JP7299233B2 - ピストンリング - Google Patents

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Description

本発明は、ピストンリング、特に大型エンジンでの使用を意図した種類のピストンリングに関する。
ピストンリングは、閉じたリングを形成するように、重なり合う領域で相互に係合するタングセクションを介して互いに連結される2つの端部を有する本体セクションによって形成されていてもよい。ピストンリングは、通常、ピストンの外周部に設けられた環状溝に取り付けられる。ピストンリングは、弾性を有し、シリンダの内周面と摺動接触するように意図されている。ピストンリングは、ピストンおよびシリンダとともに、エンジンの燃焼室を画定していてもよい。
好ましくは大型ディーゼルエンジン、例えば船舶エンジンで使用される種類のピストンリングは、エンジンの運転中に極端な条件にさらされる。高度の摩耗、熱および腐食により、ピストンリングは急速に摩耗し、したがって交換が必要となる。ピストンリングの寿命を延ばすための多くの方法が提案されている。これらの方法のいくつかは、ピストンリングの最も露出した部分、好ましくはその外周部に耐摩耗性の層またはコーティングを塗布することに向けられている。
ピストンリングは、テーパ状の外表面(テーパ状の走行プロファイル)を有してもよく、摩耗コーティングは、テーパ状の表面上に設けられる。深い走行プロファイルは、燃焼室内の高圧力がピストンリングの外周に作用することを可能にする。(軸方向に見て)長いテーパは、短いテーパよりも良好であり、ピストンリングの内周に作用する高圧力の大部分を打ち消す。これにより、摩耗コーティングの寿命の間、走行プロファイルの深さを持続させることができる。長いテーパは、圧力逃がしの観点からは有益であるが、ピストンリングのそのようなプロファイルは、重なり領域における漏れのリスクを伴うという欠点がある。
本発明の目的は、既知のピストンリングの欠点を緩和することである。この目的および他の目的は、以下で明らかになるであろうが、付随する独立請求項で定義されるピストンリングによって達成される。様々な例示的な実施形態のいくつかは、従属請求項に定義されている。
本発明は、外周のピストンリングプロファイルを変化させることにより、2つの機能的要件、すなわち、重なり領域でのシール効果を損なうことなく、適切な圧力逃がし(内周面に作用する高圧力を少なくとも部分的に打ち消すこと)が達成され得るという見識に基づいている。特に、本発明者は、円周の大部分に沿って比較的長い軸方向テーパを有するが、重なり領域に隣接し、かつ重なり領域では短いテーパを有することにより、圧力キャンセリング機能が維持されながら、重なり領域での漏れのリスクが低減されることを実現した。本発明は、その最も一般的な意味では、テーパ状の表面部分を備えた外表面を有するピストンリングに関するものである。テーパリングは、テーパ開始部から半径方向内側に延びており、テーパ開始部は、重なり領域の近傍で(軸方向に見て)変化している、ピストンリングに関するものである。
本発明の第1の態様によれば、ピストンリングが提供される。ピストンリングは、
幾何学的軸を中心に円周方向に沿って延びる本体セクションと、
本体セクションの第1端部から本体セクションの第2端部に向かって延びる第1タングセクションと、
本体セクションの第2端部から本体セクションの第1端部に向かって延びる第2タングセクションと、
近位フランクと、
遠位フランクと、
フランクを相互に接続する外周表面と、を備え、
使用時に、第1タングセクションが、第2タングセクションと重なり、接触界面を形成するように構成されている。本体セクションにおいて、外周表面が、円周方向に延びるテーパリング第1表面部分を含み、第1表面部分は、第1表面部分が近位方向および半径方向内側にテーパするテーパ開始部を有している。第1タングセクションおよび第2タングセクションに隣接して、第1表面部分のテーパ開始部が、本体セクションの残部におけるテーパ開始部の位置に対して近位側に位置している。
本開示では、「近位」および「遠位」という用語は、軸方向の2つの対向するものとして使用される。例えば、近位方向が上向きであれば、遠位方向は下向きであろう。通常、ピストンリングは、近位側フランクが燃焼室の方を向き、遠位側フランクが燃焼室から離れる方向を向くようにピストンに取り付けられるであろう。
上記から、タングセクションに隣接するテーパ開始部が、本体セクションの残部のテーパ開始部の近位側に位置しているため、テーパリング第1表面部分は、局所的に(タングセクションに隣接する)本体セクションの残部のテーパよりも短くなっていることが理解されるべきである。短いテーパは、漏れのリスクを低減し、一方、本体セクションの残部の長いテーパは、ピストンリングの内周と外周との間の適切な圧力キャンセルを提供する。
短いテーパは、重なり領域、特に第1タングセクションにおいても存在してもよい。しかしながら、いくつかの実施形態では、第1タングセクションを含む重なり領域における外周表面は、非テーパであってもよい(すなわち、軸と実質的に平行であり、ピストンリングが摺動するシリンダに対して実質的に平行である)。
「隣接する」という表現は、タングセクションに直接的に境界づけられることに限定されることを意図していないことが理解されるべきである。むしろ、それは、タングセクションの近傍を含むものとして理解されるべきである。したがって、別の言い方をすれば、第1タングセクションに最も近い位置にあるテーパリング第1表面部分の円周方向部分と、第2タングセクションに最も近い位置にある円周方向部分とは、テーパリング第1表面部分の残部のテーパ開始部の近位側にあるテーパ開始部を有する。
好適には、テーパリング第1表面部分のテーパ開始部の位置の違いは、テーパ開始部が第1タングセクションおよび第2タングセクションに向かって徐々に近位側に上昇することによって達成されてもよい。テーパリング第1表面部分のテーパ開始部から重なり領域のテーパ開始部までの移行長さは、好適には、閉鎖リングの場合、円周の5%以下であってもよい。
ピストンリング(1)の少なくとも1つの例示的な実施形態によれば、外周表面(19)は、ダブルテーパプロファイルを有し、好ましくは、非テーパリング第2表面部分(22)とテーパリング第3表面部分(23)とを含み、第1表面部分(21)、第2表面部分(22)および第3表面部分(23)は、走行面であり、これらの面が、リングの外周表面に位置していることが最も好ましい。表面部分(23)、(22)および(21)は、したがって、エンジン内での運転中に通常はシリンダライナと接触し、それに応じて、テーパ状の表面は、走行面であり、リングの外周表面に位置している。
少なくとも1つの例示的な実施形態によれば、テーパリング第1表面部分は、閉じられたリングのための円周の少なくとも75%を覆っている。好適には、テーパリング第1表面部分によって覆われる領域は、重なり領域から180°(円周方向)に位置する点を基準にして対称である。
少なくとも1つの例示的な実施形態によれば、第1タングセクションと第2タングセクションとの間の接触界面の最も近位側の部分は、軸に対して実質的に垂直な幾何学的平面内にある。いくつかの実施形態では、最も近位側の部分は、第1タングセクションと第2タングセクションとの間の平坦な接触界面部分に沿っていてもよい。そのような場合、平坦な接触界面部分は、幾何学的平面と一致する。他の実施形態では、最も近位側の部分は、湾曲した接触界面の端部であってもよい(例えば、円の4分の1の形成断面など)。
いくつかの例示的な実施形態によれば、第1タングセクションにおいて、外周表面は、幾何学的平面の近位側に延びており、第2タングセクションにおいて、外周表面は、幾何学的平面から遠位側に延びている。いくつかの例示的な実施形態では、第1タングセクションは、幾何学的平面の近位側および遠位側の両方に延び、重なり領域で第2タングセクションを近位側および遠位側の両方で包囲していてもよい。
少なくとも1つの例示的な実施形態によれば、ピストンリングの円周の大部分に沿って、テーパリング第1表面部分のテーパ開始部は、幾何学的平面の遠位側に位置し、テーパリングは、幾何学的平面を越えて近位側に延びている。
少なくとも1つの例示的な実施形態によれば、第1タングセクションにおいて、外周表面は、幾何学的平面から延びる非テーパリング第2表面部分を含む。非テーパリング第2表面部分は、幾何学的平面から、ピストンリングの近位フランクまでの全てまたは一部で近位側に延びていてもよい。
非テーパリング第2表面部分が、幾何学的平面と近位フランクとの間の軸方向距離の一部のみで延びている実施形態では、テーパリング第3表面部分へと好適に移行してもよい。これは、少なくとも1つの例示的な実施形態に反映されており、それによれば、第1タングセクションにおいて、外周表面は、半径方向内側にテーパするテーパリング第3表面部分を更に含み、テーパは、非テーパリング第2表面部分の近位端から始まり、近位側に延びる。テーパリング第3表面部分は、好適には、近位フランクまで延びていてもよい。
少なくとも1つの例示的な実施形態によれば、テーパリング第3表面部分のテーパ角度は、テーパリング第1表面部分のテーパ角度とは異なる。例えば、少なくとも1つの例示的な実施形態によれば、テーパリング第3表面部分のテーパ角度は、テーパリング第1表面部分のテーパ角度よりも大きい。テーパリング第3表面部分において比較的大きなテーパ角度を有することの利点は、通常、テーパリング第1表面部分よりも短い軸方向延在部を有していてもよいテーパリング第3表面部分において、より大きなテーパ角度が、短い軸方向延在部を形成して生じる可能性のある圧力キャンセル能力の損失を少なくとも部分的に補償することである。しかしながら、いくつかの例示的な実施形態では、テーパ角度は、第1表面部分および第3表面部分において実質的に同じであってもよい。
少なくとも1つの例示的な実施形態によれば、テーパリング第1および/または第3表面部分のテーパ角度は、一定であってもよい。しかしながら、他の実施形態では、第1表面部分および第3表面部分の少なくとも1つは、表面部分の軸方向の延在部に沿って変化するテーパ角度を有してもよい。
少なくとも1つの例示的な実施形態によれば、テーパリング第1表面部分およびテーパリング第3表面部分のそれぞれが、近位フランクまで延びており、ここで、テーパリング第3表面部分が、第1タングセクションから本体セクション内に、テーパリング第1表面部分まで円周方向に延びている。このように、テーパリング第3表面部分は、本体セクションの第1端部から円周方向の両方に延びており、一方の方向では、第1タングセクションに沿って延びており、他方の方向では、本体セクションに沿って延びており、テーパリング第1表面部分に面している。
上記から、少なくともいくつかの例示的な実施形態では、ピストンリングの外周表面は、ピストンリングの円周の大部分に沿って比較的小さなテーパ角を有する軸方向に長いテーパを有することにより、適切な圧力キャンセルを提供するが、局所的に(重なり領域に隣接しており、重なり領域において)、長いテーパは、比較的大きなテーパ角によって補償される軸方向に短いテーパによって置換されていることが理解されるべきである。更に、短いテーパは、ピストンリングを過ぎて制御不能なガス漏れのリスクを低減する。
第1タングセクションと同様に、第2タングセクションおよび/または第2タングセクションに隣接する領域は、比較的大きなテーパ角度を有する軸方向の短いテーパを含んでいてもよい。例えば、少なくとも1つの例示的な実施形態によれば、第2タングセクションに隣接して、本体セクションの外周表面は、第3表面部分と同じテーパ角度を有するテーパリング第4表面部分を構成する。
少なくとも1つの例示的な実施形態によれば、第2タングセクション上では、外周表面は、幾何学的平面から非テーパ状に延びている。好適には、第2タングセクションにおいて、非テーパ状の周辺表面は、遠位フランクまで遠位側に延びる。
少なくとも1つの例示的な実施形態によれば、本体セクションでは、外周表面は、半径方向において外側に膨らみ、円周方向に延び、テーパリング第1表面部分の遠位側に位置するバレル状表面部分を含む。バレル状表面部分は、好適には、外向きの膨らみが外周表面の軸方向延在部のほぼ中心に位置するような軸方向延在部を有していてもよい。そのような場合、テーパ状第1表面部分のテーパ開始部は、外向きの膨らみの近位側に位置する。更に、漏れのリスクの低減および適切な圧力キャンセルを提供するために、第1タングセクション上では、テーパリング第1表面部分は、更に近位側に上方に位置してもよい。第1タングセクションにおいて、バレル状表面部分は、テーパリング第1表面部分と第2タングセクションとの接触界面との間に位置していてもよい。第2タングセクションは、好適には、テーパリング第1表面部分の空洞であってもよく、バレル状表面部分を存在させるだけでもよい。
第1タングセクションと第2タングセクションとの間には様々な係合の可能性が考えられるが、少なくとも1つの例示的な実施形態によれば、第1タングセクションは、半径方向に対して本体セクションの外側および軸方向に対して遠位側に円周方向に沿って延びるように形成された係合溝を有してもよく、第2タングセクションは、係合溝と係合するように構成されている。
本発明は、重なり領域を越えて制御されていない漏れのリスクを低減するという利点を有するが、本発明を、重なり領域の外側、すなわち本体セクション上または本体セクション内で円周方向に制御された漏れを達成するための手段と組み合わせることが可能であることが理解されるべきである。制御された漏れを有することの理論は、リングパック内で機械的負荷を分散させることである。したがって、いくつかの実施形態では、所望であれば、高圧側から低圧側へのガスマスフローを達成するために、本体セクション内または本体セクションの外側に1つ以上の流路が設けられてもよい。
図1は、本発明の少なくとも1つの例示的な実施形態によるピストンリングの斜視図であり、未取付状態のピストンリングを図示している。 図2は、図1のピストンリングがピストン(図示せず)に取り付けられた後の詳細な斜視図である。 図3は、図2のA-A線に沿った断面図である。 図4は、図2のB-B線に沿った断面図である。 図5は、図2のC-C線に沿った断面図である。 図6は、本発明の少なくとも他の例示的な実施形態によるピストンリングの断面図であり、図4に示された実施形態と同様の重なり領域の断面図である。
図1と図2に示されているように、外周表面にはハッチングされた部分が図示されている。ハッチングされた領域は、通常、断面を図示するために使用されるが、図1および図2の外周表面のハッチングされた領域は、ピストンリングに沿って異なるテーパを視覚的に区別するために描かれており、それによって、以下の説明の理解を容易にすることができる。
図1は、本発明の少なくとも1つの例示的な実施形態によるピストンリング1の透視図であり、未取付状態のピストンリング1を図示している。ピストンリング1は、幾何学的中心軸Xの周りに円周方向に沿って延びる本体セクション3を有している。ピストンリング1は、本体セクション3の第1端部7から本体セクション3の第2端部9に向かって延びる第1タングセクション5と、本体セクション3の第2端部9から本体セクション3の第1端部7に向かって延びる第2タングセクション11とを有する。
本体セクション3の断面は、ピストンリング1の円周方向に沿って実質的に変化しておらず、図2に示す形状cを有している。しかしながら、2つのタングセクション5,11に隣接して、本体セクション3の断面が変化しているため、図2に示す係合状態のタングセクション5,11によって形成される重なり領域13における断面も変化している。
図1および図2に図示されているように、ピストンリング1は、図面では上向きフランクとして図示されている近位フランク15と、遠位フランク17とを有する。図示された例示的な実施形態では、近位フランク15は、本体セクション3および第1タングセクション5の全体に沿って円周方向に延びており、遠位フランク17は、本体セクション3および第2タングセクション11の全体に沿って延びている。他の例示的な実施形態が考えられることは理解されるべきであり、例えば、近位フランクおよび遠位フランクが本体セクションから両方のタングセクションに向かって延びている。更に、近位フランク15および遠位フランク17は、軸Xに対して垂直に延びる実質的に平坦な表面であるように図示されているが、他のフランクプロファイルが考えられることが理解されるべきである。例えば、フランク15、17の(半径方向における)内側および外側の周縁部は、ピストンリングの内側および外側の周縁部表面に通過する丸みを帯びたエッジによって定義されてもよく、その内側および外側の周縁部表面は、軸Xに平行に延びている。
図1では、外周表面が、異なるハッチングされた領域で図示されている。外周表面19は、近位フランク15と遠位フランク17とを相互に接続している。以下でより詳細に議論される異なるハッチングされた領域は、非テーパ表面22と、小さなテーパ角を有するテーパ表面21と、比較的大きなテーパ角を有するテーパ表面23とを表している。
図示された例示的な実施形態によれば、小さなテーパ角を有するテーパ表面21は、本体セクション3のほぼ全体に沿って円周方向に延び、比較的大きな軸方向延在部を有している。一方、比較的大きなテーパ角を有するテーパ表面23は、タングセクション5,11に隣接する本体セクション3と、タングセクション5,11の一方または両方のタングセクション5,11と、に存在しているだけであり、比較的短い軸方向延在部しか有していない。しかしながら、他の実施形態では、比較的大きなテーパ角を有するテーパ表面23は、一方または両方のタングセクション5,11において省略されていてもよく、本体セクション3において省略されていてもよいことに留意すべきである。例えば、タングセクション5,11は、代わりに、表面22のような非テーパ外表面を呈してもよい。
図2から分かるように、ピストンリング1がピストンに取り付けられると、第1タングセクション5および第2タングセクション11が互いに係合状態にもたらされる。係合状態では、第1タングセクション5は、第2タングセクション1と重なり、接触界面25を形成する。この接触界面25を有するピストンリング1のこの円周部分は、重なり領域13と呼ばれることもある。図示された例示的な実施形態では、第1タングセクション5とタングセクション11との間には、2つの異なる接触面、すなわち、軸Xに対して実質的に平行であって、軸Xに対して実質的に垂直である接触面が存在する。
本体セクション3において、外周19の表面は、テーパリング第1表面部分21(上記では、小さなテーパを有するテーパ状の表面21と称する)を構成している。テーパリング第1表面部分21は、第1表面部が近位側および半径方向内側にテーパするテーパ開始部31を有している。なお、図3および図5において、テーパリング第1表面部分21のテーパ角度をαと表記している。
第1タングセクション5および第2タングセクション11に隣接して、テーパ開始部31は、近位方向に上昇しており、これにより、局所的に、重なり領域の近傍で、テーパ開始部31が、本体セクション3の残部におけるテーパ開始部31の位置に対して近位側に位置している。これは、テーパ開始部31が、図5においてテーパ開始部31の近位側に位置している場合に図3において見ることができる。非テーパリング第2表面部分22(上記では、非テーパ状の表面22と称している)は、テーパリング第1表面部分21のテーパ開始部31から遠位側に延びている。したがって、本体セクション3の円周の大部分に沿って、テーパリング第1表面部分21と非テーパリング第2表面部分22とは、平行、かつ隣接する関係で走行する。
図1および図2から分かるように、本実施形態では、非テーパリング第2表面部分22は、タングセクション5,11内に延びている。しかしながら、テーパリング第1表面部分21は、タングセクション5,11内には延びていない。代わりに、図2に見られるように、テーパリング第1表面部分21のテーパ開始部31は、他のテーパリング第3表面部分23のテーパ開始部33(上記では、比較的大きなテーパ角度を有するテーパ状の表面23と称される)に移行する。図1の例示された実施形態では、テーパリング第3表面部分23は、本体セクション3の両端部7,9に存在するが、(テーパリング第1表面部分21と非テーパリング第2表面部分22とは対照的に)第3表面部分は、途切れることなく延びていない。円周方向において、本体セクション3の第1端部7におけるテーパリング第3表面部分23は、テーパリング第1表面部分21によって本体セクション3の第2端部9におけるテーパリング第3表面部分23から離間されている。したがって、本体セクション3の第2端部9におけるテーパリング第3表面部分23は、代替的に、テーパリング第4表面部分と称されることもある。テーパリング第4表面部分は、本体セクション3の第1端部7におけるテーパリング第3表面部分23と同じ(または異なる)テーパ角度を有していてもよい。重なり領域13の中心点から見て、テーパリング第3表面部分23は、好適には、円周方向の両方向に等間隔で延びていてもよい。
タングセクション5、11に隣接して、またタングセクション5、11においても、非テーパリング第2表面部分22は、テーパリング第3表面部分23のテーパ開始部33から遠位側に延びている。したがって、重なり領域13において、かつ重なり領域13に隣接して、テーパリング第3表面部分23と非テーパリング第2表面部分22とは、平行、かつ隣接する関係で走行する。
図2は、ピストンリング1の円周に沿った3種類の異なる断面形状a、b、およびcを示しており、それぞれA-A線、B-B線、C-C線で断面を取っている。また、図3では形状aを拡大して示し、図4では形状bを示し、図5では形状cを示している。
形状bで表される重なり領域13から始まり、特に図4を参照して、第1タングセクション5と第2タングセクション11は、接触界面25を有し、接触界面25の部分25aは、軸Xと平行に延び、接触界面25の他の部分25bは、軸Xに垂直に延びている。後者の部分もまた、第1タングセクション5と第2タングセクション11との間の最も近位側の接触点を定義する。従って、接触界面のこの後者の部分は、軸Xに垂直な幾何学的平面P内にあるとみなすことができる。図4に見られるように、非テーパリング第2表面部分22は、界面部分25aを横切って(すなわち、幾何学的平面Pを横切って)第2タングセクション11に沿って延びており、第1タングセクション5内にわずかに延び、テーパリング第3表面部分23に移行している。しかしながら、他の実施形態では、非テーパリング第2表面部分22が近位フランク15まで実質的に全てで延びるように、テーパリング第3表面部分23が省略されてもよいことに留意すべきである。
次に、ピストンリング1の円周延在部の大部分の断面を表す断面形状cに注目すると、図5を特に参照して、テーパリング第1表面部分21のテーパ開始部31が、外周表面19の遠位側半分において、幾何学的平面Pの遠位側に開始し、幾何学的平面Pを越えて近位側に延びていることがわかる。少なくともいくつかの例示的な実施形態では、テーパリング第1表面部分21の軸方向長さは、非テーパリング第2表面部分22の軸方向長さの少なくとも2倍であってもよい。
断面形状a、特に図3を参照すると、第1のテーパリング表面部分21のテーパ開始部31が第1タングセクション5に向かって近づく近位側方向に徐々に上昇している位置で、第1タングセクション5に隣接する本体セクション3の断面を示す。外周表面19のこの円周位置では、テーパリング第1表面部分21のテーパ開始部31は、まだ幾何学的平面Pの遠位側にあり、幾何学的平面Pを越えて近位側に延びている。しかしながら、その軸方向の長さは図5の場合よりも短く、遠位側に隣接する非テーパリング第2表面部分22は長くなっている。テーパリング第1表面部分21はテーパ角度αを有し、近位側に隣接するテーパリング第3表面部分23はテーパ角度βを有しており、これは図4におけるテーパリング第3表面部分23の角度でもある。テーパ角度βは、テーパ角度αよりも大きい。例えば、テーパ角度αは、1°~3°の範囲であってもよく、テーパ角度βは、好適には、αよりも0°~3°大きくてもよい。外周表面がバレル状表面部分と組み合わされたテーパ状の表面部分を有する本明細書に記載の実施形態(およびそのような表面部分の組み合わせを有する他の実施形態)では、テーパ状の表面部分のテーパ角度は、好適には、1°~6°の範囲であってもよい。
より大きなテーパ角度βを有することの利点は、圧力逃がしの観点から、テーパの短い軸方向延在部を補償することである。
変化するテーパ開始部(ここで、タングセクション5、11に隣接するテーパリング第1表面部分21は、本体セクション3の残部におけるテーパ開始部の位置に対して近位側に位置するテーパ開始部31を有する)は、それ自体が先行技術の欠点を緩和するが、図1および図2に示される実施形態は、特に有利である。重なり領域13において図2に見られるように、周縁外表面19は平坦対平坦(flat to flat)である。言い換えれば、幾何学的平面P(この場合、水平接触界面25)のいずれかの側から、外周表面19は、少なくとも初めのうちは、非テーパリング態様で延びている。第1タングセクション5において、非テーパリング表面22の軸方向延在部は、短い(そして、テーパリング第3表面部分23に近位側で境界づけられている)が、それでも、重なり合う領域での漏れのリスクを効率的に低減するのに十分である。
図示された例示的な実施形態に示すように、第1タングセクション5と第2タングセクション11との間の接触界面25の最も近位側の部分は、軸Xに実質的に垂直な幾何学的平面P内に位置している。このことは、互いに実質的に垂直な2つの界面部分25a、25bを有する図4に対して示された実施形態と、接触界面25cが4分の1の円を画定する図6に示された実施形態の両方に関して当てはまる。いずれの実施形態においても、第1タングセクション5において、非テーパ状の第2表面部分22は、幾何学的平面Pの近位側に延びており、第2タングセクション11において、非テーパリング第2表面部分22は、幾何学的平面Pの遠位側に延びている。更に、図4の実施形態においては、軸Xに対して垂直である界面部分25bは、幾何学的平面Pと一致していることに留意される。
図示された実施形態では、ダブルテーパ状の外周表面19が示されているが、他の実施形態も考えられる。例えば、1つの例示的な実施形態によれば、外周表面は、半径方向における外側に膨らむバレル状表面部分を含んでもよい。バレル状表面部分は、円周方向に延び、テーパリング第1表面部分21の遠位側に位置していてもよい。このように、非テーパ状の第2表面部分22は、好適には、非テーパリング第2表面部分22の軸方向延在部と比較して、本体セクション3の大部分に沿ってより大きな軸方向延在部を有する、バレル状表面部分に置き換えられてもよい。これにより包囲シリンダに接触するであろう円周方向に延びる外側の膨らみが、外周表面19のほぼ中央に位置する。このような場合、テーパリング第1表面部分21は、外側膨らみの近位側に位置するテーパ開始部31であって、その結果、図1および図2に図示されているテーパ開始部31と比較して近位側に(本体セクション3の円周の大部分に沿って)位置するテーパ開始部31を有する。
更に、第2タングセクション11が係合溝と係合できるように、半径方向に対して本体セクション3の外側であって軸方向に対して遠位側で円周方向に沿って延びるように形成された係合溝として図示されているが、他の構成も考えられることが理解されるべきである。例えば、第1タングセクション5は、図示された実施形態と同様に、本体セクション3の第2端部9に向かって半径方向外側に開いている係合溝を有していてもよいが、この係合溝は、第1タングセクションが第2タングセクションの近位側および遠位側の両方に延びるように遠位側に閉じていてもよい。
本発明の各態様の好ましい特徴は、他の態様のそれぞれについて準用する。

Claims (11)

  1. 幾何学的軸(X)の周りに円周方向に沿って延びる本体セクション(3)と、
    前記本体セクション(3)の第1端部(7)から前記本体セクション(3)の第2端部(9)に向かって延びる第1タングセクション(5)と、
    前記本体セクション(3)の第2端部(9)から前記本体セクション(3)の第1端部(7)に向かって延びる第2タングセクション(11)と、
    近位フランク(15)と、
    遠位フランク(17)と、
    前記近位フランク(15)と前記遠位フランク(17)を相互に接続する外周表面(19)と、を備え、
    使用時に、前記第1タングセクション(5)が、前記第2タングセクション(11)と重なり、接触界面(25、25a、25b、25c)を形成するように構成され、
    前記本体セクション(3)において、前記外周表面(19)が、前記円周方向に延びるテーパリング第1表面部分(21)を含み、前記テーパリング第1表面部分(21)は、テーパ開始部(31)を有し、前記テーパリング第1表面部分(21)が、前記テーパ開始部(31)から近位側かつ半径方向内側にテーパし、
    前記第1タングセクション(5)および前記第2タングセクション(11)に隣接して、前記テーパリング第1表面部分(21)の前記テーパ開始部(31)が、前記本体セクション(3)の残部における前記テーパ開始部(31)の位置に対して近位側に位置し、
    前記外周表面(19)が、ダブルテーパプロファイルを有している、ピストンリング(1)。
  2. 非テーパリング第2表面部分(22)とテーパリング第3表面部分(23)とを備え、
    前記テーパリング第1表面部分(21)、前記非テーパリング第2表面部分(22)および前記テーパリング第3表面部分(23)が、走行面であり、これらの面が前記ピストンリングの前記外周表面に位置している、請求項1に記載のピストンリング(1)。
  3. 前記第1タングセクション(5)と前記第2タングセクション(11)との間の前記接触界面(25、25a、25b、25c)の最も近位側の部分が、前記幾何学的軸(X)に対して実質的に垂直な幾何学的平面(P)内にあり、
    前記第1タングセクション(5)において、前記外周表面(19)が、前記幾何学的平面(P)の近位側に延び、
    前記第2タングセクション(11)において、前記外周表面(19)が、前記幾何学的平面(P)の遠位側に延びている、請求項1または2に記載のピストンリング(1)。
  4. 前記ピストンリング(1)の円周の大部分に沿って、前記テーパ開始部(31)が、前記幾何学的平面(P)の遠位側に位置し、テーパリングが、前記幾何学的平面(P)を越えて近位側に延び、
    前記第1タングセクション(5)において、前記外周表面(19)が、前記幾何学的平面(P)から延びる非テーパリング第2表面部分(22)を含む、請求項に記載のピストンリング(1)。
  5. 前記第1タングセクション(5)において、前記外周表面(19)が、半径方向内側にテーパするテーパリング第3表面部分(23)を更に含み、テーパリングが、前記非テーパリング第2表面部分(22)の近位端から始まり、近位側に延びている、請求項2またはに記載のピストンリング(1)。
  6. 前記テーパリング第3表面部分(23)のテーパ角度(β)が、前記テーパリング第1表面部分(21)のテーパ角度(α)よりも大きい、請求項またはに記載のピストンリング(1)。
  7. 前記テーパリング第1表面部分(21)および前記テーパリング第3表面部分(23)のそれぞれが、前記近位フランク(15)まで延びており、前記テーパリング第3表面部分(23)が、前記第1タングセクション(5)から前記本体セクション(3)内に、前記テーパリング第1表面部分(21)まで、前記円周方向に延びている、請求項に記載のピストンリング(1)。
  8. 前記第2タングセクション(11)に隣接して、前記本体セクション(3)の前記外周表面(19)が、前記テーパリング第3表面部分(23)と同じテーパ角度(β)を有するテーパリング第4表面部分(23)を含む、請求項またはに記載のピストンリング(1)。
  9. 前記第2タングセクション(11)において、前記外周表面(19)が、前記幾何学的平面(P)から非テーパ状に延びている、請求項3または4に記載のピストンリング(1)。
  10. 前記本体セクションにおいて、前記外周表面が、バレル状表面部分を含み、前記バレル状表面部分が、半径方向外側に膨らむとともに前記円周方向に延び、前記テーパリング第1表面部分の遠位側に位置する、請求項1に記載のピストンリング。
  11. 前記第1タングセクション(5)が、半径方向に対して前記本体セクション(3)の外側で、かつ軸方向に対して遠位側で、前記円周方向に沿って延びるように形成された係合溝を有し、前記第2タングセクション(11)が、前記係合溝と係合するように構成されている、請求項1~10のいずれか一項に記載のピストンリング(1)。
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