JP7312150B2 - 永久磁石式回転電機及び洗濯機 - Google Patents

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Description

本発明は永久磁石式回転電機及び洗濯機に係り、特に、回転子鉄心に複数の永久磁石が納められているものに好適な永久磁石式回転電機及び洗濯機に関する。
一般に洗濯機の回転翼及び送風機の羽根車などを駆動する電動機(回転電機)には、インバータ駆動の永久磁石式回転電機が採用されている。特に、縦型若しくはドラム式洗濯機においては、電動機の巻線方式に集中巻の電機子巻線方式が採用されている。
この電機子巻線の巻線作業においては、電気的絶縁を図るために固定子鉄心の軸方向両側に絶縁端板を設け、この絶縁端板中に設けたコネクタボックスを電動機の外周に配備し、巻線コイル同士及び電源線との接続を行うようにした接続方法が提案されている(特許文献1参照)。
特開2016-73138号公報
電動機の電機子巻線と電源電線の結線は、接点を溶接して絶縁した上で、電機子巻線上に配置することで電動機の外周方向の省スペース化図ることができる。
一方で、従来技術の構造では、端子台を固定子鉄心の外周から離れた位置とすることで、自動組み立てを可能としているが、エンドブラケットの中性点側と電源側の2箇所に開口部が必要となり、エンドブラケットの剛性の問題、及び回転数が高い電動機の場合には、発生した異音、騒音が外部に放出される懸念がある。
しかしながら、上述した特許文献1には、コネクタボックスを電動機の外周部に配置し、コネクタボックス中で圧着端子を介してコイル単体を保持固定するか、若しくはコネクタボックスに接続端子を配備し、別部材として電源線を接続していることは記載されているが、自動組み立てについては勿論のこと、エンドブラケットの剛性の問題に関しては全く記載されていない。
本発明は上述の点に鑑みなされたもので、その目的とするところは、エンドブラケットの剛性を保った上で自動化が実現できる永久磁石式回転電機及び洗濯機を提供することにある。
本発明の永久磁石式回転電機は、上記目的を達成するために、固定子鉄心、該固定子鉄心の軸方向両端部に設置された出力側及び反出力側絶縁端板、該出力側及び反出力側絶縁端板を介して設置された集中巻の電機子巻線を有する固定子と、前記固定子と所定のギャップを介して対向配置され、回転子鉄心には複数の永久磁石が納められた回転子と、から成り、前記電機子巻線の渡り線が接続される前記出力側絶縁端板の渡り線受板と、前記電機子巻線の中性点接続用の中性点端子台と、前記電機子巻線に電力を供給する電源線が接続される電源端子台と、を備えた永久磁石式回転電機であって、前記出力側絶縁端板の前記渡り線受板と前記中性点端子台及び前記電源端子台が、前記固定子鉄心の同一平面上に設けられ、且つ、前記中性点端子台が前記固定子鉄心の外周面より内側に配置されており、前記固定子及び前記回転子はハウジング内に収容されており、前記ハウジングの前記電源端子台が位置する部分には、前記ハウジングで蓋をするときに前記電源端子台との干渉を避けるための1つの開口部が形成され、1つの前記開口部が端子保護具で封止されていることを特徴とする。
また、本発明の洗濯機は、上記構成の永久磁石式回転電機を備えていることを特徴とする。
本発明によれば、エンドブラケットの剛性を保った上で自動化が実現できる永久磁石式回転電機及び洗濯機を提供できる。
本発明の永久磁石式回転電機の実施例1を備えた送風機が搭載された洗濯機を示す縦断面図である。 図1の洗濯機に搭載された送風機を示す外観斜視図である。 図2の送風機のファンカバー側から見たときの送風機の分解斜視図ある。 図2の送風機の電動機側から見たときの送風機の分解斜視図である。 図2の送風機に搭載された永久磁石式回転電機の実施例1である電動機を示す外観斜視図である。 図5の電動機の分解斜視図ある。 図5の状態からエンドブラケットを取り外した上面図ある。
以下、図示した実施例に基づいて本発明の永久磁石式電動機及び洗濯機を説明する。なお、各図において、同一構成部品には同符号を使用する。
図1に、本発明の永久磁石式電動機に実施例1を備えた送風機が搭載される洗濯機を示す。なお、以下では、縦型洗濯乾燥機を例に挙げて説明するが、前面側に洗濯物の出し入れ口が形成されたドラム式洗濯乾燥機に適用することもできる。
図1に示すように、洗濯機100は、筐体である外枠1、洗濯水を貯留する外槽2、回転槽3、駆動モータ10、送風機22などから概略構成されている。
そして、外槽2は、外枠1内に内蔵されていると共に外枠1に防振支持されている。回転槽3は、洗浄、乾燥される衣類などの洗濯物を収容する洗濯兼脱水槽であり、外槽2の内部に設けられている。また、回転槽3は、外槽2内に回転自在に支持され、回転槽3の底部には、洗濯物を撹拌して洗う攪拌翼4が回動自在に設けられている。この攪拌翼4は、洗濯運転時及び乾燥運転時に、正転/逆転を繰り返す動作が行われる。また、攪拌翼4は、脱水運転時には回転槽3と一緒に高速回転し、回転槽3内の洗濯物に含まれる水分を脱水するようになっている。
一方、駆動モータ10は、外枠1内に設けられ、攪拌翼4及び回転槽3の回転駆動を行うものであり、駆動モータ10には、例えば、DCブラシレスモータが使用される。DCブラシレスモータは、ベクトル制御によって行われる。
なお、本実施例では、駆動モータ10により、攪拌翼4及び回転槽3を直接回転駆動しているが、ベルトなど(図示せず)を用いて駆動してもよい。
また、外枠1の上部には、外蓋5が設けられている。この外蓋5は、外枠1の上部に設けられたトップカバー6に開閉自在に設けられている。外槽2の上部には、内蓋34が開閉自在に設けられている。外蓋5及び内蓋34を開くことで、回転槽3に対して洗濯物の出し入れを行うことができる。
また、外枠1内には、トップカバー6の背面側に、給水ユニット7が設けられている。この給水ユニット7は、内部に複数の水路を有する給水ボックス(図示せず)を有し、給水ホース接続口8からの水道水や風呂水を外槽2に供給するものである。また、トップカバー6の前側には、洗剤、仕上げ剤の投入装置35が設けられている。洗剤、仕上げ剤は、投入ホース36により、外槽2と回転槽3の間に注がれる。
また、洗濯機100は、回転槽3内の洗濯物を乾燥する乾燥用空気の循環送風や除湿を行う乾燥機構9を備えている。この乾燥機構9は、大部分が乾燥用空気循環路で占められており、乾燥用空気循環路は、外槽2の底部に連通するように接続される底部循環路20、底部循環路20から上向きに延びる除湿用縦通路21から構成されている。
また、送風機22の吸込側は、除湿用縦通路21の上側に接続され、送風機22の排出側は、戻り接続循環路25と連通するように接続されている。また、送風機22と除湿用縦通路21の間には乾燥フィルタ45が配置され、送風機22に異物が流入しないようになっている。なお、送風機22の詳細については後述する。
また、戻り接続循環路25は上部蛇腹ホース23を有し、この上部蛇腹ホース23を介して外槽2の上部に連通するように接続されている。底部循環路20も下部蛇腹ホース26を有し、この下部蛇腹ホース26を介して外槽2の底部に連通するように接続されている。下部蛇腹ホース26は、外槽2の底落込部31に接続され、この底落込部31は、下部連通管41を介して洗濯水排水路42と洗濯水循環水路43に連通されている。
洗濯水排水路42には排水弁44が設けられ、洗濯水循環水路43には異物除去トラップ32が設けられており、排水弁44は、洗濯運転時や乾燥運転時には閉じられている。
また、排水弁44は、洗濯水を排水する排水時に開いて、外槽2に溜まっている洗濯水やすすぎ水を、洗濯水排水路42から洗濯機100の外部(機外)に排出する。洗濯水循環水路43は、洗濯水循環水縦水路46に接続されており、洗濯水循環水縦水路46は、外槽2の外側面に沿って上昇して回転槽3の上側まで延び、回転槽3の上側に設けられている洗濯糸屑除去装置33に連通するように接続されている。
外槽2に溜まる洗濯水やすすぎ水は、洗濯水循環水縦水路46を流れて洗濯糸屑除去装置33から回転槽3に散布するように注がれる。この散布注水が続くなかで洗濯やすすぎが行われるので、少ない水量で洗濯、すすぎが行われる。
また、洗濯機100は、外槽2に溜まる洗濯水やすすぎ水の水位を検知する水位センサ47を備えており、外槽2の底部近傍には、エアートラップ50が設けられている。このエアートラップ50に連通するようにエアーチューブ49が接続され、このエアーチューブ49の上端には、水位センサ47が連通するように接続されている。そして、外槽2内の水位変動を水位センサ47が感知して水位検知が行われる。
また、洗濯機100では、送風機22の遠心羽根車300(図2参照)が回転し乾燥用空気が回転槽3内を流通することで、回転槽3内の洗濯物を乾燥させることができる。また、送風機22の電気ヒータ24(詳細は図3参照)によって、除湿領域で水分が凝縮された乾燥用空気が再加熱されて回転槽3を流れることで、洗濯物の水分をさらに蒸発させている。この水分除去が、乾燥用空気の循環で繰り返されることにより洗濯物が乾燥される。
図2は、上述した洗濯機100に搭載された本実施例の永久磁石式電動機を備えた送風機22を示す外観斜視図である。
図2に示すように、本実施例における送風機22は、ファンカバー51、ファンケーシング52、電動機200、遠心羽根車300、ディフューザ400(図3参照)、電気ヒータ24(図3参照)を備えて概略構成されている。なお、送風機22を洗濯機100に搭載する場合には、例えば、送風機22のファンカバー51が、略下向きとなるようにして外枠1(図1参照)内に設置されている。
上記したファンカバー51には、吸込口57と排出口58が形成されており、吸込口57は、乾燥フィルタ45(図1参照)を介して除湿用縦通路21(図1参照)に接続され、排出口58は、乾燥用空気循環路の戻り接続循環路25(図1参照)に接続されている。
図3は、ファンカバー51側から見たときの送風機22の分解斜視図である。
図3に示すように、ファンカバー51は、一方向に細長い形状を有し、長手方向の一方に吸込口57が形成され、長手方向の他方に排出口58が形成されている。吸込口57は、円形状の貫通孔であり、遠心羽根車300の吸込開口302の中央と対向して形成されている。一方、排出口58は、円形状の貫通孔であり、電気ヒータ24の下流側に位置している。また、排出口58の直径は、吸込口57の直径よりも大きく形成され、吸込口57と排出口58は、略同じ方向を向いて形成されている。
また、ファンカバー51の吸込口57の周囲には、円環状の突出部51aが軸方向Axに突出して形成されている。なお、軸方向Axとは、電動機200の回転軸201の長手方向を意味する。また、ファンカバー51は、電気ヒータ24が設けられる位置に略矩形状の突出部51bが形成されている。
また、ファンカバー51の周縁部には、ファンケーシング52とねじ固定されるねじ固定部91が複数箇所に形成されている。ファンケーシング52は、ファンカバー51に対応する形状であり、ファンカバー51と組み合わせたときに、ファンカバー51とファンケーシング52との間に、遠心羽根車300、ディフューザ400及び電気ヒータ24が配置される空間が形成されるように構成されている。
また、ファンケーシング52には、ディフューザ400が配置される背面(下面)側にスクロール流路70が形成されている。このスクロール流路70は、舌端部71側の流路幅が狭く形成され、舌端部71から時計回り方向に向けて流路幅が徐々に広くなるように構成されている。なお、舌端部71は、スクロール流路70の開始点である。
また、スクロール流路70の出口は、ケーシング吐出口59であり(斜線部参照)、ファンケーシング52は、スクロール流路70から電気ヒータ24に空気を導入する導入路72が形成されている。
電気ヒータ24は多数のフィンを備え、スクロール流路70から流出し、導入路72を通過した空気を加熱するものである。導入路72は、電気ヒータ24に向けて流路幅が広がるように構成されている。詳述すると、導入路72は、電気ヒータ24の加熱部分24aの幅と略同一の幅に広がるように構成されている。
また、ファンカバー51についても、導入路72と同様に下流に向けて流路幅が広がるように構成されている。
ファンケーシング52とファンカバー51とを組み合わせることで、電気ヒータ24の矩形状の加熱部分24aに沿った形状の導入路72が形成される。また、ファンケーシング52は、電気ヒータ24の下流側に、ファンカバー51の排出口58に連通する凹形状の流路77が形成され、この凹形状の流路77は、排出口58に向けて傾斜するように、斜め上向きとなるように構成されている。
また、ファンケーシング52は、電気ヒータ24の加熱部分24aから外れた位置が空気の流れの邪魔にならないように、幅方向に突出する形状を有している。また、ファンケーシン52には、スクロール流路70の中心に、電動機200の回転軸201が挿入される軸挿入孔80が形成されている。
また、ファンケーシング52の外周縁部には、ファンカバー51のねじ固定部91に対応する位置に、ねじ(図示せず)が挿通されるねじ挿通部92が形成されている。また、ファンケーシング52には、軸挿入孔80とスクロール流路70との間に、ディフューザ400をファンケーシング52に固定するためのねじ穴93が複数箇所(本実施例では4箇所)に形成されている。これらのねじ穴93は、軸挿入孔80を囲むように形成されている。
また、ファンケーシング52は、ねじ穴93の周縁に、円形の凹部93aが形成されている。また、ファンケーシング52には、ねじ穴93の径方向外周側に、ファンケーシング凹部(凹状の溝部)94が形成されている。このファンケーシング凹部94は、略環状に形成されている。
電動機200は、径方向の中心に遠心羽根車300と結合される回転軸201を有し、ファンケーシング52に取り付けられる。また、電動機200は、回転軸201に固定される回転子(ロータ)211(図6参照)、回転子211の周囲に設けられる固定子(ステータ)212(図6参照)、回転軸201を回転自在に支持する軸受を有している。
また、電動機200は、回転子211、固定子212及び軸受を収容する略円柱状のハウジング202を有している。このハジング202の外周面(側面)には、円環状のつば部203が形成され、つば部203には、電動機200をファンケーシング52にねじ固定するためのねじ挿通孔203aが周方向に間隔を置いて複数箇所(本実施例では4箇所)に形成されている。
ディフューザ400は、例えば合成樹脂によって形成され、遠心羽根車300の軸方向Axの面と対向する円形の底板400aを有している。この底板400aは、径方向の中心に円形の貫通孔400bが形成され、この貫通孔400bは、ファンケーシング52の軸挿入孔80よりも大径に形成されている。
また、底板400aは、貫通孔400bの周囲に、ディフューザ400をファンケーシング52に固定するためのねじ(図示せず)が挿通されるねじ挿通孔430が複数箇所に形成されている。このねじ挿通孔430は、ファンケーシング52のねじ穴93と対応(対向)する位置に形成されている。
また、ディフューザ400は、ねじ挿通孔430の周縁に、図示しないねじの頭部が、底板400aの表面(図示上面)から突出しないようにするための窪み部430aが形成されている。
これにより、遠心羽根車300が回転したときに、底板400aと遠心羽根車300との距離を縮めつつ、遠心羽根車300がねじ(図示せず)に接触しないようになっている。
底板400aの外周縁部の全体には、該底板400aよりも軸方向Axに一段高く形成されたディフューザ外側底面部(基部)400cが形成され、このディフューザ外側底面部400cの軸方向Axの上面(ファンカバー51側の面)には、ディフューザベーン401が周方向に沿って等間隔に形成されている。
図4は、電動機200側から見たときの送風機22の分解斜視図である。
図4に示すように、ファンカバー51の吸込口57には、ベルマウス部57aが形成され、ファンカバー51は、ベルマウス部57aの周囲にリング状のシール部材(図示せず)が収容される凹部51cが形成されている。
また、ファンカバー51には、シール部材56を凹部51cに保持させる環状の抑え部材(図示せず)が設けられている。この抑え部材は、凹部51cの周囲側に形成され、凹部51cよりも一段高く(浅く)形成された環状の凹部51dに載置されている。
また、抑え部材は、環状の凹部51dの周囲に形成された固定部51eを介して固定され、ファンカバー51には、円環状に形成された弾性部材90が設けられている。なお、図4では、弾性部材90がファンカバー51に取り付けられた状態を図示している。
上記した弾性部材90は、ディフューザベーン401の先端(上端)と対向する位置に配置されている。また、ファンカバー51は、スクロール流路70(図3参照)から電気ヒータ24に向けて延びる導入路72bが形成されている。この導入路72bは、導入路72(図3参照)に沿って形成されている。また、導入路72bは、スクロール流路70(図3参照)側から電気ヒータ24に向けて流路の深さ寸法H(流路高さ)が深く(高く)なるように構成されている。
ファンケーシング52のスクロール流路70は、電動機200が設置される側に膨らむようにして構成されていると共に、このスクロール流路70は、舌端部71(図3参照)側の流路から、導入路72(図3参照)側に向けて、流路深さ(軸方向Axの深さ)が徐々に深くなるように構成されている。
また、導入路72は、電気ヒータ24に向けて流路深さが略一定となるように構成され、電気ヒータ24の下流側の凹形状の流路77は、ファンカバー51側に持ち上がるようにして構成されている。また、ファンケーシング52には、電動機200をファンケーシング52に固定するためのねじボス78が複数箇所(本実施例では4箇所)に形成されている。
ディフューザ400は、ディフューザベーン401が設けられる面とは反対側(背面側)に凸条部440が形成されている。この凸条部440は、ファンケーシング52のファンケーシング凹部94(図3参照)と嵌合される。
また、ディフューザ400のねじ挿通孔430には、ファンケーシング52の凹部93a(図3参照)と凹凸嵌合する突起部430bが形成されている。それぞれの突起部430bは、ファンケーシング52のそれぞれの対応する凹部93aと嵌合する。また、ディフューザ400が有するねじ挿通孔430とファンケーシング52のねじ穴93を用いて、ねじ(図示せず)によって固定される。
電動機200の回転軸201(図3参照)は、ファンケーシング52の軸挿入孔80に挿通される。そして、回転軸201は、ディフューザ400の貫通孔400bに挿通され、遠心羽根車300に回転軸201の先端が結合(固定)される。
ファンカバー51とファンケーシング52は、ねじ(図示せず)がねじ挿通部92に挿通され、ねじ固定部91に固定されることで互いに結合される。
これにより、送風機22は、遠心羽根車300とディフューザ400を配置するケーシング部領域61(図2参照)と、電気ヒータ24を配置するヒータ部領域62(図2参照)とを形成する。なお、ケーシング部領域61とヒータ部領域62の接続空間境界面をケーシング吐出口59とする。
次に、図5、図6及び図7を用いて、送風機22に搭載される永久磁石式回転電機の一例である電動機200について説明する。
該図に示すように、本実施例の電動機200は、回転子(ロータ)211、固定子(ステータ)212、固定子212を収容するハウジング202及び電動機200を形成する外郭ケースとなるエンドブラケット215で概略構成される。
回転子211は径方向の中心に回転軸201を有し、この回転軸201を回転自在に支持する出力側軸受216a及び反出力側軸受216bを設ける形態で構成され、回転軸201には電磁鋼板を積層した回転体が組込まれ、回転体には複数の永久磁石213が装着される構造である。
固定子212は、回転子211の周囲に設けられた所定のエアーギャップ(図示せず)を介し、収容部材であるハウジング202に収容され、固定子212は、電機子巻線218を施すティースを有し、銅線またはアルミ線を固定子212を構成する電磁鋼板で積層された部材に組込むが、電気的絶縁を確立するための出力側絶縁端板214と反出力側絶縁端板220を有する構成となっている。
また、出力側絶縁端板214と反出力側絶縁端板220の材質は、導通性のない材質であることが原則であるが、本実施例では、樹脂材の成形品とする。
また、外周ケースとなるエンドブラケット215は、円環状のつば部203を有する形状であり、つば部203には、固定子212を収容するハウジング202と結合するためのねじ固定部209及び位置決め穴217aが、周方向に間隔を置いて複数箇所(本実施例では4箇所)に形成されている。
また、本実施例における電動機200は、電動機本体を形成するハウジング202に、固定子鉄心204の軸方向両端部に上述の出力側絶縁端板214を設け、この出力側絶縁端板214を介して電磁鋼板で積層された部材のティースを取り囲むように集中巻の電機子巻線218が施された固定子212が組込まれ、更に、回転軸201を回転自在に支持する上述の出力側軸受216a及び反出力側軸受216bを設ける形態で構成され、回転軸201には電磁鋼板を積層した回転体が組込まれ、回転体には複数の永久磁石213が装着された回転子211にて構成される構造である。
また、電動機本体を形成するハウジング202に、固定子鉄心204の軸方向両端部に上述の出力側絶縁端板214と反出力側絶縁端板220を設け、この出力側絶縁端板214と反出力側絶縁端板220を介して電磁鋼板で積層された部材のティースを取り囲むように集中巻の電機子巻線218が施された固定子212が組込まれ状態にて、電機子巻線218に電力を供給する別部材である電源線219が電源端子台206に接続されている。
また、本実施例における電動機200は、電機子巻線218の渡り線が接続される出力側絶縁端板214の渡り線受板214aと、電機子巻線218の中性点接続用の中性点端子台205とを備えている。
そして、出力側絶縁端板214の渡り線受板214aと中性点端子台205及び電源端子台206が、固定子鉄心204の同一平面上に設けられ、しかも、中性点端子台205が固定子鉄心204の外周面204aより内側に配置されている。
また、上述した如く、固定子212及び回転子211はハウジング202内に収容されており、このハウジング202の電源端子台206が位置する部分には、ハウジング202で蓋をするときに電源端子台206との干渉を避けるために1つの開口部215aが形成されており、この1つの開口部215aが端子保護具207で封止される構造となっている。
以上、本発明の実施例について説明したが、本実施例によれば、出力側絶縁端板214の渡り線受板214aと中性点端子台205及び電源端子台206が、固定子鉄心204の同一平面上に設けられ、しかも、中性点端子台205が固定子鉄心204の外周面204aより内側に配置されていると共に、ハウジング202に形成された1つの開口部215aが端子保護具207で封止されていることにより、開口部(切り欠き)215aの数が少なくて良いよいので、エンドブラケット215の剛性を保った上で自動化が実現でき、更に、開口部215aが端子保護具207で封止される構造となっているため、回転数が高い電動機であっても、発生した異音、騒音が外部に放出される懸念がなくなる永久磁石式電動機と、これを用いた洗濯機が提供できる。
なお、本発明は上述した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上述した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明したすべての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換える事が可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加える事も可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をする事が可能である。
1…外枠、2…外槽、3…回転槽、4…攪拌翼、5…外蓋、6…トップカバー、7…給水ユニット、8…給水ホース接続口、9…乾燥機構、10…駆動モータ、20…底部循環路、21…除湿用縦通路、22…送風機、23…上部蛇腹ホース、24…電気ヒータ、24a…電気ヒータの加熱部分、25…戻り接続循環路、26…下部蛇腹ホース、31…外槽の底落込部、32…異物除去トラップ、33…洗濯糸屑除去装置、34…内蓋、35…洗剤、仕上げ剤の投入装置、36…投入ホース、41…下部連通管、42…洗濯水排水路、43…洗濯水循環水路、44…排水弁、45…乾燥フィルタ、46…洗濯水循環水縦水路、47…水位センサ、49…エアーチューブ、50…エアートラップ、51…ファンカバー、51a…円環状の突出部、51b…矩形状の突出部、51c…凹部、51d…環状の凹部、51e…固定部、52…ファンケーシング、56…シール部材、57…吸込口、57a…ベルマウス部、58…排出口、59…ケーシング吐出口、61…ケーシング部領域、62…ヒータ部領域、70…スクロール流路、71…舌端部、72、72b…導入路、77…凹形状の流路、78…ねじボス、80…軸挿入孔、90…弾性部材、91…ねじ固定部、92…ねじ挿通部、93…ねじ穴、93a…円形の凹部、94…ファンケーシング凹部、100…洗濯機、200…電動機、201…回転軸、202…ハウジング、203…つば部、203a…ねじ挿通孔、204…固定子鉄心、204a…固定子鉄心の外周面、205…中性点端子台、206…電源端子台、207…端子保護具、209…ねじ固定部、211…回転子(ロータ)、212…固定子(ステータ)、213…永久磁石、214…出力側絶縁端板、214a…出力側絶縁端板の渡り線受板、215…エンドブラケット、215a…開口部、216a…出力側軸受、216b…反出力側軸受、217a…位置決め穴、218…電機子巻線、219…電源線、220…反出力側絶縁端板、300…遠心羽根車、302…遠心羽根車の吸込開口、400…ディフューザ、400a…底板、400b…貫通孔、400c…ディフューザ外側底面部、401…ディフューザベーン、430…ねじ挿通孔、430a…窪み部、430b…突起部、440…凸条部。

Claims (2)

  1. 固定子鉄心、該固定子鉄心の軸方向両端部に設置された出力側及び反出力側絶縁端板、該出力側及び反出力側絶縁端板を介して設置された集中巻の電機子巻線を有する固定子と、
    前記固定子と所定のギャップを介して対向配置され、回転子鉄心には複数の永久磁石が納められた回転子と、から成り、
    前記電機子巻線の渡り線が接続される前記出力側絶縁端板の渡り線受板と、前記電機子巻線の中性点接続用の中性点端子台と、前記電機子巻線に電力を供給する電源線が接続される電源端子台と、を備えた永久磁石式回転電機であって、
    前記出力側絶縁端板の前記渡り線受板と前記中性点端子台及び前記電源端子台が、前記固定子鉄心の同一平面上に設けられ、且つ、前記中性点端子台が前記固定子鉄心の外周面より内側に配置されており、
    前記固定子及び前記回転子はハウジング内に収容されており、前記ハウジングの前記電源端子台が位置する部分には、前記ハウジングで蓋をするときに前記電源端子台との干渉を避けるための1つの開口部が形成され、
    1つの前記開口部が端子保護具で封止されていることを特徴とする永久磁石式回転電機。
  2. 請求項1に記載の永久磁石式回転電機を備えたことを特徴とする洗濯機。
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