JP7281259B2 - 製品入り外袋、製品入り外袋の巻き取り品又はつづら折り品、それらの製造方法及び袋体の供給方法 - Google Patents
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Description
次に図1~図3、図4及び図5を参照して、本実施形態に係る製品入り外袋100(第一例)を説明する。本実施形態に係る製品入り外袋100は、製品である袋体(p1,p2,p3,・・・,pn)の一部が重なるように連続又は間欠で一列に積み重ねられた複数個の袋体3を、外包装用の筒状外袋1で包み込んで、袋体の積み重ねの状態を保持したままで一体化した製品入り外袋100であって、筒状外袋1は、自己粘着性を有する樹脂フィルムを基材5として筒の長さ方向Xに沿って連続して延びた筒形状をなしており、筒の長さ方向に沿って基材5同士が重なり合って自己粘着した重なり部71を少なくとも一つ有している。
次に図6及び図7を参照して、本実施形態に係る製品入り外袋200(第二例)を説明する。本実施形態に係る製品入り外袋200では、筒状外袋11は、重なり部71を一つ有し、重なり部71は、袋体13の左右いずれか一方の側端側に位置していることが好ましい。図7に示すように製品入り外袋200は、重なり部71の位置が異なる以外は製品入り外袋100と同様である。すなわち、製品入り外袋200は、複数個の袋体13を筒状外袋11で包み込み、重なり部71が形成されることにより、筒状外袋11は、袋体13を含んだ状態で、一体化する。製品入り外袋200では、袋体13に対して基材15の密着性がより高まる。製品入り外袋200においても、製品入り外袋100の場合と同様に、複数個の袋体13を収容したときの筒状外袋11の幅は、複数個の袋体13の幅よりもわずかに大きいことが好ましく、例えば、1~10mm大きいことが好ましい。図7では重なり部71が筒状外袋11の左の側端側に位置していることによって、開口部16は左の側端部に設けられることとなる。図7では重なり部71は筒状外袋11の左の側端側に位置している形態を示したが、右の側端側に位置させてもよい。本実施形態に係る製品入り外袋200は、袋体(p1,p2,p3,p4,・・・,pn)を筒状外袋11に入れるときに重力を利用して袋体をきれいに整列させることが出来る形態であり、袋体13が筒状外袋11に一体化された後は、製品入り外袋200内で、袋体13がより整然と整列している。
次に図8及び図9を参照して、本実施形態に係る製品入り外袋300(第三例)を説明する。本実施形態に係る製品入り外袋300では、筒状外袋21は、重なり部71a,71bを二つ有し、重なり部71a,71bは、袋体23の左の側端側及び右の側端側にそれぞれ位置していることが好ましい。図9に示すように製品入り外袋300は、重なり部71a,71bが2つあり、かつ、それらの位置が異なる以外は製品入り外袋100と同様である。すなわち、製品入り外袋300は、複数個の袋体23を筒状外袋21で包み込み、重なり部71a,71bが形成されることにより、筒状外袋21は、袋体23を含んだ状態で、一体化する。製品入り外袋300では、製品入り外袋200と同様に、袋体23に対して基材25の密着性がより高まる。製品入り外袋300においても、製品入り外袋100の場合と同様に、複数個の袋体23を収容したときの筒状外袋21の幅は、複数個の袋体23の幅よりもわずかに大きいことが好ましく、例えば、1~10mm大きいことが好ましい。図11では重なり部71aが筒状外袋21の左の側端側に位置していることによって、開口部26は左の側端部に設けられることとなる。また、重なり部71bが筒状外袋21の右の側端側に位置していることによって、開口部27は右の側端部に設けられることとなる。本実施形態に係る製品入り外袋300は、重なり部71a,71bをそれぞれ開放することによって、筒状外袋21の基材25を基材25a(基材の他方25aともいう。)と基材25b(基材の一方25bともいう。)とに、上下に分割して開くので、袋体13を容易に取り出すことができる。
本実施形態に係る製品入り外袋の巻き取り品50は、図10及び図11に示すように、本実施形態に係る製品入り外袋100,200,300が、横断面が扁平状態でロール巻きされている。図10では、ロール巻きの一形態として、ボビン51に製品入り外袋100,200,300が巻かれている形態を示した。図10及び図11において、ボビンは回転軸95を中心として回転させられることで、巻取りが行われる。ボビン51の代わりに円筒状の芯に芯巻きする形態としてもよく(不図示)、また、ボビン51を用いずに、無芯巻きとしてもよい(不図示)。また、製品入り外袋100,200,300は、横断面が扁平状態でロール巻きする代わりに、横断面が扁平状態でカセ巻き又はつづら折りされていてもよい(不図示)。ここで横断面が扁平状態とは、製品入り外袋100,200,300に収容された複数個の袋体3,13,23の平坦面と、筒形状の基材5,15,25の内壁面とが接触し合っていて、複数個の袋体3,13,23の断面形状を反映して断面が細長形状となっている状態を言う。図11では製品入り外袋100,200,300の横断面が扁平状態、例えばほぼ矩形状態にされている形態が示されている。製品入り外袋100,200,300では、ロール巻きされると、図2、図7及び図9に示すように重なり部71が横に倒れた状態、すなわち、基材5,15,25に開口部6,16,26が横たわるように折れ曲がった状態となる。製品入り外袋100,200,300は、横断面が扁平状態となることで筒内の空間が脱気された状態となるため帯状のような形状となるところ、製品入り外袋100,200,300の外壁面同士が接触し合うように巻かれることが好ましい。巻かれた製品入り外袋100,200,300の嵩を小さくすることが出来る。また、つづら折りされる形態、すなわち、ジグザグ状に畳まれる形態においても、製品入り外袋100,200,300は、横断面が扁平状態となることで筒内の空間が脱気された状態となるため帯状のような形状となるところ、製品入り外袋100,200,300の外壁面同士が接触し合うように折られて畳まれることが好ましい。つづら折りされた製品入り外袋100,200,300の嵩を小さくすることが出来る。
次に図12を参照して、本実施形態に係る製品入り外袋の製造方法について説明する。本実施形態に係る製品入り外袋の製造方法は、製品である袋体(p1,p2,p3,p4,・・・,pn)の一部が重なるように連続又は間欠で一列に積み重ねられた複数個の袋体3を、外包装用の筒状外袋1で包み込んで、袋体3の積み重ねの状態を保持したままで一体化した製品入り外袋の製造方法であって、基材5として等幅の帯状の自己粘着性を有する樹脂フィルムを準備する工程Aと、基材5を広げた状態とする工程Bと、基材5の上に、基材5の長手方向Yに沿って、袋体(p1,p2,p3,p4,・・・,pn)の一部が重なるように連続又は間欠で一列に袋体を複数積み重ねていく工程Cと、複数個の袋体3を載せた基材5を基材5の長手方向Yに移動させながら、基材5で複数個の袋体3を包み込むとともに、基材5同士が重なり合って自己粘着した重なり部71を形成することで、基材5を筒状に成形して製品入り外袋100を得る工程Dと、を有する。
第一の製造方法において、外包装用の筒状外袋及び製品入り外袋は、図1~図3に示した筒状外袋1及び製品入り外袋100であり、袋体は、図4及び図5に示した袋体p1であり、製品入り外袋100は図10及び図11に示したボビン51と同じボビンに巻き取られる。さらに、基材5の長手方向Yは、基材5を基準として、筒の長さ方向Xと同方向である。
引き続き図12を参照して、第一の製造方法についてさらに詳細に説明する。基材5として等幅の帯状の自己粘着性を有する樹脂フィルムを1つ準備する。図12においては、インフレーションフィルム成形によって製造された筒状の自己粘着性を有する樹脂フィルムであって、筒の長さ方向に沿って同一内径で連続して延びた筒形状をなしている筒状外袋1がボビン52に巻かれた筒状外袋1の巻取り品53を一つ準備する。図12においては、筒状外袋1を筒の長さ方向Xの方向に繰り出して、ダンスロール61a、ピンチロール62aに送り出す。
基材5を広げた状態とする。筒の長さ方向に沿って胴部の一箇所に切れ目を入れることで、等幅の帯状の樹脂フィルムが得られる。すなわち、ピンチロール62aを通過した筒状外袋1は、ガイドロール74を通過した後、カッター72によって、筒の長さ方向に沿って胴部の一箇所に切れ目を入れられ、ガイドロール73によって基材5を水平に広げた状態とし、基材5の重なりを無くした状態でピンチロール62bに送られる。或いは、工程Aにおいて、切断後の等幅の帯状の樹脂フィルムをボビンに巻いた巻き取り品を準備して、工程Bにおいて、カッターを使用せずに、そのまま水平に広げた状態で、ピンチロール62bに送ってもよい。
基材5をフラットのシート状として袋体(p1,p2,p3,p4,・・・,pn)を載せる。具体的には、広げられた基材5の上に、基材5の長手方向Yに沿って、袋体(p1,p2,p3,p4,・・・,pn)の一部が重なるように連続又は間欠で一列に袋体を複数積み重ねていく。図12では、袋体(p1,p2,p3,p4,・・・,pn)が連続で一列に袋体を積み重ねられていく形態を示した。ここで、袋体(p1,p2,p3,p4,・・・,pn)は、製袋機(不図示)の下流側に位置する搬送コンベア65に1枚ごとに載せられて送られてくる。搬送コンベア65上にある袋体、例えば、袋体p4、p5、p6、p7を順次、基材5の上に載せていく。
複数個の袋体3を載せた基材5を基材5の長手方向Yに移動させながら、ガイドロール63bによって、基材5で複数個の袋体3を包み込むとともに、基材5同士が重なり合って自己粘着した重なり部71を形成することで、基材5を筒状に成形して製品入り外袋100を得る。ここで、基材5の幅方向の両端の縁を袋体3の積み重ね面の上に配置して、重なり部71を形成することが好ましい。袋体3を外袋で合掌貼りの形態で容易に包むことができる。このため、簡易な構造の装置で製造しやすい。製品入り外袋100において、複数個の袋体3は、外包装用の筒状外袋1によって包み込まれた状態となっている。製品入り外袋100は、タッチロール64、ピンチロール62c、ダンスロール61bに送られることが好ましい。このとき、重なり部71は横に寝かされた状態とされて送られる。製品入り外袋100の内部が脱気されて、嵩が小さくなる。工程Aにおいて、筒状外袋1の巻取り品53を用いる形態、及び、切断後の等幅の帯状の自己粘着性を有する樹脂フィルムをボビンに巻いた巻き取り品を用いる形態のいずれの形態であっても、重なり部71を形成したあとは、複数個の袋体3は外包装用の筒状外袋1によって包み込まれた状態とすることができる。
次に、図13を参照して、本実施形態に係る製品入り外袋の第二の製造方法について説明する。第二の製造方法において、外包装用の筒状外袋及び製品入り外袋は、図6及び図7に示した筒状外袋11及び製品入り外袋200であり、袋体は、図4及び図5に示した袋体p1であり、製品入り外袋200は図10及び図11に示したボビン51と同じボビンに巻き取られる(図17中、ボビンの描画は省略している。)。さらに、基材15の長手方向Yは、基材15を基準として、筒の長さ方向Xと同方向である。
工程Aは、第一の製造方法と同様である。図13では、工程Aの図示を省略している。
ガイドロール74を通過した外包装用の筒状外袋11について、基材15はカッター(不図示)によって、筒の長さ方向に沿って胴部の一箇所に切れ目を入れられ、基材15の長手方向Yの横断面がU字形状又はV字状となるように広げられる。或いは、工程Aにおいて、切断後の等幅の帯状の樹脂フィルムをボビンに巻いた巻き取り品を準備して、工程Bにおいて、カッターを使用せずに、そのまま水平に広げた状態としてもよい。
袋体(p1,p2,p3,p4,・・・,pn)の左右いずれか一方の側端側を下方に向けた状態で、袋体(p1,p2,p3,p4,・・・,pn)をU字形状又はV字状の基材の内側に入れることが好ましい。重力を利用して袋体をきれいに整列させることが出来るため、製品入り外袋200内で、袋体(p1,p2,p3,p4,・・・,pn)がより整然と整列している。すなわち、筒状外袋11が広げられて、U字形状又はV字状の基材15の内側に、基材15の長手方向Yに沿って、位置合せ装置68によって、袋体(p1,p2,p3,p4,・・・,pn)の一部が重なるように連続又は間欠で一列に袋体を積み重ねていく。図12では、袋体(p1,p2,p3,p4,・・・,pn)が連続で一列に袋体を積み重ねられていく形態を示した。ここで、袋体(p1,p2,p3,p4,・・・,pn)は、製袋機(不図示)の下流側に位置する搬送コンベア65に1枚ごとに載せられて送られてくる。搬送コンベア65上にある袋体、例えば、袋体p4、p5、p6、p7を順次、基材15の内側に入れていく。
複数個の袋体13を内側に入れた基材15を基材15の長手方向Yに移動させながら、ガイドロール63bによって、基材15で複数個の袋体3を包み込むとともに、基材5同士が重なり合って自己粘着した重なり部71を形成して、製品入り外袋200を得る。重なり部71が形成された製品入り外袋200は、製品入り外袋200の内部が脱気されて、嵩が小さくなる。
次に、図14を参照して、本実施形態に係る製品入り外袋の第三の製造方法について説明する。第三の製造方法において、外包装用の筒状外袋及び製品入り外袋は、図8及び図9に示した筒状外袋21及び製品入り外袋300であり、袋体は、図4及び図5に示した袋体p1であり、製品入り外袋300は図10及び図11に示したボビン51と同じボビンに巻き取られる。さらに、基材5の長手方向Yは、基材5を基準として、筒の長さ方向Xと同方向である。
ボビン56に巻き取られた外包装用の筒状外袋21の外袋巻き取り品55を準備する。例えば、外包装用の筒状外袋21は、筒が潰された平坦状態でボビン56に巻き取られている。外包装用の筒状外袋21を筒の長さ方向Xの方向に繰り出し、カッター72によって、筒状外袋21の右の側端部及び左の側端部を筒の長さ方向に沿って切断して2分割する。或いは、切断後の等幅の帯状の樹脂フィルムをボビンに巻いた巻き取り品を2つ準備してもよい。
筒の長さ方向に沿って切断されることによって2つに分かれた基材25の一方25bを水平に広げ、基材の他方25aを、基材の一方25bの上方で水平に広げる。基材の一方25bはピンチロール62aに送られる。基材の他方25aもピンチロール(不図示)に送られる。
基材の一方25bをフラットのシート状とすると共に、基材の一方25bの幅方向の両端側に位置する嵌合具24a,24bが袋体(p1,p2,p3,p4,・・・,pn)の左の側端側及び右の側端側にそれぞれ位置するように、袋体を基材の一方25bの上に載せることが好ましい。すなわち、基材の一方25bが広げられて、長手方向Yに沿って、位置合せ装置68によって、袋体(p1,p2,p3,p4,・・・,pn)の一部が重なるように連続又は間欠で一列に袋体を積み重ねていく。図14では、袋体(p1,p2,p3,p4,・・・,pn)が連続で一列に袋体を積み重ねられていく形態を示した。ここで、袋体(p1,p2,p3,p4,・・・,pn)は、製袋機(不図示)の下流側に位置する搬送コンベア65に1枚ごとに載せられて送られてくる。搬送コンベア65上にある袋体、例えば、袋体p4、p5、p6、p7を順次、基材の一方25bの上に載せていく。
複数個の袋体23を基材の一方25bに載せた状態で長手方向Yに移動させながら、同時に長手方向Yに移動させてきた基材の一方25bを被せて、ピンチロール62cによって重なり部71a,71bを形成することが好ましい。重なり部71a,71bが形成されることによって、製品入り外袋300を得る。重なり部71a,71bが形成された製品入り外袋300は、ピンチロール62cを通過する際に、製品入り外袋300の内部が脱気されて、嵩が小さくなる。外包装用の筒状外袋21を、基材の一方25bと基材の他方25aとして、上下に分割し、その間に袋体23を配置して、元通りに閉じるという簡易な動作で、筒状外袋21の中に袋体23を入れることが出来る。
第一~第三の製造方法では、工程Cにおいて、袋体3,13,23が所定枚数積み重ねられる毎に袋体3,13,23を配置しない非配置部を所定の間隔毎に設け、かつ、工程Dの後に、製品入り外袋100,200,300に対して、非配置部に相当する箇所に仕切りを設ける仕切り形成工程と、を有することが好ましい。製品である袋体の一部が重なるように連続又は間欠で一列に積み重ねられた複数個の袋体について、所定枚数、例えば100枚単位で管理したい場合がある。このような場合に、仕切りとその隣の仕切りとの間に所定枚数の袋体を配置することが容易となる。
(工程E)
製品入り外袋の巻き取り品又はつづら折り品の製造方法は、第一~第三の製造方法に加えて、製品入り外袋100,200,300を横断面が扁平状態でロール巻き、カセ巻き又はつづら折りする工程Eを有する。図12を参照して第一の製造方法を例にとってより詳しく説明するが、第二の製造方法又は第三の製造方法についても同様である。工程Eでは、製品入り外袋100は、ボビン51に巻き取られて、製品入り外袋の巻き取り品50が得られる。図12では、ロール巻きの形態を示したが、製品入り外袋100を横断面が扁平状態でカセ巻き又はつづら折りすることとしてもよい。製品入り外袋100をつづら折りするときに、仕切りの位置に合わせて折り畳んでいくことが好ましい。
図15を参照して、本実施形態に係る袋体の供給方法について説明する。本実施形態に係る袋体の供給方法は、本実施形態に係る製品入り外袋100又は本実施形態に係る製品入り外袋の巻き取り品50の外袋を引き出しながら重なり部71又は外袋のうち重なり部71以外の箇所を開口する工程Fと、開口された外袋の中の袋体3を順々に充填機に供給する工程Gと、を有する。製品入り外袋として、製品入り外袋200,300を用いてもよい。また、製品入り外袋の巻き取り品として、製品入り外袋の巻き取り品54,57を用いてもよい。さらに製品入り外袋のつづら折り品を用いてもよい。外袋のうち重なり部71以外の箇所を開口する場合には、カッターを用いて開口することが好ましい。また、外袋のうち重なり部71以外の箇所に筒状外袋1のフィルムにミシン目、傷加工又はハーフカット加工などの脆弱部を設けた場合には、脆弱部から開封してもよい。
図15に示すように、製品入り外袋100又は製品入り外袋の巻き取り品50の外袋の製造工程とは逆の工程を進める。すなわち、製品入り外袋の巻き取り品50をダンスロール80、ピンチロール81、タッチロール82に送り、続いて、ガイドロール83によって、横に寝かせられている重なり部71を起こす。続いて外袋1を引き出しながら重なり部71又は外袋のうち重なり部71以外の箇所を開口する。工程Fでは、袋体3を詰めた状態をそのまま再現することができている。なお、外袋1は、ピンチロール87、タッチロール93に送られ、さらに、ボビン91で巻き取られ、外袋1の巻き取り品90となる。外袋1の巻き取り品90に巻かれた使用後の外袋1は廃棄される。
開口された外袋1の中の袋体3を順々に充填機に供給する。ここで、基材5に載せられた袋体3の先頭の袋体p4を袋検知具86で検知し、吸着具85によって取り出し、位置決め装置92の一端側に載せられて袋体p3となる。位置決め装置92の一端側に載せられた袋体p3は、吸着具88で位置決め装置92の他端側に移動させられ袋体p2となる。袋体p2の位置に袋体が存在するかどうかは袋検知具89によって検知する。そして、袋体p2は、充填機(不図示)に、袋体p1として供給される。
1,11,21 筒状外袋
p1,p2,p3,p4,・・・,pn 袋体
3,13,23 複数個の袋体(袋体)
5,15,25 基材
25b 基材の一方
25a 基材の他方
6,16,26,27 外袋の開口部
7 収容部
8 袋体の開口部
9 チャック
40 非配置部
41 仕切り
43 熱シール器
50,54,57 製品入り外袋の巻き取り品
51,56,91 ボビン
61a,61b,80 ダンスロール
62a,62b,62c,81,87 ピンチロール
63b ガイドロール
64,82,93 タッチロール
65 搬送コンベア
68 位置合せ装置
71 重なり部
72 カッター
73,74,84 ガイドロール
85 吸着具
86 袋検知具
89 袋検知具
90 外袋の巻き取り品
92 位置決め装置
95 ボビンの回転軸
X 筒の長さ方向
Y 基材の長手方向
Claims (8)
- 製品である袋体の一部が重なるように連続又は間欠で一列に積み重ねられた複数個の袋体3を、外包装用の筒状外袋1で包み込んで、前記袋体の積み重ねの状態を保持したままで一体化した製品入り外袋100であって、
前記筒状外袋は、自己粘着性を有する樹脂フィルムを基材として筒の長さ方向Xに沿って連続して延びた筒形状をなしており、前記筒の長さ方向Xに沿って開口する開口部を少なくとも一つ有し、かつ、前記筒の長さ方向に沿って前記基材同士が重なり合って自己粘着して前記開口部を閉じる重なり部71を少なくとも一つ有しており、
前記製品入り外袋は、前記筒の長さ方向Xに沿った所定の間隔毎に設けられた複数個の仕切りを有し、かつ、前記仕切りによって、前記複数個の袋体は所定枚数毎に区切られており、前記仕切りとその隣の前記仕切りとの間に前記所定枚数の前記袋体が配置されており、
前記仕切りは、向かい合う前記基材同士の自己粘着部であることを特徴とする製品入り外袋。 - 前記製品入り外袋は、フラットのシート状外包装用の樹脂フィルムとした前記基材に製品である袋体の一部が重なるように連続又は間欠で一列に積み重ねられた複数個の袋体を載せ、前記複数個の袋体を前記基材で包み込んで筒状外袋とし、前記袋体の積み重ねの状態を保持したままで一体化したことを特徴とする請求項1に記載の製品入り外袋。
- 前記樹脂フィルムは、前記製品である袋体に対して剥離可能な粘着性をさらに有することを特徴とする請求項1又は2に記載の製品入り外袋。
- 前記筒状外袋は少なくとも一つの開口部を有し、該開口部が前記重なり部によって閉じられる構造を有することを特徴とする請求項1~3のいずれか一つに記載の製品入り外袋。
- 請求項1~4のいずれか一つに記載の製品入り外袋が、横断面が扁平状態でロール巻き、カセ巻き又はつづら折りされていることを特徴とする製品入り外袋の巻き取り品又はつづら折り品。
- 前記製品入り外袋は、前記基材の外壁面に滑り処理面を有することを特徴とする請求項5に記載の製品入り外袋の巻き取り品又はつづら折り品。
- 製品である袋体の一部が重なるように連続又は間欠で一列に積み重ねられた複数個の袋体を、外包装用の筒状外袋で包み込んで、前記袋体の積み重ねの状態を保持したままで一体化した製品入り外袋の製造方法であって、
前記製品入り外袋は、前記筒の長さ方向Xに沿った所定の間隔毎に仕切りを有し、かつ、前記仕切りによって、前記複数個の袋体は所定枚数毎に区切られており、前記仕切りは、向かい合う前記基材同士の自己粘着部であるか、又は向かい合う前記基材同士の剥離可能なシール部であり、
基材として等幅の帯状の自己粘着性を有する樹脂フィルムを準備する工程Aと、
前記基材を広げた状態とする工程Bと、
前記基材の上に、該基材の長手方向に沿って、前記袋体の一部が重なるように連続又は間欠で一列に該袋体を複数積み重ねていき、前記袋体が所定枚数積み重ねられる毎に前記袋体を配置しない非配置部を所定の間隔毎に設ける工程Cと、
前記複数個の袋体を載せた前記基材を該基材の長手方向に移動させながら、前記基材で前記複数個の袋体を包み込むとともに、前記基材同士が重なり合って自己粘着した重なり部を形成することで、前記基材を筒状に成形して前記製品入り外袋を得る工程Dと、
前記工程Dの後に、前記製品入り外袋に対して、前記非配置部に相当する箇所に前記仕切りを設ける仕切り形成工程と、を有することを特徴とする製品入り外袋の製造方法。 - 請求項7に記載の製品入り外袋を引き出しながら重なり部又は外袋のうち重なり部以外の箇所を開口する工程Fと、
開口された外袋の中の前記袋体を順々に充填機に供給する工程Gと、を有することを特徴とする袋体の供給方法。
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