JP7309555B2 - 吸気ダクト取付構造 - Google Patents

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Description

本開示は、吸気ダクト取付構造に関する。
トラック等の運搬車両は、乗用車と比べて未舗装の悪路を走行する機会が多い。このため、エンジンの吸気としては、粉塵が含まれやすい地面近くの外気ではなく、地面から十分な高さの外気を取り入れることが好ましい。このため、近年では、キャブのルーフ後方に吸気ダクトのヘッド(空気取込口)を配置した運搬車両が提案されている。
特開2018‐165063号公報
大型或いは中型の運搬車両では、運転者の休息用に座席後方にベッドが設けられている。短距離輸送を目的とした運搬車両では、座席後方にベッドが設けられていないタイプの車両があり、このような車両は、ショートキャブと称される。ショートキャブでは、キャブ全長が短いため、吸気ダクトのヘッドがドア上部に位置する。この場合、雨天時では、ヘッドを伝ってルーフから滴下した雨水によって、側方の視界が遮られたり、乗降時に運転者が濡れてしまったりすることが考えられる。
本開示は、上記課題の解決のためになされたものであり、吸気ダクトのヘッドを伝ってルーフから雨水が滴下することを防止できる吸気ダクト取付構造を提供することを目的とする。
本開示の一側面に係る吸気ダクト取付構造は、キャブのルーフ後方に吸気ダクトのヘッドを設けた吸気ダクト取付構造であって、ヘッドには、当該ヘッドからルーフに向けて排水溝が設けられ、ヘッドとルーフとの間には、排水溝の下端からキャブの後方に向かって延びる導水部材が介在している。
この吸気ダクト取付構造では、ヘッドとルーフとの間に排水溝の下端からキャブの後方に向かって延びる導水部材が介在している。この吸気ダクト取付構造では、ヘッドの排水溝を伝った雨水が導水部材によってキャブの後方に導水される。したがって、雨天時においてもヘッドを伝った雨水がルーフからキャブの側方に滴下することを防止できる。これにより、ルーフから滴下した雨水によって、側方の視界が遮られたり、乗降時に運転者が濡れてしまったりすることを防止できる。
導水部材は、ルーフの後端位置まで延びていてもよい。この場合、雨水をルーフの後端位置まで導水できるので、ヘッドを伝った雨水がルーフからキャブの側方に滴下することを一層確実に防止できる。
導水部材は、キャブの後方に向かって下り傾斜となっていてもよい。これにより、雨水をキャブの後方により確実に導水することができる。
導水部材は、ルーフに対して接合されていてもよい。これにより、ルーフと導水部材との間に異物などが挟まることを抑制でき、キャブにキズや錆が生じることを防止できる。
導水部材は、独立発泡構造のスポンジであってもよい。スポンジを用いることで、ヘッドとルーフとの間に導水部材を隙間なく配置することが容易となる。また、独立発泡構造のスポンジを用いることで、雨水がスポンジ自体を通過しにくくなるため、導水経路の途中で雨水が滴下してしまうことを抑制できる。
本開示によれば、吸気ダクトのヘッドを伝ってルーフから雨水が滴下することを防止できる。
吸気ダクト取付構造が適用されたキャブを示す概略的な斜視図である。 吸気ダクトの構成を示す概略的な斜視図である。 吸気ダクト取付構造を示す要部拡大斜視図である。 導水部材の配置の一例を示す斜視図である。 比較例に係る吸気ダクト取付構造での雨水の滴下状態を示す斜視図である。
以下、図面を参照しながら、本開示の一側面に係る吸気ダクト取付構造の好適な実施形態について詳細に説明する。
図1は、吸気ダクト取付構造11が適用されたキャブ1を示す概略的な斜視図である。また、図2は、吸気ダクト12の構成を示す概略的な斜視図である。図1に示すキャブ1は、短距離輸送を目的とした運搬車両であり、座席後方にベッドが設けられていない、いわゆるショートキャブと称されるものである。キャブ1の車幅方向の側面には、窓2を有するドア3が設けられている。また、キャブ1のルーフ4には、荷台5とルーフ4との高さのギャップを埋めて走行時の空気抵抗を低減する導風板6が設置されている。
吸気ダクト12は、図2に示すように、キャブ1の背面側において、車幅方向の側面側に片寄せした状態でキャブ1の高さ方向に据え付けられている。吸気ダクト12のヘッド13は、ルーフ4の後方寄りに位置している。キャブ1は、キャブ全長が短いショートキャブであるため、吸気ダクト12のヘッド13は、ドア3の上部に位置している。ヘッド13には、キャブ1の車幅方向の外側を向く空気取入口14が設けられている。空気取入口14がルーフ4上に位置し、かつキャブ1の車幅方向の外側を向いていることで、エンジンルームからの熱気の影響が少なく、かつ地面から十分な高さで粉塵の少ない清浄な外気を取り入れることができる。これにより、エンジンの各気筒への吸気の充填効率が高められると共に、エアクリーナの長寿命化が図られ、圧力損失の少ない運転状態の維持が可能となる。
吸気ダクト12のヘッド13の天面13aは、走行時の空気抵抗の低減及びデザイン性の確保のため、車幅方向から見て流線形となっている。すなわち、ヘッド13の頂部13bは、ルーフ4の後方側に位置しており、ヘッド13の天面13aは、ルーフ4の後方側から前方側に向かって下り傾斜となっている。この天面13aには、図3に示すように、雨天時の雨水Mを排水するための排水溝16が設けられている。排水溝16は、天面13aにおける空気取入口14側の縁部に沿って、ヘッド13の頂部13bからルーフ4に向けて形成されている。この排水溝16により、ルーフ4に付着した雨天時の雨水Mは、ルーフ4の後方側から前方側に向かって導水され、排水溝16の下端(ヘッド13の前方側の端)から滴下する。
ヘッド13とルーフ4との間には、図3に示すように、排水溝16の下端からキャブ1の後方に向かって延びる導水部材21が介在している。この導水部材21は、排水溝16の下端から滴下した雨水Mをキャブ1の後方側(吸気ダクト12側)に導水する部材である。導水部材21の前端部21aは、排水溝16の下端の真下に位置している。導水部材21の前端部21aは、ヘッド13の前端よりも前方側に僅かに突出していてもよい。導水部材21の後端部21bは、例えばキャブ1の車幅方向から見て、ドア3に設けられた窓2よりもキャブ1の後方側に延びていることが好ましい。図3の例では、導水部材21の後端部21bは、ルーフ4の後端位置まで延びている。排水溝16の下端から滴下した雨水Mは、導水部材21の一端側から他端側に導水され、当該他端側の端から滴下する。
本実施形態では、導水部材21として、帯状に形成されたスポンジ22が用いられている。スポンジ22の気泡の構造は、例えば独立気泡構造体である。独立気泡構造体のスポンジ22を用いることで、雨水Mがスポンジ22自体を通過しにくくなるため、導水経路の途中で雨水Mが滴下してしまうことを抑制できる。スポンジ22は、例えば25%程度圧縮された状態で、ヘッド13とルーフ4との間に隙間なく配置されている。ヘッド13とルーフ4との間に配置するにあたり、スポンジ22は、ヘッド13には接合されておらず、ルーフ4に対してのみ接合されている。スポンジ22とルーフ4との接合方法は、例えば接着剤を用いた接着が挙げられる。
また、スポンジ22は、図4に示すように、キャブ1の後方に向かって下り傾斜となるように配置されている。導水部材21と水平面との角度θは、例えば2°程度となっている。角度θは、キャブ1の後方への雨水Mの導水性能が確保され、かつスポンジ22がヘッド13とルーフ4との間から車幅方向の外側にはみ出さない範囲で適宜変更可能である。
以上説明したように、吸気ダクト取付構造11では、ヘッド13とルーフ4との間に排水溝16の下端からキャブ1の後方に向かって延びる導水部材21が介在している。導水部材21が介在していない比較例の吸気ダクト取付構造111では、図5に示すように、ヘッド13の排水溝16の下端から滴下した雨水Mがルーフ4からドア3に流れる。このため、雨水Mが窓2にかかることで側方の視界が遮られたり、乗降時にドア3を開けて乗降する運転者が濡れてしまったりすることが考えられる。
これに対し、吸気ダクト取付構造11では、ヘッド13の排水溝16を伝った雨水Mが導水部材21によってキャブ1の後方に導水される。したがって、雨天時においてもヘッド13を伝った雨水Mがルーフ4からキャブ1の側方(ドア3側)に滴下することを防止できる。これにより、ルーフ4から滴下した雨水によって、側方の視界が遮られたり、乗降時に運転者が濡れてしまったりすることを防止できる。
また、吸気ダクト取付構造11では、導水部材21がルーフ4の後端位置まで延びている。これにより、雨水Mをルーフ4の後端位置まで導水できるので、ヘッド13を伝った雨水Mがルーフ4からキャブ1の側方に滴下することを一層確実に防止できる。
また、吸気ダクト取付構造11では、導水部材21がキャブ1の後方に向かって下り傾斜となっている。これにより、雨水Mをキャブ1の後方により確実に導水することができる。
また、吸気ダクト取付構造11では、導水部材21がルーフ4に対して接合されていてもよい。これにより、ルーフ4と導水部材21との間に異物などが挟まることを抑制でき、キャブ1にキズや錆が生じることを防止できる。
また、吸気ダクト取付構造11では、導水部材21が独立発泡構造のスポンジ22によって構成されている。スポンジ22を用いることで、ヘッド13とルーフ4との間に導水部材21を隙間なく配置することが容易となる。また、独立発泡構造のスポンジ22を用いることで、雨水Mがスポンジ22自体を通過しにくくなるため、導水経路の途中で雨水Mが滴下してしまうことを抑制できる。
1…キャブ、4…ルーフ、11…吸気ダクト取付構造、12…吸気ダクト、13…ヘッド、16…排水溝、21…導水部材、22…スポンジ。

Claims (3)

  1. キャブのルーフ後方に吸気ダクトのヘッドを設けた吸気ダクト取付構造であって、
    前記ヘッドには、当該ヘッドから前記ルーフに向けて排水溝が設けられ、
    前記ヘッドと前記ルーフとの間には、独立発泡構造のスポンジである導水部材が配置され、
    前記導水部材は、前記排水溝の下端の真下の位置から前記キャブの後方に向かって前記ルーフの後端位置まで延びている吸気ダクト取付構造。
  2. 前記導水部材は、前記キャブの後方に向かって下り傾斜となっている請求項記載の吸気ダクト取付構造。
  3. 前記導水部材は、前記ルーフに対して接合されている請求項1又は2記載の吸気ダクト取付構造。
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