JP7292172B2 - 走行パタン作成装置及びその方法 - Google Patents

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Description

本発明は、列車の走行パタンを作成する走行パタン作成装置及びその方法に関する。
鉄道列車が出発駅から到着駅までを所与の目標走行時分に従って走行するとき、加速、定速、惰行、ブレーキといった操作を行うが、その時の列車の位置と速度の関係は、横軸に位置を示し、縦軸に速度を示したグラフによる走行パタンとして表わすことができる。
鉄道列車を制御する一般的な方法は次のとおりである。予め、又は走行する都度の駅間において目標となる走行パタン(以下、「目標パタン」という)を駅出発前に作成する。駅間走行中の列車は、一定の制御周期ごとに現在速度と目標パタンとを比較して、目標パタンから走行実態が乖離していれば、それを是正するように運転操作することで、目標パタンに沿った運転を実現する。
一方で、架線電圧の低下や設計誤差に伴う加速度の変動などが原因で、目標パタン作成時に想定した列車特性などの条件に対して、走行中の列車の条件が異なる場合がある。この場合、列車は目標パタン通りに走行できないため、駅間走行中に目標パタンを条件の変動に応じて修正する必要がある。特許文献1では、駅間走行中に目標パタンを列車の制御周期ごとに再作成することによって、外乱に応じた運転を実現する手法が記載されている。
特開平8-216885号公報
特許文献1には、目標パタンの再作成が列車の制御周期以内に完了することを前提とした列車自動運転方式が記載されている。しかしながら、鉄道の制御システムには、高度な安定性及び確実性が求められるため、採用実績の長いコンピュータは、処理速度が必ずしも高速でない。処理速度が高速でないコンピュータによって再作成した目標パタンを用いた制御では、目標パタンの再作成が列車の制御周期以内に完了しない場合、外乱に対応する最適タイミングから遅れる不具合も生じる。
目標パタンの再作成について、より詳しくは、次のとおりである。まず、初期値として指定された開始地点及び開始速度から次の駅までの区間を最速で走行するパタン(以下、「最速パタン」という)を作成する。この初期値を作成した上で、最速パタンの走行時分と、与えられた目標走行時分と、の差である余裕時分の範囲内で、消費電力量を低減する。
このとき、山登り法による最速パタンの調整を繰り返すといった処理には、数十秒を要することもある。この程度の処理時間(計算時間)を要していることにより、制御周期以内にパタンの再作成が完了しない場合に、上記不具合が生じる。例えば、再作成前の目標パタンに従って、力行運転から定速運転に切替えた後に、再作成が完了した場合に、上記不具合が生じる。
つまり、定速運転に切替えた直後に再作成が完了した場合、その再作成した目標パタンに従って再度力行運転に切替える運転操作が発生することがある。すなわち、力行運転から定速運転へ切替えた直後に、再度力行運転へ切替えるといった余分な切替え回数の運転操作が生じることがある。このとき、度重なる運転操作の都度に、列車は加速度が変化する。その結果、当初の目標パタンで規定されていた乗り心地や省エネ性が、その規定よりも悪化するという課題がある。
これを防ぐためには、再作成した目標パタンを外乱に対応する最適タイミングで反映できるように、目標パタンの再作成を完了させる必要がある。本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、目標パタンの再作成に伴う余分な切替え回数の運転操作が生じることを防ぎ、目標パタンで規定される乗り心地や省エネ性を向上できる走行パタン作成装置を提供することにある。
本発明は、上記課題を解決するために、列車の位置に応じた走行パタンを作成する走行パタン作成装置において、列車が走行する走行区間を、与えられた目標走行時分で走行するための目標パタンを作成する目標パタン作成部と、目標パタンに基づく運転操作切替点を特定する切替点特定部と、運転操作切替点から前記目標パタンの作成演算に要すると見込まれる処理時間を見込んだ手前の時刻に目標パタンを作成指令する再作成判定部と、を備え、処理時間は、目標パタンを作成する前記走行区間の距離に応じて変更される、ものである。
本発明によれば、目標パタンの再作成に伴う余分な切替え回数の運転操作が生じることを防ぎ、目標パタンで規定される乗り心地や省エネ性を向上できる。
本発明の実施例1に係る走行パタン作成装置の概略構成を示すブロック図である。 図1の目標パタン作成部が作成する目標パタンを形成するためのデータを例示する表である。 図1の目標パタン作成部が作成する目標パタンを例示するグラフである。 図3の目標パタングラフに基づいて、図1の切替点特定部が特定した運転操作切替点を説明する図である。 図2の表に基づいて、目標パタンの再作成指令地点を算出するための説明図である。 図3の目標パタングラフにおいて、図1の再作成判定部が算出した再作成指令地点を示す図である。 図1の走行パタン作成装置を用いた方法の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施例2に係る走行パタン作成装置の概略構成を示すブロック図である。 図6と対比するように図8の再作成判定部が算出した再作成指令地点を示す図である。 図8の走行パタン作成装置を用いた方法の処理手順を示すフローチャートである。
図1~図7を用いて本発明の実施例1に係る走行パタン作成装置及びその方法を説明する。また、図8~図10を用いて本発明の実施例2に係る走行パタン作成装置及びその方法を説明する。なお、各図において、同一効果の要件には同一符号を付して重複説明を省略する。また、実施例2では、実施例1に対する相違点を主に説明する。まず、図1を用いて、走行パタン作成装置の構成と各構成要素の役割を説明する。
図1は、本発明の実施例1に係る走行パタン作成装置の概略構成を示すブロック図である。図1に示すように走行パタン作成装置10は、目標パタン作成部1と、切替点特定部2と、処理時間保持部3と、再作成判定部4と、を備えて構成される。
目標パタン作成部1は、指定された開始地点及び開始速度を基点として、次の駅までの区間を、与えられた目標走行時分で走行するための目標パタンを作成する機能を有する。目標パタンとして、例えば、上述の乗り心地や省エネ性を規定する目標パタンが挙げられる。
切替点特定部2は、目標パタン作成部1から出力された目標パタンに対して、運転操作切替点を特定する機能を有する。再作成した目標パタンを外乱に対応する最適タイミングで制御に反映させるため、これら運転操作切替点に到達するまでに、目標パタンの再作成を完了させる必要がある。
処理時間保持部3は、目標パタンの作成に要する処理時間の情報を保持する機能を要する。目標パタンの作成に要する処理時間の算出には、過去に目標パタンを作成した際に要した処理時間を用いる方法が挙げられる。また、目標パタンの作成に要する処理時間は一般的に、駅間距離に比例して大きくなるため、処理時間を固定の値とするのではなく、目標パタンを作成する区間の距離に応じて、処理時間を動的に変えてもよい。
なお、上述の処理時間について、例えば、過去の蓄積データの平均値であり、1回につき20~30秒かかることもある。その理由は次の2~3点である。第1に、鉄道では安定性重視のため古くても低スペックのコンピュータを用いているためである。第2に、目標パタンを再作成するための演算処理は、上述のコンピュータで複数パタンの作成を試行錯誤しながら繰り返すという処理を要するためである。第3に、駅間距離が長ければ、試行錯誤の回数が増加するためである。このように現状では短縮できない上述の処理時間の分だけ先回り制御することによって、本発明の課題を解決する好結果が得られる。
再作成判定部4は、切替点特定部2から出力された運転操作切替点に対して、処理時間保持部3から出力された処理時間分前に列車が到達する地点である再作成指令地点を算出した上で、列車5から出力された列車の現在の位置が再作成指令地点に到達した場合には、目標パタンを再作成する指令、及び、再作成の条件として列車5の現在の位置・速度を目標パタン作成部1に対して出力する機能を有する。
図1の実施例1に係る走行パタン作成装置10では、目標パタンに基づく運転操作切替点を基点として、目標パタンの作成演算に要する処理時間分前の地点を、目標パタンの再作成を開始する地点に決定する。これにより、運転操作切替点に到達するまでに再作成を完了し、再作成した目標パタンを外乱に対応する最適タイミングで反映させる制御を可能とする。その結果、走行パタン作成装置10では、目標パタンの再作成に伴う余分な切替え回数の運転操作が生じることを防ぎ、目標パタンで規定される乗り心地や省エネ性を向上させることができる。
以下、走行パタンについて、より詳細に説明する。走行パタンは、線路上を走行する列車5の速度変化や駅間走行時間などを調査・検討する目的で作成する。説明の便宜上簡略化した走行パタンを図3、図4、及び図6に例示し、それぞれについては後述する。走行パタンは、横軸に線路上の位置(通称「キロ程」)を、縦軸に列車5の走行速度及び経過時間を表す。なお、経過時間の詳細については省略する。
実際に用いられる走行パタンには、駅の位置や線路上にある曲線、下りこう配、トンネル、分岐器、信号などといった設備状況とともに、線路上に存在する速度制限に係る表示(制限速度及びその位置)が描かれる。列車5がこれら速度制限を超えないように、かつ列車5の能力(最高速度、加速能力、ブレーキ減速度等)を十分発揮しながら走行したときの各位置での列車速度を示した曲線を速度曲線とも呼ばれるが、ここでは走行パタンと呼ぶ。
走行パタンを作成することによって、駅間における運転時間を知ることができる。また加速性能・最高速度といった列車特性や曲線区間の多い少ないといった線路状況を考慮した上で、設備改良・新製車両の投入などの投資をどのように行えば、より時間短縮効果を得ることができるかといった検討にも走行パタンは役立てられる。
目標パタン作成時に想定した列車特性と実際の条件とが異なる場合の具体例として、架線電圧の低下や設計誤差に伴う加速度の変動や、走行抵抗の測定誤差などが挙げられる。このような具体例で示すように、条件が異なる場合として、本発明に係る実施形態(実施例1,2)の説明では、実際に走らせた列車5の加速度が、予め作成された目標パタンによる想定に比べて小さい場合を設定した。
実施例1,2では、列車5がA駅を力行運転により出発後、定速運転に切替える場面を用いている。しかし、本発明の適用範囲は、この場面に限らず、定速運転から惰行運転、惰行運転からブレーキ運転に切り替える等、他の走行実態に係る場面においても共通である。なお、走行パタン作成装置10は、車上もしくは地上のどちらに設置しても構わない。地上に設置した場合は、無線を用いて計算結果を車上へ送信することによって、作成した走行パタンに沿って列車を運転することができる。
図2は、図1の目標パタン作成部1が作成する目標パタンを形成するためのデータを例示する表である。図2に示すように、目標パタンは、各地点における速度や運転操作を時系列データで格納された形式とする。図3は、図1の目標パタン作成部1が作成する目標パタンを例示するグラフである。図3に示すように、目標パタングラフは、横軸に駅間の位置を距離で示し、縦軸に列車5の走行速度を示している。
運転操作切替点を特定する方法として、例えば、目標パタンにおける運転操作の時系列データを用いる方法が挙げられる。目標パタンに基づく運転操作切替点の一例を図4に示す。図4は、図3の目標パタングラフに基づいて、図1の切替点特定部2が特定した運転操作切替点を説明する図である。
図4に示すように、運転操作切替点として、地点a~地点c(以下、「運転操作切替点a~c」ともいう)が特定されている。すなわち、地点aにおいて力行運転から定速運転に、地点bにおいて定速運転から惰行運転に、地点cにおいて惰行運転からブレーキ運転に、運転操作を切替えており、これら地点a、地点b、地点cが運転操作切替点a,b,cに該当する。
図5は、図2の表に基づいて、目標パタンの再作成指令地点を算出するための説明図である。図5に示す目標パタンのデータの一例を用いて、運転操作切替点aに対して処理時間分前に列車が到達する地点である再作成指令地点P(図5、図6)を算出する方法を説明する。まず切替点特定部2が出力した運転操作切替点(図5のa)に対して、処理時間保持部3から出力された処理時間分前の時刻(図5のt)を特定した上で、その時刻における位置(図5のP)を再作成指令地点に決定する。
なお、運転操作切替点の位置(図5のa)と、その運転操作切替点aから処理時間分前の時刻tにおける位置(図5、図6のP)間の距離を、以降の説明では、処理時間分の距離(図5、図6のd)と呼ぶ。また、運転操作切替点a及び処理時間から算出した再作成指令地点Pの一例について、図6を用いて説明する。
図6は、図3の目標パタングラフにおいて、図1の再作成判定部4が算出した再作成指令地点Pを示す図である。上記のように、再作成指令地点Pを運転操作切替点aを用いて算出することで、運転操作の切替前に再作成を完了させ、再作成した目標パタンを外乱に対応する最適タイミングで反映させる制御ができる。
図1に示したように、走行パタン作成装置10は、目標パタン作成部1から出力された目標パタンに沿って、列車5を制御する機能を有する。なお、列車5を制御する方法は、運転士による手動制御だけに限らず、ATO(Automatic Train Operation;自動列車運転装置)による自動制御でもよい。運転士による手動制御の場合、目標パタンをなぞるように運転操作する。以上が、走行パタン作成装置10の構成と各構成要素の役割の説明である。
次に、走行パタン作成装置10を用いた走行パタン作成方法について説明する。列車5がA駅を出発する前から次のB駅に到着するまでの間において、走行パタン作成装置10が目標パタンを作成する処理の手順を、図7のフローチャートを用いて説明する。この処理は、図7に示すように、ステップS1~S7がある。ステップS1で、目標パタン作成部1において目標パタンを作成するための条件である、開始地点を駅出発地点、開始速度を0km/hに設定する。
ステップS2で、目標パタン作成部1は、指定された開始地点及び開始速度を基点として、次のB駅までの区間を、予め定められた目標走行時分で走行するための目標パタンを作成する。また、目標パタンの作成が完了するまでの間は、A駅出発前の時点ではA駅で待機し、駅間走行中の時点では、以前に作成した目標パタンに沿って走行するものとする。なお、駅間走行中に目標パタンを作成する場合は、列車特性の変動を補正した上で、目標パタンを作成する。
ステップS3で、切替点特定部2は、ステップS2で作成された目標パタンにおける、列車5の現在地点から次の駅までの間の運転操作切替点を特定した上で、運転操作切替点が存在する場合(S3でYes)は、ステップS4に進み、運転操作切替点が存在しない場合(S3でNo)は、処理を終える。
ステップS4で、再作成判定部4は、切替点特定部2から出力された運転操作切替点aに対して、処理時間保持部3から出力された処理時間分の距離d前の地点を再作成指令地点Pに決定する。ステップS5で、列車5から、現在の位置を取得する。
ステップS6で、再作成判定部4は、列車5の現在の位置と、ステップS4で決定した再作成指令地点Pを比較し、現在の位置が再作成指令地点Pと一致する場合(S4でYes)は、ステップS7に進み、現在の位置が再作成指令地点と一致しない場合(S4でNo)は、ステップS5に戻る。
ステップS7で、目標パタンの開始地点を列車5の現在の位置、開始速度を列車5の現在の速度に更新した上で、ステップS2に進む。以上が、列車5がA駅出発前から次のB駅に到着するまでの間において、走行パタン作成装置10が目標パタンを作成する処理の流れの説明である。
実施例1によれば、上述のように、目標パタンに基づく運転操作切替点aを基点として、目標パタンの作成演算に要する処理時間分前に列車5が到達する地点Pを、目標パタンの再作成を開始する地点Pに決定することによって、運転操作切替点aに到達するまでに再作成を完了する。その結果、再作成した目標パタンを外乱に対応する最適タイミングで反映させる制御が可能となり、目標パタンの再作成に伴う余分な切替え回数の運転操作が生じることを防ぎ、目標パタンで規定される乗り心地や省エネ性を向上することができる。
次に、図8~図10を用いて本発明の実施例2に係る走行パタン作成装置及びその方法を説明する。図8を用いて、走行パタン作成装置20の構成と各構成要素の役割を説明する。図8は、本発明の実施例2に係る走行パタン作成装置20の概略構成を示すブロック図である。
図8に示すように、実施例2に係る走行パタン作成装置20は、実施例1に係る走行パタン作成装置10に対し、新たに切替点補正部6,6aを追加したものである。なお、実施例2の走行パタン作成装置20は、実施例1の走行パタン作成装置10に切替点補正部6,6aを備えた点以外は、同一の構成であるので、切替点補正部6,6a以外については同一の符号を付してその説明を省略する。
実施例1の走行パタン作成装置10では、再作成判定部4が再作成指令地点Pを算出する際、切替点特定部2から出力された運転操作切替点aを用いていたが、予め想定した列車特性と実際の列車特性に差異がある場合は、この方法で特定した運転操作切替点aと実際の運転操作切替点X(不図示)が異なる可能性がある。
そこで、実施例2では、コンピュータでなる切替点特定部2が生成した運転操作切替点aを実際の運転操作切替点Xに、より正確に近づけることを目的に、駅間走行中に実際の列車特性を簡易的に推定した上で、推定結果を用いて運転操作切替点aを補正する方法について説明する。
切替点補正部6は、列車5から出力された走行中の走行パタンを用いて実際の列車特性を簡易的に推定した上で、切替点特定部2から出力された運転操作切替点aに対して推定結果分を補正した補正後の運転操作切替点(以下、「補正切替点」という)βを決定する機能を有する。この補正切替点β及び処理時間から算出した再作成指令地点Qの一例を図9に示す。
図9は、図6と対比するように図8の再作成判定部4が算出した再作成指令地点Qを示す図である。補正切替点βを決定する方法として、例えば、列車5からの出力信号により取得された列車5の現在の位置及び速度を基点αとする。その基点αに対し、予め作成された目標パタンによる想定の加速度で加速したことによって、目標パタンの定速走行の速度に到達する地点を補正切替点βに決定する方法が考えられる。
図9の例では、目標パタンに比べて実際の加速度が小さいことから、切替点特定部2から出力された運転操作切替点aよりもB駅側に進んだ地点を補正切替点βに決定する。なお、以上の説明では、目標パタンに比べて実際の加速度が小さい場合の処理を例としたが、目標パタンに比べて実際の加速度が大きい場合でも、実施例2の走行パタン作成方法に係る処理は同様である。
次に、図8の実施例2に係る走行パタン作成装置20において、目標パタンを再作成する処理の手順を図10のフローチャートを用いて説明する。なお、図10におけるステップS1~S7の処理は、実施例1に係る走行パタン作成装置10の処理(図7:S1~S7)と同様であるため、ここでの説明は省略する。
図10におけるステップS5とステップS6の間に挿入されたステップS51,52のみを相違点として説明する。また、これらのステップS5,S51,S52,S6について、S番号の大小に関わらず、フローチャートの順に処理が進められる。
ステップS51では、切替点補正部6aは、列車5から出力された走行中の走行パタンを用いて実際の列車特性を簡易的に推定した上で、切替点特定部2から出力された運転操作切替点aに対して推定結果分を補正した補正切替点βを決定する。
ステップS52では、再作成判定部4は、切替点補正部6aから出力された補正切替点βに対して、処理時間保持部3から出力された処理時間分前(処理時間分の距離d)に列車5が到達する地点Qを再作成指令地点Qに決定する。
実施例2によれば、駅間走行中に実際の列車特性を簡易的に推定した上で、推定結果を用いて運転操作切替点aを補正した補正切替点βを生成することによって、実際の運転操作切替点Xに、より正確に近づけることができる。
本発明の実施例1,2に係る走行パタン作成装置10,20によれば、上述のように、制御周期以内にパタンの再作成が完了しない場合にも、再作成した目標パタンを外乱に対応する最適タイミングで反映させる制御ができる。
特に、列車制御に使用されるコンピュータの処理速度が必ずしも高速でない場合に有効である。この場合、上述したように、目標パタンの再作成に要する演算処理には、数十秒を要することもあるので、再作成した目標パタンを外乱に対応する最適タイミングで反映させる制御を必要とする。
目標パタンの再作成に要する演算処理は、最速パタンの走行時分と、与えられた目標走行時分と、の差である余裕時分の範囲内で、消費電力量を低減するため、山登り法による最速パタンの調整を繰り返すといった処理である。再作成判定部4は、目標パタンの再作成を開始するタイミングについて、目標パタンの作成演算に要する処理時間を見込んだ手前の時刻に、目標パタンの作成演算を指令する。時刻が決まれば、該当する地点も決定できる。
すなわち、目標パタンに基づく運転操作切替点を基点として、目標パタンの作成演算に要する処理時間分前の地点を、目標パタンの再作成を開始する地点に決定する。そうすることによって、走行パタン作成装置10,20は、運転操作切替点に到達するまでに再作成を完了する。したがって、再作成した目標パタンを外乱に対応する最適タイミングで反映させる制御が可能となる。その結果、目標パタンの再作成に伴う余分な切替え回数の運転操作が生じることを防ぎ、目標パタンで規定される乗り心地や省エネ性を向上できる。
本発明の実施形態に係る走行パタン作成装置10,20は、次のように総括できる。
[1]走行パタン作成装置10,20は、列車5の位置に応じた走行パタンを作成するためのコンピュータ装置であり、目標パタン作成部1と、切替点特定部2と、再作成判定部4と、を備える。目標パタン作成部1は、乗り心地や省エネ性を規定する目標となる走行パタンとして目標パタンを作成する。
目標パタンは、列車5が走行する区間として、例えばA駅からB駅までを、与えられた目標走行時分で走行するように規定するためにコンピュータの演算処理により作成される。この演算処理には、数十秒もの時間を要することもあるので、目標パタン作成部1が再作成した目標パタンを外乱に対応する最適タイミングで反映させるためには、演算処理の所要時間を考慮した制御を必要とする。
なお、目標パタン(図3、図4、及び図6)は、列車5を力行、定速、惰行、及びブレーキといった運転操作の切り替えに伴う走行実態を速度や位置の時系列データ(図2及び図5)に基づいて作成される。なお、説明の便宜上、列車5の進行方向は、A駅からB駅に向かう一方向のみを例示した。
この例示において、列車5の走行実態を特定する諸元である時刻と、走行速度と、位置と、の関係について、これらのうち何れかを特定すれば、目標パタン又は時系列データを参照することにより、他の諸元まで特定できるものとする。ただし、1つの走行速度に対応する時刻及び位置については、複数の解が得られることもある。
切替点特定部2は、例えば、運転操作の時系列データを参照し、目標パタンに基づく運転操作切替点a~c(図4)を特定する。特定された運転操作切替点aを基点aとして、目標パタンの作成演算に要すると見込まれる処理時間分前の地点を、目標パタンの再作成を開始する地点P,Qに決定する。再作成判定部4は、特定された運転操作切替点aに基づいて、目標パタン作成部1が目標パタンの作成演算に要する処理時間を見込んだ手前の時刻t(図5)に目標パタンの作成演算を指令する。時刻tが決まれば、該当する地点P,Q(図6、図9)も決定できる。
そうすることによって、目標パタン作成部1は、運転操作切替点a~cに到達するまでに再作成を完了する。走行パタン作成装置10,20は、このように再作成された目標パタンを外乱に対応する最適タイミングで反映させる制御が可能となる。その結果、目標パタンの再作成に伴う余分な切替え回数の運転操作が生じることを防ぎ、目標パタンで規定される乗り心地や省エネ性を向上できる。
[2]上記[1]の走行パタン作成装置10,20において、目標パタン作成部1は、列車5が走行区間の終点に所定の時刻に到着するための目標パタンを作成する。また、切替点特定部2は、作成された目標パタンに基づいて運転操作切替点a~cについて運転操作の切替が行われる時刻を特定する。
また、再作成判定部4は、運転操作切替点a~cから目標パタンの作成演算に要する処理時間を見込んだ手前の時刻tに目標パタンの作成演算の指令である作成指令を目標パタン作成部1に出力する。目標パタン作成部1は、受けた作成指令に応答して、終点までの目標パタンを作成する。
これによれば、上記[1]の走行パタン作成装置10,20において、目標パタンで規定される乗り心地や省エネ性を向上できることに加え、列車5が走行区間の終点であるB駅への到着時刻をより正確にすることができる。つまり、列車5をダイヤどおりに運行し易くなる。このことは、列車5の走行実態を特定する諸元のうち時刻を最優先に制御しているからである。
[3]上記[1]の走行パタン作成装置20において、列車5の走行パタンから列車特性を推定した後に、特定された運転操作切替点a~cを列車特性に基づいて、その列車特性分を補正する切替点補正部6,6aをさらに備えることが好ましい。再作成判定部4は、補正後の運転操作切替点βから処理時間を見込んだ手前の時刻(例えば、図9のQ)に作成指令を出すと良い。
これによれば、列車毎に仕様が異なるため一律でない列車特性に応じて、より的確な制御が行われる。その結果、どのような列車特性の列車5にも、最適な時刻に目標パタンの作成指令を出せるので、さらに良好な乗り心地や省エネ性を実現できる。
目標パタンの作成に用いた計算上の列車特性と、その後、実際に走行した列車5の列車特性と、完全一致していたとしても、列車5が実際に走行した走行パタンは、それ以前の目標パタンとは異なることが多い。その原因として、例えば、架線電圧低下等の環境変化が列挙される。
まして、実際に走行する列車5の列車特性は、逐一異なることが普通である。したがって、補正に用いる列車特性は、環境変化も含めて、列車5が実際に走行した走行パタンから列車特性を推定して得る。これにより、切替点補正部6は、列車5の走行パタンから列車特性を推定した後に、運転操作切替点aに対して列車特性分を補正する。その結果、より効果的に、目標パタンで規定される乗り心地や省エネ性を向上できる。
[4]上記[3]において、走行パタン作成装置20は、上記[3]とは異なる機能を発揮する切替点補正部6aを備えた。上記[3]では、列車特性分を補正する基点は、列車5の走行前に作成された目標パタンにおいて特定された運転操作切替点aであった。しかし、[4]の切替点補正部6aは、実際に走行した列車5の現在の位置及び速度を基点αに設定する。新たに設定されたこの基点αから想定の加速度で加速することで、目標パタンの速度に到達する地点βに補正する。
基点αは、実際に走行した列車5の現在の位置及び速度に設定されているのでより正確である。例えば、運転操作切替点aは、計算の便宜上設定された目安である。そのうちの運転操作切替点aに代えた、より実態的で正確な基点αから、[4]の切替点補正部6aが、想定の加速度で加速して目標パタンの速度に到達することにより得られた補正後の運転操作切替点(補正切替点)、すなわち地点βも、より実態に即して正確である。これによれば、実用性が高く好ましい結果が得られ、目標パタンで規定される乗り心地や省エネ性を向上できる。
1 目標パタン作成部、2 切替点特定部、4 再作成判定部、5 列車、6,6a 切替点補正部、10,20 走行パタン作成装置、a~c 運転操作切替点

Claims (7)

  1. 列車の位置に応じた走行パタンを作成する走行パタン作成装置において、
    前記列車が走行する走行区間を、与えられた目標走行時分で走行するための目標パタンを作成する目標パタン作成部と、
    前記目標パタンに基づく運転操作切替点を特定する切替点特定部と、
    前記運転操作切替点から前記目標パタンの作成演算に要すると見込まれる処理時間を見込んだ手前の時刻に前記目標パタンを作成指令する再作成判定部と、
    を備え
    前記処理時間は、前記目標パタンを作成する前記走行区間の距離に応じて変更される、
    走行パタン作成装置。
  2. 前記目標パタン作成部は、前記列車が前記走行区間の終点に所定の時刻に到着するための目標パタンを作成し、
    前記切替点特定部は、前記作成された目標パタンに基づいて前記運転操作切替点に係る運転操作の切替が行われる時刻を特定し、
    前記再作成判定部は、前記運転操作切替点から前記作成指令を前記目標パタン作成部に出力し、
    前記目標パタン作成部は、前記作成指令に応答して、前記終点までの目標パタンを作成する、
    請求項1に記載の走行パタン作成装置。
  3. 前記列車の走行パタンから推定された列車特性に基づいて前記特定された運転操作切替点を補正する切替点補正部を備え、
    前記再作成判定部は、前記補正後の運転操作切替点から前記処理時間を見込んだ手前の時刻に前記作成指令を出す、
    請求項1に記載の走行パタン作成装置。
  4. 前記切替点補正部は、前記運転操作切替点を、前記列車の現在の位置及び速度を基点とし、該基点から、予め作成された前記目標パタンによる想定の加速度で加速したことによって、前記目標パタンの速度に到達する地点に補正する、
    請求項3に記載の走行パタン作成装置。
  5. 列車が走行する走行区間を、与えられた目標走行時分で走行した前記列車の位置に応じた目標パタンを作成し、
    前記目標パタンに基づく運転操作切替点を特定し、
    前記運転操作切替点から前記目標パタンの作成演算に要すると見込まれる処理時間を見込んだ手前の時刻に前記目標パタンを作成指令
    前記処理時間は、前記目標パタンを作成する前記走行区間の距離に応じて変更される、
    走行パタン作成方法。
  6. 前記列車の走行パタンから推定された列車特性に基づいて前記特定された運転操作切替点を補正し、
    該補正後の運転操作切替点から前記処理時間を見込んだ手前の時刻に前記作成指令する、
    請求項5に記載の走行パタン作成方法。
  7. 前記運転操作切替点を、前記列車の現在の位置及び速度を基点とし、該基点から、予め作成された前記目標パタンによる想定の加速度で加速したことによって、前記目標パタンの速度に到達する地点に補正する、
    請求項6に記載の走行パタン作成方法。
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