JP7314667B2 - 設定情報利用システム、設定情報移行方法、情報処理装置、プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、設定情報利用システム、設定情報移行方法、情報処理装置、及び、プログラムに関する。
オフィス等ではプリンタなどの汎用的な電子機器が使用されているが、顧客側のユーザの使いやすさを考慮して電子機器はカスタマイズが可能になっている。カスタマイズの際にユーザが設定できる電子機器の設定項目は、電子機器の機能が追加されたり向上したりすることに伴い増大する傾向にある。更に、CE(カスタマーエンジニア)など電子機器に詳しい者が設定する設定項目も存在する。
同一メーカが販売する電子機器には多くの機種が存在するが、すでに使っている電子機器を更新したり追加に新しい電子機器を顧客が購入したりする場合は少なくない。この場合、新しい電子機器の使い勝手が同じであることが好ましいが、新しい電子機器の導入時に全ての設定項目をユーザ等がカスタマイズすることは時間がかかる場合がある。そこで、すでに使っている電子機器(以下、第一の電子機器という)から別の電子機器(以下、第二の電子機器という)への設定情報の設定を支援する技術が考案されている。
このような技術の1つに、第一の電子機器がサーバに設定情報を送信し、第二の電子機器がサーバから設定情報を受信する技術がある(例えば、特許文献1参照。)。
しかしながら、従来の技術では、設定情報を送信した顧客とは異なる顧客の設定情報をCEが誤って電子機器に適用する可能性があるという問題があった。例えば、顧客Aの第一の電子機器から送信した設定情報は、本来、顧客Aの第二の電子機器のみが適用すべきであるが、顧客Bの第二の電子機器も顧客Aの設定情報を適用することが可能であるため、ヒューマンエラーにより、顧客Bの第二の電子機器に顧客Aの第一の電子機器の設定情報がインポートされるおそれがあった。
本発明は、上記課題に鑑み、設定情報の適用先の間違いを抑制する設定情報利用システムを提供することを目的とする。
上記課題に鑑み、本発明は、ネットワークを介して情報処理装置と接続された第一の電子機器が第一の電子機器の設定に関する設定情報を前記情報処理装置に送信し、第二の電子機器が前記設定情報を前記情報処理装置から取得する設定情報利用システムであって、前記情報処理装置は、前記第一の電子機器から送信された前記設定情報と、前記第一の電子機器が前記設定情報を送信する場合に利用されるネットワークを識別する第一の識別情報とを対応付けて登録する設定情報登録部と、前記第二の電子機器から送信された前記設定情報の取得を要求する取得要求に応じて、前記取得要求を送信する場合に利用されるネットワークを識別する第二の識別情報と、前記第一の識別情報とに基づき、前記設定情報登録部により登録された前記設定情報を特定する特定部と、前記特定部により特定された前記設定情報を前記第二の電子機器に送信する送信部と、を有し、前記第一の識別情報及び前記第二の識別情報はグローバルIPアドレスであり、前記特定部は、前記取得要求を送信する場合に利用されるネットワークを識別するグローバルIPアドレスと、少なくともネットワーク部が一致するグローバルIPアドレスに対応付けられている前記設定情報を特定し、前記第二の電子機器は、前記情報処理装置から送信された前記設定情報を前記第二の電子機器に適用する設定情報適用部、を有することを特徴とする。
設定情報の適用先の間違いを抑制する設定情報利用システムを提供することができる。
設定情報利用システムの動作の概略を説明する図の一例である。 設定情報利用システムの概略構成図の一例である。 電子機器のハードウェア構成の一例を示す図である。 サーバハードウェア構成図の一例である。 電子機器、及び、サーバの機能をブロック状に説明する設定情報利用システムの機能ブロック図の一例である。 電子機器、及び、サーバの機能をブロック状に説明する設定情報利用システムの機能ブロック図の一例である(記憶媒体利用時)。 設定情報利用システムにおいて設定情報が設定されるパターンを説明する図の一例である。 設定情報のエクスポートとインポートの全体的な手順を説明する図の一例である。 第一の電子機器が設定情報をサーバにエクスポートする手順を示すフローチャート図の一例である。 エクスポート時の画面例を示す図である。 第二の電子機器が設定情報をサーバからインポートする手順を示すフローチャート図の一例である。 インポート時の画面例を示す図である。 第一の電子機器が設定情報を記憶媒体にエクスポートする手順を示すフローチャート図の一例である。 第二の電子機器が設定情報を記憶媒体からインポートする手順を示すフローチャート図の一例である。 インポート設定情報選択画面の一例を示す図である。 グローバルIPアドレスの指定に関する画面の一例である。
以下、本発明を実施するための形態の一例として、設定情報利用システムと設定情報利用システムが行う設定情報移行方法について図面を参照しながら説明する。
<動作の概略>
図1は、設定情報利用システム100の動作の概略を説明する図の一例である。顧客A,Bには設定情報の移行元の第一の電子機器40-1と移行先の第二の電子機器40-2が配置される。なお、顧客に配置されている電子機器のうち任意の電子機器の符号を電子機器40とする。設定情報を保持するサーバ30は社外にあるため第一の電子機器40-1と第二の電子機器40-2はプロキシサーバ101を経由してサーバ30と通信している。本実施形態ではプロキシサーバ101の社外側のネットワークにおけるIPアドレスを利用して、第二の電子機器40-2がインポートできる設定情報を制限する。なお、プロキシサーバ101の社内側のIPアドレスをローカルIPアドレス、社外側のIPアドレスをグローバルIPアドレスという。グローバルIPアドレスは顧客に割り当てられており、顧客はネットワーク部に続くホスト部を事業所や部署に割り当てグローバルIPアドレスを使用する。したがって、ネットワーク部のアドレスは同じ顧客では同じである。
(1) 顧客A又はBの移行元の第一の電子機器40-1からエクスポートされた設定情報は、プロキシサーバ101を経由してサーバ30に送信される。この時、サーバ30は第一の電子機器40-1を特定可能なグローバルIPアドレス(第一の識別情報の一例)を設定情報と対応付けておく。なお、□△◇○△等は任意の数字である。
顧客Aの第一の電子機器の設定情報:19.□□□.△△△.◇◇◇
顧客Bの第一の電子機器の設定情報:133.139.○○○.△△△
(2) 移行先の第二の電子機器40-2から設定情報をサーバ30に要求する際、第二の電子機器40-2はグローバルIPアドレス(第二の識別情報の一例)をサーバ30に通知する(意図的に通知しなくてもTCP/IPにより自動的に通知される)。
(3)サーバ30は設定情報の要求に際して通知されたグローバルIPアドレスに対応付けられている設定情報を第二の電子機器40-2に送信する。したがって、顧客A,Bの第二の電子機器40-2はそれぞれ以下の設定情報を受信する。
顧客Aの第二の電子機器:19.□□□.△△△.◇◇◇に対応付けられた設定情報
顧客Bの第二の電子機器:133.139.○○○.△△△に対応付けられた設定情報
このように、本実施形態の設定情報利用システム100は、電子機器40のグローバルIPアドレスと設定情報を対応付けてサーバ30が保持しておき、第二の電子機器40-2が設定情報をインポートする際、サーバ30はグローバルIPアドレスで設定情報を特定して移行元と同じ顧客の設定情報のみを第二の電子機器40-2に送信するので、サーバ30に複数の設定情報が保持されている場合でも、CEが誤って異なる顧客の設定情報を第二の電子機器40-2にインポートしないようにすることができる。
<用語について>
設定情報のインポートとは設定情報を電子機器に適用することをいう。設定情報のエクスポートとは設定情報を送信したり記憶媒体に記憶したりすることをいう。
グローバルIPアドレスは世界的にはICANNで管理されており、その下位の組織が世界の各地域ごとに存在している。アジア地区はAPNICによりグローバルIPアドレスが管理され、日本の場合はJPNICにより割り当てられる。JPNICはCIDR (Classless InterDomain Routing)によりネットワーク部を指定してグローバルIPアドレスを割り当てている。グローバルIPアドレスのうちネットワーク部でない残りの部分をホスト部という。ネットワーク部のアドレスはネットワークを識別する値であり、ホスト部のアドレスはネットワーク内で機器を識別する値である。
したがって、同じ顧客のグローバルIPアドレスはネットワーク部が同じである。なお、どこまでがネットワーク部であるかはグローバルIPアドレスから判別できないため、プロキシサーバなどに設定されたサブネットマスクで決定する。あるいは、予めCE又はユーザが電子機器40に設定しておく。
したがって、グローバルIPアドレスが同じとは全ての数値が一致することは要請されず、ネットワーク部(一部)が一致すればよい。図1に関しては「19」が顧客Aのネットワーク部、「133.139」が顧客Bのネットワーク部である。
グローバルIPアドレスは顧客に割り当てられるが、通信ではプロキシサーバ101に設定される。一方、グローバルIPアドレスは電子機器40のIPアドレスとみなすこともできる。本実施形態では便宜上、グローバルIPアドレスが顧客、プロキシサーバ又は電子機器40のいずれに付随するかを厳密には区別しない。
また、グローバルIPアドレスを使用するのはプロキシサーバ以外でもよい。ローカルIPアドレスをグローバルIPアドレスに変換することをNAT(Network Address Translation)又はNAPT(Network Address Port Translation)という。NAT又はNAPTする装置であればグローバルIPアドレスを使用する。
また、顧客を特定する第一の識別情報又は第二の識別情報としてはグローバルIPアドレス以外でもよい。
<システム構成例>
図2は、設定情報利用システム100の概略構成図の一例を示す。設定情報利用システム100は、ネットワークNを介して接続された複数の電子機器40、サーバ30、及び、設定端末60を有する。以下、設定情報8をエクスポートする電子機器40を第一の電子機器40-1、設定情報8をインポートする電子機器40を第二の電子機器40-2という。第一の電子機器40-1と第二の電子機器40-2には着脱可能な可搬性の記憶媒体9が装着され得る。
第一の電子機器40-1は、すでに設定項目に設定情報8が設定された電子機器40である。第二の電子機器40-2は、既存の電子機器の設定情報8が設定される電子機器40である。第二の電子機器40-2は新たに購入された電子機器40である場合が多いが、第一の電子機器40-1の設定情報8が設定される任意の電子機器であっても差し支えない。第一の電子機器40-1が第二の電子機器40-2に切り替わる場合、又は、第一の電子機器40-1が使用されたまま第二の電子機器40-2が追加される場合のどちらでもよい。
第一の電子機器40-1及び第二の電子機器40-2はユーザがカスタマイズすることで使いやすくすることができる。カスタマイズとは標準の設定をユーザ自身の使い勝手に合わせて変えることをいう。すなわち、電子機器40はユーザが変更可能な設定情報8で動作する機器ということができる。ただし、後述するように設定情報8はユーザが設定する情報に限られず、CEが設定する情報、アプリケーションが管理する情報、印刷機能などのエンジンに関する情報などがある。
第一の電子機器40-1及び第二の電子機器40-2の具体例として、複合機、プロジェクター、電子黒板、及びテレビ会議端末等があるがこれらに限るものではない。
複合機は、多機能な周辺装置を意味し、例えば、プリンタ、スキャナ、及びFAXの送受信のうち複数の機能を有する。プリンタとスキャナの機能でコピー機能を実現したり、スキャナとFAXの送信機能で画像を送信したりプリンタとFAXの受信機能で受信した画像を印刷したりする。複合機は、画像形成装置、画像処理装置、プリンタ装置、複写機、MFP(Multi-function Peripherals)などと呼ばれる場合がある。
プロジェクターは画像を投影する投影機である。あるいは映写機と呼ばれる場合がある。電子黒板は電子ペン又は指などの指示手段が指示する座標を検出し、座標を連結したストロークをディスプレイに表示する。電子黒板は、電子情報ボード、電子ホワイトボードなどと呼ばれる場合がある。テレビ会議端末は、異なる拠点間で画像データ及び音声データの送受信を行い、ディスプレイに画像を表示したり、スピーカから音声を出力したりすることで、テレビ会議端末を使用する参加者がテレビ会議を行うことを可能にする。
この他、電子機器40はデジタルサイネージ、デジタルカメラ、又はドローンなど、設定情報8がカスタマイズされる機器でよい。
ネットワークNは、電子機器40が設置された場所に敷設されているLAN、LANをインターネットに接続するプロバイダのプロバイダネットワーク、及び、回線事業者が提供する回線等により構築されている。ネットワークNが複数のLANを有する場合、ネットワークNはWANと呼ばれる。また、コンピュータを世界的な規模で接続すると共に世界中のネットワークが相互接続されたインターネットが含まれる。
ネットワークNは有線又は無線のどちらで構築されてもよく、また、有線と無線が組み合わされていてもよい。また、電子機器40が直接、公衆回線網に接続する場合は、LANを介さずにネットワークに接続することができる。無線で接続する場合にはWi-Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、3G、4G、LTEなどの通信規格が適宜使用される。
設定端末60は、第一の電子機器と第二の電子機器をサーバ30に対し指定したり、第一の電子機器からサーバ30に送信された設定情報を閲覧したりするためなどに使用される。また、CEが記憶媒体9の設定情報8をサーバ30に送信したり、サーバ30から変換後の設定情報8を受信したりするために使用される。変換とは、第一の電子機器40-1の設定情報8の形式を第二の電子機器40-2に適した形式の設定情報8に変換することを言う。設定端末60は、ブラウザソフトウェア又はこれと同等のアプリケーションが動作すればよい。設定端末60は、例えばPC(Personal Computer)、スマートフォン、タブレット端末、携帯電話、PDA(Personal Data Assistant)、ゲーム機、カーナビゲーション、などであるがこれらに限られない。
サーバ30は、第一の電子機器40-1の設定情報8を第二の電子機器40-2の設定情報8に変換する情報処理装置である。変換方法は各種提案されているため、本実施形態では公知の方法を採用するものとする。また、本実施形態では設定情報8を変換しなくてもよい。
なお、サーバ30はクラウドコンピューティングに対応していることが好ましい。クラウドコンピューティングとは、特定ハードウェア資源が意識されずにネットワーク上のリソースが利用される利用形態をいう。
<ハードウェア構成例>
<<電子機器>>
図3は、電子機器のハードウェア構成の一例を示す図である。図3に示すように、電子機器は、本体10と、操作部20と、を備える。本体10と操作部20は、専用の通信路300を介して相互に通信可能に接続されている。通信路300は、例えばUSB(Universal Serial Bus)規格のものを用いることもできるが、有線か無線かを問わず任意の規格のものであってよい。
なお、本体10は、操作部20で受け付けた操作に応じた動作を行うことができる。また、本体10は、クライアントPC(パーソナルコンピュータ)等の外部装置とも通信可能であり、外部装置から受信した指示に応じた動作を行うこともできる。
次に、本体10のハードウェア構成について説明する。図3に示すように、本体10は、CPU(Central Processing Unit)11と、ROM(Read Only Memory)12と、RAM(Random Access Memory)13と、HDD(Hard Disk Drive)14と、通信I/F(Interface)15と、接続I/F16と、エンジン部17とを備え、これらがシステムバス18を介して相互に接続されている。説明の便宜上、図3では、本体10はHDD14を有している構成を例に挙げて説明したが、例えばHDD14を有しておらず、十分な記憶領域を確保できない構成もあり得る。
CPU11は、本体10の動作を統括的に制御する。CPU11は、RAM13をワークエリア(作業領域)としてROM12又はHDD14等に格納されたプログラムを実行することで、本体10全体の動作を制御し、上記したコピー機能、スキャナ機能、ファクス機能、プリンタ機能などの各種機能を実現する。
通信I/F15は、ネットワークNと接続するためのインタフェースである。接続I/F16は、通信路300を介して操作部20と通信するためのインタフェースである。
エンジン部17は、コピー機能、スキャナ機能、ファクス機能、及び、プリンタ機能を実現させるための、汎用的な情報処理及び通信以外の処理を行うハードウェアである。例えば、原稿の画像をスキャンして読み取るスキャナ(画像読取部)、用紙等のシート材への印刷を行うプロッタ(画像形成部)、ファクス通信を行うファクス部などを備えている。更に、印刷済みシート材を仕分けるフィニッシャや、原稿を自動給送するADF(自動原稿給送装置)のような特定のオプションを備えることもできる。
次に、操作部20のハードウェア構成について説明する。図3に示すように、操作部20は、CPU21と、ROM22と、RAM23と、フラッシュメモリ24と、通信I/F25と、接続I/F26と、操作パネル27、外部接続I/F29とを備え、これらがシステムバス28を介して相互に接続されている。説明の便宜上、図3では、操作部20はフラッシュメモリ24を有している構成を例に挙げて説明したが、例えばフラッシュメモリ24を有していない構成もあり得る。要するに、電子機器は、受信したコンテンツを記憶するための記憶装置を有していない構成もあり得る。
記憶媒体9は不揮発性の記憶装置である。上記のように着脱可能で可搬性があることが好ましい。例えばSDメモリーカード(登録商標)、USBメモリ、コンパクトフラッシュ(登録商標)、HDD、SSD(Solid State Drive)などがある。第一の電子機器40-1及び第二の電子機器40-2が情報を書き込んだり情報を読み出したりできればどのような記憶媒体でもよい。
<<サーバ>>
図4は、サーバ30のハードウェア構成図の一例である。サーバ30は、CPU301と、ROM302と、RAM303と、通信I/F304と、入力装置305と、表示装置306とを備える。CPU301は、サーバ30の動作を統括的に制御する。ROM302は、プログラム等の各種のデータを記憶する不揮発性のメモリである。RAM303は、CPU301が実行する各種の処理の作業領域(ワークエリア)として機能する揮発性のメモリである。通信I/F304は、ネットワークNと接続するためのインタフェースである。入力装置305は、オペレータによる操作の入力に用いられるデバイスであり、例えばマウスやキーボードなどで構成される。表示装置306は各種の情報を表示するデバイスであり、例えば液晶型ディスプレイ装置などで構成される。
設定端末60のハードウェア構成はサーバ30と同じであるか、又は異なっていても本実施形態の説明に支障はないものとする。
上記のように、サーバ30はクラウドコンピューティングに対応していることが好ましい。したがって、図示したハードウェア構成は、1つの筐体に収納されていたりひとまとまりの装置として備えられていたりする必要はなく、サーバ30が備えていることが好ましいハード的な要素を示す。また、クラウドコンピューティングに対応するため、本実施例のサーバ30の物理的な構成は固定的でなくてもよく、負荷に応じてハード的なリソースが動的に接続・切断されることで構成されてよい。
<機能について>
図5は、電子機器40、及び、サーバ30の機能をブロック状に説明する設定情報利用システム100の機能ブロック図の一例である。図5は電子機器40がサーバ30に設定情報8を送信するケースの機能ブロック図を示す。
第一の電子機器40-1と第二の電子機器40-2の機能は同一であるか、又は、異なっていても本実施形態の説明においては支障がないものとする。このため、主に第一の電子機器40-1について説明する。
<<第一の電子機器40-1、第二の電子機器40-2>>
第一の電子機器40-1は表示部41a、操作受付部41b、設定情報送信部42、設定情報受信部43、設定情報取得部44、設定情報適用部45、及び、基本機能部46を有している。まず、表示部41aと操作受付部41bは主に操作部20により実現されている。表示部41aと操作受付部41bは、図3に示された各構成要素のいずれかが、フラッシュメモリ24からRAM23に展開されたプログラムに従ったCPU21からの命令により動作することで実現される機能又は手段である。このプログラムは、プログラム配信用のサーバから配信されるか又は記憶媒体に記憶された状態で配布される。
一方、設定情報送信部42、設定情報受信部43、設定情報取得部44、設定情報適用部45、及び、基本機能部46は、図3に示された各構成要素のいずれかが、HDD14からRAM13に展開されたプログラムに従ったCPU11からの命令により動作することで実現される機能又は手段である。このプログラムは、プログラム配信用のサーバから配信されるか又は記憶媒体9に記憶された状態で配布される。ただし、これら機能は本体10と操作部20のどちらにあってもよい。
表示部41aは操作パネル27に各種の画面を表示し、操作受付部41bはCE又はユーザの操作を受け付ける。
基本機能部46は、第一の電子機器40-1が持っている基本的な機能である。第一の電子機器40-1が複合機の場合、印刷、原稿の読み取り、FAX送受信などの機能を提供する。また、基本機能部46は機種別プロファイル7に基づいて記憶部49から設定情報8を取得したり書き込んだりする。基本機能部46はCPU11がプログラムを実行しエンジン部17を制御すること等により実現される。
設定情報取得部44は、基本機能部46から設定情報8を取得する。主に、第一の電子機器40-1で使用される機能である。設定情報取得部44は、CPU11がプログラムを実行すること等により実現される。設定情報取得部44は暗号化部44aを有する。暗号化部44aは設定情報8のうち機種別プロファイル7が指定する設定項目の設定値を暗号化する。
設定情報送信部42は、設定情報取得部44が取得した設定情報8をネットワーク経由でサーバ30に送信する。設定情報8の送信の際、プロキシサーバ101を経由して第一の電子機器40-1のグローバルIPアドレスがサーバ30に通知される。ネットワーク部がどこまでかも通知されるとよい。設定情報送信部42は、主に第一の電子機器40-1で使用される機能である。CPU11がプログラムを実行し通信I/F15を制御すること等により実現される。
設定情報受信部43は、サーバ30からネットワーク経由で設定情報8を受信し、設定情報適用部45に送出する。主に第二の電子機器40-2で使用される機能である。なお、設定情報8の受信の際、プロキシサーバ101を経由して第二の電子機器40-2のグローバルIPアドレスがサーバ30に通知される。ネットワーク部がどこまでかも通知されるとよい。ただし、ネットワーク部がどこまでかは設定情報のエクスポート時とインポート時のどちらかで通知されればよい。設定情報受信部43はCPU11がプログラムを実行し通信I/F15を制御すること等により実現される。
設定情報適用部45は、設定情報受信部43が受信した設定情報8を基本機能部46に適用する。適用とは、基本機能部46が設定情報8に基づいて動作できる状態にすることをいう。設定情報適用部45は主に第二の電子機器40-2で使用される機能である。CPU11がプログラムを実行すること等により実現される。設定情報適用部45は復号部45aを有する。復号部45aは設定情報8のうち機種別プロファイル7が指定する設定項目の設定値を復号する。
また、第一の電子機器40-1は記憶部49を有している。記憶部49は、本体10のHDD14、RAM13及びROM12の1つ以上により実現される情報の記憶手段である。記憶部49には、設定情報8の他、機種別プロファイル7、プログラム、文書、及びログ情報等が記憶される。
Figure 0007314667000001
表1は設定情報8の一例を示す。設定情報8は、例えば、アドレス帳、プリファレンスデータ、揮発性データ、サービス設定情報の4種類に分類される。アドレス帳は、各ユーザの電話番号、FAX番号、及びメールアドレスなど連絡先に関する情報である。プリファレンスデータは、ユーザが設定したデータである。例えば、ページ番号や日付等のヘッダーやフッターの印刷位置、省エネモードへの移行時間、デバッグログの記録方法等に関する設定値、優先的に使用する給紙トレーの順番を指定する設定値など多くの設定項目がある。揮発性データは電子機器40のRAM13,23に記憶されたデータである。揮発性データにはバイナリデータも含まれる。バイナリデータとはテキストデータ以外のデータをいい、テキストデータのようにどの機器でも同じ意味を持つデータと異なり第一の電子機器40-1(例えば各アプリケーション)が解釈することで意味があるデータである。サービス設定情報は印刷機能などのエンジンに関する情報であり、例えばバイアス電圧、印刷プロセス速度、濃度設定値、定着温度等、画質に影響しうる設定値である。サービス設定情報はCEが設定できる設定値が含まれる。
Figure 0007314667000002
表2は機種別プロファイル7の一例を示す。機種別プロファイル7は、設定情報8の各設定項目ごとに取得可否、及び、暗号可否を指定する。表2において、モジュールは電子機器で実現される機能であり、例えばプリントアプリ、スキャナアプリ、FAXアプリなどの各アプリケーションが挙げられる。プリファレンスは各モジュールにおける個々の設定項目である。モジュールIDはモジュールを識別するための識別情報であり、プリファレンスIDはプリファレンスを識別するための識別情報である。IDはIdentificationの略であり識別子や識別情報という意味である。IDは複数の対象から、ある特定の対象を一意的に区別するために用いられる名称、符号、文字列、数値又はこれらのうち1つ以上の組み合わせをいう。他のIDについても同様である。取得可否は設定情報8として取得される設定項目を指定する。例えば、カウンタ情報(第一の電子機器40-1が過去に何ページ印刷したかを示す)は第二の電子機器40-2では使用されないので取得されない。また、機器ID(電子機器の識別情報)は第二の電子機器40-2に設定されると機器が入れ替わったと判断されるおそれがあるので取得されない。暗号可否はプリファレンスIDで指定される設定項目を暗号化するか否かを指定する。暗号化されるのは秘匿性が高い設定項目である。例えば、管理者のパスワード(揮発性データ内にある)、及び、アドレス帳などである。
なお、この機種別プロファイル7はサーバ30から配信されてもよいし、記憶媒体9から第一の電子機器40-1が読み取ってもよい。
<<サーバ>>
サーバ30は設定情報入出力部31、設定情報登録部32、特定部33、UI部35、及び、データ変換部36を有している。サーバ30が有するこれら各機能部は、図4に示された各構成要素のいずれかが、HDD307からRAM303に展開されたプログラムに従ったCPU301からの命令により動作することで実現される機能又は手段である。このプログラムは、プログラム配信用のサーバから配信されるか又は記憶媒体に記憶された状態で配布される。
設定情報入出力部31は第一の電子機器40-1及び第二の電子機器40-2との間で設定情報8を送受信する。設定情報入出力部31は受信部31aと送信部31bとを有している。受信部31aは電子機器から設定情報を受信し、送信部31bは電子機器に設定情報を送信する。通信プロトコルにはHTTPs又はHTTP2.0など暗号通信が用いられる。設定情報入出力部31は、図4のCPU301がプログラムを実行し通信I/F304を制御すること等により実現される。
設定情報入出力部31は顧客のプロキシサーバ101から送信されるTCP/IPプロトコルのIPヘッダーに含まれるグローバルIPアドレスを設定情報と共に取得する。このように通信プロトコルに基づいてグローバルIPアドレスを自動的に取得できる。しかし、第一の電子機器40-1及び第二の電子機器40-2がデータとしてグローバルIPアドレスを送信してもよい。
設定情報登録部32は設定情報入出力部31が受信した設定情報を、グローバルIPアドレスに対応付けて、設定情報記憶部38に記憶する。
データ変換部36は、テーブル記憶部39に記憶された変換テーブル39bを使用して第一の電子機器40-1の設定情報8の形式を第二の電子機器40-2の形式に変換する。変換テーブル39bは、第一の電子機器40-1及び第二の電子機器40-2それぞれの各設定項目に関する情報(記憶場所、データ長、データ種類、エンディアン等)を有している。更に、変換テーブル39bは第一の電子機器40-1の各設定項目と第二の電子機器40-2の各設定項目の対応関係を有している。したがって、データ変換部36は変換テーブル39bを使って第一の電子機器40-1の設定情報を第二の電子機器40-2の形式に合うように変換できる。第一の電子機器40-1の設定情報8は変換テーブル39bにより第一の電子機器40-1で扱われる形式から機種に依存しない共通のデータに変換され、更に、第二の電子機器40-2の設定項目に対応付けられる。そして、共通のデータは変換テーブル39bにより第二の電子機器40-2の形式に合うように変換される。データ変換部36は図4のCPU301がプログラムを実行すること等により実現される。
特定部33は、第二の電子機器40-2から送信された設定情報の取得を要求する取得要求に応じて、取得要求を送信する場合に利用されるネットワークを識別するグローバルIPアドレスに基づいて、設定情報登録部32により登録された設定情報を設定情報記憶部38から特定する。
UI部35は、設定端末60とHTTPs又はHTTP2.0などの通信プロトコルで通信し、HTML及びJavaScript(登録商標)などで記述された画面情報を設定端末60に送信するHTTPサーバの機能を提供する。UI部35は、図4のCPU301がプログラムを実行すること等により実現される。
また、サーバ30は設定情報記憶部38とテーブル記憶部39を有している。設定情報記憶部38とテーブル記憶部39は、図4のHDD307、RAM303及びROM302の1つ以上により実現される情報の記憶手段である。設定情報記憶部38には、第一の電子機器40-1から送信された設定情報8とこれを管理する設定情報管理テーブルが記憶される。テーブル記憶部39には、変換テーブル39b、及び、ユーザ情報管理テーブル39a等が記憶される。
Figure 0007314667000003
表3は設定情報記憶部38に記憶される設定情報管理テーブルを模式的に示す。設定情報管理テーブルは、例えば機器IDに対応付けられた設定情報のファイル、エクスポート日時、ユーザID、グローバルIPアドレス、及び、顧客情報の各項目を有する。機器IDは電子機器を識別するための識別情報である。機器IDは機種と機番により構成されており、機種及び同一機種内の個別の機器を特定できるようになっている。例えば機器IDが「3F55-11111」の場合、「3F55」が機種であり、「11111」が機番である。設定情報のファイルは設定情報8が格納されたファイルへのパス(Path)とファイル名である。エクスポート日時は設定情報8が作成された日時である。
ユーザIDはエクスポートを実行した際にログインしていたユーザIDである。したがって、例えばCEのユーザIDの場合が多い。グローバルIPアドレスの項目は、グローバルIPアドレスの少なくともネットワーク部を含む。グローバルIPアドレスの全てを含んでもよい。また、グローバルIPアドレス以外の顧客を判別可能な情報でもよい。顧客情報は顧客に関する情報であり顧客名や顧客の識別情報などでよい。グローバルIPアドレスと対応づけて顧客情報をサーバに登録しておくことで、設定情報に顧客情報を含めて保管することも可能である。
Figure 0007314667000004
表4はユーザ情報管理テーブル39aの一例を示す。ユーザ情報管理テーブル39aは、顧客が保持している電子機器40を管理するテーブルである。ユーザ情報管理テーブル39aには、例えば顧客ID、パスワード、及び、登録機器が登録されている。顧客IDはサーバ30から電子機器40の顧客を識別するための情報である。パスワードはCE又はユーザがログインする際に参照される管理者のパスワードである。登録機器は、顧客が登録している電子機器の機器IDである。したがって、CE又はユーザがログインすれば少なくともすでに使用している第一の電子機器40-1が明らかになる。第二の電子機器40-2が登録された後は第二の電子機器40-2もCE又はユーザが確認できるようになる。なお、顧客とは電子機器を使用している企業、又は、サーバ30を利用しているテナント(企業、企業内の部署)などである。
<記憶媒体に記憶される場合の構成>
図6は、電子機器40、及び、サーバ30の機能をブロック状に説明する設定情報利用システム100の機能ブロック図の一例である。図6は電子機器40が記憶媒体9に設定情報8を記憶させるケースの機能ブロック図である。図6の説明では主に図5との相違を説明する。
図6では第一の電子機器40-1と第二の電子機器40-2が、設定情報書込部47、設定情報読出部48、及び、識別情報取得部51(第一の識別情報取得部、第二の識別情報取得部の一例)を有している。設定情報書込部47は、記憶媒体9に設定情報8を書き込む。主に第一の電子機器40-1で使用される機能である。設定情報読出部48は記憶媒体9から設定情報8を読み出す。主に第二の電子機器40-2で使用される機能である。設定情報書込部47と設定情報読出部48は、CPU11がプログラムを実行し外部接続I/F29を制御すること等により実現される。
識別情報取得部51は、所定のサーバと通信して顧客、電子機器40又はプロキシサーバ101のグローバルIPアドレスを取得する。所定のサーバとは、電子機器40がプロキシサーバ101を経由して送信するTCP/IPプロトコルのIPヘッダーに含まれるグローバルIPアドレスを、データとして第一の電子機器40-1及び第二の電子機器40-2に送信するサーバである。このようなサービスは、社内ネットワークのPCなどがグローバルIPアドレスを把握するために提供されている。これにより、社内の第一の電子機器40-1及び第二の電子機器40-2が自機のグローバルIPアドレスを取得できる。
また、設定情報取得部44の暗号化部44aは、設定情報8のうち機種別プロファイル7が指定する設定項目の設定値を暗号化し、更に、設定情報8の全体を暗号化する。設定情報適用部45の復号部45aは、設定情報8の全体を復号し、更に、設定情報8のうち機種別プロファイル7が指定する設定項目の設定値を復号する。
図6の構成では、設定端末60が記憶媒体9に記憶された設定情報8をサーバ30に送信し、サーバ30から変換後の設定情報8を受信して記憶媒体9に記憶させる。したがって、設定情報とグローバルIPアドレスを対応付けて登録したり、グローバルIPアドレスに対応付けられている設定情報を特定したりすることは行わない。
<設定情報の設定パターン>
図7は設定情報利用システム100において設定情報8が設定されるパターンを説明する図の一例である。
パターン1:第一の電子機器40-1→サーバ30→第二の電子機器40-2
パターン2:第一の電子機器40-1→記憶媒体9→設定端末60→サーバ30→設定端末60→記憶媒体9→第二の電子機器40-2
パターン3:第一の電子機器40-1→サーバ30→設定端末60→記憶媒体9→第二の電子機器40-2
パターン4:第一の電子機器40-1→記憶媒体9→設定端末60→サーバ30→第二の電子機器40-2
主に使用されるパターンはパターン1又はパターン2である。CE又はユーザは十分な通信帯域を確保できないネットワーク環境である場合や、サーバ30に設定情報8が保持されることが社内規定などで禁止される場合などは、パターン2を選択する。また、アドレス帳が膨大であるなどの理由でサーバ30への送信時間が長くなることが予想される場合にも、パターン2を選択する。それ以外はパターン1を選択すればよい。
また、エクスポート時とインポート時で状況が変わったような場合は、パターン3やパターン4を選択することもできる。
また、エクスポートやインポートにおいて、本実施形態では記憶媒体9に設定情報8がいったん記憶されているが、第一の電子機器40-1が直接、設定端末60に設定情報8を送信してもよいし、第二の電子機器40-2が設定端末60から直接、設定情報8を受信してもよい。
<全体的な手順>
図8は、設定情報8のエクスポートとインポートの全体的な手順を説明する図の一例である。図8ではパターン1とパターン2の2つのパターンについて記載されているが、説明を分かりやすくするため、暗号化については説明していない。
・パターン1
1-1.第一の電子機器40-1が第一の電子機器40-1の機種別プロファイル7に基づいて設定情報8をエクスポートする。
1-2.第一の電子機器40-1はエクスポートした設定情報8のファイルをサーバ30に送信(アップロード)する。この時、第一の電子機器40-1のグローバルIPアドレスが通知され、サーバは設定情報8とグローバルIPアドレスを対応付けておく。
1-3.設定端末60から設定情報8と変換先の第二の電子機器40-2の機種を受け付け、サーバ30は変換テーブル39bを使って設定情報8の変換処理を行う。図8において、サーバ30の設定情報8のうち太枠201で囲まれた範囲が何らかの変換が行われたデータを示す。アドレス帳が変換されないのは、アドレス帳は電子機器40に共通であるため、及び、暗号化されているため変換が困難だからである。
1-4.第二の電子機器40-2は自機のグローバルIPアドレスをサーバ30に通知して、このグローバルIPアドレスに対応付けられている変換された設定情報8のファイルをサーバ30から受信(ダウンロード)する。
1-5.第二の電子機器40-2は第二の電子機器40-2の機種別プロファイル7に基づいて設定情報8をインポートする。
・パターン2
2-1.第一の電子機器40-1が第一の電子機器40-1の機種別プロファイル7に基づいて設定情報8をエクスポートする。第一の電子機器40-1は識別情報取得部51の機能を使って取得したグローバルIPアドレスを設定情報に添付する。
2-2.第一の電子機器40-1はエクスポートした設定情報8のファイルを記憶媒体9に記憶させる。
2-3.CE又はユーザは記憶媒体9を設定端末60に装着し、設定端末60は記憶媒体9から設定情報8のファイルを読み取る。
2-4.設定端末60はサーバ30に対して、第二の電子機器40-2の機種と設定情報8のファイルを送信(アップロード)する。
2-5.サーバ30は変換テーブル39bを使って設定情報8の変換処理を行う。
2-6.サーバ30は変換した設定情報8のファイルを設定端末60に送信する。
2-7.設定端末60はダウンロードしたファイルを記憶媒体9に記憶させる。
2-8.CE又はユーザは記憶媒体9を第二の電子機器40-2に装着する。第二の電子機器40-2は識別情報取得部51の機能を使って取得したグローバルIPアドレスと同じグローバルIPアドレスが対応付けられた設定情報8を記憶媒体9から読み出す。
2-9.第二の電子機器40-2は第二の電子機器40-2の機種別プロファイル7に基づいて設定情報8をインポートする。
<動作手順>
<<パターン1のエクスポート>>
図9は、第一の電子機器40-1が設定情報8をサーバ30にエクスポートする手順を示すフローチャート図の一例である。
第一の電子機器40-1の表示部41aは設定情報8のエクスポートインポートに関するメイン画面220を操作パネル27に表示する(S1)。メイン画面220の一例を図10(a)に示す。
CE又はユーザが「エクスポート」ボタン221を選択すると、操作受付部41bが操作を受け付け、表示部41aはエクスポート画面211を操作パネルに表示する(S2)。エクスポート画面211の一例を図10(b)に示す。
第一の電子機器40-1の操作受付部41bは「クラウド経由でエクスポート」ボタン212を受け付ける(S3)。
これにより、第一の電子機器40-1の設定情報取得部44は設定情報8を基本機能部46から取得する(S4)。
設定情報送信部42は設定情報取得部44が取得した設定情報8を、プロキシサーバ101を介してサーバ30に送信する(S5)。これにより、サーバ30の設定情報入出力部31の受信部31aが設定情報8を受信して、設定情報登録部32が受信時に取得されたグローバルIPアドレスと設定情報8を対応付けて設定情報記憶部38に記憶できる。
図10はエクスポート時の画面例を示す図である。図10(a)はエクスポートインポートに関するメイン画面220であり、「エクスポート」ボタン221と「インポート」ボタン222を有している。「エクスポート」ボタン221が押下されるとエクスポート画面211が表示される。
図10(b)はエクスポート画面211の一例を示す。エクスポート画面211は「クラウド経由でエクスポート」ボタン212と「記憶媒体経由でエクスポート」ボタン213を有している。CE又はユーザはどちらかのボタンを選択して、OKボタン214を押下する。第一の電子機器40-1の操作受付部41bはCE又はユーザの操作を受け付ける。
<<パターン1のインポート>>
図11は、第二の電子機器40-2が設定情報8をサーバ30からインポートする手順を示すフローチャート図の一例である。
第二の電子機器40-2の表示部41aは設定情報8のエクスポートインポートに関するメイン画面220を操作パネル27に表示する(S11)。メイン画面220の一例は図10(a)に示した。
CE又はユーザが「インポート」ボタン222を選択すると、操作受付部41bが操作を受け付け、表示部41aはインポート画面を操作パネルに表示する(S12)。インポート画面231の一例を図12(a)に示す。
CE又はユーザは「クラウド経由でインポート」ボタン232を押下するので、第二の電子機器40-2の操作受付部41bはこの操作を受け付ける(S13)。
第二の電子機器40-2の設定情報受信部43は、設定情報取得要求をサーバ30に送信する(S14)。この時、設定情報受信部43はグローバルIPアドレスをサーバ30に通知する。
サーバ30の設定情報入出力部31の受信部31aは設定情報取得要求を受信し、特定部33が設定情報取得要求に伴って受信したグローバルIPアドレスと、設定情報記憶部38に記憶している設定情報に対応付けられたグローバルIPアドレスのネットワーク部を比較する(S15)。グローバルIPアドレスの全体を比較してもよい。
特定部33は設定情報取得要求に伴って受信したグローバルIPアドレスのネットワーク部又は全体が一致するグローバルIPアドレスが設定情報記憶部38に記憶されているか否かを判断する(S16)。
ステップS16の判断がYesの場合、設定情報入出力部31はネットワーク部又は全体が一致するグローバルIPアドレスに対応付けられた設定情報8を用いてインポート可能設定情報(エクスポート日時、機器ID、ユーザID)を作成する(S17)。インポート可能設定情報は形式変換された設定情報である。ネットワーク部又は全体が一致するグローバルIPアドレスがない場合は、インポート可能設定情報は空(から)となる。
サーバ30の設定情報入出力部31の送信部31bはインポート可能設定情報を移行先の第二の電子機器40-2に送信する(S18)。
第二の電子機器40-2の設定情報受信部43は空でないインポート可能設定情報が送信されたか否かを判断する(S19)。
ステップS19の判断がNoの場合、第二の電子機器40-2の表示部41aはエラー画面を操作パネル27に表示する(S22)。エラー画面241の一例を図12(b)に示す。
ステップS19の判断がYesの場合、第二の電子機器40-2の表示部41aはインポート設定情報選択画面を操作パネル27に表示する(S20)。インポート設定情報選択画面251の一例を図12(c)に示す。
ユーザはインポート設定情報選択画面251でインポートしたい設定情報8を選択する。第二の電子機器40-2の操作受付部41bは選択を受け付けるので、設定情報適用部45がインポートを開始する(S21)。すなわち、基本機能部46への適用を開始する。なお、インポート設定情報選択画面251で表示される設定情報が1つしかない場合、操作受付部41bが選択を受け付けなくてもインポートを開始してよい。これにより、CE又はユーザの作業負担を減らすことができる。
図12はインポート時の画面例を示す図である。図12(a)はインポート画面231の一例を示す。インポート画面231は「クラウド経由でインポート」ボタン232と「記憶媒体経由でインポート」ボタン233を有している。CE又はユーザはどちらかのボタンを選択して、OKボタン234を押下する。第二の電子機器40-2の操作受付部41bはCE又はユーザの操作を受け付ける。
図12(b)はエラー画面241の一例を示す。エラー画面241は「インポート可能な機器設定情報がありません。」というメッセージを表示する。CE又はユーザはこのメッセージを確認して、エクスポート時とグローバルIPアドレスが異なっていると判断して、例えば、設定情報記憶部38に記憶されている全ての設定情報を表示させるなどの対応が可能になる。
図12(c)はインポート設定情報選択画面251の一例を示す。インポート設定情報選択画面251はインポート可能設定情報のリストを表示する画面である。図12(c)では2つのインポート可能設定情報252が表示されており、それぞれエクスポート日時、機器ID及びユーザIDの項目を有している。インポート可能設定情報252にはラジオボタン253が表示されるので、CE又はユーザはラジオボタン253を選択し、OKボタン255を押下する。これによりインポートが開始される。なお、戻るボタン254はインポート画面231に戻るためのボタンである。
図12(d)は同じくインポート設定情報選択画面251であるが別の顧客で表示されるインポート設定情報選択画面251の一例を示す。図12(c)と比較すると、インポート可能設定情報252が異なっていることが分かる。CE又はユーザは顧客に関する情報を指定しなくても、このように同じ顧客の第一の電子機器40-1からエクスポートした設定情報8を自動的に表示することができる。したがって、サーバ30に複数の設定情報が保持されている場合でも、CE又はユーザが誤って異なる顧客の設定情報8をインポートしないようにすることができる。
<<パターン2のエクスポート>>
図13は、第一の電子機器40-1が設定情報を記憶媒体にエクスポートする手順を示すフローチャート図の一例である。なお、図13の説明では主に図9との相違を説明する。まず、ステップS31,S32は図9のステップS1,S2と同様でよい。
次に、パターン2のエクスポート時は、ステップS33でCE又はユーザが「記憶媒体経由でエクスポート」ボタン213を選択する。第一の電子機器40-1の操作受付部41bは「記憶媒体経由でエクスポート」ボタン213の選択を受け付ける(S33)。
これにより、第一の電子機器40-1の設定情報取得部44は設定情報8を基本機能部46から取得する(S34)。
第一の電子機器40-1の識別情報取得部51は自機のグローバルIPアドレスを取得する(S35)。すなわち、プロキシサーバ101の社外側のIPアドレスを取得する。
第一の電子機器40-1の設定情報書込部47は設定情報取得部44が取得した設定情報8とグローバルIPアドレスを記憶媒体9に書き込む(S36)。これにより、記憶媒体9にグローバルIPアドレスと設定情報8を対応付けて記憶できる。
この後、CE又はユーザは設定情報8をサーバ30に送信して、第二の電子機器40-2が設定できるように変換してもらい、変換後の設定情報8を再度、記憶媒体9に記憶させる。
<<パターン2のインポート>>
図14は、第二の電子機器40-2が設定情報を記憶媒体からインポートする手順を示すフローチャート図の一例である。なお、図14の説明では主に図11との相違を説明する。まず、ステップS41、S42の処理は図11のステップS11、S12と同様でよい。
ステップS43では、CE又はユーザが「記憶媒体経由でインポート」ボタン233を押下するので、第二の電子機器40-2の操作受付部41bは「記憶媒体経由でインポート」ボタン233の押下を受け付ける(S43)。
次に、第二の電子機器40-2の識別情報取得部51は自機のグローバルIPアドレスを取得する(S44)。すなわち、プロキシサーバ101の社外側のIPアドレスを取得する。
第二の電子機器40-2の操作受付部41bは識別情報取得部51が取得したグローバルIPアドレスと、記憶媒体9に記憶している設定情報に対応付けられたグローバルIPアドレスのネットワーク部を比較する(S45)。グローバルIPアドレスの全体を比較してもよい。
操作受付部41bは識別情報取得部51が取得したグローバルIPアドレスのネットワーク部又は全体が一致するグローバルIPアドレスが記憶媒体9に記憶されているか否かを判断する(S46)。
ステップS46の判断がYesの場合、操作受付部41bはネットワーク部又は全体が一致するグローバルIPアドレスに対応付けられた設定情報8を用いてインポート可能設定情報(エクスポート日時、機器ID、ユーザID)を作成する(S47)。ネットワーク部又は全体が一致するグローバルIPアドレスがない場合は、インポート可能設定情報は空(から)となる。
第二の電子機器40-2の設定情報適用部45は空でないインポート可能設定情報があるか否かを判断する(S48)。
ステップS48の判断がNoの場合、第二の電子機器40-2の表示部41aはエラー画面を操作パネル27に表示する(S51)。エラー画面241の一例は図12(b)に示した。
ステップS48の判断がYesの場合、第二の電子機器40-2の表示部41aはインポート設定情報選択画面を操作パネル27に表示する(S49)。インポート設定情報選択画面251の一例を図12(c)(d)に示した。
ユーザはインポート設定情報選択画面251でインポートしたい設定情報8を選択する。第二の電子機器40-2の操作受付部41bは選択を受け付けるので、設定情報適用部45がインポートを開始する(S50)。
このように記憶媒体経由でインポートする場合も、CE又はユーザが誤って異なる顧客の設定情報をインポートしないようにすることができる。
<インポート設定情報選択画面の別の表示例>
インポート設定情報選択画面251に表示されるインポート可能設定情報252が複数ある場合、インポート設定情報選択画面251でCE又はユーザが指定したエクスポート日時の設定情報のみを表示してもよい。
図15はインポート設定情報選択画面251の一例を示す。なお、図15の説明において、図12(c)にて同一の符号を付した構成要素は同様の機能を果たすので、主に主要な構成要素についてのみ説明する場合がある。
図15(a)と図12(c)を比較すると、図15(a)のインポート設定情報選択画面251は始期日付欄256と終期日付欄257を有している。CE又はユーザは始期日付欄256と終期日付欄257の少なくとの一方に、設定情報8をエクスポートした日付を設定できる。第二の電子機器40-2の操作受付部41bは入力された日付を受け付け、始期と終期の間のエクスポート日時を有する設定情報のみをインポート設定情報選択画面251に表示する。
図15(b)に示すように、これによりインポート設定情報選択画面251に表示される設定情報の数が多くても、インポート設定情報選択画面251に表示される設定情報を絞り込むことができる。
同様の絞り込みはユーザIDを使用しても可能である。CE又はユーザは、第二の電子機器40-2にログインしてから作業することが一般的であるため、第二の電子機器40-2はログインしたCE又はユーザのユーザIDを特定している。したがって、第二の電子機器40-2の表示部41aはCE又はユーザのユーザIDと同じユーザIDが対応付けられた設定情報のみをインポート設定情報選択画面251に表示することができる。
こうすることで、CE又はユーザは自分がエクスポートした設定情報のみを第二の電子機器40-2に表示させ、インポートすることができる。
<<任意のグローバルIPアドレスの指定>>
本実施形態ではエクスポート時とインポート時で同じ顧客の社内からCE又はユーザが作業するためグローバルIPアドレスのネットワーク部が同じになることを利用している。しかし、CE又はユーザがエクスポート時とインポート時に同じ顧客で作業しても、場所が同じとは限らない。例えば、設定情報をエクスポートした第一の電子機器40-1は本社にあるが、設定情報をインポートする第二の電子機器40-2は本社とは別の組織にあるような場合がある(例えば、共同研究で別の建物に電子機器40と共に移動したり、子会社に出向したりする場合がある)。あるいは、何らかの理由でエクスポート時の顧客とインポート時の顧客が異なる可能性もある。これらの場合、第一の電子機器40-1と第二の電子機器40-2はグローバルIPアドレスも異なる。
そこで、エクスポート時と異なるグローバルIPアドレスの第二の電子機器40-2が設定情報8をインポートする必要が生じた場合は、第一の電子機器40-1のグローバルIPアドレスをCE又はユーザが指定して設定情報8をサーバ30から取得できるとよい。
図16は、グローバルIPアドレスの指定に関する画面の一例である。まず、図16(a)は図12(a)のインポート画面231に続いて表示される指定有無選択画面261である。指定有無選択画面261は、「グローバルIPアドレスを指定して設定情報を取得」ボタン262と「グローバルIPアドレスを指定しないで設定情報を取得」ボタン263を有している。CE又はユーザは自分が望む方法で設定情報8を取得できる。「グローバルIPアドレスを指定しないで設定情報を取得」ボタン263を選択した場合、図16(c)のようなインポート設定情報選択画面251が表示される。
「グローバルIPアドレスを指定して設定情報を取得」ボタン262を選択した場合、図16(b)に示すIPアドレス入力画面271が表示される。IPアドレス入力画面271は、「グローバルIPアドレスを指定してください」というメッセージ272、IPアドレス入力欄273、OKボタン274、及び、戻るボタン275を有している。CE又はユーザは所望のグローバルIPアドレスをIPアドレス入力欄273に入力できる。
CE又はユーザがOKボタン274を押下すると、図16(d)に示すインポート設定情報選択画面251が表示される。図16(c)と図16(d)を比較すると分かるように両者は異なっており、グローバルIPアドレスを指定することで、CE又はユーザは第一の電子機器40-1がエクスポートした任意の設定情報をインポートできる。
<まとめ>
以上説明したように、本実施例の設定情報利用システム100は、電子機器40のグローバルIPアドレスと設定情報をサーバ30が保持しておき、第二の電子機器40-2が設定情報をインポートする際、サーバ30はグローバルIPアドレスで設定情報を特定して移行元と同じ顧客の設定情報のみを第二の電子機器40-2に送信するので、サーバ30に複数の設定情報が保持されている場合でも、CEが誤って異なる顧客の設定情報を第二の電子機器40-2にインポートしないようにすることができる。
<その他の適用例>
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、本実施形態では、サーバ30が第二の電子機器40-2のグローバルIPアドレスと、設定情報に対応付けられたグローバルIPアドレスを比較しているが、比較は第二の電子機器40-2が行ってもよい。また、この場合、グローバルIPアドレスが一致する設定情報が1つしかない場合、自動的に設定が開始されてよい。
また、図5、図6などの構成例は、電子機器40及びサーバ30による処理の理解を容易にするために、主な機能に応じて分割したものである。処理単位の分割の仕方や名称によって本願発明が制限されることはない。電子機器40及びサーバ30の処理は、処理内容に応じて更に多くの処理単位に分割することもできる。また、1つの処理単位が更に多くの処理を含むように分割することもできる。
また、サーバ30の機能は複数のサーバに分散して保持されていてもよいし、サーバ30が有する各テーブルはネットワークN上のサーバ30がアクセス可能な場所にあればよい。
上記で説明した実施形態の各機能は、一又は複数の処理回路によって実現することが可能である。ここで、本明細書における「処理回路」とは、電子回路により実装されるプロセッサのようにソフトウェアによって各機能を実行するようプログラミングされたプロセッサや、上記で説明した各機能を実行するよう設計されたASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(digital signal processor)、FPGA(field programmable gate array)や従来の回路モジュール等のデバイスを含むものとする。
なお、電子機器40は、上記には限られない。電子機器40は、例えば、PJ(Projector:プロジェクター)、デジタルサイネージ等の出力装置、HUD(Head Up Display)装置、産業機械、撮像装置、集音装置、医療機器、ネットワーク家電、自動車(Connected Car)、カーナビ、ノートPC、携帯電話、スマートフォン、タブレット端末、ゲーム機、PDA、デジタルカメラ、ウェアラブルPC又はデスクトップPC等であってもよい。
8 設定情報
9 記憶媒体
30 サーバ
40 電子機器
40-1 第一の電子機器
40-2 第二の電子機器
60 設定端末
100 設定情報利用システム
特開2018-106410号公報

Claims (10)

  1. ネットワークを介して情報処理装置と接続された第一の電子機器が第一の電子機器の設定に関する設定情報を前記情報処理装置に送信し、第二の電子機器が前記設定情報を前記情報処理装置から取得する設定情報利用システムであって、
    前記情報処理装置は、
    前記第一の電子機器から送信された前記設定情報と、前記第一の電子機器が前記設定情報を送信する場合に利用されるネットワークを識別する第一の識別情報とを対応付けて登録する設定情報登録部と、
    前記第二の電子機器から送信された前記設定情報の取得を要求する取得要求に応じて、前記取得要求を送信する場合に利用されるネットワークを識別する第二の識別情報と、前記第一の識別情報とに基づき、前記設定情報登録部により登録された前記設定情報を特定する特定部と、
    前記特定部により特定された前記設定情報を前記第二の電子機器に送信する送信部と、を有し、
    前記第一の識別情報及び前記第二の識別情報はグローバルIPアドレスであり、
    前記特定部は、前記取得要求を送信する場合に利用されるネットワークを識別するグローバルIPアドレスと、少なくともネットワーク部が一致するグローバルIPアドレスに対応付けられている前記設定情報を特定し、
    前記第二の電子機器は、
    前記情報処理装置から送信された前記設定情報を前記第二の電子機器に適用する設定情報適用部、を有することを特徴とする設定情報利用システム。
  2. ネットワークを介して情報処理装置と接続された第一の電子機器が第一の電子機器の設定に関する設定情報を前記情報処理装置に送信し、第二の電子機器が前記設定情報を前記情報処理装置から取得する設定情報利用システムであって、
    前記情報処理装置は、
    前記第一の電子機器から送信された前記設定情報と、前記第一の電子機器が前記設定情報を送信する場合に利用されるネットワークを識別する第一の識別情報とを対応付けて登録する設定情報登録部と、
    前記第二の電子機器から送信された前記設定情報の取得を要求する取得要求に応じて、前記取得要求を送信する場合に利用されるネットワークを識別する第二の識別情報と、前記第一の識別情報とに基づき、前記設定情報登録部により登録された前記設定情報を特定する特定部と、
    前記特定部により特定された前記設定情報を前記第二の電子機器に送信する送信部と、を有し、
    前記第二の電子機器は、
    前記情報処理装置から送信された前記設定情報を前記第二の電子機器に適用する設定情報適用部
    前記情報処理装置から送信された前記設定情報のリストを表示する表示部と、
    前記表示部が表示した前記設定情報のリストから前記設定情報の選択を受け付ける操作受付部と、を有し
    前記操作受付部が、前記設定情報のリストを表示する画面において日にちの入力を受け付けた場合、
    前記表示部は、入力された日にちが対応付けられている前記設定情報のみを表示することを特徴とする設定情報利用システム。
  3. 前記第二の電子機器は、
    前記情報処理装置から送信された前記設定情報のリストを表示する表示部と、
    前記表示部が表示した前記設定情報のリストから前記設定情報の選択を受け付ける操作受付部と、を有し、
    前記設定情報適用部は、前記操作受付部が選択を受け付けた前記設定情報を前記第二の電子機器に適用することを特徴とする請求項1に記載の設定情報利用システム。
  4. 前記操作受付部が、前記設定情報のリストを表示する画面において日にちの入力を受け付けた場合、
    前記表示部は、入力された日にちが対応付けられている前記設定情報のみを表示することを特徴とする請求項3に記載の設定情報利用システム。
  5. 前記第二の電子機器は前記第二の電子機器にログインしたユーザにより操作され、
    前記表示部はログインしているユーザのユーザIDが対応付けられている前記設定情報のみを表示することを特徴とする請求項3又は4に記載の設定情報利用システム。
  6. 前記操作受付部が、前記第二の識別情報の入力を受け付けた場合、
    前記第二の電子機器は、入力された前記第二の識別情報を指定して前記情報処理装置に前記設定情報を要求し、前記第二の識別情報と前記第一の識別情報とに基づいて特定された前記設定情報を受信し、
    前記表示部は受信した前記設定情報を表示することを特徴とする請求項3~5のいずれか1項に記載の設定情報利用システム。
  7. 設定に関する設定情報を有する第一の電子機器と、前記設定情報が移行される第二の電子機器とを有する設定情報利用システムであって、
    前記第一の電子機器は、
    前記第一の電子機器が接続されたネットワークを識別する第一の識別情報を取得する第一の識別情報取得部と、
    前記第一の電子機器に設定されている前記設定情報と前記第一の識別情報取得部が取得した前記第一の識別情報を対応付けて記憶媒体に記憶する設定情報書込部と、を有し、
    前記第二の電子機器は、
    前記第二の電子機器が接続されたネットワークを識別する第二の識別情報を取得する第二の識別情報取得部と、
    前記第二の電子機器の前記第二の識別情報と前記第一の電子機器の前記第一の識別情報とに基づいて前記設定情報を前記記憶媒体から読み出す設定情報読出部と、
    前記設定情報読出部が読み出した前記設定情報を適用する設定情報適用部と、を有
    前記第一の識別情報及び前記第二の識別情報はグローバルIPアドレスであり、
    前記設定情報読出部は、前記第二の電子機器のグローバルIPアドレスと、少なくともネットワーク部が一致するグローバルIPアドレスに対応付けられている前記設定情報を読み出すことを特徴とする設定情報利用システム。
  8. ネットワークを介して情報処理装置と接続された第一の電子機器が第一の電子機器の設定に関する設定情報を前記情報処理装置に送信し、第二の電子機器が前記設定情報を前記情報処理装置から取得する設定情報利用システムが行う設定情報移行方法であって、
    前記情報処理装置は、
    設定情報登録部が、前記第一の電子機器から送信された前記設定情報と、前記第一の電子機器が前記設定情報を送信する場合に利用されるネットワークを識別する第一の識別情報とを対応付けて登録するステップと、
    前記第二の電子機器から送信された前記設定情報の取得を要求する取得要求に応じて、特定部が、前記取得要求を送信する場合に利用されるネットワークを識別する第二の識別情報と、前記第一の識別情報とに基づき、前記設定情報登録部により登録された前記設定情報を特定するステップと、
    送信部が、前記特定部により特定された前記設定情報を前記第二の電子機器に送信するステップと、を有し、
    前記第一の識別情報及び前記第二の識別情報はグローバルIPアドレスであり、
    前記特定部は、前記取得要求を送信する場合に利用されるネットワークを識別するグローバルIPアドレスと、少なくともネットワーク部が一致するグローバルIPアドレスに対応付けられている前記設定情報を特定し、
    前記第二の電子機器は、
    設定情報適用部が、前記情報処理装置から送信された前記設定情報を適用するステッ、を有することを特徴とする設定情報移行方法。
  9. 第一の電子機器の設定に関する設定情報を受信し、第二の電子機器に前記設定情報を送信する情報処理装置であって、
    前記第一の電子機器から送信された前記設定情報と、前記第一の電子機器が前記設定情報を送信する場合に利用されるネットワークを識別する第一の識別情報とを対応付けて登録する設定情報登録部と、
    前記第二の電子機器から送信された前記設定情報の取得を要求する取得要求に応じて、前記取得要求を送信する場合に利用されるネットワークを識別する第二の識別情報と、前記第一の識別情報とに基づき、前記設定情報登録部により登録された前記設定情報を特定する特定部と、
    前記特定部により特定された前記設定情報を前記第二の電子機器に送信する送信部と、有し、
    前記第一の識別情報及び前記第二の識別情報はグローバルIPアドレスであり、
    前記特定部は、前記取得要求を送信する場合に利用されるネットワークを識別するグローバルIPアドレスと、少なくともネットワーク部が一致するグローバルIPアドレスに対応付けられている前記設定情報を特定することを特徴とする情報処理装置。
  10. 第一の電子機器の設定に関する設定情報を受信し、第二の電子機器に前記設定情報を送信する情報処理装置を、
    前記第一の電子機器から送信された前記設定情報と、前記第一の電子機器が前記設定情報を送信する場合に利用されるネットワークを識別する第一の識別情報とを対応付けて登録する設定情報登録部と、
    前記第二の電子機器から送信された前記設定情報の取得を要求する取得要求に応じて、前記取得要求を送信する場合に利用されるネットワークを識別する第二の識別情報と、前記第一の識別情報とに基づき、前記設定情報登録部により登録された前記設定情報を特定する特定部と、
    前記特定部により特定された前記設定情報を前記第二の電子機器に送信する送信部、として機能させ、
    前記第一の識別情報及び前記第二の識別情報はグローバルIPアドレスであり、
    前記特定部は、前記取得要求を送信する場合に利用されるネットワークを識別するグローバルIPアドレスと、少なくともネットワーク部が一致するグローバルIPアドレスに対応付けられている前記設定情報を特定するためのプログラム。
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