JP7309578B2 - スキージ、充填治具セットおよび多層プリント配線板の製造方法 - Google Patents
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Description
な問題は、特許文献1~3のいずれを参照しても、解決することが困難である。
図1は、多層プリント配線板1の一例を示す断面図である。図1に示すように、多層プリント配線板1は、複数(図3においては3層)の導体層を有する基板である。この多層プリント配線板1は、ベース層2a,2b,2cと、導体層3a,3b,3cと、接着層4a,4bと、を有している。
次に、版枠体10の構成について説明する。上記の貫通部6に導電ペーストを充填して導電ビア部7を形成するために、次に説明する第1構成例から第3構成例に係る版枠体10を用いることができる。
まず、第1構成例に係る版枠体10について説明する。なお、以下の説明では、第1構成例に係る版枠体10を、他の構成例に係る版枠体10と区別して説明する場合には、版枠体10Aとして説明する。しかしながら、第1構成例に係る版枠体10を、他の構成例に係る版枠体10と区別して説明する必要がない場合には、単に版枠体10として説明する。
次に、第2構成例に係る版枠体10について説明する。なお、以下の説明では、第2構成例に係る版枠体10を、他の構成例に係る版枠体10と区別して説明する場合には、版枠体10Bとして説明する。しかしながら、第2構成例に係る版枠体10を、他の構成例に係る版枠体10と区別して説明する必要がない場合には、単に版枠体10として説明する。また、上述した第1構成例に係る版枠体10Aと共通の構成についても、同一の符号を用いて説明する。
次に、第3構成例に係る版枠体10について説明する。なお、以下の説明では、第3構成例に係る版枠体10を、他の構成例に係る版枠体10と区別して説明する場合には、版枠体10Cとして説明する。しかしながら、第3構成例に係る版枠体10を、他の構成例に係る版枠体10と区別して説明する必要がない場合には、単に版枠体10として説明する。また、上述した第1構成例に係る版枠体10Aと共通の構成についても、同一の符号を用いて説明する。
次に、第1構成例に係るスキージ30の構成について説明する。なお、以下の説明では、第1構成例に係るスキージ30を、他の構成例に係るスキージ30と区別して説明する場合には、スキージ30Aとして説明する。しかしながら、第1構成例に係るスキージ30を、他の構成例に係るスキージ30と区別して説明する必要がない場合には、単にスキージ30として説明する。なお、第1構成例に係るスキージ30Aは、上述した第1構成例~第3構成例に係る版枠体10A~10Cに対して、好適に用いることが可能である。
次に、第2構成例に係るスキージ30の構成について説明する。なお、以下の説明では、第2構成例に係るスキージ30を、他の構成例に係るスキージ30と区別して説明する場合には、スキージ30Bとして説明する。しかしながら、第2構成例に係るスキージ30を、他の構成例に係る版枠体10と区別して説明する必要がない場合には、単にスキージ30として説明する。また、上述した第1構成例に係るスキージ30と共通の構成についても、同一の符号を用いて説明する。なお、第2構成例に係るスキージ30Bは、第1構成例に係るスキージ30Aの各構成を備えているが、少なくとも一部の構成を備えないものとしても良い。
次に、第3構成例に係るスキージ30の構成について説明する。なお、以下の説明では、第3構成例に係るスキージ30を、他の構成例に係るスキージ30と区別して説明する場合には、スキージ30Cとして説明する。しかしながら、第3構成例に係るスキージ30を、他の構成例に係る版枠体10と区別して説明する必要がない場合には、単にスキージ30として説明する。また、上述した第2構成例に係るスキージ30Bと共通の構成についても、同一の符号を用いて説明する。なお、第3構成例に係るスキージ30Cは、第2構成例に係るスキージ30Bの各構成を備えているが、少なくとも一部の構成を備えないものとしても良い。
まず、所定の設置部位に、基材B1を設置する。たとえば、基材B1を搬送手段によって導電ペーストの充填部位に搬送する場合には、搬送手段の設置部位に基材B1を設置する。
次に、基材B1と版枠体10の位置合わせを行う。この位置合わせは、所定の位置合わせを行う部位にて、基材B1に対して版枠体10を相対的に移動させることで行う。たとえば、所定の位置合わせ部位が、真空装置の場合には、搬送手段によって基材B1を真空装置の内部の位置合わせ部位に搬送する。そして、その位置合わせ部位において、版枠体10と基材B1のうち少なくとも一方を上下方向(Z方向)に相対的に移動させることで、位置合わせを行う。この位置合わせによって、基材B1の外周側の縁部は、開口部21の周縁部で覆われる状態となる。
次に、版枠体10の被覆板部20の摺動面20aの所定部位に、導電ペーストを供給する。導電ペーストの供給部位は、摺動面20aのうち、スキージ30が走査する走査範囲の内側となっている。
続いて、スキージ30を摺動面20aに対して所定の圧力で押圧した状態で、開口部21に向けて移動(走査)させることで、基材B1の貫通部6に、導電ペーストを充填させる。このとき、スキージ30は、第1テーパ部22および基材B1の表面を移動(走査)することで、導電ペーストを敷き均す。その敷き均しにおいて、スキージ30は基材B1の表面を所定の印圧で押圧しているので、導電ペーストは貫通部6の内部に充填される。なお、真空装置を用いて、貫通部6への導電ペーストの充填を行うことで、充填された導電ペーストに余分な気泡が入り込むのが防止される。
以上のような構成のスキージ30、充填治具セットおよび多層プリント配線板1においては、以下の効果を生じさせることができる。すなわち、本実施の形態に係るスキージ30は、金属を材質とする被覆板部20を備え、その被覆板部20に開口部21が形成されている版枠体10を用いて基材B1の貫通部6に導電ペーストを充填するためのスキージ30であって、開口部21に配置された基材B1に当接しつつ導電ペーストを塗布する第1スキージ部50と、第1スキージ部50の長手方向(Y方向)における少なくとも一端側に配置される第2スキージ部60と、を備える。また、第1スキージ部50と第2スキージ部60の間には、段差部D1が設けられていて、導電ペーストの塗布時においては、段差部D1を挟んで第1スキージ部50が第2スキージ部60よりも基材B1に向かって突出している。
以上、本発明の一実施の形態について説明したが、本発明はこれ以外にも種々変形可能となっている。以下、それについて述べる。
Claims (6)
- 金属を材質とする被覆板部を備え、その被覆板部に開口部が形成されている版枠体を用いて基材の貫通部に導電ペーストを充填するためのスキージであって、
前記開口部に配置された前記基材に当接しつつ前記導電ペーストを塗布する第1スキージ部と、
前記第1スキージ部の長手方向における少なくとも一端側に配置される第2スキージ部と、
を備え、
前記第1スキージ部と前記第2スキージ部の間には、段差部が設けられていて、
前記導電ペーストの塗布時においては、前記段差部を挟んで前記第1スキージ部が前記第2スキージ部よりも前記基材に向かって突出している、
ことを特徴とするスキージ。 - 請求項1記載のスキージであって、
前記第2スキージ部は、前記第1スキージ部よりも硬度の低い材質から形成されている、
ことを特徴とするスキージ。 - 請求項2記載のスキージであって、
前記第1スキージ部および前記第2スキージ部の少なくとも一方は、ゴム弾性を有するエラストマーを材質として形成されている、
ことを特徴とするスキージ。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載のスキージであって、
前記第1スキージ部および前記第2スキージ部は、保持フレームに取り付けられると共に、
前記保持フレームと前記第2スキージ部の間には、磁石を備えるマグネット機構が設けられていて、前記マグネット機構を介して前記第2スキージ部は前記保持フレームに対して着脱自在に取り付けられている、
ことを特徴とするスキージ。 - 金属を材質とする被覆板部を備え、その被覆板部に開口部が形成されている版枠体と、前記開口部から基材に対して導電ペーストを供給しつつ前記基材の貫通部に導電ペーストを充填するためのスキージとを備える充填治具セットであって、
前記スキージは、
前記開口部に配置された前記基材に当接しつつ前記導電ペーストを塗布する第1スキージ部と、
前記第1スキージ部の長手方向における少なくとも一端側に配置される第2スキージ部と、
を備え、
前記第1スキージ部と前記第2スキージ部の間には、段差部が設けられていて、
前記導電ペーストの塗布時においては、前記段差部を挟んで前記第1スキージ部が前記第2スキージ部よりも前記基材に向かって突出していると共に、
前記版枠体の前記開口部と隣接する縁部のうち、前記被覆板部の厚み方向における少なくとも一部には、当該厚み方向に対して傾斜している傾斜部が設けられている、
ことを特徴とする充填治具セット。 - 金属を材質とする被覆板部を備え、その被覆板部に開口部が形成されている版枠体と、前記開口部から基材に対して導電ペーストを供給しつつ前記基材の貫通部に導電ペーストを充填するためのスキージとを備える充填治具セットを用いる多層プリント配線板の製造方法であって、
前記スキージは、
前記開口部に配置された前記基材に当接しつつ前記導電ペーストを塗布する第1スキージ部と、
前記第1スキージ部の長手方向における少なくとも一端側に配置される第2スキージ部と、を備え、
前記第1スキージ部と前記第2スキージ部の間には、段差部が設けられ、その段差部を挟んで、前記導電ペーストの塗布時において、前記基材に向かって前記第1スキージ部が前記第2スキージ部よりも突出すると共に、
前記版枠体には、前記開口部と隣接する開口縁部のうち、少なくとも前記スキージが摺動する前記被覆板部の摺動面側に、傾斜部が設けられていると共に、
前記基材の周縁を、前記版枠体で覆う設置工程と、
前記開口部を介して前記基材に前記第1スキージ部が当接しつつ前記導電ペーストを前記貫通部に充填すると共に、前記開口部に隣接する前記摺動面上を前記第2スキージ部が移動する充填工程と、
を備えることを特徴とする多層プリント配線板の製造方法。
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