JP7306780B1 - リマインダーシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】記憶すべき事項のシステムへの登録をマーキングにより簡易にするとともに、デジタルコンテンツを利用者にリマインドすることにより記憶の定着をより効率的に行うことを実現するシステムを提供する。【解決手段】任意のデジタルコンテンツに対して利用者の所望する位置にマーキングを付与するマーキング付与部とマーキングが付与されたデジタルコンテンツのマーキング位置情報を取得するマーキング位置情報取得部とマーキングが付与された時間に基づいて時間をカウントするタイマー部と利用者がデジタルコンテンツの内容を再記憶するための再記憶タイミング決定ルールに従ってタイマー部でカウントされた時間が所定の値に達したときマーキング位置情報に対応するデジタルコンテンツを表示し、または表示可能にして利用者にリマインドするためのリマインド実行部とを備えたことを特徴とするリマインダーシステム。【選択図】図1

Description

本発明は、学習効果を高めるリマインダーシステムに関する。
近年、スマートフォンやタブレット等のモバイル端末を介して利用者に提示されるデジタルコンテンツが普及している。
利用者は、モバイル端末によって場所を選ばず気軽に学習することが可能であるため、このようなデジタルコンテンツは個々人の学力向上等に寄与することが予想される。
ところで、人が学習内容の記憶定着を促進するためには、忘却曲線を考慮したタイミングで学習内容を復習することが有効であることが知られている。
現在、そのような記憶の特性を考慮した、特許文献1に示されるような、利用者が編集した学習教材等の内容を忘却曲線に合わせて利用者に専用の問題演習用又は情報暗記用のコンテンツを表示するためのプッシュ通知を行う電子学習システム等が提供されている。
しかしながら、「忘却曲線」の意味や、「合わせる」の意味が曖昧であるうえに、少なくとも前記デジタルコンテンツにしたマーキング(デジタルコンテンツへの下線描画や網掛描画を言い、単語のテキストによる登録とは異なる。)のマーキング位置情報に対応するデジタルコンテンツを表示し、または表示可能にして利用者に再記憶のためにリマインドするシステムは知られていない。
特開2019-124964号公報
本発明は、上記の背景技術に着目して成されたものであり、その解決しようとする課題は、記憶すべき事項のシステムへの登録を簡易にするとともに、記憶の定着をより効率的に行うことである。
具体的には、第一の発明として、少なくとも1つの任意のデジタルコンテンツに対して利用者の所望する位置にマーキングを付与するマーキング付与部と、前記マーキング付与部でマーキングが付与されたデジタルコンテンツのマーキング位置情報を取得するマーキング位置情報取得部と、前記マーキング位置情報取得部で取得されたマーキング位置情報を保持するマーキング位置情報保持部と、前記マーキング付与部でマーキングが付与された時間に基づいて時間をカウントするタイマー部と、利用者が前記デジタルコンテンツの内容を再記憶し、記憶定着させるための再記憶タイミングを定めるルールである再記憶タイミング決定ルール(単に再記憶のタイミングそのものであってもよい。)を保持する再記憶タイミング決定ルールを保持する再記憶タイミング決定ルール保持部と、前記保持された再記憶タイミング決定ルールに従って、前記タイマー部でカウントされた時間が所定の値に達したとき、前記マーキング位置情報保持部で保持されたマーキング位置情報に対応するデジタルコンテンツを表示し、または表示可能にして利用者に再記憶のためにリマインドし、または他のアプリケーションを介してリマインドさせるリマインド実行部と、を備えたことを特徴とするリマインダーシステムを提供する。
さらに、第二の発明として、第一の発明を基礎として、、デジタルコンテンツを識別するためのデジタルコンテンツ識別情報を取得するデジタルコンテンツ識別情報取得部と、前記デジタルコンテンツ識別情報取得部で取得したデジタルコンテンツ識別情報を保持するデジタルコンテンツ識別情報保持部と、を備えたことを特徴とするリマインダーシステムを提供する。
さらに、第三の発明として、第一又は第二の発明のいずれか一を基礎として、前記デジタルコンテンツ識別情報保持部で保持されたデジタルコンテンツ識別情報と、前記マーキング位置情報保持部で保持されたマーキング位置情報とを関連付けたマイリストを保持するマイリスト保持部と、マイリスト保持部で保持されたマイリストを表示するマイリスト表示部と、を備えたことを特徴とするリマインダーシステムを提供する。
さらに、第四の発明として、第一から第三の発明のいずれか一を基礎として、保持されている再記憶タイミング決定ルールを変更する再記憶タイミング決定ルール変更部を備えたことを特徴とする請求項1に記載のリマインダーシステムを提供する。
さらに、第五の発明として、第一から第四の発明のいずれか一を基礎として、前記デジタルコンテンツは、電子書籍、電子雑誌、電子専門書、電子論文、電子新聞、電子問題集、電子辞書、動画ファイル、ウェブコンテンツ、電子メモ帳、メール、スケジュール表などの内容を少なくとも1つ以上含むことを特徴とするリマインダーシステムを提供する。
さらに、第六の発明として、第一から第五の発明のいずれか一を基礎として、前記マイリストは、前記リマインド実行部で実行されたリマインドの回数を含むことを特徴とするリマインダーシステムを提供する。
さらに、第七の発明として、第一から第六の発明のいずれか一を基礎として、前記マイリストは、前記デジタルコンテンツにマーキングが付与された際に、自動的に関連付けられて作成されることを特徴とするリマインダーシステムを提供する。
さらに、第八の発明として、第一から第七の発明のいずれか一を基礎として、前記マイリストは、利用者によって検索、編集、削除が可能であることを特徴とするリマインダーシステムを提供する。
第九の発明として、少なくとも1つの任意のデジタルコンテンツに対して、利用者の所望する位置にマーキングを付与するマーキング付与ステップと、前記マーキング付与部でマーキングが付与されたデジタルコンテンツのマーキング位置情報を取得するマーキング位置情報取得ステップと、前記マーキング位置情報取得ステップで取得されたマーキング位置情報を保持するマーキング位置情報保持ステップと、前記マーキング付与ステップでマーキングが付与された時間に基づいて時間をカウントするタイマーステップと、利用者が前記デジタルコンテンツの内容を再記憶し、記憶定着させるための再記憶タイミングを定めるルールである再記憶タイミング決定ルール(単に再記憶のタイミングそのものであってもよい。)を保持する再記憶タイミング決定ルールを保持する再記憶タイミング決定ルール保持ステップと、前記保持された再記憶タイミング決定ルールに従って、前記タイマーステップでカウントされた時間が所定の値に達したとき、前記マーキング位置情報保持ステップで保持されたマーキング位置情報に対応するデジタルコンテンツを表示し、または表示可能にして利用者に再記憶のためにリマインドし、または他のアプリケーションを介してリマインドさせるリマインドステップと、を備えたことを特徴とする計算機であるリマインダーシステムの動作方法を提供する。
さらに、第十の発明として、第九の発明のいずれか一を基礎として、デジタルコンテンツを識別するためのデジタルコンテンツ識別情報を取得するデジタルコンテンツ識別情報取得ステップと、前記デジタルコンテンツ識別情報取得ステップで取得したデジタルコンテンツ識別情報を保持するデジタルコンテンツ識別情報保持ステップと、を備えたことを特徴とする計算機であるリマインダーシステムの動作方法を提供する。
さらに、第十一の発明として、第九又は第十の発明のいずれか一を基礎として、前記デジタルコンテンツ識別情報保持ステップで保持されたデジタルコンテンツ識別情報と、前記マーキング位置情報保持ステップで保持されたマーキング位置情報とを関連付けたマイリストを保持するマイリスト保持ステップと、マイリスト保持ステップで保持されたマイリストを表示するマイリスト表示ステップと、を備えたことを特徴とする計算機であるリマインダーシステム動作方法を提供する。
さらに、第十二の発明として、第九から第十一の発明のいずれか一を基礎として、保持されている再記憶タイミング決定ルールを変更する再記憶タイミング決定ルール変更ステップを備えたことを特徴とする計算機であるリマインダーシステム動作方法を提供する。
さらに、第十三の発明として、第九から第十二の発明のいずれか一を基礎として、前記デジタルコンテンツは、電子書籍、電子雑誌、電子専門書、電子論文、電子新聞、電子問題集、電子辞書、動画ファイル、ウェブコンテンツ、電子メモ帳、メール、スケジュール表などの内容を少なくとも1つ以上含むことを特徴とする計算機であるリマインダーシステムの動作方法を提供する。
さらに、第十四の発明として、第九から第十三の発明のいずれか一を基礎として、前記マイリストは、前記リマインド実行ステップで実行されたリマインドの回数を含むことを特徴とする計算機であるリマインダーシステムの動作方法を提供する。
さらに、第十五の発明として、第九から第十四の発明のいずれか一を基礎として、前記マイリストは、前記デジタルコンテンツにマーキングが付与された際に、自動的に関連付けられて作成されることを特徴とする計算機であるリマインダーシステムの動作方法を提供する。
さらに、第十六の発明として、第九から第十五の発明のいずれか一を基礎として、前記マイリストは、利用者によって検索、編集、削除が可能であることを特徴とする計算機であるリマインダーシステムの動作方法を提供する。
さらに、第十七の発明として、少なくとも1つの任意のデジタルコンテンツに対して、利用者の所望する位置にマーキングを付与するマーキング付与ステップと、前記マーキング付与ステップでマーキングが付与されたデジタルコンテンツのマーキング位置情報を取得するマーキング位置情報取得ステップと、前記マーキング位置情報取得ステップで取得されたマーキング位置情報を保持するマーキング位置情報保持ステップと、前記マーキング付与ステップでマーキングが付与された時間に基づいて時間をカウントするタイマー部と、利用者が前記デジタルコンテンツの内容を再記憶し、記憶定着させるための再記憶タイミングを定めるルールである再記憶タイミング決定ルール(単に再記憶のタイミングそのものであってもよい。)を保持する再記憶タイミング決定ルールを保持する再記憶タイミング決定ルール保持ステップと、前記保持された再記憶タイミング決定ルールに従って、前記タイマー部でカウントされた時間が所定の値に達したとき、前記マーキング位置情報保持ステップで保持されたマーキング位置情報に対応するデジタルコンテンツを表示し、または表示可能にして利用者に再記憶のためにリマインドし、または他のアプリケーションを介してリマインドさせるリマインドステップと、を備えたことを特徴とするリマインダーシステムの動作プログラムを提供する。
さらに、第十八の発明として、第十七の発明を基礎として、デジタルコンテンツを識別するためのデジタルコンテンツ識別情報を取得するデジタルコンテンツ識別情報取得ステップと、前記デジタルコンテンツ識別情報取得ステップで取得したデジタルコンテンツ識別情報を保持するデジタルコンテンツ識別情報保持ステップと、を備えることを特徴とする計算機であるリマインダーシステムに読み取り実行可能に記載したリマインダーシステムの動作プログラムを提供する。
さらに、第十九の発明として、第十七又は第十八の発明のいずれか一を基礎として、前記デジタコンテンツ識別情報保持ステップで保持されたデジタルコンテンツ識別情報と、前記マーキング位置情報保持ステップで保持されたマーキング位置情報とを関連付けたマイリストを保持するマイリスト保持ステップと、マイリスト保持ステップで保持されたマイリストを表示するマイリスト表示ステップと、を備えたことを特徴とする計算機であるリマインダーシステムに読み取り実行可能に記載したリマインダーシステムの動作プログラムを提供する。
さらに、第二十の発明として、第十七から第十九の発明のいずれか一を基礎として、保持されている再記憶タイミング決定ルールを変更する再記憶タイミング決定ルール変更ステップを備えたことを特徴とする計算機であるリマインダーシステムに読み取り実行可能に記載したリマインダーシステムの動作プログラムを提供する。
さらに、第二十一の発明として、第十七から第二十の発明のいずれか一を基礎として、前記デジタルコンテンツは、電子書籍、電子雑誌、電子専門書、電子論文、電子新聞、電子問題集、電子辞書、動画ファイル、ウェブコンテンツ、電子メモ帳、メール、スケジュール表などの内容を少なくとも1つ以上含むことを特徴とする計算機であるリマインダーシステムに読み取り実行可能に記載したリマインダーシステムの動作プログラムを提供する。
さらに、第二十二の発明として、第十七から第二十一の発明のいずれか一を基礎として、前記マイリトは、前記リマインド実行ステップで実行されたリマインドの回数を含むことを特徴とする計算機であるリマインダーシステムに読み取り実行可能に記載したリマインダーシステムの動作プログラムを提供する。
さらに、第二十三の発明として、第十七から第二十二の発明のいずれか一を基礎として、前記マイリストは、前記デジタルコンテンツにマーキングが付与された際に、自動的に作成されることを特徴とする計算機であるリマインダーシステムに読み取り実行可能に記載したリマインダーシステムの動作プログラムを提供する。
さらに、第二十四の発明として、第十七から第二十三の発明のいずれか一を基礎として、前記マイリストは、利用者によって検索、編集、削除が可能であることを特徴とする計算機であるリマインダーシステムに読み取り実行可能に記載したリマインダーシステムの動作プログラムを提供する。
以上のような構成を採用することにより、利用者に対して効率的に任意のデジタルコンテンツに関するリマインドを行うことができ、かつマーキングという簡単な手段でシステムに記憶すべき場所を登録することができ、またデジタルコンテンツのマーキング部分を少なくとも含むデジタルコンテンツの部分を表示し、または表示可能とすることができる。したがって、記憶したい事柄を効率的に記憶定着させることができるという効果を有する。
<全実施形態における本願発明の自然法則の利用性の充足>
本発明は、コンピュータと通信設備とソフトウエアとの協働で機能する部分をも含むものである。本発明は、ICTならではの処理が含まれているのでいわゆるビジネスモデル特許として成立するものである。本願発明はコンピュータなどのリソースを請求項や明細書に記載された事項と、それらの事項に関係する技術常識に基づいて判断すれば、本願発明は自然法則を利用したものであることとなる。
<特許法で求められる自然法則の利用の意義についての出願人の理解>
特許法で求められる自然法則の利用とは、法目的に基づいて、発明が産業上利用性を有し、産業の発達に寄与するものでなければならないとの観点から、産業上有用に利用することができる発明であることを担保するために求められるものである。つまり、産業上有用であること、すなわち出願に際して宣言した発明の効果がその発明の実施によってある一定の確実性の下再現できることを求めるものである。この観点から自然法則利用性とは、発明の効果を発揮するための発明の構成である発明特定事項(発明構成要件)のそれぞれが発揮する機能が自然法則を利用して発揮されるものであればよい、と解釈される。さらに言えば、発明の効果とはその発明を利用する顧客に所定の有用性を提供できる可能性があればよいのであって、その有用性を顧客がどのように感じたり、考えたりするかという観点で見るべきではない。したがって、顧客が本システムによって得る効果が心理的な効果であったとしても、その効果自体は求められる自然法則の利用性の対象外の事象である。
<本発明を構成し得るハードウェアについて>
本件発明は、原則的に電子計算機を利用する発明であるが、ソフトウエアによって実現され、ハードウェアによっても実現され、ソフトウエアとハードウェアの協働によっても実現される。本件発明の各構成要件の全部又は一部を実現するハードウェアでは、コンピュータの基本的構成であるCPU、メモリ、バス、入出力装置、各種周辺機器、ユーザーインタフェースなどによって構成される。各種周辺機器には、記憶装置、インターネット等インターフェイス、インターネット等機器、ディスプレイ、キーボード、マウス、スピーカー、カメラ、ビデオ、テレビ、実験室又は工場などでの生産状態を把握するための各種センサ(流量センサ、温度センサ、重量センサ、液量センサ、赤外線センサ、出荷個数計数機、梱包個数計数機、異物検査装置、不良品計数機、放射線検査装置、表面状態検査装置、回路検査装置、人感センサ、作業者作業状況把握装置(映像、ID、PC作業量などで)等)、CD装置、DVD装置、ブルーレイ装置、USBメモリ、USBメモリインタフェース、着脱可能タイプのハードディスク、一般的なハードディスク、プロジェクタ装置、SSD、電話、ファックス、コピー機、印刷装置、ムービー編集装置、各種センサ装置、などが含まれる。 また、本システムは、必ずしも一つの筐体によって構成されている必要はなく、複数の筐体を通信で結合して構成されるものであってもよい。また、通信は、LANであってもWAN、WIFI、ブルートゥース(登録商標)、赤外線通信、超音波通信であってもよく、さらに、一部が国境を跨いで設置されていてもよい。さらに、複数の筐体のそれぞれが異なる主体によって運営されていてもよく、一の主体によって運営されていてもよい。本件発明のシステムの運用主体は、単数であるか複数であるかは問わない。また、本システムの他に第三者の利用する端末、さらに他の第三者の利用する端末を含むシステムとしても発明を構成することができる。また、これらの端末は国境を越えて設置されていてもよい。さらに、本システムや前記端末の他に第三者の関連情報や、関連人物の登録のために利用される装置、登録の内容を記録するためのデータベースに利用される装置などが用意されてもよい。これらを、本システムに備えて構成してもよい。また、これらを本システム外に備えてこれらの情報を利用可能に本システムを構成してもよい(図1)。
図1にあるように、計算機は、マザーボード上に構成される、チップセット、CPU、不揮発性メモリ、メインメモリ、各種バス、BIOS、USBやHDMI(登録商標)やLANなどの各種インターフェイス、リアルタイムクロック等からなる。これらはオペレーティングシステムやデバイスドライバ(USB、HDMI(登録商標)などの各種インターフェイス、カメラ、マイク、スピーカー又はヘッドホン、ディスプレイなどの各種機器組込み用)、各種プログラムなどと協働して動作する。本発明を構成する各種プログラムや各種データはこれらのハードウェア資源を効率的に利用して各種の処理を実行するように構成されている。
≪チップセット≫
「チップセット」は、計算機のマザーボードに実装され、CPUの外部バスと、メモリや周辺機器を接続する標準バスとの連絡機能、つまりブリッジ機能を集積した大規模集積回路(LSI)のセットである。2チップセット構成を採用する場合と、1チップセット構成を採用する場合とがある。CPUやメインメモリに近い側をノースブリッジ、遠い側で比較的低速な外部I/Oとのインターフェイスの側にサウスブリッジが設けられる。
(ノースブリッジ)
ノースブリッジには、CPUインターフェイス、メモリコントローラ、グラフィックインターフェースが含まれる。従来のノースブリッジの機能のほとんどをCPUに担わせてもよい。ノースブリッジは、メインメモリのメモリスロットとはメモリバスを介して接続し、グラフィックカードのグラフィックカードスロットとは、ハイスピードグラフィックバス(AGP、PCI EXPRESS)で接続される。
(サウスブリッジ)
サウスブリッジには、PCIインターフェース(PCIスロット)とはPCIバスを介して接続し、ATA(SATA)インターフェイス、USBインターフェイス、ETHERNETインターフェイスなどとのI/O機能やサウンド機能を担う。高速な動作が必要でない、あるいは不可能であるようなPS/2ポート、フロッピーディスクドライブ、シリアルポート、パラレルポート、ISAバスをサポートする回路を組み込むことは、チップセット自体の高速化の足かせとなるためサウスブリッジのチップから分離させ、スーパーI/Oチップと呼ばれる別のLSIに担当させることとしてもよい。CPU(MPU)と、周辺機器や各種制御部を繋ぐためにバスが用いられる。バスはチップセットによって連結される。メインメモリとの接続に利用されるメモリバスは、高速化を図るために、これに代えてチャネル構造を採用してもよい。バスとしてはシリアルバスかパラレルバスを採用できる。パラレルバスは、シリアルバスが1ビットずつデータを転送するのに対して、元データそのものや元データから切り出した複数ビットをひとかたまりにして、同時に複数本の通信路で伝送する。クロック信号の専用線がデータ線と平行して設け、受信側でのデータ復調の同期を行う。CPU(チップセット)と外部デバイスをつなぐバスとしても用いられ、GPIB、IDE/(パラレル)ATA、SCSI、PCIなどがある。高速化に限界があるため、PCIの改良版PCI EXPRESSやパラレルATAの改良版シリアルATAでは、データラインはシリアルバスでもよい。
≪CPU≫
CPUはメインメモリ上にあるプログラムと呼ばれる命令列を順に読み込んで解釈・実行することで信号からなる情報を同じくメインメモリ上に出力する。CPUは計算機内での演算を行なう中心として機能する。なお、CPUは演算の中心となるCPUコア部分と、その周辺部分とから構成され、CPU内部にレジスタ、キャッシュメモリや、キャッシュメモリとCPUコアとを接続する内部バス、DMAコントローラ、タイマー、ノースブリッジとの接続バスとのインターフェイスなどが含まれる。なお、CPUコアは一つのCPU(チップ)に複数備えられていてもよい。また,CPUに加えて,グラフィックインターフェース(GPU)若しくはFPUによって,処理を行っても良い。なお、実施形態での説明は2コアタイプのものであるが、これに限定されない。またCPU内にプログラムを内蔵することもできる。
≪不揮発性メモリ≫
(HDD)
ハードディスクドライブの基本構造は、磁気ディスク、磁気ヘッド、および磁気ヘッドを搭載するアームから構成される。外部インターフェイスは、SATA(過去ではATA)を採用することができる。高機能なコントローラ、例えばSCSIを用いて、ハードディスクドライブ間の通信をサポートする。例えば、ファイルを別のハードディスクドライブにコピーする時、コントローラがセクタを読み取って別のハードディスクドライブに転送して書き込むといったことができる。この時ホストCPUのメモリにはアクセスしない。したがってCPUの負荷を増やさないで済む。
なお、不揮発性メモリとしては「NANDフラッシュ」から構成されるSSDをHDDとともに採用してもよいし、HDDに置き換えて採用してもよい。
≪メインメモリ≫
CPUが直接アクセスしてメインメモリ上の各種プログラムを実行する。メインメモリは揮発性のメモリでDRAMが用いられる。メインメモリ上のプログラムはプログラムの起動命令を受けて不揮発性メモリからメインメモリ上に展開される。その後もプログラム内で各種実行命令や、実行手順に従ってCPUがプログラムを実行する。
≪オペレーティングシステム(OS)≫
オペレーティングシステムは計算機上の資源をアプリケーションに利用させるための管理をしたり、各種デバイスドライバを管理したり、ハードウエアである計算機自身を管理するために用いられる。小型の計算機ではオペレーティングシステムとしてファームウェアを用いることもある。
≪デバイスドライバ≫
デバイスドライバは、オペレーティングシステムを介して計算機に付属する各種のデバイスをユーザやアプリケーションに利用可能にするためのデバイスのハードウェアを制御するプログラムである。
≪BIOS≫
BIOSは、計算機のハードウエアを立ち上げてオペレーティングシステムを稼働させるための手順をCPUに実行させるもので、最も典型的には計算機の起動命令を受けるとCPUが最初に読取りに行くハードウエアである。ここには、ディスク(不揮発性メモリ)に格納されているオペレーティングシステムのアドレスが記載されており、CPUに展開されたBIOSによってオペレーティングシステムが順次メインメモリに展開されて稼働状態となる。なお、BIOSは、バスに接続されている各種デバイスの有無をチェックするチェック機能をも有している。チェックの結果はメインメモリ上に保存され、適宜オペレーティングシステムによって利用可能な状態となる。なお、外部装置などをチェックするようにBIOSを構成してもよい。
≪I/Oコントローラ≫
I/Oコントローラは、外部機器との接続に利用される。USBコネクタもその一例である。
≪USB,IEEE1394コネクタ,LAN端子等≫
USB,IEEE1394コネクタ、LAN端子等は、最も代表的な通信規格のインターフェイスである。
以上については、本願明細書中の全ての実施形態におけるハードウェア構成の説明で共通に利用される構成である。
以下、本件発明の実施の形態について、実施形態中にて説明する実施例と請求項との関係を示す。
実施形態1の説明は、主として
請求項1と、
請求項5(請求項1に従属する場合)と、
請求項9と、
請求項13(請求項9に従属する場合)と、
請求項17と、
請求項21(請求項17に従属する場合)に関するものである。
実施形態2の説明は、主として
請求項2と、
請求項5(請求項2に従属する場合)と、
請求項10と、
請求項13(請求項10に従属する場合)と、
請求項18と、
請求項21(請求項18に従属する場合)に関するものである。
実施形態3の説明は、主として
請求項3と、
請求項5(請求項3に従属する場合)と、
請求項11と、
請求項13(請求項11に従属する場合)と、
請求項19と
請求項21(請求項19に従属する場合)に関するものである。
実施形態4の説明は、主として
請求項4と、
請求項12と、
請求項20に関するものである。
実施形態5の説明は、主として
請求項6と、
請求項14と、
請求項22に関するものである。
実施形態6の説明は、主として
請求項7と、
請求項15と、
請求項23に関するものである。
実施形態7の説明は、主として
請求項8と、
請求項16と、
請求項24に関するものである。
本件出願の特許請求の範囲、各請求項の権利範囲は、これら実施例に何ら限
定されるべきものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態
様で実施し得る。なお、本件発明は原則的に電子計算機を利用する発明である
が、ソフトウエアによって実現され、ハードウエアによっても実現され、ソフ
トウエアとハードウエアの協働によっても実現される。本件発明の各構成要件
の全部又は一部を実現するハードウエアでは、コンピュータの基本的構成であ
るCPU、メモリ、バス、入出力装置、各種周辺機器、ユーザーインターフェ
イスなどによって構成される。各種周辺機器には、記憶装置、インターネット
等インターフェイス、インターネット等機器、ディスプレイ、キーボード、マ
ウス、スピーカー、カメラ、ビデオ、テレビ、CD装置、DVD装置、ブルー
レイ装置、USBメモリ、USBメモリインターフェイス、着脱可能タイプの
ハードディスク、一般的なハードディスク、プロジェクタ装置、SSD、電
話、ファックス、コピ―機、印刷装置、ム―ビ―編集装置、各種センサ―装置
などが含まれる。また本発明装置は必ずしも一つの筐体によって構成されてい
る必要はなく、複数の筐体を通信で結合して構成されるものであってもよい。
また通信はLANであってもWANであってもよく、また、一部が国境をまたいで設置されていてもよい。さらに複数の筐体のそれぞれが異なる主体によって運営されていてもよく、一の主体によって運営されていてもよい。本件発明の装置の運用主体が単数であるか、複数であるかは問わない。
<実施形態1:主に請求項1、5、9、13、17、21に対応>
<実施形態1:概要>
実施形態1は、利用者が記憶を目的としてマーキングした任意のデジタルコンテンツ(電子書籍、電子雑誌、電子専門書、電子論文、電子新聞、電子問題集、電子辞書、動画ファイル、ウェブコンテンツ、電子メモ帳、メール、スケジュール表等の内容を一つ以上含む)の部分を記憶定着のために繰り返し出力するよう構成されたシステムである。
<機能的構成>
図2は、本実施形態1におけるリマインダーシステムの機能的構成を示すブロック図である。本実施形態1におけるリマインダーシステムは、マーキング付与部201とマーキング位置情報取得部202とマーキング位置情報保持部206とタイマー部203とリマインド実行部204を有する。さらに、デジタルコンテンツ取得部205を有してもよい。本実施形態1におけるリマインダーシステムは、さらに再記憶タイミング決定ルールを保持する再記憶タイミング決定ルール保持部207を有する。以下、具体的に各機能の内容について説明する。
(実施形態1 デジタルコンテンツに関するリマインドタイミングについて)
実施形態1においては、所定のスケジュールに基づいて利用者にデジタルコンテンツに関するリマインドを実行する。
本実施形態においては、例えば、所定の記憶定着の推移関数に基づいてそのスケジュールを決定し、リマインドを実行することができる。この関数は、コンピュータ内では関数として記述されるか、データとして保持される。関数として記述される場合には、定数項にあらかじめデフォルト値を与え、そのデフォルト値を利用者に応じてフィッティングするように構成することができる。この場合に各定数項はフィッティング関数で表現される。離散的にデータとして保持される場合には、データ群を用いて近似曲線を作り、この近似曲線を関数のグラフとして利用する。この離散的なデータ群は、利用者に応じてフィッティングするように構成してもよい。
リマインドするタイミングのスケジュールは、統計処理することで内部で生成、更新されるように構成してもよい。この場合には節約率をあるタイミングで取得する機構として、記憶されたとの判断は利用者自身が記憶できたとする信号をボタン等によってシステムに入力する場合も考えられるし、いったん覚えなおしたのちに記憶テストを実施して、記憶テストで覚えられたことが確認された時点で節約率を算出するように構成することができる。
ここで、節約率とは一度記憶した内容を再び完全に記憶し直すまでに必要な時間(または回数)をどれくらい節約できたかを表す割合を示すものである。節約率は、以下の式で表される。

(節約率)=(節約された時間または回数)÷(最初に要した時間または回数)
(節約された時間または回数)=(最初に要した時間または回数)-(覚え直すのに要した時間または回数)

例えば、最初に"RIT"を覚えるまでに10分を要し、20分後に覚え直すと約4分を要したとする。この場合、覚え直すのに最初と比べ、6分節約したことになる。すると節約率は 6(節約された時間)÷10(最初に要した時間)=0.6= 60% となる。また、最初に"PEK"を覚えるのに40回の書き取りを要し、1時間後に覚え直すのに22回要したとする。この場合、最初に比べ、18回分節約したことになる。すると節約率は 18(節約された回数)÷40(最初に要した回数)=0.45= 45%となる。
記憶テストは、音声で装置に向かって記憶すべき内容を発声し、それを装置がデジタル化して記憶すべきコンテンツとの一致率を算定することによって行ってもよいし、音声でなく、テキストでの入力を受け付けて記憶すべきコンテンツとの比較を行ってもよい。必ずしも100%合致した場合に限らず、所定の率以上合致した場合には記憶されたと判断するように構成することもできる。所定の率としては例えば90%以上などを採用することができる。また、この所定の率は、記憶すべきコンテンツの種類によって変化させてもよい。例えば文章が記憶対象である場合には所定の率として、文章以外のものよりも低い率を採用することができる。文章は同じ内容を複数の表現を用いることが可能だからである。記憶すべきコンテンツの種類に応じて異なるスケジュールを採用するように構成することも可能である。これは、記憶すべきコンテンツの種類をシステムが自動判断するか、利用者に選択入力させて、コンテンツに応じた記憶テストの結果に応じてこの関数として採用するものを割り当てるように構成することもできる。
なお、この他にもエビングハウスの忘却曲線等の所定の忘却曲線を参酌して所定の処理によってリマインドするスケジュールが設定されてもよい。エビングハウスの忘却曲線とは、上記の節約率の時間経過にともなう推移をグラフで示したものである。
図50は、節約率の計測結果の例をグラフに示したものである。
また、本実施形態においては、リマインド実行部がリマインドする際に参照する再記憶タイミング決定ルールは、利用者がデジタルコンテンツの内容を再記憶し、記憶定着させるためのリマインドスケジュールに関するルールである。なお、それらは、単に再記憶のタイミングそのものであってよい。
また、リマインドのスケジュールは、各個人の記憶の特性に基づいて設定されてよい。その場合、利用者が予め記憶特性に関するテストを受け、そのテスト結果や後述するリマインド実行部等で行われるテストの結果に基づいて、記憶定着を促すためのリマインドのスケジュールが、算出されてもよい。
(実施形態1 デジタルコンテンツ取得部)
本リマインダーシステムはデジタルコンテンツ取得部を有してもよい。デジタルコンテンツ取得部は、デジタルコンテンツを取得する機能を有する。後述するマーキング付与の対象となるデジタルコンテンツの情報を含むファイル等が、アクセス制限のないものであって、公知のアプリケーション(例えばテキスト編集ができるアプリケーション「ワード(登録商標)やメモ帳(ウインドウズのアクセサリ)、ペイント(登録商標)(ウインドウズアクセサリ)」で自由に取得し編集できるもの(以下、汎用形式のデジタルコンテンツファイルとする)である場合、デジタルコンテンツ取得部が、マーキング付与の対象となるデジタルコンテンツの情報を取得し、その情報が所定の保持部等によって保持されることが好ましい。
上記取得タイミングは、例えば、利用者がリマインダーシステムを起動している状態で、任意のデジタルコンテンツを表示する操作(デジタルコンテンツ表示操作)を行った場合等であってよい。また、デジタルコンテンツ取得部は、マーキング付与部によってマーキングが付与された際に、利用者によって閲覧されているデジタルコンテンツの情報を取得してもよい。
デジタルコンテンツ取得部は、以下に示すマーキング付与部での処理の対象となるデジタルコンテンツの各種情報(バイナリデータ、メタデータ等)を取得してよい。
システム内でデジタル情報として取得可能な場合にはそれを取得するように本システムを構成することができるし、システム内でデジタル情報として取り扱われていない場合には、画像入力し、画像そのものをデジタルコンテンツとして扱ったり、入力された画像が文字情報の場合には、その文字情報をOCR機能などを用いてデジタル化することも可能である。なお、音声入力したものをデジタル化して取り扱うように構成することもできる。ここで、デジタルコンテンツは、電子書籍、電子雑誌、電子専門書、電子論文、電子新聞、電子問題集、電子辞書、動画ファイル、ウェブコンテンツ、電子メモ帳、メール、スケジュール表などの内容である。
(実施形態1 マーキング付与部)
マーキング付与部は、少なくとも1つの任意のデジタルコンテンツに対して、利用者の所望する位置にマーキングを付与する機能を有する。
以下、マーキング付与の処理について具体的に説明する。まず利用者が任意のデジタルコンテンツを閲覧する。そして、利用者はリマインダーシステムを起動した状態(バックグラウンドでの実行を含む)で、記憶したいデジタルコンテンツの任意の部分に対して後述する「マーキング操作」を行う。この時、一か所だけでなく、利用者が所望する複数の箇所にマーキングが、付与されてもよい。
図3は、「マーキング操作」の態様を説明するための図である。「マーキング操作」は、利用者が興味を持ったり、習得したりしたい内容の箇所にマーキングをデジタルコンテンツの所望の位置に重畳して表示するための操作である。図3のように、例えば、利用者が操作する端末がスマートフォンやタブレット等の場合、表示されているデジタルコンテンツの中で、利用者がマーキングしたい部分を指でなぞると、そのなぞった部分に重畳してマーキングが表示される。
「マーキング操作」におけるマーキングの付与は、対象の着色によって行われてもよいし、丸印や多角形の印等の付与によって行われてもよい。
さらに、マーキングの付与の態様は、任意のオブジェクト(例えば設定画面等で所定のマーキング用のオブジェクトとして設定されたもの)をマーキング対象箇所に重畳する態様であってもよい。さらに、その任意のオブジェクトは、利用者が独自に編集できるものであってもよい。なお、利用者によってマーキング操作が行われた場合に、利用者が、マーキングされた該当箇所にマーキング付与を決定するマーキング位置確定操作ボタンが画面中に配置されることが好ましい。そして、利用者が、マーキング位置確定操作ボタンの押下等を行う(以下、「マーキング位置操確定操作」とする)と、例えばマーキングIDがマーキング位置情報とマーキング付与日時等に対応付けられたデータセットが、作成され作業領域等に一時的に保持される。そして後述するマーキング位置情報保持部に上記のデータセットの各データ項目(マーキングID、マーキング位置情報等の項目)の内容が登録、保持される(マーキング付与ステップ)。
なお、このデータ登録の態様は、上記データセットが、マーキング操作が行われた段階で作成され作業領域等に一時的に保持される態様であってもよい。
また、上記の例は、利用者が利用する端末がタブレットやスマートフォン
である場合を想定している場合であるが、利用者が利用する端末は、パーソナルコンピュータや各種の情報処理端末であってもよい。利用者が利用する端末が、パーソナルコンピュータや各種の情報処理端末である場合は、上記のマーキング付与は、マウスやキーボードを用いた所定の操作によって行われるものであってもよい。また、利用者が利用する端末は、「kindle(登録商標)」、「楽天kobo(登録商標)」その他これに類似する専用端末や汎用端末等などであってもよい。
(実施形態1 マーキング位置情報取得部)
マーキング位置情報取得部は、マーキング付与部でマーキングが付与されたデジタルコンテンツのマーキング位置情報を取得する機能を有する。
上記のマーキング付与部の項目で説明した様に利用者の操作によってデジタルコンテンツ中の任意の箇所にマーキングが付与されると、マーキング位置情報取得部は、そのデジタルコンテンツとデジタルコンテンツの当該マーキング位置を特定するためのマーキング位置情報を取得してよい。例えば、デジタルコンテンツが電子書籍のコンテンツである場合、取得されるマーキング位置情報は、マーキングが付与された場所のページ、行数、及びその行における文字範囲又は図表の範囲等を特定するための座標情報等であってよい。例えば、コンテンツ冒頭からのバイト数などで特定される情報がこれに該当する。また、デジタルコンテンツが動画の場合は、当該マーキング位置情報は、マーキングが付与された動画再生位置および、その画像のマーキング付与の位置を特定するための情報であってよい。また、マーキング位置情報はURL等であってもよい。
(実施形態1 マーキング位置情報保持部)
マーキング位置情報保持部は、マーキング付与部でマーキングが付与されたデジタルコンテンツにおけるマーキング位置情報を保持する機能を有する。マーキング位置情報保持部にて保持されるデータのデータ構造は、リレーショナルデータベースによるものが考えられる。以下に示す他の保持部のデータ構造も同様にリレーショナルデータべースによるものであってよい。
図4は、マーキング位置情報保持部によって保持されるデータ内容の例を示した図である。マーキング位置情報保持部は、データ項目としてマーキング位置情報を有する。また、マーキング位置情報保持部は、マーキング位置情報と対応付けられるマーキングID(マーキング位置情報保持部のデータレコードを一意に特定するための項目)のデータ項目を有してよい。
また、マーキング位置情報保持部は、前回リマインド日時、次回リマインド日時、マーキング日時等のデータ項目を有してよい。
さらに、マーキング位置情報保持部は、デジタルコンテンツ識別情報(デジタルコンテンツID)、再記憶タイミングルールID、マーキング日時、マーキング位置プレビュー画像等をデータ項目として有していてもよい。またマーキングされたコンテンツの属性などに応じて属性識別情報が付与されて関連付けられて保持されてもよい。コンテンツの属性とは例えばコンテンツの種類であり、テキスト情報、画像情報、音声情報などのデータの種類であってもよいし、日本史、世界史、数学、物理、化学、国語などのコンテンツの内容の種類であってもよいし、雑誌の第何号などのようなものでもよい。
マーキングIDは、マーキング位置情報保持部のデータレコードを一意に特
定するためのデータ項目である。
なお、利用者が一度のマーキング付与操作において複数の箇所にマーキング操作を行った場合、それぞれのマーキング位置情報に対して、マーキングIDが対応付けられてよい。
デジタルコンテンツ識別情報は、デジタルコンテンツを識別するための項目である。デジタルコンテンツ識別情報は、例えば、デジタルコンテンツを一意に特定できるデジタルコンテンツID等であってよい。
マーキング位置情報は、利用者の操作に応じて任意のデジタルコンテンツにおいてマーキングが付与された位置を示す情報である。後述するリマインド実行部がリマインドする際に、リマインド実行部は、上記のマーキング位置情報の内容を参照し、リマインド対象のデジタルコンテンツおよびマーキングが付与された位置を特定してリマインドを実行する。マーキング位置情報は、例えばデジタルコンテンツのアプリ等を起動するためのプログラム、マーキングが付与されたページ(デジタルコンテンツが動画、音声であれば、再生位置)、マーキングが付与されたページ内の座標情報(動画であれば、画像の座標位置)やURL等を保持する。
再記憶タイミング決定ルールIDは、後述する再記憶タイミング決定ルール保持部でも保持される内容であり、再記憶タイミング決定ルール保持部で保持される再記憶タイミング決定ルールを特定するためのデータ項目である。前回リマインド日時は、マーキング位置情報に基づいてリマインドが実行された直近の日時を示すデータ項目である。次回リマインド日時は、次回にリマインドが実行される予定日時を示すデータ項目である。
(実施形態1 タイマー部)
タイマー部は、マーキング付与部によってマーキングが付与された時間に基づいて時間をカウントする機能を有する。タイマー部の時間をカウントする機能は、例えば、端末のシステム時刻に基づいて算出することで実現されるものであってよい。タイマー部でカウントする時間は、リマインド実行部が、利用者に対してデジタルコンテンツを提示するタイミングを判断する際に参照するためのものである。
タイマー部が端末のシステム時刻を用いて時間をカウントする場合、例えばタイマー部は、マーキング部によってマーキングが付与されたこと(マーキング位置が確定したこと)やマーキング操作が行われたことをきっかけとしてシステム時刻と同期して時間をカウントすることとしてよい。
タイマー部は、この他にも、マーキング操作が行われた後に、デジタルコンテンツ(電子書籍等の内容等の場合)の表示中のページから他のページにページが、遷移するタイミングに基づいて時間をカウントしてもよい。
タイマー部は、時間のカウントを開始した後、バックグラウンド処理でリマインダーシステムがインストールされた端末にて時間のカウントを継続するものであってよい。
(実施形態1 リマインド実行部)
リマインド実行部は、保持された再記憶タイミング決定ルールに従って、タイマー部でカウントされた時間が所定の値に達したとき、マーキング位置情報保持部で保持されたマーキング位置情報に対応するデジタルコンテンツを表示、または表示可能にし、利用者に再記憶のためにリマインドし、または他のアプリケーションを介してリマインドさせる機能を有する。
具体的には、再記憶タイミング決定ルール保持部の再記憶タイミング決定ルールの時間スケジュールに基づいて、リマインド実行部は、デジタルコンテンツに関して利用者にリマインドを行う。リマインドの実行は、スケジュール情報なども参照して実行されるように構成することができる。例えば、学校にて授業を受けていると想定され、またはスケジュールされている時間帯や、職場にて就業していると想定され、またはスケジュールされている時間帯は外して、タイマーが特定した時間から最初に訪れる休憩時間などにリマインド実行時間をずらして実行するように構成することが考えられる。
例えば、リマインド実行部は、上記の時間スケジュールに基づいて、マーキングが付与されたデジタルコンテンツのマーキング箇所を利用者のディスプレイ等に表示してもよい。この他にもリマインド実行部は、上記の時間スケジュールに基づいて、利用者にマーキングしてデジタルコンテンツを表示するためのプッシュ通知を行ってもよい。当該プッシュ通知は、例えば所定のリマインドの時刻になった時に、利用者の端末のディスプレイ等にボタン形式等のアイコンを表示することで行われるものであってよい。そして利用者が、当該プッシュ通知を押下すると図5の様に、マーキングが付与されたデジタルコンテンツが表示されてよい。
また、上記のマーキングが付与されたデジタルコンテンツの表示以外にも、そのデジタルコンテンツのマーキング箇所に関するテスト問題が、リマインド実行部によるプッシュ通知等を介して利用者にリマインドされてもよい。テスト問題の例としては記憶したい部分が前後の文章から見えなくしてその見えない部分をテキスト入力させるような形式、暗記シートのような形式が考えられる。また英語の発音問題のようなものでは、英単語を見せて、発音させて、その発音の正確性を評価するようなテストが考えられる。
そのテスト問題に対する回答方法は、音声によるものであってもよいし、テキスト入力等によるものでもよいし、選択肢から正解を選択する形式のものであってもよい。
さらに例えば、デジタルコンテンツのマーキング箇所の内容が、形状とそれに対応する名称に関する情報である場合、上記のテスト問題の形式は、その形状のシルエットのみを示したいくつかの正解の候補の中から、利用者に正解である名称を選ばせるものであってもよい。
リマインドタイミングの時間スケジュールは、例えば、一回目のリマインドが、マーキング付与後の一時間後に実行され、二回目のリマインドが、前回のリマインド実行時から一日後、三回目のリマインドが、前回のリマインド実行時から三週間後に行われ、さらにこのスケジュールサイクルを繰り返してリマインドが実行されるように構成されてもよい。
また、他のアプリケーションを介してリマインドさせる場合とは、例えば以下に示すような、第三者に提供されるAPIやアプリケーションの機能を用いて、リマインドする場合である。
(実施形態1 リマインド実行部のプログラム構成の具体例)
リマインドするデジタルコンテンツが、上述した汎用形式のデジタルコンテンツファイルのものである場合、リマインド実行部は、デジタルコンテンツ取得部が取得したデジタルコンテンツのファイル情報とマーキング位置情報に基づいて、上記のリマインドを実行してよい。
また、例えば、リマインド実行部の内部プログラムを種々のデジタルコンテンツのファイル形式やフォーマットに対応するように構成することによって、
リマインド実行部は、そのデジタルコンテンツを上述した表示態様にてリマインドしてもよい。さらに、リマインド実行部は、公知のアプリケーションプログラム、API(Application Programming Interface)の機能等をその構成に含み、その機能のうち少なくとも一部を用いることにより上記のリマインドを実行してもよい。
例えば、デジタルコンテンツが、第三者によって提供されているものであり、独自のファイル形式、データフォーマットによって作成されたものである場合、リマインド実行部は、そのデジタルコンテンツを利用可能なアプリケーションやAPI(第三者にてよって提供されものかは問わない)の機能を用いることにより、マーキング位置情報に基づいてデジタルコンテンツを表示または表示可能にして、上記のリマインドを行ってもよい。
(実施形態1 再記憶タイミング決定ルール保持部)
リマインダーシステムは、再記憶タイミング決定ルール保持部を有する。再記憶タイミング決定ルール保持部は、デジタルコンテンツが利用者にリマインドされるスケジュールに関する情報である再記憶タイミング決定ルールを保持する機能を有する。
図6は、再記憶タイミング決定ルール保持部によって保持されるデータ内容の例を示した図である。
再記憶タイミング決定ルール保持部はデータ構造として、例えば再記憶タイミング決定ルールID(再記憶タイミング決定ルールを識別するための項目)と再記憶タイミング決定ルールを有する。
再記憶タイミング決定ルールは、デジタルコンテンツが利用者にリマインドされるタイミングのスケジュールに関する情報である。例えば、リマインドタイミングスケジュールのデータ内容は、リマインドされるタイミングの時間間隔をCSV形式やXML形式で表したものであってよい。
また、再記憶タイミング決定ルールは、の忘却曲線に基づいてマーキングされたときから所定時間経過後の節約率が所定の値になるように再記憶するための再記憶タイミングを定めるルールを表すように構成されてもよい。再記憶タイミング決定ルールは、単に再記憶のタイミングそのものであってよい。なお、再記憶タイミング決定ルール保持部のデータは予め初期設定されたものであってもよいし、利用者が個別に編集できるものであってもよい。
また、リマインドされたデジタルコンテンツに関するテスト問題を利用者に出題し、その正解率、回答を導き出すのにかかった時間から節約率を算出し、その節約率に基づいて所定の処理を行う(例えば、節約率に応じた所定の変数を用いることによってリマインドする間隔を調整する)ことによって、次回または次回以降のリマインドのタイミングが設定されてもよい。
例えば、正解率が所定の閾値以上であれば、当該コンテンツのリマインドの頻度が通常の頻度よりも低く設定されてもよいし、当該コンテンツが、次回以降のリマインドの対象から外されてもよい。さらに正解率が所定の閾値以下であれば、当該コンテンツに関するリマインドの頻度を上げる態様であってもよい。本発明は、例えば上記のようにして、利用者が覚えた用語と覚えていない用語を分類し、覚えた用語と覚えていない用語それぞれについて、利用者に対するリマインドを通知するタイミングを変えることができる。
<実施形態1:ハードウェア構成>
以上が実施形態1の構成であるが、これをプログラムもしくは制御方法とし
て実現する場合も本発明の範囲内である。具体的には、デジタルコンテンツ取得部、マーキング付与部、マーキング位置情報取得部、マーキング位置情報保持部、タイマー部、リマインド実行部、再記憶タイミング決定ルール保持部の全部または大部分をなす一部がプログラムとコンピュータ並びにその周辺装置で構成される。
図7は、実施形態1のリマインダーシステムのハードウェア構成を示すブロック図である。
実施形態1のリマインダーシステムは、CPUと、メインメモリと、不揮発性メモリと、チップセットと、I/Oコントローラと、LANコントローラと、外部通信インターフェイスと、グラフィックカードと、を有し、さらに、不揮発性メモリ内に制御プログラムとして、デジタルコンテンツ取得プログラムと、マーキング付与プログラムと、マーキング位置情報取得プログラムと、マーキング位置情報保持部プログラムと、タイマープログラムと、リマインド実行プログラムと、再記憶タイミング決定ルール保持プログラムを有する。
CPUは、メインメモリから、プログラムを読み出して実行し、各種機能を実現する。メインメモリは、適宜必要なプログラムやデータがロードされ、CPUから読み出される。不揮発性メモリは、プログラムやデータを保持する。チップセットは、ブリッジであり、CPUやメインメモリなどの高速なデバイスと、不揮発性メモリや各種インターフェイスなどの低速なデバイスとの間のアクセスの調停を行う。ユーザーインタフェースは、利用者のスイッチなどの操作を取得し、CPUに通知する。LANインターフェイスは、インターネットなどのネットワークにアクセスし、環境情報を取得する。外部通信インターフェイスは、シリアル通信などのポイント・ツー・ポイントの通信手段である。グラフィックカードは、本発明のリマインダーシステムが実行される端末の画面等の表示制御を行う。
各プログラムにより実現される機能は、構成で説明した内容と同じなので、説明は省略する。
(実施形態1 処理の流れ)
図8と図9は、本実施形態のリマインダーシステムの処理の流れの一例を示す図である。実施形態1のリマインダーシステムの制御方法は、デジタルコンテンツ取得ステップと、マーキング付与ステップと、マーキング位置情報取得ステップと、マーキング位置情報保持ステップと、タイマーステップと、リマインド実行ステップを有する。さらに、再記憶タイミング決定ルール保持ステップを有する。
(処理の概要)
以下処理の概要を説明する。本実施形態においては、まず利用者が、下記(1.マーキング処理)に示すように、デジタルコンテンツを表示する操作等を行うと、デジタルコンテンツ取得部は、利用者がマーキング操作を行ったデジタルコンテンツの情報を取得してよい。そして利用者が、上記のマーキング操作を行うと、表示しているデジタルコンテンツにおけるマーキング位置にマーキングが重畳表示される。そして、マーキング位置情報取得部は、上記マーキング位置情報取得部の項目に記載された方法によってマーキング位置情報を取得する。そして利用者がマーキング位置確定操作を行うと、マーキング位置ごとにマーキングIDが割り振られるとともに、マーキングされた箇所のマーキング位置情報と、そのマーキングIDが対応づけられてマーキング位置情報保持部に登録及び保持される。次にタイマー部で時間のカウントが始まる。そして、所定の時間が経過すると、下記「3.リマインド実行処理」に示すように、リマインド部によって利用者にデジタルコンテンツが表示される。
以下各処理について具体的に説明する。
なお、下記のステップ等の実行順序は、前の処理の出力結果等を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序であってよい。
(1.マーキング処理)
図8は、マーキング処理についての処理の流れを示す図である。
まず、利用者は、電子書籍等のデジタルコンテンツをタブレット端末等で表示する(デジタルコンテンツ表示操作)。この操作をきっかけに、デジタルコンテンツ取得部は、マーキング操作が行われたデジタルコンテンツの各種情報を取得する(デジタルコンテンツ取得ステップS801)。
次に利用者が、そのデジタルコンテンツの中で覚えたい内容等の部分に対してマーキング操作を行う。
それに応じてマーキング位置情報取得部は、上記マーキング位置情報取得部の項目に記載の処理方法により、当該デジタルコンテンツ中のマーキング位置情報を取得する(マーキング位置情報取得ステップS802)。
次に利用者が、そのマーキング位置を確定させるためのマーキング位置確定操作を行う。
それに応じてマーキング付与部は、上記マーキング付与部の項目に記載の処理方法によって、マーキングIDとマーキング位置情報やマーキング日時等とを対応づけてマーキング位置情報保持部に登録する(マーキング付与ステップS803、マーキング位置情報保持ステップS804)。
タイマー部は、マーキング付与部によってデジタルコンテンツにマーキングが付与されたことに基づいて時間のカウントを行う。具体的にはマーキング付与部によってマーキングが付与され、マーキング位置情報が、マーキング位置情報保持部に登録されると、タイマー部は、システム時刻と同期して時間をカウントする(タイマーステップS805)。
(2.リマインド処理)
図9は、リマインド処理についての処理の流れを示す図である。リマインド処理は、例えば以下の手順で実行される。上記のマーキング処理後に、タイマーステップS901(S805と同じ)が開始される。
各種制御部等が、既定の時間間隔でマーキング位置情報保持部と再記憶タイミング決定ルール保持部を参照して、次回のリマインドタイミングを算出し、そのタイミングが、その参照時から所定の期間(上記既定の時間間隔)内にあるマーキング位置情報保持部等のデータを抽出し、それらのデータを作業領域等に一時的に保持させてよい。
そして、作業領域に保持されたそれらのデータに基づいてリマインドタイミングの時間になるまでタイマー部が時間をカウントしたことを各種制御部が検知した場合、(S902の分岐にてYES)、各種制御部は、リマインド時刻になった旨の情報とそのマーキングID等をリマインド実行部に通知してよい。各制御部が、上記の時間経過の結果を検知していない場合(S902のの分岐にてNO)、タイマー部は上記の時間のカウントを継続し、各種制御部は上記の処理を繰り返してよい。
上記S902の分岐にてYESの場合、リマインド実行部は、マーキング位置情報保持部を参照し、上記処理で通知されたマーキングIDに紐づくデジタルコンテンツを表示するためのマーキング位置情報(デジタルコンテンツを実行するためのプログラム情報又はプログラムが格納されたパス情報を含む)を取得してよい。そして、リマインド実行部は、上記の実行プログラムを実行して、デジタルコンテンツを表示するためのアプリケーション等を起動し、上記のマーキング位置情報に対応するデジタルコンテンツの所定のページの位置(デジタルコンテンツが動画であれば、位置に対応する再生位置)にマーキング等を重畳させて、デジタルコンテンツの内容を利用者に提示してよい(リマインド実行ステップS903)。さらに、この時、マーキング位置保持部の前回リマインド日時と、次回リマインド日時が登録または更新されてよい。
<実施形態1 効果>
実施形態1のリマインダーシステムによれば、利用者がマーキングしたデジタルコンテンツの内容を利用者にリマインドする。これにより効率的に利用者の記憶定着を促すことが可能となる。
<実施形態2:主に請求項2、5、10、13、18、21に対応>
<実施形態2:概要>
実施形態2のリマインダーシステムにおいては、実施形態1を基礎として、デジタルコンテンツ識別情報取得部1008がデジタルコンテンツ識別情報を取得し、そのデジタルコンテンツ識別情報がデジタルコンテンツ識別情報保持部1012によって保持される。これにより、そのデジタルコンテンツ識別情報によって各々のデジタルコンテンツを識別することが可能となる。
<実施形態2:構成>
図10は、実施形態2のリマインダーシステムの機能の構成を示すブロック図である。実施形態2のリマインダーシステムは、実施形態1の構成に加えて、デジタルコンテンツ識別情報取得部と、デジタルコンテンツ識別情報保持部と、をさらに有する。
<実施形態2:構成の説明>
(実施形態2 デジタルコンテンツ識別情報取得部)
デジタルコンテンツ識別情報取得部は、デジタルコンテンツを識別するためのデジタルコンテンツ識別情報を取得する。デジタルコンテンツ識別情報は、上記のマーキング操作によってマーキングされたデジタルコンテンツを識別し、特定する(データレコードを一意に定める)ための情報である。デジタルコンテンツ識別情報は、デジタルコンテンツID等であってよい。
デジタルコンテンツ識別情報取得部は、例えば、利用者が任意のデジタルコンテンツにマーキング操作を行った時等にデジタルコンテンツ識別情報を取得する。
デジタルコンテンツの識別情報を取得する処理は、例えば、取得したデジタルコンテンツのメタデータ等からデジタルコンテンツ識別情報取得部がデジタルコンテンツを一意に特定できるデータを取得し、そのデータをその一意性を保ちつつ適宜変換して、デジタルコンテンツ識別情報を生成する処理であってもよい。
(実施形態2 デジタルコンテンツ識別情報保持部)
デジタルコンテンツ識別情報保持部は、デジタルコンテンツ識別情報を保持する機能を有する。デジタルコンテンツ識別情報保持部にて保持されるデータのデータ構造は、例えばリレーショナルデータベースによるものが好ましい。
デジタルコンテンツ識別情報保持部は、データ項目として、デジタルコンテンツ識別情報を含む。デジタルコンテンツ識別情報保持部はさらに、データ項目としてデジタルコンテンツタイトル、デジタルコンテンツファイルタイプを含むことが好ましい。さらにデジタルコンテンツ登録日時等を含んでもよい。
デジタルコンテンツ識別情報は、マーキングされたデジタルコンテンツを一意に識別するための情報である。例えば、デジタルコンテンツ識別情報はデジタルコンテンツを識別するためのデジタルコンテンツID等であってよい。
デジタルコンテンツタイトルは、デジタルコンテンツのタイトル名を示す項目である。例えば、マーキング対象のデジタルコンテンツが電子書籍の内容であれば、その書籍の主題や副題等がデジタルコンテンツタイトルのデータ項目に登録、保持される。
デジタルコンテンツファイルタイプは、例えばコンテンツの種類であり、テキスト情報、画像情報、音声情報などのデータの種類であってもよいし、日本史、世界史、数学、物理、化学、国語などのコンテンツの内容の種類であってもよいし、雑誌の第何号などのようなものでもよい。
デジタルコンテンツ登録日時は、マーキング操作に応じて、任意のデジタルコンテンツに対してマーキングが付与された日時である。図11は、デジタルコンテンツ識別情報保持部の登録内容の一例を示す図である。
<実施形態2 マーキング位置情報保持部>
実施形態2のリマインダーシステムにおいては、マーキング位置情報保持部は実施形態1のデータ項目に加えて、デジタルコンテンツ識別情報を有することが好ましい。これによりマーキング位置情報保持部のデータとデジタルコンテンツ識別情報保持部のデータを紐づけることができる。図12は、マーキング位置情報保持部の登録内容の一例を示す図である。デジタルコンテンツ識別情報のデータ項目は、デジタルコンテンツ識別情報保持部のものと同様であるため、詳細説明は、省略する。
<実施形態2 ハードウェア構成>
以上が実施形態2の構成であるが、これをプログラムもしくは制御方法として実現する場合も本発明の範囲内である。
図13は、実施形態1と同様に実施形態2のリマインダーシステムのハードウェア構成を示すブロック図である。
実施形態2のリマインダーシステムの制御プログラムは、実施形態1の構成に加えて、デジタルコンテンツ識別情報取得プログラムと、デジタルコンテンツ識別情報保持プログラムをさらに有する。適宜、必要なプログラムをメインメモリ上にロードし、CPUにより実行することで各種機能を実現する。
<実施形態2 処理の流れ>
図14と図15は、実施形態2と同様に実施形態2のリマインダーシステムの処理の流れの一例を示す図である。
実施形態2のリマインダーシステムは、実施形態1の構成に加えてデジタルコンテンツ識別情報取得ステップとデジタルコンテンツ情報保持ステップと、をさらに有する。
(処理の概要)
以下、処理の概要を説明する。実施形態1と異なるステップについてのみ説明する。以下の処理例では、デジタルコンテンツ識別情報取得ステップは、図14に示すデジタルコンテンツ取得ステップ後に実行され、マーキング付与の対象となっているデジタルコンテンツの識別情報を取得する。
実施形態2においては、実施形態1と同様に、まず、利用者が任意のデジタルコンテンツにおける所望の位置に対してマーキング操作に応じて、マーキング付与部がマーキングを付与すると、下記に示す(1,マーキング処理)に記載内容の処理が行われる。そして、実施形態1の「2.リマインド処理」に記載した内容と同様の処理が行われ、利用者にデジタルコンテンツが表示される。
以下、各処理について具体的に説明する。
なお、下記のステップの実行順序は、前の処理の出力結果等を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序であってよい。
(1.マーキング処理)
図14はマーキング処理についての処理の流れを示す図である。実施形態1でのマーキング処理の内容に加えて、デジタルコンテンツ識別情報取得部が、マーキング対象になったデジタルコンテンツを識別するためのデジタルコンテンツ識別情報等を取得し、さらにデジタルコンテンツ識別情報等がデジタルコンテンツ識別情報保持部に登録される処理が行われる。さらに実施形態1のマーキング付与ステップで登録されるデータ項目に加えて、デジタルコンテンツ識別情報がマーキング位置保持部に登録されてよい。
具体的には、利用者によるデジタルコンテンツ表示操作をきっかけとして、デジタルコンテンツ取得部が、実施形態1の態様で利用者がマーキング操作を行ったデジタルコンテンツの情報を取得する(デジタルコンテンツ取得ステップS1401)。そしてデジタルコンテンツ識別情報取得部が、前述の「デジタルコンテンツ識別情報取得部」に記載の方法で、デジタルコンテンツ識別情報を取得する(デジタルコンテンツ識別情報取得ステップS1402)。
次に、利用者がマーキング操作を行うと、それに応じてマーキング位置情報取得部は、上記マーキング位置情報取得部の項目に記載の処理方法により、当該デジタルコンテンツ中のマーキング位置情報を取得する(マーキング位置情報取得ステップS1403)。
そして、利用者がマーキング位置情報確定操作を行う。それに応じて、マーキング位置ごとにマーキングIDが割り振られ、マーキングされた箇所のマーキング位置情報とデジタルコンテンツ識別情報等がそのマーキングIDと対応づけられてマーキング位置情報保持部に登録及び保持される((マーキング付与ステップS1404、マーキング位置情報保持ステップS1405)とともに、デジタルコンテンツ識別情報がデジタルコンテンツタイトル等と対応付けられてデジタルコンテンツ識別情報保持部に登録される(デジタルコンテンツ識別情報保持ステップS1406)。
またこのとき、当該デジタルコンテンツに関する情報が、既にデジタルコンテンツ識別情報保持部に登録されていた場合は、上記のデジタルコンテンツ保持部への登録する処理の代わりに、デジタルコンテンツ保持部に予め保持された当該デジタルコンテンツのデータ項目の内容を最新の情報に更新する処理が行われてよい。
次にタイマー部は、マーキング付与部によってデジタルコンテンツにマーキングが付与されたことに基づいて時間のカウントを行う。具体的にはマーキング付与部によってマーキングが付与され、マーキング位置情報が、マーキング位置情報保持部に登録されると、タイマー部は、システム時刻と同期して時間をカウントする(タイマーステップS1407)。
(2.リマインド処理)
図15は、リマインド処理の流れの一例を示す図である。実施形態2のリマインド処理の流れは実施形態1と同様であるため、ここでは説明を省略する。
<実施形態2:効果>
実施形態2のリマインダーシステムによれば、デジタルコンテンツ識別情報取得部がデジタルコンテンツを識別するためのデジタルコンテンツ識別情報を取得し、デジタルコンテンツ識別情報保持部にて、デジタルコンテンツ識別情報が保持される。これにより、利用者は、リマインドされるデジタルコンテンツを識別して容易に学習内容を管理及び把握することができる。
<実施形態3>
<実施形態3:主に請求項3、5、11、13、19、21に対応>
<実施形態3:概要>
実施形態3のリマインダーシステムにおいては実施形態1又は実施形態2のいずれか一を基礎として、マイリスト表示部1609とマイリスト保持部1611をさらに有する。さらに、マイリストに関する情報を保持するマイリスト紐付情報保持部1610を有することが好ましい。さらに、上記マイリストに関する情報を作成するマイリスト作成部を有することが好ましい。
マイリスト保持部1611は、デジタルコンテンツ識別情報保持部で保持されたデジタルコンテンツ識別情報と、マーキング位置情報保持部で保持されたマーキング位置情報とを関連付けたマイリストを保持する。
また、マイリストに関する情報がマイリスト紐付情報保持部1610に登録・保持されることが好ましい。さらにマイリスト表示部1609がマイリスト紐付情報保持部に保持された情報に基づいてマイリストを表示することが好ましい。
<実施形態3:構成>
図16は、実施形態3のリマインダーシステ厶の構成の構成を示すブロック図である。実施形態3のリマインダーシステムは、実施形態2の構成に加えて、マイリストを保持するマイリスト保持部とマイリストを表示するマイリスト表示部をさらに有する。
さらにマイリストに関する情報を保持するマイリスト紐付情報保持部を有することが好ましい。また、この他にも、例えばマイリストに関する情報を作成する(デジタルコンテンツ識別情報とマーキング位置情報等を関連付ける)マイリスト作成部を有してもよい。なお実施形態1又は2のいずれか一を基礎としても同様の効果が得られる。
(実施形態3 マイリスト作成部)
マイリスト作成部は、デジタルコンテンツ識別情報保持部で保持されたデジタルコンテンツ識別情報と、前記マーキング位置情報保持部で保持されたマーキング位置情報等を含むマイリストに関する情報を作成する(デジタルコンテンツ識別情報とマーキング位置情報等を関連付ける)機能を有する。さらに、マーキング位置保持部に保持されるデータ項目に、後述するマイリストIDのデータ項目が含まれることが好ましい。
基本的には、マイリスト作成部で作成されるマイリストに関する情報の情報の各データ項目は、マーキング位置情報保持部と後述するマイリスト紐付情報保持部の各データ項目と対応してよい。
上述したマーキング位置確定操作が利用者によって行われると、マイリストの入力画面等が表示され、利用者による所定の各項目への入力操作によって当該データがマイリスト紐付情報保持部に登録されてよい。
具体的には、利用者がマイリスト作成のためにマイリストタイトルや再記憶タイミングルールID等の項目に関して所定の入力操作を行うと、マイリスト作成部は、マイリストIDを再記憶タイミングルールID、前回リマインド日時、次回リマインド日時等と対応付けたデータセットを作成し、作業領域等に一時的に保持する。そして、それらのデータが、マイリスト紐付情報保持部に登録される。
なお、前述のマイリストタイトルは、利用者が、リマインド単位ごとに命名することができる任意のタイトルである。例えば、デジタルコンテンツの書籍が歴史の教科書であれば、「鎌倉時代」、「ギリシャ神話」、「北欧神話」、「ヴィクトリア朝」等である。またマイリストタイトルは、リマインド実行部によって表示されるプッシュ通知のアイコン上に表示されものであってよい。
プッシュ通知のアイコンが上記の様に構成されることにより、利用者は、リマインドされた時に、復習の対象となる内容が、どのような情報に関するものであるかを容易に把握することができる。
マイリスト作成部が作成するデータセットおよびマイリスト紐付情報保持部に登録されるデータには、上記のデータ項目に加えて例えば、マイリスト作成日時、デジタルコンテンツタイトル、デジタルコンテンツファイルタイプ、マーキング位置プレビュー画像等が含まれてよい。各データ項目については、後述するマイリスト紐付情報保持部の項目で詳述する。
(実施形態3 マーキング位置情報保持部)
実施形態3におけるマーキング位置情報保持部は、実施形態3のデータ項目に加えて、後述するマイリスト紐付情報保持部に紐づくマイリストIDを有することが好ましい。これにより、複数の箇所に対してマーキング操作を行ってマーキング位置確定操作を行った場合、それら複数の箇所を一回のリマインドで利用者に提示することが可能となる。
図17は、マーキング位置情報保持部によって保持されるデータ内容の例を示した図である。
(実施形態3 マイリスト紐付情報保持部)
マイリスト紐付情報保持部は、マイリスト作成部で作成されたマイリストに関する情報を保持する機能を有する。マイリスト紐付情報保持部にて保持されるデータのデータ構造は、リレーショナルデータベースによるものが好ましい。マイリスト紐付情報保持部は、データ項目として、マイリストIDとマイリストタイトルを有する。
さらに、マイリスト紐付情報保持部は、マイリスト作成日時、デジタルコンテンツ識別情報、デジタルコンテンツファイルタイプ、前回リマインド日時、次回リマインド予定日時等をデータ項目として有してよい。
ここで、上記のデータ構造の例においては、マイリストIDによって、マイリスト紐付情報保持部のデータレコードを一意に特定できるものとする。このようなデータ構造とすることで、一度のマーキング操作で複数の位置にマーキングが付与された場合でも、それぞれのマーキング位置情報を一つのマイリストIDに紐づけることができる。それによりリマインド実行部が、リマインドする際に複数のマーキング位置に関して同時にリマインドすることができる。
次に各データ項目について説明する。マイリストIDは、マイリストを識別するためのデータ項目である。デジタルコンテンツ識別情報は、利用者がマーキングしたデジタルコンテンツを識別するためのデータ項目である。マイリストタイトルは、マイリストのタイトル等である。マイリスト作成日時は、利用者が当該デジタルコンテンツの所定の箇所にマーキングを行い、マイリストが作成された日時を示すデータ項目である。
マーキング位置プレビュー画像は、利用者が、マーキングした位置の内容をプレビュー画像として表示するための画像データを保持する項目である。
前回リマインド日時は、リマインド実行部が、利用者に対してデジタルコンテンツについてリマインドを行った最近の日時を示すデータ項目である。
次回リマインド予定日時は、リマインド実行部が利用者に対してデジタルコンテンツについてリマインド行う次回予定日時を示すデータ項目である。
図18は、マイリスト紐付情報保持部の登録内容の一例を示す図である。
(実施形態3 マイリスト保持部)
マイリスト保持部は、デジタルコンテンツ識別情報保持部で保持されたデジタルコンテンツ識別情報と、マーキング位置情報保持部で保持されたマーキング位置情報とを関連付けたマイリストを保持する機能を有する。
マイリスト保持部で保持されるマイリストは、例えば、マイリスト表示部にてマイリストが表示される際に、作業記憶等を介してマイリスト保持部に一時的保存される情報(例えばビュー等)である。上記のマイリストは、マーキング位置情報保持部とデジタルコンテンツ識別情報情報保持部とマイリスト紐付情報保持部のデータ項目のうち、関連付けられるデータ項目に基づいて連結されたデータレコードに基づくリストであってよい。
(実施形態3 マイリスト表示部)
マイリスト表示部は、マイリスト保持部で保持されたマイリストに基づいてマイリストを表示する機能を有する。より詳しく説明するとマイリスト表示部は、マイリスト紐付情報保持部とデジタルコンテンツ識別情報保持部とマーキング位置情報保持部のデータに基づいて以下に示すマイリストを表示する構成であることが好ましい。
図19は、マイリスト表示部が表示したマイリスト一覧の例を示した図である。
基本的にはマイリスト表示部で表示されるマイリストの各項目は、上記のマイリスト紐付情報保持部等で保持されるマイリストに関する情報に基づくものであってよい。
マイリスト表示部にてマーキング位置情報の項目として表示される内容は、マーキング位置情報保持部で保持されているマーキング位置情報(マーキング付与されたデジタルコンテンツの位置を示すバイナリデータやXMLデータ等)そのものでなく、利用者がそれぞれのデータ項目の内容を目視して理解できる形式(テキスト形式等)に変換されたものであることが好ましい。
マイリストタイトル、マイリストID、マーキングID(実施形態1で例示したものと同じ)、マイリスト作成日時、デジタルコンテンツタイトル、デジタルコンテンツファイルタイプ、前回リマインド日時、次回リマインド予定日時等は、マイリスト紐付情報保持部で保持されるマイリストの各項目が文字情報等として表示されたものであってよい。マーキング位置情報は、上述のようにマイリスト紐付情報保持部のマーキング位置情報をそのまま、表示したものでなく、利用者がその内容を理解できるように変換されたもの(テキスト情報等)であってよい。
また、マイリスト表示部によって表示されるマイリストはリマインダーシステムのメニュー画面やマイリスト表示画面等にて所定の操作に応じて表示されるものであってよい。
また、マイリスト表示部で表示されたマイリストの一覧の特定の行を選択する(カーソルを合わせる操作)と、マイリスト紐付情報保持部のマーキング位置プレビュー画像の項目の画像が拡大表示されてよい。
<実施形態3 ハードウエアの説明>
以上が実施形態3の構成であるが、これをプログラムもしくは制御方法として実現する場合も本発明の範囲内である。
図20は、実施形態1、2と同様に実施形態3のリマインダーシステムのハードウェア構成を示すブロック図である。
実施形態3のリマインダーシステムの制御プログラムは、実施形態1の構成に加えて、マイリスト作成プログラムと、マイリスト保持プログラムと、マイリスト表示プログラムをさらに有する。なお実施形態1又は2のいずれか一を基礎としても同様の効果が得られる。
適宜、必要なプログラムをメインメモリ上にロードし、CPUにより実行することで各種機能を実現する。
<実施形態3 処理の流れ>
(処理の概要)
図21乃至図23は、実施形態1、2と同様に実施形態3の処理の流れの一例を示す図である。実施形態3のリマインダーシステムは、実施形態2の構成に加えて、マイリスト作成ステップと、マイリスト表示ステップと、マイリスト保持ステップ等をさらに有する。前述した実施形態1、2と重複するステップの説明は省略する。
実施形態3においては、実施形態1と同様に、まず、利用者が任意のデジタルコンテンツを表示し、そのデジタルコンテンツの所望の位置に対しマーキング操作等を行うことで、下記の(1.マーキング処理)に記載内容の処理が行われる。
そして、実施形態1の「2.リマインド処理」に記載した内容と同様の処理が行われ、利用者にデジタルコンテンツが表示される。
さらに、マイリスト紐付情報保持部によってマイリストに関する情報が保持されている状態で、利用者がマイリストを表示するための操作を行うと、下記(3.マイリスト表示処理)に示す処理が行われる。
なお下記(3.マイリスト表示処理)の処理は、任意のタイミングでの、利用者の操作に応じて行われる。
以下各処理について具体的に説明する。
なお、下記のステップの実行順序は、前の処理の出力結果等を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序であってよい。なお実施形態1又は2のいずれか一を基礎としても同様の効果が得られる。
(1.マーキング処理)
図21は、マーキング処理についての処理の流れを示す図である。前述した実施形態1、2と重複するステップの説明は省略する。
マーキング位置確定操作に応じてマーキング付与ステップが行われた後、利用者がマイリスト作成のための所定の入力操作を行う。それに応じて例えば、マイリスト作成部は、「マイリスト作成部」の項目に記載した方法で、マイリストID等を、マイリスト紐付情報保持部に登録してよい(マイリスト作成ステッS2107、マイリスト紐付情報保持ステップS2108)。そしてタイマー部は、システム時刻と同期して時間をカウントしてよい(タイマーステップS2109)。
(2.リマインド処理)
図22は、リマインド処理の流れを示す図である。
実施形態3のリマインド処理の流れは実施形態1と同様であるため、ここでは説明を省略する。
(3.マイリスト表示処理)
図23は、マーキング処理についての処理の流れを示す図である。
利用者が、所定の操作によりマイリスト表示画面等を表示させ、マイリスト表示ボタン等を押下してマイリスト表示操作を行うと、マイリスト表示部は、マイリスト紐付情報保持部やマーキング位置情報保持部等を参照して、上記マイリスト表示部の項目に記載の方法で、マイリストを一覧で表示する(マイリスト表示ステップS2301)。
<実施形態3 効果>
実施形態3のリマインダーシステムによれば、マイリスト表示部が、利用者に上記の態様でマイリストを提示する。そのため、利用者は、リマインド実行部によるリマインドの対象となっているデジタルコンテンツに関する情報の管理及び把握を容易に行うことができる。
<実施形態4:主に請求項4、12、20に対応>
<実施形態4:概要>
実施形態4のリマインダーシステムにおいては、実施形態1から実施形態3のいずれか一を基本として、再記憶タイミング決定ルール変更部2413が、再記憶タイミング決定ルールを変更する。
<実施形態4:構成>
図24は、実施形態4のリマインダーシステムの機能の構成を示すブロック図である。
実施形態4のリマインダーシステムは、実施形態1の構成に加えて、再記憶タイミング決定ルールを変更する再記憶タイミング決定ルール変更部2413をさらに有する。なお実施形態1から3のいずれか一を基礎としても同様の効果が得られる。
<実施形態4 再記憶タイミング決定ルール変更部>
再記憶タイミング決定ルール変更部は、保持されている再記憶タイミング決定ルールを変更する機能を有する。
再記憶タイミング決定ルール変更部は、例えば、利用者の再記憶タイミング決定ルールに対する編集操作に応じて、その編集内容に基づいて、再記憶タイミング決定ルール保持部の再記憶タイミング決定ルールを変更および更新する。
上記再記憶タイミング決定ルールの変更は、予め用意された再記憶タイミング決定ルールの類型から、各マーキング位置や各マイリスト等に適用される再記憶タイミングのルールを、利用者が選択することによって行われてもよい。また、利用者が再記憶タイミング決定ルールのスケジュール時間間隔の全てまたは一部を独自に編集することで行われるものであってもよい。
さらに、再記憶タイミング決定ルール変更部は、以下に示すような学習済みモデルに基づいて再記憶タイミング決定ルールを設定してもよい。
上記の学習済みモデルは,多数の利用者の記憶力テストやリマインド実行時のテスト問題等の回答結果に対して機械学習を行うことによりパラメータ(いわゆる「重み」)が調整されたモデルデータである。例えば,多数の利用者の記憶力テストの結果と最適な復習タイミングのデータセットを教師データとしてディープラーニング等の機械学習を実施することによって,学習済みモデルが作成される。この場合、ある利用者の記憶力テストの結果を入力値としてこの学習済みモデルを参照することで、その入力値に対応した出力値として最適な復習タイミングが得られるようになっている。これにより各個人の記憶の特性に応じた最適な再記憶タイミングルールを設定することが可能となる。
上記の学習済みモデルを用いる場合、再記憶タイミング決定ルールの設定は、アプリ利用開始時に予め利用者が受ける上記の記憶テストに応じて行われてもよいし、リマインド通知時に出題されるテスト問題の回答結果に応じておこなわれてもよい。
<実施形態4 ハードウエアの説明>
以上が実施形態4の構成であるが、これをプログラムもしくは制御方法として実現する場合も本発明の範囲内である。
図25は、実施形態1、2、3と同様に実施形態4のリマインダーシステムのハードウェア構成を示すブロック図である。
実施形態4のリマインダーシステムの制御プログラムは、実施形態1の構成に加えて、再記憶タイミング決定ルール変更プログラムをさらに有する。適宜、必要なプログラムをメインメモリ上にロードし、CPUにより実行することで各種機能を実現する。なお実施形態1から3のいずれか一を基礎としても同様の効果が得られる。
<実施形態4 処理フロー>
(概要)
図26乃至図28は、実施形態1、2、3と同様に実施形態4の処理の流れの一例を示す図である。実施形態4のリマインダーシステムは、実施形態1の構成に加えて、再記憶タイミング決定ルール変更ステップをさらに有する。なお実施形態1から3のいずれか一を基礎としても同様の効果が得られる。
下記の再記憶タイミング決定ルール変更処理は、マーキング処理が行われ、任意のマーキング位置情報に関するデータが各保持部にて登録された状態で任意のタイミングにおける利用者の操作に応じてそのデータに対して行われてよい。
以下各処理について具体的に説明する。
なお、下記のステップの実行順序は、前の処理の出力結果等を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序であってよい。
(1.マーキング処理)
図26は、マーキング処理についての処理の流れを示す図である。
実施形態4のマーキング処理の流れは実施形態1と同様であるため、ここでは説明を省略する。
(2.リマインド処理)
図27は、リマインド処理についての処理の流れを示す図である。
実施形態4のリマインド処理の流れは実施形態1と同様であるため、ここでは説明を省略する。
(3.再記憶タイミング決定ルール変更処理)
図28は、再記憶タイミング決定ルール変更処理についての処理の流れを示す図である。利用者が、再記憶タイミング決定ルール保持部の再記憶タイミング決定ルールを編集する操作を行うと、上記の再記憶タイミング決定ルール変更部の項目に記載した方法で、再記憶タイミング決定ルール変更部は、再記憶タイミング決定ルール保持部の内容を変更、編集する(再記憶タイミング決定ルール変更ステップS2801)。
<実施形態4:効果>
実施形態4のリマインダーシステムによれば、再記憶タイミング決定ルール変更部が、利用者にデジタルコンテンツが提示されるタイミングを変更する。
これにより利用者は、自己の記憶習得の程度に応じて、デジタルコンテンツごとにリマインドするタイミングをカスタマイズすることができる。
<実施形態5:主に請求項6、14、22に対応>
<実施形態5:概要>
実施形態5のリマインダーシステムは、実施形態1から実施形態4のいずれか一を基本として、実施形態3におけるマイリストが、リマインド実行部で実行されたリマインドの回数を含む態様である。
<実施形態5:構成>
実施形態5のリマインダーシステムは、実施形態3の構成と同じ構成である。図29は、実施形態5のリマインダーシステムの機能の構成を示すブロック図である。なお実施形態5は、実施形態1から4のいずれか一を基礎としても同様の効果が得られる。
<実施形態5:構成の説明 マイリストの特徴>
実施形態5のリマインダーシステムにおいては、マイリストは、リマインド実行部で実行されたリマインドの回数を含む。
<実施形態5 マイリスト作成部>
実施形態5におけるマイリストは、リマインド回数の項目を含む。マイリスト作成部は、実施形態3のマイリストの項目に加えて、リマインド回数を含んだマイリストに関する情報を作成する。具体的には、マーキング付与時に実施形態3のマイリスト作成部が作成するデータ項目に加えて、リマインド回数の項目を含んだデータセットを作成し、それを作業領域等に一時的に保存し、そのデータをマイリスト紐付情報保持部等に保存してよい。また、例えばマイリスト作成部が、マイリスト紐付情報保持部に登録されたデジタルコンテンツに関してリマインドが実行される度に、リマインド回数の値を1加算して更新したデータセットを作業領域等に一時的に保持し、そのデータでマイリスト紐付情報保持部のリマインド回数を更新してよい。
<実施形態5 マイリスト紐付情報保持部>
実施形態5のマイリスト紐付情報保持部は、実施形態3のマイリスト紐付情報保持部のデータ項目に加えて、リマインド回数のデータ項目を有する。
リマインド回数の項目には、任意のデジタルコンテンツのマーキング位置に関して利用者にリマインドされた累積回数を表す項目である。
図30は、リマインド回数のデータ項目を含むマイリスト紐付情報保持部のデータ構造を示した図である。
リマインド回数は、マイリストが利用者にリマインドされた累積回数を表す。
実施形態5のマイリスト紐付情報保持部は、実施形態3のマイリスト紐付情報保持部の機能に加えて以下の機能を有する。例えばマイリストに紐づけられたデジタルコンテンツのマーキング付与された位置に関して、デジタルコンテンツのリマインドが行われるたびに、リマインド回数の値が1加算される。具体的には、デジタルコンテンツのリマインドが行われるたびに、上記マイリスト作成部がリマインド回数を1加算したデータセットが、マイリスト紐付情報保持部に登録される。
<実施形態5 マイリスト表示部>
図31は、マイリスト表示部によって表示されたマイリストの例である。実施形態5のマイリスト表示部によって表示されるマイリストの項目は、実施形態3のデータ項目に加えて、リマインド回数のデータ項目を有する。マイリスト表示部で表示されるリマインド回数の内容は、マイリスト紐付情報保持部のデータの内容と同一である。
<実施形態5 ハードウエアの説明>
以上が実施形態5の構成であるが、これをプログラムもしくは制御方法として実現する場合も本発明の範囲内である。図32は、実施形態1、2、3及び4と同様に実施形態5のリマインダーシステムのハードウェア構成を示すブロック図である。実施形態5のリマインダーシステムの制御プログラムは、実施形態3の構成と同様の構成である。
適宜、必要なプログラムをメインメモリ上にロードし、CPUにより実行することで各種機能を実現する。なお実施形態5は、実施形態1から4のいずれか一を基礎としても同様の効果が得られる。
<実施形態5 処理フロー>
(概要)
図33乃至図35は、実施形態3と同様に実施形態5の処理の流れの一例を示す図である。実施形態5のリマインダーシステムの構成は、実施形態3の構成に加えて、マイリスト表示部にて表示される内容にリマインド回数が含まれる構成である。そのため、基本的な処理の流れおよび内容自体は、実施形態3と同一である。以下、実施形態3の処理と異なる部分のみ説明する。
以下各処理について具体的に説明する。なお、実施形態5は、実施形態1から4のいずれか一を基礎としても同様の効果が得られる。
なお、下記のステップや各処理の実行順序は、前の処理の出力結果等を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序であってよい。
(1.マーキング処理)
図33は、マーキング処理についての処理の流れを示す図である。
実施形態5のマーキング処理の流れは実施形態1と同様であるため、ここでは説明を省略する。
(2.リマインド処理)
図34は、リマインド処理についての処理の流れを示す図である。以下、実施形態3の処理と異なる部分のみ説明する。リマインド実行部にて、リマインドが実行される際に、例えばマイリスト紐付情報保持部等のリマインド回数が1加算されて更新される(リマインド実行ステップS3403)。
(3.マイリスト表示処理)
図35は、マイリスト表示処理についての処理の流れを示す図である。
マイリスト表示部によって、マイリストが表示される際に、実施形態3のデータ項目に加えて、リマインド回数が表示される(マイリスト表示ステッ
プS3501)。
<実施形態5 効果>
実施形態5のリマインダーシステムによれば、マイリストは、リマインド実行部で実行されたリマインド回数を含む。これにより、利用者がマーキング対象のリマインド回数、学習状況を把握することが容易となる。
<実施形態6:主に請求項7、15、23に対応>
<実施形態6:概要>
実施形態6のリマインダーシステムは、実施形態1から実施形態5のいずれか一を基本として、デジタルコンテンツにマーキングが付与された際に、マイリストが自動的に作成されることを特徴とする。
<実施形態6:構成>
実施形態6のリマインダーシステムは、実施形態3の構成と同じ構成である。図36は、実施形態6のリマインダーシステムの機能の構成を示すブロック図である。
以下、実施形態3の各部の機能を基礎として、それらと相違する部分について説明する。なお実施形態6は、実施形態1から5のいずれか一を基礎としても同様の効果が得られる。
<実施形態6 マイリスト作成部>
実施形態6のマイリスト作成部は、実施形態3のマイリスト作成部の機能に加えて、マーキングが付与された際にデジタルコンテンツ識別情報保持部で保持されたデジタルコンテンツ識別情報と、前記マーキング位置情報保持部で保持されたマーキング位置情報等を含むマイリストに関する情報を自動的に作成する(デジタルコンテンツ識別情報とマーキング位置情報を関連付ける)機能を有する。
上記実施形態3のマイリスト作成部は、利用者の所定の操作(例えば、マイリストの各項目の入力操作)に応じて、マイリストに関する情報を作成する態様である。
一方、実施形態6のマイリスト作成部は、マーキングが付与された際に、マイリストに関する情報を自動的に作成することを特徴とする。
具体的には、上述したマーキング位置確定操作が利用者によって行われると、マイリスト作成部は、例えば、マイリストIDとマーキングIDの組み合わせ(データレコードを一意に特定できる組み合わせ)をデジタルコンテンツ識別情報等と対応付けたデータセットを作成する。そして、それらが作業領域等の一時的に保存され、上記のデータセットの内容が、例えばマイリスト紐付情報保持部に登録される(マイリスト作成ステップ)。
このように、実施形態6においては、利用者によるマイリストに関する所定の入力操作が不要となる。
<実施形態6 ハードウエアの説明>
以上が実施形態6の構成であるが、これをプログラムもしくは制御方法として実現する場合も本発明の範囲内である。
図37は、実施形態1、2、3、4及び5と同様に実施形態6のリマインダーシステムのハードウェア構成を示すブロック図である。
実施形態6のリマインダーシステムの制御プログラムは、実施形態3の構成と同様の構成である。なお実施形態6は、実施形態1から5のいずれか一を基礎としても同様の効果が得られる。
適宜、必要なプログラムをメインメモリ上にロードし、CPUにより実行することで各種機能を実現する。
<実施形態6 処理の流れ>
(概要)
図38乃至図40は、実施形態1、2、3、4、5及び6と同様に実施形態6の処理の流れの一例を示した図である。実施形態7のリマインダーシステムの構成は、実施形態3の構成に加えて、例えばマイリスト作成部が、上記に様にマイリストが自動的に関連付けられる構成である。そのため、処理の流れ自体は、マイリスト作成ステップに関連する部分のみ限定して説明する。
以下各処理について具体的に説明する。なお実施形態6は、実施形態1から5のいずれか一を基礎としても同様の効果が得られる。
なお、下記のステップの実行順序は、前の処理の出力結果等を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序であってよい。
(1.マーキング処理)
図38は、マーキング処理についての処理の流れを示す図である。
マーキング付与ステップが行われた後、自動的にマイリスト紐付情報保持部やマーキング位置情報保持部に所定のデータが登録・保持される(マイリスト作成ステップ)。そして、実施形態3と同様にタイマーステップが実行される。
(2.リマインド処理)
図39は、リマインド処理についての処理の流れを示す図である。
実施形態6のリマインド処理の流れは実施形態3と同様であるため、ここでは説明を省略する。
(3.マイリスト表示処理)
図40は、マイリスト表示処理についての処理の流れを示す図である。
実施形態6のリマインド処理の流れは実施形態3と同様であるため、ここでは説明を省略する。
<実施形態6 効果>
実施形態6のリマインダーシステムによれば、利用者がマーキングしたデジタルコンテンツの情報に関するマイリストに関する情報が自動的に作成される。そのため、利用者が、マーキングをデジタルコンテンツに付与する時に、マイリストの各項目を入力する手間等が省ける。
<実施形態7:主に請求項8、16、24に対応>
<実施形態7:概要>
実施形態7のリマインダーシステムの構成は、実施形態1から実施形態6のいずれか一を基本として、マイリストが、利用者によって検索、編集、削除が可能な構成である。
図41は、利用者の操作に応じてマイリストが表示された際のマイリストの例を表した図である。
図41に示すように実施形態7におけるリマインダーシステムは、マイリスト検索画面等を有することが好ましい。この場合、リマインダーシステムは、アプリ起動時に表示されるメニュー画面(不図示)を有し、利用者が、マイリスト検索画面にメニュー画面から画面遷移できるように構成されてよい。
<実施形態7:構成>
実施形態7のリマインダーシステムは、基本的には実施形態3の構成と同じ構成である。図42は、実施形態7のリマインダーシステムの機能の構成を示すブロック図である。なお実施形態7は、実施形態1から6のいずれか一を基礎としても同様の効果が得られる。
以下、実施形態3の各部の機能を基礎として、それらと相違する部分について説明する。
<実施形態7 マイリスト検索機能>
マイリストの検索機能により、利用者は、所望のマイリストの情報を検索し、それらをアプリ上の画面に一覧表示させることができる。本機能を実現する上で、リマインダーシステムはマイリストを検索するためのマイリスト検索画面等を有していてよい。
図41のマイリスト検索画面では、マイリストの検索条件の項目がマイリストID、デジタルコンテンツ識別情報、デジタルコンテンツタイトル、デジタルコンテンツ登録日時、リマインド日時となっている。上記のマイリストの検索機能は、一般的な検索画面と、基本的には同様である。
例えば、利用者が、デジタルコンテンツのタイトルが、「BEST英単語」のものを検索しようとする場合、利用者は、図41のデジタルコンテンツタイトルの検索項目に「BEST英単語」と入力し、検索ボタンを押下する。すると、図41のように示す様に、マイリスト紐付情報保持部やマーキング位置情報保持部に登録されたデータのうち、デジタルコンテンツのタイトルが「BEST英単語」の文字列を含むマイリストのデータが一覧表示される。このように、マイリストの検索機能では、各データ項目に対して検索条件を指定してマイリストを検索、表示することができる。
同様に、利用者が、他の検索項目を入力して検索した場合も上記と同じ検索方法で、マイリストの情報が一覧表示される。
<実施形態7 マイリスト編集機能>
マイリストの編集機能により、利用者は、所望のマイリストの情報を編集し、その編集内容をマイリスト紐付情報保持部のデータに反映させることができる。
例えば、利用者が、上述したマイリストの検索を行い、マイリストの一覧から編集したいマイリストの情報を選択し、そのデータの行を押下等する。すると、それに応じて利用者がマイリストを編集するための、マイリスト編集画面が表示されてよい。
図43は、本実施形態において利用者によって、マイリストが編集される態様を示した図である。例えば、利用者が任意のデジタルコンテンツに対応するマイリスト情報を編集したい場合、利用者は、マイリスト検索画面において、デジタルコンテンツの検索項目に任意のデジタルコンテンツを入力し、検索ボタンを押下する。すると、マイリスト検索画面においてマイリストの一覧が表示される。そして、利用者が該当の行のマイリストを一覧から選択し、マイリスト編集画面表示ボタン等を押下すると、マイリスト編集・削除画面が表示される。
次に、利用者が、編集画面の各項目を編集し、更新ボタンを押下すると、入力内容に対応した内容が、マイリスト紐付情報保持部の該当データに反映、更新される。
なお、上記の例では、一覧の該当の行が押下された際に、別途、編集画面が表示されるが、この編集機能の構成は、マイリスト編集・削除画面を介さずに一覧表の項目を直接編集することができる構成であってもよい。その場合も、データ更新処理の流れは、基本的には上記の例と同様である。
<実施形態7 マイリスト削除機能>
実施形態に7おいては、マイリストは、利用者によって削除されることが可能である。例えば、利用者がマイリスト検索画面にてマイリスト一覧を表示させ、所望のマイリストを選択しマイリスト編集画面にて削除ボタンを押下すると、当該マイリストの情報がマイリスト検索画面から削除されるとともに、マイリスト紐付情報保持部やマーキング位置情報保持部における該当のマイリストの情報が削除扱いとなる。これ以外にもマイリストの削除は、上記のマイリスト検索画マイリストの一覧の任意の行を選択し、削除ボタンを押下することによって実行されてもよい。
<実施形態7 効果>
実施形態7のリマインダーシステムによれば、上記のようなマイリストの検索機能により、マイリストが一覧表示されるため、利用者にとって、その情報を把握し、管理することが容易となる。また、実施形態7のリマインダーシステムによれば、上記のような編集・削除機能により、利用者は、マイリストの内容を編集または削除することができる。それにより、利用者は、学習計画等を自由にカスタマイズすることができる。覚えているマイリストの内容を削除すれば、覚えている内容とそうでない内容を整理することができ、効率的に学習を進めることができる。
<実施形態7 ハードウエアの説明>
以上が実施形態7の構成であるが、これをプログラムもしくは制御方法として実現する場合も本発明の範囲内である。
図44は、実施形態1、2、3、4、5及び6と同様に実施形態7のリマインダーシステムのハードウェア構成を示すブロック図である。
実施形態7のリマインダーシステムの制御プログラムは、実施形態3の構成と同様の構成である。なお実施形態7は、実施形態1から6のいずれか一を基礎としても同様の効果が得られる。
適宜、必要なプログラムをメインメモリ上にロードし、CPUにより実行することで各種機能を実現する。
<実施形態7 処理の流れ>
(概要)
図45乃至図49は、実施形態1、2、3、4、5及び6と同様に実施形態7の処理の流れを示すフローチャートである。実施形態7のリマインダーシステムは、実施形態3の構成に加えて、マイリストが利用者によって検索、編集、削除されることが可能な構成となっている。(1.マーキング操作)、(2.リマインド処理)は、実施形態3と同一であるため、ここではそれらの詳細説明は省略し、「マイリストの検索」、「マイリストの編集・削除」に限定して説明する。なお、下記のマイリストの検索とマイリストの編集・削除に示す処理は、対象となったマイリストがマイリスト紐付情報保持部等に登録された後であれば、利用者の操作に応じて任意のタイミングで実行されてよい。図の例では、任意のリマインドタイミングの(リマインド処理)の後に以下の処理が行われものとして説明する。なお実施形態7は、実施形態1から6のいずれか一を基礎としても同様の効果が得られる。
なお、下記のステップの実行順序は、前の処理の出力結果等を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序であってよい。
(1.マーキング処理)
図45は、マーキング処理についての処理の流れを示す図である。
実施形態7のマーキング処理の流れは実施形態3と同様であるため、ここでは説明を省略する。
(2.リマインド処理)
図46は、リマインド処理についての処理の流れを示す図である。
実施形態7のリマインド処理の流れは実施形態3と同様であるため、ここでは説明を省略する。
(3.マイリスト表示処理)
図47は、マイリスト表示処理についての処理の流れを示す図である。
実施形態7のマイリスト表示処理の流れは実施形態3と同様であるため、ここでは説明を省略する。
(4.マイリストの検索処理)
図48は、マイリストの検索処理についての処理の流れを示す図である。
任意のマイリストの情報がマイリスト情報保持部に保持された状態で、利用者がマイリスト検索画面等にて検索項目に所定の内容を入力して検索ボタンを押下すると、検索条件に合致したマイリストの情報がマイリスト一覧画面に表示される(マイリスト検索ステップS4801)。
(5.マイリストの編集・削除処理)
図49は、マイリストの編集・削除処理についての処理の流れを示す図である。例えば、上記の(マイリストの検索)の処理により、マイリストが表示された状態で利用者が、一覧表示されたマイリストのうち、所望のデータの行を押下等すると、マイリスト編集画面等が表示される。そして、利用者が、マイリスト編集画面の各編集項目を編集し、決定ボタン等を押下すると、各編集内容に基づいて、マイリスト紐付情報保持部の情報等が登録・更新されてよい(マイリスト編集ステップS4901)。
また、上記のマイリスト編集画面にて削除ボタンを押下して確定した場合には、当該マイリストの情報は、マイリスト紐付情報保持部等から削除されてよい。
なお上記の例においては、マイリスト編集画面が、マイリスト一覧画面とは別に表示される構成となっているが、編集機能の構成は、利用者が、表示されたマイリスト一覧の内容を直接編集することにより、マイリストの内容が編集され、その編集内容に基づいて、マイリスト紐付情報保持部等のデータが登録又は更新される構成であってもよい。
本発明の基本ハードウェア構成を示す図 実施形態1のリマインダーシステムの機能の構成を示すブロック図 実施形態1におけるマーキング操作に関する図 実施形態1におけるマーキング位置情報保持部によって保持されるデータの例を示した図 実施形態1において利用者にデジタルコンテンツがリマインドされる態様を示す図 実施形態1における再記憶タイミング決定ルール保持部によって保持されるデータの例を示した図 実施形態1のリマインダーシステムのハードウェア構成を示すブロック図 実施形態1におけるマーキング処理の流れを示す図 実施形態1におけるリマインド処理の流れを示す図 実施形態2のリマインダーシステムの機能の構成を示すブロック図 実施形態2におけるデジタルコンテンツ識別情報保持部によって保持されるデータの例を示した図 実形態2におけるマーキング位置情報保持部によって保持されるデータの例を示した図 実施形態2のリマインダーシステムのハードウェア構成を示すブロック図 実施形態2におけるマーキング処理の流れを示す図 実施形態2におけるリマインド処理の流れを示す図 実施形態3のリマインダーシステムの機能の構成を示すブロック図 実施形態3におけるマーキング位置情報保持部によって保持されるデータの例を示した図 実施形態3におけるマイリスト紐付情報保持部によって保持されるデータの例を示した図 実施形態3におけるマイリスト表示部が表示するマイリストの例を示した図 実施形態3のリマインダーシステムのハードウェア構成を示すブロック図 実施形態3におけるマーキング処理の処理の流れを示す図 実施形態3におけるリマインド処理の流れを示す図 実施形態3におけるマイリスト表示処理の流れを示す図 実施形態4のリマインダーシステムの機能の構成を示すブロック図 実施形態4のリマインダーシステムのハードウェア構成を示すブロック図 実施形態4におけるマーキング処理の流れを示す図 実施形態4におけるリマインド処理の流れを示す図 実施形態4における再記憶タイミング決定ルールの変更処理の流れを示す図 実施形態5のリマインダーシステムの機能の構成を示すブロック図 実施形態5におけるマイリスト紐付情報保持部によって保持されるデータの例を示した図 実施形態5におけるマイリスト表示部が表示するマイリストの例を示した図 実施形態5のリマインダーシステムのハードウェア構成を示すブロック図 実施形態5におけるマーキング処理の流れを示す図 実施形態5におけるリマインド処理の流れを示す図 実施形態5におけるマイリスト表示処理の流れを示す図 実施形態6のリマインダーシステムの機能の構成を示すブロック図 実施形態6のリマインダーシステムのハードウェア構成を示すブロック図 実施形態6におけるマーキング処理の流れを示す図 実施形態6におけるリマインド処理の流れを示す図 実施形態6におけるマイリスト表示処理の流れを示す図 実施形態7におけるマイリスト表示部が表示するマイリストの例を示した図 実施形態7のリマインダーシステムの機能の構成を示すブロック図 実施形態7におけるマイリスト編集画面の一例を示す図 実施形態7のリマインダーシステムのハードウェア構成を示すブロック図 実施形態7におけるマーキング処理の流れを示す図 実施形態7におけるリマインド処理の流れを示す図 実施形態7におけるマイリスト表示処理の流れを示す図 実施形態7におけるマイリストの検索処理の流れを示す図 実施形態7におけるマイリストの更新・削除処理の流れを示す図 エビングハウスの忘却曲線の例
リマインダーシステム:100
マーキング付与部:201、1001、1601、2401、2901、3601、4201
マーキング位置情報取得部:202、1002、1602、2402、2902、3602、4202
タイマー部:
203、1003、1603、2403、2903、3603、4203:
リマインド実行部:
204、1004、1604、2404、2904、3604、4204:
デジタルコンテンツ取得部:
205、1005、1605、2405、2905、3605、4205:
マーキング位置情報保持部:
206、406、1006、1206、1606、1706、2406、2906、3606、4206
再記憶タイミング決定ルール保持部:207、607、1607、2407、2907、3607、4207
デジタルコンテンツ識別情報取得部:1008、1608、2908、3608、4208
マイリスト表示部:1609、2909、3609、4209
マイリスト紐付情報保持部:1610、1810、2910、3010、3610、4210
マイリスト保持部:1611、2911、3611、4211
デジタルコンテンツ識別情報保持部:1012、1112、1612、2912、3612、4212
再記憶タイミング決定ルール変更部:2413
CPU:701、1301、2001、2501、3201、3701、4401
メインメモリ:702、1302、2002、2502、3202、3702、4402
不揮発性メモリ:703、1303、2003、2503、3203、3703、4403
ネットワークI/F:704、1304、2004、2504、3204、4404

Claims (24)

  1. 少なくとも1つの任意のデジタルコンテンツに対して、利用者の所望する位置にマーキングを付与するマーキング付与部と、
    前記マーキング付与部でマーキングが付与されたデジタルコンテンツのマーキング位置情報を取得するマーキング位置情報取得部と、
    前記マーキング位置情報取得部で取得されたマーキング位置情報を保持するマーキング位置情報保持部と、
    前記マーキング付与部でマーキングが付与された時間に基づいて時間をカウントするタイマー部と、
    利用者が前記デジタルコンテンツの内容を再記憶し、記憶定着させるための再記憶タイミングを定めるルールである再記憶タイミング決定ルール(単に再記憶のタイミングそのものであってもよい。)を保持する再記憶タイミング決定ルール保持部と、
    前記保持された再記憶タイミング決定ルールに従って、前記タイマー部でカウントされた時間が所定の値に達したとき、前記マーキング位置情報保持部で保持された少なくともマーキング位置情報に対応するデジタルコンテンツを表示し、または表示可能にして利用者に再記憶のためにリマインドし、または他のアプリケーションを介してリマインドさせるリマインド実行部と、
    を備えたことを特徴とするリマインダーシステム。
  2. デジタルコンテンツを識別するためのデジタルコンテンツ識別情報を取得するデジタルコンテンツ識別情報取得部と、
    前記デジタルコンテンツ識別情報取得部で取得したデジタルコンテンツ識別情報を保持するデジタルコンテンツ識別情報保持部と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載のリマインダーシステム。
  3. 前記デジタルコンテンツ識別情報保持部で保持されたデジタルコンテンツ識別情報と、前記マーキング位置情報保持部で保持されたマーキング位置情報とを関連付けたマイリストを保持するマイリスト保持部と、
    マイリスト保持部で保持されたマイリストを表示するマイリスト表示部と、
    を備えたことを特徴とする請求項2に記載のリマインダーシステム。
  4. 保持されている再記憶タイミング決定ルールを変更する再記憶タイミング決定ルール変更部を備えたことを特徴とする請求項1に記載のリマインダーシステム。
  5. 前記デジタルコンテンツは、電子書籍、電子雑誌、電子専門書、電子論文、電子新聞、電子問題集、電子辞書、動画ファイル、ウェブコンテンツ、電子メモ帳、メール、スケジュール表などの内容を少なくとも1つ以上含むことを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3に記載のリマインダーシステム。
  6. 前記マイリストは、前記リマインド実行部で実行されたリマインドの回数を含むことを特徴とする請求項3に記載のリマインダーシステム。
  7. 前記マイリストは、前記デジタルコンテンツにマーキングが付与された際に、前記デジタルコンテンツ識別情報と前記マーキング位置情報を自動的に関連付けたものであることを特徴とする請求項3に記載のリマインダーシステム。
  8. 前記マイリストは、利用者によって検索、編集、削除が可能であることを特徴とする請求項3に記載のリマインダーシステム。
  9. デジタルコンテンツを取得するデジタルコンテンツ取得ステップと、
    取得した少なくとも1つの任意のデジタルコンテンツに対して、利用者の所望する位置にマーキングを付与するマーキング付与ステップと、
    前記マーキング付与ステップでマーキングが付与されたデジタルコンテンツのマーキング位置情報を取得するマーキング位置情報取得ステップと、
    前記マーキング位置情報取得ステップで取得されたマーキング位置情報を保持するマーキング位置情報保持ステップと、
    前記マーキング付与ステップでマーキングが付与された時間に基づいて時間をカウントするタイマーステップと、
    利用者が前記デジタルコンテンツの内容を再記憶し、記憶定着させるための再記憶タイミングを定めるルールである再記憶タイミング決定ルール(単に再記憶のタイミングそのものであってもよい。)を保持する再記憶タイミング決定ルールを保持する再記憶タイミング決定ルール保持ステップと、
    前記保持された再記憶タイミング決定ルールに従って、前記タイマーステップでカウントされた時間が所定の値に達したとき、前記マーキング位置情報保持ステップで保持されたマーキング位置情報に対応するデジタルコンテンツを表示し、または表示可能にして利用者に再記憶のためにリマインドし、または他のアプリケーションを介してリマインドさせるリマインド実行ステップと、
    を備えたことを特徴とする計算機であるリマインダーシステムの動作方法。
  10. デジタルコンテンツを識別するためのデジタルコンテンツ識別情報を取得するデジタルコンテンツ識別情報取得ステップと、
    前記デジタルコンテンツ識別情報取得ステップで取得したデジタルコンテンツ識別情報を保持するデジタルコンテンツ識別情報保持ステップと、
    を備えたことを特徴とする請求項9に記載の計算機であるリマインダーシステムの動作方法。
  11. 前記デジタルコンテンツ識別情報保持ステップで保持されたデジタルコンテンツ識別情報と、前記マーキング位置情報保持ステップで保持されたマーキング位置情報とを関連付けたマイリストを保持するマイリスト保持ステップと、
    前記マイリスト保持ステップで保持されたマイリストを表示するマイリスト表示ステップと、
    を備えたことを特徴とする請求項10に記載の計算機であるリマインダーシステムの動作方法。
  12. 保持されている再記憶タイミング決定ルールを変更する再記憶タイミング決定ルール変更ステップを備えたことを特徴とする請求項9に記載の計算機であるリマインダーシステムの動作方法。
  13. 前記デジタルコンテンツは、電子書籍、電子雑誌、電子専門書、電子論文、電子新聞、電子問題集、電子辞書、動画ファイル、ウェブコンテンツ、電子メモ帳、メール、スケジュール表などの内容を少なくとも1つ以上含むことを特徴とする請求項9、請求項10又は請求項11に記載の計算機であるリマインダーシステムの動作方法。
  14. 前記マイリストは、前記リマインド実行ステップで実行されたリマインドの回数を含むことを特徴とする請求項11に記載の計算機であるリマインダーシステムの動作方法。
  15. 前記マイリストは、前記デジタルコンテンツにマーキングが付与された際に、自動的に関連付けられて作成されることを特徴とする請求項11に記載の計算機であるリマインダーシステムの動作方法。
  16. 前記マイリストは、利用者によって検索、編集、削除が可能であることを特徴とする請求項11に記載の計算機であるリマインダーシステムの動作方法。
  17. デジタルコンテンツを取得するデジタルコンテンツ取得ステップと、
    取得した少なくとも1つの任意のデジタルコンテンツに対して、利用者の所望する位置にマーキングを付与するマーキング付与ステップと、
    前記マーキング付与ステップでマーキングが付与されたデジタルコンテンツのマーキング位置情報を取得するマーキング位置情報取得ステップと、
    前記マーキング位置情報取得ステップで取得されたマーキング位置情報を保持するマーキング位置情報保持ステップと、
    前記マーキング付与ステップでマーキングが付与された時間に基づいて時間カウントするタイマーステップと、
    利用者が前記デジタルコンテンツの内容を再記憶し、記憶定着させるための再記憶タイミングを定めるルールである再記憶タイミング決定ルール(単に再記憶のタイミングそのものであってもよい。)を保持する再記憶タイミング決定ルールを保持する再記憶タイミング決定ルール保持ステップと、
    前記保持された再記憶タイミング決定ルールに従って前記タイマーステップでカウントされた時間が所定の値に達したとき、前記マーキング位置情報保持ステップで保持されたマーキング位置情報に対応するデジタルコンテンツを表示し、または表示可能にして利用者に再記憶のためにリマインドし、または他のアプリケーションを介してリマインドさせるリマインド実行ステップと、
    を有することを特徴とするリマインダーシステムに読み取り実行可能に記載した計算機であるリマインダーシステムの動作プログラム。
  18. デジタルコンテンツを識別するためのデジタルコンテンツ識別情報を取得するデジタルコンテンツ識別情報取得ステップと、
    前記デジタルコンテンツ識別情報取得ステップで取得したデジタルコンテンツ識別情報を保持するデジタルコンテンツ識別情報保持ステップと、
    を有することを特徴とするリマインダーシステムに読み取り実行可能に記載した請求項17に記載の計算機であるリマインダーシステムの動作プログラム。
  19. 前記デジタルコンテンツ識別情報保持ステップで保持されたデジタルコンテンツ識別情報と、前記マーキング位置情報保持ステップで保持されたマーキング位置情報と関連付けたマイリストを保持するマイリスト保持ステップと、
    前記マイリスト保持ステップで保持されたマイリストを表示するマイリスト表示ステップと、
    を有することを特徴とするリマインダーシステムに読み取り実行可能に記載した請求項18に記載の計算機であるリマインダーシステムの動作プログラム。
  20. 保持されている再記憶タイミング決定ルールを変更する再記憶タイミング決定ルール変更ステップを有することを特徴とするリマインダーシステムに読み取り実行可能に記載した請求項17に記載の計算機であるリマインダーシステムの動作プログラム。
  21. 前記デジタルコンテンツは、電子書籍、電子雑誌、電子専門書、電子論文、電子新聞、電子問題集、電子辞書、動画ファイル、ウェブコンテンツ、電子メモ帳、メール、スケジュール表などの内容を少なくとも1つ以上含むことを特徴とするリマインダーシステムに読み取り実行可能に記載した請求項17、請求項18又は請求項19に記載の計算機であるリマインダーシステムの動作プログラム。
  22. 前記マイリストは、前記リマインド実行ステップで実行されたリマインドの回数を含むことを特徴とするリマインダーシステムに読み取り実行可能に記載した請求項19に記載の計算機であるリマインダーシステムの動作プログラム。
  23. 前記マイリストは、前記デジタルコンテンツにマーキングが付与された際に、自動的に関連付けられて作成されることを特徴とするリマインダーシステムに読み取り実行可能に記載した請求項19に記載の計算機であるリマインダーシステムの動作プログラム。
  24. 前記マイリストは、利用者によって検索、編集、削除が可能であることを特徴とするリマインダーシステムに読み取り実行可能に記載した請求項19に記載の計算機であるリマインダーシステムの動作プログラム。
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