JP7297603B2 - 画像処理装置、画像処理方法、およびプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、印刷データの色変換を行う画像処理に関するものである。
通常の印刷装置において、RGB形式などのカラーで表現されたカラー原稿をグレースケール形式で出力する場合、入力されるRGB値に対し、全カラー対象の一律の変換則(NTSC変換など)を用いてグレースケールに変換して出力することが一般的である。
しかしながら、入力されるRGB値に対し一律の変換則を用いてグレースケールに変換する過程で色情報が欠落する為、RGB形式では異なる値を有する異なる色であっても、変換後のグレー値が同じ値や近い値となる場合がある。そのような場合には、グレースケールへの変換後に色の識別が不能になったり、弁別性が悪化したりする問題があった。
図1に、弁別性の高いモノクロ画像と弁別性の低いモノクロ画像の具体例を示す。図1(a)、(b)はともに表計算ソフトウェア等で作成されるカラーの円グラフをグレースケール化した例である。また、図1(a)、(b)ともに項目はP,Q,R,Sであり、その配分も同一である。図1(a)は弁別性の高い円グラフの例であり、存在する4項目それぞれの境界を明確に認識できる。一方、図1(b)は弁別性に欠ける円グラフの例であり、4項目の色が酷似しているため項目間の境界を明確に認識することが難しい。
この課題に対し、特許文献1では、特定の色を対象として弁別性が高いグレースケール変換を行う為のテーブルを作成して、色変換を行う技術が開示されている。特許文献1に記載の技術では、1ページに用いられる複数の色のそれぞれをグレーに変換した場合の各グレーの色値の差が均等となるように、変換後のグレー値を決定し、これにより、弁別性が求められているページには弁別性を考慮した色変換を実現している。
特開2017-38242号公報
しかしながら、特許文献1に記載の方法では、入力されたカラー原稿における各色が、どのような濃度のグレーに変換されるかがページ毎の色数や配色に依存するため、ユーザには制御できないという課題がある。例えば、全ページに企業名等、同じオブジェクトを同じ濃度のグレーに変換して印刷することが望まれるような場合であっても、特許文献1に記載の方法では、同じオブジェクトの変換後のグレーの濃度がページ毎に異なってしまう場合がある。
そこで本発明は、同一ページ内にあるオブジェクトや色のうち、特定のオブジェクトや色についてページ間で色変換後の色値を一定に保持し、他のオブジェクトや色については色変換後の弁別性を向上させることを目的とする。
本発明は、カラーデータからモノクロデータに色変換する画像処理装置であって、前記カラーデータに含まれる各色それぞれの入力階調値と、当該各色の再現性を保持する変換則を適用して得られる前記モノクロデータにおける各色それぞれの第1の出力階調値とを対応付けた変換テーブルを生成する生成手段と、ーザ入力に基づき、前記カラーデータに含まれるオブジェクトのうち、特定のオブジェクトを指定する指定手段と、前記カラーデータに含まれるオブジェクトのうち、前記指定手段で指定されたオブジェクト以外のオブジェクトについての前記モノクロデータにおける弁別性が高まるように、前記変換テーブルの前記第1の出力階調値を第2の出力階調値に補正する補正手段と、前記指定されたオブジェクトの色は前記補正前の前記変換テーブルに従って色変換し、前記指定されたオブジェクト以外のオブジェクトの色は前記補正後の前記変換テーブルに従って色変換する変換手段と、を備えたことを特徴とする画像処理装置である。
本発明によれば、同一ページ内にあるオブジェクトや色のうち、特定のオブジェクトや色についてページ間で色変換後の色値を一定に保持し、他のオブジェクトや色については色変換後の弁別性を向上させることができる。
実施形態に係る表計算ソフト等で作成される円グラフをモノクロ化した際に、弁別性のあるケースと弁別性のないケースを示した図である。 実施形態に係るグレースケールの主な変換式と、具体的な計算結果例である。 実施形態に係るプリントシステムの全体構成を示す図である。 実施形態に係るホストコンピュータと画像形成装置のハードウェア構成を示す図である。 実施形態に係る印刷データに含まれるコマンドと、その描画結果の一例を説明する図である。 実施形態に係るプリント処理を行うソフトウェア構成を示す図である。 実施形態に係るホストコンピュータのソフトウェア構成を示す図である。 実施形態に係るプリンタドライバの制御処理のフローチャートである。 実施形態に係るドライバに色を指定するためのUIの例を示す図である。 実施形態に係るグレースケール変換における高弁別化処理のフローチャートである。 実施形態に係るグレースケール値の決定方法に関する図である。 実施形態に係るグレースケール化の変換テーブルの例を示す図である。 実施形態に係るグレー値補正処理前後のグレー値を示す図である。 実施形態に係るグレー値補正処理に用いる変換テーブルを示す図である。 実施形態に係るグレースケール変換処理のフローチャートである。 実施形態に係るホストコンピュータのソフトウェア構成を示す図である。 実施形態に係るドライバに色を指定するためのUIの例を示す図である。 実施形態に係るグレー値補正処理のフローチャートを示す図である。 実施形態に係るグレー値補正処理のフローチャートを示す図である。 実施形態に係るグレー値補正処理のフローチャートを示す図である。 実施形態に係るグレー値補正処理前後のグレー値を示す図である。 実施形態に係る色値指定処理において用いるUV空間を示す図である。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。
(実施形態1)
図3は、プリントシステムの全体構成の一例を示す図である。プリントシステムには、少なくとも、ホストコンピュータ100と画像形成装置110とが含まれる。尚、図3に示す例ではホストコンピュータ100と画像形成装置110が、LAN、WAN等のネットワーク120を介して相互に通信可能に接続されている。しかしながら、ホストコンピュータ100と画像形成装置110の接続形態はこれに限定されず、USBケーブル等を用いたローカル接続であってもよい。また、ホストコンピュータ100と画像形成装置110のそれぞれは、本発明の機能が実現されるのであれば、単体の機器であっても、複数の機器からなるシステムであってもよい。
図4は、本発明に係るプリントシステムの一例であり、ホストコンピュータ100、画像形成装置110の機能ブロック図である。
ホストコンピュータ100は画像形成装置110にネットワーク120を介して繋がり、制御部101、画像処理部102、CPU103、RAM104、記憶部105で構成されている。制御部101はホストコンピュータ100を統括的に制御しており、CPU103やRAM104を用いて、画像処理部102や、ホストコンピュータ100に搭載されている非図示のアプリケーションやプリンタドライバ等を制御する。図4に示すブロックの他に、画像形成装置110、ホストコンピュータ100の機能を実行する際に必要なブロックが適宜含まれる。
画像形成装置110は、本発明に係る画像処理装置の一例であり、例えば、スキャン機能やプリンタ機能等、複数の機能が一体化された複合機(MFP:Multi-Function Peripheral)である。制御部111は、画像形成装置110を統括的に制御しており、CPU115、RAM116、記憶部117、装置制御部112、画像処理部113を含む。CPU115は、記憶部117に記憶されているプログラムをRAM116に展開し、それを実行することにより、この画像形成装置110の動作を制御している。RAM116は、一時記憶メモリであり、画像データやプログラム等を一時的に記憶することが可能である。記憶部117は例えばハードディスク(HDD)であり、この画像形成装置110を制御するためのパラメータや、実施形態に係る制御を実現するためのアプリケーションやプログラムやOSなどを記憶している。装置制御部112はデバイスコントローラであり、操作部114、画像読取部118、画像出力部119などの制御部111に接続されている部分を制御する。画像読取部118は例えばスキャナであり、画像出力部119は例えば画像形成装置である。CPU115が上述のプログラムを実行することにより、画像読取部118が読み取った原稿の画像データを取得するスキャン機能や、画像出力部119を介して画像を用紙等の記録媒体やモニタなどへ出力する出力機能が実現される。
画像処理部113は、例えば、記憶部117に記憶された画像データを読み出し、パラメータに従ってその画像データを最適化するための各種画像処理が行われる。また、操作部114から通知された設定情報に基づいた画像処理も行われる。なお、カラー画像をグレー画像に変換する処理もここで行われる。操作部114は、タッチパネルやハードウェアキー等を含み、ユーザからの指示や設定の操作を受付けるとともに、画像形成装置110の装置情報やジョブの進捗情報、各種ユーザインターフェース画面を表示する。操作部114で受け付けた設定情報などは、装置制御部112を介して記憶部117に格納される。
図5(a)は、実施形態1に係る画像形成装置110が受信した印刷データに含まれるコマンドと、その変換例及びそれに基づく描画結果の一例を説明する図である。コマンドには、描画コマンドと制御コマンドがあり、描画コマンド1400は、その描画コマンドの一例を示す。そして、図5(b)に、この描画コマンド1400を用いて描画された画像1407を示す。
描画コマンド1400には、ジョブのカラーモードを設定する色設定コマンド1401、色を設定する色設定コマンド1402がある。さらに、オブジェクトを描画するオブジェクト描画コマンド1403、文字のサイズを設定する文字サイズ設定コマンド1404、文字のフォントを設定するフォント設定コマンド1405、文字を描画する文字描画コマンド1406がある。これら一連のコマンドの構成は、他のオブジェクトや文字列の場合も同様である。この他にも、座標や線の太さを設定するコマンド、イメージを描画するコマンド等も含まれるが、それらは省略している。
この描画コマンド1400の内容を簡単に説明する。なお、以降の描画コマンド1400や色値データは、8bit画像を前提とするものとする。
図5(a)の2番目のコマンドである色設定コマンド1401「Set Page Color(CL)」は、以下のコマンドがフルカラーで展開されることを示している。そして、図5(a)の3番目と4番目のコマンドである色設定コマンド1402「Set Color(146,208,80)」は、RGB値がR=146、G=208、B=80の緑であることを示している。オブジェクト描画コマンド403「Draw Polygon」は図形の描画することを示している。その結果、オブジェクト1408がR=146、G=208、B=80の緑で描画される。
次に、図5(a)の5番目から12番目のコマンドである文字サイズ設定コマンド1404「SetText Size(6)」は、文字のサイズが6ポイントであることを示している。フォント設定コマンド1405「Set Font (Arial)」は、文字のフォントがArialであることを示す。文字描画コマンド「Draw Text(”x”)」は文字「x」を描画すること示している。その結果、文字列「1.xxx」409がArialフォント、6ポイントの文字サイズで、R=0,G=255,B=255のシアンで描画されることを示している。
さらに、図5(a)の13番目から16番目のコマンドにより、太陽1410が赤で描画されることを示している。
最後に、図5(a)の17番目から24番目のコマンドにより、文字列「2.xxx」1411がArialフォント、6ポイントの文字サイズで、黒で描画されることを示している。
図6は、実施形態1に係るプリントシステムにおけるプリント処理を行うソフトウェア構成を説明する図である。
アプリケーション601、プリンタドライバ602はホストコンピュータ100に搭載されており、ホストコンピュータ100では、アプリケーション601を使用して、ドキュメント文書やプレゼンテーション文書などの電子データが作成される。プリンタドライバ602は、画像形成装置110に印刷データ(カラー画像データ)を出力して印刷させるためのドライバである。プリンタドライバ602で作成された印刷データは画像形成装置110へ送られ、画像形成装置110の画像処理部113で処理されて印刷される。
画像形成装置110は、この印刷データを受信すると、コマンド判別部603によりPDL種別を判別させる。このPDL種別は、PostScript(PS)やPrinterCommandLanguage(PCL)などを含む。コマンド解析部604は、PDLの種別毎に存在し、コマンド判別部603で特定されたPDL種のコマンドの抽出及び解析を実行する。こうして解析されたコマンドの内容に応じてグレー化処理などが行われる。
コマンド実行部605は、コマンド解析部604の解析結果に応じてラスタ画像を生成する。画像調整部606は、そのラスタ画像に対して色変換、フィルタなどの画像処理を適用する。尚、図6に示す画像処理部113のコマンド判別部603、コマンド解析部604、コマンド実行部605及び画像調整部606の機能は、本実施形態ではCPU115が前述のプログラム実行することにより実現される。
図7は、本実施形態に係るホストコンピュータ100上のプリンタドライバ602のソフトウェア構成を示すブロック図である。以下にこの図7を用いて、プリンタドライバ602のソフトウェア構成について説明する。
印刷設定取得部701は、プリンタドライバ602の各種印刷設定情報の取得と保持を行う。各種印刷設定情報とは、描画内容に加え、例えば複数ページのデータを1ページにまとめて印刷するNupや拡縮などの画像処理の設定情報を含み、プレビュー画像を作成する為に必要な設定情報を指す。
プレビュー画像生成部702は、前述した印刷設定取得部701にて保持した情報から、プレビュー画像を作成する。
対象領域指定部703は、ユーザに対して操作部114等にプレビュー画像を表示しながら色の弁別性を高める領域を指定させ、そのユーザが指定したプレビュー画像上の領域の位置を示す領域情報を取得して保持する。領域の指定のさせ方については図9で例をあげて後述する。
対象オブジェクト判定部704は、各オブジェクトの位置と、対象領域指定部703で指定された領域情報とを比較し、各オブジェクトについて弁別性を向上させる対象とするか否かを判定する。
グレースケール変換部705は、印刷設定情報に基づき、全てのページに含まれる全ての色に対してNTSC法等の重み付けによるグレースケール変換処理を行う。
グレー値補正部706は、対象オブジェクト判定部704にて弁別性を向上させる対象と判定されたオブジェクトに対して使用する変換テーブルに対して、色の弁別性を高めるグレー値補正を行う。
印刷指示部707は、印刷設定情報を取得し、その印刷設定情報を画像形成装置110に印刷指示として通知する。
なお、本開示において、色の弁別性を高めるとは、モノクロ画像に含まれる複数のグレー値の大きさ順の並びにおいて隣り合う階調値間のうち、少なくとも最も狭い階調値間を拡張するようにグレー値を補正することを意味するものとする。
図8は、ホストコンピュータ100のプリンタドライバ602で高弁別印刷指定が行われる場合のグレースケール変換処理を示すフローチャートである。
S801において、プリンタドライバ602の印刷設定取得部701は、拡大縮小設定やNupの情報を含む印刷設定情報の取得を行う。印刷設定取得部701は、本制御に必要な印刷設定情報をプリンタドライバ602のユーザインターフェースやOSからの印刷指示から取得する。
S802において、プリンタドライバ602のプレビュー画像生成部702は、印刷設定取得部701で取得した印刷設定情報を用いて印刷プレビュー画像を生成する。
S803において、プリンタドライバ602の対象領域指定部703は、ユーザに対して図9に例示するように、各ページのプレビュー画像のうち弁別性を高めたいオブジェクトを含む領域を指定させる。
S804において、対象領域指定部703は、ステップ803においてユーザがページ毎にプレビュー画像上で指定した領域の位置を示す領域情報を取得する。
S805において、プリンタドライバ602の対象オブジェクト判定部704は、オブジェクトを1つ選択してS806とS807からなる対象オブジェクト判定処理を行い、その処理が全てのオブジェクトに対して行われるまで繰り返す。
S806において、対象オブジェクト判定部704は、S804で取得した領域情報と、S805で選択したオブジェクトの位置情報とを比較し、選択したオブジェクトがユーザ指定の領域内にあるか否かを判定する。オブジェクトがユーザ指定の領域内にあり、対象オブジェクトである場合はS807へ処理を進める。一方、オブジェクトがユーザ指定の領域内になく、対象オブジェクト以外のオブジェクトである場合は、S805へ処理を進める。
ここで、ユーザ指定の領域内とはユーザが指定した領域と、オブジェクトの外接矩形が少しでも重なった場合を「オブジェクトがユーザ指定の領域内にある」と判定する。これは、プレビュー画像上で視認可能なオブジェクトの描画範囲とデータ上のオブジェクトの描画範囲が異なることを考慮している。代表的な例では、オブジェクトの外側が背景色(例えば白)であるオブジェクトでは、ユーザに見えている描画範囲よりも、データ上ではより広い描画範囲を有する場合もあることを考慮しているためである。
S807において、対象オブジェクト判定部704は、選択したオブジェクトがユーザ指定の領域内にある場合、そのオブジェクトに対して色の弁別性を高める対象であることを示すフラグを付与する。
全てのオブジェクトに対する対象オブジェクト判定処理が完了すると、S808において、プリンタドライバ602のグレースケール変換部705は、印刷設定情報に基づき、全ページに含まれる全ての色に対して重み付けによるグレースケール変換処理を行う。すなわち、カラーデータにふくまれる各色それぞれの階調値を入力階調値とし、モノクロデータにおける各色それぞれの階調値を出力階調値とする変換を行う。なお、重み付けによるグレースケール変換処理を行う代わりに、カラーデータの色値とグレースケールの色値とが対応付けられた変換テーブルを利用してもよい。
S809において、プリンタドライバ602のグレー値補正部706は、ページを1つ選択してS810のグレー値補正処理を行い、全てのページが選択されるまで繰り返す。
S810において、グレー値補正部706は、S807において付与したフラグを参照し、選択したページ内で弁別性を高める対象オブジェクトに適用する変換テーブルにのみ弁別性を高めるグレー値補正処理を行う。具体的な処理例については図10を用いて後述する。
S811において、グレースケール変換部705は、S809で作成されたグレー値が補正された変換テーブルに従ってカラーデータの対象オブジェクトのグレースケール変換を行う。例として図12に示す補正された変換テーブルを用いたグレースケール変換について説明する。つまり、ユーザ指定の領域内にあるオブジェクトで使用されている色数が7で、図11(c)の決定方法で補正グレー値をGmin=32、Gmax=223と決定した場合である。フラグが付与されたオブジェクトに含まれる色の中でNTSC変換したグレー値が4番目に小さいグレー値C4は、テーブルのC4に対応するグレー値G4「128」へと変換される。
図9は、プリンタドライバ602が、色の弁別性を高めたいオブジェクトを含む領域をユーザに指定させるために表示するユーザインターフェース(UI)の表示とユーザ入力の例である。図9(a)~(d)には、4種類のUIを示しているが、全てのUIにおいてS802で生成したプレビュー画像(900、910、920、930)が表示されている。
図9(a)は、指定する指定領域の上下左右の座標をユーザに入力させるUI例であり、図9(b)は、予めプリンタドライバ602が自動で分割した分割領域を表示し、それらの分割領域の中からユーザに指定する領域を選択させる例である。図9(c)は、指定する指定領域の幅と高さ、および指定領域とプレビュー画像との相対位置を規定する位置座標、例えば領域の中心の位置座標をユーザに入力させる例である。図9(d)はタブレット端末などのタッチパネルを用いてプレビュー画像上の任意の領域を囲う線を描かせることにより指定領域を入力させる例である。
また、本実施形態では、指定した領域に対して弁別性を高めるのか、指定していない領域に対して弁別性を高めるのかを選択できるようにすることができる。具体例としては、図9(a)の901のように選択ボタンで指定させることができる。
図10は、S810のグレー値補正処理の詳細を示すフローチャートであり、ここではグレー値補正処理を隣接するグレー値の間隔を均等化することで、最も弁別性の悪い部分を改善するための処理として記載する。
S1001において、グレー値補正部706は、ページ毎に、フラグが付与された全てのオブジェクトに含まれるグレー値を抽出し、色数Nをカウントする。
S1002において、グレー値補正部706は、グレー値補正処理後の補正グレー値の最大値(Gmax)と最小値(Gmin)を設定する。S1002以降で後述するが、このGmaxとGminがグレー値補正後の最小値と最大値となる。このGmax、Gminの決定方法には大きく分けて4種類存在する。図11(a)~(d)に、色数Nが7の場合のグレー値の決定方法の例を示す。
図11(a)は、グレー値が256階調の場合、補正グレー値のGmin、Gmanをそれぞれ「0」,「255」と決めておく方法である。この方法ではグレーの値を最も広く利用することができる。しかし、この方法では有色の箇所のうち1色は、背景色と同じになる可能性の高い「255」(白色)に割り当たってしまう。
これに対し図11(b)は、そのような状況を回避する分割方法で、Gminは「0」とし、Gmaxは、「255」を7(=N)分割してそのうちの6(=N-1)分割分のグレー値、すなわち「219」とする。
図11(c)は、図11(b)のGmaxと同様にGminを隣接するグレー値との間隔が等しくなるようにする決め方である。すなわち、255を8(=N+1)分割し、そのうちの1分割分のグレー値「32」をGminとし、Gminに6(=N-1)分割分のグレー値を加えた値「224」をGmaxとする。
最後に図11(d)は、色数Nに応じてGminとGmaxを設定する方法である。
以下、図11(a)~(d)の選択方法についてより具体的に例を挙げて説明する。ここでは、S808で行う全ページで共通のグレースケール変換にはNTSC法(図2(a))を用いるものとする。印刷データに含まれるRGB値に対してグレースケール変換した際に、最小値が0となる場合には図11(a)または(b)の決定方法を選択し、最大値が255になる場合には図11(a)またはGmaxを255に設定するように設定する。そして0も255も無いような場合には図11(c)を選択する。また、図11(c)が設定された場合でも、その階調値差(Gmax-Gmin)が色数に対して小さい場合には、図11(d)を用いる。
S1003において、グレー値補正部706は、S1002で決定したGmix、Gmax、およびS1001でカウントした色数Nに基づき、Gmax-Gminを(N-1)分割して、グレー値間が略等しくなるように補正グレー値G1~GNを算出する。なお、G1はGmax、GNGminとする。
S1004において、グレー値補正部706は、オブジェクト毎に、S1003で算出した補正グレー値G1~GNと、補正前の元のグレー値C1~CNとを対応付けるグレー値が補正された変換テーブルを作成する。
ここでは図11の(c)のGmin、Gmax決定方法に従って補正グレー値G1~G7を決定した場合について図12を用いて説明する。グレー値の階調数255を8(=N+1)分割し、1分割分のグレー値「32」をGminに加えていって、「32」、「64」、・・・、「224」の7つのグレー値を補正グレー値とし、それぞれをG1、G2、・・・、G7としている(図12の1203)。また、S808でグレースケール変換されたグレー値のうちフラグが付与されたオブジェクトに含まれる色のグレー値を小さい順にC1、C2、・・・、C7としている(図12の1204)。そして、この元のグレー値と補正グレー値を、C1とG1、C2とG2、・・・、C7とG7を対応付ける補正された変換テーブル(対応表)を作成する。なお、S808で作成された変換テーブルに補正グレー値を追加することでグレースケール変換のための補正された変換テーブルとしてもよい。
以上のように、本実施形態では、ユーザに色の弁別性を高める領域を指定させ、ユーザが指定した領域内のオブジェクトのみにグレー値の補正を行いつつ、それ以外の領域のオブジェクトについては全てのページで色の再現性を守ることが可能になる。これにより、色の弁別性の向上と再現性の保持とを同一ページ内で実現することが可能になる。
以上の実施形態では、色変換処理をホストコンピュータ100のプリンタドライバ602において行う構成について説明したが、これに限らず、画像形成装置110において色変換処理を行う構成としてもよい。また、弁別性の高いグレースケール変換を行う領域、あるいは、全てのページで変換後の色が一定となる再現性のあるグレースケール変換を行う領域の指定を、画像形成装置110の操作パネルから行うことができるようにしてもよい。
(実施形態2)
本実施形態では、どのページでも同じ重み付けによりグレースケール変換したい色を指定し、指定色以外の色に対して弁別性を向上させるためのグレー値補正処理を行う処理を行う。図15に、実施形態2に係るグレースケール変換処理のフローチャートを示す。また、図18に、実施形態2に係るグレー値補正処理のフローチャートを示す。
ここでは、図5(b)に示す具体例に対して本実施形態を適用した場合について説明する。太陽1410の赤色には常に同じグレー値が割り当てられ、それ以外の、オブジェクト1408、1409、1411の緑、シアン、黒色には弁別のつきやすい間隔でグレー値が割り当てられる。
なお、図15、19に示す処理も、ホストコンピュータ100のCPU103が記憶部105に格納されているプログラムをRAM104に展開し、その展開したプログラムを画像処理部102で実行することにより達成される。また、RGB値を重み付けしたグレースケール変換処理は、実施形態1と同様に、RGB値を0.299R+0.587G+0.114Bの重み付け演算した結果をグレー値とすることとし、以下重み付けによるグレースケール変換と記載する。
まず、S1601において、ホストコンピュータ100のプリンタドライバ602は、RAM104に保存された色値(RGB値)を取得する。ここで取得した色値は、全ページで同じ重み付けによりグレースケール変換する色である。以下、この色を指定色と呼ぶ。また、指定色の指定方法は、後述する<色値指定処理>にて説明する。
次に、S1602において、CPU115は、コマンド解析部604においてページ毎の色設定コマンド1402を解析し、色設定コマンド1402で指定されている色値(RGB値)をページ毎に抽出する。抽出した色値は、図14(a)に示す変換テーブル1500に追加する。変換テーブル1500は、ページ毎に作成され、抽出された色値であるRGB値を保持するものである。色設定コマンド1402から抽出された色値と同じ色値がすでに変換テーブル1500に保存されている場合には、変換テーブル1500に追加はしない。各ページの変換テーブル1500が完成すると、CPU115は、ページ数分の変換テーブル1500をRAM116に保存する。
次に、S1603において、グレースケール変換部1704は、抽出した全てのRGB値を重み付けによりグレースケール変換して対応するグレー値を算出し、変換テーブル1500に登録する。
その後、S1604において、グレー値補正部1705は、1ページを選択し、その選択したページに対して後述するS1605のグレー値補正処理を行い、その処理が全てのページに対して行われるまで繰り返す。補正された変換テーブル1500は、全てのページに対する処理が終わるまで保持する。全てのページに対する処理が終わるまでページ毎の変換テーブル1500を保持する場合は、変換テーブル1500がページ数分作成される。以上の処理を繰り返し、全てのページが終わればグレー値補正処理を終了する。
S1606において、グレースケール変換部1704は、S1604で作成されたグレー値が補正された変換テーブルに従ってカラーデータのグレースケール変換を行う。
なお、S1606の処理をS1604内で行う場合、S1605において生成される各ページ用の補正された変換テーブル1500は、ページ毎の変換テーブル1500を保持せずに次のページが選択されると前のページの情報を上書きすることができる。
図18に、本実施形態のS1605のグレー値補正処理のフローチャートを示す。
初めに、S1901において、グレー値補正部1705は、RAM116に保存された選択されたページの変換テーブル1500を読み出し、変換テーブル1500内にS1601で取得した指定色以外の色を抽出し、その色の数をカウントする。
そして、S1902~S1904は、実施形態1のS1002~S1004と同じ処理なので、ここでは説明を割愛する。但し、補正グレー値と元のグレー値との対応表は、補正グレー値を登録した変換テーブル1500とし、CPU115により更新された変換テーブル1500がRAM116に保存される。
S1905において、グレー値補正部1705は、RAM116から更新された変換テーブル1500と選択されたページの入力画像を読み出し、変換テーブル1500に従って入力原稿をグレースケールの画像に変換する。
この本フローで行われる弁別性を向上させるグレー値補正処理の具体例をあげて、後述する<弁別性を向上させるグレー値補正処理>にて説明する。
<色値指定処理>
次に、S1601において行う指定色の設定処理について図16、図17を用いて説明する。
図16は、本実施形態に係るホストコンピュータ100のプリンタドライバ602のソフトウェア構成を示すブロック図である。以下にこの図16を用いて、本実施形態に係るプリンタドライバ602のソフトウェア構成について説明する。
指定色の設定処理を行う指定色設定部1700は、ホストコンピュータ100のCPU103により、プリンタドライバ602を介して実現される。図16に示すように、指定色設定部1700は、印刷設定取得部1701、プレビュー画像生成部1702、指定色取得部1703、グレースケール変換部1704、グレー値補正部1705、印刷指示部1706からなる。なお、印刷設定取得部1701、プレビュー画像生成部1702、グレースケール変換部1704、グレー値補正部1705、および印刷指示部1706は、実施形態1のプリンタドライバ602と共通の構成である。すなわち、図7に示す印刷設定取得部701、プレビュー画像生成部702、グレースケール変換部705、グレー値補正部706、印刷指示部707と同じである。
プレビュー画像生成部1702は、ホストコンピュータ100が接続された表示装置に、図17(b)に示すようなプレビュー画像を表示する。
指定色取得部1703は、ユーザから指定される指定色のRGB値を取得する。例えば、図17(a)に示すようなUI1801を介してユーザからRGB値を取得する。例えば、図17(a)にあるようにRGB値に関連付けられた「赤1802」=(255,0,0)、「青1803」=(0,0,255)などといった、色値がプリセットされたボタンをユーザに選択させることによって指定させてもよい。
指定色取得部1703は、表示されたプレビュー画像上にユーザが任意の領域を指定すると、指定された領域の中で白、または黒でない色を取得する。例えば、ユーザが図17(b)に示す領域1804を指定すると、その領域1804中のオブジェクトに含まれる白または黒以外の色値を取得する。こうすることで複数の色も同時に取得することができる。領域1804は左上の頂点と右下の頂点を囲む長方形であり、ユーザは一方の頂点から他方の頂点に向かってカーソルをドラッグして指定してもよいし、長方形の左上の頂点と右下の頂点をそれぞれクリックして指定してもよい。
指定色取得部1703は、予めRAM104に保持されている指定色の色値をRAM104から読み出す。例えば、(R,G,B)=(255,0,0)など一般によく使われる色などを予めRAM104に格納しおき、規定の指定色として自動で、又はユーザ入力に応じて保持された色を読み出す。また、ユーザが予め登録したものをRAM104に保持していておいて、それを読み出すようにしてもよい。
印刷指示部1707は、印刷設定情報を取得し、その印刷設定情報を画像形成装置110に印刷指示として通知する。ここでは、モノクロ出力などの設定などとともに、指定色取得部1703において取得された指定色が、印刷指示部1707によって印刷設定情報として取得される。そして、取得した印刷設定情報は、印刷指示として、ホストコンピュータ100から画像形成装置110へ通知され、画像形成装置110のCPU115によってRAM116に保存される。
指定色の設定方法としては、上述したように、指定色取得部1703によるRGB値を直接入力する方法や、RGB値に紐付いた赤や青などのボタンを表示して、それらのボタンからユーザが選択したボタンに紐付いた色を指定色とする方法がある。また、指定色取得部1703によりユーザが指定したプレビュー画像上の画素が有する色を取得して指定色を設定してもよい。また、指定色取得部1703により予め定めた指定色を呼び出して指定色を設定してもよい。これらの中で1つでも用いれば指定色の設定を行うことができる。
<弁別性を向上させるためのグレー値補正処理>
次に、弁別性を向上させたい色に対して行うグレースケール変換処理の一例について図13、図14を用いて説明する。ここでは、指定色も含む全ての色に対して同じ重み付けによるグレースケール変換を行い、その後、ページ毎に指定色以外の色のグレー値を補正することで指定色以外の色の弁別性を上げる方法について説明する。
図14(a)に、S1605のグレー値補正処理によってつくられる変換テーブル1500にを示す。図5(b)のオブジェクト1408のRGB値(146,208,80)はNTSC法を用いた重み付けによるグレースケール変換を行うとグレー値は「175」であり、オブジェクト1409のグレー値は「179」である。
図13の1300に、この重み付けによるグレースケール変換により算出したグレー値を示す。ここで、白地(原稿の背景)のグレー値1301(「255」)と、文字などで使われる黒のグレー値1304(「0」)を含めた色のグレー値の間隔は、図13に示す間隔1306~1308である。そして、それらの間隔1306~1308の中で最も狭い間隔1307が最も弁別性の悪い箇所である。
このようなグレー値1301~1304に対して本実施形態の弁別性を向上させるためのグレー値補正処理を行うことで、グレー値の間隔1306~1308を補正する。間隔1306(「76」)は、白地(原稿の背景)のグレー値1301(「255」)とオブジェクト1409のグレー値1302(「179」)との間隔である。間隔1307(「4」)は、オブジェクト1409のグレー値1302(「179」)とオブジェクト1408のグレー値1303(「175」)との間隔である。間隔1308(「175」)は、オブジェクト1409のグレー値1303(「175」)と黒のグレー値1304(「0」)との間隔である。
本実施形態の弁別性を向上させるためのグレー値補正処理では、実施形態1と同様に、これらの間隔1306~1308が等しくなるように補正する。「0」~「255」の取りうるグレー値を4つのグレー値1301~1304間の3つの間隔1306~1308で等分すると255/3=85である。そのため、間隔1306~1308がそれぞれ「85」になるようにグレー値1302、1303を補正グレー値1302’、1303’に補正する。
図13の1300’に、補正後のグレー値を示す。オブジェクト1409のグレー値1302(「179」)がグレー値1302’(「170」)となり、オブジェクト1408のグレー値1303(「175」)がグレー値1303’(「85」)となった。これにより、間隔1306~1308が均等になり、この処理によって、最も狭かった間隔1307(「4」)が間隔1307’(「85」)へと広がり、オブジェクト1408とオブジェクト1409の弁別性を向上させることができている。
本実施形態では、指定色以外の色に対して、指定色と同じ変換則を用いた重み付けによるグレースケール変換を行い、算出されたグレー値を補正することで弁別性を上げる方法について説明した。しかし、指定色以外の色に対して指定色と異なる変換則を用いた重み付けによるグレースケール変換を行い、算出されたグレー値を補正してもよい。
本実施形態では、指定色はページによらず同一の重み付けによるグレースケール変換を行い、指定色以外の色は弁別性を高めるグレースケール変換を行うことができる。これによってロゴや見出しのようにページ毎にグレー値を統一したい指定色は常に一定の濃度で出力し、指定色以外の色については弁別性を向上させることができる。
なお、本実施形態では、どのページでも同一の重み付けで、全ページで同じグレースケール変換を行う色を指定したが、ページ毎にRGB値に対応するグレー値を変化させて弁別性を向上させるためのグレー値補正を行う色を指定してもよい。その場合、指定色に対してのみ弁別性を向上させるためのグレー値補正処理を行うことで実現することができる。
また、本実施形態では、全ページで同一の重み付けを行うグレースケール変換処理は、RGB値を図2(a)に示す0.299R+0.587G+0.114Bの変換則で重み付け演算した結果をグレー値としたが、別の重み係数であっても同様の効果がある。
また、本実施形態で説明した<色値指定処理>において図17(a)で説明した、赤1802などを指定する際に、特定の赤(255,0,0)だけを指定色とするのではなくその周囲の色も指定色とすればユーザの色指定操作の煩雑さを低減することができる。
例えば、図17(a)赤1802を選択すると、図22に示すUV空間の斜線部2301の範囲が設定され、青1803を選択すると斜線部2302の範囲が設定され、同様に緑が選択されると2303の範囲が設定されるとしてもよい。この場合、指定色判定処理(S1901)では、入力原稿のRGB値からYUV値に変換して、予め定めた指定色の領域に入っているか否かを判定することで、指定色か否かを判定することができる。
(実施形態3)
実施形態2は、指定色はページによらず同じ重み付けによるグレースケール変換されたグレー値とし、指定色以外の色については弁別性が向上するようにグレー値を補正する方法である。この場合、指定色のグレー値と指定色以外の色のグレー値との間隔の補正は行われないため、それらの間の弁別性が低いままの場合もありうる。
本実施形態では、そのような指定色のグレー値と指定色以外の色のグレー値との弁別性が低い場合に、それらの弁別性を向上させるためのグレー値補正を行う。なお、実施形態2と共通する構成についての説明は省き、異なる構成についてのみ説明を加える。
本実施形態では、実施形態2と同様に図15のグレースケール変換処理が行われる。実施形態2と異なるのは、S1603のグレー補正処理についてのみであるため、本実施形態のグレー値補正処理の詳細についてのみ図19、22を用いて説明する。
図19に、本実施形態のS1603において行われるグレー値補正処理を示す。
S2001において、グレー値補正部1705は、RAM116に保存された変換テーブル1500を読み出する。そして、グレー値補正部1705は、変換テーブル1500内にS1601で取得した指定色以外の色を抽出し、指定色のグレー値Csよりも大きい色の数NAと、グレー値Csよりも小さい色の数NBをカウントする。
S2002において、グレー値補正部1705は、S1002と同様に、グレー値補正処理後の補正グレー値の最大値(Gmax)と最小値(Gmin)を設定する。
S2003において、グレー値補正部1705は、色数NA、NBのいずれか一方が0であるか否かを判定する。色数NA、NBのいずれか一方が0である場合、S2004に処理を進め、いずれも0でない場合、S2005に処理を進める。
S2004においては、グレー値補正部1705は、NB=0の場合、(Gmax-Cs)をNA分割して補正グレー値を算出する。NA=0の場合、(Cs-Gmin)をNB分割して補正グレー値を算出する。
S2005においては、グレー値補正部1705は、(Gmax-Cs)をNA分割してNA個の補正グレー値を算出し、(Cs-Gmin)をNB分割してNB個の補正グレー値を算出する。
S2006、S2007は、S1904、S1905と同様の処理であるので、ここでは説明を省略する。
次に、本実施形態で行われる弁別性を向上させるグレースケール変換処理の一例について説明する。本実施形態の弁別性を向上させるグレー値補正処理では、実施形態2と異なり、指定色も加味したグレー値補正を行う。
そのため、オブジェクト1408、オブジェクト1409のグレー値だけでなく、指定色であるオブジェクト1410のグレー値を加味した状態を図にしたのが図21の2200である。
ここで、白地(原稿の背景)のグレー値「255」(2201)と、オブジェクト411の黒のグレー値「0」(2205)を含めた各色の間隔は、図21に示す間隔2206~2209である。そして、それらの間隔2206~2209の中で最も狭い間隔2207が相対的に弁別性の悪い箇所である。なお、この図21に示す例は、NB=0の場合に相当するため、S2004の処理を行うことなる。
このようなグレー値2201~2205に対して本実施形態の弁別性を向上させるグレースケール変換処理を行うことで、グレー値の間隔2206~2208を補正する。すなわち本実施形態では、白地(原稿の背景)のグレー値「255」(2201)と指定色であるオブジェクト1410のグレー値「76」(2204)の間の間隔2206~2208が等しくなるように補正する。
図21の2200’に、補正後のグレー値を示す。オブジェクト1409のグレー値は「179」(2202)から「194」(2202’)となり、オブジェクト1408のグレー値は「175」(2203)から「135」(2203’)となった。この処理によって、弁別性の悪い箇所である間隔2207が「4」から「59」(2207’)となりオブジェクト1408と指定色との弁別性が実施形態2に比べて向上させることができている。
また、指定色であるオブジェクト1410のグレー値は「76」(2204)とオブジェクト1408のグレー値「135」(2203’)の階調値差も「59」(2208’)と一定以上の間隔があり、弁別性が確保されている。
なお、弁別性の良し悪しを規定するグレー値の間隔の閾値は、グレー値が「0」~「255」までの取りうる値に対し、ページ内に使われる色の数によって変えてもよい。
以上のように、指定色は重みづけによるグレースケール変換により算出され、指定色以外は、指定色のグレー値との間隔も含め、閾値未満のグレー値の間隔が閾値以上になるようにグレー値を補正させることで行われる。
本実施形態では、指定色以外の色のグレー値の間隔だけでなく、指定色と指定色以外の色とのグレー値の間隔も変化させることで、指定色と指定色以外の色との弁別性を向上させることができる。
(実施形態4)
実施形態2、3では、指定色が1つの場合に弁別性が向上する方法について説明を行ったが、指定色が2色以上あった場合に指定色を重み付けによるグレースケール変換で算出されたグレー値差が小さい場合、それらの弁別性は小さいままとなってしまう。
実施形態4では指定色が2つ以上ある場合について述べる。なお、実施形態2または実施形態3と共通する構成についての説明は省き、異なる構成についてのみ説明を加える。
本実施形態は、図15のS1603のグレー値変換処理の別の実施形態であり、指定色が2つ以上ある場合で指定色同士の弁別性を向上させることができるグレースケール変換処理である。
図20に、本実施形態に係るグレー値変換処理を示すフローチャートを示す。ここでは指定色が2つある場合について説明する。
S2101において、グレー値補正部1705は、RAM116に保存された変換テーブルを読み出し、変換テーブル1500内にS1601で取得した指定色のグレー値Csa、Csbを抽出し、その階調値差の絶対値|Csa-Csb|を算出する。
S2102において、グレー値補正部1705は、|Csa-Csb|が所定の閾値D以上であるか否かを判定する。指定色のグレー値Csa、Csbの間隔が閾値D未満であった場合、S2103に処理を進め、指定色のグレー値Csa、Csbの間隔が閾値D以上であった場合、S2104に処理を進める。
S2103において、グレー値補正部1705は、指定色のグレー値Csa、Csbに対して間隔が閾値D以上となる補正グレー値Gsa、Gsbを設定する。このS2103の処理は、全てのページで同じ処理が行われるため1回だけ行えばよい。
S2104において、グレー値補正部1705は、RAM116に保存された変換テーブル1500を読み出し、変換テーブル1500内にS1601で取得した指定色以外の色を抽出する。そして指定色のグレー値Csa又はGsaよりも大きい色の数NAと、グレー値Csa又はGsaよりも小さく、Csb又はGsbよりも大きい色の数NBと、Csb又はGsbよりも小さい色の数NCとをカウントする。
S2105において、グレー値補正部1705は、S1002と同様に、グレー値補正処理後の補正グレー値の最大値(Gmax)と最小値(Gmin)を設定する。
S2106において、グレー値補正部1705は、色数NA、NBおよびNCのいずれかが0であるか否かを判定する。色数NA、NB、NCのいずれかが0である場合、S2107に処理を進め、いずれも0でない場合、S2108に処理を進める。
S2107において、グレー値補正部1705は、以下のように補正グレー値を算出する。NA≠0の場合、(Gmax-Csa)又は(Gmax-Gsa)をNA分割し、補正グレー値を算出する。NB≠0の場合、(Csa-Csb)又は(Gsa-Gsb)をNB分割し、補正グレー値を算出する。NC≠0の場合、(Csb-Gmin)又は(Gsb-Gmin)をNC分割し、補正グレー値を算出する。グレー値補正部1705は、NA、NB、NCの内で0でないものについて補正グレー値を算出し、算出されたものを合わせることで補正グレー値全体が得られる。
S2108において、グレー値補正部1705は、以下のように補正グレー値を算出する。グレー値補正部1705は、(Gmax-Csa)又は(Gmax-Gsa)をNA分割し、(Csa-Csb)又は(Gsa-Gsb)をNB分割し、(Csb-Gmin)又は(Gsb-Gmin)をNC分割してそれらを合わせて補正グレー値を算出する。
S2109、S2110は、S1904、S1905と同様の処理であるので、ここでは説明を省略する。
このように、指定色同士でも弁別性向上処理を行うことで、指定色同士の弁別性は向上される。さらに、実施形態3と同様に、指定色を加味して指定色以外に対してS2103の弁別性向上処理を行うことにより、指定色と指定色以外との弁別性も向上させることができる。
なお、実施形態1~3では、グレースケールデータを補正対象として説明したが、1つの階調値で表現されるモノクロデータに対して上記補正処理を施しても同様の効果が得られることは言うまでもない。
(その他の実施例)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100 ホストコンピュータ
110 画像形成装置
120 ネットワーク
701 印刷設定取得部
702 プレビュー画像生成部
703 対象領域指定部
704 対象オブジェクト判定部
705 グレースケール変換部
706 グレー値補正部

Claims (21)

  1. カラーデータからモノクロデータに色変換する画像処理装置であって、
    前記カラーデータに含まれる各色それぞれの入力階調値と、当該各色の再現性を保持する変換則を適用して得られる前記モノクロデータにおける各色それぞれの第1の出力階調値とを対応付けた変換テーブルを生成する生成手段と、
    ユーザ入力に基づき、前記カラーデータに含まれるオブジェクトのうち、特定のオブジェクトを指定する指定手段と、
    前記カラーデータに含まれるオブジェクトのうち、前記指定手段で指定されたオブジェクト以外のオブジェクトについての前記モノクロデータにおける弁別性が高まるように、前記変換テーブルの前記第1の出力階調値を第2の出力階調値に補正する補正手段と、
    前記指定されたオブジェクトの色は前記補正前の前記変換テーブルに従って色変換し、前記指定されたオブジェクト以外のオブジェクトの色は前記補正後の前記変換テーブルに従って色変換する変換手段と、
    を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記指定手段は、表示手段に前記カラーデータのプレビュー画像と、前記特定のオブジェクトを含む指定領域を表示させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記指定手段は、前記指定領域の頂点の位置座標を前記ユーザ入力として取得する
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記指定手段は、前記指定領域の幅および高さ、ならびに前記指定領域と前記プレビュー画像との相対位置を規定する位置座標をさらに取得する
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  5. 前記指定手段は、前記表示手段に前記プレビュー画像を分割する複数の分割領域を表示させ、前記指定領域の位置座標としてユーザが前記複数の分割領域の中から選択した分割領域の位置座標を取得する
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  6. 前記表示手段は、タッチパネルであり、
    前記指定手段は、前記指定領域の位置座標として、ユーザが前記タッチパネルを用いて前記プレビュー画像上に描かいた領域の位置座標を取得する
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  7. 前記補正手段は、前記指定手段で指定されたオブジェクト以外のオブジェクトに含まれる色の入力階調値に対応付けられた前記第1の出力階調値の大きさ順の並びにおいて、隣り合う階調値間の階調値差のうち少なくとも最も小さい前記階調値差を大きくするように、前記第1の出力階調値を前記第2の出力階調値に補正する
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  8. 前記補正手段は、前記指定手段で指定されたオブジェクト以外のオブジェクトに含まれる色の入力階調値に対応付けられた前記第1の出力階調値の大きさ順の並びにおいて、隣り合う階調値間の階調値差が所定の閾値未満である場合、前記階調値差が前記所定の閾値以上となるよう前記第1の出力階調値を前記第2の出力階調値に補正する
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  9. カラーデータからモノクロデータに色変換する画像処理装置であって、
    前記カラーデータに含まれる各色それぞれの入力階調値と、当該各色の再現性を保持する変換則を適用して得られる前記モノクロデータにおける各色それぞれの第1の出力階調値とを対応付けた変換テーブルを生成する生成手段と、
    ユーザ入力に基づき、前記カラーデータに含まれる色のうち、特定の色を指定する指定手段と、
    前記カラーデータに含まれる色のうち、前記指定手段で指定された色以外の色についての前記モノクロデータにおける弁別性が高まるように、前記変換テーブルの前記第1の出力階調値を第2の出力階調値に補正する補正手段と、
    前記カラーデータを前記補正後の前記変換テーブルに従って色変換する変換手段と、
    を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  10. 前記指定手段は、表示手段に前記カラーデータに含まれる所定の色が対応付けられたボタンを表示させ、前記特定の色としてユーザが選択した前記ボタンに対応付けられた色を取得する
    ことを特徴とする請求項9に記載の画像処理装置。
  11. 前記指定手段は、前記指定手段は、表示手段に前記カラーデータのプレビュー画像を表示させ、前記特定の色としてユーザが指定した前記プレビュー画像上の画素が有する色を取得する
    ことを特徴とする請求項9に記載の画像処理装置。
  12. 前記指定手段は、ユーザが予め定めた色を保持し、前記予め定められた色を前記特定の色として読み出す
    ことを特徴とする請求項9に記載の画像処理装置。
  13. 前記補正手段は、前記入力階調値のうち前記指定手段で指定された色を除く入力階調値に対応付けられた前記第1の出力階調値の大きさ順の並びにおいて、隣り合う階調値間の階調値差のうち少なくとも最も小さい前記階調値差を大きくするように、前記第1の出力階調値を前記第2の出力階調値に補正する
    ことを特徴とする請求項9乃至12のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  14. 前記補正手段は、前記入力階調値のうち前記指定手段で指定された色を除く入力階調値に対応付けられた前記第1の出力階調値の大きさ順の並びにおいて、隣り合う階調値間の階調値差が所定の閾値未満である場合、前記階調値差が前記所定の閾値以上となるよう前記第1の出力階調値を前記第2の出力階調値に補正する
    ことを特徴とする請求項9乃至12のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  15. 前記補正手段は、前記第1の出力階調値において、大きさ順の並びにおいて隣り合う階調値間の階調値差のうち少なくとも最も小さい階調値差を大きくするように、前記入力階調値のうち前記指定手段で指定された色を除く入力階調値に対応付けられた前記第1の出力階調値を前記第2の出力階調値に補正する
    ことを特徴とする請求項9乃至12のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  16. 前記補正手段は、前記第1の出力階調値の大きさ順の並びにおいて、隣り合う階調値間の階調値差が所定の閾値未満である場合、前記階調値差が前記所定の閾値以上となるよう、前記入力階調値のうち前記指定手段で指定された色を除く入力階調値に対応付けられた前記第1の出力階調値を前記第2の出力階調値に補正する
    ことを特徴とする請求項9乃至12のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  17. 前記補正手段は、
    前記入力階調値のうち前記指定手段で指定された色の入力階調値に対応付けられた前記第1の出力階調値の大きさ順の並びにおいて、隣り合う階調値間の階調値差が所定の閾値未満である場合、前記階調値差が前記所定の閾値以上となるよう前記第1の出力階調値を前記第2の出力階調値に補正し、
    前記入力階調値のうち前記指定手段で指定された色を除く入力階調値に対応付けられた前記第1の出力階調値の大きさ順の並びにおいて、隣り合う階調値間の階調値差のうち少なくとも最も小さい前記階調値差を大きくするように、前記第1の出力階調値を前記第2の出力階調値に補正する
    ことを特徴とする請求項9乃至12のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  18. 前記入力階調値のうち前記指定手段で指定された色の入力階調値に対応付けられた前記第1の出力階調値の大きさ順の並びにおいて、隣り合う階調値間の階調値差が所定の閾値未満である場合、前記階調値差が前記所定の閾値以上となるよう前記第1の出力階調値を前記第2の出力階調値に補正し、
    前記補正手段は、前記入力階調値のうち前記指定手段で指定された色を除く入力階調値に対応付けられた前記第1の出力階調値の大きさ順の並びにおいて、隣り合う階調値間の階調値差が所定の閾値未満である場合、前記階調値差が前記所定の閾値以上となるよう前記第1の出力階調値を前記第2の出力階調値に補正する
    ことを特徴とする請求項9乃至12のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  19. カラーデータからモノクロデータに色変換する画像処理方法であって、
    前記カラーデータに含まれる各色それぞれの入力階調値と、当該各色の再現性を保持する変換則を適用して得られる前記モノクロデータにおける各色それぞれの第1の出力階調値とを対応付けた変換テーブルを生成するステップと、
    ユーザ入力に基づき、前記カラーデータに含まれるオブジェクトのうち、特定のオブジェクトを指定するステップと、
    前記カラーデータに含まれるオブジェクトのうち、前記指定するステップで指定されたオブジェクト以外のオブジェクトについての前記モノクロデータにおける弁別性が高まるように、前記変換テーブルの前記第1の出力階調値を第2の出力階調値に補正するステップと、
    前記指定されたオブジェクトの色は前記補正前の前記変換テーブルに従って色変換し、前記指定されたオブジェクト以外のオブジェクトの色は前記補正後の前記変換テーブルに従って色変換するステップと、
    を備えたことを特徴とする画像処理方法。
  20. カラーデータからモノクロデータに色変換する画像処理方法であって、
    前記カラーデータに含まれる各色それぞれの入力階調値と、当該各色の再現性を保持する変換則を適用して得られる前記モノクロデータにおける各色それぞれの第1の出力階調値とを対応付けた変換テーブルを生成するステップと、
    ユーザ入力に基づき、前記カラーデータに含まれる色のうち、特定の色を指定するステップと、
    前記カラーデータに含まれる色のうち、前記指定するステップで指定された色以外の色についての前記モノクロデータにおける弁別性が高まるように、前記変換テーブルの前記第1の出力階調値を第2の出力階調値に補正するステップと、
    前記カラーデータを前記補正後の前記変換テーブルに従って色変換するステップと、
    を備えたことを特徴とする画像処理方法。
  21. コンピュータに請求項1乃至16のいずれか1項に記載の画像処理装置として機能させるためのプログラム。
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