JP7281392B2 - レーザ加工装置及びレーザ加工方法 - Google Patents

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Description

本開示は、レーザ加工装置及びレーザ加工方法に関する。
この種の分野の技術として、例えば特許文献1に記載のレーザ加工方法がある。このレーザ加工方法は、光透過性を有する第1の光透過性部材と第2の光透過性部材とを接合する方法である。この方法では、第1の光透過性部材及び第2の光透過性部材同士の接触面近傍において、これらの部材の一方の内部に集光点を合わせてレーザ光を照射し、集光点付近で多光子吸収を発生させる。この多光子吸収により、第1の光透過性部材及び第2の光透過性部材に渡る改質領域を形成し、第1の光透過性部材と第2の光透過性部材とを接合する。
特開2005‐001172号公報
上述したようなレーザ加工方法では、加工対象物の状態やレーザ光の状態によって加工品質に変動が生じることが考えられる。加工品質が劣化する場合の例としては、クラックの発生などが挙げられるが、これらを目視で評価することは困難である。このため、加工品質の信頼性を向上させる観点から、加工品質を客観的に評価できる技術が望まれている。
本開示は、上記課題の解決のためになされたものであり、加工品質を客観的に評価できるレーザ加工装置及びレーザ加工方法を提供することを目的とする。
上記課題の解決のため、本願発明者らは、加工対象物である光透過部材の種類や、レーザ光の照射条件、加工後の改質領域の端面観察などを鋭意研究する中で、レーザ光の照射期間中に光透過部材で発生する光の強度と、改質領域の形成状態との間に一定の相関関係があることを見出した。そこで、この相関関係を利用すれば、目視に依らずに加工品質を客観的に評価でき、加工品質の信頼性を向上できるとの知見を得て、本開示を完成させるに至った。
本開示の一側面に係るレーザ加工装置は、第1の光透過性部材と第2の光透過性部材とをレーザ光の照射によって接合するレーザ加工装置であって、第1の光透過性部材及び第2の光透過性部材の接触面近傍において、これらの部材の一方の内部に集光点を合わせてレーザ光を照射し、第1の光透過性部材及び第2の光透過性部材に渡る改質領域を形成する光照射部と、光照射部によるレーザ光の照射に応じて第1の光透過性部材及び第2の光透過性部材で発生する被検出光の強度を検出する光検出部と、を備える。
このレーザ加工装置では、光照射部によるレーザ光の照射に応じて第1の光透過性部材及び第2の光透過性部材で発生する被検出光の強度を光検出部によって検出する。このレーザ加工装置では、レーザ光の照射期間中に光透過部材で発生する被検出光の強度と改質領域の形成状態との間に存在する一定の相関関係に基づいて、被検出光の強度を加工品質の指標として用いることができる。したがって、目視に依らずに加工品質を客観的に評価でき、加工品質の信頼性を向上できる。
被検出光の強度に対する閾値を保有し、レーザ光の照射期間中の被検出光の強度が閾値以上であったか否かに基づいて、第1の光透過性部材及び第2の光透過性部材の加工品質の良否を判断する判断部を更に備えていてもよい。この場合、被検出光の強度に基づいて、第1の光透過性部材及び第2の光透過性部材の加工品質の良否をより客観的に判断できる。
被検出光の強度に対する許容範囲を保有し、レーザ光の照射期間中の被検出光の強度が許容範囲から外れた場合に、被検出光の強度が許容範囲内に収まるようにレーザ光の照射条件を制御する制御部を更に備えていてもよい。この場合、被検出光の強度が許容範囲に収まる条件下でレーザ光の照射が行われるため、第1の光透過性部材及び第2の光透過性部材の加工の歩留まりを向上できる。
光照射部は、レーザ光を集光する集光レンズを有し、光検出部は、被検出光を受光する受光レンズを有し、集光レンズの焦点と受光レンズの焦点とが集光点において一致していてもよい。これにより、集光点付近で発生した被検出光を効率的に検出できる。
集光レンズ及び受光レンズが一つの対物レンズによって共通化されていてもよい。これにより、構成の簡単化が図られる。
本開示の一側面に係るレーザ加工方法は、第1の光透過性部材と第2の光透過性部材とをレーザ光の照射によって接合するレーザ加工方法であって、第1の光透過性部材及び第2の光透過性部材の接触面近傍において、これらの部材の一方の内部に集光点を合わせてレーザ光を照射し、第1の光透過性部材及び第2の光透過性部材に渡る改質領域を形成する光照射ステップと、光照射部によるレーザ光の照射に応じて第1の光透過性部材及び第2の光透過性部材で発生する被検出光の強度を検出する光検出ステップと、を備える。
このレーザ加工方法では、レーザ光の照射に応じて第1の光透過性部材及び第2の光透過性部材で発生する被検出光の強度を検出する。このレーザ加工方法では、レーザ光の照射期間中に光透過部材で発生する被検出光の強度と改質領域の形成状態との間に存在する一定の相関関係に基づいて、被検出光の強度を加工品質の指標として用いる。したがって、目視に依らずに加工品質を客観的に評価でき、加工品質の信頼性を向上できる。
被検出光の強度に対する閾値を保有し、レーザ光の照射期間中の被検出光の強度が閾値以上であったか否かに基づいて、第1の光透過性部材及び第2の光透過性部材の加工品質の良否を判断する判断ステップを更に備えていてもよい。この場合、被検出光の強度に基づいて、第1の光透過性部材及び第2の光透過性部材の加工品質の良否をより客観的に判断できる。
被検出光の強度に対する許容範囲を保有し、レーザ光の照射期間中の被検出光の強度が許容範囲から外れた場合に、被検出光の強度が許容範囲内に収まるようにレーザ光の照射条件を制御する制御ステップを更に備えていてもよい。この場合、被検出光の強度が許容範囲に収まる条件下でレーザ光の照射が行われるため、第1の光透過性部材及び第2の光透過性部材の加工の歩留まりを向上できる。
光照射ステップでは、レーザ光を集光レンズによって集光し、光検出ステップでは、被検出光を受光レンズによって受光し、集光レンズの焦点と受光レンズの焦点とを集光点において一致させてもよい。これにより、集光点付近で発生した被検出光を効率的に検出できる。
集光レンズ及び受光レンズを一つの対物レンズによって共通化してもよい。これにより、構成の簡単化が図られる。
本開示によれば、加工品質を客観的に評価できる。
レーザ加工装置の一実施形態を示す概略図である。 レーザ光の照射中の第1の光透過性部材及び第2の光透過性部材の状態を示す模式的な断面図である。 レーザ光の走査によって第1の光透過性部材及び第2の光透過性部材に形成される改質領域を示す模式的な断面図である。 図1に示したレーザ加工装置の動作を示すフローチャートである。 改質領域の断面の観察結果の一例を示す図である。 検証試験におけるレーザ光の照射条件を示す図である。 スライドガラスを加工した場合の被検出光のスペクトル強度を紫外域計測系にて計測した結果を示す図である。 スライドガラスを加工した場合の被検出光のスペクトル強度を可視域計測系にて計測した結果を示す図である。 スライドガラスの場合の被検出光の紫外域のスペクトル強度とクラックの発生の有無との相関を示す図である。 スライドガラスの場合の被検出光の可視域のスペクトル強度とクラックの発生の有無との相関を示す図である。 ホウケイ酸ガラスの場合の被検出光のスペクトル強度とクラックの発生の有無との相関を示す図である。 液晶ディスプレイ用ガラスの場合の被検出光のスペクトル強度とクラックの発生の有無との相関を示す図である。
以下、図面を参照しながら、本開示の一側面に係るレーザ加工装置及びレーザ加工方法の好適な実施形態について詳細に説明する。
図1は、レーザ加工装置の一実施形態を示す概略図である。図1に示すレーザ加工装置1は、第1の光透過性部材S1と第2の光透過性部材S2とをレーザ光L1の照射によって接合する装置である。レーザ加工装置1は、加工対象物である第1の光透過性部材S1及び第2の光透過性部材S2を載置するステージ2と、第1の光透過性部材S1及び第2の光透過性部材S2にレーザ光L1を照射する光照射部3と、第1の光透過性部材S1及び第2の光透過性部材S2で発生する被検出光L2を検出する光検出部4と、これらの構成要素を制御する制御部5とを含んで構成されている。
第1の光透過性部材S1及び第2の光透過性部材S2は、例えばソーダライムガラス、クリスタルガラス、ホウケイ酸ガラスなどによって構成された板状の部材である。第1の光透過性部材S1及び第2の光透過性部材S2は、透明ポリエチレンテレフタレート、透明アクリル、透明ポリカーボネイトなどによって構成された板状の部材であってもよい。
ステージ2は、例えば3軸方向に移動可能なステージである。ステージ2上には、第1の光透過性部材S1及び第2の光透過性部材S2を載置するサンプル台6が設置されていてもよい。また、ステージ2上には、第1の光透過性部材S1及び第2の光透過性部材S2をサンプル台6に対して押さえる押圧板がエアシリンダ等を介して設けられていてもよい。図1の例では、サンプル台6上で第1の光透過性部材S1に第2の光透過性部材S2が重ね合わされており、レーザ光L1は、第2の光透過性部材S2側から照射されるようになっている。
光照射部3は、レーザ光L1を出射する光源11と、照明光L3を出射する照明12とを有している。光源11は、例えばモードロック再生増幅YAGレーザである。この場合、光源11から出射するレーザ光L1は、例えば繰り返し周波数50kHz/波長1030nm/パルス幅10psのパルス光である。レーザ光L1のスポット径は、例えば直径3μm程度である。当該スポット径は、使用するレンズと当該レンズに入力するビーム径とによって算出され得る。光源11から出射したレーザ光L1は、第1のダイクロイックミラー13によってステージ2上の第1の光透過性部材S1及び第2の光透過性部材S2に向けて反射する。レーザ光L1は、第2のダイクロイックミラー14を透過した後、集光レンズ15によって第1の光透過性部材S1及び第2の光透過性部材S2に照射される。
照明12は、第1の光透過性部材S1及び第2の光透過性部材S2におけるレーザ光L1の照射位置(加工位置)の確認のために設置されている。照明12には、例えば赤外線ランプが用いられる。照明12から出射した照明光L3は、ハーフミラー16によってステージ2上の第1の光透過性部材S1及び第2の光透過性部材S2に向けて反射する。照明光L3は、第1のダイクロイックミラー13を透過した後、レーザ光L1と同軸に第2のダイクロイックミラー14を透過し、集光レンズ15によってレーザ光L1と共に第1の光透過性部材S1及び第2の光透過性部材S2に照射される。第1の光透過性部材S1及び第2の光透過性部材S2で反射した照明光L3は、第2のダイクロイックミラー14、第1のダイクロイックミラー13、ハーフミラー16、及び集光レンズ17を透過して後述の赤外線カメラ21に入射する。
図2は、レーザ光の照射中の第1の光透過性部材S1及び第2の光透過性部材S2の状態を示す模式的な断面図である。同図に示すように、第1の光透過性部材S1及び第2の光透過性部材S2の内部にレーザ光L1が照射されると、レーザ光L1の集光点P及びその近傍において多光子吸収(或いは多光子吸収と同等の光吸収)が発生する。この多光子吸収により、第1の光透過性部材S1及び第2の光透過性部材S2に渡る改質領域Saが形成される。改質領域Saは、第1の光透過性部材S1及び第2の光透過性部材S2の構成材料が溶融及び凝固した溶融凝固領域と、第1の光透過性部材S1及び第2の光透過性部材S2の構成材料が炭化した変質領域とを含み得る。
図2の例では、レーザ光L1の集光点Pは、レーザ光L1の照射側とは反対側となる第1の光透過性部材S1の内部において、第1の光透過性部材S1と第2の光透過性部材S2との接触面Cの近傍に位置している。レーザ光L1による多光子吸収は、集光点Pを起点にして発生し、改質領域Saは、第1の光透過性部材S1側の集光点Pから接触面Cを超えて第2の光透過性部材S2の内部まで達するように形成される。図3に示すように、レーザ光L1に対してステージ2を走査し、レーザ光L1の集光点Pを接合予定線Wに沿って接合開始点Waから接合終了点Wbまで移動させることにより、接合予定線Wに沿って改質領域Saが連続した状態で形成される。第1の光透過性部材S1と第2の光透過性部材S2とは、主に改質領域Saにおける溶融凝固領域によって融着し、接着剤のような中間材料を用いることなく互いに強固に接合される。レーザ光L1に対するステージ2の走査速度は、レーザ光L1の繰り返し周波数が50kHzの場合に、例えば10mm/s~30mm/sである。
光検出部4は、照明光L3を検出する赤外線カメラ21と、光スペクトルを測定する分光器22とを有している。赤外線カメラ21は、検出した照明光L3に応じた画像データを生成し、制御部5に出力する。レーザ光L1の照射に応じて第1の光透過性部材S1及び第2の光透過性部材S2で発生する被検出光L2は、例えばプラズマ光であり、特異なピークを持たないホワイトスペクトルである。被検出光L2は、集光点Pにおいて集光レンズ15の焦点と一致する焦点を有する受光レンズ23によって受光される。本実施形態では、レーザ光L1を集光する集光レンズ15と、被検出光L2を受光する受光レンズ23とが一つの対物レンズ24によって共通化されている。これにより、レーザ光L1の光路の一部と被検出光L2の光路の一部とが同軸となっている。プラズマ光は、発生点から全方位に放射され、受光レンズ23に向かう一部の成分が受光レンズ23で受光される。
受光レンズ23で受光された被検出光L2は、第2のダイクロイックミラー14で反射し、レーザ光L1及び照明光L3の光路から分離する。第2のダイクロイックミラー14で反射した被検出光L2は、ミラー25で反射した後、NDフィルタ26を通過してレンズ27で集光され、光ファイバ28を介して分光器22に入射する。分光器22は、被検出光L2の光スペクトルの計測データを制御部5に出力する。
制御部5は、プロセッサ、メモリ等を含んで構成されるコンピュータシステムである。制御部5は、各種の制御機能をプロセッサによって実行する。コンピュータシステムとしては、例えばパーソナルコンピュータ、マイクロコンピュータ、クラウドサーバ、スマートデバイス(スマートフォン、タブレット端末など)などが挙げられる。制御部5は、PLC(programmable logic controller)によって構成されていてもよく、FPGA(Field-programmable gate array)等の集積回路によって構成されていてもよい。
制御部5は、所定の入力操作を受け付け、光源11からのレーザ光L1の出力、照明12からの照明光L3の出力、ステージ2の駆動などを制御する。制御部5は、赤外線カメラ21からの画像データを受信すると、受信した画像データに基づいて、第1の光透過性部材S1及び第2の光透過性部材S2におけるレーザ光L1の照射位置を示す画像をモニタ等に表示する。また、制御部5は、第1の光透過性部材S1及び第2の光透過性部材S2の加工品質の良否を判断する判断部31として機能する。
判断部31としての制御部5は、被検出光L2の強度に対する閾値を保有している。判断部31は、分光器22から受信した計測データに基づいて、レーザ光L1の照射期間中の被検出光L2の強度が閾値以上である場合には、第1の光透過性部材S1及び第2の光透過性部材S2の加工品質が正常であると判断する。判断部31は、レーザ光L1の照射期間中の被検出光L2の強度が閾値以上である場合には、第1の光透過性部材S1及び第2の光透過性部材S2の加工品質が異常であると判断する。
また、制御部5は、被検出光L2の強度に対する許容範囲を保有していてもよい。この場合、レーザ光L1の照射期間中の被検出光L2の強度が許容範囲から外れた場合に、被検出光L2の強度が許容範囲内に収まるようにレーザ光L1の照射条件を制御する。制御する照射条件としては、例えばレーザ光L1の強度、繰り返し周波数、スポット径、走査速度などが挙げられる。判断部31が保有する閾値及び許容範囲の設定にあたっては、第1の光透過性部材S1及び第2の光透過性部材S2と同等の部材の加工を事前に複数回実施し、得られた接合体における改質領域Saの断面をそれぞれ観察する。そして、加工品質が正常であると判断された接合体を加工した際のレーザ光L1の照射期間中の被検出光L2の強度に基づいて閾値及び許容範囲を設定する。
図4は、レーザ加工装置1の動作を示すフローチャートである。図4に示すように、レーザ加工装置1では、まず、ステージ2上に第1の光透過性部材S1及び第2の光透過性部材S2が重ね合わされた状態でセットされる。次に、接合開始点Waにレーザ光L1の照射位置が一致し、かつレーザ光L1の集光点Pが第1の光透過性部材S1及び第2の光透過性部材S2の内部に位置するように光照射部3が制御される(ステップS01)。レーザ光L1の照射位置を接合開始点Waに一致させた後、レーザ光L1の照射及びレーザ光L1に対するステージ2の走査が開始される(ステップS02)。また、レーザ光L1の照射に応じて第1の光透過性部材S1及び第2の光透過性部材S2で発生する被検出光L2の強度の検出が行われる(ステップS03)。
レーザ光L1の照射期間中は、被検出光L2の強度が許容範囲内に収まっているか否かの判断がなされる(ステップS04)。ステップS04において、被検出光L2の強度が許容範囲内に収まっていないと判断された場合、被検出光L2の強度が許容範囲内に収まるようにレーザ光L1の照射条件が制御される(ステップS05)。レーザ光L1の照射条件を制御した後は、再びステップS03に戻り、被検出光L2の強度が許容範囲内に収まっているか否かの判断がなされる。ステップS05でのレーザ光L1の照射条件の制御を複数回繰り返してもステップS04で被検出光L2の強度が許容範囲内に収まっていないと判断された場合には、第1の光透過性部材S1及び第2の光透過性部材S2の加工を停止(レーザ光L1の出力を停止)してもよい。
ステップS05において、被検出光L2の強度が許容範囲内に収まっていると判断された場合、レーザ光L1の照射位置が接合終了点Wbに到達したか否かが判断される(ステップS06)。ステップS06において、レーザ光L1の照射位置が接合終了点Wbに到達していないと判断された場合には、ステップS03~ステップS05の処理が繰り返し実行される。ステップS06において、レーザ光L1の照射位置が接合終了点Wbに到達したと判断された場合には、レーザ光L1の照射及びレーザ光L1に対するステージ2の走査が終了する(ステップS07)。
次に、加工が終了した第1の光透過性部材S1及び第2の光透過性部材S2について、レーザ光L1の照射期間中の被検出光L2の強度が閾値以上であったか否かを判断する(ステップS08)。この判断は、レーザ光L1の照射期間中の被検出光L2の強度の時間平均と閾値との比較に基づくものであってもよく、レーザ光L1の照射期間中の被検出光L2の強度の最低値と閾値との比較に基づくものであってもよい。レーザ光L1の照射期間中の被検出光L2の強度が閾値以上であった場合、第1の光透過性部材S1及び第2の光透過性部材S2の加工品質が正常であると判断される(ステップS09)。レーザ光L1の照射期間中の被検出光L2の強度が閾値未満であった場合、第1の光透過性部材S1及び第2の光透過性部材S2の加工品質が異常であると判断される(ステップS10)。
第1の光透過性部材S1及び第2の光透過性部材S2の加工品質が正常であると判断された場合、更に加工品質のクラス判定を行ってもよい。この場合、例えばレーザ光L1の照射期間中の被検出光L2の理想的な強度の値との比に基づいて加工品質のクラス判定が行われる。例えば被検出光L2の理想的な強度の値を100とした場合に、レーザ光L1の照射期間中の被検出光L2の強度が90以上であればクラスA、80以上90未満であればクラスB、70以上80未満であればクラスC、といった内容でクラス判定を行うことにより、加工品質が正常と判断された第1の光透過性部材S1及び第2の光透過性部材S2を用途ごとに分類することができる。
続いて、第1の光透過性部材S1及び第2の光透過性部材S2の加工品質と、被検出光L2の強度との関係性について詳述する。
判断部31で判断する加工品質の項目としては、例えば改質領域Saにおけるクラックの有無が挙げられる。図4は、改質領域の断面の観察結果の一例を示す図である。図5(a)は、加工品質が正常である(クラックが無い)場合の改質領域の断面である。図5(b)は、加工品質が異常である(クラックがある)場合の改質領域の断面である。改質領域Saは、レーザ光L1のパルスが第1の光透過性部材S1及び第2の光透過性部材S2に対して時間的・空間的に狭ピッチで照射され、部材内で多光子吸収が発生することにより、第1の光透過性部材S1及び第2の光透過性部材S2の温度が局所的に融解温度に達することによって形成される。レーザ光L1がパルスである場合、スポット径、繰り返し周波数、及び走査速度の調整により、部材の同一箇所にパルスを複数回照射することができる。これにより、前パルスによる加熱が緩和される前に次パルスによる加熱がなされ、部材の温度を効率的に融解温度まで高めることが可能となる。
図5(a)の例では、改質領域Saは、第1の光透過性部材S1の内部におけるレーザ光L1の集光点Pから接触面Cを超えて第2の光透過性部材S2の内部まで達するように形成されている。改質領域Saは、集光点Pから第2の光透過性部材S2側に向かって徐々に幅広となり、第2の光透過性部材S2側の端部では、丸みを帯びている。改質領域Saには、やや黒ずんで見える内側領域と、内側領域を囲む外側領域とが含まれ、レーザ光L1の照射によって生じるプラズマ光は、主に内側領域において発生すると考えられる。図5(b)の例では、改質領域Saの形状自体は、図5(a)の場合と同様であるが、集光点Pの近傍においてレーザ光L1の入射側と反対側にクラックEが生じている。クラックEは、接合予定線W(図3参照)に沿って改質領域Saと共に連続的に形成され得る。このため、クラックEが生じている場合には、第1の光透過性部材S1及び第2の光透過性部材S2の接合強度が不十分となることが考えられる。
このような課題に対し、第1の光透過性部材S1及び第2の光透過性部材S2の加工品質と、被検出光L2の強度との関係性を調べるため、以下のような検証試験を実施した。この検証試験では、一般的なスライドガラス、ホウケイ酸ガラス、及び液晶ディスプレイ用ガラスの3種類のガラスを光透過性部材として用意した。スライドガラスには、松浪硝子工業社製S1126を用い、ホウケイ酸ガラスには、ショット社製D263を用いた。また、液晶ディスプレイ用ガラスには、コーニング社製NXTを用いた。
図6は、検証試験におけるレーザ光の照射条件を示す図である。検証試験では、3種類の異なるガラスに対して種々の照射条件でレーザ光を照射し、レーザ光の照射期間中の被検出光のスペクトル測定を行った。ここでは、No.1~No.11の計11種類の照射条件を設定した。各照射条件におけるレーザ光のエネルギー、パルス幅、収差補正、及び偏光状態は、図6に示すとおりである。
図7は、スライドガラスを加工した場合の被検出光のスペクトル強度を紫外域計測系にて計測した結果を示す図である。図8は、スライドガラスを加工した場合の被検出光のスペクトル強度を可視域計測系にて計測した結果を示す図である。図7及び図8では、横軸に波長、縦軸に強度(任意単位)を示し、上記照射条件No.1~No.11の測定結果を全て重ねて示している。図7及び図8の結果から、紫外域計測系及び可視域計測系のいずれを用いた場合であっても、照射条件間で被検出光のスペクトル強度に特異なピークは見られず、被検出光のスペクトル波形を保ったまた強度のみが変動していることが分かる。したがって、判断部での加工品質の判断には、スペクトル強度の比較的高い波長を選択的に用いればよいことが分かる。
図9及び図10は、被検出光のスペクトル強度とクラックの発生の有無との相関を示す図である。図9及び図10では、横軸に照射条件のNo.を示し、縦軸左にスペクトル強度を示している。図9では、紫外域(波長430nm)のスペクトル強度を示し、図10では、可視域(波長570nm、615nm、670nm)のスペクトル強度を示している。また、図9及び図10では、縦軸右に改質領域のサイズを示している。WOUTは、外側領域を含めた改質領域の最大幅、HOUTは、外側領域を含めた改質領域の最大高さである(図4参照)。
図9及び図10の結果では、破線領域で示した照射条件No.4~No.8では改質領域にクラックが発生しておらず、破線領域外の照射条件Nо.1~No.3及び照射条件Nо.9~No.11では、改質領域にクラックが発生していた。紫外域の計測では、改質領域にクラックが発生していなかった照射条件No.4~No.8では、被検出光のスペクトル強度がいずれも2500以上であり、改質領域にクラックが発生していた照射条件Nо.1~No.3及び照射条件Nо.9~No.11では、被検出光のスペクトル強度がいずれも2500未満であった。また、可視域の計測でも、改質領域にクラックが発生していなかった照射条件No.4~No.8では、改質領域にクラックが発生していた照射条件Nо.1~No.3及び照射条件Nо.9~No.11に比べて各波長での被検出光のスペクトル強度が高くなっているという結果が得られた。
以上のことから、被検出光のスペクトル強度が一定以上に高い場合に改質領域でのクラックの発生が抑制される傾向があることが分かる。一方、スペクトル強度と改質領域のサイズとの相関、及び改質領域のサイズとクラックの発生との相関は、確認できなかった。紫外域の計測と可視域の計測との間では、被検出光のスペクトル強度とクラックの発生の有無との相関に有意な差は見られなかった。
図11は、ホウケイ酸ガラスの場合の相関を示す図であり、図12は、液晶ディスプレイ用ガラスの場合の相関を示す図である。図11及び図12は、いずれも可視域の計測結果である。図11の結果では、破線領域で示した照射条件No.10のみで改質領域にクラックが発生した。この照射条件No.10では、被検出光のスペクトル強度が200未満であった。改質領域にクラックが発生しなかった照射条件のうち、No.2及びNo.3は、被検出光のスペクトル強度が200未満であったが、他の照射条件では被検出光のスペクトル強度が200いずれも以上であった。また、スライドガラスの場合と比べて、スペクトル強度と改質領域のサイズとの間に一定の相関がみられた。
図12の結果では、破線領域で示した照射条件No.4~No.6では改質領域にクラックが発生しておらず、破線領域外の照射条件Nо.1~No.3及び照射条件Nо.7~No.11では、改質領域にクラックが発生していた。一方、スペクトル強度と改質領域のサイズとの相関、及び改質領域のサイズとクラックの発生との相関は、確認できなかった。
以上説明したように、レーザ加工装置1では、光照射部3によるレーザ光L1の照射に応じて第1の光透過性部材S1及び第2の光透過性部材S2で発生する被検出光L2の強度を光検出部4によって検出する。このレーザ加工装置1では、レーザ光L1の照射期間中に第1の光透過性部材S1及び第2の光透過性部材S2で発生する被検出光L2の強度と改質領域Saの形成状態との間に存在する一定の相関関係に基づいて、被検出光L2の強度を加工品質の指標として用いることができる。したがって、目視に依らずに加工品質を客観的に評価でき、加工品質の信頼性を向上できる。
また、レーザ加工装置1は、被検出光L2の強度に対する閾値を保有し、レーザ光L1の照射期間中の被検出光L2の強度が閾値以上であったか否かに基づいて、第1の光透過性部材S1及び第2の光透過性部材S2の加工品質の良否を判断する判断部31を備えている。これにより、被検出光L2の強度に基づいて、第1の光透過性部材S1及び第2の光透過性部材S2の加工品質の良否をより客観的に判断できる。
また、レーザ加工装置1は、被検出光L2の強度に対する許容範囲を保有し、レーザ光L1の照射期間中の被検出光L2の強度が許容範囲から外れた場合に、被検出光L2の強度が許容範囲内に収まるようにレーザ光L1の照射条件を制御する制御部5を備えている。これにより、被検出光L2の強度が許容範囲に収まる条件下でレーザ光L1の照射が行われるため、第1の光透過性部材S1及び第2の光透過性部材S2の加工の歩留まりを向上できる。
また、レーザ加工装置1は、光照射部3がレーザ光L1を集光する集光レンズ15を有し、光検出部4が被検出光L2を受光する受光レンズ23を有している。そして、集光レンズ15の焦点と受光レンズ23の焦点とが集光点Pにおいて一致している。これにより、集光点P付近で発生した被検出光を効率的に検出できる。本実施形態では、集光レンズ15及び受光レンズ23が一つの対物レンズ24によって共通化されており、構成の簡単化が図られている。
本開示は、上記実施形態に限られるものではない。上記実施形態では、光検出部4に分光器22を用い、被検出光L2における紫外域及び可視域のスペクトル強度を測定しているが、光検出部4は、単一の波長で被検出光L2のスペクトル強度を測定してもよい。この場合、分光器22に代えてフォトダイオードを用いることもできる。また、上記実施形態では、対物レンズ24によって集光レンズ15及び受光レンズ23を共通化し、レーザ光L1の光路の一部と被検出光L2の光路の一部とを同軸としているが、このようなレンズの共通化は必須ではない。例えば被検出光L2に対する光透過性を有する材料によってステージ2を構成し、ステージ2の裏側に受光レンズ23以降の光学系を配置して被検出光L2の検出を行ってもよい。
1…レーザ加工装置、3…光照射部、4…光検出部、5…制御部、15…集光レンズ、23…受光レンズ、24…対物レンズ、31…判断部、S1…第1の光透過性部材、S2…第2の光透過性部材、L1…レーザ光、L2…被検出光、C…接触面、P…集光点、Sa…改質領域。

Claims (10)

  1. 第1の光透過性部材と第2の光透過性部材とをレーザ光の照射によって接合するレーザ加工装置であって、
    前記第1の光透過性部材及び前記第2の光透過性部材の接触面近傍において、これらの部材の一方の内部に集光点を合わせて前記レーザ光を照射し、前記第1の光透過性部材及び前記第2の光透過性部材に渡る改質領域を形成する光照射部と、
    前記光照射部による前記レーザ光の照射に応じて前記第1の光透過性部材及び前記第2の光透過性部材で発生する被検出光の強度を検出する光検出部と、を備えるレーザ加工装置。
  2. 前記被検出光の強度に対する閾値を保有し、前記レーザ光の照射期間中の前記被検出光の強度が前記閾値以上であったか否かに基づいて、前記第1の光透過性部材及び前記第2の光透過性部材の加工品質の良否を判断する判断部を更に備える請求項1記載のレーザ加工装置。
  3. 前記被検出光の強度に対する許容範囲を保有し、前記レーザ光の照射期間中の前記被検出光の強度が前記許容範囲から外れた場合に、前記被検出光の強度が前記許容範囲内に収まるように前記レーザ光の照射条件を制御する制御部を更に備える請求項1又は2記載のレーザ加工装置。
  4. 前記光照射部は、前記レーザ光を集光する集光レンズを有し、
    前記光検出部は、前記被検出光を受光する受光レンズを有し、
    前記集光レンズの焦点と前記受光レンズの焦点とが前記集光点において一致している請求項1~3のいずれか一項記載のレーザ加工装置。
  5. 前記集光レンズ及び前記受光レンズが一つの対物レンズによって共通化されている請求項4記載のレーザ加工装置。
  6. 第1の光透過性部材と第2の光透過性部材とをレーザ光の照射によって接合するレーザ加工方法であって、
    前記第1の光透過性部材及び前記第2の光透過性部材の接触面近傍において、これらの部材の一方の内部に集光点を合わせて前記レーザ光を照射し、前記第1の光透過性部材及び前記第2の光透過性部材に渡る改質領域を形成する光照射ステップと、
    前記光照射部による前記レーザ光の照射に応じて前記第1の光透過性部材及び前記第2の光透過性部材で発生する被検出光の強度を検出する光検出ステップと、を備えるレーザ加工方法。
  7. 前記被検出光の強度に対する閾値を保有し、前記レーザ光の照射期間中の前記被検出光の強度が前記閾値以上であったか否かに基づいて、前記第1の光透過性部材及び前記第2の光透過性部材の加工品質の良否を判断する判断ステップを更に備える請求項6記載のレーザ加工方法。
  8. 前記被検出光の強度に対する許容範囲を保有し、前記レーザ光の照射期間中の前記被検出光の強度が前記許容範囲から外れた場合に、前記被検出光の強度が前記許容範囲内に収まるように前記レーザ光の照射条件を制御する制御ステップを更に備える請求項6又は7記載のレーザ加工方法。
  9. 前記光照射ステップでは、前記レーザ光を集光レンズによって集光し、
    前記光検出ステップでは、前記被検出光を受光レンズによって受光し、
    前記集光レンズの焦点と前記受光レンズの焦点とを前記集光点において一致させる請求項6~8のいずれか一項記載のレーザ加工方法。
  10. 前記集光レンズ及び前記受光レンズを一つの対物レンズによって共通化する請求項9記載のレーザ加工方法。
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