JP7291178B2 - 情報処理システム及び情報処理プログラム - Google Patents

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Description

本開示は、情報処理システム及び情報処理プログラムに関する。
車両を予約したユーザの生体情報を、ユーザが車両に乗車する前に取得する車両側の装置と、ユーザに携帯される端末装置とを備え、端末装置が、車両側の装置が取得した生体情報を車両側の装置から受信し、受信した生体情報と、予め自身が記憶しているユーザの生体情報の見本とを比較した結果に基づき、ユーザが車両に乗車することを許可する旨の指示を車両側の装置又は許可権限を有する管理装置に送信する技術が知られている。
特許第6888160号明細書
しかしながら、上述したような従来技術では、ユーザは、端末装置の所持が必要であり、手ぶらで各種サービスを受けることが難しい。
そこで、1つの側面では、本発明は、セキュリティ性を維持しつつ、ユーザが手ぶらで所定サービスを受けることを可能とすることを目的とする。
1つの側面では、ユーザからの入力に基づいて、所定サービスを指定するサービス情報を取得するサービス情報取得部と、
前記ユーザに対応付けられる認証用の登録情報を、前記サービス情報に対応付ける認証登録処理部と、
サービス提供場所に到来した認証対象者に係る判定情報を前記認証対象者から非接触の方式で取得する判定情報取得部と、
前記判定情報取得部により取得された前記判定情報と、前記登録情報との関係に基づいて、前記認証対象者が前記ユーザであるか否かを判定する判定部と、
前記判定部により前記認証対象者が前記ユーザであると判定されると、前記サービス提供場所において前記認証対象者への、前記サービス情報により指定される前記所定サービスの提供を許可するサービス許可部とを備える、情報処理システムが提供される。
1つの側面では、本発明によれば、セキュリティ性を維持しつつ、ユーザが手ぶらで所定サービスを受けることが可能となる。
一実施例による情報処理システムの全体構成の概略図である。 手ぶらサービスのイメージ図である。 ユーザ端末の表示部上のユーザインターフェース(その1)の一例を示す図である。 ユーザ端末の表示部上のユーザインターフェース(その2)の一例を示す図である。 利用中のフェーズの一例の説明図であり、店舗の様子を示す説明図(その1)である。 利用中のフェーズの一例の説明図であり、店舗の様子を示す説明図(その2)である。 情報管理データベース内のデータの一例の説明図である。 カートを利用したサービス情報の一括管理方法の説明図である。 情報処理システムの動作例を示すタイミングチャートである。
以下、添付図面を参照しながら各実施例について詳細に説明する。
図1は、一実施例による情報処理システム1の全体構成の概略図である。
情報処理システム1は、以下で説明する手ぶらサービスを実現するシステムである。手ぶらサービスは、ユーザが、例えばユーザ端末21や所定カードを所持することを要せず、手ぶらで、所望のサービスを安全に受けることができるようにするサービスである。手ぶらサービスの一例は、後ほど図2を参照して説明する。
情報処理システム1は、ユーザ端末21と、店舗装置31と、金融機関サーバ91と、認証サーバ100とを含む。なお、認証サーバ100の機能の一部又は全部は、金融機関サーバ91により実現されてもよいし、及び/又は、店舗装置31により実現されてもよい。
ユーザ端末21、店舗装置31、金融機関サーバ91、及び認証サーバ100は、ネットワーク4を介して接続される。ユーザ端末21及び認証サーバ100は、ネットワーク4を介して通信が可能である。以下では、特に言及しない限り、ユーザとは、手ぶらサービスのユーザを指す。
ネットワーク4は、例えば、携帯電話の無線通信網、インターネット、VPN(Virtual Private Network)、WAN(Wide Area Network)、有線ネットワーク、又はこれらの任意の組み合わせ等を含んでもよい。
ユーザ端末21は、例えばスマートフォンやタブレットであるが、ウェアラブル端末(例えばスマートウォッチ、リング等)、リモコン等であってもよい。また、ユーザ端末21は、携帯型端末である必要はなく、デスクトップパーソナルコンピュータ等のような固定型端末であってもよい。
ユーザ端末21は、通信部22と、表示部24と、カメラ26と、処理部28とを備える。通信部22は、ネットワーク4を介して各種通信を行う。表示部24は、液晶ディスプレイや、有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等であってよい。カメラ26は、内蔵タイプであるが、外付けタイプであってもよい。処理部28は、ユーザ端末21で実現可能な各種機能を実現する。本実施例では、処理部28は、後述する手ぶらサービスアプリに係るプログラムを実行することで、以下で説明する各種機能(ユーザ端末21側の機能)を実現する。
ユーザ端末21は、本実施例に係るアプリケーション(以下、「手ぶらサービスアプリ」と称する)をインストールしている。以下で説明するユーザ端末21は、手ぶらサービスアプリが実行されることで実現される。手ぶらサービスアプリは、手ぶらサービス用のアプリであり、利用条件として、ユーザ情報(ユーザID)等の登録を必要とされてもよい。以下では、ユーザに対応付けられたユーザ端末21とは、同ユーザに係るユーザIDでログインされた手ぶらサービスアプリが動作するユーザ端末21を意味する。
店舗装置31は、手ぶらサービスの適用が可能なサービスを提供する店舗に設置される。店舗装置31は、店舗の属性ごとに異なる構成を有してもよい。ただし、店舗装置31は、共通の構成として、カメラ310を有する。カメラ310は、手ぶらサービスを受けようとする認証対象者を撮像するように配置される。なお、カメラ310は、冗長性を高めるために、複数台設定されてもよい。また、カメラ310は、顔を撮像するためのカメラと、他の部位(例えば後述するユーザのジェスチャに係る部位)を撮像するためのカメラといった具合に、用途が異なる態様で複数設定されてもよい。
店舗装置31が設置可能な店舗が提供するサービスの種類は、任意であるが、好ましくは、所定の前提条件を満たすユーザのみが利用可能なサービスである。所定の前提条件は、任意であるが、例えば、サービスの利用資格を有する会員であることや、利用料を支払うこと、所定の禁止条件を満たさないこと等、であってよい。
本実施例では、一例として、店舗装置31が設置可能な店舗は、金融機関の店舗(例えば支店)又はコンビニエンスストア等の店舗であり、店舗装置31は、ATMであるとする。この場合、店舗装置31が設置される店舗が提供するサービスは、ATMに関連した各種サービス(出入金や、送金、記帳等)である。また、この場合、例えば出入金のサービスに係る所定の前提条件は、ATMが扱う金融機関の口座を有すること等である。
金融機関サーバ91は、店舗装置31でATMを介して各種サービスを提供する金融機関が管理するサーバである。金融機関サーバ91は、金融機関ごとに設定されてもよい。金融機関サーバ91は、例えばサーバコンピュータにより形成される。金融機関サーバ91は、複数のサーバコンピュータにより実現されてもよい。
認証サーバ100は、手ぶらサービスに関連した各種認証を行うサーバである。なお、認証サーバ100は、手ぶらサービス以外のサービス(用途)で利用される認証を行うサーバと兼用であってもよい。認証サーバ100は、例えばサーバコンピュータにより形成される。認証サーバ100は、複数のサーバコンピュータにより実現されてもよい。例えば、認証サーバ100は、互いに異なる場所に配置された複数のサーバコンピュータが協動することで実現されてもよい。
ここで、本実施例における手ぶらサービスについて、図2等を参照して説明する。図2は、手ぶらサービスのイメージ図である。なお、ここでは、上述したようにATMでの各種サービスについて説明するが、他のサービスにも適用可能である。
手ぶらサービスは、大きく分けて、利用前と、利用中と、利用後の、3つのフェーズを有する。図2には、これらの3つのフェーズの時間関係が、時系列を表す矢印R200上の各ポイントで模式的に示されている。
利用前では、ユーザは、任意の場所で、サービス情報を入力する。なお、任意の場所は、店舗装置31以外の任意の場所であるが、店舗装置31内でもよい。図2には、模式的に、任意の場所のいくつかの例として、自宅(お家)、電車等が示されている。サービス情報の入力を行うユーザ端末21は、例えば図2に模式的に示す例では、スマートフォン(「スマホ」と表記)であるが、他の形態の端末であってもよい。また、サービス情報の入力タイミングも任意であり、図2には、模式的に、任意のタイミングの例として、空き時間が示されている。
サービス情報は、提供を受けたいサービスとして所定サービスを指定する情報である。例えば、ATMでの出金である場合、サービス情報は、出金を表す情報と、出金額を表す情報とを含んでよい。また、サービス情報は、2つ以上の所定サービスを指定する情報であってもよい。すなわち、サービス情報は、2つ以上の所定サービスを指定する態様で生成可能であってもよい。
また、利用前のフェーズでは、ユーザは、任意の場所で、認証用の登録情報を入力及び登録する。認証用の登録情報の一部又は全部は、サービス情報ごとに入力及び登録されてもよいし、いくつかのサービス情報に対して共通の態様で入力及び登録されてもよい。
認証用の登録情報は、個人認証に利用できる情報であり、かつ、照合用の判定情報(後述)を非接触で取得できる情報である限り、任意である。
本実施例では、認証用の登録情報は、一例として、ユーザ画像と、ジェスチャ情報と、行動情報とを含む。
ユーザ画像は、ユーザが認証に用いる部位を撮像して得られる画像である。ユーザ画像は、例えばユーザ端末21のカメラ26により撮像して得られてもよい。本実施例では、ユーザ画像は、ユーザの顔を撮像して得られる顔画像を含む。この場合、顔認証が可能である。なお、他の実施例では、ユーザ画像は、ユーザの比較的小さい部位(例えば虹彩)の画像であってもよいし、ユーザの全身や、ユーザの顔と手といった複数部位の組み合わせを撮像して得られる画像であってもよい。また、ユーザ画像は、顔画像と、手画像といった具合に、2つ以上の画像を含んでもよい。この場合、顔認証に加えて、他の部位による認証(例えば服装による認証)が可能となる。例えば、服装による認証と顔認証とを組み合わせる場合、ユーザ画像は、顔画像と服装画像の2つの画像の組み合わせであってもよいし、顔と服装の双方を含む一の画像であってもよい。
なお、ユーザ画像は、初期登録時に登録されてもよい。他方、服装による認証を行う場合、顔画像以外のユーザ画像は、サービス情報ごとに入力(登録)可能とされてよい。服装を認証に用いる場合は、認証用の登録情報が高頻度で変わることになり、セキュリティ性を効果的に高めることができる。
ジェスチャ情報は、ユーザが認証に用いるジェスチャの種類(特定種類のジェスチャ)を表す情報である。特定種類のジェスチャは、選択可能な複数種類のジェスチャのうちからユーザにより選択されてもよい。利用可能なジェスチャは、任意であり、例えばグー、チョキ、パーといった掌のジェスチャや、体全体を使ったジェスチャであってもよい。本実施例では、一例として、掌のジェスチャが利用されるものとする。なお、特定種類のジェスチャは、セキュリティを高める観点から、好ましくは、サービス情報ごとに入力(登録)可能とされる。
行動情報は、特定のサービス提供場所を指定する指定情報と、サービス提供場所にユーザが到来する時間情報(予定日時)とを含む。特定のサービス提供場所は、複数の店舗装置31のうちの、ユーザが所定サービスを受けたいと望む一の店舗装置31であってよい。あるいは、特定のサービス提供場所は、2つ以上の店舗装置31であってもよい。この場合、ユーザは、複数の店舗装置31のいずれにおいても所定サービスを受けることができる。時間情報は、時間帯を指定する情報であってよい。なお、指定できる時間帯は、任意であるが、セキュリティ性を高める観点から、比較的短い長さ(例えば一時間)で規定されてもよいし、長さを含めてユーザにより自由に選択可能であってもよい。
このような、サービス情報、及び認証用の登録情報の一部は、例えば図3A及び図3Bに示すようなユーザインターフェースを介してユーザ端末21に入力できる。図3A及び図3Bは、ユーザ端末21の表示部24上のユーザインターフェース(操作画面)の一例を示す図である。図3A及び図3Bに示す例では、サービス情報、及び認証用の登録情報の一部を入力するためのユーザインターフェースは、第1画面G301と、第2画面G302とを含む。なお、他の実施例では、1つの画面で実現されてもよいし、3つ以上の画面で実現されてもよい。なお、第2画面G302は、第1画面G301の入力終了後に連続して出力(遷移)されてよい。
図3Aに示す第1画面G301は、サービス情報、及び認証用の登録情報のうちの行動情報を入力するためのユーザインターフェースを提供する。第1画面G301は、認証用の登録情報の一部であるユーザ画像を表示してよい。この場合、ユーザは、ユーザ画像の状態を確認できる。なお、ユーザは、ユーザ画像の部分をタップ等することにより、ユーザ画像の更新や変更等が可能とされてもよい。なお、第1画面G301に示すように、ユーザ画像は、定期的に更新されてよい。
第1画面G301のユーザインターフェースは、サービス情報を入力するためのユーザインターフェースとして、取引種類(所定サービスの内容)及び金額を入力するための入力欄を含む。図3Aに示す例では、所定サービスが“引出(出金)”であり、金額が“8000円”である。
第1画面G301のユーザインターフェースは、行動情報を入力するためのユーザインターフェースとして、利用日時及び利用店舗(特定のサービス提供場所)を入力するための入力欄を含む。
図3Bに示す第2画面G302は、認証用の登録情報のうちのジェスチャ情報を入力するためのユーザインターフェースを提供する。この場合、ユーザは、3種類のジェスチャ(“一番”、“ピース”、及び“グッド”)のうちから、所望の一のジェスチャを、特定種類のジェスチャ(認証に用いるジェスチャ)として選択できる。なお、この3種類のジェスチャは、定期的に変化されてもよい。なお、第2画面G302にて“あり”又は“なし”で示すように、ジェスチャ情報に基づくジェスチャ認証は、ユーザによる選択により省略されてもよい。ただし、変形例では、セキュリティ性を高めるために、ジェスチャ情報に基づくジェスチャ認証は、必須とされてもよい。
第2画面G302は、更に、ユーザのメールアドレスの確認用の情報を含んでよい。このメールアドレスは、利用後のフェーズで行われる通知で利用されてよい。
利用中のフェーズでは、指定情報に係る特定のサービス提供場所に、時間情報に係る時間帯に到来したユーザは、判定情報を店舗装置31に非接触方式で取得させる。具体的には、ユーザは、店舗装置31のカメラ310の前に立ち、特定種類のジェスチャとともに顔をカメラ310により撮像されることで、判定情報が非接触方式で取得される。この場合、判定情報は、カメラ310の撮像画像が含む情報であり、具体的には、ユーザの顔に係る画像情報、ジェスチャに係る画像情報、及び撮像日時の情報(例えばタイムスタンプ)を含む。また、店舗装置31は、店舗ごとの店舗IDを付与されており、カメラ310が設置される店舗の店舗IDは、カメラ310により取得される画像情報の取得場所、すなわちサービス提供場所を示す判定情報となる。各店舗装置31は、判定情報を認証サーバ100に送信してよい。
利用中のフェーズでは、認証用の登録情報と判定情報とが整合した場合に、所定サービスが許可される。ATMの場合、所定サービスが即座に開始される。例えば、所定サービスが“出金”である場合、出金が実現される。このようにして、ユーザは、手ぶらで店舗装置31に訪れ、カメラ310の前で顔と特定種類のジェスチャを撮られるだけで、ATMに来て、所定サービスとして現金の出金を受けることができる。
利用後のフェーズでは、ユーザは、メールやアプリ内通知により、今回の手ぶらサービスで実行された所定サービスに係る取引内容を確認する。
このような手ぶらサービスによれば、セキュリティ性を維持しつつ、ユーザが手ぶらで各種サービスを受けることが可能となる。特に、店舗装置31が設置される店舗では、ユーザは、店舗側の装置(例えば店舗装置31)や他の物に対して、手で触れたり、手で操作したりする必要がなく、また、自身のユーザ端末21を操作したりする必要もない。このようにして、ユーザは、事前にサービス情報の入力と認証用の登録情報の入力とを済ましておくだけで、完全な非接触で所望のサービスの提供を受けることができる。
特に、顔認証やジェスチャ認証のような身近な認証方法を利用することで、心的負担の低い認証(ストレスレスな認証)を実現できる。また、持ち物が不要であることから、ストレスレスな認証の効果を更に高めることができる。
また、非接触かつ非拘束な方法で判定情報が取得されるので、利便性に優れた認証が実現できる。また、判定情報として店舗装置31のカメラ310によりユーザの画像が取得されるので、不正の抑止効果を期待できる。なお、判定情報は、個人情報の保護の観点から、適切に扱われる。
また、店舗ではカメラ310を設置するだけで判定情報を取得できるので、特別な専用装置が不要であり、各店舗において手ぶらサービスの導入が容易となる。
図4及び図5は、利用中のフェーズの一例の説明図であり、店舗の様子を示す説明図である。
図4には、店舗装置31が設置された店舗内の様子が模式的に示されている。この店舗では、3つのATMのうちの、1つだけが店舗装置31として機能する。この場合、店舗装置31は、手ぶらサービス専用として利用され、これにより、ユーザは、多数の人が並ぶATMを利用せずに、専用レーンを用いて迅速に所定サービスを受けることができる。なお、図4には、判定情報の取得のための撮像領域R400が示されている。なお、撮像領域R400には、「こちらにお立ちください」といった案内が付与されてもよいし、あるいは、あらかじめ当該領域内に立つように各ユーザに周知されてもよい。このような撮像領域R400を設定することで、認証対象者とカメラ310とが所定の位置関係であるときに画像を取得でき、また、他の人がカメラ310に映り込む可能性が低減され、信頼性の高い判定情報を得ることができる。図5には、撮像領域R400に位置して判定情報が取得されているユーザが模式的に示されている。なお、撮像領域R400に位置する人を検知するための人感センサ(例えば撮像領域R400における感圧センサ)が設けられてもよい。この場合、人感センサが人を検知した際にカメラ310が起動されてもよい。かかる構成によれば、カメラ310を効率的に起動させることで、省電力化を図ることができる。
次に、図1を再度参照しつつ、図4以降を参照して、情報処理システム1を更に説明する。
本実施例では、図1に示すように、認証サーバ100は、サービス情報取得部110、登録情報取得部111、対応付け処理部112、判定情報取得部114、判定部120、サービス許可部130、サービス実行部132、通知処理部140、ユーザ情報記憶部150、及び、情報管理データベース160を含む。なお、サービス情報取得部110から通知処理部140の各部は、サーバコンピュータのCPUがプログラムを実行することで、実現できる。また、ユーザ情報記憶部150及び情報管理データベース160は、サーバコンピュータの記憶装置により実現できる。
サービス情報取得部110は、各ユーザ端末21からサービス情報を取得する。サービス情報は、上述したとおりである。なお、図3A及び図3Bに示したユーザインターフェースを利用する場合、ユーザは、最終画面(図示せず)で確定ボタン(送信ボタン)を操作することで、入力したサービス情報を認証サーバ100に送信できてよい。なお、この場合、確定ボタンは、指定された所定サービスの提供が可能である場合だけ操作可能とされてもよい。例えば、指定された所定サービスの提供が残高不足等により不能である場合は、確定ボタンは表示されないように構成されてよい。
登録情報取得部111は、各ユーザ端末21から認証用の登録情報を取得する。認証用の登録情報は、上述したとおりである。なお、図3A及び図3Bに示したユーザインターフェースを利用する場合、ユーザは、最終画面(図示せず)で確定ボタン(送信ボタン)を操作することで、入力した認証用の登録情報の一部(ユーザ画像を除く部分、以下同じ)を認証サーバ100に送信できてよい。この場合、ユーザ端末21は、サービス情報と、認証用の登録情報の一部とを同時に認証サーバ100に送信できる。なお、ユーザ画像は毎回更新する必要がないが、ユーザは、適宜、ユーザ画像についても同様に送信してもよい。
対応付け処理部112は、ユーザに対応付けられる認証用の登録情報を、サービス情報に対応付ける。具体的には、対応付け処理部112は、サービス情報取得部110により取得される一のユーザに対応付けられるサービス情報と、登録情報取得部111により取得される当該一のユーザに対応付けられる認証用の登録情報とを、互いに対応付ける。なお、図3A及び図3Bに示したユーザインターフェースを利用する場合、サービス情報と、認証用の登録情報の一部とが同時に受信(取得)できるので、これらの対応付けは容易である。なお、サービス情報と、認証用の登録情報の一部とが、別々に送信される場合、ユーザ端末21の端末IDやユーザIDを介して、両者が対応付けられてよい。
また、対応付け処理部112は、認証用の登録情報のうちの残りの部分であるユーザ画像については、ユーザ情報記憶部150内のユーザ画像を対応付けてよい。なお、ユーザ画像は、ユーザIDごとに記憶されてよく、この場合、ユーザIDを介して、一のユーザに係るユーザ画像と、当該一のユーザに係る認証用の登録情報の一部とを一体化(紐付け)できる。
対応付け処理部112は、このようにして、サービス情報と、認証用の登録情報とを対応付けると、情報管理データベース160内のデータを更新する。図6は、情報管理データベース160内のデータの一例の説明図である。図6において、「***」は、なんらかの情報が格納されている状態を示し、「・・・」は、同様の情報の格納の繰り返し状態を示す。図6に示す例では、情報管理データベース160内には、情報IDごとに、ユーザID、サービス情報、認証用の登録情報、及び状態情報が格納されている。情報IDは、サービス情報ごとに付与されてよい。状態情報は、対応するサービス情報により指定された所定サービスの各種状態を表す。例えば、状態情報は、所定サービスが実行されたか否かの情報(“実行済”又は“未実行”)を表す。なお、情報管理データベース160内のデータのうちの、状態情報が実行済となるデータは、適宜消去(又は他のデータベースに移動)されてよい。
判定情報取得部114は、各店舗装置31を介して、各認証対象者に係る判定情報を非接触方式で取得する。判定情報は、店舗装置31により取得されると、直ちに認証サーバ100に送信されてよい。これにより、所定サービスの提供タイミングの迅速化を図ることができる。
判定部120は、判定情報取得部114により一の認証対象者に係る判定情報が取得されると、当該判定情報と情報管理データベース160内のデータの認証用の登録情報との関係に基づいて、認証対象者がユーザであるか否かを判定する。以下、この判定処理を、「認証判定処理」と称する。
判定部120による認証判定処理の方法は、任意であるが、例えば以下のように実行されてもよい。まず、判定部120は、一の認証対象者に係る判定情報のうちの、認証対象者のユーザ画像に基づいて、対応するユーザIDを特定する。この際、ユーザ情報記憶部150内のデータ(認証用のユーザ画像(マスタ画像))が利用されてもよい。対応するユーザIDが特定できない場合、認証判定処理の結果が“不整合(認証失敗)”となる。ついで、判定部120は、特定したユーザIDが対応付けられている情報IDを、情報管理データベース160内から抽出する。なお、特定したユーザIDが対応付けられている情報IDが存在しない場合、認証判定処理の結果が“不整合(認証失敗)”となる。特定したユーザIDが対応付けられている情報IDが1つ以上存在する場合、当該情報IDに対応付けられている状態情報が“未実行”を表すか否かを判定し、状態情報が“未実行”を表さない場合(すなわち状態情報が“実行済”を表す場合)、認証判定処理の結果が“不整合(認証失敗)”となる。特定したユーザIDが対応付けられている情報IDであって、対応付けられている状態情報が“未実行”を表す情報IDが1つ以上存在する場合、更なる認証に進む。なお、特定したユーザIDが対応付けられている情報IDであって、対応付けられている状態情報が“未実行”を表す情報IDを、単に「認証対象の情報ID」と称する。以下では、判定部120は、認証対象の情報IDに対応付けられている判定情報及び認証用の登録情報に基づいて、ジェスチャ情報に基づくジェスチャ認証と、行動情報に基づく判定(認証)とを実行する。具体的には、判定部120は、ジェスチャ認証として、判定情報が示すジェスチャの種類が、認証用の登録情報におけるジェスチャ情報が示す特定種類のジェスチャと整合(一致)するか否かを判定する。また、判定部120は、行動情報に基づく判定(認証)を行う。具体的には、判定部120は、行動情報に基づく判定(認証)として、判定情報が示す利用店舗(店舗ID)と利用日時(カメラ310の撮像日時)に基づいて、特定のサービス提供場所にかつ時間情報に応じた時間に、認証対象者が到来したか否かを判定する。ジェスチャ認証、及び、行動情報に基づく判定(認証)のうちの、いずれかの判定が否定されると、認証判定処理の結果が“不整合(認証失敗)”となる。他方、ジェスチャ認証、及び、行動情報に基づく判定(認証)の双方の判定が肯定されると、認証判定処理の結果が“整合(認証成功)”となる。なお、認証判定処理の結果が“整合(認証成功)”となることは、今回の認証対象者が、認証対象の情報IDに対応付けられているユーザIDのユーザ(以下、「正当なユーザ」とも称する)であると判定したことと実質的に同義である。
なお、以上説明した認証判定処理の方法は、一例であり、適宜変更されてもよく、判定順序等は任意である。
サービス許可部130は、判定部120による認証判定処理の結果が“整合(認証成功)”である場合に、対応する特定のサービス提供場所において、対応する認証対象者(正当なユーザ)への所定サービスの提供を許可する。例えば、サービス許可部130は、認証対象の情報IDに対応付けられているサービス情報で指定された所定サービスを実行するように、サービス実行部132に指令を送信してよい。
サービス実行部132は、サービス許可部130からの指令に応じて、金融機関サーバ91及び店舗装置31を介して、所定サービスを実行する。すなわち、サービス実行部132は、金融機関サーバ91及び店舗装置31(ATM)を介して、サービス情報で指定された所定サービスを実行(実現)する。
このような構成によれば、サービス実行部132は、判定部120による認証判定処理の結果が“整合(認証成功)”である場合に、ユーザに他の操作を要求することなく、所定サービスを実現できる。従って、ユーザ側からすると、カメラ310の前(例えば撮像領域R400)で、事前に登録した特定種類のジェスチャを行うだけで、所定サービスの提供を受けることができる。
サービス実行部132は、所定サービスを実行すると、情報管理データベース160内のデータのうちの、対応する情報IDに係る状態情報の更新(例えば“未実行”から“実行済”への更新)を行う。
なお、サービス許可部130及び/又はサービス実行部132は、認証サーバ100に代えて、金融機関サーバ91及び/又は店舗装置31に設けられてもよい。また、同様に、判定部120の一部又は全部の機能は、金融機関サーバ91及び/又は店舗装置31により実現されてもよい。
通知処理部140は、上述した利用後のフェーズに係る通知を実行する。また、本実施例では、通知処理部140は、更に、2つ以上の所定サービスのうちの実行可能な範囲をユーザに事前に出力する通知処理を行ってもよい。
ところで、本実施例では、上述したように、サービス情報は、2つ以上の所定サービスを指定する態様で生成可能であってよい。この場合、2つ以上の所定サービスを同時に受けたいユーザにとっては、サービス情報を一括して入力できるので、利便性が向上する。しかしながら、例えば残高不足等に起因して、2つ以上の所定サービスを同時に実行できない場合は、事前に通知することが望ましい。
具体的には、例えば、カート内の複数のサービス情報を一括的に格納可能なインターフェースが設定されてもよい。この場合、ユーザは、カート内にサービス情報を適宜、追加/変更等を行うことができ、利便性が向上する。このようなカートを利用した構成の場合、通知処理は、以下のケースにおいて、例えば図7に示す画面G700が、ユーザ端末21に通知(出力)されてもよい。具体的には、画面G700は、一の情報IDに係るカート内に、3つのサービス情報が含まれている場合の画面の一例である。3つのサービス情報は、A社への30万円の振込、B社への20万円の振込、及びC社への70万円の振込を、それぞれ所定サービスとして指定する情報である。この場合、画面G700は、2つ以上の所定サービスのうちの実行可能な範囲を、“可否”の欄G701の情報で示す。この場合、2つ以上の所定サービスのうちの実行可能な範囲は、“可”が付与されているA社への30万円の振込及びB社への20万円の振込だけである。すなわち、C社への70万円の振込が不可であることが示されている。これにより、ユーザは、サービス情報を一括して入力できる利便性を享受しつつ、各所定サービスの実行可否についても容易に理解できる。
また、通知処理部140は、好ましくは、“不可”とされるサービス情報に対して、その理由を通知してもよい。例えば、図7に示す画面G700は、理由通知欄G702を有し、理由通知欄G702には、サービス情報“C社への70万円の振込”が“不可”とされる理由が示されてよい。これにより、ユーザは、C社への振込が不可能になる理由もカート内で確認できる。例えば、D社から毎月定額で100万円入金されるはずなのに今月は入金されていないことが原因であると理解できる。例えば、通常、通帳を持参して処理する人(零細企業の経理担当者等)は、入金を確認(残高確認)してから振り込みを開始するが、単に残高不足という表示だけでなく、「D社からの入金がないことが残高不足の原因である」ことが出力されれば、経理担当者の疑問は解消される。
なお、図7に示す例の場合、図7に示すカート内の2つの所定サービスのみが実行可能であるので、ユーザが、例えば、カート内から、“不可”とされるサービス情報“C社への70万円の振込”を削除すれば、上述した手ぶらサービスによる2つの所定サービスが実行可能とされてよい。あるいは、カート内から、“不可”とされるサービス情報“C社への70万円の振込”を削除されない場合でも、上述した手ぶらサービスによる2つの所定サービスが実行可能とされてよい。この場合、通知処理部140が、上述した利用後のフェーズに係る通知を実行することで、ユーザは、C社への70万円の振込が実行できなかったことを理解できる。
通知処理部140は、その他、手ぶらサービスに関する各種の有用な通知を実行してもよい。例えば、通知処理部140は、行動情報の利用日時が近くなった時点で、サービス情報や行動情報(特定のサービス提供場所)を通知してもよい。また、ジェスチャ認証の失敗が原因で所定サービスが許可されない場合、通知処理部140は、その旨を、対応する店舗装置31を介して通知し、ジェスチャのやり直しを促してもよい。なお、ジェスチャ認証の失敗は、所定回数だけ許容されてもよい。
また、通知処理部140は、情報管理データベース160内のデータに基づいて、行動情報に基づく時間帯に合わせて、対応するユーザに、特定のサービス提供場所への来店を促す通知を実行してもよい。なお、間違えて行動情報とは異なる時間や場所に向かっているユーザ又は到来したユーザが、そのまま所定サービスを受けることができるように、行動情報は、セキュリティが確保されるような所定条件の下で、編集が可能とされてもよい。あるいは、行動情報に係る特定のサービス提供場所は、ユーザの位置(例えばユーザ端末21のGPS機能に基づく位置情報)の変化に応じて自動的に変化されてもよい。
ところで、図4及び図5を参照して上述したように手ぶらサービスでは、例えば特別な専用レーンがATMに設けられることで、迅速に所定サービスを受けることができることが期待されるものの、状況によっては比較的長い時間並ぶ必要がある場合もありうる。このような場合、店舗装置31のカメラ310又は他の検出手段により、店舗装置31での所定サービスを受けようと待つ認証対象者の人数(例えば専用レーンに並ぶ認証対象者の人数)等が検出されてもよい。この場合、認証対象者の人数が比較的多く、待ち時間が必要となる店舗装置31が設定されている店舗を特定のサービス提供場所として所定サービスを受けようとしているユーザに対しては、時間延長が可能とされてもよい。具体的には、判定部120は、店舗装置31等から得られる混雑状況の情報に基づいて、待ち時間が必要となる店舗装置31が設定されている店舗においては、行動情報に基づく認証を緩く実行してもよい。あるいは、特定種類のジェスチャを変更して新たな認証用の登録情報(ジェスチャに係る部分)を更新(再登録)してもよい。また、このような混雑状況の情報は、通知処理部140により、対応する店舗を特定のサービス提供場所として所定サービスを受けようとしているユーザのユーザ端末21に通知されてもよい。また、混雑状況の情報は、ユーザにより適宜チェック可能とされてもよい。
ユーザ情報記憶部150は、ユーザIDごとに、認証用のユーザ画像(マスタ画像)を記憶する。ユーザ情報は、その他、メールアドレス等の情報を含んでよい。
情報管理データベース160は、上述した各種データ(図6参照)を記憶する。なお、判定部120、サービス許可部130及び/又はサービス実行部132の一部又は全部の機能が、認証サーバ100に代えて、金融機関サーバ91及び/又は店舗装置31により実現される場合、情報管理データベース160内のデータの一部又は全部は、金融機関サーバ91及び/又は店舗装置31に保持されてもよい。これは、ユーザ情報記憶部150内のデータについても同様である。この場合、例えば一の店舗装置31において保持されるデータは、当該一の店舗装置31が設置される店舗が特定のサービス提供場所として指定されている行動情報を含む認証用の登録情報及びそれに対応付けられたサービス情報のみであってもよい。この場合、当該一の店舗装置31にユーザ情報記憶部150内のデータが供給されるタイミングは、行動情報に基づく時間帯に合わせたタイミングであってよい。
次に、図8を参照して、情報処理システム1の動作例について説明する。
図8は、情報処理システム1の動作例を示すタイミングチャートである。なお、図8では、図の見やすさを考慮して、金融機関サーバ91の図示は省略されているが、後述するように金融機関サーバ91も連携して動作する。
図8には、一のユーザ端末21と、一の店舗装置31と、認証サーバ100との間の主要な情報のやり取りが概略的に示されている。なお、ここでは、代表として、以下で説明する一の所定サービスの提供に係る一のユーザ端末21及び一の店舗装置31が示されているが、ユーザ端末21及び店舗装置31の組み合わせは、各ユーザ端末21と、各ユーザ端末21のそれぞれで生成されるサービス情報とに応じて決まる。
まず、ステップS800では、一のユーザ(以下、単に「ユーザ」と称する)は、所定サービスを受けたいと考え、ユーザ端末21上で手ぶらサービスアプリを起動する。
ついで、ステップS802では、ユーザは、自身のユーザ画像を初期登録として認証サーバ100に送信する。なお、初期登録済の場合は、ステップS802は省略されてよい。
ステップS804では、認証サーバ100は、ユーザ端末21からのユーザ画像に基づいて、ユーザ登録を行う。すなわち、認証サーバ100は、ユーザID(ユーザアカウント)を発行し、ユーザ情報記憶部150内においてユーザIDに対応付けてユーザ画像等を記憶する。
ステップS806では、ユーザは、所定サービスを指定するサービス情報及び認証用の登録情報を生成し、認証サーバ100に送信する。サービス情報及び認証用の登録情報の生成方法は、図3A及び図3Bを参照して上述したとおりであってよい。
ステップS808では、認証サーバ100は、ユーザ端末21からサービス情報及び認証用の登録情報を受信すると、新たな情報IDを発行し、受信したサービス情報及び認証用の登録情報に基づいて、情報管理データベース160内のデータ(図6参照)を更新する。この場合、新たな情報IDに、受信したサービス情報及び認証用の登録情報とともに、ユーザ画像が対応付けられる。なお、新たな情報IDに対応付けられるユーザ画像は、ユーザIDに対応付けられたユーザ画像(ユーザ情報記憶部150内のデータ)であってよい。ただし、上述したように、服装等を認証に用いる場合、ユーザ画像は、ユーザ端末21からサービス情報及び認証用の登録情報とともに、または、ユーザ端末21からサービス情報及び認証用の登録情報とは別に、認証サーバ100に送信されてもよい。
ステップS810では、認証サーバ100は、認証用の登録情報のうちの、行動情報に基づいて、行動情報の利用日時が近くなった時点で、ユーザ端末21(ユーザ)に対して案内等のような利用前の通知を行う。この場合、ユーザは、かかる通知を受けて、行動情報の利用日時に、利用店舗に到来するものとする。なお、利用前の通知は、適宜、省略されてもよい。
ステップS812では、利用店舗の店舗装置31は、認証対象者をカメラ310により撮像して判定情報を生成し、生成した判定情報を認証サーバ100に送信する。
ステップS814では、認証サーバ100は、判定情報を受信すると、判定情報と、情報管理データベース160内のデータ(図6参照)とに基づいて、判定情報に係る認証対象者が正当なユーザであるか否かを判定する。なお、この認証判定処理の方法は、上述したとおりであってよい。ここでは、認証判定処理の結果が“整合(認証成功)”である場合を想定する。なお、認証判定処理の結果が“整合(認証成功)”でない場合、認証サーバ100は、その旨の通知を店舗装置31を介してユーザに行ってもよい。この場合、当該通知は、ジェスチャのやり直し等を促す通知であってもよい。
ステップS816では、認証サーバ100は、認証判定処理の結果が“整合(認証成功)”であることから、対応するサービス情報に基づく所定サービスを許可し、金融機関サーバ91と連携して、店舗装置31に、所定サービスの実行指令を送信する。
ステップS818では、利用店舗の店舗装置31は、所定サービスの実行指令を受信すると、当該実行指令に従って出金等の所定サービスを、認証対象者に提供する。なお、店舗装置31は、所定サービスの提供を実行すると、その旨の通知を認証サーバ100及び/又は金融機関サーバ91に行ってよい。
ステップS820では、認証サーバ100は、ユーザ端末21(正当なユーザ)に、実行済の所定サービスの内容や実行日時等のような利用後の通知を行う。
ステップS822では、ユーザ端末21は、認証サーバ100から受信した通知を表示部24に出力する。
以上、各実施例について詳述したが、特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された範囲内において、種々の変形及び変更が可能である。また、前述した実施例の構成要素を全部又は複数を組み合わせることも可能である。
例えば、上述した実施例では、主に、一例として、店舗装置31は、ATMとして例示されているが、上述したとおり、多様なサービス提供場所に設置可能である。例えば、店舗装置31は、会員制のサービス提供場所の入口に設置され、自動的な受付け機能を実現してもよい。この場合、店舗装置31は、認証サーバ100からの所定サービスの実行指令に応じて、サービス提供場所への入口のドアの施錠を解錠し及び/又はドアを開放してもよい。
また、サービス提供場所は、固定である必要はなく、移動体であってよい。例えば、サービス提供場所は、航空機や列車等であってよい。また、カーシェアリングの場合、店舗装置31は、車両に設置されてもよい。この場合、店舗装置31は、認証サーバ100からの所定サービスの実行指令に応じて、車両ドアの施錠を解錠し及び/又は車両ドアを開放してもよい。
また、上述した実施例では、特定種類のジェスチャは、1種類であったが、2種類以上の組み合わせであってもよい。この場合、2種類以上の組み合わせのジェスチャの順序も認証対象とされてもよい。また、振り込み詐欺などを防止する観点から、カメラ310により認証対象者の通話状態が検出された場合、所定サービスの提供が禁止されてもよい。
また、上述した実施例では、特定種類のジェスチャは、ユーザ画像とは別に登録されているが、ユーザ画像と共に登録することも可能である。具体的には、ユーザ画像は、ユーザのジェスチャを表す部位(例えば手)の画像を含んでよい。この場合も、ユーザ画像は、ユーザの顔画像と、同ユーザのジェスチャを表す部位の画像の2つの画像の組み合わせであってもよいし、顔とジェスチャを表す部位とを同時に撮像して得られる一の画像であってもよい。かかる構成によれば、ユーザ画像の登録とともに特定種類のジェスチャの登録を実現できるので、ユーザの登録負荷を低減できるとともに、ユーザ端末21と認証サーバ100との間の通信負荷を低減できる。
また、上述した実施例では、サービス許可部130とサービス実行部132とが設けられるが、適宜、サービス許可部130とサービス実行部132の一方の機能の一部又は全部を他方により実現することも可能である。例えば、サービス許可部130の機能の一部又は全部がサービス実行部132により実現されてもよい。この場合、“許可”と同時に“実行”が実現されてもよい。
また、上述した実施例では、認証用の登録情報は、ユーザ画像と、ジェスチャ情報と、行動情報とを含むが、これに限られない。例えば、ユーザ画像が利用ごとに(都度)変更される場合は、それにより高いセキュリティ性が確保されるので、認証用の登録情報は、簡素化された情報であってよい。例えば、認証用の登録情報は、ユーザ画像に加えて、ジェスチャ情報だけを含んでよいし、ユーザ画像のみを含んでもよい。この場合、行動情報は、予約情報として利用されてもよい。また、この場合、ユーザ画像に含まれる顔画像は、好ましくは、利用ごとに有意に変更される画像である。具体例には、ユーザ画像に含まれる顔画像は、好ましくは、その日の顔の自然な変化のみならず、何かしらの意図的な変化を持たせた顔をユーザが形成することで得られる顔画像である。何かしらの意図的な変化を持たせた顔とは、例えば変顔のような顔、笑顔、泣き顔などでありうる。また、顔の一部だけを撮像し、その一部を都度変化させることで、利用ごとに有意に変更される画像を実現してもよい。この場合、認証対象者となるユーザは、カメラ310による撮像の際には、画像内に設定されている認証枠内に、当該部分だけが入るように、カメラ310に対するユーザの位置を調整することで、対応する判定情報を生成させてもよい。
1 情報処理システム
4 ネットワーク
21 ユーザ端末
22 通信部
24 表示部
26 カメラ
28 処理部
31 店舗装置
91 金融機関サーバ
100 認証サーバ
110 サービス情報取得部
111 登録情報取得部
112 対応付け処理部(認証登録処理部)
114 判定情報取得部
120 判定部
130 サービス許可部
132 サービス実行部
140 通知処理部
150 ユーザ情報記憶部
160 情報管理データベース
310 カメラ

Claims (9)

  1. ユーザからの入力に基づいて、所定サービスを指定するサービス情報を取得するサービス情報取得部と、
    前記ユーザに対応付けられる認証用の登録情報を、前記サービス情報に対応付ける認証登録処理部と、
    サービス提供場所に到来した認証対象者に係る判定情報を前記認証対象者から非接触の方式で取得する判定情報取得部と、
    前記判定情報取得部により取得された前記判定情報と、前記登録情報との関係に基づいて、前記認証対象者が前記ユーザであるか否かを判定する判定部と、
    前記判定部により前記認証対象者が前記ユーザであると判定されると、前記サービス提供場所において前記認証対象者への、前記サービス情報により指定される前記所定サービスの提供を許可するサービス許可部とを備え
    前記登録情報は、前記ユーザを撮像して得られるユーザ画像、及び、前記ユーザにより前記サービス情報ごとに登録可能な特定種類のジェスチャを表す情報を含み、
    前記ユーザ画像は、前記ユーザの顔を含む部位の画像及び前記特定種類のジェスチャを表す部位の画像を含む、情報処理システム。
  2. 前記ユーザ画像は、前記ユーザの服装の画像を更に含み、前記服装の画像は、前記ユーザにより前記サービス情報ごとに登録可能である、請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記特定種類のジェスチャを表す情報は、複数種類のうちから前記ユーザにより選択可能であり
    前記判定情報取得部は、前記サービス提供場所に設けられるカメラにより前記認証対象者を撮像することで、前記ユーザ画像に対する前記判定情報を取得し、前記カメラにより前記認証対象者のジェスチャを撮像することで、前記特定種類のジェスチャに対する前記判定情報を取得する、請求項1又は2に記載の情報処理システム。
  4. 前記所定サービスは、ATMを介して受けることが可能な各種サービスのうちの少なくとも1つを含み、
    ATMでの各種サービスのうちの、前記サービス許可部により許可された前記所定サービスの提供を実現するサービス実行部を更に備える、請求項3に記載の情報処理システム。
  5. 前記サービス実行部は、前記ジェスチャに係る前記判定情報と、前記ジェスチャに係る前記登録情報とが整合すると前記判定部により判定されると同時に、前記所定サービスの提供を開始する、請求項4に記載の情報処理システム。
  6. 前記サービス情報は、2つ以上の前記所定サービスを指定する態様で生成可能である、請求項1から5のうちのいずれか1項に記載の情報処理システム。
  7. 前記2つ以上の前記所定サービスのうちの実行可能な範囲を前記ユーザに事前に出力する通知処理部を更に備える、請求項6に記載の情報処理システム。
  8. 前記登録情報は、特定のサービス提供場所を指定する指定情報と、前記サービス提供場所に前記ユーザが到来する時間情報とを更に含み、
    前記判定情報取得部は、前記認証対象者が到来したサービス提供場所及び到来時間に対する前記判定情報を取得し、
    前記判定部は、前記特定のサービス提供場所においてかつ前記時間情報に応じた時間において前記認証対象者が到来した場合に、前記認証対象者が前記ユーザであると判定する、請求項1から7のうちのいずれか1項に記載の情報処理システム。
  9. 情報処理装置により実行可能な情報処理プログラムであって、
    請求項1から8のうちのいずれか1項に記載の情報処理システムを前記情報処理装置に実現させる、情報処理プログラム。
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