JP7297866B2 - ランダムアクセス方法及び関連機器 - Google Patents

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Description

本発明は、情報処理技術分野に関し、特に、ランダムアクセス方法、端末機器、ネットワーク機器、チップ、コンピュータ可読記憶媒体、コンピュータプログラム製品、並びにコンピュータプログラムに関するものである。
ニューラジオ(NR)では、主に、競合に基づくランダムアクセス方式と非競合に基づくランダムアクセス方式の2つのタイプのランダムアクセス方式をサポートする。現在、ランダムアクセスプロセスは、4ステップのアクセスと2ステップのアクセスの2つのタイプがあるので、一システムにおいて、2ステップのRACHを実行する端末機器と4ステップのRACHを実行する端末機器が共存する場合があるため、この2つのタイプの共存するランダムアクセスプロセスを実行する端末機器が競合する可能性がある。
上記の技術的課題を解決するために、本発明の実施例は、ランダムアクセス方法、端末機器、ネットワーク機器、チップ、コンピュータ可読記憶媒体、コンピュータプログラム製品、並びにコンピュータプログラムを提供する。
第1態様によれば、端末機器が実行するランダムアクセス方法を提供し、前記方法は、
ネットワーク側によって送信されるランダムアクセス応答メッセージを受信することと、
前記ランダムアクセス応答メッセージ内の指示情報に基づいて、前記ランダムアクセス応答メッセージ内のランダムアクセス応答が前記端末機器に対するものであるか否かを判断することと、を含み、
ここで、前記指示情報は少なくとも、異なるタイプのランダムアクセス応答、又は異なるタイプのランダムアクセスプロセスを指示することができる。
第2態様によれば、ネットワーク機器が実行するランダムアクセス方法を提供し、前記方法は、
ランダムアクセス応答メッセージを端末機器に送信することを含み、
ここで、前記ランダムアクセス応答メッセージに指示情報が含まれ、前記指示情報は少なくとも、異なるタイプのランダムアクセス応答、又は異なるタイプのランダムアクセスプロセスを指示することができる。
第3態様によれば、端末機器を提供し、前記端末機器は、
ネットワーク側によって送信されるランダムアクセス応答メッセージを受信するように構成される第1通信ユニットと、
前記ランダムアクセス応答メッセージ内の指示情報に基づいて、前記ランダムアクセス応答メッセージ内のランダムアクセス応答が前記端末機器に対するものであるか否かを判断するように構成される第1処理ユニットと、を備え、
ここで、前記指示情報は少なくとも、異なるタイプのランダムアクセス応答、又は異なるタイプのランダムアクセスプロセスを指示することができる。
第4態様によれば、ネットワーク機器を提供し、前記ネットワーク機器は、
ランダムアクセス応答メッセージを端末機器に送信するように構成される第2通信ユニットを備え、
ここで、前記ランダムアクセス応答メッセージに指示情報が含まれ、前記指示情報は少なくとも、異なるタイプのランダムアクセス応答、又は異なるタイプのランダムアクセスプロセスを指示することができる。
第5態様によれば、端末機器を提供し、前記端末機器は、プロセッサと、メモリと、を備える。前記メモリは、コンピュータプログラムを記憶するように構成され、前記プロセッサは、前記メモリに記憶されたコンピュータプログラムを呼び出して実行することにより、前記第1態様又はその他の各実施形態における方法を実行するように構成される。
第6態様によれば、ネットワーク機器を提供し、プロセッサと、メモリと、を備える。前記メモリは、コンピュータプログラムを記憶するように構成され、前記プロセッサは、前記メモリに記憶されたコンピュータプログラムを呼び出して実行することにより、前記第2態様又はその他の各実施形態における方法を実行するように構成される。
第7態様によれば、前記第1態様ないし第2態様のいずれか1つ又はその各実施形態における方法を実現するように構成されるチップを提供する。
具体的には、前記チップは、プロセッサを備え、前記プロセッサは、メモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行することにより、前記チップが搭載された機器に、前記第1態様ないし第2態様のいずれか1つ又はその各実施形態における方法を実行させるように構成される。
第8態様によれば、コンピュータプログラムを記憶するように構成されるコンピュータ可読記憶媒体を提供し、前記コンピュータプログラムは、コンピュータに、前記第1態様ないし第2態様のいずれか1つ又はその各実施形態における方法を実行させるように構成される。
第9態様によれば、コンピュータプログラム命令を含むコンピュータプログラム製品を提供し、前記コンピュータプログラム命令は、コンピュータに、前記第1態様ないし第2態様のいずれか1つ又はその各実施形態における方法を実行させるように構成される。
第10態様によれば、コンピュータで実行される時に、コンピュータに、前記第1態様ないし第2態様のいずれか1つ又はその各実施形態における方法を実行させるように構成されるコンピュータプログラムを提供する。
本願実施例の技術的解決策によれば、ネットワーク側から端末機器に送信されるランダムアクセス応答メッセージ内の指示情報により、端末機器に対するランダムアクセス応答を受信したか否かを決定でき、当該指示情報は、ランダムアクセス応答タイプ又はランダムアクセスプロセスタイプを指示することができる。これにより、複数のタイプのランダムアクセスプロセスが存在するシステムにおいて、端末機器がそれ自体のランダムアクセスプロセスタイプに準拠するランダムアクセス応答を正しく受信できるように保証することができる。
本願実施例による通信システムアーキテクチャを示す第1の概略図である。 本願実施例によるランダムアクセス方法を示す例示的なフローチャートである。 RAR情報内容を示す概略図である。 RAR情報内容を示す概略図である。 RAR情報内容を示す概略図である。 RAR情報内容を示す概略図である。 ランダムアクセス処理プロセスを示す概略図である。 本願実施例による端末機器の構成を示す概略構造図である。 本願実施例による通信機器構成を示す概略構造図である。 本願実施例によるチップを示す例示的なブロック図である。 本願実施例による通信システムアーキテクチャを示す第2の概略図である。
以下、本願実施例における添付の図面を参照して、本願実施例における技術的解決策を説明するが、明らかに、説明される実施例は、本願実施例の一部であるが、全部ではない。本願実施例に基づいて、創造的な努力なしに当業者によって得られる他のすべての実施例は、本願の保護範囲に含まれるものとする。
本願実施例における技術的解決策は、例えば、グローバル移動通信システム(GSM:Global System of Mobile communication)、コード分割多重アクセス(CDMA:Code Division Multiple Access)システム、広帯域コード分離多重アクセス(WCDMA:Wideband Code Division Multiple Access)システム、汎用パケット無線サービス(GPRS:General Packet Radio Service)、ロングタームエボリューション(LTE:Long Term Evolution)システム、LTE周波数分割複信(FDD:Frequency Division Duplex)システム、LTE時分割二重化(TDD:Time Division Duplex)、ユニバーサル移動通信システム(UMTS:Universal Mobile Telecommunication System)、ワイマックス(WiMAX:Worldwide Interoperability for Microwave Access)通信システムまたは5Gシステムなどの様々な通信システムに適用されることができる。
例示的に、本願実施例が適用される通信システム100は、図1に示される通りであり得る。前記通信システム100は、ネットワーク機器110を含み得、ネットワーク機器110は、端末機器120(または通信端末、端末と称する)と通信する機器であってもよい。ネットワーク機器110は、特定の地理的エリアに通信カバレッジを提供することができ、前記カバレッジエリア内に位置する端末機器と通信することができる。例示的に、前記ネットワーク機器110は、GSMシステムまたはCDMAシステムの基地局(BTS:Base Transceiver Station)、またはWCDMAシステムの基地局(NB:NodeB)、またはLTEシステムの進化型基地局(eNBまたはeNodeB:Evolutional Node B)、またはクラウド無線アクセスネットワーク(CRAN:Cloud Radio Access Network)における無線コントローラであってもよく、または、前記ネットワーク機器は、モバイルスイッチングセンタ、リレーステーション、アクセスポイント、車載機器、ウェアラブル機器、ハブ、スイッチ、ブリッジ、ルータ、5Gネットワークのネットワーク側の機器、または将来進化する公衆陸上移動通信網(PLMN:Public Land Mobile Network)のネットワーク機器などであってもよい。
前記通信システム100は、ネットワーク機器110のカバレッジエリア内に位置する少なくとも1つの端末機器120をさらに含む。本明細書で使用される「端末機器」は、公衆交換電話網(PSTN:Public Switched Telephone Networks)、デジタル加入者線(DSL:Digital Subscriber Line)、デジタルケーブル、直接ケーブルを介した接続などの有線回線接続を介した、および/または別のデータ接続/ネットワークを介した、および/または、セルラーネットワーク、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN:Wireless Local Area Network)、DVB-Hネットワークなどのデジタルテレビネットワーク、衛星ネットワーク、AM-FM放送送信機などに対する無線インターフェースを介した、および/または別の端末の、通信信号を送受信するように設定された装置、および/または物事のインターネットシステム(IoT:Internet of Things)機器を含むが、これらに限定されない。無線インターフェースを介して通信するように構成された端末機器は、「無線通信端末」、「無線端末」または「モバイル端末」と呼ばれることができる。モバイル端末の例は、衛星または携帯電話、セルラー無線電話とデータ処理、ファックスおよびデータ通信能力を組み合わせることができるパーソナル通信システム(PCS: Personal Communications System)端末、無線電話、ポケットベル、インターネット/イントラネットアクセス、Webブラウザ、メモ帳、カレンダおよび/またはグローバルポジショニングシステム(GPS:Global Positioning System)受信器を含むことができるPDA、および従来のラップトップ型および/またはハンドヘルド型受信器または無線電話トランシーバを含む他の電子装置を含むが、これらに限定されない。端末機器は、アクセス端末、ユーザ機器(UE:User Equipment)、ユーザユニット、加入者局、移動局、移動コンソール、遠隔局、遠隔端末、モバイルデバイス、ユーザ端末、端末、無線通信デバイス、ユーザエージェント、またはユーザ装置を指し得る。アクセス端末は、携帯電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(SIP:Session Initiation Protocol)電話、ワイヤレスローカルループ(WLL:Wireless Local Loop)ステーション、携帯情報端末(PDA:Personal Digital Assistant)、無線通信機能を備えたハンドヘルドデバイス、コンピューティングデバイスまたは無線モデムに接続されたその他の処理デバイス、車載デバイス、ウェアラブルデバイスおよび5Gネットワークの端末機器または将来進化するPLMNにおける端末機器などであり得る。
例示的に、端末機器120間で装置対装置(D2D:Device to Device)通信を実行してもよい。
例示的に、5Gシステムまたは5Gネットワークは、ニューラジオ(NR:New Radio)システムまたはNRネットワークと呼ばれてもよい。
図1は、1つのネットワーク機器および2つの端末機器を例示的に示す。例示的に、前記通信システム100は、複数のネットワーク機器を含んでもよく、各ネットワーク機器のカバレッジエリアは、他の数の端末機器を含んでもよいが、本願実施例はこれを限定するものではない。
例示的に、前記通信システム100は、ネットワークコントローラ、モバイル管理エンティティなどの他のネットワークエンティティをさらに含んでもよいが、本願実施例はこれを限定するものではない。
本願実施例では、ネットワーク/システムにおける通信機能を備えた機器が通信機器と呼ばれてもよいことを理解されたい。図1に示される通信システム100を例にとると、通信機器は、通信機能を備えたネットワーク機器110および端末機器120を含むことができ、ネットワーク機器110および端末機器120は、上記の特定の機器であってもよく、ここでは繰り返して説明しない。通信機器は、ネットワークコントローラ、モバイル管理エンティティなどの他のネットワークエンティティなど、通信システム100における他の機器をさらに含んでもよいが、本願実施例はこれを限定するものではない。
本明細書における「システム」および「ネットワーク」という用語は、本明細書で常に互換可能に使用されることを理解されたい。本明細書における「および/または」という用語は、関連するオブジェクトを説明する単なる関連付け関係であり、3つの関係が存在できることを示し、例えば、Aおよび/またはBは、Aが単独で存在する、AとBが同時に存在する、Bが単独で存在するという3つのケースを示すことができる。さらに、本明細書における記号「/」は、通常、関連するオブジェクト間の関係が、「または」という関係にあることを示す。
図2に示されるように、本願実施例は、端末機器が実行するランダムアクセス方法を提供し、前記方法は、以下のステップを含み得る。
ステップ201において、ネットワーク側によって送信されるランダムアクセス応答メッセージを受信する。
ステップ202において、前記ランダムアクセス応答メッセージ内の指示情報に基づいて、前記ランダムアクセス応答メッセージ内のランダムアクセス応答が前記端末機器に対するものであるか否かを判断する。
ここで、前記指示情報は少なくとも、異なるタイプのランダムアクセス応答、又は異なるタイプのランダムアクセスプロセスを指示することができる。
また、説明を加えないといけないのは、異なるタイプのランダムアクセス応答は、異なるタイプのランダムアクセスプロセスに対応する。
本実施例は、以下のシナリオを提供することができる。
第1シナリオの第1方式において、
指示情報に第1指示情報のみが存在する場合については、以下の説明を参照できる。
前記指示情報は、ランダムアクセス応答メッセージ内のランダムアクセスプリアンブル識別子(RAPID:Random Access preamble Identifier)である第1指示情報を含み、ここで、前記RAPIDは、異なるタイプのランダムアクセスプロセス、又は異なるタイプのランダムアクセス応答を指示するために使用される。
このシナリオでは、RAPIDは先行技術における定義とは異なり、ランダムアクセスプロセスタイプ又は異なるランダムアクセスプロセス応答を指示するために使用できる。一具体的な処理方式は、以下の通りである。
RAPIDをグループ化し、preambleをグループ化する。例えば、グループA及びグループBがあり、UEが2ステップのランダムアクセスプロセスを選択した場合、msg1を送信する時に、グループAからランダムアクセスプリアンブル(preamble)を選択し、UEが4ステップのランダムアクセスプロセスを選択した場合、msg1を送信する時に、グループBからpreambleを選択する。
第1シナリオの第2方式において、
指示情報に第1指示情報のみが存在する場合については、以下の説明を参照できる。
前記指示情報は、ランダムアクセス応答メッセージ内のランダムアクセスプリアンブル識別子(RAPID:Random Access preamble Identifier)である第1指示情報を含み、ここで、前記RAPIDは、異なるタイプのランダムアクセスプロセス、又は異なるタイプのランダムアクセス応答を指示するために使用される。
このシナリオでは、RAPIDは先行技術における定義とは異なり、ランダムアクセスプロセスタイプ又は異なるランダムアクセスプロセス応答を指示するために使用できる。
この方式と第1方式との違いについては、この方式では、preambleをグループ化することなく、2ステップのランダムアクセスプロセスと4ステップのランダムアクセスプロセスで異なるPRACHリソースを使用するように定義するだけでよい。
具体的には、2ステップのランダムアクセスプロセス及び4ステップのランダムアクセスプロセスに対応する(PRACH:Physical Random Access Channel)に対してリソースグループ化を実行できるが、この2つのタイプのランダムアクセスプロセスで同じpreambleを使用する可能性がある。勿論、PRACHをグループ化することなく、異なるタイプのランダムアクセスプロセスが異なるPRACHリソースに対応するように設定するだけでよいことも理解されたい。
この場合、preambleは、異なるタイプのRACHプロセスを区別できる。その理由は、PRACHリソースのグループ化により、異なるRACHプロセスを使用するUEにより異なるRA-RNTI(RA-RNTIは、PRACHリソースの時間周波数位置に基づいて計算される)が算出されるためである。RA-RNTIが異なるため、異なるRARメッセージが算出されることができる。
第2シナリオにおいて、第2指示情報により、ランダムアクセスプロセスタイプ又はランダムアクセス応答タイプを指示する。
具体的には、前記指示情報は、異なるタイプのランダムアクセスプロセス、又は異なるタイプのランダムアクセス応答を指示するために使用される第2指示情報をさらに含む。
このシナリオと第1シナリオとの違いについては、このシナリオでは、第1指示情報に含まれるRAPIDは、ランダムアクセスプロセスタイプ又はランダムアクセス応答タイプを指示しない。つまり、第1指示情報には、普通のRAPIDのみが含まれる。
説明を加えないといけないのは、このシナリオにおける普通のRAPIDは、第1シナリオにおけるRAPIDとは異なり、このシナリオにおける普通のRAPIDとは、異なるタイプのランダムアクセスプロセスに対してPRACHリソースに基づく区別を実行しないことを指す。つまり、PRACHリソース、即ちPRACH時間周波数リソースおよび/またはコードリソースは全て共有リソースである。
第2指示情報により、ランダムアクセスプロセスタイプ及びランダムアクセス応答タイプを指示する。
第3シナリオ、
このシナリオは、指示情報に第2指示情報のみが含まれるシナリオであり得、この場合、第2指示情報には、RAPIDと、ランダムアクセスプロセスタイプ及びランダムアクセス応答タイプに関する指示が含まれることができる。つまり、このシナリオでは、第1指示情報を含むことなく、第2指示情報により全ての情報を指示し得る。
以下、前述したシナリオを参照しながら、第2指示情報について説明する。
前記第2指示情報は、明示的な指示方式であり得、例えば、
前記第2指示情報は、ランダムアクセス応答内の第1指示フィールドであり得る。前記第1指示フィールドは、ランダムアクセスプロセスタイプを指示し得る。
前記第2指示情報は、前記ランダムアクセス応答に対応するMACサブヘッダ内の第2指示フィールドである。前記第2指示情報は、ランダムアクセス応答に対応するMACサブヘッダ内の1つの指示フィールドであり、前記指示フィールドは、ランダムアクセスプロセスタイプを指示し得る。
前記第2指示情報は、暗黙的な指示方式であり得、例えば、
前記第2指示情報は、前記ランダムアクセス応答に対応するMACサブヘッダ内の第3指示フィールドであり、ここで、前記第3指示フィールドは、ランダムアクセス応答の長さを指示するために使用され、且つ異なるランダムアクセス応答の長さは、異なるタイプのランダムアクセスプロセスに対応し、又は、異なるランダムアクセス応答の長さは、異なるタイプのランダムアクセス応答に対応する。
第1ランダムアクセス応答の長さは、2ステップのランダムアクセスプロセスタイプに対応し、第2ランダムアクセス応答の長さは、4ステップのランダムアクセスプロセスタイプに対応する。
つまり、前記第3指示フィールドは、ランダムアクセス応答に対応するMACサブヘッダ内のランダムアクセス応答長さを指示するフィールドであり、異なる長さは、異なるランダムアクセスプロセスを表す。
例えば、システムで、2つのタイプのランダムアクセスに対応する長さを定義でき、長さaは、2ステップのランダムアクセスプロセスに対応し、長さbは、4ステップのランダムアクセスプロセスに対応することができる。
前記指示情報に基づいて、前記ランダムアクセス応答メッセージ内のランダムアクセス応答が前記端末機器に対するものであるか否かを判断する方式は、以下の方式のいずれかを含む。
方式1、
指示情報に第1指示情報しかない場合、前記第1指示情報内のRAPIDに従って決定されたランダムアクセスプロセスタイプが、端末機器によって選択されたランダムアクセスプロセスタイプと一致する場合、前記ランダムアクセス応答メッセージ内のランダムアクセス応答が前記端末機器に対する応答であると決定する。
この方式は、前記第1シナリオに対応し、前記第1シナリオでは、第1指示情報のみを含み、当該第1指示情報内のRAPIDと異なるランダムアクセスプロセスのタイプとの対応関係に従って、第1指示情報によって指示されるランダムアクセスプロセスタイプを決定する。この方式は、前記第1シナリオの2つの方式に対応でき、異なるRAPIDは、異なるPRACHリソースに対応する。つまり、PRACHリソースをグループ化することにより、異なるRAPIDは、異なるPRACHリソースグループに対応する。さらに、異なるグループのPRACHリソースも、異なるランダムアクセスプロセスのタイプに対応するため、第1指示情報内のRAPIDにより、異なるランダムアクセスプロセスのタイプを区別する。
さらに、第1指示情報内のRAPIDに従って決定されたランダムアクセスプロセスタイプが、端末機器によって選択されたランダムアクセスプロセスタイプと一致する場合にのみ、前記ランダムアクセス応答メッセージ内のランダムアクセス応答が前記端末機器に対する応答であると決定できる。
ランダムアクセス応答メッセージは少なくとも、指示情報及びランダムアクセス応答を含み得ることも理解されたい。
方式2、
指示情報に第1指示情報しかない場合、前記第1指示情報内のRAPIDに従って決定されたランダムアクセス応答タイプが、端末機器によって選択されたランダムアクセスプロセスタイプに対応する場合、前記ランダムアクセス応答メッセージ内のランダムアクセス応答が前記端末機器に対する応答であると決定する。
この方式は、前記第1シナリオに対応し、前記第1シナリオでは、第1指示情報のみを含み、当該第1指示情報内のRAPIDと異なるランダムアクセス応答のタイプとの対応関係に従って、第1指示情報によって指示されるランダムアクセス応答のタイプを決定する。この方式は、前記第1シナリオの2つの方式に対応でき、異なるRAPIDは、異なるPRACHリソースに対応する。つまり、PRACHリソースをグループ化することにより、異なるRAPIDは、異なるPRACHリソースグループに対応する。さらに、異なるグループのPRACHリソースも、異なるランダムアクセスプロセスのタイプに対応するため、第1指示情報内のRAPIDにより、異なるランダムアクセスプロセスのタイプ、又は異なるランダムアクセス応答のタイプを区別する。
さらに、第1指示情報内のRAPIDに従って決定されたランダムアクセス応答タイプが、端末機器によって選択されたランダムアクセスプロセスタイプに対応する場合にのみ、前記ランダムアクセス応答メッセージ内のランダムアクセス応答が前記端末機器に対する応答であると決定できる。
ここで、異なるランダムアクセスプロセスタイプと異なるランダムアクセス応答タイプは相互に対応し、この対応関係は、システムによって事前構成されたものであり得、端末機器がネットワーク側と同じ構成になるように、ネットワーク側ネットワーク側によって端末機器に事前に構成されることができる。
ランダムアクセス応答メッセージは少なくとも、指示情報及びランダムアクセス応答を含み得ることも理解されたい。
方式3、
第1指示情報のRAPIDが端末機器によって送信されたランダムアクセスプリアンブル識別子と一致し、且つ第2指示情報によって指示されたランダムアクセスプロセスタイプが、端末機器によって選択されたランダムアクセスプロセスタイプと一致する場合、前記ランダムアクセス応答メッセージ内のランダムアクセス応答が前記端末機器に対する応答であると決定する。
この方式は、前記第2シナリオに対応しており、つまり、第1指示情報内のRAPIDは、ランダムアクセスプロセスタイプ及びランダムアクセス応答タイプを区別せず、プリアンブル識別子を指示するためにのみ使用される。この場合、RAPIDが一致し、第2指示情報内のランダムアクセスプロセスタイプが、端末機器によって選択されたランダムアクセスプロセスタイプと同じである場合にのみ、ランダムアクセス応答メッセージ内のランダムアクセス応答が端末機器に対するものであると決定できる。
方式4、
第1指示情報のRAPIDが端末機器によって送信されたランダムアクセスプリアンブル識別子と一致し、且つ第2指示情報によって指示されたランダムアクセス応答タイプが、端末機器によって選択されたランダムアクセスプロセスタイプに対応する場合、前記ランダムアクセス応答メッセージ内のランダムアクセス応答が前記端末機器に対する応答であると決定する。
この方式は、前記第2シナリオに対応しており、つまり、第1指示情報内のRAPIDは、ランダムアクセスプロセスタイプ及びランダムアクセス応答タイプを区別せず、プリアンブル識別子を指示するためにのみ使用される。この場合、RAPIDが一致し、第2指示情報内のランダムアクセス応答タイプが、端末機器によって選択されたランダムアクセスプロセスタイプに対応する場合にのみ、ランダムアクセス応答メッセージ内のランダムアクセス応答が端末機器に対するものであると決定できる。
方式5、
指示情報に第2指示情報しかない場合、第2指示情報から取得したRAPIDが、端末機器によって送信されたランダムアクセスプリアンブル識別子と一致し、且つ第2指示情報によって指示されたランダムアクセスプロセスタイプが、端末機器によって選択されたランダムアクセスプロセスタイプと一致する場合、前記ランダムアクセス応答メッセージ内のランダムアクセス応答が前記端末機器に対する応答であると決定する。
この方式は、前記第3シナリオに対応しており、つまり、第2指示情報のみを送信し、RAPIDは、ランダムアクセスプロセスタイプ又はランダムアクセス応答タイプを区別しない。この場合、RAPIDがランダムアクセスプリアンブルと同じである否かを判断する必要があり、ランダムアクセスプロセスタイプが、端末によって選択されたランダムアクセスプロセスタイプと同じである場合にのみ、ランダムアクセス応答が端末機器に対する応答であると決定する。
方式6、
指示情報に第2指示情報しかない場合、第2指示情報から取得したRAPIDが、端末機器によって送信されたランダムアクセスプリアンブル識別子と一致し、且つ第2指示情報によって指示されたランダムアクセス応答タイプが、端末機器によって選択されたランダムアクセスプロセスタイプに対応する場合、前記ランダムアクセス応答メッセージ内のランダムアクセス応答が前記端末機器に対する応答であると決定する。
この方式は、前記第3シナリオに対応しており、つまり、第2指示情報のみを送信し、RAPIDは、ランダムアクセスプロセスタイプ又はランダムアクセス応答タイプを区別しない。この場合、RAPIDがランダムアクセスプリアンブルと同じである否かを判断する必要があり、ランダムアクセス応答タイプが、端末によって選択されたランダムアクセスプロセスタイプに対応する場合にのみ、前記ランダムアクセス応答メッセージ内のランダムアクセス応答が前記端末機器に対する応答であると決定する。
前記ランダムアクセスプリアンブル(preamble)は、事前構成されたランダムアクセスリソースで端末機器によって送信された、且つ少なくとも2つのランダムアクセスプリアンブルから前記端末機器によって選択されたものである。
前記ランダムアクセスプロセスタイプは、2ステップのランダムアクセスプロセスと4ステップのランダムアクセスプロセスのいずれかを含む。
4ステップのランダムアクセスプロセスについては、その詳細なステップは以下の通りである。
端末がPRACHリソース(時間周波数リソース及びコードフィールドリソース)を選択する。
端末が、選択したPRACH時間周波数リソースで、選択されたpreambleを送信し、基地局が、preambleに基づいてアップリンクタイミング、及び端末の第3ステップのメッセージの伝送に必要なgrantサイズを推定できる。
ネットワークがRARを端末に送信する。
端末が第1ステップのメッセージ(msg1)を送信した後、RAR windowを開き、当該window内でPDCCHを監視する。前記PDCCHは、RA-RNTIによってスクランブルされたPDCCHである。RA-RNTIの計算は以下の通りである。
RA-RNTI=1+s_id+14×t_id+14×80×f_id+14×80×8×ul_carrier_id
つまり、RA-RNTIは、UEによって選択されたPRACH時間周波数リソースに関連付けられる。
RA-RNTIによってスクランブルされたPDCCHを正常に監視した後、端末は、前記PDCCHによってケジューリングされたPDSCHを取得でき、当該PDSCHには、RAR(ランダムアクセス応答)が含まれ、ランダムアクセス応答(RAR)のフォーマットは、図3-6に示される通りである。RARのsubheaderにBIが含まれ、当該BIは、第1ステップのメッセージを再伝送するための待機時間を指示するために使用される。RAPIDは、ネットワークによって受信されたpreamble indexを指示するために使用される。RARのpayloadにTACが含まれ、当該TACは、アップリンクシーケンスを調整するために使用される。UL grantは、第3ステップの情報をスケジュールするアップリンクリソースを指示するために使用される。Temporary C-RNTIは、第4ステップのメッセージのPDCCH(初期アクセス)をスクランブルするために使用される。
端末が、スケジューリングリソースでRRCメッセージを伝送する。
Msg3は、主に、前記RACHプロセスをトリガしたイベントをネットワークに通知するために使用される。例えば、初期ランダムアクセスプロセスの場合、msg3でUE IDとestablishment causeを搬送し、RRC再確立の場合、接続状態であるUE識別子とestablishment causeを搬送する。
同時に、msg3によって搬送されるIDは、第4ステップで競合が解決できるようにする。
競合を解決する。
Msg4は2つの機能があり、その1つの機能は、競合を解決することであり、もう1つの機能は、RRC構成メッセージを端末に伝送することである。
具体的には、競合の解決については、以下の2つの方式がある。
方式1において、UEが第3ステップでC-RNTIを搬送する場合、第4ステップのメッセージは、C-RNTIでスクランブルされたPDCCHでスケジュールされる。
方式2において、UEが第3ステップでC-RNTIを搬送しない場合(例えば、初期アクセスの場合)、第4ステップのメッセージは、TC-RNTIでスクランブルされたPDCCHでスケジュールされ、競合は、UEが第4ステップのメッセージのPDSCH受信し、PDSCH内のCCCH SDUをマッチングすることで解決される。
4ステップのRACHの各メッセージで搬送されるメッセージの内容は、以下の表に示される通りである。
Figure 0007297866000001
2ステップのランダムアクセスプロセスでは、msg1で4ステップのRACHのmsg1及びmsg3を伝送でき、msg2で4ステップのRACHのmsg2及びmsg4を伝送できる。
前記端末機器が、異なるランダムアクセスリソースで異なるランダムアクセスプロセスを開始する。
図7に示されるように、NRでは、主に、競合に基づくランダムアクセス方式と非競合に基づくランダムアクセス方式の2つのタイプのランダムアクセス方式をサポートする。
ランダムアクセスプロセスは、
RRCアイドル状態からの初期アクセス、
RRC接続の再確立プロセス、
ハンドオーバ、
アップリンク同期状態が非同期状態であるRRC接続状態でのアップリンクまたはダウンリンクデータの到着、
RRC非アクティブ状態での伝送、
又は、他のシステム情報(SI)の要求などのイベントでトリガできる。
前記ランダムアクセスリソースは、ランダムアクセスプロセスタイプと対応関係を有し、
ここで、前記ランダムアクセスリソースは、時間周波数リソース、および/または、ランダムアクセスプリアンブルを含む。
明らかに、上記の技術的解決策を採用することにより、ネットワーク側から端末機器に送信されるランダムアクセス応答メッセージ内の指示情報により、端末機器に対するランダムアクセス応答を受信したか否かを決定でき、当該指示情報は、ランダムアクセス応答タイプ又はランダムアクセスプロセスタイプを指示することができる。これにより、複数のタイプのランダムアクセスプロセスが存在するシステムにおいて、端末機器がそれ自体のランダムアクセスプロセスタイプに準拠するランダムアクセス応答を正しく受信できるように保証することができる。
本願実施例は、ネットワーク機器が実行するランダムアクセス方法を提供し、前記方法は、
ランダムアクセス応答メッセージを端末機器に送信することを含み、
ここで、前記ランダムアクセス応答メッセージに指示情報が含まれ、前記指示情報は少なくとも、異なるタイプのランダムアクセス応答、又は異なるタイプのランダムアクセスプロセスを指示することができる。
また、説明を加えないといけないのは、異なるタイプのランダムアクセス応答は、異なるタイプのランダムアクセスプロセスに対応する。
本実施例は、以下のシナリオを提供することができる。
第1シナリオの第1方式において、
指示情報に第1指示情報のみが存在する場合については、以下の説明を参照できる。
前記指示情報は、ランダムアクセス応答メッセージ内のランダムアクセスプリアンブル識別子(RAPID:Random Access preamble Identifier)である第1指示情報を含み、ここで、前記RAPIDは、異なるタイプのランダムアクセスプロセス、又は異なるタイプのランダムアクセス応答を指示するために使用される。
このシナリオでは、RAPIDは先行技術における定義とは異なり、ランダムアクセスプロセスタイプ又は異なるランダムアクセスプロセス応答を指示するために使用できる。一具体的な処理方式は、以下の通りである。
RAPIDをグループ化し、preambleをグループ化する。例えば、グループA及びグループBがあり、UEが2ステップのランダムアクセスプロセスを選択した場合、msg1を送信する時に、グループAからランダムアクセスプリアンブル(preamble)を選択し、UEが4ステップのランダムアクセスプロセスを選択した場合、msg1を送信する時に、グループBからpreambleを選択する。
第1シナリオの第2方式において、
指示情報に第1指示情報のみが存在する場合については、以下の説明を参照できる。
前記指示情報は、ランダムアクセス応答メッセージ内のランダムアクセスプリアンブル識別子(RAPID:Random Access preamble Identifier)である第1指示情報を含み、ここで、前記RAPIDは、異なるタイプのランダムアクセスプロセス、又は異なるタイプのランダムアクセス応答を指示するために使用される。
このシナリオでは、RAPIDは先行技術における定義とは異なり、ランダムアクセスプロセスタイプ又は異なるランダムアクセスプロセス応答を指示するために使用できる。
この方式と第1方式との違いについては、この方式では、preambleをグループ化することなく、2ステップのランダムアクセスプロセスと4ステップのランダムアクセスプロセスで異なるPRACHリソースを使用するように定義するだけでよい。
具体的には、2ステップのランダムアクセスプロセス及び4ステップのランダムアクセスプロセスに対応する(PRACH:Physical Random Access Channel)に対してリソースグループ化を実行できるが、この2つのタイプのランダムアクセスプロセスで同じpreambleを使用する可能性がある。勿論、PRACHをグループ化することなく、異なるタイプのランダムアクセスプロセスが異なるPRACHリソースに対応するように設定するだけでよいことも理解されたい。
この場合、preambleは、異なるタイプのRACHプロセスを区別できる。その理由は、PRACHリソースのグループ化により、異なるRACHプロセスを使用するUEにより異なるRA-RNTI(RA-RNTIは、PRACHリソースの時間周波数位置に基づいて計算される)が算出されるためである。RA-RNTIが異なるため、異なるRARメッセージが算出されることができる。
第2シナリオにおいて、第2指示情報により、ランダムアクセスプロセスタイプ又はランダムアクセス応答タイプを指示する。
具体的には、前記指示情報は、異なるタイプのランダムアクセスプロセス、又は異なるタイプのランダムアクセス応答を指示するために使用される第2指示情報をさらに含む。
このシナリオと第1シナリオとの違いについては、このシナリオでは、第1指示情報に含まれるRAPIDは、ランダムアクセスプロセスタイプ又はランダムアクセス応答タイプを指示しない。つまり、第1指示情報には、普通のRAPIDのみが含まれる。
説明を加えないといけないのは、このシナリオにおける普通のRAPIDは、第1シナリオにおけるRAPIDとは異なり、このシナリオにおける普通のRAPIDとは、異なるタイプのランダムアクセスプロセスに対してPRACHリソースに基づく区別を実行しないことを指す。つまり、PRACHリソース、即ちPRACH時間周波数リソースおよび/またはコードリソースは全て共有リソースである。
第3シナリオ、
このシナリオは、指示情報に第2指示情報のみが含まれるシナリオであり得、この場合、第2指示情報には、RAPIDと、ランダムアクセスプロセスタイプ及びランダムアクセス応答タイプに関する指示が含まれることができる。つまり、このシナリオでは、第1指示情報を含むことなく、第2指示情報により全ての情報を指示し得る。
以下、前述したシナリオを参照しながら、第2指示情報について説明する。
前記第2指示情報は、明示的な指示方式であり得、例えば、
前記第2指示情報は、ランダムアクセス応答内の第1指示フィールドであり得る。前記第1指示フィールドは、ランダムアクセスプロセスタイプを指示し得る。
前記第2指示情報は、前記ランダムアクセス応答に対応するMACサブヘッダ内の第2指示フィールドである。前記第2指示情報は、ランダムアクセス応答に対応するMACサブヘッダ内の1つの指示フィールドであり、前記指示フィールドは、ランダムアクセスプロセスタイプを指示し得る。
前記第2指示情報は、暗黙的な指示方式であり得、例えば、
前記第2指示情報は、前記ランダムアクセス応答に対応するMACサブヘッダ内の第3指示フィールドであり、ここで、前記第3指示フィールドは、ランダムアクセス応答の長さを指示するために使用され、且つ異なるランダムアクセス応答の長さは、異なるタイプのランダムアクセスプロセスに対応し、又は、異なるランダムアクセス応答の長さは、異なるタイプのランダムアクセス応答に対応する。
第1ランダムアクセス応答の長さは、2ステップのランダムアクセスプロセスタイプに対応し、第2ランダムアクセス応答の長さは、4ステップのランダムアクセスプロセスタイプに対応する。
つまり、前記第3指示フィールドは、ランダムアクセス応答に対応するMACサブヘッダ内のランダムアクセス応答長さを指示するフィールドであり、異なる長さは、異なるランダムアクセスプロセスを表す。
例えば、システムで、2つのタイプのランダムアクセスに対応する長さを定義でき、長さaは、2ステップのランダムアクセスプロセスに対応し、長さbは、4ステップのランダムアクセスプロセスに対応することができる。
ネットワーク側は、異なるランダムアクセスリソースで前記端末機器によって開始される異なるランダムアクセスプロセスを受信することもできる。
前記ランダムアクセスリソースは、ランダムアクセスプロセスタイプと対応関係を有し、
ここで、前記ランダムアクセスリソースは、時間周波数リソース、および/または、ランダムアクセスプリアンブルを含む。
明らかに、上記の技術的解決策を採用することにより、ネットワーク側から端末機器に送信されるランダムアクセス応答メッセージ内の指示情報により、端末機器に対するランダムアクセス応答を受信したか否かを決定でき、当該指示情報は、ランダムアクセス応答タイプ又はランダムアクセスプロセスタイプを指示することができる。これにより、複数のタイプのランダムアクセスプロセスが存在するシステムにおいて、端末機器がそれ自体のランダムアクセスプロセスタイプに準拠するランダムアクセス応答を正しく受信できるように保証することができる。
図8に示されるように、本願実施例は端末機器を提供し、前記端末機器は、
ネットワーク側によって送信されるランダムアクセス応答メッセージを受信するように構成される第1通信ユニット81と、
前記ランダムアクセス応答メッセージ内の指示情報に基づいて、前記ランダムアクセス応答メッセージ内のランダムアクセス応答が前記端末機器に対するものであるか否かを判断するように構成される第1処理ユニット82と、を備え、
ここで、前記指示情報は少なくとも、異なるタイプのランダムアクセス応答、又は異なるタイプのランダムアクセスプロセスを指示することができる。
また、説明を加えないといけないのは、異なるタイプのランダムアクセス応答は、異なるタイプのランダムアクセスプロセスに対応する。
本実施例は、以下のシナリオを提供することができる。
第1シナリオの第1方式において、
指示情報に第1指示情報のみが存在する場合については、以下の説明を参照できる。
前記指示情報は、ランダムアクセス応答メッセージ内のランダムアクセスプリアンブル識別子(RAPID:Random Access preamble Identifier)である第1指示情報を含み、ここで、前記RAPIDは、異なるタイプのランダムアクセスプロセス、又は異なるタイプのランダムアクセス応答を指示するために使用される。
このシナリオでは、RAPIDは先行技術における定義とは異なり、ランダムアクセスプロセスタイプ又は異なるランダムアクセスプロセス応答を指示するために使用できる。一具体的な処理方式は、以下の通りである。
RAPIDをグループ化し、preambleをグループ化する。例えば、グループA及びグループBがあり、UEが2ステップのランダムアクセスプロセスを選択した場合、msg1を送信する時に、グループAからランダムアクセスプリアンブル(preamble)を選択し、UEが4ステップのランダムアクセスプロセスを選択した場合、msg1を送信する時に、グループBからpreambleを選択する。
第1シナリオの第2方式において、
指示情報に第1指示情報のみが存在する場合については、以下の説明を参照できる。
前記指示情報は、ランダムアクセス応答メッセージ内のランダムアクセスプリアンブル識別子(RAPID:Random Access preamble Identifier)である第1指示情報を含み、ここで、前記RAPIDは、異なるタイプのランダムアクセスプロセス、又は異なるタイプのランダムアクセス応答を指示するために使用される。
このシナリオでは、RAPIDは先行技術における定義とは異なり、ランダムアクセスプロセスタイプ又は異なるランダムアクセスプロセス応答を指示するために使用できる。
この方式と第1方式との違いについては、この方式では、preambleをグループ化することなく、2ステップのランダムアクセスプロセスと4ステップのランダムアクセスプロセスで異なるPRACHリソースを使用するように定義するだけでよい。
具体的には、2ステップのランダムアクセスプロセス及び4ステップのランダムアクセスプロセスに対応する(PRACH:Physical Random Access Channel)に対してリソースグループ化を実行できるが、この2つのタイプのランダムアクセスプロセスで同じpreambleを使用する可能性がある。勿論、PRACHをグループ化することなく、異なるタイプのランダムアクセスプロセスが異なるPRACHリソースに対応するように設定するだけでよいことも理解されたい。
この場合、preambleは、異なるタイプのRACHプロセスを区別できる。その理由は、PRACHリソースのグループ化により、異なるRACHプロセスを使用するUEにより異なるRA-RNTI(RA-RNTIは、PRACHリソースの時間周波数位置に基づいて計算される)が算出されるためである。RA-RNTIが異なるため、異なるRARメッセージが算出されることができる。
第2シナリオにおいて、第2指示情報により、ランダムアクセスプロセスタイプ又はランダムアクセス応答タイプを指示する。
具体的には、前記指示情報は、異なるタイプのランダムアクセスプロセス、又は異なるタイプのランダムアクセス応答を指示するために使用される第2指示情報をさらに含む。
このシナリオと第1シナリオとの違いについては、このシナリオでは、第1指示情報に含まれるRAPIDは、ランダムアクセスプロセスタイプ又はランダムアクセス応答タイプを指示しない。つまり、第1指示情報には、普通のRAPIDのみが含まれる。
説明を加えないといけないのは、このシナリオにおける普通のRAPIDは、第1シナリオにおけるRAPIDとは異なり、このシナリオにおける普通のRAPIDとは、異なるタイプのランダムアクセスプロセスに対してPRACHリソースに基づく区別を実行しないことを指す。つまり、PRACHリソース、即ちPRACH時間周波数リソースおよび/またはコードリソースは全て共有リソースである。
第3シナリオ、
このシナリオは、指示情報に第2指示情報のみが含まれるシナリオであり得、この場合、第2指示情報には、RAPIDと、ランダムアクセスプロセスタイプ及びランダムアクセス応答タイプに関する指示が含まれることができる。つまり、このシナリオでは、第1指示情報を含むことなく、第2指示情報により全ての情報を指示し得る。
以下、前述したシナリオを参照しながら、第2指示情報について説明する。
前記第2指示情報は、明示的な指示方式であり得、例えば、
前記第2指示情報は、ランダムアクセス応答内の第1指示フィールドであり得る。前記第1指示フィールドは、ランダムアクセスプロセスタイプを指示し得る。
前記第2指示情報は、前記ランダムアクセス応答に対応するMACサブヘッダ内の第2指示フィールドである。前記第2指示情報は、ランダムアクセス応答に対応するMACサブヘッダ内の1つの指示フィールドであり、前記指示フィールドは、ランダムアクセスプロセスタイプを指示し得る。
前記第2指示情報は、暗黙的な指示方式であり得、例えば、
前記第2指示情報は、前記ランダムアクセス応答に対応するMACサブヘッダ内の第3指示フィールドであり、ここで、前記第3指示フィールドは、ランダムアクセス応答の長さを指示するために使用され、且つ異なるランダムアクセス応答の長さは、異なるタイプのランダムアクセスプロセスに対応し、又は、異なるランダムアクセス応答の長さは、異なるタイプのランダムアクセス応答に対応する。
第1ランダムアクセス応答の長さは、2ステップのランダムアクセスプロセスタイプに対応し、第2ランダムアクセス応答の長さは、4ステップのランダムアクセスプロセスタイプに対応する。
つまり、前記第3指示フィールドは、ランダムアクセス応答に対応するMACサブヘッダ内のランダムアクセス応答長さを指示するフィールドであり、異なる長さは、異なるランダムアクセスプロセスを表す。
例えば、システムで、2つのタイプのランダムアクセスに対応する長さを定義でき、長さaは、2ステップのランダムアクセスプロセスに対応し、長さbは、4ステップのランダムアクセスプロセスに対応することができる。
第1処理ユニット82が、前記指示情報に基づいて、前記ランダムアクセス応答メッセージ内のランダムアクセス応答が前記端末機器に対するものであるか否かを判断する方式は、以下の方式のいずれかを含む。
方式1、
指示情報に第1指示情報しかない場合、前記第1指示情報内のRAPIDに従って決定されたランダムアクセスプロセスタイプが、端末機器によって選択されたランダムアクセスプロセスタイプと一致する場合、前記ランダムアクセス応答メッセージ内のランダムアクセス応答が前記端末機器に対する応答であると決定する。
この方式は、前記第1シナリオに対応し、前記第1シナリオでは、第1指示情報のみを含み、当該第1指示情報内のRAPIDと異なるランダムアクセスプロセスのタイプとの対応関係に従って、第1指示情報によって指示されるランダムアクセスプロセスタイプを決定する。この方式は、前記第1シナリオの2つの方式に対応でき、異なるRAPIDは、異なるPRACHリソースに対応する。つまり、PRACHリソースをグループ化することにより、異なるRAPIDは、異なるPRACHリソースグループに対応する。さらに、異なるグループのPRACHリソースも、異なるランダムアクセスプロセスのタイプに対応するため、第1指示情報内のRAPIDにより、異なるランダムアクセスプロセスのタイプを区別する。
さらに、第1指示情報内のRAPIDに従って決定されたランダムアクセスプロセスタイプが、端末機器によって選択されたランダムアクセスプロセスタイプと一致する場合にのみ、前記ランダムアクセス応答メッセージ内のランダムアクセス応答が前記端末機器に対する応答であると決定できる。
ランダムアクセス応答メッセージは少なくとも、指示情報及びランダムアクセス応答を含み得ることも理解されたい。
方式2、
指示情報に第1指示情報しかない場合、前記第1指示情報内のRAPIDに従って決定されたランダムアクセス応答タイプが、端末機器によって選択されたランダムアクセスプロセスタイプに対応する場合、前記ランダムアクセス応答メッセージ内のランダムアクセス応答が前記端末機器に対する応答であると決定する。
この方式は、前記第1シナリオに対応し、前記第1シナリオでは、第1指示情報のみを含み、当該第1指示情報内のRAPIDと異なるランダムアクセス応答のタイプとの対応関係に従って、第1指示情報によって指示されるランダムアクセス応答のタイプを決定する。この方式は、前記第1シナリオの2つの方式に対応でき、異なるRAPIDは、異なるPRACHリソースに対応する。つまり、PRACHリソースをグループ化することにより、異なるRAPIDは、異なるPRACHリソースグループに対応する。さらに、異なるグループのPRACHリソースも、異なるランダムアクセスプロセスのタイプに対応するため、第1指示情報内のRAPIDにより、異なるランダムアクセスプロセスのタイプ、又は異なるランダムアクセス応答のタイプを区別する。
さらに、第1指示情報内のRAPIDに従って決定されたランダムアクセス応答タイプが、端末機器によって選択されたランダムアクセスプロセスタイプに対応する場合にのみ、前記ランダムアクセス応答メッセージ内のランダムアクセス応答が前記端末機器に対する応答であると決定できる。
ここで、異なるランダムアクセスプロセスタイプと異なるランダムアクセス応答タイプは相互に対応し、この対応関係は、システムによって事前構成されたものであり得、端末機器がネットワーク側と同じ構成になるように、ネットワーク側ネットワーク側によって端末機器に事前に構成されることができる。
ランダムアクセス応答メッセージは少なくとも、指示情報及びランダムアクセス応答を含み得ることも理解されたい。
方式3、
第1指示情報のRAPIDが端末機器によって送信されたランダムアクセスプリアンブル識別子と一致し、且つ第2指示情報によって指示されたランダムアクセスプロセスタイプが、端末機器によって選択されたランダムアクセスプロセスタイプと一致する場合、前記ランダムアクセス応答メッセージ内のランダムアクセス応答が前記端末機器に対する応答であると決定する。
この方式は、前記第2シナリオに対応しており、つまり、第1指示情報内のRAPIDは、ランダムアクセスプロセスタイプ及びランダムアクセス応答タイプを区別せず、プリアンブル識別子を指示するためにのみ使用される。この場合、RAPIDが一致し、第2指示情報内のランダムアクセスプロセスタイプが、端末機器によって選択されたランダムアクセスプロセスタイプと同じである場合にのみ、ランダムアクセス応答メッセージ内のランダムアクセス応答が端末機器に対するものであると決定できる。
方式4、
第1指示情報のRAPIDが端末機器によって送信されたランダムアクセスプリアンブル識別子と一致し、且つ第2指示情報によって指示されたランダムアクセス応答タイプが、端末機器によって選択されたランダムアクセスプロセスタイプに対応する場合、前記ランダムアクセス応答メッセージ内のランダムアクセス応答が前記端末機器に対する応答であると決定する。
この方式は、前記第2シナリオに対応しており、つまり、第1指示情報内のRAPIDは、ランダムアクセスプロセスタイプ及びランダムアクセス応答タイプを区別せず、プリアンブル識別子を指示するためにのみ使用される。この場合、RAPIDが一致し、第2指示情報内のランダムアクセス応答タイプが、端末機器によって選択されたランダムアクセスプロセスタイプに対応する場合にのみ、ランダムアクセス応答メッセージ内のランダムアクセス応答が端末機器に対するものであると決定できる。
方式5、
指示情報に第2指示情報しかない場合、第2指示情報から取得したRAPIDが、端末機器によって送信されたランダムアクセスプリアンブル識別子と一致し、且つ第2指示情報によって指示されたランダムアクセスプロセスタイプが、端末機器によって選択されたランダムアクセスプロセスタイプと一致する場合、前記ランダムアクセス応答メッセージ内のランダムアクセス応答が前記端末機器に対する応答であると決定する。
この方式は、前記第3シナリオに対応しており、つまり、第2指示情報のみを送信し、RAPIDは、ランダムアクセスプロセスタイプ又はランダムアクセス応答タイプを区別しない。この場合、RAPIDがランダムアクセスプリアンブルと同じである否かを判断する必要があり、ランダムアクセスプロセスタイプが、端末によって選択されたランダムアクセスプロセスタイプと同じである場合にのみ、ランダムアクセス応答が端末機器に対する応答であると決定する。
方式6、
指示情報に第2指示情報しかない場合、第2指示情報から取得したRAPIDが、端末機器によって送信されたランダムアクセスプリアンブル識別子と一致し、且つ第2指示情報によって指示されたランダムアクセス応答タイプが、端末機器によって選択されたランダムアクセスプロセスタイプに対応する場合、前記ランダムアクセス応答メッセージ内のランダムアクセス応答が前記端末機器に対する応答であると決定する。
この方式は、前記第3シナリオに対応しており、つまり、第2指示情報のみを送信し、RAPIDは、ランダムアクセスプロセスタイプ又はランダムアクセス応答タイプを区別しない。この場合、RAPIDがランダムアクセスプリアンブルと同じである否かを判断する必要があり、ランダムアクセス応答タイプが、端末によって選択されたランダムアクセスプロセスタイプに対応する場合にのみ、前記ランダムアクセス応答メッセージ内のランダムアクセス応答が前記端末機器に対する応答であると決定する。
前記ランダムアクセスプリアンブル(preamble)は、事前構成されたランダムアクセスリソースで端末機器によって送信された、且つ少なくとも2つのランダムアクセスプリアンブルから前記端末機器によって選択されたものである。
前記ランダムアクセスプロセスタイプは、2ステップのランダムアクセスプロセスと4ステップのランダムアクセスプロセスのいずれかを含む。
前記端末機器が、異なるランダムアクセスリソースで異なるランダムアクセスプロセスを開始することをさらに含む、
図7に示されるように、NRでは、主に、競合に基づくランダムアクセス方式と非競合に基づくランダムアクセス方式の2つのタイプのランダムアクセス方式をサポートする。
ランダムアクセスプロセスは、
RRCアイドル状態からの初期アクセス、
RRC接続の再確立プロセス、
ハンドオーバ、
アップリンク同期状態が非同期状態であるRRC接続状態でのアップリンクまたはダウンリンクデータの到着、
RRC非アクティブ状態での伝送、
又は、他のシステム情報(SI)の要求などのイベントでトリガできる。
前記ランダムアクセスリソースは、ランダムアクセスプロセスタイプと対応関係を有し、
ここで、前記ランダムアクセスリソースは、時間周波数リソース、および/または、ランダムアクセスプリアンブルを含む。
明らかに、上記の技術的解決策を採用することにより、ネットワーク側から端末機器に送信されるランダムアクセス応答メッセージ内の指示情報により、端末機器に対するランダムアクセス応答を受信したか否かを決定でき、当該指示情報は、ランダムアクセス応答タイプ又はランダムアクセスプロセスタイプを指示することができる。これにより、複数のタイプのランダムアクセスプロセスが存在するシステムにおいて、端末機器がそれ自体のランダムアクセスプロセスタイプに準拠するランダムアクセス応答を正しく受信できるように保証することができる。
本願実施例はネットワーク機器を提供し、前記ネットワーク機器は、
用于ランダムアクセス応答メッセージを端末機器に送信するように構成される第2通信ユニットを備え、
ここで、前記ランダムアクセス応答メッセージに指示情報が含まれ、前記指示情報は少なくとも、異なるタイプのランダムアクセス応答、又は異なるタイプのランダムアクセスプロセスを指示することができる。
また、説明を加えないといけないのは、異なるタイプのランダムアクセス応答は、異なるタイプのランダムアクセスプロセスに対応する。
本実施例は、以下のシナリオを提供することができる。
第1シナリオの第1方式において、
指示情報に第1指示情報のみが存在する場合については、以下の説明を参照できる。
前記指示情報は、ランダムアクセス応答メッセージ内のランダムアクセスプリアンブル識別子(RAPID:Random Access preamble Identifier)である第1指示情報を含み、ここで、前記RAPIDは、異なるタイプのランダムアクセスプロセス、又は異なるタイプのランダムアクセス応答を指示するために使用される。
このシナリオでは、RAPIDは先行技術における定義とは異なり、ランダムアクセスプロセスタイプ又は異なるランダムアクセスプロセス応答を指示するために使用できる。一具体的な処理方式は、以下の通りである。
RAPIDをグループ化し、preambleをグループ化する。例えば、グループA及びグループBがあり、UEが2ステップのランダムアクセスプロセスを選択した場合、msg1を送信する時に、グループAからランダムアクセスプリアンブル(preamble)を選択し、UEが4ステップのランダムアクセスプロセスを選択した場合、msg1を送信する時に、グループBからpreambleを選択する。
第1シナリオの第2方式において、
指示情報に第1指示情報のみが存在する場合については、以下の説明を参照できる。
前記指示情報は、ランダムアクセス応答メッセージ内のランダムアクセスプリアンブル識別子(RAPID:Random Access preamble Identifier)である第1指示情報を含み、ここで、前記RAPIDは、異なるタイプのランダムアクセスプロセス、又は異なるタイプのランダムアクセス応答を指示するために使用される。
このシナリオでは、RAPIDは先行技術における定義とは異なり、ランダムアクセスプロセスタイプ又は異なるランダムアクセスプロセス応答を指示するために使用できる。
この方式と第1方式との違いについては、この方式では、preambleをグループ化することなく、2ステップのランダムアクセスプロセスと4ステップのランダムアクセスプロセスで異なるPRACHリソースを使用するように定義するだけでよい。
具体的には、2ステップのランダムアクセスプロセス及び4ステップのランダムアクセスプロセスに対応する(PRACH:Physical Random Access Channel)に対してリソースグループ化を実行できるが、この2つのタイプのランダムアクセスプロセスで同じpreambleを使用する可能性がある。勿論、PRACHをグループ化することなく、異なるタイプのランダムアクセスプロセスが異なるPRACHリソースに対応するように設定するだけでよいことも理解されたい。
この場合、preambleは、異なるタイプのRACHプロセスを区別できる。その理由は、PRACHリソースのグループ化により、異なるRACHプロセスを使用するUEにより異なるRA-RNTI(RA-RNTIは、PRACHリソースの時間周波数位置に基づいて計算される)が算出されるためである。RA-RNTIが異なるため、異なるRARメッセージが算出されることができる。
第2シナリオにおいて、第2指示情報により、ランダムアクセスプロセスタイプ又はランダムアクセス応答タイプを指示する。
具体的には、前記指示情報は、異なるタイプのランダムアクセスプロセス、又は異なるタイプのランダムアクセス応答を指示するために使用される第2指示情報をさらに含む。
このシナリオと第1シナリオとの違いについては、このシナリオでは、第1指示情報に含まれるRAPIDは、ランダムアクセスプロセスタイプ又はランダムアクセス応答タイプを指示しない。つまり、第1指示情報には、普通のRAPIDのみが含まれる。
説明を加えないといけないのは、このシナリオにおける普通のRAPIDは、第1シナリオにおけるRAPIDとは異なり、このシナリオにおける普通のRAPIDとは、異なるタイプのランダムアクセスプロセスに対してPRACHリソースに基づく区別を実行しないことを指す。つまり、PRACHリソース、即ちPRACH時間周波数リソースおよび/またはコードリソースは全て共有リソースである。
第3シナリオ、
このシナリオは、指示情報に第2指示情報のみが含まれるシナリオであり得、この場合、第2指示情報には、RAPIDと、ランダムアクセスプロセスタイプ及びランダムアクセス応答タイプに関する指示が含まれることができる。つまり、このシナリオでは、第1指示情報を含むことなく、第2指示情報により全ての情報を指示し得る。
以下、前述したシナリオを参照しながら、第2指示情報について説明する。
前記第2指示情報は、明示的な指示方式であり得、例えば、
前記第2指示情報は、ランダムアクセス応答内の第1指示フィールドであり得る。前記第1指示フィールドは、ランダムアクセスプロセスタイプを指示し得る。
前記第2指示情報は、前記ランダムアクセス応答に対応するMACサブヘッダ内の第2指示フィールドである。前記第2指示情報は、ランダムアクセス応答に対応するMACサブヘッダ内の1つの指示フィールドであり、前記指示フィールドは、ランダムアクセスプロセスタイプを指示し得る。
前記第2指示情報は、暗黙的な指示方式であり得、例えば、
前記第2指示情報は、前記ランダムアクセス応答に対応するMACサブヘッダ内の第3指示フィールドであり、ここで、前記第3指示フィールドは、ランダムアクセス応答の長さを指示するために使用され、且つ異なるランダムアクセス応答の長さは、異なるタイプのランダムアクセスプロセスに対応し、又は、異なるランダムアクセス応答の長さは、異なるタイプのランダムアクセス応答に対応する。
第1ランダムアクセス応答の長さは、2ステップのランダムアクセスプロセスタイプに対応し、第2ランダムアクセス応答の長さは、4ステップのランダムアクセスプロセスタイプに対応する。
つまり、前記第3指示フィールドは、ランダムアクセス応答に対応するMACサブヘッダ内のランダムアクセス応答長さを指示するフィールドであり、異なる長さは、異なるランダムアクセスプロセスを表す。
例えば、システムで、2つのタイプのランダムアクセスに対応する長さを定義でき、長さaは、2ステップのランダムアクセスプロセスに対応し、長さbは、4ステップのランダムアクセスプロセスに対応することができる。
前記第2通信ユニットは、異なるランダムアクセスリソースで前記端末機器によって開始される異なるランダムアクセスプロセスを受信するように構成される。
前記ランダムアクセスリソースは、ランダムアクセスプロセスタイプと対応関係を有し、
ここで、前記ランダムアクセスリソースは、時間周波数リソース、および/または、ランダムアクセスプリアンブルを含む。
明らかに、上記の技術的解決策を採用することにより、ネットワーク側から端末機器に送信されるランダムアクセス応答メッセージ内の指示情報により、端末機器に対するランダムアクセス応答を受信したか否かを決定でき、当該指示情報は、ランダムアクセス応答タイプ又はランダムアクセスプロセスタイプを指示することができる。これにより、複数のタイプのランダムアクセスプロセスが存在するシステムにおいて、端末機器がそれ自体のランダムアクセスプロセスタイプに準拠するランダムアクセス応答を正しく受信できるように保証することができる。
図9は、本願実施例による通信機器900を示す例示的な構造図である。図9に示される通信機器900は、プロセッサ910を備え、プロセッサ910は、メモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行することにより、本願実施例における方法を実現することができる。
例示的に、図9に示されるように、通信機器900は、メモリ920をさらに備えてもよい。ここで、プロセッサ910は、メモリ920からコンピュータプログラムを呼び出して実行することにより、本願実施例における方法を実現することができる。
ここで、メモリ920は、プロセッサ910から独立した別個のデバイスであってもよく、プロセッサ910に統合されてもよい。
例示的に、図9に示されるように、通信機器900は、トランシーバ930をさらに備えてもよく、プロセッサ910は、他の機器と通信するように前記トランシーバ930を制御することができ、具体的には、情報またはデータを他の機器に送信するか、または他の機器によって送信される情報またはデータを受信することができる。
ここで、トランシーバ930は送信機および受信器を含むことができる。トランシーバ930は、アンテナをさらに含むことができ、アンテナの数は1つまたは複数であり得る。
例示的に、前記通信機器900は、具体的には、本願実施例におけるネットワーク機器であってもよく、前記通信機器900は、本願実施例における各方法においてネットワーク機器によって実現される対応するプロセスを実現でき、簡潔にするために、ここでは繰り返して説明しない。
例示的に、前記通信機器900は、具体的には、本願実施例における端末機器又はネットワーク機器であってもよく、前記通信機器900は、本願実施例における各方法においてモバイル端末/端末機器によって実現される対応するプロセスを実現でき、簡潔にするために、ここでは繰り返して説明しない。
図10は、本願実施例によるチップを示す例示的な構造図である。図10に示されるチップ1000は、プロセッサ1010を備え、プロセッサ1010は、メモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行することにより、本願実施例における方法を実現することができる。
例示的に、図10に示されるように、チップ1000は、メモリ1020をさらに備えてもよい。ここで、プロセッサ1010は、メモリ1020からコンピュータプログラムを呼び出して実行することにより、本願実施例における方法を実現することができる。
ここで、メモリ1020は、プロセッサ1010から独立した別個のデバイスであってもよく、プロセッサ1010に統合されてもよい。
例示的に、前記チップ1000は、入力インターフェース1030をさらに備えてもよい。ここで、プロセッサ1010前記入力インターフェース1030が他の機器またはチップと通信することを制御することができ、具体的には、他の機器またはチップによって送信された情報またはデータを取得することができる。
例示的に、前記チップ1000は、出力インターフェース1040をさらに備えてもよい。ここで、プロセッサ1010は、他の機器またはチップと通信するように当該出力インターフェース1040を制御することができ、具体的には、出力情報またはデータを他の機器またはチップに出力することができる。
例示的に、前記チップは、本願実施例におけるネットワーク機器に適用されることができ、前記チップは、本願実施例における各方法において、ネットワーク機器によって実現される対応するプロセスを実現でき、簡潔にするために、ここでは繰り返して説明しない。
例示的に、前記チップは、本願実施例における端末機器に適用されることができ、前記チップは、本願実施例における各方法において、端末機器によって実現される対応するプロセスを実現でき、簡潔にするために、ここでは繰り返して説明しない。
本願実施例で言及されるチップは、システムレベルのチップ、システムチップ、チップシステム、またはシステムオンチップと呼ばれることもできることを理解されたい。
図11は、本願実施例による通信システム1100を示す例示的なブロック図である。図11に示されるように、前記通信システム1100は、端末機器1110およびネットワーク機器1120を含む。
ここで、前記端末機器1110は、前記方法における端末によって実現される対応する機能を実現するように構成され、前記ネットワーク機器1120は、前記方法におけるネットワーク機器によって実現される対応する機能を実現するように構成され、簡潔のために、ここでは再び説明しない。
本願実施例におけるプロセッサは、信号処理能力を有する集積回路チップであり得ることを理解されたい。実現プロセスにおいて、前述した方法の実施例の各ステップは、プロセッサ内のハードウェアの集積論理回路またはソフトウェアの形の命令によって完了することができる。前記プロセッサは、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、特定用途向け集積回路(ASIC:Application Specific Integrated Circuit)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA:Field Programmable Gate Array)、または他のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲートまたはトランジスタロジックデバイス、ディスクリートハードウェアコンポーネント等であってもよく、本願実施例で開示された各方法、ステップ、及び論理ブロック図を実現または実行することができる。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであってもよく、または前記プロセッサは、任意の従来のプロセッサ等であってもよい。本願実施例で開示される方法のステップは、ハードウェア復号化プロセッサによって直接実行されてもよいし、復号化プロセッサ内のハードウェアとソフトウェアモジュールの組み合わせによって実行されてもよい。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ、プログラム可能な読み取り専用メモリ、または電気的に消去可能なプログラム可能なメモリ、レジスタ等の従来の記憶媒体に配置されることができる。前記記憶媒体はメモリ内に配置され、プロセッサはメモリ内の情報を読み取り、そのハードウェアと組み合わせて上記の方法のステップを完了する。
本願実施例におけるメモリは、揮発性メモリまたは不揮発性メモリであってもよく、または揮発性および不揮発性メモリの両方を含んでもよいことが理解できる。ここで、不揮発性メモリは、読み取り専用メモリ(ROM:Read-Only Memory)、プログラム可能な読み取り専用メモリ(PROM:Programmable ROM)、消去可能なプログラム可能な読み取り専用メモリ(EPROM:Erasable PROM)、電気的に消去可能なプログラム可能な読み取り専用メモリ(EEPROM:Electrically EPROM)またはフラッシュメモリであってもよい。揮発性メモリは、外部キャッシュとして使用されるランダムアクセスメモリ(RAM:Random Access Memory)であってもよい。例示的であるが限定的ではない例示によれば、多くの形のRAM、例えば、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM:Static RAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM:Dynamic RAM)、同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(SDRAM:Synchronous DRAM)、ダブルデータレートの同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(DDR SDRAM:Double Data Rate SDRAM)、拡張型同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(ESDRAM:Enhanced SDRAM)、同期接続ダイナミックランダムアクセスメモリ(SLDRAM:Synchlink DRAM)、およびダイレクトメモリバスランダムアクセスメモリ(DR RAM:Direct Rambus RAM)などが利用可能である。本明細書で説明されるシステムおよび方法のためのメモリは、これらおよび他の任意の適切なタイプのメモリを含むが、これらに限定されないことを意図していることを留意されたい。
前記メモリは、例示的なものであるが、限定的なものではないことを理解されたい。例えば、本願実施例におけるメモリは、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM:static RAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM:dynamic RAM)、同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(SDRAM:synchronous DRAM)、ダブルデータレートの同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(DDR SDRAM:double data rate SDRAM)、拡張型同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(ESDRAM:enhanced SDRAM)、同期接続ダイナミックランダムアクセスメモリ(SLDRAM:synch link DRAM)、ダイレクトメモリバスランダムアクセスメモリ(DR RAM:Direct Rambus RAM)などであってもよい。つまり、本願実施例におけるメモリは、これらおよび他の任意の適切なタイプのメモリを含むが、これらに限定されないことを意図している。
本願実施例は、コンピュータプログラムを記憶するためのコンピュータ可読記憶媒体をさらに提供する。
例示的に、前記コンピュータ可読記憶媒体は、本願実施例におけるネットワーク機器に適用されてもよく、前記コンピュータプログラムは、コンピュータに、本願実施例における各方法においてネットワーク機器によって実現される対応するプロセスを実行させるように構成されてもよく、簡潔にするために、ここでは繰り返して説明しない。
例示的に、前記コンピュータ可読記憶媒体は、本願実施例の端末機器に適用されてもよく、前記コンピュータプログラムは、コンピュータに、本願実施例における各方法においてモバイル端末/端末機器によって実現される対応するプロセスを実行させるように構成されてもよく、簡潔のために、ここでは再び説明しない。
本願実施例は、コンピュータプログラム命令を含むコンピュータプログラム製品をさらに提供する。
例示的に、前記コンピュータプログラム製品は、本願実施例のネットワーク機器に適用されてもよく、前記コンピュータプログラム命令は、コンピュータに、本願実施例における各方法においてネットワーク機器によって実現される対応するプロセスを実行させるように構成されてもよく、簡潔にするために、ここでは繰り返して説明しない。
例示的に、前記コンピュータプログラム製品は、本願実施例のモバイル端末/端末機器に適用されてもよく、前記コンピュータプログラム命令は、コンピュータに、本願実施例における各方法においてモバイル端末/端末機器によって実現される対応するプロセスを実行させるように構成されてもよく、簡潔にするために、ここでは繰り返して説明しない。
本願実施例は、コンピュータプログラムをさらに提供する。
例示的に、前記コンピュータプログラムは、本願実施例におけるネットワーク機器に適用されてもよく、前記コンピュータプログラムがコンピュータで実行される時に、コンピュータに、本願実施例における各方法においてネットワーク機器によって実現される対応するプロセスを実行させ、簡潔にするために、ここでは繰り返して説明しない。
例示的に、前記コンピュータプログラムは、本願実施例のモバイル端末/端末機器に適用されてもよく、前記コンピュータプログラムがコンピュータで実行される時に、コンピュータに、本願実施例における各方法においてモバイル端末/端末機器によって実現される対応するプロセスを実行させ、簡潔にするために、ここでは繰り返して説明しない。
当業者なら自明であるが、本明細書で開示される実施例と組み合わせて説明された各例示のユニットおよびアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、またはコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアの組み合わせによって実現されてもよい。これらの機能がハードウェアの形で実行されるかソフトウェアの形で実行されるかは、技術的解決策の特定の用途および設計上の制約条件によって決定される。専門技術者は、各特定の用途に応じて異なる方法を使用して説明された機能を実現してもよいが、このような実現は本願の範囲を超えると見なされるべきではない。
当業者なら明確に理解できるが、説明の便宜および簡潔のために、上記に説明されたシステム、装置およびユニットの具体的な作業プロセスは、前述の方法の実施例における対応するプロセスを参照することができ、ここでは繰り返して説明しない。
本願で提供されるいくつかの実施例では、開示されたシステム、装置および方法は、他の方式で実現できることを理解されたい。例えば、上記で説明された装置の実施例は例示的なものに過ぎず、例えば、前記ユニットの分離は、論理機能の分離に過ぎず、実際の実現時には別の分離方法があり、例えば、複数のユニットまたはコンポーネントを別のシステムに統合または集積したり、または一部の特徴を無視したり、または実行しないことができる。なお、表示または議論された相互結合または直接結合または通信接続は、いくつかのインターフェースを使用して実現することができ、装置またはユニット間の間接的な結合または通信接続は、電気的、機械的、または他の形態で実現することができる。
前記別個のコンポーネントとして説明されたユニットは、物理的に分離されていてもされなくてもよく、ユニットとして表示されたコンポーネントは、物理的ユニットでであってもなくてもよい。つまり、1箇所に配置されてもよく、複数のネットワークユニットに分散されてもよい。実際の需要に応じて、その中のユニットの一部または全部を選択して本実施例における技術的解決策の目的を達成することができる。
さらに、本願の各実施例における各機能ユニットは1つの処理ユニットに統合されてもよく、または各ユニットが物理的に別々に存在してもよく、または2つまたは2つ以上のユニットが1つのユニットに統合されてもよい。
前記機能ユニットがソフトウェア機能ユニットの形で実現され、かつ独立した製品として販売または使用される場合、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されることができる。このような理解に基づいて、本願の技術的解決策の本質的な部分、つまり先行技術に貢献のある部分、または前記技術的解決策の一部は、ソフトウェア製品の形で具現されることができ、前記コンピュータソフトウェア製品は、1つの記憶媒体に記憶され、1台のコンピュータ機器(パーソナルコンピュータ、サーバ、またはネットワーク機器等であり得る)に本願の各実施例に記載の方法の全部または一部のステップを実行させるためのいくつかの命令を含む。前述した記憶媒体は、Uディスク、モバイルハードディスク、読み取り専用メモリ(ROM:Read-Only Memory)、ランダムアクセスメモリ(RAM:Random Access Memory)、磁気ディスクまたは光ディスクなど、プログラムコードを記憶できる様々な媒体を含む。
上記の内容は、本願の具体的な実施形態に過ぎず、本願の保護範囲はこれに限定されない。当業者は、本願で開示された技術的範囲内で容易に想到し得る変更または置換は、すべて本願の保護範囲内に含まれるべきである。したがって、本願の保護範囲は、特許請求の範囲の保護範囲に従うものとする。

Claims (10)

  1. 端末機器に適用される、ランダムアクセス方法であって、
    ネットワーク側によって送信されるランダムアクセス応答メッセージを受信することと、
    前記ランダムアクセス応答メッセージ内の指示情報に基づいて、前記ランダムアクセス応答メッセージ内のランダムアクセス応答が前記端末機器に対するものであるか否かを判断することと、を含み、
    前記指示情報は少なくとも、異なるタイプのランダムアクセス応答、又は異なるタイプのランダムアクセスプロセスを指示することができ、前記指示情報は、異なるタイプのランダムアクセスプロセス、又は異なるタイプのランダムアクセス応答を指示するために使用される第2指示情報を含み、
    前記ランダムアクセス応答メッセージ内の指示情報に基づいて、前記ランダムアクセス応答メッセージ内のランダムアクセス応答が前記端末機器に対するものであるか否かを判断することは、
    指示情報に第2指示情報しかない場合、第2指示情報から取得したRAPIDが、端末機器によって送信されたランダムアクセスプリアンブル識別子と一致し、且つ第2指示情報によって指示されたランダムアクセスプロセスタイプが、端末機器によって選択されたランダムアクセスプロセスタイプと一致する場合、前記ランダムアクセス応答メッセージ内のランダムアクセス応答が前記端末機器に対する応答であると決定すること、
    指示情報に第2指示情報しかない場合、第2指示情報から取得したRAPIDが、端末機器によって送信されたランダムアクセスプリアンブル識別子と一致し、且つ第2指示情報によって指示されたランダムアクセス応答タイプが、端末機器によって選択されたランダムアクセスプロセスタイプに対応する場合、前記ランダムアクセス応答メッセージ内のランダムアクセス応答が前記端末機器に対する応答であると決定すること、のうちのいずれか1つを含む、
    ランダムアクセス方法。
  2. 前記第2指示情報は、前記ランダムアクセス応答内の第1指示フィールドである、
    請求項に記載のランダムアクセス方法。
  3. 前記第2指示情報は、前記ランダムアクセス応答に対応するMACサブヘッダ内の第2指示フィールドである、
    請求項に記載のランダムアクセス方法。
  4. 前記第2指示情報は、前記ランダムアクセス応答に対応するMACサブヘッダ内の第3指示フィールドであり、
    前記第3指示フィールドは、ランダムアクセス応答の長さを指示するために使用され、且つ異なるランダムアクセス応答の長さは、異なるタイプのランダムアクセスプロセスに対応し、又は、異なるランダムアクセス応答の長さは、異なるタイプのランダムアクセス応答に対応する、
    請求項に記載のランダムアクセス方法。
  5. 第1ランダムアクセス応答の長さは、2ステップのランダムアクセスプロセスタイプに対応し、第2ランダムアクセス応答の長さは、4ステップのランダムアクセスプロセスタイプに対応する、
    請求項に記載のランダムアクセス方法。
  6. ンダムアクセスプリアンブルは、事前構成されたランダムアクセスリソースで端末機器によって送信された、且つ少なくとも2つのランダムアクセスプリアンブルから前記端末機器によって選択されたものである、
    請求項に記載のランダムアクセス方法。
  7. 前記方法は、
    前記端末機器が、異なるランダムアクセスリソースで異なるランダムアクセスプロセスを開始することをさらに含む、
    請求項1ないしのいずれか一項に記載のランダムアクセス方法。
  8. 前記ランダムアクセスリソースは、ランダムアクセスプロセスタイプと対応関係を有し、
    前記ランダムアクセスリソースは、時間周波数リソース、および/または、ランダムアクセスプリアンブルを含む、
    請求項に記載のランダムアクセス方法。
  9. 端末機器であって、
    ネットワーク側によって送信されるランダムアクセス応答メッセージを受信するように構成される第1通信ユニットと、
    前記ランダムアクセス応答メッセージ内の指示情報に基づいて、前記ランダムアクセス応答メッセージ内のランダムアクセス応答が前記端末機器に対するものであるか否かを判断するように構成される第1処理ユニットと、を備え、
    前記指示情報は少なくとも、異なるタイプのランダムアクセス応答、又は異なるタイプのランダムアクセスプロセスを指示することができ、前記指示情報は、異なるタイプのランダムアクセスプロセス、又は異なるタイプのランダムアクセス応答を指示するために使用される第2指示情報を含み、
    前記ランダムアクセス応答メッセージ内の指示情報に基づいて、前記ランダムアクセス応答メッセージ内のランダムアクセス応答が前記端末機器に対するものであるか否かを判断することは、
    指示情報に第2指示情報しかない場合、第2指示情報から取得したRAPIDが、端末機器によって送信されたランダムアクセスプリアンブル識別子と一致し、且つ第2指示情報によって指示されたランダムアクセスプロセスタイプが、端末機器によって選択されたランダムアクセスプロセスタイプと一致する場合、前記ランダムアクセス応答メッセージ内のランダムアクセス応答が前記端末機器に対する応答であると決定すること、
    指示情報に第2指示情報しかない場合、第2指示情報から取得したRAPIDが、端末機器によって送信されたランダムアクセスプリアンブル識別子と一致し、且つ第2指示情報によって指示されたランダムアクセス応答タイプが、端末機器によって選択されたランダムアクセスプロセスタイプに対応する場合、前記ランダムアクセス応答メッセージ内のランダムアクセス応答が前記端末機器に対する応答であると決定すること、のうちのいずれか1つを含む、
    端末機器。
  10. 前記第2指示情報は、前記ランダムアクセス応答内の第1指示フィールドである、
    請求項に記載の端末機器。
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