JP7293064B2 - 吸収性物品 - Google Patents
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Description
<第1の態様>
軟便等を透過するトップシートと、このトップシートの外側に隣接し、軟便等を透過するセカンドシートと、このセカンドシートの外側に配される吸収要素とを備え、
前記セカンドシートは、内面層と、外面層と、これらの間に介在される中間層とからなる積層不織布であり、
前記内面層の撥水性の度合いをr1、前記中間層の撥水性度合いをr2、及び前記外面層の撥水性の度合いをr3としたとき、r2>r1≧r3の関係を満たし、
前記内面層における繊維間の空隙をs1、前記中間層における繊維間の空隙をs2、及び前記外面層における繊維間の空隙をs3としたとき、s3<s2≦s1の関係を満たす、
ことを特徴とする吸収性物品。
本吸収性物品において、***された軟便等がトップシートを透過し、セカンドシートに到達すると、軟便等が内面層から中間層に速やかに移行される。これは、おそらく、内面層よりも中間層の方が撥水性の度合いが高く、軟便等の繊維に対する付着性が低いことにより、内面層よりも中間層の方が繊維層における軟便等の透過容易性が高くなる(繊維に付着せずに繊維間を通り抜けやすくなる)ためであると推測される。
前記外面層の繊維の繊度が5~6dtexであり、
前記内面層の繊維の繊度が4~6dtexの範囲内であって、かつ前記外面層及び前記中間層の繊維の繊度よりも大きく、
前記中間層の繊維の繊度が4~6dtexの範囲内であって、かつ前記内面層の繊維の繊度よりも小さい、
第1の態様に記載の吸収性物品。
内面層から外面層へ向かうに従い、繊維間の繊度が小さくなっていく形態にしているので、外面層側ほど繊維間の密度が高くなる。すなわち、繊維間に粗密勾配がある。そのため、軟便等が外面層側に移動し易いものとなる。
前記内面層の接触角が30°~70°であり、
前記中間層の接触角が前記内面層の接触角の1.3~2.5倍の層であり、
前記外面層の接触角が前記内面層の接触角の0.3~1倍の層である、
第1又は2の態様に記載の吸収性物品。
接触角は積層不織布内で中間層が最も大きいので、中間層が最も強い撥水性を有する。これにより、外面層から中間層への軟便等の移動がスムーズになされる。
前記積層不織布は、撥水剤が塗布された短繊維を、外面層、中間層及び内面層の順に積層した後、内面側から外面側に向けて熱風を通過させて繊維を融着させた、総目付け15~60g/m2のエアスルー不織布である、
第3の態様に記載の吸収性物品。
このようなエアスルー不織布は、熱風の吹き付け及び繊維の自重により、繊維間の空隙が内面側から外面側に向かうにつれて連続的に減少する(繊維の粗密勾配が形成される)ため、同一層内でも毛管現象により外側に向かって軟便が移動しやすくなる。
前記トップシートは、前後方向に所定の間隔を空けて並ぶ透過孔の列が、幅方向に複数列設けられたものであり、
前記透過孔各々の有効開口面積が10,000~50,000mm2であり、
前記透過孔群が、前記トップシートの少なくとも軟便等の***部に対向する部位及びその周辺を含む***領域に形成され、
前記トップシートに対する前記透過孔群の開口面積率が20~50%である、
第1の態様に記載の吸収性物品。
軟便等がトップシート上に留まっていると、肌のかぶれの原因となったり、軟便等が肌に付着し、煩雑な肌の拭き取り作業を行ったりすることになる。そのため軟便等を、トップシートを通して速やかにセカンドシートに移行させることが重要である。上記態様のトップシートであれば、透過孔群を有し、軟便等を遮るものが少ないので、軟便等を速やかに透過させてセカンドシートに移行させることができる。また、セカンドシートに軟便等を移行させると、その後逆戻りが発生し難いものとなる。
前記セカンドシートの厚さは3~20mmであり、
前記内面層及び前記外面層よりも、前記中間層の方が厚い、
第1の態様に記載の吸収性物品。
撥水性が付与された中間層では、軟便等が繊維に付着しづらいため、中間層から外面層へ移行が容易になされる。仮に中間層の厚みが相対的に薄いと、その分内面層の厚みと外面層の厚みの少なくともいずれか一方の比率が大きくなる。内面層と外面層は中間層よりも低い撥水性を有するので、軟便等が内面層と外面層の少なくともいずれか一方に付着された状態が維持され易くなる。そうすると、セカンドシートにおける軟便等の透過性が鈍る。
トップシート22を設ける場合は、軟便等を透過するシートであれば、特に限定なく公知のものを用いることができるが、例えば、複数の透過孔Hからなる透過孔群を有するものを用いるとよい。このトップシート22には、少なくとも軟便等の***部に対向する部位及びその周辺を含む***領域に、又は図6の形態では全体に、多数の透過孔H,H…が形成されている。ここで***領域とは、軟便等の性質によって変わり一概にはいえないが、例えば、吸収性物品200の縦方向LDの長さLの2/3の長さと、吸収要素23の幅とを有し、かつ軟便等の***部に対抗する部位を含む領域とすることができる。
セカンドシート26は、***された軟便等を拡散させつつ、吸収要素23へ導き、また、吸収要素23に到達した軟便等が肌側に逆戻りするのを防止するものとして機能する。特徴的には、セカンドシート26は内面層と、外面層と、これら不織布の間に介在される中間層とからなり、3層の不織布で構成される。セカンドシート26を構成する3層からなる積層不織布のうちの、内面層が肌当接側に、外面層が非肌当接側になるように、セカンドシート26が吸収性物品200に配される。すなわち、セカンドシート26の外面を形成する外面層が吸収要素23を覆う形態になる。
吸収要素23は軟便等を吸収し、保持する部分である。セカンドシート26に直接対向し、軟便等を保持する吸収要素23は、吸収体であってもよいし、又は包装シートによって吸収体の全体が包み込まれた形態であってもよい。
吸収体には、その一部又は全部に高吸収性ポリマー粒子を含有させることができる。高吸収性ポリマー粒子とは、「粒子」以外に「粉体」も含む。高吸収性ポリマー粒子としては、この種の吸収性物品に使用されるものをそのまま使用できる。高吸収性ポリマー粒子の粒径は特に限定されないが、例えば500μmの標準ふるい(JIS Z8801-1:2006)を用いたふるい分け(5分間の振とう)、及びこのふるい分けでふるい下に落下する粒子について180μmの標準ふるい(JIS Z8801-1:2006)を用いたふるい分け(5分間の振とう)を行ったときに、500μmの標準ふるい上に残る粒子の割合が30重量%以下で、180μmの標準ふるい上に残る粒子の割合が60重量%以上のものが望ましい。
高吸収性ポリマー粒子の抜け出しを防止するため、あるいは吸収体の形状維持性を高めるために、吸収体は包装シートで包んでなる吸収要素23として内蔵させることができる。包装シートとしては、ティッシュペーパ、特にクレープ紙、不織布、ポリラミ不織布、小孔が開いたシート等を用いることができる。ただし、高吸収性ポリマー粒子が抜け出ないシートであるのが望ましい。クレープ紙に換えて不織布を使用する場合、親水性のSMMS(スパンボンド/メルトブローン/メルトブローン/スパンボンド)不織布が特に好適であり、その材質はポリプロピレン、ポリエチレン/ポリプロピレンなどを使用できる。なお、包装シートは軟便等が透過させる素材からなることはいうまでもない。
吸収要素23の外面に配される軟便等不透過性シート21は、特に限定されるものではないが、通気性、透湿性を有するものが好ましい。軟便等不透過性シート21としては、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂中に無機充填剤を混練して、シートを成形した後、一軸又は二軸方向に延伸して得られた微多孔性シートを好適に用いることができる。また、軟便等不透過性シート21としては、不織布を基材として防水性を高めたものも用いることができる。
バックシート25は軟便等不透過性シート21の裏側全体を覆い、製品外面を布のような外観とするものである。バックシート25としては特に限定されず、素材繊維としては、例えばポリエチレン又はポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維を用いることができ、加工法としてはスパンレース法、スパンボンド法、サーマルボンド法、エアスルー法、ニードルパンチ法等を用いることができる。ただし、肌触り及び強度を両立できる点でスパンボンド不織布やSMS不織布、SMMS不織布等の長繊維不織布が好適である。不織布は一枚で使用する他、複数枚重ねて使用することもできる。後者の場合、不織布相互をホットメルト接着剤等により接着するのが好ましい。不織布を用いる場合、その繊維目付けは9~18g/m2、特に11~15g/m2のものが望ましい。バックシート25は設けなくてもよく、この場合、製品外面は軟便等不透過性シート21で覆われた形態になる。
前述の測定方法により内面層を形成する繊維、中間層を形成する繊維、外面層を形成する繊維について、接触角を測定した。セカンドシート26のうちの、内面の繊維を「内面層を形成する繊維」、外面の繊維を「外面層を形成する繊維」、外面層を剥がし露出した中間部の繊維を「中間層を形成する繊維」とした。なお、原則として、接触角は、特許文献1の段落[0017]~[0020]の記載の方法により測定した。
(1)内面層を形成する繊維を撮像し、明瞭な画像を5点選び、試験例1~試験例5とした。
(2)上記、(1)と同様に中間層を形成する繊維を撮像し、明瞭な画像を5点選び、試験例6~試験例10とした。また、外面層を形成する繊維を撮像し、明瞭な画像を5点選び、試験例11~試験例15とした。
(3)内面層を形成する繊維についての接触角の結果を表1に、中間層を形成する繊維についての接触角の結果を表2に、外面層を形成する繊維についての接触角の結果を表3に示す。
(擬似便の調製)
擬似便の保持量の測定では、セカンドシート26に保持される擬似便の質量を次記の手法で測定した。測定に用いた擬似便は次のとおりに調製した。なお擬似便を調製する際に、人工尿を使用するため、先に人工尿の調整方法について記述する。
(2)3000mlのガラスビーカーに人工尿1540gを入れた。
(3)上記(2)に、界面活性剤(ニューポール)2g、及び上記(1)の攪拌後の溶液260gを入れ、1時間以上攪拌した。
(4)上記(3)の攪拌後の溶液にそば粉100g、との粉100gを入れ、1時間以上攪拌して濃度を均一化したものを擬似便とした。
(1)硬質平板(縦80mm×横200mm×肉厚5mm)を肉厚方向に5枚重ねた積層硬質平板2つ(第1積層硬質平板81、第2積層硬質平板81)を縦方向LDに間隔J(150mm)開けて配列した。
(2)セカンドシートを矩形(縦200mm×横100mm)に切り出し、試験片80とした。セカンドシートについての物性は次記のとおりにした。繊度は、内面層が4.0dtex、中間層が5.0dtex、外面層が6.0dtexとした。接触角(5点平均)は、内面層が55°、中間層が110°、外面層が42°とした。繊維間の空隙は、内面層が900μm、中間層が700μm、外面層が400μmとした。目付けは、内面層が5g/m2、中間層が30g/m2、外面層が10g/m2とした。厚みは、内面層が1.5mm、中間層が4.0mm、外面層が1.5mmとした。内面層、中間層、外面層に用いた合成繊維は、PET/PE bicoの樹脂とした。試験片の質量は2.2gであった。
(3)第1積層硬質平板81と第2積層硬質平板81それぞれの上に試験片80が横方向に跨るように、展開状態にして試験片80を広げた。試験片80の横方向の両側端部に100gの錘82(縦20mm×横100mm)をそれぞれ乗せ、この錘82と積層硬質平板81で試験片80の両側端部を挟んで試験片80を広げて皺が形成されないように固定した。
(4)擬似便2mLが入ったシリンジで、0.4mL/秒となるように擬似便83を試験片80の中央部に滴下した。用いたシリンジは10mlのルノーチップ型(HENKESASSWOLF社製品)で、抽出口径が2mmであるものを用いた。
(5)擬似便の滴下が発生しなくなってから5分静置後、試験片80の質量を測定した。
(6)上記(2)のセカンドシートの代わりにPE/PP bico 耐久親水5.6dt 40g/m2を使用してブランク試験片を切り出し、上記の試験操作(2)~(5)を同様に行った。ここで、「試験片80」を「ブランク試験片」と読み替えるものとする。ブランク試験片の物性は、繊度が5.6dtex、繊維間の空隙が1000μm、厚みが5mmの繊維に用い、質量は1.9gであった。
以上の試験操作を、試験片80について5回行い、試験例16~試験例20とした。また、ブランク試験片について5回行い、試験例21~試験例25とした。試験結果を表4、表5に示す。表中の値(擬似便保持量)は、次記の算式で出した数値である。
(擬似便保持量(g))=(上記(5)の操作で測定した試験片の質量)―(上記(2)の操作で測定した試験片の質量)・・・式(1)
(擬似便保持量(g))=(上記(6)で読み替える(5)の操作で測定したブランク試験片の質量)―(上記(6)で読み替える(2)の操作で測定したブランク試験片の質量)・・・式(2)
明細書中で以下の用語が使用される場合、明細書中に特に記載がない限り、以下の意味を有するものである。
・「前後(縦)方向」とは腹側(前側)と背側(後側)を結ぶ方向を意味し、「幅方向」とは前後方向と直交する方向(左右方向)を意味する。
Claims (5)
- 下痢便を透過するトップシートと、このトップシートの外側に隣接し、前記下痢便を透過するセカンドシートと、このセカンドシートの外側に配される吸収要素とを備え、
前記セカンドシートは、内面層と、外面層と、これらの間に介在される中間層とからなる積層不織布であり、
前記内面層の撥水性の度合いをr1、前記中間層の撥水性度合いをr2、及び前記外面層の撥水性の度合いをr3としたとき、r2>r1>r3の関係を満たし、
前記内面層における繊維間の空隙をs1、前記中間層における繊維間の空隙をs2、及び前記外面層における繊維間の空隙をs3としたとき、s3<s2≦s1の関係を満たし、
前記内面層の接触角が30°~70°であり、前記中間層の接触角が70°~170°の範囲内でかつ前記内面層の接触角の1.3~2.5倍であり、
前記セカンドシートの厚さは3~20mmであり、
前記内面層及び前記外面層よりも、前記中間層の方が厚い、
ことを特徴とする吸収性物品。 - 前記内面層における繊維間の空隙の大きさが800μm以上~1000μm以下、前記中間層における繊維間の空隙の大きさが600μm超~800μm以下、及び前記外面層における繊維間の空隙の大きさが200μm以上~600μm以下である、
請求項1に記載の吸収性物品。 - 前記積層不織布は、撥水剤が塗布された短繊維を、外面層、中間層及び内面層の順に積層した後、内面側から外面側に向けて熱風を通過させて繊維を融着させた、総目付け15~60g/m2のエアスルー不織布である、
請求項1又は請求項2に記載の吸収性物品。 - 前記トップシートは、前後方向に所定の間隔を空けて並ぶ透過孔の列が、幅方向に複数列設けられたものであり、
前記透過孔各々の有効開口面積が10,000~50,000mm2であり、
前記透過孔群が、前記トップシートの少なくとも前記下痢便が***される部位及びその周辺を含む***領域に形成され、
前記トップシートに対する前記透過孔群の開口面積率が20~50%である、
請求項1に記載の吸収性物品。 - 前記トップシートは、撥水性又は疎水性の繊維からなる不織布であり、前記繊維の繊度が4.0~6.0dtexとなるものである、
請求項4に記載の吸収性物品。
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