JP7292802B2 - 粒状物収納容器 - Google Patents

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Description

本発明は、粒状の菓子、薬剤、栄養剤、及び美容剤等の粒状物を収納し、簡単な操作で所定量のみを取り出すことが可能な粒状物収納容器に関する。
従来、所定量の粒状物を取り出すことができる粒状物収納容器として、例えば、特許文献1の容器が知られている。この容器は、粒状物を収納する収納凹部と、当該収納凹部に連通する計量凹部とを有し、蓋を閉じた状態で容器を傾けて計量凹部内に所定量の粒状物を導入させ、次いで、蓋を開いて容器を反転させることにより、計量された粒状物を取り出すことができるものである。
特開2004-180726号公報
しかしながら、上記特許文献1の容器は、容器を傾けても収納凹部から計量凹部に所期した通りに粒状物が移動せず、蓋を開いた際に計量凹部に粒状物が配置されていない場合があり、その場合には、再び蓋を閉じて容器を傾けて所定量の粒状物を計量凹部に導入する必要があった。また、当該容器は、容器を傾けて粒状物を軽量凹部に導入する操作と、蓋をあけて容器を反転させる操作を別々に行う必要であるため、所定量の粒状物を取り出すまでに操作の手間が掛かる。さらに、収納凹部と計量凹部とが常に連通した状態にあるため、蓋を開けたまま容器を傾けると、収納凹部内の粒状物が計量凹部を通過して、過剰に出てきてしまう虞がある。
それゆえ、本発明は、容易な取り出し操作で、所定量の粒状物を高い精度で取り出すことができ、また、粒状物が過剰に出てくることも抑制することができる粒状物収納容器を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、本発明の粒状物収納容器は、粒状物を収容する収容空間を有し、該収容空間に連通する連通口が設けられた本体部と、
前記連通口の周縁部から前記本体部の外側に向けて突出し、前記本体部を倒立姿勢とすることにより前記収容空間から前記連通口を通して送出される粒状物を保持するように構成された保持部と、を備え、
前記保持部は、粒状物を取出すための取出し口と、押下げ操作により揺動して前記取出し口を開閉可能な操作レバーとを有し、
前記操作レバーは、該操作レバーを押下げない非押下状態では前記取出し口を閉塞し、該操作レバーを押下げた押下状態では前記取出し口を開放する開閉部と、
前記非押下状態では前記収容空間から前記取出し口へ向けた粒状物の移動を許容し、前記押下状態では、前記収容空間から前記取出し口へ向けた粒状物の移動を阻止する移動規制部と、を有することを特徴とする
ものである。
なお、本発明の粒状物収納容器にあっては、前記操作レバーは、前記本体部から突出する支柱部を支点に揺動可能な押圧部を有し、
前記移動規制部は、前記押圧部から前記連通口に向けて突出し、
前記開閉部は、前記押圧部から前記連通口とは逆側に突出していることが好ましい。
また、本発明の粒状物収納容器にあっては、前記操作レバーは、押下げられた該操作レバーを非押下状態に復元させる付勢部を有することが好ましい。
また、本発明の粒状物収納容器にあっては、前記付勢部は、前記押圧部に一体成形された板ばねで構成されていることが好ましい。
また、本発明の粒状物収納容器にあっては、前記保持部は、前記連通口の前側及び左右両側に設けられた側壁を有し、
前記操作レバーは、前記連通口の後側に設けられていることが好ましい。
また、本発明の粒状物収納容器にあっては、前記粒状物は非球形であり、前記保持部は、前記粒状物を所定の姿勢で保持するように構成されていることが好ましい。
また、本発明の粒状物収納容器にあっては、前記本体部は、筒状の周壁及び該周壁に連なる天壁を有する容器本体と、前記周壁の下端開口を閉塞する底蓋とによって形成されていることが好ましい。
また、本発明の粒状物収納容器にあっては、前記保持部は、前記容器本体に一体成形されていることが好ましい。
本発明によれば、容易な取り出し操作で、所定量の粒状物を高い精度で取り出すことができ、また、粒状物が過剰に出てくることも抑制することができる粒状物収納容器を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る粒状物収納容器の側面視での断面図である。 図1の粒状物収納容器の平面図である。 図1の粒状物収納容器における操作レバーの押圧部を押し下げた状態を示す側面視での拡大断面図である。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態に係る粒状物収納容器1について詳細に説明する。なお、本明細書、特許請求の範囲、及び要約書において、「上」側とは、図1に示す容器1の正立姿勢において容器本体10に対して上蓋30が位置する側であり、「下」側とはその反対側(上蓋30に対して容器本体10が位置する側)である。また、「前」側とは、ヒンジ部31に対して連通口13が位置する側であり、「後」側とは、その反対側である。
図1に示すように、本実施形態に係る粒状物収納容器1(以下、単に「容器」とも称する)は、容器本体10と、底蓋20と、上蓋30と、を備える。なお、図1は、上蓋30を開いた状態の容器1を示す側面視の断面図であり、図2は当該容器1の平面図である。容器1に収容される内容物としての粒状物Gは特に限定されるものではないが、例えば球状、扁平円形状、扁平楕円形状、扁平多角形状、立方体、直方体状等の粒状に形成された菓子や薬剤(錠剤)等とすることができる。本例の粒状物Gは、扁平円形状(円板形状)である。
本実施形態では、容器本体10と底蓋20とによって容器1の本体部Aが区画形成される。つまり、容器1においては、容器本体10と底蓋20とが、粒状物Gを収容する収容空間Sを区画形成している。
容器本体10は、筒状の周壁11と、周壁11の上端部を覆うように連なる隔壁12と、隔壁12を貫通する連通口13と、連通口13の周囲において隔壁12から突出する保持部40と、を有する。連通口13は、収容空間Sに連通している。
本例の周壁11は、軸線Oに垂直な断面(横断面)が略楕円形となる略楕円筒状であるが、これに限定されるものではない。例えば、周壁11を、横断面が円形または多角形等となる筒形状としてもよい。周壁11の下端開口11aは、底蓋20によって閉塞されている。
隔壁12は、軸線Oに垂直に延在する平坦な板状である。連通口13は、隔壁12の中心よりも前側に位置している。つまり、連通口13の軸線Cは、軸線Oよりも前側に位置する。なお、連通口13の軸線Cは、軸線Oに平行である。
保持部40は、連通口13の周縁部から本体部Aの外側に向けて突出し、本体部Aを倒立姿勢とすることにより収容空間Sから連通口13を通して送出される粒状物Gを保持するように構成されている。
本例の保持部40は、隔壁12に対して一体に連結されている。すなわち、保持部40は、容器本体10に一体成形されている。なお、本例では、連通口13の位置に対応して、保持部40も隔壁12の中心よりも前寄りに位置している。保持部40は、連通口13を取り囲むように隔壁12から上方に延びる側壁41と、粒状物Gを取出すための取出し口42と、押下げ操作により揺動して取出し口42を開閉可能な操作レバー43と、を有する。本例の側壁41は、連通口13の前側及び左右両側に設けられている。また、取出し口42は、側壁41の上端部において上向きに形成されている。操作レバー43は、連通口13の後側に設けられている。
本例の連通口13及び取出し口42は、粒状物Gが1個ずつ通過できる大きさに設定されている。すなわち、連通口13及び取出し口42は、同時に2個以上の粒状物Gが通過できない大きさに形成されている。連通口13及び取出し口42の大きさは、粒状物Gの大きさ、及び、1回の操作で取出す粒状物Gの数等に応じて、適宜変更可能である。
操作レバー43は、支柱部44と、押圧部45と、開閉部46と、移動規制部47と、付勢部48と、を有する。
支柱部44は、側壁41の後側において、隔壁12から上方に延びている。本例の支柱部44は、連通口13の後側に配置されている。また、本例の支柱部44は、軸線Cに平行に延びる左右一対の支柱部材で構成されているが、これに限られるものではない。
押圧部45は、本体部Aから突出する支柱部44を支点に揺動可能に構成されている。より具体的に、本例の押圧部45は、支柱部44の先端部(上端部)に一体に設けられており、当該支柱部44の先端部を支点に揺動可能に構成されている。押圧部45は、支柱部44の先端部から後側に延在する平坦な板状の構成である。本例の押圧部45は、隔壁12に対して平行に延在している。また、押圧部45の上面の後側領域には、横リブ状の複数の滑り止め凸部45aが設けられている。操作レバー43の押下げ操作の際には、当該滑り止め凸部45aに指を置いて押し下げることで、指の滑りを防止しながら軽い力で押圧部を押し下げることができる。押圧部45には、開閉部46及び移動規制部47が一体に設けられている。
開閉部46は、操作レバー43の押圧部45を押下げない非押下状態では取出し口42を閉塞し(図1、2参照)、操作レバー43の押圧部45を押下げた押下状態では取出し口42を開放する。なお、図1に示す非押下状態において、開閉部46は、取出し口42の全体を隙間なく閉塞する必要はなく、粒状物Gが通過できないように取出し口42を少なくとも部分的に閉塞していればよい。
開閉部46は、押圧部45から連通口13とは逆側(上側)に突出している。開閉部46は、押圧部45の前端部から上側に延在し、且つ、先端部46aに向けて前側に湾曲している。開閉部46は、粒状物Gの形状に対応して、側面視で円弧状に湾曲する板部で構成されている。なお、図1に示す非押下状態(初期状態)において、開閉部46の先端部46aと、前側に位置する側壁41の上端部との距離(開口幅)は、粒状物Gの直径よりも小さい。これにより、取出し口42は閉じた状態となり、取出し口42を通した粒状物Gの外部への移動が阻止される。図1に示す非押下状態において、本例の開閉部46の先端部46aは、連通口13の前後方向の中心(軸線C上)の近傍に位置する。
一方、図3に示すように押圧部を押し下げた押下げ状態では、開閉部46の先端部46aと、前側に位置する側壁41との距離(開口幅)は、粒状物Gの直径よりも大きくなる。これにより、取出し口42は開いた状態となり、粒状物Gが取出し口42を通って外部へ移動可能となる。
移動規制部47は、図1に示す操作レバー43の非押下状態では収容空間Sから取出し口42へ向けた粒状物Gの移動を許容し、図3に示す操作レバー43の押下状態では、収容空間Sから取出し口42へ向けた粒状物Gの移動を阻止する。本例の移動規制部47は、押圧部45から連通口13に向けて突出している。移動規制部47は、押圧部45の前端部から下方に延在し、且つ、先端部47aに向けて前側に湾曲している。移動規制部47は、図1に示すように側面視で円弧状に湾曲する板部で構成されている。移動規制部47は、開閉部46よりも長さ及び幅が小さい。
図1に示す非押下状態において、移動規制部47の先端部47aと、前側に位置する側壁41との距離(開口幅)は、粒状物Gの直径よりも大きい。これにより、連通口13は開いた状態となり、粒状物Gの収容空間Sから取出し口42に向けた移動が許容される。
一方、図3に示す押下げ状態では、移動規制部47の先端部47aと、前側に位置する側壁41との距離(開口幅)が、粒状物Gの直径よりも小さくなる。これにより、連通口13は閉じた状態となり、粒状物Gの取出し口42に向けた移動が阻止される。
付勢部48は、押下げられた操作レバー43を非押下状態に復元させることができる。付勢部48は、押圧部45に一体成形された板ばねで構成されている。付勢部48は、押圧部45の後部から下方に延び、先端部48aに向けて前側に湾曲している。図1に示す操作レバー43の非押下状態では、付勢部48は隔壁12から離間しており、図3に示す操作レバー43の押下状態では、付勢部48の先端部48a近傍が隔壁12に当接して弾性変形し、その反発力により押圧部45を付勢する。これにより、押圧部45への押圧力を解除した際には、操作レバー43が自動的に元の非押下状態に復元される。
容器1を倒立姿勢とすることにより収容空間Sから連通口13を通過した粒状物Gは、側壁41及び操作レバー43の開閉部46に支持されることで保持部40内に保持される。本例の開閉部46は、図1に示すように、粒状物Gの外周面の形状に合わせて円弧状に湾曲している。保持部40内で保持された粒状物Gの外周面が、当該開閉部46の内周面に当接することで、当該粒状物Gは所定の姿勢(向き)で安定した状態で維持される。なお、保持部40の形状は、粒状物Gの形状に応じて適宜変更可能である。
底蓋20は、平坦な底板21と、底板21の外周縁近傍から立ち上がる嵌合壁22とを有する。なお、本例では、底板21の中心に円柱状の凸部23が設けられている。嵌合壁22は、周壁11の下端部に内側から嵌合する。図1に示す容器1の正立姿勢において、底蓋20の下面20aが水平な接地面を構成する。
上蓋30は、ヒンジ部31を介して容器本体10に一体に連結されている。本例において、ヒンジ部31の一端は周壁11の後側の上部に連結され、他端は上蓋30の側周壁33に連結されている。上蓋30は、平坦な天壁32と、天壁32の外周縁に連なる筒状の側周壁33とを有する。上蓋30の前側の端部は、上蓋30を開く際に指を掛けるための指掛け部34となっている。
図1に二点鎖線で示すように、上蓋30は、閉状態において保持部40を外側から覆う。なお、本例では、上蓋30の側周壁33の下部内周面が、容器本体10の周壁11の上部外周面に嵌合することにより、上蓋30の閉状態を維持することができる。
以下に、図1に示す容器1に収容された粒状物Gを所定量(本例では1個)のみ取り出す方法について説明する。
先ず、図1に示すように上蓋30を開いた容器1を、正立姿勢から倒立姿勢にする(図3参照)。なお、倒立姿勢とは、連通口13が下向きとなるように容器1を傾けた姿勢であり、軸線Oが鉛直方向に平行となるような姿勢に限らず、軸線Oが鉛直方向に対して斜めに傾斜している姿勢(傾倒姿勢)も含むものである。容器1を倒立姿勢にすると、収容空間Sに収容された粒状物Gが連通口13を通して保持部40内に移動し、粒状物Gが保持部40に保持される。なお、倒立姿勢において、非押下状態の操作レバー43の開閉部46が保持部40内の粒状物Gに当接することで、当該粒状物Gが取出し口42を通過して落下することはない。つまり、操作レバー43の開閉部46により粒状物Gの意図しない落下は阻止される。
次いで、保持部40内の粒状物Gを取り出すために、図3に示すように押圧部45を隔壁12側に押圧し、操作レバー43を揺動させる。これにより、開閉部46が開いて保持部40に保持された所定量(1個)の粒状物Gが取出し口42を通って外部に放出される。この時、移動規制部47の先端部47aは前側に位置する側壁41に近接する方向に揺動するため、取出し口42から放出される粒状物Gよりも収容空間S側にある粒状物Gは、取出し口42に向けた移動を阻止される。このようにして、容器1から所定量の粒状物Gのみを確実に取り出すことができる。なお、粒状物Gを取り出した後は、付勢部48の復元力により操作レバー43が自動的に元の状態に戻る。これにより、開閉部46が取出し口42を閉塞し、移動規制部47は開くため、保持部40内に次の粒状物Gを保持することが可能となる。
また、粒状物Gを取り出した後は、容器1を正立姿勢に戻すことにより、保持部40内に保持された粒状物Gは連通口13を通って収容空間Sに戻る。そして、上蓋30を閉めて保持部40を覆うことにより、粒状物Gの意図しない落下をより確実に防止することができる。さらに、上蓋30を閉めることにより、収容空間S内に外気が進入し難くなるため、粒状物Gの品質低下を抑制することができる。
以上の通り、本実施形態の容器1にあっては、上蓋30を開いて容器1を倒立姿勢とし、操作レバー43の押圧部45を押し下げるだけの操作で、所定量の粒状物Gを取出すことができる。すなわち、蓋部を開く前に容器を傾けて計量部に粒状物を導入するといった操作が不要であり、且つ、片手での取出し操作が可能となる。また、上蓋30を開いた非押下状態で容器1を傾けても、開閉部46によって取出し口42を通過する粒状物Gの移動が阻止され、また、押下状態であっても、連通口13を通過して取出し口42へ向かう粒状物Gの移動が移動規制部47によって阻止されるため、粒状物Gが過剰に出てくることもない。さらに、所定量の粒状物Gが保持部40に保持されているか否かが取出し口42から一目で確認できる。
このように、図3に示す押下げ状態では、予め保持部40内に保持された所定量(本例では1個)の粒状物Gが取出し口42を通して外部に移動する(取り出される)一方で、移動規制部47によって他の粒状物Gの取出し口42に向けた移動が阻止される。これにより、所定量の粒状物Gのみを取り出すことが可能となる。
このように、本実施形態の容器1によれば、容易な取り出し操作で所定量の粒状物Gのみを高い精度で取り出すことができ、また、粒状物Gが過剰に出てくることも抑制することが可能となる。
また、本実施形態の容器1にあっては、押下げられた操作レバー43を非押下状態に復元させる付勢部48を有することが好ましく、当該構成によれば、粒状物Gを取出した後に、迅速に操作レバー43を復元させることができる。その結果、操作レバー43の動作の精度を高めることができる。また、付勢部48が押圧部45に一体成形された板ばねで構成されていることで、付勢部48を別部品として成形して組立てる場合に比べて、部品数を削減することができ、組立ての手間も削減することができる。
また、本実施形態の容器1にあっては、操作レバー43が連通口13の後側に設けられた構成とすることにより、取出し口42から前方に粒状物Gを放出させ易くなり、粒状物Gを取出す操作がより容易となる。
また、本実施形態の容器1にあっては、粒状物Gが球形ではなく、保持部40内で保持される際には粒状物Gが所定の姿勢で保持されるように構成されている。具体的に本例では、保持部40内の粒状物Gの円形の表面及び裏面がそれぞれ左右両側の側壁41に対向し、円環状の外周面が開閉部46の内面に当接する姿勢で保持される。これにより、保持部40内の粒状物Gを取出し口42に向けて移動し易い状態で維持することができるので、よりスムーズに粒状物Gを取り出すことができる。
また、本実施形態の容器1にあっては、本体部Aが、筒状の周壁11及び周壁11に連なる隔壁12を有する容器本体10と、周壁11の下端開口11aを閉塞する底蓋20とによって形成されている。当該構成により、底蓋20を取り外すことで容易に粒状物Gを収容空間Sに充填することができる。
また、本実施形態の容器1にあっては、保持部40が、容器本体10に一体成形されている。当該構成により、保持部40を別部品として成形して組立てる場合に比べて、部品数を削減することができ、組立ての手間も削減することができる。
上述したところは、本発明の一例を示したにすぎず、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。例えば、先の実施形態では、容器本体10に上蓋30が一体成形された構成としているが、これに限られるものではなく、容器本体10と上蓋30とを別々に形成して、容器本体10に対して上蓋30を着脱可能に装着する構成としてもよい。その場合、例えば容器本体10及び上蓋30の一方に雄ねじ部を設けるとともに、他方に雌ねじ部を設けて螺着させる構成としてもよいし、何れか一方の外周面に外向き凸部を設けるとともに他方の内周面に、当該外向き凸部を乗り越えて係合する内向き凸部を設けて打栓等によりアンダーカット結合させる構成としてもよい。また、底蓋20を周壁11にねじ結合またはアンダーカット結合させる構成としてもよい。
また、先の実施形態では、保持部40が隔壁12に一体に連結された構成としているが、保持部40を別体として成形して、隔壁12に組み付ける構成としてもよい。また、隔壁12及び保持部40を周壁11とは別に成形して圧入結合、ねじ結合、アンダーカット結合等により組み付ける構成としてもよい。その場合、底蓋20を周壁11と一体成形してもよい。
1:粒状物収納容器(容器)
10:容器本体
11:周壁
11a:下端開口
12:隔壁
13:連通口
20:底蓋
20a:下面
21:底板
22:嵌合壁
23:凸部
30:上蓋
31:ヒンジ部
32:天壁
33:側周壁
34:指掛け部
40:保持部
41:側壁
42:取出し口
43:操作レバー
44:支柱部
45:押圧部
45a:滑り止め凸部
46:開閉部
47:移動規制部
48:付勢部
A:本体部
C:連通口の軸線
G:粒状物
O:軸線
S:収容空間

Claims (7)

  1. 粒状物を収容する収容空間を有し、該収容空間に連通する連通口が設けられた本体部と、
    前記連通口の周縁部から前記本体部の外側に向けて突出し、前記本体部を倒立姿勢とすることにより前記収容空間から前記連通口を通して送出される粒状物を保持するように構成された保持部と、を備え、
    前記保持部は、粒状物を取出すための取出し口と、押下げ操作により揺動して前記取出し口を開閉可能な操作レバーとを有し、
    前記操作レバーは、該操作レバーを押下げない非押下状態では前記取出し口を閉塞し、該操作レバーを押下げた押下状態では前記取出し口を開放する開閉部と、
    前記非押下状態では前記収容空間から前記取出し口へ向けた粒状物の移動を許容し、前記押下状態では、前記収容空間から前記取出し口へ向けた粒状物の移動を阻止する移動規制部と、を有しており、
    前記操作レバーは、前記本体部から突出する支柱部の先端部に一体に設けられているとともに当該支柱部の先端部を支点に揺動可能に構成されている押圧部を有し、
    前記移動規制部は、前記押圧部から前記連通口に向けて突出し、
    前記開閉部は、前記押圧部から前記連通口とは逆側に突出している粒状物収納容器。
  2. 前記操作レバーは、押下げられた該操作レバーを非押下状態に復元させる付勢部を有する、請求項に記載の粒状物収納容器。
  3. 前記付勢部は、前記押圧部に一体成形された板ばねで構成されている、請求項に記載の粒状物収納容器。
  4. 前記保持部は、前記連通口の前側及び左右両側に設けられた側壁を有し、
    前記操作レバーは、前記連通口の後側に設けられている、請求項1~の何れか一項に記載の粒状物収納容器。
  5. 記粒状物は非球形であり、前記保持部は、前記粒状物を、前記保持部内の前記粒状物が左右両側の前記側壁に対向し、当該粒状物が前記開閉部の内面に当接する姿勢で保持するように構成されている、請求項の何れか一項に記載の粒状物収納容器。
  6. 前記本体部は、筒状の周壁及び該周壁に連なる天壁を有する容器本体と、前記周壁の下端開口を閉塞する底蓋とによって形成されている、請求項1~の何れか一項に記載の粒状物収納容器。
  7. 前記保持部は、前記容器本体に一体成形されている、請求項に記載の粒状物収納容器。
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