JP7308618B2 - 仮想通貨管理方法 - Google Patents

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Description

特許法第30条第2項適用 「FintechChallenge 2018」のハッカソン(成果発表会)、平成30年3月3日
本発明は、仮想通貨を管理する技術に関し、特に、ブロックチェーンで管理される仮想通貨の送金先を限定する技術に関するものである。
近年、ブロックチェーンで管理される仮想通貨が提案されている(非特許文献1)。そして、コストの低減や利便性の高さといった効果が期待できる仮想通貨を用いた具体的なサービスがハッカソンや実証実験などを通じて検討されている(非特許文献2)。
具体的なサービスは、様々提案されており、例えば、非特許文献2にはマイナー競技のアスリートなど、競技団体からの報奨金が少ない選手を応援したいという人の気持ちをブロックチェーンに載せるというコンセプトで、アスリートの中にチャレンジ達成者が現れて、クラウド投票により達成したことが認定された際に、スマートコントラクトが作動してコインが対象者に支払われるという仕組みが提案されている。
MUFGレポート 2017 経営陣からのメッセージ「デジタルストラテジー」https://www.mufg.jp/ir2017/message/digital_strategy/ MUFG INNOVATIONHUB「MUFGコインハッカソン "Fintech Challenge 2018" の大賞は『イノベーションのための報奨金プラットフォーム』!」https://innovation.mufg.jp/detail/id=247
仮想通貨を用いた具体的なサービスとして、仮想通貨の送金先や用途を限定するものが考えられる。たとえば、学生に対する奨学金を仮想通貨によって支給することを想定した場合、支給された奨学金を学生が浪費しないように、仮想通貨を使用可能な店舗を限定することが望ましい。あるいは、別の例として、地域振興や商品キャンペーンなどのために仮想通貨を発行する場合、その発行した仮想通貨は、地域や期間限定で使用できるものであることが求められる。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、ブロックチェーンで管理される仮想通貨の送金先を限定することを目的とする。
かかる目的を達成するために、請求項1記載の発明は、アカウント識別情報および前記アカウント識別情報によって識別されるアカウントに係る仮想通貨の残高情報を管理するアカウント残高テーブルと、送金可能アカウント識別情報を管理する送金可能アカウントテーブルとを記憶するDBと、第1のアカウント識別情報、第2のアカウント識別情報、および、前記第1のアカウント識別情報によって識別されるアカウントから前記第2のアカウント識別情報によって識別されるアカウントへ送金する仮想通貨の額を含む取引情報を記憶するブロックチェーンと、を備える第1のコンピュータに接続する第2のコンピュータに、ユーザのアカウント識別情報を取得する第1のステップと、ユーザの端末において入力された送金先アカウント識別情報と、仮想通貨の送金額とを取得する第2のステップと、前記ユーザのアカウント識別情報を第1のアカウント識別情報とし、前記送金先口座識別情報を第2のアカウント識別情報とし、前記仮想通貨の送金額を、前記第1のアカウント識別情報によって識別されるアカウントから前記第2のアカウント識別情報によって識別されるアカウントへ送金する仮想通貨の額とする取引を実行する命令を前記第1のコンピュータに送信する第3のステップと、を実行させる仮想通貨送金方法であって、前記命令は、前記仮想通貨の送金額が、前記第1のアカウント識別情報によって識別される前記残高情報に係る残高以下であり、前記第2のアカウント識別情報が前記送金可能アカウント識別情報と一致する場合に前記第1のコンピュータによって実行されることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記DBと前記ブロックチェーンとが用途情報ごとに管理され、前記第1のステップで、用途指定情報をさらに取得し、前記第3のステップで、前記用途指定情報を前記第1のコンピュータにさらに送信し、前記命令は、前記用途指定情報と一致する前記用途情報に係る前記DBと前記ブロックチェーンとを備える前記第1のコンピュータによって実行されるものであって、前記仮想通貨の送金額が、前記DBに記憶された前記第1のアカウント識別情報によって識別される前記残高情報に係る残高以下であり、前記第2のアカウント識別情報が、前記DBに記憶された前記送金可能アカウント識別情報と一致する場合に前記第1のコンピュータによって実行されることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明において、前記送金可能アカウントテーブルが、条件情報をさらに管理し、前記第2のステップで、前記ユーザの端末のコンテキスト情報をさらに取得し、前記第3のステップで、前記コンテキスト情報を第1のコンピュータにさらに送信し、前記命令は、前記コンテキスト情報が、前記送金可能アカウント識別情報に対応する前記条件情報に係る条件をさらに満たす場合に実行されることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、アカウント識別情報および前記アカウント識別情報によって識別されるアカウントに係る仮想通貨の残高情報を管理するアカウント残高テーブルを記憶する第1のDBと、第1のアカウント識別情報、第2のアカウント識別情報、および、前記第1のアカウント識別情報によって識別されるアカウントから前記第2のアカウント識別情報によって識別されるアカウントへ送金する仮想通貨の額を含む取引情報を記憶するブロックチェーンと、を備える第1のコンピュータに接続し、送金可能アカウント識別情報を管理する送金可能アカウントテーブルを記憶する第2のDBを備える第2のコンピュータに、ユーザのアカウント識別情報を取得する第1のステップと、ユーザの端末において入力された送金先アカウント識別情報と、仮想通貨の送金額とを取得する第2のステップと、前記ユーザのアカウント識別情報を第1のアカウント識別情報とし、前記送金先口座識別情報を第2のアカウント識別情報とし、前記仮想通貨の送金額を、前記第1のアカウント識別情報によって識別されるアカウントから前記第2のアカウント識別情報によって識別されるアカウントへ送金する仮想通貨の額とする取引を実行する命令を前記第1のコンピュータに送信する第3のステップと、を実行させる仮想通貨送金方法であって、前記第3のステップは、前記送金先口座識別情報が前記送金可能アカウント識別情報と一致する場合に実行され、前記命令は、前記仮想通貨の送金額が、前記第1のアカウント識別情報によって識別される前記残高情報に係る残高以下である場合に前記第1のコンピュータによって実行されることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項4記載の発明において、前記第1のDBと前記ブロックチェーンとが用途情報ごとに管理され、送金可能アカウントテーブルが、前記用途情報をさらに管理し、前記第1のステップで、用途指定情報をさらに取得し、前記第3のステップで、前記用途指定情報を前記第1のコンピュータにさらに送信し、前記第3のステップは、前記用途指定情報が前記用途情報に一致し、かつ、前記送金先口座識別情報が前記送金可能アカウント識別情報に一致するレコードが前記送金可能アカウントテーブルに存在する場合に実行され、前記命令は、前記用途指定情報と一致する前記用途情報に係る前記DBと前記ブロックチェーンとを備える前記第1のコンピュータによって実行されるものであって、前記仮想通貨の送金額が、前記DBに記憶された前記第1のアカウント識別情報によって識別される前記残高情報に係る残高以下である場合に前記第1のコンピュータによって実行されることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項5記載の発明において、前記送金可能アカウントテーブルが、条件情報をさらに管理し、前記第2のステップで、前記ユーザの端末のコンテキスト情報をさらに取得し、前記第3のステップは、前記コンテキスト情報が、前記レコードに対応する前記条件情報に係る条件をさらに満たす場合に実行されることを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項1ないし6記載の発明において、前記ユーザのアカウント識別情報が、前記ユーザの端末において入力されたユーザ識別情報に基づいて取得されることを特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項7記載の発明において、前記ユーザ識別情報と、金融機関の口座管理システムが管理する口座識別情報とが、前記口座管理システムによって対応付けられていることを特徴とする。
請求項9記載の発明は、請求項1ないし8に記載の発明において、前記送金可能口座識別情報によって識別される口座の名義人ないし管理者に係るユーザ識別情報と、金融機関の口座管理システムが管理する口座識別情報とが、前記口座管理システムによって対応付けられていることを特徴とする。
本発明に係る仮想通貨送金方法によれば、ブロックチェーンで管理される仮想通貨の送金先を限定できる。
本発明の一実施の形態である仮想通貨管理方法を備えたシステムの構成例について概要を示す図である。 本発明の一実施の形態に係る仮想通貨管理方法を備えたシステムを構成するユーザ端末1の画面例について概要を示す図である。 本発明の一実施の形態に係る仮想通貨管理方法を備えたシステムを構成するステートDB7のテーブル構成例を示す図である。 本発明の一実施の形態に係る仮想通貨管理方法を備えたシステムを構成するユーザ管理DB11のテーブル構成例を示す図である。 本発明の一実施の形態に係る仮想通貨管理方法を備えたシステムを構成する口座管理システムが管理する口座DB14のテーブル構成例を示す図である。 本発明の一実施の形態に係る仮想通貨管理方法を備えたシステムのログイン操作受付から残高表示までの処理シーケンスを示す図である。 本発明の一実施の形態に係る仮想通貨管理方法を備えたシステムの送金操作受付から送金処理結果受信までの処理シーケンスを示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一部には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。また、各図面において説明上重要ではない部材の一部は省略して表示する。なお、本発明は多くの異なる形態で実施可能であり、以下に開示する記載内容のみに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
以下に示す本発明の仮想通貨送金方法は、プログラム(ソフトウェア)の命令によりコンピュータで実行される処理、手段、機能によって実現される。プログラムは、コンピュータの各構成要素に指令を送り、以下に示す本発明に係る所定の処理や機能等を実行させることができる。すなわち、本発明における各処理や手段、機能は、プログラムとコンピュータとが共働した具体的手段によって実現される。プログラムの全部又は一部は、例えば、磁気ディスク、光ディスク、半導体メモリ、その他任意のコンピュータで読取り可能な記録媒体により提供され、記録媒体から読み出されたプログラムがコンピュータにインストールされ実行される。また、プログラムは、記録媒体を介さず、通信回線を通じて直接にコンピュータにロードし実行することもできる。また、本発明に係る仮想通貨送金方法は、単一の情報処理装置(例えば1台のパーソナルコンピュータ等)で構成することもでき、複数の情報処理装置(例えば複数台のサーバコンピュータ群等)で構成することもできる。なお、下記の実施の形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではなく、実施の形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
図1に、本発明の一実施の形態に係る仮想通貨送金方法を実行するシステム構成を示す。
同図に示す本発明の一実施に形態に係る仮想通貨送金方法を実行するシステムは、仮想通貨管理アプリ(図示せず)を備えた一又は二以上のユーザ端末1(1A、1B、1C・・・1N、以下単にユーザ端末1とする)、コンピュータ2、ブロックチェーンネットワーク5を構成する二以上のコンピュータ6(6A、6B、6C・・・6N、以下単にコンピュータ6とする)、ゲートウェイシステム10、および、金融機関が管理する口座管理システム13を備えたシステムとして構成されている。これらは、例えばインターネット等の所定のネットワーク16を介して、相互にデータ通信可能に接続されている。
なお、ログイン処理をコンピュータ2又は口座管理システム13が行う場合は、ゲートウェイシステム10を省略できる。また、金融機関口座確認処理を行わない場合は、口座管理システム13を省略できる。
ユーザ端末1は、仮想通貨を送金するユーザが操作する端末であり、例えばパーソナルコンピュータや専用端末装置、携帯端末、スマートフォン、ウェアラブル端末等であり、出力装置(例えばディスプレイ等)、入力装置(例えばキーボード、マウス等)を備える。ユーザ端末1は、コンピュータ2、ゲートウェイシステム10、および、口座管理システム13とデータ通信可能に接続され、ユーザ端末1において図示しない仮想通貨管理アプリが実装されている。各ユーザがユーザ端末1を操作することで、図示しない仮想通貨管理アプリを介して、本発明に係るシステムで提供される機能を実行することができる。仮想通貨アプリは、ユーザ端末1で実行されても良いし、ユーザ端末1を単なるビューア(ブラウザ)として機能させて、コンピュータ2やゲートウェイシステム10で実行されても良い。
コンピュータ2は、残高要求・送信部3と送金処理部4を備え、例えば一又は二以上のサーバコンピュータや、クラウドコンピューティングサービス上に構成された一又は二以上の仮想サーバからなるサーバシステム等の情報処理装置によって構成することができる。
コンピュータ6は、ブロックチェーンネットワーク5を構成するコンピュータである。本実施の形態では、HyperLedger(登録商標)Fabricをプラットフォームとし、仮想通貨は、用途が限定されているものとする。ブロックチェーンネットワーク内に作られた仮想ネットワークであるチャネルが用途毎に設けられ、コンピュータ6は、チャネル毎にステートDB7N(N=1,2,…,n、以下単にステートDB7とする)と、ブロックチェーン8N(N=1,2,…,n、以下単にブロックチェーン8とする)とを備える。ステートDBは、Google社がオープンソースとして公開したKey-Value型データストアのライブラリであるLevelDBで実装して、処理速度を高速なものとしても良いし、ApacheのNoSQLデータベースであるCoachDBで実装して、データ構造が自由なドキュメントとしてデータを保存しても良い。また、コンピュータ6は、チェーンコード実行部9を備える。チャネル機能を使用しない場合は、Account Stateとブロックチェーンを備えるEthereumをブロックチェーンプラットフォームとしても良いし、ステートDBと同様の内容を管理するDBとブロックチェーンを備える他のブロックチェーンプラットフォームとしても良い。また、ステートDB7と同様の内容を管理するDBをコンピュータ2やゲートウェイシステム10が備えるようにしても良く、この場合、ステートDBを備えないブロックチェーンプラットフォームを採用しても良い。また、ブロックチェーン上の取引履歴から、後述するアカウント残高テーブル31が管理するアカウントIDに対応する残高を計算する場合も、ステートDBを備えないブロックチェーンプラットフォームを採用しても良い。
ゲートウェイシステム10は、ユーザ管理DB11と、ログイン処理部12とを備える。ユーザ管理DB11と、ログイン処理部12とは、コンピュータ2又は口座管理システム13が備えるようにしても良い。
口座管理システム13は、金融機関が管理するシステムで、口座DB14と、口座確認処理部15とを備える。
ネットワーク16は、有線ネットワークまたは無線ネットワークもしくはそれらの組み合わせを含み、インターネット、イントラネット、LAN、WAN、WiFi、Bluetooth(登録商標)、無線電話網などを含んでも良い。
次に、以上のような構成からなる本実施の形態に係る仮想通貨管理方法を備えるシステムの具体的な構成や処理について、図2~図7を参照しつつ説明する。
図2は、本実施の形態における仮想通貨管理方法を備えたシステムを構成するユーザ端末1に表示される画面の一例を示す図である。
以下に示す動作は、ユーザ端末1によって仮想通貨アプリが実行されることによって行われる。
まず、ユーザは、ユーザ端末1を操作して、仮想通貨アプリを起動する(図示せず)。起動後表示されるログイン画面 21(図2a)において、ユーザが、例えば自己に割り当てられたユーザIDやパスワードを入力し、「ログイン」ボタン211を押すことによって、ログイン要求がゲートウェイシステム10に送信される。ゲートウェイシステム10によってログイン要求に含まれるユーザIDとパスワードが認証され、また、口座管理システム13によってユーザIDに対応する金融機関口座の存在が確認されると、ゲートウェイシステム10から仮想通貨を管理するためのアカウントIDがユーザ端末1に送信され、ユーザは、仮想通貨アプリにログインすることができる。アカウントIDは仮想通貨の用途ごとにユーザに割り振られている。ユーザが複数用途の仮想通貨を仮想通貨アプリで管理する場合、複数のアカウントIDがユーザ端末1に送信される。なお、アカウントIDは、ログイン要求のつどゲートウェイシステム10からユーザ端末1に送信されるのではなく、ユーザ端末1にインストールされた仮想通貨アプリにおいて予め設定されていても良い。また、ユーザIDやパスワードをユーザ端末1にインストールされた仮想通貨アプリにおいて予め設定しておき、ログイン要求をゲートウェイシステム10に送信せずに、仮想管理アプリがユーザIDやパスワードを認証しても良い。また、金融機関口座の存在を確認せずにユーザにログインを許可しても良い。
仮想通貨アプリにログインしたユーザ端末1には、例えば用途選択画面22(図2b)が表示される。用途選択画面22において、ユーザは、仮想通貨の用途を選択する。なお、仮想通貨は用途が限定されなくてもよく、その場合は、用途選択画面22は表示されず、一意に定まるユーザのアカウントIDに紐付く口座の仮想通貨残高などが表示される残高画面23(図2c)が表示される。
用途選択画面22において、用途が選択されると、選択された用途と、選択された用途によって一意に定まるユーザのアカウントIDとが、コンピュータ2に送信される。コンピュータ2は、受信した用途に対応するチャネルに属するコンピュータ6に対して、ユーザのアカウントIDによって特定される仮想通貨残高を要求する。チャネル機能を利用しない場合、コンピュータ2は、いずれかのコンピュータ6に対して、ユーザのアカウントIDによって特定される仮想通貨残高を要求する。コンピュータ2は、コンピュータ6から残高を受信すると、ユーザ端末1に残高を送信する。ユーザ端末1は、受信した残高を、残高画面23を表示する。なお、仮想通貨の用途が限定されていない場合は、一意に定まるユーザのアカウントIDによって特定される仮想通貨の残高が残高画面23に表示される。
残高画面23では、選択された用途に係る仮想通貨の残高とともに、所定期間(図2cでは、2018/9/18~2018/10/17)における仮想通貨使用履歴が表示される。仮想通貨使用履歴として、仮想通貨を使用した店舗、仮想通貨を使用して購入した商品、使用した仮想通貨の額が表示される。また、ユーザが「送金」ボタン231を押すことで、送金画面24(図2d)が表示される。
送金画面24では、ユーザは、「支払先」領域241から支払先を選択でき、また「数量」領域242で送金する仮想通貨額(量)を指定することができる。仮想通貨の用途が限定されている場合、「支払先」領域241から選択できる支払先は、用途ごとに異なる。また、ユーザが「送金」ボタン243を押すことで、送金要求がユーザ端末1からコンピュータ2に送信される。支払先の選択は、一般に行われているのと同様に、送金先の指定として、QRコードで行っても良い。
図3は、本発明の一実施の形態に係る仮想通貨管理方法を備えたシステムを構成するステートDB7のテーブル構成例を示す図である。
ステートDB7では、アカウント残高テーブル31(図3a)と、送金可能アカウントテーブル32(図3b)がチャネル毎(用途毎)に管理される。用途が限定されない仮想通貨の場合は、ステートDB7の内容はいずれのコンピュータ6かを問わず共通である。
アカウント残高テーブル31は、アカウント毎に、アカウントを識別するための「アカウントID」、および、仮想通貨の「残高」を管理する。
なお、図示しないが、チャネル機能を利用しなくても良く、その場合は、アカウント残高テーブル31が、アカウント毎にアカウントを識別するための「アカウントID」、および、仮想通貨の「用途」「残高」を管理する。ステートDBをLevelDBで実装する場合、「アカウントID」をKey、「用途」と「残高」の組をValueとする。
送金可能アカウントテーブル32は、仮想通貨の送金先とすることができる仮想通貨アカウント(以下、「送金可能アカウント」という)毎に、送金可能アカウントを識別するための「アカウントID」と、チェーンコード実行部9によって送金処理のための取引が実行されるための「条件」を管理する。「条件」では、たとえば、ユーザ端末1の位置情報が満たすべき地理的範囲や、送金処理日が満たすべき時間的範囲などを管理する。仮想通貨アプリの送金画面24における「支払先」領域241には、仮想通貨アプリの用途選択画面22において選択された用途に対応するチャネルで管理される送金可能アカウントテーブル32に記憶されたアカウントIDに紐付く送金可能アカウントすべてを表示しても良いし、さらにユーザ端末1の位置情報や送金処理日が満たす条件に対応するアカウントIDに紐づく送金可能アカウントのみを表示しても良い。一般に、ブロックチェーン上の仮想通貨の送金先の特定は、アカウントIDを表すQRコードを読み取ることで行われているが、これは、本発明のアカウント残高テーブル31に相当するテーブルのみがブロックチェーン上で管理されており、そのテーブルに記憶されているアカウントIDが無数にあるため、本発明の「支払先」領域241のようなインターフェースで送金先の候補を表示するのが難しいことがひとつの技術的要因になっている。本発明では、アカウント残高テーブル31とは別に送金可能アカウントテーブル32を設けたために、アカウントIDが所定の数に限定したかたちで、「支払先」領域241に所定の数のアカウントIDを支払先の候補として表示することができる。さらにチャネル機能によって用途を限定して、用途毎に送金可能アカウントテーブル32の内容を管理することによって、送金可能アカウントテーブル32を検索して「支払先」領域241に表示する送金先の候補の数を限定し、表示処理の速度を上げることができる。
なお、図示しないが、チャネル機能を利用しなくても良く、その場合は、送金可能アカウントテーブル32が、送金可能アカウント毎に送金可能アカウントを識別するための「アカウントID」、および、仮想通貨の「用途」「条件」を管理する。ステートDBをLevelDBで実装する場合、「アカウントID」をKey、「用途」と「条件」の組をValueとする。
図4は、本発明の一実施の形態に係る仮想通貨管理方法を備えたシステムを構成するユーザ管理DB11のテーブル構成例を示す図である。
ユーザ管理DB11では、認証テーブル41(図4a)と、ユーザテーブル42(図4b)と、クライアントテーブル43(図4c)とが管理される。
認証テーブル41は、本発明の一実施の形態に係る仮想通貨管理方法を備えたシステムを利用するユーザ毎に、電子メールアドレスなど、ユーザを識別するための「ユーザID」と「パスワード」を管理する。なお、たとえば、OpenIDやSAMLなどの認証プロトコルを使って、ゲートウェイシステム10ではなく口座管理システム13が認証処理を行う場合は、認証テーブル41を省略することができる。
ユーザテーブル42は、本発明の一実施の形態に係る仮想通貨管理方法を備えたシステムを利用するユーザ毎に、電子メールアドレスなど、口座管理システム13がユーザを識別するための「ユーザID」と、本発明の一実施の形態に係る仮想通貨管理方法を備えたシステム内でユーザを識別するための「クライアントID」を管理する。
クライアントテーブル43は、「クライアントID」「用途」「アカウントID」を管理する。「クライアントID」「用途」によって「アカウントID」が一意に定まる。
ユーザテーブル42を省略し、クライアントテーブル43が、「ユーザID」「アカウントID」「用途」を管理しても良い。
なお、認証テーブル41、ユーザテーブル42、およびクライアントテーブル43では、ユーザ端末1を操作して仮想通貨を送金するユーザだけではなく、商品やサービスに対する対価として仮想通貨を受け取る店舗や企業などの仮想通貨口座の名義人や管理者も管理しても良い。
図5は、本発明の一実施の形態に係る仮想通貨管理方法を備えたシステムを構成する口座管理システムが管理する口座DB14のテーブル構成例を示す図である。
口座DB14のテーブルは、金融機関に口座を開設しているユーザ毎に、「金融機関口座ID」と「ユーザID」を管理する。なお、たとえば、OpenIDやSAMLなどの認証プロトコルを使って、ゲートウェイシステム9ではなく口座管理システム13が認証処理を行う場合は、口座DB14のテーブルが、「パスワード」をさらに管理しても良い。
図6は、本発明の一実施の形態に係る仮想通貨管理方法を備えたシステムのログイン操作受付から残高表示までの処理シーケンスを示す図である。
まず、ユーザがユーザ端末1において仮想通貨アプリを起動すると、ユーザIDとパスワードを入力するためのログイン画面21がユーザ端末1に表示される(S601ログイン操作受付)。なお、たとえば、OpenIDなどの認証プロトコルを使ってゲートウェイシステム10ではなく口座管理システム13が認証処理を行う場合は、ログイン画面21でユーザIDとパスワードに加えて、口座管理システム13で認証を受ける旨の情報をユーザに入力させても良い。SAMLなどの認証プロトコルを使って口座管理システム13が認証処理を行う場合は、ログイン画面21に替えて、口座管理システム13で認証を受けることを了解する旨の情報をユーザが入力する画面をはじめに表示し、その後、口座管理システム13で認証を受けることを了解する旨のユーザが入力した情報を受信したゲートウェイシステム10が口座管理システム13にセッションをリダイレクトして、口座管理システム13がログイン画面21を表示してもよい。
ユーザが、ユーザIDとパスワードを入力し、ログインボタン211を押すと、ユーザIDとパスワードを含むログイン要求がゲートウェイシステム10に送信される(S602ログイン要求送信)。なお、たとえば、OpenIDやSAMLなどの認証プロトコルを使って、ゲートウェイシステム10ではなく口座管理システム13が認証処理を行う場合は、ログイン要求はゲートウェイシステム10ではなく口座管理システム13に送信される。
ゲートウェイシステム10がログイン要求を受信すると(S603ログイン要求受信)、ログイン要求に含まれるユーザIDとパスワードの組が認証テーブル41で管理されるレコードに含まれているかを確認する(S604認証処理)。なお、たとえば、OpenIDやSAMLなどの認証プロトコルを使って、ゲートウェイシステム10ではなく口座管理システム13が認証処理を行う場合は、口座管理システム13が、ログイン要求に含まれるユーザIDとパスワードの組が口座DB14のテーブルで管理されるレコードに含まれているかを確認する。
ユーザIDとパスワードの組が認証テーブル41で管理されるレコードに含まれていることを確認すると、ゲートウェイシステム10は、口座管理システム13に対して、ユーザIDを含む金融機関口座確認要求を送信し(S605金融機関口座確認要求送信)、口座管理システム13は、これを受信する(S606金融機関口座確認要求受信)。たとえば、OpenIDやSAMLなどの認証プロトコルを使って、ゲートウェイシステム10ではなく口座管理システム13が認証処理を行う場合は、S605とS606の処理を省略することができる。
口座管理システム13は、金融機関口座確認要求を受信すると(S606金融機関口座確認要求受信)、金融機関口座確認要求に含まれるユーザIDが、口座DB14のテーブルで管理されるレコードのいずれかのユーザIDと一致するかを確認する(S607金融機関口座確認処理)。
口座管理システム13は、金融機関口座確認要求に含まれるユーザIDが、口座DB14のテーブルで管理されるレコードのいずれかのユーザIDと一致するかを確認すると、その結果を送信し(S608金融機関口座確認結果送信)、ゲートウェイシステム10が受信する(S609金融機関口座確認結果受信)。
金融機関口座の存在確認は、マネーロンダリングなどを防止するために有効な顧客確認(Know Your Customer(KYC))をするためのものである。顧客確認の必要がない場合、または、必要があったとしても別の手段で解決する場合は、S605からS609までの処理を省略しても良い。
ゲートウェイシステム10は、受信した金融機関口座確認結果が肯定的であった場合、ユーザテーブル42からそのユーザIDに対応するクライアントIDを取得し(S610クライアントID取得)、クライアントテーブル43から取得したクライアントIDに対応する用途とアカウントIDの組をユーザ端末1に送信する(S611用途・アカウントID送信)。なお、仮想通貨アプリが用途とアカウントIDを管理している場合、S610とS611の処理を省略し、金融機関口座確認結果が肯定的であった旨のみをユーザ端末1に送信しても良い。また、S605からS609までの処理を省略する場合、ゲートウェイシステム10は、S604の確認結果が肯定的であった場合にユーザテーブル42からそのユーザIDに対応するクライアントIDを取得し、取得したクライアントIDに対応する用途とアカウントIDの組をユーザ端末1に送信する。また、たとえば、OpenIDやSAMLなどの認証プロトコルを使って、ゲートウェイシステム10ではなく口座管理システム13が認証処理を行う場合は、S609の処理を省略し、口座管理システム13が、クライアントテーブル43と同様の内容のテーブルであって「クライアントID」を「ユーザID」に置換したものを管理し、S610とS611の処理を行っても良い。
ユーザ端末1が用途とアカウントIDを受信すると(S612用途・アカウントID受信)、用途選択画面22がユーザ端末1に表示される。そして、ユーザが用途選択画面22で仮想通貨の用途を選択すると(S613用途受付)、ユーザ端末1は、コンピュータ2に対して、アカウントIDと選択された用途の他、ユーザ端末1の位置情報などのコンテキスト情報を送信する(S614アカウントID・用途・コンテキスト情報送信)。なお、ユーザ端末1の位置などによって仮想通貨アプリの送金画面24における「支払先」領域241に表示する送金可能アカウントを変えない場合や、仮想通貨の送信可否を制御しない場合は、コンテキスト情報は送信しなくても良い。また、用途選択画面22でユーザが選択できる仮想通貨の用途は、本発明の一実施の形態である仮想通貨管理方法を備えたシステムの管理者が一元的に設定しても良いし、ユーザが自由に設定し、用途を識別する情報を送受信するなどして、他のユーザと共有しても良い。
コンピュータ2がアカウントID、選択された用途、およびコンテキスト情報を受信すると(S615アカウントID・用途・コンテキスト情報受信)、コンピュータ2は、受信した用途に対応するチャネルに属するコンピュータ6に対してアカウントIDとコンテキスト情報を送信する(S616残高要求送信)。チャネル機能によって用途の限定を実現せずに、アカウント残高テーブル31が、「アカウントID」、「用途」、および「残高」を管理し、送金可能アカウントテーブル32が、「アカウントID」、「用途」、および「条件」を管理する場合は、アカウントIDと用途を含む残高要求を、ブロックチェーンネットワーク5を構成するコンピュータ6のいずれかに対して送信する。
コンピュータ6が残高要求を受信すると(S617残高要求受信)、コンピュータ6は、アカウント残高テーブル31から、残高要求に含まれるアカウントIDに対応する残高を取得し(S618残高取得)、コンピュータ2に対して送信する(S619残高送信)。チャネル機能によって用途の限定を実現せずに、アカウント残高テーブル31が、「アカウントID」、「用途」、および「残高」を管理し、送金可能アカウントテーブル32が、「アカウントID」、「用途」、および「条件」を管理する場合は、コンピュータ6は、アカウント残高テーブル31から、残高要求に含まれるアカウントIDと用途の組に対応する残高を取得し(S618残高取得)、コンピュータ2に対して送信する(S619残高送信)。なお、ブロックチェーンプラットフォームとしてステートDBを備えないものを採用する場合は、アカウント残高テーブル31を省略し、ブロックチェーン8で管理される取引履歴を使って、残高要求に含まれるアカウントIDと用途の組に対応する残高を計算する。また、アカウント残高テーブル31をコンピュータ6が備える場合は、S616とS617を省略し、コンピュータ6がS618とS619を実行する。
コンピュータ2は、残高を受信すると(S620残高受信)、ユーザ端末1にその残高を送信する(S621残高送信)。アカウント残高テーブル31をコンピュータ2が備える場合は、S616、S617、およびS620を省略し、コンピュータ2がS618、S619、およびS621を実行する。
ユーザ端末1が残高を受信すると(S622残高受信)、残高画面23がユーザ端末1に表示される(S623残高表示)。
図7は、本発明の一実施の形態に係る仮想通貨管理方法を備えたシステムの送金操作受付から送金処理結果受信までの処理シーケンスを示す図である。
ユーザが、ユーザ端末1に表示された残高画面 23で「送金」231ボタンを押すと、送金画面 24がユーザ端末1に表示される(S701送金操作受付)。
ユーザが、ユーザ端末1に表示された送金画面 24で、「支払先」領域241から支払先を選択して、「数量」領域242で送金する仮想通貨額(量)を指定し、「送金」ボタン243を押すと、アカウントID、用途、選択された支払先、指定された送金する仮想通貨額(量)、および、ユーザ端末1の位置情報などを含む送金要求がユーザ端末1からコンピュータ2に送信される(S702送金要求送信)。なお、ユーザ端末1の位置などによって仮想通貨の送信可否を制御しない場合や、S614でコンピュータ2に送信されたコンテキスト情報を流用する場合は、位置情報などを送金要求に含めなくても良い。
コンピュータ2は、送金要求を受信すると(S703送金要求受信)、送金要求に含まれるアカウントIDを「送金元」、送金要求に含まれる選択された支払先を「送金先」、送金要求に含まれる指定された送金する仮想通貨額(量)を「送金額」、ユーザ端末1の位置情報などを「コンテキスト情報」とする取引データを生成する(S704取引生成)。なお、ユーザ端末1の位置などによって仮想通貨の送信可否を制御しない場合は、「コンテキスト情報」を取引データに含めなくても良い。また、チャネル機能によって用途の限定を実現せずに、アカウント残高テーブル31が、「アカウントID」、「用途」、および「残高」を管理し、送金可能アカウントテーブル32が、「アカウントID」、「用途」、および「条件」を管理する場合は、送金要求に含まれる用途を「用途指指定情報」として取引データに含める。
コンピュータ2は、送金要求に含まれる用途に対応するチャネルに属するコンピュータ6に対して、生成した取引データを送信する(S705取引送信)。具体的には、コンピュータ2は、HyperLedgerFabricなどブロックチェーンプラットフォームのSDKを備え、SDKを通してコンピュータ6に対して取引データを送信する。いずれのコンピュータ6に取引データを送信するかは、SDKで設定する。
なお、チャネル機能によって用途の限定を実現せずに、アカウント残高テーブル31が、「アカウントID」、「用途」、および「残高」を管理し、送金可能アカウントテーブル32が、「アカウントID」、「用途」、および「条件」を管理する場合は、いずれかのコンピュータ6に対して、生成した取引データを送信する。また、ユーザ端末1がHyperLedgerFabricなどブロックチェーンプラットフォームのSDKを備え、仮想通貨アプリが取引データをコンピュータ6に送信する場合は、S702とS703を省略し、S704とS705を仮想通貨アプリが実行する。
コンピュータ6は、取引データを受信すると(S706取引受信)、チェーンコード実行部9aによって取引を実行する(S707取引実行)。具体的には、HyperLedgerFabricをプラットフォームとする場合は、取引データを受信したコンピュータ6は、取引を実行し、取引を承認できるかを確認する(取引のシミュレーション)。取引が承認される条件については後述する。なお、シミュレーション結果はブロックチェーンにコミットされない。次に、シミュレーションが無事に済むと、取引を成功したとみなし、コンピュータ6はコンピュータ2にSDKを通してシミュレーション時に取得した更新前後の値セットを返却する(シミュレーションの完了)。その後、コンピュータ2からOrdererの役割を担うコンピュータ6に向けて更新前後の値セットを送信し(Ordererへのサブミット)、OrdererからPeerの役割を担う他のコンピュータ6に対してコミット要求を送信する(Ordererから各Peerへのコミット要求の送信)。そして、各コンピュータ6は取引の実行を許可するかを判断するため最終的な検証を行う(取引の検証)。更新前後の値がコンピュータ2から送信された更新前後の値セットと今回の検証時に取得した更新前後の値セットが異なる場合、取引は却下される。そして、検証の結果、取引が承認された場合、ブロックチェーンに履歴を残し、ワールドステートの値を更新するとともに、アカウント残高テーブル31が管理する、取引データの送金元として設定されたアカウントIDによって特定される仮想通貨の残高から取引データの送金額を減算し、取引データの送金先として設定されたアカウントIDによって特定される仮想通貨の残高に取引データの送金額を加算する。取引が却下された場合、ブロックチェーンに無効(失敗)マーク付で履歴を残すが、ワールドステートの値やアカウント残高テーブル31の更新はしない。
取引が承認される条件は、取引データの送金額が、アカウント残高テーブル31が管理する、取引データの送金元として設定されたアカウントIDによって特定される仮想通貨の残高以下であり、取引データの送金先として設定されたアカウントIDが、送金可能アカウントテーブル32が管理するアカウントIDと一致し、取引データのコンテキスト情報が、送金可能アカウントテーブル32が管理する前記アカウントIDに対応する条件を満たすことである。
なお、ユーザ端末1の位置などによって仮想通貨の送信可否を制御しない場合は、取引データのコンテキスト情報が、送金可能アカウントテーブル32が管理する前記アカウントIDに対応する条件を満たす必要はない。
また、チャネル機能によって用途の限定を実現せずに、アカウント残高テーブル31が、「アカウントID」、「用途」、および「残高」を管理し、送金可能アカウントテーブル32が、「アカウントID」、「用途」、および「条件」を管理する場合、取引が承認される条件は、取引データの送金額が、アカウント残高テーブル31が管理する、取引データの送金元として設定されたアカウントIDと取引データの用途指定情報として設定された用途との組に対応する仮想通貨の残高以下であり、取引データのコンテキスト情報が、送金可能アカウントテーブル32が管理する、取引データの送金先として設定されたアカウントIDと取引データの用途指定情報として設定された用途との組に対応する条件を満たすことである。ユーザ端末1の位置などによって仮想通貨の送信可否を制御しない場合は、取引データのコンテキスト情報が、送金可能アカウントテーブル32が管理する前記アカウントIDと前記用途との組に対応する条件を満たす必要はない。
コンピュータ6は、取引を実行すると、コンピュータ2に対して、取引が承認されたか却下されたかの取引の実行結果を送信し(S708取引実行結果送信)、コンピュータ2は、取引の実行結果を受信する(S709取引実行結果受信)。コンピュータ2は、取引の実行結果を受信すると、ユーザ端末1に対して、当該取引に対応する送金が成功したか否かの送金処理結果を送信し(S710送金処理結果結果送信)、ユーザ端末1は、送金処理結果を受信する(S711送金処理結果結果受信)。そして、ユーザ端末1は、送金処理結果を画面(図示せず)に表示する(S712送金処理結果表示)。
なお、ユーザ端末1がHyperLedgerFabricなどブロックチェーンプラットフォームのSDKを備え、仮想通貨アプリが取引データをコンピュータ6に送信する場合は、コンピュータ6は、ユーザ端末1に対して取引の実行結果を送信し(S708‘取引実行結果送信)、ユーザ端末1は、取引の実行結果を受信する(S709‘取引実行結果受信)。そして、S710とS711を省略し、ユーザ端末1は、当該取引に対応する送金が成功したか否かの送金処理結果を画面(図示せず)に表示する(S712‘送金処理結果表示)。
本発明は、ブロックチェーンで管理される仮想通貨の送金処理に利用できる。
211 「ログイン」ボタン
231 「送金」ボタン
241 「支払先」領域
242 「数量」領域
243 「送金」ボタン

Claims (7)

  1. アカウント識別情報および前記アカウント識別情報によって識別されるアカウントに係る仮想通貨の残高情報を管理するアカウント残高テーブルと、送金可能アカウント識別情報を管理する送金可能アカウントテーブルとを記憶するDBと、第1のアカウント識別情報、第2のアカウント識別情報、および、前記第1のアカウント識別情報によって識別されるアカウントから前記第2のアカウント識別情報によって識別されるアカウントへ送金する仮想通貨の額を含む取引情報を記憶するブロックチェーンと、を備える第1のコンピュータに接続する第2のコンピュータに、
    ユーザのアカウント識別情報を取得する第1のステップと、
    ユーザの端末において入力された送金先アカウント識別情報と、仮想通貨の送金額とを取得する第2のステップと、
    前記ユーザのアカウント識別情報を第1のアカウント識別情報とし、前記送金先アカウント識別情報を第2のアカウント識別情報とし、前記仮想通貨の送金額を、前記第1のアカウント識別情報によって識別されるアカウントから前記第2のアカウント識別情報によって識別されるアカウントへ送金する仮想通貨の額とする取引を実行する命令を前記第1のコンピュータに送信する第3のステップと、
    を実行させる仮想通貨送金方法であって、
    前記DBと前記ブロックチェーンとが用途情報ごとに管理され、
    前記第1のステップで、用途指定情報をさらに取得し、
    前記第3のステップで、前記用途指定情報を前記第1のコンピュータにさらに送信し、
    前記命令は、
    前記用途指定情報と一致する前記用途情報に係る前記DBと前記ブロックチェーンとを備える前記第1のコンピュータによって実行されるものであって、
    前記仮想通貨の送金額が、前記DBに記憶された前記第1のアカウント識別情報によって識別される前記残高情報に係る残高以下であり、前記第2のアカウント識別情報が、前記DBに記憶された前記送金可能アカウント識別情報と一致する場合に前記第1のコンピュータによって実行されることを特徴とする仮想通貨送金方法。
  2. 前記送金可能アカウントテーブルが、条件情報をさらに管理し、
    前記第2のステップで、前記ユーザの端末のコンテキスト情報をさらに取得し、
    前記第3のステップで、前記コンテキスト情報を第1のコンピュータにさらに送信し、
    前記命令は、
    前記コンテキスト情報が、前記送金可能アカウント識別情報に対応する前記条件情報に係る条件をさらに満たす場合に実行される、
    請求項記載の仮想通貨送金方法。
  3. アカウント識別情報および前記アカウント識別情報によって識別されるアカウントに係る仮想通貨の残高情報を管理するアカウント残高テーブルを記憶する第1のDBと、第1のアカウント識別情報、第2のアカウント識別情報、および、前記第1のアカウント識別情報によって識別されるアカウントから前記第2のアカウント識別情報によって識別されるアカウントへ送金する仮想通貨の額を含む取引情報を記憶するブロックチェーンと、を備える第1のコンピュータに接続し、送金可能アカウント識別情報を管理する送金可能アカウントテーブルを記憶する第2のDBを備える第2のコンピュータに、
    ユーザのアカウント識別情報を取得する第1のステップと、
    ユーザの端末において入力された送金先アカウント識別情報と、仮想通貨の送金額とを取得する第2のステップと、
    前記ユーザのアカウント識別情報を第1のアカウント識別情報とし、前記送金先アカウント識別情報を第2のアカウント識別情報とし、前記仮想通貨の送金額を、前記第1のアカウント識別情報によって識別されるアカウントから前記第2のアカウント識別情報によって識別されるアカウントへ送金する仮想通貨の額とする取引を実行する命令を前記第1のコンピュータに送信する第3のステップと、
    を実行させる仮想通貨送金方法であって、
    前記第1のDBと前記ブロックチェーンとが用途情報ごとに管理され、
    送金可能アカウントテーブルが、前記用途情報をさらに管理し、
    前記第1のステップで、用途指定情報をさらに取得し、
    前記第3のステップで、前記用途指定情報を前記第1のコンピュータにさらに送信し、
    前記第3のステップは、前記用途指定情報が前記用途情報に一致し、かつ、前記送金先アカウント識別情報が前記送金可能アカウント識別情報に一致するレコードが前記送金可能アカウントテーブルに存在する場合に実行され、
    前記命令は、
    前記用途指定情報と一致する前記用途情報に係る前記第1のDBと前記ブロックチェーンとを備える前記第1のコンピュータによって実行されるものであって、
    前記仮想通貨の送金額が、前記第1のDBに記憶された前記第1のアカウント識別情報によって識別される前記残高情報に係る残高以下である場合に前記第1のコンピュータによって実行される、ことを特徴とする仮想通貨送金方法。
  4. 前記送金可能アカウントテーブルが、条件情報をさらに管理し、
    前記第2のステップで、前記ユーザの端末のコンテキスト情報をさらに取得し、
    前記第3のステップは、前記コンテキスト情報が、前記レコードに対応する前記条件情報に係る条件をさらに満たす場合に実行される、
    請求項記載の仮想通貨送金方法。
  5. 前記ユーザのアカウント識別情報は、前記ユーザの端末において入力されたユーザ識別情報に基づいて取得される、
    請求項1から4のいずれかに記載の仮想通貨送金方法。
  6. 前記ユーザ識別情報と、金融機関の口座管理システムが管理する口座識別情報とが、前記口座管理システムによって対応付けられている、
    請求項記載の仮想通貨送金方法。
  7. 前記送金可能アカウント識別情報によって識別される口座の名義人ないし管理者に係るユーザ識別情報と、金融機関の口座管理システムが管理する口座識別情報とが、前記口座管理システムによって対応付けられている、
    請求項1から6のいずれかに記載の仮想通貨送金方法。
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