JP7298097B2 - 吊構造体 - Google Patents

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特許法第30条第2項適用 平成30年5月31日 2018年度 日本建築学会(東海)見学会にて公開 平成30年6月22日 2018年度 JSCA中部鉄鋼系部会見学会にて公開
本発明は、支持部材から吊部材を吊り下げる吊構造体に関する。
空間を演出するために、植物を植栽可能な培地材が筒状支持躯体の内部に設けられた筒状の緑化材がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2006-280286号公報
この緑化材において、植栽用の培地材を設ける筒状支持躯体は、三次元格子構造とされている。実施形態では、筒状支持躯体は、繊維混入樹脂の線材から形成されている。
この緑化材を吊り下げて用いる場合、家庭用途等の小型のものであれば特に問題とはならないが、商業施設等に設置するような大型で全長が長いものでは、三次元格子状構造とされ緑化材の外周部を構成する筒状支持躯体が自重と培地材の重量を合わせた大きな重量を受けるので、変形する虞がある。
本発明は上記事実に鑑み、外周部の形状を維持することが可能な吊構造体を提供することが目的である。
請求項1の吊構造体は、上端部が支持部に吊り下げられ、下端が長さ調整用のターンバックルを備えた棒材で連結された心部材と、前記心部材から放射状に突出し、前記心部材の上下方向に渡って間隔を開けて複数設けられた腕部と、前記腕部の先端にそれぞれ取り付けられた外装部材と、上下の前記外装部材に渡って取り付けられ植物が植栽された植栽パネルと、を備えている。
請求項1に記載の吊構造体では、上端部が支持部に吊り下げられた心部材から放射状に突出した複数の腕部の先端部に外装部材が取り付けられており、植栽パネルを支持している構成が三次元格子構造となっていないため、三次元格子構造に比較して軸方向の変形を抑えることができる。したがって、外装部材に取り付けた植栽パネルの変形も抑制することができ、外周部の形状を維持することができる。
また、植栽パネルは、外装部材に取り付け可能であり、取り外しも可能であるため、外装部材に対して植栽パネルを容易に交換することができる。したがって、植栽パネルの交換により、空間の演出を容易に変更することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の吊構造体において、前記支持部と前記心部材とは、斜めに配置された複数の斜材で連結されている。
請求項2に記載の吊構造体では、支持部と心部材とが、斜めに配置された複数の斜材で連結されているので、風等による振れを抑制することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の吊構造体において、前記心部材は筒体とされている
請求項3に記載の吊構造体では、心部材が筒体とされているので、筒体でない場合に比較して軽量化を図ることができる。
本発明の吊構造体は上記の構成としたので、変形を抑制することができる。
吊構造の全体構成を示す一部を断面にした側面図である。 吊部材の上端付近を示す側面図である。 (A)、(B)は、軸線と直交する方向に切断した吊部材の断面図である。 吊部材の下端付近を示す側面図である。 植物を植栽する前の植栽パネルを示す分解斜視図である。 植物を植栽した植栽パネルを示す縦断面図である。 植物を植栽した植栽パネルを示す斜視図である。 吊部材と斜材との接続部分を示す側面図である。
図1乃至図8にしたがって、本発明の一実施形態に係る吊構造体10を説明する。
図1に示すように、本実施形態の吊構造体10は、一例として、支持部材としての建築物の梁12に、吊金具14を介して吊部材16を吊り下げたものである。なお、支持部材の一例として梁12を挙げたが、吊部材16を吊り下げる対象は、梁12に限定されず何でもよい。
(吊部材)
図1乃至図3に示すように、本実施形態の吊部材16は、中心に配置され鉛直方向に沿って延びる長尺状の心部材18と、心部材18の外周面から放射方向(水平方向)に延びる複数の腕部20と、腕部20の先端に取り付けられた外装部材22と、外装部材22に着脱可能に取り付けられる装飾材としての複数の植栽パネル24とを含んで構成されている。
(心部材)
本実施形態の心部材18は、断面円形のステンレス鋼管からなる本体管26を備えており、図2に示すように、本体管26の上端部には上部部材28が固定され、図4に示すように、本体管26の下端部には下部部材30が固定されている。心部材18は、吊部材16の骨格を構成する基礎部分となる部材であるため、吊部材16を吊り下げた際に、変形(伸び変形、曲げ変形等)しないように構成する材料の材質、径、厚さ等が決められている。
図2に示すように、上部部材28は、本体管26の上端開口を塞ぐステンレス鋼板からなる上蓋部材32を備えている。上蓋部材32は、本体管26の上端に溶接等で接合されている。
上蓋部材32の上面には、ステンレス鋼管からなる継管34が溶接等で接合されている。また、上蓋部材32の上面には、継管34の側部と上蓋部材32の上面とを連結するステンレス鋼板からなる複数の補強リブ36が配置されている。補強リブ36は、上蓋部材32と継管34とに溶接等で接合されている。
継管34の上端には、ステンレス鋼板からなる継プレート38が溶接等で接合されている。継プレート38の上面には、炭素鋼鋼管からなるクレビス取付管40が溶接等で接合されている。なお、クレビス取付管40には、重防食塗装が施されている。
クレビス取付管40には、吊金具14の一方を構成するパイプエンドクレビス42の下端部分が挿入されて溶接にて接合され、これによりパイプエンドクレビス42がクレビス取付管40に固定されている。パイプエンドクレビス42は、鋼材で形成された一般公知の市販品を用いることができる。なお、パイプエンドクレビス42には、溶融亜鉛メッキ等が施されている。
パイプエンドクレビス42は、梁12の下面に溶接等で接合された鋼製のクレビス取付金具45にピン43で接続されている。クレビス取付金具45には、溶融亜鉛メッキ等が施されている。
図4に示すように、下部部材30は、本体管26の下端開口を塞ぐステンレス鋼板からなる下蓋部材44を備えている。下蓋部材44は、本体管26の下端に溶接等で接合されている。
下蓋部材44の下面には、間隔を開けて互いに対向する鋼板からなる一対のリブ46が溶接等で接合されている。また、リブ46の外側面側には、略三角形の鋼板からなる小リブ48が配置されており、この小リブ48は下蓋部材44とリブ46とに溶接等で接合されている。
リブ46、及び小リブ48の下端には、鋼板からなる振止用棒材取付板50が溶接等で接合されている。振止用棒材取付板50の中心部には、後述する振止用棒材96が挿入される孔52が形成されている。
(腕部材)
図3(A)に示すように、心部材18の外周面には、放射方向に延びる複数の腕部20が溶接等で接合されている。腕部20は、外装部材22、及び植栽パネル24を支持するものであるため、外装部材22、及び植栽パネル24の重量によって変形(特には曲げ変形)しないように、強度が設定されており、本実施形態では、断面形状がコ字形状とされたステンレス鋼板で形成されている。
なお、腕部20の断面形状に特に制限はなく、例えば、断面L字状であってもよく、管状等であってもよい。
腕部20は、心部材18の軸方向の同一箇所において、周方向に等間隔(120°間隔)で3本取り付けられており、軸方向に間隔を開けて複数取り付けられている。本実施形態では、図3(A)に示す方向に腕部20が形成された部分と、図3(B)に示すように、図3(A)とは周方向に60°ずれた方向に腕部20が形成された部分とが、心部材18の軸方向に交互に設けられている。
腕部20の先端(心部材18とは反対側の端部)には、外装部材22が取り付けられている。本実施形態の外装部材22は、軸方向から見た形状が6角形に形成されているが、6角形以外の多角形、円形、楕円形等の他の形状であってもよく、その形状に制限はない。
図3、及び図5に示すように、本実施形態の外装部材22は、ステンレス鋼板を断面L字状に形成した直線状に延びる6本の辺構成部材54を、溶接にて6角形に接合したものである。
辺構成部材54は、L字形状を構成する一辺が水平方向に配置された水平片54Aとされ、外装部材22の径方向の最外部分となりL字形状を構成する他の一辺が鉛直方向に配置された垂直片54Bとされている。外装部材22の各垂直片54Bには、螺子孔57(図5参照)が複数形成されている。
(植栽パネル)
図1、及び図6に示すように、植栽パネル24は、外装部材22の各垂直片54Bに着脱可能に取り付けられる。
図5、及び図6に示すように、植栽パネル24は、パネル材58と保水部材60とシート材62と第二網材63とを有している。
パネル材58は、外装部材22の外側に設けられ、耐熱樹脂等の断熱機能を有する材料で構成された正面視において略矩形状の板材である。なお、本実施形態では、株式会社エーアンドエーマテリアル製の内外装用フレキシブルボード・セルフレックス(JUS A 5430 / 不燃 NM-9027(NM-8576))を使用している。
保水部材60は、パネル材58の外側に設けられ、内側保水材64と外側保水材66との間に第一網材68が挟まれた構造となっている。
図6に示すように、内側保水材64及び外側保水材66は、植物70の根72が侵入可能で、保水及び吸水性の高い材料(フェルト、不織布、ウレタン、スポンジ、ヤシ繊維等)で構成されている。
第一網材68は、網目が矩形、ハニカム形状等の樹脂製のネットで構成されている。なお、本実施形態では、第一網材68は、ポリ塩化ビニリデン系合成繊維(塩化ビニリデンを主成分とする共重合物を原料として溶融紡糸したもの)を網状に成形したものを使用した。具体的には、旭化成ホームプロダクツ株式会社製のサラン繊維(登録商標)のハニカムネットを用いた。なお、第一網材124は、樹脂性のネット以外であってもよい。例えば、SUS等からなる金網であってもよい。
シート材62は、保水部材60の外側に設けられ、ゴムやビニール等の水分蒸発防止機能を有する材料で構成されてしている。なお、本実施形態では、水分蒸発防止機能に加え、遮熱性や不燃性を有すると共に耐候性に優れた加硫ゴム系の防水シートを使用した。具体的には三ツ星ベルト株式会社製のネオ・ルーフィングEを使用した。
第二網材63は、シート材62の外側に設けられ、SUS製のφ5の500×500メッシュの金網で構成されている。なお、第二網材63は、SUS製以外のメッキされた金属メッシュ、或いは耐候性樹脂のメッシュ素材で構成されていてもよい。また、第一網材68の網目よりも第二網材63の網目74の方が大きい。
また、第二網材63の網目74の角部には、以下に説明するボルト78のネジ部78Aを挿通させるSUS製の座金76が溶接により接合されている。
内側保水材64と第一網材68と外側保水材66とシート材62とは重ねられて縫い合わされて一体化されて生育基版とされ、第二網材63とパネル材58との間に挟まれる。
なお、シート材62と外側保水材66とに水平方向の切目を入れ、図6、及び図7に示すように、第二網材63の網目74から突出するように、シート材62及び外側保水材66における切目の下側の部位を引き出し、上部が開口した収容部79を複数形成し、収容部79に植物70を植栽する。
以上の構成とされた植栽パネル24は、以下のようにして外装部材22に取り付けられている。
図5に示すように、外装部材22の垂直片54Bに形成された螺子孔57に、内側からボルト78のネジ部78Aを捩じ込み、ボルト78を垂直片54Bに固定する。
次に、垂直片54Bから突出したボルト78のネジ部78Aが座金76を挿通するように、植栽パネル24にネジ部78Aを貫通させる。そして、植栽パネル24を貫通したネジ部78Aにナット82を取り付けて、ナット82を締め込むことで、外装部材22に植栽パネル24を固定することができる(図6参照)。
本実施形態では、ボルト78、ナット82を用いて植栽パネル24を外装部材22に固定したが、植栽パネル24の外装部材22への取り付け(固定)は、この方法に制限されず、どのような方法で取り付けてもよい。
このようにして、本実施形態の吊部材16は、外装部材22の辺構成部材54に植栽パネル24が固定され、外周面全体が複数枚の植栽パネル24で覆われる。これにより、本実施形態の吊部材16は、外周面が緑化され、また、外観上は六角柱形状に見える。
(振止構造)
図1、図8に示すように、本実施形態の吊部材16は、心部材18と梁12とが、振止ロッドとしての斜材84で連結されている。
斜材84は、鋼棒で形成されており、両端部には、鋼製のフォークエンド継手(一例として、丸型、調整ボルト付き)86が取り付けられている。なお、斜材84、及びフォークエンド継手86には、溶融亜鉛メッキ等が施されている。
本体管26の軸方向中間部には、ステンレス鋼板からなるフランジ88が溶接等で接合されている。フランジ88の外側面には、周方向に等間隔に配置された鋼製の4個のフォークエンド取付金具90が溶接等で接合されている。なお、フォークエンド取付金具90には、重防食塗装が施されている。
このフォークエンド取付金具90には、斜材84の下側のフォークエンド継手86が連結されている。また、吊部材16を軸方向から見て、4本の斜材84は90°の間隔で放射方向に延びている。
図1に示すように、斜材84の上側のフォークエンド継手86は、梁12の下面に固定されたフォークエンド取付金具92に接続されている。
図1に示すように、吊部材16の下方のコンクリート製の床94には、吊部材16と同軸的に、鋼棒等からなる振止用棒材96が立設されている。なお、振止用棒材96は、基礎等に固定してもよい。振止用棒材96に鋼材を用いる場合、溶融亜鉛メッキ等で防食処理することが好ましい。
振止用棒材96の中間部には、ターンバックル98が取り付けられており、振止用棒材96の長さを調整可能となっている。
図4に示すように、振止用棒材96の上端側には、雄螺子96Aが形成されており、雄螺子96Aの形成されている部分が、吊部材16の下部部材30に形成された孔52に挿入されている。振止用棒材96の雄螺子96Aには、複数のナット100が螺合しており、ナット100で下部部材30の振止用棒材取付板50を挟み込むことで、振止用棒材96の上部が下部部材30(吊部材16の下端)に固定されている。
(作用、効果)
本実施形態に係る吊部材16は、梁12に吊り下げられた心部材18が、ステンレス鋼管で形成され、心部材18から放射状に突出した複数の腕部20、および腕部20の先端に取り付けられた外装部材22がステンレス鋼板で形成されており、装飾材としての植栽パネル24が取り付けられる骨格部分の剛性(曲げ剛性、引張剛性等)が高く設定されているので、大型化(例えば、長さ数メートル、径が数十センチ等)した場合であっても、三次元格子構造に比較して変形(特には、軸方向の変形)は抑制される。
外装部材22には、植栽パネル24がボルト止めされており、植栽パネル24を容易に着脱し、交換することができる。したがって、種類の異なる植物70を植栽した別の植栽パネル24に交換する等により空間の演出を容易に変更することができる。
また、外装部材22に取り付けた複数枚の植栽パネル24は、個別に交換できるので、例えば、何れかの植栽パネル24の植物70に不具合があった場合等では、不具合のあった植栽パネル24のみを交換すればよい。例えば、高所作業車等を用いれば、上側に取り付けた植栽パネル24であっても容易に交換可能である。
仮に、吊部材が、一体物の円筒状の部材で形成され、その外周面に植物を植栽したものであった場合、梁に吊り下げた吊部材を地上に降ろして植物の植え替え等をする必要があり、作業が煩雑になる。一方、本実施形態では、吊部材16を梁12から外して地上に降ろさず、植栽パネル24のみを外して植物70の交換やメンテナンスを簡単に行うことができる。
また、仮に、吊部材が、一体物の円筒状の部材で形成され、その外周面に植物を植栽したものであった場合、円筒状の部材の内部の状態を目視で確認することは困難であるが、本実施形態の吊部材16では、植栽パネル24を外すことで、内部の状態を簡単に目視にて確認することができる。
また、本実施形態の吊部材16は、梁12と心部材18の軸方向中間部とが複数の斜材84で連結され、かつ、心部材18の下部と床94とが振止用棒材96で連結されて支持されているので、風、地震等による振れを抑制することができる。
吊部材16を構成している心部材18は、本実施形態では、ステンレス鋼管を用いているので、中実の棒材を用いる場合に比較して軽量化を図ることができる。
本実施形態の吊部材16では、心部材18と6角形の外装部材22との間に、軸方向に貫通する隙間S(図3参照)が形成されており、この隙間Sは空気が通過する通風路としても機能する。したがって、吊部材16の内部の湿気を排出することができ、吊部材16の内部に湿気がこもることが抑制される。なお、吊部材16の端側の開口部分を、メッシュ等で通風可能に閉塞してもよく、通風の必要が無ければ、吊部材16の端側の開口部分を蓋部材で閉塞してもよい。
[その他の実施形態]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
上記実施形態では、心部材18の主要部分がステンレスで形成されていたが、心部材18は、鋼等、ステンレス以外の金属で形成されていてもよい。また、心部材18は、全体、または一部分を繊維強化プラスチック等で形成してもよい。
上記実施形態では、心部材18の本体管26が筒状であったが、本発明はこれに限らず、吊部材16が小型で、比較的重量が軽ければ中実の棒状であってもよい。
上記実施形態では、振止用棒材96の上端側を、ナット100を用いて吊部材16の下部部材30に固定したが、本発明はこれに限らず、振止用棒材96の上端が下部部材30の孔52に挿入されているだけであっても吊部材16の振れを抑制できるように支持できる。また、振止用棒材96と孔52との間には多少の隙間があってもよい。
上記実施形態では、吊部材16の下部を1本の振止用棒材96で支持したが、振止用棒材96に換えて複数の斜材、ワイヤーロープ等で床94等の梁12とは異なる支持部に支持してもよい。
上記実施形態では、吊部材16の振れを抑制するために、斜材84と振止用棒材96とを用いたが、吊部材16の振れ(X方向(一例として図1の左右方向)、Y方向(一例として図1の紙面裏表方向))が抑制できればよく、振止として用いるのは斜材84のみであってもよい。例えば、吊部材16の下方を通路とする場合、振止用棒材96を省略することができる。また、吊部材16の振れが抑制できれば、斜材84を用いず、用いるのは振止用棒材96のみであってもよい。
上記実施形態では、4本の斜材84を平面視で4方向(十字形状)に配置したが、吊部材16の振れが抑制できれば、斜材84の配置方向は、3方向以上であればよく、4方向には限らない。
上記実施形態では、斜材84に鋼棒を用いたが、斜材84にワイヤーロープ等を用いてもよい。
上記実施形態では、斜材84の一端を梁12に固定したが、斜材84の一端は、柱、壁、床等、梁12以外の支持部に固定してもよい。
上記実施形態では、吊部材16が梁12に回転不能に支持されていたが、本発明はこれに限らず、吊部材16を、回転継手を介して梁12の下面に吊り下げ、吊部材16を回転できるようにしてもよく(この場合、斜材84は設けず、振止用棒材96は下部部材30の孔52に挿入して固定しない)、回転可能に吊り下げた吊部材16を、モーター等の駆動装置で回転させるようにしてもよい。
上記実施形態では、植栽パネル24が平面形状であったが、植栽パネル24は円弧状に湾曲していてもよく、平面形状状や湾曲形状以外の形状であってもよい。湾曲した植栽パネル24を取り付けるためには、例えば、植栽パネル24の曲率に合わせて軸方向から見た外装部材22の形状を円形とすればよい。
上記実施形態では、植栽パネル24をボルト78、ナット82を用いて外装部材22に取り付けたが、植栽パネル24の取り付け方法はこれに限らず、植栽パネル24にフック等を取り付け、外装部材22に引掛けるように植栽パネル24を取り付けてもよい。
上記実施形態の吊部材16には、植栽パネル24の植物70に灌水を行う潅水装置が設けられていなかったが、例えば、複数の小孔の形成されたホースを外周面に配設し、ポンプ等を用いてホース内に水(または液体肥料)を供給し、小孔から水(または液体肥料)を吐出させて、植物70に灌水を行ってもよい。
上記実施形態では、外装部材22に植栽パネル24を取り付けたが、外装部材22に植栽パネル24以外の装飾材を取り付けてもよい。外装部材22に取り付ける装飾材としては、写真、絵、文字等が付与されたパネル、鏡、電飾、LED等の照明器具、フラットパネルディスプレイ等、その構成に特に制限はない。また、外装部材22、または装飾材(植栽パネル24等)にスピーカー等の音を発する音響機器を取り付け、環境に対して音楽、音声メッセージ等を流してもよい。
複数の吊部材16を吊り下げる場合、各々の吊部材16を支持している斜材84が互いに干渉しない様に配置位置を考慮すること、高所作業車での作業に支障を来たさないよう吊部材16、及び斜材84を配置することは勿論である。
上記実施形態の吊構造体10では、吊部材16を梁12に吊り下げて吊部材16の自重の全てを梁12に負担させているが、吊部材16の下端を床94に接触させて自重の一部を床94に負担させてもよく、吊部材16を床94に立設してもよい。
上記実施形態の吊構造体10では、植栽パネル24を支持する部材(心部材18、腕部20、外装部材22)が金属材料で形成されていたが、強度が確保できれば金属材料以外の材料、例えば、繊維強化樹脂等で形成されていてもよい。
10 吊構造体
12 梁(支持部)
16 吊部材
18 心部材
20 腕部
22 外装部材
24 植栽パネル(装飾材)
84 斜材
96 振止用棒材(棒材)

Claims (3)

  1. 上端部が支持部に吊り下げられ、下端が長さ調整用のターンバックルを備えた棒材で連結された心部材と、
    前記心部材から放射状に突出し、前記心部材の上下方向に渡って間隔を開けて複数設けられた腕部と、
    前記腕部の先端にそれぞれ取り付けられた外装部材と、
    上下の前記外装部材に渡って取り付けられ植物が植栽された植栽パネルと、
    を備えた吊構造体。
  2. 前記支持部と前記心部材とは、斜めに配置された複数の斜材で連結されている、
    請求項1に記載の吊構造体。
  3. 前記心部材は筒体とされている、
    請求項1または請求項2に記載の吊構造体。
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