JP7277264B2 - 判別装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、判別装置に関し、特にレーザービームプリンタ(LBP)やデジタル複写機、マルチファンクションプリンタ(MFP)等の画像形成装置に搭載される、記録材の種類を判別する装置として好適なものである。
近年、画像形成装置において記録材の種類に応じた画像形成条件を決定するために、記録材の種類を判別する判別装置が搭載されている。
このような判別装置としては、記録材を照明することによって表面の明暗を観察する表面検知装置を利用することができる。
特許文献1は、被検知物を結像する結像光学系をテレセントリック光学系とした表面検知装置を開示している。
特開2008-26226号公報
特許文献1に開示されている表面検知装置では、被検知物が光軸方向にずれても倍率が変動しないため検知精度を維持することはできるが、非テレセントリック光学系と比べて検知領域が狭くなってしまう。
そこで本発明は、検知領域の確保と検知精度の維持とを両立することができる判別装置を提供することを目的とする。
本発明に係る判別装置は、互いに垂直な第1及び第2の方向の夫々に平行な被検知面において第2の方向へ搬送される物体を判別する判別装置であって、被検知面からの光線を受光する受光面を含む受光部と、被検知面からの光線を受光に導光する結像部とを備え、被検知面が受光面に対して共役な第1の位置にある場合の第1の方向についての結像部の倍率をβm0、被検知面が第1の位置から被検知面に垂直な方向+0.2mmずれた第2の位置にある場合の第1の方向についての結像部の倍率をβm1、被検知面が第1の位置にある場合の第2の方向についての結像部の倍率をβs0、被検知面が第2の位置にある場合の第2の方向についての結像部の倍率をβs1とするとき、
0.01≦|βm1/βm0-1|
|βs1/βs0-1|≦0.01
1<|βm1/βm0-1|/|βs1/βs0-1|
なる条件を満たすことを特徴とする。
本発明によれば、検知領域の確保と検知精度の維持とを両立することができる判別装置を提供することができる。
本実施形態に係る判別装置の要部斜視図、要部側面図、要部断面図、要部上面図、要部背面図及び要部下面図。 記録材の表面上における陰影分布のモデルを示した図。 判別装置において結像倍率比が変化した時の画像分布の変化を示した図。 判別装置における結像倍率比の変化に対する陰影評価値の変化を示した図。 本実施形態に係る判別装置における一部の光路を示した図。 本実施形態に係る判別装置が搭載された画像形成装置の要部副走査断面図。
以下、本実施形態に係る判別装置について図面に基づいて説明する。なお、以下に示す図面は、本実施形態を容易に理解できるようにするために、実際とは異なる縮尺で描かれている場合がある。
図1(a)乃至(f)はそれぞれ、本実施形態に係る判別装置50の要部斜視図、要部側面図、要部断面図、要部上面図、要部背面図及び要部下面図を示している。図中の点線及び実線は、導光体52の内外を進行する一部の光線を示している。ここで導光体52の分かりやすさのために、図1(f)では絞り53については開口部のみを示し、受光素子54については後述の第1及び第2の結像領域のみを示す。
本実施形態に係る判別装置50は、光源51(光源部)、導光体52、絞り53及び受光素子54(受光部)を備えている。
光源51は、一般的にTOPVIEWタイプと呼ばれる0.30mm×0.30mmの単一の発光部を有する赤外色LED(波長870nm)であり、その発光面から面法線方向を光軸として放射状に光線を射出する。
赤外色LEDである光源51は、発光面の面法線方向の光量が最大となり、面法線からの光線の傾きが大きくなるにつれて光量も徐々に減少する配光強度特性(ランバート分布)を有する。
導光体52は、アクリル樹脂(PMMA)により形成された光学素子である。
導光体52は、左側及び右側照明部52xL及び52xR(照明導光部)と、それに対応する左側及び右側結像部52yL及び52yR(結像導光部)とを有している。
図1(c)及び(f)に示されているように、導光体52は、照明入射平面52a、照明反射平面52b、凹形状の左側照明反射曲面52cL(第1の曲面反射面)、凹形状の右側照明反射曲面52cR(第2の曲面反射面)及び照明出射平面52dを備えている。
従って、左側照明部52xL及び右側照明部52xRはそれぞれ、左側照明反射曲面52cL及び右側照明反射曲面52cRを有している。そして、照明入射平面52a、照明反射平面52b及び照明出射平面52dは、左側照明部52xLと右側照明部52xRとで共用されている。
本実施形態に係る判別装置50では、左側照明反射曲面52cL及び右側照明反射曲面52cRは、導光体52の周囲の外形形状から突出している。
このような外形形状の構成により、左側照明反射曲面52cL及び右側照明反射曲面52cRは、照明光線の絞りの役割も果たしている。換言すると、左側照明反射曲面52cL及び右側照明反射曲面52cRは、光線を規制する光学面である。
また、図1(c)、(d)及び(f)に示されているように、導光体52は、左側第1結像反射曲面52eL、左側第2結像反射曲面52fL及び左側結像透過曲面(透過面)52gLを備えている。さらに、導光体52は、右側第1結像反射曲面52eR、右側第2結像反射曲面52fR及び右側結像透過曲面52gRを備えている。
従って、左側結像部52yLは、左側第1結像反射曲面52eL、左側第2結像反射曲面52fL及び左側結像透過曲面52gLを有している。また、右側結像部52yRは、右側第1結像反射曲面52eR、右側第2結像反射曲面52fR及び右側結像透過曲面52gRを有している。そして、結像入射平面52dは、左側結像部52yLと右側結像部52yRとで共用されている。
光束を制限する絞り53は、左側開口53L及び右側開口53Rを有している。各開口の大きさは、□0.3mm×0.4mmであり、左右方向(Y方向)の幅の方が狭い。また、絞り53の厚さは0.1mmである。
受光素子(撮像素子)54は、記録材P(被検知面)に平行な断面(第1の断面)内において、記録材Pの搬送方向(Z方向、第2の方向)に垂直な方向(Y方向、第1の方向)に、複数のSiフォトダイオードなどの光電変換素子をアレイ状に並べて構成されている。
なお受光素子54については、解像度1200dpi対応とするために1画素のサイズは21.15μm×42.3μmとなっている。
本実施形態に係る判別装置50では、不図示の筐体上に導光体52が保持されている。
光源51及び受光素子54は、不図示の同一の電気基板上に実装されており、電気基板はネジによって筐体に固定されている。
また、不図示の筐体と導光体52とは、隙間から塵埃や紙紛等が筐体内に侵入しないように導光体52の端部において互いに当接している。
次に、本実施形態に係る判別装置50を用いて記録材(物体)の種類の判別を行う方法について説明する。
以下に示すように、本実施形態に係る判別装置50では、判別装置50から出射する光線によって図中Z方向に搬送される記録材P(わかりやすさのため、図1(b)及び(c)にのみ記載)を照明する。そして、照明された記録材Pからの散乱光線を判別装置50によって受光して、記録材Pの表面画像を撮影する。
なお、受光素子54の出力は一次元のデータであるが、記録材Pが搬送されるため二次元のデータが得られる。
このとき、表面画像には記録材Pの凹凸による陰影が映るため、そこから繊維の配列、高さ、幅等を推測し、記録材Pの種類の判別を行うことができる。
図1(c)に示されているように、光源51から出射した複数の光線は、導光体52の照明入射平面52aを通過し、照明反射平面52bによって反射され、左側照明反射曲面52cL及び右側照明反射曲面52cRそれぞれに入射する。
そして、左側照明反射曲面52cL及び右側照明反射曲面52cRそれぞれに入射した複数の第1の光線及び複数の第2の光線は、反射されることによってそれぞれの少なくとも一部が少なくとも記録材Pに平行な断面内において互いに略平行になる。
そして、互いに略平行になった複数の光線は、照明出射平面52dから出射して、被検知面上に存在する記録材Pに照射される。
すなわち、左側照明部52xLを介した複数の第1の光線からなる第1の光束及び右側照明部52xRを介した複数の第2の光線からなる第2の光束は、同一の記録材Pの互いに異なる第1の照明領域PL(第1の照明有効領域)及び第2の照明領域PR(第2の照明有効領域)を照明する。
なお、本実施形態に係る判別装置50では、記録材Pへの光線の入射方向と記録材Pの面法線との角度を70°程度の浅い角度とすることで、記録材Pの表面の凹凸による陰影を強調し、記録材の種類の判別精度を向上させている。
照明光線の入射角度が60°以上であれば判別は可能である。入射角度が70°以上であれば陰影が明瞭となるために、判別精度は高くなる。
ここで、仮に照明光線が一定の広がりを有していた(すなわち、複数の照明光線が互いに略平行ではない)場合、記録材Pに生じる陰影の向きが照明位置毎に異なってしまう。これは、受光素子54の画素の各々において判定される記録材の種類が異なってくることになり、結果として記録材判別の精度の悪化を引き起こしてしまう。
そこで本実施形態に係る判別装置50では、記録材判別の精度の悪化を低減するために、記録材Pに入射する複数の光線のうちの一部が、少なくとも記録材Pに平行な断面内において互いに略平行になるようにしている。
通常、記録材Pとしては印画紙が用いられ、印画紙は繊維配向方向に対して略平行方向あるいは略垂直方向に切断されている。
そのため、繊維配向方向が搬送方向と平行または垂直である場合を考慮する必要がある。
本実施形態に係る判別装置50では、入射光線の記録材Pに平行な断面内において記録材Pの搬送方向(Z方向)に対してなす角度が±45°近傍になるように、記録材Pを照明している。
より詳細には本実施形態に係る判別装置50では、記録材Pに平行な断面内において、第1の照明領域PLに入射する複数の第1の光線の平均角度と第2の照明領域PRに入射する複数の第2の光線の平均角度との差は、80°乃至110°となっている。
これら照明角度が異なることにより、同一の記録材Pであっても陰影が異なる画像(異なる情報)を得ることができる。
両情報を用いることで、繊維配向方向が搬送方向に対して平行であっても垂直であっても、記録材Pの種類の判別を安定して行うことができるようにしている。
被検知面上に配置された記録材Pの第1の照明領域PLの内、第1の取り込み領域PLsからの散乱光線の一部は、導光体52の結像入射平面52dを通過し、左側第1結像反射曲面52eL、左側第2結像反射曲面52fLの順で反射し、左側結像透過曲面52gLを透過する。
そして、左側結像透過曲面52gLを透過した光線は、絞り53の左側開口53Lを通過し、受光素子54の受光面(撮像面)上の第1の結像領域54L(第1の受光有効領域)に導光される。
同様に、第2の照明領域PRの内、第2の取り込み領域PRsからの散乱光線の一部は、導光体52の結像入射平面52dを通過し、右側第1結像反射曲面52eR、右側第2結像反射曲面52fRの順で反射し、右側結像透過曲面52gRを透過する。
そして、右側結像透過曲面52gRを透過した光線は、絞り53の右側開口53Rを通過して、受光素子54の受光面(撮像面)上の第2の結像領域54R(第2の受光有効領域)に導光される。
第1の結像領域54L及び第2の結像領域54Rは、同一の受光素子54上の互いに異なる領域である。
そして、左側結像部52yL及び右側結像部52yRによって受光素子54上の第1の結像領域54L及び第2の結像領域54Rはそれぞれ、記録材P上の第1の取り込み領域PLs及び第2の取り込み領域PRsと共役になるように構成されている。
本実施形態に係る判別装置50では、左側照明部52xL及び右側照明部52xRの双方を用いて、被検知面上の記録材Pの互いに離間した第1の照明領域PL及び第2の照明領域PRを、互いに異なる二方向から照明している。
そして、第1の取り込み領域PLsからの散乱光線の一部及び第2の取り込み領域PRsからの散乱光線の一部をそれぞれ、左側結像部52yL及び右側結像部52yRを介して受光素子54の第1の結像領域54L及び第2の結像領域54Rで受光することにより、記録材Pの2つの表面画像を得ている。
そして、記録材Pの第1及び第2の取り込み領域PLs及びPRsに対応する第1及び第2の領域の互いに異なる情報を有する2つの表面画像を用いることによって、記録材Pの種類の判別を高精度化させている。
また、該画像を同時に取得することで記録材Pの判別を高速に行い、搬送速度が高速となる画像形成装置においても対応できるようにしている。
そして不図示の判別部が、受光素子54の出力に基づいて記録材Pの種類を判別する。
なお本実施形態に係る判別装置50は、受光素子54の画素の配列方向については-0.5倍、画素の配列方向に垂直な方向においては-1.0倍(等倍)の結像系となっている。そのため受光素子54の一画素が読み取る被検知面上の記録材Pの範囲は、42.3μm×42.3μmとなる。
次に、表1は本実施形態に係る判別装置50の諸元値を示している。
Figure 0007277264000001
なおここで、座標系の原点は光源51の発光面の中心であり、記録材Pの搬送方向をZ方向(第2の方向)、記録材Pに垂直、すなわち被検知面の法線方向をX方向、記録材Pに平行で搬送方向に垂直な方向をY方向(第1の方向)と定義している。
左側照明反射曲面52cL及び右側照明反射曲面52cRの形状については、面頂点を原点とし、動径方向をL方向、面法線方向をL方向とするローカル極座標系(L、L)によって定義しており、以下の式(1)で表わされる。ここで、R及びkは非球面係数である。
Figure 0007277264000002
また、左側及び右側第1結像反射曲面52eL及び52eR、左側及び右側第2結像反射曲面52fL及び52fR、左側及び右側結像透過曲面52gL及び52gRの形状については、面頂点を原点とし、右手座標系であるローカル座標系(L、L、L)によって定義しており、以下の式(2)で表わされる。ここで、L軸はY軸と平行で向きも同じである。
Figure 0007277264000003
また、表1からもわかるように、導光体52の形状はY=0の平面を基準として対称形状である。
なお、表1においてTiltX、TiltY及びTiltZは、面法線(L)の向きを示しており(TiltX=TiltY=TiltZ=0の時は、+X軸を指す。)、それぞれ、+X軸、+Y軸、+Z軸を中心として右周りの回転角度を示している。
次に、本実施形態が解決しようとする課題について説明する。
まず、記録材Pの表面上における陰影分布(結像部によって画像として取得する前の記録材Pの表面上における照度分布)として、図2(a)に示されるようなsin関数に従って変化する分布(□0.32mm)を考える。
一般の印画紙では、製法上50乃至400μm程度の周期の繊維配列が生じるため、その一例として60μm周期の陰影分布に設定している。
ここで、記録材Pの搬送方向と繊維の配列方向とが互いに略平行となる場合を考える。
このときは、主として受光素子54の画素の配列方向であるY方向の陰影分布を用いて記録材Pの表面性を評価する。
この時の分布が図2(b)に示されており、ここで照度はピーク値で規格化されている。
なお、実際の印画紙では繊維は完全な周期構造を有していないため、図2(a)及び(b)に示されるような明瞭な周期を有する陰影分布とはならないが、本実施形態に係る判別装置50の基本的な原理を示すに当たっては上記のモデルで十分である。
本実施形態に係る判別装置50では、上記の陰影分布において一画素当たり42.3μm×42.3μmの範囲を読み取ることによって表面画像を取得している。
ここで、この読み取り範囲は上記の繊維配列周期と比較して小さいとはいえない。そのため画像分布(記録材Pの表面の照度分布を結像部によって画像として取得した時の分布)として取得する際には、陰影分布がなまって見えることによってコントラストが低く見えてしまう。
また、記録材Pはdefocus方向(X方向)に±0.2mm程度の配置誤差を有する。なお、ここでの±0.2mmという値は、記録材Pの搬送時のバラつき等や、長期間における記録材Pの搬送に伴う結像入射平面52dの摩耗等によって生じ得るものである。
そして、そのような記録材Pのdefocus方向のずれが発生すると、本実施形態に係る判別装置50のような小型の光学系では結像倍率変動が大きくなる。
図3は、判別装置50において称呼の結像倍率に対して8%変化(一画素当たり45.7μm×42.3μmの範囲を読み取り)及び16%変化(一画素当たり49.1μm×42.3μmの範囲を読み取り)した時の画像分布を示している。
なおここで、称呼の結像倍率とは、受光素子54に対して共役の位置である称呼位置にある被検知面に対する判別装置50の結像倍率である。また結像倍率比とは、変化した結像倍率の称呼の結像倍率に対する比である。
また、図3に示されている画像分布は、図2(b)に示されている陰影分布を上記の一画素当たりの読み取り範囲で移動平均することによって得ている。またここで、画像分布における受光強度はピーク値で規格化している。
図4は、判別装置50における結像倍率比の変化に対する陰影評価値の変化を示している。
なお図4において、陰影評価値は、結像倍率比が1のときに1になるように規格化している。
ここで、陰影の評価指標に対応する陰影評価値Contrastは、図3に示されている画像分布における最大値max及び最小値minを用いて、以下の式(3)によって定義される。
Contrast=(max-min)/(max+min) ・・・(3)
図4に示されているように、陰影評価値は、記録材Pのdefocus方向のずれによる結像倍率比の変化に応じて大きく変動する。
これは、本実施形態に係る判別装置50における一画素当たりの読み取り範囲と、記録材Pの繊維配列の周期とが互いに同程度であるためである。
そして、このように陰影評価値が変動すると、記録材Pの種類や特性値の誤判別が生じ、記録材Pに対して最適な印字条件を設定することが困難になる。
次に、記録材Pの搬送方向と繊維の配列方向とが互いに略垂直となる場合を考える。
この場合に得られる陰影分布は、図2(a)に示されている陰影分布を90°回転させたものとなる。
このとき、陰影分布はY方向ではなくZ方向に現れるため、主として記録材Pを搬送した際の受光素子54の各画素における受光強度の時間変化から得られる分布を用いて、記録材Pの表面性を評価する。
なお、この場合における記録材Pの配置誤差に伴う影響については、上記の記録材Pの搬送方向と繊維の配列方向とが互いに略平行となる場合と同等である。
上記のような記録材Pのdefocus方向のずれに伴う結像倍率の変動を抑えるためには、特許文献1に記載されているようにテレセントリック光学系を用いることが有効である。
しかしながら、一般に、テレセントリック光学系と非テレセントリック光学系とを互いに同光路全長(中央物高の主光線の光路の総距離が互いに同一)に設計する場合には、前者の方が、読み取り範囲が狭くなる。一方、読み取り範囲を互いに同一に設計する場合には、前者の方が、光路全長が大きくなってしまう。
そして読み取り範囲が狭くなると、特に記録材Pの繊維配列が長周期である場合には、読み取り範囲に入る周期の数が少なくなるため、陰影評価値のバラつきが大きくなってしまい判別精度が下がってしまう。
そこで、小型化と、読み取り範囲を大きくすることによる判別精度の高度化とのバランスを満足する判別装置を得ることが課題となる。
本実施形態に係る判別装置50では、上記の課題を解決するために、Z方向についてのみテレセントリック光学系に近づける(すなわち、Y方向については非テレセントリック光学系とする)ように設計している。
図5(a)及び(b)はそれぞれ、本実施形態に係る判別装置50におけるXZ断面内及びXY断面内での被検知面から像面への主光線の光路図を示している。
図5(a)に示されているように、図1(c)に対応するXZ断面図(Y方向に垂直な断面)では、像面(受光素子54)上の互いに異なる画角に入射する複数の主光線が記録材P近傍において互いに略平行となっていることがわかる。
すなわち、本実施形態に係る判別装置50では、Z方向についてはテレセントリックに近い結像光学系となっており、これにより記録材Pのdefocus方向のずれが生じても結像倍率変動が生じにくくなっている。
一方、図5(b)に示されているように、図1(e)に対応するXY断面図(Z方向に垂直な断面)では、像面(受光素子54)上の互いに異なる画角に入射する複数の主光線が記録材P近傍において互いに略平行となっていないことがわかる。
すなわち、本実施形態に係る判別装置50では、Y方向については非テレセントリックな結像光学系となっており、これによりテレセントリック光学系と比べて記録材P上の読み取り範囲を大きくすることができる。
なお、本実施形態に係る判別装置50では、二つの結像光学系(左側結像部52yL及び右側結像部52yR)が設けられているが、上記と同様の議論が双方に適用される。
本実施形態に係る判別装置50は、上記に示した構成を採用することで、小型且つ十分な読み取り範囲を確保しつつ、記録材Pのずれに伴う倍率変動による判別性能の劣化を抑制することができる。
なお、上記のテレセントリック光学系及び非テレセントリック光学系という用語は説明の便宜上用いているものである。
すなわち、より正確には、本実施形態に係る判別装置50の特徴は、以下に示すように記録材P(物体)のdefocus時においてZ方向の倍率変動よりもY方向の倍率変動の方が大きくなるように設計されていることである。
具体的には、本実施形態に係る判別装置50は、以下の条件式(4)及び(5)を満たすことを特徴としている。
Figure 0007277264000004
Figure 0007277264000005
ここで、βm0及びβs0はそれぞれ、記録材Pが称呼位置(受光素子54に対して共役な位置、設計上の目標位置、第1の位置)に配置された場合におけるY方向及びZ方向の結像倍率である。また、βm1及びβs1はそれぞれ、記録材Pが称呼位置からdefocus方向(X方向)に+0.2mmずれて配置された非称呼位置(第2の位置)にある場合における、Y方向及びZ方向の結像倍率である。
本実施形態に係る判別装置50は、上記の条件式(4)及び(5)を満たすことで、小型且つ十分な読み取り範囲を確保しつつ、記録材Pのずれに伴う倍率変動による判別性能の劣化を抑制することができる。
また表1から、本実施形態に係る判別装置50では、βm0=-0.499、βm1=-0.481、βs0=-0.949及びβs1=-0.953と求められる。
従って、本実施形態に係る判別装置50において、記録材Pが称呼位置からX方向に+0.2mmの位置である非称呼位置にずれた場合におけるY方向及びZ方向それぞれの倍率変動は、
Figure 0007277264000006
Figure 0007277264000007
となり、Y方向及びZ方向それぞれの倍率変動の間の比は、
Figure 0007277264000008
となる。
従って、本実施形態に係る判別装置50は、条件式(4)及び(5)を満たしており、小型且つ十分な読み取り範囲を確保しつつ、記録材Pのずれに伴う倍率変動による判別性能の劣化を抑制することができる。
なお、本実施形態に係る判別装置50では、記録材Pのdefocus方向のずれに伴うY方向の倍率変動、すなわち条件式(4)の左辺が0.03以上であれば、上記の効果をより良好に得ることができる。
また、本実施形態に係る判別装置50では、記録材Pのdefocus方向のずれに伴うZ方向の倍率変動に対するY方向の倍率変動の比、すなわち条件式(5)の左辺が2以上であれば、上記の効果をより良好に得ることができる。また、記録材Pのdefocus方向のずれに伴うZ方向の倍率変動に対するY方向の倍率変動の比、すなわち条件式(5)の左辺が5以上であれば、上記の効果をさらに良好に得ることができる。
また、本実施形態に係る判別装置50では、上記のように記録材Pのdefocus時のずれが生じた際の倍率変動はなるべく小さい方が良いため、
Figure 0007277264000009
なる条件を満たしていることが好ましい。
また、本実施形態に係る判別装置50では、
Figure 0007277264000010
なる条件を満たすことが好ましい。
これにより、Z方向に比べてY方向において読み取り範囲を拡大し易くなる効果が得られる。一方、読み取り範囲の拡大の必要性が比較的低いZ方向において不必要な像の縮小が生じないようにすることで、構成部品の配置誤差による光学性能の劣化の敏感度を低減することができる効果が得られる。
上記のように、本実施形態に係る判別装置50ではZ方向に記録材Pが搬送される。そのためY方向において読み取り範囲が広がれば大きな画像を取得することができ、判別性能を向上させることができる。
一方、Z方向においては読み取り範囲が広がっても取得できる画像のサイズは変わらないため、Z方向における画像の分解能向上に伴って判別性能を向上させることはできるが、向上の度合いは上記のY方向と比べて小さい。
そのため、本実施形態に係る判別装置50において用いる受光素子54としては、Z方向よりもY方向に画素数が多いセンサーを用いることが好ましい。
また、本実施形態に係る判別装置50では、受光素子54としてラインセンサーを用いている。これにより、二次元エリアセンサーと比べて安価に構成できるという効果が得られる。しかしながら、ラインセンサーに限られず、二次元エリアセンサーを用いても本実施形態の効果を得ることはできる。
また、本実施形態に係る判別装置50の左側結像部52yL及び右側結像部52yRの光路全長(中央物高の主光線の光路の総距離)は、9.8mmとなっている。
従って、本実施形態に係る判別装置50のように光路全長が20mm以下の小型の結像光学系においては、物体のdefocus方向における0.2mmのずれに伴う倍率変動が大きくなり易い。そして、上述のように十分な読み取り範囲を確保するためにも、本実施形態の構成による効果が得られ易い。
なお、本実施形態に係る判別装置50の左側結像部52yL及び右側結像部52yRでは、中央物高の主光線は各面の面頂点(非球面の定義原点)を通過するため、光路全長は面頂点同士の間隔から計算することができる。
本実施形態に係る判別装置50の結像部52yL(52yR)は、それぞれアナモルフィック光学面である第1結像反射曲面52eL(52eR)、第2結像反射曲面52fL(52fR)及び結像透過曲面52gL(52gR)を有している。
本実施形態に係る判別装置50では、左側結像部52yL及び右側結像部52yRをこのように設計することで、Y方向及びZ方向それぞれの結像性能を独立に構成することができる。
そのため、本実施形態に係る判別装置50のような、方向に応じて倍率変動の敏感度を変える設計において設計自由度を向上することができる効果が得られる。
また、本実施形態に係る判別装置50では、結像光学系において光線を屈折させる又は反射させる曲面は全て、単一の導光体52に形成されている。
そのため、本実施形態に係る判別装置50では、複数の光学素子を用いる従来の構成と比べて低コスト化することができる効果が得られる。
また、本実施形態に係る判別装置50の結像部52yL(52yR)は、Y方向について曲率を有する結像透過曲面52gL(52gR)とY方向について曲率を有する第1結像反射曲面52eL(52eR)及び第2結像反射曲面52fL(52fR)とを有している。
このように、本実施形態に係る判別装置50では反射面と屈折面とを組み合わせた結像光学系に設計することで、像面湾曲を低減し易くなり、容易に読み取り範囲の拡大を行うことができる効果が得られる。
また、上記のように本実施形態に係る判別装置50では、単一の導光体52が結像部52yL(52yR)において光線を屈折させる又は反射させる第1結像反射曲面52eL(52eR)、第2結像反射曲面52fL(52fR)及び結像透過曲面52gL(52gR)を有している。
そして、単一の導光体52には、記録材Pを照明する照明光学系の一部である照明入射平面52a、照明反射平面52b、左側照明反射曲面52cL (52cR)及び照明出射平面52dも形成されている。
このように照明光学系と結像光学系とを一体化させる(一体的に構成させる)ことで、複数の光学素子を用いる従来の構成と比べて、低コスト化することができる効果が得られる。
また、このように単一の導光体に照明光学系と結像光学系とを設けると、照明光学系の制約によって結像光学系の光路全長が決まることに伴い小型化が要請される場合に、本実施形態の効果が得られやすい。
上記のように、記録材Pのdefocus方向における配置誤差は、例えば、長期間の記録材Pの搬送に伴って発生する結像入射平面52dの摩耗等によって生じ得る。
このような場合、本実施形態に係る判別装置50において所定の幅の白黒のラインが印刷された補正紙の画像を読み取らせる。そして、得られた画像分布を不図示の制御部(補正部)が解析することによって、検出結果から結像倍率の変動値を求め、画像処理における補正値とすればよい。
なお、このときY方向に関しては、本実施形態に係る判別装置50において受光素子54であるラインセンサーの画素が精度良く配置されているため、得られる画像分布の周期の信頼度が高く、高精度の補正が可能である。
一方、Z方向に関しては、本実施形態に係る判別装置50においては上述の通り、記録材Pの搬送時における受光素子54の各画素における強度の時間変化により得られる分布を用いる。そのために、記録材Pの搬送速度を高精度に認識しないと高精度の補正を行うことができない。
本実施形態に係る判別装置50に記録材Pの搬送速度を高精度に認識するための機構を設けるとコストがかかるため、この観点からもZ方向に関する倍率変動が抑制されている構成に設計することが好ましい。
[画像形成装置]
図6は、本実施形態に係る判別装置50が搭載された画像形成装置200の要部副走査断面図を示している。
画像形成装置200は、中間転写ベルトを採用したタンデム方式のカラー画像形成装置である。
画像形成装置200は、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)各色のステーション毎の感光体(感光ドラム)1Y、1M、1C、1Bk、及び帯電ローラ2Y、2M、2C、2Bkを備えている。また、画像形成装置200は、一次転写ローラ4Y、4M、4C、4Bk、及び現像器8Y、8M、8C、8Bkを備えている。また、画像形成装置200は、制御部10、光走査装置11Y、11M、11C、11Bk、張架ローラ13、給送部15、排出トレイ16、排出ローラ20、定着器21、駆動ローラ23を備えている。また、画像形成装置200は、中間転写ベルト24、二次転写ローラ25、二次転写対向ローラ26、クリーニング手段28、クリーナ容器29、トナーカートリッジ31Y、31M、31C、31Bk、及び判別装置50を備えている。
感光ドラム1Y、1M、1C、1Bkは、アルミシリンダの外周に有機光伝導層が塗布されて構成されている。そして、感光ドラム1Y、1M、1C、1Bkはそれぞれ、不図示の駆動モータの駆動力が伝達されることによって画像形成動作に応じて図中時計周りに回転する。
中間転写ベルト24は、感光ドラム1Y、1M、1C、1Bkに当接しており、カラー画像形成時に反時計周り方向に感光ドラム1Y、1M、1C、1Bkの回転と同期して回転する。
定着器21は、記録材Pを搬送させながら、転写された多色トナー像を溶融定着させるものである。図6に示されているように、定着器21は、記録材Pを加熱する定着ローラ21aと、記録材Pを定着ローラ21aに圧接させるための加圧ローラ21bとを備えている。定着ローラ21a及び加圧ローラ21bはそれぞれ、中空状に形成され、内部にヒータ21ah及び21bhを備えている。
制御部10が不図示の外部機器から画像信号を受信すると、記録材(被転写材)Pは、給送部15から給送ローラ17及び18によって画像形成装置200へ向けて送り出される。その後、後述する画像形成動作と記録材Pの搬送との同期をとるためのローラ状同期回転体、即ち、搬送(レジスト)ローラ19a、及び搬送(レジスト)対向ローラ19bからなる搬送ローラ対19a及び19bによって一旦挟持され、停止して待機する。
また、制御部10は、受信した画像信号に応じて、光走査装置(露光装置)11Y、11M、11C、11Bkによって帯電ローラ2Y、2M、2C、2Bkの作用により一定電位に帯電された感光ドラム1Y、1M、1C、1Bkの表面(感光面)に静電潜像が形成される。
そして、現像器8Y、8M、8C、8Bkは、感光ドラム1Y、1M、1C、1Bkの表面に形成された静電潜像を可視化、すなわち現像を行う。
なお、現像器8Y、8M、8C、8Bkにはそれぞれ、スリーブ5Y、5M、5C、5Bkが設けられており、静電潜像を可視化するための現像バイアスが印加されている。
このようにして、感光ドラム1Y、1M、1C、1Bkそれぞれの表面に形成された静電潜像は、現像器8Y、8M、8C、8Bkの作用により単色トナー像として現像される。
なお、感光ドラム1Y、1M、1C、1Bk、帯電ローラ2Y、2M、2C、2Bk、現像器8Y、8M、8C、8Bkはそれぞれ一体構成となっており、画像形成装置200の本体から脱着可能なトナーカートリッジ31Y、31M、31C、31Bkの形態で取り付けられている。
次に、現像された単色トナー像は、一次転写ローラ(転写器)4Y、4M、4C、4Bkそれぞれに印加された一次転写バイアスの作用により中間転写ベルト(転写器)24上に順次転写され、中間転写ベルト24上に多色トナー像が形成される。
そして、中間転写ベルト24上に形成された多色トナー像は、二次転写ローラ25と二次転写対向ローラ26とで形成された二次転写ニップ部(転写器)27に搬送される。
これと同時に、搬送ローラ対19a及び19bに挟持された状態で待機していた記録材Pが搬送ローラ対19a、19bの作用により中間転写ベルト24上の多色トナー像と同期を取りながら二次転写ニップ部27に搬送される。
このようにして、中間転写ベルト24上の多色トナー像が、二次転写ローラ25に印加された二次転写バイアスの作用により二次転写ニップ部27で記録材Pに一括転写される。
そして、多色トナー像を保持した記録材Pは、定着器21を構成する定着ローラ21a及び加圧ローラ21bにより搬送されると共に、熱及び圧力が加えられ、多色トナー像が記録材Pの表面に定着される。
トナー像が定着された後の記録材Pは、排出ローラ20によって排出トレイ16に排出され画像形成動作が終了する。
そして、クリーニング手段28は、中間転写ベルト24上に残った転写残トナーをクリーニングし、回収された転写残トナーは廃トナーとしてクリーナ容器29に蓄えられる。
上記の一連の画像形成動作は、画像形成装置200内に設けられた制御部10によって制御される。
画像形成装置200において、本実施形態に係る判別装置は、記録材Pの種類を判別するための判別装置50として設けられている。
判別装置50は、記録材搬送方向において搬送ローラ対19a及び19bの上流に設置されており、給送部15から搬送された記録材Pの表面平滑性を反映した情報を検出することが可能である。
判別装置50による判別は、記録材Pが給送部15から画像形成装置200へ送り出され、搬送ローラ対19a及び19bに挟持されて停止している間に行われる。
そして、制御部10は、判別装置50から送られてくる記録材Pの種類の判別情報(判別結果)に基づいて、最適な転写バイアス・定着温度等の画像形成条件を設定して画像形成装置200の制御動作を行う。
50 判別装置
52yL、52yR 左側結像部、右側結像部(結像部)
54 受光素子(受光部)

Claims (12)

  1. 互いに垂直な第1及び第2の方向の夫々に平行な被検知面において該第2の方向へ搬送される物体を判別する判別装置であって、
    前記被検知面からの光線を受光する受光面を含む受光部と、
    前記被検知面からの光線を前記受光に導光する結像部とを備え、
    前記被検知面が前記受光面に対して共役な第1の位置にある場合の前記第1の方向についての前記結像部の倍率をβm0、前記被検知面が前記第1の位置から前記被検知面に垂直な方向+0.2mmずれた第2の位置にある場合の前記第1の方向についての前記結像部の倍率をβm1、前記被検知面が前記第1の位置にある場合の前記第2の方向についての前記結像部の倍率をβs0、前記被検知面が前記第2の位置にある場合の前記第2の方向についての前記結像部の倍率をβs1とするとき、
    0.01≦|βm1/βm0-1|
    |βs1/βs0-1|≦0.01
    1<|βm1/βm0-1|/|βs1/βs0-1|
    なる条件を満たすことを特徴とする判別装置。
  2. │βm0│<│βs0│
    なる条件を満たすことを特徴とする請求項に記載の判別装置。
  3. 前記受光部の前記第1の方向における画素数は前記第2の方向における画素数よりもことを特徴とする請求項1または2に記載の判別装置。
  4. 前記受光部は、前記第1の方向において配列された複数の画素を含むラインセンサーであることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の判別装置。
  5. 前記結像部の光路全長は、20mm以下であることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の判別装置。
  6. 前記結像部は、アナモルフィック光学面を有することを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の判別装置。
  7. 前記結像部が有する、光線を屈折または反射させる曲面を含む光学素子は一つであることを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項に記載の判別装置。
  8. 前記被検知面を照明する照明部を備え、該照明部の少なくとも一部は前記結像部と一体的に構成されていることを特徴とする請求項1乃至7の何れか一項に記載の判別装置。
  9. 前記結像部は、前記第1の方向について曲率を有する透過面及び前記第1の方向について曲率を有する反射面を有することを特徴とする請求項1乃至8の何れか一項に記載の判別装置。
  10. 前記倍率の変動を補正する補正部を備えることを特徴とする請求項1乃至9の何れか一項に記載の判別装置。
  11. 請求項1乃至10の何れか一項に記載の判別装置と、感光面に静電潜像を形成する露光装置と、前記静電潜像をトナー像として現像する現像器と、現像された前記トナー像を被転写材に転写する転写器と、転写された前記トナー像を前記被転写材に定着させる定着器とを備えることを特徴とする画像形成装置。
  12. 前記判別装置の判別結果に応じて、画像形成条件を設定する制御部を備えることを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
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