JP7299670B2 - 通電加熱パネル、及び乗物 - Google Patents

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Description

本発明は、通電することでジュール熱(Joule heat)により発熱する発熱導体を備える通電加熱パネル、及びこれを用いた乗物に関する。
従来、特許文献1~特許文献3に記載のように、自動車、鉄道、航空機、及び船舶等の乗り物のガラス窓、並びに、建物のガラス窓に対して、通電することにより加熱し、ガラス窓の凍結や曇りを解消する通電加熱パネルの技術がある。このような通電加熱パネルは、2枚のガラス板の間に加熱電極装置を具備して構成されている。そして当該加熱電極装置は、離隔して配置された一対のバスバー電極、及び、この一対のバスバー電極間を渡すように配置された発熱導体を有しており、一対のバスバー電極に電源を接続することで発熱導体に通電可能とされ、通電することで発熱導体を発熱させてガラス窓を加熱できるように構成されている。
特開平8-72674号公報 特開平9-207718号公報 特開2013-56811号公報
このような通電加熱パネルでは、パネル全面に亘って発熱導体が配置されているので、通電加熱パネルを挟んだ外部からの電波信号を内部で受信することができない問題があった。例えばETC(電子料金収受システム(Electronic Toll Collection System)による有料道路の料金精算システムにおいて、道路側の装置と自動車室内側の装置との電波による信号の送受信が阻害される虞があった。
そこで本発明は、上記問題に鑑み、内外の電波通信の障害を防止することができる通電加熱パネルを提供することを課題とする。また、この通電加熱パネルを備える乗物を提供する。
以下本発明について説明する。ここでは理解容易のため図面の参照符号を付記するが、本発明はこれに限定されるものではない。
本発明の1つの態様は、透明な第一パネル(11)と、第一パネルに対して間隔を有して配置された透明な第二パネル(15)と、第一パネルと第二パネルとの間隔に配置された加熱電極装置(20)と、を備え、加熱電極装置は、間隔を有して配置され対となる複数のバスバー電極(23)と、複数のバスバー電極間を渡すように配置される通電により加熱される発熱導体(24)と、を備え、発熱導体と第一パネルの端面との間であるとともに、複数のバスバー電極の間となる部位に発熱導体が配置されていない発熱導体非配置部(30)が設けられており、発熱導体非配置部は、長方形であるとともに、該長方形のうち複数のバスバー電極が配列される方向に対して直交する方向の大きさが0.5mm以上50mm以下である、通電加熱パネル(10)である。
また、上記の通電加熱パネルが開口部に配置され、通電加熱パネルの複数のバスバー電極が水平方向に配列されており、発熱導体は、複数のバスバー電極を渡すように水平方向に延び、発熱導体非配置部は通電加熱パネルの上部及び下部の少なくとも一方側となるように配置されている、乗物を提供できる。
本発明によれば、必要な部位の加熱性能を維持しつつ、通電加熱パネルを通して内外の電波の送受信が阻害されることを防止できる。
通電加熱パネル10を説明する平面図である。 通電加熱パネル10の層構成を説明する断面図である。 発熱導体24の1つの例である。 加熱電極装置20を説明する斜視図である。 図5(a)は発熱導体24’を説明する図、図5(b)は発熱導体24”を説明する図である。 発熱導体24の断面形態について説明する図である。 図7(a)~図7(d)は、通電加熱パネル10の作製方法を説明する図である。 バスバー電極の他の態様を説明する図である。 通電加熱パネル10’の層構成を説明する断面図である。
以下本発明を図面に示す形態に基づき説明する。ただし、本発明はこれら形態に限定されるものではない。なお、図面に表れる各部材は理解し易さの観点から大きさや形状を誇張、変形して表すことがある。
図1は1つの形態を説明する図で、通電加熱パネル10を平面視した概念図である。図2は図1に示したII-II線による断面図である。図3には図1にIIIで示した部位の拡大図で、発熱導体の1つの例である発熱導体24の拡大図を示した。
このような通電加熱パネル10は例えば自動車のフロントガラスとして自動車に備えられる。その他、ガラス窓あるいはガラス扉等の透明な開口部を有するところの透明開口部材(いわゆる窓材)として用いることができ、これには例えば上記自動車をはじめ、鉄道車両、航空機、船舶、及び宇宙船等の乗り物の窓、扉等の開口部、並びに、各種建物の窓、扉等の開口部を挙げることができる。又、交通信号機、電子看板、電子広告の窓材(表面保護板)、自動車の前照燈等の各種乗物の外部に備える照明裝置の窓材(表面保護板)等にも用いることができる。
図1~図3よりわかるように、通電加熱パネル10は全体として板状であり、複数の層が厚さ方向(図1、図2に示したZ軸方向)に積層してなる。より具体的には、本形態の通電加熱パネル10は、図2の断面図に示す如く第一パネル11、パネル用接着剤層12、加熱電極装置20、パネル用接着剤層14、第二パネル15を有して構成されている。以下、それぞれについて説明する。
第一パネル11、及び第二パネル15は、透光性を有する透明な板状の部材であり、一方の面同士が向かい合うような姿勢で板面間に間隔を有して略平行に配置されている。いわゆる二重パネル構造である。なお、ここで板面とは、第一パネル11及び第二パネル15の表面のうちXY平面に平行な対向する2平面になる。この第一パネル11と第二パネル15との間に、加熱電極装置20の一部が配置され、パネル用接着剤層12、14により一体化されている。
第一パネル11及び第二パネル15は板ガラスにより構成することができる。これには、当該通電加熱パネル10が適用される設備(例えば乗り物や建物)が通常に有する窓に用いられる板ガラスと同じものを用いることができる。例えばソーダライム硝子(青板硝子)、硼珪酸硝子(白板硝子)、石英硝子、ソーダ硝子、カリ硝子等からなる普通板ガラス、フロート板ガラス、強化板ガラス、部分板ガラス等が挙げられる。また、必要に応じて3次元的に曲面状に湾曲部を有するものであってもよい。このようなガラスの屈折率は通常1.4~1.8である。特に各種乗り物や建物に用いられる上記ガラスは概ね屈折率が1.52前後のものが多い。
ただし必ずしもガラス板である必要はなく、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂等の樹脂から成る樹脂板であってもよい。ただし、耐候性、耐熱性、透明性等の観点から板ガラスであることが好ましい。
これら第一パネル11及び第二パネル15の厚さは特に限定されることはないが、1.5mm以上5mm以下であることが一般的である。
パネル用接着剤層12は第一パネル11のうち第二パネル15側となる面に積層された接着剤からなる層であり、基材層21と第一パネル11とを接着する。接着剤の材料は特に限定されることはないが、接着性、耐候性、耐熱性、透明性等の観点からポリビニルブチラール樹脂(PVB)を用いることができる。PVBを用いた場合にはその屈折率は1.48前後となる。
パネル用接着剤層12の厚さは特に限定されることはないが、0.2mm以上1.0mm以下であることが一般的である。
パネル用接着剤層12の中には、必要に応じて、ベンゾトリアゾール系化合物、ベンゾフェノン系化合物等の紫外線吸収剤、赤外線吸収剤、帯電防止剤等の各種添加剤を添加することができる。
加熱電極装置20は、通電することによって発熱し、通電加熱パネル10を加熱するよう構成されている。図4には加熱電極装置20の一部を斜視図で表している。
図1~図4よりわかるように本形態では加熱電極装置20は、基材層21、発熱導体用接着剤層22、バスバー電極23、発熱導体24、及び電源接続配線25を有している。
基材層21は、加熱電極装置20の、特にバスバー電極23及び発熱導体24がその一方の面上に配置されて、該バスバー電極23及び発熱導体24を支持する基材として機能する層である。基材層21は透明な板状の部材であり、樹脂により形成されている。基材層21を形成する樹脂としては可視光線波長帯域の波長(380nm~780nm)を透過するものであれば如何なる樹脂でも良いが、好ましくは熱可塑性樹脂を用いることができる。この熱可塑性樹脂としては、例えばポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナレフタレート、アモルファスポリエチレンテレフタレート(PET)等のポリエステル樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリメチルペンテン、環状ポリオレフィン等のポリオレフィン樹脂、ポリメチルメタクリレート等のアクリル樹脂、トリアセチルセルロース(三酢酸セルロース)等のセルロース系樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリスチレン、アクリロニトリル-スチレン共重合体等のスチレン系樹脂、ポリ塩化ビニル等を挙げることが出来る。その中でもPETが、エッチング耐性、耐候性、耐光性に優れていることから好ましい。PETはその屈折率が1.58前後である。
基材層21の厚さとしては、20μm以上300μm以下が一般的である。
発熱導体用接着剤層22は、基材層21と発熱導体24との間に配置され、両者の密着性を向上させる機能を有する接着剤層である。ここに用いられる接着剤は、ドライラミネート方式の貼り合せ方法に用いられるものが好ましい。ドライラミネートとは、溶剤で溶解した液状の接着剤を、互いに貼り合せるべき2層に対してその貼り合せ面の少なくとも一方に塗布し、該接着剤の塗布層を乾燥後に、該接着剤層を間に介して積層した両層を1対の加熱ロールに挟持し、加圧して貼り合わせる貼り合せ方法である。かかる貼り合せ方法で用いられる接着剤の材料としては、特に限定されることはなく公知のものを用いることができるが、例えば、熱硬化型樹脂が代表的である。具体的には、アクリルポリオール、ポリエステルポリオール、ポリカーボネートポリオール、ポリエーテルポリオール等のポリオールから選ばれた1種以上を主剤とし、これにトリレンジイソシアネート、キシレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート等のイソシアネート化合物の多量体又は附加体から選ばれた1種以上を硬化剤とする2液硬化型ウレタン樹脂、ビスフェノールAとエピクロルヒドリンの共重合体等のプレポリマーから選ばれた1種以上を主剤とし、ポリアミン、又は酸無水物等を硬化剤とする2液硬化型エポキシ樹脂等が挙げられる。これらの中でも、ポリエステルポリオールを主剤とする2液硬化型ポリエステル系ウレタン、ポリカーボネートポリオールを主剤とする2液硬化型ポリカーボネート系ウレタン等を好適に用いることができる。
本形態でバスバー電極23は、第一バスバー電極23a及び第二バスバー電極23bから形成されている。第一バスバー電極23a、第二バスバー電極23bはそれぞれ一方向(図1においてはY軸方向)に延びる帯状であり、第一バスバー電極23aと第二バスバー電極23bとは間隔を有して同じ方向に延びる(略平行となる)ように配置されている。これは加熱通電パネル10を乗り物に設置した姿勢で、鉛直方向に延び、2つのバスバー電極が水平方向に並べられている。
このような第一バスバー電極23a及び第二バスバー電極23bは公知の形態を適用することができ、帯状である当該電極の幅は3mm以上15mm以下が一般的である。
発熱導体24は、第一バスバー電極23aと第二バスバー電極23bとを渡すように両バスバー電極23a、23bと交差する方向(図1においてはX軸方向)に延在して配置される。そして、第一バスバー電極23aと第二バスバー電極23bとが当該発熱導体24により電気的に接続されている。この発熱導体24が通電により発熱する。
本形態ではこのような発熱導体24が、第一バスバー電極23a及び第二バスバー電極23bの長手方向(図1においてはY軸方向)に複数配列されている。すなわち、加熱通電パネル10を乗り物に設置した姿勢で、発熱導体24は水平方向に延び、鉛直方向に複数配列されている。
また発熱導体24が延びる方向における形態は特に限定されることはないが、光芒をより確実に防止する観点から、平面視(図1の視点)で発熱導体24は図3に示したように波型であることが好ましい。
ただし、発熱導体の形態は波型に限定されることはなく、図5(a)に示した直線状の発熱導体24’や、図5(b)に示したメッシュ状の発熱導体24”を適用することもできる。
また、発熱導体24の断面形状は次のように構成されていることが好ましい。図6には、図2にVIで示した部位を拡大した図を示した。
発熱導体24は、加熱電極装置20の厚さ方向において、発熱導体24の一方側(本形態では発熱導体用接着剤層22側)の面を平面視した長さ0.01mあたりの表面積をS、その反対側の面を平面視した長さ0.01mあたりの表面積Sとしたとき、
0μm<S-S≦30000μm
が成立することが好ましい。ここで「長さ」とは、延びる発熱導体24のある0.01mを取り出したときにおける一端と他端との距離である。より好ましくは、
0μm<S-S≦15000μm
である。
これによれば、発熱導体24を視認されない幅で作製した際に、断面積を大きくとることができ、さらに高い出力(発熱量)を得ることが可能である。発熱導体24の断面形状は、矩形(長方形)を作製することができれば理想ではあるが、エッチングにより作製することはいわゆるサイドエッジの性質上、困難がある。
上記範囲を満たしつつ、その他の部位において次のように構成することが好ましい。図6に説明のための符号を付している。
図6にBで示した、隣り合う発熱導体24の間隔B(発熱導体24に於ける開口部に相当する)は、0.1mm以上5.0mm以下であることが好ましい。より好ましくは0.4mm以上である。
また、当該断面において、上記S側の辺の長さ(線幅)をW、及びその反対側(S側)の辺の長さ(線幅)をWとしたとき、
>W
3μm≦W≦15μm、及び、
1μm≦WT≦12μm
が成り立つことが好ましい。
なお、この断面は、その部位において最小断面になるように切断された面とする。また、発熱導体24の表面に凹凸が形成されている場合には当該凹凸を含めた最小面積の断面を考えるものとする。
また、発熱導体24の厚さHは、5μm以上、30μm以下であることが好ましい。
また、発熱導体24は、隣り合う発熱導体24とのピッチPが、0.1mm以上5.00mm以下とされることが好ましい。ピッチPを0.1mmより小さくすると複数の発熱導体24が密に配置されて、通電加熱パネル10の光の透過率が許容される範囲を超えて暗くなってしまう虞がある。一方、ピッチPが5.00mmより大きいと均一な加熱性能が低下したり、発熱導体24が視認されたりする虞がある。
発熱導体24を構成する導体材料としては例えばタングステン、モリブデン、ニッケル、クロム、銅、銀、白金、アルミニウム等の金属、或いはこれら金属を含むニッケル-クロム合金、青銅、真鍮等の合金をエッチングによりパターン形成してなす部材を挙げることができる。
電源接続配線25は、図1からわかるように、第一バスバー電極23aと第二バスバー電極23b間に電源40を接続する配線である。電源40は、水滴(曇り)、凍結(霜)等を溶解或いは蒸発させるに必要な電力を供給可能なものであれば特に限定されることはなく、適宜の電圧、電流、或いは周波数を有する公知の直流電源又は交流電源を用いれば良いが、通電加熱パネル10が自動車に適用される場合には、電源40として例えば自動車に既設の鉛蓄電池、リチウムイオン蓄電池等のバッテリーを直流電源として用いることができる。このときには例えばバッテリーの正極に第二バスバー電極23b、負極に第一バスバー電極23aを接続することができる。もちろん、別途専用の電源(電池、発電機等)を用いても良い。また、電動機を動力とする鉄道車両の場合は架線から給電された直流電力又は交流電力を適宜の電圧及び電流に変換して用いることもできる。
このような電源接続配線25は公知の構成を適用すればよい。
パネル用接着剤層14は、バスバー電極23、及び発熱導体24を含み、発熱導体用接着剤層22と、第二パネル15と、を接着する層である。パネル用接着剤層14はパネル用接着剤層12と同じ構成とすることができる。すなわち、接着剤としては特に限定されることはないが、接着性、耐候性、耐熱性、透明性等の観点からポリビニルブチラール樹脂(PVB)を用いることができる。PVBを用いた場合にはその屈折率は1.48前後となる。
パネル用接着剤層14の厚さは特に限定されることはないが、0.2mm以上1.0mm以下であることが一般的である。
パネル用接着剤層14の中には、必要に応じて、ベンゾトリアゾール系化合物、ベンゾフェノン系化合物等の紫外線吸収剤、赤外線吸収剤、帯電防止剤等の各種添加剤を添加することができる。
以上のような各構成により次のように通電加熱パネル10とされている。図2からわかるように、第一パネル11の一方の面にパネル用接着剤層12が積層されており、このパネル用接着剤層12を介して第一パネル11に基材層21が積層されている。また、基材層21のうちパネル用接着剤層12が配置された側とは反対側の面には発熱導体用接着剤層22を介して、バスバー電極23及び加熱電極24が積層されている。そして、加熱電極装置20のうち基材層21が配置された側とは反対側に第二パネル15が配置されており、発熱導体用接着剤層22と第二パネル15との間を埋めるようにパネル用接着剤層14が配置されている。これにより第二パネル15が加熱電極装置20に積層される。
このとき、図1、図2からわかるように、発熱導体24が配列される方向(図1、図2でY方向)では、最も端部に配列された発熱導体24から、通電加熱パネル10の端面までの間に、発熱導体24が配置されない部位である発熱導体非配置部30が設けられている。この部位には発熱導体24が配置されておらず、これにより、電波が発熱導体24に阻害されることなく通電加熱パネル10を透過することができる。より具体的には次の通りである。
発熱導体非配置部30は、最も端部に配置された発熱導体24から、通電加熱パネル10の端面(第一パネル11の端面)までの距離(発熱導体非配置部の幅)がAであり、この幅Aの大きさは通電加熱パネル10を透過させるべき電波の波長に基づいて決めることができる。例えば幅Aの大きさの下限値は、透過させたい電波の波長の波長帯域の最小波長が、概ねこの幅により構成される開口部の遮断波長により決定する。又、幅Aの大きさの上限は、通電加熱パネル10の凍結や曇りの解消効果を、通電加熱パネル10の全面に亘って、目視上支障の無い程度に、均一化させるに足るように決定する。
ここで、2つのバスバー電極23a、23b間の距離(発熱導体非配置部30の長さ)をL(図1参照)とすると、発熱導体非配置部30は、長さL、幅Aである長方形の開口部をなす。この開口部は、電磁波の透過に関しては、伝播方向の長さ(発熱導体24の厚さがこれに相当する。)が極端に短い矩形(断面)導波管と見なし得る。従って、発熱導体非配置部30を電波が透過するか又は遮断するかは、幅A及び長さLの矩形導波管中を電波が伝播するか遮断されるかと等価な問題となる。
導波管では、断面各辺の長さがA(mm)及びL(mm)(ただし、A<L)の矩形導波管においては、固有の遮断波長λc(mm)があり、波長λの電波について、
λ≦λc
のみ伝播することが知られている。すなわち、発熱導体非配置部30の矩形開口部を透過可能な電波は式1で表される遮断波長λc以下の波長のもののみとなる。
λc=2/{(n/A)+(m/L)}0.5 ・・・(式1)
である。ここで、m、nは伝播する電波のモード数である。
発熱導体非配置部30において、幅Aが長さLに対して小さくて、より遮断波長が小さくなる幅Aの方向(図1、図2に於いてはY方向)について、遮断波長λcを求める。このとき、モード数をm=0、n=1として、式1により遮断波長λcの最大値を求める(モード数n≧2以上のモードを想定するとよりλcは小となる為)。すると、
λc=2・A ・・・(式2)
となる。
よって、通電加熱パネル10を透過して送受信を想定する電波の周波数帯域乃至はスペクトルの最長波長がλmaxである場合には、
λmax≦λc=2・A (式3)
即ち、これを幅Aについて解くと、
A≧λmax/2 (式4)
となる。但し、発熱導体非配置部30の幅Aに余裕を持たせて大きく設定し過ぎると、通電加熱パネル10の全面の均一加熱が困難となる。そのため、通常、
(λmax/2)×1.05≦A≦(λmax/2)×2.00 (式5)
とすることが好ましい。
通常想定される電波の波長帯域の透過性及び全面の均一加熱適性を勘案すると、幅Aは、0.5mm以上50mm以下、好ましくは1.2mm以上8.0mm以下である。
尚、通電加熱パネル10を透して送信又は受信される電波の種類は特に限定されることなく、各種波長帯域の電波に各種変調方式により所望の情報を載せたものが用いられる。此処で、波長帯域としては、長波、中波、短波、超短波、極超短波等が用いられる。変調方式としては、振幅変調、周波数変調等のアナログ変調、周波数偏移変調、位相偏移変調等のデジタル変調、パルス符号変調、パルス幅変調等のパルス変調等の変調方式が用いられる。情報としては、各種の音声信号、映像信号、デジタル信号等が用いられる。具体的には、AM(振幅変調波)又は/FM(周波数変調波)ラジオ放送波の電波、テレビジョンのUHF放送波、VHF放送波の電波、デジタル放送波の電波、自動車電話、携帯電話、ETC(電子料金収受システム(Electronic Toll Collection System)の略)、パーソナル無線、業務用無線等で用いる電波、及びGPS(全地球測位システム(Global Positioning System)の略)で用いるGPS衛星の測位用電波などの各種電波を挙げることができる。
従って発熱導体非配置部30の近傍に上記した各電波を受信するアンテナを設置することにより、良好な電波受信が可能となる。
これにより電波が透過できる部位が形成されるので、電波の透過にムラが発生し難い。そしてこのように通電加熱パネルの端部に当該部位を形成することで、加熱性能が低下しても実用上の影響を小さく抑えることができるので、通電加熱パネルの基本的性能も維持することが可能である。
このような加熱電極装置20及びこれを含む通電加熱パネル10は例えば次のように製造することができる。図7(a)~図7(d)に説明のための図を示した。
先ず、図7(a)に示したように、金属箔24aを、樹脂フィルムからなる基材層21上に発熱導体用接着剤層22を介して貼り合せ積層した積層体を製造する。
次いで、図7(b)に示したように、該積層体の金属箔24a上に感光性レジスト層80を塗工形成する。
次いで、所望のパターンの発熱導体24及びバスバー電極23の平面視パターンに基づいた遮光パターンを有するフォトマスクを用意する。そして、該フォトマスクを該感光性レジスト層80上に密着させて載置する。そして、該フォトマスクを通して紫外線露光し、フォトマスクを除去後、公知の現像処理により未露光の感光性レジスト層を溶解除去して、図7(c)に示したように所望パターン80aに合致する形状のレジストパターン層80’を該金属箔24a上に形成する。
ここで図7(c)には形成されるべき発熱導体24の位置及び大きさを参考として破線及び薄墨で表している。図7(c)からわかるように、本例では、レジストパターン層80’に形成されたレジストパターン80aの縁から、形成されるべき発熱導体24の縁までの距離がCとなるように構成されている。そしてこのCは5μm以上であることが好ましい。これにより上記した形態の発熱導体24をエッチングにより得ることができる。
次いで、該レジストパターン層80’上から該積層体を腐蝕液によるエッチング(腐蝕)加工を行い、図7(d)のように、該レジストパターン層80’金属箔24aを腐蝕除去する。そして、該レジストパターン層を溶解除去(脱膜)する。斯くして、発熱導体用接着剤層22上に図1の平面視形状及び図2の断面形状の所定パターンの発熱導体24、第一バスバー電極23a及び第二バスバー電極23bが形成された積層部材を製造する。
上記のように発熱導体24の断面を規定すれば、生産性高く発熱導体24を形成することができる。
次いで、第一パネル11、パネル用接着剤層12、加熱電極裝置20による積層部材を形成し、この積層部材に対してパネル用接着剤層14、及び第二パネル15を此の順に重ね、これらを一体化する。
以上の工程により、図1、図2に示したような通電加熱パネル10を製造する。
以上説明した通電加熱パネル10の製造方法によれば、エッチングによっても断面形状が矩形に近い発熱導体を得ることができ、上底と下底との差が大きい台形断面である発熱導体に比べて、幅方向の大きさを小さく抑えつつも、厚さを大きくして断面積を大きくすることが可能となる。
通電加熱パネル10は例えば次のように用いられて作用する。ここでは1つの例として通電加熱パネル10を自動車のフロントパネルに適用した場合で説明する。
すなわち、図1の形態においては、通電加熱パネル10が自動車のフロントパネルの位置に配置される。この際には発熱導体非配置部30が上下に配置されるようにする。すなわち、2つのバスバー電極23a、23bが左右に配置され、発熱導体24が水平方向に延びるように配置する。通常、受信機は室内側うち上部または下部に配置することが多いので、受信機の位置と発熱導体非配置部30の位置が適切になり、電波の受信がより適切に行われる。
また、電源接続配線25に開閉器50を介して電源40が接続され、バスバー電極23を介して発熱導体24を発熱させることができるように接続する。本形態に於いては、電源40としては自動車に既設のバッテリーを用いている。開閉器50を閉じると、電源40から電流が供給される。当該発熱導体24はジュール熱の発熱により第一パネル11、第二パネル15が加熱されるのでフロントパネルとして機能する通電加熱パネル10の温度が上昇し、凍結及び曇りが解消される。
本形態では、発熱導体非配置部30が通電加熱パネル10の両端に形成された例を説明したが、これに限らず、いずれか一方のみであってもよい。
また、本形態では、発熱導体非配置部30に隣接してバスバー電極23a、23bが延びるように構成されているが、この部分は実質的に機能していないので、図8(a)に示したように、バスバー電極23a、23bは必要に応じて発熱導体非配置部30に隣接する部位にまで延ばさなくてもよい(図8(a)の例ではバスバー電極23a、23bの上部が図1の例に対して短く形成されている。)。
また、図8(b)に示したように、バスバー電極23a、23bのうち、電源接続配線25に接続させる部位を電極端子23’として第一パネル11、第二パネル15よりも外側に突出するように形成することもできる。これによれば電源との接続配線を行いやすい。
図9は変形例にかかる通電加熱パネル10’の層構成を説明する図であり、図2に相当する図である。本例では、バスバー電極23a、23bのみでなく、基材層21、発熱導体用接着剤層22も通電加熱パネル10’の端面に達しないように構成されている。従って、本例では発熱導体非配置部30’は第一パネル11と第二パネル15に接するように構成されている。なお、この発熱導体非配置部30’は、空気で満たされていてもよいし、パネル用接着剤層で満たされていてもよい。
10 通電加熱パネル
11 第一パネル
12 パネル用接着剤層
14 パネル用接着剤層
15 第二パネル
20 加熱電極装置
21 基材層
22 発熱導体用接着剤層
23 バスバー電極
24 発熱導体
30 発熱導体非配置部
40 電源

Claims (2)

  1. 透明な第一パネルと、
    前記第一パネルに対して間隔を有して配置された透明な第二パネルと、
    前記第一パネルと前記第二パネルとの前記間隔に配置された加熱電極装置と、を備え、
    前記加熱電極装置は、
    間隔を有して配置され対となる複数のバスバー電極と、
    前記複数のバスバー電極間を渡すように配置される通電により加熱される発熱導体と、を備える通電加熱パネルであって
    前記通電加熱パネルの平面視で前記発熱導体と前記第一パネルの端面との間であるとともに、前記複数のバスバー電極に挟まれる部位又は前記複数のバスバー電極に挟まれていないが前記バスバー電極を延長した部位に挟まれる部位に前記発熱導体が配置されていない発熱導体非配置部が設けられており、
    前記発熱導体非配置部は、前記通電加熱パネルの平面視で長方形であるとともに、該長方形のうち前記複数のバスバー電極が配列される方向に対して直交する方向の大きさが0.5mm以上50mm以下である、
    通電加熱パネル。
  2. 請求項1に記載の通電加熱パネルが開口部に配置され、
    前記通電加熱パネルの複数の前記バスバー電極が水平方向に配列されており、
    前記発熱導体は、複数の前記バスバー電極を渡すように水平方向に延び、
    前記発熱導体非配置部は前記通電加熱パネルの上部及び下部の少なくとも一方側となるように配置されている、乗物。
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