JP7287320B2 - 作業機械 - Google Patents
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Description
本発明は、油圧ショベル等の作業機械に関するものである。
近年、掘削物をダンプトラックの荷台に積載する積載作業の効率化を図るために、荷台に積載した掘削物の総重量を算出し、その総重量がダンプトラックの上限積載量に到達したか否かをオペレータに報知する機能を備える油圧ショベルが知られている。
例えば、特許文献1には、バケット内の掘削物を解放するためにアームとバケットとの相対角度が閾値以上になった場合、バケット内の掘削物を荷台に解放する動作が開始されたと判定し、その時点で検出されたアームに収容されている掘削物の重量を測定し、その重量を積算することが開示されている。
油圧ショベルは、アームに対するバケットの回動だけでなく、ブームとバケットとの相対角度を維持した状態でアームがブームに対して前方に回動するアーム押し動作によってバケットからダンプトラックの荷台に掘削物を解放することが可能である。しかしながら、特許文献1では、上述したようにアームとバケットとの相対角度が閾値以上になったことにより解放動作の開始が判定されている。そのため、掘削物の解放が上述のアーム押し動作によって行われた場合、掘削物の解放を検出することができないという課題がある。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、バケットに収容された収容物がバケットから解放されたことを正確に検出できる作業機械を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る作業機械は、本体部と前記本体部に取り付けられた作業装置とを備える作業機械であって、前記作業装置は、上下方向及び前後方向に移動可能な先端部を有する作業腕と、前記先端部に対して回転可能に取り付けられ、収容物を収容するための空間を画定するとともに当該空間を解放する開口面を有するバケットとを備える作業機械であって、前記バケットに収容される収容物の荷重値を検出する荷重検出部と、前記作業装置の姿勢を検出する姿勢センサーと、前記姿勢センサーにより検出された前記作業装置の姿勢を示す検出データに基づいて、水平面に直交する鉛直方向に対する前記バケットの開口面の角度であるバケット角度を検出する角度検出部と、前記荷重検出部により検出された前記荷重値に基づいて前記バケットに前記収容物が収容されたか否かを判定する収容判定部と、前記収容判定部により前記バケットに前記収容物が収容されたと判定された後において、前記角度検出部により検出された前記バケット角度が所定の解放基準角度よりも解放側にあり、且つ、前記荷重検出部により検出された前記荷重値が荷重閾値未満である場合、前記バケット内の前記収容物が解放されたと判定する解放判定部とを備え、前記解放基準角度は、前記バケットが前記収容物を解放可能な姿勢にあるときの角度である。
この構成によれば、バケットの開口面の鉛直方向に対する角度であるバケット角度に着目し、そのバケット角度が解放基準角度よりも解放側にあり、収容物の荷重が荷重閾値未満になった場合に収容物が解放されたと判定されている。そのため、例えば、アームとバケットとの間の角度が維持された状態で行われるアーム押し操作によって収容物が解放されるようなケースであっても、収容物が解放されたことを検出することが可能となり、収容物の解放を正確に検出できる。
上記作業機械において、前記解放判定部は、前記収容判定部により前記バケットに前記収容物が収容されたと判定された後において、前記バケット角度が前記解放基準角度よりも前記解放側になった後、前記バケット角度が前記解放基準角度よりも非解放側になり、且つ、前記荷重検出部により検出された荷重値が前記荷重閾値以上である場合、前記バケット内の前記収容物の一部を解放するこぼし作業が行われたと判定することが好ましい。
作業機械においては、バケット内の収容物の一部を解放するために、バケットを解放側に向ける動作と、バケットを非解放側に向ける動作とが1回以上行われることがある。この動作においては、動作終了後においてもバケットに収容物が残存している。本構成によれば、バケット角度が、解放基準角度よりも解放側になった後、バケット角度が解放基準角度よりも非解放側にあり、且つ荷重値が荷重閾値以上であれば、収容物の一部を解放するこぼし作業が行われたと判定されている。そのため、本構成は、こぼし作業を正確に判定できる。
上記作業機械において、前記解放基準角度は、前記鉛直方向に対して前記非解放側の所定角度に設定されていることが好ましい。
収容物には、乾いた細かい土のようにバケットから解放されやすい性質を持つものもあれば、湿った土のようにバケットから解放され難い性質を持つものもある。バケットから解放されやすい性質を持つ収容物は、バケットを解放側に変化させていった場合、バケットの開口面が鉛直方向と平行になる手前で解放される。本構成は、解放基準角度は鉛直方向に対して非解放側の所定角度に設定されている。そのため、本構成は、バケットから解放されやすい性質を持つ物質が収容物として採用された場合であっても、収容物の解放を正確に検出できる。
上記作業機械において、メモリと、前記収容判定部により前記バケットに前記収容物が収容されたと判定された場合、収容された前記収容物の前記荷重値を前記メモリに一時的に保存する一時保存部と、前記解放判定部により前記バケット内の前記収容物が解放されたと判定された場合、前記メモリに一時保存された前記荷重値を積算し、前記収容物の累積荷重値を算出する累積荷重値算出部とをさらに備えることが好ましい。
本構成によれば、荷重値はメモリに一時保存されているため、例えば、作業中に収容物の量が変更された場合において、変更後の収容物の荷重値で一時保存された荷重値を更新することが可能となる。その結果、変更される前の荷重値が積算されて累積荷重値が算出されることが防止され、累積荷重値を正確に算出できる。
上記作業機械において、前記解放判定部は、前記収容判定部により前記バケットに前記収容物が収容されたと判定された後において、前記バケット角度が前記解放基準角度よりも前記解放側になった後、前記バケット角度が前記解放基準角度よりも非解放側になり、且つ、前記荷重検出部により検出された荷重値が前記荷重閾値以上である場合、前記バケット内の前記収容物の一部を解放するこぼし作業が行われたと判定し、前記一時保存部は、前記解放判定部により前記こぼし作業が行われたと判定された場合、当該判定後に、前記荷重検出部により検出された前記荷重値で前記メモリに一時保存されている前記荷重値を更新することが好ましい。
本構成によれば、こぼし作業が行われたと判定された場合、メモリに一時保存されている荷重値が、こぼし作業が行われたと判定されたときに検出された荷重値で更新されている。そのため、こぼし作業により一部が解放された収容物の荷重値を考慮に入れて累積荷重値を算出することができる。
本発明によれば、収容物がバケットから解放されたことを正確に検出できる。
以下、本発明の好ましい実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る作業機械の一例である油圧ショベルを示す。図2は、油圧ショベルに搭載されるコントローラ及びこれにより制御される回路の構成を示す図である。
図1及び図2に示すように、油圧ショベル10は、下部走行体11と、下部走行体11に旋回可能に搭載される上部旋回体12と、上部旋回体12に搭載される作業装置13と、複数の油圧アクチュエータと、少なくとも一つの油圧ポンプ21と、パイロットポンプ22と、操作装置60と、制御弁40と、圧力センサー34と、姿勢センサー30と、コントローラ50と、を備える。
下部走行体11及び上部旋回体12は、油圧ショベル10の本体部を構成する。下部走行体11は、油圧ショベル10を走行させるための図略の走行装置を有し、地面Gの上を走行することができる。上部旋回体12は、旋回フレーム12Aと、その上に搭載されるエンジンルーム12B及びキャブ12Cとを含む。エンジンルーム12Bはエンジンを収容し、キャブ12Cには、オペレータが着座する座席、種々の操作レバー、操作ペダルなどが配置されている。
作業装置13は、ブーム14、アーム15、及びバケット16を含み、土砂をダンプトラックに積み込むための積込作業を行う。土砂は、バケット16が収容する収容物の一例である。ブーム14及びアーム15は、上下方向及び前後方向に移動可能な先端部を有する作業腕の一例である。バケット16は、前記先端部に対して回転可能に取り付けられ、収容物を収容するための空間を画定するとともに当該空間を解放する開口面16aを有する。上下方向は、例えば地面Gに対して直交する方向である。前後方向は、例えば、アーム15の長手方向15a及び地面Gに対して直交する方向のそれぞれに対して直交する方向である。
積込作業は、土砂を掘削してバケット16に収容する収容作業(掘削作業)と、収容された土砂をダンプトラックの上に移動させる移動作業と、ダンプトラックの上で土砂を解放する解放作業(排土作業)と、を含む。
ブーム14は、図1の矢印A1に示されるように起伏可能すなわち水平軸回りに回動可能となるように旋回フレーム12Aの前部に支持される基端部と、その反対側の先端部と、を有する。アーム15は、図1の矢印A2に示されるように水平軸回りに回動可能となるようにブーム14の先端部に取り付けられる基端部と、その反対側の先端部と、を有する。バケット16は、図1の矢印A3に示されるように回動可能となるようにアーム15の先端部に取り付けられる。
複数の油圧アクチュエータは、複数の油圧シリンダと、旋回モータ20と、を含む。複数の油圧シリンダは、ブーム14を動かすための少なくとも一つのブームシリンダ17と、アーム15を動かすためのアームシリンダ18と、バケット16を動かすためのバケットシリンダ19と、を含む。図2では、1つの油圧ポンプ21のみが図示されているが、油圧ショベル10は、複数の油圧ポンプを備えていてもよい。
少なくとも一つのブームシリンダ17は、上部旋回体12とブーム14との間に介在し、油圧ポンプ21から吐出される作動油の供給を受けることにより伸長又は収縮し、これにより、ブーム14を+A1で示す起立方向又は-A1で示す倒伏方向に回動させる。
アームシリンダ18は、ブーム14とアーム15との間に介在し、作動油の供給を受けることにより伸長又は収縮し、これにより、アーム15を-A2で示すアーム引き方向又は+A2で示すアーム押し方向に回動させる。アーム引き方向は、アーム15の先端がブーム14に近づく方向であり、アーム押し方向は、アーム15の先端がブーム14から離れる方向である。
バケットシリンダ19は、アーム15とバケット16との間に介在し、作動油の供給を受けることにより伸長又は収縮し、これにより、バケット16を+A3で示すダンプ方向又は-A3で示すクラウド方向に回動させる。クラウド方向とは図1に示すアーム15の長手方向15aとバケット16の開口面16aとのなす角度θが小さくなる方向であり、ダンプ方向とは角度θが大きくなる方向である。
図2に示すように、操作装置60は、ブーム操作装置61と、アーム操作装置62と、バケット操作装置63と、旋回操作装置64と、を含む。操作装置60はオペレータの操作を受ける操作レバー61A~64Aをそれぞれ有する。各操作装置は、油圧式の操作装置により構成されていてもよく、電気式の操作装置により構成されていてもよい。一つの操作レバーが複数の操作レバーを兼ねていてもよい。例えば、オペレータが着座する座席の前方右側に右側操作レバーを設け、前後方向に操作された場合にブームレバーとして機能し、かつ、左右方向に操作された場合にバケットレバーとして機能してもよい。同様に、座席の前方左側に左側操作レバーを設け、前後方向に操作された場合にアームレバーとして機能し、かつ、左右方向に操作された場合に旋回レバーとして機能してもよい。レバーパターンは、オペレータの操作指示によって任意に変更されてもよい。図2は、操作装置60が電気式の操作装置により構成される場合の回路構成を示している。
制御弁40は、ブーム制御弁41と、アーム制御弁42と、バケット制御弁43と、旋回制御弁44と、一対のブーム電磁比例弁45と、一対のアーム電磁比例弁46と、一対のバケット電磁比例弁47と、一対の旋回電磁比例弁48と、を含む。
例えば、バケット操作装置63の操作レバー63Aが操作されると、操作レバー63Aの操作量は電気信号(操作信号)に変換されてコントローラ50に入力される。コントローラ50は、操作信号に対応した指令信号(指令電流)を、一対のバケット電磁比例弁47のうちの操作レバー63Aの操作方向に対応するバケット電磁比例弁47に入力する。当該バケット電磁比例弁47は、パイロットポンプ22が吐出するパイロット油の圧力を指令信号に応じて減圧し、減圧されたパイロット圧を、バケット制御弁43における一対のパイロットポートの一方に導く。これにより、バケット制御弁43は、パイロット圧が入力されるパイロットポートに対応する方向に、パイロット圧の大きさに対応するストロークで開弁する。その結果、油圧ポンプ21から吐出される作動油が、ストロークに対応する流量でバケットシリンダ19のヘッド側室又はロッド側室に供給されることが許容される。なお、ブーム操作装置61、アーム操作装置62、及び旋回操作装置64の操作レバーが操作された場合の動作は、上記と同様であるので説明を省略する。
なお、各操作装置が油圧式である場合の油圧回路図は省略するが、その場合、油圧ショベル10の油圧回路は次のように動作する。例えばバケット操作装置63の操作レバー63Aが操作されると、パイロットポンプからのパイロット一次圧がバケット操作装置63のリモコン弁において操作レバー63Aの操作量に応じて減圧され、減圧されたパイロット圧がリモコン弁から出力される。出力されたパイロット圧は、バケット制御弁における一対のパイロットポートの一方に入力される。これにより、バケット制御弁は、パイロット圧が入力されるパイロットポートに対応する方向に、パイロット圧の大きさに対応するストロークで開弁する。その結果、油圧ポンプから吐出される作動油が、ストロークに対応する流量でバケットシリンダ19のヘッド側室又はロッド側室に供給されることが許容される。
圧力センサー34は、図2に示すように、ブームシリンダ17のヘッド圧を検出するための圧力センサー35と、ブームシリンダ17のロッド圧を検出するための圧力センサー36と、を含む。
姿勢センサー30は、ブーム14の姿勢を検出可能なブーム姿勢センサー31と、アーム15の姿勢を検出可能なアーム姿勢センサー32と、バケット16の姿勢を検出可能なバケット姿勢センサー33と、を含む。ブーム姿勢センサー31は、例えば、上部旋回体12に対するブーム14の回転角度であるブーム角度を検出する角度センサーで構成されている。アーム姿勢センサー32は、例えば、ブーム14に対するアーム15の回転角度であるアーム角度を検出する角度センサーで構成されている。バケット姿勢センサー33は、例えば、バケット16に対するアーム15の回転角度であるバケット角度を検出する角度センサーで構成されている。ブーム角度、アーム角度、及びバケット角度は、それぞれ所定のサンプリング周期で検出され、検出データとしてコントローラ50に入力される。なお、姿勢センサー30は、例えば、慣性計測装置(Inertial Measurement Unit:IMU)により構成されてもよい。
コントローラ50は、例えばコンピュータにより構成されている。コントローラ50は、操作判定部51と、角度検出部52と、荷重検出部53と、収容判定部54と、解放判定部55と、一時保存部56と、累積荷重値算出部57と、表示制御部58と、メモリ59とを含む。操作判定部51~表示制御部58はコントローラ50のCPUが所定のプログラムを実行することで実現されてもよいし、専用の電気回路で構成されてもよい。メモリ59はフラッシュメモリ等の書き換え可能な不揮発性の記憶装置で構成されている。
操作装置6は、例えば図2に示すような電気式の操作装置である。操作装置60は、対応する操作レバーに与えられる操作量及び操作方向を示す操作信号をコントローラ50に入力する。操作判定部51は、入力された操作信号に基づいて、操作装置60に入力された操作を判定すればよい。
操作判定部51が判定する操作は、例えば、油圧ショベル10が掘削によりバケット16内に収容した収容物を掬い上げる操作、ブーム上げ操作、ブーム下げ操作、アーム押し操作、アーム引き操作、バケット起伏操作、バケット倒伏操作等である。
操作装置60は油圧式の操作装置で構成されてもよい。この場合、操作判定部51は、操作量に応じたパイロット圧に基づいて、入力された操作を判定すればよい。また、操作判定部51は、姿勢センサー30により検出された検出データに基づいて入力された操作を判定してもよい。
角度検出部52は、姿勢センサー30により検出された作業装置13の姿勢を示す検出データに基づいて、水平面に直交する鉛直方向に対するバケット16の開口面の角度であるバケット角度を検出する。
図3は、解放作業の説明図である。水平面SAは、重力方向と直行する方向である。鉛直方向L1は重力方向と平行な方向であり、水平面SAに直交する方向である。バケット16の開口面16aは、土砂の収容口であり、バケット16の先端T1と基端T2との間に形作られる面である。バケット角度αは、鉛直方向L1に対する開口面16aの角度である。本実施の形態では、バケット角度αは、鉛直方向L1に対して解放側D1が正であり、鉛直方向L1に対して非解放側D2が負である。但し、これは一例であり、バケット角度αの正及び負の関係は上述したものとは逆の関係であってもよい。解放側D1は、バケット16がダンプ方向に回動する方向である。非解放側D2は、バケット16がクラウド方向に回動する方向である。
例えば、角度検出部52は、地面G(図1参照)が水平面SAと平行な場合、地面Gに直交する方向を鉛直方向L1として設定する。角度検出部52は、姿勢センサー30により検出されたブーム角度、アーム角度、及びバケット角度と、ブーム14、アーム15、及びバケット16の既知の寸法データとに基づいて、基端T2と先端T1との位置を算出する。そして、角度検出部52は、基端T2と先端T1とを繋ぐ線と鉛直方向L1とのなす角度をバケット角度αとして算出すればよい。
一方、角度検出部52は、地面Gが水平面SAと平行でない場合、すなわち、油圧ショベル10が斜面に位置する場合、傾斜センサー80により検出された油圧ショベル10の傾斜角度に基づいて、水平面SAを設定し、水平面SAに対して直交する方向を鉛直方向L1として設定する。そして、上記の手法で基端T2と先端T1とを算出し、基端T2と先端T1とを繋ぐ線と鉛直方向L1とのなす角度をバケット角度αとして算出すればよい。このように傾斜センサー80により検出された傾斜角度を考慮に入れてバケット角度αを算出することで、油圧ショベル10が斜面で作業している場合においてもバケット角度αを正確に算出することが可能となる。
解放基準角度ηは、バケット16が収容物を解放可能な姿勢にあることを示す角度である。バケット16は、バケット角度αが解放基準角度ηよりも解放側D1にあれば、重力により収容物を解放できる。
例えば、乾いた細かい土砂は、バケット16を解放側D1に回転させていった場合、開口面16aが鉛直方向と平行になる手前で解放され始める。そこで、本実施の形態では、解放基準角度ηは、鉛直方向L1に対して非解放側D2の所定角度に設定されている。解放基準角度ηは、例えば、-10度、-20度といった角度である。
本実施の形態では、角度検出部52は、油圧ショベル10の稼働中、所定のサンプリング周期で収容物のバケット角度αを繰り返し算出する。
荷重検出部53は、バケット16に収容される収容物の荷重値を検出する。荷重検出部53は、収容物の荷重値を例えば以下のようにして算出する。
本実施形態では、荷重検出部53は、バケット16に収容される収容物の荷重を次の式(1)に基づいて算出する。
M=M1+M2+M3+W×L・・・(1)
式(1)において、Mは、ブームシリンダ17のブームフートピン回りのモーメントである。M1は、ブーム14のブームフートピン回りのモーメントである。M2は、アーム15のブームフートピン回りのモーメントである。M3は、バケット16のブームフートピン回りのモーメントである。Wは、バケット16に収容された収容物の荷重である。Lは、ブームフートピンからバケット16の基端T2までの水平方向の距離である。
式(1)において、Mは、ブームシリンダ17のブームフートピン回りのモーメントである。M1は、ブーム14のブームフートピン回りのモーメントである。M2は、アーム15のブームフートピン回りのモーメントである。M3は、バケット16のブームフートピン回りのモーメントである。Wは、バケット16に収容された収容物の荷重である。Lは、ブームフートピンからバケット16の基端T2までの水平方向の距離である。
モーメントMは、ブームシリンダ17のヘッド圧とロッド圧とから算出される。モーメントM1は、ブーム14の重心とブームフートピンとの間の距離と、ブーム14の重量との積により算出される。モーメントM2は、アーム15の重心とブームフートピンとの間の距離と、アーム15の重量との積により算出される。モーメントM3は、バケット16の重心とブームフートピンとの間の距離と、バケット16の重量との積により算出される。
ブーム14の重心の位置、アーム15の重心の位置、及びバケット16の重心の位置のそれぞれは、姿勢センサー30により検出される検出データに基づいて算出される。ブームシリンダ17のヘッド圧は、圧力センサー35により検出され、ブームシリンダ17のロッド圧は、圧力センサー36により検出される。距離Lは、姿勢センサー30の検出データに基づいて算出される。
本実施の形態では、荷重検出部53は、油圧ショベル10の稼働中、所定のサンプリング周期で収容物の荷重値を繰り返し算出する。
収容物の荷重値は、上記の方法に限られず、他の方法を用いて演算されてもよい。例えば、荷重検出部53は、カメラ又は深度センサーにより撮影されたバケット16の開口部の画像データから収容物の体積を算出し、算出結果に基づいて荷重値を算出してもよい。
収容判定部54は、荷重検出部53により検出された荷重値に基づいてバケット16に収容物が収容されたか否かを判定する。本実施の形態では、収容判定部54は、荷重検出部53により繰り返し算出される荷重値の変動量が所定値以下になって荷重値が安定し、そのとき荷重検出部53により検出された荷重値が荷重閾値以上である場合、バケット16に収容物が収容されたと判定する。荷重閾値はバケット16が空になったことを示す予め定められた値が採用できる。荷重閾値は例えば100kg、200kg等である。ここで、荷重閾値を100kg、200kg等の大きな値に設定しているのは、式(1)により算出される荷重値の算出誤差を考慮したためである。
収容作業中においては、バケット16は地面Gと接触し、且つ収容物の量も変化するため、荷重値は大きく変動する。一方、収容作業が終了した場合、バケット16は地面Gから離れ、且つバケット16内の収容物の量も変動しないため、荷重値は安定する。そこで、収容判定部54は、荷重閾値以上で荷重値が安定した場合にバケット16に収容物が収容されたと判定している。
解放判定部55は、収容判定部54によりバケット16に収容物が収容されたと判定された後において、角度検出部52により検出されたバケット角度αが解放基準角度ηよりも解放側D1にあり、且つ、荷重検出部53により検出された荷重値が荷重閾値未満である場合、バケット16内の収容物が解放されたと判定する。
図3を参照する。状態S100では、開口面16aは水平面SAに正対していないが、バケット角度αが解放基準角度ηよりも解放側D1にあるため、バケット16は収容物を解放可能な解放可能姿勢にある。そのため、バケット16から収容物が解放されている。
状態S200では、バケット角度αが鉛直方向L1よりもさらに解放側D1にあり、開口面16aが水平面SAに正対しているため、状態S100に比べてさらに多量の収容物が解放されている。このようにして、全ての収容物が解放されると解放作業は終了する。
さらに、解放判定部55は、収容判定部54によりバケット16に収容物が収容されたと判定された後において、バケット角度αが解放基準角度ηよりも解放側D1になった後、バケット角度αが解放基準角度ηよりも非解放側D2に変化し、且つ、荷重検出部53により検出された荷重値が荷重閾値以上である場合、バケット16内の収容物の一部を解放するこぼし作業が行われたと判定する。
図4は、こぼし作業の説明図である。状態S300では、収容作業が終了したものの、収容物の量が目標量から超過していたため、こぼし作業が行われている。具体的には、状態S300では、収容物を収容したバケット16が解放側D1に回動されて、バケット角度αが解放基準角度ηよりも解放側D1にある。これにより、バケット16は解放可能姿勢をとり、収容物が減少する。
状態S400では、バケット16が非解放側D2に向けてバケット16が回動されて、バケット角度αが解放基準角度ηよりも非解放側D2にある。これにより、バケット16は、解放不可能姿勢になり、収容物が残存した状態で、解放作業を終了する。状態S300の動作と状態S400の動作とによってバケット16内の収容物の量が依然目標量から超過している場合、再度、状態S300の動作と状態S400の動作が行われる。このようにして、バケット16の収容物の量が目標量になるまで、こぼし作業が行われる。こぼし作業が終了すると、移動作業によりバケット16がダンプトラックの荷台の上に移動され、解放作業により荷台に収容物が解放される。これら一連の作業が繰り返されて、荷台に収容物が積み込まれていく。
図2に参照を戻す。一時保存部56は、収容判定部54によりバケット16に収容物が収容されたと判定された場合、収容された収容物の荷重値をメモリ59に一時的に保存する。これにより、収容作業が終了した直後にバケット16に収容された収容物の荷重値がメモリ59に一時保存されることになる。
累積荷重値算出部57は、解放判定部55によりバケット16内の収容物が解放されたと判定された場合、メモリ59に一時保存された荷重値を積算し、収容物の累積荷重値を算出する。累積荷重値はメモリ59に保存されている。さらに、累積荷重値算出部57は、累積荷重値の目標量が予め設定されている場合、その目標量と算出した累積荷重値との差分を算出する。
表示制御部58は、表示装置70に種々の情報を表示させる。例えば、表示制御部58は、図5に示す表示画面G1を表示装置70に表示させる。
メモリ59は、一時保存部56により一時保存された収容物の荷重値を記憶する。メモリ59は、累積荷重値算出部57で算出された累積荷重値及びその目標値を記憶する。
傾斜センサー80は、油圧ショベル10の水平面SAに対する傾斜角度を検出する。この傾斜角度は、例えば油圧ショベル10が位置する地面G(斜面)の水平面SAに対する角度である。
なお、主に平地で作業することが想定される油圧ショベル10においては、傾斜センサー80は省かれてもよい。この場合、角度検出部52は地面Gを水平面SAとみなしてバケット角度αを算出すればよい。
表示装置70は、例えば、液晶パネル又は有機ELパネル等の表示装置で構成されている。表示装置70は、油圧ショベル10のキャブ12Cにおいてオペレータが視認可能な位置に配置されている。図5は、表示装置70が表示する表示画面G1の一例を示す図である。表示画面G1は先端荷重表示欄501、積込荷重表示欄502、積込目標表示欄503、及び積込回数表示欄504を含む。
先端荷重表示欄501は、荷重検出部53により検出されたバケット16が現在収容する収容物の荷重値を表示する。ここでは、荷重値が0.0tと表示されている。積込荷重表示欄502は、累積荷重値算出部57により算出された累積荷重値を表示する。ここでは、ダンプトラックへの積み込みが開始されていないため、累積荷重値は0.0tと表示されている。積込目標表示欄503は、ダンプトラックの荷台に積み込む収容物の累積荷重値の目標値を表示する。この目標値はオペレータにより予め入力された値が採用される。積込回数表示欄504は、収容物をダンプトラックの荷台に解放する解放作業を行った回数を表示する。ここでは、解放作業が行われていないため、0/4と表示されている。なお、0/4の分母は累積荷重値をその目標値にするのに必要な解放作業の回数を示している。この回数は、例えば累積荷重値の目標値をバケット16の容積に対応する土砂の荷重値で割ることで算出される。
なお、表示装置70は、油圧ショベル10とは別の場所にあるパーソナルコンピュータ及びモバイル情報端末などの表示装置であってもよい。
次に、油圧ショベル10の処理について説明する。図6は、油圧ショベル10の処理を示すフローチャートである。なお、この処理と並行して、角度検出部52は、所定のサンプリング周期でバケット角度αを検出する処理を繰り返し実行し、荷重検出部53は、所定のサンプリング周期で荷重値を検出する処理を繰り返し実行しているものとする。また、このフローチャートの開始時には累積荷重値はリセットされているものとする。キャブ12C内に積込作業の開始を示す積込作業ボタンが設けられている場合、図6のフローチャートは、この積込作業ボタンがオペレータにより押されたときに開始されてもよい。そして、積込作業が終了し、積込作業ボタンがオペレータにより再度押されたときに、図6のフローチャートは終了されてもよい。
ステップS1において、収容判定部54は、荷重検出部53により検出された荷重値が安定し、そのときの荷重値が荷重閾値以上であるか否かを判定する。荷重値が荷重閾値以上の場合(ステップS1でYES)、収容判定部54は、バケット16に収容物が収容されたと判定し、処理をステップS2に進める。一方、荷重値が荷重閾値未満の場合(ステップS1でNO)、収容判定部54は、収容物がバケット16に収容されていないと判定し、処理をステップS1に戻す。
ステップS2において、一時保存部56はステップS1で安定したと判定されたときの荷重値をメモリ59に一時保存する。ステップS3において、解放判定部55は、角度検出部52により検出された最新のバケット角度αが解放基準角度ηよりも大きいか否かを判定する。図3を参照し、本実施の形態では、バケット角度α及び解放基準角度ηは、鉛直方向L1を基準に解放側D1が正とされている。そのため、バケット角度αが解放基準角度ηよりも大きくなると、バケット角度αは解放基準角度ηよりも解放側D1になる。
バケット角度αが解放基準角度ηより大きい場合(ステップS3でYES)、処理はステップS4に進む。一方、バケット角度αが解放基準角度η以下の場合(ステップS3でNO)、処理はステップS3に戻る。これにより、バケット角度αが解放基準角度ηより解放側D1に変化するまで、ステップS3の処理は待機される。
ステップS4において、解放判定部55は、荷重検出部53により検出された最新の荷重値が荷重閾値未満であるか否かを判定する。この荷重値が荷重閾値以上の場合(ステップS4でNO)、処理はステップS5に進む。ステップS4でNOの状態は、バケット16が解放可能姿勢にされたものの、バケット16内に収容物が残存している状態を示している。
一方、荷重値が荷重閾値未満の場合(ステップS4でYES)、処理はステップS7に進む。ステップS4でYESの状態は、バケット16内の収容物のほぼ全てが解放された状態を示している。
ステップS5において、解放判定部55は、バケット角度αが解放基準角度η以下であるか否かを判定する。バケット角度αが解放基準角度ηより大きい場合(ステップS5でNO)、処理はステップS3に戻る。ステップS5でNOの状態は、バケット16内に収容物が残存した状態で、バケット16が解放可能姿勢にされており、解放作業又はこぼし作業において収容物が減少中であることを示している。
一方、バケット角度αが解放基準角度η以下の場合(ステップS5でYES)、バケット16内に収容物が残存した状態でバケット16が解放不可能姿勢にされており、こぼし作業が一旦終了したと判定され、処理がステップS3に戻されている。
ステップS6において、一時保存部56は、メモリ59に一時保存された荷重値をステップS4で検出された最新の荷重値で更新する。これにより、こぼし作業の終了時における収容物の荷重値でメモリ59に一時保存された荷重値が更新されることになる。この更新が終了すると、処理はステップS3に戻る。
ステップS7において、累積荷重値算出部57は、メモリ59に一時記憶された荷重値を積算し、累積荷重値を算出する。これにより、積込作業を開始してから現在までにバケット16が解放した収容物の累積荷重値が得られる。ステップS7の処理が終了すると、処理はステップS1に戻り、ステップS1以降の処理が引き続き行われる。
例えば、こぼし作業中、図4の状態S300になると、バケット16が解放可能姿勢であるため、ステップS3でYESと判定され、バケット16に収容物が残存しているためステップS4でNOと判定される。次に、図4の状態S400になると、バケット16が解放不可能姿勢になるため、ステップS5でNOと判定されて、処理はステップS3に戻る。さらに、こぼし作業が継続されると、ステップS3でYES、ステップS4でNO、ステップS5でNOのループが繰り返される。そして、こぼし作業が終了すると、バケット16が解放不可能姿勢にされて移動作業が行われるため、ステップS3でNOと判定され、処理はステップS3で待機する。
そして、ダンプトラックの荷台の上にバケット16が位置決めされ移動作業が終了すると、解放作業が開始される。解放作業が開始されると、バケット16が解放可能姿勢にされてステップS3でYESと判定され、バケット16が空になるとステップS4でYESと判定され、ステップS7にて荷重値が積算される。
このように本実施の形態によれば、バケット16の開口面16aの鉛直方向L1に対する角度であるバケット角度αに着目し、そのバケット角度αが解放基準角度ηよりも解放側D1にあり、収容物の荷重が荷重閾値未満になった場合に収容物が解放されたと判定されている。そのため、例えば、バケット角度が維持されたアーム押し操作によって収容物が解放されるケースであっても、本構成は収容物が解放されたことを正確に検出できる。
上記実施の形態は、下記の変形例が採用できる。
図6のフローチャートにおいて、ステップS1の前に操作判定部51が掬い挙げる操作の入力を検出する処理が設けられていてもよい。この場合、図6のフローチャートは、掬い上げ操作が検出された場合、処理をステップS1に進め、掬い上げ操作が検出されない場合、処理をステップS1に戻すようにすればよい。
図6のフローチャートにおいて、ステップS1の荷重閾値とステップS4の荷重閾値は同じ値であってもよいし、異なる値であってもよい。
10 :油圧ショベル
11 :下部走行体
12 :上部旋回体
12C :キャブ
13 :作業装置
14 :ブーム
15 :アーム
16 :バケット
30 :姿勢センサー
50 :コントローラ
51 :操作判定部
52 :角度検出部
53 :荷重検出部
54 :収容判定部
55 :解放判定部
56 :一時保存部
57 :累積荷重値算出部
58 :表示制御部
59 :メモリ
70 :表示装置
80 :傾斜センサー
α :バケット角度
η :解放基準角度
11 :下部走行体
12 :上部旋回体
12C :キャブ
13 :作業装置
14 :ブーム
15 :アーム
16 :バケット
30 :姿勢センサー
50 :コントローラ
51 :操作判定部
52 :角度検出部
53 :荷重検出部
54 :収容判定部
55 :解放判定部
56 :一時保存部
57 :累積荷重値算出部
58 :表示制御部
59 :メモリ
70 :表示装置
80 :傾斜センサー
α :バケット角度
η :解放基準角度
Claims (5)
- 本体部と前記本体部に取り付けられた作業装置とを備える作業機械であって、
前記作業装置は、上下方向及び前後方向に移動可能な先端部を有する作業腕と、前記先端部に対して回転可能に取り付けられ、収容物を収容するための空間を画定するとともに当該空間を解放する開口面を有するバケットとを備える作業機械であって、
前記バケットに収容される収容物の荷重値を検出する荷重検出部と、
前記作業装置の姿勢を検出する姿勢センサーと、
前記姿勢センサーにより検出された前記作業装置の姿勢を示す検出データに基づいて、水平面に直交する鉛直方向に対する前記バケットの開口面の角度であるバケット角度を検出する角度検出部と、
前記荷重検出部により検出された前記荷重値に基づいて前記バケットに前記収容物が収容されたか否かを判定する収容判定部と、
前記収容判定部により前記バケットに前記収容物が収容されたと判定された後において、前記角度検出部により検出された前記バケット角度が所定の解放基準角度よりも解放側にあり、且つ、前記荷重検出部により検出された前記荷重値が荷重閾値未満である場合、前記バケット内の前記収容物が解放されたと判定する解放判定部とを備え、
前記解放基準角度は、前記バケットが前記収容物を解放可能な姿勢にあるときの角度である、
作業機械。 - 前記解放判定部は、前記収容判定部により前記バケットに前記収容物が収容されたと判定された後において、前記バケット角度が前記解放基準角度よりも前記解放側になった後、前記バケット角度が前記解放基準角度よりも非解放側になり、且つ、前記荷重検出部により検出された前記荷重値が前記荷重閾値以上である場合、前記バケット内の前記収容物の一部を解放するこぼし作業が行われたと判定する、
請求項1記載の作業機械。 - 前記解放基準角度は、前記鉛直方向に対して非解放側の所定角度に設定されている、
請求項1又は2記載の作業機械。 - メモリと、
前記収容判定部により前記バケットに前記収容物が収容されたと判定された場合、収容された前記収容物の前記荷重値を前記メモリに一時的に保存する一時保存部と、
前記解放判定部により前記バケット内の前記収容物が解放されたと判定された場合、前記メモリに一時保存された前記荷重値を積算し、前記収容物の累積荷重値を算出する累積荷重値算出部とをさらに備える、
請求項1~3のいずれかに記載の作業機械。 - 前記解放判定部は、前記収容判定部により前記バケットに前記収容物が収容されたと判定された後において、前記バケット角度が前記解放基準角度よりも前記解放側になった後、前記バケット角度が前記解放基準角度よりも非解放側になり、且つ、前記荷重検出部により検出された前記荷重値が前記荷重閾値以上である場合、前記バケット内の前記収容物の一部を解放するこぼし作業が行われたと判定し、
前記一時保存部は、前記解放判定部により前記こぼし作業が行われたと判定された場合、当該判定後に、前記荷重検出部により検出された前記荷重値で前記メモリに一時保存されている前記荷重値を更新する、
請求項4記載の作業機械。
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