JP7288573B2 - 天びん用風防 - Google Patents

天びん用風防 Download PDF

Info

Publication number
JP7288573B2
JP7288573B2 JP2022508651A JP2022508651A JP7288573B2 JP 7288573 B2 JP7288573 B2 JP 7288573B2 JP 2022508651 A JP2022508651 A JP 2022508651A JP 2022508651 A JP2022508651 A JP 2022508651A JP 7288573 B2 JP7288573 B2 JP 7288573B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
opening
closing door
closing
windshield
air cylinder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2022508651A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2021186544A5 (ja
JPWO2021186544A1 (ja
Inventor
久則 織田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
A&D Holon Holdings Co Ltd
Original Assignee
A&D Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by A&D Co Ltd filed Critical A&D Co Ltd
Publication of JPWO2021186544A1 publication Critical patent/JPWO2021186544A1/ja
Publication of JPWO2021186544A5 publication Critical patent/JPWO2021186544A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7288573B2 publication Critical patent/JP7288573B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01GWEIGHING
    • G01G21/00Details of weighing apparatus
    • G01G21/28Frames, Housings
    • G01G21/286Frames, Housings with windshields
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01GWEIGHING
    • G01G21/00Details of weighing apparatus
    • G01G21/30Means for preventing contamination by dust

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)

Description

本発明は、吊持した一対の側面部が開閉扉であり、これら開閉扉が駆動手段によって開閉する天びん用風防に関する。
従来から、駆動手段によって自動開閉する開閉扉を上端部で吊持してなる風防を用いた天びんは知られており、開閉扉の自由端である下端部は、案内レ-ルに設けた溝によって案内するのが一般的である。ところが、風防で囲まれた秤量室内の秤量皿に試料を載置する際に、秤量室内や案内レールに試料をこぼす場合があるが、これを清掃する際に案内レールの溝に落ちた試料を完全にはき出すことは困難である。また、前記溝には自然とホコリも溜まりやすいが、このホコリを完全にはき出すことも困難である。そして、溝内に試料やホコリが残っていると、開閉扉の円滑な開閉動作が妨げられるという不都合がある。
この不都合を解消するものとして、従来においては、案内レールを設けることなく、秤量室の床部を角錐台状に形成して周縁に向けて低くなるよう傾斜させ、その周縁が開閉扉の下部内側面と接して開閉扉の移動を案内するように構成(特許文献1)したり、溝部を有しない断面L字状の段部からなる案内レールで開閉扉の移動を案内する構成(特許文献2)が提案されている。
特許第5368364号公報 実公平3-11711号公報
特許文献1では、水平方向に摺動可能な一対の側壁部(開閉扉)が、垂直位置に保持され、偏奇トルクにより押されて、床面の周縁である境界端部に向き合う前記側壁部の下部内側面が常に前記境界端部に対接し、閉鎖空間である秤量室を形成する。このように、前記側壁部は閉鎖空間を形成するために、常に偏奇トルクにより前記境界端部に緊密に接しなければならないので、摩擦が大きくて一対の側壁部(開閉扉)の円滑な摺動は困難であり、前記側壁部を摺動するには大きな駆動力が必要であるという不都合がある。
また、特許文献2では、一対の滑り窓(開閉扉)を一緒に開閉する場合は、秤量室の底部に移動可能に設けた板の両側にそれぞれ固定した下方のグリップのロックを、各滑り窓にそれぞれ固定した桟の下端に挿入して一体化するので、各滑り窓の下部がばたつくことはない。しかし、各滑り窓を各別に移動させたい場合は、前記桟の下端に挿入した下方のグリップのロックを離脱させて、互いの一体化を解除するので、各滑り窓の下端は案内レールの底面部分に接して案内されるものの、前記下端の厚み方向にはフリー状態となり、移動時に前記各滑り窓の下部が厚み方向にばたついて秤量室の密閉性が損なわれるという不都合がある。このばたつきを防ぐために、前記底面部分と各滑り窓の下端とをより強く接触させると、摩擦が大きくなって各滑り窓の円滑な移動が困難となるという不都合を生じる。
本発明は、これらの不都合を解消した開閉扉を備えた天びん用風防を提供することを目的とする。
上記問題を解決するため、本発明に係る天びん用風防は、秤量皿を覆って秤量室を形成する風防であって、前記風防は、正面部と、一対の側面部と、背面部と上面部を有し、前記一対の側面部はそれぞれ、上部を前記上面部の各側部に沿って設けた保持部で移動可能に支持し、下部を水平部と垂直部からなる案内レールで案内して、駆動手段により往復移動する、前記秤量室の側面を開閉する開閉扉であり、前記各案内レールのそれぞれの水平部には、前記各開閉扉の移動経路に沿って、前記各開閉扉の下端が、各案内レールの垂直部に対する離反方向に変位しないように規制する規制部材を設けたものである。
このように、案内レールは水平部と垂直部とからなり、溝が存在しないのでホコリが溜まることはなく、ホコリや試料が付いたとしても容易に掃き出せるので清掃が容易であるため、各開閉扉の円滑な移動がホコリや試料によって妨げられることはない。また、前記各開閉扉の下端が、各案内レールの垂直部に対する離反方向に変位しないように規制する規制部材を設けたので、前記各開閉扉の下部がばたつくことはない。
また、各開閉扉の各下端が、前記案内レールの水平部から間隔を置いて位置するとともに、垂直部の上端は超えない高さ位置にあるよう構成すると、秤量室内への外気の流入を確実に阻止する一方、万一、試料やホコリが前記水平部に残っていても、前記各開閉扉の往復移動に支障をきたすことはなく、前記各開閉扉は円滑に往復移動する。
さらに、前記駆動手段を前記秤量室外に前記開閉扉ごとに設けたエアシリンダで構成し、各エアシリンダは突出入可能なピストンロッドの先端において前記開閉扉の前記正面部側の端部に連結して、前記規制部材を前記エアシリンダのピストンロッドが最も突入した状態で、前記開閉扉との連結部分よりも前記背面部側、すなわち前記正面部とは反対側に位置するよう設けることによって、駆動手段による開閉扉の円滑な移動と、移動の全範囲において規制部材による規制が確実になされる。また、開閉扉の下部がばたつくことがないので、駆動手段の動作時に過度の負荷がかかることもない。
さらにまた、規制部材を一つの突起で構成すると、規制部材である突起と開閉扉の摩擦がより小さくなり、開閉扉の移動がより円滑になる。
本発明によれば、秤量室を形成する風防において、秤量室の側面を開閉する開閉扉を溝のない案内レールで案内するとともに、開閉扉の下部のばたつきを防ぐことで、清掃が容易になるほか、秤量室内を外部から確実に遮断し、また、駆動手段に過度の不要な負荷がかかることがなく、開閉扉を円滑に往復移動することができる。
第1の実施形態を示す天びんの斜視図である。 開閉扉の閉鎖状態を示す風防の右側面図である。 開閉扉の開放状態を示す風防の右側面図である。 図2のX-X線に沿った一部を示す端面図である。 風防の背面図である。 開閉扉の開閉機構の駆動系統を示すブロック図である。 開閉扉の開閉機構の動作表である。
以下、本発明の好適な実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図1に示すように、天びん1は、電子天びん20と、風防10とを備える。電子天びん20は、その上面に試料を載置するための秤量皿21を備える。風防10は、電子天びん20に公知の着脱機構によって着脱可能に設けても良いし、着脱不能に一体的に設けても良い。風防10は、秤量皿21の周囲を囲うように電子天びん20の上面に設置されて、秤量皿21の周囲の空気の流動、たとえばエアコンの風、秤量時の人の息、人が歩くときに発生する空気の流れなど、が秤量皿21を中心とした荷重負荷部分に風圧として作用して、計量に影響を与えるのを防ぐ。
風防10は無底箱型で、正面部たる正面ガラス12と、一対の側面部たる開閉扉11,11と、背面部たる箱型のケース14と、上面部たる上面扉13を有し、これら正面ガラス12、一対の開閉扉11,11、ケース14の前面壁14b、上面扉13によって秤量皿21を覆い、ほぼ直方体形状の秤量室Sを形成する。正面ガラス12、一対の開閉扉11,11及び上面扉13は、内部の状態が観察可能なように透明なガラス又は樹脂材料からなる。なお、風防10は無底箱型以外の構成であってもよい。
開閉扉11,11は、その上部が上面扉13の各側部に沿って設けた保持部である上部フレーム17,17とシリンダボックス30,30とに摺動可能に支持されて、吊持されている。開閉扉11,11は、その下部が風防10の下部の枠部材である下部フレーム16に設けられた水平部18aと垂直部18bからなる案内レール18,18に沿って、シリンダボックス30,30内に配置したエアシリンダ40(一方のみ図示)によって往復移動する。
また、上面扉13は風防10の上部の左右辺にあるシリンダボックス30,30に設けられた案内溝30a(図4参照)に沿って、前後方向に移動可能となっている。
開閉扉11,11と上面扉13には、それぞれ手動で移動するために取っ手11a,11a,13aが取り付けられている。開閉扉11,11は手動のみならず、エアシリンダ40で自動的に駆動可能である。
さらに、コントロールパネル35は、天びん20及び風防10の開閉扉11,11を操作するためのものであり、天びん20及び風防10とは別体に設けられている。別体に設けたのは、スイッチを押すなど操作の振動が秤量に影響を与えることを防ぐためである。別体であるため、使用者はコントロールパネル35を操作し易い位置に自由に配置することができる。しかし、常に別体に構成する必要はない。コントロールパネル35は、信号送受信のため有線による通信機能を備えるが、無線通信で情報を送受信するよう構成することもできる。
コントロールパネル35は、その上面に、秤量結果や状態を表示する表示部38、操作用のスイッチ37、赤外線センサ36を備える。赤外線センサ36は、開閉扉11,11の開閉スイッチであり、上部に手をかざすだけで開閉扉11,11を自動で開閉させることができる。赤外線センサ36の代わりに押圧スイッチを設けても良く、また押圧スイッチと赤外線センサ36の両方を備えるよう構成してもよい。赤外線センサ36に、開閉扉11,11開閉機能以外の天びん操作機能を持たせてもよい。赤外線センサ36を左右二つ設け、それぞれが対応する開閉扉11,11を開閉させるように構成してもよい。
エアシリンダ40は複動型であり、内部のピストンの往復運動は、往きと帰りの両方がエア圧力によってなされるため、エアシリンダ40内にエアを送るポートは二箇所に設けられている。エアシリンダ40の前方側には送られたエアによりピストンを後方へと進ませるための後進側ポート46が、後方側にはピストンを前方へと送るための前進側ポート44が、それぞれ設けられている(図6参照)。これらポート44,46には図示しないエアチューブが接続され、ケース14内の加圧ポンプ62a,62bと繋がっている(図6参照)。
ケース14内部には、エアシリンダ40の駆動源である加圧ポンプ62a,62bやエアの流止を制御する電磁弁66a,66b、およびこれらを制御する制御部61などが納められている(図6参照)。
ここで、一対の開閉扉11、11及びその開閉機構について詳細に説明するが、各開閉扉11,11は同一構造なので、一方の開閉扉11についてのみ説明する。
図4に示すように、シリンダボックス30はシリンダ収納部30fと、カバー30eからなり、シリンダ収納部30fの内壁にはエアシリンダ40の形状に合わせて凹部が形成されており、ここにエアシリンダ40が嵌合して固定される。また、カバー30eの上板部分とシリンダ収納部30fの上板部分の間隙によって、上面扉13の側縁が突入する案内溝30aを形成している。
図4および図5に示すように、一対の上部フレーム17は、ケース14の上部の左右の縁部に設けられた凹部14aに沿って配置され、風防10の上部の枠部材を構成する。シリンダボックス30のシリンダ収納部30fは、上板部分が上部フレーム17の上面に載置され、図5に示すように、背面側端部は倒L字状に形成されて、その内側面が上部フレーム17の側面17bに当接し、倒L字の直角部分が上部フレーム17の角部に係合して、上部フレーム17に固定されている。
シリンダ収納部30fは底面を有さず(図4参照)、開閉扉11の外枠11bの上部がシリンダ収納部30f内部に入り込んで配置されている。シリンダ収納部30fの外側面30bの下端部には内側に向けて折り曲げてなる内フランジ部30cを長手方向の全長にわたって形成している。また、上部フレーム17の外側面17bの下部には、内フランジ部30cの上方に位置して長手方向(前後方向)の全長にわたって伸びる凸部17cを形成している。内フランジ部30cの上面と、凸部17cの下面とは、ほぼ同一高さ位置にある。
開閉扉11の外枠11bの上部の前後端部には、開閉扉11のスライド方向(図2,図3の前後方向)に直交して、開閉扉11の厚み方向(図4,図5の左右方向)に突き出た係合部50が形成されている。係合部50は、内フランジ部30cと凸部17cの各上面に支持されるよう形成されており、内フランジ部30c側に向かって突出して形成される第1係合部50a、凸部17c側に向かって突出して形成される第2係合部50b、さらに第2係合部50bの下方に間隔を置いて形成される第3係合部50cからなる。第3係合部50cと第2係合部50bは凸部17cを挟むように位置し、第3係合部50cは、内フランジ部30cと凸部17cの下との間に形成されたスリットからなるガイド孔30dに対応位置し、凸部17c下面とは間隔を置いて位置している。
このようにして、開閉扉11は、その上部が保持部である上部フレーム17とシリンダボックス30とに摺動可能に支持されることで吊持されている。そして、開閉扉11の下端は下部フレーム16に形成された案内レール18の水平部18a面からは間隔を置いて配置され、開閉扉11の上部はガイド孔30dにガイドされて摺動可能である。
本実施形態においては、開閉扉11の吊持形態をこのように構成したが、平板に形成されたスリットにT字に形成された係合部50が係合する形態や、係合部50をフック状として凸状レールに係合させる形態など、他の従来周知の構成を用いてもよい。
図2,図3及び図5に示すように、開閉扉11の外枠11bの前端上面には、ブロック状の結合部11cが設けられ、結合部11cには開閉扉11の移動方向に延びる結合孔11dが形成されている。エアシリンダ40内のピストンから延在するピストンロッド40aの先端が、この結合孔11dに嵌合して固定されている。ピストンロッド40aが開閉扉11の外枠11bと接続され、ピストンロッド40aがエアにより前後に移動することで、外枠11bはガイド孔30dに沿って摺動し、開閉扉11は開閉する。
また、図4及び図5に示すように、各開閉扉11の外枠11bの各下端面は、前記案内レール18の水平部18aとは間隔を置いて位置するとともに、垂直部18bの上端は超えない高さ位置にある。このため、秤量室S内への外気の流入を確実に阻止する一方、万一、試料やホコリが前記水平部18aに残っていても、前記各開閉扉11の往復移動に支障をきたすことはなく、前記各開閉扉11は円滑に往復移動する。
外枠11bが内フランジ部30cと係合した状態においても、エアシリンダ40は外枠11bの上面とは接触しないように、外枠11bとは間隔をおいて固定されており(図4参照)、エアシリンダ40は開閉扉11の移動を邪魔しない。また、結合部11cは外枠11b上面よりも上方に突出しているが、結合部11cはピストンロッド40aの先端に固定されているため、エアシリンダ40下方に入り込むことはなく、またシリンダボックス30内の結合部11cの移動経路も確保されているため、シリンダボックス30と結合部11cが干渉することはない。
開閉扉11の駆動手段であるエアシリンダ40は、開閉扉11のほぼ真上に、開閉扉11の移動方向と平行に配置されている。開閉扉11の外枠11bは、上面に形成された結合部11cでエアシリンダ40に連結されており、エアシリンダ40は外枠11bを直接摺動させて開閉扉11を移動させている。このため、エアシリンダ40からの力の伝達率がよく、僅かな力で開閉扉11を円滑に移動させることができる。
図1~図3及び図5に示すように、各案内レール18のそれぞれの水平部18aには、前記各開閉扉11の移動経路に沿って、前記各開閉扉11の下端が、各案内レール18の垂直部18bに対する離反方向に変位しないように規制する規制部材たる突起19を設けている。この突起19は、図では明確ではないが八角柱である。前記突起19は、エアシリンダ40のピストンロッド40aが最も突入した状態で、前記開閉扉11との連結部分、すなわち連結部11cよりも背面側に位置するよう設けている。この突起19によって、開閉扉11の下部のばたつきを防止し、開閉扉11の円滑な移動を確保する。また、前記ばたつきの防止は開閉扉11の移動の全範囲において確実になされる。
また、案内レール18は水平部18aと垂直部18bとからなり、溝が存在しないのでホコリが溜まることはなく、ホコリや試料が付いたとしても容易に掃き出せるものであり、この掃き出しの際に突起19が邪魔になることはない。
続いて、開閉扉11の自動開閉機構の駆動系統について図6に基づいて説明する。開閉機構60は開閉扉11を開閉させるための機構であり、左右の開閉扉11はそれぞれ開閉機構60を備え、接続された開閉機構60により独立して制御される。なお、各開閉機構60は制御部61によって制御される。本実施形態では、エアシリンダ40のピストン及びピストンロッド40aを前方へ移動(エアシリンダ40から突出)させるポンプ(第1加圧ポンプ62a)と後方へ移動(エアシリンダ40へ突入)させるためのポンプ(第2加圧ポンプ62b)は、別々に存在する。なお、図6は一方の開閉機構60のみを示しているが、他方の開閉機構60についても同一に構成されている。
開閉機構60は、第1加圧ポンプ62a、第2加圧ポンプ62b、第1圧力センサ64a、第2圧力センサ64b、第1一方電磁弁66a、第2一方電磁弁66b、エアシリンダ40および制御部61を備える。エアシリンダ40はピストンロッド40aを介して開閉扉11の結合部11cに連結されている。
第1加圧ポンプ62a,第2加圧ポンプ62bは、共にエアポンプである。各加圧ポンプ62a,62bはエアシリンダ40の駆動源であり、エアを圧縮してエアシリンダ40に送り、エア圧力によりピストン及びピストンロッド40aを突出入させて開閉扉11を移動する。
第1一方電磁弁66a,第2一方電磁弁66bは、弁の出口側は大気に開放されており、弁の開閉によりエアの流止を制御する。
第1圧力センサ64aは第1加圧ポンプ62aから吐出されたエアの圧力を、第2圧力センサ64bは、第2加圧ポンプ62bから吐出されたエアの圧力を、それぞれ監視する。また、二つの圧力センサ64a,64bはそれぞれエアシリンダ40のポート44,46に接続されて、エアシリンダ40に供給されるエアの圧力、エアシリンダ40内のエアの圧力を監視している。
エアシリンダ40の後方に設けられた前進側ポート44には、第1加圧ポンプ62aが接続されている。エア供給経路に途中分岐があり、さらに第1圧力センサ64aと第1一方電磁弁66aが接続されている。エアシリンダ40の前方に設けられた後進側ポート46には、第2加圧ポンプ62bが接続されている。エア供給経路に途中分岐があり、こちらには第2圧力センサ64bと第2一方電磁弁66bが接続されている。
開閉機構60の各構成要素はケース14内部に配置され、制御部61により動作を制御される。
次に開閉扉11の自動開閉時における各構成要素の動作を図7に基づいて説明するが、各開閉扉11の動作は同一であるため、一方の開閉扉11についてのみ説明する。
まず、使用者が手動で開閉扉11を開閉可能な「標準状態」では、第1加圧ポンプ62a、第2加圧ポンプ62bは共に動作せず、第1一方電磁弁66aおよび第2一方電磁弁66bは、開かれている。両加圧ポンプ62a,62bが動作せず、両一方電磁弁66a,66bが開いて大気と連通しているため、エアシリンダ40からの負荷はなく、開閉扉11を手動でスムーズに開閉させることができる。
コントロールパネル35の赤外線センサ36より、「開閉扉を開ける/閉じる」の命令が入力されると、制御部61は各要素に動作を命令する。
開閉扉11を開ける「自動開操作」の場合、即ち、エアシリンダ40のピストンロッド40aを後方へ移動、換言すると突入させる場合は、第2一方電磁弁66bは閉じられ、第2加圧ポンプ62bの加圧が開始される。このとき、第1加圧ポンプ62aは動作せず、第1一方電磁弁66aは開かれているため、エア圧力によりピストンロッド40aは突入し、開閉扉11が開かれる(図3状態)。
開閉扉11が開ききると、エア圧力が急激に上昇する。この圧力変化を第2圧力センサ64bが検知すると、第2加圧ポンプ62bの加圧は停止させられ、第2一方電磁弁66bが開かれ、エアシリンダ40内の圧縮されたエアが大気に開放され、標準状態に戻る。
開閉扉11を閉じる「自動閉操作」の場合、即ち、エアシリンダ40内のピストンロッド40aを前方へ移動、換言すると突出させる場合は、第1一方電磁弁66aは閉じられ、第1加圧ポンプ62aの加圧が開始される。このとき、第2加圧ポンプ62bは動作せず、第2一方電磁弁66bは開かれているため、エア圧力によりピストンロッド40aは突出(前方へ移動)し、開閉扉11が閉じられる(図2状態)。
開閉扉11が閉じきると、やはりエア圧力が急激に上昇する。この圧力変化を第1圧力センサ64aが検知すると、第1加圧ポンプ62aの加圧は停止させられ、第1一方電磁弁66aが開かれ、エアシリンダ40内の圧縮されたエアが大気に開放され、標準状態に戻る。
また、天びんの校正を行う場合、第1一方電磁弁66a,第2一方電磁弁66bはともに閉じられる。両方の一方電磁弁66a,66bが閉じられており、エアシリンダ40のピストンロッド40aは突出入(前後のどちらにも移動)することができず、開閉扉11はロックされる。これは校正作業中に開閉扉11が不用意に開閉されて校正に影響を及ぼすことを防ぐためである。校正が終了すると、第1一方電磁弁66aと第2一方電磁弁66bが開かれ、標準状態に戻る。
このように校正作業時には自動で開閉扉11がロックされる。スイッチ37からの命令で開閉扉11がロックされるように構成してもよい。校正時に限らず、天びん1の運搬時にも、両方の一方電磁弁66a,66bを閉じることにより、開閉扉11をロックすることができる。
このように、一方の加圧ポンプが動作時にはもう一方の加圧ポンプは動作せず、一方の電磁弁のみが閉じられ、もう一方の電磁弁は開いて大気と連通している。動作していたポンプが停止すると、閉じていた電磁弁は開いて大気に連通する。即ち、加圧ポンプが停止した際には、両方の一方電磁弁が開かれて大気に連通するように構成されている。開閉扉11が自動で開閉された後には、エアは大気に開放され、開閉扉11にかかる負荷が無くなり、開閉扉11を手動でスムーズに移動させることが可能となる。開閉扉11は自動開閉可能でありながら、自動開閉された後には、特別な操作なしに即座に手動開閉が可能となる。
なお、本発明は上述の実施形態に限定されず、例えば突起19の形状は八角柱のほか、他の多角柱や円柱であっても良い。また、規制部材としては、突起19のほか、垂直部18bと平行に短く延びる平板やパイプ材でも良い。
1 天びん
10 風防
11 開閉扉
11b 外枠
11c 結合部
11d 結合孔
12 正面ガラス
13 上面扉
14 ケース
17 上部フレーム
18 案内レール
18a 水平部
18b 垂直部
19 突起
20 電子天びん
30 シリンダボックス
40 エアシリンダ
40a ピストンロッド
50 係合部
S 秤量室

Claims (4)

  1. 秤量皿を覆って秤量室を形成する天びん用風防であって、
    前記風防は、正面部と、一対の側面部と、背面部と上面部を有し、
    前記一対の側面部はそれぞれ、上部を前記上面部の各側部に沿って設けた保持部で移動可能に支持し、下部を水平部と垂直部からなる案内レールで案内して、駆動手段により往復移動する、前記秤量室の側面を開閉する開閉扉であり、
    前記各案内レールのそれぞれの水平部には、前記各開閉扉の移動経路に沿って、前記各開閉扉の下端が、各案内レールの垂直部に対する離反方向に変位しないように規制する規制部材を設けてなり、
    前記各開閉扉は、各下端が、前記案内レールの水平部から間隔をおいて位置するとともに、垂直部の上端は超えない高さ位置にある
    天びん用風防。
  2. (削除)
  3. 前記駆動手段は、前記秤量室外に前記開閉扉ごとに設けたエアシリンダであって、各エアシリンダは突出入可能なピストンロッドの先端において前記開閉扉の前記正面部側の端部に連結し、
    前記規制部材は、前記エアシリンダのピストンロッドが最も突入した状態で、前記開閉扉との連結部分よりも前記背面部側に位置するよう設けてなる
    請求項1に記載の天びん用風防。
  4. 前記規制部材は一つの突起である
    請求項3に記載の天びん用風防。
JP2022508651A 2020-03-17 2020-03-17 天びん用風防 Active JP7288573B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2020/011698 WO2021186544A1 (ja) 2020-03-17 2020-03-17 天びん用風防

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JPWO2021186544A1 JPWO2021186544A1 (ja) 2021-09-23
JPWO2021186544A5 JPWO2021186544A5 (ja) 2022-07-07
JP7288573B2 true JP7288573B2 (ja) 2023-06-08

Family

ID=77768052

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022508651A Active JP7288573B2 (ja) 2020-03-17 2020-03-17 天びん用風防

Country Status (4)

Country Link
US (1) US20230075383A1 (ja)
EP (1) EP4123268A4 (ja)
JP (1) JP7288573B2 (ja)
WO (1) WO2021186544A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7495199B1 (ja) 2024-03-29 2024-06-04 株式会社エー・アンド・デイ 電子天びん

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003262549A (ja) 2002-03-07 2003-09-19 Toyama Sangyo Kk 電子秤の扉自動開放装置
JP2005533998A (ja) 2002-05-29 2005-11-10 メトラー−トレド・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング 風防機構を備えた天秤
JP2008209141A (ja) 2007-02-23 2008-09-11 A & D Co Ltd 秤量装置用風防
JP2010266436A (ja) 2009-05-13 2010-11-25 Mettler-Toledo Ag ラボラトリ用機器のための通風防止デバイス
CN204007846U (zh) 2014-08-14 2014-12-10 奥豪斯仪器(上海)有限公司 天平防风罩移动门的限位机构
US20160265963A1 (en) 2013-11-25 2016-09-15 Sartorius Lab Instruments Gmbh & Co. Kg Weighing chamber base and draft shield for a precision balance as well as a precision balance

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0650568Y2 (ja) 1989-06-19 1994-12-21 勲 大川 建 物
US7732720B2 (en) * 2005-02-18 2010-06-08 Ohaus Corporation Usa Draft protection device for a balance and having a friction reduction device
DE102013113006B4 (de) * 2013-11-25 2018-05-09 Sartorius Lab Instruments Gmbh & Co. Kg Windschutz für eine Präzisionswaage und Hängeführung für eine Seitenscheibe eines Windschutzes

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003262549A (ja) 2002-03-07 2003-09-19 Toyama Sangyo Kk 電子秤の扉自動開放装置
JP2005533998A (ja) 2002-05-29 2005-11-10 メトラー−トレド・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング 風防機構を備えた天秤
JP2008209141A (ja) 2007-02-23 2008-09-11 A & D Co Ltd 秤量装置用風防
JP2010266436A (ja) 2009-05-13 2010-11-25 Mettler-Toledo Ag ラボラトリ用機器のための通風防止デバイス
US20160265963A1 (en) 2013-11-25 2016-09-15 Sartorius Lab Instruments Gmbh & Co. Kg Weighing chamber base and draft shield for a precision balance as well as a precision balance
CN204007846U (zh) 2014-08-14 2014-12-10 奥豪斯仪器(上海)有限公司 天平防风罩移动门的限位机构

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7495199B1 (ja) 2024-03-29 2024-06-04 株式会社エー・アンド・デイ 電子天びん

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2021186544A1 (ja) 2021-09-23
EP4123268A4 (en) 2023-03-01
WO2021186544A1 (ja) 2021-09-23
EP4123268A1 (en) 2023-01-25
US20230075383A1 (en) 2023-03-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7288573B2 (ja) 天びん用風防
KR101842302B1 (ko) 자동 슬라이딩 도어용 구동 시스템
US7556324B2 (en) Refrigerator with a door-opening aid
CA2388141A1 (en) Fenestration locking system
JP6942240B2 (ja) 電子天びん
US20230113500A1 (en) Windshield for balance
JP2549634Y2 (ja) 計量秤のハウジング
WO2022118447A1 (ja) 電子天びん用の風防
WO2021090396A1 (ja) 天びん用風防
WO2021090397A1 (ja) 天びん用風防
WO2022059101A1 (ja) 電子天びん用の風防
JP7495199B1 (ja) 電子天びん
EP1331349A2 (en) Sash system having doors being openable and closable by sliding and folding
KR102537390B1 (ko) 방화문용 자동폐쇄장치
CN217925459U (zh) 一种带防夹手功能的平动闸门
JPWO2020129191A1 (ja) 電子天びん
RU2800792C1 (ru) Ветрозащитный экран для весов
CN220713346U (zh) 联接装置、门组件及储物装置
JP3566280B1 (ja) スライド式ドアのバリアフリー構造
KR102323990B1 (ko) 메이크업 테이블
CN208578483U (zh) 一种新型的传递窗
KR200398003Y1 (ko) 전시용 진열장
JPH07618Y2 (ja) 引戸の案内装置
JP2006083569A (ja) 引戸の閉じ支援装置
JP2003148043A (ja) 車両の自動ドア装置

Legal Events

Date Code Title Description
A529 Written submission of copy of amendment under article 34 pct

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A5211

Effective date: 20220315

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220317

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20220426

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20220621

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230428

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230428

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7288573

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150