JP7295845B2 - 基地局および送信方法 - Google Patents

基地局および送信方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7295845B2
JP7295845B2 JP2020507948A JP2020507948A JP7295845B2 JP 7295845 B2 JP7295845 B2 JP 7295845B2 JP 2020507948 A JP2020507948 A JP 2020507948A JP 2020507948 A JP2020507948 A JP 2020507948A JP 7295845 B2 JP7295845 B2 JP 7295845B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transmission
base station
group
user terminals
radio
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020507948A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2019182135A1 (ja
Inventor
達樹 奥山
聡 須山
幸彦 奥村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTT Docomo Inc
Original Assignee
NTT Docomo Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTT Docomo Inc filed Critical NTT Docomo Inc
Publication of JPWO2019182135A1 publication Critical patent/JPWO2019182135A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7295845B2 publication Critical patent/JP7295845B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W72/00Local resource management
    • H04W72/12Wireless traffic scheduling
    • H04W72/121Wireless traffic scheduling for groups of terminals or users
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/02Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas
    • H04B7/04Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas
    • H04B7/0413MIMO systems
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W16/00Network planning, e.g. coverage or traffic planning tools; Network deployment, e.g. resource partitioning or cells structures
    • H04W16/24Cell structures
    • H04W16/28Cell structures using beam steering
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/02Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas
    • H04B7/022Site diversity; Macro-diversity
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/02Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas
    • H04B7/04Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas
    • H04B7/06Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas at the transmitting station
    • H04B7/0602Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas at the transmitting station using antenna switching
    • H04B7/0608Antenna selection according to transmission parameters
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

本発明は、基地局および送信方法に関する。
UMTS(Universal Mobile Telecommunication System)ネットワークにおいて、更なる高速データレート、低遅延などを目的としてロングタームエボリューション(LTE:Long Term Evolution)が仕様化された(非特許文献1)。また、LTEからの更なる広帯域化および高速化を目的として、LTEの後継システムも検討されている。LTEの後継システムには、例えば、LTE-A(LTE-Advanced)、FRA(Future Radio Access)、5G(5th generation mobile communication system)、5G+(5G plus)、New-RAT(Radio Access Technology)などと呼ばれるものがある。
将来の無線通信システム(例えば、5G)では、信号伝送の更なる高速化及び干渉低減を図るために、高周波数帯(例えば、4GHz以上)において多数のアンテナ素子(例えば、100素子以上)を用いる大規模(Massive)MIMO(Multiple Input Multiple Output)を用いることが検討されている。また、1以上のアンテナ素子を備えた送信点(transmission point)と信号処理装置とを備えた超高密度分散アンテナシステムに基づく無線通信システムが検討されている(例えば、非特許文献1)。
超高密度分散アンテナシステムでは、多数の送信点に多数のユーザ端末が存在し、ほぼ静止しているユーザ端末(以下、「静止端末」という)と移動しているユーザ端末(以下、「移動端末」という)とが混在する。超高密度分散アンテナシステムにおいて、高速大容量通信を実現するためには、基地局において複数のユーザ端末を多重するスケジューリングを行う必要がある。
しかしながら、現在までの処、ユーザ端末の移動/静止を考慮したスケジューリングを行う方法については十分に検討されていない。ユーザ端末の移動/静止を考慮せずにチャネル推定を行い、スケジューリングを行うと、ユーザ端末の移動に伴い伝搬チャネルが変動するため、MIMO伝送の通信特性が劣化し、高速大容量通信を実現できなくなるおそれがある。
本開示は、ユーザ端末の移動/静止を考慮したスケジューリングを行って、移動端末と静止端末が混在する通信環境において通信特性の劣化を防ぐ技術を提供することを目的とする。
本開示の基地局は、少なくとも1つのアンテナ素子を有し、複数のユーザ端末との間で無線信号を送受信する複数の無線送受信器と、前記複数の無線送受信器において受信された無線信号の受信電力の時間変動に基づいて前記複数のユーザ端末を複数のグループにグルーピングし、前記複数のグループの中の1つのグループに属する信号伝送対象のユーザ端末に対してスケジューリングを行う制御回路と、を具備する。
本開示の送信方法は、基地局による無線信号の送信方法であって、複数のユーザ端末から送信され、複数の無線送受信器において受信された無線信号の受信電力をそれぞれ測定し、前記受信電力の時間変動に基づいて前記複数のユーザ端末を複数のグループにグルーピングし、前記複数のグループの何れか一つを選択し、前記選択したグループに属する信号伝送対象のユーザ端末に対してスケジューリングを行い、前記信号伝送対象のユーザ端末に対して前記スケジューリングに従って無線信号を送信する。
本開示によれば、ユーザ端末の移動/静止を考慮したスケジューリングを行って、移動端末と静止端末が混在する通信環境でも通信特性の劣化を防ぐことができる。
無線通信システムの構成例を示す図である。 基地局の構成例を示すブロック図である。 ユーザ端末の構成例を示すブロック図である。 無線通信システムにおける送信点及びユーザ端末の一例を示す図である。 基地局の動作例を示すフローチャートである。 無線通信システムにおける送信点における各ユーザ端末の受信電力の一例を示す図である。 基地局及びユーザ端末のハードウェア構成の一例を示す図である。
以下、本開示の実施の形態を、図面を参照して説明する。
[無線通信システムの構成]
図1は、本実施の形態に係る無線通信システムの構成例を示す。図1に示す無線通信システム1は、例えば、超高密度分散アンテナシステムであり、複数の送信点10a~10i及び信号処理装置20を含む基地局(無線基地局又はgNBと呼ぶこともある)100と、少なくとも1つのユーザ端末(無線端末又はUE(User Equipment)と呼ぶこともある)200を、を備える。
なお、同種の要素を区別して説明する場合には、「送信点10a~10i」及び「ユーザ端末200a」、「ユーザ端末200b」のように参照符号を使用し、同種の要素を区別しないで説明する場合には、「送信点10」及び「ユーザ端末200」のように参照符号のうちの共通番号を使用することがある。
送信点10a~10iの各々は、1以上のアンテナ素子を有する。また、送信点10a~10iの各々は、信号処理装置20と接続されている。また、図1に示すように、送信点10a~10iがそれぞれ形成するセルは、例えば、互いにオーバーラップしている。
例えば、図1において、基地局100は、送信点10a~10iの配下(例えば、セル内)のユーザ端末200a,200bと無線通信を行う。例えば、基地局100は、ユーザ端末200の移動に応じて、送信点10a~10iの中から少なくとも1つの送信点10を選択し、選択された送信点10がユーザ端末200に対して信号を伝送する。
信号処理装置20は、ユーザ端末200に送信する信号の信号処理を行う。信号処理された信号は、送信点10a~10iの少なくとも1つに出力され、ユーザ端末200に無線送信される。また、信号処理装置20は、送信点10a~10iが受信したユーザ端末200からの信号を、送信点10a~10iからそれぞれ受信する。
上述したように、図1に示す無線通信システム1では、複数の送信点10(複数のアンテナ素子)と、複数のユーザ端末200とが存在する。信号処理装置20は、複数のアンテナ素子と複数のユーザ端末200との間の複数のチャネルの中から、信号伝送に使用するチャネルを選択する。
ここで、ユーザ端末の移動/静止を考慮せずにチャネル推定を行い、スケジューリングを行うと、ユーザ端末の移動に伴い伝搬チャネルが変動するため、MIMO伝送の通信特性が劣化し、高速大容量通信を実現できなくなるおそれがある。
そこで、本開示の一態様では、基地局100が、移動端末(伝搬チャネル変動に強い影響を与える端末)と静止端末が混在する環境において、通信特性の劣化を防ぐ方法について説明する。
なお、図1では、2台のユーザ端末200を示しているが、ユーザ端末200の数はこれに限らない。例えば、送信点10a~10iの配下には、1台のユーザ端末200が存在してもよく、3台以上のユーザ端末200が存在してもよい。または、送信点10a~10iの何れかの配下には、ユーザ端末200が存在しない場合もある。
また、基地局100が有する送信点10の数は、送信点10a~10iの9個に限らず、他の個数でもよい。また、各送信点10が有するアンテナ素子数は同一でもよく、異なる数でもよい。
また、送信点は、「無線送受信器」、「張出局」又は「RRH(Remote Radio Head)」と呼ばれることもある。また、信号処理装置は、「BBU(Baseband processing Unit)」と呼ばれることもある。
[基地局の構成]
図2は、基地局100の構成例を示すブロック図である。なお、図2では、ダウンリンクのデータ送信に関する構成を示し、アップリンクのデータ受信に関する構成を省略する。
図2に示す基地局100は、n(1以上の整数)個の送信点10と、信号処理装置20とを備える。例えば、図1に示す送信点10a~10iは、図2におけるn=9の送信点10-1~10-9に対応する。
信号処理装置20は、符号化部101と、変調部102と、受信電力測定部103と、移動/静止判定部104と、グループ選択部105と、チャネル推定部106と、送信点選択部107と、送信制御部108と、を有し、各送信点10-1~10-nは、無線送信部109と、アンテナ110と、無線受信部111と、を有する。
なお、図2では、例えば、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)伝送を行う場合、基地局100がOFDM信号を生成するための構成(例えば、IFFT(Inverse Fast Fourier Transform)処理部、CP(Cyclic Prefix)付加部)等の記載を省略している。
符号化部101は、入力される送信データを符号化し、符号化後の送信データを変調部102に出力する。
変調部102は、符号化部101から入力される送信データを変調し、変調後の送信データを送信制御部108に出力する。
受信電力測定部103及びチャネル推定部106には、各ユーザ端末200から送信され、基地局100が有する送信点10において受信された参照信号(チャネル推定用参照信号)が入力される。
受信電力測定部103は、各ユーザ端末200からの参照信号(受信信号)の電力を測定する。なお、受信電力測定部103は、少なくとも2つの時刻(時刻t及び時刻t+Δt)における受信電力を測定する。そして、受信電力測定部103は、測定結果を移動/静止判定部104に出力する。
移動/静止判定部104は、各ユーザ端末200における、各送信点の受信電力の時間変動に基づいて、各ユーザ端末200が移動端末であるのか静止端末であるのかを判定する。そして、移動/静止判定部104は、判定結果をグループ選択部105に出力する。なお、受信電力の時間変動の具体例については後述する。
グループ選択部105は、移動端末と判定されたユーザ端末200のグループ(以下、「移動端末グループ」という)と、静止端末と判定されたユーザ端末200のグループ(以下、「静止端末グループ」という)の何れかに各ユーザ端末200を振り分けるグルーピングを行う。そして、グループ選択部105は、信号伝送対象として、何れかのグループを選択する。そして、グループ選択部105は、選択したグループを示す選択グループ情報を送信制御部108に出力する。また、グループ選択部105は、選択したグループに属するユーザ端末200を示す選択端末情報をチャネル推定部106、送信点選択部107及び送信制御部108に出力する。なお、本実施の形態において、信号伝送対象とするグループの選択基準については特に限定は無い。
チャネル推定部106は、選択端末情報に示されたユーザ端末200からの参照信号を用いて、選択端末情報に示されたユーザ端末200と各送信点10との間のダウンリンクのチャネルを推定し、チャネル推定結果を送信点選択部107及び送信制御部108に出力する。なお、本実施の形態では、無線通信システム1がTDD(Time Division Duplex)伝送方式を用いる。このため、チャネル推定部106は、ユーザ端末200から送信される参照信号(つまり、アップリンク信号)を用いて、送信点10とユーザ端末200との間のダウンリンクのチャネルを推定できる。
送信点選択部107(例えば、スケジューラ)は、チャネル推定部106から入力されるチャネル推定結果に基づいて、選択端末情報に示された各ユーザ端末200の信号伝送に使用する送信点10を選択する。送信点選択部107は、選択した送信点10を示す選択送信点情報を送信制御部108に出力する。なお、本実施の形態では、送信点10の選択基準については特に限定は無い。
送信制御部108は、送信点選択部107から入力される選択送信点情報に基づいて、変調部102から入力される送信データ(例えば、選択端末情報に示されたユーザ端末200宛ての送信データ)に対して、選択送信点情報に示される送信点10を用いて送信するための送信制御を行う。そして、送信制御部108は、送信データ及び送信制御情報(例えば、選択端末情報、選択送信点情報を含む)を、選択された送信点10に出力する。
送信制御部108は、選択グループ情報が移動端末グループを示す場合、プリコーディングを行わないオープンループの信号処理を行う。一方、送信制御部108は、選択グループ情報が静止端末グループを示す場合、チャネル推定部106から入力されるチャネル推定結果を用いてプリコーディング行列を生成し、送信データに対してプリコーディング行列を乗算するクローズドループの信号処理を行う。
また、送信制御部108は、チャネル推定部106から入力されるチャネル推定結果を用いてビームフォーミングウェイトを計算し、送信データに対して複数のアンテナ素子を用いてビームフォーミングを行う。なお、送信制御部108は、チャネル推定結果を用いて、ユーザ端末200の送信データに対して送信電力制御を行ってもよい。
各送信点10-1~10-nにおいて、アンテナ110は、1以上のアンテナ素子を有する。
各送信点10の無線送信部109は、送信制御部108から入力される送信データ(ベースバンド信号)に対して、D/A変換、周波数変換、増幅等の無線送信処理を行い、下り無線信号を生成する。無線送信部109は、生成した下り無線信号を、アンテナ素子(アンテナ110)を介して送信する。
各送信点10の無線受信部111は、アンテナ110(アンテナ素子)を介して、ユーザ端末200から受信した上り無線信号に対して、A/D変換、周波数変換等の無線受信処理を行う。無線受信部111は、無線受信処理後の受信信号に含まれる参照信号を、受信電力測定部103及びチャネル推定部106に出力する。
[ユーザ端末の構成]
図3は、ユーザ端末200の構成例を示すブロック図である。なお、図3では、ダウンリンクのデータ受信に関する構成を示し、アップリンクのデータ送信に関する構成を省略する。
図3に示すユーザ端末200は、無線送信部201と、アンテナ202と、無線受信部203と、復調部204と、復号部205と、を有する。
なお、図3では、ユーザ端末200におけるOFDM信号を受信するための構成(例えば、CP除去部、FFT処理部)等の記載を省略している。
無線送信部201は、入力される参照信号に対して、D/A変換、周波数変換、増幅等の無線送信処理を行い、上り無線信号を生成し、生成した上り無線信号をアンテナ202を介して送信する。
アンテナ202は、1以上のアンテナ素子を有する。
無線受信部203は、アンテナ202を介して、基地局100から受信した下り無線信号に対して、A/D変換、周波数変換等の無線受信処理を行い、無線受信処理後の受信信号を復調部204に出力する。
復調部204は、無線受信部203から入力される受信信号を復調して、復調後の信号を復号部205に出力する。
復号部205は、復調部204から入力される信号を復号し、受信データを出力する。
[基地局の動作]
次に、上述した基地局100の動作例について具体的に説明する。以下では、図4に示すように、無線通信システム1が、4個の送信点10(TP#1~#4)、及び、3個のユーザ端末200(UE#1、UE#2、UE#3)を含み、各送信点10がそれぞれ4個のアンテナ素子を有する場合を例に説明する。
図5は、基地局100における信号(例えば、データ)伝送処理の一例を示すフローチャートである。
基地局100は、各ユーザ端末200から送信された参照信号を、複数の送信点10のアンテナ素子において受信する(ST11)。例えば、図4において、UE#1~UE#3から送信された参照信号は、TP#1~#4でそれぞれ受信される。
基地局100は、ST11において受信した参照信号の受信電力を、送信点10毎に測定する(ST12)。例えば、図6に示すように、基地局100は、時刻t及び時刻t+Δtのそれぞれにおいて、TP#xとUE#yとの間の受信電力Px,y(ただし、x=1~4のいずれか、y=1~3の何れか)をそれぞれ測定する。
そして、基地局100は、時刻tの受信電力Px,yと時刻t+Δtの受信電力Px,yとの時間変動が、閾値より大きいユーザ端末200を移動端末と判定し、閾値以下のユーザ端末200を静止端末と判定する(ST13)。例えば、図6において、UE#3の時刻tのTP#1~#4における受信電力P1,3、P2,3、P3,3、P4,3に対してUE#3の時刻t+ΔtのTP#1~#4における受信電力P'1,3、P'2,3、P'3,3、P'4,3が何れも閾値より大きく変動している場合、基地局100は、UE#3が移動端末であると判定する。
次に、基地局100は、ユーザ端末200を、移動端末グループと静止端末グループとにグルーピングする(ST14)。
そして、基地局100は、信号伝送対象として、何れかのグループを所定の選択基準に基づいて選択する(ST15)。グループの選択基準の例として、(1)各グループを交互に選択する、(2)平等性をより担保できる方のグループを選択する、(3)システム全体で高レートを期待できる方のグループを選択する、等が挙げられる。
基地局100は、ST11において受信した参照信号を用いて、ST15で選択したグループに属するユーザ端末200と各送信点10との間のダウンリンクのチャネルを推定し、推定したチャネルを表すチャネル行列を生成する(ST16)。
基地局100は、ST16において生成したチャネル行列を用いて、信号伝送に使用される送信点10を選択する(ST17)。送信点10の選択基準の例として、(1)パスロスの小さい順に所定数の送信点10を選択する、(2)パスロスが閾値より小さい送信点10を選択する、(3)受信電力が閾値より大きい送信点10を選択する、等が挙げられる。
基地局100は、ST15で選択したグループに属するユーザ端末200宛ての送信データに対して信号処理を行う(ST18、ST19、ST20)。具体的には、移動端末グループを選択した場合(ST18:YES)、基地局100は、ユーザ端末200宛ての送信データに対してプリコーディング行列を乗算しないオープンループの信号処理を行う(ST19)。一方、静止端末グループを選択した場合(ST18:NO)、基地局100は、ユーザ端末200宛ての送信データに対してプリコーディング行列を乗算するクローズドループの信号処理を行う(ST20)。
そして、基地局100は、ST17において選択した送信点10を用いて、ST15で選択したユーザ端末200に対するデータ伝送を行う(ST21)。
[バリエーション]
本実施の形態では、基地局100が、各ユーザ端末200が移動端末であるか静止端末であるかを、受信電力の時間変動に基づいて判定する(図5のST12、ST13参照)。この受信電力の時間変動の具体例として、(1)特定の送信点での受信電力の変動量、(2)複数の送信点での受信電力の変動量の最大値、(3)複数の送信点での受信電力の変動量の絶対値の総和等が挙げられる。
また、上記の説明では、ユーザ端末200を移動端末グループと静止端末グループの2つにグルーピングする場合について説明したが(図5のST14、ST15参照)、本実施の形態はこれに限られず、ユーザ端末200を3つ以上のグループにグルーピングしても良い。例えば、受信電力の時間変動が第1閾値よりも大きく、移動速度が速いと推定されるユーザ端末200の第1のグループとし、受信電力の時間変動が第1閾値以下で第2閾値よりも大きく(第1閾値>第2閾値)、移動はしているが移動速度の遅いと推定されるユーザ端末200の第2のグループとし、受信電力の時間変動が第2閾値以下で、静止しているとされるユーザ端末200の第3のグループとにグルーピングしても良い。このように、本実施の形態では、基地局100が、複数のユーザ端末200を、受信電力の時間変動に基づいて複数のグループにグルーピングすれば良い。
また、本実施の形態では、基地局100が、信号伝送対象として何れかのグループを選択した後、所定のユーザスケジューリングの適用により、選択したグループに属するユーザ端末の中から所定数のユーザ端末200をさらに選択しても良い。
また、上記の説明では、基地局100が、チャネル推定値に基づいて送信点10を選択する場合について説明したが(図5のST16、ST17参照)、本実施の形態はこれに限られず、基地局100がアンテナ素子を選択しても良い。なお、送信点10あるいはアンテナ素子の選択では、基地局100が、予め設定された数の送信点10/アンテナ素子を選択するようにしても良い。
また、本実施の形態では、基地局100が、ユーザ端末200の移動速度に応じて、すなわち、選択したグループの受信電力の時間変動の大きさに応じて、送信点10/アンテナ素子の選択を行う間隔を適応的に制御しても良い。例えば、基地局100は、移動速度が速いユーザ端末200の第1のグループについては、短い間隔で送信点10/アンテナ素子の再選択を行い、移動速度が遅いユーザ端末200の第2のグループについては、長い間隔で送信点10/アンテナ素子の再選択を行い、静止しているユーザ端末200の第3のグループについては、送信点10/アンテナ素子の再選択を行わないようにする。このように、基地局100は、ユーザ端末200の移動速度が速いほど、送信点10/アンテナ素子の選択を行う間隔を短くすれば、送信点10/アンテナ素子の選択の制御を効率化することができる。
[効果]
以上説明したように、基地局100は、ユーザ端末200から送信され、送信点10に受信された無線信号の受信電力の時間変動に基づいて、ユーザ端末200を、複数のグループにグルーピングする。そして、基地局100は、何れかのグループを信号伝送対象として選択し、選択したグループに属するユーザ端末200宛に対してスケジューリングを行う。
この処理により、基地局100は、ユーザ端末の移動/静止を考慮し、移動端末のみに対するスケジューリングと静止端末のみに対するスケジューリングを切り替えて行うことができるので、移動端末と静止端末が混在する通信環境でも通信特性の劣化を防ぐことができる。
以上、本開示の実施の形態について説明した。
<ハードウェア構成等>
なお、上記実施形態の説明に用いたブロック図は、機能単位のブロックを示している。これらの機能ブロック(構成部)は、ハードウェア及びソフトウェアの少なくとも一方の任意の組み合わせによって実現される。また、各機能ブロックの実現方法は特に限定されない。すなわち、各機能ブロックは、物理的又は論理的に結合した1つの装置を用いて実現されてもよいし、物理的又は論理的に分離した2つ以上の装置を直接的又は間接的に(例えば、有線、無線などを用いて)接続し、これら複数の装置を用いて実現されてもよい。機能ブロックは、上記1つの装置又は上記複数の装置にソフトウェアを組み合わせて実現されてもよい。
機能には、判断、決定、判定、計算、算出、処理、導出、調査、探索、確認、受信、送信、出力、アクセス、解決、選択、選定、確立、比較、想定、期待、見做し、報知(broadcasting)、通知(notifying)、通信(communicating)、転送(forwarding)、構成(configuring)、再構成(reconfiguring)、割り当て(allocating、mapping)、割り振り(assigning)などがあるが、これらに限られない。たとえば、送信を機能させる機能ブロック(構成部)は、送信部(transmitting unit)や送信機(transmitter)と呼称される。いずれも、上述したとおり、実現方法は特に限定されない。
例えば、本開示の一実施の形態における基地局、ユーザ端末などは、本開示の無線通信方法の処理を行うコンピュータとして機能してもよい。図7は、本開示の一実施の形態に係る基地局100及びユーザ端末200のハードウェア構成の一例を示す図である。上述の基地局100及びユーザ端末200は、物理的には、プロセッサ1001、メモリ1002、ストレージ1003、通信装置1004、入力装置1005、出力装置1006、バス1007などを含むコンピュータ装置として構成されてもよい。
なお、以下の説明では、「装置」という文言は、回路、デバイス、ユニットなどに読み替えることができる。基地局及びユーザ端末のハードウェア構成は、図に示した各装置を1つ又は複数含むように構成されてもよいし、一部の装置を含まずに構成されてもよい。
例えば、プロセッサ1001は1つだけ図示されているが、複数のプロセッサがあってもよい。また、処理は、1のプロセッサで実行されてもよいし、処理が同時に、逐次に、又はその他の手法で、一以上のプロセッサで実行されてもよい。なお、プロセッサ1001は、一以上のチップで実装されてもよい。
基地局及びユーザ端末における各機能は、プロセッサ1001、メモリ1002などのハードウェア上に所定のソフトウェア(プログラム)を読み込ませることで、プロセッサ1001が演算を行い、通信装置1004による通信、又は、メモリ1002及びストレージ1003におけるデータの読み出し及び/又は書き込みを制御することで実現される。
プロセッサ1001は、例えば、オペレーティングシステムを動作させてコンピュータ全体を制御する。プロセッサ1001は、周辺装置とのインターフェース、制御装置、演算装置、レジスタなどを含む中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)で構成されてもよい。例えば、上述の符号化部101、変調部102、受信電力測定部103、移動/静止判定部104、グループ選択部105、チャネル推定部106、送信点選択部107、送信制御部108、復調部204、復号部205などは、プロセッサ1001で実現されてもよい。また、上記のテーブルは、メモリ1002に記憶されてもよい。
また、プロセッサ1001は、プログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュール又はデータを、ストレージ1003及び/又は通信装置1004からメモリ1002に読み出し、これらに従って各種の処理を実行する。プログラムとしては、上述の実施の形態で説明した動作の少なくとも一部をコンピュータに実行させるプログラムが用いられる。例えば、基地局及びユーザ端末を構成する少なくとも一部の機能ブロックは、メモリ1002に格納され、プロセッサ1001で動作する制御プログラムによって実現されてもよく、他の機能ブロックについても同様に実現されてもよい。上述の各種処理は、1つのプロセッサ1001で実行される旨を説明してきたが、2以上のプロセッサ1001により同時又は逐次に実行されてもよい。プロセッサ1001は、1以上のチップで実装されてもよい。なお、プログラムは、電気通信回線を介してネットワークから送信されてもよい。
メモリ1002は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、RAM(Random Access Memory)などの少なくとも1つで構成されてもよい。メモリ1002は、レジスタ、キャッシュ、メインメモリ(主記憶装置)などと呼ばれてもよい。メモリ1002は、本開示の一実施の形態に係る無線通信方法を実施するために実行可能なプログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュールなどを保存することができる。
ストレージ1003は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、CD-ROM(Compact Disc ROM)などの光ディスク、ハードディスクドライブ、フレキシブルディスク、光磁気ディスク(例えば、コンパクトディスク、デジタル多用途ディスク、Blu-ray(登録商標)ディスク)、スマートカード、フラッシュメモリ(例えば、カード、スティック、キードライブ)、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップなどの少なくとも1つで構成されてもよい。ストレージ1003は、補助記憶装置と呼ばれてもよい。上述の記憶媒体は、例えば、メモリ1002及び/又はストレージ1003を含むデータベース、サーバその他の適切な媒体であってもよい。
通信装置1004は、有線及び/又は無線ネットワークを介してコンピュータ間の通信を行うためのハードウェア(送受信デバイス)であり、例えばネットワークデバイス、ネットワークコントローラ、ネットワークカード、通信モジュールなどともいう。例えば、上述の無線送信部109,201、アンテナ110,202、無線受信部111,203などは、通信装置1004で実現されてもよい。
入力装置1005は、外部からの入力を受け付ける入力デバイス(例えば、キーボード、マウス、マイクロフォン、スイッチ、ボタン、センサなど)である。出力装置1006は、外部への出力を実施する出力デバイス(例えば、ディスプレイ、スピーカー、LEDランプなど)である。なお、入力装置1005及び出力装置1006は、一体となった構成(例えば、タッチパネル)であってもよい。
また、プロセッサ1001及びメモリ1002などの各装置は、情報を通信するためのバス1007で接続される。バス1007は、単一のバスで構成されてもよいし、装置間で異なるバスで構成されてもよい。
また、基地局及びユーザ端末は、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などのハードウェアを含んで構成されてもよく、当該ハードウェアにより、各機能ブロックの一部又は全てが実現されてもよい。例えば、プロセッサ1001は、これらのハードウェアの少なくとも1つで実装されてもよい。
<情報の通知、シグナリング>
情報の通知は、本開示において説明した態様/実施形態に限られず、他の方法を用いて行われてもよい。例えば、情報の通知は、物理レイヤシグナリング(例えば、DCI(Downlink Control Information)、UCI(Uplink Control Information))、上位レイヤシグナリング(例えば、RRC(Radio Resource Control)シグナリング、MAC(Medium Access Control)シグナリング、報知情報(MIB(Master Information Block)、SIB(System Information Block)))、その他の信号又はこれらの組み合わせによって実施されてもよい。また、RRCシグナリングは、RRCメッセージと呼ばれてもよく、例えば、RRC接続セットアップ(RRC Connection Setup)メッセージ、RRC接続再構成(RRC Connection Reconfiguration)メッセージなどであってもよい。
<適用システム>
本開示において説明した各態様/実施形態は、LTE(Long Term Evolution)、LTE-A(LTE-Advanced)、SUPER 3G、IMT-Advanced、4G(4th generation mobile communication system)、5G(5th generation mobile communication system)、FRA(Future Radio Access)、NR(new Radio)、W-CDMA(登録商標)、GSM(登録商標)、CDMA2000、UMB(Ultra Mobile Broadband)、IEEE 802.11(Wi-Fi(登録商標))、IEEE 802.16(WiMAX(登録商標))、IEEE 802.20、UWB(Ultra-WideBand)、Bluetooth(登録商標)、その他の適切なシステムを利用するシステム及びこれらに基づいて拡張された次世代システムの少なくとも一つに適用されてもよい。また、複数のシステムが組み合わされて(例えば、LTE及びLTE-Aの少なくとも一方と5Gとの組み合わせ等)適用されてもよい。
<処理手順等>
本開示において説明した各態様/実施形態の処理手順、シーケンス、フローチャートなどは、矛盾の無い限り、順序を入れ替えてもよい。例えば、本開示において説明した方法については、例示的な順序を用いて様々なステップの要素を提示しており、提示した特定の順序に限定されない。
<基地局の動作>
本開示において基地局によって行われるとした特定動作は、場合によってはその上位ノード(upper node)によって行われることもある。基地局を有する1つ又は複数のネットワークノード(network nodes)からなるネットワークにおいて、端末との通信のために行われる様々な動作は、基地局及び基地局以外の他のネットワークノード(例えば、MME又はS-GWなどが考えられるが、これらに限られない)の少なくとも1つによって行われ得ることは明らかである。上記において基地局以外の他のネットワークノードが1つである場合を例示したが、複数の他のネットワークノードの組み合わせ(例えば、MME及びS-GW)であってもよい。
<入出力の方向>
情報等(※「情報、信号」の項目参照)は、上位レイヤ(又は下位レイヤ)から下位レイヤ(又は上位レイヤ)へ出力され得る。複数のネットワークノードを介して入出力されてもよい。
<入出力された情報等の扱い>
入出力された情報等は特定の場所(例えば、メモリ)に保存されてもよいし、管理テーブルを用いて管理してもよい。入出力される情報等は、上書き、更新、又は追記され得る。出力された情報等は削除されてもよい。入力された情報等は他の装置へ送信されてもよい。
<判定方法>
判定は、1ビットで表される値(0か1か)によって行われてもよいし、真偽値(Boolean:true又はfalse)によって行われてもよいし、数値の比較(例えば、所定の値との比較)によって行われてもよい。
<態様のバリエーション等>
本開示において説明した各態様/実施形態は単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよいし、実行に伴って切り替えて用いてもよい。また、所定の情報の通知(例えば、「Xであること」の通知)は、明示的に行うものに限られず、暗黙的(例えば、当該所定の情報の通知を行わない)ことによって行われてもよい。
以上、本開示について詳細に説明したが、当業者にとっては、本開示が本開示中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本開示は、請求の範囲の記載により定まる本開示の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本開示の記載は、例示説明を目的とするものであり、本開示に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
<ソフトウェア>
ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語と呼ばれるか、他の名称で呼ばれるかを問わず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行可能ファイル、実行スレッド、手順、機能などを意味するよう広く解釈されるべきである。
また、ソフトウェア、命令、情報などは、伝送媒体を介して送受信されてもよい。例えば、ソフトウェアが、有線技術(同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL:Digital Subscriber Line)など)及び無線技術(赤外線、マイクロ波など)の少なくとも一方を使用してウェブサイト、サーバ、又は他のリモートソースから送信される場合、これらの有線技術及び無線技術の少なくとも一方は、伝送媒体の定義内に含まれる。
<情報、信号>
本開示において説明した情報、信号などは、様々な異なる技術のいずれかを使用して表されてもよい。例えば、上記の説明全体に渡って言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、チップなどは、電圧、電流、電磁波、磁界若しくは磁性粒子、光場若しくは光子、又はこれらの任意の組み合わせによって表されてもよい。
なお、本開示において説明した用語及び本開示の理解に必要な用語については、同一の又は類似する意味を有する用語と置き換えてもよい。例えば、チャネル及びシンボルの少なくとも一方は信号(シグナリング)であってもよい。また、信号はメッセージであってもよい。また、コンポーネントキャリア(CC:Component Carrier)は、キャリア周波数、セル、周波数キャリアなどと呼ばれてもよい。
<「システム」、「ネットワーク」>
本開示において使用する「システム」及び「ネットワーク」という用語は、互換的に使用される。
<パラメータ、チャネルの名称>
また、本開示において説明した情報、パラメータなどは、絶対値を用いて表されてもよいし、所定の値からの相対値を用いて表されてもよいし、対応する別の情報を用いて表されてもよい。例えば、無線リソースはインデックスによって指示されるものであってもよい。
上述したパラメータに使用する名称はいかなる点においても限定的な名称ではない。さらに、これらのパラメータを使用する数式等は、本開示で明示的に開示したものと異なる場合もある。様々なチャネル(例えば、PUCCH、PDCCHなど)及び情報要素は、あらゆる好適な名称によって識別できるので、これらの様々なチャネル及び情報要素に割り当てている様々な名称は、いかなる点においても限定的な名称ではない。
<基地局>
本開示においては、「基地局(BS:Base Station)」、「無線基地局」、「固定局(fixed station)」、「NodeB」、「eNodeB(eNB)」、「gNodeB(gNB)」、「アクセスポイント(access point)」、「送信ポイント(transmission point)」、「受信ポイント(reception point)、「送受信ポイント(transmission/reception point)」、「セル」、「セクタ」、「セルグループ」、「キャリア」、「コンポーネントキャリア」などの用語は、互換的に使用され得る。基地局は、マクロセル、スモールセル、フェムトセル、ピコセルなどの用語で呼ばれる場合もある。
基地局は、1つ又は複数(例えば、3つ)のセルを収容することができる。基地局が複数のセルを収容する場合、基地局のカバレッジエリア全体は複数のより小さいエリアに区分でき、各々のより小さいエリアは、基地局サブシステム(例えば、屋内用の小型基地局(RRH:Remote Radio Head)によって通信サービスを提供することもできる。「セル」又は「セクタ」という用語は、このカバレッジにおいて通信サービスを行う基地局及び基地局サブシステムの少なくとも一方のカバレッジエリアの一部又は全体を指す。
<移動局>
本開示においては、「移動局(MS:Mobile Station)」、「ユーザ端末(user terminal)」、「ユーザ装置(UE:User Equipment)」、「端末」などの用語は、互換的に使用され得る。
移動局は、当業者によって、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、又はいくつかの他の適切な用語で呼ばれる場合もある。
<基地局/移動局>
基地局及び移動局の少なくとも一方は、送信装置、受信装置、通信装置などと呼ばれてもよい。なお、基地局及び移動局の少なくとも一方は、移動体に搭載されたデバイス、移動体自体などであってもよい。当該移動体は、乗り物(例えば、車、飛行機など)であってもよいし、無人で動く移動体(例えば、ドローン、自動運転車など)であってもよいし、ロボット(有人型又は無人型)であってもよい。なお、基地局及び移動局の少なくとも一方は、必ずしも通信動作時に移動しない装置も含む。例えば、基地局及び移動局の少なくとも一方は、センサなどのIoT(Internet of Things)機器であってもよい。
また、本開示における基地局は、ユーザ端末で読み替えてもよい。例えば、基地局及びユーザ端末間の通信を、複数のユーザ端末間の通信(例えば、D2D(Device-to-Device)、V2X(Vehicle-to-Everything)などと呼ばれてもよい)に置き換えた構成について、本開示の各態様/実施形態を適用してもよい。この場合、上述の基地局100が有する機能をユーザ端末200が有する構成としてもよい。また、「上り」及び「下り」などの文言は、端末間通信に対応する文言(例えば、「サイド(side)」)で読み替えられてもよい。例えば、上りチャネル、下りチャネルなどは、サイドチャネルで読み替えられてもよい。
同様に、本開示におけるユーザ端末は、基地局で読み替えてもよい。この場合、上述のユーザ端末200が有する機能を基地局100が有する構成としてもよい。
<用語の意味、解釈>
本開示で使用する「判断(determining)」、「決定(determining)」という用語は、多種多様な動作を包含する場合がある。「判断」、「決定」は、例えば、判定(judging)、計算(calculating)、算出(computing)、処理(processing)、導出(deriving)、調査(investigating)、探索(looking up、search、inquiry)(例えば、テーブル、データベース又は別のデータ構造での探索)、確認(ascertaining)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、受信(receiving)(例えば、情報を受信すること)、送信(transmitting)(例えば、情報を送信すること)、入力(input)、出力(output)、アクセス(accessing)(例えば、メモリ中のデータにアクセスすること)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、解決(resolving)、選択(selecting)、選定(choosing)、確立(establishing)、比較(comparing)などした事を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。つまり、「判断」「決定」は、何らかの動作を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。また、「判断(決定)」は、「想定する(assuming)」、「期待する(expecting)」、「みなす(considering)」などで読み替えられてもよい。
「接続された(connected)」、「結合された(coupled)」という用語、又はこれらのあらゆる変形は、2又はそれ以上の要素間の直接的又は間接的なあらゆる接続又は結合を意味し、互いに「接続」又は「結合」された2つの要素間に1又はそれ以上の中間要素が存在することを含むことができる。要素間の結合又は接続は、物理的なものであっても、論理的なものであっても、或いはこれらの組み合わせであってもよい。例えば、「接続」は「アクセス」で読み替えられてもよい。本開示で使用する場合、2つの要素は、1又はそれ以上の電線、ケーブル及びプリント電気接続の少なくとも一つを用いて、並びにいくつかの非限定的かつ非包括的な例として、無線周波数領域、マイクロ波領域及び光(可視及び不可視の両方)領域の波長を有する電磁エネルギーなどを用いて、互いに「接続」又は「結合」されると考えることができる。
<参照信号>
参照信号は、RS(Reference Signal)と略称することもでき、適用される標準によってパイロット(Pilot)と呼ばれてもよい。
<「に基づいて」の意味>
本開示において使用する「に基づいて」という記載は、別段に明記されていない限り、「のみに基づいて」を意味しない。言い換えれば、「に基づいて」という記載は、「のみに基づいて」と「に少なくとも基づいて」の両方を意味する。
<「第1の」、「第2の」>
本開示において使用する「第1の」、「第2の」などの呼称を使用した要素へのいかなる参照も、それらの要素の量又は順序を全般的に限定しない。これらの呼称は、2つ以上の要素間を区別する便利な方法として本開示において使用され得る。したがって、第1及び第2の要素への参照は、2つの要素のみが採用され得ること、又は何らかの形で第1の要素が第2の要素に先行しなければならないことを意味しない。
<「手段」>
上記の各装置の構成における「手段」を、「部」、「回路」、「デバイス」等に置き換えてもよい。
<オープン形式>
本開示において、「含む(include)」、「含んでいる(including)」及びそれらの変形が使用されている場合、これらの用語は、用語「備える(comprising)」と同様に、包括的であることが意図される。さらに、本開示において使用されている用語「又は(or)」は、排他的論理和ではないことが意図される。
<TTI等の時間単位、RBなどの周波数単位、無線フレーム構成>
無線フレームは時間領域において1つ又は複数のフレームによって構成されてもよい。時間領域において1つ又は複数の各フレームはサブフレームと呼ばれてもよい。
サブフレームは更に時間領域において1つ又は複数のスロットによって構成されてもよい。サブフレームは、ニューメロロジー(numerology)に依存しない固定の時間長(例えば、1ms)であってもよい。
ニューメロロジーは、ある信号又はチャネルの送信及び受信の少なくとも一方に適用される通信パラメータであってもよい。ニューメロロジーは、例えば、サブキャリア間隔(SCS:SubCarrier Spacing)、帯域幅、シンボル長、サイクリックプレフィックス長、送信時間間隔(TTI:Transmission Time Interval)、TTIあたりのシンボル数、無線フレーム構成、送受信機が周波数領域において行う特定のフィルタリング処理、送受信機が時間領域において行う特定のウィンドウイング処理などの少なくとも1つを示してもよい。
スロットは、時間領域において1つ又は複数のシンボル(OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)シンボル、SC-FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access)シンボル等)で構成されてもよい。スロットは、ニューメロロジーに基づく時間単位であってもよい。
スロットは、複数のミニスロットを含んでもよい。各ミニスロットは、時間領域において1つ又は複数のシンボルによって構成されてもよい。また、ミニスロットは、サブスロットと呼ばれてもよい。ミニスロットは、スロットよりも少ない数のシンボルによって構成されてもよい。ミニスロットより大きい時間単位で送信されるPDSCH(又はPUSCH)は、PDSCH(又はPUSCH)マッピングタイプAと呼ばれてもよい。ミニスロットを用いて送信されるPDSCH(又はPUSCH)は、PDSCH(又はPUSCH)マッピングタイプBと呼ばれてもよい。
無線フレーム、サブフレーム、スロット、ミニスロット及びシンボルは、いずれも信号を伝送する際の時間単位を表す。無線フレーム、サブフレーム、スロット、ミニスロット及びシンボルは、それぞれに対応する別の呼称が用いられてもよい。
例えば、1サブフレームは送信時間間隔(TTI:Transmission Time Interval)と呼ばれてもよいし、複数の連続したサブフレームがTTIと呼ばれてよいし、1スロット又は1ミニスロットがTTIと呼ばれてもよい。つまり、サブフレーム及びTTIの少なくとも一方は、既存のLTEにおけるサブフレーム(1ms)であってもよいし、1msより短い期間(例えば、1-13シンボル)であってもよいし、1msより長い期間であってもよい。なお、TTIを表す単位は、サブフレームではなくスロット、ミニスロットなどと呼ばれてもよい。
ここで、TTIは、例えば、無線通信におけるスケジューリングの最小時間単位のことをいう。例えば、LTEシステムでは、基地局が各ユーザ端末に対して、無線リソース(各ユーザ端末において使用することが可能な周波数帯域幅、送信電力など)を、TTI単位で割り当てるスケジューリングを行う。なお、TTIの定義はこれに限られない。
TTIは、チャネル符号化されたデータパケット(トランスポートブロック)、コードブロック、コードワードなどの送信時間単位であってもよいし、スケジューリング、リンクアダプテーションなどの処理単位となってもよい。なお、TTIが与えられたとき、実際にトランスポートブロック、コードブロック、コードワードなどがマッピングされる時間区間(例えば、シンボル数)は、当該TTIよりも短くてもよい。
なお、1スロット又は1ミニスロットがTTIと呼ばれる場合、1以上のTTI(すなわち、1以上のスロット又は1以上のミニスロット)が、スケジューリングの最小時間単位となってもよい。また、当該スケジューリングの最小時間単位を構成するスロット数(ミニスロット数)は制御されてもよい。
1msの時間長を有するTTIは、通常TTI(LTE Rel.8-12におけるTTI)、ノーマルTTI、ロングTTI、通常サブフレーム、ノーマルサブフレーム、ロングサブフレーム、スロットなどと呼ばれてもよい。通常TTIより短いTTIは、短縮TTI、ショートTTI、部分TTI(partial又はfractional TTI)、短縮サブフレーム、ショートサブフレーム、ミニスロット、サブスロット、スロットなどと呼ばれてもよい。
なお、ロングTTI(例えば、通常TTI、サブフレームなど)は、1msを超える時間長を有するTTIで読み替えてもよいし、ショートTTI(例えば、短縮TTIなど)は、ロングTTIのTTI長未満かつ1ms以上のTTI長を有するTTIで読み替えてもよい。
リソースブロック(RB)は、時間領域及び周波数領域のリソース割当単位であり、周波数領域において、1つ又は複数個の連続した副搬送波(subcarrier)を含んでもよい。RBに含まれるサブキャリアの数は、ニューメロロジーに関わらず同じであってもよく、例えば12であってもよい。RBに含まれるサブキャリアの数は、ニューメロロジーに基づいて決定されてもよい。
また、RBの時間領域は、1つ又は複数個のシンボルを含んでもよく、1スロット、1ミニスロット、1サブフレーム、又は1TTIの長さであってもよい。1TTI、1サブフレームなどは、それぞれ1つ又は複数のリソースブロックで構成されてもよい。
なお、1つ又は複数のRBは、物理リソースブロック(PRB:Physical RB)、サブキャリアグループ(SCG:Sub-Carrier Group)、リソースエレメントグループ(REG:Resource Element Group)、PRBペア、RBペアなどと呼ばれてもよい。
また、リソースブロックは、1つ又は複数のリソースエレメント(RE:Resource Element)によって構成されてもよい。例えば、1REは、1サブキャリア及び1シンボルの無線リソース領域であってもよい。
帯域幅部分(BWP:Bandwidth Part)(部分帯域幅などと呼ばれてもよい)は、あるキャリアにおいて、あるニューメロロジー用の連続する共通RB(common resource blocks)のサブセットのことを表してもよい。ここで、共通RBは、当該キャリアの共通参照ポイントを基準としたRBのインデックスによって特定されてもよい。PRBは、あるBWPで定義され、当該BWP内で番号付けされてもよい。
BWPには、UL用のBWP(UL BWP)と、DL用のBWP(DL BWP)とが含まれてもよい。UEに対して、1キャリア内に1つ又は複数のBWPが設定されてもよい。
設定されたBWPの少なくとも1つがアクティブであってもよく、UEは、アクティブなBWPの外で所定の信号/チャネルを送受信することを想定しなくてもよい。なお、本開示における「セル」、「キャリア」などは、「BWP」で読み替えられてもよい。
上述した無線フレーム、サブフレーム、スロット、ミニスロット及びシンボルなどの構造は例示に過ぎない。例えば、無線フレームに含まれるサブフレームの数、サブフレーム又は無線フレームあたりのスロットの数、スロット内に含まれるミニスロットの数、スロット又はミニスロットに含まれるシンボル及びRBの数、RBに含まれるサブキャリアの数、並びにTTI内のシンボル数、シンボル長、サイクリックプレフィックス(CP:Cyclic Prefix)長などの構成は、様々に変更することができる。
<最大送信電力>
本開示に記載の「最大送信電力」は、送信電力の最大値を意味してもよいし、公称最大送信電力(the nominal UE maximum transmit power)を意味してもよいし、定格最大送信電力(the rated UE maximum transmit power)を意味してもよい。
<冠詞>
本開示において、例えば、英語でのa、an及びtheのように、翻訳により冠詞が追加された場合、本開示は、これらの冠詞の後に続く名詞が複数形であることを含んでもよい。
<「異なる」>
本開示において、「AとBが異なる」という用語は、「AとBが互いに異なる」ことを意味してもよい。なお、当該用語は、「AとBがそれぞれCと異なる」ことを意味してもよい。「離れる」、「結合される」などの用語も、「異なる」と同様に解釈されてもよい。
本特許出願は2018年3月23日に出願した日本国特許出願第2018-056837号に基づきその優先権を主張するものであり、日本国特許出願第2018-056837号の全内容を本願に援用する。
本開示の一態様は、移動通信システムに有用である。
1 無線通信システム
10a~10i,10-1~10-n 送信点
20 信号処理装置
100 基地局
101 符号化部
102 変調部
103 受信電力測定部
104 移動/静止判定部
105 グループ選択部
106 チャネル推定部
107 送信点選択部
108 送信制御部
109,201 無線送信部
110,202 アンテナ
111,203 無線受信部
200 ユーザ端末
204 復調部
205 復号部

Claims (5)

  1. 各々が少なくとも1つのアンテナ素子を有し、複数のユーザ端末のそれぞれとの間で、4GHz以上の高周波数帯の無線信号を送受信する複数の無線送受信器と、
    複数のアンテナ素子を用いて各ユーザ端末と通信を行うように前記複数の無線送受信器を制御し、信号伝送対象のユーザ端末に対してデータ送信のスケジューリングを行う制御回路と、
    を具備し、
    前記制御回路は、
    前記データ送信のスケジューリングを行う前に、複数のユーザ端末のそれぞれについて、前記複数の無線送受信器において受信された無線信号に含まれる参照信号の受信電力の時間変動を測定し、
    前記複数のユーザ端末を、前記受信電力の時間変動が閾値より大きい第1のグループと前記受信電力の時間変動が前記閾値以下の第2のグループとにグルーピングし、
    前記参照信号を用いて各ユーザ端末と前記無線送受信器との間のチャネル推定を行い、
    前記第1のグループに属するユーザ端末宛の送信データに対して、プリコーディングを行わないオープンループの信号処理を行い、前記第2のグループに属するユーザ端末宛の送信データに対して、前記チャネル推定の結果を用いて生成したプリコーディング行列によりプリコーディングを行うクローズドループの信号処理を行い、
    前記チャネル推定の結果を用いて計算したビームフォーミングウェイトにより、全てのユーザ端末宛の送信データに対して前記複数のアンテナ素子を用いてビームフォーミングを行う、
    基地局。
  2. 前記制御回路は、
    記チャネル推定値に基づいて、各ユーザ端末との信号伝送に用いる前記アンテナ素子を選択する、
    請求項1に記載の基地局。
  3. 前記制御回路は、
    前記選択したグループの受信電力の時間変動の大きさに応じて、前記アンテナ素子を選択する間隔を制御する、
    請求項2に記載の基地局。
  4. 前記時間変動は、前記複数の無線送受信器のそれぞれにおける受信電力の変動量の絶対値の総和である、
    請求項1から3のいずれかに記載の基地局。
  5. 基地局による、複数のアンテナ素子を用いた4GHz以上の高周波数帯の無線信号の送信方法であって、
    複数のユーザ端末のそれぞれから送信され、各々が少なくとも1つのアンテナ素子を有する複数の無線送受信器に受信された無線信号に含まれる参照信号の受信電力をそれぞれ測定し、
    前記複数のユーザ端末を、前記受信電力の時間変動が閾値より大きい第1のグループと前記受信電力の時間変動が前記閾値以下の第2のグループとにグルーピングし、
    前記第1のグループまたは前記第2のグループの何れか一つを選択し、
    前記選択したグループに属する信号伝送対象のユーザ端末に対してスケジューリングを行い、
    前記参照信号を用いて各ユーザ端末と前記無線送受信器との間のチャネル推定を行い、
    前記第1のグループに属するユーザ端末宛の送信データに対して、プリコーディングを行わないオープンループの信号処理を行い、前記第2のグループに属するユーザ端末宛の送信データに対して、前記チャネル推定の結果を用いて生成したプリコーディング行列によりプリコーディングを行うクローズドループの信号処理を行い、
    前記チャネル推定の結果を用いて計算したビームフォーミングウェイトにより、全てのユーザ端末宛の送信データに対して前記複数のアンテナ素子を用いてビームフォーミングを行い、
    前記信号伝送対象のユーザ端末に対して前記スケジューリングに従って無線信号を送信する、
    送信方法。
JP2020507948A 2018-03-23 2019-03-22 基地局および送信方法 Active JP7295845B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018056837 2018-03-23
JP2018056837 2018-03-23
PCT/JP2019/012187 WO2019182135A1 (ja) 2018-03-23 2019-03-22 基地局および送信方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2019182135A1 JPWO2019182135A1 (ja) 2021-03-25
JP7295845B2 true JP7295845B2 (ja) 2023-06-21

Family

ID=67986277

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020507948A Active JP7295845B2 (ja) 2018-03-23 2019-03-22 基地局および送信方法

Country Status (3)

Country Link
EP (1) EP3771278A4 (ja)
JP (1) JP7295845B2 (ja)
WO (1) WO2019182135A1 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008053550A1 (en) 2006-11-01 2008-05-08 Fujitsu Limited Wireless communication system
JP2010537599A (ja) 2007-09-12 2010-12-02 シャープ株式会社 時間・空間・周波数領域に基づく情報フィードバック方法、ユーザ装置、および基地局
WO2017154739A1 (ja) 2016-03-11 2017-09-14 株式会社Nttドコモ 無線通信システム及び管理装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101341466B1 (ko) * 2006-12-18 2013-12-16 엘지전자 주식회사 통신 시스템에서의 적응적 자원 할당 방법 및 이를구현하는 송수신기
KR101854522B1 (ko) * 2016-06-15 2018-05-03 연세대학교 산학협력단 스케줄링 방법 및 장치
JP2018056837A (ja) 2016-09-29 2018-04-05 キヤノン株式会社 通信装置、その制御方法、プログラム

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008053550A1 (en) 2006-11-01 2008-05-08 Fujitsu Limited Wireless communication system
JP2010537599A (ja) 2007-09-12 2010-12-02 シャープ株式会社 時間・空間・周波数領域に基づく情報フィードバック方法、ユーザ装置、および基地局
WO2017154739A1 (ja) 2016-03-11 2017-09-14 株式会社Nttドコモ 無線通信システム及び管理装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2019182135A1 (ja) 2021-03-25
EP3771278A4 (en) 2021-04-28
US20210022153A1 (en) 2021-01-21
EP3771278A1 (en) 2021-01-27
WO2019182135A1 (ja) 2019-09-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7248697B2 (ja) 端末、無線通信方法及びシステム
WO2019193732A1 (ja) 送信装置及び受信装置
JPWO2020090093A1 (ja) ユーザ端末
JPWO2020008649A1 (ja) ユーザ端末及び無線通信方法
WO2019224876A1 (ja) 送信装置及び受信装置
JPWO2020066021A1 (ja) 端末、無線通信方法、基地局及びシステム
KR20210032402A (ko) 유저단말 및 무선 통신 방법
JP7223026B2 (ja) 端末、基地局、無線通信システム、及び通信方法
WO2019225689A1 (ja) ユーザ端末及び無線通信方法
JPWO2020035949A1 (ja) ユーザ端末及び無線通信方法
JP7465812B2 (ja) ユーザ端末、無線基地局、及び、無線通信方法
JP7339956B2 (ja) 端末、無線通信方法及び無線通信システム
JP7222804B2 (ja) 基地局および基地局の通信方法
WO2019049382A1 (ja) ユーザ端末及び無線通信方法
WO2021205572A1 (ja) 端末、無線通信方法及び基地局
JP7295845B2 (ja) 基地局および送信方法
WO2020171182A1 (ja) ユーザ装置及び基地局装置
JP7170842B2 (ja) ユーザ装置及び基地局装置
JP7168756B2 (ja) 端末及び無線通信システム
WO2020194562A1 (ja) 端末、及び、無線通信方法
US12052705B2 (en) Base station and transmission method
JPWO2020049745A1 (ja) 端末、方法、及び、システム
JP7324911B2 (ja) 端末
WO2023012903A1 (ja) 端末及び無線通信方法
WO2023007563A1 (ja) 端末及び無線通信方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220125

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230131

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230329

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230530

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230609

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7295845

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150