JP7284075B2 - 温度測定装置 - Google Patents

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Description

本開示は、温度検出素子としてダイオードを備えた温度測定装置に関する。
従来技術の温度測定装置は、例えば、特許文献1に記載されている。この従来技術の温度測定装置は、バンドギャップ回路と、アナログ/デジタル変換回路とによって構成される。
バンドギャップ回路は、第1の電源端子と第1のノードとの間に配置されたトランジスタと、第1のノードと第2のノードとの間に配置された第1の抵抗と、第1のノードと第3のノードとの間に配置された第2の抵抗と、第2のノードと第2の電源端子との間に配置された第1のダイオードと、第3のノードと第2の電源端子との間に直列に接続された第3の抵抗および第2のダイオードと、第2のノードに接続される反転端子と第3のノードに接続される非反転端子とトランジスタのゲートに接続される出力端子とを有するオペアンプと、を備える。
第1のノードの電圧と第3のノードの電圧の差が入力アナログ電圧としてアナログ/デジタル変換器(Analog to Digital Convertor:ADC)に供給されるとともに、第1のノードの電圧が基準電圧としてADCに供給され、基準電圧に対する入力電圧の変化が、測定温度として出力される。
特開2019-128901号公報
上記特許文献1に記載される従来技術では、温度測定装置の感度を上げる場合、ADCに入力アナログ信号として供給される、第1のノードの電圧と第3のノードの電圧の差を増幅する必要がある。例えば、電源電圧を3V、第1のノードの電圧と第3のノードの電圧との差が0.55Vと仮定すると、利得が4.5倍程度であれば、定常電圧成分と温度特性電圧成分との和が、電源電圧3V以下にクランプされ、利得が制約されてしまい、温度測定装置の感度を上げることができない。したがって、従来から、より高い感度を有する温度測定装置が望まれている。
本開示の温度測定装置は、温度測定対象抵抗(R1)および温度検出素子である一対のダイオードを含み、前記一対のダイオードの入力電圧の温度に応じた変化を前記温度測定対象抵抗(R1)の入力端と出力端間の電位差として出力する温度測定部と、
前記温度測定対象抵抗(R1)の入力端に正入力端子が第1正入力側抵抗(R3)を介して接続され、前記温度測定対象抵抗(R1)の出力端に負入力端子が第1負入力側抵抗(R5)を介して接続された比較増幅器と、
前記第1正入力側抵抗(R3)の出力端と接地端との間に挿入された第2正入力側抵抗(R4)と、
前記第1負入力側抵抗(R5)の出力端と前記比較増幅器の出力端との間に挿入された第2負入力側抵抗(R6)と、を備え、
前記第2正入力側抵抗(R4)の抵抗値は前記第2負入力側抵抗(R6)の抵抗値よりも低い値に設定されていることを特徴とする。
本開示の温度測定装置によれば、感度が格段に向上された温度測定装置を提供することができる。
本開示の一実施形態の温度測定装置の電気的構成を示すブロック回路図である。 温度測定装置による温度測定原理を説明するための図である。 図3(a)~図3(c)は、それぞれ第1および第2ダイオードD1,D2の温度と測定電圧との関係を示すグラフである。 本開示の他の実施形態の第2正入力側抵抗R4の構成を示す回路図である。
以下、添付図面を参照して、本開示の温度測定装置の実施形態について説明する。
図1は本開示の一実施形態の温度測定装置の電気的構成を示すブロック回路図である。本実施形態の温度測定装置1は、一対の温度測定対象抵抗R1および温度検出素子である一対のダイオードD1,D2を含み、各ダイオードD1,D2の温度に応じた測定電圧V1,V2の電位差のドリフト電圧を温度測定電圧(温度測定対象抵抗(R1)の入力端と出力端間の電位差)として出力する温度測定部2sと、温度測定対象抵抗R1の入力端に正入力端子(非反転入力端子)が第1正入力側抵抗R3を介して接続され、温度測定対象抵抗R1の出力端に負入力端子(反転入力端子)が第1負入力側抵抗R5を介して接続された比較増幅器(コンパレータ)3と、第1正入力側抵抗R3の出力端および接地端を結ぶ接地線4に挿入された第2正入力側抵抗R4と、第1負入力側抵抗R5の出力端および比較増幅器3の出力端に接続された出力線5の間を結ぶ負帰還線6に挿入された第2負入力側抵抗R6と、を備える。本実施形態において「接地」は、シグナルグラウンド、信号グラウンドまたは基準等電位をいう。また、一対のダイオードは、第1ダイオードD1および第2ダイオードD1のように少なくとも2つから成るダイオード群であるが、一対のダイオードのうちの一方のダイオードである第2ダイオードD2が、複数のダイオードを並列接続したダイオード群から構成されていてもよい。
各ダイオードD1,D2に等しい電流I1,I2(I1=I2=I)が流れるようにするために、ノードn1,n2に比較増幅器14を接続し、ノードn1の電圧とノードn2の電圧が等しくなると比較増幅器14の出力電圧が安定化する。即ち、温度測定対象抵抗R1とそれに並列接続された抵抗R1の各入力端の電圧が安定化する。温度測定対象抵抗R1の入力端と出力端間の電位差(V1i-V1o(V1i:入力端電圧、V1o:出力端電圧)であり、例えば温度測定開始温度(0℃(273K)において0.55V)は、抵抗R1と抵抗R2の比(R1/R2)に依存するとともに温度上昇に応じて上昇する。増幅部2aの出力電圧Voは、上記電位差を増幅して得られる。
しかしながら、増幅部2aで上記電位差(V1i-V1o)を増幅しようとしても、温度が上昇すると,所望の測定温度範囲(例えば、0℃~60℃(323K)程度)の上限温度(例えば、60℃程度)または上限温度未満の温度において、増幅部2aの出力電圧Voは電源電圧(例えば、3V)でクランプする。即ち、上記電位差が、温度に対して不変の定常電圧成分Vd1,Vd2と、温度によって変化する温度特性電圧成分ΔVd1,ΔVd2と、を含むことから、測定温度範囲が狭くなったり、温度測定の感度(mV/℃)が低下する(例えば、10.8mV/℃程度)、という問題点があった。本実施形態の温度測定装置1は、好適には定常電圧成分Vd1,Vd2を低下させる構成、またはより好適には定常電圧成分Vd1,Vd2を無くす構成の増幅部2aを備える。以下、増幅部2aの構成について説明する。本実施形態では、増幅部2aにおいて、第2正入力側抵抗R4の抵抗値は第2負入力側抵抗R6の抵抗値よりも低い値に設定されている。なお、図1に示す増幅部2aにおいて、第1差動増幅器7は、その大きなインピーダンスによって第1正入力側抵抗R3を流れる電流を微小電流とするとともに温度測定対象抵抗R1の入力端と入力端電圧V1iを安定化させるバッファまたはボルテージホロワとして機能する。第2差動増幅器8は、その大きなインピーダンスによって第1負入力側抵抗R5を流れる電流を微小電流とするとともに温度測定対象抵抗R1の出力端電圧V1oを安定化させるバッファまたはボルテージホロワとして機能する。
温度測定装置1は、第1正入力側抵抗R3の入力端および温度測定対象抵抗R1の入力端の間に位置する第1差動増幅器7と、第1負入力側抵抗R5の入力端および温度測定対象抵抗R1の出力端の間に位置する第2差動増幅器8と、をさらに含んでいてもよい。
第1差動増幅器7の出力端子は、第1正入力側抵抗R3の入力端に接続される。第1差動増幅器7の正入力端子は、温度測定対象抵抗R1の入力端に接続され、第1差動増幅器7の負入力端子は、負帰還線9によって該第1差動増幅器7の出力端子に接続される。
第2差動増幅器8の出力端子は、第1負入力側抵抗R5の入力端に接続される。第2差動増幅器8の正入力端子は、温度測定対象抵抗R1の出力端に接続され、第2差動増幅器8の負入力端子は、負帰還線10によって該第2差動増幅器8の出力端に接続される。
第2正入力側抵抗R4の抵抗値および第2負入力側抵抗R6の抵抗値は、温度測定開始温度(例えば、0℃)における比較増幅器3の出力電圧Voを低下させる値に設定されていることがよい。これにより、測定温度範囲の上限温度または上限温度未満の温度において、増幅部2aの出力電圧Voが電源電圧でクランプすることを抑えることができる。その結果、温度測定範囲を広げたり、測定温度範囲における温度測定の感度(mV/℃)を高くする(例えば、58.8mV/℃程度)ことができる。
温度測定対象抵抗R1の出力端は、接続線11によって、第1ダイオードD1のアノード端子に接続される。第1ダイオードD1のカソード端子は接地される。温度測定対象抵抗R1に並列接続された抵抗R1(温度測定対象抵抗R1と同じ抵抗値)の出力端は、抵抗R2を介して接続線12によって、第2ダイオードD2のアノード端子に接続される。第2ダイオードD2のカソード端子は接地される。
また、温度測定対象抵抗R1の出力端は、接続線13によって、比較増幅器14の正入力端子(非反転入力端子)に接続される。抵抗R1の出力端は、接続線15によって、比較増幅器14の負入力端子(反転入力端子)に接続される。
図2は温度測定装置1による温度測定原理を説明するための図であり、図3(a)~図3(c)は、それぞれ第1および第2ダイオードD1,D2の温度と測定電圧(比較増幅器3の出力電圧Vo)との関係を示すグラフである。図3(a)は従来例の温度測定装置のグラフであり、図3(b),(c)は本実施形態の温度測定装置1のグラフである。第1ダイオードD1の逆方向電流I1は、下記の式1によって表され、第2ダイオードD2の逆方向電流I2は、下記の式2によって表される。
Figure 0007284075000001
Figure 0007284075000002
ここに、Is:係数
k:ボルツマン定数(1.379×10-23J/K)
q:電気素量(1.602×10-19C)
T:絶対温度
上記の式1および式2から、V1(第1ダイオードD1の入力電圧(アノード電圧))、V2(第2ダイオードD2の入力電圧(アノード電圧))は、下記の式3、式4によって求められる。
Figure 0007284075000003
Figure 0007284075000004
第1および第2ダイオードD1,D2に流れる逆方向電流I1,I2が、I1=I2=Iで一定とすると、図3(a)~図3(c)のグラフの直線の傾きで示されるように、温度測定の感度ΔV,ΔV´を求めることができる。
Figure 0007284075000005
なお、ΔVは抵抗R2の入力端と出力端間の電位差(V1-V2)に相当し、ΔV´は温度測定対象抵抗R1の入力端と出力端間の電位差に相当し、ΔV´=(R1/R2)・loge(10)・{(T・k)/q}で表され、R1/R2=10,ΔV´=10ΔV=+1.98mV/℃である。
前記従来技術では、温度測定対象抵抗R1にかかる定常電圧成分Vdが増幅される。定常電圧成分Vdは、Vd1-Vd2(Vd1は温度測定開始温度における温度測定対象抵抗R1の入力端電圧であり例えば1.18V、Vd2は温度測定開始温度における温度測定対象抵抗R1の出力端電圧であり例えば0.63V)で表され、電源電圧が3Vである場合には5.45倍(3V/0.55V(=1.18-0.63))の利得で出力電圧が電源電圧にクランプするので、温度測定装置1としての感度(se1:図3(a)に示す直線の傾きで表される)は+10.8mV/℃(+1.98mV/℃×5.45)である。
これに対し本実施形態では、温度測定対象抵抗R1にかかる電圧の定常電圧成分をVd、温度特性成分をΔVd、増幅部2aの出力電圧をVoとすると、Voは下記の式6で表される。
Figure 0007284075000006
ここで、次の式7で示される条件を満たすならば、定常電圧成分Vd1,Vd2をキャンセルすることができる。
Figure 0007284075000007
ゲインを30倍(R5=10kΩ,R6=300kΩでR6/R5=30)、R3=R5=R=10kΩと置くと、R4は以下の式8によって求められる。
Figure 0007284075000008
次に、上記の式7および式8を一般化すると、以下の式9および式10のように示すことができる。
Figure 0007284075000009
Figure 0007284075000010
ここで、式9は定常電圧成分Vd=Vd1-Vd2をキャンセルする条件を表す式であり、式10は式9からR4を求めた式であり、Rは任意に決めることができる抵抗値であり、(R6/R)比によって利得を決定する。Vd1およびVd2は、シミュレーション、実測、計算等から得ることができる。なお、従来R4はR6と同じ抵抗値(300kΩ)とされていたため、定常電圧成分Vdを低下させたり無くすことができなかった。
比較増幅器3は、温度測定対象抵抗R1の入力端(高電位端)に正入力端子が第1差動増幅器7を介して接続され、温度測定対象抵抗R1の出力端(低電位端)には負入力端子が第2差動増幅器8を介して接続される。温度測定対象抵抗R1の入力端(電圧V1i)と出力端(電圧V1o)間にかかる電位差(V1i-V1o)を増幅部2aで増幅した出力電圧(測定電圧)Voは、定常電圧成分Vd(0℃における電圧:1.18-0.63=0.55V)に、温度特性電圧成分ΔVdが加えられたもの(Vd+ΔVd)に基づく。
比較増幅器3の出力電圧Voは、第1正入力側抵抗R3の入力端の電圧をVd1、第1負入力側抵抗R5の入力端の電圧をVd2としたとき、以下の式11によって式6を一般化して表される。
Figure 0007284075000011
ここに、Ra:第1抵抗係数(=R4/(R+R4))
Rb:第2抵抗係数(=(R+R6)/R))
Rc:第3抵抗係数(=R6/R)
R3=R5=R
したがって、定常電圧成分(Vd1・Ra・Rb-Vd2・Rc)は、第1抵抗係数Ra(R6に依存せず、R4によって調整可能)を調整することによって、小さくし、好ましくはキャンセルすることができる。ここで、「定常電圧成分」とは、オフセット電圧(測定開始温度(=0℃)において、温度測定対象抵抗R1に加わる電圧)ともいう。
上記の実施形態の場合、第2正入力側抵抗R4の抵抗値を10.7kΩ(式10から得られる値)を超え300kΩ未満とすることによって、定常電圧成分を低下させることができる。この場合の温度測定の感度(se2:図3(b)に示す直線の傾きで表される)は、図3(a)の場合の感度(se1)よりも向上する。また、第2正入力側抵抗R4の抵抗値を10.7kΩとすることによって、定常電圧成分を無くす(キャンセルする)ことができる。本実施形態の温度測定装置1において、定常電圧成分を無くすことによって、温度測定の感度(se3:図3(c)に示す直線の傾きで表される)を+58.8mV/℃と大幅に向上させることができる。
(他の実施形態)
図4は本開示の他の実施形態の第2正入力側抵抗R4の構成を示す回路図である。本実施形態の第2正入力側抵抗R4は、直列に接続される複数の分割抵抗R41,R42,R43,…,R4n(nは3以上の自然数)と、各分割抵抗R41~R4nが直列に接続される各接続点に各分割抵抗R41~R4nと並列に接続される複数のヒューズF41~F4n(nは3以上の自然数)とを含んで構成される。
各ヒューズF41~F4nを選択的に例えばレーザ光を照射して切断することによって、第2正入力側抵抗R4の抵抗値をトリミングして調整し、決定することができる。この場合、温度測定装置1の製造時に、パッケージとして組み立てる前の工程で、温度測定装置1の基板であるウェハ上に上記の各分割抵抗R41~R4nおよび各ヒューズF41~F4nを形成し、各ヒューズF41~F4nのうちで予め選択した部分をレーザ光で切断することによって、適切な抵抗値の第2正入力側抵抗R4を得ることができる。
各ヒューズF41~F4nの材料としては、融点の低い導電性金属、例えば鉛(Pb),亜鉛(Zn),錫(Sn),ビスマス(Bi),銅(Cu),アンチモン(Sb),インジウム(In),銀(Ag),アルミニウム(Al),ニオブ(Nb),カドミウム(Cd)等の金属、またはSnSb,BiSn,SnAg,ZnAl,InSn,AlCu等の合金がある。さらには、Ti層/AlCu層(AlCu層上にTi層を積層した積層構造を表す)、TiN層/Ti層/AlCu層、Ti層/AlCu層/TiN層、AlCu層/Nb層等の積層構造のヒューズであってもよい。ヒューズの幅、厚みは、トリミングに適した抵抗値を有するとともにレーザ光の照射による溶断に適した幅、厚みがよい。ヒューズの幅は1μm~10μm程度、好適には幅1μm~5μm程度がよく、ヒューズの厚みは0.1μm~3μm程度、好適には0.2μm~1.0μm程度がよい。ヒューズの形状は、直線状、蛇行状等の形状である。ヒューズは、CVD(Chemical Vapor Deposition)法等の薄膜形成法、メッキ法、蒸着法等によって形成され得る。
(実施例)
温度測定の感度が+58.8mV/℃と大幅に向上した前述の温度測定装置1は、容器内の被計測物、例えば細胞培養液、細胞等の温度状態を検出するために好適に用いることができる。温度測定装置1は、容器、例えばシャーレ、フラスコ、マルチウェルプレート等の内部に設置されてもよい。容器の形状、大きさ等は特には限定されないが、例えば細胞が増殖するのに適切なスペースを1つ以上有するものであってもよい。例えば、シャーレであれば、幅または直径が数cm~数10cm程度、高さが数mm~数cm程度であり、フラスコであれば、幅または直径が数cm~数10cm程度、高さが5cm~数10cm程度であり、マルチウェルプレートであれば、幅または直径が数cm~数10cm程度、高さが0.5cm~数cm程度である。容器は、外部から内部が観察できるように、光学的に透明な材料、例えばプラスチック、ガラス等の材料から成ってもよい。
またマルチウェルプレートは、一つのウェルの平面視形状が円形、正方形等の四角形、五角形、六角形等の多角形等である。円形は細胞の等法的な増殖に適した形状であり、細胞が増殖しやすいという利点がある。六角形はウェルの最密配置に適した形状であり、マルチウェルプレートの小型化に有利である。
より具体的には、容器は、市販されている細胞培養容器であってもよく、例えば、細胞培養用プレート、細胞培養用フラスコまたは細胞培養用ディッシュであってもよい。これらの細胞培養容器は、蓋を備え、透明な樹脂による射出成形品によって実現されてもよい。
容器は、液体、たとえば培養液を収容するための円筒型、逆部分円錐状等の形状の収容部を複数有することが好ましい。容器は、その内側または外側に、細胞および培養培地を収容していない状態で温度測定装置1が設置されており、その後細胞および培養液を供給されてもよく、細胞および培養液を収容した状態で温度測定装置1が設置されてもよい。容器は、細胞が十分に増殖すれば、温度測定装置1を取り外すこともでき、細胞および培養液を回収し、洗浄し、滅菌した後、再び温度測定装置1を設置することもできる。
また、温度測定装置1は、第1アンテナを含む送信部を備えてもよく、第2アンテナを含む受信部を備える外部制御装置との間で非接触通信によって、給電信号、センサ素子制御信号、検出データ信号等の信号を送受信してもよい。例えば、外部制御装置が容器の外部に設置され、温度測定装置1が容器の内部に設置されてもよい。例えば、外部制御装置が容器の外部の底面に接触するように設けられ、温度測定装置1が容器の内部の底面に接触するように設けられてもよい。これによって、温度測定装置1の第1アンテナを外部制御装置の第2アンテナに対して近接して配置することが可能となる。これによって、第1アンテナと第2アンテナとの間で送受信される、給電信号、センサ素子制御信号、検出データ信号等の信号の減衰を抑えるとともに信号へのノイズの混入を低減し、第2アンテナによって高い受信強度で信号を受信することが可能となる。
また、温度測定装置1が基板を備えており、基板の第1面(上面)および第2面(下面)のうち第2面(容器側の面)上の少なくとも一部に磁石、磁性層、シリコーン樹脂層等の粘着層などから成る第1吸着部材を配置し、容器の底面上の第1吸着部材に対応する部位に磁石、磁性層、シリコーン樹脂層等の粘着層などから成る第2吸着部材を配置してもよい。その場合、温度測定装置1の容器に対する位置固定が確実となり、容器を運搬する際などに容器が振動したとしても温度測定装置1が位置ずれを起こすことを抑えることができる。
また、例えば、温度測定装置1が基板の第2面側に配置されていれば、温度測定装置1が酸性の培養液等の腐食性の被計測物に接することがないので、温度測定装置1の耐久性が高まり長寿命になる、という効果も奏する。例えば、温度測定装置1は容器の内側の側面に配置されていてもよく、その場合透明な容器の上方および下方から容器の内部を観察(モニタリング)することが容易となる。
第1アンテナおよび第2アンテナは、例えばループアンテナによって実現されてもよく、ダイポールアンテナによって実現されてもよい。好ましくは、第1アンテナおよび第2アンテナは、アンテナ長の調整が容易であり受信感度の高いループアンテナであってもよい。
温度測定装置1は、上記の通り基板上に形成されてもよい。基板は、電気絶縁性を有する材料、例えば、ガラス、プラスチック、セラミックス等から成り、平面視における形状が四角形または円形の板状体によって実現されてもよい。また基板は、外部から容器の内部を観察しやすいように透光性を有するものがよい。しかし、基板が容器内部の底面に配置されている場合、外部上方から容器の内部を観察できることから、基板は黒色、褐色等の色に着色されたものであってもよい。
基板は、その側面に酸化珪素(SiO2)、窒化珪素(Si34)等から成る保護層が配置されていてもよい。この場合、基板の側面が容器の内面等と接触した際に基板の側面、特に基板の角部に摩耗、欠け等の損傷が発生することを防ぐとともに容器内の培養液等の被計測物に基板の破片等の不要物が入り込むことを防ぐことができる。さらに、基板の側面に配置された保護層は、基板の第1面および第2面の少なくとも一方に延出する延出部を有していてもよい。これにより、基板の角部を保護する効果が向上する。また、基板の第1面および第2面の少なくとも一方に配置された絶縁層が基板の側面に延出して保護層となっている構成であってもよく、その場合も基板の角部を保護する効果が向上する。
温度測定装置1の第2面(容器の底面側の面)上と容器の底面上との少なくとも一方の少なくとも一部に、シリコーン樹脂(シリコーンゴム)層等の粘着層、またはプラスチックテープ等のテープに粘着剤を両面に塗布、印刷等して形成された両面テープなどから成る粘着部材が、配置されていてもよい。この場合も上記と同様の効果を奏する。さらにこの粘着部材は、透光性を有することがよい。これにより、容器の内部を外部から観察することが容易になる。なお、シリコーン樹脂の粘着力は、微細網目構造を有するシリコーン樹脂が、被粘着物の表面の微細な凹凸面に食い込む効果と、分子間力、ファンデルワールス力等の分子接触による吸着力と、によって生じる。また、粘着剤は、被粘着物の表面の微細な凹凸面に食い込む効果が高い点で好適である。
上記の第1吸着部材、第2吸着部材および粘着部材は、第1アンテナおよび第2アンテナの少なくとも一方に重ならない部位に配置されていることがよい。この場合、第1アンテナと第2アンテナとの間で送受信される、給電信号、センサ素子制御信号、検出データ信号等の信号の減衰を抑えるとともに信号へのノイズの混入を低減し、第2アンテナによって、高い受信強度で信号を受信することが可能となる。より好適には、上記の第1吸着部材、第2吸着部材および粘着部材は、第1アンテナおよび第2アンテナの双方に重ならない部位に配置されていることがよい。
また、基板が円板状であることによって、例えば、細胞培養用プレート、細胞培養用フラスコ、または細胞培養用ディッシュなどの細胞の等法的な増殖に適した平面視において円形形状の収容空間を有する容器に適切に使用することができる。また基板は、楕円板状、長円板状等の円板状に近似した形状であってもよい。この場合、基板が円板状である場合と同様の効果を奏する。円板状の基板の収容に適した容器の形状としては、細胞の等法的な増殖に適した円筒状、逆部分円錐状がよい。特に逆部分円錐状の容器は、立体的かつ等法的な細胞の増殖に適している点で良い。
細胞の種類は、特に限定されるものではなく、動物細胞、植物細胞、酵母細胞、細菌細胞等であってよい。動物細胞としては、筋肉細胞、肝臓等の内蔵細胞、リンパ球、単球及び顆粒球等の血液細胞、神経細胞、免疫細胞、iPS細胞(induced pluripotent stem cell)等がある。
これらの細胞は、組織由来の初代細胞であってよく、あるいは継代培養細胞であってもよい。なお、iPS細胞は、人間の皮膚等の体細胞に、数種類の遺伝子を導入し培養することによって、ES細胞(embryonic stem cell:胚性幹細胞)のように様々な組織および臓器の細胞に分化できる分化万能性(pluripotency)と、***増殖を経てもそれを維持できる自己複製能、即ちほぼ無限に増殖する能力と、を持たせた細胞である。
温度測定装置1は、増殖能力の高いiPS細胞の温度管理および増殖数の管理に好適に用いることができる。即ち、増殖能力の高いiPS細胞の増殖数を、高精度の温度管理によって精密に管理することができる。さらに、細胞は、大腸菌細胞などの原核細胞であってもよく、動物細胞、植物細胞などの真核細胞であってもよい。細胞は、例えば、正常細胞、または腫瘍細胞などの異常細胞であってもよく、遺伝子導入された細胞などの人工的に作製された細胞であってもよい。また、細胞は、生体組織の一部として培養される細胞であってもよい。細胞培養は、接着培養であってもよく、浮遊培養であってもよい。
温度測定装置1は、温度測定対象抵抗R1以外の各種のセンサ素子を含むセンサ部を備えてもよい。センサ素子は、pHセンサ素子、電気抵抗センサ素子および撮像センサ素子のうちの少なくとも1種を含んでもよい。さらにセンサ部は、圧力センサ素子、磁気センサ素子、湿度センサ素子、色度センサ素子、照度センサ素子等を含んでいてもよい。
例えば、センサ素子は、容器内の液体等の被計測物の、pHの値等を測定してもよい。被計測物は、特に限定されないが、細胞培養用の培養媒質であってよく、培養媒質は、培養液等の液体、ゲル、ゼリー状物、寒天等の半固体状物、固体状物であってよい。液体は、例えば、緩衝液、培養液であってよく、市販されている細胞培養培地を使用することができ、使用する細胞に応じて選択される。
培養媒質は、微生物および細胞等の生物組織の培養において、培養対象に生育環境を提供するものであり、ブドウ糖等の炭素源、ペプトン,硫酸アンモニウム等の窒素源、アミノ酸、ビタミン、リン酸塩等の無機塩類などの栄養素の供給源となるものである。また、細胞の増殖に必要な足場(増殖の基礎部)を与えるものでもある。具体的には、培養媒質としては、細胞の培養に必要な上記の栄養成分を含む液体から成る液体媒質、またはその液体に寒天、ゼラチンなどを加えて固形化した固形媒質がある。また培養液は、例えば、哺乳類細胞を培養する場合にはダルベッコ改変イーグル培地であってもよい。培養液は、細胞を培養するために必要な成分をさらに含んでいてもよく、例えば、ウシ血清アルブミン、成長因子、アミノ酸、抗生物質などを含んでいてもよい。
外部制御装置は、複数の温度測定装置1に対して同時的に非接触給電および/または非接触通信を行う構成であってもよい。この場合、温度測定装置1の駆動制御、計測データの取得等に要する時間が大幅に短縮化され、効率的な運用が可能となる。複数の温度測定装置1に対して同時的に非接触給電および/または非接触通信を行う場合、非接触給電と非接触通信とを同時に行ってよい。この場合、例えば、振幅および周波数が一定の交流信号である非接触給電信号に駆動制御信号等の非接触通信信号を重畳させて合成信号を生成して第1アンテナから発信し、第2アンテナで受信した合成信号を駆動制御部によって分波して非接触給電信号と非接触通信信号とに分離し、それぞれ利用することができる。
また、ほぼ同時とみなせるような極めて短い時間、例えば10μsec(マイクロ秒)~1000μsec程度の時間内に、非接触給電と非接触通信とを時分割で行ってもよい。非接触給電および非接触通信は、外部制御装置の第2アンテナから発信した電波(電磁波)が第1アンテナに電磁誘導による誘導電流を発生させることによって行われる。また、上記と逆方向の非接触通信は、温度測定装置1の第1アンテナから発信した電波(電磁波)が外部制御装置の第2アンテナに電磁誘導による誘導電流を発生させることによって行われる。
以上、本開示の実施形態について詳細に説明したが、本開示は上述の実施の形態に限定されるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更、改良等が可能である。上記各実施形態をそれぞれ構成する全部または一部を、適宜、矛盾しない範囲で組み合わせ可能であることは、言うまでもない。
1 温度測定装置
2a 増幅部
2s 温度測定部
3 比較増幅器
4 接地線
5 出力線
6 負帰還線
7 第1差動増幅器
8 第2差動増幅器
9 負帰還線
10 負帰還線
11 接続線
12 接続線
13 接続線
14 比較増幅器
D1 第1ダイオード
D2 第2ダイオード
R1、R1 温度測定対象抵抗、もう一つの抵抗
R2 抵抗
R3 第1正入力側抵抗
R4 第2正入力側抵抗
R5 第1負入力側抵抗
R6 第2負入力側抵抗

Claims (5)

  1. 温度測定対象抵抗(R1)および温度検出素子である一対のダイオードを含み、前記一対のダイオードの入力電圧(V1,V2)の温度に応じた変化を前記温度測定対象抵抗(R1)の入力端と出力端間の電位差として出力する温度測定部と、
    前記温度測定対象抵抗(R1)の入力端に正入力端子が第1正入力側抵抗(R3)を介して接続され、前記温度測定対象抵抗(R1)の出力端に負入力端子が第1負入力側抵抗(R5)を介して接続された比較増幅器と、
    前記第1正入力側抵抗(R3)の出力端と接地端との間に挿入された第2正入力側抵抗(R4)と、
    前記第1負入力側抵抗(R5)の出力端と前記比較増幅器の出力端との間に挿入された第2負入力側抵抗(R6)と、を備え、
    前記第2正入力側抵抗(R4)の抵抗値は前記第2負入力側抵抗(R6)の抵抗値よりも低い値に設定されている、温度測定装置。
  2. 前記第1正入力側抵抗(R3)の入力端および前記温度測定対象抵抗(R1)の入力端の間に位置する第1差動増幅器と、
    前記第1負入力側抵抗(R5)の入力端および前記温度測定対象抵抗(R1)の出力端の間に位置する第2差動増幅器と、をさらに含み、
    前記第1差動増幅器の出力端子は、前記第1正入力側抵抗(R3)の入力端に接続され、前記第1差動増幅器の正入力端子は、前記温度測定対象抵抗(R1)の入力端に接続され、前記第1差動増幅器の負入力端子は、前記第1差動増幅器の出力端子に接続され、
    前記第2差動増幅器の出力端子は、前記第2負入力側抵抗(R5)の入力端に接続され、前記第2差動増幅器の正入力端子は、前記温度測定対象抵抗(R1)の出力端に接続され、前記第2差動増幅器の負入力端子は、前記第2差動増幅器の出力端に接続されている、請求項1に記載の温度測定装置。
  3. 前記第2正入力側抵抗(R4)の抵抗値および前記第2負入力側抵抗(R6)の抵抗値は、温度測定開始温度における前記比較増幅器の出力電圧を低下させる値に設定されている、請求項1または2に記載の温度測定装置。
  4. 前記比較増幅器の出力電圧は、温度変化に対して不変の定常電圧成分と、温度変化によって変化する温度特性電圧成分と、を含み、
    前記第2正入力側抵抗(R4)の抵抗値および前記第2負入力側抵抗(R6)の抵抗値は、前記温度測定開始温度における前記定常電圧成分を低下させる値に設定されている、請求項3に記載の温度測定装置。
  5. 前記第2正入力側抵抗(R4)の抵抗値および前記第2負入力側抵抗(R6)の抵抗値は、前記温度測定開始温度における前記定常電圧成分を無くす値に設定されている、請求項4に記載の温度測定装置。
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