JP7301697B2 - 磁気共鳴イメージング装置及び調整支援方法 - Google Patents

磁気共鳴イメージング装置及び調整支援方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7301697B2
JP7301697B2 JP2019171196A JP2019171196A JP7301697B2 JP 7301697 B2 JP7301697 B2 JP 7301697B2 JP 2019171196 A JP2019171196 A JP 2019171196A JP 2019171196 A JP2019171196 A JP 2019171196A JP 7301697 B2 JP7301697 B2 JP 7301697B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
frequency
magnetic field
unit
whole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019171196A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021045452A (ja
Inventor
正裕 福島
直幸 古舘
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Medical Systems Corp
Original Assignee
Canon Medical Systems Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Medical Systems Corp filed Critical Canon Medical Systems Corp
Priority to JP2019171196A priority Critical patent/JP7301697B2/ja
Publication of JP2021045452A publication Critical patent/JP2021045452A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7301697B2 publication Critical patent/JP7301697B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Magnetic Resonance Imaging Apparatus (AREA)

Description

本発明の実施形態は、磁気共鳴イメージング装置及び調整支援方法に関する。
従来、磁気共鳴イメージング(Magnetic Resonance Imaging:MRI)装置は、静磁場中に配置された被検体に高周波磁場を送信するRFコイルユニットを備えている。そして、一般的に、MRI装置が病院等の据付け場所に据付けられる際には、RFコイルユニットの調整作業が行われる。
米国特許出願公開第2015/0253395号明細書
本発明が解決しようとする課題は、RFコイルユニットの調整作業を容易に行えるようにすることである。
実施形態に係るMRI装置は、RFコイルユニットと、調整部と、出力部とを備える。前記RFコイルユニットは、高周波磁場を送信する。前記調整部は、前記RFコイルユニットのインピーダンスを調整する。前記出力部は、操作者による前記調整部の操作手順を指示する情報を音声で出力する。
図1は、本実施形態に係るMRI装置の構成例を示す図である。 図2は、RFコイルユニットの調整作業を説明するための図である。 図3は、本実施形態に係る全身用RFコイルの一例を示す斜視図である。 図4は、本実施形態に係る計測機能及び出力機能によって行われる処理の一例を示す図である。 図5は、本実施形態に係るMRI装置によって行われる処理の処理手順を示すフローチャートである。
以下、図面を参照しながら、本願に係るMRI装置及び調整支援方法の実施形態について詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係るMRI装置の構成例を示す図である。
例えば、図1に示すように、MRI装置100は、静磁場磁石1、傾斜磁場コイル2、傾斜磁場電源3、全身用RFコイル4、局所用RFコイル5、送信回路6、受信回路7、RF(Radio Frequency)シールド8、架台9、寝台10、インタフェース11、ディスプレイ12、記憶回路13、処理回路14~17、及びスピーカー18を備える。
静磁場磁石1は、被検体Sが配置される撮像空間に静磁場を発生させる。具体的には、静磁場磁石1は、中空の略円筒状(中心軸に直交する断面の形状が楕円状となるものを含む)に形成されており、その内周側に形成された撮像空間に静磁場を発生させる。例えば、静磁場磁石1は、超伝導磁石や永久磁石等である。ここでいう超伝導磁石は、例えば、液体ヘリウム等の冷却剤が充填された容器と、当該容器に浸漬された超伝導コイルとから構成される。
傾斜磁場コイル2は、静磁場磁石1の内側に配置されており、被検体Sが配置される撮像空間に傾斜磁場を発生させる。具体的には、傾斜磁場コイル2は、中空の略円筒状(中心軸に直交する断面の形状が楕円状となるものを含む)に形成されており、互いに直交するX軸、Y軸及びZ軸それぞれに対応するXコイル、Yコイル及びZコイルを有している。Xコイル、Yコイル及びZコイルは、傾斜磁場電源3から供給される電流に基づいて、各軸方向に沿って線形に変化する傾斜磁場を撮像空間に発生させる。ここで、Z軸は、静磁場磁石1によって発生する静磁場の磁束に沿うように設定される。また、X軸は、Z軸に直交する水平方向に沿うように設定され、Y軸は、Z軸に直交する鉛直方向に沿うように設定される。これにより、X軸、Y軸及びZ軸は、MRI装置100に固有の装置座標系を構成する。
傾斜磁場電源3は、傾斜磁場コイル2に電流を供給することで、撮像空間に傾斜磁場を発生させる。具体的には、傾斜磁場電源3は、傾斜磁場コイル2のXコイル、Yコイル及びZコイルに個別に電流を供給することで、互いに直交するリードアウト方向、位相エンコード方向及びスライス方向それぞれに沿って線形に変化する傾斜磁場を撮像空間に発生させる。なお、以下では、リードアウト方向に沿った傾斜磁場をリードアウト傾斜磁場と呼び、位相エンコード方向に沿った傾斜磁場を位相エンコード傾斜磁場と呼び、スライス方向に沿った傾斜磁場をスライス傾斜磁場と呼ぶ。
ここで、リードアウト傾斜磁場、位相エンコード傾斜磁場及びスライス傾斜磁場は、それぞれ静磁場磁石1によって発生する静磁場に重畳されることで、被検体Sから発生する磁気共鳴信号に空間的な位置情報を付与する。具体的には、リードアウト傾斜磁場は、リードアウト方向の位置に応じて磁気共鳴信号の周波数を変化させることで、リードアウト方向に沿った位置情報を磁気共鳴信号に付与する。また、位相エンコード傾斜磁場は、位相エンコード方向に沿って磁気共鳴信号の位相を変化させることで、位相エンコード方向に沿った位置情報を磁気共鳴信号に付与する。また、スライス傾斜磁場は、スライス方向に沿った位置情報を磁気共鳴信号に付与する。例えば、スライス傾斜磁場は、撮像領域がスライス領域(2D撮像)の場合には、スライス領域の方向、厚さ及び枚数を決めるために用いられ、撮像領域がボリューム領域(3D撮像)の場合には、スライス方向の位置に応じて磁気共鳴信号の位相を変化させるために用いられる。これにより、リードアウト方向に沿った軸、位相エンコード方向に沿った軸、及びスライス方向に沿った軸は、撮像の対象となるスライス領域又はボリューム領域を規定するための論理座標系を構成する。
全身用RFコイル4は、傾斜磁場コイル2の内周側に配置されており、撮像空間に配置された被検体Sに高周波磁場を送信し、当該高周波磁場の影響によって被検体Sから発生する磁気共鳴信号を受信する。具体的には、全身用RFコイル4は、中空の略円筒状(中心軸に直交する断面の形状が楕円状となるものを含む)に形成されており、送信回路6から供給される高周波パルス信号に基づいて、その内周側に位置する撮像空間に配置された被検体Sに高周波磁場を送信する。また、全身用RFコイル4は、高周波磁場の影響によって被検体Sから発生する磁気共鳴信号を受信し、受信した磁気共鳴信号を受信回路7へ出力する。
局所用RFコイル5は、被検体Sから発生した磁気共鳴信号を受信する。具体的には、局所用RFコイル5は、被検体Sの各部位に適用できるように複数種類用意されており、被検体Sの撮像が行われる際に、撮像対象の部位の表面近傍に配置される。そして、局所用RFコイル5は、全身用RFコイル4によって送信された高周波磁場の影響によって被検体Sから発生した磁気共鳴信号を受信し、受信した磁気共鳴信号を受信回路7へ出力する。なお、局所用RFコイル5は、被検体Sに高周波磁場を送信する機能をさらに有していてもよい。その場合には、局所用RFコイル5は、送信回路6に接続され、送信回路6から供給される高周波パルス信号に基づいて、被検体Sに高周波磁場を送信する。例えば、局所用RFコイル5は、サーフェスコイルや、複数のサーフェスコイルをコイルエレメントとして組み合わせて構成されたフェーズドアレイコイルである。
送信回路6は、静磁場中に置かれた対象原子核に固有のラーモア周波数に対応する高周波パルス信号を全身用RFコイル4に出力する。具体的には、送信回路6は、パルス発生器、高周波発生器、変調器、及び増幅器を有する。パルス発生器は、高周波パルス信号の波形を生成する。高周波発生器は、ラーモア周波数の高周波信号を発生する。変調器は、高周波発生器によって発生した高周波信号の振幅をパルス発生器によって発生した波形で変調することで、高周波パルス信号を生成する。増幅器は、変調器によって生成された高周波パルス信号を増幅して全身用RFコイル4に出力する。
受信回路7は、全身用RFコイル4又は局所用RFコイル5から出力される磁気共鳴信号に基づいて磁気共鳴データを生成し、生成した磁気共鳴データを処理回路15に出力する。例えば、受信回路7は、選択器、前段増幅器、位相検波器、及び、A/D(Analog/Digital)変換器を備える。選択器は、全身用RFコイル4又は局所用RFコイル5から出力される磁気共鳴信号を選択的に入力する。前段増幅器は、選択器から出力される磁気共鳴信号を電力増幅する。位相検波器は、前段増幅器から出力される磁気共鳴信号の位相を検波する。A/D変換器は、位相検波器から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換することで磁気共鳴データを生成し、生成した磁気共鳴データを処理回路15に出力する。なお、ここで、受信回路7が行うものとして説明した各処理は、必ずしも全ての処理が受信回路7で行われる必要はなく、全身用RFコイル4や局所用RFコイル5で一部の処理(例えば、A/D変換器による処理等)が行われてもよい。
RFシールド8は、傾斜磁場コイル2と全身用RFコイル4との間に配置されており、全身用RFコイル4によって発生する高周波磁場から傾斜磁場コイル2を遮蔽する。具体的には、RFシールド8は、中空の略円筒状(円筒の中心軸に直交する断面の形状が楕円状となるものを含む)に形成されており、傾斜磁場コイル2の内周側の空間に、全身用RFコイル4の外周面を覆うように配置されている。
架台9は、略円筒状(中心軸に直交する断面の形状が楕円状となるものを含む)に形成された中空のボア9aを有し、静磁場磁石1、傾斜磁場コイル2、全身用RFコイル4、及びRFシールド8を収容している。具体的には、架台9は、ボア9aの外周側に全身用RFコイル4を配置し、全身用RFコイル4の外周側にRFシールド8を配置し、RFシールド8の外周側に傾斜磁場コイル2を配置し、傾斜磁場コイル2の外周側に静磁場磁石1を配置した状態で、それぞれを収容している。ここで、架台9が有するボア9a内の空間が、撮像時に被検体Sが配置される撮像空間となる。
寝台10は、被検体Sが載置される天板10aを備え、被検体Sの撮像が行われる際に、被検体Sが載置された天板10aを撮像空間に移動する。例えば、寝台10は、天板10aの長手方向が静磁場磁石1の中心軸と平行になるように設置されている。
なお、ここでは、MRI装置100が、静磁場磁石1、傾斜磁場コイル2及び全身用RFコイル4それぞれが略円筒状に形成された、いわゆるトンネル型の構造を有する場合の例を説明するが、実施形態はこれに限られない。例えば、MRI装置100は、被検体Sが配置される撮像空間を挟んで対向するように一対の静磁場磁石、一対の傾斜磁場コイル及び一対のRFコイルを配置した、いわゆるオープン型の構造を有していてもよい。このようなオープン型の構造では、一対の静磁場磁石、一対の傾斜磁場コイル及び一対のRFコイルによって挟まれた空間が、トンネル型の構造におけるボアに相当する。
インタフェース11は、操作者から各種指示及び各種情報の入力操作を受け付ける。具体的には、インタフェース11は、処理回路17に接続されており、操作者から受け取った入力操作を電気信号へ変換して処理回路17に出力する。例えば、インタフェース11は、撮像条件や関心領域(Region Of Interest:ROI)の設定等を行うためのトラックボール、スイッチボタン、マウス、キーボード、操作面へ触れることで入力操作を行うタッチパッド、表示画面とタッチパッドとが一体化されたタッチスクリーン、光学センサを用いた非接触入力回路、及び音声入力回路等によって実現される。なお、本明細書において、インタフェース11は、マウス、キーボード等の物理的な操作部品を備えるものだけに限られない。例えば、装置とは別体に設けられた外部の入力機器から入力操作に対応する電気信号を受け取り、この電気信号を制御回路へ出力する電気信号の処理回路もインタフェース11の例に含まれる。
ディスプレイ12は、各種情報及び各種画像を表示する。具体的には、ディスプレイ12は、処理回路17に接続されており、処理回路17から送られる各種情報及び各種画像のデータを表示用の電気信号に変換して出力する。例えば、ディスプレイ12は、液晶モニタやCRTモニタ、タッチパネル等によって実現される。
記憶回路13は、各種データを記憶する。具体的には、記憶回路13は、磁気共鳴データや画像データを記憶する。例えば、記憶回路13は、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子やハードディスク、光ディスク等によって実現される。
処理回路14は、寝台制御機能14aを有する。寝台制御機能14aは、制御用の電気信号を寝台10へ出力することで、寝台10の動作を制御する。例えば、寝台制御機能14aは、インタフェース11を介して、天板10aを長手方向、上下方向又は左右方向へ移動させる指示を操作者から受け付け、受け付けた指示に従って天板10aを移動するように、寝台10が有する天板10aの移動機構を動作させる。
処理回路15は、データ収集機能15aを有する。データ収集機能15aは、各種のパルスシーケンスを実行することで、被検体Sの磁気共鳴データを収集する。具体的には、データ収集機能15aは、処理回路17から出力されるシーケンス実行データに従って傾斜磁場電源3、送信回路6及び受信回路7を駆動することで、各種のパルスシーケンスを実行する。ここで、シーケンス実行データは、パルスシーケンスを表すデータであり、傾斜磁場電源3が傾斜磁場コイル2に電流を供給するタイミング及び供給する電流の強さ、送信回路6が全身用RFコイル4に高周波パルス信号を供給するタイミング及び供給する高周波パルスの強さ、受信回路7が磁気共鳴信号をサンプリングするタイミング等を規定した情報である。そして、データ収集機能15aは、パルスシーケンスを実行した結果として受信回路7から出力される磁気共鳴データを受信し、記憶回路13に記憶させる。このとき、記憶回路13に記憶される磁気共鳴データは、前述したリードアウト傾斜磁場、位相エンコード傾斜磁場、及びスライス傾斜磁場によってリードアウト方向、フェーズアウト方向及びスライス方向の各方向に沿った位置情報が付与されることで、2次元又は3次元のk空間を表すデータとして記憶される。
処理回路16は、画像生成機能16aを有する。画像生成機能16aは、処理回路15によって収集された磁気共鳴データに基づいて、各種の画像を生成する。具体的には、画像生成機能16aは、処理回路15によって収集された磁気共鳴データを記憶回路13から読み出し、読み出した磁気共鳴データにフーリエ変換等の再構成処理を施すことで、2次元又は3次元の画像を生成する。そして、画像生成機能16aは、生成した画像を記憶回路13に記憶させる。
処理回路17は、撮像制御機能17aを有する。撮像制御機能17aは、MRI装置100が有する各構成要素を制御することで、MRI装置100の全体制御を行う。具体的には、撮像制御機能17aは、操作者から各種指示及び各種情報の入力操作を受け付けるためのGUI(Graphical User Interface)をディスプレイ12に表示し、インタフェース11を介して受け付けられた入力操作に応じて、MRI装置100が有する各構成要素を制御する。例えば、撮像制御機能17aは、操作者によって入力された撮像条件に基づいてシーケンス実行データを生成し、生成したシーケンス実行データを処理回路15に出力することで、磁気共鳴データを収集させる。また、例えば、撮像制御機能17aは、処理回路16を制御することで、処理回路15によって収集された磁気共鳴データに基づいて画像を生成させる。また、例えば、撮像制御機能17aは、操作者からの要求に応じて、記憶回路13に記憶された画像を読み出し、読み出した画像をディスプレイ12に表示させる。
ここで、上述した各処理回路は、例えば、プロセッサによって実現される。その場合に、各処理回路が有する処理機能は、例えば、コンピュータによって実行可能なプログラムの形態で記憶回路13に記憶される。そして、各処理回路は、記憶回路13から各プログラムを読み出して実行することで、各プログラムに対応する処理機能を実現する。換言すると、各プログラムを読み出した状態の各処理回路は、図1の各処理回路内に示された各機能を有することとなる。
また、ここでは、単一のプロセッサによって各処理回路が実現されるものとして説明したが、複数の独立したプロセッサを組み合わせて各処理回路を構成し、各プロセッサがプログラムを実行することによって各処理機能を実現するものとしてもよい。また、各処理回路が有する処理機能は、単一又は複数の処理回路に適宜に分散又は統合されて実現されてもよい。また、図1に示す例では、単一の記憶回路13が各処理機能に対応するプログラムを記憶するものとして説明したが、複数の記憶回路を分散して配置して、処理回路が個別の記憶回路から対応するプログラムを読み出す構成としても構わない。
スピーカー18は、処理回路17に接続されており、処理回路17から送信される音声データの電気信号を振動に変換して音声を出力する。
そして、上述したMRI装置100の各構成要素は、室内の空間を電磁波から遮蔽するシールドルームとして構成された撮影室と、MRI装置100の操作を行う操作室とに分けて配置される。例えば、静磁場磁石1、傾斜磁場コイル2、全身用RFコイル4、局所用RFコイル5、受信回路7、RFシールド8、架台9、寝台10、処理回路14、及びスピーカー18が、撮影室に配置され、傾斜磁場電源3、送信回路6、インタフェース11、ディスプレイ12、記憶回路13、及び処理回路15~17が操作室に設置される。このうち、スピーカー18は、例えば、撮影室の壁面等に設置される。なお、撮影室及び操作室の他に、さらに機械室が設けられている場合には、傾斜磁場電源3、送信回路6、記憶回路13、及び処理回路15~17の一部又は全部が機械室に設置されてもよい。
以上、本実施形態に係るMRI装置100の全体構成について説明した。このような構成において、本実施形態に係るMRI装置100は、上述したように、高周波磁場を送信する全身用RFコイル4を備えている。ここで、全身用RFコイル4は、RFコイルユニットの一例である。
一般的に、MRI装置が病院等の据付け場所に据付けられる際には、RFコイルユニットの調整作業が行われる。通常、この調整作業は、サービスマン等の作業者が専用の測定器(例えば、スペクトラムアナライザ等)を用いて、RFコイルユニットに設けられたトリマコンデンサ(可変容量コンデンサ)を操作することによって行われる。そして、この調整作業は、MRI装置全体の据付け時に行われる各種の作業項目の中でも工数が多い作業項目の一つとなっている。
図2は、RFコイルユニットの調整作業を説明するための図である。
例えば、図2の(a)又は(b)に示すように、RFコイルユニットの調整作業が行われる際には、作業者は、RFコイルユニットを収容する架台が撮影室に配置されるため、撮影室内を調整作業場所として、トリマコンデンサの操作を行うことになる。しかしながら、調整作業で用いられる測定器は磁性体であるため撮影室内に持ち込むことができず、操作室(又は機械室)に置かれることになる。そのため、作業者は、撮影室内の調整作業場所から測定器の画面を見ることができず、撮影室と操作室(又は機械室)と間を行き来しながら作業を行うことになる。または、例えば、トリマコンデンサを操作する者と測定器の画面を見る者というように、複数人の作業者で調整作業が行われることになる。これらのことが、RFコイルユニットの工数を増やす一因となっている。
また、通常、RFコイルユニットを調整する際の対象となる各種の調整値は相互に影響し合うため、繰り返しの調整作業が必要になる。このことも、RFコイルユニットの調整作業の工数を増やす一因となっている。
このようなことから、本実施形態に係るMRI装置100は、全身用RFコイル4の調整作業を容易に行えるようにするための構成を有している。
具体的には、MRI装置100は、全身用RFコイル4のインピーダンスを調整する調整部を備えており、調整作業の作業者(以下、操作者と呼ぶ)による調整部の操作手順を指示する情報を音声で出力する。
以下、このようなMRI装置100の構成について、より詳細に説明する。
まず、本実施形態では、全身用RFコイル4が、当該全身用RFコイル4のインピーダンスを調整する調整部を有する。なお、本実施形態では、全身用RFコイル4が、複数の給電点を有する複数給電型バードケージコイルである場合の例を説明する。
図3は、本実施形態に係る全身用RFコイル4の一例を示す斜視図である。
例えば、図3に示すように、全身用RFコイル4は、2点給電型バードケージコイルであり、支持部材4aと、2つのエンドリング4bと、複数のラング4cと、2つの給電点4dと、調整部4eとを有する。
支持部材4aは、略円筒状に形成されており、エンドリング4b及びラング4cを支持している。エンドリング4bは、導電性の材料を用いて支持部材4a周りにリング状に形成された導電部材であり、支持部材4aの軸方向における両端付近に配置されている。ラング4cは、それぞれ導電性の材料を用いて細長い矩形状に形成された導電部材であり、2つのエンドリング4bの間を架け渡すように配置され、かつ、支持部材4aの周方向に沿って一定の間隔を空けて配置されている。
2つの給電点4dは、それぞれ給電用のケーブルを介して送信回路6に接続されており、送信回路6から供給される位相が互いに90°ずれた高周波パルス信号の高周波電流をエンドリング4b及びラング4cに導通させる。ここで、2つの給電点4dは、位相が互いに90°ずれた高周波電流をエンドリング4b及びラング4cに導通させることで、
全身用RFコイル4をQD(Quadrature Detection)コイルとして動作させる。
調整部4eは、全身用RFコイル4のインピーダンスを調整する。
本実施形態では、調整部4eは、エンドリング4bに設けられており、エンドリング4bに接続されたトリマコンデンサを含んでいる。ここで、トリマコンデンサは、例えば、外部からの操作によって回転するスイッチを有しており、当該スイッチの回転方向及び回転角度に応じて静電容量が変化するように構成されている。すなわち、調整部4eは、操作者がトリマコンデンサのスイッチを回転させる操作に応じて、トリマコンデンサの静電容量が変化することで、全身用RFコイル4のインピーダンスを調整する。
例えば、調整部4eは、全身用RFコイル4のインピーダンスを調整することで、全身用RFコイル4の共振周波数を調整する。ここで、共振周波数は、全身用RFコイル4の回路特性に基づいて定まる共振点の周波数であり、例えば、共振周波数をω’、インダクタンスをL、キャパシタンスをCとすると、以下の式で表される。
ω’=1/{2π×√(L×C)}
このような構成により、全身用RFコイル4の調整が行われる際には、操作者が、調整部4eに含まれるトリマコンデンサのスイッチを回転させて全身用RFコイル4のインピーダンスを調整することで、全身用RFコイル4の共振周波数が適正値となるように調整が行われる。
具体的には、全身用RFコイル4の共振周波数をラーモア周波数に近付けるように調整が行われる。ここで、ラーモア周波数は、対象原子核の核磁化の励起に必要な高周波磁場の周波数であり、例えば、ラーモア周波数をω0、対象原子核に固有の磁気回転比をγ、静磁場強度をTとすると、以下の式で表される。
ω0=γ×T
全身用RFコイル4が高周波磁場の送信及び磁気共鳴信号の受信を適切に行うようにするためには、こうして共振周波数の調整を行うことが重要となる。
また、例えば、調整部4eは、全身用RFコイル4のインピーダンスを調整することで、全身用RFコイル4が有する複数の給電点4dの間の独立性を調整する。ここで、給電点4dの間の独立性(アイソレーションとも呼ばれる)とは、全身用RFコイル4の2つの給電点4dのうちの一方の給電点4dに高周波電流が供給された際に、当該高周波電流によって全身用RFコイル4に発生する定常波の振幅が、他方の給電点4dにおいて略ゼロになることである。
このような構成により、全身用RFコイル4の調整が行われる際には、操作者が、調整部4eに含まれるトリマコンデンサのスイッチを回転して全身用RFコイル4のインピーダンスを調整することによって、全身用RFコイル4の2つの給電点4dそれぞれについて、独立性が確保されるように調整が行われる。
全身用RFコイル4をQDコイルとして動作させるためには、こうして給電点4dの間の独立性を調整することが重要となる。
なお、ここでは、全身用RFコイル4が、エンドリング4bにトリマコンデンサが接続された、いわゆるハイパス型のバードケージコイルである場合の例を説明したが、実施形態はこれに限られない。例えば、全身用RFコイル4は、ラング4cにトリマコンデンサが接続された、いわゆるローパス型のバードケージコイルであってもよい。その場合には、調整部4eは、ラング4cに設けられ、ラング4cに接続されたトリマコンデンサを含むように構成される。さらに例えば、全身用RFコイル4は、ハイパス型とローパス型を組み合わせたバンドパス型のバードケージコイルとして構成してもよい。
そして、本実施形態では、処理回路17が、計測機能17bと、出力機能17cとを有する。ここで、計測機能17bは、計測部の一例である。また、出力機能17cは、出力部の一例である。
図4は、本実施形態に係る計測機能17b及び出力機能17cによって行われる処理の一例を示す図である。
計測機能17bは、全身用RFコイル4の周波数特性を計測する。
例えば、図4に示すように、計測機能17bは、送信回路6を制御することで、全身用RFコイル4の一つの給電点4dに、周波数を変化させながら連続的に高周波信号を送信する。そして、計測機能17bは、受信回路7を制御することで、送信した高周波信号の反射波である反射波信号を連続的に検出する。ここで、計測機能17bは、共振周波数の調整が行われる際には、高周波信号を送信した給電点4dで反射波信号を検出し、給電点の間の独立性の調整が行われる際には、全身用RFコイル4の2つの給電点4dのうち、高周波信号を送信していない方の給電点4dで反射波信号を検出する。
また、計測機能17bは、計測した周波数特性を示すGUI(Graphical User Interface)をディスプレイ12に表示する。例えば、計測機能17bは、横軸を周波数、縦軸を反射係数とし、検出された反射波信号から算出した反射係数を周波数ごとにプロットしたGUIをディスプレイ12に表示する。この場合に、共振周波数は、反射係数の大きさが極小値となるときの周波数として示される。
なお、計測機能17bが周波数特性を計測する方法としては、例えば、スペクトラムアナライザ等を用いた方法のように、公知の各種の計測方法を用いることが可能である。
出力機能17cは、計測機能17bによって計測された周波数特性の計測結果に応じて、操作者による調整部4eの操作手順を指示する情報を音声で出力する。
具体的には、出力機能17cは、計測機能17bによって計測された周波数特性の計測結果に基づいて、予め記憶回路13に記憶されている各種の音声データの中から適切な音声データを選択する。そして、出力機能17cは、選択した音声データを表す電気信号をスピーカー18に送信することで、調整部4eの操作手順を指示する各種の情報を音声で出力させる。
なお、ここでいう「音声」とは、機械音や発信音(ビープ音)のような単純な音の信号ではなく、話し言葉のように、より直感的、又は、より具体的に情報の内容を認識することが可能な音声信号(speaking signal)である。
例えば、出力機能17cは、全身用RFコイル4の調整状態を示す情報を音声で出力する。このとき、例えば、出力機能17cは、計測機能17bによってディスプレイ12に表示されるGUIの内容を示す情報を音声で読み上げるように出力する。例えば、出力機能17cは、調整部4eに含まれるトリマコンデンサの調整角度に関する情報を音声で出力する。
例えば、出力機能17cは、周波数特性の計測結果に応じて、全身用RFコイル4の共振周波数が適正値となるように調整部4eの操作手順を指示する情報を音声で出力する。具体的には、出力機能17cは、全身用RFコイル4の共振周波数をラーモア周波数に近付けるように調整部4eの操作手順を指示する情報を音声で出力する。
例えば、図4に示すように、出力機能17cは、「周波数高い/低い」のように、共振周波数のラーモア周波数からのずれの方向を音声で出力する。また、例えば、出力機能17cは、「マッチング**dB(デシベル)」等のように、共振周波数における反射係数の大きさを音声で出力する。また、例えば、出力機能17cは、「時計回り/反時計回り」等のように、共振周波数をラーモア周波数に近付けるためのトリマコンデンサのスイッチの回転方向を音声で出力する。操作者は、このような音声を聞くことによって、全身用RFコイル4の共振周波数をラーモア周波数に近付けるように、調整部4eを適切に操作することができる。
また、例えば、出力機能17cは、周波数特性の計測結果に応じて、全身用RFコイル4が有する複数の給電点4dの間の独立性を調整する操作手順を指示する情報を音声で出力する。
例えば、出力機能17cは、「**dB(デシベル)」等のように、全身用RFコイル4の2つの給電点4dのうちの一方の給電点4dに高周波電流が供給された際に、他方の給電点4dで検出された反射波信号の大きさを音声で出力する。操作者は、このような音声を聞くことによって、2つの給電点4dの間の独立性が確保されるように、調整部4eを適切に操作することができる。
なお、全身用RFコイル4の調整が行われる際に、共振周波数と、給電点4dの間の独立性とは、調整値が相互に影響し合うと考えられる。そのため、例えば、計測機能17bが、全身用RFコイル4の2つの給電点4dのうちの一方の給電点4dに高周波信号を送信しつつ、両方の給電点4dで同時に反射波信号を検出することが可能な場合には、出力機能17cは、共振周波数の調整に関する情報と給電点4dの間の独立性に関する情報の両方を同時に出力してもよい。例えば、出力機能17cは、双方の調整値を認識したうえで、それぞれが適正な状態に近付くようなトリマコンデンサのスイッチの回転方向を音声で出力する。
このように、出力機能17cが、全身用RFコイル4の調整状態を示す情報を音声で出力することによって、操作者に全身用RFコイル4の調整作業をガイドすることが可能になる。
図5は、本実施形態に係るMRI装置100によって行われる処理の処理手順を示すフローチャートである。
例えば、図5に示すように、本実施形態では、計測機能17bが、インタフェース11を介して、操作者から調整開始の指示を受け付けた場合に(ステップS101,Yes)、全身用RFコイル4の周波数特性を計測する(ステップS102)。このステップS102の処理は、例えば、処理回路17が、計測機能17bに対応する所定のプログラムを記憶回路13から読み出して実行することにより実現される。
続いて、出力機能17cが、計測機能17bによって計測された周波数特性の計測結果に応じて、操作者による調整部4eの操作手順を指示する情報を音声で出力する(ステップS103)。このステップS103の処理は、例えば、処理回路17が、出力機能17cに対応する所定のプログラムを記憶回路13から読み出して実行することにより実現される。
その後、計測機能17b及び出力機能17cは、ステップS102及びS103の処理を継続して繰り返し実行し、操作者から調整終了の指示を受け付けた場合に(ステップS104,Yes)、処理を終了する。
このように、本実施形態では、出力機能17cが、操作者によって調整作業が行われている間、繰り返し、計測機能17bによって計測された周波数特性の計測結果に応じて、調整部4eの操作手順を指示する情報を音声で出力する。これにより、操作者に全身用RFコイル4の調整状態をリアルタイムに伝達することができる。
上述したように、本実施形態に係るMRI装置100では、全身用RFコイル4が、当該全身用RFコイル4のインピーダンスを調整する調整部4eを有し、処理回路17の出力機能17cが、操作者による調整部4eの操作手順を指示する情報を音声で出力する。
このような構成によれば、本実施形態では、全身用RFコイルの調整作業を容易に行えるようになる。
例えば、操作者は、音声によって全身用RFコイル4の調整状態を把握できるようになり、撮影室と操作室(又は機械室)と間の行き来を減らすことができる。これにより、全身用RFコイル4の調整作業を簡略化することができる。
また、例えば、音声で出力される情報を増やすことによって、全身用RFコイル4の調整状態だけでなく、調整作業に関する補助情報や次工程の内容を操作者に伝達することも可能になる。これにより、調整作業の煩雑さを低減することができる。
なお、上述した実施形態では、全身用RFコイル4が、複数給電型バードケージコイルである場合の例を説明したが、実施形態はこれに限られない。例えば、全身用RFコイル4は、複数の実質的に独立したコイルエレメントを有し、各コイルエレメントから並列に高周波磁場を送信すること(パラレルトランスミッションとも呼ばれる)が可能なアレイコイルであってもよい。
また、上述した実施形態では、調整部4eが、トリマコンデンサを含む場合の例を説明したが、実施形態はこれに限られない。例えば、調整部4eは、エンドリング4b又はラング4cの一部であってもよい。その場合には、操作者は、全身用RFコイル4のインピーダンスを調整するための操作として、例えば、調整部4eに含まれるエンドリング4b又はラング4cの一部を切削する等により、全身用RFコイル4のリアクタンスを変更する操作を行う。
また、上述した実施形態では、計測機能17bが、周波数特性を示すGUIを、操作室に設置されたディスプレイ12に表示する場合の例を説明したが、実施形態はこれに限られない。例えば、撮影室に設置された架台9にもディスプレイが設けられている場合には、計測機能17bは、架台9のディスプレイに、周波数特性を示すGUIを表示してもよい。
なお、計測機能17bは、必ずしも、周波数特性のGUIの表示を行わなくてもよい。例えば、出力機能17cが、調整部4eの操作手順を指示する情報を音声で出力することによって、調整作業において周波数特性の視覚的な確認が不要となるような場合には、計測機能17bによるGUIの表示は行われなくてもよい。
また、上述した実施形態では、本明細書における計測部及び出力部を、それぞれ、処理回路の計測機能及び出力機能によって実現する場合の例を説明したが、実施形態はこれに限られない。例えば、本明細書における計測部及び出力部は、実施形態で述べた計測機能及び出力機能によって実現する他にも、ハードウェアのみ、ソフトウェアのみ、又は、ハードウェアとソフトウェアとの混合によって同機能を実現するものであっても構わない。
また、上述した説明で用いた「プロセッサ」という文言は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、或いは、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)、プログラマブル論理デバイス(例えば、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)、複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)、及びフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA))等の回路を意味する。プロセッサは、記憶回路に保存されたプログラムを読み出して実行することで、機能を実現する。なお、記憶回路にプログラムを保存する代わりに、プロセッサの回路内にプログラムを直接組み込むように構成しても構わない。この場合は、プロセッサは回路内に組み込まれたプログラムを読み出して実行することで機能を実現する。また、本実施形態のプロセッサは、単一の回路として構成される場合に限らず、複数の独立した回路を組み合わせて一つのプロセッサとして構成され、その機能を実現するようにしてもよい。
ここで、プロセッサによって実行されるプログラムは、ROM(Read Only Memory)や記憶回路等に予め組み込まれて提供される。なお、このプログラムは、これらの装置にインストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD(Compact Disk)-ROM、FD(Flexible Disk)、CD-R(Recordable)、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記憶媒体に記録されて提供されてもよい。また、このプログラムは、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納され、ネットワーク経由でダウンロードされることにより提供又は配布されてもよい。例えば、このプログラムは、上述した各機能部を含むモジュールで構成される。実際のハードウェアとしては、CPUが、ROM等の記憶媒体からプログラムを読み出して実行することにより、各モジュールが主記憶装置上にロードされて、主記憶装置上に生成される。
以上説明した少なくとも一つの実施形態によれば、RFコイルユニットの調整作業を容易に行えるようになる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
100 MRI装置
4 全身用RFコイル
4e 調整部
17 処理回路
17c 出力機能

Claims (7)

  1. 高周波磁場を送信するRFコイルユニットと、
    前記RFコイルユニットのインピーダンスを調整する調整部と、
    操作者による前記調整部の操作手順を指示する情報を音声で出力する出力部と
    を備え
    前記出力部は、前記操作者によって前記RFコイルユニットの調整作業が行われている間、前記RFコイルユニットの共鳴周波数のラーモア周波数からのずれの方向を示す情報を音声で出力す
    気共鳴イメージング装置。
  2. 前記出力部は、前記RFコイルユニットの周波数特性の計測結果に応じて、前記情報を音声で出力する、
    請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  3. 前記出力部は、前記操作者によって前記RFコイルユニットの調整作業が行われている間、繰り返し、前記情報を音声で出力する、
    請求項1又は2に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  4. 前記RFコイルユニットは、複数の給電点を有し、
    前記調整部は、前記インピーダンスを調整することで、前記複数の給電点の間の独立性を調整する、
    請求項1~のいずれか一つに記載の磁気共鳴イメージング装置。
  5. 前記調整部は、トリマコンデンサを含む、
    請求項1~のいずれか一つに記載の磁気共鳴イメージング装置。
  6. 前記情報は、前記トリマコンデンサの調整角度に関するものである、
    請求項に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  7. 高周波磁場を送信するRFコイルユニットと、前記RFコイルユニットのインピーダンスを調整する調整部とを有する磁気共鳴イメージング装置に適用される調整支援方法であって、
    操作者による前記調整部の操作手順を指示する情報を音声で出力し、前記操作者によって前記RFコイルユニットの調整作業が行われている間、前記RFコイルユニットの共鳴周波数のラーモア周波数からのずれの方向を示す情報を音声で出力する
    ことを含む、調整支援方法。
JP2019171196A 2019-09-20 2019-09-20 磁気共鳴イメージング装置及び調整支援方法 Active JP7301697B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019171196A JP7301697B2 (ja) 2019-09-20 2019-09-20 磁気共鳴イメージング装置及び調整支援方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019171196A JP7301697B2 (ja) 2019-09-20 2019-09-20 磁気共鳴イメージング装置及び調整支援方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021045452A JP2021045452A (ja) 2021-03-25
JP7301697B2 true JP7301697B2 (ja) 2023-07-03

Family

ID=74876993

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019171196A Active JP7301697B2 (ja) 2019-09-20 2019-09-20 磁気共鳴イメージング装置及び調整支援方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7301697B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001338602A (ja) 2000-05-30 2001-12-07 Hitachi Ltd 走査形電子顕微鏡あるいは類似装置における三次元CG(ComputerGraphics)を用いたアニメーション機能
JP2008259543A (ja) 2007-04-10 2008-10-30 Ge Medical Systems Global Technology Co Llc 画像診断装置
JP2014236868A (ja) 2013-06-07 2014-12-18 株式会社東芝 磁気共鳴イメージング装置及びその高周波磁場均一性調整方法
US20150253397A1 (en) 2014-03-10 2015-09-10 Aspect Imaging Ltd. Mechanical clutch for mri
JP2019146913A (ja) 2018-02-28 2019-09-05 キヤノンメディカルシステムズ株式会社 磁気共鳴イメージング装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6340537A (ja) * 1986-08-05 1988-02-20 株式会社東芝 音声ガイド付きct装置
JPH07318565A (ja) * 1994-05-25 1995-12-08 Hitachi Ltd 音声入出力機能付き分析装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001338602A (ja) 2000-05-30 2001-12-07 Hitachi Ltd 走査形電子顕微鏡あるいは類似装置における三次元CG(ComputerGraphics)を用いたアニメーション機能
JP2008259543A (ja) 2007-04-10 2008-10-30 Ge Medical Systems Global Technology Co Llc 画像診断装置
JP2014236868A (ja) 2013-06-07 2014-12-18 株式会社東芝 磁気共鳴イメージング装置及びその高周波磁場均一性調整方法
US20150253397A1 (en) 2014-03-10 2015-09-10 Aspect Imaging Ltd. Mechanical clutch for mri
JP2019146913A (ja) 2018-02-28 2019-09-05 キヤノンメディカルシステムズ株式会社 磁気共鳴イメージング装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021045452A (ja) 2021-03-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7133725B2 (ja) 片面式mriシステムにおけるボリューム取得のためのシステムおよび方法
JP2019530495A (ja) 無線周波数コイルのチューニング方法及び装置
RU2735676C2 (ru) Система магнитно-резонансных исследований, имеющая пользовательский интерфейс
JP2015039635A (ja) 種々の形式のシムコイルを使用する磁気共鳴トモグラフィシステムの特に患者に適応した静磁場均一化方法
CN108303661B (zh) 磁共振发射信号的校正
US9291693B2 (en) Magnetic resonance imaging apparatus and control method thereof
JP5848606B2 (ja) 磁気共鳴イメージング装置および励起領域調整方法
US20070164744A1 (en) Magnetic resonance imaging apparatus and static magnetic field correction method
JP2010508054A (ja) 複数の送信コイルを使用したmrirf符号化
US20210121092A1 (en) Magnetic resonance imaging system and position display method
JP2016101202A (ja) 磁気共鳴イメージング装置
JP7301697B2 (ja) 磁気共鳴イメージング装置及び調整支援方法
JP5670037B2 (ja) 静磁場測定器
JP5184899B2 (ja) 磁気共鳴イメージング装置
CN115003222A (zh) 测定装置、检测装置以及测定方法
JP2008099974A (ja) 磁気共鳴イメージング装置,磁気共鳴イメージング方法
JP7408351B2 (ja) 磁気共鳴イメージング装置
US11698432B2 (en) Magnetic resonance imaging system, and main magnetic field correction method therefor and storage medium
JP2019180937A (ja) 磁気共鳴イメージング装置、処理装置および硬さ情報生成方法
US20220381864A1 (en) Breathing and motion monitoring method for mri system, mri system and method, and storage medium
JP5484272B2 (ja) 磁気共鳴イメージング装置および受信コイル接続状態の確認方法
US11686799B2 (en) Method and apparatus for generation of combined magnetic resonance images
JPH07155307A (ja) Mri用rfコイルおよびmri装置
JP2022130883A (ja) 制御装置及び磁気共鳴イメージング装置
JP2023027425A (ja) 磁気共鳴イメージング装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220715

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230104

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230227

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230523

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230621

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7301697

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150