JP7281407B2 - 髪用塗布具 - Google Patents

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Description

本発明は、染毛剤等の髪用化粧料を塗布する髪用塗布具に関するものであり、容器本体に取り付けられ、髪(人間、その他のペット動物等を含む毛髪)を梳きながら容器に収容した塗布液(染毛剤、整髪剤、育毛剤等)を髪に塗布するための髪用塗布具に関するものである。
従来、容器に収容した染毛剤などをその容器に取り付けた櫛部の櫛歯間に導入して、この櫛部で髪を梳くことによって髪を染める髪用塗布具が知られている。
髪用塗布具について、下記の特許文献1~特許文献4では、スポンジなどの多孔質体の塗布体と、塗布体に櫛体を併設し、髪の毛を櫛体で梳かしながら塗布液を塗り浸ける構造の髪用塗布具が開示されている。
しかしながら、特許文献1~特許文献4では、下記のように問題点がある。
まず、特許文献1記載の頭髪用塗布具は、塗布体の固定方法について、櫛体の中に塗布体を圧入して固着しているが、塗布体に軟質のフェルトを使用したときは、落下衝撃で塗布体が容易にずれてしまう。逆に塗布体を硬くなれば固着力が大きくなるが、代わりに気孔率が低くなり液流通路が狭まることで、十分な塗布量を稼ぐことができなくなる。
また、特許文献2、特許文献3の髪用塗布具では、櫛体に橋状部を設けて多孔質塗布体の抜け出しを防止して固定している。しかしながら、この髪用塗布具では、櫛と櫛の間隔が広いため、櫛の先端が皮膚に沈み込みやすく、塗布体が地肌に付着して汚しやすい。地肌の汚れを防止するため櫛体と塗布体間のクリアランスを大きくすると、髪と塗布体の密着力が弱くなり塗布量が低下してしまう問題がある。
また、特許文献4の頭髪用塗布具では、塗布体(化粧料浸透部材)とその周りに非浸透部材を一体成型することで、塗布体のずれによる地肌汚染を防止するものとしているが、成型方法が押出成形に限定され、製造方法や形状に自由度がなくなる。また、非浸透部材の一体成型や、一体成型後に研削加工を要するなどコストがかさむことが容易に想定される。
特開平11-169224号公報 特開2016-087068号公報 特開2017-104482号公報 特開2007-260137号公報
本発明は、斯かる実情に鑑み、塗布体が櫛体に十分な固着力で固着して落下衝撃でもずれを防止できかつ十分な塗布量も得られる髪用塗布具を提供しようとするものである。
本発明は、多孔質体の塗布体と、前記塗布体に併設された複数の櫛体のある櫛部とを有し、櫛部によって毛髪を梳いて容器内の染毛料を前記塗布体から毛髪に塗布する髪用塗布具において、前記塗布体の塗布量が0.090g/m以上(気孔率80%以上)かつ前記塗布体の硬度(ISO7619A)がA70未満であることを特徴とする髪用塗布具である。
本発明の髪用塗布具によれば、塗布体が櫛体に十分な固着力で固着して落下衝撃でもずれを防止できかつ十分な塗布量が得られるという効果を奏し得る。
本発明の第1実施形態に係る髪用塗布具であってキャップ装着状態の説明図であり、(a)が先方側からの斜視図、(b)が先方側からの視図、(c)が一側面からの視図、(d)が(b)のD-D線に沿う縦断面図、(e)が他側面からの視図、(f)が(b)のF-F線に沿う縦断面図、(g)が後方側からの斜視図、(h)が後方側からの視図である。 図1の髪用塗布具であってキャップを外した状態の説明図であり、(a)が先方側からの斜視図、(b)が先方側からの視図、(c)が一側面からの視図、(d)が(b)のD-D線に沿う縦断面図、(e)が他側面からの視図、(f)が(b)のF-F線に沿う縦断面図、(g)が後方側からの斜視図、(h)が先端部を拡大して示す斜視図である。 図1の髪用塗布具の先軸を示す部品図であり、(a)が先方側からの斜視図、(b)が先方側からの視図、(c)が一側面からの視図、(d)が(b)のD-D線に沿う縦断面図、(e)が他側面からの視図、(f)が(b)のF-F線に沿う縦断面図、(g)が後方側からの斜視図、(h)が後方側からの視図、(i)が先端部を拡大して示す斜視図である。 図1の髪用塗布具における塗布体を示す部品図であり、(a)が側方からの斜視図、(b)が一側面(幅広側面)からの視図、(c)が他側面(幅狭側面)からの視図である。 (a)が比較例の先軸における櫛部周辺の拡大斜視図、(b)が変形例1の先軸における櫛部周辺の拡大斜視図である。 (a)が比較例の先軸における櫛部周辺の拡大側面図、(b)が第1実施形態の先軸における櫛部周辺の拡大側面図、(c)が第1実施形態の先軸における櫛部周辺の拡大斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る髪用塗布具であってキャップ装着状態の説明図であり、(a)が先方側からの斜視図、(b)が先方側からの視図、(c)が一側面からの視図、(d)が(b)のD-D線に沿う縦断面図、(e)が他側面からの視図、(f)が(b)のF-F線に沿う縦断面図、(g)が後方側からの斜視図、(h)が後方側からの視図である。 図7の髪用塗布具であってキャップを外した状態の説明図であり、(a)が先方側からの斜視図、(b)が先方側からの視図、(c)が一側面からの視図、(d)が(b)のD-D線に沿う縦断面図、(e)が他側面からの視図、(f)が(b)のF-F線に沿う縦断面図、(g)が後方側からの斜視図、(h)が先端部を拡大して示す斜視図である。 図7の髪用塗布具における先軸を示す部品図であり、(a)が先方側からの斜視図、(b)が先方側からの視図、(c)が一側面からの視図、(d)が(b)のD-D線に沿う縦断面図、(e)が他側面からの視図、(f)が(b)のF-F線に沿う縦断面図、(g)が後方側からの斜視図、(h)が後方側からの視図、(i)が先端部を拡大して示す斜視図である。 図7の髪用塗布具における塗布体を説明する説明図であり、(a)が側方からの斜視図、(b)が一側面(幅広側面)からの視図、(c)が他側面(幅狭側面)からの視図である。 本発明の第3実施形態に係る髪用塗布具であってキャップ装着状態の説明図であり、(a)が先方側からの斜視図、(b)が先方側からの視図、(c)が一側面からの視図、(d)が(b)のD-D線に沿う縦断面図、(e)が他側面からの視図、(f)が(b)のF-F線に沿う縦断面図、(g)が後方側からの斜視図、(h)が後方側からの視図である。 図11の髪用塗布具であってキャップを外した状態の説明図であり、(a)が先方側からの斜視図、(b)が先方側からの視図、(c)が一側面からの視図、(d)が(b)のD-D線に沿う縦断面図、(e)が他側面からの視図、(f)が(b)のF-F線に沿う縦断面図、(g)が後方側からの斜視図、(h)が先端部を拡大して示す斜視図である。 図11の髪用塗布具における先軸を示す部品図であり、(a)が先方側からの斜視図、(b)が先方側からの視図、(c)が一側面からの視図、(d)が(b)のD-D線に沿う縦断面図、(e)が他側面からの視図、(f)が(b)のF-F線に沿う縦断面図、(g)が後方側からの斜視図、(h)が後方側からの視図、(i)が先端部を拡大して示す斜視図である。 図11の髪用塗布具におけるキャップを示す部品図であり、(a)が(b)のA-A線に縦断面図、(b)が後方側からの視図、(c)が後方側から斜視図である。
以下は、本発明の実施形態について添付図面を参照して説明するものである。
〔第1実施形態〕
図1~図6は、第1実施形態に係る髪用塗布具の説明図である。
図1~3に示すように、実施形態に係る髪用塗布具は、多孔質体の塗布体10と、前記塗布体10に併設された複数の櫛体12aのある櫛部12とを有する。髪用塗布具は、前記櫛部12によって毛髪を梳いた際に、先軸(「容器」に相当)14内の染毛料を前記塗布体10から毛髪に塗布が可能な髪用塗布具である。
詳しくは、前記髪用塗布具は、図1に示すように、キャップ16が前記塗布体10を覆う状態に、先軸14の先端部14aに着脱可能に装着されている。キャップ16は、内キャップ16aが先軸14の先端部14aの外周面に密着して、前記塗布体10が乾燥するのを防ぐものである。
〔先軸14〕
前記先軸14は、図2に示すように、概略中空筒状であって先端部14aがへら状に平たい外観になり先方に中空からの開口がある。先端部14aには、その開口を囲んで櫛部12が形成されて、その開口から塗布体10が露出している。また、先軸14は、後端部に尾栓(蓋)18が嵌着して、先軸14内の空間を閉鎖して容器の機能を有するものにする。なお、先軸14内の閉鎖された空間には、中綿20が収容されており、中綿20は染毛料を含侵している。
先軸14の櫛部12内には塗布体10が配置される。前記塗布体10は後端部が前記中綿20の先方部に装入されており、中綿20の染毛料が塗布体10に染み込むように構成されている。
図1、図2に示すように、前記先軸14の中央部から後部にかけた後軸22で覆われている。この後軸22は後端が閉じた筒状であり、内周に先軸14に対する周り止めのリブ22aが軸方向に沿って形成されている。リブ22aは、平行レール等の凸部に形成される。また、先軸14は、その後部の外面部に軸方向に沿って凹部14iが形成されている(図3参照)。
先軸14の凹部14iは、周り止めのリブ22aに係合して先軸14が後軸22に対して周り止めする機能を奏する。
図1、図2に示すように、前記先軸14は、先端部14aの外周に、キャップ16のネジ止め用の雄ネジ14bが形成される。また、その外周において、雄ネジ14bの後方に隣接してフランジ14cが形成される。さらに、その外周において、フランジ14cの後方に嵌着用のリブ14dが形成されている。
また、後軸22は、前部の内面に環状の凸部22bを有する。
前記後軸22は、先端の開口から前記先軸14の後部が後方向きに嵌着されて、前記フランジ14cに当接するまで押し込まれると、前記リブ14dに後軸22内部の凸部22bが係合して先軸14から外れるのを(抜け出しを)防止している。
なお、先軸14の先端部14a内には、塗布体の段部10cが係止する凸部14eが形成される。
〔塗布体10〕
前記塗布体10は多孔質体であってその塗布量が0.090g/m以上(気孔率80%以上)かつ前記塗布体10の硬度(ISO7619A)がA70未満である。
具体的には、図4に示すように、塗布体10は、厚さに対して幅が広い平坦板状である。塗布体10は、前部(塗布端側)10aの幅W1が後部10bの幅W2よりも幅広く、概略Tの字形状を呈している。
前記塗布体10は多孔質材料のうちで実施形態ではフェルトを材質としている。前記塗布体10の寸法は、厚さtが7~2(mm)程度、前部10aの幅W1が後部10bの幅W2よりも広く(W1>W2)、幅方向側面部に前部10a及び後部10bの境に段部10cが形成されている。幅W1が15~10(mm)、幅W2が13~8(mm)とすることができる。また、前部10aの長さが15~10(mm)、後部10bの長さが13~8(mm)とすることができる。後部10bの後端面が中綿20に接触するが、平坦にできる。
また、図1に示すように、塗布体10は、先軸14に装着状態において、塗布端になる前部10aの幅W1の部分が先端部14a内に装着される。また、後部10bの幅W2に切り替わる段部10cが先軸14の先端部14a内に形成された凸部14eに係止する。したがって、この係止によって、塗布体10が先軸14内で後方向き中綿20方向に潜り込むのを防止している。
〔櫛部12〕
櫛部12では、図2、図5に示すように、櫛体12aが先軸14の先端部14aに前方向きに複数延在して一体成型されている。
先端部14aは、矩形の開口を有し、内部に塗布体10を収容している。先端部14aでは、塗布体10を前方側で櫛部12によって保持し、櫛体12aの先端が塗布体10の先端よりも前方に突出する構造になっている。
そして、櫛部12においては、図2、図5に示すように、対向する櫛体12a、12a同士をつなぐように(塗布体10の先方への)抜け防止用の梁12bが形成されている。また、櫛部12内の内側で先軸14(先端部14a)内の凸部14eに段部10cが係止して前記塗布体10の後方へのずれを防止する。
したがって、従来の先軸内に圧入する塗布体(特許文献1、特許文献4)に比較して柔軟なフェルト等の塗布体10であっても前記梁12bで先方から位置決めし、かつ、前記凸部14eで後方から塗布体10を位置決めし、固定するので、塗布体10がずれることがない。
なお、後述するように、図2、図5(b)のように第1実施形態では、櫛体12aの梁12bには、表面に凹部12b1を設けている。さらに櫛体12aの先端の表面積が0.3~1.0mmである。
塗布体10において、気孔率が高いほうが塗布量が多いが、前記の塗布量が0.090g/m以上(気孔率80%以上)かつ前記塗布体10の硬度(ISO7619A)がA70未満であれば硬さが十分であるので、先軸14の先端部14aからの抜け止めができる。
したがって、第1実施形態に係る髪用塗布具によれば、塗布体が櫛体に十分な固着力で固着して落下衝撃でもずれを防止できかつ十分な塗布量も得られる。
ただし、塗布体10は、上記のように、気孔率を上げると硬さで劣る場合があるので、前記先端部14aの櫛体12aに梁12bを設けている。図2、図5に詳細に示すように、梁12bが塗布体10の抜け止めになっている。
〔毛束塗布試験〕
実施形態に係る髪用塗布具において、前記の塗布量が0.090g/m以上(気孔率80%以上)かつ前記塗布体10の硬度(ISO7619A)がA70未満の塗布体10につき評価試験を行った。
評価した塗布体としてのフェルト芯は下表1のとおりである。
Figure 0007281407000001
表1において、本発明の実施例1、2に係る塗布体はフェルト芯であり、塗布量は実施例1で0.115(g)、実施例2で0.104(g)である。
比較例1,2に係る塗布体はフェルト芯であり、塗布量は比較例1で0.079(g)、比較例2で0.069(g)である。
実施例1、2と比較例1、2の各気孔率は実測値であり、エタノール満充填重量から体積換算したものである。
硬さも実測値であり、ゴム硬度計使用(ISO7619Aに準拠)したものである。
実施例1、2と比較例1、2の液塗布量の調査は下記のように、毛束塗布試験による塗布料の測定によるものである。
・塗布対象:ヤギ毛束(10cm・1g)×2束
・塗布速度:10cm/sec(秒)
・塗布試験準備:チャック袋入りスポンジを壁に貼る。
・塗布試験手順:
(1)毛束2束をスポンジにセットする。
(2)「10cm塗布→1sec休憩」×10ストローク → 液消費量測定
(3)毛束を裏返して、
(4)「10cm塗布→1sec休憩」×10ストローク → 液消費量測定
(5)新しい毛束を用意して、(1)に戻る
(1)~(5)を10回繰り返して評価した結果が表1に示すものである。
表1に示したように、各塗布量は、実施例1で0.115(g)、実施例2で0.104(g)であり、これに対して、比較例1で0.079(g)、比較例2で0.069(g)であった。実施例1,2の塗布具は、比較例1、2の塗布具の10倍~12倍以上の塗布量となり、本発明によって毛髪に対してきわめて十分な(塗布量が一桁以上多い)塗布が可能となることが明白となった。
次に、第1実施形態の髪用塗布具における皮膚汚れ対策について説明する。
図5において(a)に比較例を、(b)に変形例1をそれぞれ示す。
先軸14の櫛部12において、先端が塗布体よりも先方に位置しており、図5(a)に示す比較例のように、前記櫛部12先端が平坦であると使用時におでこなどの皮膚に付着する可能性がある。
つまり髪に塗布された化粧料(塗布液)が櫛部12の天面の平面部につき、その点面部が皮膚に触って皮膚に髪用化粧料が付着し転写されて汚れる。
そこで、図5(b)に示す変形例1のように、前記櫛部12の梁12bの先端面に凹み12b1を設けて、皮膚と櫛部12の接触面積を減らすことで液の転写汚れを避けることができる。
また、他の汚れ対策を図6によって説明する。
図6において、(a)は比較例を、(b)、(c)に第1実施形態の先軸を示す。
第1実施形態に係る髪用塗布具は、従来品に比べて化粧料が皮膚に付着しやすい。つまり、櫛部12の櫛体12aの数が少なく接触面積が減った分、皮膚にめり込みやすくなり、塗布体10が皮膚に直に触れやすくなった。
この対策として、図6(a)に示す比較例における櫛部12の櫛体12aが2対であるのに対して、図6(b)、(c)に示す第1実施形態の櫛部12のように、櫛体12aの数を5対に増やす構造によって皮膚へのめり込みを抑え、汚れにくくしている。
また、図6(c)に詳細に示すように第1実施形態では、櫛部12において櫛体の数が5対のうち一つおきの櫛体12aに梁12bを設けており、凹部12b1も形成している。具体的には、第1実施形態において櫛部12の先端の平面部の面積は0.4mmであり、櫛体12a間の隙間が1.3mmであった。
好適な櫛部12の凹部12b1の段差寸法は0.5~0.9mmであった。
〔第2実施形態〕
次に第2実施形態に係る髪用塗布具を説明する。
図7~図10は、第2実施形態の髪用塗布具の説明図、図10は塗布体の説明図である。前記の第1実施形態に係る髪用塗布具が、櫛部12の櫛体12aが先軸14の軸中心に対して直角方向に配列・形成されていた。これに対して、この第2実施形態に髪用塗布具においては、櫛部12の櫛体12aが先軸14の軸中心(図8に符号「C」で示す)に対して角度θの斜め方向に配列・形成されたものである。
前記櫛体12aが先軸14の軸中心に配列・形成されたものに対応して、塗布体10は、軸中心(図10に符号「C」で示す)に対して角度θの斜め方向になる、前部10aの先端面形状を呈している。
その他の部分は第1実施形態と同様部分に同様符号を付している。
この第2実施形態によれば、櫛部12の櫛体12aの配列が斜めであるので、前記塗布具の使用に際して、第1実施形態では垂直に当てていたが、斜めに頭髪に当てることができ、生え際などに塗布するのに好適である。その他は第1実施形態と同じである。
〔第3実施形態〕
次に第3実施形態に係る髪用塗布具を説明する。
図11~図12は、第3実施形態の髪用塗布具の説明図、図13は先軸の説明図、図14は塗布体の説明図である。図1~図4に示した第1実施形態と同様部分に同一の符号を付する。この第3実施形態では、塗布体10と中綿20が、前記第1実施形態と同様であり、第2実施形態のものも採用できる。第3実施形態は、塗布体10及び中綿20以外の構成が第1実施形態、第2実施形態と異なる。
第3実施形態の髪用塗布具は、図11、図12に示すように、先軸14の後端が尾栓18で塞がれた状態で、中綿20を収容する容器となる。尾栓18は後軸22の後端における内面22c(底面)に当接する。尾栓18は、その先部が先軸14の後端を塞ぐ部分となる。尾栓18は、その先部よりも拡径した後部が後軸22の後端を塞ぐ部分となる
また、髪用塗布具は、図11に示すように、塗布体10及び櫛部12を覆うキャップ16を有する。前記キャップ16はネジ(雌ネジ)16bにより先軸(尾栓18と共に容器を形成する)14のネジ14bに嵌合可能なものである。前記キャップ16及び先軸14には、前記嵌合状態において互いに乗り越える突起16c(図14参照)、14fを形成したものである。
詳しくは、先軸14は、図13に示すように、突起16c(図示省略)乗り越え用の突起14fを対で有する。突起14fは、フランジ14cの先方面に隣接して径方向外側に突出している。
また、フランジ14cの後方面には、後軸22に対して先軸14を周り止めするためのリブ14gが突出して形成されている。突起14fとリブ14gとは、先軸14の周方向の同一位置に形成されている。リブ14gは、後軸22との周り止めのため、その内面の凹部22d係合可能な凸部に形成されている(図12参照)。リブ14g及び凹部22dは互いに係合すれば適宜の凹部または凸部に形成できる。
図13に示すように、先軸14は、その先端部14aの櫛部12がある。櫛体12aは、その内面に、塗布体10に接する側面に空気置換用の溝14hが形成されている。図12に示すように、溝14hは塗布体10の片側面に対向する部分に形成されている。
図14に示すように、キャップ16は、外周部を構成する本体の内側に内キャップ16aを嵌着して収容している。その先端の内面に放射方向に沿って塗布液を受けるためのリブ16dが形成されている。図14に示すキャップ16の突起16cと、先軸14の突起14f(図12、図13参照)は、いずれも2個が形成されている。しかしながら、突起16c、14fは1又は3以上の個数が形成されていてもよい。
第3実施形態によれば、キャップ16及び先軸14に、突起16c、14fを形成している。したがって、キャップ16を先軸14にネジ嵌合するときに、突起16cが突起14fを乗り越える。乗り越えでクリック感が生じる。
使用者は、キャップ16を閉める際にこのクリック感によって、キャップ16と先軸14とが嵌合した状態を確実に分かる。また、一度乗り越えれば、外す方向に回す際にも突起16c、14fを乗り越える必要があるので、不用意に外れることを防止できる。
また、櫛部12の内面に空気置換用の溝14hがあるので、塗布体10等からスムーズに気液置換が可能になる。塗布体の空気置換を確実にして、塗布時における供給不足を防ぐことができる。
また、尾栓18は後軸22の後端における内面22c(底面)に当接することで、後軸22内で尾栓18の脱落を確実に防ぎ、結果として中綿20の塗布体10からの脱落を防ぐことができる。
本発明の髪用塗布具は、人の頭髪の他、動物用としても利用することができる。
10 塗布体
12 櫛部
12a 櫛体
12b 梁
12b1 凹部
14 先軸
14a 先端部
14b 雄ネジ
14c フランジ
14d リブ
14e 凸部
14f 突起
14h 溝
16 キャップ
16b ネジ
16c 突起
20 中綿
22 後軸

Claims (5)

  1. 多孔質体の塗布体と、前記塗布体に併設された複数の櫛体のある櫛部とを有し、櫛部によって毛髪を梳いて容器内の染毛料を前記塗布体から毛髪に塗布する髪用塗布具において、
    前記塗布体の塗布量が0.090g/m以上(気孔率80%以上)かつ前記塗布体の硬度(ISO7619A)がA70未満であると共に、
    前記塗布体は、前部(塗布端側)の幅が後部の幅よりも幅広く、概略Tの字形状を呈し、幅方向側面部に前部及び後部の境に段部が形成されて前記容器の先端部内には、塗布体の前記段部が係止する凸部が形成されることを特徴とする髪用塗布具。
  2. 塗布体及び櫛部を覆うキャップを有し、前記キャップは容器にネジによって嵌合可能なものであり、前記キャップ及び容器には、前記嵌合状態において互いに乗り越える突起を形成したものであり、前記容器のネジの後方にフランジを形成し、前記容器の突起は、フランジの先方面に隣接して径方向外側に突出していることを特徴とする請求項に記載の髪用塗布具。
  3. 容器は先軸と後軸とからなり、前記先軸は中央部から後部にかけて外面部に軸方向に沿って凹部が形成され、前記凹部は筒状の後軸の軸方向に沿って形成されている周り止めのリブと係合することを特徴とする請求項に記載の髪用塗布具。
  4. キャップは、外周部を構成する本体の内側に内キャップを嵌着して収容され、前記内キャップの先端の内面に放射方向に沿って塗布液を受けるためのリブが形成されていることを特徴とする請求項に記載の髪用塗布具。
  5. 櫛体及び塗布体が軸中心に対して角度θの斜め方向に形成されたものであることを特徴とする請求項に記載の髪用塗布具。
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