JP7289490B2 - 軒先構造 - Google Patents

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Description

本発明は、屋根面の裏面側に内樋を配置してなり、優れた意匠性を有し、しかも高い支持強度を有する軒先構造に関する。
従来、屋根の樋としては、軒先に設ける軒樋が一般的に広く知られている。
例えば特許文献1には、複数の通孔を設けた屋根受け金具7や水切り8を介して軒樋9を取り付けた構造が記載され、特許文献2には、軒樋吊具を介して軒樋4を取り付けた構造が記載され、これらの軒樋9,4としては、丸型や箱形の断面構造が記載されている。
また、特許文献3には、軒樋1の前方を化粧カバー材4で覆う構成が記載され、特許文献4には、樋受面24を有する軒樋受金物20の前面側に化粧モール27を取り付ける構成が記載されている。
特開2000-355979号公報 特開2002-317539号公報 特開2006-233536号公報 特開2003-239474号公報
しかしながら、前記特許文献1,2の樋構造は、軒先としての意匠性が乏しく、雨水を受けるためだけの機能のみを採用したものであり、見栄えが悪く、意匠性に乏しいものであった。
また、前記特許文献3,4の樋金具は、前述のように軒樋や軒樋受金物に化粧材を取り付けて軒先を装飾するので、意匠性が改善されるものの、金具の形状や軒樋の形状に制約を受け、汎用性の低いものであった。さらに、これらの構造では、樋吊り金具等が躯体側のみに固定された片持ち状であるため、降雪時等に破損する恐れのあるものであった。また、室内への漏水リスク、構造的に複雑でコスト高になるなどのデメリットもあった。さらに、屋根勾配毎に部材を変更する必要があった。しかも軒樋を化粧材で覆う構造では、メンテナンスが困難となるという欠点もあった。
そこで、本発明は、屋根面の裏面側に内樋を配置してなり、優れた意匠性で且つ高い支持強度にて実現でき、更には様々な形状の軒樋を適用できる軒先構造を提案することを目的とする。
本発明は、上記に鑑み提案されたものであって、建築物の軒先から突出状に構築される突出下地を含む軒先構造であって、前記突出下地は、屋根の傾斜勾配に沿って流れ方向に連続する屋根支持材取り付けられる上方下地と軒先側へ水平状に延出する軒天支持材取り付けられる下方下地とから形成され、前記上方下地と前記下方下地とがヒンジ構造を形成するように組み付けられ、前記屋根支持材と前記軒天支持材とは、前記ヒンジ構造を介して間接的に鋭角状に接続され、前記軒天支持材の下面側には天井化粧を兼ねる下方化粧材が配され、前記軒天支持材の上面側には内樋が連続状に設置され、該内樋の上方にはその内部へ雨水を導入できて固形物の浸入を防止できる導入口を備えている屋根面が形成されていることを特徴とする軒先構造を提案するものである。
また、本発明は、前記軒先構造において、建築物の屋根面から延長線状に上方化粧材が配設されていることを特徴とする軒先構造をも提案する。
本発明の軒先構造は、建築物の軒先から突出状に構築され、屋根の傾斜勾配に沿って流れ方向に連続する屋根支持材取り付けられる上方下地と軒先側へ水平状に延出する軒天支持材取り付けられる下方下地とから形成され、前記上方下地と前記下方下地とがヒンジ構造を形成するように組み付けられ、前記屋根支持材と前記軒天支持材とは、前記ヒンジ構造を介して間接的に鋭角状に接続されて突出下地が形成されるものであって、前記突出躯体の上面側に内樋が連続状に設置され、該内樋の上方にはその内部へ雨水を導入できて落ち葉等の固形物の浸入を防止できる導入口を備えている屋根面が形成されている構造であるため、内樋の支持強度が極めて高く、内樋内に雨水を導いて排水させることにより、軒先端に至る雨水を減量化できる。しかも導水口を備える屋根面が内樋を隠す役割を果たし、優れた意匠性を有する。また、多種のデザインに適用でき、様々な意匠性の向上にも寄与でき、大型化にも適用することができる。
また、建築物の屋根面から延長線状に上方化粧材が配設されている場合には、連続状の屋根面の軒先に異なる意匠性を備える上方化粧材が連続状に形成されるため、優れた意匠性を実現できるものである。
本発明の軒先構造の第1実施例を示す断面図である。 第1実施例の軒先構造を軒側から見た斜視図であり、一部を欠載して示している。 第1実施例の軒先構造を建築物側から見た斜視図であり、一部を欠載して示している。 (a)第1実施例の軒先構造を構成する部材又は構造の拡大断面図であって、屋根材、(b)軒先化粧構造(突出下地)、(c)内樋の上方に位置する屋根面、(d)屋根支持材及び内樋廻りの構造、(e)天井化粧構造の拡大断面図である。
本発明の軒先構造は、建築物の軒先から突出状に構築される突出下地を含む軒先構造であって、前記突出下地は、屋根の傾斜勾配に沿って流れ方向に連続する屋根支持材取り付けられる上方下地と軒先側へ水平状に延出する軒天支持材取り付けられる下方下地とから形成され、前記上方下地と前記下方下地とがヒンジ構造を形成するように組み付けられ、前記屋根支持材と前記軒天支持材とは、前記ヒンジ構造を介して間接的に鋭角状に接続され、前記軒天支持材の下面側には天井化粧を兼ねる下方化粧材が配され、前記軒天支持材の上面側には内樋が連続状に設置され、該内樋の上方にはその内部へ雨水を導入できて落ち葉等の固形物の浸入を防止できる導入口を備えている屋根面が形成されていることを特徴とする。
なお、前記内樋の構成は、基本的には排水手段として特に制限はなく、前述の下方化粧材や屋根面を形成する外装材の配設を損なうものでなければどのような構成(形状、材質等)でもよく、後述する図示実施例では横葺き屋根材の一枚とほぼ同寸法の幅寸法としたが、二枚分の幅寸法を有するものでもよい。
本発明に用いられる突出下地は、前述のように建築物の軒先から突出状に構築される下地を指すものであって、屋根支持材が取り付けられる上方下地軒先側へ水平状に延出する軒天支持材が取り付けられる下方下地とから形成され、前記屋根支持材と前記軒天支持材とはヒンジ構造を介して間接的に鋭角状に接続されるものである。
前記屋根支持材は、屋根の傾斜勾配に沿って傾斜状に配設されるものであって、前記軒天支持材は、略水平状に配設されるものであって、何れの支持材も建築物の躯体に接続される構造体の一部が軒先に突出するものであってもよいし、それらの構造体に金属プレート等を接続して軒先に突出させたものでもよく、高い支持強度を備えるものであれば、特にその形状や材質等については限定するものではない。
本発明に用いられる内樋は、前述のように形状や素材等については何ら限定するものではない排水手段として用いられるものであって、その上方に配設される屋根面から導かれる雨水等を長さ方向に排水することができる。
この内樋は、前記軒天支持材の上面側に設置されるが、後述する図示実施例に示すように複数の樋受け材を所定間隔で屋根支持材の裏面側に固定し、該複数の樋受け材に跨がって支持されるように内樋を配設するので、内樋自体の重量やその内部を流下する雨水の重量は原則的に前記屋根支持材に負担させるが、設置安定性に優れた形状であることが望ましい。
前記内樋の上方に配設される屋根面には、その内部への雨水の導入口を設けるが、落ち葉等の固形物の浸入を防止することができる導入口を備えている。この導入口については、特にその形状や大きさ、数を限定するものではない。
前記屋根面は、特にその構成を限定するものではなく、後述する図示実施例のように傾斜状に配設したタルキ等の支持材に複数の横葺き屋根材を相互に係合するように配設した横葺き屋根でもよい。この場合、前記内樋の上方に位置する屋根材のみに前記雨水の導入口を設ければよい。
なお、この横葺き屋根は、後述する図示実施例のように導入口を備えない横葺き屋根材の裏面側には断熱材等のボード材やクッション材等を配設することが一般的である。
また、前記屋根面から延長線状に上方化粧材を配設してもよく、この場合には、連続状の屋根面の軒先に異なる意匠性を備える上方化粧材が連続状に形成されるため、優れた意匠性を実現できる。なお、必ずしも前記屋根材と異なる意匠性を備える必要は無く、最軒先まで前述の屋根材を敷設するようにしてもよいし、汎用の納めであってもよい。
このような構成を有する本発明の軒先構造は、建築物の躯体の軒先から突出状に構築される突出下地に、内樋を載置状に配設した構成であるため、支持強度が極めて高く、内樋内に雨水を導いて排水させることにより、軒先端に至る雨水を減量化できる。しかも屋根面が内樋を隠す役割を果たし、優れた意匠性を有するものである。また、多種のデザインに適用でき、様々な意匠性の向上にも寄与でき、大型化にも適用することができる。
図1~図4に示す本発明の第1実施例の軒先構造は、建築物の軒先から突出状に構築される突出下地(2A,2B,2H)に形成されたものであって突出下地(2A,2B,2H)は、屋根支持材5が取り付けられる上方下地2Aと軒天支持材4が取り付けられる下方下地2B形成され、屋根支持材5と軒天支持材4とはヒンジ構造2Hを介して間接的に鋭角状に接続され、軒天支持材4の下面側に天井化粧を兼ねる下方化粧材3が配され軒天支持材4の上面側には内樋1が設置され、該内樋1の上方には屋根面6が形成されている。
図1や図4(d)では左方側が軒先側で、右方側が建築物側であるが、前記軒天支持材4は、建築物側の端部が躯体7A等に組み付けられて軒先側へ略水平状に延出させた構成であり、前記屋根支持材5は、屋根の傾斜勾配に沿って流れ方向に連続するように配設されて軒先側へ略傾斜状に延出させた構成であり、これらの支持材4,5としてはそれぞれメッキ鋼板よりなる成型品が用いられている。
本発明に用いる内樋1は、基本的には特に制限はなく、どのような構成(材質等)、形状でもよい。図示実施例の内樋1は、図示するように底面11が略水平状で、軒側の側面12及び建築物側の側面13は略垂直状で、軒先側の側面12より建築物側の側面13の方が高く形成されている。
また、この内樋1は、長さ方向に所定間隔で配設された複数の樋受け材1Bに跨がって支持されているが、該樋受け材1Bは、図4(d)に示すように内樋1の底面11に沿う横支持片141の左右の側片142,143の上端144,145が外方へ延在する部材であって断面が略ひ字状であり、前記屋根支持材5(のフランジ52)にビス止め固定(ビス1c)されている。なお、同図ではこの屋根支持材5のフランジ52は、一点鎖線にて示している。
また、この第1実施例における建築物は、それぞれ水平方向、傾斜方向に延在するH躯体7A,7Bに、母屋(C型鋼)7Dや梁から持ち出した角鋼7Gを組み付けて躯体を構築し、それらに適宜に構造材7C,7E,7F,7Hを接続して流れ方向に連続するように屋根支持材5が取り付けられ、隣り合う屋根支持材5,5間には木毛セメント板等で形成される野地材5Bが敷設されている。なお、屋根支持材5は、頂面51とフランジ52とを有する断面が略ハット状の連続材である。
さらにその上面には、防水シート層5cが敷設された上に、裏面側に裏貼り材6bを添装した横葺き屋根材(以下、単に屋根材という)6Aを図示しない吊子にて段状に取り付けた横葺き屋根構造が構築され、図中6cはバックアップ材を示す。なお、前記屋根材6Aは、図4(a)に示すように略へ字状の面板部61の水下側、水上側に、流れ方向に隣り合う屋根材6A,6Aが相互に係合する軒側成形部62、棟側成形部63を有する構成である。
また、前記板状鋼7E,7Fの軒端は、前記小型のL型鋼7Hが接続され、その軒側には外壁6Dが形成されている。
前記屋根面6は、その裏面側に内樋1を配設していない部分の構造については前述のとおりであるが、その裏面側に内樋1を配設している部分においては、その表面の雨水等を内部へ導くための導入口64を備える屋根材6Xが配設されている。この屋根材6Xの導入口64は、図2に示すように複数の横長孔であり、落ち葉除けの役割も果たす。そして、当該部分では、内樋1への雨水の導入を妨げるようなボード材やクッション材を配設できないので、前記裏貼り材6bやバックアップ材6cは配設されておらず、この導入口64から導かれた雨水等を前記内樋1へ速やかに導くことができる。
なお、前記屋根材6Xは、略へ字状の面板部61を有する点では前記屋根材6Aと同様であるが、その水下側の先端を折返し、その水上側の先端を延在させてはいるが、前記成形部62,63は設けられていない簡易な形状である。
前記内樋1の構成については、前述のように図4(d)に示したが、当該箇所には、樋部と非樋部(一般屋根部)とを仕切ることで排水空間を構成する補強材8A,8Bを取り付けている。
前記屋根材6Xの軒側に配する補強材8Aには、前記屋根材6Xの軒側を裏面から支持する補強面部81aが設けられ、棟側に配する補強材8Bには、前記屋根材6Xの棟端を被覆状に保護する補強面部81bが設けられ、何れの補強材8A,8Bにも、前記屋根支持材5又は支持材カバー5Bにビス8cにて固定する固定部82a,82bが設けられ、更に下端が内樋1の内部に至る案内片83a,83bが設けられ、雨水を確実に内樋1内に導く役割をも果たしている。
さらに、この第1実施例では屋根面6の軒先側に屋根面6から延長線状に上方化粧材6Yを配設しており、この上方化粧材6Yは、図4(b)に示すように全体的には前記屋根材6Aに近似する意匠性を有するが、より先鋭的な視覚効果を与えるものであって、優れた意匠性を有する軒先化粧構造となっている。
しかも、この軒先化粧構造は屋根面6の屋根支持材5の最軒端取り付けられる上方下地2A軒天支持材4の最軒端取り付けられる下方下地2Bとが、角度調整を可能とするヒンジ構造2Hを備える接続構造(突出下地)を形成するように接続され、図中に点線矢印で示すよう軒天支持材4の軒側先端に嵌合状に取り付けられる構成である。
なお、図4(b)に図示した軒先化粧構造を簡略的に説明すると、上方下地2Aは、上方化粧材6Yを取り付けた際にその裏面に位置して支持する支持面部が軒先側、略中央、水上側の三箇所に形成され、その軒先側と略中央の支持面部の間に浅凹部が形成され、該浅凹部の裏面側にヒンジ構造2Hを形成する半円弧状の受部分が形成されている。この浅凹部には、上方からビス2eを打ち込んで固定することができる。また、その略中央と水上側の支持面部の間には深凹部が形成され、該深凹部において、下方下地2Bに倒立状に立設させたボルト材2cの螺子部を挿通させる孔を備える円弧状部が形成され、該ボルト材2cにナット2dを嵌め付けて角度調整することができる。さらに、水上側の支持面部には、最軒側の屋根材6Azの軒側成形部62を係合させる補助吊子2fがビス固定(ビス2g)されている。
一方、下方下地2Bは、略平坦状の軒先天井面部の上面側に、前記上方下地2Aの受部分と回動自在に接続されてヒンジ構造2Hを形成する円弧状の軸部分が形成されると共に前記ボルト材2cの頭部を保持する溝状部が形成され、階段状部分を経て側方が開放するコ字状部分が前記屋根面6の最軒端に嵌合状に取り付けられる構成である。
これらの上方下地2Aと下方下地2Bとをヒンジ構造2Hを形成するように組み付け、下方下地2Bに立設したボルト材2cを上方下地2Aに貫通させた状態で角度調整を行った後、ナット2dを締め付け、或いはヒンジ構造2Hにビス2eを打ち込むことにより、所定の角度に設定することができ、多種の軒先構造を提供することができる。
前記上方化粧材6Yは、前述のように前記屋根面6から延長線状に配設される部材であり、前記屋根材6Aに近似する意匠性を有するが、より先鋭的な視覚効果を与えている。
この上方化粧材6Yは、前記上方下地2Aの軒先側の支持面部に係合状に配される部材であり、前記浅凹部や深凹部を覆う役割も果たし、前記補助吊子2fと共にビス2gにて上方下地2Aに固定されている。
前記下方化粧材3は、前述のように前記軒天支持材4の下面側に配設されて天井化粧を兼ねる部材であって、前記軒天支持材4の下面側を隠し、天井を見上げた際にその化粧性を備えるものである。なお、当然のことながら施工状態において前記内樋1の裏面側を覆う役割も果たす。
この下方化粧材3は、図4(e)に示すようにその上面側に断熱材3Bが配される面板材であって、同図の下方に実線と点線とで示すように折返し溝状部に対して差し込む形で隣接する面板材同士を接続する構成である。即ちこの面板材である下方化粧材3は、面板部31の一方(同図では左方)側の端縁32が差し込み端縁であり、他方(同図では右方)に折返し溝状部33が形成されている。また、その差し込み端縁32の直前(内側)には上方へ窪む凹部34が形成され、該凹部34を前記軒天支持材4への固着具4bを打ち込む固定部位としている。
なお、図面の下方化粧材3は、正規寸法のものが2枚並列し、その最左側(最軒側)に位置する下方化粧材3'は、面板部31'の寸法が極端に短く、更に軒端を立ち上げた部材であり、その最右側に位置する下方化粧材3"は面板部31"の寸法が半分程度であって、更にその右側には、略L字状に成形された納め材3*が配されている。
前記断熱材3Bは、前述のように前記下方化粧材3の上面側に配される断熱材であり、寸法の異なる下方化粧材3',3"の上面側に配される断熱材をそれぞれ3B',3B"として区別しているが、その厚み寸法は殆ど同様であり、その上面側には排水溝35を適宜に形成している。
このように本発明の第1実施例の軒先構造は、建築物の軒先から突出状に構築される突出下地のうちの軒天支持材4の表面側に内樋1が設置され、該内樋1の上方には屋根面6が形成されている構造であるため、支持強度が極めて高く、内樋1内に雨水を導いて排水させることにより、軒先端に至る雨水を減量化できる。しかも屋根面6が内樋1を隠す役割を果たし、多種のデザインに適用でき、例えば図示実施例では横葺き屋根材6Aの一枚分の大きさとしたが、二枚分としてもよく、軒先自体の自由度が増し、様々な意匠性の向上にも寄与でき、大型化にも適用できる。
また、建築物の屋根面6から延長線状に上方化粧材6Yが配設されているので、連続状の屋根面6の軒先に異なる意匠性を備える上方化粧材6Yが連続状に形成されるため、優れた意匠性を実現できる。
1 内樋
1B 樋受け材
2A 上方下地
2B 下方下地
2H ヒンジ構造
3,3',3" 下方化粧材
3B,3B',3B" 断熱材
4 軒天支持材
5 屋根支持材
5B 支持材カバー
6 屋根面
6A (横葺き)屋根材
6Az 最軒側の屋根材
6X (導入口を有する)屋根材
6Y 上方化粧材
64 導入口(落ち葉除け)
7A H躯体
8A,8B 補強材
81a,81b 補強面部
82a,82b 固定部
83a,83b 案内片

Claims (2)

  1. 建築物の軒先から突出状に構築される突出下地を含む軒先構造であって、
    前記突出下地は、屋根の傾斜勾配に沿って流れ方向に連続する屋根支持材取り付けられる上方下地と軒先側へ水平状に延出する軒天支持材取り付けられる下方下地とから形成され、
    前記上方下地と前記下方下地とがヒンジ構造を形成するように組み付けられ、
    前記屋根支持材と前記軒天支持材とは、前記ヒンジ構造を介して間接的に鋭角状に接続され、
    前記軒天支持材の下面側には天井化粧を兼ねる下方化粧材が配され、前記軒天支持材の上面側には内樋が連続状に設置され、該内樋の上方にはその内部へ雨水を導入できて固形物の浸入を防止できる導入口を備えている屋根面が形成されていることを特徴とする軒先構造。
  2. 建築物の屋根面から延長線状に上方化粧材が配設されていることを特徴とする請求項1に記載の軒先構造。
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