管理テーブルを示す概念図である。 図7は、実施形態に係る複数の基地局において実行されるデータの伝送処理を示すフローチャートである。 図8は、実施形態に係る複数の基地局において実行されるデータの伝送処理のうち協調伝送処理が実行される場合を示すタイミングチャートである。 図9は、実施形態に係る複数の基地局において実行されるデータの伝送処理のうち協調伝送処理が実行されない場合を示すタイミングチャートである。
以下、図面を参照して実施形態について説明する。なお、以下の説明において、同一の機能及び構成を有する構成要素については、共通する参照符号を付す。また、共通する参照符号を有する複数の構成要素を区別する場合、当該共通する参照符号に後続して付される更なる参照符号(例えば、“-1”等のハイフン及び数字)によって区別する。
1. 実施形態
1.1 構成
実施形態に係る無線通信システムの構成について説明する。
1.1.1 無線通信システム
図1は、実施形態に係る無線通信システムの構成の一例を示すブロック図である。
図1に示すように、無線通信システム1は、複数の基地局10-1、10-2、及び10-3と、端末20と、を備える。複数の基地局10-1~10-3の各々は、ネットワークNWと端末20との間を接続し、端末20がネットワークNWにアクセスするためのアクセスポイントとして機能する。複数の基地局10-1~10-3の各々は、予め定められたサービスエリアを有し、当該サービスエリア内の端末と通信することができる。
また、複数の基地局10-1~10-3は、互いに通信可能であり、通信に使用する周波数帯域(チャネル)等の情報を共有することによって、周波数領域上で協調したデータ伝送を実行することができる。周波数領域上におけるデータの協調伝送処理の詳細については、後述する。
端末20は、例えばスマートフォンやPC(Personal computer)等の無線端末である。端末20は、複数の基地局10-1~10-3を介して、ネットワークNWとの間でデータの送受信可能に構成される。図1の例では、端末20は、複数の基地局10-1~10-3のいずれのサービスエリア内にも属する場合が示される。
1.1.2 基地局
図2及び図3はそれぞれ、実施形態に係る基地局のハードウェア構成及び機能構成の一例を示すブロック図である。なお、図1における複数の基地局10-1~10-3は、同等の構成を有し得る。図2及び図3では、複数の基地局10-1~10-3のうちの任意の1つの構成を基地局10として例示している。
まず、図2を用いて、基地局10のハードウェア構成について説明する。
図2に示すように、基地局10は、プロセッサ11と、ROM(Read only memory)12と、RAM(Random access memory)13と、無線モジュール14と、ルータモジュール15と、を備える。
プロセッサ11は、基地局10の全体の制御をする処理装置である。プロセッサ11は、例えばCPU(Central processing unit)であるが、これに限られず、CPUに代えてASIC(Application specific integrated circuit)等が用いられてもよい。ROM12は、例えば、不揮発性の半導体メモリであり、基地局10の動作に必要なファームウェア、各種のプログラムを記憶する。RAM13は、例えば、揮発性の半導体メモリであり、プロセッサ11のための作業領域として使用される。
無線モジュール14は、無線信号によるデータの送受信に使用される回路であり、アンテナに接続される。ルータモジュール15は、基地局10が例えばネットワークNW内の図示しないサーバと通信するために設けられる。
次に、図3を用いて、基地局10の機能構成について説明する。
図3に示すように、基地局10は、データ処理部101及び無線信号処理部102を備えるコンピュータとして機能する。データ処理部101及び無線信号処理部102は、OSI(Open systems interconnection)参照モデルに基づいてデータ通信を行うための機能ブロックである。OSI参照モデルでは、通信機能が7階層(第1層:物理層、第2層:データリンク層、第3層:ネットワーク層、第4層:トランスポート層、第5層:セッション層、第6層:プレゼンテーション層、第7層:アプリケーション層)に分割される。データリンク層は、LLC(Logical link control)層、及びMAC(Media access control)層を含む。本明細書では、第2層のデータリンク層を基準として、第3層~第7層を“上位層”と呼ぶ。
データ処理部101は、入力されたデータに対して、LLC層及び上位層に対応する処理を実行する。例えば、データ処理部101は、ネットワークNWから入力されたデータを、無線信号処理部102に出力する。また、データ処理部101は、無線信号処理部102から入力されたデータを、ネットワークNWに出力する。
無線信号処理部102は、入力されたデータに対して、MAC層及び物理層の処理を実行し、無線通信を用いて基地局10と端末20との間、又は基地局10と他の基地局10との間のデータの送受信を行う。例えば、無線信号処理部102は、データ処理部101から入力されたデータを用いて無線フレームを作成し、当該無線フレームを無線信号に変換して、アンテナを介して当該無線信号を端末20又は他の基地局10に送出する。また、無線信号処理部102は、アンテナを介して受信した無線信号を無線フレームに変換し、当該無線フレームに含まれるデータをデータ処理部101に出力する。
ここで、無線信号処理部102は、無線フレームを複数の送信キューに割り当てることにより、送信の優先度に応じた制御を行ってもよい。例えば、無線信号処理部102は、アクセスカテゴリ(AC)毎の複数の送信キューAC_LL、AC_VO、AC_VI、AC_BE、AC_BKを有し得る。送信キューAC_LLは、LL(Low latency)にカテゴライズされた無線フレームを保持するためのキューである。送信キューAC_VOは、VO(Voice)にカテゴライズされた無線フレームを保持するためのキューである。送信キューAC_VIは、VI(Video)にカテゴライズされた無線フレームを保持するためのキューである。送信キューAC_BEは、BE(Best effort)にカテゴライズされた無線フレームを保持するためのキューである。送信キューAC_BKは、BK(Background)にカテゴライズされた無線フレームを保持するためのキューである。無線信号処理部102は、無線フレームに記録されているデータのカテゴリに応じて、無線フレームを対応する送信キューに入力する。
無線信号処理部102は、使用するチャネルにおいて他の基地局等による無線信号の送信がないことをアクセスカテゴリ毎にキャリアセンスによって確認し、アクセスカテゴリ毎に設定されたアクセスパラメータによって規定された時間だけ送信を待つ。アクセスパラメータは、例えば、LL、VO、VI、BE、BKの順で無線信号の送信が相対的に優先されるように割り当てられる。送信を待っている間に、他の基地局等による無線信号の送信がなければ、無線信号処理部102は、自局がチャネルの送信権を獲得したとみなし、対応する送信キューから無線フレームを取り出した後、当該無線フレームを所定のチャネルに基づく無線信号に変換して送信する。
なお、無線信号処理部102は、特定のチャネルの送信権を獲得した場合、当該特定のチャネルと、更に送信権を獲得した他のチャネルと、を併用して無線信号を送信することができる。以下の説明では、上述した「特定のチャネル」及び「他のチャネル」を、それぞれ「プライマリチャネル」及び「セカンダリチャネル」と呼び、必要に応じて区別する。
無線信号処理部102は、協調伝送制御部103を含む。協調伝送制御部103は、協調基地局管理テーブル104に基づき、自局である基地局10と、他の基地局10との間で実行される周波数領域上の協調伝送処理を制御する。協調伝送処理とは、同一のチャネルがプライマリチャネルとして設定される複数の基地局間において、プライマリチャネルの送信権を獲得できた基地局(マスター局)と獲得できなかった基地局(スレーブ局)とが、互いに異なる帯域のチャネルを使用して協調的にOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)を実行する処理である。
具体的には、協調伝送制御部103は、端末20へのデータの伝送処理に先立ち、通信可能な他の基地局10(協調候補基地局)との間でネゴシエーション処理を実行し、協調伝送処理を実行可能な基地局10(協調基地局)を決定する。協調候補基地局及び協調基地局に関する情報は、例えば、基地局10内の協調基地局管理テーブル104に記憶される。
また、協調伝送制御部103は、自局がマスター局となった場合、協調基地局管理テーブル104に基づいて、スレーブ局に対して協調伝送処理への参加を要請するインバイト信号を生成する。一方、協調伝送制御部103は、自局がスレーブ局となった場合、マスター局からインバイト信号を受けると、当該マスター局から要請された協調伝送処理に参加するか否かを判定し、当該判定結果を含む応答信号を生成する。
図4は、実施形態に係る基地局に記憶される協調基地局管理テーブルを示す概念図である。図4では、協調基地局管理テーブル104の一例として、基地局10-1内の協調基地局管理テーブル104-1の概念図が示される。
図4に示すように、協調基地局管理テーブル104-1内には、協調候補基地局の識別情報、協調候補基地局が使用するプライマリチャネル及びセカンダリチャネル、並びにネゴシエーション成立フラグが関連づけて記憶される。ネゴシエーション成立フラグは、協調候補基地局との間でネゴシエーションが成立したか否か(協調候補基地局がネゴシエーション処理の結果、協調基地局として登録されたか否か)を示す情報である。
図4の例では、1行目には、自局である基地局10-1がプライマリチャネルとしてチャネルCH2を使用し、セカンダリチャネルとしてチャネルCH1を使用することが記憶される。
2行目には、基地局10-2がプライマリチャネルとしてチャネルCH2を使用し、セカンダリチャネルとしてチャネルCH3を使用することが記憶される。また、ネゴシエーション成立フラグの列には、基地局10-2とのネゴシエーションが成立し、基地局10-2が基地局10-1の協調基地局として登録されたことを示す情報(図4では“○”と記載)が記憶される。
3行目には、基地局10-3がプライマリチャネルとしてチャネルCH3を使用し、セカンダリチャネルとしてチャネルCH4を使用することが記憶される。また、ネゴシエーション成立フラグの列には、基地局10-3とのネゴシエーションが成立せず、基地局10-3が基地局10-1の協調基地局として登録されなかったことを示す情報(図4では“×”と記載)が記憶される。
以上のような情報が記憶された協調基地局管理テーブル104-1を参照することにより、基地局10-1の協調伝送制御部103は、協調伝送処理における協調対象が基地局10-2であることを認識することができる。
1.2 動作
次に、実施形態に係る無線通信システムの動作について説明する。
1.2.1 ネゴシエーション処理
実施形態に係る基地局間におけるネゴシエーション処理について、図5に示すフローチャート、及び図6に示す概念図を用いて説明する。
図5の例では、基地局10-1と基地局10-2との間でネゴシエーション処理が実行される場合の一例が示される。図6には、図5に示したネゴシエーション処理によって更新された、基地局10-1内の協調基地局管理テーブル104-1と、基地局10-2内の協調基地局管理テーブル104-2と、が示される。
ネゴシエーション処理は、協調伝送処理が実行される前にあらかじめ実行される。
図5に示すように、ステップST10において、基地局10-2は、ビーコンを送信する。ビーコンには、例えば、自局(基地局10-2)のアドレス、基地局10-2のプライマリチャネル及びセカンダリチャネルを示す情報と、基地局10-2が協調伝送処理に対応しているか否かを示す情報(協調伝送対応可能フラグ)と、が含まれる。
ステップST11において、基地局10-1は、ステップST10で基地局10-2から送信されたビーコンを受信すると、当該ビーコンの送信元である基地局10-2と協調可能であるか否かを判定する。具体的には、例えば、ビーコン内に含まれる協調伝送対応可能フラグが協調伝送処理に対応していることを示し、かつ基地局10-2のプライマリチャネルが基地局10-1のプライマリチャネルと同一である場合、基地局10-1は、基地局10-2と協調可能であると判定する。また、例えば、協調伝送対応可能フラグが協調伝送処理に対応していないことを示す、又は基地局10-2のプライマリチャネルが基地局10-1のプライマリチャネルと異なる場合、基地局10-1は、基地局10-2と協調可能でないと判定する。基地局10-2と協調可能であると判定された場合(ステップST11;yes)、基地局10-1の処理はステップST12に進み、基地局10-2と協調可能でないと判定された場合(ステップST11;no)、基地局10-1の処理はステップST12を省略してステップST15に進む。
ステップST12において、基地局10-1は、協調リクエスト信号を生成し、基地局10-2に送信する。協調リクエスト信号は管理フレームの一種に対応し、このリクエスト信号には、例えば、基地局10-1のプライマリチャネル及びセカンダリチャネルを示す情報と、基地局10-1がインバイト信号の送信に使用するチャネルの情報と、が含まれる。基地局10-1がインバイト信号の送信に使用するチャネルには任意のチャネルが選択可能であるが、例えば、基地局10-1及び10-2に共通するプライマリチャネルが選択され得る。
ステップST13において、基地局10-2は、協調リクエスト信号を受信したか否かを判定する。協調リクエスト信号を受信した場合(ステップST13;yes)、基地局10-2の処理はステップST14に進む。一方、協調リクエスト信号を受信しない場合(ステップST13;no)、基地局10-2の処理はステップST14及びST16を省略して、終了する。
ステップST14において、基地局10-2は、受信した協調リクエスト信号への応答信号を生成し、基地局10-1に送信する。協調リクエスト信号への応答信号は管理フレームの一種に対応し、この応答信号には、例えば、ネゴシエーション成立フラグと、基地局10-2がインバイト信号の送信に使用するチャネルの情報と、が含まれる。基地局10-2がインバイト信号の送信に使用するチャネルには任意のチャネルが選択可能であるが、例えば、基地局10-1及び10-2に共通するプライマリチャネルが選択され得る。
ステップST15において、基地局10-1は、協調基地局管理テーブル104-1を更新する。
具体的には、基地局10-1は、ステップST10において受信したビーコン内の情報に基づき、基地局10-2のプライマリチャネル及びセカンダリチャネルを示す情報を、協調基地局管理テーブル104-1内に記憶する。
また、ステップST11において基地局10-2と協調可能でないと判定した場合(ステップST11;no)、又はステップST14におけるネゴシエーション成立フラグがネゴシエーションの不成立を示す場合、基地局10-1は、協調基地局管理テーブル104-1内の基地局10-2に対応づけられたネゴシエーション成立フラグに“×”を設定する。一方、ステップST14におけるネゴシエーション成立フラグがネゴシエーションの成立を示す場合、基地局10-1は、協調基地局管理テーブル104-1内の基地局10-2に対応づけられたネゴシエーション成立フラグに“○”を設定する。
これにより、基地局10-1の協調基地局管理テーブル104-1内に、基地局10-2とのネゴシエーション処理の結果が記憶される。
ステップST16において、基地局10-2は、協調基地局管理テーブル104-2を更新する。具体的には、ステップST14においてネゴシエーション処理の不成立を示すネゴシエーション成立フラグを送信した場合、基地局10-2は、協調基地局管理テーブル104-2内の基地局10-1に対応づけられたネゴシエーション成立フラグに“×”を設定する。また、ステップST14においてネゴシエーションが成立したことを示すネゴシエーション成立フラグを送信した場合、基地局10-2は、協調基地局管理テーブル104-2内の基地局10-1に対応づけられたネゴシエーション成立フラグに“○”を設定する。
これにより、基地局10-2の協調基地局管理テーブル104-2内に、基地局10-1とのネゴシエーション処理の結果が記憶される。
以上により、ネゴシエーション処理が終了する。
図6に示すように、2つの基地局10-1及び10-2間でネゴシエーションが成立すると、基地局10-1内の協調基地局管理テーブル104-1には基地局10-2が協調基地局として登録され、基地局10-2内の協調基地局管理テーブル104-2には基地局10-1が協調基地局として登録される。
なお、協調基地局管理テーブル104-1及び104-2には、基地局10-1及び10-2のいずれがマスター局(又はスレーブ局)であるか、については記憶されない。すなわち、ネゴシエーション処理中、及びネゴシエーション処理が終了した後、基地局10-1及び10-2のいずれかがプライマリチャネルの送信権を獲得するまでの期間において、基地局10-1及び10-2の関係は対等である。
図5に示したフローチャートでは、基地局10-2が送信するビーコンに基づいて基地局10-1が協調リクエスト信号を送信する場合に説明したが、これに限られない。すなわち、ネゴシエーション処理において、基地局10-1及び10-2は、図5に示した役割を相互に交換可能に構成される。
1.2.2 伝送処理
次に、実施形態に係る複数の基地局におけるデータの伝送処理について、図7に示すフローチャートを用いて説明する。図7では、基地局10-1がマスター局となり、基地局10-2がスレーブ局となる場合の例が示される。
図7に示すように、ステップST20において、基地局10-1及び10-2は、キャリアセンスを行う。
ステップST21において、基地局10-1は、プライマリチャネルの送信権を獲得する。プライマリチャネルの送信権を獲得できなかった基地局10-2は、引き続きキャリアセンスを継続する。ステップST21以降、基地局10-1はマスター局として機能し、基地局10-2はスレーブ局として機能する。
ステップST22において、基地局10-1は、協調基地局管理テーブル104-1を参照し、ネゴシエーションが成立済みの基地局があるか否かを判定する。ネゴシエーションが成立済みの基地局がある場合(ステップST22;yes)、処理はステップST23に進み、ネゴシエーション処理が成立済みの基地局がない場合(ステップST22;no)、処理はステップST31に進む。
ステップST23において、基地局10-1は、協調伝送処理の参加を要請するインバイト信号を生成し、例えば制御フレームにより、ネゴシエーション処理が成立済みと判定された基地局10-2へ送信する。インバイト信号には、例えば、基地局10-1が基地局10-2からの応答を待つ時間twが含まれる。また、インバイト信号には、基地局10-1が協調伝送処理に使用するチャネルを示す情報として、少なくともプライマリチャネルを示す情報が含まれてもよい。
また、ステップST24において、基地局10-1は、基地局10-1のセカンダリチャネルの送信権を獲得している場合、当該セカンダリチャネルを用いた送信を行うTXOP(Transmission opportunity)期間Ts_masterの予約処理を実行する。TXOP期間Ts_masterは、プライマリチャネルに関するTXOP期間Tpと揃い得る。具体的には、例えば、基地局10-1は、自局のアドレスを送信先に指定したCTS-to-self(Clear to Send)信号を送信する(CTS-to-self処理)。これにより、基地局10-1のセカンダリチャネルにNAV(Network Allocation Vector)を設定することができ、基地局10-1のサービスエリア内の他の基地局10等が、基地局10-1のセカンダリチャネルを使用することを抑制できる。なお、上述の予約処理において予約される期間は、インバイト信号の送信からデータの送信までの期間でもよい。
なお、基地局10-1は、ステップST23及びST24に係る処理を逆の順番で実行してもよいし、同時に実行してもよい。
インバイト信号を受けると、ステップST25において、基地局10-2は、協調伝送処理への参加が可能か否かを判定する。具体的には、基地局10-2は、送信待ちデータが送信キュー内に存在するか否かを判定する。加えて、基地局10-2は、ステップST20から継続して実行しているキャリアセンスの結果、基地局10-2のセカンダリチャネルの送信権を獲得したか否かを更に判定する。なお、当該判定において、基地局10-2は、インバイト信号を受信した際に、ランダムバックオフの期間が残っていても、その時点で基地局10-2のセカンダリチャネルが空き状態であれば、当該セカンダリチャネルの送信権を獲得したとみなしてもよい。送信待ちデータがあり、かつ基地局10-2のセカンダリチャネルの送信権を獲得した場合(ステップST25;yes)、基地局10-2の処理はステップST25に進む。一方、送信待ちデータがない、又は基地局10-2のセカンダリチャネルの送信権を獲得できなかった場合(ステップST25;no)、基地局10-2の処理はステップST26、ST27、及びST30を省略して、終了する。
ステップST26において、基地局10-2は、インバイト信号への応答信号として、協調伝送処理に参加する旨の情報を含む信号を生成し、基地局10-1に送信する。
また、ステップST27において、基地局10-2は、基地局10-2のセカンダリチャネルを用いた送信を行うTXOP期間Ts_slaveの予約処理を実行する。TXOP期間Ts_slaveは、TXOP期間Tp及びTs_masterと揃い得る。具体的には、例えば、基地局10-2は、CTS-to-self処理を実行するにより、基地局10-2のセカンダリチャネルにNAVを設定することができる。これにより、基地局10-2は、サービスエリア内の他の基地局10等が、基地局10-2のセカンダリチャネルを使用することを抑制できる。なお、上述の予約処理において予約される期間は、インバイト信号の応答信号の送信からデータの送信までの期間でもよい。
なお、基地局10-2は、ステップST26及びST27に係る処理を逆の順番で実行してもよいし、同時に実行してもよい。
ステップST28において、基地局10-1は、インバイト信号の送信から待ち時間tw内にインバイト信号の応答信号を受信したか否かを判定する。待ち時間tw内にインバイト信号の応答信号を受信した場合(ステップST28;yes)、基地局10-1の処理はステップST29に進み、待ち時間tw内にインバイト信号の応答信号を受信しなかった場合(ステップST28;no)、基地局10-1の処理はステップST31に進む。
処理がステップST29に進んだ場合、基地局10-1は、基地局10-2との協調伝送処理を開始する旨の情報を含む協調伝送開始信号を、基地局10-2に送信する。
ステップST30において、基地局10-1及び10-2は、データの協調伝送処理を実行する。具体的には、基地局10-1及び基地局10-2は周波数領域で互いに協調して、それぞれプライマリチャネル及び基地局10-2のセカンダリチャネルによってデータを伝送する。
一方、処理がステップST31に進んだ場合、基地局10-1は、基地局10-2とは独立して、プライマリチャネルを使用したデータの伝送を実行する。
以上により、データの伝送処理が終了する。
図8及び図9は、実施形態に係る複数の基地局のデータの伝送処理を説明するためのタイミングチャートである。図8及び図9では、図7で説明したフローチャートにおける基地局10-1及び10-2による3つのチャネルCH1、CH2、及びCH3における動作が、時間軸上で示される。図8には、データの協調伝送処理(図7におけるステップST30)が実行される場合におけるタイミングチャートが示される。図9には、データの協調伝送処理が実行されず、マスター局による単独の伝送処理(図7におけるステップST31)が実行される場合におけるタイミングチャートが示される。なお、図8及び図9では、図6に示した協調基地局管理テーブル104-1及び104-2がそれぞれ基地局10-1及び10-2に記憶されている場合の一例が示される。
まず、協調伝送処理が実行される場合について、図8を用いて説明する。
図8に示すように、基地局10-1によるチャネルCH1及びCH2のキャリアセンス、及び基地局10-2によるチャネルCH2及びCH3のキャリアセンスが実行される。
時刻T1において、基地局10-1は、プライマリチャネルであるチャネルCH2、及び基地局10-1のセカンダリチャネルであるチャネルCH1の送信権を獲得する。これに伴い、基地局10-1は、チャネルCH2を使用して基地局10-2にインバイト信号を送信すると共に、CTS-to-self処理によってチャネルCH1の予約処理を実行する。基地局10-1は、例えば、プライマリチャネルのTXOP期間Tpと揃えたセカンダリチャネルの予約期間Ts_masterをあらかじめ設定し、CTS信号に含める。これにより、チャネルCH1が、データの協調伝送処理が実行されるまで、他の通信に使用されることを抑制できる。
時刻T2において、基地局10-2は、基地局10-2のセカンダリチャネルであるチャネルCH3の送信権を獲得する、又は送信権を獲得したとみなす。これに伴い、基地局10-2は、チャネルCH2を使用して基地局10-1にインバイト信号の応答信号を送信すると共に、CTS-to-self処理によってチャネルCH3の予約処理を実行する。基地局10-2は、基地局10-1がチャネルCH1の予約処理の際に送信したCTS信号内に含まれるTXOP期間Ts_masterを示す情報に基づき、CTS信号にチャネルCH3を予約するTXOP期間Ts_slaveを設定する。これにより、チャネルCH3が、データの協調伝送処理が実行されるまで、他の通信に使用されることを抑制できる。
なお、図8の例では、基地局10-2は、インバイト信号の送信から待ち時間tw以内に、インバイト信号の応答信号を基地局10-1に送信する。これにより、基地局10-1は、基地局10-2との協調伝送処理が可能であることを判定することができ、基地局10-2に対して協調伝送開始信号を送信することができる。
基地局10-1及び10-2は、例えば、協調伝送開始信号の送受信が完了してからSIFS(Short Inter Frame Space)後の時刻T3に、データの協調伝送処理を開始する。具体的には、チャネルCH1及びCH2を併用した基地局10-1によるデータ伝送処理と、チャネルCH3を使用した基地局10-2によるデータ伝送とは、周波数領域で協調して実行される。
次に、協調伝送処理が実行されない場合について、図9を用いて説明する。
図9に示すように、基地局10-1による送信権の獲得、並びにインバイト信号及びCTS信号の送信処理は、図8の場合と同様であるため、説明を省略する。
一方、図9では図8と異なり、インバイト信号の送信後、待ち時間twが経過した時刻(T2+Δ)において、基地局10-2がチャネルCH3の送信権を獲得できていない、又は送信権を獲得したとみなせない。これに伴い、基地局10-2は、インバイト信号の応答信号を基地局10-1に送信しない。このため、基地局10-1は、時刻(T2+Δ)において、基地局10-2との協調伝送処理を断念し、単独でデータ伝送を実行する旨を決定する。具体的には例えば、基地局10-1は、時刻(T2+Δ)からSIFS後に、チャネルCH1及びCH2を併用したデータ伝送処理を実行する。
1.3 本実施形態に係る効果
基地局10-1がプライマリチャネルCH2の送信権を獲得しなかった場合、基地局10-2がセカンダリチャネルCH3を使用して無線信号を送信するためには、当該セカンダリチャネルCH3の送信権を獲得すると共に、プライマリチャネルCH1の送信権を獲得することが要求される。これは、複数のチャネルを併用して無線信号を送信するチャネルボンディングの仕様において、あらかじめ設定されたプライマリチャネルの送信権を獲得することが要求されているためである。このように、基地局10-1がプライマリチャネルCH2の送信権を獲得しなかった場合、基地局10-2がプライマリチャネルCH2の送信権を獲得していない状態では、基地局10-2は無線信号を送信することができない。
本実施形態によれば、基地局10-2の協調基地局である基地局10-1がプライマリチャネルCH2の送信権を獲得した場合、基地局10-2は、基地局10-2のセカンダリチャネルCH3の送信権を獲得することに基づいて、当該セカンダリチャネルCH3を使用して無線信号を送信することを決定する。これにより、基地局10-2は、プライマリチャネルCH2の送信権を獲得していない状態で、基地局10-1と協調して、セカンダリチャネルCH3による無線信号を送信することができる。したがって、基地局10-1及び10-2間でチャネルを効率的に使用することができる。
また、基地局10-1は、基地局10-2のプライマリチャネルを示す情報を含む無線信号を受信し、かつ基地局10-1のプライマリチャネルを示す情報を含む無線信号を基地局10-2に送信する。これにより、基地局10-1及び10-2は、協調伝送処理に先立ち、同一のチャネルCH2をプライマリチャネルとして使用することを互いに認識できる。このため、基地局10-1及び10-2のうちの一方の基地局がプライマリチャネルCH2の送信権を獲得した際、他方の基地局に対して協調伝送処理への参加を要請するインバイト信号を送信することができる。
なお、一般にプライマリチャネルでの送信とセカンダリチャネルでの受信が同時に生じると相互に電力漏洩が生じ、受信失敗となる。本実施形態によれば、基地局10-1及び10-2は、各々がマスター局及びスレーブ局の際のセカンダリチャネルの予約期間として用いるTXOP期間Ts_master及びTs_slaveを、プライマリチャネルでのTXOP期間Tpと揃える。これにより、マスター局側では2つのチャネルが同時に送信で使われるため電力漏洩の問題は生じず、スレーブ局側でもプライマリチャネルでの受信が生じる可能性がなくなるため、電力漏洩の発生を抑制できる。
2. 変形例等
なお、上述の実施形態は、種々の変形が可能である。
例えば、上述の実施形態では、基地局10-1及び10-2の2局が互いを協調基地局として登録する場合について説明したが、これに限られず、3局以上が互いを協調基地局として登録してもよい。この場合、プライマリチャネルの送信権を獲得したマスター局は、複数のスレーブ局の各々に対してインバイト信号を送信する。インバイト信号を受信した複数のスレーブ局の各々は、各々が使用するセカンダリチャネルの送信権を獲得することに基づいて、協調伝送処理に参加するか否かを判定し得る。
ここで、複数のスレーブ局の各々が互いに異なるセカンダリチャネルを使用する場合、複数のスレーブ局の各々は、互いに独立に協調伝送処理への参加可否を決定すればよい。したがって、マスター局は、インバイト信号の応答信号をマスター局に対して送信した少なくとも1つのスレーブ局と協調伝送処理を実行し得る。
一方、複数のスレーブ局の各々が同一のセカンダリチャネルを使用する場合、複数のスレーブ局のうちの1局のみが、当該セカンダリチャネルの送信権を獲得することができる。したがって、マスター局は、インバイト信号の応答信号を受信した1つのスレーブ局のみと協調伝送処理を実行し得る。なお、上述の通り、無線信号処理部102は、送信キューAC_LLを含む複数の送信キューを有し得る。このため、優先度の高いアクセスパラメータが設定された送信キュー内に送信待ちデータを有するスレーブ局ほど、協調伝送処理に参加しやすくすることができる。
なお、3局以上が互いを協調基地局として登録する場合、セカンダリチャネルの予約期間は、TXOP期間ではなく、データを送信する前の期間が優先的に設定されてもよい。これにより、例えば複数のスレーブ局からセカンダリチャネルの予約信号が送信された場合、送信権を獲得できなかったスレーブ局の予約信号が、他の基地局の通信を妨げることを抑制できる。
また、上述した実施形態による各処理は、コンピュータであるプロセッサに実行させることができるプログラムとして記憶させておくこともできる。この他、磁気ディスク、光ディスク、半導体メモリ等の外部記憶装置の記憶媒体に格納して配布することができる。そして、プロセッサは、この外部記憶装置の記憶媒体に記憶されたプログラムを読み込み、この読み込んだプログラムによって動作が制御されることにより、上述した処理を実行することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、各実施形態は適宜組み合わせて実施してもよく、その場合組み合わせた効果が得られる。更に、上記実施形態には種々の発明が含まれており、開示される複数の構成要件から選択された組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、課題が解決でき、効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
1…無線通信システム
10-1,10-2,10-3…基地局
11…プロセッサ
12…ROM
13…RAM
14…無線モジュール
15…ルータモジュール
20…端末
101…データ処理部
102…無線信号処理部
103…協調伝送制御部
104…協調基地局管理テーブル

Claims (9)

  1. 第1基地局としての他の基地局と共通の第1チャネルを使用可能な無線信号処理部を備えた、第2基地局としての基地局であって、
    前記無線信号処理部は、前記第1基地局がプライマリチャネルである前記第1チャネルの送信権を獲得した場合、第1協調処理を実行するように構成され、
    前記第1協調処理は、前記第2基地局が前記第2基地局のセカンダリチャネルである第2チャネルの送信権を獲得することに基づいて、前記第2チャネルによる送信を決定することを含む、
    基地局。
  2. 前記第1協調処理は、前記第1チャネルによる第1信号を送信する前記第1基地局と協調した第2信号を、前記第2チャネルによって送信することを含む、
    請求項1記載の基地局。
  3. 前記第1協調処理は、前記第2信号の送信完了までの期間の前記第2チャネルによる送信を予約することを含む、
    請求項2記載の基地局。
  4. 前記無線信号処理部は、前記第2基地局が前記第1チャネルの送信権を獲得した場合、第2協調処理を実行するように構成され、
    前記第2協調処理は、第3チャネルによる第3信号を送信する前記第1基地局と協調した第4信号を、前記第1チャネルによって送信することを含む、
    請求項2記載の基地局。
  5. 前記第2協調処理は、前記第4信号の送信完了までの期間の前記第1チャネルによる送信を予約することを含む、
    請求項4記載の基地局。
  6. 前記無線信号処理部は、前記第2基地局が前記第1協調処理及び前記第2協調処理に対応しているか否かを示す情報を含む第5信号を前記第1基地局に送信するように構成された、
    請求項4記載の基地局。
  7. 前記無線信号処理部は、
    前記第1基地局が前記第1協調処理及び前記第2協調処理に対応しているか否かを示す情報を含む第5信号を前記第1基地局から受けると、前記第1協調処理及び前記第2協調処理に関するネゴシエーションを要求する第6信号を前記第1基地局に送信し、
    前記第6信号に対して応答する第7信号に基づき、前記第1基地局とのネゴシエーションの可否を判定する
    ように構成された、
    請求項4記載の基地局。
  8. 第1基地局としての他の基地局が、第2基地局としての基地局との共通のプライマリチャネルである第1チャネルの送信権を獲得した場合、前記第2基地局が、前記第2基地局のセカンダリチャネルである第2チャネルの送信権を獲得することに基づいて、前記第2チャネルによる送信を決定すること、
    を備えた、基地局の通信方法。
  9. 第2基地局としての基地局において、コンピュータに、
    第1基地局としての他の基地局が、前記第2基地局との共通のプライマリチャネルである第1チャネルの送信権を獲得した場合、前記第2基地局が、前記第2基地局のセカンダリチャネルである第2チャネルの送信権を獲得することに基づいて、前記第2チャネルによる送信を決定させる、
    通信プログラム。
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