関連出願の相互参照
[0001] 本願は、「INTERACTION BETWEEN WUS AND RRM MEASUREMENT」と題され、2018年4月13日に出願された米国仮特許出願第62/657,630号、および「INTERACTION BETWEEN WUS AND RRM MEASUREMENT」と題され、2019年2月28日に出願された米国特許出願第16/289,435号の優先権を主張するもので、それらの全てが明細書に参照によって明確に組み込まれる。
[0002] 本開示は一般に、通信システムに関し、より詳細には、間欠受信(DRX:discontinuous reception)モードまたは拡張DRX(eDRX:extended DRX)モードに関連するウェイクアップ信号(WUS:wake-up signal)および無線リソース管理(RRM:radio resource management)測定に関する。
[0003] ワイヤレス通信システムは、電話通信、ビデオ、データ、メッセージング、およびブロードキャストなどの様々な電気通信サービスを提供するために広く展開されている。典型的なワイヤレス通信システムは、利用可能なシステムリソースを共有することによって複数のユーザとの通信をサポートすることが可能な多元接続技術を採用し得る。そのような多元接続技術の例は、符号分割多元接続(CDMA)システム、時分割多元接続(TDMA)システム、周波数分割多元接続(FDMA)システム、直交周波数分割多元接続(OFDMA)システム、シングルキャリア周波数分割多元接続(SC-FDMA)システム、および時分割同期符号分割多元接続(TD-SCDMA)システムを含む。
[0004] これら多元接続技術は、異なるワイヤレスデバイスが、都市、国家、地域、更には地球規模で通信することを可能にする共通プロトコルを提供するために、様々な電気通信規格において採用されてきた。実例的な電気通信規格は、5G新無線(NR:New Radio)である。5G NRは、レイテンシ、信頼性、セキュリティ、(例えば、モノのインターネット(IoT:Internet of Things)を用いた)スケーラビリティ、および他の要件に関連付けられた新しい要件を満たすために、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP(登録商標))によって公表された継続的モバイルブロードバンド進化の一部である。5G NRのいくつかの態様は、4Gロングタームエボリューション(LTE(登録商標))規格に基づき得る。5G NR技術における更なる改善の必要性が存在する。これら改善はまた、他の多元接続技術およびこれら技術を採用する電気通信規格に適用可能であり得る。
[0005] 以下は、1つまたは複数の態様の基本的な理解を提供するために、そのような態様の簡略化された概要を提示する。この概要は、全ての企図された態様の広範な概観でなく、全ての態様の基幹的要素または重要な要素を識別することも、任意の態様または全ての態様の範囲を叙述することも意図されない。その唯一の目的は、後に提示されるより詳細な説明への前置きとして、簡略化された形式で1つまたは複数の態様のいくつかの概念を提示することである。
[0006] ユーザ機器(UE:User Equipment)は、例えば、バッテリー電力を節約するために、DRXモードまたはeDRXモードに入り得る。DRXモードまたはeDRXモードにあるUEは、ページング機会(paging occasion)中に基地局からの通信についてリッスン(listen)し得る。DRXモードまたはeDRXモードにあるUEは、ページング機会の残りの間にリッスンするかどうかを決定するために、ウェイクアップ信号(WUS:wake up signal)を検出することを試みるように構成され得る。加えて、UEは、緩和された(relaxed)無線リソース管理(RRM:Radio Resource Management)測定を行うように構成され得る。しかしながら、WUSとRRM測定との間の相互作用に関して問題が生じ得る。例えば、DRXおよびeDRXのための異なるWUS構成をサポートすることは問題であり得る。別の例として、UEが新しいセルに移動するとき、RRM測定の精度および新しいセルからの通信の検出は、UEのWUS構成および/または緩和されたRRM測定構成に基づいて低減され得る。DRXまたはeDRXモードに関連する改善された通信が必要である。本願は、UEおよび基地局がこれら問題を解決し得る方法を提供する。
[0007] 本開示のある態様では、基地局におけるワイヤレス通信のための方法、コンピュータ可読媒体、および装置が提供される。装置は、UEがDRXモードまたはeDRXモードのうちの1つにあるというインジケーションをコアネットワークエンティティ(CNE:core network entity)から受信し、基地局は、DRXモードまたはeDRXモードに対応するUEのためのWUSモードを構成し得る。例えば、CNEは、モビリティ管理エンティティ(MME:mobility management entity)であり得る。
[0008] 本開示の別の態様では、UEにおけるワイヤレス通信のための方法、コンピュータ可読媒体、および装置が提供される。装置は、DRXモードまたはeDRXモードのうちの1つのためのWUSモードを基地局から受信するように構成され得る。
[0009] 本開示の更に別の態様では、UEにおけるワイヤレス通信のための方法、コンピュータ可読媒体、および装置が提供される。装置は、第1のセルとの緩和されたRRM測定に入り得、ここで、緩和されたRRM測定は、1つよりも多くのDRXサイクルにわたって単一のRRM測定を備える。緩和されたRRM測定をサポートする第2のセルを再選択すると、UEは、ある時間期間にわたって通常のRRM測定に戻り、ここで、通常のRRM測定は、各DRXサイクルにわたって1つのRRM測定を備える。
[0010] 本開示の更に別の態様では、UEにおけるワイヤレス通信のための方法、コンピュータ可読媒体、および装置が提供される。装置は、第1のセルとのWUSモードを備えるDRXモードまたはeDRXモードに入り得る。WUSモードをサポートする第2のセルを再選択すると、UEは、ある時間期間にわたってWUSモードを伴わずにDRXモードまたはeDRXモードに戻る。
[0011] 前述の目的および関連する目的の達成のために、1つまたは複数の態様は、以下において十分に説明され、且つ特許請求の範囲で特に指摘される特徴を備える。以下の説明および付属の図面は、1つまたは複数の態様のある特定の例示的な特徴を詳細に明らかにする。これら特徴は、しかしながら、様々な態様の原理が採用され得る様々な方法のうちのほんの一部を示すものであり、この説明は、全てのそのような態様およびそれらの均等物を含むことを意図される。
[0012] ワイヤレス通信システムおよびアクセスネットワークの例を例示する図である。
[0013] 第1の5G/NRフレームの例を例示する図である。
5G/NRサブフレーム内のDLチャネルの例を例示する図である。
第2の5G/NRフレームの例を例示する図である。
5G/NRサブフレーム内のULチャネルの例を例示する図である。
[0014] アクセスネットワーク中の基地局およびユーザ機器(UE)の例を例示する図である。
[0015] UEと通信状態にある基地局を例示する図である。
[0016] MMEと基地局とUEとの間の通信の例を例示する図である。
[0017] DRXおよびeDRXのための異なるWUS構成をサポートするための実例的な解決策を例示するフロー図である。
[0018] ナローバンドモノのインターネット(NB-IoT:Narrow Band-Internet of Things)UEのためのページング時間ウィンドウ毎のページング機会の実例的な数を例示する。
拡張マシンタイプ通信(eMTC:enhanced machine type communications)UEのためのページング時間ウィンドウ毎のページング機会の実例的な数を例示する。
[0019] ワイヤレス通信の方法のフローチャートである。
[0020] 実例的な装置中の異なる手段/コンポーネント間のデータフローを例示する概念的なデータフロー図である。
[0021] 処理システムを採用する装置のためのハードウェア実現形態の例を例示する図である。
[0022] ワイヤレス通信の方法のフローチャートである。
[0023] 実例的な装置中の異なる手段/コンポーネント間のデータフローを例示する概念的なデータフロー図である。
[0024] 処理システムを採用する装置のためのハードウェア実現形態の例を例示する図である。
[0025] ワイヤレス通信の別の方法のフローチャートである。
[0026] 実例的な装置中の異なる手段/コンポーネント間のデータフローを例示する概念的なデータフロー図である。
[0027] 処理システムを採用する装置のためのハードウェア実現形態の例を例示する図である。
[0028] ワイヤレス通信の更なる別の方法のフローチャートである。
[0029] 次のWUSタイミングまで直接DRXサイクルを検出する方法を例示する。
次のWUSタイミングまで直接DRXサイクルを検出する方法を例示する。
次のWUSタイミングまで直接DRXサイクルを検出する方法を例示する。
[0030] 例証的な装置中の異なる手段/コンポーネント間のデータフローを例示する概念的なデータフロー図である。
[0031] 処理システムを採用する装置のためのハードウェア実現形態の例を例示する図である。
[0032] 実例的なDRXサイクルを例示する。
[0033] 実例的なeDRXサイクルを例示する。
詳細な説明
[0034] 添付された図面に関連して以下に明らかにされる詳細な説明は、様々な構成の説明として意図されるもので、本明細書で説明される概念が実践され得る唯一の構成を表すことを意図されない。詳細な説明は、様々な概念の完全な理解を提供することを目的とした特定の詳細を含む。しかしながら、これら概念がこれら特定の詳細なしに実践され得ることは当業者にとって明らかであろう。いくつかの事例では、よく知られる構造およびコンポーネントが、そのような概念を曖昧にすることを避けるためにブロック図形式で示される。
[0035] ここで、電気通信システムのいくつかの態様が、様々な装置および方法を参照して提示されることになる。これら装置および方法は、以下の詳細な説明において説明され、様々なブロック、コンポーネント、回路、プロセス、アルゴリズム、等(一括して「要素」と呼ばれる)によって添付の図面において例示されることになる。これら要素は、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、またはそれらの任意の組み合わせを使用して実現され得る。そのような要素がハードウェアとして実現されるか、またはソフトウェアとして実現されるかは、特定のアプリケーションと、システム全体に課される設計制約とに依存する。
[0036] 例として、要素、または要素の任意の一部分、または要素の任意の組み合わせは、1つまたは複数のプロセッサを含む「処理システム」として実現され得る。プロセッサの例は、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、グラフィックス処理ユニット(GPU)、中央処理ユニット(CPU)、アプリケーションプロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、縮小命令セットコンピューティング(RISC)プロセッサ、システムオンチップ(SoC)、ベースバンドプロセッサ、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブルロジックデバイス(PLD)、ステートマシン、ゲートロジック、ディスクリートハードウェア回路、およびこの開示全体を通じて説明される様々な機能を行うように構成された他の適したハードウェアを含む。処理システム中の1つまたは複数のプロセッサは、ソフトウェアを実行し得る。ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語、またはその他の名称で呼ばれるかにかかわらず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアコンポーネント、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行ファイル、実行スレッド、プロシージャ、関数、等を意味するように広く解釈されるべきである。
[0037] それ故に、1つまたは複数の実例的な実施形態において、説明される機能は、ハードウェア、ソフトウェア、またはそれらの任意の組み合わせにおいて実現され得る。ソフトウェアにおいて実現される場合、機能は、コンピュータ可読媒体上で1つまたは複数の命令またはコードとして記憶または符号化され得る。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定でなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取専用メモリ(ROM)、電気的消去可能プログラマブルROM(EEPROM(登録商標))、光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置、他の磁気記憶デバイス、前述されたタイプのコンピュータ可読媒体の組み合わせ、またはコンピュータによってアクセスされ得るデータ構造若しくは命令の形式でコンピュータ実行可能コードを記憶するために使用され得る任意の他の媒体を備えることができる。
[0038] 図1は、ワイヤレス通信システムおよびアクセスネットワーク100の例を例示する図である。(ワイヤレスワイドエリアネットワーク(WWAN:wireless wide area network)とも呼ばれる)ワイヤレス通信システムは、基地局102、UE104、発展型パケットコア(EPC:Evolved Packet Core)160、および5Gコア(5GC)190を含む。基地局102は、マクロセル(高電力セルラ基地局)および/またはスモールセル(低電力セルラ基地局)を含み得る。マクロセルは、基地局を含む。スモールセルは、フェムトセル、ピコセル、およびマイクロセルを含む。
[0039] (一括して発展型ユニバーサルモバイル電気通信システム(UMTS)地上無線アクセスネットワーク(E-UTRAN)と呼ばれる)4G LTEのために構成された基地局102は、バックホールリンク132(例えば、S1インターフェース)を通じてEPC160とインターフェースし得る。(一括して次世代RAN(NG-RAN)と呼ばれる)5G NRのために構成された基地局102は、バックホールリンク184を通じて5GC190とインターフェースし得る。他の機能に加えて、基地局102は、以下の機能のうちの1つまたは複数を行い得る:ユーザデータの転送、無線チャネル暗号化および暗号解読、インテグリティ保護、ヘッダ圧縮、モビリティ制御機能(例えば、ハンドオーバ、デュアルコネクティビティ)、セル間干渉協調、接続セットアップおよび解放、負荷バランシング、非アクセス層(NAS:non-access stratum)メッセージのための分配、NASノード選択、同期、無線アクセスネットワーク(RAN:radio access network)共有、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS:multimedia broadcast multicast service)、加入者および機器トレース、RAN情報管理(RIM:RAN information management)、ページング、測位、および警告メッセージの配信。基地局102は、バックホールリンク134(例えば、X2インターフェース)を通して互いに直接または間接的に(例えば、EPC160または5GC190を通じて)通信し得る。バックホールリンク134は、ワイヤードまたはワイヤレスであり得る。
[0040] 基地局102は、UE104とワイヤレスに通信し得る。基地局102の各々は、それぞれの地理的カバレッジエリア110に対して通信カバレッジを提供し得る。重複している地理的カバレッジエリア110があり得る。例えば、スモールセル102’は、1つまたは複数のマクロ基地局102のカバレッジエリア110に重複するカバレッジエリア110’を有し得る。スモールセルとマクロセルとの両方を含むネットワークは、異種ネットワークとして知られ得る。異種ネットワークはまた、ホーム発展型ノードB(eNB)(HeNB:Home Evolved Node B)を含み得、それは、限定加入者グループ(CSG:closed subscriber group)として知られる制限されたグループにサービスを提供し得る。基地局102とUE104との間の通信リンク120は、UE104から基地局102への(逆方向リンクとも呼ばれる)アップリンク(UL:uplink)送信および/または基地局102からUE104への(順方向リンクとも呼ばれる)ダウンリンク(DL:downlink)送信を含み得る。通信リンク120は、空間多重化、ビームフォーミング、および/または送信ダイバーシティを含む、多入力多出力(MIMO)アンテナ技術を使用し得る。通信リンクは、1つまたは複数のキャリアを通り得る。基地局102/UE104は、各方向への送信のために使用される最大で合計Yx MHx(x個のコンポーネントキャリア)のキャリアアグリゲーションにおいて割り振られるキャリア毎に最大でY MHz(例えば、5、10、15、20、100、400、等のMHz)帯域幅のスペクトルを使用し得る。キャリアは、互いに隣接していることも、していないこともある。キャリアの割り振りは、DLおよびULに対して非対称であり得る(例えば、ULに対してよりも多くのまたは少ないキャリアがDLに対して割り振られ得る)。コンポーネントキャリアは、1つのプライマリコンポーネントキャリアと1つまたは複数のセカンダリコンポーネントキャリアとを含み得る。プライマリコンポーネントキャリアは、プライマリセル(PCell:primary cell)と呼ばれ得、セカンダリコンポーネントキャリアは、セカンダリセル(SCell:secondary cell)と呼ばれ得る。
[0041] ある特定のUE104は、デバイス間(D2D:device-to-device)通信リンク158を使用して互いに通信し得る。D2D通信リンク158は、DL/UL WWANスペクトルを使用し得る。D2D通信リンク158は、物理サイドリンクブロードキャストチャネル(PSBCH:physical sidelink broadcast channel)、物理サイドリンク発見チャネル(PSDCH:physical sidelink discovery channel)、物理サイドリンク共有チャネル(PSSCH:physical sidelink shared channel)、および物理サイドリンク制御チャネル(PSCCH:physical sidelink control channel)など、1つまたは複数のサイドリンクチャネルを使用し得る。D2D通信は、例えば、FlashLinQ、WiMedia、Bluetooth(登録商標)、ZigBee、IEEE802.11規格に基づくWi-Fi、LTE、またはNRなど、多様なワイヤレスD2D通信システムを通り得る。
[0042] ワイヤレス通信システムは更に、5GHzのアンライセンス周波数スペクトル中で通信リンク154を介してWi-Fi局(STA:station)152と通信状態にあるWi-Fiアクセスポイント(AP:access point)150を含み得る。アンライセンス周波数スペクトル中で通信するとき、STA152/AP150は、チャネルが利用可能かどうかを決定するために、通信するより前にクリアチャネル評価(CCA:clear channel assessment)を行い得る。
[0043] スモールセル102’は、ライセンスおよび/またはアンライセンス周波数スペクトル中で動作し得る。アンライセンス周波数スペクトル中で動作するとき、スモールセル102’は、NRを採用し、Wi-Fi AP150によって使用されたのと同じ5GHzのアンライセンス周波数スペクトルを使用し得る。アンライセンス周波数スペクトル中でNRを採用するスモールセル102’は、アクセスネットワークに対するカバレッジを強化および/またはアクセスネットワークの容量を増大させ得る。
[0044] 基地局102は、スモールセル102’であれ、ラージセル(例えば、マクロ基地局)であれ、eNB、gノードB(gNB)、または他のタイプの基地局を含み得る。gNB180などのいくつかの基地局は、UE104と通信状態にあるニアミリメートル波(mmW)周波数、mmW周波数中、および/または従来のサブ6GHzスペクトル中で動作し得る。gNB180がmmWまたはニアmmW周波数で動作するとき、gNB180は、mmW基地局と呼ばれ得る。極極極超短波(EHF:Extremely high frequency)は、電磁スペクトル中のRFの一部である。EHFは、30GHz~300GHzの範囲および1ミリメートルと10ミリメートルとの間の波長を有する。帯域中の電波(Radio waves)は、ミリメートル波と呼ばれ得る。ニアmmWは、100ミリメートルの波長を有する3GHzの周波数まで下がって広がり得る。極極超短波(SHF:super high frequency)帯域は、3GHzと30GHzとの間に広がり、センチメートル波とも呼ばれる。mmW/ニアmmW無線周波数帯域(例えば、3GHz~300GHz)を使用する通信は、極めて高い経路損失および短い距離を有する。mmW基地局180は、極めて高い経路損失および短い距離を補償するために、UE104とのビームフォーミング182を利用し得る。
[0045] 基地局180は、1つ以上の送信方向182’において、UE104にビームフォーミングされた信号を送信し得る。UE104は、1つ以上の受信方向182’’において、基地局180からビームフォーミングされた信号を受信し得る。UE104はまた、1つ以上の送信方向において、基地局180にビームフォーミングされた信号を送信し得る。基地局180は、1つ以上の受信方向において、UE104からビームフォーミングされた信号を受信し得る。基地局180/UE104は、基地局180/UE104の各々についての最良の受信および送信方向を決定するために、ビームトレーニングを行い得る。基地局180についての送信方向および受信方向は、同じであることも、同じでないこともある。UE104についての送信方向および受信方向は、同じであることも、同じでないこともある。
[0046] EPC160は、モビリティ管理エンティティ(MME:Mobility Management Entity)162、他のMME164、サービングゲートウェイ166、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)ゲートウェイ168、ブロードキャストマルチキャストサービスセンター(BM-SC:Broadcast Multicast Service Center)170、およびパケットデータネットワーク(PDN:Packet Data Network)ゲートウェイ172を含み得る。MME162は、ホーム加入者サーバ(HSS:Home Subscriber Server)174と通信状態にあり得る。MME162は、UE104とEPC160との間でのシグナリングを処理する制御ノードである。一般に、MME162は、ベアラおよび接続管理を提供する。全てのユーザインターネットプロトコル(IP)パケットは、サービングゲートウェイ166を通じて転送され、それ自体は、PDNゲートウェイ172に接続される。PDNゲートウェイ172は、UE IPアドレス割り振り並びに他の機能を提供する。PDNゲートウェイ172およびBM-SC170は、IPサービス176に接続される。IPサービス176は、インターネット、イントラネット、IPマルチメディアサブシステム(IMS:IP Multimedia Subsystem)、PSストリーミングサービス、および/または他のIPサービスを含み得る。BM-SC170は、MBMSユーザサービスプロビジョニングおよび配信のための機能を提供し得る。BM-SC170は、コンテンツプロバイダMBMS送信のためのエントリポイントとしての役割を果たし得、公衆陸上モバイルネットワーク(PLMN:public land mobile network)内でMBMSベアラサービスを認可および開始するために使用され得、MBMS送信をスケジューリングするために使用され得る。MBMSゲートウェイ168は、特定のサービスをブロードキャストするマルチキャストブロードキャスト単一周波数ネットワーク(MBSFN:Multicast Broadcast Single Frequency Network)エリアに属する基地局102にMBMSトラフィックを分配するために使用され得、セッション管理(開始/停止)と、eMBMSに関連する課金情報(charging information)を収集することとを担い得る。
[0047] 5GC190は、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF:Mobility Management Function)192、他のAMF193、セッション管理機能(SMF:Session Management Function)194、およびユーザプレーン機能(UPF:User Plane Function)195を含み得る。AMF192は、統一データ管理(UDM:Unified Data Management)196と通信状態にあり得る。AMF192は、UE104と5GC190との間でのシグナリングを処理する制御ノードである。一般に、AMF192は、QoSフローおよびセッション管理を提供する。全てのユーザインターネットプロトコル(IP)パケットは、UPF195を通じて転送される。UPF195は、UE IPアドレス割り振り並びに他の機能を提供する。UPF195は、IPサービス197に接続される。IPサービス197は、インターネット、イントラネット、IPマルチメディアサブシステム(IMS:IP Multimedia Subsystem)、PSストリーミングサービス、および/または他のIPサービスを含み得る。
[0048] 基地局はまた、gNB、ノードB、発展型ノードB(eNB)、アクセスポイント、ベーストランシーバ局、無線基地局、無線トランシーバ、トランシーバ機能、基本サービスセット(BSS:basic service set)、拡張サービスセット(ESS:extended service set)、送受信ポイント(TRP:transmit reception point)、または何らかの他の適した専門用語で呼ばれ得る。基地局102は、UE104に対してEPC160または5GC190へのアクセスポイントを提供する。UE104の例は、セルラ電話、スマートフォン、セッション開始プロトコル(SIP:session initiation protocol)電話、ラップトップ、携帯情報端末(PDA)、衛星ラジオ、全地球測位システム、マルチメディアデバイス、ビデオデバイス、デジタルオーディオプレーヤ(例えば、MP3プレーヤ)、カメラ、ゲームコンソール、タブレット、スマートデバイス、ウェアラブルデバイス、ビークル、電気メータ、ガスポンプ、大型若しくは小型キッチンアプライアンス、ヘルスケアデバイス、インプラント、センサ/アクチュエータ、ディスプレイ、または任意の他の同様の機能デバイスを含む。UE104のうちのいくつかは、IoTデバイス(例えば、パーキングメータ、ガスポンプ、トースタ、ビークル、心臓モニタ、等)と呼ばれ得る。UE104はまた、局、モバイル局、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、または何らかの他の適した専門用語で呼ばれ得る。
[0049] 図1を再び参照すると、ある特定の態様において、基地局180は、UEがDRXモードまたはeDRXモードのうちの1つにあるというインジケーションをCNE、例えば、MMEから受信し得、基地局180は、DRXモードまたはeDRXモードに対応するUE104のためのWUSモードを構成するように構成されたWUSコンポーネント198を備え得る。例えば、基地局180は、DRXモードのためのWUSを構成し得る。別の例において、基地局180は、eDRXモードのためのWUSを構成し得る。いくつかの態様において、UE104は、DRXモードまたはeDRXモードのうちの1つのためのWUS構成を基地局180から受信するように構成されたWUSコンポーネント199aを備え得る。ある特定の態様において、UEは、RRMコンポーネント199bを備え得る。UE104は、第1のセルとの緩和された無線RRM測定に入り得、ここで、緩和されたRRM測定は、1つよりも多くのDRXサイクルにわたって単一のRRM測定を備える。緩和されたRRM測定をサポートする第2のセルを再選択すると、UE104は、ある時間期間にわたって通常のRRM測定に戻り、ここで、通常のRRM測定は、各DRXサイクルにわたって1つのRRM測定を備える。ある特定の態様において、UEは、再選択コンポーネント199cを備え得る。UE104は、第1のセルとのWUSモードを備えるDRXモードまたはeDRXモードに入り得る。WUSモードをサポートする第2のセルを再選択すると、UE104は、ある時間期間にわたってWUSモードを伴わずにDRXモードまたはeDRXモードに戻る。
[0050] 図2Aは、5G/NRフレーム構造内の第1のサブフレームの例を例示する図200である。図2Bは、5G/NRサブフレーム内のDLチャネルの例を例示する図230である。図2Cは、5G/NRフレーム構造内の第2のサブフレームの例を例示する図250である。図2Dは、5G/NRサブフレーム内のULチャネルの例を例示する図280である。5G/NRフレーム構造は、サブキャリアの特定のセット(キャリアシステム帯域幅)について、サブキャリアのセット内のサブフレームがDLまたはULのうちのいずれかに専用であるFDDであり得るか、またはサブキャリアの特定のセット(キャリアシステム帯域幅)について、サブキャリアのセット内のサブフレームがDLとULとの両方に専用であるTDDであり得る。図2A、図2Cによって提供される例において、5G/NRフレーム構造は、TDDであると仮定され、サブフレーム4は、スロットフォーマット28(大部分がDL)で構成され、ここで、Dは、DLであり、Uは、ULであり、Xは、DL/UL間での使用のためにフレキシブルであり、サブフレーム3は、スロットフォーマット34(大部分がUL)で構成される。サブフレーム3、4は、それぞれ、スロットフォーマット34、28を用いて示されるが、どの特定のサブフレームも、様々な利用可能なスロットフォーマット0~61のうちの任意のもので構成され得る。スロットフォーマット0、1は、それぞれ、全てDL、ULである。他のスロットフォーマット2~61は、DL、UL、およびフレキシブルシンボルの混合を含む。UEは、受信されたスロットフォーマットインジケータ(SFI:slot format indicator)を通じて(DL制御情報(DCI:DL control information)を通じて動的に、または無線リソース制御(RRC:radio resource control)シグナリングを通じて半静的/静的に)スロットフォーマットで構成される。以下の説明は、TDDである5G/NRフレーム構造にも当てはまることに留意されたい。
[0051] 他のワイヤレス通信技術は、異なるフレーム構造および/または異なるチャネルを有し得る。フレーム(10ms)は、10個の等しいサイズのサブフレーム(1ms)に分割され得る。各サブフレームは、1つまたは複数のタイムスロットを含み得る。サブフレームはまた、ミニスロットを含み得、それらは、7、4、または2つのシンボルを含み得る。各スロットは、スロット構成に応じて、7または14個のシンボルを含み得る。スロット構成0の場合、各スロットは、14個のシンボルを含み得、スロット構成1の場合、各スロットは、7つのシンボルを含み得る。DL上のシンボルは、サイクリックプレフィックス(CP:cyclic prefix)OFDM(CP-OFDM)シンボルであり得る。UL上のシンボルは、CP-OFDMシンボル(高スループットシナリオの場合)または離散フーリエ変換(DFT:discrete Fourier transform)拡散OFDM(DFT-s-OFDM:DFTspread OFDM)シンボル(シングルキャリア周波数分割多元接続(SC-FDMA)シンボルとも呼ばれる)(電力制限シナリオの場合、単一ストリーム送信に制限される)であり得る。サブフレーム内のスロットの数は、スロット構成およびヌメロロジに基づく。スロット構成0の場合、異なるヌメロロジμ0~5は、サブフレーム毎に、それぞれ、1、2、4、8、16、および32個のスロットを許容する。スロット構成1の場合、異なるヌメロロジ0~2は、サブフレーム毎に、それぞれ、2、4、および8つのスロットを許容する。それ故に、スロット構成0およびヌメロロジμの場合、14個のシンボル/スロットおよび2μ個のスロット/サブフレームがある。サブキャリア間隔およびシンボル長/持続時間は、ヌメロロジの関数である。サブキャリア間隔は、2μ*15kKzに等しくあり得、ここで、μは、ヌメロロジ0~5である。そのため、ヌメロロジμ=0は、15kHzのサブキャリア間隔を有し、ヌメロロジμ=5は、480kHzのサブキャリア間隔を有する。シンボル長/持続時間は、サブキャリア間隔に反比例する。図2A~2Dは、スロット毎に14個のシンボルを有するスロット構成0、およびサブフレーム毎に1つのスロットを有するヌメロロジμ=0の例を提供する。サブキャリア間隔は、15kHzであり、シンボル持続時間は、約66.7μsである。
[0052] フレーム構造を表すために、リソースグリッドが使用され得る。各タイムスロットは、12個の連続するサブキャリアを拡張するリソースブロック(RB:resource block)(物理RB(PRB:physical RB)とも呼ばれる)を含む。リソースグリッドは、複数のリソース要素(RE:resource element)に分割される。各REによって搬送されるビットの数は、変調スキームに依存する。
[0053] 図2Aに例示されるように、REのうちのいくつかは、UEのための基準(パイロット)信号(RS:reference signals)を搬送する。RSは、UEにおけるチャネル推定のための復調RS(DM-RS:demodulation RS)(100xがポート番号である1つの特定の構成についてRxとして示されるが、他のDM-RS構成が可能である)とチャネル状態情報基準信号(CSI-RS:channel state information reference signal)とを含み得る。RSはまた、ビーム測定RS(BRS:beam measurement RS)、ビーム調整RS(BRRS:beam refinement RS)、および位相追跡RS(PT-RS:phase tracking RS)を含み得る。
[0054] 図2Bは、フレームのサブフレーム内の様々なDLチャネルの例を例示する。物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH:physical downlink control channel)は、1つまたは複数の制御チャネル要素(CCE:control channel element)内のDCIを搬送し、各CCEは、9つのREグループ(REG:RE group)を含み、各REGは、OFDMシンボル中に4つの連続するREを含む。プライマリ同期信号(PSS:primary synchronization signal)は、フレームの特定のサブフレームのシンボル2内にあり得る。PSSは、サブフレーム/シンボルタイミングおよび物理レイヤアイデンティティを決定するためにUE104によって使用される。セカンダリ同期信号(SSS:secondary synchronization signal)は、フレームの特定のサブフレームのシンボル4内にあり得る。SSSは、物理レイヤセルアイデンティティグループ番号および無線フレームタイミングを決定するためにUEによって使用される。物理レイヤアイデンティティおよび物理レイヤセルアイデンティティグループ番号に基づいて、UEは、物理セル識別子(PCI:physical cell identifier)を決定できる。PCIに基づいて、UEは、前述されたDM-RSのロケーションを決定できる。マスタ情報ブロック(MIB:master information block)を搬送する物理ブロードキャストチャネル(PBCH:physical broadcast channel)は、同期信号(SS:synchronization signal)/PBCHブロックを形成するために、PSSおよびSSSと共に論理的にグループ化され得る。MIBは、システム帯域幅中のRBの数、およびシステムフレーム番号(SFN:system frame number)を提供する。物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH:physical downlink shared channel)は、ページングメッセージ、システム情報ブロック(SIB:system information block)などのPBCHを通じて送信されないブロードキャストシステム情報、およびユーザデータを搬送する。
[0055] 図2Cに例示されるように、REのうちのいくつかは、基地局におけるチャネル推定のためのDM-RS(1つの特定の構成についてRとして示されるが、他のDM-RS構成が可能である)を搬送する。UEは、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH:physical uplink control channel)のためのDM-RSと、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH:physical uplink shared channel)のためのDM-RSとを送信し得る。PUSCH DM-RSは、PUSCHの最初の1つまたは2つのシンボル中で送信され得る。PUCCH DM-RSは、短いPUCCHが送信されるか、または長いPUCCHが送信されるかに応じて、および使用される特定のPUCCHフォーマットに応じて、異なる構成で送信され得る。示されないが、UEは、サウンディング基準信号(SRS:sounding reference signal)を送信し得る。SRSは、UL上での周波数依存スケジューリングを可能にするためのチャネル品質推定のために基地局によって使用され得る。
[0056] 図2Dは、フレームのサブフレーム内の様々なULチャネルの例を例示する。PUCCHは、1つの構成中に示されるようにロケートされ得る。PUCCHは、HARQ ACK/NACKフィードバック、ランクインジケータ(RI:rank indicator)、プリコーディング行列インジケータ(PMI:precoding matrix indicator)、チャネル品質インジケータ(CQI:channel quality indicator)、およびスケジューリング要求などのアップリンク制御情報(UCI:uplink control information)を搬送する。PUSCHは、データを搬送し、加えて、バッファ状態レポート(BSR:buffer status report)、電力ヘッドルームレポート(PHR:power headroom report)、および/またはUCIを搬送するために使用され得る。
[0057] 図3は、アクセスネットワーク中でUE350と通信状態にある基地局310のブロック図である。DLでは、EPC160からのIPパケットが、コントローラ/プロセッサ375に提供され得る。コントローラ/プロセッサ375は、レイヤ3およびレイヤ2の機能を実現する。レイヤ3は、無線リソース制御(RRC:radio resource control)レイヤを含み、レイヤ2は、パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP:packet data convergence protocol)レイヤ、無線リンク制御(RLC:radio link control)レイヤ、および媒体アクセス制御(MAC:medium access control)レイヤを含む。コントローラ/プロセッサ375は、システム情報(例えば、MIB、SIB)のブロードキャスティング、RRC接続制御(例えば、RRC接続ページング、RRC接続確立、RRC接続修正、およびRRC接続解放)、無線アクセス技術(RAT:radio access technology)間モビリティ、およびUE測定レポーティングのための測定構成に関連付けられたRRCレイヤの機能と、ヘッダ圧縮/解凍、セキュリティ(暗号化、暗号解読、インテグリティ保護、インテグリティ検証)、およびハンドオーバサポート機能に関連付けられたPDCPレイヤの機能と、上位レイヤパケットデータユニット(PDU:packet data unit)の転送、ARQを通じた誤り訂正、RLCサービスデータユニット(SDU:service data unit)の連結、セグメント化、およびリアセンブリ、RLCデータPDUの再セグメント化、およびRLCデータPDUの再順序付けに関連付けられたRLCレイヤの機能と、論理チャネルとトランスポートチャネルとの間でのマッピング、トランスポートブロック(TB:transport block)上へのMAC SDUの多重化、TBからのMAC SDUの逆多重化、スケジューリング情報レポーティング、HARQを通じた誤り訂正、優先度処理(priority handling)、および論理チャネル優先順位付けに関連付けられたMACレイヤの機能とを提供する。
[0058] 送信(TX:transmit)プロセッサ316および受信(RX:receive)プロセッサ370は、様々な信号処理機能に関連付けられたレイヤ1の機能を実現する。物理(PHY:physical)レイヤを含むレイヤ1は、トランスポートチャネル上での誤り検出、トランスポートチャネルの前方誤り訂正(FEC:forward error correction)コーディング/復号、インタリービング、レートマッチング、物理チャネル上へのマッピング、物理チャネルの変調/復調、およびMIMOアンテナ処理を含み得る。TXプロセッサ316は、様々な変調スキーム(例えば、2位相偏移変調(BPSK)、4位相偏移変調(QPSK)、M位相偏移変調(M-PSK)、M値直交振幅変調(M-QAM))に基づいて信号コンステレーションにマッピングすることを処理する。コーディングおよび変調されたシンボルは次いで、並列ストリームに分けられ得る。各ストリームは次いで、OFDMサブキャリアにマッピングされ、時間および/または周波数ドメイン中で基準信号(例えば、パイロット)と多重化され、次いで、逆高速フーリエ変換(IFFT:Inverse Fast Fourier Transform)を使用して共に組み合わされて、時間ドメインOFDMシンボルストリームを搬送する物理チャネルが生成され得る。OFDMストリームは、複数の空間ストリームを生成するために空間的にプリコーディングされる。チャネル推定器374からのチャネル推定値は、コーディングおよび変調スキームを決定するために、並びに空間処理のために使用され得る。チャネル推定値は、UE350によって送信されたチャネル条件フィードバックおよび/または基準信号から導出され得る。各空間ストリームは次いで、別個の送信機318TXを介して異なるアンテナ320に提供され得る。各送信機318TXは、送信用のそれぞれの空間ストリームを用いてRFキャリアを変調し得る。
[0059] UE350において、各受信機354RXは、そのそれぞれのアンテナ352を通じて信号を受信する。各受信機354RXは、RFキャリア上に変調された情報を復元し、受信(RX)プロセッサ356にその情報を提供する。TXプロセッサ368およびRXプロセッサ356は、様々な信号処理機能に関連付けられたレイヤ1の機能を実現する。RXプロセッサ356は、UE350に宛てられた任意の空間ストリームを復元するために、情報に対して空間処理を実行し得る。複数の空間ストリームがUE350に宛てられる場合、それらは、RXプロセッサ356によって単一のOFDMシンボルストリームに組み合わされ得る。RXプロセッサ356は次いで、高速フーリエ変換(FFT:Fast Fourier Transform)を使用して、時間ドメインから周波数ドメインにOFDMシンボルストリームを変換する。周波数ドメイン信号は、OFDM信号の各サブキャリアについて別個のOFDMシンボルストリームを備える。各サブキャリア上のシンボル、および基準信号は、基地局310によって送信された最も可能性の高い信号コンステレーションポイントを決定することによって復元および復調される。これら軟判定は、チャネル推定器358によって計算されたチャネル推定値に基づき得る。軟判定は次いで、物理チャネル上で基地局310によって当初送信されたデータおよび制御信号を復元するために、復号およびデインターリーブされる。データおよび制御信号は次いで、レイヤ3およびレイヤ2の機能を実現するコントローラ/プロセッサ359に提供される。
[0060] コントローラ/プロセッサ359は、プログラムコードおよびデータを記憶するメモリ360に関連付けられることができる。メモリ360は、コンピュータ可読媒体と呼ばれ得る。ULにおいて、コントローラ/プロセッサ359は、EPC160からのIPパケットを復元するために、トランスポートチャネルと論理チャネルとの間での逆多重化、パケットのリアセンブリ、暗号解読、ヘッダ解凍、および制御信号処理を提供する。コントローラ/プロセッサ359はまた、HARQ動作をサポートするために、ACKおよび/またはNACKプロトコルを使用する誤り検出を担う。
[0061] 基地局310によるDL送信に関連して説明された機能と同様に、コントローラ/プロセッサ359は、システム情報(例えば、MIB、SIB)獲得、RRC接続、および測定レポーティングに関連付けられたRRCレイヤの機能と、ヘッダ圧縮/解凍、およびセキュリティ(暗号化、暗号解読、インテグリティ保護、インテグリティ検証)に関連付けられたPDCPレイヤの機能と、上位レイヤPDUの転送、ARQを通じた誤り訂正、RLC SDUの連結、セグメント化、およびリアセンブリ、RLCデータPDUの再セグメント化、およびRLCデータPDUの再順序付けに関連付けられたRLCレイヤの機能と、論理チャネルとトランスポートチャネルとの間でのマッピング、TB上へのMAC SDUの多重化、TBからのMAC SDUの逆多重化、スケジューリング情報レポーティング、HARQを通じた誤り訂正、優先度処理、および論理チャネル優先順位付けに関連付けられたMACレイヤの機能とを提供する。
[0062] 基地局310によって送信されたフィードバックまたは基準信号からチャネル推定器358によって導出されたチャネル推定値は、適切なコーディングおよび変調スキームを選択することと、空間処理を容易にすることとを行うために、TXプロセッサ368によって使用され得る。TXプロセッサ368によって生成された空間ストリームは、別個の送信機354TXを介して異なるアンテナ352に提供され得る。各送信機354TXは、送信用のそれぞれの空間ストリームを用いてRFキャリアを変調し得る。
[0063] UL送信は、UE350における受信機機能に関連して説明されたのと同様の方法で基地局310において処理される。各受信機318RXは、そのそれぞれのアンテナ320を通じて信号を受信する。各受信機318RXは、RFキャリア上に変調された情報を復元し、RXプロセッサ370にその情報を提供する。
[0064] コントローラ/プロセッサ375は、プログラムコードおよびデータを記憶するメモリ376に関連付けられることができる。メモリ376は、コンピュータ可読媒体と呼ばれ得る。ULにおいて、コントローラ/プロセッサ375は、UE350からのIPパケットを復元するために、トランスポートチャネルと論理チャネルとの間での逆多重化、パケットのリアセンブリ、暗号解読、ヘッダ解凍、制御信号処理を提供する。コントローラ/プロセッサ375からのIPパケットは、EPC160に提供され得る。コントローラ/プロセッサ375はまた、HARQ動作をサポートするために、ACKおよび/またはNACKプロトコルを使用する誤り検出を担う。
[0065] 図4は、UE404と通信状態にある基地局402を例示する図400である。図4を参照すると、基地局402は、方向402a、402b、402c、402d、402e、402f、402g、402hのうちの1つ以上において、UE404にビームフォーミングされた信号を送信し得る。UE404は、1つ以上の受信方向404a、404b、404c、404dにおいて、基地局402からビームフォーミングされた信号を受信し得る。UE404はまた、方向404a~404dのうちの1つ以上において、基地局402にビームフォーミングされた信号を送信し得る。基地局402は、受信方向402a~402hのうちの1つ以上において、UE404からビームフォーミングされた信号を受信し得る。基地局402/UE404は、基地局402/UE404の各々についての最良の受信および送信方向を決定するために、ビームトレーニングを行い得る。基地局402についての送信方向および受信方向は、同じであることも、同じでないこともある。UE404についての送信方向および受信方向は、同じであることも、同じでないこともある。
[0066] DRXモードでは、UEが、図21Aに例示されるように、DRXサイクル2106を使用し得る。DRXサイクルは、UEがスリープモードに、または基地局からの通信を検出することなく無線周波数(RF:radio frequency)機能をシャットダウンすることによってUEが電力消費を低減する低減電力モードに入るスリープ部分2104が後続するページング機会(PO:Paging Occasion)2102を含み得る。DRXサイクルの終わりに、UEは、次のPOのためにウェイクアップし得る。eDRXモードにおいて、UEは、図21Bに例示されるように、UEが複数のDRXサイクル2106にわたってスリープモードに留まるeDRXサイクル2108を採用し得る。UEは、ページング送信ウィンドウ(PTW:paging transmission window)2112内のPO2102中にページングについてリッスンし得、ページングが受信されない場合、UEは、UEが複数のPOのためにウェイクアップしない拡張スリープ2110に入り得る。
[0067] 図5は、モビリティ管理エンティティ506(MME)と基地局502とUE504との間の通信の例を例示する図である。UEがRRC_CONNECTED状態にある場合、UEは、基地局内のセルレベルで知られ、基地局は、UE情報を記憶している。UEがRRC_IDLE状態にある場合、UEは、基地局内のセルレベルで未知である。基地局の代わりに、MMEが、UE情報を記憶する。UEに追加の電力節約を提供するWUSモードは、ネットワークによって有効/無効にされ得る。DRXにおいて、基地局は、単一のDRXサイクル中でPOを監視するかどうかをUE504に通知するために、UE504にWUSを送信し得る。eDRXでは、UE504の観点から、デフォルトUE構成が、WUSモードとPOとの間での1対1マッピングに基づき得る。PO毎に、PO中にページングがあるとき、UEに送信されるWUSがあるであろう。WUSは、WUSの最大長の終わりと関連するPOとの間の時間間隔またはギャップを伴って、関連するPOの前に、UE504に送られるであろう。PO中にUEのためのページングがない場合、WUSは、UEに送信されないであろう。このことから、UEはまず、WUSを検出することを試み得る。UEがWUSを検出した場合、UEは、基地局からの更なる通信についてリッスンするために、PO中にアウェイク(awake)のままであり得る。そうでない場合、UEは、PO中に検出するプロセスをスキップし、スリープモードに戻るであろう。WUSモードを使用することによって、UEは、電力を節約し得る。eDRXにおける追加のWUS構成は、WUSモードとPOとの間での1対Nマッピングを含み得る。例えば、1つのWUSは、N個のPO毎に1回だけUEに送信され得る。UEがWUSを検出しないとき、UEは、次のWUS送信のための時間までN個のPOのためにスリープに戻り得る。UEがWUSを検出するとき、UEは、基地局からのページングを検出するために、後続のN個のPO(1つ以上)を監視し得る。このように、UEは、1対1WUS構成で提供される電力節約を超えて追加の電力を節約し得る。eDRXのためのWUS設計および構成は、UEページング応答時間要件を満たすように、ネットワークがeDRXサイクルにわたってPTW内でUEに到達することを可能にするように構成され得る。
[0068] NB-IoTまたはeMTCでは、例えば、WUSモードのために構成されたUEが、RRM測定をM個の数のDRXサイクル毎に1回に緩和し得る。これは、少なくとも低モビリティUEに有用であり得る。通常のRRM測定の場合、UE504は、DRXサイクル毎にRRM測定を行うように構成され得る。UEの電力を節約するRRM測定緩和は、ネットワークによって有効/無効にされ得る。WUSは、緩和されたRRM測定が無効にされるときに、ネットワークによって依然として有効にされ得る。これは、ランダムアクセスプロシージャ/電力制御/CEレベル選択の変更も、ランダムアクセスプロシージャに関連する要件の緩和も暗示しないことがある。WUSは、M個の数のDRXサイクルにわたって基地局と同期しないことから生じるタイミングおよび/または周波数オフセットまでの同期を提供し得る。例えば、緩和されたRRM測定構成はまた、eDRXモードに適用され得る。各PTW内で、UEは、M個のDRXサイクル毎に単一のRRM測定のみを行い得る。少なくともある値の持続時間またはM個のDRXサイクル(M>1)にわたる同期を可能にするWUS構成があり得る。RRM測定が緩和されることになるDRXサイクルの数Mは、固定され得るか、構成可能であり得るか、またはDRXサイクルに依存し得る。例えば、UEが同期のためにWUSを使用し、サービングセル測定をスキップし得る連続するDRXサイクルの最大数は、固定され得るか、構成可能であり得るか、またはDRXサイクルに依存し得る。Mは、連続するDRXサイクルの最大数以下であり得る。
[0069] eMTCでは、新しい周期的同期信号が、WUS構成で構成されたUEに関連して使用され得る。新しい周期的同期信号は、構成可能(オフ/オン構成を含む)であり得る。同期信号は、追加の同期信号がPOのサブセットについてのWUS関連情報を提供できるか、またはPOのグループについてのWUS関連情報を提供できるかを示し得る。追加の同期信号がWUS関連情報を提供するとき、別個に構成され得る追加のWUS/DTX信号があり得る。追加の同期信号がWUS関連情報を提供しないとき、追加のWUS/DTX信号があり得る。例えば、システム情報変更通知があり得る。同様に、そのような新しい同期信号は、(例えば、PSM状態を出た後に同期する必要があるUEによって)非WUS目的のために使用され得る。例えば、新しい同期信号は、NB-IoT WUSシーケンスを再使用できるか、または異なるシーケンスに基づき得る。
[0070] 図5は、DRXモードおよびeDRXモードのためのコアネットワークコンポーネントと基地局502とUE504との間の通信のための実例的な構成500を例示する。DRXモードは、RATによって異なり得る。例として、UEのためのNB-IoT DRXモードは、UEのためのMTC DRXモードとは異なり得る。DRXモードは、NB-IoTについてはセル固有であり得るが、MTCについてはUE固有であり得る。MME506などのコアネットワークエンティティは、各UE504についてのDRXサイクルを決定し得る。MMEは、例えば、NASシグナリングを介して、UEにDRXサイクル構成を通知し得る。MMEはまた、例えば、基地局502とコアネットワーク(CN:Core Network)との間のインターフェースであるS1インターフェースを介して、基地局502にUEのためのDRXサイクルを通知し得る。デフォルトDRXサイクルは、基地局によって構成され、システム情報(SI:System Information)、例えば、システム情報ブロック2(SIB2:System Information Block 2)中でブロードキャストされ得る。
[0071] DRXとは対照的に、eDRXは、NB-IoT UEとeMTC UEとの両方についてUE固有であり得る。MMEは、UE504がページング応答時間要件を満たすことができることを保証するために、eDRXサイクルを決定し得る。MMEは、例えば、NASシグナリングを介して、UEにeDRXサイクル構成を通知し得る。MMEはまた、UE毎に、S1インターフェースを介して基地局502にeDRXサイクル構成を通知し得る。PTWは、図21に例示されるように、eDRXモードにあるUE504がPO中に通信を探索する時間ウィンドウである。PTWはまた、UE固有であり得る。MMEは、PTW長を設定し得る。MMEは、例えば、NASシグナリングを介して、UEにPTWサイクル構成を通知し得る。MMEは、例えば、S1インターフェースを介して、基地局502にUEのための選択されたPTWを示し得る。
[0072] DRXおよびeDRXのための異なるWUS構成をサポートする際に問題があり得る。eDRXにおいて1対Nマッピングを構成すること、およびUEに構成を示す際に問題があり得る。更に、WUSに関連するパラメータは、DRXとeDRXとで異なり得る。DRXモードまたはeDRXモードにあるUE504が新しいセルに移動するとき、追加の問題が生じ得る。RRM測定の精度を保証するために、UE504の追加の構成が必要であり得る。
[0073] 図6は、DRXおよびeDRXのための異なるWUS構成をサポートするための実例的な解決策600を例示するフロー図である。図6において、基地局602(例えば、基地局102、180、310、402、502、1202、1502、装置902)は、UE604(例えば、104、350、404、504、904、装置1204、1504)がそれぞれ603または613においてDRXモードまたはeDRXモードのうちの1つにあるというインジケーションをコアネットワークエンティティ(CNE:core network entity)601、例えば、モビリティ管理エンティティ(MME:mobility management entity)から受信し得る。基地局602は、605において、DRXモードに対応するUE604のためのWUSモードを構成し得るか、または615において、eDRXモードに対応するUE604のためのWUSモードを構成し得る。UE604は、それぞれ609または619において、DRXモードまたはeDRXモードのうちの1つのためのWUS構成のパラメータ、例えば、セル固有パラメータを基地局602から受信し得る。UE604は、基地局602からの受信された構成に基づいて、POまたはいくつかのPOより前にWUSを検出し得る。UE604は、それぞれ609または619において、DRXモードまたはeDRXモードのうちの1つのためのWUS構成のパラメータ、例えば、UE固有パラメータをMME601から受信し得る。UE604は、MME601からの受信された構成に基づいて、POまたはいくつかのPOより前にWUSを検出し得る。
[0074] このことから、WUSは、UE604のための基地局602によって構成され得る。例えば、WUSは、UE604へのブロードキャストシグナリングを介して基地局602によって有効/無効にされ得る。WUSが有効にされている場合、WUS能力を有するUE604は、WUSモードにあると見なされ得る。基地局602は、WUSが有効にされるとき、DRX/eDRXのための異なるWUS構成をサポートし得る。最大WUS持続時間は、セルカバレッジに依存し、例えば、NPDCCH/MPDCCHの最大反復数によってスケーリングされる。それは、例えば、SIB中で、基地局によってブロードキャストされる。WUS送信の開始位置、並びに最大WUS持続時間と関連するPOとの間のギャップは、基地局によって構成される。WUS最大持続時間と関連するPOとの間のギャップについては、それは、WUSとPOとの間のUE処理時間の最小要件を満たす必要がある。DRXおよびeDRXのための処理時間は異なる可能性があるので、DRXのための短いギャップおよび長いギャップeDRXが基地局によって構成され得る。MMEは、UE能力の情報を収集し、UE毎に必要とされるギャップのインジケーションを基地局に提供し得る。基地局側において、DRXのための時間ギャップは、DRXモードにあるUEのための最大必要時間ギャップよりも少なくとも大きくなるように選択され得る。eDRXのためのギャップは、eDRXモードにあるUEの最大要求ギャップよりも少なくとも大きくなるように選択され得る。
[0075] 例えば、基地局602は、603において、UE604がDRXモードにあるというインジケーションをCNE601から受信し得る。基地局602は、606において、UEのための各ページング機会のためにWUSを含むようにWUSモードを構成し得る。基地局602は、WUSとPOとの間での1対1マッピングを適用し得る。基地局602は、608において、UE604のためのDRXサイクルと、UEのためのDRXサイクル毎に関連するページング機会を有するWUSとを構成し得る。基地局602は、609において、UEにWUSをブロードキャストし得る。UE604は、610において、基地局からDRXサイクル構成を受信し得る。WUSは、UE604のためのDRXサイクル毎に関連するページング機会を有し得る。
[0076] NB-IoT UEの場合、基地局602によって構成されるDRXサイクルは、セル固有であり得る。UEは、関連するページング機会において各構成されたDRXサイクルにわたってWUSを受信するように構成され得る。例として、時間的なDRXサイクル長は、NB-IoTの場合、1.28秒、2.56秒、5.12秒、または10.24秒であり得る。NB-IoT DRXの場合、基地局602は、セルカバレッジに属するUEの最小DRXサイクルをセル固有のDRXとして選び得る。UE604は、WUSが、関連するページング機会において各構成されたDRXサイクルにわたって送信されることになると仮定し得る。
[0077] MTC UEの場合、DRXサイクルは、MTC UEに固有であり得、UEは、関連するページング機会において各構成されたDRXサイクルにわたってWUSを受信するように構成される。例として、時間的なDRXサイクル長は、MTCの場合、0.32秒、0.64秒、1.28秒、2.56秒、5.12秒、等であり得る。UE604は、WUSが、関連するページング機会において各構成されたDRXサイクルにわたって送信されることになると仮定し得る。
[0078] 別の例として、基地局602は、613において、UE604がeDRXモードにあるというインジケーションをCNE601から受信し得る。基地局602は、616において、UE604のための複数のページング機会のために単一のWUSを含むようにWUSモードを構成し得る。基地局602は、WUSとPOとの間での1対Nマッピングを可能にし得、ここで、Nは、複数のページング機会の数である。
[0079] 例えば、単一のWUSに対応する複数のページング機会の数は、セル固有であり得る。複数のページング機会の数、例えば、Nは、617に例示されるように、基地局602によって決定され得る。複数のページング機会の数Nは、システム情報ブロック(SIB)中でUE604にブロードキャストされ得る。複数のページング機会の構成された数はまた、基地局によってCNE601に示され得る。例えば、eDRXサイクルは、NB-IoT UEの場合、20.48秒、40.96秒、...、または3時間であり得、MTCの場合、10.24秒、20.48秒、...、44分であり得る。UE604は、614において、システム情報ブロック(SIB)のブロードキャスト中で複数のページング機会の数のインジケーションを受信し得る。このように、複数のページング機会の構成されたセル固有の数は、UEがより多くの利得を達成するのを助けるために、単純な値として設定され得る。UEへのインジケーションもまた、単純であり得る。
[0080] WUSは、PTW内のN個のPO毎に第1のPOの前に送られ得る。UEがWUSを見出さない場合、UEは、N個のPOを監視することをスキップする。これは、UEがスリープモードでより多くの時間を費やすことを可能にし、より大きな電力節約を提供する。そうでない場合、UEは、N個のPO持続時間内の可能なページングについて各POを監視する。WUSとN個の関連するPOのうちの第1のPOとの間のギャップは、基地局によって構成され得る。eDRXのためのギャップはDRXモードのギャップよりも大きい可能性があるので、UEは、PTW内のN個のDRXサイクル毎にWUSを探索するために早期にウェイクアップし得る。UEがWUSを検出した場合、UEは、ページング検出について監視することに進み得る。代替として、基地局は、PTW中の第1のWUSのためのより長いギャップと、PTW中の残りのWUSのためのより短いギャップとを構成し得る。この例において、UEは、第1のWUSを検出するために早期にウェイクアップし得るが、PTW中の残りのWUSのためにはしない。UEは、WUSの第1の検出とPTWとの間の時間中に基地局からの通信について監視し得る。
[0081] 基地局は、1対N DRXマッピングがeDRXモードのために構成されるとき、PTW中の最後のN個のDRXサイクルの持続時間中にWUSを検出せずとも直接ページングを検出することを試みるようにUEを構成し得る。UEは、最後のN個のPOのうちの少なくとも1つ、例えば、最後のPOを選択し得るか、またはPTWの終わりに近いN個のPOのうちの1つをランダムに選び得る。WUSを検出せずともページングについて監視することは、例えば、関連するN個のPOのための最後のWUSとPTWの終わりとの間にページングメッセージが到着する場合に生じ得る、UEのページングの見逃しを回避するのに役立つことができる。
[0082] 構成されたセル固有のN個のDRXサイクル、および/またはeDRXモードのためのギャップは、基地局のカバレッジ内のUEのための潜在的なページングレイテンシをネットワークに知らせるために、基地局からMMEに示され得る。
[0083] 別の例として、単一のWUSに対応する複数のページング機会の数は、UE固有であり得る。単一のWUSに対応する複数のページング機会の数は、UE604のページング応答時間要件に基づき得る。
[0084] 例えば、複数のページング機会の数は、625において、UE応答時間要件に基づいてCNE601によって構成され得る。より大きいページング応答時間を有するUEの場合、複数のページング機会の数Nは、より大きい値に設定され得る。有利なことに、UEは、より多くの電力を節約し、依然としてこのようにページングに追いつき得る。より小さいページング応答時間を有するUEの場合、複数のページング機会の数Nは、より小さい値に設定され得る。複数のページング機会の数は、627に例示されるように、S1インターフェースを介して基地局602に示され得る。CNE601は、S1インターフェースを介して、eDRX構成およびPTWと共に、UE固有のNを基地局602に通知し得る。CNE601はまた、例えば、NASシグナリングを介して、DRXサイクルの構成された数をUEに通知する。別の例で、基地局602、CNE601、およびUEは、628に例示されるように、事前定義されたルックアップテーブルに基づいて、複数のページング機会の数を決定し得る。ルックアップテーブルは、PTW持続時間、DRXサイクル持続時間、および/またはeDRXサイクル持続時間のうちの少なくとも1つに基づき得る。PTWは、UE固有であり得る。例えば、PTWは、MTC UEの場合、1.28秒、...、20.48秒であり得、NB-IoT UEの場合、2.56秒、...、40.96秒であり得る。図7Aおよび7Bは、NB-IoTまたはeMTCのためのいくつかの実例的なPTW長を例示する。例えば、CNE601および基地局602は、PTW持続時間、DRXサイクル長、および/またはeDRXサイクル長の事前定義されたルックアップテーブルに基づいて、複数のページング機会の数を算出し得る。別の例で、複数のページング機会の数は、事前定義されたルックアップテーブルに基づいて、CNE601、基地局602、またはUE604によって知られ得る。UE604は、629に例示されるように、例えば、NASシグナリングを介してCNE601から、または、例えば、SIBを介して基地局から、事前定義されたルックアップテーブルに基づいて複数のページング機会の数のインジケーションを受信し得る。
[0085] 図7Aおよび7Bは、それぞれNB-IoT UEおよびeMTC UEのためのPTW長およびDRX/eDRXサイクル長毎のPOの数を提供する実例的なルックアップテーブルを例示する。図7Aおよび7Bは、PTW持続時間とDRXサイクル長との間の関係を例示する。図7Aに示されるように、NB-IoT UEの場合、異なるPTW持続時間および異なるDRXサイクルがあり得る。Tmaxは、UEが同期のためにWUSを使用し、サービングセル測定をスキップし得る、連続するDRXサイクルの最大数の時間的な長さに対応し得る。Tmaxは、例えば、要求される応答時間レイテンシに基づいて構成され得るか、または、例えば、最大DRXサイクルとして事前定義され得る。N*DRXサイクル長の最大持続時間が値Tmaxよりも小さい必要がある場合、Nの値は、N=Tmax/DRXサイクル長として算出され得る。例えば、PTWが約40.96秒であり、DRXサイクルが約5.12秒であるとき、DRXサイクルの対応する数は8であり、Tmax=10.24の場合、複数のページング機会の数Nは2であり得る。PTW内で必要とされるWUSの数は、WUSの数=PTW長/Tmaxとして算出され得る。代替として、Tmaxは、暗示的に示され、例えば、eDRXサイクルによってスケーリングされ得る。ページング応答時間についてのより低い要件は、より長いeDRXサイクルに対応し得るので、Nは、DRXサイクル、PTW、およびeDRXサイクルの関数であり得る。図7Aおよび7Bは、複数のページング機会の数とUEのパラメータとの間の関係を例示することのみを目的としている。値は、図7Aおよび7Bの例における値とは異なり得る。
[0086] 図8は、ワイヤレス通信の方法のフローチャート800である。方法は、CNE、例えば、MME、およびUE(例えば、UE104、350、404、504、904、装置1204、1504)と通信する基地局(例えば、基地局102、180、310、402、502、602、1202、1502、装置902)によって行われ得る。ワイヤレス通信は、本明細書で説明されるように、5G NR通信を備え得る。ワイヤレス通信は、NB-IoT通信および/またはeMTC通信を備え得る。オプションの態様は、破線を用いて例示される。
[0087] UEがRRC_CONNECTED状態にある場合、基地局は、UEの情報を記憶し得、例えば、UEは、セルに知られ得る。UEがRRC_IDLE状態にある場合、UEは、基地局内のセルレベルで知られていないことがある。MMEは、基地局の代わりにUE情報を記憶し得る。UEの電力を節約するWUSモードは、ネットワークによって有効/無効にされ得る。WUSモードを使用することによって、UEは、電力を節約し、通信信頼性を増大させ得る。方法は、例えば、DRXおよびeDRXのための異なるWUS構成をサポートする際の問題に対する解決策を提供する。
[0088] 802において、基地局は、UEがDRXモードまたはeDRXモードのうちの1つにあるというインジケーションをネットワークエンティティ、例えば、CNEから受信する。CNEは、MMEを備え得る。例として、基地局は、UEがDRXモードにあるというインジケーションをCNEから受信し得る。例えば、図6は、インジケーション603の例を例示する。別の例として、基地局は、UEがeDRXモードにあるというインジケーションをCNE601から受信し得る。例えば、図6は、インジケーション613の例を例示する。
[0089] 804において、基地局は、UE604のためのWUSモードを構成し、ここで、WUSモードは、UEのためのDRXモードまたはeDRXモードに対応する。WUSモードは、DRXとeDRXとで異なり得る。例えば、図6の参照に戻ると、基地局602は、605において、DRXモードに対応するUE604のためのWUSモードを構成し得るか、または615において、eDRXモードに対応するUE604のためのWUSモードを構成し得る。基地局は、UEのための各POのためにWUSを含むようにWUSモードを構成し得る。基地局602は、606において、UEのための各ページング機会のためにWUSを含むようにWUSモードを構成し得る。基地局602は、WUSとPOとの間での1対1マッピングを適用し得る。806において、基地局はまた、UE806のためのDRXサイクルを構成し得る。例えば、NB-IoT UEの場合、基地局は、セル固有であるようにDRXサイクルを構成し得る。UEは、関連するPOにおいて各構成されたDRXサイクルにわたってWUSを受信するように構成され得る。別の例で、MTC UEの場合、DRXサイクルは、MTC UEに固有であり得、UEは、関連するページング機会において各構成されたDRXサイクルにわたってWUSを受信するように構成される。例えば、図6の参照に戻ると、基地局602は、608において、UE604のためのDRXサイクルと、UEのためのDRXサイクル毎に関連するページング機会を有するWUSとを構成し得る。
[0090] 810において、セル固有の複数のページング機会の数Nは、基地局810によって決定され得る。例えば、図6の参照に戻ると、基地局は、UEのための複数のページング機会のために単一のWUSを含むようにWUSモードを構成し得る。基地局は、WUSとPOとの間の1対Nマッピングを可能にし得、ここで、Nは、図6における616に関連して説明されたように、複数のページング機会の数である。例として、単一のWUSに対応するN個の複数のページング機会の数は、セル固有であり得る。複数のページング機会の数、例えば、Nは、617に例示されるように、基地局602によって決定され得る。
[0091] 812において、複数のページング機会の数は、システム情報、例えば、SIB中でUEにブロードキャストされ得る。例えば、図6の参照に戻ると、複数のページング機会の数Nは、SIB中でUE604にブロードキャストされ得る。複数のページング機会の構成された数はまた、基地局によってCNE601に示され得る。例えば、eDRXサイクルは、NB-IoT UEの場合、20.48秒、40.96秒、...、または3時間であり得、MTCの場合、10.24秒、20.48秒、...、44分であり得る。UE604は、614において、システム情報ブロック(SIB)のブロードキャスト中で複数のページング機会の数のインジケーションを受信し得る。このように、複数のページング機会の構成されたセル固有の数は、UEがより多くの利得を達成するのを助けるために、単純な値として設定され得る。UEへのインジケーションもまた、単純であり得る。
[0092] 814において、複数のページング機会の構成された数Nはまた、基地局によってCNEに示され得る。例えば、図6は、618において、コアネットワークにセル固有のNを示す基地局602を例示する。このように、複数のページング機会の構成されたセル固有の数は、UEがより多くの利得を達成するのを助けるために、単純な値として設定され得る。UEへのインジケーションもまた、単純であり得る。
[0093] 816において、基地局は、複数のページング機会のUE固有の数のインジケーションをCNEから受信し得る。例えば、図6の参照に戻ると、単一のWUSに対応する複数のページング機会の数は、UE固有であり得る。単一のWUSに対応する複数のページング機会の数は、UE604のページング応答時間要件に基づき得る。例えば、複数のページング機会の数は、625において、UE応答時間要件に基づいてCNE601によって構成され得る。より大きいページング応答時間を有するUEの場合、複数のページング機会の数Nは、より大きい値に設定され得る。有利なことに、UEは、より多くの電力を節約し、依然としてこのようにページングに追いつき得る。より小さいページング応答時間を有するUEの場合、複数のページング機会の数Nは、より小さい値に設定され得る。複数のページング機会の数は、627に例示されるように、S1インターフェースを介して基地局602に示され得る。CNE601は、S1インターフェースを介して、eDRX構成およびPTWと共に、UE固有のNを基地局602に通知し得る。CNE601はまた、例えば、NASシグナリングを介して、DRXサイクルの構成された数をUEに通知する。
[0094] 818において、基地局は、事前定義されたルックアップテーブルに基づいて、複数のページング機会のUE固有の数を決定し得る。例えば、図6の参照に戻ると、基地局602、CNE601、およびUEは、628に例示されるように、事前定義されたルックアップテーブルに基づいて、複数のページング機会の数を決定し得る。ルックアップテーブルは、PTW持続時間、DRXサイクル持続時間、および/またはeDRXサイクル持続時間のうちの少なくとも1つに基づき得る。図7Aおよび7Bは、実例的なルックアップテーブルを例示する。PTWは、UE固有であり得る。例えば、PTWは、MTC UEの場合、1.28秒、...、20.48秒であり得、NB-IoT UEの場合、2.56秒、...、40.96秒であり得る。例えば、CNE601および基地局602は、PTW持続時間、DRXサイクル長、および/またはeDRXサイクル長の事前定義されたルックアップテーブルに基づいて、複数のページング機会の数を算出し得る。別の例で、複数のページング機会の数は、事前定義されたルックアップテーブルに基づいて、CNE601、基地局602、またはUE604によって知られ得る。UE604は、629に例示されるように、例えば、NASシグナリングを介してCNE601から、または、例えば、SIBを介して基地局から、事前定義されたルックアップテーブルに基づいて複数のページング機会の数のインジケーションを受信し得る。
[0095] 図9は、例証的な装置902中の異なる手段/コンポーネント間でのデータフローを例示する概念的なデータフロー図900である。装置902は、UE904(例えば、UE104、350、404、504、装置1204、1504)と通信する基地局902(例えば、基地局102、180、310、402、502、602、1202、1502)であり得る。ワイヤレス通信は、本明細書で説明されるように、NB-IoTおよび/またはeMTCを含む5G NR通信を備え得る。装置902は、ネットワーク(例えば、コアネットワーク)並びにUEから通信を受信するように構成された受信コンポーネント950を含む。例えば、受信コンポーネントは、例えば、図8における802に関連して説明されたように、UE904がDRXモードまたはeDRXモードのうちの1つにあるというインジケーションをコアネットワークエンティティ962から受信するように構成され得る。装置はまた、UEおよびネットワークに通信を送信するように構成された送信コンポーネント906を含む。装置902は、UE904のためのウェイクアップ信号(WUS)モードを構成するためのWUSコンポーネント910を含み、WUSモードは、例えば、図8における804に関連して説明されたように、コアネットワークエンティティから受信されたUEのためのDRXモードまたはeDRXモードのインジケーションに対応する。
[0096] 装置902は、UE904のためのDRXサイクルと、UE904のためのDRXサイクル毎に関連するページング機会を有するWUSとを構成するためのDRXコンポーネント908を含み得る。例えば、装置902は、UE904がDRXモードにあるというインジケーションをCNE962から受信し得る。装置902は、DRXコンポーネント908において、WUSとPOとの間での1対1マッピングを適用し得る。NB-IoT UEの場合、DRXコンポーネントは、セル固有のDRXサイクルを構成し得る。MTC UEの場合、DRXサイクルは、MTC UEに固有であり得、UEは、関連するページング機会において各構成されたDRXサイクルにわたってWUSを受信するように構成される。
[0097] 装置902は、eDRXコンポーネント912を含み得る。装置902は、UE904がeDRXモードにあるというインジケーションをCNE962から受信し得る。装置902は、コンポーネント912において、UE904のための複数のページング機会のために単一のWUSを含むようにWUSモードを構成し得る。装置902は、WUSとPOとの間での1対Nマッピングを可能にし得、ここで、Nは、複数のページング機会の数である。
[0098] 装置902は、決定コンポーネント914を含み得る。例えば、単一のWUSに対応する複数のページング機会の数は、セル固有であり得る。複数のページング機会の数は、コンポーネント914において装置902によって決定され得る。別の例で、単一のWUSに対応する複数のページング機会の数は、UE固有であり得る。単一のWUSに対応する複数のページング機会の数は、UE904のページング応答時間要件に基づき得る。例えば、複数のページング機会の数Nは、UE応答時間要件に基づいてCNE962によって構成され得る。複数のページング機会の数は、S1インターフェースを介して装置902に示され得る。CNE962は、S1インターフェースを介してeDRXおよびPTWと共にUE固有のNを基地局902に通知し得る。別の例で、装置902は、事前定義されたルックアップテーブルに基づいて、複数のページング機会の数を決定し得る。ルックアップテーブルは、PTW持続時間、DRXサイクル持続時間、および/またはeDRXサイクル持続時間のうちの少なくとも1つに基づき得る。PTWは、UE固有である。例えば、CNE601および装置902は、PTW持続時間、DRXサイクル、および/またはeDRXサイクルの事前定義されたルックアップテーブルに基づいて、複数のページング機会の数を算出し得る。
[0099] 装置902は、送信コンポーネント906を含む。装置902は、UE904にWUSをブロードキャストし得る。UE904は、装置902からDRXサイクル構成を受信し得る。WUSは、UE904のためのDRXサイクル毎に関連するページング機会を有し得る。別の例で、複数のページング機会の数は、SIB中でUE904にブロードキャストされ得る。複数のページング機会の構成された数はまた、CNE962に示され得る。UE904は、SIBのブロードキャスト中で複数のページング機会の数のインジケーションを受信し得る。
[00100] 装置は、図6および8の前述されたフローチャート中のアルゴリズムのブロックの各々を行う追加のコンポーネントを含み得る。そのため、図6および8の前述されたフローチャート中の各ブロックは、コンポーネントによって行われ得、装置は、それらコンポーネントのうちの1つまたは複数を含み得る。コンポーネントは、記載されたプロセス/アルゴリズムを行うように特に構成された1つまたは複数のハードウェアコンポーネントであり得るか、記載されたプロセス/アルゴリズムを行うように構成されたプロセッサによって実現され得るか、プロセッサによる実現形態のためにコンピュータ可読媒体内に記憶され得るか、またはそれらの何らかの組み合わせであり得る。
[00101] 図10は、処理システム1014を採用する装置902’のためのハードウェア実現形態の例を例示する図1000である。処理システム1014は、一般にバス1024によって表されるバスアーキテクチャを用いて実現され得る。バス1024は、処理システム1014の特定のアプリケーションおよび全体的な設計制約に応じて、任意の数の相互接続バスおよびブリッジを含み得る。バス1024は、プロセッサ1004、コンポーネント950、906、908、910、912、914、950、およびコンピュータ可読媒体/メモリ1006によって表される、1つまたは複数のプロセッサおよび/またはハードウェアコンポーネントを含む様々な回路を共にリンクする。バス1024はまた、タイミングソース、周辺機器、電圧レギュレータ、および電力管理回路などの様々な他の回路をリンクし得るが、それらは、当該技術において良く知られており、従って、これ以上説明されない。
[00102] 処理システム1014は、トランシーバ1010に結合され得る。トランシーバ1010は、1つまたは複数のアンテナ1020に結合される。トランシーバ1010は、送信媒体を通して様々な他の装置と通信するための手段を提供する。トランシーバ1010は、1つまたは複数のアンテナ1020から信号を受信し、受信された信号から情報を抽出し、抽出された情報を処理システム1014、具体的には受信コンポーネント950に提供する。加えて、トランシーバ1010は、処理システム1014、具体的には送信コンポーネント906から情報を受信し、受信された情報に基づいて、1つまたは複数のアンテナ1020に適用されることになる信号を生成する。処理システム1014は、コンピュータ可読媒体/メモリ1006に結合されたプロセッサ1004を含む。プロセッサ1004は、コンピュータ可読媒体/メモリ1006上に記憶されたソフトウェアの実行を含む一般の処理を担う。ソフトウェアは、プロセッサ1004によって実行されると、処理システム1014に、任意の特定の装置について上記に説明された様々な機能を行わせる。コンピュータ可読媒体/メモリ1006はまた、ソフトウェアを実行するときにプロセッサ1004によって操作されるデータを記憶するために使用され得る。処理システム1014は更に、コンポーネント950、906、908、910、912、914、950のうちの少なくとも1つを含む。コンポーネントは、プロセッサ1004中で作動中であり、コンピュータ可読媒体/メモリ1006中に存在する/記憶されたソフトウェアコンポーネント、プロセッサ1004に結合された1つまたは複数のハードウェアコンポーネント、またはそれらの何らかの組み合わせであり得る。処理システム1014は、基地局310のコンポーネントであり得、メモリ376、並びに/またはTXプロセッサ316、RXプロセッサ370、およびコントローラ/プロセッサ375のうちの少なくとも1つを含み得る。
[00103] 一構成において、ワイヤレス通信のための装置902/902’は、UEがDRXモードまたはeDRXモードのうちの1つにあるというインジケーションをコアネットワークエンティティから受信するための手段と、 基地局が、UEのためのWUSモードを構成するための手段と、WUSモードは、UEのためのDRXモードまたはeDRXモードに対応する、 基地局において、UEのためのDRXサイクルと、UEのためのDRXサイクル毎に関連するページング機会を有するWUSとを構成するための手段と、 単一のWUSに対応する複数のページング機会の数を決定するための手段と、ここで、数は、セル固有である、 単一のWUSに対応する複数のページング機会の数を決定するための手段と、ここで、数は、UEのページング応答時間要件に基づく、 単一のWUSに対応する複数のページング機会の数がルックアップテーブルに基づいて事前定義されると決定するための手段と、 システム情報ブロック中でUEにブロードキャストするための手段とを含む。
[00104] 前述された手段は、前述された手段によって記載された機能を行うように構成された装置902’の処理システム1014および/または装置902の前述されたコンポーネントのうちの1つまたは複数であり得る。上記に説明されたように、処理システム1014は、TXプロセッサ316、RXプロセッサ370、およびコントローラ/プロセッサ375を含み得る。そのため、一構成において、前述された手段は、前述された手段によって記載された機能を行うように構成されたTXプロセッサ316、RXプロセッサ370、およびコントローラ/プロセッサ375であり得る。
[00105] 図11は、ワイヤレス通信の方法のフローチャート1100である。方法は、基地局(例えば、基地局102、180、402、502、702、1204、1504、装置902、902’)と通信するUE(例えば、UE104、350、404、504、604、904、装置1204、1504)によって行われ得る。ワイヤレス通信は、本明細書で説明されるように、NB-IoTおよび/またはeMTC通信を含む5G NR通信を備え得る。オプションの態様は、破線を用いて例示される。WUSモードを使用することによって、UEは、電力を節約し、通信信頼性を増大させ得る。方法は、DRXおよびeDRXのための異なるWUS構成をサポートする際の問題に対する解決策を提供する。
[00106] 1102において、UEは、DRXモードまたはeDRXモードのうちの1つのためのWUS構成をUEのための基地局から受信する。例えば、図6の参照に戻ると、基地局602は、605において、DRXモードに対応するUE604のためのWUSモードを構成し得るか、または615において、eDRXモードに対応するUE604のためのWUSモードを構成し得る。UE604は、それぞれ609または619において、DRXモードまたはeDRXモードのうちの1つのためのWUS構成のパラメータ、例えば、セル固有パラメータを基地局602から受信し得る。
[00107] 1104において、UEは、基地局からの受信された構成に基づいて、ページング機会より前にWUSについてリッスンする。例えば、図6の参照に戻ると、UE604は、基地局602からの受信された構成に基づいて、POまたはいくつかのPOより前にWUSを検出し得る。UE604は、それぞれ609または619において、DRXモードまたはeDRXモードのうちの1つのためのWUS構成のパラメータ、例えば、UE固有パラメータをMME601から受信し得る。UE604は、MME601からの受信された構成に基づいて、POまたはいくつかのPOより前にWUSを検出し得る。
[00108] 1106において、UEは、基地局から、UEのためのDRXサイクル構成と、UEのためのDRXサイクル毎に関連するページング機会を有するWUSとを受信し得る。例として、1102においてUEによって受信されたWUS構成は、各ページング機会に対応するWUS、例えば、1対1構成を含み得る。例えば、図6の参照に戻ると、UE604は、610において、基地局からDRXサイクル構成を受信し得る。WUSは、UE604のためのDRXサイクル毎に関連するページング機会を有し得る。
[00109] 1108において、UEは、関連するページング機会において各構成されたDRXサイクルにわたってWUSが送信されることになると仮定し得る。例えば、図6の参照に戻ると、UE604は、609において、DRXモードまたはeDRXモードのためのWUS構成のパラメータ、例えば、セル固有パラメータを基地局602から受信し得る。NB-IoT UEの場合、基地局によって構成されるDRXサイクルは、図6における608に関連して説明されたように、セル固有であり得る。MTC UEの場合、DRXサイクルは、MTC UEに固有であり得る。
[00110] 1110において、UEは、システム情報のブロードキャスト中で複数のページング機会のセル固有の数のインジケーションを受信し得る。例として、UEは、1102において、eDRXモードのためのWUS構成を受信し得、ここで、WUS構成は、複数のページング機会のために単一のWUS、例えば、1対N構成を含む。例えば、単一のWUSに対応する複数のページング機会の数は、セル固有であり得、基地局によって決定され得る。例えば、図6の参照に戻ると、eDRXサイクルは、NB-IoT UEの場合、20.48秒、40.96秒、...、または3時間であり得、MTCの場合、10.24秒、20.48秒、...、44分であり得る。UE604は、614において、SIBのブロードキャスト中で複数のページング機会の数のインジケーションを受信し得る。このように、複数のページング機会の構成されたセル固有の数は、UEがより多くの利得を達成するのを助けるために、単純な値として設定され得る。UEへのインジケーションもまた、単純であり得る。
[00111] 1112において、UEは、SIBを介して基地局から複数のページング機会のUE固有の数のインジケーションを受信し得る。例えば、図6の参照に戻ると、複数のページング機会の数は、625において、UE応答時間要件に基づいてCNE601によって構成され得る。より大きいページング応答時間を有するUEの場合、複数のページング機会の数Nは、より大きい値に設定され得る。有利なことに、UEは、より多くの電力を節約し、依然としてこのようにページングに追いつき得る。より小さいページング応答時間を有するUEの場合、複数のページング機会の数Nは、より小さい値に設定され得る。複数のページング機会の数は、627に例示されるように、S1インターフェースを介して基地局602に示され得る。CNE601は、S1インターフェースを介して、eDRX構成およびPTWと共に、UE固有のNを基地局602に通知し得る。CNE601はまた、例えば、NASシグナリングを介して、DRXサイクルの構成された数をUEに通知する。別の例で、基地局602、CNE601、およびUEは、628に例示されるように、事前定義されたルックアップテーブルに基づいて、複数のページング機会の数を決定し得る。ルックアップテーブルは、PTW持続時間、DRXサイクル持続時間、および/またはeDRXサイクル持続時間のうちの少なくとも1つに基づき得る。UE604は、629に例示されるように、例えば、NASシグナリングを介してCNE601から、または、例えば、SIBを介して基地局から、事前定義されたルックアップテーブルに基づいて複数のページング機会の数のインジケーションを受信し得る。
[00112] 図12は、例証的な装置1204中の異なる手段/コンポーネント間でのデータフローを例示する概念的なデータフロー図1200である。装置は、基地局1202(例えば、基地局102、180、402、702、装置902、902’)と通信するUE(例えば、UE104、350、404、704、904)であり得る。ワイヤレス通信は、本明細書で説明されるように、5G NR通信を備え得る。装置1204は、DRXモードまたはeDRXモードのうちの1つのためのWUS構成をUE1204のための基地局1202から受信する受信コンポーネント1206を含む。装置は1204、基地局1202からの受信された構成に基づいて、ページング機会より前にWUSについてリッスンするWUSコンポーネント1208を含む。
[00113] 装置1204は、基地局1202から、UE1204のためのDRXサイクル構成と、UEのためのDRXサイクル毎に関連するページング機会を有するWUSとを受信するためのDRXコンポーネント1212を含み得る。NB-IoT UEの場合、DRXサイクルは、セル固有であり得る。MTC UEの場合、DRXサイクルは、MTC UEに固有であり得、UE1204は、関連するページング機会において各構成されたDRXサイクルにわたってWUSを受信するように構成される。
[00114] 装置1204は、eDRXコンポーネント1214を含み得る。装置1204は、WUS構成が複数のページング機会のために単一のWUSを備えるというインジケーションを受信し得る。例えば、装置1204は、システム情報のブロードキャスト中で複数のページング機会の数のインジケーションを受信し得る。
[00115] 装置は、基地局からの受信された構成(1つ以上)に基づいて、ページング機会より前のWUSのために構成されたリスニングコンポーネント1216を含み得る。
[00116] 装置は、図6および8の前述されたフローチャート中のアルゴリズムのブロックの各々を行う追加のコンポーネントを含み得る。そのため、図6および8の前述されたフローチャート中の各ブロックは、コンポーネントによって行われ得、装置は、それらのコンポーネントのうちの1つまたは複数を含み得る。コンポーネントは、記載されたプロセス/アルゴリズムを行うように特に構成された1つまたは複数のハードウェアコンポーネントであり得るか、記載されたプロセス/アルゴリズムを行うように構成されたプロセッサによって実現され得るか、プロセッサによる実現形態のためにコンピュータ可読媒体内に記憶され得るか、またはそれらの何らかの組み合わせであり得る。
[00117] 図13は、処理システム1314を採用する装置1204’のためのハードウェア実現形態の例を例示する図1300である。処理システム1314は、一般にバス1324によって表されるバスアーキテクチャを用いて実現され得る。バス1324は、処理システム1314の特定のアプリケーションおよび全体的な設計制約に応じて、任意の数の相互接続バスおよびブリッジを含み得る。バス1324は、プロセッサ1304、コンポーネント1206、1208、1210、1212、1214、1216、およびコンピュータ可読媒体/メモリ1306によって表される、1つまたは複数のプロセッサおよび/またはハードウェアコンポーネントを含む様々な回路を共にリンクする。バス1324はまた、タイミングソース、周辺機器、電圧レギュレータ、および電力管理回路などの様々な他の回路をリンクし得るが、それらは、当該技術において良く知られており、従って、これ以上は説明されない。
[00118] 処理システム1314は、トランシーバ1310に結合され得る。トランシーバ1310は、1つまたは複数のアンテナ1320に結合される。トランシーバ1310は、送信媒体を通して様々な他の装置と通信するための手段を提供する。トランシーバ1310は、1つまたは複数のアンテナ1320から信号を受信し、受信された信号から情報を抽出し、抽出された情報を処理システム1314、具体的には受信コンポーネント1304に提供する。加えて、トランシーバ1310は、処理システム1314から情報を受信し、受信された情報に基づいて、1つまたは複数のアンテナ1320に適用されることになる信号を生成する。処理システム1314は、コンピュータ可読媒体/メモリ1306に結合されたプロセッサ1304を含む。プロセッサ1304は、コンピュータ可読媒体/メモリ1306上に記憶されたソフトウェアの実行を含む一般の処理を担う。ソフトウェアは、プロセッサ1304によって実行されると、処理システム1314に、任意の特定の装置について上記に説明された様々な機能を行わせる。コンピュータ可読媒体/メモリ1306はまた、ソフトウェアを実行するときにプロセッサ1304によって操作されるデータを記憶するために使用され得る。処理システム1014は更に、コンポーネント1206、1208、1210、1212、1214、1216のうちの少なくとも1つを含む。コンポーネントは、プロセッサ1304中で作動中であり、コンピュータ可読媒体/メモリ1306中に存在する/記憶されたソフトウェアコンポーネント、プロセッサ1304に結合された1つまたは複数のハードウェアコンポーネント、またはそれらの何らかの組み合わせであり得る。処理システム1314は、UE350のコンポーネントであり得、メモリ360、並びに/またはTXプロセッサ368、RXプロセッサ356、およびコントローラ/プロセッサ359のうちの少なくとも1つを含み得る。
[00119] 一構成において、ワイヤレス通信のための装置1204/1204’は、DRXモードまたはeDRXモードのうちの1つのためのWUS構成をUEのための基地局から受信するための手段と、基地局からの受信された構成に基づいて、ページング機会より前にWUSについてリッスンするための手段と、基地局から、UEのためのDRXサイクル構成と、UEのためのDRXサイクル毎に関連するページング機会を有するWUSとを受信するための手段と、システム情報のブロードキャスト中で複数のページング機会の数のインジケーションを受信するための手段とを含む。前述された手段は、前述された手段によって記載された機能を行うように構成された装置1204’の処理システム1314および/または装置1204の前述されたコンポーネントのうちの1つまたは複数であり得る。上記に説明されたように、処理システム1314は、TXプロセッサ368、RXプロセッサ356、およびコントローラ/プロセッサ359を含み得る。そのため、一構成で、前述された手段は、前述された手段によって記載された機能を行うように構成されたTXプロセッサ368、RXプロセッサ356、およびコントローラ/プロセッサ359であり得る。
[00120] 図14は、新しいセルを再選択した後の適切なUE挙動の問題を解決するためのワイヤレス通信の方法1400の例のフローチャート1400である。方法は、基地局(例えば、基地局102、180、402、602、1202、1502、装置902、902’)と通信するUE(例えば、UE104、350、404、504、604、904、装置1204、1504)によって行われ得る。ワイヤレス通信は、本明細書で説明されるように、NB-IoTおよび/またはeMTC通信を含む5G NR通信を備え得る。方法は、DRXモードまたはeDRXモードにあるUEが新しいセルに移動するときに生じ得る問題に対する解決策を提供する。方法は、RRM測定の精度を保証するのに有利であり得るUEの追加の構成を提供する。オプションの態様は、破線を用いて例示される。
[00121] 1402において、UEは、第1のセルとの緩和されたRRM測定モードに入り、ここにおいて、緩和されたRRM測定は、1つよりも多くのDRXサイクルにわたって単一のRRM測定を備える。例えば、緩和されたRRM測定モードにおいて、UEは、複数のサイクルにわたって単一の測定のみを、例えば、M個のDRXサイクル毎に1回、行い得る。Mは、整数値に対応する。
[00122] 1404において、RRM測定に基づいて、UEは、第2のセルを再選択し得る。UEは、MIBまたはSIB中で第2のセルについてのシステム情報を取得し得る。第2のセルはまた、緩和されたRRM測定をサポートし得る。
[00123] 1406において、再選択時に、UEは、1406において、ある時間期間にわたって通常のRRM測定モードに戻る。通常のRRM測定は、各DRXサイクルにわたって1つのRRM測定を備え得る。第1のセルと第2のセルとの両方が緩和されたRRM測定(例えば、M個のDRXサイクル毎に単一のRRM測定のみ)をサポートする場合であっても、セル再選択後にUEが通常のRRM測定にフォールバックすると、新しいセルとの通信の精度が改善する。
[00124] 例えば、時間期間は、ブロードキャストシステム情報を介して基地局から受信されたインジケーションに基づき得る。時間期間は、ブロードキャストシステム情報を介して基地局から受信された緩和されたRRM測定についての構成パラメータに基づいて算出され得る。基地局は、UEが緩和されたRRM測定に戻る前に通常のRRM測定を維持するための時間期間を明示的または暗示的に示し得る。例えば、基地局は、次の緩和されたRRM測定のための時間まで、またはいくつかの緩和されたRRM測定持続時間のための時間まで、UEが通常のRRM測定を行うためのM*DRXサイクルを定義し得る。代替として、UEは、eDRXモードにある場合、PTW内の緩和されたRRM測定のための次のタイミングまで、またはPTWの終わりまで、通常のRRM測定を維持し得る。第2のセルによって構成されるM*DRXは、第1のセルのものと同じであり得るかまたは異なり得ることに留意されたい。UEは、セル再選択後に第2のセルの構成に従う。
[00125] 別の例で、時間期間は、事前定義された最小持続時間に少なくとも部分的に基づき得る。例として、時間期間は、5分であり得るか、またはeDRXが構成され、eDRXサイクル長が5分よりも長い場合には、eDRXサイクル長であり得る。例えば、最小持続時間は、UEが精度要件を満たすためにRRM測定を行うための時間長を備え得る。最小持続時間は、RRM測定(例えば、RSRP)を取得して精度要件を達成するためにUEが必要とする時間に基づき得る。このように、UEは、電力を節約するためにより多くの柔軟性を有し得る。別の例で、最小持続時間は、低モビリティUEとして識別されるUEに対応する時間長を備え得る。第2のセルのRRM測定に基づいて、UEは、低モビリティUEとして識別され得、緩和されたRRM測定が適用され得る。低モビリティUEを識別するための多くの方法がある。一例で、UEは、UEが新しいセルについて測定するRRM測定に基づいて、低モビリティとして識別され得る。新しいセル、例えば、RRC_IDLE UEのための現在のキャンピングセルまたはRRC_CONNECTED UEのための現在のサービングセルが、構成された/事前定義された閾値内のRSRP変動を有する場合、UEは、低モビリティUEである。別の例で、基地局は、RSRPが小さい範囲内で変化するかどうかを確認するために閾値をブロードキャストし得る。閾値は、低モビリティUEを決定するために使用され得る。別の例で、メータなどの特定のタイプのUEは、CNE(例えば、MME)において固定端末として登録され得る。UEは、RRM測定緩和によって適用され得る。
[00126] 図15は、例証的な装置1504中の異なる手段/コンポーネント間でのデータフローを例示する概念的なデータフロー図1500である。装置1504は、基地局1502(例えば、基地局102、180、402、702、装置902、902’)と通信するUE(例えば、UE104、350、404、704、904)であり得る。ワイヤレス通信は、本明細書で説明されるように、5G NR通信、例えば、NB-IoTおよび/またはeMTC通信を備え得る。装置1504は、基地局1502からダウンリンク通信を受信するための受信コンポーネント1506と、基地局1502にアップリンク通信を送信するように構成された送信コンポーネント1510とを含む。装置1504は、緩和されたRRM測定モードに入り、1つよりも多くのDRXサイクルにわたって単一のRRM測定を行うように構成された緩和されたRRMコンポーネント1512を含む。装置は、緩和されたRRM測定をサポートする第2のセルを再選択するように構成された再選択コンポーネント1514を含む。装置は、ある時間期間にわたって通常のRRM測定に戻るように構成された通常のRRMコンポーネント1508を含み、ここにおいて、通常のRRM測定は、各DRXサイクルにわたって1つのRRM測定を備える。
[00127] 例えば、時間期間は、ブロードキャストシステム情報を介して基地局1502から受信されたインジケーション1516に基づき得る。時間期間は、ブロードキャストシステム情報を介して基地局1502から受信された緩和されたRRM測定についての構成パラメータに基づいて算出され得る。基地局1502は、装置1504が緩和されたRRM測定に戻る前に通常のRRM測定を維持するための時間期間のインジケーション1516を明示的または暗示的に送り得る。例えば、基地局1502は、装置1504が次の緩和されたRRM測定まで通常のRRM測定を行うためのM*DRXサイクルを定義し得る。
[00128] 別の例として、時間期間は、事前定義された最小持続時間に少なくとも部分的に基づき得る。例えば、最小持続時間は、装置1504が精度要件を満たすためにRRM測定を行うための時間長を備え得る。最小持続時間は、RRM測定(例えば、RSRP)を得て精度要件を達成するために装置1504が必要とする時間に基づき得る。別の例で、最小持続時間は、低モビリティUEとして識別される装置1504に対応する時間長を備え得る。第2のセルのRRM測定に基づいて、UEは、低モビリティUEとして識別され得、緩和されたRRM測定緩和は、第2のセルの構成に基づいて適用され得る(RSRPが変更され得る)。
[00129] 装置は、図14の前述されたフローチャート中のアルゴリズムのブロックの各々を行う追加のコンポーネントを含み得る。そのため、図14の前述されたフローチャート中の各ブロックは、コンポーネントによって行われ得、装置は、それらコンポーネントのうちの1つまたは複数を含み得る。コンポーネントは、記載されたプロセス/アルゴリズムを行うように特に構成された1つまたは複数のハードウェアコンポーネントであり得るか、記載されたプロセス/アルゴリズムを行うように構成されたプロセッサによって実現され得るか、プロセッサによる実現形態のためにコンピュータ可読媒体内に記憶され得るか、またはそれらの何らかの組み合わせであり得る。
[00130] 図16は、処理システム1614を採用する装置1504’のためのハードウェア実現形態の例を例示する図1600である。処理システム1614は、一般にバス1624によって表されるバスアーキテクチャを用いて実現され得る。バス1624は、処理システム1614の特定のアプリケーションおよび全体的な設計制約に応じて、任意の数の相互接続バスおよびブリッジを含み得る。バス1624は、プロセッサ1604、コンポーネント1506、1508、1510、1512、1514、およびコンピュータ可読媒体/メモリ1606によって表される、1つまたは複数のプロセッサおよび/またはハードウェアコンポーネントを含む様々な回路を共にリンクする。バス1624はまた、タイミングソース、周辺機器、電圧レギュレータ、および電力管理回路などの様々な他の回路をリンクし得るが、それらは、当該技術において良く知られており、従って、これ以上は説明されない。
[00131] 処理システム1614は、トランシーバ1610に結合され得る。トランシーバ1610は、1つまたは複数のアンテナ1620に結合される。トランシーバ1610は、送信媒体を通して様々な他の装置と通信するための手段を提供する。トランシーバ1610は、1つまたは複数のアンテナ1620から信号を受信し、受信された信号から情報を抽出し、抽出された情報を処理システム1614、具体的には受信コンポーネント1604に提供する。加えて、トランシーバ1610は、処理システム1614から情報を受信し、受信された情報に基づいて、1つまたは複数のアンテナ1620に適用されることになる信号を生成する。処理システム1614は、コンピュータ可読媒体/メモリ1606に結合されたプロセッサ1604を含む。プロセッサ1604は、コンピュータ可読媒体/メモリ1606上に記憶されたソフトウェアの実行を含む一般の処理を担う。ソフトウェアは、プロセッサ1604によって実行されると、処理システム1614に、任意の特定の装置について上記に説明された様々な機能を行わせる。コンピュータ可読媒体/メモリ1606はまた、ソフトウェアを実行するときにプロセッサ1604によって操作されるデータを記憶するために使用され得る。処理システム1614は更に、コンポーネント1506、1508、1510、1512、1514のうちの少なくとも1つを含む。コンポーネントは、プロセッサ1604中で作動中であり、コンピュータ可読媒体/メモリ1606中に存在する/記憶されたソフトウェアコンポーネント、プロセッサ1604に結合された1つまたは複数のハードウェアコンポーネント、またはそれらの何らかの組み合わせであり得る。処理システム1614は、UE350のコンポーネントであり得、メモリ360、並びに/またはTXプロセッサ368、RXプロセッサ356、およびコントローラ/プロセッサ359のうちの少なくとも1つを含み得る。
[00132] 一構成では、ワイヤレス通信のための装置1504/1504’は、第1のセルとの緩和された無線リソース管理(RRM)測定に入るための手段と、ここで、緩和されたRRM測定は、1つよりも多くのDRXサイクルわたって単一のRRM測定を備える、 緩和されたRRM測定をサポートする第2のセルを再選択するための手段と、 ある時間期間にわたって通常のRRM測定に戻るための手段と、ここにおいて、通常のRRM測定は、各DRXサイクルにわたって1つのRRM測定を備える、 を含む。前述された手段は、前述された手段によって記載された機能を行うように構成された装置1504’の処理システム1614および/または装置1504の前述されたコンポーネントのうちの1つまたは複数であり得る。上記に説明されたように、処理システム1614は、TXプロセッサ368、RXプロセッサ356、およびコントローラ/プロセッサ359を含み得る。そのため、一構成で、前述された手段は、前述された手段によって記載された機能を行うように構成されたTXプロセッサ368、RXプロセッサ356、およびコントローラ/プロセッサ359であり得る。
[00133] 図17は、新しいセルを再選択した後の適切なUE挙動の問題を解決するためのワイヤレス通信の方法1700の別の例のフローチャートである。方法は、基地局(例えば、基地局102、180、402、702、902、902’)と通信するUE(例えば、UE104、350、404、604、904)によって行われ得る。ワイヤレス通信は、本明細書で説明されるように、5G NR通信を備え得る。オプションの態様は、破線を用いて例示される。方法は、DRXモードまたはeDRXモードにあるUEが新しいセルに移動するときに生じ得る問題に対する解決策を提供する。方法は、RRM測定の精度を保証するのに有利であり得るUEの追加の構成を提供する。
[00134] 1702において、UEは、DRXモードまたはeDRXモードに入り、ここで、DRXモードまたはeDRXモードは、第1のセルとのWUSモードを備える。図21Aおよび21Bは、DRXモードおよびeDRXモードの実例的な態様を例示する。
[00135] 1704において、UEは、第2のセルを再選択し、MIB/SIB中でシステム情報を取得し得る。第2のセルがWUSをサポートしない場合、UEは、非WUSモードに(またはWUSモードを伴わずに)フォールバックし得、ここで、UEは、DRXサイクル毎にページングを直接検出する。
[00136] 1706において、UEは、ある時間期間にわたってWUSモードを伴わずにDRXモードまたはeDRXモードに戻る。第1のセルと第2のセルとの両方がWUSモードをサポートする場合であっても、UEは依然として、ある時間期間にわたるセル再選択の後、(例えば、ページングのためのPDCCHを直接検出するために)非WUSモードにフォールバックする必要がある。WUSモードは、UEが電力を節約することを可能にし得るが、UEが新しいセルのためのWUSを見逃した場合、UEは、ページング機会を見逃し、望ましくないレイテンシを生じ得る。このことから、UEがWUSを伴わないモードに戻る時間期間は、第2のセルを再選択した後、UEが適切に挙動し、電力を節約するために重要であり得る。UEは、セル再選択後に第2のセルの構成に従うことに留意されたい。eDRXモードのためのWUSと関連するPOとの間の1対Nマッピングの場合、第2のセルによって構成されるN*DRXは、第1のセルのものと同じであり得るかまたは異なり得る。
[00137] 例えば、時間期間は、ブロードキャストシステム情報を介して基地局から受信されたインジケーションに基づき得る。時間期間は、事前定義された最小持続時間に基づき得る。基地局は、WUSモードに戻る前にUEが非WUSモードを維持するための時間期間または事前定義された最小持続時間を明示的に示し得る。代替として、時間期間または最小時間期間は、NSAシグナリングを介してMMEから受信されたインジケーションに基づき得る。それは、UEページング応答時間要件に基づいてUE固有に定義され得る。
[00138] 別の例として、時間期間は、UEのためのコアネットワークエンティティまたは基地局から受信されたWUS構成のパラメータに基づいて決定される。基地局は、WUSモードに戻る前にUEが非WUSモードを維持するための時間期間を暗示的に構成し得る。例えば、時間期間は、MMEレイテンシ要件および以前のWUS検出の持続時間のうちの少なくとも1つに基づき得る。時間期間は、UEのための基地局から受信されたWUS構成のパラメータに基づいて決定され得る。時間期間は、WUS構成に基づく事前定義されたルックアップテーブルに基づいて決定され得る。
[00139] 更なる別の例として、時間期間は、UEが第2のセルを再選択した後のDRXサイクルの数に基づき得る。持続時間は、X*DRXサイクルとして算出され得、ここで、Xは、UEが第2のセルを再選択した後のDRXサイクルの数である。例えば、WUSモードが各DRXサイクルにわたってWUSを備え、時間期間が少なくとも2つのDRXサイクルを備えるとき、UEは、少なくとも2つのDRXサイクルの後にWUSモードに戻る。DRXモードでは、WUSとDRXとの間での1対1マッピングが適用される。従って、UEは、WUSを検出することなく、直接少なくとも次のDRXサイクルを検出し得る。WUSモードに戻るための時間持続時間は、(X=2)*DRXサイクルであり得る。
[00140] 別の例として、eDRXモードで、WUSモードは、N個の複数のDRXサイクルにわたって単一のWUSを含み得、ここで、Nは、単一のWUSのための複数のDRXサイクルの数である。このことから、WUSとDRXとの間での1対Nマッピングが適用される。従って、N>=2の場合、UEは、次のWUSタイミングまで直接DRXサイクルを検出し得る。
[00141] 図18A~18Cは、次のWUSタイミング1720まで直接DRXサイクルを検出するステップを更に詳細に例示する。WUSモードは、N個の複数のDRXサイクルにわたって単一のWUSを備え得、eDRXモードは、M個のDRXサイクル毎に単一のRRM測定を有する緩和されたRRM測定モードを備え得、ここで、Mは、緩和されたRRM測定のためのサイクルの数である。図18Aおよび18Bに示されるように、UEがWUSモードに戻ることになる前の時間期間Xは、N≦Mであるとき、X=N*DRXサイクルであり得る。UEは、N個のDRXサイクルにおいて送信される次のWUSまで各DRXサイクルを直接検出し得る。時間期間は、N個のDRXサイクルに対応し得る。
[00142] 図18Cに示されるように、N>Mであるとき、UEは、WUSが第2のセル中でも同様に有効にされる場合、第2のセル中で次のWUSタイミングを待つレイテンシを低減するために、N*DRXサイクルにおける次のWUS送信まで各DRXサイクルを直接検出し得る。UEがWUSモードに戻り得る前の時間期間は、X=(N-M0)*DRXサイクル(またはX=max(2,N-M0))*DRX)であり得、ここで、M0は、UEが第2のセルを再選択するRRM測定を指す。M0*DRXは、最後のWUS検出時間に対する以前のRRM測定の間の時間である。
[00143] 図19は、例証的な装置1904中の異なる手段/コンポーネント間でのデータフローを例示する概念的なデータフロー図1900である。装置1904は、基地局1902(例えば、基地局102、180、402、702、装置902、902’)と通信するUE(例えば、UE104、350、404、704、904)であり得る。ワイヤレス通信は、本明細書で説明されるように、5G NR通信を備え得る。装置1904は、基地局1902からダウンリンク通信を受信するための受信コンポーネント1906と、基地局にアップリンク通信を送信するように構成された送信コンポーネントとを含む。装置1904は、WUSコンポーネント1908と、DRXコンポーネント1910と、eDRXコンポーネント1912と、時間期間コンポーネント1914と、再選択コンポーネント1918とを含む。
[00144] DRXコンポーネントは、第1のセルとのWUSモードを備えるDRXモードに入るように構成される。eDRXコンポーネント1912は、第1のセルとのWUSモードを備えるeDRXモードに入るように構成される。再選択コンポーネント1918は、WUSモードをサポートする第2のセルを再選択するように構成される。WUSコンポーネント1908は、ある時間期間にわたってWUSモードを伴わずにDRXモードまたはeDRXモードに戻るように構成され、それは、時間期間コンポーネント1914によって決定され得る。
[00145] 時間期間は、ブロードキャストシステム情報を介して基地局から受信されたインジケーションに基づき得る。時間期間は、事前定義された最小持続時間に基づき得る。基地局1902は、WUSモードに戻る前にUEが非WUSモードを維持するための時間期間または事前定義された最小持続時間を明示的に示し得る。時間期間はまた、UEのためのコアネットワークエンティティまたは基地局から受信されたWUS構成のパラメータに基づいて決定され得る。基地局1902は、WUSモードに戻る前に装置1904が非WUSモードを維持するための時間期間を暗示的に構成し得る。例えば、時間期間は、MMEレイテンシ要件および以前のWUS検出の持続時間のうちの少なくとも1つに基づき得る。時間期間は、装置1904のための基地局から受信されたWUS構成のパラメータに基づいて決定され得る。時間期間は、WUS構成に基づく事前定義されたルックアップテーブルに基づいて決定され得る。
[00146] 例えば、時間期間は、装置1904が第2のセルを再選択した後のDRXサイクルの数に基づき得る。持続時間は、X*DRXサイクルとして算出され得、ここで、Xは、UEが第2のセルに再選択した後のDRXサイクルの数である。例えば、WUSモードが各DRXサイクルにわたってWUSを備え、時間期間が少なくとも2つのDRXサイクルを備えるとき、装置1904は、少なくとも2つのDRXサイクルの後にWUSモードに戻る。DRXモードでは、WUSとDRXとの間での1対1マッピングが適用される。従って、装置1904は、WUSを検出することなく、直接少なくとも次のDRXサイクルを検出し得る。WUSモードに戻るための時間持続時間は、(X=2)*DRXサイクルであり得る。
[00147] 別の例で、eDRXモードでは、WUSモードが、N個の複数のDRXサイクルにわたって単一のWUSを含み得、ここで、Nは、単一のWUSのための複数のDRXサイクルの数である。WUSとDRXとの間での1対Nマッピングが適用される。従って、N>=2の場合、装置1904は、次のWUSタイミングまで直接DRXサイクルを検出し得る。WUSモードは、N個の複数のDRXサイクルにわたって単一のWUSを備え得、eDRXモードは、M個のDRXサイクル毎に単一のRRM測定を有する緩和されたRRM測定を備え得る。WUSモードに戻るための時間期間Xは、N<=Mであるとき、N*DRXサイクルであり得る。装置1904は、N個のDRXサイクルにおいて送信される次のWUSまで各DRXサイクルを直接検出し得る。時間期間は、N個のDRXサイクルに対応し得る。N>Mであるとき、装置1904は、WUSが同様に有効にされる場合、第2のセル中で次のWUSタイミングを待つレイテンシを低減するために、N*DRXサイクルにおける次のWUS送信まで各DRXサイクルを直接検出し得る。WUSモードに戻るための時間期間は、(N-M0)*DRXサイクルであり得、ここで、M0は、装置1904が第2のセルを再選択するRRM測定を指す。
[00148] 装置は、図17~18Cの前述されたフローチャート中のアルゴリズムのブロックの各々を行う追加のコンポーネントを含み得る。そのため、図17~18Cの前述されたフローチャート中の各ブロックは、コンポーネントによって行われ得、装置は、それらコンポーネントのうちの1つまたは複数を含み得る。コンポーネントは、記載されたプロセス/アルゴリズムを行うように特に構成された1つまたは複数のハードウェアコンポーネントであり得るか、記載されたプロセス/アルゴリズムを行うように構成されたプロセッサによって実現され得るか、プロセッサによる実現形態のためにコンピュータ可読媒体内に記憶され得るか、またはそれらの何らかの組み合わせであり得る。
[00149] 図20は、処理システム2014を採用する装置1904’のためのハードウェア実現形態の例を例示する図2000である。処理システム2014は、一般にバス2024によって表されるバスアーキテクチャを用いて実現され得る。バス2024は、処理システム2014の特定のアプリケーションおよび全体的な設計制約に応じて、任意の数の相互接続バスおよびブリッジを含み得る。バス2024は、プロセッサ2004、コンポーネント2008、2010、2012、2014、およびコンピュータ可読媒体/メモリ2006によって表される、1つまたは複数のプロセッサおよび/またはハードウェアコンポーネントを含む様々な回路を共にリンクする。バス2024はまた、タイミングソース、周辺機器、電圧レギュレータ、および電力管理回路などの様々な他の回路をリンクし得るが、それらは、当該技術において良く知られており、従って、これ以上は説明されない。
[00150] 処理システム2014は、トランシーバ2010に結合され得る。トランシーバ2010は、1つまたは複数のアンテナ2020に結合される。トランシーバ2010は、送信媒体を通して様々な他の装置と通信するための手段を提供する。トランシーバ2010は、1つまたは複数のアンテナ2020から信号を受信し、受信された信号から情報を抽出し、抽出された情報を処理システム2014、具体的には受信コンポーネント2004に提供する。加えて、トランシーバ2010は、処理システム2014から情報を受信し、受信された情報に基づいて、1つまたは複数のアンテナ2020に適用されることになる信号を生成する。処理システム2014は、コンピュータ可読媒体/メモリ2006に結合されたプロセッサ2004を含む。プロセッサ2004は、コンピュータ可読媒体/メモリ2006上に記憶されたソフトウェアの実行を含む一般の処理を担う。ソフトウェアは、プロセッサ2004によって実行されると、処理システム1614に、任意の特定の装置について上記に説明された様々な機能を行わせる。コンピュータ可読媒体/メモリ2006はまた、ソフトウェアを実行するときにプロセッサ2004によって操作されるデータを記憶するために使用され得る。処理システム2014は更に、コンポーネント2008、2010、2012、2014のうちの少なくとも1つを含む。コンポーネントは、プロセッサ2004中で作動中であり、コンピュータ可読媒体/メモリ2006中に存在する/記憶されたソフトウェアコンポーネント、プロセッサ2004に結合された1つまたは複数のハードウェアコンポーネント、またはそれらの何らかの組み合わせであり得る。処理システム2014は、UE350のコンポーネントであり得、メモリ360、並びに/またはTXプロセッサ368、RXプロセッサ356、およびコントローラ/プロセッサ359のうちの少なくとも1つを含み得る。
[00151] 一構成において、ワイヤレス通信のための装置1904/1904’は、間欠受信(DRX:discontinuous reception)モードまたは拡張間欠受信(DRX)モードに入るための手段と、DRXモードまたはeDRXモードは、第1のセルとのウェイクアップ信号(WUS)モードを備える、 WUSモードをサポートする第2のセルを再選択するための手段と、 第2のセルを再選択した後に、ある時間期間にわたってWUSモードを伴わずにDRXモードまたはeDRXモードに戻るための手段とを含む。前述された手段は、前述された手段によって記載された機能を行うように構成された装置1904’の処理システム2014および/または装置1904の前述されたコンポーネントのうちの1つまたは複数であり得る。上記に説明されたように、処理システム2014は、TXプロセッサ368、RXプロセッサ356、およびコントローラ/プロセッサ359を含み得る。そのため、一構成において、前述された手段は、前述された手段によって記載された機能を行うように構成されたTXプロセッサ368、RXプロセッサ356、およびコントローラ/プロセッサ359であり得る。
[00152] 開示されたプロセス/フローチャート中のブロックの特定の順序または階層は例証的なアプローチの例示であるということが理解される。設計の選好に基づいて、プロセス/フローチャート中のブロックの特定の順序または階層は再配列され得ることが理解される。更に、いくつかのブロックは、組み合わされ得るか、または省略され得る。添付の方法の請求項は、サンプルの順序で様々なブロックの要素を提示しており、提示された特定の順序または階層に限定されることを意図されない。
[00153] 先の説明は、いかなる当業者であっても、本明細書で説明された様々な態様を実践することを可能にするために提供される。これら態様への様々な修正は、当業者にとって容易に明らかとなり、本明細書で定義された包括的な原理は、他の態様に適用され得る。このことから、特許請求の範囲は、本明細書で示された態様に限定されることを意図されないが、特許請求の範囲の文言と一致する全範囲を付与されるべきであり、ここにおいて、単数形での要素への言及は、そうであると具体的に記載されない限り、「1つおよび1つのみ」を意味することを意図されず、むしろ「1つ以上」を意味する。「例証的(exemplary)」という用語は、本明細書で「例、事例、または例示としての役割を果たすこと」を意味するように使用される。「例証的」であるとして本明細書で説明されるいずれの態様も、他の態様より好ましいまたは有利であるとして必ずしも解釈されるべきでない。別途具体的に記載されない限り、「いくつかの/いくらかの/何らかの(some)」という用語は、1つ以上を指す。「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ」、「A、B、またはCのうちの1つまたは複数」、「A、B、およびCのうちの少なくとも1つ」、「A、B、およびCのうちの1つまたは複数」、および「A、B、C、またはそれらの任意の組み合わせ」などの組み合わせは、A、B、および/またはCの任意の組み合わせを含み、複数のA、複数のB、または複数のCを含み得る。具体的には、「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ」、「A、B、またはCのうちの1つまたは複数」、「A、B、およびCのうちの少なくとも1つ」、「A、B、およびCのうちの1つまたは複数」、および「A、B、C、またはそれらの任意の組み合わせ」などの組み合わせは、Aのみ、Bのみ、Cのみ、AとB、AとC、BとC、またはAとBとCであり得、ここで、任意のそのような組み合わせは、A、B、またはCの1つ以上のメンバを包含し得る。当業者に知られているか、または後に知られることになる、この開示全体を通じて説明された様々な態様の要素に対する全ての構造的および機能的な均等物は、参照によって本明細書に明確に組み込まれ、特許請求の範囲によって包含されることを意図される。その上、本明細書で開示されたものはいずれも、そのような開示が特許請求の範囲に明示的に記載されているかどうかにかかわらず、公に献呈されることを意図されない。「モジュール」、「メカニズム」、「要素」、「デバイス」、および同様の用語は、「手段」という用語の代用でないことがある。そのため、要素が「~のための手段」というフレーズを使用して明確に記載されていない限り、どの請求項の要素もミーンズプラスファンクションとして解釈されるべきでない。
以下に本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
基地局におけるワイヤレス通信の方法であって、
UEが間欠受信(DRX)モードまたは拡張DRX(eDRX)モードのうちの1つにあるというインジケーションをネットワークエンティティから受信することと、
前記基地局が、前記UEのためのウェイクアップ信号(WUS)モードを構成することと、前記WUSモードは、前記UEのための前記DRXモードまたは前記eDRXモードに対応する、
を備える、方法。
[C2]
前記基地局は、前記UEのための各ページング機会のためにWUSを含むように前記WUSモードを構成する、C1に記載の方法。
[C3]
前記インジケーションは、前記UEがDRXモードにあることを示し、前記方法は、
前記基地局において、前記UEのためのDRXサイクルと、前記UEのためのDRXサイクル毎に関連するページング機会を有する前記WUSとを構成すること
を更に備える、C2に記載の方法。
[C4]
前記UEは、ナローバンドモノのインターネット(NB IoT)UEを備え、前記基地局によって構成される前記DRXサイクルは、セル固有であり、前記UEは、前記関連するページング機会において各構成されたDRXサイクルにわたってWUSを受信するように構成される、C3に記載の方法。
[C5]
前記UEは、マシンタイプ通信(MTC)UEを備え、前記DRXサイクルは、前記MTC UEに固有であり、前記UEは、前記関連するページング機会において各構成されたDRXサイクルにわたってWUSを受信するように構成される、C3に記載の方法。
[C6]
前記WUSモードは、前記UEのための複数のページング機会のために単一のWUSを含む、C1に記載の方法。
[C7]
前記単一のWUSに対応する前記複数のページング機会の数は、セル固有である、C6に記載の方法。
[C8]
前記複数のページング機会の前記数は、前記基地局によって決定される、C7に記載の方法。
[C9]
前記複数のページング機会の前記数は、システム情報中で前記UEにブロードキャストされる、C7に記載の方法。
[C10]
基地局におけるワイヤレス通信のための装置であって、
UEが間欠受信(DRX)モードまたは拡張DRX(eDRX)モードのうちの1つにあるというインジケーションをネットワークエンティティから受信するための手段と、
前記UEのためのウェイクアップ信号(WUS)モードを構成するための手段と、前記WUSモードは、前記UEのための前記DRXモードまたは前記eDRXモードに対応する、
を備える、装置。
[C11]
前記UEのための各ページング機会のためにWUSを含むように前記WUSモードを構成するための手段
を更に備える、C10に記載の装置。
[C12]
前記UEのためのDRXサイクルと、前記UEのためのDRXサイクル毎に関連するページング機会を有する前記WUSとを構成するための手段、ここにおいて、前記インジケーションは、前記UEがDRXモードにあることを示す、
を更に備える、C11に記載の装置。
[C13]
ナローバンドモノのインターネット(NB IoT)UEについてセル固有となるように前記DRXサイクルを構成するための手段を更に備える、C12に記載の装置。
[C14]
マシンタイプ通信(MTC)UEについてUE固有となるように前記DRXサイクルを構成するための手段を更に備える、C12に記載の装置。
[C15]
前記WUSモードは、前記UEのための複数のページング機会のために単一のWUSを含む、C10に記載の装置。
[C16]
セル固有である前記複数のページング機会の数を決定するための手段を更に備える、C15に記載の装置。
[C17]
システムブロック情報中で前記UEに前記複数のページング機会の数をブロードキャストするための手段を更に備える、C15に記載の装置。
[C18]
基地局におけるワイヤレス通信のための装置であって、
メモリと、
前記メモリに結合され、
UEが間欠受信(DRX)モードまたは拡張DRX(eDRX)モードのうちの1つにあるというインジケーションをネットワークエンティティから受信することと、
前記UEのためのウェイクアップ信号(WUS)モードを構成することと、前記WUSモードは、前記UEのための前記DRXモードまたは前記eDRXモードに対応する、
をするように構成された少なくとも1つのプロセッサと
を備える、装置。
[C19]
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記UEのための各ページング機会のためにWUSを含むように前記WUSモードを構成すること
をするように更に構成される、C18に記載の装置。
[C20]
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記UEのためのDRXサイクルと、前記UEのためのDRXサイクル毎に関連するページング機会を有する前記WUSとを構成すること、ここにおいて、前記インジケーションは、前記UEがDRXモードにあることを示す、
をするように更に構成される、C18に記載の装置。
[C21]
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記UEのための複数のページング機会のために単一のWUSを含むように前記WUSモードを構成すること
をするように更に構成される、C18に記載の装置。
[C22]
前記少なくとも1つのプロセッサは、
セル固有である前記複数のページング機会の数を決定すること
をするように更に構成される、C21に記載の装置。
[C23]
ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のためのコンピュータ実行可能コードを記憶するコンピュータ可読媒体であって、前記コンピュータ実行可能コードは、
UEが間欠受信(DRX)モードまたは拡張DRX(eDRX)モードのうちの1つにあるというインジケーションをネットワークエンティティから受信することと、
前記UEのためのウェイクアップ信号(WUS)モードを構成することと、前記WUSモードは、前記UEのための前記DRXモードまたは前記eDRXモードに対応する、
をするためのコードを備える、コンピュータ可読媒体。
[C24]
前記UEのための各ページング機会のためにWUSを含むように前記WUSモードを構成すること
をするためのコードを更に備える、C23に記載のコンピュータ可読媒体。
[C25]
前記UEのためのDRXサイクルと、前記UEのためのDRXサイクル毎に関連するページング機会を有する前記WUSとを構成すること、ここにおいて、前記インジケーションは、前記UEがDRXモードにあることを示す、
をするためのコードを更に備える、C24に記載のコンピュータ可読媒体。
[C26]
前記UEのための複数のページング機会のために単一のWUSを含むように前記WUSモードを構成すること
をするためのコードを更に備える、C23に記載のコンピュータ可読媒体。
[C27]
セル固有である前記複数のページング機会の数を決定すること
をするためのコードを更に備える、C26に記載のコンピュータ可読媒体。
[C28]
ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信の方法であって、
間欠受信(DRX)モードまたは拡張DRX(eDRX)モードのうちの1つのためのウェイクアップ信号(WUS)構成を前記UEのための基地局から受信することと、
前記基地局からの前記受信された構成に基づいて、ページング機会より前にWUSについてリッスンすることと
を備える、方法。
[C29]
前記WUS構成は、各ページング機会のためにWUSを含む、C28に記載の方法。
[C30]
前記UEは、DRXモードにあり、前記方法は、
前記基地局から、前記UEのためのDRXサイクル構成と、前記UEのためのDRXサイクル毎に関連するページング機会を有する前記WUSとを受信すること
を更に備える、C29に記載の方法。
[C31]
前記UEは、ナローバンドモノのインターネット(NB IoT)UEを備え、前記基地局によって構成される前記DRXサイクルは、セル固有であり、前記UEは、WUSが前記関連するページング機会において各構成されたDRXサイクルにわたって送信されることになると仮定する、C30に記載の方法。
[C32]
前記UEは、マシンタイプ通信(MTC)UEを備え、前記DRXサイクルは、前記MTC UEに固有であり、前記UEは、WUSが前記関連するページング機会において各構成されたDRXサイクルにわたって送信されることになると仮定する、C30に記載の方法。
[C33]
前記WUS構成は、複数のページング機会のために単一のWUSを備える、C28に記載の方法。
[C34]
前記単一のWUSに対応する前記複数のページング機会の数は、セル固有である、C33に記載の方法。
[C35]
前記複数のページング機会の前記数は、前記基地局によって決定される、C34に記載の方法。
[C36]
システム情報のブロードキャスト中で前記複数のページング機会の前記数のインジケーションを受信すること
を更に備える、C34に記載の方法。
[C37]
ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のための装置であって、
間欠受信(DRX)モードまたは拡張DRX(eDRX)モードのうちの1つのためのウェイクアップ信号(WUS)構成を前記UEのための基地局から受信するための手段と、
前記基地局からの前記受信された構成に基づいて、ページング機会より前にWUSについてリッスンするための手段と
を備える、装置。
[C38]
前記UEのためのDRXサイクル構成と、前記UEのためのDRXサイクル毎に関連するページング機会を有する前記WUSとを受信するための手段、ここにおいて、前記UEは、DRXモードにある、
を更に備える、C37に記載の装置。
[C39]
複数のページング機会のために単一のWUSを備える前記WUS構成を受信するための手段
を更に備える、C37に記載の装置。
[C40]
システム情報のブロードキャスト中で前記複数のページング機会の数のインジケーションを受信するための手段
を更に備える、C39に記載の装置。
[C41]
ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のための装置であって、
メモリと、
前記メモリに結合され、
間欠受信(DRX)モードまたは拡張DRX(eDRX)モードのうちの1つのためのウェイクアップ信号(WUS)構成を前記UEのための基地局から受信することと、
前記基地局からの前記受信された構成に基づいて、ページング機会より前にWUSについてリッスンすることと
をするように構成された少なくとも1つのプロセッサと
を備える、装置。
[C42]
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記UEのためのDRXサイクル構成と、前記UEのためのDRXサイクル毎に関連するページング機会を有する前記WUSとを受信すること、ここにおいて、前記UEは、DRXモードにある、
をするように更に構成される、C41に記載の装置。
[C43]
前記少なくとも1つのプロセッサは、
複数のページング機会のために単一のWUSを備える前記WUS構成を受信すること
をするように更に構成される、C41に記載の装置。
[C44]
前記少なくとも1つのプロセッサは、
システム情報のブロードキャスト中で前記複数のページング機会の数のインジケーションを受信すること
をするように更に構成される、C43に記載の装置。
[C45]
ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のためのコンピュータ実行可能コードを記憶するコンピュータ可読媒体であって、前記コンピュータ実行可能コードは、
間欠受信(DRX)モードまたは拡張DRX(eDRX)モードのうちの1つのためのウェイクアップ信号(WUS)構成を前記UEのための基地局から受信することと、
前記基地局からの前記受信された構成に基づいて、ページング機会より前にWUSについてリッスンすることと
をするためのコードを備える、コンピュータ可読媒体。
[C46]
前記UEのためのDRXサイクル構成と、前記UEのためのDRXサイクル毎に関連するページング機会を有する前記WUSとを受信すること、ここにおいて、前記UEは、DRXモードにある、
をするためのコードを更に備える、C45に記載のコンピュータ可読媒体。
[C47]
複数のページング機会のために単一のWUSを備える前記WUS構成を受信すること
をするためのコードを更に備える、C45に記載のコンピュータ可読媒体。
[C48]
システム情報のブロードキャスト中で前記複数のページング機会の数のインジケーションを受信すること
をするためのコードを更に備える、C47に記載のコンピュータ可読媒体。
[C49]
ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信の方法であって、
第1のセルとの緩和された無線リソース管理(RRM)測定に入ることと、ここにおいて、前記緩和されたRRM測定は、1つよりも多くのDRXサイクルにわたって単一のRRM測定を備える、
前記緩和されたRRM測定をサポートする第2のセルを再選択することと、
ある時間期間にわたって通常のRRM測定に戻ることと、ここにおいて、前記通常のRRM測定は、各DRXサイクルにわたって1つのRRM測定を備える、
を備える、方法。
[C50]
前記時間期間は、ブロードキャストシステム情報を介して基地局から受信されたインジケーションに基づく、C49に記載の方法。
[C51]
前記時間期間は、ブロードキャストシステム情報を介して基地局から受信された前記緩和されたRRM測定についての構成パラメータに基づいて算出される、C49に記載の方法。
[C52]
前記時間期間は、事前定義された最小持続時間に少なくとも部分的に基づく、C49に記載の方法。
[C53]
前記事前定義された最小持続時間は、前記UEが精度要件を満たすためにRRM測定を実行するための時間長を備える、C52に記載の方法。
[C54]
前記事前定義された最小持続時間は、低モビリティUEとして識別される前記UEに対応する時間長を備える、C52に記載の方法。
[C55]
ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のための装置であって、
第1のセルとの緩和された無線リソース管理(RRM)測定に入るための手段と、ここにおいて、前記緩和されたRRM測定は、1つよりも多くのDRXサイクルにわたって単一のRRM測定を備える、
前記緩和されたRRM測定をサポートする第2のセルを再選択するための手段と、
ある時間期間にわたって通常のRRM測定に戻るための手段と、ここにおいて、前記通常のRRM測定は、各DRXサイクルにわたって1つのRRM測定を備える、
を備える、装置。
[C56]
ブロードキャストシステム情報を介して基地局から前記時間期間のインジケーションを受信するための手段
を更に備える、C55に記載の装置。
[C57]
ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のための装置であって、
メモリと、
前記メモリに結合され、
第1のセルとの緩和された無線リソース管理(RRM)測定に入ることと、ここにおいて、前記緩和されたRRM測定は、1つよりも多くのDRXサイクルにわたって単一のRRM測定を備える、
前記緩和されたRRM測定をサポートする第2のセルを再選択することと、
ある時間期間にわたって通常のRRM測定に戻ることと、ここにおいて、前記通常のRRM測定は、各DRXサイクルにわたって1つのRRM測定を備える、
をするように更に構成された少なくとも1つのプロセッサと
を備える、装置。
[C58]
前記少なくとも1つのプロセッサは、
ブロードキャストシステム情報を介して基地局から前記時間期間のインジケーションを受信すること
をするように更に構成される、C57に記載の装置。
[C59]
ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のためのコンピュータ実行可能コードを記憶するコンピュータ可読媒体であって、前記コンピュータ実行可能コードは、
第1のセルとの緩和された無線リソース管理(RRM)測定に入ることと、ここにおいて、前記緩和されたRRM測定は、1つよりも多くのDRXサイクルにわたって単一のRRM測定を備える、
前記緩和されたRRM測定をサポートする第2のセルを再選択することと、
ある時間期間にわたって通常のRRM測定に戻ることと、ここにおいて、前記通常のRRM測定は、各DRXサイクルにわたって1つのRRM測定を備える、
をするためのコードを備える、コンピュータ可読媒体。
[C60]
ブロードキャストシステム情報を介して基地局から前記時間期間のインジケーションを受信すること
をするためのコードを更に備える、C59に記載のコンピュータ可読媒体。
[C61]
ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信の方法であって、
間欠受信(DRX)モードまたは拡張間欠受信(eDRX)モードに入ることと、前記DRXモードまたは前記eDRXモードは、第1のセルとのウェイクアップ信号(WUS)モードを備える、
前記WUSモードをサポートする第2のセルを再選択することと、
前記第2のセルを前記再選択した後に、ある時間期間にわたって前記WUSモードを伴わずに前記DRXモードまたは前記eDRXモードに戻ることと
を備える、方法。
[C62]
前記時間期間は、ブロードキャストシステム情報を介して基地局から受信されたインジケーションに基づく、C61に記載の方法。
[C63]
前記時間期間は、事前定義された最小持続時間に基づく、C61に記載の方法。
[C64]
前記時間期間は、前記UEのためのネットワークエンティティから受信されたWUS構成のパラメータに基づいて決定される、C63に記載の方法。
[C65]
前記時間期間は、モビリティ管理エンティティ(MME)レイテンシ要件と以前のWUS検出の持続時間とに基づく、C64に記載の方法。
[C66]
前記時間期間は、前記UEのための基地局から受信されたWUS構成のパラメータに基づいて決定される、C61に記載の方法。
[C67]
前記時間期間は、WUS構成に基づく事前定義されたルックアップテーブルに基づいて決定される、C61に記載の方法。
[C68]
前記時間期間は、前記UEが前記第2のセルを再選択した後のDRXサイクルの数に基づく、C64に記載の方法。
[C69]
前記WUSモードは、各DRXサイクルにわたってWUSを備え、前記時間期間は、少なくとも2つのDRXサイクルを備え、
前記少なくとも2つのDRXサイクルの後に、前記UEは、前記WUSモードに戻る、C68に記載の方法。
[C70]
前記WUSモードは、N個の複数のDRXサイクルにわたって単一のWUSを備え、前記時間期間は、N個のDRXサイクルに対応する、C68に記載の方法。
[C71]
前記WUSモードは、N個の複数のDRXサイクルにわたって単一のWUSを備え、前記eDRXモードは、M個のDRXサイクル毎に単一の無線リソース管理(RRM)測定を有する緩和されたRRM測定を備え、
前記時間期間は、N-M
0
個のDRXサイクルを備え、ここで、M
0
は、前記UEが前記第2のセルを再選択する前記RRM測定を指す、C68に記載の方法。
[C72]
ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のための装置であって、
間欠受信(DRX)モードまたは拡張間欠受信(eDRX)モードに入るための手段と、前記DRXモードまたは前記eDRXモードは、第1のセルとのウェイクアップ信号(WUS)モードを備える、
前記WUSモードをサポートする第2のセルを再選択するための手段と、
前記第2のセルを前記再選択した後に、ある時間期間にわたって前記WUSモードを伴わずに前記DRXモードまたは前記eDRXモードに戻るための手段と
を備える、装置。
[C73]
ブロードキャストシステム情報を介して基地局から前記時間期間のインジケーションを受信するための手段、ここにおいて、前記時間期間は、事前定義された最小持続時間に基づく、
を更に備える、C72に記載の装置。
[C74]
基地局から受信されたWUS構成のパラメータに基づいて、前記時間期間のインジケーションを受信するための手段
を更に備える、C72に記載の装置。
[C75]
WUS構成に基づく事前定義されたルックアップテーブルに基づいて、前記時間期間のインジケーションを受信するための手段
を更に備える、C72に記載の装置。
[C76]
ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のための装置であって、
メモリと、
前記メモリに結合され、
間欠受信(DRX)モードまたは拡張間欠受信(eDRX)モードに入ることと、前記DRXモードまたは前記eDRXモードは、第1のセルとのウェイクアップ信号(WUS)モードを備える、
前記WUSモードをサポートする第2のセルを再選択することと、
前記第2のセルを前記再選択した後に、ある時間期間にわたって前記WUSモードを伴わずに前記DRXモードまたは前記eDRXモードに戻ることと
をするように構成された少なくとも1つのプロセッサと
を備える、装置。
[C77]
前記少なくとも1つのプロセッサは、
ブロードキャストシステム情報を介して基地局から前記時間期間のインジケーションを受信すること、ここにおいて、前記時間期間は、事前定義された最小持続時間に基づく、
をするように更に構成される、C76に記載の装置。
[C78]
前記少なくとも1つのプロセッサは、
基地局から受信されたWUS構成のパラメータに基づいて、前記時間期間のインジケーションを受信すること
をするように更に構成される、C76に記載の装置。
[C79]
前記少なくとも1つのプロセッサは、
WUS構成に基づく事前定義されたルックアップテーブルに基づいて、前記時間期間のインジケーションを受信すること
をするように更に構成される、C76に記載の装置。
[C80]
ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のためのコンピュータ実行可能コードを記憶するコンピュータ可読媒体であって、前記コンピュータ実行可能コードは、
間欠受信(DRX)モードまたは拡張間欠受信(eDRX)モードに入ることと、前記DRXモードまたは前記eDRXモードは、第1のセルとのウェイクアップ信号(WUS)モードを備える、
前記WUSモードをサポートする第2のセルを再選択することと、
前記第2のセルを前記再選択した後に、ある時間期間にわたって前記WUSモードを伴わずに前記DRXモードまたは前記eDRXモードに戻ることと
をするためのコードを備える、コンピュータ可読媒体。
[C81]
ブロードキャストシステム情報を介して基地局から前記時間期間のインジケーションを受信すること、ここにおいて、前記時間期間は、事前定義された最小持続時間に基づく、
をするためのコードを更に備える、C80に記載のコンピュータ可読媒体。
[C82]
基地局から受信されたWUS構成のパラメータに基づいて、前記時間期間のインジケーションを受信すること
をするためのコードを更に備える、C80に記載のコンピュータ可読媒体。
[C83]
WUS構成に基づく事前定義されたルックアップテーブルに基づいて、前記時間期間のインジケーションを受信すること
をするためのコードを更に備える、C80に記載のコンピュータ可読媒体。